人狼議事


29 constellation

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾家での顛末─

[私はこの時、これ以上無い程に心が沈んでいた。唯一救いがあるとすれば、尿まで舐めるという彼の奇行>>146に気付かずに居られたという事くらいだろう。意識を失くした康生の目は、閉じられていたから。]

ん……俺は、ケイのだ。
ケイと、ずっと一緒…………傍に、居てくれ。

[倒れ込んで来た彼>>151を、両腕で抱き締め返す。二人は暫くそうして抱き合ってたが、落ち着くと彼は康生を風呂場へと運んだ>>152。この部屋へ来た時と同じ抱えられ方だ。だが先程と違い、康生の両腕は彼の首へと回されていたし、膝は僅かな痛みしか訴えなくなっていた。]

あっ……! ん、くすぐったいって。ケイ。

[打って変わって、彼は宝石でも扱うかの様に丁寧に身体を洗って来る。康生の身体は脳内麻薬に侵されたままだったから、無駄に快感を拾うし多幸感も強い。地獄の様な心境だったが、全てを出し尽くした彼は再度の無体を強いて来なかったから、まだマシだったのかも知れない。身体を清められると、最初に座ったソファーへと運ばれた。]

(1) 2023/11/17(Fri) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


んな、すぐ死ねるか、わかんねーよ?
だから、寝れそうなら、ちゃんと……寝てくれ。
……傍に居てくれて、ケイも死んでくれるんだったら
それ以上の贅沢、言わねーから…さ。

[骨折からか感染症からか、熱が出ているのは確かだ。痛みは引いても寒気はする。康生は彼に肩を寄せ、身を預けた。バスタオル越しの体温に、腹立たしい程の落ち着きを覚える。]

心配……、……。
ケイの気持ち、嬉しい。ほんと、ありがとな。

…………でも、代わりのパイロット、探せなかったな。
俺のせいで、足りなくなんのに。
誰か、やって……守って、くれっかな?
ケイの生きた世界、家族や友達……続いてく、のかな?

[安心させるべく紡がれた彼の言葉に、康生はふと不安を滲ませた。バスタオルの中で、右手が胸元へと当てられる。康生は、世界の事を全て放り出せる程利己的には成り切れなかったのかも知れない。それでも、世界と彼を天秤に掛けた結果、彼の為に人生を使う事を選んだのは確かだった。]

(2) 2023/11/17(Fri) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[穏やかな時間の終わりを告げるサイレン>>153が響いたのは、そんな時だ。通常であれば、近所からの通報だけで来るのは精々警察官が二名程度だろう。最初から、救急車まで出動していたのには、理由が在った。]

[瑠璃川珊瑚の死の一件もあり、加賀先生を含めた学校側が動いてくれていた為、パイロット候補達には一定以上の保護がされている。家の中まで上がり込む事は流石に無いが、突然暴漢に襲われたりしない為の警護は影ながら付けられていた。近隣からの通報を受けた家に居るのが、パイロット候補二人(正確には三人だが)だった為、万が一を考えて大掛かりな対策が取られたのだ。康生の身体上の問題も把握されているから、事態が判明する前に救急車が手配されているのも当然の流れだった。駆け付けた彼等にしたって、まさかこんな事態になっているとは想定してなかっただろう。]

(3) 2023/11/17(Fri) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ちが、違うって……!
これは、俺がケイに頼んだんだ!! だから……!

[脚を砕く様に頼んだという康生の言葉を、誰も信じなかった。説明の上手い下手に関係無く、そんな話を信じる方がどうかしている。友人を庇っているか、暴力を受けた事で錯乱しているか、そうでなければストックホルム症候群だと見做され、即座に鎮静剤が投与される。両脚が動かない康生は、逃げる事も出来なかった。]

信じてくれ、誰か…………ヶ、ィ……。

[閉ざされていく視界は、警官達に抑え込まれる彼の姿を映し続けていた。]

(4) 2023/11/17(Fri) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[音からの推測になるが、その後康生は救急搬送され、様々な検査を受けた。当然、彼に犯された事も露見した。パイロット候補である康生は、更に高度な医療を受けられる病院へと移される。明日香が駆け付けたのは、その後だった。]

[到着が遅れたのは当たり前だ。康生はあの日、仮住まいの部屋からコックピットへ転送されていた。事前にLINEで連絡を入れてはいた>>0:14が、その内容は『友達が凹んでそうだから、帰るの遅くなる』といった要点の抜け落ちた物だ。明日香は、康生が仮住まいの近くで友達と会っているとばかり思っていた。ワープして転居前の地に居るだなんて、予想出来る訳が無い。]

[結果として、痛々しい姿を目にした明日香は逆上寸前まで取り乱したし、康生は今まで秘密にしていた事を全て明かす羽目に陥った。私と二人で、パイロット候補になったという事も含めて。]

(5) 2023/11/17(Fri) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[康生の想いを知った明日香は、何とか乾恵一への憤りを吞み込んだ様だったが。母親にだけは絶対に知られたくないと考えていた康生にとっては、これもまた心を蝕む出来事だっただろう。被害者である康生の居場所は(特に乾恵一に対しては)徹底的に秘匿されたし、彼と連絡を取る為の手段は全て取り上げられた。両脚が砕けていたから、ベッドを出る事も出来なかった。]

……俺、特別したいことってないと思ってた。
でも、なくて正解だったのかもな。
いつだって、俺抜きで世界は動いてるんだからさ。

────なに願ったって、叶うわけないじゃん。

[白に囲まれ、胸に手を当てた康生は呟く。予断を許さぬ状況ではあったが、パイロット候補の命を守る為の治療は、今の所康生の願いを阻み続けていた。]

(6) 2023/11/17(Fri) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[だが、医療関係者や母親がどれだけ康生を守ろうと、人智を越える力の前ではどうしようもない。初戦の時と同じく、現れたハロに出撃の有無を訊かれた康生は、一も二も無く答えた。]

転送してくれ。 ……いいから。
してくれなきゃ俺、今ここで舌噛んで死んでやる。

[……こんな事を言う子じゃなかった。パイロット二人分の──否。そうでなくとも、命がどれだけ重いかなんて康生は嫌という程解っている筈だ。脅しにしたって、命を持ち出す様な子ではなかった。嫌な予感がする。]

[ハロは康生の希望を聞き入れ、私達はコックピットへと転送された。まともに動けはしないのが考慮されたのだろう、ベッドの上へ直接姿を現す。康生の姿は、酷いものだ。右脚は膝下を、左脚は完全にギブスで固められている。額の傷には包帯が巻かれていた。顔は日にち薬で腫れこそ引いていたが、赤黒い痣があちらこちらに残っている。こんな姿を見せれば、動揺した者も居たかも知れない。]

ケイ……?

[それでも康生は、彼と再会する道を選んだ。自分が居るのがコックピットのベッドだと気付くと、首を巡らせて彼の姿を探した。**]

(7) 2023/11/17(Fri) 01時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 01時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─コックピットでの再会─

[名を呼ぶ声>>24に、康生は其方を向いた。ぱあっと顔を綻ばせたが、眼帯を見ると表情を曇らせた。即座に抱き締められ、康生もまた彼の背へと腕を回す。ただ、点滴を刺されている側の左手は、拳の形に握ったままだった。]

ケイ……! 逢いたかった……。
その目、何かあったのか……?

[ジャージ姿に近い彼とは対照的に、康生は病院着だ。薄い生地は体温を伝え易いから、熱が高いのは容易に判っただろう。涙を流す彼に、康生は少し言い難そうに切り出した。]

ごめん、ケイ。意識ない間に、外されてて……。
もう一回、嵌めてもらっていいか?

[ずっと左手に握り込んでいた指輪を、以前と同様に彼の眼前へと差し出す。頭部を負傷していた康生はMRI検査も受けたから、その際に一度取り除かれたのだ。母親を通じて返還されたそれを、康生は左手に握り締めたまま日々を過ごしていた。いつコックピットへと転送されても良い様に。]

(31) 2023/11/17(Fri) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


俺も、愛してる。ケイのこと、見てる。ずっと。
ケイの心臓が止まるまで……ずっと、見てるから。
最期の時まで、傍に居させてくれ。

[熱の為だけではなく、瞳を潤ませる。両脚は勿論、点滴が繋がったままの左手も自在に動かせるとは言い難い。自由なのは右手だけだ。つまり殆ど動けないから、康生は彼に身を委ね、したい様にさせた。愛おし気なキスがくすぐったい。唇へ落とされれば、離れて行く前に少し首を伸ばし、自分からも返した。]

……ああ、するよ。ケイと一緒に戦う。
ちょいぼーっとするから、的外れなこと言ったらごめんな。

[アドバイスをくれと言われ>>26、康生はしっかりと頷く。握り返した手には、嵌め直された指輪が光っていた。**]

(32) 2023/11/17(Fri) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 22時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾恵一戦 コックピットにて─

[乾恵一を目にしても、康生の胸は高鳴らない。其処に居るのは、私であって康生ではないからだ。けれど、そんな事は康生には最早関係無かった。瞳は彼だけを映す事を望み、身体は彼の温もりを求め、頭の中も彼の事で埋め尽くされているに違いなかった。]

怪我……、……痛むか?
俺は、全然。こんくらいの熱、慣れてるからさ。
心配してくれてありがとな、ケイ。

[心配する彼>>34に、康生は微笑んだ。指輪が嵌め直されると>>35再度「ありがとう」と礼を言い、愛おしそうに銀環を撫でる。物自体ではなく、彼から贈られたのが嬉しいのだろう。彼に嵌めて貰うからこそ>>1:2、意味があるのだ。]

ははっ……やっぱケイ、俺のこと信じすぎだって。
今の俺、頭ポンコツだぜ?

でも、安心してくれ。
ちゃんと、ケイが死ぬまで傍に居るつもりだからさ。

[戦闘終了後までは生きる意思があるのだと、康生は笑った。彼を独りにする気は無いと。寄り添いながら、彼の一つと康生の二つは“敵”を見据えた>>37。垂れ衣の付いた市女笠を彷彿とさせる外見のそれと、向かい合う。]

(48) 2023/11/18(Sat) 05時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……なんか、平安時代とかの女の人思い出した。
攻撃方法は、わかんねーって言うか……多分、隠れてる。
あの、黒い布っぽいのに。

急所は……。
人間に近い形してっから、普通に考えたら頭か心臓だけど
七尾の時は腹だったし、先入観持たねー方がいいと思う。
あんなすっぽり、全身隠すみたいにしてるんだから
奥の手とか、隠し玉とか……なんかありそう。

[助言を求められ>>38、康生は自分の見解を示した。熱の為に頬はやや赤らんではいるが、表情自体は真剣だ。まさか、彼が機体に恥ずかしい名前を付けて呼んでいる>>39とは思ってもいない。ただ──]

…………そういや、命から聞いたんだけどさ。
ケイ、アストロになんか……やたら恥ずかしい名前付けようとしてたって、マジ?

[瑠璃川珊瑚の告別式で大和命から聞いた内容を、最期の機会だからか訊ねはした。その間も、敵は動き出さなかった>>39。いっそ今の内に撃ち抜いてくれないかと、私は考えたりもしたが。]

(49) 2023/11/18(Sat) 05時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんなやり取りも一段落し、乾恵一は漸くアストロの操縦に取り掛かった>>40。一歩踏み出しただけで、大仰に喜んでいる>>41。それは康生も同じだったが。]

やったじゃん、ケイ!
ロボットって、歩かせるの難しいんだぜ?
レヴァでやってたもん。

[そんなに褒めなくていい。彼が調子に乗ったら如何する。そもそもアストロは考えた通りに動くのだから、操縦が難しい事も無いだろうに。七尾千映も大和命も、自在に動かしていたじゃないか。あと、レヴァはロボットじゃない。]

ケイ、足ある……! やっぱこいつ、人間形だ。

覆いって言うか、武器にも盾にも使えるみたいな……。
でも多分、攻撃と防御を同時にはできないし
カーテンの中の防御力は、低いはずだ。
でなきゃ、回りながらこっち突っ込んで来てるだろうから。

攻撃すんなら、向こうが回ってる間……だな。
……行けそうか?

[見解を示し、康生は彼の手を握り直した。薄っすらと手汗をかいているのは、熱のせいばかりではないだろう。康生は、自らが戦っているのに等しい緊張感で戦いに臨んでいるに違いない。**]

(50) 2023/11/18(Sat) 05時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 05時頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 06時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾恵一戦 コックピットにて─

[康生の推測>>49に、乾恵一も彼なりの見解>>54を述べた。途端に、康生の眉根が寄る。珍しい表情だ。]

……ねーと思うけど。
あの下が、マジでんなカッコした女の人みたいだったとして
ケイが気ぃ取られたら、俺、何となくモヤッとするかも。

[雨竜春音と過ちを犯したくらいだから、乾恵一は性別に関係無く、相手を性的な目で見る事が出来る。私達の見解はどうしてもそうなるし、康生としてはそれが面白くないのだろう。何故面白くないのか、自覚までは出来ないにしろ。穏やかだった息子の中に、妻と似た嫉妬深さが垣間見えた気がする。私に頭は無いが、あれば抱えていた。康生お前、性格変わってないか?]

……ん。俺だって、愛してる。

[何気なく彼が付け足した「愛してる」で、一先ず康生の機嫌は直った。乾恵一が康生の事しか見てないのは(少なくとも私からすると)今更だが、康生までそれに応えだしたせいで、完全にバカップル状態だ。周囲が口を挟めないのは当然だろう。アストロの名前に話が及べば>>55>>56尚更だ。]

(75) 2023/11/18(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


や、十分ハズい……。
ってか、そんならケイの名前でもいいだろ!?
ケイが思ってるより、ケイは好かれてんだからさ。

……ほんと、ケイって自分への好意に鈍いよな。
俺の好きとか愛してるも、中々信じてくんなかったし。

[照れ臭いのもあるのだろう、少し拗ねた様な口ぶりだ。今が拗ねてる場合ではないのは理解しているので、すぐに表情は引き締め直されたし、アストロが歩めば褒めたが。]

[康生の助言通り、彼はアストロの両腕を動かした>>57──が、何故か右腕を振り上げようとしてバランスを崩す。減衰されているとは言え、片膝を突いた衝撃にコックピットが揺れた>>58。]

っ、あ……!?

[不意の揺れ。左手は彼と繋いでいたし、脚はギプスで固められ曲げる事さえ儘ならない。咄嗟に伸ばした右手は届かず、派手な音を立てて点滴台が倒れた。引っ張られて床に投げ出されずに済んだのは、抱き留められたお陰ではあるが。結果として、点滴は倒れる勢いそのままに抜けてしまった。]

ああ。ケイが抱き留めてくれたから……。
それより、前見ろ前!

(76) 2023/11/18(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[モニターに映る“敵”は、形状を変える>>59だけではなく、音楽まで流し始めた>>60>>61。入院生活の長い康生は音楽に親しめる境遇に無かったから、クラシックに詳しくはない。だが、私にはすぐに判った。]

この曲、どっかで聞いたことあるな……。
確か…………レヴァ、か?

[通しで一度見ただけでも、記憶に残っていたのだろう。レヴァは劇中曲として、幾つかのクラシック音楽を使用している。“主よ人の望みの喜びよ”も、その内の一曲だ。使われた場面を思えば、嫌な予感がした。あれは主人公が──]

ケイ? どうした……?
危ないって、誰か警告でも──……ケイ?

[最初は首を傾げ、次に誰かから戦闘についての警告が来たのかと思ったのだろう。熱で戦闘以外への注意が散漫になっていた自覚があるのか、康生は周囲を見回す。だが、コックピットに居る誰も、そうは言ってなかった。そもそも、そうであれば「誰?」という反応>>62がおかしい。]

(77) 2023/11/18(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ッ、ケイ!?
おい、しっかりしろ!! ケイ……恵一ッ!!

[ベッドから離れる彼>>63に、康生は手を伸ばす。だが、届かない。右脛もだが、砕かれた上に曲げ伸ばしが行われた左膝は、開放を伴う複雑骨折を起こしていた。康生の容態と更なる感染症を招く危険から、手術すら行えず、ギプスで完全に固定するという処置を取る他無かった。将来的に歩行能力を失う可能性より、命が優先された状態だ。つまり、全く足が動かせない。]

行くな……行かないでくれ!
傍に居るって言ったくせに、なんでそっち行くんだよ!!
なあ、ケイ────あッ!! っ、う……!

[身を乗り出し過ぎたせいで、康生はベッドから転落する。痛みに息を詰め、顔を顰める。すぐに彼の方へと視線を向け直したが、乾恵一が振り向く事は無かった。**]

(78) 2023/11/18(Sat) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 22時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─数年後の俺ら─

[うちの改築が済んで同居が終わっても、ケイは変わらず俺のこと大好きだったし、いっぱい抱かれた。あん時思った通り、抱かれんのが“いつものこと”になるくらいに。ホテルの常連になる頃>>67には、俺はすっかり感じやすくなっちまった。それで困ることもあるっちゃあるけど、嫌じゃない。もし俺がなんか嫌がったら、ケイはやめてくれるだろうし。]

[大学は離れたけど、ケイも俺も実家から通えるとこ選んだから、あんま変わってないと言えば変わってない。一人暮らしも考えたけど、ケイんち行きにくくなっちまうし、父さん母さんにも反対された。やっぱ、うちってちょい過保護じゃね?]

[最初は、ただ「まだ学生やりたいから」って理由で大学行ってたんだけどさ。通ってる内に、俺は「先生になりたい」って思うようになった。カガセンを始め、いい先生にいっぱい会ったのもあるし、学校生活自体に憧れもあった。ケイに勉強教えたりしてたのも、影響してる。俺の知ってること、誰かに伝えられんのって素敵だよなって思ったから。]

(89) 2023/11/19(Sun) 06時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[幸い、単位をちょっとやりくりすれば教員免許が取れるってことだったから、そっちは問題がなかったんだけど。一番困ったのは、俺の説明下手をどうにかしなきゃならないってことだった。ケイにいっぱい付き合ってもらって特訓して、今は人並み程度には説明できるようになった…と思う。多分。気ぃ抜くとすぐ、前みたいに色々すっ飛ばしちまうんだけどな。]

[そんな頃、珊瑚からW結婚式の提案>>30があった。前に、命と結婚式には行くって約束してたけど、W結婚式(ってかW披露宴?)なら互いに参列したことになる…のか? その辺がわからなかったけど、珊瑚は先に命に話通してるだろうし大丈夫か。]

[俺は形に拘る必要ないと思ってるし、法律上なんか変わるわけでもないから、結婚願望があるわけじゃない。特別なんかやらなくても、ケイが俺のこと一番に考えてくれてるってのはわかってるし。でも、ケイが結婚願望めちゃくちゃ強いのは知ってるし、「大人になってからしたい」って言ってんのも聞いた。今も、ドキドキした顔してる>>68し。そんで今、(内面は兎も角)俺らは年齢的に“大人”だ。]

(90) 2023/11/19(Sun) 06時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ちょうどいいじゃん。やろうぜ、結婚式。
俺ら、もう大人なんだしさ。

[いつもの感じで了承すると、ケイは真剣な顔で、父さん達に挨拶したいって言い出した>>69。できたら祝福されたいって思ってた俺は、喜んでOKした。]

[その日の夕食後に「ケイが結婚の挨拶したいって言ってんだけど、いつ空いてる?」って訊いたら、父さんは思いっきり噎せた。食後のコーヒーが変なとこに入ったらしい。咳き込むのが治まっても変な顔のままだったけど、日程はちゃんと擦り合わせてくれた。母さんは妙にテンションが上がってた。]

[父さんは最初、ケイの言葉>>69に「康生は私達夫婦の一人息子で、男だ。嫁にはやれない」って言った。それから、食い下がるケイに溜息を一つ吐くと「……恵一くんも私達の息子になりたいと言うなら、嫌とは言わないが」って続けた。]

[つまり、俺がケイの家に入る形じゃなくて、ケイが俺の家に入るって形なら認めてくれるって意味だ。ケイんちには匡先輩も居るしな。俺には好きな仕事してほしいけど、自分の事業を継がす相手もほしい父さんは、ケイに目を付けたらしかった。ケイが頷かない理由は多分無いから、そっからはトントン拍子だったはずだ。]

(91) 2023/11/19(Sun) 06時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[これは完全に余談だけど。産まれた俺が身体弱かったから、父さんはいろんな趣味を中断してた。俺が普通の生活送れるようになって、まず再開したのがプラモデル作り。そんで10年ぶりにアーマーなんとかの新作が出たのを切っ掛けに、ゲームも再開したらしい。ケイに「君はゲームをするのか?」って聞いてた。どうも、俺が父さんのオタクっぽい話にあんま付いてけねーから、ケイを話し相手にしようとしてるっぽい。顔にも口にも出さないけど、息子が増えたこと実は喜んでるだろ?って俺は思ってる。]

[この頃にはもう、俺は自分がウェディングドレス着ることになるんだろうなって思ってたし、ケイがリクエストして来たのは予想通りドレスだった。父さんは「バージンロードを歩く事になるとは……」って唸ってたけど、反対はしなかった。その代わり会社関係の人とかは呼ばずに、身内と俺らが呼んだ人達だけで挙げたいって希望した。立場とかあるもんな。]

『お姫様抱っこって、ドレスの形によっちゃムズいだろ』
『提案すんのはいいけど、命と珊瑚にもプランあんだから』

[そんな風にLINE>>70でケイを宥めつつ、俺もその日が楽しみでワクワクしてた。*]

(92) 2023/11/19(Sun) 06時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 07時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾恵一戦 コックピットにて─

[乾恵一の必死の弁解>>79、そして頭を撫でられた>>81事により、康生は照れ臭そうに笑いつつ機嫌を直した。熱っぽいのもあり、恋する乙女の様な可愛らしさ>>80ではあっただろう。色々と突っ込みたくはあるが。]

[康生は、彼が自分へ向ける嫉妬自体には気付いている>>0:170。つまり、嫉妬の定義は理解していた。ただ、自分が抱いた感情>>75が嫉妬だという自覚は、まだ無いのかも知れない。]

ああ。確か、急に実写になったとこで流れてたと思う。
向こうがレヴァファンってこともないと思うけど……。

[そんな康生の返答は、もう彼の耳に届いていなかった>>82。地面に転がった状態だから、彼の踵くらいしか見えない。康生は見上げようとしたが、体勢が良くないのか、後頭部から首筋に掛けて強く痛みが走った。彼の様子を確認するのは断念し、匍匐前進で近付くと左手を伸ばす。彼が立ち止まるなら、足首を掴んだだろう。]

[その間、彼は過去の出来事を述懐していた>>84>>85。そして“先輩”を呼ぶと、あろう事か康生の気持ちを疑い始めた>>86。高熱に朦朧としながら、それでも彼へと手を伸ばす康生を見もせずに。]

(93) 2023/11/19(Sun) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


「僕のせいで」って、なんだよそれ……。
傷つけたり、迷惑をかける? ……匡先輩、死なねえだろ。

俺なんて、殺すことしかできねーよ。
七尾だって、命だって────ケイだって。本郷だって。
追加でパイロットになる人も、父さんも、みんな。
……ケイが蛆虫なら、俺なんて蛆虫の餌同然だっての。

[は、と自嘲の笑みが零れた。天道縁士の名が漏れているが、これは無意識だろう。彼の真意を確かめる間も無く今に至ってるから、彼は康生の中で“自分が死なせてしまう相手”に含まれていないのだ。少なくとも、この時点では。]

──……でもさ、ケイは俺を「好きだ」って言ったじゃん。
「愛してる」って、何度も……何度も言ってくれたじゃん。

それなのに……匡先輩や、雨竜先輩んとこ行くのかよ。
いっぱいくれた言葉も……全部、嘘なのかよ。
一つになれたって思ったの、俺だけ……?

[声は震え、途切れがちになっていく。床しか映っていない視界が歪み、ぽたりと雫が落ちた。]

(94) 2023/11/19(Sun) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


っ……やっぱ、なに願ったって、叶わない>>6んだな。
気持ち、疑われて…………き、傷付いてばっかだ、俺。
もう、これ以上やれるものなんて……なんも、ねー…のに。

[足首を掴んでいた手から、力が抜ける。滲んだ視界は閉ざされ、そのまま動かなくなった。]

[鉛の心臓すら持たない幸福の王子が、全てを分け与えてしまったのなら。其処から救われる方法なんて、果たして有るのだろうか。**]

(95) 2023/11/19(Sun) 08時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/19(Sun) 08時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾恵一戦 コックピットにて─

[私にも康生にも、乾恵一に語り掛ける者の言葉は判らない。彼自身が零す言葉から、断片的に推測するしかない。彼の兄と、雨竜春音に語り掛けられている様だが、彼等が今声を掛けて来るとは思えないから、幻覚なのだろうと当たりが付く程度だ。正確には、彼に最初に語り掛けて来たのは彼の母親の声だった>>62>>96>>97のだが。私達に、そうだと知る術は無かった。]

[そして、この時点で私達が知らない事実がもう一つ在った。それは、康生が冷静さを欠いた理由にも大きく関わっている。勿論、精神攻撃が作用した可能性もあるだろう。だが、易怒性に人格変容>>7>>75、項部硬直>>93、意識消失>>95──康生は、髄膜炎を起こしていたのだ。]

[彼から与えられた毒は遂に康生の脳を冒し、その人格までをも壊した。嫉妬>>75も極端な自己卑下>>94も依存傾向>>99も、本来の康生からは縁遠い物だ。乾恵一は宣言通り>>0:89康生を壊し、作り変えてしまったのだ。彼の事しか見えず、彼だけを愛する存在に。]

(135) 2023/11/20(Mon) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[髄膜炎にこそ気付いていなかったが、康生が彼に身も心も全て捧げ、その上で尚置いて行かれたのは私にも判った。存在しない腸が煮えくり返る様な怒りを覚える。視界は閉ざされているが、耳を塞ぎたくなるセリフ>>104は嫌でも鼓膜を揺らした。康生を放置しておいて、言うことがそれか。この、男の風上にも置けない、下半身で生きる性欲魔人が。私に身体が在ったら、是が非でも去勢してやったのに。]

[繰り広げられる光景>>104>>105を知る術が私達に無く、康生の網膜が穢されなかったのが唯一の救いだろう。コックピットに居る他の面々の短い悲鳴や息を呑む音の後、機体は再度揺れた>>106。そのせいか彼は持ち直した様だが、だから何だとしか思えない。怒りの籠った言葉さえも、品が無い>>107>>108。]

[私はそこそこ倫理観の高い方だと思っていたが、どうやらそうではなかったらしい。これ以上康生の耳を穢す前に、さっさと死んでくれとさえ思っていたのだから。死して尚、他人の死を願う事が有るとは、生きてた頃は想像もしてなかった。**]

(136) 2023/11/20(Mon) 00時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 00時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾恵一戦 コックピットにて─

[「感謝してよ」と乾恵一の声がする>>139。それに応える者は居なかった。私には見る事が出来ないが、確かに彼は敵を押さえ込む所まで行ったのだろう。事実だけを捉えれば、命を懸けて地球を守る為に戦った英雄ではある。]

[だが、口汚く敵を罵りながら犯す姿を見て、手放しに称賛出来る者は、このコックピットには居ない様だった。各個人の胸中までは推し量れないが、理由は嫌悪か、畏怖か。もしかしたら、康生を放置したまま声を弾ませ称賛を強請る彼に憤りを感じる者が、私以外にも居たかも知れない。]

[称賛を得るのを諦めたのか、彼は康生を捜し始めた>>140。……捜し始めた? 妙だ。視力でも失ってない限り、いや失っていたとしても、位置の見当くらいは付くだろうに。疑問を感じると同時に、気配が近付き仰向けにされる。だが抱き留められるでもなく、康生は床に転がされたままだ。そして、信じられない言葉が響いた>>141。認識出来てない? ──康生を? お前の為に全てを擲った、この子を?]

(147) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ぅ、…………ッ、あ!

[何やら喚きながら、頭を踏まれる>>142。激痛に意識が引き戻されたのか、康生が微かに呻いた。だが、何かを言う前に蹴り飛ばされる。幾ら事件を伏せようと、この時点で康生の大怪我の原因が何なのか、コックピットの全員が察しただろう。]

[────その時だった。康生の目が開いたのは。]

(148) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ぃ、た…………痛い……。
頭も、脚も、心も。全部全部痛い。
声がする。 ────この声は、知ってる。

俺に痛いことして来る奴の声だ。

頭、痛い。踏まれてる。嫌だ。痛い。もう無理。いやだ。
俺、がんばったけど。限界だ。限界なんだよ。
もう、痛いのは嫌なんだ。

助けてくれ。 ……助けて。
助けてよ、俺のこと。

父さん、母さん────────ヶ、

(149) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


た、……たすけ、て…………とう、さん……。

[視線がふらふらと彷徨い、何も無い中空で留まる。そのまま、両腕が其方へと伸ばされた。傍目には、苦痛に耐えかねた康生が父親へと助けを求めた様に見えただろう。そうであれば、まだ私は、胸が圧し潰される様な想いをし、自らの無力を嘆くだけで済んだだろう。]

[……だが、違う。単に私に助けを求めるなら、手は伸ばされるのではなく胸に当てられる筈だ。私が中に居るのは康生が一番よく知っているし、実感もしてくれていたのだから。]

[つまり今の康生は、それすら忘れてしまう程に壊れてしまったか、或いは幻覚でも見ているか。その両方かも知れない。「康生、私は此処だ。此処に居る。お前の一番近くに」と強く脈打てど、康生がそれに気付く気配は無かった。]

いたぃ……ゃ、やだ。ひとり、やだ。
とーさん、かぁ、さん……、…………。

(150) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[その時だ。唐突に、康生はふにゃりと笑った。心から信頼する相手に向ける笑顔を、誰も居ない虚空へと向けて。]

あ、ケイだぁ。
……ぉれ、いま、すげーいたくて、さ。

たすけて……たすけてくれよ、ケイ。
ひでーことするやつから、おれのこと────たすけて。
そんで……そばにいてくれよ。
ずっと、いっしょに……、…………。

[……きっと、この視線の先には“彼”が居るのだろう。康生の親友で、康生の事を愛し、守り、傍に居てくれる存在が。康生を理解し、弱ったら支え合え、信頼に応えてくれる相手が。]

[──あんな屑ではなく。**]

(151) 2023/11/20(Mon) 21時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ヒイラギ 解除する

生存者
(4人 0促)

ヒイラギ
1回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.062 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび