人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 00時頃


─こちらの世界線の私─

こちらの世界線の私も、基本的には変わらない。
大和命くんのことが好きで、アストロのことがないからきっと同棲して恋人──なんて事にはなってない。
それでも、好意を自覚はしていただろうし、毎週のお菓子作りから毎日のお弁当作ってきても良い?くらいにまでレベルアップはしていたかもしれない。
お付き合いしていてくれたら嬉しいんだけどな。
その場合はやっぱり私から告白したんだろうけど…。

とにかく、それでもこの世界も平和とは言えなかった。
私たちが知らないところでロボットはやってきて、合宿所の近くで戦闘があった後、今度は学校で。
お陰で学校が休みになっちゃったから、大和くんにはお弁当を学校で渡せない。
待ち合わせして私でも良い?なんて聞いてる頃合いだろう。


そんな中、私は七尾ちゃんにメッセージを送っていた。


『七尾ちゃんちの方大丈夫?
 今度雑貨見に行きたいんだけど一緒にどうかな?』**


メモを貼った。


メモを貼った。


校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 00時半頃


校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 00時半頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――回想と後悔と――

>>2:659珊瑚のおねだりに大和は分かりやすく唸って顔を赤くしてしまう。
分かっているんだ、理解してもいるはずだ。
ちょっと気持ちが追い付いていないだけでこの抱いている想いが愛だと信じたいだけで――はっきりと言うことでそれがもしも違っていたらと思うと声にならなかった。
あまりにも臆病になりすぎていたのだろう。

 ただ少し、ほんの少しだけ勇気を腹の底から生み出すだけで珊瑚が嬉しがってくれるというのにできなかった。

 ――そんな自分を大和は怨んでいる]

(31) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[七尾の戦いが終わり彼女が倒れた日。
>>2:660何時も通りご飯を作ってくれる珊瑚はどこか元気がないようだった。
いつもよりも暗い。
そんな珊瑚に寄りそうことしかできない大和はいつものように美味しいと言ってご飯を食べていた。

 七尾の亡骸は>>2:668『アストロの隙間』へ。
彼女が望んだことだから反故にされることはないだろう。多分。
その時が来たらのその時がいつなのかはわからないがお葬式があげらえる頃には街は少し落ち着いていただろうか。

 大和は相変わらず珊瑚の家に住み込んでいた。
親父さんはその間結局帰ってこずに部屋はずっと使わせてもらっていた。
帰ってこないということに憤りながらも二人の生活を満喫していた。
夏休みも残り少なくなった頃、夏休みの宿題進捗確認が行われるとかで学校へ行かなければならないらしいので一緒にハロに転送してもらって、大和は部室で隅っこに座って天井を仰いでいた。

 ずっと一緒だけれど珊瑚が自分の部屋で何をしているのかは大和は知らなかった。

 ――もしも知っていたら、止めていたのは間違いない]

(32) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[大和は指導が終わったら戻ってくるだろう珊瑚のことを待っていた。
帰りがいつになるかはわからないが珊瑚も頑張って宿題をやっていたから誉められはすれ怒られることはないはずだ。
七尾が死んで生まれた部室の空白はきっと誰も埋めることはできないもので、泣いていた珊瑚を思い出すと自分の番だともっと悲しませることになるのかと億劫になってしまう。

 そんなことを考えていた、まだ幸せだった時間は悲鳴と共に喪われた。
遠くからか、近くからか、鋭い悲鳴が聞こえてきた。
そんな悲鳴が聞こえるなんて敵が出たのかと慌てて窓を開き外を覗くと――地面に倒れている珊瑚の姿があった。
倒れている周囲には夥しい血が広がっていて、>>2:664窓からは見知らぬ生徒が何やら叫んでいた]

(33) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  珊瑚さんっ!


[大和は名前を叫ぶと部室から飛び出した。
階段があるなら段数を全部飛ばして飛び、二階の窓から飛び降りると受け身もほぼ取らずに転がって立ち上がると倒れたままの珊瑚に近づいた。
血の海に足を踏み入れるとびちゃりと嫌な音がする。
靴底の裏で珊瑚の命を吸っているような感覚を受けた。
膝をつくとズボンにまで血が滲み込んでくる。
温かな、滲み込んだ血が、肌に触れる]


  ぐっ、ぁっ、珊瑚、さん、珊瑚、さんっ。


>>2:669名前を呼ばれている。
ここまで無呼吸で走り抜けたから息が切れてしまっていて、途切れ途切れになりながらも珊瑚の名を呼び続ける。

 身体を抱き上げようとすると血が手についた。
何度も抱きしめた身体の力がなくて、温もりも喪われていくようで――]

(34) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ま、って、珊瑚っ、さんっ!


[短い期間で死んだ人を二人も見てきた。
二人を直視できたのは、それでも少し距離があったからだ。

 大和は人前にも憚らずに涙が溢れてとまらなくなっていた。
零れ落ちる涙が珊瑚の頬を濡らして血糊と混じっていくが血の色が薄くなることはなかった。
分かってしまうのだ、理解してしまうのだ。
これだけ血を流してしまえば人はもう助からないってことは]


  まだ、僕は、死んでないよ。
  毎日一緒、だって……やくそく、したよ。
  やめてよ……なんでだよ……。
  僕は、僕は……。


>>670最期の言葉が耳に届く。
大和の喉は震えていて、あ、とか、う、とか言葉を漏れる中で一度、唾を音を鳴らせて飲み込んで――]

(35) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  僕もだよ、珊瑚さん。
  僕も珊瑚さんが、大好きだ――。


[意識が途切れる前に伝わったかは分からない。
けれど――ああ、もっと早くに伝えていればって思わない刻は最期までなかった]

(36) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――事件直後――

[大和 命は駆け付けた救急隊に引き離されるまで珊瑚を抱きしめ続けていた。
喪われていく温もりを忘れることはない。
もう温かなご飯を食べることもない。
もう温もりに包まれることもない。
愛も恋も知らなかった大和にそれらを教えてくれた珊瑚はもうこの世界には存在しない。

 血だらけになった制服を着たままで大和は自分の身体を抱きしめた。
そして、後に――空を見上げる。

 あの太陽の向こうに獅子座と蟹座があって、蟹座は踏まれるんだと、獅子座は負けるんだと言っていたけれど――蟹座を追いかけるように獅子座があるから大和は嫌いではなかった]

(37) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[ハロに転送してもらい珊瑚の家に戻った大和はすぐに自分の荷物を纏めた。
珊瑚が死んだのだからこの家にはじきに珊瑚の親父さんが戻ってくるだろう。
その時に鉢合わせることはできないからと一時的に撤収した。

 >>2:672珊瑚が握っていたスマホは回収した。中の機密事項というよりは短い期間でも二人で撮った写真があったからだ。
後になって連絡していた相手がいると知った時、それはその時にまた行動をしてしまうのだけれど。
廊下に残っていたであろうカバンも回収して珊瑚の部屋に置いておいた。
誰にも触らせたくはなかった。

 そうしている間にも滲み込んだ血糊は乾いていて制服は着ていると100%補導されそうな感じになっていた]

(38) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川珊瑚の告別式――

[お通夜と告別式の段取りはすぐに決まった。
>>2:673大和には意外なことだったが珊瑚の父親は涙を流していたし憔悴しきっていた。
彼について語るべき口を大和は持たない。
ただ涙を流せるくらいに愛しているなら――もっと、分かり合えたのかもしれないのに。

 お通夜には突き落とした本人とその家族という招かれざる客も着たようだが式典会場がしっかりしていたのでお帰り願われたようだった。
ただ、大和はその顔を忘れはしないことにした。

 学校の知人やあまり親しくない間柄の人はお通夜に来て終わりだろうか。
大和は礼服を持っていないから暑い中冬服で訪れて線香をあげた。
家庭科部の子も訪れてくれたろう。

 ――お通夜が終わった際、珊瑚の父親さんに自分が珊瑚の彼氏だと伝えたのは翌日のためだった]

(39) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[その夜、大和はハロに転移してもらい棺の傍に現れた。
棺を開くと涙しか出てこない。
綺麗な顔をしているのにもう笑ってくれることもない。
頬を撫でて、額に口づけをすると持ってきた荷物から誕生日プレゼントにと渡した栞を取り出してそっと胸元に抱かせた。
>>2:397どこだろうと探していたらちゃんと本に挟んであってカバンの中にあって、一緒に持っていってほしいと思って取ってきた。
中には一緒に獅子座と蟹座のストラップがあって――これはプレゼントかなって勝手に貰ってしまうことにした。
蟹座だけなら珊瑚のだろうけど獅子座はどうやっても大和のだろう。
それら二つはチェーンに通して首から下げている。

 蓋を閉じる前にもう一度額に口づけをして、大和の告別は終えた]

(40) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[告別式は――お通夜よりも人は少なかったかもしれない。
学校の友人たちは大体お通夜で来るのはそうだが告別式は本当に仲が良かった友達や親族が集まるようだった。
学校の先生も参加していたかもしれないが学生の珊瑚の告別式は人数は寂しかった。

 立てかけられている遺影の珊瑚は元気に笑ってくれているのに棺の中の珊瑚は笑いかけてくれないのだ。
そのことは心の虚を大きく広げていく。

 宗派が何かとかはわからないが線香をあげお香を焚き冥福を祈り続けるばかりだ。
式は騒ぐことがなければ恙なく進んでいくものだ。
喪主の珊瑚の父親が完全に魂が抜けた状態で語る言葉には、大和はあまり意識を向けなかった。
向けられなかった]

(41) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[最期のお別れにと棺の中を花でいっぱいにして――。
またも勝手にお邪魔した珊瑚の家で焼いたクッキー――当然のように上手くいくわけもなく形が歪だったり焦げていたりするものを包んだものをそっと入れておいた。

 棺が閉じると霊柩車に乗せて斎場に運ばれる。
前日に話したのはこの後のためだった。
親族以外は斎場以降はついていけない。
無理を言ってついていくために打ち明けていた。
打ち明けた後もゴネた。頷いてくれるまでずっと。

 大和は骨を拾うところまでずっと一緒に居た。
看取って、見送って、最期の最期まで。
引き離された以外の時間の全てを大和は珊瑚と一緒にいた*]

(42) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――刻は流れる――

[世界から大和が守りたいと思っていた唯一の存在が失われた。

 誰かは気づいたかもしれないが誰も気づかなかったかもしれない。
夏休みは終わり二学期が始まると大和は普通に登校していたがその実、学校で暮らしていた。
ハロの転移を駆使して校内に寝床を作り住んでいたのは珊瑚の家が保存されるとはいえ、大和一人で住んでいたらあっと言う間に彼女の痕跡が消えてしまいそうだったからに他ならない。

 授業が始まる少し前に教室にやってきて、授業が終わると消えてしまう大和を捕まえるのは難易度が高いかもしれない。
ただ、天文部の皆にはちゃんと予告を残していた。
部室の黒板にデカデカと『次は、僕だ!』と書いておいたのでまあ誰かは伝わるだろう、多分]

(43) 2023/08/17(Thu) 02時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[秘密基地めいた学校内の空間の壁には周辺の地図が張られていて、そこに押しピンがいくつも刺さっている。
押しピンを線で繋ぐとそれが獅子座と蟹座であることは天文部の人間ならすぐにわかるだろうそれの横には図書室から持ってきた星座の本が積み上げられているわけだけれど。

 もうお金を残しておく必要がないからと手持ちのお金は全部使っていく方針で食事状況も改善していたが大和は冷たいものしか食べていなかったしゴミもぺいっと袋に詰め込まれて置いてある空間だけれど、

 大和は出来上がった図に満足しながら手持ちに出来る地図に書き写してからハロを呼び出して、各ポイントの下見をするために転移してもらうのだった**]

(44) 2023/08/17(Thu) 02時半頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 02時半頃


校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 02時半頃


メモを貼った。


【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川珊瑚の告別式にて――

[お通夜の日も告別式の日も、大和は酷い顔をしているように見えただろう。
日々の眠りは浅くそれでいて精力ばかりが湧き上がってくる。
涙はとうの昔に枯れ果てていたけれど目は腫れぼったいままだったろう。

 >>53柊木に声をかけられた時は、柊木の方を向いて薄く笑って頷いた]


  大丈夫だよ、柊木。逆にさ、すごく調子がいいんだ。
  柊木はさ、身体は大丈夫なのか?
  いや、ここに来てるってことは退院はできたのかな。


[そうでないならば病院から抜け出してきたことになるが流石にそれは許されないだろうから体調は戻ったのだろう]

(79) 2023/08/17(Thu) 10時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……柊木、またこの街が戦場になるかもしれない。
  大切な人にはさ。
  ちゃんと逃げるようにって伝えておくんだぞ。


[大和はもうこの世界に守りたいものなんてないのだから。
七尾のように避難を待ってあげるほど想っている人もない]

(81) 2023/08/17(Thu) 10時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[親族以外が斎場についていくのは>>55非常識なことだろう。
だけど、多分あまりにも人が少ない気がしたんだ。
母方はイギリス人って聞いていて亡くなっているのだからそちらの親族はまず少ないだろう――と推測したというのは言い訳だ。
大和がそうしたかったからそうしただけだ。

 珊瑚の父親にはスマホの在処を知ってる、見つけたら返すということでゴネてついていった。
まさか中身に>>73あられもない写真があるなんて見るまで知らなかったんだけど下手人>>71はすぐに分かったし目線があった時には覚えてろという意味をこめておいたが伝わってないかもしれない。
乾は乾で感情の振れ幅がすっごい奴だから泣いてる姿を見て、きっと七尾や他の皆の時も泣くのだろうとは想っている。

 ところで勝手に珊瑚のスマホの写真を見ていたわけだけど気のせいでなければ寝顔の写真がホーム画面になっていたような気がしないこともない。
これはそのまま親父さんに渡そうと思う*]

(82) 2023/08/17(Thu) 10時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――備えること――

[スマホを珊瑚の父親に返す理由はゴネた見返りだけではない。
珊瑚がどうやって生きていたのか、最期の瞬間まで何をしていたのかがスマホの中には眠っている。
告別式でそこまで憔悴するなら――未だ愛しているならちゃんと珊瑚が存在した証と向き合ってほしかった。

 スマホを返す際に、ちゃんと伝えておく。

『この街はもうダメだから逃げるように』――って。

 大和がこれからしようとしていることをきっと珊瑚は怒るし悲しむし、もしかしなら泣いて嫌われてしまう、だろうけれど。
僕らは確かにこの世界にいたって刻み付けておきたいんだ。

 例えそれでどれ程の犠牲が出たとしてもだ*]

(83) 2023/08/17(Thu) 11時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[敵はまた襲来する。
あと5回勝たなくてはならないのだからこの前のような戦いがまた起こるのは必然だろう。
いつ起こるのかはわからないが遠くない未来には必ず起こる。

 大和は珊瑚が死の直前まで通話していた相手へとめっきり数を減らしている公衆電話から通話をかけた]


  『アストロは僕らの命で動いている。
   僕らは命をかけて戦う。

   でもね、勘違いしないでほしい。
   僕は彼女ほど優しくなくて、敵は待ってくれない。
   誰かの命を救うのはあなたたちだ。
   早く街から避難させることだよ、次は近い』

(84) 2023/08/17(Thu) 11時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[通話に出れば言いたいことだけを伝えて通話を切った。
ハロで転移するのだから足跡を追うことはできないはずだ。
縦横無尽にハロを使い倒しているので過労には気をつけたい。

 あの日、大和が珊瑚に伝えなければ通話先の相手と連絡を取ることもなくて、誰かに聞かれることもなくて、命を落とすこともなかったはずだ。
珊瑚の未来を奪ったのは大和に他ならない。
守りたい人も守れない愚者が誰かに命を守ることを強要するのだから失笑ものだろうさ。

 けれど――最低限伝えるべきは伝えた。
この後どうするかはこの世界の人間が決めればいい*]

(85) 2023/08/17(Thu) 11時頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 11時頃


メモを貼った。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


    合宿最後の朝ミーティングの時
    あたし達は『それ』を見た
    海辺で戦う、2体の大きな怪物を

    まるで現実味の無いその光景は
    暫くテレビやスマホの通知やSNSを賑わせ
    目撃者であるあたし達部員の間でも
    何度も話題に上げられ、情報を交わされ
    ある種の興奮を帯びて持て囃されていた

    けれどその怪物は出現する度に街を、
    人を、無慈悲に踏み潰してゆき
    その所業は少なからずの人々に
    怨嗟を植え付ける事もあっただろう


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓



[そんな怪物についてあたし、
 七尾千映の見解は……恐怖の対象でしかなかった。

 部活動の最中、高校に現れた時は
 悲鳴を上げて倒れそうになってしまった程。


 ……うう、先輩達に顔向けできない…。
 なんとか倒れずに済んだとしても、
 先輩達に手を引かれる形で逃げただろうし。
 もしかしたら乾先輩が背負ってくれたかも、で。

 幾つもの建物の倒壊があったものの、
 あたしの家は無事だった。
 だから、ここはあたしの部屋で。]
 




  怖かったあ…。


[今思い出しても震えが止まらない。
 校舎全体がいきなり暗くなって、
 窓の外を見たらあの怪物が立ってた。
 なんでここに??って心の中で散々あの怪物に
 抗議したけど、きっと届いてないんだろうな。

 ベッドの上で転がりながら
 SNSや通知で入ってくるニュースに目を通して
 あの怪物の事を調べていた。

 次に遭遇した時に備えてどうしたらいいかとか、
 怪物の正体だとか。色々。]
 



[そんな中LINEに通知が入った。

 クリックすると瑠璃川先輩からで、
 心配の言葉とお出掛けのお誘いが綴られていた。
 ばっと身を起こしてフリックする。]


  『一緒に行きたいです!』
  『あっ。じゃなかった』
  『あたしの家は大丈夫でした!』
  『瑠璃川先輩の方は大丈夫でしたか?』


[嬉しさ半分心配半分に、
 スタンプはつけるか悩んで止めて。*]
 


─避難とかいろいろ─

そう言えば最近電波が悪い。
もしかしたら七尾ちゃんにも届かないかな?
届いたり届かなかったり…例のロボットが関係してるのかな?
ほら、機密情報とか情報規制とかなんだとかよくわかんないけど情報操作されてるとか!
よくわかんないけど!
だからかなー、連絡が滞りがちなのと学校が危うく戦場になりかけて…いやなったの?避難してたからよく分からないけど、夏休みが延びてラッキー!なんてしてたり。

だからいつ届くか、むしろ届かないかもしれないけど、大和くんに一通だけ送っておこう。
『大和くんが大丈夫そうなら電話ください。』
大和くんいつも忙しそうだからね。電話かけたいけど、電話を待つ姿勢にする。
そもそもこのメッセージがちゃんと届くかなー、遅延でも届いてほしいし届かなくても連絡してほしいよ!


それはそうとして、お父さんから避難するように言われている。
お父さんはお父さんで何らかの情報を得てるのかな?
それとも、天文部の合宿所の近くと私の学校の近くと。私に関係してる場所で二回もロボットが出現したから、そのせいかも。
もしかしたら天文部そのものがロボットに関係するのでは──、なんて考え過ぎかな?


「でも、出現場所はそれぞれ違うよ。
 日本に現れた、くらいしか共通点ないじゃん。
 最悪、避難した先に現れるかも…。」


それは、確かにそう。
どこが戦場になるか分からない。
だからいっそ、今までのことを考えるなら日本脱出?
──それも良いかもしれないなんてお父さんがいうから、私は慌てて否定した。


メモを貼った。


「やだよ!?私みんなと別れたくない!
 好きな人いるしまだ告白もできてない…。」


ガシャン。変な音にお父さんを見ると、持ってたカップをソーサーに落としたみたい。あっぶない、割れちゃうじゃん。
え?いつの間に?相手は誰だって?


「…私だって好きな人くらいできるよ。
 お父さんだって好きな人できたでしょ?
 告白してお付き合いできて一人暮らしするんなら
 好きな人と暮らしても良いよね?」


なんか言葉に詰まってるお父さんは珍しい。
けど、避難かー。お父さんは忙しいし私はどうしてと一人の時間が多い。ほら、そうこう言ってるうちにお父さんの携帯が鳴った。また病院に逆戻りだ。


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