人狼議事


10 冷たい校舎村9

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


クロエ2人が投票した。
メイ1人が投票した。

クロエは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


次元X式コンピューター (村建て人)


キーンコーンカーンコーン…………
 

(#0) 2021/06/16(Wed) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


8時50分。チャイムが鳴る。
きっと最後になるはずのそれは、
がらんどうの校舎によく響いた。

それは、世界の終わりを告げる音。
その終わりを何と呼ぶかは君たち次第だ。

君たちが、自らの居場所で目を覚ますのと同じように。
冷たい校舎の”ホスト”たる君も、元いた世界を取り戻す。
 

(#1) 2021/06/16(Wed) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


────黒沢乃絵は、帰ってきた。
 

(#2) 2021/06/16(Wed) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


生還、おめでとう。
苦しくも確かな温度のある世界で、
どうか君が、続いていけますように。

冷たい校舎の凍った時は、再び進み始めた。*
 

(#3) 2021/06/16(Wed) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)

/*
村建てから落とす発言は以上となります。
約2週間ほどお疲れ様でした。
改めて、ご参加ありがとうございます。
途中、対応が遅れる部分があり申し訳ないです。

以降、灰でのPL会話も解禁致しますので、
おしゃべりも表ロルも、ご自由にどうぞ。

何か質問などあれば、お気軽に村建てまで。
村枠にも余裕がありそうなので、
延長はフルで使用する予定をしておりますが、
ご無理のない範囲で最後までご参加いただけますと幸いです。

それでは、村閉じまでどうぞよろしくお願いいたします。

(#4) 2021/06/16(Wed) 00時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

    [ 目を開けると、白い天井が見えた ]

(0) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 現実世界 ――

[ 目が覚めたら、左の手首を握りしめるのがいつもの日課。
 布団の中で、まだ半分寝ぼけた頭で、
 今日も私は右手で左手首をつかもうとして、
 でも、動けなかった。
 手が……というより、身体が動かない。
 あれ?って呟こうとした声は、音にならなかった。

 ああ、そうだった。ってじわじわ私は思い出す。
 私、死のうとしたんだった。
 私、冷たい校舎にいたんだった。
 私、帰ってきたんだった ]

(1) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 「乃絵!?」

[ 母の声がした。でも、頭もまだ動かない。
 目線だけ声の方に向けようとしたら、
 母の顔が覗き込んできた ]

(2) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 「乃絵!」
 
[ 母は、完璧な主婦だった。
 身だしなみにも気を抜かない。
 それなのに、今私の目に映る母は、
 髪は崩れてるし、目の下には隈がある。
 こんな母の顔を見るのは、初めてだった ]

(3) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 「乃絵……!」

[ 母は、いつも言葉遣いだってきちんとしてた。
 それなのに、今の母は、私の名前しか言葉にしない。
 壊れたラジオみたいに、何度も、何度も ]

(4) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 「乃絵……よかった……」

[ あ、名前以外の言葉が出た。
 そう思ったら、母が視界から消えた。
 代わりにぱさっと私の頬に当たる髪の感触。
 母が、私の枕元に顔を伏せたらしい ]

 「よかった……本当に、よかった……」

[ 母の声は、泣いてた。
 頬に当たる髪の感触はちくちくして、
 母の身体が震えているのがわかる ]

(5) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……おかあさん。

[ やっと、声が出せた。喉がカラカラで、
 酷くかすれた囁きみたいな声だったけど。
 母が、顔を上げる気配がした。
 母が、私を見てる ]

 おかあさん、ごめんなさい。

[ 私、自分で思っていたより、
 母に愛されていたのかもしれない。
 そんなことに、今更気づいた* ]

(6) takicchi 2021/06/16(Wed) 13時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

──校舎からの帰還:お見舞い編──


  おはよう、黒沢


[ あの日≠ゥら数日後。
 俺は今、フルーツが山盛り入った籠を手にして、
 黒沢の病室へ訪れていた。
 
 あの校舎から出る直前に話していた、
 一つ目の我儘を叶える為だった。>>5:259
 三人で手を繋いで、共に昇降口を出てからは、
 俺は自分のベッドで目が覚めた。
 窓の外にはあの大雪の気配は残っていないし、
 まるで夢のような出来事だったものの、
 スマホに届いていた九重のメッセージから、
 現実に起きていたことだったと悟る。 ]
 

(7) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 家の中に父親はやはりいなくて、
 あの日はタクシーで病院まで駆けつけていた。

 病院に辿り着けば、あの校舎の中に招待された
 ほとんどのメンバーが集まっていた。
 その中に相棒の姿を見つけたのなら、
 片手を挙げて意思疎通を図ろうとした。

 そして、俺が到着して少ししてからだろうか。
 黒沢が一命をとりとめたことを知るのは。
 けれど、その日の内に会える筈もなく、
 俺たちは解散していったんだったか。 ]
 

(8) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……どうだ、前髪似合うか?


[ 今は長かった前髪も、
 目にかからない程度に切り揃えられ、
 綺麗に斜めへと流されている。
 これなら、子供っぽくはない筈だ。
 前髪を弄りながら、校舎の中で問うたのと同じように
 黒沢の評価を求めていた。
 
 これは二度目のわがままだったろう?>>5:260 ]
 

(9) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  調子の方は?
  それから、他のわがままは何か思いついたか?


[ まだ、ベッドの上だろうか。
 傍にある椅子に許可なく腰かけながら、
 黒沢へ笑いかける表情がよく見えるだろう。 *]
 

(10) ゆら 2021/06/16(Wed) 17時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それから、しばらくして。
ノエの意識が戻ったことを知った時には、
俺もきっと、待合室に戻っていたはず。
よかった、と安堵しながらも、
すぐにはノエには逢えなかったかもしれないな。

傍らで祈る、母親の存在が、
すごく、すごく、印象的だったことを覚えてる。]
 

(11) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 19時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[あとそれからさ、俺には
無事を確認したいやつがもう二人ほど、居るんだ。

だからきっとそいつらが病院に到着するまで、
暫く待っていた ── と思うけれど、
そうだな。二人に逢えたとしたら
言うことはそれぞれ、決まってるんだ。


 『 おかえり。ありがとう。
   お前なら、って。信じてたよ。 』

  ……… それと。
  
 『 おかえり。ありがとう。
   “今日”、また逢えてよかった。 』

  伝えられたかどうかは、…… どうだったかな。 ]*
 

(12) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:炭蔵君 ――

 来てくれたんだ。

[ あの校舎の音楽室で出迎えた時と同じ言葉で>>5:88
 私は炭蔵君を迎えた。>>7
 来てくれるって知ってたけどね。だって私が
 会いに来てってわがまま言ったんだもの。>>5:259

 私はベッドから上半身を起こした状態で
 ぼんやり点滴から落ちる雫を眺めてるところだった。
 つまり、とっても退屈してた。
 タイミングはばっちりだよ。さすが炭蔵君 ]

(13) takicchi 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 うん。よく似合ってる。

[ もう一つのわがまま。前髪切ってきて。>>5:260
 こっちもちゃんと叶えてくれてた。>>9
 だから、炭蔵君の笑ってる顔が、よく見える>>10
 ヘアピンで留めてた時と違って、
 切り揃えて斜めに流された前髪は
 炭蔵君を年相応に見せてたと思う。
 でも、子供っぽいあの髪型も、
 私は嫌いじゃなかったよ? ]

(14) takicchi 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 それにね、炭蔵君の顔がよく見えるから、
 炭蔵君の気持ちも見える気がする。

[ 炭蔵君は基本言葉がストレートだし、
 声の調子も淡々としてることが多いと思う。
 だから、表情がよくわからないことも相まって、
 誤解されることもあった気がする。
 でも、顔がよく見える炭蔵君は、年相応の高校生で、
 その目に、感情が宿ってるのが見える。
 私は、その顔が
 泣きそうになったことがあるのを知ってる。>>5:196
 残念ながら、激しい焦りの顔をしたのは>>5:26
 きっと芽衣しか知らないんだろうけど ]

(15) takicchi 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ それはそれとして。
 フルーツの籠なんて、初めて実物を見た。
 お見舞いの定番だとは思うけど、
 あれ、私、フィクションの世界の話だと思ってた。
 現実に存在するなんて!存在はするか!
 でも自分がもらうことになるとは思わなかった!

 目を丸くしてお見舞いの品を眺める私に、
 調子は?って炭蔵君は聞いてくれる。
 あと、他のわがままは?って。
 えっとね、って私、ちょっとだけ眉を下げて笑う ]

(16) takicchi 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あちこち痛い。けど、それはまあ自業自得だから。
 あと、やっぱり左手は、完璧には治らないって。
 リハビリ次第だって言われたけど。
 ……まあ、これも自業自得だね。

[ 包帯の巻かれた左手首を眺める。
 やっぱり、ここが神経とかそういうの、
 一番傷つけてたらしい。念入りに切っちゃったものね。
 身体中にある傷痕も、きっと消えないものもあると思う。
 これからも痛むこともあるんだろう。
 仕方ない。私は、それだけのことをしちゃったんだから ]

(17) takicchi 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ わがままはね、お願いすることは決めてあったよ。
 でも、もうひとつ追加しよう。
 だって言い放題だもの。
 私、炭蔵君の持ってきてくれたフルーツの籠から、
 リンゴを指差してにっこり笑う ]

 リンゴ食べたいな。剥いてくれる?
 それで……私の話、聞いてくれる?

[ ここ数日、色んなことがあったの。
 私は炭蔵君に、その話がしたい* ]

(18) takicchi 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア



[赤いランプが消灯する。]

 

(19) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[乃絵ちゃんの母親が呼ばれ、
そして、外で待っていた私たちにも、
看護師さんが声をかけてくれた。

——「峠は超えました。もう大丈夫です。」と。

その瞬間、私の心の中でずっと張り詰めていた何かが切れて、
後から後から、よかった、よかった、という気持ちが沸き出してくる。]

(20) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[おかえり、乃絵ちゃん。
帰ってきてくれてありがとう。

芽衣ちゃん、炭蔵くん。
頑張って連れ戻してくれてありがとう。]

(21) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[何も知らなかった落第生がひとり、
全身の力が抜けて萎むように、肺の奥から息を吐いて。
目に滲みそうになった涙を手の甲で押さえる。

もうこれ以上ここにいるのも邪魔だろう。
今夜は安心して、もう帰っても大丈夫。

集中治療室前から歩いて去って、
そこまではまだ冷静を取り繕えた。
けど、気持ちを抑えることはやっぱりできなくて。]

(22) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……乃絵ちゃんが! 帰ってきたよー!

[夜の静かな病院内を早足で歩き回り、
ここに駆け付けたクラスメートに出会うたびに、
それを報告して回っただろう。

スマホという文明の利器を使えば早いじゃんって、
賢い誰かはすぐにツッコミを入れてくれるんだろうけど、
賢くない落第生なので、許してほしいかな。]

(23) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[駐車場には母親も待たせている。
もしかして寝ちゃってるかもしれないけど。

だから、なるべくすぐに帰らなきゃと思っているから、
呼び止められなければ駐車場へ向かうつもり。

積もる話は、後日に取っておきましょう。ね。*]

(24) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[冷たい校舎の時は終わる。]
 

(25) Pumpkin 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[最初はわたしが手を引いていたけれど、
 気づけば先頭は乃絵ちゃん>>5:258
 わたしたちは青空を飛ぶ鳥のように連なって、
 昇降口の扉>>2:263をくぐる。

 食べ残してしまったクレープ>>5:262
 冬を春にするために残したダッフルコート、
 まるい銅色のいくつかは、未だわたしの過ちを残す。

 そんな思い出の中にひとつだけ、
 濡れたローファー>>0:666を紛れ込ませてもいいかな。
 わたしの足元は上靴のままだった。]

(26) Pumpkin 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……さむ。

[制服姿に素足と上靴。
 無防備なわたしの身体を雪風が撫でる。

 最初はあんなに着込んでいたのにな。
 いつの間にか、いろんなものがなくなっちゃった。]

(27) Pumpkin 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが横を向くと、炭蔵くん>>5:256が見えた。
 ありがとうと言った時の表情は見えたかな。
 ピンで留めた前髪が右に左に踊る様子はやっぱり
 普段より幼い。それも、今だけのことなんだろうけど。

 乃絵ちゃん>>5:260のわがままを
 きっと炭蔵くんは叶えるんだろう。
 その真面目さで、誠実さで。まっすぐに、正しく。
 わたしは風からわたしを守るフリをして目を細めた。

 乃絵ちゃんの足>>5:263はもう震えていない?
 わたしは乃絵ちゃんの手をぎゅっと握って口を、

 開いた。]

(28) Pumpkin 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ


   ————、——。
 

(29) Pumpkin 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[答えの見えない明日≠ヨ、進んでいく。]*
 

(30) Pumpkin 2021/06/16(Wed) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 後日・ノエのお見舞い ──

[それは、ノエが“帰ってきて”から数日経ったあと。
俺はさ、ノエの好みとかなんも知らねえし、
とりあえず見舞いに行くって言ったら、
アイちゃんがスゴイオカシ用意してくれたから
とりあえずそれ持ってくことにしたけどさ、
途中で思いついて、ココア二本さ、買ったわけ。]


 おう、ノエ。
 今だいじょーぶー?


[お見舞いー。って多分いつもの調子で笑って、
とりあえずスゴイオカシとやらを置く。
缶に入ったどこぞのブランドの焼き菓子で、
バエるから女子に人気なのだ、と言っていた。]
 

(31) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あとこれも。
 
[今ノエがココアを飲めるのかは知らねーけど
あったかいのじゃなくて冷たいのだから、
もし飲めなかったら冷蔵庫で冷やしときゃいいだろ。

これはさ、いつかの約束>>5:*1
立場が逆になっちまったけど、さ。 ]
 

(32) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[多分さ、俺は、
まったきっと調子の良いことばっか言ってさ
ノエがいねーと学校さみしー!!とかさ
はい、調子がいい、その1

ノエがいねーとみんなつまんなそー!!とかさ
はい、調子がいい、その2

本当なのか嘘なのかわかんねー調子の良い話でさ
暫く間をつないでたと思うんだ。

でもきっとノエの目に映る鳩羽憐って、
いつもこんな感じだっただろうし、
別に今は俺も無理してるわけじゃあねえし
ああ、「日常が戻ってきたな」って
そんなこと、思ってもらえればよかった。 ]
 

(33) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさ、やっぱちゃんと伝えたいことは、
俺、しっかり伝えようと思うんだ。

メイとかみたいに未来の約束してるわけじゃねーし
ユキとかみたいに今後の対応考えられるわけでもねー
互いに仲良し、という言葉からはやや遠くてさ、
そんな距離感だった、けどさ。 ]


 俺さー、いろいろ考えたの。


[ノエがね、あの世界の主だった、って知ってから
いろいろ考えてさ、伝えたかったこと。 ]
 

(34) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 俺、一番うれしかったのは
 あの世界にやっぱ呼んでくれたこと、だって
 ノエが、呼んでくれたことだった、って
 そう思っちまったんだよな。

[はにかむように笑って、言葉を紡ぐ。
それは、ノエへの感謝。世界の主への、感謝。 ]
 

(35) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 あんときさ、ノエがさ、
 こんな世界来たくなかったか、って
 そう聞いたの、覚えてる? >>3:480

 俺、あんときさ、 >>3:546
 ここにこれてよかった、って言い難いって言ったろ

 正直さ、それを撤回するつもりは無いんだ。

 みんなと話できる時間は嬉しかったけど、
 やっぱ怖ぇ目にもあったし、
 誰かが死ぬってこういうことなんだなあって
 すげえ悲しい想いだって、したし。

 いや、それが良いこと、って言えば
 ひとつの経験だったのかもしれねーけどさ。
 

(36) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でもさ、今伝えたいのはそれじゃなくて。

 あれがシンとかユキとかの世界だったらさ
 割とあの世界に、俺が存在してること、
 そんな疑問にも思わなかったんだよ。

 あれがさ、ノエの世界だった、ってことで
 ちょっと俺、話は変わってくるんだよな。

[ひとつひとつ順序立てて話す俺だったからさ
ノエに本心が伝わるの、すげえ遅れたかもだけど。]
 

(37) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 ノエが俺を呼んでくれてさ、
 嫌がらないで、追い出さないで、
 校舎の中にとどめておいてくれたこと

 あれさあ、ノエの見てる世界の中で、
 すくなくとも俺、
 なんらかの印象に残っててくれたんだなって
 だからさ、ちょっと後で考えて、嬉しかったの。

 さんきゅ。
 

(38) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[無論、あんなに装飾されてる鳩羽をさ、
文化祭の光景と、切っても切り離せなかった、って
そう考えたほうが自然っちゃー自然なんだけどさ!

きおくのほじょ?だっけ
ぶたいがととのってるほうが
おぼえておきやすい、んだっけ。 >>3:473

もしかしたら俺も。
そんな舞台のひとつだったのかもだけど。

今くらい、ちょっと都合よく、考えさせてよな。]
 

(39) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……でさ。
 そうだ、肝心なこと、伝え忘れてたんだけど。

 帰ってきてくれて、ありがとう。
 
 あとそれからさ
 俺にも、ノエのこと考えさせてよ。
 ノエのこと、考えたい、寄り添いたいってさ
 俺は、黒沢乃絵に対して、そう思うよ。

[な!だってこれはノエが教えてくれたこと。>>3:642
きっとノエなら意味、判ってくれるんじゃないかな]*
 

(40) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 店番 ソフィア

[そういえば、喉が乾いたな。

って、張り詰めていたものが切れた後、ようやく自覚する。
寒い日は体内が乾燥しやすくて、それに気付きにくい。

病院の外に出てから、少し離れた場所のコンクリートの縁に腰掛けて、
向井くんに奢ってもらったコーラをポケットから出し、
ちょっと考えてから、思い切ってプルタブを引いた。]

(41) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 店番 ソフィア

[ プシャッ。


——やたら爽やかな音と同時に、
シェイクされた炭酸が噴き出して、顔に飛沫がかかった。]

(42) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 店番 ソフィア


 …………あはははは!

[泡が溢れて手がネトネトになる。
外の空気はひんやりしていて、コーラの液もすぐに凍るように冷えていく。
案の定の結果につい、笑いが溢れてしまった。

なんとも間抜けな祝杯だね。
今の気分にも似た、気が抜けてゆるゆるになった甘ったるい水を飲み干して、
ハンカチできちんと顔を拭いてから、母の待つ車へと向かった。*]

(43) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ

── 現在・病院 ──

[ 黒沢の帰りを知ったのはいつだろう。
 当人が実際に目を覚ますまでは、
 きっと少し落ち着かずにいた慎一だった。

 散々みんなの輪に加わりたいと言ったくせ、
 ひとりぽつねんと立っていた慎一は、
 きっとみんなよりワンテンポ遅れて気づく。

 例えばガラス戸越しに見えたみんなの表情。
 職員の動き>>20だとか、声だって聞こえたかも。

 なんせ慎一は耳ざとい。
 ちびちびと飲んでいたミルクティーの蓋を、
 慌てながらもきっちり閉めて、
 大慌てでその仕切りの内側へと駆けてった。]
 

(44) nabe 2021/06/16(Wed) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ──黒沢、帰ってきた?!


[ ……あの場所を知る人間以外には、
 どうにもおかしな文脈だろうけど。

 抑えきれない声を発して、
 その場にいた誰かの手を取ったかも。
 ぶんぶんと大きく振るから付き合ってよ。

 慎一はうれしい。
 うれしくて頭の中がめちゃくちゃだ。
 このままじっとしていちゃ、
 こみ上げる熱に変になりそうなくらい。]
 

(45) nabe 2021/06/16(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  よかった……、


[ そう。その瞬間、
 慎一はただ「よかった」と思う。

 帰ってきてくれてうれしい。
 たとえここが君にとって、
 どれほど生きづらい場所だとしても。
 会えなくなったらさみしくて、
 君が死んじゃったら慎一はすごく悲しい。

 もうどうしようもない後悔を抱きかかえて、
 一歩だって歩けなくなってたかもしれない。]
 

(46) nabe 2021/06/16(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だから──、
 結局これも自己チューな考えかもしれない。
 おまけにあちらで慎一はとんだ役立たずだった。

 でも、やっぱり、自己チューだとしても。
 黒沢が死んじゃったら、慎一が悲しい。
 たとえ両腕が塞がっていようとも、
 何もかも投げ出して手を伸ばさなきゃ、
 取り返しのつかないことだってあるのだ。
 そんな後悔、慎一は一生知りたくない。

 そのことはここで待っている間に、
 いやってほど身に染みて理解したからさ。

 役立たず≠ヘ過去形にできるように、
 いつか君のワガママに応える機会を慎一にもくれる?]
 

(47) nabe 2021/06/16(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……ああ、いや。
 ここで言ってたって仕方ないな。]
 

(48) nabe 2021/06/16(Wed) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……気づいたら視界が滲んでた。
 慎一は今、笑っているはずなんだけど。

 ……うれしくて泣くなんて、
 もしかするとはじめてかもしれないなあ。

 きっと今日はまだ会えない。
 だけど、あの場所で心に抱いた「ありがとう」と、
 今、頭の中で繰り返している「おかえり」を、
 早く会って、直接伝えたいって慎一は思う。

 それから、もっとくだらない話も。
 雪道でしたヨーコ先生批判の結論も、
 あの校舎の窓ガラスがどんなに硬かったかも。
 ……笑えるだけの楽しい話も、全部。

 声に出さなきゃ、何も伝わらないらしいから。*]
 

(49) nabe 2021/06/16(Wed) 20時半頃

村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 帰還後・病院 ──

[ それから。
 では解散! とあいなる前に、
 慎一はそいつを捕まえられたか。

 ひとしきり喜びを噛みしめて、
 それでも慎一の気分は少し高揚してる。

 少なくともあの校舎にいたときみたいに、
 靴の踵を踏んづけたり、足を庇ったりして、
 のろのろと歩くんでもなく駆け寄るだろう。]
 

(50) nabe 2021/06/16(Wed) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……ユーガ!


[ ……まだ病院内だったなら、速足で。
 あんまり大きな声を出さないように。
 基本的に、慎一は決まり事に忠実だ。

 距離を詰められたなら、
 そう、少しばかり言いたいことが。

 けど人の基本は挨拶ともいうし、
 まずはもう慣れてきた言葉を投げよう。]
 

(51) nabe 2021/06/16(Wed) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……おかえり。
  それから、ありがと。
  黒沢と一緒に帰ってきてくれて。


[ ここは誰の家でもないんだけどね。
 帰る場所なんていくつあってもいいんだって、
 慎一はなんとなく、あの校舎を経て思う。

 別に、自分の生まれ育った家じゃなくても、
 教室でも、この世界そのものでも、
 帰りたいと思えるんならどこだって。

 まあ、だからさ。
 細かいことはあまり気にしないで。
 ……慎一が言うのもなんだけどさ。]
 

(52) nabe 2021/06/16(Wed) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それから、こんな話もしよう。
 こうして今、笑えるようになる前、
 この場所でどんな話をしていたのかとか。]


  ……あんね、
  待ちながらいろいろ話してたよ。
  黒沢は気づいてほしかったのかな。とか、
  誰か、黒沢にたどり着いてくれるかな。とか。
  ユーガなら、って番代と話してて──、


[ 番代が真っ先に炭蔵の名前を挙げたこと、>>4:+32
 慎一はたとえばそんな話を取り上げて、
 重たい前髪の向こうを見透かせないでいる。]
 

(53) nabe 2021/06/16(Wed) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……ユーガ、悩んだ? 迷った?
  不安になったり、躊躇したりした?

  黒沢の作った世界の中で、
  いろんなもの見て、聞いて、触れて──。


[ 慎一は見透かせない目のあたり、
 じっと見つめて静かに笑っている。

 ──としかここに書くこともないから、
 慎一の話をついでばかりに付け足そう。

 ずっと迷子みたいだった。
 あの世界でも、現実に生きてても。
 それはまあ、前にも似たことを言ったね。
 だからそのくらいにしておいて、話を戻すと、]
 

(54) nabe 2021/06/16(Wed) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……戻したとて、そんな感じ。
 慎一はそう尋ねて、返事を待っている。
 保健室への道すがらした会話を思いながら。*]
 

(55) nabe 2021/06/16(Wed) 21時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:鳩羽君 ――

 鳩羽君。うん、大丈夫だよ。
 来てくれてありがとう。

[ 鳩羽君が来てくれた。>>31
 私はやっぱりまだベッドの上の住人で、
 母が買ってきてくれたブックスタンドを使って
 本を読んでるところだった。
 ほら、左手があまり使えないから。

 お見舞い、って置かれた缶は>>31
 ものすごく可愛らしくて、
 え、これ鳩羽君が選んでくれたの?
 え?鳩羽君が??って、
 ものすごく失礼だけど
 鳩羽君と缶を交互に見比べちゃった ]

(56) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……え?すごく可愛いね?
 鳩羽君が選んでくれたの?

[ これで鳩羽君がうんって言ったら、
 正直ちょっと鳩羽君を見る目が
 変わってしまうところだった。
 いや、だってこんな、いかにも女の子が好きそうな、
 中は見えないけど多分お菓子。
 柊君ならともかく鳩羽君のイメージじゃない。
 うん、我ながらものすごく失礼(2回目) ]

(57) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ お姉さんが選んでくれたって鳩羽君に聞けたかな。
 そしたら私、お姉さんにもよろしく伝えてねって
 お礼を言伝るんだけど ]

 これって、

[ そしてもうひとつ。出てきたお見舞いに、>>32
 私は目を丸くした後、苦笑した。
 私が奢ってあげるはずだったのに、
 これじゃ、逆じゃない。
 ココアは飲めるし嫌いじゃないよ。
 あの時は私の好きなほうじ茶を押し付けたから、
 今日は鳩羽君のお勧めを一緒に飲もうね ]

(58) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ココアを飲みながら、鳩羽君の話を聞いた。>>33
 私がいないと寂しいとか、みんなつまらなそうとか、
 鳩羽君は調子のいいことを言う。
 いやいや、私、そんなキャラじゃないから。
 それ、鳩羽君が欠席した場合でしょ。
 私、ちょこちょことそんな風につっこんだと思う。
 いや、だってこれ、ツッコミ待ちよね? ]

(59) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、何かのタイミングでふっと話が途切れて、
 あ、空気が変わったな、って気がしたの。
 そして、鳩羽君が話を切り出す>>34 ]

 ……嬉しかったのは、私の方。
 でも同じくらい、申し訳なかった。

[ 私に呼ばれたことが嬉しかった。>>35
 鳩羽君はそう言ってくれた。
 あんな目に遭ったのに ]

(60) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ あんな目に遭ったのに。
 私がそう思ったのが伝わったのかな。
 ここに来れてよかったとは言い難い。>>36
 怖い目に遭った。
 悲しい想いをした。
 鳩羽君はそう言う。
 そう。その通り。
 私はみんなをそんな目に遭わせてしまった。
 私に弁解の余地はない。
 
 それが良いことだなんて、私は言えない。
 だから私は首を横に振って、
 ごめんなさい、って言おうとしたんだけど、
 鳩羽君、口を挟ませてくれない。
 あの時みたいに>>3:450 ]

(61) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ あの校舎の主は、私だった。
 あの校舎は、私の世界だった。
 そのことに意味があるって鳩羽君は言う。>>37
 さんきゅって鳩羽君が言う>>38 ]

 ……当たり前じゃない。
 鳩羽君のいない3-9は、3-9じゃないでしょ。

[ それ、鳩羽君が欠席した場合でしょ。
 私、ついさっきそうつっこんだよね。
 鳩羽君がいないと3-9は寂しいし、
 鳩羽君がいないと3-9はつまんない。
 鳩羽君は、そういう人でしょ。
 無理して笑わなくていいよって私は言ったけど、
 それでも、鳩羽君の笑顔に助けられてたのも事実だよ ]

(62) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 帰ってきてくれてありがとう。>>40
 鳩羽君のその言葉に、私は首を横に振った ]

 ……あんな目に遭わせてごめんなさい。
 あの校舎に来てくれてありがとう。
 みんなが来てくれたから、私、帰ってこられたの。

[ 一番最後に手を引いてくれたのは芽衣と炭蔵君だけど、
 2人だけが連れて帰ってくれたわけじゃない。
 みんながいたから、私は帰ってこれた。
 みんながいる世界だから、私は帰ろうと思えたんだよ ]

(63) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私ね、みんなの未来の中にいたいって思ったから、
 帰ってこれたの。
 だから、私の未来の中に、鳩羽君もいてくれたら
 嬉しい。

[ もう張るような見栄をもってない私は、
 私のことを考えたいって言ってくれる鳩羽君に
 ちゃんとそう伝えるよ。
 あと、これも ]

 私にも、鳩羽君のこと、考えさせてね。

[ だって友達ってそういうものだと思うから。
 貰うばっかりじゃない、与えるばっかりじゃない、
 そういう関係が、私は欲しいから* ]

(64) takicchi 2021/06/16(Wed) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・お見舞い ──

[ 扉をノックする前に少し考える。

 「元気?」というのは絶対に変だし、
 「久しぶり」もしっくりこない。

 とはいえ、いくらあの夜、
 治療室の前で会釈しかしなかった慎一とて、
 黙って入室するような無礼者にはなりたくない。

 はて、どうしたものだろう。
 考えた末に「こんにちは」を胸に携えたけれど、
 扉をたたき、するするとそれを開いたときには、
 予定になかった言葉がふいに口をついて出ていた。]
 

(65) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  おかえり、黒沢。
  …………こんにちは。


[ あの雪道を歩いた朝みたいに、
 冬の制服を着て、コートを着込んで、
 マフラーも巻いて……帽子はないけど。

 そういう格好をした慎一は、
 どうも勝手がわからないという素振りで、
 紙袋片手におずおずと病室を訪れる。

 ──幸い、お外は寒空ながら快晴。
 ずぶ濡れのスニーカーが床を濡らすこともない。]
 

(66) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……動けるようになった?


[ それはきっとお見舞いが許されるようになって、
 まだあまり日の経ってないころのことだから。

 体の具合にそれとなく関心を向けつつ、
 ひとまず、お見舞いの基本の部分を済ませるね。]


  これ、お見舞い。


[ 慎一が差し出す袋の中身は、
 小さい包みや、それより大きな箱で、
 少しばかりごちゃついているので順番にいこう。]
 

(67) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ひとつ。タオルハンカチ。
 隅っこにペンギンが一羽いる。
 よくよく水を吸ってくれるので、
 ちょっと疲れた夜にでも使って。
 それに、端の縫い目のところは触り心地がいい。

 ふたつ。液体砂時計。
 知らない? 耳鼻科とかによくあるやつ。
 慎一はそれが妙に好きなんだ。暇つぶしになる。
 あのね、何も考えたくないときにもいいよ。
 ぽこぽこ動く泡を見てると無心になれるから。]
 

(68) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それから──、]


  これ、うちの親から。
  ……というか、袋の中身がバレて、
  めちゃくちゃ怒られて、足されたやつ。


[ みっつ。特別豪華でもかわいくもない、
 デパ地下には大体置いてる定番のゼリー。
 慎一の家にあると争奪戦になるやつ。だけど、]
 

(69) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  まだアレコレ好きには食べれないのかな。

  日持ちするから──、
  ……よかったら、お母さんと食べて。


[ ご家族と食べてって言おうとして、
 慎一は少しだけ言葉に詰まってしまう。

 あの夜。良い知らせを受ける前。
 番代とひそやかに交わした会話を思い出す。

 慎一は黒沢の家族の形を知らない。
 そこに何があって、何がなかったかも、
 どうして今黒沢がここにいるのかも。]
 

(70) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だから、黙ろうと思ったんだけどね。
 それを聞いて、どんな答えが返ってきても、
 慎一に何ができるかなんて思い浮かばない。

 けど、何を思ったか、
 というか、あの日抱えかけた後悔を思って、
 慎一はおそるおそるというふうに口を開く。]


  ……黒沢ん家、お父さんいないの?


[ ああいや、聞き流してくれてもいいんだ。
 積もる話はまだまだたくさんあるからさ。*]
 

(71) nabe 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

── お見舞い・ノエ ──

[鳩羽くんが選んでくれたの?って言われたら
にやにやしながらそう見える?って聞くね!>>57

でも、すぐ嘘はバレるんだろうし、
隠すつもりがないから、ねーちゃんセレクトだって
ノエには伝えてやるつもり。

よろしく伝えてって言われたら、
たぶんねーちゃんには喜んでたよって
ちゃんとそのまま伝えようかな。

3割増しで伝えても良いんだけどさ、
そうするとアイちゃんすーぐ調子乗って
俺に恩着せようとするから……ごめんな。]
 

(72) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 んなことねーって!
 ノエがいねーとみんな
 こう、ずぅぅーんって暗くて!!!

[やっぱり俺はにやにやしながら話してる>>59
別にあながち嘘でもないけど、でもまあ、
6割くらい盛ってるかもしれないのは否めない。

ちなみにずぅぅーんのところは
ちゃんと実演付きで説明しておいた。ずぅぅーん
ほら、伝われ。ずぅぅーん。 ]
 

(73) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ココアを飲みながら言葉を交わす。
……いや、交わすっていうのは正確に言えば
キャッチボールすることだって思うから、
俺のこれは結構一方的な独白だったんじゃないかな。

だからノエには口を挟ませない >>61
いつだって、きっと俺はそう。

だけどたくさんのボールを投げてから、
今度はノエの話を聞く番。

これも、いつだって、そんなカンジ。 ]
 

(74) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[あんな目に遭わせて……はさ、
でもべつに、怒ったりしてねえし、
ぶっちゃけ悪いことばっかじゃなかった。
びっくりしただけ、心臓に悪かっただけ。

だからノエには「全ッ然」って俺は笑う。]


 悪いことばっかじゃなかったから。


[良いことだって、いっぱいあったんだ。
ひとつひとつは、誰かとの秘密だったり、
約束だったり、誰かを想う気持ちだったり
まあそういう細々したやつだからさ、
俺の心の中で、秘めておこうと思うけど。]
 

(75) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うん。
 ノエが、そう思ってくれてて嬉しい。
 みんなの未来の中に、ノエはいるし、
 俺の中にだってぜってーいる。

 だからノエの未来ン中にさ、
 俺がいるのは、すげーうれしい。

[今すっげークサイこと言ってない?
言ってない?俺大丈夫?言ってるよね?
だから照れ隠し。なぁんも無理してない顔で笑う ]
 

(76) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ありがと。

 例えばさ、
 柄にもなく落ち込んでたりしたらさ。
 今度こそ、ココア、奢ってよ。

 多分それだけでさ
 あー、あの時ノエとこんな約束したな、って
 俺、思い出せるとおもう。
 
[あ、でも通学路の自販機、
ココアじゃなくて綾鷹出ることあるから。
そしたらそれが運命なんだって一緒に笑ってよって。

なにそれって聞かれたら、
詳しくはメイが知ってるよって言っとくね
仲良いでしょ?それくらいは俺も知ってんだ。 ]
 

(77) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あとそーだ!

[にっ、と笑って、
これさっき気づいたんだけど!って最後に蛇足。]

 俺ら、眼鏡仲間だから!
 な!眼鏡繋がりで、
 これからもよろしく!

[ますます眼鏡の下、顔が綻んでゆくよ]
 

(78) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ノエとはさー
知り合い以上友達以下?それとも友達になれた?
なんて難しいことさ、考えるよりか、
圧倒的に俺らだけの唯一の共通点あるじゃん!って笑う

やったね。これは他の呼ばれたやつらには勝てない、
俺とノエだけの共通点!

はじめましてでもないしご趣味は?でもない
友達以上眼鏡繋がりになった俺たちは、
まずは冬にメガネが曇る問題からお話、始めましょーか!

なぁんてね。
きっとくだらないことだってノエは笑ってくれる
いつもの鳩羽憐を見て、こいつバカだなあ、
でも元気でるなあ、って思ってくれたら嬉しいよ。

それで、時々 “友達らしい” ことができたら、>>64
いいな、なんて、俺は思うよ。]*

(79) ししゃもん 2021/06/16(Wed) 23時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

nabe 2021/06/16(Wed) 23時半頃


【人】 店番 ソフィア

— 後日・乃絵ちゃんのお見舞い —

 やっほ。

[病室のドアをガラガラと開けながら、
最寄りのお店を覗きに来るような日常の感覚で、
ベッドにいるであろうその子に声をかける。

いろいろあったけど、生きててまた会える。
今はそれで十分。
楽しいことはこれからいくらでもあるんだから。

詳しい事情を知らないままの私はその詮索もしない。
お父さんのこととか……誰かに教えて貰ったりもしたかもしれないけど、
少なくともこの場では、乃絵ちゃんが話したいことだけ話してくれればいい。]

(80) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


 おかえり。ってもう言ったっけ?
 はいこれ、駅前のお菓子屋さんのクッキー。
 長持ちするから、良くなったら食べてね。

[紙袋に入れたお見舞い品を渡す。
たぶんこうしていろんな人が見に来てくれているんだろうな、
って、そんな想像はできるから、
私からの気持ちは重くならないように留める。]

(81) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


 傷の具合はどう?

[そう聞いてみるけど、どう?と聞かれても困るかな。
身体のあちこちに自分でつけたらしい切り傷だもの。
きっと痕も残り続けるだろうし、
忘れようとしても忘れられないものになってしまうんだろう。

ふと、乃絵ちゃんの顔の近くに自分の頭を近付けて、
両手で髪を掻き分けて、頭頂部から額にかけての頭皮を見せようとする。
自分で確認できないけど、うまく見えるかな。]

(82) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


 見える? 傷痕。

 小さい頃にね、知らない大人に殴られた時の。
 ……私にもあるんだよね。

[髪を掻き分けている手を下ろして顔を上げ、
秘密の共有をしちゃったね、という気持ちで、にひひ、と笑む。

嫌なことを忘れても、傷の痕は残るのだろう。
それは私も一緒だから。

どうか、そのことには負い目を感じずに生き続けて欲しい。]

(83) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア


 傷痕が目立たなくなるメイクってのがあってね。
 今度、教えてあげるね。

[とりあえず、退院していろいろ落ち着いてからの予定をひとつ、
ねじこんどいてもいいでしょうか。]

 うち、門限が厳しいけど、
 友達が遊びに来てくれるのは大丈夫だから、
 来てくれたら、お母さんもお父さんも喜ぶなぁ。

 卒業前にまたお泊まりしてお菓子パーティーしたいね。
 あれねぇ、すっごく楽しかった。

[狭い場所に閉じ込められるのは勘弁だけど、
あの世界に招いてくれたことは特別な体験で、間違いなく嬉しかった。*]

(84) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:向井君 ――

[ ノックの音に、はいって返事する。>>65
 開く扉に顔を向ければ、
 入ってきたのは向井君だった。
 来てくれたの、って言おうと口を開きかけたら
 その前に向井君が口を開いて ]

 ……ただいま、向井君。
 来てくれて、ありがとう。

[ おかえり。>>66
 その言葉に、私の返事は一拍遅れちゃった。
 向井君の選んだ言葉がおかしかったから、
 じゃないよ。
 なんだろう、これ。……不意打ちを食らった感じ。
 私はびっくりして、それで、嬉しかったんだと思う ]

(85) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ おずおずとした様子の向井君は、
 どうにも居心地がよくなさそうに見える。
 それは、ここは病院だし、私って女子と2人きりだし、
 居心地の悪くなる要素しかないかもしれない ]

 あ、よかったら座って。

[ 炭蔵君とか鳩羽君は、勧めなくても座っただろうけど、
 向井君はそういうわけにはいかない気がする。
 なんとなく、そんな気がした ]

(86) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ちょっとだけね。

[ 向井君の問いにはそう返した。>>67
 命に別状はなくなっても、痛いものは痛い。
 まだ基本的にはベッドの上の住人だった。
 お手洗いには自力で行くけど、
 それ、わざわざ言うことじゃない気がする ]

(87) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あ、ありがとう。……多くない?

[ そうだ、鳩羽君に貰ったお菓子があった。
 あれ一緒に食べてもいいな。
 私、そう思ったんだけど、
 それより先に、向井君が紙袋からお見舞いの品を
 出してくれた。
 それはもちろんとっても嬉しかったんだけど、
 なにやら数が多い。
 小さい包みがあれば、箱状のものもある。
 そして最後に、親から?>>69
 どうして私、向井君の親御さんから
 お見舞いいただいてるんだろう。……怒られた? ]

(88) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えーと……見ても、いい?

[ 例えば、もし芽衣からお見舞いをもらったら、
 私、ありがとう、開けてみてもいい?って
 その場で開封したと思う。
 だけど、向井君にはそんなつもりはなくて、
 向井君が帰ってから、なにをもらったのか確認して、
 あとでお礼のメッセージを送るつもりだった。
 だけど、親に怒られて足されたなんて聞いてしまっては
 向井君、一体私に何をくれるつもりなの、って
 その場で確認せずにいられなくなっても
 仕方ない話だと思う。私は悪くない ]

(89) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 小さな包みはタオルハンカチだった。>>68
 ペンギンの柄は、向井君と登校した雪の日を思い出す。
 あの日、私グルチャにペンギンのスタンプ送ったの、
 向井君覚えててくれたのかな。
 私、歩き方がペンギンみたいだって言われて、
 みっともないってこと!?って恥じた。
 なんだかすごく昔のことみたいに思う。
 減点に怯えて、向井君に指摘されるくらい、
 手首を握って。
 馬鹿みたいだったなあって今は思うの。

 もう一つの箱は液体砂時計。
 逆さにすると、綺麗な粒々が落ちていく。
 点滴の雫が落ちていくのを眺めてるより>>13
 綺麗だし、楽しそう。
 個性的なお見舞いだなとは思ったけど、
 怒られるようなものじゃないと思うんだけどな?
 私がまだまだお見舞いされる側の初心者だから
 そう思うだけ? ]

(90) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ありがとう向井君、こんなにたくさん。
 ご両親にもお礼、伝えておいてくれる?

[ 液体砂時計の方はブックスタンドの隣に並べておくね。
 ここが一番よく目に入るから。
 お母さんとっていう言葉に頷いた。>>70
 あれから母は毎日顔を出してくれていた。
 一緒に食べるね。
 ゼリーだってわかったら、冷蔵庫にしまっておくよ ]

(91) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 思えば、そこで気づくべきだったのかもしれない。
 どうして向井君が“お母さんと”って言ったのか。
 わざわざ向井君は“お母さん”って名指しした。
 “家族で”とかじゃなく ]

 ……いるよ。

[ 多分、校舎に行く前の私なら、
 その返事で終わらせてた。
 だけど、私はあの校舎で言ったの。
 みんなと一緒にいたい。>>5:235
 みんなともっと仲良くなりたい。
 みんなと、これからも、思い出が作りたい。
 そのみんなとは、あの校舎に来てくれたみんなで、
 もちろんその中には向井君もいる。
 だから、私は続きを話すよ ]

(92) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 いるけど、一回も病院には来てないし、
 私も、会いたくない。できれば一生。
 ……そうできるように、今、色々考え中なの。

[ 私は自由になりたい。>>5:234
 私を縛るものを捨てたい。
 でもね、寂しいのは嫌い。
 独りぼっちは耐えられない。
 だからね ]

 でもね、そうしたら、その分私に隙間ができるでしょ。
 その隙間、みんなで埋めてほしいなって思ってるの。
 向井君も手伝ってくれる?

[ 私、もう出来のいい人間のふりをするのはやめたから、
 手を貸してっていうの、躊躇ったりしないの* ]

(93) takicchi 2021/06/17(Thu) 00時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・お見舞い ──

[ 「ありがとう」って言われたなら、>>85
 「どういたしまして」を返すべき?

 ……基本的にはそうかもしれないが、
 そのときの慎一はそそそっと、
 体を病室の中に潜り込ませるだけだった。

 や、居心地が悪いんじゃないよ。>>86
 ただ、お見舞いってどうもはじめてで。
 慎一はお作法がよくわからないだけだ。]
 

(94) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……いや、それだけじゃないな。

 「座って」と促されて、>>86
 慎一はようやく椅子を引いた。

 動きがぎこちない?
 仕方ない。慎一は少し緊張している。

 あれだけもう一度会いたいと祈ったくせ、
 後から悔いるのはごめんだと思ったくせ、
 一度死を選ぼうとした人に、
 どうやって向き合えばいいか測りかねて。]
 

(95) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……なので、
 「お手洗いには自力で行くよ」なんて、
 もし黒沢がまじめな顔で言っていても、>>87

 たぶん、そのときの慎一は、
 ひっくり返って笑うこともできない。
 だからわざわざ言ってくれなくてよかった。

 「ちょっとだけ」という言葉に、
 それでも快方に向かっているならよかったと、
 少し安堵の表情を浮かべたくらい。

 ……そもそも笑いどころじゃない? そっかあ。]
 

(96) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  多くないよ。
  一個一個が小さい。


[ 大まじめな顔して慎一は言う。
 入院生活にあるとよいものを、
 慎一はまじめに選んだはずだったし、

 親からの見舞いの品だと託されて、
 そのことにも大して違和感はなかった。

 だって、慎一は友だちの見舞いに行くと言った。
 慎一の友だちだから、心配もするだろう。

 ……それを持たせた主たる理由が、
 慎一の非常識なチョイスだったとしても。]
 

(97) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なので、見てもいいかと問われれば、
 慎一はふつうにうなずいただろう。
 つまり、黒沢は実際悪くない。>>89

 慎一はあの雪道で、
 ペンギンの話をしたのを覚えてるし、
 粒々が落ちていくのは見てて落ち着く。

 ……水滴が落ちるのは点滴で見慣れた。
 というのは、まったく想定になかったけど。]
 

(98) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……うん、言っとく。


[ しかし黒沢の対応が大人だったので、>>91
 慎一は素直にうなずいてその会話を終える。

 そこからは今までしてこなかった類の話。
 返ってきたのは肯定で、>>92
 続いたのは慎一の知らない世界の話だ。>>93

 こんなことになって、病院に来ない家族。
 一生会いたくない家族。
 ……慎一の視界には存在しないもの。

 やっぱり慎一はそれに対する答えを持ってないし、
 現実的なアドバイスができるやつは他にいるだろう。
 だから「そっか」って静かに相槌を打っただろう。]
 

(99) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でもね、慎一が何か言うより先に、
 求められた「なにか」に数度まばたき。>>93

 先を越されちゃったなあ。って、
 今度ははっきりそう思ったっていいだろう。
 そういう笑みを浮かべて、慎一は口を開く。]
 

(100) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……もちろん。
  俺にできることならなんだってする。
  できなさそうなことだってきっとする。

  だって、俺さ……、
  あのとき、黒沢の作った世界の中に、
  俺のことも入れてくれて、うれしかった。


[ 誰かオシャレな手土産を持ってきたやつが、
 どこかで似たようなことを言ってたって?
 ……類友ってやつかもしれないなあ。
 ほら、融通のきかなさだって、>>1:69
 そういうふうに言われるんなら、これも。

 でも、これは慎一の分だから、
 慎一の口から、ちゃんと言わせてね。]
 

(101) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  だから、ありがとう。
  黒沢があの場所に呼んでくれたことが、
  俺の隙間を埋めたんだよ……ほんとに。


[ あの場所で慎一のしたことって、
 ひたすら食糧を漁ったくらいだけどね!

 けれど、あの場所でできなかったことも、
 今からリベンジすることだってできるよね。
 ……だって、黒沢乃絵はここにいるから。

 だから、もうひとつだけ。
 あのとき言えなかったことを口にしよう。]
 

(102) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……あんね、
  今さらかもだけどさ。

  慣れちゃったんなら、
  別の方法、探したほうがいいと思うよ。

  気を紛らわせる方法なら、
  俺だって一緒に考えるから。
 

[ なんせ慎一はそういうのに少し詳しいんだ。

 君がぽつぽつ落ちる水滴に、
 あまり興味をそそられないというのなら、
 少しハードルは上がってくるけれど。]
 

(103) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ちらりと左手首のあるほうを見て、
 慎一はゆっくりと立ち上がる。
 病み上がりに長居しても悪いからさ。それで、]


  ……お邪魔しました。また来るな。


[ なんせ慎一は、
 ぽたぽた滴るしずくか何かを眺め続けるの、
 気分が落ち着くし、好きなんだけれど、

 永遠にそれが続くとさみしいのも知ってる。
 そこに、はじけるような楽しいが生まれないのも。

 だから、「また今度ね」って手を振って──、
 なんせ慎一は話題が豊富なほうじゃない。
 次はだれかと一緒に来てもいいなって思う。**]
 

(104) nabe 2021/06/17(Thu) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:鳩羽君 ――

[ そう見える?って聞かれたら?>>72
 ……私、嘘はつけないから、
 ちょっと鳩羽君を見る目が変わりそう、なんて
 言っちゃうよ。
 というか、もうそのセリフを言う時点で
 ちょっと変わり始めそうになってたかもしれない。
 だから、お姉さんが選んだって聞いたら、
 私は心底安心したような顔をしたはず。
 私本当に失礼だね!?

 いや、お礼はそのまま伝えてくれたらいいからね?
 3割増しで伝えないこと謝られるのは解せない ]

(105) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ツッコめばツッコむほど、
 鳩羽君の話、エスカレートするのは仕様なの?>>73
 とうとう身振りまで加わっちゃったんだけど。

 ……いや、でも、ってちょっと思う。
 鳩羽君の話は盛りすぎとして、
 もし私が帰ってこなかったら、
 そんな風になってた人もいたかもしれない、って。
 例えば、ピアノが弾けなくて泣いてた芽衣だとか。
 例えば、泣きそうな顔を晒してた炭蔵君だとか。
 例えば、今目の前でずぅぅーんってしてる鳩羽君とか。
 そんな風に思うの、私のうぬぼれじゃないって
 思ってもいいかな? ]

(106) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 悪いことばっかりじゃなかったとしても、>>75
 いいこと全部吹き飛ばすくらいの悪いこと、
 あったと思う。
 本当に死にかけた私が言うんだから間違いない。
 ……あ、ここ笑うところなんだけど以下略。
 でも、鳩羽君は全ッ然って笑う。
 この笑いは、無理して作った笑いじゃない。
 本気でそう思ってるってわかるから、
 やっぱり鳩羽君は眩しいよ ]

(107) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ みんなの未来の中に、私はいる。>>76
 鳩羽君の中にも。
 そう断言してくれるの、嬉しいね。
 未来の私にもちゃんと居場所があるって思える。
 大丈夫、青春はちょっとくらい
 クサくってもいいんだよ! ]

(108) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 例えば、鳩羽君が落ち込んでたら?>>77 ]

 その時は、ちゃんと大丈夫じゃないって教えてね。
 笑っててもいいから。

[ 無理してでも笑いたければ、笑っててもいいよ。
 でも、ちゃんと教えてほしい。
 いきなり学校サボったりしたら、
 表情からも声からもキャッチしようがないでしょ。
 大丈夫じゃない時はひとりぼっちでいちゃいけない。
 これ、死地から帰った先輩からのアドバイスね。 
 あ、ここ笑うところ(しつこい) ]

 そんな時じゃなくても、ココアくらい奢るよ。

[ 綾鷹?ほうじ茶の方なら歓迎なんだけど ]

(109) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そんな話をしていたら、鳩羽君がなにやら閃いた>>78 ]

 え?眼鏡?

[ 眼鏡仲間。眼鏡繋がり。
 どうしよう。日本語の意味はわかるはずなのに、
 鳩羽君の言ってる意味がわからないの。
 確かに私も鳩羽君も眼鏡だけど!
 待って、眼鏡繋がりって友達より上なの!?>>79
 鳩羽君の中で眼鏡ってどれだけ重要なの!?

 とりあえず、病院の中は年中快適気温に
 保たれているから、この病院から一歩外に出た途端、
 鳩羽君の眼鏡は鳩羽君の息で曇ると思う。
 がんばってね!……何を?* ]

(110) takicchi 2021/06/17(Thu) 02時頃

【人】 夜笑国 メイ

[身体が寒くて目が覚めた。
 どうやら勉強中に寝ちゃったみたい。
 開けっ放しのカーテンからは、
 大雪なんて降りそうにない夜空が広がっている。

 冷えきった手を擦り合わせてみたら、
 どうしてか左手だけがすごく温かかった。
 まるで、さっきまで誰かと手を繋いでいたみたい。
 わたしは反対の手に息を吹きかける。]

(111) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時頃

【人】 夜笑国 メイ

[見慣れた制服は朝着るようにハンガーにかかっていて、
 お財布は左ポケットじゃなくて鞄の中、
 胸ポケットは指で押しても布の弾力しか返って来ないし
 右ポケットの中で握るわたしの手のひらは空っぽだ。]

  ……夢じゃない。

[それでも、メール>>3:+4を見る前から分かってた。
 校舎に置いてきたことも、わたしが新たに抱えたものも、
 全部、覚えていたから。

 わたしは私服の上に血に染まっていない
 コートとマフラーを着込んで階段を下りる。]

(112) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時頃

【人】 夜笑国 メイ

[お父さんがリビングにいることは、
 1階の廊下に漏れる明かりからすぐに分かった。]

  お父さん、

[わたしがお父さんを呼ぶと、
 お父さんはグラスに入った液体を揺らして振り返る。
 わたしの髪みたいな色。お酒だと思うでしょ。
 残念。正解は麦茶でした。
 お父さんは、お母さんの前ではお酒を飲まない。

 あの日>>2:600もそうだった。
 お父さんはわたしへ少し恥ずかしそうな顔をするけど、
 隠すつもりもなかったくせに。
 わたしは迷わずお父さんの隣に座る。
 顔を上げると、お父さんの大きな手がわたしに触れた。

 わたしはお父さんの少し硬い手のひらにじゃれながら、
 お父さんの悲しそうな顔を眺めていた。
 今度はあの日>>2:601に戻っちゃったのかな……でも、]

(113) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時頃

【人】 夜笑国 メイ

[目元の皺、いつの間にか結構増えたね。
 クマもちょっと濃くなってる気がする。
 お母さんが死んで、お父さんもわたしも
 もう動けない、進めないと思ってたのに、
 そんなことなかったみたい。

 ——わたしたちは、生きている。
 鼓動を奏でる生者の時は止まらない。
 立ち止まっているつもりでも、
 わたしたちは少しずつ前に進んで、
 お母さんのことを忘れていく。

 夢を語る溌剌とした表情も、怒った時の鮮烈な声も、
 頭を撫でてくれた柔らかい手も、味の薄かった料理も、
 わたしたちの願望が、お母さんの本当を塗りつぶす。]

(114) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  お父さん、わたしね——

[やっぱり、死んだらそこで止まっちゃうんだよ。
 だから生きている方がいい。
 どんなに苦しくても、辛くても、生きて足掻く方がいい。

 そのためならわたし、ワルモノにもなれるよ>>5:222

 心臓がバクバクしてる。声を出す喉も上手く動かない。
 それでもわたしは、お父さんと話をした。]

(115) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

 
[月が朝焼けの空に掠れる頃、
  何かが破裂したような音がした。]*
 

(116) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしの乗ったタクシーが病院の前に停まったのは、
 他の車>>8より後のこと。

 目覚めた時見た夜空はもうどこにもなくて、
 わたしは朝焼けも過ぎようという早朝に
 病院へ足を踏み入れることになった。]

(117) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 病院・待合室 —

[乃絵ちゃんの手術は既に済んでいて、
 今は乃絵ちゃんの生命力に託した状態。
 集中治療室に入ることは当然叶わず、
 わたしは待合室にいる。

 面会時間外だというのに、
 病院の中には見知った顔がたくさんあった。
 みんなはどこにいたかな。

 たとえばそこに一日限りの相棒>>8がいたなら、
 挙げた片手にこたえるように、
 わたしの右手の人差し指はわたしの前髪の縁を伝う。
 毛先に触れるたび、指の皮膚がじんと痺れた。]

(118) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[炭蔵くんの前髪はすっかり元通り。
 昨日の今日どころかさっきの今だ。
 約束が果たされるのはもう少し後のことなんだろう。

 そう思ってもわたしはいつものように、
 炭蔵くんへ個人的に声をかけることはない。
 だってもう、二人じゃない。

 止まった一日は終わった。
 わたしはまた民衆に埋もれていく。]*

(119) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 病院・集中治療室前 —

[わたしたち以外に、見慣れない女性がひとりいる。
 集中治療室の向こうを見るその人が、乃絵ちゃんの
 お母さんだってことはさすがのわたしもすぐに分かった。

 顔立ちに乃絵ちゃんと似ているところはあったかな。
 乃絵ちゃんに毎日お弁当を作ってくれるお母さん。
 お菓子も手作りにこだわっていたお母さん>>3:205
 苺が好きだった話>>4:469、わたしは理由を聞けたかな。
 夜食>>4:309のエピソードはどうだろう。

 少なくとも、わたしの知る乃絵ちゃんのお母さんは
 乃絵ちゃんを傷つけたりしなかった。否定も、何も。

 でも乃絵ちゃんはお母さんのこと、諦めてた>>5:209
 お母さんは、乃絵ちゃんの救いにはならない。
 だからわたしも家族の話をやめた>>5:225

 でも、ここに乃絵ちゃんのお父さんの姿はない。]

(120) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……乃絵ちゃん、苺がすきなんです。

[なんで声をかけたのかって言われたら、
 わたしたぶん納得のいく答えを出せない。

 いきなり隣に来て声をかけてきた子どもに、
 乃絵ちゃんのお母さんはどんな顔をしたんだろう。
 必要ないって、害になるって、馴れ合いだって、
 そう決めつけられた>>5:1乃絵ちゃんの友達が
 何人も駆けつける光景を、どう見てるんだろう。

 乃絵ちゃんのこと、どう、思ってるんだろう。

 わたしは細める前の目で乃絵ちゃんのお母さんを見る。]

(121) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  乃絵ちゃんを見てください。

  ……乃絵ちゃんは、ここにしかいないので。
  生きているので。

[見知らぬ子どもが急に生意気なこと言ったんだもの。
 怒られたって睨まれたっていいよ。

 こんなことしたら、乃絵ちゃんに迷惑をかけちゃうかな。
 でも、ここには乃絵ちゃんのお父さんはいないから。
 逆らえない、お母さんしかいないから。

 わたしが知っているのは、乃絵ちゃんとお父さんのこと。
 お母さんの意思は乃絵ちゃんからも聞いてない。]

(122) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  突然、すみませんでした。
  ……失礼します。

[わたしじゃなくて『乃絵ちゃんの友達』が
 悪く言われるのはヤだから、わたしはちゃんと謝った。
 ちゃんと謝って、ちゃんとお辞儀をして、離れる。

 乃絵ちゃんのお母さんが何をしたところで
 わたしは振り返らなかったし、
 わたしの耳が何かを拾おうとしてもすべて手放した。]

(123) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[こんなこと言う必要、なかったんだけどね>>5
 わたしのやることってやっぱりどこかズレてるのかも。

 コートのポケットに適当に突っ込んだお財布の中、
 たった1枚がひどく重く感じた。]*

(124) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 06時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 帰還 —

[それから暫くは待合室にも寄りつかず、
 病院の片隅にある椅子に腰掛けてぼーっとしていた。
 早朝と夜の境目にある空を眺めていると
 変な時間に目覚めたせいで瞼が重くなってくる。
 右手のピリピリとした感覚がどうにか留めてくれた。

 不安は思ったより大きくない。
 乃絵ちゃん>>5:211は自分の現状を教えてくれて
 事実、そうだったんだけど、
 最後に聞いた言葉>>5:264が再会を望むものだったから。

 望んでも叶わないことはいっぱいいるけど、
 たまにはその通りになってもいいでしょう。
 自動販売機の飲み物、
 これからずっと違う物が出てきたっていいから。

 わたしはただ、乃絵ちゃんの明日を信じたいだけだ。]

(125) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしにその答えを教えてくれたのは、
 消灯したランプ>>19じゃなくて微かに聞こえた声>>23

 音の先を覗き込むと、ひとみちゃん>>23
 薄暗い病院の中を歩き回るのが見えた。
 もし出会うことができたなら、わたしは思わず
 ひとみちゃんの手をとろうとする。

 左手を底に据えて、ほかほかの右手で蓋をする。
 おにぎりを作ろうとしているのか、手のひらでぎゅっと。

 わたしの右ポケットは空っぽで>>111
 何度も力を借りたぼたんは見当たらなかった。
 ひとみちゃんに手を払われでもしない限り、
 傷のあった側面>>2:13を指で辿って探ろうとする。

 そこに傷があってもなくても、わたしのところへ
 帰ってきていた紺色のハンカチを重ねようか。]

(126) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……よかった。

[こうしてちゃんと話せたのは、
 お菓子パーティー>>+0以来かな。

 持ち寄ったお菓子を並べて、どんな話をしたんだっけ。
 趣味以外の話>>0:713
 あの時みたいに知らない仲じゃない。
 明るい我らが看板娘の声があれば、
 また違った話もできたのかもしれないけど。

 すごく離れていた気がするのに、
 あの世界でもたった2日、ここではもっと少ない。
 わたしが零す言葉はどっちに向けられていたんだろう。]

(127) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃

【人】 夜笑国 メイ


  よかったよ。

[じゃあ、どっちもにしよう。
 わたしはもう一度同じ言葉を繰り返した。

 それ以上は引き留めたりしない。
 ひとみちゃん>>24が長く一人でいられないことは
 分かっているつもりだから。]

  また学校でね。

[わたしはひとみちゃんの背中を見送る。
 その光景が、見慣れた日々と重なった。]*

(128) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時頃

【人】 夜笑国 メイ

[一緒に帰ってきたからかな。
 わたしが来てから乃絵ちゃんが目覚めるまで、
 そう時間はかからなかったと思う。
 待合室の時計がそれを教えてくれた。
 乃絵ちゃんのお母さんの姿はない。
 家族だから、一足早く側にいけたんだろう。

 みんなも朗報に集っていたかもしれない。
 少なくとも鳩羽くん>>11はたぶんその一人。
 さっきまで別の場所にいたんだろう。
 わたしも人気の少ない場所でぼーっとしていたから、
 わたしたちの再会はたぶんこの瞬間だ。]

(129) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……うん。

[困ったな。
 明日≠フない一日は終わったから、今のわたしには
 もう、背に手を当ててくれる相棒>>5:71がいないのに。
 いつもみたいに笑ったつもりなんだけど、
 眉だけが乗り遅れて眉尻を落としちゃった。
 右手の人差し指で下がった皮膚を押し上げる。
 指先の触れた場所だけ熱かった。]

  どうしたの、それ。

[眦への絆創膏チャレンジは成功していたかな>>5:212
 傷を示すついでに、わたしは片眉の救出に成功した。
 ぐりぐりと温かい指を押しつけたまま、
 わたしは丈ぴったりのダッフルコート>>5:+53を見る。]

(130) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[持ち帰れなかったこと気になってたから、
 置いてきぼりにしてなくてよかったなって。
 これで誰も寒くない。隣同士、顔のない人形を思う。]

  ありがとね、鳩羽くん。

[傷の理由を聞けた後かな。わたしはそれだけ告げた。
 何にとかそういうことじゃないから、それだけ。

 鳩羽くんの前にしては口数の少ないわたしだけど、
 作り物じゃない顔でニッて笑うから、
 今はそれで許してほしいな。]*

(131) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

Pumpkin 2021/06/17(Thu) 07時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 病院・メイ ──

[ノエが目覚めて、喜びを共有して。
だけどそのあと俺は、小さなその姿を探してた。
ようやく見つかったメイは、
ひとり、人の少ない場所にいて >>129
なんだ、ここに居たんだ、ってさ。

無事帰ってきていてよかった、の気持ちも込めて。
それからちゃんとまっすぐお礼を伝えただろう>>12

戻ってこない眉尻の理由>>130
いつもよりも口数が少ない理由。
ピンとなんて来なかったから、
鳩羽憐は、首を傾げて不思議そうに、眺めるだけ。]
 

(132) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[腕もふたつずつ、身体もひとつずつだったふたりが、
昨日′わした言葉を俺は、知らない。>>5:71
ノエを明日≠ノ連れてきてくれたふたりが、
何を語ったのかは知らない。

また逢える、って言葉をくれたメイが、
いつもの顔を見るよりも前に、>>5:18
探しに来てくれたことを、知らない。

今は手元にあるコートに逃された感情も、
そのときに交わされたふたりだけの秘密も。>>5:80
勿論、俺が、知るはずなんて、ない。 ]
 

(133) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だから、俺が知っているのは
昨日の8:50≠ゥら繋がった今日≠フ、メイだけ。]

 
 これ?
 ああー・・帰ってきたら切り傷できてた。


[ニセモノの名残。って俺は表現を加える。>>130
自分が何をしていたのかは覚えているから
それでできた傷だって、ちゃんと俺は理解してる。

メイは、俺の人形、見たのかな。
だったらもしかしたら、伝わるかもって。 ]
 

(134) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……ん?なんで?

[察しの悪い俺はさ。ありがとって言われても
まー、なんのことだかさっぱりで。>>131

でも、理由が聞けなくともさ、
作り物じゃない笑顔で笑うなら、それでいーや。
だから俺もつられて、ニッって笑うんだ。 ]
 

(135) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ま、いーや
 どういたしまして

[もうだいぶ遠い日みたいに思う「昨日」のように
俺はメイの頭をぐしゃっと撫でるんだ >>3:73
なんで頭を撫でたかって?しらねーよ!ってさ。

頭を撫でるときは、「褒める時」なんだろ。
その解釈は案外間違ってないかもよ。

丈ぴったりのダッフルコートは
袖がクッションにはならなかったけど >>4:146
痛くしてないつもりだから、安心してな。 ]**
 

(136) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 08時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── お見舞い ──


  退屈してるだろうと思ってな


[ あの時と同じ言葉で迎えるから、>>13
 俺の眉毛はハの字を描いて垂れ下がる。
 でも、ここは音楽室なんかじゃない。

 綺麗な折り目のついた白いシーツに視線が移る。
 黒沢の腕に繋がる傍らの点滴が、
 ぽたぽたと時間の流れを告げていた。 ]
 

(137) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 前髪のこと。
 その質問に対しても同じ台詞を言う。>>15

 実は俺、流行には疎いから、
 これまでの前髪だって美容師チョイスで、
 今回の流した前髪も美容師チョイスだ。
 ……俺が注文したら、きっとあの校舎の中で
 子供っぽい髪型になっていただろう。

 でも、これで、
 完璧を取り繕うための皮がひとつ剥がれてしまった。
 案外、表情にでやすいんだ。俺は。
 それにあんまり、見られることに慣れていない。
 自分から尋ねた所為でもあるが、
 そんな風に真っすぐにそう見られると、
 気恥ずかしくなって視線を逸らしてしまう。 ]
 

(138) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  それはよかった


[ 淡々とした言葉。
 けれど、照れていることはバレてしまうだろうな。 ]
 

(139) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、俺の持つ籠に視線が釘付けの黒沢に>>16
 何か間違っていたんだろうかと少しだけ不安になる。
 もしかして、苦手なフルーツが入っていたとか?
 見舞いの品としては間違っていない筈、だ。

 しかし、それを尋ねる前に
 俺から尋ねたことに黒沢は律儀に答えてくれる。>>17 ]


  ぼーっとしているだけじゃあ、
  痛みに集中してしまうだろ。
  何か気を紛らわせるものでもあればいいが…──

 

(140) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  左手のリハビリには俺も付き合うよ
  何がよさそうか調べておく


[ 長袖の制服に隠されていない、
 包帯の巻かれた左手首が見える。>>17

 自業自得と繰り返す黒沢の言葉には首を振って、
 掴むことのできなかったその左手首の上へ
 静かに、掌を重ねる。 ]
 

(141) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  フルーツが嫌いなのかと思ってしまっていたよ
  ……リハビリの為に、剝いてもいいんだぞ?

  それで、話って?


[ 何でもわがままを聞いていたら、
 いつかは黒沢が傲慢なお姫様にでもなってしまわないか
 俺は少しだけ不安にもなる。

 りんごを手に取り、ナイフに手を伸ばしたところで、
 黒沢に渡すのにはやや躊躇いが生じて、
 結局自分でりんごを剝き始めながら、話を聞こう。

 話したいことがあれば、どんな内容でも、
 何時間でも聞いてやるさ。** ]
 

(142) ゆら 2021/06/17(Thu) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 帰還後・病院 鳩羽と ──

[ 黒沢の意識が戻ったと、俺たちに知らされて
 少ししてからのことだったと思う。

 まだ解散となる前、待合室でのこと。
 鳩羽に声をかけられて、伝えられる言葉。>>12
 俺の前髪で隠されたまんまの眸は、
 少し驚いたように丸みを帯びて、
 それから薄く微笑むように変わっていた。

 きっと、見えないだろうけど。 ]
 

(143) ゆら 2021/06/17(Thu) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  約束、果たせたと思うか?


[ なんて、校舎の中での約束を問う。>>4:316
 どうだろうか、俺は少しでも役に立てたのだろうか?

 連れて帰ることができたのは、
 暮石の力が全面にあるような気がして、
 そんなことを知るはずもない鳩羽に尋ねている。 ]
 

(144) ゆら 2021/06/17(Thu) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 俺たちは全員で明日≠迎えることができる。
 喜ばしくて、素晴らしいことでもある。

 ただ、俺たちには共通の先延ばし案件があって、
 これからはそれに向かわなければならないのだが、 ]


  鳩羽は、解決策は見つかったか?


[ 何度も繰り返した問答だ。>>4:188
 きっと詳細を語らなくてもわかるだろう?

 もしも、少しでも答えに近づけたのなら
 ぜひ俺にも教えて欲しいと思う。** ]
 

(145) ゆら 2021/06/17(Thu) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



[綿見との話が一段落した頃だったろうか、
治療室のランプが消えたのは。>>19]

 

(146) guno 2021/06/17(Thu) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[治療室の近くがざわっと騒がしくなって、
もしかしたらって思った。
帰還を告げる声が耳に届いて>>23
黒沢が此方に戻って来たことを知る。]

―――――………

[じわじわと湧く喜びと、
緊張から解き放たれた安堵で
知らず知らず目尻に涙が滲んだ。

ああ、終わったんだ。]

(147) guno 2021/06/17(Thu) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


そっか。……そっかあ。
還って来たんだ。
………………良かった。


[かみしめるようにつぶやく。

最後まで残った二人、つまりは炭蔵と暮石が
連れ戻してくれたんだろうと思った。

勿論まだ意識が回復したばかりで
部外者の自分が会うことは出来ない。

だから周囲と喜びを分かち合って、
炭蔵や暮石の顔を見る機会があれば
お帰りとお疲れを告げて、
その日は帰路についたのかな。*]

(148) guno 2021/06/17(Thu) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 後日・お見舞い ―

おーっす。調子どう?
あ、これお見舞い〜。良かったら貰って。

[それから少し後の話。
黒沢の入院している部屋を訪ねてきていた。

既に皆が訪れたようで、
ベッドの周囲にはお見舞いの品が置いてある。
お菓子>>31>>81>>70やフルーツ>>7
誰が置いたかハンカチや砂時計>>68なんて変わり種まで。

見舞いの品はあれこれ考えたけど
入院中にあまりものは食べれなさそうだし
身体も碌に動かせないかなーってことで
結局定番の花にしてみました。

色とりどりのカラフルなブリザードフラワーのバスケットを、皆のお見舞い品の横にそっと追加する。]

(149) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[それから近況だとか、容体だとか、
ある程度の様子は聞けたかな。
左手が元通りにはならなくなっちゃってることも。

自分が帰ってきた後の話も少しした。
鳩羽に電話したけど繋がんないから帰り損ねてるのかと思ったとか。
九重ちゃんがお祈り?おまじない?しててさ〜とか。

他愛ない話をちょこちょこして、
少しだけ表情を引き締める。]

(150) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

……あのさ。
俺、帰って来てから色々調べたんだ。

いい子じゃなくても生きていける方法。


[言いながら、ポケットに入れてたメモを差し出して見せる。

DVや虐待相談窓口の連絡先、
評判が良いカウンセリングやメンタルクリニック
幅広く相談に乗ってくれるらしい弁護士事務所。

あの日母から聞いた色んな情報>>5:+110
自分なりにもっかい調べて書き記したのだ。
見舞いに来るのが皆よりやや遅くなったのはこのせい。

不良少年に一時の宿を提供した時よりかは
もう少し本格的な家出の方法。]

(151) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[大人の望む通りに振る舞って生き延びることしか
こどもの俺達は出来なかった。

でも、スペックが届かないから
見限られてしまったから
あとはもう死ぬしかないなんて
そんなのはやっぱりおかしいと思う。
彼女にそんな風にはなってほしくない。
まだ取り返しが効くのなら。]

もう命令なんて聞かなくていい。
優しくない人を見限る権利は
君にだってあるんだ。

[途中でこっちに戻ってきた俺は
黒沢があっちでどういう選択をして
帰還を選んだのかは知らない。

でも、彼女もきっとまだ諦めないことにしたのだ。
だから俺はエールを送りたいと思う。]

(152) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[彼女はそれを受け取ってくれたろうか。
なんにせよ、空気を和らげるようへらりと笑って]

…もちろん強制じゃないけど
もし必要だったら役立ててほしいなって。

俺達もなんかこう、
物理的にできることあったら力貸すし。
たとえば自宅に殴りこみに行くとかさ。

[まあそれは半分冗談にしても。
たとえば引っ越しを手伝うとか、
相談につきそうだとか、
人手はあって困ることはない筈。

俺には出来ないことでもクラスの誰かなら出来る。
―――― それに、]

(153) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[俺が提示したのは最終手段だけど。
あの日、黒沢の母親が
取り乱して泣いていたのもちらりと見た。

もしかしたら完全に駄目になった
わけではないのかもしれない。
もしかしたら、違う道もあるのかもしれない。

だから、言わせてほしい。
ひどく月並みで陳腐な台詞かもしれないけど、]

(154) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


黒沢ちゃんは一人じゃないからさ。なーんて。
それだけ言いたくって。


[へへ、と笑って頭をかいた。

これは優等生の副会長でも
しっかり者の広報委員でもなんでもない、
黒沢乃絵と言う一人の級友に向けて。

ま、俺がわざわざ言わなくても
もうとっくに知ってたかもしれないけどね。**]

(155) guno 2021/06/17(Thu) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 帰還後・病院 向井と ──

[ それとこれは、暫くみんなと過ごし
 黒沢の帰還への喜びの余韻が抜けないまま
 さあ、解散だ。となる直前のこと。

 場所は、病院の入口だった。
 ルールを守りながらも此方へ近づく姿。>>51
 名前を呼ばれて、振り返った。 ]


  ああ、ただいま
  ……俺も、黒沢と共に帰って来れてよかったよ

 

(156) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 確かに此処は家の中ではないが、
 そんなに細かいことは気にしないさ。

 人間ってやつはどうにも居場所を求めたがる。
 けれど、居場所はひとつじゃなくてもいいよな。
 俺もそう思うよ、向井。

 例えばこの、向井の隣ってやつも、
 ひとつの居場所、帰る場所ってこともある。
 だから、この挨拶は間違ってなんかいなかった。 ]
 

(157) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、俺が帰ってくるまでの間、
 向井が過ごしていた時の話を聞いた。>>53 ]


  ……そうか、
  俺は黒沢とたくさん話をしたよ
  それから、暮石のピアノも聞いたな
  ご期待に沿えていたようなら、それはよかった


[ 番代の名前が出れば、>>53
 少しだけ俺の心残りのひとつが浮かび息を吐く。

 けれど、俺も俺のことを伝えよう。
 黒沢の悩みまでを話すことはしないが、
 何を見て、何を聞いて、何を知ったのか。 ]
 

(158) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、向井が真っすぐに俺を見詰めてくる。>>54
 女子相手でもないので、照れて視線を逸らすなど
 することもなく、前髪の下から見つめ返していた。 ]


  ……これでいいのだろうかと、悩んだよ。
  どれが答えなんだろうかと、迷いもした。

  黒沢の作った世界の中で、
  俺はずっと手探りで歩き続けていたように思う

  これまでは自信をもって選べた答えも、
  あの世界の中じゃ、
  確信のないままに選択することになったよ


[ 向井が笑うから、俺も笑い返す。 ]
 

(159) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  どうやら俺も生きづらかったらしい


[ 炭蔵祐駕は人間だった。
 だから、悩みも迷いも不安にもなる。

 自分の中の規則通りに選択するだけが、
 どうやら人生ではないみたいだ。
 曖昧なまま進むことは、俺も苦手分野なんだ。
 言葉にしてしまえば、認めてしまうものだろう。
 けれど、認めてしまってもいいと思えるようになった ]
 

(160) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 幅広い思考を持つようになると、
 きっと俺の心はきっと弱くなるんだろうな。

 誰かに期待されることも、
 枠づけされることもすべて、
 重荷に感じるようになってしまうかもしれない。

 向井をラクさせるっていう約束も、>>3:419
 いつかは俺の首を絞める行為になるかもしれない。
 もしもそうなってしまった時は、
 少しだけ弱音を吐かせてもらうことにするよ。

   ───…「俺にもラクをさせてくれ」ってな。 ]
 

(161) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  でも、黒沢の世界のおかげで、
  俺も少しでも成長できたような気がするよ


[ 枠の中に囚われたままの完璧なこどもじゃなくて、
 未来ある発展途上のこどもになれるだろうか?

 いや、まだ先は遠い。
 俺が目指すゴールにたどり着くには、
 もう少し時間がかかりそうだ。** ]
 

(162) ゆら 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

── 病院・ユーガ ──

[前髪の下の双眸のかたちまではわからない>>143
だけどさ、いつもと変わらない声色がさ。
そこにちゃあんとユーガが居ることを伝えてくれる

ノエをこっちの世界に引き戻す、なんていう、
オオゴトをやり遂げたやつのセリフとは思えないほど
いつもとおんなじような調子を、質問に乗せて。>>144

だから、俺、思わず笑って、
ユーガに言い切ってやるんだよ。]


 あっっ、たりまえだろ。
 

[ってさ。]
 

(163) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[いや、知らねえ。本当は知らねえ。
だってさ、ユーガが「知らない昨日」に
何をしていたのかは知らないんだ、俺は。

だからノエの説得をさ、メイに全部丸投げしてさ。
ユーガが12時間ぐっすり爆睡してました!とかなら
さすがに「なんもやってねえだろ!」ってなるけど。

でもさ。俺、
ユーガのこと、やっぱり信じてるから
「俺の知ってる昨日」がずっと続いていたのなら。
「俺の知ってるユーガ」がそこに居てくれたなら。

ユーガはきっとあの世界の中で奔走してくれたって
俺、見てねえけど、そう、確信できるんだ。 ]
 

(164) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ だから、俺もはっきり言えるよ。
  ユーガは約束を、果たせたよ。
  早々に居なくなった俺の分まで。
  だから「ありがとう」を安心して伝えられるんだ。 ]

 

(165) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 


    『 ありがとう 』


 

(166) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[─── でもさ、一足早く帰った分、
俺、一足早く「解決策」へ一歩踏み出したんだ>>145

それは根本的な解決じゃないかもしれないし、
俺の解決方法が、ユーガの事情に当てはまるかは
事情を知らない俺は、否、お互いに、
それはわからないけれど。 ]


 …… 俺ね。
 今まで、ずっと家を離れずに生きてきた。
 多分、ずっとこのまま続くんだと思ってた。


[そのつもりだったし。
俺と親は切り離せないんだって、思ってた
ううん、俺が、そうしたかっただけ。
だって親父との仲は決して悪くなかったから>>1:644]
 

(167) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 でも、うちにさ、余計な存在が紛れ込んで
 家がさ、だめになりかけてたんだ。

 俺、それが赦せなかった。
 元に戻したかっただけなんだ。
 でもその方法が、わかんなかった。
 

(168) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[幸せな三人家族は、
必要ない存在によって崩された。>>4:101
幸せな家族を取り戻したかっただけだった。

─── 俺の話、なにか思うところは、ある?

方法がわからなかった俺と、
行動してしまったユーガと、
もしかしたらまたさ、ちゃんと話してみたら
共感は得られないかもだけど。俺は多くは語らないから。]
 

(169) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[責任感が強くてさ、
そのためには自分が無理することを厭わなくてさ。
でもそうやって生きてこれたのは、>>4:158

俺の場合は、父親が優しかったから。
俺はね、父親の役に立ちたいって、思ってたんだよ]
 

(170) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 でも、離れることにしたよ。
 高校卒業したら一人暮らしして、
 親父からも、家からも離れる。

 家族って括りにさ、縛られないで
 俺、歩いてみようと思うよ。

 逃げてんのかも、しれねえ。

 けどさ、「昨日」を生きて思ったんだ。
 家のこと。親父のこと。
 そこまで俺らが背負ってやる必要ねえんだって。
 

(171) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 その上で、ちゃんと、伝えたよ。
 今の家族が、俺は一番大事だってこと。

 解決策になってんのかはわかんねーけど。
 でも、ちゃんとそれを伝えること、
 俺はしてなかったな、って思ったから。

 

(172) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[勿論。家柄っつー責任が伴ったときに、
自由気ままな解決策が通用するかはわかんねえ。
当事者の性格とか、状況の違いとか、
そーゆーのはさ、やっぱユーガと俺とは
全然、違うと思うし。

だけど自分が正しいって思ってきたやり方とか
自分がなんとかしなきゃって思う気持ちとか

それを、一歩下がってさ、
もう一度それしかないのか考えてみたり
誰かに押し付けてもいいんじゃねえのって、
俺はね。そう思ったの。

家族が大切だ、っていう言葉、
親父がどう受け取ったかはわかんねーけど
響いてくれるって、俺は信じてるよ。
だって、あいつは、やっぱり俺の親父だもの。]
 

(173) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 親父のせいでさー
 心が死んじゃうのも、勘弁なんで!

[それは、あの時の意趣返し。>>2:391

今の状態が続いたらさ、
心が死んじゃう!ってのもあるけどさ
親父がさ、本当に「俺が信じた親父」なのかって
確かめたいところも、あるよ。
信じたいところも、あるよ。

その結果、心が死んじゃったら、
次の解決策をまた、探さなきゃいけねーな。]**
 

(174) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

── こころのこり・マナ ──

[あの世界でさ、
いろんなやつと、いろんな話して。
たくさんの「イイコト」あったけどさ。
俺、唯一心残りを発見しちまったわけ。]


 あ゛ッ………………!!!!!

 
[しかも気づいたのが年明けっていうね。
あの世界のこと、ほんの少し昔になって。
だけど色鮮やかにいまだ色づいていて。

豊高の校舎には人が戻って、
いつもどおりの日常が流れてたいつかの話 ]
 

(175) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 俺。マナのクレープ食ってないじゃん

[気づいてしまったのも
ほんっとーーーーーーーーーーーに
どうでもいい心残りでしょ。まじで。

ちなみに一緒にそんときも誰かと話してたはずで
突然出した大声と、しょーもない心残りは
呆れられてしまったかもしれないけれど。]
 

(176) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[んでさ。今に至る。]

 マナ!!マナさん!!マナさま!!

[拝む。拝む。拝み倒す。
流石に周りに知ってるやつは居なかったけど
でも普通に時間の流れる校舎だ。
廊下を他のクラスの女子が
俺を見てくすくす笑いながら通り過ぎてった。]

 俺!!気づいたの。
 あん時、俺マナのクレープ食べてない!!
 なんで!!ずるくない!!??
 みんな食べたんでしょ!!!

[こういう時は主語の大きな「みんな」を使おう ]
 

(177) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ということでマナ様マナ様
 いっしょーーーーーーのお願いです
 なんか俺に美味しいもの作ってください!!

[クレープを焼け、とは言わなかった。
あの時と違って気軽に調理室は使えないし。
クレープを焼いて持ち運ぶのはさぞ大変だろう
はい!ここ俺の気遣いポイント。評価していい場所ね。

………俺の無茶振り。
無論互いに受験前で、そんな暇ねえって
一蹴されても仕方ない心残り、だったけど。]**
 

(178) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:番代さん ――

[ やっほ、って気軽な雰囲気で、
 番代さんがお見舞いに来てくれた。>>80

 私は番代さんのマネキンを見たし、
 そのマネキンがどんな状態だったかも
 もちろん覚えてる。
 抱き潰されたようになってたおなか、
 小さな裸足の足跡。
 全部覚えてる。忘れるはずがない。

 だから、目の前にいる番代さんは、
 きっと、ただの明るいだけの女の子じゃない。
 でも、番代さんは、何も聞かずに明るくいてくれる。
 私に日常をくれる ]

(179) takicchi 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 まだ聞いてなかったかも。ただいま。
 ……って、言わせてくれて、ありがとう。

[ おかえりって番代さんが言ってくれるから>>81
 私、ただいまって返せることに、
 お礼を言わなくちゃ。
 あの校舎に来てくれたみんなのお陰で、
 今私はここにいる ]

(180) takicchi 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 お見舞いもありがとう。
 ……あ、そうだ。
 すごく可愛いお菓子があるの。
 一緒に食べない?

[ お見舞いのクッキーを受け取って、
 私は鳩羽君にもらったスゴイオカシのことを>>31
 思い出す。
 缶の中身もすごく可愛くて>>-185
 私、もったいなくて一人じゃ食べられなかったの。
 向井君が来てくれた時にも出しそびれちゃって、
 そのまま。
 こういうの、番代さんも好きじゃないかな? ]

(181) takicchi 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ お菓子を出したら番代さんは食べてくれたかな。
 傷の具合を聞かれたら、>>82
 あんまり深刻にならないように
 まだ痛いーって笑った。
 でもね、こんな痛みでも消せないくらい、
 心の方が痛かったの。
 それを思ったら、今はずっと息がしやすいよ。
 だからあまり気にしないでほしいな。

 そんなことを考えていたら、
 急に番代さん、頭突きするみたいに
 私に頭を突き出してきた。
 髪をかき分けて……これは、傷痕? ]

(182) takicchi 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 小さい頃に、知らない大人に殴られた。>>83
 そう聞いて頭に浮かんだのは、
 マネキンの周りにあった小さな足跡。

 私、なんとも言えない顔になった。
 小さい頃に、知らない大人に。
 それって、どれくらいの恐怖体験なんだろう。
 なのに、番代さんは笑うんだ。
 強がりじゃなく ]

 うん、教えてほしい。

[ 番代さんの笑顔は、虚勢なんかじゃなかった。
 乗り越えた人の笑顔だと思った。
 だから私、大変だったねとか、大丈夫だったのとか、
 そんな余計なことは言わない。
 メイクを教えてくれるっていう番代さんに、
 ぜひぜひって頷く ]

(183) takicchi 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 遊びに行っていいの?
 すごく楽しみ。
 うん、お菓子パーティー、楽しかった。
 そうだ、あとね、私、みんなでクレープ作りたいな。

[ そんな話をして、番代さんが帰る頃、
 私、ちょっともじもじしながら聞くと思う。
 番代さんのこと、
 ひとみちゃんって呼んでもいい?って* ]

(184) takicchi 2021/06/17(Thu) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:向井君 ――

[ 向井君は、居心地が悪かったわけじゃないらしい。>>94
 お見舞いの作法がわからないから、
 手順がわからなかった、のかな?

 向井君の中にある、
 そういうルールみたいなもののこと、
 いつか私も知ることができるかな。
 でも、今回に関していえば、
 お見舞いの相手は私なんだから、
 作法なんて気にしなくてもいいのにね ]

(185) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 椅子に座った向井君は、
 やっぱり緊張してるみたい。>>95
 まあ、それはそうよね。
 自殺を図って死にかけた人間に、
 どんな言葉をかけたらいいのか、
 悩んで当然だと思う。

 でも、私は穏やかだった。
 気なんか使わなくていいのにとは思っても、
 気を使わせてしまった、どうしよう、とは
 もう思わない ]

(186) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ところで、お手洗いは自力で行くっていう話は、
 笑い話でもなければ、
 真面目に受け取られてもそれはそれで困るので、
 やっぱり私、言わなくてよかった ]

(187) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 多くない?っていう私の指摘は>>88
 小さい、という答えが返ってきた。>>97
 え、そういう問題なの?
 お見舞いってサイズが指定されてるの?
 絶対違うと思うんだけど、
 向井君は大真面目な顔をしてる。

 親御さんからまでお見舞いをいただくの、
 私は不思議で仕方ないんだけど、
 向井君はそのことにも疑問を持ってる様子はない。

 だんだんわからなくなってくる。
 私は、自分の家族がまともだとは思ってない。
 子供の同級生のお見舞いに、
 親からもお見舞いを持たせる方が普通だったりする?
 ……いやいやいやいや。
 違うと思う。違うと思うな……。
 炭蔵君も鳩羽君もそんなことはなかった。
 あれ、でも鳩羽君、お姉さんに選んでもらってたね?
 うーん…… ]

(188) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 結論は出なさそうだったので、
 いったん私は考えるのをやめた。
 それはそれとして、もちろん嬉しくないわけじゃない。
 こんなにたくさんいただいてしまっていいのかな?
 とは思うけど、こんな風にいろんな人から
 贈り物をもらうのは初めてだもの。
 それが死にかけたのに生還したお見舞いだっていうのは
 自分でもどうかと思うけど ]

(189) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 家族の話に向井君の返事は一言だった。>>99
 私はそれ、ありがたいなって思う。
 だって愉快な話じゃないでしょ。
 それよりもっと、前向きなことを考えたい。
 前向きな話がしたい。
 私は、前が向きたい ]

 そんなこと、簡単に言っちゃっていいの?
 ……向井君、酷い目に遭ったのに。

[ 私のわがまま全部叶えて。
 そう言ったら、芽衣も炭蔵君も、約束するって言った。
 そして今目の前にいる向井君は、
 できることならなんだって、
 できなさそうなことだってきっと、って言う。

 そんなこと、簡単に言っちゃっていいの?
 思わずそう言ったけど、言ってから気づいた。
 簡単に言ったとは限らないって ]

(190) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私ね、自分のこと、
 ずっと価値のない人間だと思ってた。
 家に姉がいた頃は出来の悪い妹で、
 姉が家からいなくなったら、
 姉の粗悪なコピーだったから。

 でも、こんな私のために、
 一生懸命になってくれる人がいた。
 だからね、もしかしたら、
 私、自分が思ってるより、
 ちょっとだけ、価値があったのかもしれない ]

(191) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は向井君のマネキンを見てない。
 でも、私はあの校舎の主だったから、
 全部思い出した時、見えちゃった。
 喉を掻きむしって、ずぶ濡れのマネキンだったの、
 知ってるよ。
 それなのに、嬉しかったって言ってくれるんだ。

 あの校舎で、芽衣が伝えてくれた。>>5:171
 あれは、マネキンになる前の向井君の話だった。
 でもこうして帰ってきた後も、
 向井君はそう言ってくれるんだ ]

(192) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 こちらこそ、ありがとう。
 ……やっぱり、向井君はやさしーよ。

[ ありがとう、なんて言ってくれる向井君に、>>102
 私はあの、雪の降る通学路で
 向井君にかけた言葉を繰り返す。

 自己チューなんかじゃないよ。
 それをいうなら、あの校舎なんて、
 私の自己チューの極みみたいなものだった。
 そんな場所に呼ばれたことが、
 自分の隙間を埋めたなんて言う向井君は、
 とってもお人よしだと思う。
 客引き係+1で撮った写真のこと、思い出した。
 あの時の向井君、すっごくいい笑顔だったなあ。
 あの一瞬だって、私の文化祭には欠かせなかったよ ]

(193) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 慣れちゃった……ああ、

[ 向井君の言葉に苦笑して、>>103
 私は包帯の巻かれた左の手首に目を落とす ]

 ありがとう。もう、大丈夫だと思う。
 みんなが隙間を埋めてくれるから、大丈夫。

[ この大丈夫は強がりじゃないよ。
 本当にそう思うの。
 体を痛めつけないと紛れないくらいの心の痛みは、
 みんながいてくれたら、きっともう訪れない。
 それに、もうみんなにばれちゃったからね。
 そんな気を引くみたいなこと、しないつもり。
 それを言ったらあの校舎なんて、
 みんなの気を引くの極致だったかもしれないけど ]

(194) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 来てくれてありがとう。
 うん、また来てね。
 “気が紛れる”から。

[ これは、来てくれなかったら手首切るとか、
 そういうことを言ってるわけでは断じてないよ?
 みんなの存在そのものが、そうなんだって、
 一緒に考えようとしてくれるその気持ちだけで
 大丈夫なんだって、伝えたかったんだけど、伝わる?

 ぽたぽた落ちる雫そのものには、
 何か思うことはなかったとしても、
 液体砂時計を見たら向井君を思い出すから。
 お見舞いが一つ増えるたび、
 この部屋にみんなの気配が増えるから。
 だから、私、寂しくないよ* ]

(195) takicchi 2021/06/17(Thu) 14時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

  ── 帰還後・病院 ──

[ 定型通りに「おかえり」「ただいま」と、
 言葉が返ってきたので気分がよかった。>>156
 たぶん、そうでなくても悪くはなかったけど。

 帰ろうとしていたところを捕まえた。
 炭蔵が振り返ってくれたからだ。
 急ぎ足で追い付いて隣に並んだ。
 寒空の下に出る間際のことだった。

 慎一が無意識に携えるあたりまえの感覚。
 その中にタクシーの選択肢は存在しない。
 もしかしたらギリギリセーフだったかな。
 なんにせよ、間に合ったのならよかった。]
 

(196) nabe 2021/06/17(Thu) 15時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「よかった」って言われて、>>156
 慎一はにいっと笑ってうなずく。
 君が今、そう思えてるならよかった。
 そのことを慎一は疑ってもなかったけど。]


  えっ、暮石がピアノ弾いたの?
  ……そっかあ。よかった。


[ そこから始まるお互いの知らない話。
 途中で道を違ったから、
 あちらとこちらの世界を共有しながら。

 そこには慎一が驚く事実もある。>>158
 何気なく伝えられた言葉に目を丸くして、
 それからきゅうっと目を細めた。
 意味はなくとも爪が短いままでよかったね。]
 

(197) nabe 2021/06/17(Thu) 15時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ その「よかった」の意味は、
 炭蔵には伝わらないかもしれないけど、
 慎一はまた言う。今度は隣の相手に向けて。]


  ……うん、よかった。
  黒沢が、ユーガたちといっぱい話して、
  そのうえでここに帰ってきてくれて。


[ 期待に沿えたかって? もちろん。
 少なくとも慎一にとって、
 これは一番望んだ形に間違いない。]
 

(198) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 前髪の下の目線の動きなど、>>159
 慎一の目には見えるはずがないんだけど、
 でも、声がまっすぐ飛んでくるのはわかるよ。

 悩み迷ったと言いながらもその声は震えない。
 そのうえ微笑み返してくるもんだから、
 その内容がどんなに人間くさくても、
 やっぱり、君は君でしかなかった。

 慎一は目を細めているけれど、
 別にもう起動スイッチを探しちゃいない。]
 

(199) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ただ、淡々と重ねられる言葉に、>>159
 慎一は意外だとか騒ぐんでもなく、
 「そっか」って穏やかな相槌を打った。

 ……ああ、でも。
 「生きづらかったらしい」と言われたら、
 さすがに数度まばたきをしちゃうかも。>>160

 でもね、嘘だあなんて言わない。
 疑ったりもしない。少しの間をおいて、
 慎一は、ほうと小さく息を吐いて目を伏せた。
 でもまたすぐに顔を上げる。隣を見る。]
 

(200) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……あのさ、俺はさ、
  人に手を差し伸べるなんて、
  ユーガみたいに余裕あるやつが、
  自分のことがちゃんとできてはじめて、
  余った力でやることだって思ってた。

  でも、帰りを待ってて思ったんだけど、
  いつか・もしも・きっと……じゃ、
  取り返しのつかないこともあるんだなあって。


[ 今気づいたのかって言われたとして、
 慎一にはうなずくことしかできないだろうね。

 でも慎一は人のお荷物にならないことは考えても、
 それ以外の何かになれるとも、なろうとも、
 あたりまえのように考えなかった。ついさっきまで。]
 

(201) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ でもまあ、ちょっと人より遅くても、
 今気づくことができてよかったなって慎一は思う。
 まだまだ先は長いから。長く続いてくはずだから。

 さて、いつだって発展途上の慎一だけれど、
 また少しばかり右斜め上に進んだと信じて。

 その先の第一歩として、
 まずひとつ、はじめから人間だったらしい友人へ。
 あの校舎での会話をひとつリベンジしてもいいかな。]
 

(202) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……あんね、
  もし、ユーガがこれから、
  自分の行動や選択が正しいか、
  悩んで迷って進めなくなりそうだったら。

  俺が「大丈夫だよ」って言うから。
  ユーガはもう少しくらいは自信をつけて、
  ユーガの信じた道を行けばいいよ。

  ……だって俺、ずっと見てんだもん。
  ユーガがいつも正しかったの、知ってる。

 

(203) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……もしかすると、
  ユーガには必要ないかもだけど、
  でも、ただ、俺がそうしたいから。


[ にへらと慎一は笑った。
 付け足しはたぶん誰かの受け売りだった。

 だからね。前髪を切るのには賛成。
 目は口ほどにものを言うらしいし。
 慎一にもわかるよう、その顔を見せてほしい。]
 

(204) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ふたりは発展途上な子ども同士、
 おんなじ人間だったというので。

 それなら、
 「いつか」「もしも」じゃなく、>>161
 いつだって君の周りに差し出されて、
 いざというとき掴める腕の一本に、
 慎一のソレもカウントしてもらえないかな。

 曖昧なまま進むのが苦手同士なら、
 融通のきかない頭でうんうん考えたあと、
 一緒にだれかに手を貸してって言おうよ。

 ……慎一を頼りたくないってんでも、>>2:461
 これは、慎一がそうしたいっていうだけの話だ。]
 

(205) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……まあ、
  さすがに大学までは、
  追っからんないけどね。


[ 最後はどうもカッコつかないけど、
 悲しいかな学力の差というものがあり。

 学校の外での人付き合いの仕方、
 慎一はあんまり知らないんだけれど、
 これについてはお手本になってくれる?

 ……ああ嘘。慎一からもきっと誘うから。
 ひとまず、趣味とかいちから教えてほしい。]
 

(206) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ──とにかく、
  まあ、なんか、そういうこと!


[ 炭蔵は照れなかったらしいけど、>>159
 慎一は照れたよ。慣れない話をして。

 えいっと力業でその話を締めくくって、
 帰路につこうとするんだろうけど。

 高校生活3年間、
 慎一の最強の移動手段はチャリだった。
 ので、もしもタクシーを呼ぶやつがいたら、
 最後に送ったのは「えっ……」って視線だろう。**]
 

(207) nabe 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:炭蔵君 ――
 
 うん、とっても退屈してたところだった。

[ 前髪を切った炭蔵君の顔は、
 眉がハの字になったのもよくわかる。>>137
 別に、あの日の再現をするつもりなんかなかったよ。
 それなのに同じ言葉が出てきちゃったのは、
 単純に嬉しかったから。
 そう、私は嬉しかった。
 音楽室まで来てくれた時も、今も ]

(208) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君は、どう?落ち着かない?

[ 短くなった前髪の話。>>138
 美容師さんお任せで今の髪形になったことは
 もちろん知らないけど、
 子供っぽいぱっつん前髪も、
 それはそれで見てみたかったかも。
 ……なんて、安心して。そんなわがままは言わないよ。

 よかったって言いながら目をそらす炭蔵君は、
 明らかに照れてて、やっぱり慣れてない感じがする ]

(209) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君、不器用だって言ってたでしょ。
 上手く言葉が選べない分を、
 きっと表情が伝えてくれるって思う。

[ 完璧が取り繕えないって思ってるかもしれないけど、
 炭蔵君が意図が思った通りに伝わらない方が
 完璧とは言い難いでしょう。
 ……あれ、でもこれって、
 言葉では物腰柔らか仕様が身につかなくても、
 表情で身についてしまう……? ]

(210) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は、視線がそらされているのをいいことに、
 炭蔵君の顔をじっと見つめた。
 ……炭蔵君の顔、整ってるよね。>>0:1067
 今まで隠れてた顔立ちも、表情も、
 みんなに見えるようになった。
 それって、つまり、

 モテそう。
 そう思った瞬間、形容しがたいもや〜っとしたものが
 入道雲みたいに胸の中にもくもくとわいた。
 やだ。なにこれ。胸の奥がずーんって重い ]

(211) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は慌ててフルーツの籠に視線を移した。>>140
 実在したお見舞いの象徴のような品。
 
 それなのに、せっかくそっちに気を取られかけたのに、
 リハビリ、炭蔵君も付き合ってくれるんだって。>>141
 それだけでも胸がいっぱいになるのに、
 包帯を巻いた私の左手首の上に、
 炭蔵君の手が!手が! ]

 あ、ありが、と。

[ 私、今絶対顔が真っ赤だ。
 炭蔵君に他意がないことなんてわかってる。
 わかってるよ!
 でも、だからこそ質が悪いって思わない!?
 本当にずるい。ずるいったらずるい ]

(212) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 フルーツは好きだよ。
 フルーツ盛り合わせの籠、初めて見たから、
 ちょっと珍しかっただけ。
 まだそこまで握力回復してないもん。

[ フルーツ相手なら、
 嫌いじゃないよなんて遠回しなこと言わない。
 好きだよってはっきり言えるんだけどな。
 左手の握力は、通常時の半分くらいしかない。>>142
 お医者様の話では、リハビリ次第で
 8割くらいまでは戻るだろうってことだった。

 やだな、ナイフを渡されても
 もう本来の用途以外のことに使う気はないよ。
 でも、前科があるから警戒されても仕方ないかな。
 これから長い時間をかけて、
 信用を取り戻していくしか、ないかな。
 リンゴを剥いてくれる炭蔵君の手元を眺めながら、
 私は口を開く ]

(213) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あのね、私、家を出ることにした。

[ ここ数日の色々なこと。まず話すのはそれかな ]

 自殺しようとした娘なんて、父には汚点でしかないし、
 私も、もう会いたいと思わない。
 でも、家を出たとして、
 どうやって生活しようって思ってたんだけど、
 母が、動いてくれたの。

[ あれから、毎日母は来てくれていた。
 母といろんな話をした。
 色々、私も誤解してた ]

(214) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 父は、プライドが高いから、
 こんな娘を認められないけど、
 でも、プライドが高いから、
 義務は果たしてくれるって。
 未成年の間は、扶養義務があるでしょ?

[ 二十歳になるまでの間の、住むところや、生活費。
 そういうものは面倒を見てもらえることになった ]

(215) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あの校舎で、姉の話したよね。
 あれもね、私少し誤解してた。
 縁を切られて、追い出された姉に、
 母は何もしなかったって思ってたけど、違ったの。
 父に隠れて、こっそり連絡を取ってたんだって。

[ 姉とも、電話で3年ぶりに話をした。
 姉は、不倫相手と結婚してなかった。
 自分のしたことは許されることじゃないって
 わかってるからって言ってた。
 今は子供と2人で暮らしてるんだって。
 意外と近くに住んでてびっくりしちゃった ]

(216) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 姉に、一緒に暮らさないかって言われたけど、断った。
 やっぱりまだ、そこまで整理はつかなくて。
 でも、近いうちに、会えたらいいなと思ってる。

[ そんな話をしてるうちに、リンゴが剥けたら、
 炭蔵君も一緒に食べようって誘うよ。
 大丈夫、食べさせてとはさすがに言わないから。
 そこまで傲慢なお姫様になるつもりはないよ*>>142 ]

(217) takicchi 2021/06/17(Thu) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 明日を知る今日:病院で —

[わたしの沈黙に鳩羽くん>>132は不思議そうな顔をする。
 当然だ。わたしは困り眉の世話を焼きつつ目を細める。

 わたしは黒板の言葉>>4:497の意味を知らないし、
 意味を共有した親友と交わした思い>>5:+38
 本気に傾きかけた冗談>>3:+42も知らない。

 鳩羽くんが運命に向き合ったこと>>5:+59も、
 たった一度だけ見た泣き顔>>5:+168のその先に
 ふつうの言葉で特別を伝えられたことも>>5:+143

 昨日の8:50≠ゥらほんの少しの空白を
 勿論、わたしが、知るはずなんて、ない。

 これまでもそうだった>>0:240
 クラスメイトとの関わりなんてそんなもの。
 普通でしょ。悪いことなんかじゃない。]

(218) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから、]

  さみしかったよ。

[また逢えた今日>>12くらい、
 ちゃんと気持ちを言葉にしようと思った。
 伝われば、傾げた首も元に戻せるでしょう。

 我の強い月だからひとりでも輝けるけど、
 やっぱり、お日様が見えないと長くは保たないんだよ。
 ……ってね。

 わたしの世界は音楽とそれ以外。
 こんなことを言う日が来るなんて思ってなかったよ。
 乃絵ちゃんが作った世界で、わたしも変わったんだ。

 弱くなったなぁって呟いた。
 でもいつかそう思った時>>4:501よりヤじゃないから、
 わたしの表情は曇らない。]

(219) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ニセモノの名残なんだって鳩羽くん>>134が言う。
 わたしはニセモノを知っていたから、
 一瞬ハッとした顔をした。

 刃で彫られたあんまり上手くない赤い笑顔>>4:496
 抜け殻みたいだって思った>>5:63傷の一端。
 眦の見えない切り傷は涙みたいだなって思ったけど、
 ホンモノの顔がわたしの先にあるから。
 生きて、いるから。

 もしありがとうに理由をつけるとするなら、
 そんなところかな。
 わたしもよく分かってないから言葉にできなくて、
 鳩羽くん>>135のなんではそのままになっちゃうけど。]

  なんでも。

       ホンモノ
[ニッて笑う顔が同じだから、それでいーやって思った。]

(220) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[その流れで、鳩羽くん>>136わたしの頭を撫でる。]

  なんで……?

[次に疑問を抱いたのはわたしの方だった。
 鳩羽くんの手によって、わたしの髪は乱れていく。
 セクハラだとかそういうの、そもそも考えないから、
 わたしの頭の中はなんででいっぱい。犬みたいなもの?

 痛くない以上拒む理由もなくて、
 そうしたら嬉しい気持ちしか残らなかった。
 わたしは手の心地よさに身を任せ、目を閉じる。

 わたし、乃絵ちゃんたちと一緒に帰ってきたよ。
 ちゃんとできたかなぁ。これからも力になれるかなぁ。

 お母さんの柔らかくて綺麗な手とも
 お父さんの少し硬くて大きな手とも違う。
 鳩羽くんの手に認めてもらったみたいで、
 わたしはその影に隠れて一度だけ深く息を吸った。]

(221) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[滲みかけた雫を宥めてから目を開けて、
 わたしは鳩羽くんの方に両手を伸ばす。]

  ……ちょっと、屈んでもらっていいですか。

[思わず敬語になっちゃった。

 しゃがんだ状態で机へ腕を乗せるためには、
 背伸びしなくちゃいけないんだよ>>2:526
 この前お返しできたのだって、
 鳩羽くん>>4:146が横たわる向井くんの側にいたからだ。

 背伸びすれば届かないこともないけど、
 オカマウこと>>4:172になってもいいならそれでも。]

  ん。

[わたしにも褒めさせてよ。
 少し赤い右手で、わたしは鳩羽くんを手招いた。]*

(222) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:柊君 ――

 わあ、綺麗。
 ありがとう。

[ 本当にこういうところ、柊君はそつがないというか、
 外さないなあと思う。
 お見舞いのお花はとっても綺麗で、>>149
 ぱっと部屋が明るくなる感じがした。
 男の子がお花を選ぶの、
 なかなか勇気がいる気がするんだけど、
 柊君なら似合っちゃうんだなあ ]

(223) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ それから、>>150
 まだまだあちこち痛いよーだとか、
 動けないのにみんなからお菓子をもらって、
 太っちゃいそうーだとか、
 ちょっとずつ始まったリハビリの話だとかをした。

 柊君の話も聞いた。
 九重さんがお祈りしてくれてたのは初耳だったな。
 九重さん、ちょっと得体が知れないところがあるけど、
 いい人なんだよね。
 鳩羽君、帰りそこなってなくて本当に良かった ]

(224) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ふと、柊君の空気が変わった気がした。
 調べた?って私は首を傾げる。
 差し出されたメモを、右手で受け取って、>>151
 目を通した私は目を見開いた ]

 柊君、これ、

[ いい子じゃなくても生きていける方法って柊君は言う。
 そっか。……そっかあ ]

(225) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私、暴力を振るわれたことはなかった。
 衣食住はきちんと与えられていたし、
 お金に困ったこともない。
 私はきちんと養われていて、
 だから、虐待を受けているとは思ってなかった。
 私はそういうのに当てはまらないと思ってた。

 でも、違ったみたい。
 私……そっか、私、虐待、されてたんだ。
 逃げて、よかったんだ。
 こんな風に逃げる方法だって、あったんだ…… ]

(226) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……ありがとう。
 でも、自宅に殴り込みは、遠慮しとくね。

[ 見限る権利は私にもある。>>152
 力を貸してくれる。>>153
 柊君の言葉の一つ一つが、私に染みていく。
 でもね、殴り込みは気持ちだけもらっておくよ。
 柊君たちに、あの人に関わってもらいたくないもの ]

(227) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 うん。頼りにしてるね。

[ 私は、頼られるような人間であるべきで、
 誰かを頼るなんて許されなかったけど、
 そんなハリボテの私は、あの校舎に置いてきた。
 といっても、あの校舎に私のマネキンはないけど。
 だから、一人じゃないって言われたら、>>155
 素直に頷いて、頼っちゃう ]

(228) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ それにね、柊君に貰ったメモを見て、
 思ったことがあるの。
 それは、私のこれからのこと。

 ずっと目標にさせられていたことがなくなって、
 私の未来は真っ白になった。
 大学を目指す?就職する?
 突然増えた無数の選択肢に、
 私、何を選べばいいのか
 さっぱりわからなかったんだけど。

 メモを見て、こういう仕事もあるんだって思ったの。
 家庭に問題があって、生き辛い子供を助ける仕事。
 そういうのに関われたらいいなって。
 真っ白だった私の未来に、ほんのり色がついたような、
 そんな気がしたんだ* ]

(229) takicchi 2021/06/17(Thu) 17時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・お見舞い ──


  ……ひどい目?


[ はて、なんのことだろうな。
 慎一は一瞬の間も置かずそう言って、
 不思議そうな顔して黒沢を見ていた。

 つまり、気遣いでも嘘偽りでもない。

 悲しいことや辛いことがあった。
 そう思うことはあったって、
 慎一はひどい目にあったとは、
 少なくとも、記憶する限り思ってない。]
 

(230) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ひどいことするようなやつ、
 ここにはいない──とは言ったけど。>>3:292]
 

(231) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ つまり、これも言葉にするのが難しい、
 個人の中にあるあたりまえの感覚の話。

 あの世界を悲しいと何度だって思ったけど、
 ひどい目に合わされたとは慎一は思ってない。

 慎一は息がしづらかったけれど、
 それは、慎一側の問題でしかなかった。
 帰る間際は確かに苦しかったけど、
 本当に危ないわけがないってのんきに思ってた。

 あの校舎が、そこにいた誰かの世界である以上、
 腹を立てたり、嫌悪したりはしなかったよ。

 ……そりゃあ、慎一は苦手なものが多いから、
 ひどい状態ではあったかもしれないけれど。]
 

(232) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それに、現実世界も似たようなもんだ。
 慎一には生きづらいけど、嫌いになれない。

 ひどい目に合わされているというより、
 ただ慎一が呼吸をするのがへたなだけ。

 だからね、不思議そうな顔してみたあと、
 慎一は、まあいいやって感じで口を開く。]
 

(233) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  簡単にじゃなくて、
  それなりにいろいろあって、
  なんだかんだの末に言ってるからね。

  ……要は、
  黒沢が今ここにいてよかったって話。


[ 今度は後悔しないようにしたいんだよ。
 ……伝わらなくても、これはまあいいかな。]
 

(234) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それで、]


  うーん、できてたらいいかな。
  ……人にやさしく。


[ 今度はね、慎一は否定しなかった。>>193

 否定しなくてもいいように生きようって、
 慎一にそう思わせたのは黒沢の世界だよ。

 だから、あの世界を作ったのが、
 黒沢の自己チュー精神だったとしても、
 巡り巡って慎一の助けにはなったのだ。

 だから、黒沢もやさしいねとは言わないけど、
 自己チューでワガママなくらいでいいと思うよ。]
 

(235) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ あの世界に慎一が残した心残り。
 クレープを食べ損ねたとかじゃなくて……、
 あのとき言えなかった言葉の話。>>194

 思ったことはそのときに言うべきなのだ。
 黒沢はもうとっくに答えを見つけていた。

 「大丈夫」って言われて慎一は笑う。
 本当に。それならよかったって思って。

 だから、ほっとしたように病室を後にしよう。
 気が紛れる≠ネら遠慮なく顔を出せるよ。>>195
 「また今度ね」って小さく手を振りながら。**]
 

(236) nabe 2021/06/17(Thu) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 病院・メイ ──

[さみしかったよ、ってメイが言う>>219

だけど俺にとっての「昨日」はほんの少し前
だから、それからメイが過ごした何時間か、が
俺はどれだけ長いものだったのかを知らない。
だから寂しさを想像するのはほんの少し時間が掛かる ]


 そっか。


[一瞬さ、「みんなに会えなくて寂しい」なのか
「俺に会えなくて寂しい」なのか、
どっちで捉えていいのかわかんなかったのはほんと。
俺だけ、なんか都合のいい解釈してないかなって。

だけどいまは、ちょっとだけ自惚れておくことにする ]
 

(237) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……ちょっとでも
 メイのなにかになれてたなら
 うれしいよ。ありがと。

[聞こえてくるのはあの時と同じ、優しい音。>>3:166
俺は、メイのピアノの音は知らないからさ、
耳にするメイの音は、その声色だけ。

弱くなったなあ、ってさ、言うなら
俺、そんとき、今すぐにでも
頭ぐしゃぐしゃにしてやりたい衝動に駆られたけど
ほんのちょっと我慢した。偉いね。

代わりに「元々強かったの?」って軽口返して、笑う]
 

(238) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもニセモノの笑顔の話に、表情を変えるメイを見たりさ
なんか思わせぶりに「なんでも」なんていうメイを見たら
やっぱ頭ぐしゃぐしゃにしたくなったわけ。>>220>>221]


 なんでも。


[疑問にはおんなじように返します、ええ。
犬みたいなものって思ってるならそれでいいよ。

わかんなくていーの。
わかってもらわなくていーの。

……目ぇ閉じてるメイのさ、
なんか嬉しそうな表情だけで、俺は十分。]
 

(239) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

[………ん、だったんだけど>>222]


 ………… はい?
 屈んで…?? いいけど、なんで?


[しかもなんで敬語??
手招きされるまま、おとなしく従うつもり。
心臓がさあ、煩えんだよなあ。

膝に手を当てて前屈み。
コレでいい?ってメイに聞くけど
目線合わせた分だけ、また距離が近えなあって思った]*
 

(240) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 帰還後・自宅 ──

[ 自転車を走らせて帰宅するころには、
 きっと空はとっくに白んでいた。>>117

 いつもの位置に自転車をとめて、
 そうっと静かに玄関扉を開く。

 まだ家族は起きてないかもしれない。
 そう思ってのことだったんだけれど、
 予想とは裏腹に家の中は明るかった。

 リビングのソファで姿勢を崩してた母が、
 慎一の帰宅に気づいてゆっくり体を起こす。]
 

(241) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「おかえり」と言われて、
 「ただいま」と答えた。

 「大丈夫だったよ」って言ったら、
 「よかったね」って返ってくる。
 うっすら笑う様子がちょっと眠そうだった。

 「寝ててよかったのに」とつぶやいた慎一に、
 「帰ってきて暗かったら悲しいでしょ」って。

 慎一によく似たつり目がゆっくりと閉じて、
 「ああ、仕事だあ……」って、頭を抱えた。]
 

(242) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それからまた瞼を押し上げて、
 その視線だけで慎一を呼んだ。

 ソファの傍らにおずおずとしゃがんだ慎一に、
 慎一のよりも細い二本の腕がゆっくり伸びる。

 薄い掌が慎一の頭を両側から挟んで、
 慎一の顔にじいっと視線が注がれる。

 そのまま数秒。「よし」と母は言った。
 「泣いてないね」……うん。「少し寝といで」

 促されるままに慎一はまた立ち上がった。
 でも、すぐに思い出したように口を開く。]
 

(243) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……シャワー使っていい?


[ 外から帰ってきたらすぐにシャワーを浴びる。
 リビングはいいけど、自室に入るのはそのあと。

 カチコチに固まり切った慎一のルーティン。
 朝帰りなんてしたことないから危なかった。

 寝ている家族には少しうるさいかもしれない。
 けれど、諦める気なんてちっともない慎一に、
 母はため息とも笑いともつかない息をこぼし、
 「好きにして」とだけ言ってソファに崩れた。]
 

(244) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ シャワーを浴びて、ドライヤーも使って、
 さっぱりしてリビングを通った慎一に、
 もう体も起こさない母がふたつ言った。

 お父さん起こしてきて。起きてると思うけど。
 おばあちゃんにも「おはよう」って声かけて。

 実際、心配性の父は寝てなんかなくて、
 慎一の顔を見てほっとした顔をしていた。
 「おかえり」と「いってくる」を一気に言う。

 朝に強い祖母の部屋をそうっと覗いたら、
 皺くちゃの手が伸びてきて慎一の手首を掴んだ。
 つるりとした肌に血管だけが浮いたそれ。
 傷ひとつない、かすかに脈を感じさせるそこ。]
 

(245) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なにか言葉を待たれているようなので、
 慎一は順に「ただいま」と「おはよう」を言う。

 よくできました。というように、
 元から皺だらけの顔がさらに皺くちゃになった。
 そうっと手首を離されて、慎一は自室に戻った。

 自分以外にふたり分、気配のある広い部屋。
 真っ暗な中、物音を立てないように歩いて、
 ゆっくりと自分の陣地に体を滑りこませる。]
 

(246) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……今までする機会もなかったけれど、
 せっかくだから慎一の名前の話もするね。

 謙虚に誠実な人間であれという期待と、
 慎ましやかでも幸いに恵まれるようという祈り。
 それが慎一の名前に込められたすべて。

 いつもの時間まで少しくらい寝れるだろうか。
 ベッドに横になって、慎一は一度目をつむる。

 たぶん、じきに賑やかな朝がやってくるけど、
 それでもやっぱり、慎一はこの世界が好きだ。

 好きでいられたのはみんなや家族のおかげで、
 だからつまり、慎一はやっぱり幸運の持ち主。

 きっとまた、疲れたり息ができなくなるけど、
 慎一の名にかけられた祈りは確かに届いてる。]
 

(247) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 期待のほうは、……これから善処しよう。

 都合のいい言い方を覚えた慎一は、
 きっとそんなことを考えて明日≠迎える。

 いつもどおりかそうでもないかは、
 実際迎えてみなくちゃわからないけど。*]
 

(248) nabe 2021/06/17(Thu) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・学校 ──

[ ある日の学校終わりのこと。

 少しだけ周囲の視線を気にして、
 慎一はそっと、ふらっと歩み寄った。
 普段はあまり訪れない机のとこまで。]


  ……暮石、


[ その机の持ち主の名前を正面から呼び、
 慎一は軽く握った拳を二人の間に突き出す。
 ゆっくりと手のひらを上向きにして、
 ばらばらとした動きで指を開いていく。]
 

(249) nabe 2021/06/17(Thu) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 手のひらには硬貨が一枚きり乗っている。

 鈍色のそれは長く筆箱に入れてたせいか、
 記憶にあるよりもちょっと黒ずんで見えた。

 はじめは、自分の手のひらに。
 それから、目の前にいる人に。
 慎一はじっと視線を向けてから口を開いた。]


  今度≠チて、今じゃダメ?


[ 受験生にはまだ忙しい時期かも。
 でも、持ち越したままも落ち着かなくて。
 ダメかな。お伺いを立てるようにそう尋ねた。*]
 

(250) nabe 2021/06/17(Thu) 21時頃

【人】 店番 ソフィア

— 病院 —

 芽衣ちゃん! おかえり!

[>>126あの世界から帰還して、ここに到着したその姿を見れば、
もちろん手を伸ばして、そしてそれはすぐに取られる。
ぎゅっと握られた手は暖かい。

触られた場所に傷は無いけど、
あの世界であった時と同じように、ハンカチが覆われる。]

(251) myu-la 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 店番 ソフィア


 うん、うん。

[乃絵ちゃんを連れて帰ってくれてありがとう、とか。
いろいろ、言わなきゃいけないことはあったはずなのに。
感情がそれどころじゃなくて、つい、
芽衣ちゃんの背中にまで腕を回して、ぎゅっとくっつこうとする。]

 良かった。
 良かったよね。

[一人ならギリギリ我慢できたのに、確かめ合うとまた泣きそうになる。
私が渡したお守りのボタン、効果はあったのかな。
あったのならきっと、ぼたんが芽衣ちゃんたちを支えてくれたんだろう、って。
そう思ってもいいかな。

涙が溢れる前に離れて、笑って誤魔化して。
そして、また学校で会おうと言葉を交わす。
私たちの日常に、また戻っていけるように。*]

(252) myu-la 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:向井君 ――

[ 酷い目に遭ったのに。>>190
 私のその言葉に返ってきたのは、
 心底不思議そうな顔だった。>>230
 本当に、何の心当たりもなさそうな顔。

 例えば、柊君あたりに「何のこと?」って言われたら、
 ああ、私に気を使ってとぼけてるんだなって
 私はそう思っただろう。

 でも、目の前の向井君からはそんな感じがしなかった。
 向井君は本気で言ってる。
 本気で何のことかわかってない ]

(253) takicchi 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ あんな目に遭わせてしまったって、
 それでも私は思ってる。

 怖い思い、痛い思い、苦しい思いをさせてしまった。
 みんな、先に帰った人たちが、
 本当に帰れたのかなんてわかってなかったし、
 どうなっちゃったんだろうって心配してた。

 でも、向井君は違ったみたい。
 ひどいことをするようなやつ、ここにはいない。>>231
 向井君は、ずっとそう思ってくれてた。>>232
 校舎の主を、信じてくれてた ]

(254) takicchi 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……そっか。そうだよね。
 ごめんなさい。

[ 簡単に言っちゃっていいの?>>190
 私のその言葉こそが簡単に言っちゃった、
 軽はずみな言葉だった。

 簡単じゃなく、いろいろあって、
 なんだかんだの末に>>234
 その言葉があったのだとしたら>>101 ]
 
 ありがとう。

[ 私ね、本当に帰ってこれてよかったって思う。
 自分にこんな気持ちをくれる人がいることを
 知らないまま死んじゃうところだった。
 そんなの、死んでも死にきれないよ ]

(255) takicchi 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 優しいっていう私の言葉を、
 今回は向井君は完全には否定しなかった。>>235

 私が死のうとして、作り出してしまった世界。
 私がやったことはどうしたって
 正当化できることじゃないし、
 みんなが許してくれたって、
 私はずっと反省しなきゃいけない。
 それでも、みんなが少しいい方向に変わる
 そんなきっかけになれたんなら、
 ちょっとだけ、よかったなって思ってもいいかな? ]

(256) takicchi 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 笑って手を振って向井君を見送った。
 「また来てね」って私は言ったし>>195
 「また今度ね」って向井君は言ったから、>>236
 ちゃんと本当に来てねって私は思う。
 だって私、自己チューでわがままでも
 許してもらえるらしいので!>>235** ]

(257) takicchi 2021/06/17(Thu) 21時半頃

【人】 店番 ソフィア

— お見舞いにて —

 なになに?
 え、何これ、なんかすごいお菓子!

[>>181乃絵ちゃんが誰からもらったか、
取り出したお洒落な缶に詰まったお洒落なお菓子にテンションが上がる。
お見舞い品じゃないの?と思いつつ、
もちろんこういうスゴイオカシには目がないもので、
食べ切れないならしょうがない。ちょっとだけ貰いました。]

(258) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

[頭の傷跡を見せて何も伝わらなかったら、
そのまま恥ずかしさでマジ頭突きしてしまいそうだったけど、
まあそんなこともなく。

私が昔、何があったのかは本当に面白い話じゃないから、
聞きたがらない限りは言わないけど、
傷があるのは一緒だからね、って、そういうこと。]

(259) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 店番 ソフィア


 クレープ作るの?
 じゃあ私は食べる係で! ……だめ?

[>>184計画はどんどん楽しくなっていくね。
私は甘いものを食べるのが好きだけど、料理の経験はあまりない。
文化祭のクレープは見守るほうに徹していたしね。

だからどんなトンデモクレープが出来上がるか分からないけど、
まあ、その時は一緒に笑ってよね。]

(260) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

[さて、番代ひとみこと私ですが、
なんだかゴツい響きのある苗字と、ひらがなの可愛い名前がミスマッチだと、
そういう自覚をしながら18年生きてきました。

学校という社会においては誰もが名前呼びというわけにもいかず、
苗字呼びされることも多いので、諦めていたけど、
私としては当然、名前で呼んでくれるほうが嬉しいので。]

 いいよ!!!
 呼んで呼んで!!!!

[>>184そりゃあもう食い気味に、呼び方の壁は崩してしまおう。
願ってもないことなのよ、乃絵ちゃん。*]

(261) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── その後・鳩羽と ──


  レン、どっか寄ってかない?


[ ──って慎一は言った。
 たぶん、進路の決まった人も出てる頃。

 まだ空気は冷たいながらも晴天で、
 駅までの道すがらどこかに寄るんでも、
 慎一は一向にかまわない気分だった。

 体育祭に球技大会、もちろん文化祭。
 いろんな日常を積み重ねてたとて、
 徒歩通学と電車通学じゃ向かう先が違う。

 部活だって違ったんだから、
 少なくとも慎一から声をかけるのは珍しい。]
 

(262) nabe 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……そんな理由をつけなくても、
 慎一は自分から誰かを誘って、
 学校外でどうこうみたいなの、
 慎一はあんまりしてこなかった。

 だからね、別になんだっていいんだ。
 冬のアイスでも、やっぱ寒いから肉まんでも、
 ファミレスでもカラオケでも適当な公園でも。

 だって別に、あのアタリ棒を交換させることが、
 慎一の目的ってわけじゃあまったくない。

 だからもし都合がよければ、
 少し慎一と歩いて行かない?]
 

(263) nabe 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ もしその機会が得られたなら慎一は、]


  ……レンさあ、
  大学、こっちのほう?
  卒業してもこのへんにいる予定?


[ ──って、いつもの調子で尋ねるだろう。*]
 

(264) nabe 2021/06/17(Thu) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

── 冬・シン ──

[シンのお誘いには「おういいぜ」って
きっと、俺は二つ返事しただろう>>262
何も予定がねーんなら、断る理由もねーし
ファミレス寄ってく?って、学校と駅の近くのそれ
名指しで指定したりした。

ちなみに俺の「ファミレス寄ってく」は
=ドリンクバーで何時間か粘る?の意味だ。

冬の空気は冷たくて、空はずっと遠くにある
あの日の傷跡はすっかり治っていただろうから
俺の顔を見たところで、名残は何もない

馬鹿話してる日常はそれでもずっと続いてる。
コレもその延長だけど、シンから誘ってくるのは
……そうだな、ちょっと珍しい気がする。>>263 ]
 

(265) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[おやつ時のファミレスは適度に閑散としていて
半分水みたいなメロンソーダに浮かぶ氷をつつく ]

 大学?
 うん、そーだね。

[どこ大の受験が今度控えてるんだ、って
ここからだと電車で1時間かからない大学名を
名指しで答える。カラン、と氷が鳴る。

俺んちからでも1時間ちょっとかな。
別に珍しい大学でもなかったから、
きっとシンなら「あーあそこね」っていう感じ。]
 

(266) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 このへん〜〜っていうのが
 どのへんからどのへんかわかんねーけど
 あ、俺、一人暮らしするからさ

 でもびっくりするほど遠くには、行かないよ。
 ……シンは?

[聞かれたからには。やっぱり質問は質問で返した ]*
 

(267) ししゃもん 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 病院・鳩羽くんと —

[鳩羽くん>>238が「元々強かったの?」って聞くから、
 わたしは「無敵だったよ」って答えた。]

  わたしがわたしでいられるなら、
  他はなんでも良かったからね。

[いつか話した役割>>3:132は、そのままわたしのこと。

 わたしがわたしのまま何かができるなら力を貸すよ。
 そうじゃないなら自分で頑張って。
 結果がどうなろうと、あとは知らないけどね。

 わたしが大切なのはわたしと夢ばかりで、
 周りがどうなろうとどっちでもよかった。
 周りにどう思われようと何でもよかった。

 ま、それがいけなかったんだけど、今は置いといて。
 許容に見せかけた無関心はわたしから友達を奪う。]

(268) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ


[わたしは友達が少ない。

 深く関わろうとしても行き先は諦めと苛立ちで>>0:525
 それを生み出しているのはわたし自身>>3:125

 友達なんかいらないって思ってたわたしが今更、
 誰かをそう呼んでいいとは思ってないよ>>0:964。]
 

(269) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[……思ってなかったんだけどなぁ。

 鳩羽くんに精神世界のことを教えてもらった時>>3:11
 わたしは乃絵ちゃんならって思った。
 乃絵ちゃんなら、わたしでも力になれるかも。
 友達のためなら、わたしもがんばれるかも。
 わたしにもワルモノじゃない役割が許された気がした。

 ひとみちゃんといた時>>2:227もそう。
 鳩羽くんの声>>2:192がひとみちゃんと一緒に
 わたしの恐怖を拭ってくれた。

 鳩羽くんは、いつだってわたしに道を教えてくれる。]

(270) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ちょっとどころじゃなくて、
  わたしの中で、鳩羽くんはずっとなにかだったよ。
  だから寂しかったんでしょ。

[音の前に休符がついた返答>>237へ補足するように、
 わたしは鳩羽くん>>238の言葉へ頷いた。

 わたし以外不要だった内側。
 いつの間にか役割を許せる人が増えていたんだなって。
 ようやくわたし、気づけたの。

 わたしだけがいつの間にか変わったところで
 わたしに対する印象は変わらない訳だから、
 勇気のないわたしは未だ関係に名前をつけない>>0:343

 軽口の返答にしては少し重かったかな。
 へらりと笑うことでバランスを取ってみるつもり。]*

(271) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そんな風に思ってたのに、ホンモノも軽い笑みも
 唐突な手のひらに飛んでっちゃった。
 鳩羽くん>>239がわたしを真似る。]

  ふーん……。

[見上げたところで鳩羽くんの考えが分かる訳もなく、
 わたしは手の心地よさに身を任せることにする。

 わかんないよ。
 わかんないけど、

 ずっとどこか張り詰めていたものが緩んだ気がした。
 涙腺まで緩んじゃったから目を開くのが遅れて、
 わたしの表情を見られてるなんて気づかなかったよ。]

(272) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[今日何回目のなんで、かな。
 わたしは鳩羽くん>>240の疑問に答えるため、
 屈んだ頭に手を伸ばす。]

  わたしもやりたいから。

[近づいた視線、
 生存確認した時>>2:406みたいだなって思ったけど、
 どちらかといえば鳩羽くんが頬杖をついた時に>>3:68
 似てる。だからわたし>>3:127はまた近いなって思った。

 鳩羽くんの顔がひとみちゃんより遠く、
 乃絵ちゃんより近い位置にあって。
 わたしは望み通り両手を伸ばした。

 タオルもコートも介していない手で、
 わたしは鳩羽くんの明るい髪を撫でる。]

(273) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……ゴールデンレトリバー。

[実際触れたことはないけどそんな感じ?

 じんと痺れた右手は最初ぎこちなかったけれど、
 次第に髪に指を通すのにも慣れて、
 わたしはきっと楽しそうな顔をしていたと思う。]

(274) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……痛かった?

[一頻り撫でた後、わたしの指先は鳩羽くんの眦を漂う。
 さすがに触れることはしないけれど、
 どうしてもニセモノが頭に浮かぶのは事実だ。]

  おかえり。

[頑張ったねとか大変だったねはなんか違うから。
 ホンモノの鳩羽くん、おかえり。

 わたしはもう一度だけ、労うみたいに髪を梳いた。]*

(275) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:ひとみちゃん ――

[ 思った通り、番代さんはこういうお菓子
 好きだったみたい>>258 ]

 鳩羽君からもらったの。
 お姉さんが選んでくれたんだって。
 可愛いよね!
 崩すのがもったいなくて、
 一人じゃ食べられなかったの。

[ こういうのが好きそうな人が来てくれた時に、
 一緒に食べられたらいいなと思ってたんだよ。
 気に入ってもらえたならよかった、って
 どうぞどうぞって番代さんに勧めた ]

(276) takicchi 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ まだ割とあちこち痛いので、
 頭突きされなくて本当に良かった。>>259

 解決済みのことなら、わざわざ聞かないよ。
 でも、何かあった時は、
 教えてほしいなって思う。

 あの校舎に来てくれたのに、
 私から何も聞こうとしない番代さん。
 何も聞かずに、私に日常を連れてきてくれる。
 そんな番代さんにも私は隙間を埋めてもらってるから
 何かあった時は力にならせてほしい。
 何事もないのが一番だけど ]

(277) takicchi 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 番代さんは食べる係に志願したいらしい。>>260
 私、あの校舎の冷蔵庫に残ったままの、
 59点のクレープのことを思い出した ]

 それ、作るより大変かもしれないよ?

[ 何しろ私のお料理スキル、10だし。
 延々と失敗作を食べる羽目になるかもしれない。
 それより、一緒に作る方がよくないかな。
 一緒に作ったら、失敗作を食べるのも、
 諦めがつくってものよね(?) ]

(278) takicchi 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ところで、名前呼びの件。>>261
 恐る恐る尋ねてみたら、
 番代さん……じゃなくてひとみちゃんは、
 今日一番の食いつきだった。
 スゴイオカシよりもテンションが高くて、
 私、びっくりもしつつ、すごく嬉しくなってしまう ]

 ありがとう、ひとみちゃん。

[ 良かったら、また会いに来てね。
 お見舞いのお菓子、いっぱいあるの。
 一人じゃ食べきれないから。ね?* ]

(279) takicchi 2021/06/17(Thu) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 後日・学校 —

[HRを終えれば、わたしは今日もすぐに席を立つ。

 そういえば、同じクラスになっても
 ひとみちゃんとは教室から連れ立つことは少ない。
 約束をしないわたしたちらしい、3年間培った習慣だ。

 家に帰っても特にできることはないんだけど、
 今は受験勉強ってものがある訳だし。]

  ……どうしたの?

[頭の中で組んだ計画はすべて白紙に戻る。
 でもわたしは目の前の彼じゃないから動揺したりしない。
 机の前に向井くん>>249が立つのを見て、
 わたしは持ち上げた鞄を机に戻した。]

(280) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[拳が開いて、短い爪を持つ指が解けていく。
 中に入っていた燻んだ銅色にわたしの心臓が跳ねた。
 わたしが視線を上げると、向井くん>>250と目が合う。
 どうしようもない罪悪感>>4:11を思い出す前に、
 わたしは吸った息を喉の奥に詰めた。]

  ……いいよ。
  せいさん、しにいこっか。

[これはいつ頃のことだったかな。
 もしまだ乃絵ちゃんが入院しているなら、
 置いていった10円分>>3:590も買っていくつもり。

 わたし、駄菓子には疎いから誰かいてくれると助かる。
 二人寄ればどんな知恵が出るかな。]

(281) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  向井くん自転車だよね。
  わたし徒歩だから、誰かに借りれたりしないかな。

[自転車の話をすると、材料の買い出しを思い出す。
 あの時は別々に分かれたけど、今度はそうもいかない。
 わたしは教室の外へ歩きながら向井くんへ尋ねた。]*

(282) Pumpkin 2021/06/17(Thu) 23時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

takicchi 2021/06/18(Fri) 00時頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 冬・鳩羽と ──

[ 申し出があっさりと承諾されて、>>265
 慎一はよかったって思って笑う。

 鳩羽の顔の傷も、慎一の首の傷も、
 もうすっかり治った晴れた冬の日。

 大丈夫。ファミレス=ドリンクバー。
 長居ができていいよねっていうのは、
 慎一だってちゃんと承知している。
 受験を控える中することかはさておき。]
 

(283) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ かくして、さほど混みあわない店の中、
 甘味料の味ばかりするオレンジジュースを前に、
 きっと馬鹿話だってしたんだろう。

 それでも話題をそこに持ってったのは、
 どうしたって別れと出会いの季節が迫るから。

 受験生同士なら珍しくもないだろう質問に、
 鳩羽はあっさりと大学の名前を挙げた。>>266

 「あーあそこね」ってなる感じの。
 豊高に通っていて、馴染みのある名前。]
 

(284) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  あー、うん。
  近いじゃん、結構。


[ ゆるりとした調子で慎一は言う。
 ちょっと、というか、結構うれしそうに。

 それから、慎一のふんわりした問い。
 「このへん」の定義を問う言葉に、>>267
 少しだけ考えて慎一はこの場での定義を足す。]
 

(285) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  遊びたいねーってなったときに、
  その足でどっかで会えるらへん。


[ だから、うん。
 びっくりするほど遠くないなら大丈夫。
 にへらと笑って一口ジュースを口に含み、
 投げ返された質問に同じく大学名で答えよう。

 少し方面は違うけれど、ここから遠くはない。
 家から1時間半とちょっとくらいかな。
 なので慎一は今、よかったって顔をしている。]
 

(286) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  あー、でも、
  一人暮らしいいなあ。
  俺も金貯めて家出よ。貯めれたら……、


[ そう言って羨ましがる反応も、
 ただ純粋に、その背景を知らない友人として。

 慎一は鳩羽に家に起こったいろいろを、
 詳しくは知らないままに本気で羨んでる。

 この友人は一人暮らしをはじめるらしい。
 家を出たければ自分で費用を工面するルールと、
 自分にバリバリにバイトする自信が一切ないこと。
 その二点に阻まれた慎一からするとそれは羨ましい。]
 

(287) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……なんでも知ってるわけじゃない。

 こうやって顔を突き合わせて、
 何時間だって馬鹿話できる関係でも、
 その背後にあるなにもかもを、
 ひとつ残らず分かち合うわけではなくて。

 でも、この時間にもきっと意味はあって、
 どちらも無理してるわけじゃないなら。

 慎一はこうしている時間が楽しいし、
 これからも、続けばいいって思ってる。]
 

(288) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……だからさ、]


  ……たまに遊びに行ってもいい?


[ なんせ、同じ学校の友だちが、
 同じ学校の人じゃなくなったとき、
 どういう関係を築いていけばいいのか、
 慎一はまだイマイチ想像がつかない。

 だから今はひとまず、
 この場で思いついた想像を投げながら。

 ……それからさ、たとえばの話。]
 

(289) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ たとえば、この店を出たとき。

 近くの道路があまり大きくなくて、
 車通りや人通りがないんだとしても。

 慎一がなんにも考えていないふうに、
 ふいと道の端に沿って歩いて、
 少し離れた横断歩道に向かっていっても、
 ちょっとだけ遠回りに付き合ってくれる?

 道を渡ったほうが早いなんて考えず、
 気を抜いている自覚もなく歩き出しても。]
 

(290) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ あるいは、黄色信号で立ち止まるとか、
 次の次の誕生日までは今と変わらず、
 水っぽいオレンジジュースを啜っているとか。

 へらへら笑いでごまかして、
 周囲に合わせることもできるはずのこと。

 きっとこれから、
 ときどき慎一は忘れちゃうから、
 もし見逃してくれるんなら、慎一はうれしい。]
 

(291) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……とにかく今は、

 やたらと詰め込みすぎた氷が、
 すっかり溶けて緑やオレンジを薄めるまで。
 もしよかったら、くだらない話を続けよう。**]
 

(292) nabe 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

── 病院・メイ ──

[昔のメイにさ、多分俺、
女子同士ほどの良からぬ印象はそれほどないよ>>269
なんでぼっちなんだろって思うくらいには。>>0:271

だから、無敵だった頃のメイとさ、
今の弱くなってしまったらしいメイの差は、
大してさ、そこまで変わらない。

そうだね、だからそういう意味じゃあ
確かに印象は変わんねーなーって >>271
心の声が聞こえてたとしたら、言ってると思う。]
 

(293) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[俺は人との距離がたぶん相当近いから。
だからずっとメイのことは友達認識でいるけれど
名前のつかない関係と、俺の認識は、
ずっとすれ違ったまま、時間は過ぎようとしてる。

ずっと「なにか」だった俺は、
その言葉だけで満足して、笑う。]
 

(294) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だけど、緩んだ表情とか、>>272
閉じた瞳 瞼がくるくる揺れるのを見たら、つい。]

 弱っててもいいんじゃねー?
 無敵じゃなくたって。
 
[なんて、ちょっと一言添えたくなったんだ。]
 

(295) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 ………って、犬かよ!

(296) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ついね!突っ込まざるを得ないだろ。>>274
破顔して、されるがままに撫でられる。
俺は!犬じゃ!無いけど!!!!
でももし本当にしっぽが見えてるんなら
ブンブン振ってるのが見えるんじゃないかな。

メイが楽しそうなら、それで何より。
次第に綻ぶ顔を見て、そう思う。

笑ってんなら、良かった。
今日はさ、ちゃんと、顔が見れる。>>0:585]
 

(297) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うん、痛かった
 無理やり笑ったりするのって
 痛ぇんだなって、思った。

[眦の傷。絆創膏チャレンジに成功してたそれは
絆創膏の下に隠されたままだったけれど。
でもさ。もう、そんなふうに笑わないから。 ]

 ただいま

[それは本物の俺のこと、だろうか、って
それくらいはさ、察しがついたよ。
眦の傷。もうこれ以上増やさないよ。
ここにもし増えるとしたら、次は涙の跡だ。]
 

(298) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……っつうか。
 じゃあ弱っちいメイこそおかえり、だな〜
 
[ニッと笑って、
最後に名残惜しむかのように頭を撫でた
そうしてもいちどさっきの話をぶり返す。
絶妙なバランスを取っていたそれは、>>271
勝手に俺の手で、崩されて、当事者は笑う。]
 

(299) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 無敵なんかじゃあなくっていいよ
 友達なんだから。
 いつだって撫でるくらいしてやるよ。

[名前を敢えて付けなかったそれに、
いとも容易く、なんの気なしに名前を添えて。
ようやく屈むのをやめれば、
すっかりいつもの距離が、そこにある。]**
 

(300) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 病院・ひとみちゃんと —

[わたしが伸ばした手は、
 無事にわたしより小さなひとみちゃんの手を包む。
 ひとみちゃん>>251の指にあの傷はもうなくて、
 それに安堵しながらもわたしは同じハンカチを重ねる。]

  ひとみちゃん。

[ひとみちゃんの明るい声が懐かしくて、嬉しくて。
 わたしはハンカチの上からひとみちゃんの手を撫でた。]

(301) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 00時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[不意にひとみちゃんが見えなくなったと思ったら、
 わたしの身体に衝撃が伝わる。
 ひとみちゃん>>252が抱きついたんだって理解するのに
 少し時間がかかった。

 ほとんど身長の変わらないひとみちゃんで良かった。
 不意打ちを喰らったわたしは何歩か後ろに下がる。
 行き場を失った手をおそるおそる背中に当てた。

 ひとみちゃん。数少ないわたしのともだち。
 明るい声に涙が滲んでいたら気づけたけどどうだろう。

 わたしはひとみちゃんの言葉にうん、うん、と
 何度も頷きながら背中を撫でた。]

(302) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 00時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[離れたひとみちゃんが笑っていたら
 わたしは迷ってからちょっとだけ近づいて、
 今度はわたしの方からひとみちゃんに抱きついてみよう。

 ぎゅって。音にしたらそれくらい。
 挨拶に似たハグで、わたしはひとみちゃんを解放する。

 ひとみちゃんの手に改めてハンカチを差し出したら、
 その間から薄青いぼたんがころんと飛び出した。]

  わたしが頑張れたの、お守りのおかげだよ。
  力を貸してくれてありがとう。

  ……ただいま。

[わたしは手のひらで受け止めたお守りを指で撫でた。
 ひとみちゃんに返そうとするけどどうかな。

 離れていった子どもの足跡を思う。
 ひとみちゃんが望むならわたしの手のひらは閉じる。]

(303) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 00時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしたちの高校生活は残り少ない。
 あとどれだけひとみちゃんへ声をかけられるだろう。
 そう考えると少しだけ切なくなるけど、
 今は全員で取り戻した日常を噛み締めようと思う。

 手始めに、あの時の約束>>2:335を、
 夕日に染まった通学路で。

 わたしは笑顔でひとみちゃんの背を見送った。]**

(304) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 病院 —

[芽衣ちゃんに抱きついた後、
離れたら、今度は芽衣ちゃんのほうから来た。>>303
もう一度、ぎゅっ。
いろいろあったし、離れてからの時間の感覚が曖昧だ。
なんだか名残惜しい。]

 ……あっ。

[芽衣ちゃんの手の上、渡したぼたんのお守りが見える。
私の見えない友達の象徴。
それはきっと、芽衣ちゃんの力になってくれたのかな。]

(305) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


 サイコーだよ、芽衣ちゃん。
 すごい。

[あの時、託した大事なものが、今こうして帰ってきて。
それと一緒に、あの校舎の中に閉じこもろうとしていた友達も連れてきた。
その過程に何があったかは想像するしか無いけれど、
目の前にいる友達のおかげだということは分かる。

幼い頃からの友達を忘れようとして疲れた私が、
結局のところ、揺るぎない結果をもたらしてくれたのは、
芽衣ちゃんという友達の存在だった。

それを噛み締めながら、
青いボタンを指先で摘んで、握り締める。]

(306) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


 おかえり、芽衣ちゃん。
 ……おかえり、ぼたん。
 芽衣ちゃんを助けてくれて、ありがとう。

[こちらに帰ってきてから姿を現さないあの子の名前を口にする。
芽衣ちゃんにはもう何も隠すことは無いから。]

 私にしか見えない友達、ぼたんって言うの。
 こんな感じの、薄青色をしたワンピースの、
 5歳の子供の背丈をした、可愛い子。

[私に見えていたイメージを言葉にして共有する。
……もう、その姿と顔は私の中で崩れてしまったけれど、
私と芽衣ちゃんの間で共有することで、いつか、
思い出せる時が来るのかな。]

(307) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[もう、私は一人でも生きていける。
恐怖も痛みも自分で背負っていける。

だから、ぼたんを思い出すことは、私の償い。]

(308) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……また、いつもの放課後にね。
 “待ってる”から。

[去り際にそう言って、期待を込めた言葉を芽衣ちゃんに残す。

もちろん、芽衣ちゃんの話を聞くという約束は忘れていないから、
それを待ってるよ、と言ったつもり。

卒業まで残り少ない帰宅部。
卒業したら活動はおしまい?
……終わらせない方法を、今は考えてる。*]

(309) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

── 少し前/病院──

[ ただいま、と。なにか言われ掛けて>>5:+211
  ……私の死体はどんな有り様だったのかが
  逆に気になるような気はしていた。

  ともかく私が頼んだカフェオレは
  彼のポケットも温めていたようだ。
  お役目ご苦労、向こうに行く姿を見送る。]


  まあ。
  無事だろうとわかってても、この目で見ないと
  本当に安心は出来ないもんね。


[ それから柊くんに向き直って。>>5:+213
  そりゃ女の子ですからね、恥ずかしくも
  なったり致しますよとくすくす笑って。
  見物料を取れば良いのかな?なんてね。]

(310) uiro 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ




  ……黒沢ちゃん次第なとこも、あるかもね。
  ん。……皆、やっぱ気掛かりにもなるよ。
  私達は落第部屋に来ちゃったから、
  もう何も出来ないけれどさ。


[ 何もできない歯痒さというのは、あるし>>5:+214
  多少の後ろめたさも確かにある。

  それから彼の顛末をじっと訊く。>>5:+218
  なんとなく、文化祭当日の事が思い出されて。
  彼に何も無いという訳では無いことを、
  こっそり知ってしまった身として。]
 

(311) uiro 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  視野が狭かったというより、
  見えなかったものが見えるようになったんだよ、
  きっと、多分。

  何も現実が変わらなくても、
  見え方が変わったって、……それなりに大きいよ。

  なにかしなくちゃいけないってこと、
  本当はそんなにたくさん無いんだし。


[ ゆるく微笑みつつ、
  やっとわかったの?……なんて。
  私だって見えてなかったしわかってなかったよ。]
 

(312) uiro 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 今度はちゃんと向き合いたいと。
  そう言う彼の表情はどこか晴れやかで、
  面倒ごとに巻き込まれはしたけれど
  悪いことばっかではなかったのかなって。

  それは私にとっても。>>5:+221]


  まあ。
  私も逃げてた、……と言うか、
  ずっと耳を塞いでたからさ。

  今はね、前よりも……うるさいの、大丈夫そう。
  まあここは病院だから騒いじゃ駄目だけど。


[ そうやって、笑い返して。]

(313) uiro 2021/06/18(Fri) 01時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ────そんな折だっただろうか、
  集中治療室の方に動きがあったのは。

  …… どうやら、無事成功したそうで。
  その事が耳に入れば、安堵の息を吐いた。
  なにか力が抜けた様な気持ちをしたまま、
  待合室に佇んでいた。

  飲む頃には、カフェオレはすっかり
  冷めてしまっていた。]*
 

(314) uiro 2021/06/18(Fri) 02時頃

【人】 架空惑星 レン

── 冬のファミレス・シン ──

[大学が近かったことに安堵してくれたのか
シンの顔が綻ぶのを見る >>285

俺らはいつだって定義はだいたい曖昧で
集合時刻だって「このくらい」だったし
話題の振り方だって「ふつーorまじめ」で
それだって、どっちだっていい。>>5:+103

全部。「シンと」だったら「どっちだっていい」。
どれだって、楽しい。なんだって、嬉しい。

だから、たぶんさ。
シンは「このへん」の定義を足してくれたけど>>285
俺は、「このへん」が「あのへん」だったとしても
なんだ、あんまり遠くないじゃん、って笑うよ。]
 

(315) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ〜〜〜〜本当それ。

[金、貯めれたら。>>287

事の顛末はとりあえず置いておくにして
一旦今回の件で、金は親が出してくれるものの
それでも入学後の生活は、まー目に見えてる。]

 金、降ってこねーかなー

[経済事情とか、家を出るルールとか。
そういう細けーことは多分シンと俺は違うけど
突然空から金が降ってきたらいいのに、
多分その望みは全人類共通だろ?

ほら、また俺は馬鹿な話しかしない。]
 

(316) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だからさ。そんな馬鹿な話の間に挟まれた
シンの思いつきでの願い事にはさ、>>289 ]


 たまにと言わず。いつでも来いよー


[ってさ、いつだって俺は、
誰かの勇気をなんの気なしに踏み越えていく

……けど、俺だってさ
そうしたいって望んでる。
茶化してるわけじゃ決してないよ。

あまりにシンのいる日常が、特別すぎてさ
居なくなったらどーなっちまうんだろう、って
正直、俺だって思うし、 ]
 

(317) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[少し離れた横断歩道に向かって歩くのを
気づかないふりして、道路側、
隣に並んで歩く日常だったりとかさ。

信号しっかり立ち止まる、とか。
ちゃあんと正しい道の上で進んでくシンをさ、
近くで見届けたいな、っていうのはきっと俺の願い

シンの変わらない日常の傍で
息がしやすいように、
心地よい空気、作っとくの。

その役目をさ、俺も担えたらってずっと思ってる。]
 

(318) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 俺が!
 シンに!来てほしいの!
 来なかったら泣いちゃう!

[言わないとさ、伝わらないらしいから。
嘘のつけない俺だけど、本音は茶化したふりをして。

だからいつでも遊びに来てよ。
家に知らない女が住み着いてるとか、
そういう予定はさっぱり皆無だからさ。

にっと笑って。
酔えるはずもない、緑の甘い液体をズズズッと啜ろう。 ]*
 

(319) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 08時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・暮石と ──

[ 受験生にはたくさんすることがある。
 けど、これだって慎一には重要だった。

 手のひらに忍ばせた10円玉。
 どう扱えばいいかわからなかったソレ。

 ぴたりとふたりの視線が合って、
 暮石が選んだ言葉に慎一はうなずいた。>>281

 清くか精しくかはいったんさておき、
 あの校舎に置いてこなかったんだから、
 こちら側でこっそりせいさん≠オてしまおう。]
 

(320) nabe 2021/06/18(Fri) 09時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  んー……、
  別に押してってもいいけど、
  声かけたら貸してくれると思う。


[ その日も慎一は自転車だったんだろう。
 荷物が多いとかなにかそんな理由で。

 暮石の分の足を調達する話。>>282
 聞かれたなら気安い仲の級友に声をかけよう。
 慎一の基準でいつもダラダラ学校に残ってるやつ。]
 

(321) nabe 2021/06/18(Fri) 09時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 妹の自転車借りに帰るより早いし、
 二ケツという提案はすぐには出てこない。
 借りるアテがつかなかったら別だけど。

 とはいえ、どうせならどんな方法だって、
 自転車でびゅんと風を切れたらいいよね。
 買い出しの日には結局できなかったみたいに。]
 

(322) nabe 2021/06/18(Fri) 09時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一は駄菓子には馴染みがある。

 手作りのおやつにこだわる親もなく、
 それ以外何も必要ないと言い切れるほど、
 打ち込むようななにかもない18年だった。

 だから、小学生が立ち寄るような店の前に、
 よく知ったような顔で自転車を置いたら、
 あたりまえみたく、懐かしいねって顔をする。

 いくらこういう店だって、
 10円玉ふたつじゃ選択肢は多くないけど、

 慎一の知らない黒沢の好きなものとか、
 暮石は知らないかもしれない、
 消費税をカウントしなくていい話とか、
 知恵を寄せ集めて二枚の硬貨をせいさんしよう。]
 

(323) nabe 2021/06/18(Fri) 09時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そんな最中にきっと、
 小さいチョコを摘まみ上げたりしながら、
 慎一はふと思い出したようにつぶやく。]


  ……あんときさあ、
  数えはじめる前に一枚、
  変なとこに挟まってたの見つけて、
  俺、それ入れて数えたんだよね。

  たぶん、暮石が数えたの、
  俺がその一枚見つける前でしょ。


[ 慎一の声はあんまり重たくない。
 ただ、きっとそういうことだよねって、
 絡まってた紐をほどいていくような感覚。]
 

(324) nabe 2021/06/18(Fri) 09時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……ああいや、
 お金を扱うバイトとかは怖いなとか、
 自分のしたことに対して思うとこはあったけど。

 それでも、今回の件に関してだけ言えば、]


  はじめからさ、
  一緒に数えてりゃよかったね。

  というか、気づいたときに、
  暮石にこっそり耳打ちしとけばよかった。


[ ……慎一にとってはそういう話。
 だから10円玉一枚でも買える駄菓子を、
 のんびりとした調子で吟味さえしていた。*]
 

(325) nabe 2021/06/18(Fri) 09時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・鳩羽と ──

[ 「どっちでもいい」は、
 慎一の視界にあまり多くは存在しない。

 毎日変わらずバカみたいな話をして、
 ゲラゲラ笑って過ごすためなら、
 「それでもいい」って思ってたはずだった。

 だからやっぱり慎一は、
 君とおんなじ形をしているわけじゃない。>>315

 ストローでコップの中に渦を作りながら、
 春を迎えた先の未来の話をしていた。]
 

(326) nabe 2021/06/18(Fri) 10時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ たとえ抱える背景が違くても、
 お金がなきゃままならないのは一緒。

 すべてを共有していなくたって、
 ちょっとした共感を抱くのは難しくない。]


  降って……うん、
  降ってこねえかな……
  50万くらいぶわっと、
  湧いて出てこねえかな……


[ 3億とか言い出すとよくばりが過ぎるけど、
 そのくらいなら神様に届いたりしないかな。
 バカげた夢想を膨らませて時間を消費しよう。]
 

(327) nabe 2021/06/18(Fri) 10時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それにさ、慎一にとってはやっぱり、

 慎一の手探りなコミュニケーションを、
 からりと笑って受け入れてくれるのが、
 何にも代えがたく助かっちゃうので。]


  ……ありがと。

  あ、でも。
  泣いてる顔見てみたいから、
  やっぱり、たまににする。


[ ほら、だいたい一番に泣いてる慎一には、
 人の泣き顔ってそこそこ物珍しくってさ。]
 

(328) nabe 2021/06/18(Fri) 10時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ どこまでもふざけた調子で笑っていよう。
 慎一が息継ぎできる場所を増やすように、
 それが君にとっても意味を持つと祈って。**]
 

(329) nabe 2021/06/18(Fri) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 病院・鳩羽 ──

[ 鳩羽なら、そう言ってくれる気がしていた。>>163 ]


  だな、……ありがとう


[ 12時間眠っていられるほど、神経図太くはないし
 たった一日で人格が変わるようなこと、
 人間だったらそう簡単に起きやしない。

 だから俺は、きっと鳩羽の中では
 変わらない俺のままでいて、昨日も俺のままだった。

 でも、俺がここに居られるのって
 鳩羽と埃の中で誇り≠受け渡し合ったおかげだ。
 黒沢と向き合えたのだって、そう。
 お前の言葉があったから、頑張れたんだ。
 だから、俺にもお礼を言わせてくれ。>>166 ]

(330) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 校舎の中からは、確かに居なくなったけど、
 俺の中にはちゃんと鳩羽が居た。……と思う。 ]
 

(331) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、「解決策」の話。

 鳩羽が教えてくれるソレは、>>168
 お互いの事情を深く知りはしなくても、
 俺たちふたりとも幸せな家族を取り戻したい、
 そんな男子高校生の苦悩だってことが分かる。>>169

 ただ、家庭の事情はまるっきり同じじゃなくて、
 父親像も抱く思いも異なるから。>>170
 この解決策が俺にも通用するかどうかは、>>172
 やってみないと分からない。 ]


  そうか、鳩羽は答えを出せたんだな
  家族から離れる、か……

 

(332) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 俺が信じてきた父親は、不倫なんてものをして
 これはどうしようもなく不誠実なことだ。
 例え、父が誘惑された側だったとしても、
 自宅であんな行為に及ぶのはもっての外だろ。

 けれど、俺が納得いかないのは、
 告発をした俺が何故責め立てられるのか、
 ただそれに対する答えがやっぱり見つからない。

 俺は母親のように見て見ぬふりはできないし、
 せめて母が父に対して声をあげてくれていたら。
 俺も少しは、受け入れられたんだろうか。
 この、現状を。 ]
 

(333) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ どれだけ考えても、この問題へ答えはでない。
 けれど、信じられなくなった父親から生まれた自分が
 あやふやになってしまっていたことに関しては、
 少しだけ、認められるようになってきたと思う。

 これは「昨日」までみんなと過ごしたおかげ。
 地に爪先くらいはつけただろう。 ]


  大丈夫だ、鳩羽の心が死ぬ前に
  俺がお前の家の家事くらい手伝ってやるさ


[ 自宅で家事などをしている姿は想像しがたい。
 俺は思いっきり笑いながら、鳩羽の肩を小突いた。** ]
 

(334) ゆら 2021/06/18(Fri) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

── 冬のファミレス・シン ──

[訂正。そうだね。
どっちだっていいって、曖昧な表現を使うのは
いつも俺のほうだったから。>>326
だから集合時刻にシンは間に合わなくなるし、
俺にとってはこのへんもあのへんも関係ない>>315]


 50万!いいね。
 湧いたらうれしーなー


[具体的な金額が出てくるのもシンのほう。
俺はきっと50万でも3億でも嬉しくて、
どっちだって、降ってくる可能性を夢見てる。]
 

(335) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[寄り添おうとしたって、わからない。
だって、きっとみんなとは全然違う形をしてる。

だけど、わからなくたって、踏み越えられる。
たぶん、俺はそういう形の下に生まれてきてる。

そして踏み越えたことだって、気づいてない。
それが当たり前に生きてきたから、
コミニュケーションが手探りであることにも、
言葉に込められた祈りにも、きっと気づかないまま

だけど、シンといるとさ「嬉しい」が増えていく
それくらいは、俺だってわかるよ。

目に見えるものと、自分の気持くらい判る。>>5:+82] 
 

(336) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 えぇー。
 そんなん悲しくて
 毎日メッセージ送っちゃうじゃんー

 俺久しぶりにシンに会ったらさ
 多分嬉しくて泣いちゃうと思うよ

[こっちこそ。どこまでもふざけた調子で笑うよ。
多分「そういう意味」の泣き顔を見る日は割と近い。]
 

(337) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 息、しやすいといいな。
 息、しにくいときは、
 泣いてくれても、いいんだぜー

[一緒に泣くか、笑って元気づけてやるかは
俺、そのときに、考えるよ。
これは、このあと続くずっと未来までの話。

いまはへらへら笑って、
うっすいドリンクバーを嗜むことにしとこーぜ。]
 

(338) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[いつだって食ったり食ったり食ったりする仲だけど
そーゆーフツーの場所だけじゃあなくって、
そーゆー嬉しくて楽しいだけじゃない場所。

あの日一歩踏み出した願いを、忘れたわけじゃない。

だから「そういう意味」じゃなくたって、
シンの前で泣いたり、怒ったり。

叶えられるよ。お互いに。
これもそう遠くない未来に。絶対。

心の中で誓うシンへの想いは、
曖昧な言葉で暈したり、しないよ ]**
 

(339) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 病院・ユーガ ──

[俺にとっての解決策は家族から離れる、だったけど
それがユーガにとっての解決策になるかは >>333
わからない、わかるはずなんてない。

だから解決策を伝えたとて、
ちょっと考え込んでしまったようなユーガを見て
ん〜〜、って俺も少し悩んでからさ。 ]

 大丈夫。
 俺、悪くなかった。
 だからユーガも悪くない!
 
[ってね。「昨日」みたいなこと言うんだ>>2:424
根拠?そんなの決まってんじゃん。
ユーガが悪いことするはずない、っていう信頼。
それ以外の何者でもないよ。]
 

(340) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 13時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ユーガ、掃除得意そう!
 あはは、しゃーねーなー
 じゃあ手伝ってもらうかー
 
[小突かれて、
笑い返しながら俺はユーガに言うよ>>334
料理はどうだろう。四角いクレープ量産が頭を過る。]
 

(341) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 13時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[まだ「昨日」が終わったばかり。
「明日」からのことなんて見えないし、
ましてや近いうちにユーガの髪型が変わって
おいお前どうしたの!?って驚く日が来ることも
まだ、この日は全然知らなかった頃。

でもきっと、地につま先のついたユーガなら、
そのまま足踏ん張ってさ。
ユーガなりの「解決策」見つけるんだって信じてる。

そん時に、なにか、
俺もちょっとは役に立ってたら、嬉しいな。]*
 

(342) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 13時頃

【人】 架空惑星 レン

── 閑話・ネコの話 ──

[唐突だけど、ネコの話をしよう
(思いついちゃったからとか言わない)

卒業ン時だったかもしれないし。
それはあの日からすぐだったかもしれねーけど
「俺らだけのグループチャット」を作ったら
メンバーにはあの日の奴らだけの顔が並ぶ。
多分言い出しっぺは俺。

んで、それは卒業しても繋がっていて
何気ない近況報告とか、
そういうのでメッセージは交わされていく
そう信じたいけどどうだろう。 ]
 

(343) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 13時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[で、突然。夏よりはずっと前の春のある日に
メッセージ欄に現れるのは唐突なネコの写真
……と言っても多分ネコの写真は上手に撮れてない

ぼろっちーアパートの目の前に置かれたネコ缶と
それと食べる後ろ向きのネコ(ぶれてる)
隣で自撮りする俺の顔のほうがよっぽど鮮明だ
だってそっちにピントが合ってるんだもの

 
  『 ネコ!拾った! 』


拾ったっていっても、アパートの下で餌やるだけで
家で飼ったらきっと怒られちまうんだ
ぶっちゃけこのあとアパートの大家に怒られる。

大学生。鳩羽憐は、きっと今日も元気です。]**
 

(344) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― お見舞い・黒沢 ―

へへ、でしょでしょ。
ブリザードフラワーだからさ、
良かったら持って帰って飾って。

[見舞いの花は喜んで貰えたみたい。>>223
黒沢がどれくらいで退院できるのかはよくわかんないけど
日持ちしそうなものを選んだつもり。

それからちょこちょこと他愛ない話をする。
こうやって話していると黒沢は
いつもクラスで見ていた黒沢で、
自殺未遂なんて企てたとは全然思えなかった。

特にふさぎ込んでる様子とかもないけど
あれから家族ともちょっとは話せたりしたのかな。
……結局あの日、黒沢の父親は病院には現れなかった。]

(345) guno 2021/06/18(Fri) 16時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[メモを差し出せば黒沢が驚いた顔をした。>>225

どこからが虐待にあたるのか、
俺にも厳密には言えないけどさ。
でも、自ら命を絶ってしまうほどの
「命令」をする家族なんておかしいよ。
フツーの一般的な親との距離感が
分かんない俺でもそれくらいは分かる。

もしかしたら大きなお世話かもしれない。
無駄になるならそれはで構わない。

でも、もしまた黒沢が何か追い詰められて
どうしようもないと思った時に
自分を傷つけて耐える以外の選択肢があってほしい。

これは俺からのそんな気持ち。]

(346) guno 2021/06/18(Fri) 16時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……あはは。やっぱり?

言っといてなんだけど
実は俺喧嘩とかあんま得意じゃないんだよね〜。
ほら、怖がりだから。

[殴りこみは遠慮されてしまったけど、>>227
頷く黒沢はどこか憑き物が落ちたようにも見えた。
だから俺はちょっとほっとして、
穏やかに笑顔を浮かべて頷いたんだ。]

(347) guno 2021/06/18(Fri) 16時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[白紙に戻った黒沢の未来。>>229
それに少しだけ色がついたことを
そのうちいつか俺が知ることはあるだろうか。

多分俺はちょっと驚いて、
そのあと感慨深く思うんだろうな。

昔の俺のような子供に手を差し伸べてあげられる存在。
彼女は俺の生い立ちを知らないけれど、だからこそ。
巡り巡って自分も少し救われるような、そんな気がするから。*]

(348) guno 2021/06/18(Fri) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 少し前・綿見と ―

……まーそうだよね。
待つしかない、って感じかなあ……

[綿見の言葉には相槌を打ちつつ>>310
ところで落第部屋とはなんだ。>>311

先に戻ってきた面々のことを
自虐?でそう呼んでいることも
俺は知らないので首を傾げる。
割と明確に意思を持って帰って来たもので。]

(349) guno 2021/06/18(Fri) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[それでも少し思い出すのは
帰りたい?って聞かれた時の事。
あの時もし帰りたくないって言ってたら
黒沢はなんて答えていたんだろう。
残ってたほうが出来たことがあった?

……なんて。今更IFでしかない。
ランプをちらりと見て視線を逸らし
また綿見の方に視線を向ける。]

(350) guno 2021/06/18(Fri) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ふふ。かもしんない。

見えてなかったこと、
他にも多分色々あるんだろうなって。

[何だか綿見は随分悟ったようなことを言う。>>312

こんな時でも相変わらずの彼女に
えらそーだなあって笑ったけれど
実際その通りだとも思ったからひとつ頷いて
話に耳を傾けた>>313]

(351) guno 2021/06/18(Fri) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………そっかー。

耳、塞がなくなっても
よくなったんなら良かったね。
んじゃこれからは遠慮なく騒がしくしちゃお。

[今まで"うるさい"と形容していた何か。
それが今はなくなったのか、
穏やかな気持ちで聞けるようになったのか、
きっと彼女にも何かしら心境の変化があったんだろう。

だから少しおどけながらそんな風に言って。]

(352) guno 2021/06/18(Fri) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[黒沢が目を覚ましたと言う話が聞こえたのは
きっとそのすぐ後だったから、
多分そこで話は途切れただろうけれど。>>314

黒沢が退院したあと快気祝いも兼ねて
皆で遊びに行こうって誘っただろう。
騒がしいのも案外悪くないものだよって。

有耶無耶になっていたお礼するよって話も
そこで叶えられたらいいな。
何か奢ったりくらいはするよ。
お財布に厳しくない範囲でね。*]

(353) guno 2021/06/18(Fri) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 病院・鳩羽くんと —

[鳩羽くんは明るくてノリのいい、元気なクラスメイト。
 わたしは鳩羽くんのことをずっとそう感じていて、
 鳩羽くん>>293もわたしのこと知らないって思ってた。

 だからわたしたちの会話はいつも楽しくて、
 表面をなぞるようで>>0:240
 そのつもりだったのはわたしだけかもしれないけど、
 鳩羽くん>>3:67も踏み込まないでいてくれたと思う。

 気づいたらいつの間にか名前を呼ばれていて>>0:269
 そのことに気づいたわたしは驚いた>>0:236
 結果、置いてきぼりを喰らった呼び名>>0:343と同じで
 わたしの認識は鳩羽くん>>294の数歩後ろを歩いてる。]

(354) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ずっと「なにか」だったって自分で言ってるのにね。
 勇気のないわたしは、それ以上の名前をつけられない。

 鳩羽くんが笑って、また声が振ってくる>>295

 手のひらと言葉にわたしの内側が認められたみたいで。
 わたしが目を開くのに時間がかかったのはそのせいも
 あるんだから、犬扱いは照れ隠しってことにしといて。]

  あはっ、ごめんごめん。
 
  わんちゃん触ったことないからさ、
  こんな感じかなぁって思っちゃって。

[わたしは鳩羽くんの>>296ツッコミに破顔しながら、
 あの時>>4:146届かなかった髪>>297を梳いて撫でる。
 力加減が分からないから、指先は前より優しいものだ。
 わたしの声は半音下がるどころか跳ねてすらいた。]

(355) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[眦>>298へ指を伸ばす頃には声音も落ち着く。
 絆創膏が貼られているとはいえ直接触れたりはしない。
 ただ見えない傷を想像するように、指が横に流れた。]

  ……うん。
  それなら泣いてる方がいいよ。

  笑ってる方がもっと悪くないかもしれないけどね。
  もう、もやもやしない?

[鳩羽くんの方が先に帰って来たのに、
 わたしが「おかえり」って言っても
 ちゃんと「ただいま」って返してくれた。

 寄り添うことが苦手で、伝えることも不器用で。
 つまりは人と向き合うことが下手なわたしだけど、
 意味がきちんと届いたなら、それ以上望むことはない。
 わたしはもういーよって鳩羽くんの頭から手を離した。]

(356) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[……ん、だけど>>299

  ……いーよ、それは。

[鳩羽くんがわたしまで出迎えてくれるものだから、
 わたしは落ち着かなくなって目を逸らす。
 その上簡単に壁を踏み倒すものだから>>300
 わたしは自由になった手をわたしの頬に持っていった。]

  別に……撫でて、とか、言ってないんだけど。

[まるで喜んでたみたいじゃん。
 わたしの嬉しいこと、ちゃんと伝わってたみたいじゃん。
 手よりも頬が熱くなっているのが分かった。

 誰にどう思われてもいいって、伝えることを放棄して、
 その結果、わたしの夢は潰えたのに。
 そんな簡単にわたしの気持ち、言い当てないで欲しい。]

(357) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

 
[弱くなったら黙ることも隠すこともできなくなって
 いろんなことが下手になっちゃったけど。
 相手にわたしの好きが伝わるなら、

 それで、いっかぁ。]
 

(358) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ありがとう、れんくん。

[わたしは鳩羽くんを見上げて笑った。
 うん、笑ったつもり。
 こんなに晴れやかな喜びは久しぶりで、
 どんな顔してるのかわたしもよく分かってない。

 肺の奥まで晴れやかな空気が広がって息をしている。
 止まりかけの心臓も優しい音を立てて、すこし煩い。]

(359) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[名前を呼び合ったら友達じゃないけれど、
 踏み倒された先にわたしも一歩進んでみたくなったから。

 申し訳ないんだけど、わたし頭がいい訳じゃない。
 新しい進路先、中の中>>0:762だし。
 引導は読めてもみんなの漢字までは覚えてない。

 でも音だけなら分かるよ。
 だからわたしが呼ぶ鳩羽くんの名前は
 少し幼いかもしれないけど、今はそれで許してね。

 鳩羽くんが離れて、わたしたちの距離は元に戻る。
 でもわたしにはこれまでよりずっと鳩羽くんが
 近くに感じられて、朝焼けみたいに笑った。]*

(360) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 病院・ひとみちゃんと —

[わたしが抱きしめたひとみちゃんは、
 唯一手を血に染め触れたひとみちゃん>>4:10と違った。
 柔らかくて、温かい。お腹に穴も空いていない>>3:+2

 そして、わたしの手には青いボタンがあった。]

  うん……うん。

[ひとみちゃん>>306の指がお守りを摘む。
 手のひらにぎゅっと握りしめる動作は、
 わたしがあの校舎で繰り返し行ったものだ。

 「ぎゅって握ってると、落ち着くから」>>2:197

 ひとみちゃんの声を、わたしは今でも覚えている。
 わたしがずっとお守りを肌身離さず持っていたのは、
 何度も握りしめたのは、
 ひとみちゃんという友達がいたからだった。]

(361) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[これはただのボタンじゃない。
 ひとみちゃんが託してくれた、大切なお守りだったから。

 ひとみちゃんがくれるサイコーとすごいに、
 わたしは共感するように頷いた。]

(362) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[ひとみちゃんは手のひらの内側へ「おかえり」と告げる。
 ぼたん。わたしは物の名以上の響きを感じて、
 ひとみちゃん>>307へ首を傾げた。]

  ぼたん、ちゃん。

[ひとみちゃんが教えてくれた大切な友達のこと。
 約束を果たす>>2:344のではなく、
 ひとみちゃんがただ教えてくれた名前。

 わたしは目を閉じて、ぼたんちゃんを思い浮かべた。
 子どものような小さな足跡を覚えている。

 わたしは目を開いて、
 ひとみちゃんの握りしめた拳へそっと触れようとした。
 叶うなら、わたしの指で表を何度か撫でてみよう。]

(363) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ありがとう、ぼたんちゃん。
  おかえり、ひとみちゃん。

[わたしにはぼたんちゃんの姿は見えない。
 けれど今、わたしはぼたんちゃんがいたことを
 ひとみちゃんと確かに共有した。]

(364) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしたちの放課後は、HRが終わってすぐのこと。
 待ち合わせは昇降口。ひとみちゃんが先に来ていたら、
 「一緒に帰ろう」って声をかける。

 3年間、わたしたちが積み上げた時間は、
 ふたりだけの日常をたくさん作った。]

  うん、また放課後にね。

[ひとみちゃん>>309の“待ってる”は日常とすこし違う音。
 一言目を口にするまで時間がかかるかもしれないけれど、
 必ず伝えるから”待ってて”ね。

 もうすぐわたしたちの3年間が終わる。
 それまでには、必ず。

 わたしは終わるまでのことを考えてた。
 寂しいなぁって、ひとみちゃんの背を見てた。]*

(365) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 病院・メイ ──

[あれ?撫でてほしそうだったのに、って
軽口叩いてちょっと笑って。>>357

でも「じゃあ撫でない」って言うのはやめとく
どうしてって? その理由は、
名残惜しそうな片手だけが知ってるよ。>>299

 っ、おう。
 ドウ、イタシマシテ。

[奇遇だね、俺も成績は中の中だ>>0:874
大学だって、フツーのレベルの大学に入る予定。>>0:181
だけどインドーが意味がわからなかった時点で
きっとメイにはちょっと負けてる。

突然奏でられた優しい声に>>359
驚いて、言葉がなんだかぎこちない。]
 

(366) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 自分の名前はキライだったけど

  俺だってさ、
  メイのおかげで、すきなもの、
  ……… ひとつどころじゃねーけど、増えたよ。 ]

 

(367) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[メイと距離が開く。
メイの頬がほんのり染まってるのを見て>>357
顔がつい綻んでしまったのは、しょうがねーだろ。
言いたいこと、山盛りあるけど、まあいっか。

“たからもの” で撫でてもらった頭が
まだほんのりと温かくて。

今日は温かい飲み物も、分厚い手袋も、
きっと、暫く無くても 大丈夫そうじゃないかな。]*

 

(368) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・冬のファミレス ──

[ 結局のところそのときだって、>>335
 具体的な数字を出したのは慎一のほう。
 そのことにだって気づかずに、
 笑っていられるんだから幸運だった。]


  ……ンな大げさな。

  もし泣かせちゃったらそのときは、
  おーよしよしってしてやるよ。


[ 何気ない日常じみた会話を、
 本当に何気なく交わせること。
 そんな時間も、誰かの泣き顔も、
 全部慎一には貴重だから、大事に抱えてくね。]
 

(369) nabe 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ふと、続いて投げかけられた言葉に、>>338
 慎一は返事をする前に少し考えたんだ。
 まばたきだけを繰り返してその意味を考える。]


  ……泣かないよ。
  息、できてるよ。今。

  ……いつか泣いちゃうかもだけど。


[ 向けられた笑みに目を細めて慎一は言った。

 あんまりふつうにできているから、
 なに聞かれたかわからないとこだった。]
 

(370) nabe 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ファミレスの片隅で、
 薄い色水をつついているふたり。
 ふざけ調子でげらげら笑って過ごす今。
 それだって充分すぎるくらい楽しいけど。

 でもいつか、「そういう意味」じゃなく、
 泣いて、怒って、それからまた笑おう。
 そういういつか≠ネら、いつまでも待ってる。*]
 

(371) nabe 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 後日・向井くんと —

[自転車に乗ったのはいつ振りだろう。
 向井くん>>321が声をかけてくれた人から借りた自転車。
 (わたしそういうお願いできる人いないからごめんね)
 最初こそややもたついたけど、
 身体はバランスの取り方を忘れていなかったみたいで
 わたしは風を切りながらいつもと違う道を眺めた。

 自転車でびゅんと風を切れてよかった。
 徒歩だったら、
 わたし何を話していいか分からなかったかも。

 車道の端、一列になって、
 店を知っているらしい向井くん>>323の背中を追う。]

(372) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[商品が店内にぶら下がったり、透明な容器に詰まったり。
 わたしは店内を珍しそうに眺める。

 スーパーに売っているような物しか知らないわたしは
 消費税がいらないってことも知らなくて、
 向井くん>>323の話に1円玉を引っ込めたり、
 乃絵ちゃんが苺が好きなことを話したり。

 これまでのようなゆったりしたやり取りの中、
 お小遣いめいた予算を握りしめ、10円の行き先を探す。]

(373) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[やっぱりしょっぱい物より甘い物がいいな。
 向井くんの声が聞こえれば>>324
 さっきの検討の続きかと思って視線を向ける。]

  ……うん。たぶん、そう。
  そっかぁ。一枚落ちてたのかぁ。

[思ったのと違う話。
 でもそのための今度≠セから、わたしは驚かない。

 向井くんがただ事実を並べるように話すから、
 わたしは手元のラムネを指二本で数度転がしながら
 淡々と答えた。]

(374) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[向井くん>>325のテンポは
 最後まで変わらなかったような気がする。
 だからこそ、わたしの息はすこし苦しい。]

  ……怒ったって、いいのに。
  わたしが変なことしなきゃ、
  苦しいことがひとつ減ってたかもしれないでしょ。

[楽しいことに水を差したくなくて、
 わたしさえ黙っていれば平穏が続くならいいって。
 たとえそれが事実だとしても、結果はご覧の有り様だ。
 わたしはラムネを手放して向井くんの方を見る。]

  ごめんね。

[わたしの口からはまた>>3:399謝罪が飛び出した。
 謝るのって、罪悪感を吐き出す行為みたい。
 そんなことしたい訳じゃないけれど、
 わたし、それ以外に向井くんへ伝える音を持ってない。]

(375) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[ほろりと零れた向井くん>>3:362の話を思う。
 あれ以来、わたしからは話を持ちかけていなくて、
 驚いたり>>3:461焦ったり>>3:634
 それから希望>>3:463に持ちかけた約束>>3:590
 微かな笑み>>3:635に受け止められるまで。

 校舎の時は進んでも、この気持ちだけがあの日のまま。

  言わなきゃ、伝わらない。
  じゃあ、今何を伝えたらいんだろう。

 ラムネを手放したわたしの両手は空っぽだった。]

(376) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  わたしが素直に報告したらよかったし、
  そもそもわたしが10円に気づいたらよかったんだよ。

  そんなこと言っても、意味ないんだけどね。
  分かってるんだけど、

[わたしがどうしてこんなに気にするのかって言われても
 正直わたしもよく分かってない。
 人に関わると、わたしはよくわたしが分からなくなる。

 わたしだけならもっと簡単なのにな。
 そう思うけど、わたしはもう無敵には戻れないから。

 ただ、望むことがあって、譲れない部分があって、
 それならできる限り叶った方がいい。
 一番大切にしていることのように思えたから、
 わたしが勝手に守ろうとした。

 これは、勘違いの果ての産物。]

(377) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……一緒に数えてたら、すこしはラクだった?

[わたしは向井くんから視線を落として
 小さなチョコをひとつ摘んだ。甘い苺味。
 せいさんのための1を選び、わたしは向井くんを見る。]*

(378) Pumpkin 2021/06/18(Fri) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 病院・向井 ──

[ そうだな、あと一歩遅ければ。>>196
 俺が何でもないような当然の顔で、
 タクシーに乗っている姿もみれただろうな。

 ──… けど、向井は間に合ったよ。ちゃんと。

 お互いの話を伝えている中で、
 「よかった」と言われても、>>197
 俺には意味なんてやっぱり伝わらない。
 深爪仲間にしか分かり合えない何かがあるんだろう。
 とりあえず、ピアノの演奏を聴けた俺は
 ラッキーだったに違いない。 ]
 

(379) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 二度目の「よかった」は、>>198
 どうやら俺にも意味の伝わる内容のようだ。
 期待に沿えたようで、よかったよ。 ]


  まだまだ問題は山積みだがな


[ なんて、溜息を吐いたりもする。

 一番望んだ形で帰って来れたとしても、
 黒沢の言っていたように、向き合うべきことがある。
 死んでラクになる機会を失って、、
 これから、息苦しくても生き続けなきゃいけない。
 それが本当に正解だったのか。
 引き止めたしまった責任として、
 俺は、この目で確かめないといけない。
 ───と、思っている。 ]
 

(380) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 悩みや、迷い。
 俺の語る言葉を
 向井はただ静かに聞いてくれている。>>199

 ただ、「生きづらかった」と言えば、
 さすがに意外だったんだろうか?>>200
 でも、少しの間の後に紡がれる言葉たちは、
 決して俺を否定するようなものではなかった。

 俺だって決して余裕があるわけではなくて。>>201
 それしかやることがない、とも言うか。

 それでも、「取り返しのつかないこと」と語る向井が
 やっぱり発展途上で、右肩上がりに進む様子に、
 どこか俺が嬉しくなってしまう。>>202 ]
 

(381) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ なあ、向井はあの校舎の中で何を学んだ?
 まるで急成長でもしたのかと思うような、
 俺に向けられた言葉の数々に、>>203
 はっとさせられていたが──口が少し開いただけ。
 向井からはそんなこと分からないだろうけど。

 それから、受け売りのような言葉には、
 ちょっとだけ口角があがる。>>204 ]


  ……そうか、心強いな。
  必要になれば、向井に頼らせてもらおう


[ 頼ってみてもいいと思えるようになったのは、
 それは相手が向井だったからだろう。
 お互いにずっと見てきて、
 同じ道を歩んできた者として。 ]
 

(382) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ これは俺にとっては、
 掴んでみてもいいと思える大事な一本の腕。>>205
 あまりの重さに引きちぎられないようにだけ、
 どうか気を付けてくれ。

 そうだな、その前に、
 一緒にだれかに助けを求められるようになりたい。 ]
 

(383) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ああ、向井はどこ目指してるんだったか


[ これまで共に歩んできた道ではあったが、
 ようやく俺たちは、別々の道へと進むらしい。
 俺は法学部で随一の大学へ進学する予定だ。
 結局、今のところは父親の勧める道のまま。

 学外の人付き合いなんて、
 俺のほうこそ不慣れなんだ。知らないのか?
 クラスや部活、箱単位でしか関わって来なかったんだ。
 お手本になるには覚束ないから、
 ……互いに教え合おうじゃないか。

 ちなみに、俺の趣味は多肉植物の栽培だ。 ]
 

(384) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ありがとな、向井
  ──それに、これからもよろしく


[ 隣に居る向井に視線を送ると、>>207
 思わずその照れが俺にも移りそうになる。

 照れ隠しみたいな捨て台詞に、
 俺は珍しく声を出して笑った。
 これからは、もっとたくさん笑っていきたいと思う。

 向井の肩を軽く叩いて、
 それから俺たちは解散したんだろう。
 もちろん、俺はタクシーを呼んで車両に乗り込む。
 窓越しに見えた向井の表情を見れば、
 運転手の怪訝そうな顔もお構いなしに、
 お腹を抱えて笑っていただろう。
 「乗っていくか?」と聞いてやればよかったか? **]

(385) ゆら 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

— その後・喫茶店 —

[暖房の利いている店内に入るとホッとする。
雪は降っていないものの、今日の冷え込みも強い。

待ち合わせの席に向かえばそこには既に美沙さんがいて、
ブラックのコーヒーを味わっているのが見えた。]

 こんにちはー。

[美沙さんに促されるまま着席し、コーラフロートを注文する。
今日は私の都合に合わせて貰ったのだけど、
この人に奢ってもらうのは今日が初めてじゃないので、
遠慮する気持ちもどこかに置いてきている。]

(386) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア


 遅くなって本当にごめんなさい。
 ようやく思い出せたことがあるんです。

[コーラフロートを待つ時間もそこそこに話を切り出すと、
美沙さんは、この時を待っていたかのように和らいだ表情を見せてくれる。]

「いいのね? ひとみちゃん。」

[全てを思い出して背負うと決めたこと。
友達のせいにしてきたことを、真実として向き合うこと。
覚悟は決めたから、静かに頷いて見せる。]

(387) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア


 ……あの誘拐犯が私を殴ろうとして。
 その時、咄嗟に逃げようとして……

[夢中でカーペットを引っ張った結果、
それが誘拐犯の死に繋がったこと。
私がそれを覚えていたことを、全て告白する。

美沙さんは頷きながら、黙って聞いてくれた。
手元のメモに何かを記すと、それを閉じて、
優しい笑みを向けてくれる。]

(388) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア


「話してくれてありがとう。
 これで、調書を上げられるわ。
 この事件についてはこれで全て終わり。

 安心して。
 これは事故だし、それを示す証拠も揃っているから。
 ひとみちゃんが罪を背負うことは絶対に無い。

 ……事件を終わらせる前に、あなたの証言が聞きたかった。
 辛かったでしょうけど、本当にありがとう。」
 

(389) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア

[美沙さんは、この刑事さんは、
全てを分かっていた。

あの誘拐事件の当事者である私が、
何もかも「ぼたん」のせいにして耳を塞いだ、あの時から。

私の心の破綻に気付いて、ずっと、
本当のことを見極めるために、調べてくれていた。]

(390) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア


 ……こちらこそ。
 ありがとう、美沙さん。
 ぼたんのことを否定しないでくれて。

[私を助けてくれたこの人が、
ぼたんという見えない友達を否定しないでいてくれたから、
私の壊れかけていた心は守られていた。
自分で気付くのに、10年以上かかってしまったけど。

私を守ってくれていた全ての大人に、感謝しなければならない。
そして、もう大丈夫だと伝えなければならない。]

(391) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 店番 ソフィア


 今の私が生きてるの、美沙さんたちのおかげだからね。

[コーラフロートが来たので、
早速その甘さに舌鼓を打ちながら、
美沙さんに笑顔を返す。

あの暗闇から助け出してくれたこの人と、
ずっと私の心を支えてくれたぼたんと、
危険から遠ざけてくれた両親と、
そして、あの校舎で自分に向き合わせてくれた友達たち。

その全てのおかげで、私はこれからも強かに生きていく。*]

(392) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:柊君 ――

[ 持って帰って飾って。>>345
 柊君のその言葉に、私はうん、そうするねって頷いた。
 けど、しばらくしてあ、って気が付いた。
 柊君のイメージしてる帰る場所と、
 退院した私が帰るところはきっと違う。

 だからね、喧嘩は得意じゃないって笑う柊君に>>347
 私、うんってまた頷いた ]

 あのね、私、家を出ることにしたの。
 退院しても自宅には戻らない。

[ だから、自宅に殴りこまれても、
 私いないんだって笑う ]

(393) takicchi 2021/06/18(Fri) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 柊君のくれたメモ、だから今すぐ使うことはないかな。
 でもね、大事に取っておくつもり。
 だってね、外聞を気にする、プライドの高い父は、
 こういうところに連絡されるのを
 何よりも気にすると思うから。
 切り札はあるに越したことはないものね。
 例えば、大学の費用の交渉とか。

 私ね、結構ドライで薄情なところもあるんだよ。
 向井君がちょっと引いちゃうくらい ]

(394) takicchi 2021/06/18(Fri) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あのさ、柊君も、だからね。

[ 私たちは、違うけど、似てる。
 あの校舎で、一緒だねって話したよね。
 だから、私は一人じゃないって柊君が言うなら、>>155
 柊君だってそれは同じだから。

 そんなこと、私が言わなくても、
 柊君だってとっくに知ってかもしれないけどね** ]

(395) takicchi 2021/06/18(Fri) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


── いつか/誰かの心残り ──


  は?


[ 年も明け受験期もラストスパートに近く。
  今私が何故ドスの効いた声で、話しかけて来た
  その相手に怪訝な目を向けているのかというと、

  普通に人が通る廊下で、>>177
  大声でめちゃくちゃな懇願をされているからで。
  ほんとやめろそういうの。目立つから。

  あと、クレープ食べれてないって言われても
  私は知らんとしか言いようがない。
  この世は弱肉強食。早い者勝ちなのだ。]

(396) uiro 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ 一生のお願いをこんなところで使うな。>>178
  そんなことを思いながら目の前の彼を見遣り、]


   えぇ…………


[ 心底嫌そうな声を漏らした。
  そんなんこんなみっともない真似しなくても。
  大体、綿見自身勉強の息抜きと称して
  合間合間にお菓子は作ってるんだが。

  気がつけばお菓子を作った達成感に満たされ、
  真っ白なノートからすごい勢いで目を逸らして
  ……いや、そんなことはどうでもいいんだ。]
 

(397) uiro 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



  なんか美味しいものって。そんな雑な。
  クレープじゃなくていいの?
  鳩羽くん、何が好き?


[ まあトッピングが生ものだし。気遣いをどーも。
  それでもなんでもいいは実は少し困る。

  手軽に作れる焼き菓子くらいが
  ある程度は保つしちょうどいいかな、と考えつつ。
  パウンドケーキとか、クッキーとか。

  …… ただの気まぐれ。
  もうじき同じ教室に居られる日々も
  終わってしまうのだから、と。]*

(398) uiro 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・暮石と ──

[ 文化祭準備のときみたく、
 ふたりきりになったら案外、
 なにかしら会話が生まれたかも。>>372

 ……変な空気になったりもしたっけ。
 でも、それがあって今があるんなら、
 結果オーライじゃないかな、とも慎一は思う。

 でもとにかく、冬の風を切って走るとき、
 鼻の奥がすうっとするみたいな感覚。
 慎一は好きだから、共有できたならうれしい。
 もたついているうちは、ゆっくりでいいからさ。]
 

(399) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 店内を見回す姿に、>>373
 「あんまり来なかった?」とか聞きながら。
 きっとそういう何気ない会話もそこにあった。

 透明な容器や紙箱の中に、
 詰め込まれた小さな包み。

 きっとイチゴ味のなにかがいいね。
 黒沢像を少しだけアップデートして、>>373
 狭い店内に似合わない育ち切った体で、
 店内をうろついてみたりしよう。]
 

(400) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  なんで? 俺に怒るとこないじゃん。

  ズルしたのはお互い様だし、
  暮石も帳尻合わせしようって、
  それで一枚足しといたんでしょ。

  ……ふふ、俺たち、
  販売係が思ったより下手だったね。


[ その行為が実のところ、
 慎一の安寧を思ってのことだったとか、
 慎一はちっとも想像していないから、
 まるで共犯者呼ばわりしていてごめんね。]
 

(401) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 10円で買える駄菓子。
 こんなに小さかったかなあって、
 慎一は手のひらに乗せながらつぶやく。]


  俺さあ、悪気なかったんだよね。
  とっさに10円抜いちゃったけど。
  10円ほしさにそうしたんじゃないし。

  もちろん、ダメなのはわかってんだけど、
  暮石もそうだったって思ってるから……、

  ふたりでみんなに謝るべきかもだけど、
  そういうタイミング? めぐりあわせ?
  ……が悪かったってことにしとかない?


[ きっと慎一のテンポは一定だった。>>375]
 

(402) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 再度の謝罪にゆるりと首を横に振り、
 慎一は思ったより小さい暮石を見下ろしてる。]


  ……だからあのとき、
  相談しなかったのは、俺こそごめんね。

  でもさ、見落とすことも、
  数え間違うことも、誰でもあるじゃん。
  あるんだよ。人間なんだから。

  だから……、
  きっと一緒に数えてたら、
  誰にも「ごめん」はいらなかったなって。


[ 「ラクだった?」と尋ねられて、>>378
 慎一はあんまり素直じゃない答え方をした。]
 

(403) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 反省するべきはきっとその一点だって、
 慎一はなんとなくそう考えている。

 なんせ人生なんてトライ&エラーの繰り返し。
 エラーの多い人生を送っているものだから、
 暮石よりも自己反省会には慣れてるかもね。

 そこまで気にしているとまでは思わず、
 慎一は同時に駄菓子を吟味さえしていた。

 暮石が摘まみあげたイチゴ味。>>378
 それを横目に確認しながら、
 慎一はフーセンガムを取った。イチゴ味。]
 

(404) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……ああ、でも。
  ふたりでわあわあ数えたほうが、
  楽しかったかもなあって思うよ。


[ そしたら10円ズレていたって、
 慌てながらもふたりの知恵を寄せ集めて、
 うまいこと処理できた気もするしね。]
 

(405) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  だから、次があったらそうしよ。
  今回は、俺と暮石だけの秘密ね。


[ さて、せいさん≠済ませてしまおう。

 そんな調子でいる慎一はもう少し、
 反省したほうがいいのかもしれないけど。
 こういうことって慎一にはそう珍しくない。
 特に、他人と関わって生きていこうとすると。

 だから、硬貨を一枚ぽっちずつ握りしめて、
 見知らぬおばあさんにせいさんしてもらおう。]
 

(406) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 生きてるとわからないことだらけだけど、
 駄菓子屋でのお会計のお作法と、
 フーセンガムの膨らませ方くらいなら、
 慎一にだってお手本を見せることはできるから。*]
 

(407) nabe 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ

── ? ──


[ 黒沢ちゃんのお見舞いは、というと。
  なんだか気まずいようなこころと、
  ひとつ文句でも言ってやろうとの気持ちとで
  なんだかしばらくせめぎ合いをしていた。

  いやだって。
  仲良くなりたいって言われてもさ、
  こっちは今まで散々黒沢さんにつんけんしていて。

  今更かも知れないけど、本当か?と。
  本気でこんな私と仲良くなりたいって思って……?

  そりゃあ、あっちは私の事情の全貌は知らないし
  こんな負い目を抱えてるのも知らないだろうが。
  あけすけにざくざく遠慮なく言う綿見も、
  こうやって思い悩むことくらいあるんだ。]

(408) uiro 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ



[ ……行ったのは結構遅い方だったと だけ。

  手作りのプリンを手に、様子を見に行った
  綿見茉奈の姿がいつかあっただろう。]


   …………。


[ 病室をそっと覗いて。
  寝ていたり誰も居なかったなら、見舞いの品だけ
  こっそり置いて帰ろうと考えて。]*
 

(409) uiro 2021/06/18(Fri) 23時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 帰還後・炭蔵と ──

[ ギリギリ間に合ったらしいので、
 やっぱり慎一はいつだってツイてる。

 いくつかの「よかった」を重ねて、>>379
 あの校舎の中の時間を振り返りながら。

 でも、むしろきっとここがはじまり。
 問題が山積みの現実世界で、
 みんなで長生きをしていくための。>>380

 ひとまず一点、「ため息!」と指摘しよう。
 もう黒沢は気にしないのかもしれないけど。

 あるいは、慎一の前で吐ききって、
 ほかのとこには持ち込まなければいいと思う。]
 

(410) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一があの校舎で何を見て聞いて学んだか。
 あるいは帰ってきてから何を知ったのか。

 そんな話はいずれしてもいいよ。
 そのときは炭蔵の話ももう少し聞かせてね。
 例えばお米を粗末にしなかった話とか。
 きっとこれからもその機会はあるから。

 ひとまず、今は。
 笑みとともに受け入れられたらしい申し出に、>>382
 にいっと笑って大きくうなずいておこう。ぜひ!]
 

(411) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 尚、反射的につくりかけたガッツポーズ。
 その二の腕なんざ上着を着こんで見えないけど、
 慎一は意外と力持ちに成長したので、
 腕がちぎれる心配はしてくれなくていい。>>383

 でも、一緒に迷子になっちゃったときは、
 人見知りがちな慎一と一緒に声をあげてね。]
 

(412) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  大学?
  成績に見合ってて、
  家からも通えそうなとこ。
  一応第一志望はー……、


[ 聞かれるがままに慎一は答える。
 実家から通えなくもない距離の大学。
 特に意外性もない、妥当な選択だと思う。

 本当は家出たいんだけどねーとか、
 雑談がてら付け足したっていいんだけど、

 炭蔵の志望大学の話になっちゃうと、>>384
 慎一は「さすがだなあ」と感心した顔して、
 自分の話どころじゃなくなっちゃうと思う。]
 

(413) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ さっそく不慣れ同士な学外の付き合い。>>384

 多肉植物の栽培が趣味のユーガくんへ、
 慎一は魚のいる水槽を眺めるのが趣味です。

 ……植物園と水族館でもハシゴしようか。
 それか何かいいアイデアがあったら教えて。

 なんにせよ、穏やかなのは慎一も好き。
 君もそうなら互いが心地いいと思う時間を、
 共有することができたらいいなって思うよ。]
 

(414) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ せっかくうやむやにしようとしたのに、
 改まった挨拶を返されたもんだから、
 慎一はそれこそすっかり照れてしまう。>>385]


  ……うん。ユーガも。
  いつもありがと。と、よろしく。


[ お返事は少したどたどしかったけれど、
 炭蔵が急に声を上げて笑い出したもんだから、
 慎一はちょっとびっくりもしてしまう。

 けれど、肩を軽くたたかれれば、
 きっとはじかれたように慎一も笑い出した。
 いつかみたく、不思議そうな目なんかしない。
 ゲラゲラ笑いあったりもしよう。友だちみたいに。]
 

(415) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ タクシーを乗り込んでいく炭蔵が、
 こちらを見てまだ笑い続けている。>>385

 慎一には最強の自転車がついているので、
 同乗するか聞かれたとしてもきっと乗らない。

 ただ、なんかちょっとうれしかったから、
 見えなくなるまで手を振っていてあげる。*]
 

(416) nabe 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 心残りのはなし・マナ ──

[俺、ぶっちゃけ思うんですけど(敬語)。
ユキが昔マナに「うるさい」って言われてたの見て
げらげら笑った記憶があるんですけど。
多分その100倍くらいの勢いで、俺、
高校3年間、マナに怒られてると思うのね。

だからドスの効いた「は?」も
割と聞き慣れたもの。>>396

いえ、聞き慣れてるだけであって、
それが好きとかではないです
名誉と誇りにかけて、断じて。

また一人廊下を通る男子生徒が
俺に向かってガッツポーズした
なんのガッツポーズなんだそれは、応援か]
 

(417) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[心底嫌そうな声とか視線とかも>>397
慣れたから余裕ーっていうわけでもなくて
うおお怖ぇ、ってなってしまって。 ]

 おこ、怒らないでね、

[って後ずさり、後ずさり。
いや正直、望みうっすいなとはおもってた。
でもほら、ただの気紛れ。
同じ教室に居られる日々もあとすこしだろ?>>398]
 

(418) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 へ…? いいの?

[だからそれが気紛れだったとしても
その望みを叶えてくれる言葉を聞こうものなら
お願いしたのはこっちなのに驚いた顔で見返した

あああっ、こんな表情をしていると
マナの気は変わりかねない。知ってるぞ…

だから、俺は食い気味に「じゃあ!」と声を発して]
 

(419) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 じゃ、じゃあ…
 えっと……

[即答できるほど、お気に入りのお菓子などはない
ノエのお見舞いだって、
アイちゃんに見舞い品を選んでもらうくらいだぞ
スゴイオカシがあれがなんだったのかもわからない

だけど、ほら、はたと閃くスピードは
案外鳩羽憐という男は早いから。

そうだ、俺にはもう一つ心残りがあるじゃないか ]
 

(420) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ。
 じゃーさ。 
 手作りのバレンタインチョコがいいです。

[きっとまだバレンタインよりは前だろ?
ほら、バスケ部vsサッカー部の因縁の対決に
ようやく終止符が打てるかも知れないし >>5:+174
(※まだ始まってすらいないとか、知らぬ)

結局一度も叶わなかった、高校デビューも>>0:208
綿見茉奈にチョコレートを貰った、っていうだけで
なんかこう、勝った気がするだろ(※誰に)

だからその…… だめですか?
お願いのポーズ。そしてちら、っとマナを盗み見た ]*
 

(421) ししゃもん 2021/06/18(Fri) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― そんなの起きてるに決まってる ――

[ 母はほぼ毎日病院に来てくれたけど、
 来るのはちょうど授業時間と重なる日中で、
 クラスのみんなと母が会うことは
 ほとんどなかったと思う。

 でも、ベッド脇のテーブルに並ぶ、
 お見舞いの品は日に日に増えていくから、
 「またお友達が来てくれたのね」とか
 「乃絵、こんなにたくさん友達がいたのね」とか
 母とはそんな話をしたりした。

 でも、来てくれる人もいれば、
 来てくれない人も当然いるわけで、
 いや、なんで来てくれないんだろう、なんて
 図々しいことは思わないけど、
 来てほしいなあ、とは思うわけで―――― ]

(422) takicchi 2021/06/19(Sat) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ だから、その人が来てくれた時、>>409
 ぱああああって顔が輝いちゃっても仕方ないよね? ]

 綿見ちゃ……、じゃない、
 綿見さん、来てくれたんだ!

[ うっかり心の中でちゃん付けで呼んでるのが
 バレちゃっても、浮かれてたんだから仕方ないよね?
 聞かなかったことにしてほしい。
 あ、これを機に、どさくさでちゃん付けに移行するの、
 ありかな?かな??* ]

(423) takicchi 2021/06/19(Sat) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

— バレンタイン大作戦 —

[豊高の3年生の三学期は、いつまで登校日だったっけ?
高校生活最後のバレンタインデー。
その日に授業があれば良かったけど、
そうでないならちょっと早めの日取りで、
勝手にバレンタイン大作戦を決行します。

その日、大きな紙袋を抱えてえっちらおっちら登校した私は、
クラスメートに出会うたび、その中身の義理チョコを配って歩く。

バイトもしてない一学生の身分ですので、
限られた予算の中で、可能な限りたくさんのチョコを錬成しました。
市販のチョコを溶かして、砕いたクッキーと混ぜて、
固めてデコっただけの簡単なやつだけど。]

(424) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア


 はい、向井くん。
 どーぞ。

[向井くんには8点の出来栄えのチョコを渡す。
あの病院で奢ってもらったコーラのお礼になるかな?]

 樫樹くん、あげる!
 うっかり落とさないようにね。

[樫樹くんには11点の出来栄えのチョコを渡す。
どうにも運の無い瞬間をよく見ている気がして、
チョコを渡す時もちょっと緊張しちゃうやつ。]

 鳩羽くん、ほしい?

[鳩羽くんには、21点の出来栄えのチョコを。
見せびらかすようにチョコの袋をぴらぴらしてから、
義理で良ければ、の注釈付きで春をお裾分けしようか。]

(425) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア


 あっ炭蔵くん、チョコいる?

[炭蔵くんを見かければ、71点の出来栄えのチョコを渡す。
我らが無敵の委員長の進路はどうなっていただろう。
炭蔵くんを前にするたび、クラス委員決めの時に私も立候補したことを思い出す。
やっぱこの人には敵わないよなぁというのを何度も目にしていたから。]

 大学はもう決まったんだっけ。
 新しい環境でも頑張ってね!

[余計なお世話かもしれないけど、
(ほんの一瞬だけ)対抗馬の立候補者だった私から、
何気無しに軽いエールを送る。]

(426) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

[そんな調子でチョコを配り続ける1日。
たくさんあるので、余ったら女子で集まってパーティーしようか。

……そしてその日、
クラス一のイケメンである彼はどうしていただろう。
やっぱり女子に囲まれていたりする?

柊くんの様子を伺いつつ、
彼の周りから人がいなくなるタイミングを見て、
ささっと近付いて、チョコを手にした。]

(427) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア


 柊くん。

[クラスメートの男子みんなに配っている手前、
彼にも68点の出来栄えのチョコを普通に渡そうとして。

以前からずっと気になったまま、氷解していない疑惑を、
聞くタイミングはもう、今しかないと思った。]

 ねえねえ、ちょっといい?
 ……たくさん女の子に手を出して泣かせてるって噂。
 聞いたことあるんだけど、本当?

[正直に答えてくれたらチョコあげる、という動作で、
笑ってない瞳を、じいっ、と彼に向ける。*]

(428) myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

takicchi 2021/06/19(Sat) 00時半頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

myu-la 2021/06/19(Sat) 00時半頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── その後・バレンタイン大作戦 ──


  えっ、いいの?!
  やったー、ありが、と…………


[ 本命ではありえないテンポの良さで、
 紙袋から取り出されていく包み。>>425

 はじめは素直に喜びの声をあげ、
 イベントに乗じてもらえるならもらおうと、
 差し出されたモノを手に取った慎一だった。

 ぱあっと笑みを浮かべていた表情は、
 その中身に目を落としたときに曇り、
 よどみなく発されるはずだった礼は、
 お尻のところでちょっとつまづいた。]
 

(429) nabe 2021/06/19(Sat) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  え、岩モチーフ? 斬新……


[ たぶん、チョコと混ぜ込まれたクッキーの、
 色合いのバランスのせいとかなんとか。

 非難するでもなく純粋な感想、
 あるいは疑問として慎一はつぶやいた。

 そういえば、プラカードのときも……。
 思い出して、番代のセンスならありえるかなって、
 気付いたら口からこぼれ落ちていた言葉たちだ。]
 

(430) nabe 2021/06/19(Sat) 01時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……とりあえず食ってみる!
  ありがとな!


[ まあつまり悪気はないので。
 そして番代に害意があるとも思わないので。

 慎一はにっと笑って、
 相手によっては許されなさそうなことを言ったけど、

 吹きこぼれたぬるいコーラのお礼として、
 それはきっと妥当なラインの味がした。
 ……とだけ、ここに書き記しておこう。**]
 

(431) nabe 2021/06/19(Sat) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

— せいさん≠フ日 —

[自転車に乗ると、こんなに風が冷たいと思わなかった。
 ピリピリと頬の上を寒気が跳ねていく。
 手袋だけでもして良かったなって、わたしは思った。

 話しかけようとして、わたしの中にも冬の風が飛び込む。
 喉を撫でて鼻へと抜けていった。
 その感覚だけは、悪くなかったかも。

 わたし、口数は少なかったけれど、
 向井くん>>399に気持ちいいねぇとだけは伝えられた。]

(432) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[そう、あんまり来なかったの。>>400
 こういう所、友達とは来ても両親とは来ないでしょう。

 わたしは向井くんと情報交換をしながら狭い通路を渡る。
 うっかりすれば裾で商品を払ってしまいそうで、
 時折片手でコートの裾を引き寄せた。

 乃絵ちゃんが苺味が好きだって話をしてからは、
 わたしも向井くんもピンク色のパッケージを探すことが
 増えたんじゃないかな。

 最初、わたしが一方的にぎこちなかった会話は、
 次第に駄菓子屋さんの空気へ解けていく。]

(433) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[向井くんがその話をし出したのはほんの少し突然で、
 けれど当然のこと。わたしは疑問を向井くんにぶつけた。
 その返答>>401が思ったよりも柔らかくて、
 わたしはどうにも不思議そうな顔をしてしまう。]

  そう、かな。
  発端はわたしなんだから。
  ……って、わたしは思っちゃうけど。

[わたしがちゃんと自分の意思を伝えていたら
 お母さんをワルモノにしなくて済んだように。
 根本から切り落とせば花は咲かないでしょう。

 その行為に実のところ、
 向井くんの責は一切ないと思っているものだから、
 共犯者と括られてもピンと来ない顔をする。

 でも、ね。]

(434) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……ふふ。それは、そうかも。
  あんなにしっかり準備したのにね。

[向井くんが挙げたのは、罪なんて音よりもっと軽いもの。

 大きな事件、何にもなかったのにね。>>0:623
 チャート>>0:700はそれはそれは上手にできたし、
 小銭入れ>>0:702だって持ち寄った道具だけで完成した。
 販売係スイッチだって、ちゃんと仕事をしたはず。>>1:91
 わたしたちの班は、とびきり平穏で平坦だったはず。

 ……だったんだけどなぁ。
 わたしは苦笑まじりに向井くん>>402を見る。
 手のひらにぽつんと佇むは、10円より鮮やかな駄菓子。

 子どもならとびきりの宝物に見えたのかな。
 今のわたしはもう子どものままじゃいられなくて、
 小さいなぁって思った。]

(435) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[一定のテンポで語られる向井くんの話。
 わたしは暫くの間、向井くんにボールを預けた。
 相槌は合間の謝罪だけ。

 向井くん>>403はゆるりと首を横に振る。
 わたしも追いかけるように首を横へ振った。]

  わたし……も、向井くんも、均したかっただけ。
  相手に伝えていれば、気づけたこと。

  ……ってことで、いいの。
  いや、いいのっていうか、そうなの、かな。

  ただ、タイミングが悪くて、
  それは誰にでも起こりうることで。
  わたしたちは、人間なんだから。

[考えを解いていく様をそのまま言葉にしたみたいに、
 わたしは手探りで向井くんの考えをなぞる。
 同意を求めた訳じゃないから声は次第に縮んだ。]

(436) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  向井くんは、おっきいねぇ。

[わたしは思った通り大きな向井くん>>404を見上げた。

 わたし、あんまり失敗したことない。
 わたしが優秀な訳じゃなくて、失敗の定義が少ないだけ。
 小学校の頃クラスメイトを怒らせたことも、
 周りがわたしのこと何て言ってても、失敗じゃない。

 ね。どうでもいいことばかりが周りにあると、
 エラーなんてほとんど起きなくなるでしょう。

 でも、いつの間にかそうじゃないこと≠ェ増えていて、
 わたしの周りにはどうでもよくないこと≠ェたくさん。

 戸惑う新人のわたしとは違い、
 向井くんはどこまでも穏やかだ。
 どんなにわたしが抱え込もうとしても、
 向井くん>>405はふわふわと半分を攫ってしまう。]

(437) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[敵わないなぁって思ったけど、それと同時に、]

  いや、おっきいんじゃなくて……等身大。
  ぴったり、なのかな。

[わたしから見上げたら大きく見えただけで
 向井くんはずっと向井くんのまま生きてる。
 わたしは腑に落ちたような心地で表情を和らげた。]

  今回は、ね。内緒にしよ。

[次なんてないだろうけど、きっとそういうことじゃない。
 わたしは無粋なことは言わずに、ただ頷いた。
 空いた手でひとつチョコを掴み、向井くんの前でふたつ。

 これは10円を置いてった世界の主さんとわたしの分。

 わたしは向井くんに続いてせいさん≠終える。
 向井くんの筆箱から>>250もわたしのお財布からも、
 ついに10円玉が消えてなくなった。]

(438) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[帰りは歩かない? って提案したのはわたし。
 でも向井くんの平穏を乱すようならやめる。
 どちらにせよ、帰り道は向井先生>>407による
 フーセンガム講座をお願いしたかもしれない。

 結構切れやすいんだね、とか、
 何個かまとめて食べないと足りないね? とか。
 わたしは普段の授業よりずっと真面目な生徒として
 話を聞いていたと思う。

 だから帰りは行きよりずっと早く着いた気がした。
 いつの間にか戻ってきた学校で、
 わたしは規定の位置に自転車を返却する。]

(439) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  今日はありがとう。

[わたしは自転車から手を離し、向井くんの正面に立つ。
 冬の太陽は短くて、夕焼けも終わりの頃だったかな。]

  文化祭、楽しかったね。
  本当に楽しかったの。

[わたしが向井くんに渡すのはもう「ごめん」じゃない。
 まだ暫くゼロにはならないかもしれないけど、
 わたしの心を満たす思い出は明るい音をしている。

 沈みかけの夕陽が眩しくて、わたしは目を細めた。
 そのおかげでいつも以上に笑顔になれた気がする。]

(440) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……それじゃ、ばいばい。

[この前みたいに後ずさりで逃げるんじゃなくて、
 今度≠ヘちゃんと向井くんを待つよ。
 それが終わったら、別々の道に進もう。

 わたしは一人歩きながら
 お行儀悪くフーセンガムを口に入れて、
 上手に膨らませる練習を始めた。]*

(441) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 乃絵ちゃんとわたし —

[『くれいし めい』と『くろさわ のえ』。
 わたしたちの出会いにこれ以上の説明はいらない。

 毎年恒例のクラス替えを終えた3年9組の教室。
 見知ったクラスメイトもいたし、
 唯一の友達であるひとみちゃんもいた。

 先生がやって来るまで、それぞれが思い思いに過ごす。
 女の子の中には、
 新しいグループに馴染もうとする人たちもいたかな。

 わたしは自分から誰かへ話しかけに行くこともせず、
 ただ自分の席でぼんやりと過ごしていた。
 まだわたしが月曜の放課後に巡り会う前のこと。
 わたしの音楽はもう衰え始めていて、
 すべてに無気力だった新学期初日。

 乃絵ちゃん>>0:143は、わたしの後ろの席だった。]

(442) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 乃絵ちゃんのお見舞い —

[わたしは多くの視線を浴びながら病院の廊下を歩く。
 ちゃんと規定の時間内だよ。怪しい人じゃないよ。
 わたしは看護師さんに堂々と挨拶をしながら、
 通い慣れた乃絵ちゃんの病室へたどり着いた。]

  乃絵ちゃん。

[乃絵ちゃんはいたかな。
 おそらく個室である部屋へ、いつものようにお邪魔する。

 わたしがここに来るのはもう数回目になる。
 毎日はどうしても来られないけど、
 わたしはできるだけ顔を出しているつもり。
 毎週金曜は必ず来るねって最初のお見舞いで伝えた。
 今日はその、何度目かの日。]

(443) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  今日はね、お土産を持って来たんだよ。

[わたしは荷物≠置いてベッドの横へ腰掛けると、
 鞄の中からいちご味のチョコとフーセンガムを出す。
 とある筋の方にご同行願った駄菓子二選だ。]

  それと……これ。

[わたしは荷物≠サイドテーブルの上に置いた。
 乃絵ちゃんには部屋に入った時から見えていただろう。
 だってコレは、さすがに鞄には入り切らない。]

  暫くはわがまま叶えられないから、
  ずっとどうしようかって考えてて。

[わたしが撫でたのは小さなおもちゃのピアノ。
 グランドピアノのシルエットから
 わたしは視線を乃絵ちゃんへ移した。]

(444) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  どんな曲が、聞きたい?

[爪の短い指先を鍵盤に沈めると、
 高いチープな音が病室の中、密やかに鳴る。]*

(445) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 月曜の放課後 —

[年が明けると受験の色がより濃くなって、
 わたしたちの登校日は少しずつ減っていった。

 それでもわたしは毎週必ず音楽室へ赴く。
 授業のない日までヨーコ先生の所へ行ったら、
 さすがにちょっと苦笑されちゃった。

 でも先生は約束通り部屋を開けてくれて、
 わたしは残された数少ない時間をここで過ごす。]

(446) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[柊くんはどうしていたかな。
 柊くんが来る日、
 わたしの音楽はただ一人へ向けたものになる。
 纏う空気を眺めたり、時には直接尋ねながら、
 限られた時間に寄り添う音楽を奏でた。

 やっぱり技術は完全に追いつきはしていないけど、
 あてもなく弾いていた頃よりずっと筋の通った音がする。

 そんな時間を何度過ごせただろう。
 わたしは30分の終わり、柊くんへ話しかけた。]

  渡したい物があるの。

[鞄からある物を取り出し、わたしは柊くんの所へ向かう。
 今の観客席はどこだったかな。
 いつものドアの前? それとも別の場所?
 どこでもテーブルはないから、手渡しするしかない。]

(447) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  はい。

[ビニールの音と共に現れたのは購買のクリームパン。
 いつかわたしが奢ってもらった物だ。]

  最初はお金を返すつもりだったんだけど、
  もうすぐ食べられなくなる物だから。
  甘いの平気?

[いつの間にかカレンダーは新しいページに変わって、
 わたしたちはもうすぐここに入れなくなる。
 3年に上がったばかりの頃、
 許可もなく迷い込んだ春が近づいていた。]

  返すの遅くなってごめん。
  お腹空いてたから、すごく助かったよ。

[今更だとしても心残りはヤだったから、
 わたしはまるいクリームパンを柊くんへ差し出す。]*

(448) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 07時半頃

【人】 架空惑星 レン

── ひとみのバレンタイン大作戦 ──

[目の前でぴらぴらと >>425
チョコの袋を見せびらかすように振られたら
そりゃあ答えはYES以外の何者でもなく。 ]

 うお。まじで。ほしいです。ほしいです。
 ありがと〜!!!

[って受け取ったんだけ ── ど
中身は『21点のチョコレート』………ん? ]

 ………す、すげぇ
 アートじゃん。やるね。

[なんだろう。何を模してるのだろう。
8点の岩モチーフよりかは良かった筈なんだけど>>430
それでもこの21点が何を象ったチョコなのかは判らない]
 

(449) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 は、腹に入れば同じ!っていうしな!
 さんきゅー!

[ちなみに腹に入ったチョコの味は6(0..100)x1点だった
70点以上なら、ほら、見た目だけかあってなるし。
30点以下なら、翌日トイレとお友達になっていたのは
きっと、ここだけの話。 ]*
 

(450) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時頃

【人】 架空惑星 レン


── その後の話 ──

[鳩羽家のその後の話をしておこう。

結論から言うと、
俺たちは、正式に三人家族になった。

優しすぎる父を動かしたのは
あの夜の息子の訴えだったのか、
アイちゃんの働きかけのおかげかは判らない

裏で弁護士に相談するなどアイちゃんが暗躍してたって話
これはずうっと後で知ることで。
お花畑・鳩羽憐は「俺の説得が効いた!」と思ってる。

きっといまは、それで良い話。 ]
 

(451) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[けれど結果的に、
俺たちは、鳩羽家を解散した。

アイちゃんは遠い街で就職を決めた。
俺は家を出るという決意は変わらず、
ボロアパートで一人暮らしを始めることになる。
俺たちの3人の家には、今、父親だけが住んでいる。

もう会わないし、お金も払わない。
それは母親だった誰かとの父の決別。

ひとり+ひとり+ひとりになった三人家族は、
それでも、あの頃以上の繋がりで、絆で、
ちゃんと、今のかたちを保ってる。 ]
 

(452) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 『 アイちゃん、ネコ居たよ、ネコ 』
 『 やべーこのアパート隣うるせー 』
 『 アイちゃん初給料出た?奢って! 』

 

(453) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[タイムラインに並ぶ俺の言葉に
いつだってすぐに2件既読が付いて
ほんのすこしだけ遅れて父親の真面目なコメントが付く
アイちゃんからはときどきしか返ってこない。

初給料奢って、だけには『嫌』って即答だったけど
俺んちにスゴイオカシが届く未来もあるかもしれない

既読の2件が新しい鳩羽家のかたち。
おかげさまでホームシックになることはなくて
新しい生活も、なんとか上手くやれている

既読が3件になることは、これから先当分ない筈。]
 

(454) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[今までどおりの三人家族は
ほんのすこしだけ新しい三人家族。

もしかしたらこれからずっと先の未来に、
親父が既読の3人目を連れてくるかもしれないけれど
そのときは「14年ぶり」じゃあなくて
見知らぬ誰かに、「はじめまして」がいいな。]*

 

(455) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 08時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 新居?へのお招き ──

[俺の新居は、6畳1間のボロアパートで、
高校からは1時間もかからない距離。>>266

だからネコを流したタイムラインと同じ場所で
遊びに来い!って言ったりしただろうし、
焼肉やろーぜ!とかも叶ったかもしれない。

男子は雑魚寝で良ければいつだって。
ただし布団は無いから夏を推奨する。

女子は泊ま……りはちょっとあれだろ、って
さすがに俺も男子なんで!誘わないけど。
でも家出娘や遠出娘があれば、
きっと泊めてやらないこともない。

大学入学後すぐに冷蔵庫には
「ほろ●い」が常備されることになったけど
咎められたら反省会はいつだって開かれる。 ]

(456) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 09時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それから、そうだな。

こないだ約束したばかりのシンはもちろん、
あの日約束したユキにも個別で連絡はするよ。

こっちは不特定多数へのあそぼーぜーじゃなくて
きっとマジでのお誘い。あの日の続き。
ミルクティーとココアじゃなくて、
酒…… いや、まだ早ぇって言われるならお茶で許す。]


 『 そろそろ反抗期迎えたー? 』


[なんだよその誘い文句は、ってさ。>>4:406]
 

(457) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 09時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ユキとはどんな話をするのかな。
互いの近況、昔の話。新しい未来の話。
時間は「あの日」ほどは1日は長くないけれど、
でも「あの日」以上に夜は長い、はずだから。

たぶん、今ならなんでも話せるよ。]**
 

(458) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 09時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:ヨーコ先生 ――

 先生、進路希望変えたいんですけど。

[ お見舞いに来てくれたヨーコ先生にそう言うと、
 先生は食べていたシュークリーム
 (ヨーコ先生が持ってきた)を持ったまま固まった。
 「え!?今から!?」
 眼鏡の向こうの目を真ん丸にさせる先生に、
 はい、と私は頷く ]

 はい、今からです。

[ 冗談だよね、と目で訴えるヨーコ先生に、
 マジです、ととどめを刺した。
 先生の顔が半泣きになる ]

(459) takicchi 2021/06/19(Sat) 09時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ まあ、無理もないかなと私は思う。
 先生は、3-9の生徒全員の進路希望の相談に
 乗らなきゃいけない立場で、
 その中で、私はほぼ進路が確定した、
 いうなれば安泰の生徒だったはずだ。
 それが、こんなタイミングで自殺を図り、
 進路希望を変えたいという。
 炭蔵君のお陰で色々楽をしていたのに、
 こんなタイミングで色々降りかかって
 ……というか、主に私が降りかけて、
 申し訳ないとは思ってる。
 思ってるけど、ここは譲れない ]

(460) takicchi 2021/06/19(Sat) 09時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 「……それで?どうしたいの?
  進学をやめて就職とか、」

[ 豊高は進学校だし、進学率を上げたいはずなのに、
 ヨーコ先生はそんなことを言い出した。
 ……希望大学変えるより、就職の方が指導が楽とか
 思ってませんか。でも駄目です ]

 弁護士になりたいので法学部に進みたいんですけど。

 「ひょわああああああああ!?」

[ 私の希望にヨーコ先生は悲鳴を上げた。
 でも駄目です。これは曲げられません。
 私の進路相談、がっつり付き合っていただきます。
 なにしろヨーコ先生は、3-9の担任なんですからね?** ]

(461) takicchi 2021/06/19(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── お見舞い ──

[ どうやらグッドタイミングだったらしい。>>208
 あの時と同じ台詞だったとしても、
 今、黒沢は目の前に生きているのだから、
 不安になる必要もないんだったな。

 喜んでもらえているのなら、本望だ。

 ところでどうだろう、俺がお見舞い一番乗りか?
 なんて、病室内のお見舞いの品の有無を確認する。 ]
 

(462) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  まだ慣れはしないな
  こうして、真っすぐに目が合うのは
  どうにも落ち着かないものだ


[ 見ての通りだ、分かるだろう?
 ちらりと黒沢の方に視線を向けるが、
 やはり視線はすぐに外してしまう。
 それから、斜めに流されている前髪を弄び、
 ふうと息を吐き出した後に、笑って黒沢を見る。

 それから、どうやらこれまでの欠点を、>>210
 前髪を短くしたことで補ってくれるらしい。
 目は口程にものを言う、──か。 ]
 

(463) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……なるほど、確かにそれは一理ある
  少しばかり完璧に近づけたか?


[ 顎に指を添えて、一考。
 やっぱり黒沢から視線を外す。

 不器用な部分を補填してくれるのであれば、
 思った通りに意図が伝えられるのであれば、
 それは黒沢の思い描く、
 完璧な炭蔵祐駕≠ノ近づいただろうか? ]
 

(464) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 熱視線が向けられているとはつゆ知らず、>>211
 二度と後悔することのないよう、この手は掴む。

 ──そんな思いで、掌を重ねたのだが、
 ふと顔をあげれば、>>212
 黒沢の顔はりんごのように紅くなっていた。 ]


  ……やはり、まだ具合が悪そうだな
  あまり無理はするなよ?


[ 熱でもあるんだろうかと、重ねた掌を離し、
 ナイフに手を伸ばしていた。>>142 ]
 

(465) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ どうやらフルーツはお好みだったようで、>>213
 俺は安心してりんごを剥くことに集中できる。
 リハビリをどこまで続けることになるのか、
 それはまだ俺には分からないことではあるが、
 8割回復できるのなら大したものだろう。

 その頃には、正しいナイフの使い方で
 りんごを綺麗に剥くことができるようになるといい。 ]
 

(466) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、黒沢の決意の話。>>214
 先日聞いたような決意を思い出しながら、>>171
 黒沢の母親≠フ話を知る。

 話し合えたと聞けば、少しだけ口許が弛んだ。
 黒沢家の母親は、良い母親だったようだ。
 俺を責め立てるような母とは違う。

 姉の話も知る。>>216
 不倫をしたことは許されることじゃない。
 分かっていながらも、
 どうしてそのような行為に及んでしまったのか
 俺にとっては不思議でならなくて、
 相手の生活はどうなっているのだろうかと考えもする。
 
 ……けれど、そうだなあ。
 黒沢の負担が減ったのならば、今は問題ない話だ。 ]
 

(467) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  黒沢の周りには、助けてくれる人がいて
  本当によかったと俺は思う

  やっぱり向き合わないと見えてこない部分も
  あるんだろうなと実感もする


[ 黒沢なら、一人暮らしも卒なくできるだろう。
 ──ああでも、ちゃんとしすぎなくてもいいからな。

 ひとつだけ心配なのは、
 やっぱり疲れた時や寂しい時だろうか。
 ほら、癖になるらしいじゃないか。
 今は大丈夫でも、心が弱りかけた時に、
 衝動的に…って可能性もあり得ると思うから。

 別の方法で、少しでも解消できたらいい。 ]
 

(468) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  一人暮らしも無理はしすぎないように
  ……困ったことがあれば、いつでも頼ってくれ


[ 女子の一人暮らしの家にお邪魔するのは、
 やはり気が引けるので。
 呼んでもらえたら、外でお茶でもしよう。

 それか、静かに多肉植物を眺めたり、
 向井に教えてもらった水槽の中の魚を眺めたり、
 …もしかして、黒沢がはしゃぐ方が好きなら、
 別の奴に頼んだ方がいいとは思うが。
 俺にできること≠ヘこれくらいだ。 ]
 

(469) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



 はい、完成だ。
  ──…自分で食べられるか?


[ そうこう話しているうちに、りんごが剥ける。
 うさぎの形に切り取った。…やや角ばってはいるが。

 黒沢を揶揄うような言葉を付け足して、
 つまようじの刺さるひとつを、黒沢へ差し出した。 ]
 

(470) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  そういえば、黒沢。
  受験の方は大丈夫か?


[ 進路を変えたなんてことも知らず、>>459
 入院で勉強は捗っているのかどうか。
 それも含めて、ふと問いかけもした。** ]
 

(471) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・せいさん ──


  ……発端は、
  変なとこ挟まったそいつだよ。


[ 雑然とした店内は、
 18歳の体には少し狭苦しくて。
 棚と棚の間で身をよじりながら、
 ピンク色を探しては摘まみ上げた。

 不思議そうな顔をした暮石に、>>434
 慎一はちょっと笑いながら言う。

 10円玉が変なとこ挟まらなきゃ、
 こんなことははじまりはしなかった。]
 

(472) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  準備はバッチリだったんだけどな。
  ……ままならないよなあ。

  でも、しっかり準備してなきゃ、
  きっともっとぐちゃぐちゃだったから。
  チャートもスイッチも、あってよかった。


[ 「ありがとーね」と言いながら、
 慎一は苦笑している暮石の手のひらの上、>>435
 ポップな色合いの小さなお菓子に目をとめる。

 「それ、おいしいよ」って平和な言葉を添える。
 平和で平穏で平坦な会話を店内に響かせてく。]
 

(473) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 二人の間でボールを転がすような会話。
 そのときボールを持っていたのは慎一で、>>436
 さんざん手元でもてあそんでから暮石に渡す。

 しっくりくる言葉を探すみたいに、
 暮石がゆっくりと言葉を吐くのを見ていた。

 「いいの」って言われても、
 慎一は言葉を最後まで待っていた。

 「人間なんだから」それにうなずいて、
 やっぱり静かな調子で言葉を紡ぐんだろう。]
 

(474) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  人間だから、うん。
  想定外なんてなくならないし、
  誰にでも起こりうることなんだから、
  もうちょっとおおらかでいたいんだけど。


[ 頭ではそう思っていても、
 いざ何かが目の前で起こると、
 そうもうまくはいかない慎一だった。

 でも静かに過去を振り返ってる今なら、
 ちゃんと本心から言えているはず。

 誰が悪いんでもなくて、ただ人間だから、
 この世には想定外がありふれている。
 もう少し寛容でいたいよねって、
 これは慎一にとって願望でもあった。]
 

(475) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 暮石がこちらを見上げてくる。>>437
 そんな顔で見られるの慣れてないから、>>438
 慎一は今ちょっとだけくすぐったいよ。

 いつだって発展途上らしいから、
 今度見上げてもらうときは、
 もう少し大きくなっちゃってるかもしれない。]


  ……暮石はねー、
  この店だとちょっと大きく見える。


[ 言葉の真意も取れずに、
 見たまんまのことを言って慎一は笑った。
 だからね、狭苦しい店内をそろそろ抜けて、
 冷たい空気を吸い込みに行こうか。>>>439]
 

(476) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 自転車を押して並んで歩きながら、
 慎一は得意げにピンクのフーセンを作った。

 「薄く均等に伸ばすんだよ」とか、
 「ゆっくりゆっくりでいいんだ」とか、
 先生面をしてたら10円分はもう残り少ない。

 冬場の限られた日照時間。
 もう太陽が隠れようとしてるころ、
 慎一は真正面に向かって笑ってうなずいた。>>440]
 

(477) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……うん。楽しかったね。
  あの日の思い出のことさ、
  俺も、きっとずっと持ってくよ。

  変なトッピングの注文に焦ったのも、
  10円玉をびくびくしながら間引いたのも。


[ せいさん≠セって済ませたんだから、
 慎一も「楽しかった」って笑っていいかな。
 いいよって言われなくても慎一は笑ってる。

 「ばいばい」って言葉を受けて、>>441
 慎一も同じように挨拶するまで待っててね。]
 

(478) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  うん。ばいばい、じゃーね。


[ さらりと挨拶を交わして踵を返そうとして、
 慎一は思い出したように少しだけ立ち止まった。

 まだそこに立ってくれているなら、顔を見て。
 帰りかけてたんならその背中に向けて言う。]


  ピアノ。弾いたんでしょ。
  ……よかったね。って言っていい?


[ なにがよかったって?
 深爪のことだと思ってくれても別にいいよ。
 それじゃあ今度こそ別れの挨拶をしよう。]
 

(479) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……いつか、
  俺も聞きたい。暮石のピアノ。
  ……だから、また今度ね。


[ ピアノには詳しくないけど、
 慎一は音楽は好きだったりするんだ。

 だから、そんなお願いをぶつけつつ、
 ゆっくりとその場を立ち去っただろう。

 ピンク色のふくらみが、
 弾けてしまわないように気をつけながら。*]
 

(480) nabe 2021/06/19(Sat) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

──バレンタインチョコ──

[ 2月14日。これは世間の男たちが浮足立つ日だ。
 いまかいまかという気配を押し殺しながら、
 野生動物のように女子の鞄を狙っている姿が見られる。
 ないよりはマシ、と義理チョコを狙う者も多いだろう。
 かくいう俺は、今。
 番代に差し出されているところだった。>>426 ]


  ああ、いただけるのであれば有難く貰う


[ あとで男子同士集まって見せあえれば、
 俺の出来栄えが一番良かったと鼻高々だ。

 ちなみに、この日に貰えたチョコの数は13(0..100)x1
  偶数:1+1
  奇数:番代からしかもらえなかったら1個) ]
 

(481) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ あれから、結局番代とふたりきりで話す機会もなく
 淡々と日が過ぎて行ってしまっていた。

 だから、これは千載一遇のチャンスでもあった。 ]


  ……ああ、いや、推薦は通らなかったから、
  前期試験の結果次第だが、手ごたえはある。


[ この頃には、炭蔵一之進のスキャンダルは
 世間に大々的に発表されていただろう。
 それもあった所為も少なからず影響はあったのか、
 推薦は取り消しとなった。
 いや、元々父の息がかかっていたことを思うと
 これが正しい形でもあるだろうな。

 俺自身はこれまでと変わりはしないが、
 優等生な番代が敵わないような人間ではない。 ]

(482) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  番代の方はどうだ?


[ なんて、対抗馬であった彼女へも同じ質問を。

 それから、受験の話を終えたあと。
 俺は、少し戸惑いながら口を開く。
 既に前髪は短くなっているから、
 この迷いは番代からも見えてしまっているだろう。 ]
 

(483) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  番代は知らないとは思うが、
  ……実は、5歳の頃からお前のことを知っていた。

  思い出したくもない過去だと思うから、
  あまり触れないようにと思ってきていたんだが、
  これは俺の中のケジメで、自己満足なんだが、
  それに付き合ってもらえるか?


[ そんな風に前置きをして、
 珍しく言葉を詰まらせながらも、
 それでもやっと音にする。 ]
 

(484) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ひとみちゃん事件≠ったろ?
  俺、あの現場にいたんだ
  まだ何が正しいか区別できない子どもで、
  連れ去られていくところを見ても
  すぐに動くことができなかった

  もう少し俺が大人になれていたなら、
  助けられたかもしれないって思うと
  ずっと、後悔してきたんだ

  ……ごめん


[ 番代を救えたかもしれないのに救えなかったこと。
 それが俺の中でもやもやになって残っていた。

 きっと、俺が誰かを助けたいと思うのは、
 この事件があったからに違いない。 ]

(485) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 腰から折り曲げるようにして頭を下げていた。
 少しの間、顔をあげられなかったが、
 我慢できなくなって少しだけ番代の方を見たとき、
 どんな表情をしていただろうか?

 怒り?軽蔑?嫌悪?
 どれであっても、俺は受け入れるしかない。
 手が届かなかったという事実は、
 俺にとっては悪≠セったから。 **]
 

(486) ゆら 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― いつか:炭蔵とのデート ―

[さて、騒動もある程度落ち着いた頃。

どっちが言い出したかは忘れたけど、
ひょんなことからいつかの約束を
果たそうと言う話になり、
俺は待ち合わせ場所に向かっていた。

って言っても俺女子とデートすることは多かったけどさ、
同級生(男)とサシで遊びに行くことって意外と少ない。
それこそ鳩羽くらいじゃん?
それだってノリで集まって適当にぶらぶらして
何か食ってだべって帰る。完。
みたいな感じなわけだよ。

どうしたもんかな?間持つ??
やっぱり他の奴も呼んだ方が良かったんでは?
って若干の不安を覚えつつ
まあなるようになるかな〜って思ってたんだけど。]

(487) guno 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


えーと、ユーガってさあ、趣味とかあんの?
普段良く行く場所とかさー。行ってみたい場所とか?

[取りあえずはそう尋ねてみたのだった。
ちなみに俺の行き先暫定候補はゲーセンかボーリング。
カラオケ…は、間が持たなさそうなのでやめとく。
歌う炭蔵はちょっとだいぶ見てみたい気もするけど。*]

(488) guno 2021/06/19(Sat) 10時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:芽衣 ――

[ 芽衣はよくお見舞いに来てくれる。>>443
 特に金曜日は必ず来てくれていた。
 だからその日も、私は芽衣が来てくれるのを、
 いつもよりちょっとそわそわと待っていた ]

 芽衣。待ってた。
 ……お土産?

[ 芽衣はちょっと大きな荷物を持っていて>>444
 用事でもあったのかな?と内心首を傾げる。
 用事があったなら、無理して来てくれたのかも。
 だったらちょっと申し訳ないなって思ったんだけど ]

(489) takicchi 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 可愛い。

[ 芽衣が鞄から出したのは、
 小さなチョコレートとフーセンガム。
 どっちも手のひらに乗るくらいのサイズで、
 なんだか可愛らしい。
 両方イチゴ味なのは、私が苺が好きだから、だよね。
 なんだかちょっと、食べるのがもったいない気がする。

 ありがとうを言おうと、小さなお菓子から顔を上げて、
 芽衣の方を見た私は、ぽかんと口を開けた ]

(490) takicchi 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……わ。

[ すごく間の抜けた声が出ちゃった。
 用事でもあったのかなと思った荷物の正体。
 それは、小さなグランドピアノだった。
 おもちゃだけど、芽衣が鍵盤を押せば、>>445
 ちゃんと可愛らしい音が鳴る ]

(491) takicchi 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 可愛い音だから、可愛い曲がいいな。

[ 私はそんなリクエストをして、清聴の姿勢。
 芽衣によるミニコンサートが終わったら、
 拍手して、それから、おやつ食べない?って誘うね。

 芽衣、母に私が苺が好きだって話してくれたでしょう。
 今日芽衣が来るって話したら、
 あの子と一緒に食べたらって作ってきてくれたの。
 母特製の苺大福。
 後で一緒に食べようね* ]

(492) takicchi 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── デート ──

[ その日は快晴だった。まさにデート日和だ。
 俺は今、繁華街の待ち合わせスポット。
 15分前から時計台の下で彼の人を待っている。

 行先を考えておくといったものの、
 結局、どこへ行くのかはまだ決まっていない。
 どこでも対応できるような服装をしてきたつもりだ。

 さて、待ち人は来るだろうか。
 時計台の下で、腕時計を眺めながら、
 お目当ての人物をいまかいまかと待ち望んでいた。 ]
 

(493) ゆら 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……!こっちだ


[ 人混みの中から、その人の姿を見つければ、>>487
 片手をあげながら存在を主張する。

 かくいう相手は辺りを歩く女子たちから、
 熱視線を送られていて、行く手を阻むように
 時折声もかけられていたことだろう。 ]
 

(494) ゆら 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  柊、


[ 人混みを掻き分けて、俺も彼の元へ近づいた。
 女子と会話しているところだっただろうが、
 そんなものはお構いなしに、
 「俺と約束があるんで」といった顔を
 女子たちに向けながら、柊をその場から連れ出そう。 ]
 

(495) ゆら 2021/06/19(Sat) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、行先についてだが、>>488 ]


  俺の趣味か、サボテンを育てたりするのは好きだな
  よく行く場所は、図書館や美術館とか、
  ああ、あとはホームセンターもよく行く

  ……けど、俺は柊のおすすめの場所に行ってみたい。


[ 高校生らしい遊びがしてみたい。
 ゲーセンもボーリングも、カラオケだって。
 ちなみに音楽の成績は2なので、>>3:-46
 あまり期待しない方がいいかもしれない。 **]
 

(496) ゆら 2021/06/19(Sat) 11時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

ししゃもん 2021/06/19(Sat) 11時頃


泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

ゆら 2021/06/19(Sat) 11時頃


【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日 ──

[ ……結局のところ、
 サッカー部vsバスケ部のバレンタイン対決の行方は、
 あるいは高校生活最後のバレンタインを、
 もっとも充実したものにしたのは誰だったのか。

 ……そこにイケメンがいるじゃないかとか、
 見えきった勝負だとかいうのはさておき、だ。

 もらったチョコを披露し合う機会があったら、>>481
 慎一は番代のチョコの出来栄えの差に困惑しつつも、
 「ええっそんだけ? ユーガがあ?」って、
 悪気のない声で騒ぎ立ててやっただろう。

 おかしいなあ。慎一の友だちは、
 みんな優しくっていいやつなんだけどなあ……。]
 

(497) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なお、バレンタインの日、
 慎一の腕の中には、28(0..100)x1
 偶数:1+3個くらい。
 奇数:番代の8点チョコ。今のところ。

 そこそこ浅く広く3年過ごしたつもりなんだけどな。
 本命は無理だとしたって、バラマキチョコくらい……、]
 

(498) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ とにかく、おとこのこたちはそこに揃っていたかな。
 もらった岩チョコ(※違う)を齧りながらでも別日でも、
 慎一は心底不思議そうにつぶやくんだろう。]


  ……わっかんねーよなあ。
  レンなんかもっともらえてもいいだろ。本命。
  サッカーうまいし、友だちは多いし。
  明るいし。優しいし。ノリいいし。

  卒業式には第二ボタンと言わず、
  全部引きちぎられてもよくない?
  なにがそれを阻んでるワケ?


[ 女子ってわかんないね。という顔の慎一。
 自分のモテ非モテ状況にはさして興味もないが、
 友人のこととあれば本気で首を傾げよう。]
 

(499) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──尚、どう足掻いても慎一に乙女心はわからないし、
 なにも閉鎖空間での内緒話ではないので、
 飛び入り参加するというならご自由にどうぞ。**]
 

(500) nabe 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:炭蔵君 ――

[ お見舞い一番乗りは炭蔵君だよ。>>462
 私がお見舞いに来て!ってわがままを言ったのは
 炭蔵君なんだから、他の人が一番だったりしたら、
 遅い!って文句言ってたかも。

 ちなみにこの後、一番お見舞いに来てくれたのは
 きっと芽衣だったと思う>>443 ]

(501) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 短くなった炭蔵君の前髪。
 落ち着かないか聞いたら、
 慣れないって返ってくる。>>463
 実際、炭蔵君の視線は、
 こっちを向いたりあっちを見たり、
 見るからに落ち着かない様子だったから、
 ちょっと笑っちゃった。

 完璧に近づけたか?って炭蔵君が言う。>>464
 もう私が目指すのをやめたもの。
 うーん、でも、どうかな ]

 炭蔵君のイメージする完璧って、どんなの?

[ そうだねえ。
 誤解を招く言葉遣いが、表情で緩和されるなら、
 炭蔵君の弱点、一つ克服だよね。
 そういう意味で言うなら、
 炭蔵君は完璧に一歩近づいたのかも ]

(502) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でもね、って私は姉を思い浮かべる。
 電話で少し話したけど、それでも私の中で、
 まだ姉は3年前の状態で止まってる。
 私の思い描く、完璧の一つの形。

 姉は、完璧な人だった。
 容姿端麗、頭脳明晰、冷静沈着、物腰柔らか。
 欠点なんてないみたいな人だった。

 でも、姉は、何を考えてるのかわからない人だった。
 いつもは穏やかに微笑んでいて、
 凛と話す時も、いつだって冷静で、
 その胸の内は全く見えない人だった ]

(503) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 弱点、一つ克服かなって思うけど、
 なんていうのかな、前よりもっと……、

[ 人間らしくなった?いや、その言い方はあんまりだ。
 言葉を選べって炭蔵君に言っておいて、
 選んでないにもほどがある ]

 ……うーん、親しみやすい、感じ?

[ 表情が見えないと、何を考えてるかわからないもんね。
 いつも同じ表情の仮面を身に着けていてもそれは同じ。
 でも、前髪の向こうにあった炭蔵君の顔は、
 意外と……って言ったら失礼かな、表情豊かだった ]

(504) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ……でも、意外と表情豊かだった炭蔵君は、
 人の感情には疎い。>>465
 とんちんかんな気遣いを向けられて、
 まだまだ完璧には遠いよ!と胸の中で呟く。
 鈍感!鈍感!鈍感!!
 いや、気づかれちゃったらそれはそれで
 とってもいたたまれないんだけど! ]

(505) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 家の話をした。家族の話もした。
 陰ながら、防波堤になろうとしてくれていた母。
 私、母のことわかってなかった。
 母は私を見ていないとばっかり思っていた。
 母を見ていなかったのは私の方だったのかもしれない。

 完璧だと思っていた姉。
 姉は、私が父に命令されたような人間関係しか、
 築けなかったらしかった。
 たくさんの人に慕われていたけど、
 対等に接してくれる人はいなかったんだって。
 恋に落ちてしまったのは、
 その人が、唯一姉を対等に見てくれる人だったから。

 それでも、姉のしたことは許されることじゃない。
 姉はきっぱりと別れて、
 相手の家庭が壊れないように
 できる限りのことはしたらしい。
 一切の連絡は絶ったから、
 どうなったのかはわからないって言ってたけど ]

(506) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そうだね。
 私、自分のことを助けてくれようとする人が、
 周りにこんなにいるなんて、全然知らなかった。

[ 炭蔵君の言葉に頷いた。>>468
 その中には、もちろん炭蔵君も含まれてるよ。

 一人暮らしをそつなくできると思われてるのは
 わからないけど、私のお料理スキルが10だって知っても
 炭蔵君、そう思うんだろうか? ]

(507) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 …………困ったことがなかったら、頼ったら駄目?

[ こんなこと、今までの私からは、
 絶対出てこなかった言葉だと思う。
 でも、私、わがままが許されているので!
 出来のいい人間を目指すのもやめたので!
 あと、あまりにも炭蔵君が鈍感なので!
 これくらい言ってもいいんじゃないかと思う ]

 炭蔵君が手を握っててくれるんなら、
 私、一生怖いままでもいいかな。
 ……なんて、ね。

[ 私、執念深いから、
 あの校舎でもらった言葉、忘れてないよ。>>5:217
 後悔したって知らないから ]

(508) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私、今までずっと勉強ばっかりだった。
 だから知らないことがいっぱいあるの。
 可愛いカフェに行ったこともなければ、
 駄菓子だってほとんど食べたことがない。
 絵は不要と言われてからは美術館にも行ってないし、
 カラオケも言ったことがない。
 だから、私は今まで知らなかったもの、
 なんだって知りたいし、
 なんだってやってみたい ]

(509) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ありがとう。いただきます。
 ……食べられないって言ったら食べさせてくれるの?

[ 揶揄うように言われたから、>>470
 思わず言い返しちゃったけど、
 自分で言ってまた顔が熱くなるから嫌になっちゃう。
 右手は無事だもん。食べられますよーだ。

 炭蔵君の剥いたりんごはちょっと角ばってて、
 角ばったクレープを思い出した。
 どこまでこの理論が適用されるのか、
 色んなお料理食べてみたくなってしまう ]

(510) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 受験の話になると、それねえ、って少し首を傾げた ]

 ちょっと、どうしようかなって。
 今更進路変更も大変だけど、
 予定してたところに進む意味はもうないし……。

[ それは、柊君がまだお見舞いに来る前の話。
 柊君からメモをもらって、
 やりたいことを見つけた気がした私は、
 ヨーコ先生を泣かせることになる。
 先生が半泣きになりながら集めてくれた
 色んな大学の法学部の資料を机に積み上げた私は、
 後日お見舞いに来てくれた炭蔵君に、
 どこがいいと思う?って
 相談に乗ってもらうんじゃないかな* ]

(511) takicchi 2021/06/19(Sat) 12時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


── いつか/心残りのバレンタイン ──

[ 柊くんに怒鳴ったのはそのつもりは無かったけど、
  鳩羽くんに怒ってるのはちゃんと私の意思だって
  そういう事は一応記しておこう。>>417

  聞き慣れていいものではないって
  わかっているのにどうしてそうやって
  君は何度も聞く羽目になってるんだろうね、
  ねえ鳩羽くん。

  あと今通りざまにガッツポーズした奴も
  後で覚えていなさいなんて思いつつ。]

(512) uiro 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ……それでも、ほんの気紛れだ。
  そっちが気紛れを起こして提案した様に、
  私だって同じように考えたのだ。>>418

  ぽかんとした間抜け面>>419を見下ろしつ、
  そっちが言った癖に、と息を吐く。
  私を何だと思っているんだろう。
  いいよなんて言わなければ良かったか?]


   考えてなかったの?呆れた。
   早く言いなよ、ほら、いーち、にー、


[ カウントダウンの途中に結論は出たらしい>>421
  ……そう来るか、と 盛大なため息を吐いたが。]
 

(513) uiro 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 綿津見教会 マナ



   バレンタイン。
   言ってて哀しくない?それ。
   出来レバレンタインじゃん……

   まあ了解。チョコ渡せばいいんだね。


[ 手作りチョコが良いって。
  男子どもが何と戦っているとか
  どうなったら勝ちとか、私には理解出来ないけど。

  頼まれたから渡すって、義理ですら無いじゃん。
  まあ、鳩羽くんが良いなら良いけれど。]
 

(514) uiro 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 綿津見教会 マナ


[ ……それでもって、当日。

  チョコレートのレシピを探すのは楽しくて、
  あれやこれやと思った以上に
  いろんなレシピを検討したのだった。

  皆に配る用にチョコレートブラウニーを大量に。
  それから少量だけ、生チョコを作って。]


   はい。例のブツ。


[ そのふたつの袋を鳩羽くんに押し付けたのだった]*
 

(515) uiro 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お泊り女子会 ――

[ 私、友達のおうちに泊まるなんて初めてだった。
 お泊り会の日が決まった日からずっとそわそわして、
 みんなパジャマとかどんなの着てるんだろう!?って
 気になって、芽衣に相談したりもした。
 芽衣と一緒にパジャマを買いに行ったりもしたかも。
 いや、私のパジャマ姿なんて、
 よく考えたら入院中にみんなには見られてるんだけど。

 日中はクレープを焼いたりもした?
 あの校舎で、一度芽衣と焼いたから、
 今回は上手くいく!と思ったんだけど、
 そんなことはなかった。私にお料理スキルはなかった。
 綿見ちゃんに怒られて、
 ごめんなさいを98(0..100)x1回くらい
 言ったかもしれない。
 あ、もちろんお借りした台所は綺麗にしました ]

(516) takicchi 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 夜はパジャマ姿でひとみちゃんのお部屋で
 眠くなるまでおしゃべりをする。
 日中あれだけクレープを食べたのに、
 お菓子を広げたら手が伸びちゃう。
 今は受験が大詰めだけど、
 こんな日もあってもいいよねなんて、
 それはそれは楽しい時間を過ごしていたのだけど。

 それは多分、ひとみちゃんの一言だったと思う ]

(517) takicchi 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えっと……コイバナって……?

[ いや、うん、いくら世間知らずな私でも、
 恋バナの意味くらいは知ってる。
 でも、保健室でパーティーした時とか、
 そんな話題出なかったよね!?
 あれ、どうしてひとみちゃん
 そんなじりじり迫ってくるのかな?
 あれ、芽衣ちゃんなんだかすごくいい笑顔?
 え、綿見ちゃんまでどうしたの?
 ……なんか、話の方向が
 不穏な方向に向かっているような……?* ]

(518) takicchi 2021/06/19(Sat) 14時頃

【人】 綿津見教会 マナ


── お見舞い ──

[ 入院患者なら寝ていろ────と、
  此方に向けられた表情に対して思う。>>423

  想像以上にキラキラした視線が
  こっちに向くものだから、逆になんだか
  此方が居た堪れなくなって来た。

  ……同時に、本気で仲良くなりたいって
  この子は考えていたんだなという事も、わかった。
  そりゃもう嫌というほどに。]


   …… 綿見ちゃんで良いよ、黒沢ちゃん。
   あ、これお見舞い。


[ 手作りのプリンが入った袋を渡して。]

(519) uiro 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


   思ったより元気そうでよかった。
   それじゃあ。

[ って。
  帰りたいけどそうはいかないよね知ってる。
  話したいこともあるだろうし。
  すごすごとベッド脇に座って、視線を彷徨わせて。]


   …………。えっと。
   色々大変だったみたいだけど。
   死に損なってみて、どう?


[ 一番先にそういう言葉が出るあたり、
  私は相変わらずな様だ。]**

(520) uiro 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 後日・シン ──

[ちなみにこちらがバレンタインの結果である。

78(0..100)x1
偶数:2+3個くらい。
奇数:ひとみの21点チョコとマナの生チョコ、
   それしか貰えなかったら2個。

シンは4つくらい、>>498
ユーガは…そうだな、マナからも
義理ブラウニーを貰っただろうから>>515
それでも数個だっただろうか

俺は交友関係広いし、もう少し貰えてるといいんだけど]
 

(521) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[シンが疑問符を顔面に浮かべるなら
なーいない、って手を横にぶんぶん振ってみせた]

 チロルチョコあげるよーとか
 ポッキー一本で良いー?とか
 そういうのは割と毎年あるけど。
 友チョコ枠なんだよね、たぶんー

[女子の友達が少ないわけでもないし、
女子同士で友チョコならぬお菓子交換しているところに
なぜか混ぜられてお菓子を配られたことくらいはある

たぶんそれをカウントすれば
もうちょっとはチョコの数伸びんじゃねーかな]
 

(522) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でも。まーぶっちゃけ
 あんまさー人と付き合える気がしないんだよね
 俺んち親父が、そーゆーとこダメ親父だから。

[ちなみにまだ、それが高校時代であれば、
親父の話には決着は着いていない頃だ。
だから俺んなかで、親父は永遠に、ダメ親父。]

 だから、モテなくていいのかも。

[へらへらっと笑って、遺伝遺伝。って誤魔化した]*
 

(523) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:綿見ちゃん ――

[ 綿見ちゃんって言いかけたの、>>519
 ばっちり聞かれてた。
 そして、晴れて綿見ちゃんから
 ちゃん呼びの許可が下りた!
 うっかり口を滑らせてみるものだね! ]

 わあ、ありがとう。
 ……わっ、プリンだ。

[ 渡された袋を覗き込んだら、美味しそうなプリン。
 これってもしかしなくても手作りよね?
 綿見ちゃんの手作り!
 あの綿見ちゃんが、手作りのプリンを持って、 
 お見舞いに来てくれた。
 胸がいっぱいになってしまう ]

(524) takicchi 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 胸いっぱいになってきゅんとしてたら、
 綿見ちゃん、回れ右して帰ろうとした。>>520
 思わずえっ!?って言った私の顔は、
 捨てられそうになってる犬みたいだったかもしれない。
 諦めたように綿見ちゃんは椅子に座ってくれた ]

 ……あはは。図太いの、私だったね。
 死に損なっちゃった。
 
[ 校舎の主なのにとぼけるような、
 そんな図太いは自殺なんかしない。>>3:508
 そんなことを言った私が結局校舎の主だったんだから、
 笑っちゃうよね。
 いや、あの時私は本当に記憶がなかったし、
 とぼけてるつもりはなかったんだけど ]

(525) takicchi 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 でも、悲惨ではなかったかな。
 私、死に損なってよかった。
 こうやって綿見ちゃんのこと、
 ちゃん付けで呼べるようにもなったし。

[ そう言って笑う私は、確かに自分が思うより
 図太かったかもしれない* ]

(526) takicchi 2021/06/19(Sat) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 心残りのバレンタイン・マナ ──

[いっつも怒られ続けているらしい俺だけど
あっでも名誉のためにいっとくと!いっとくと!!
多分怒られてる大概の理由は「煩い」なのであって

マナのことを傷つけるようなこととか、
マナを否定するようなことは俺は!してない!って
あの、えっと消極的に………言っておきたい………
ごめんだんだん自信がなくなってきた…… >>512]
 

(527) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 出来レバレンタイン……
 いや、でも別に誰彼構わず
 手作りチョコ欲しいとかじゃねーから!
 マナのが!いーの!

[って大声で言ったから、
ガッツポーズモブ男子が後ろで振り向いて
ピュゥって口笛を鳴らした。
あとで俺もそいつも叱られる。確定。

あっ、たぶんこういうとこです(察し)]
 

(528) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[マナの手作りお菓子、
食べたかったてのもあるけど。

そもそも、俺からの好感度が高いほど
結果的に距離が近めになる傾向があるんで。>>0:452
マナ側からは邪険にされてたかもしれねーけど。

わざわざパンツ覗いたり。
小学生男子みたいだろ、わかる。
人形に会いに行ったときも、
暫くそこ、離れらんなかったり。

つまりはそういうこと。言わせんじゃねー。]
 

(529) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だから当日マナにふたつも袋を貰えたら。
多分目に見えてニコニコしてたんじゃないかな]
 
 めっっっっっっちゃありがとう!
 嬉しい。

[やっぱり俺は満面の笑み。
帰ってから食べて、それが美味しければ
めちゃめちゃ美味い美味い言いながら食べただろうし

翌日には引かれるレベルで礼を伝える

そうだなじゃあ
俺は68(0..100)x1回くらいのありがとうを。

あとはデザインセンス6(>>0:192)のマナのチョコが
チョコの形をしていたことだけは、今は切に願ってる。]*
 

(530) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 15時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

ししゃもん 2021/06/19(Sat) 15時半頃


【人】 店番 ソフィア

— バレンタイン大作戦with炭蔵くん —

[>>481そこそこな出来栄えの義理チョコを渡しつつも、
今日の炭蔵くんが私の渡したチョコ以外に貰えていないことを知れば、
目を丸くして驚いただろうと思う。]

 あっ、そうなんだ……。
 でも炭蔵くんなら大丈夫だよ。絶対。

[>>482推薦は通らなかった。それはあまりにも意外で。
思えば、彼の父親のスキャンダルのニュースを目にしたことがある。
まさかそれが直接の繋がりになっているなんて、
庶民の私は想像もできていない。]

(531) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア


 私はねー、

[私が住んでいる場所からも近い大学の名前を挙げる。]

 そこの、心理学部。
 入試は大丈夫だったし、ほぼ確定したようなものかな。

[進路は、あの校舎に閉じ込められる前からの志望校だったけど、
今はより明確に志す気持ちが強い。

両親とがっつり相談して、家から通える距離と学費、
その他もろもろを折衷しつつ、今の私にとってやりたいことを最優先にして、
ようやく決断することができた。]

(532) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア


 なに?

[受験の話の後、炭蔵くんの様子が何やら変わる。
そして告げられるのは、5歳の頃の事件の話。>>484>>485

それを聞いて私は、しばらく固まっていた。
まさかこんな時に、まさか炭蔵くんから、
その話が出てくるなんて思わなくて。

大きく報道もされた事件だもの、
知っている人はどこかにいるとは思っていたけれど。]

(533) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア


 あ……うん……。
 そう、なんだ……。

[すぐに言葉が出てこない程度には動揺した。
拐われた瞬間のことはフラッシュバックするけれど、
あの時、近くに誰かがいたことは覚えていなかった。

お互いに、5歳の子供だ。
もし炭蔵くんが行動を起こしてくれていたとして、
それでどうにかなったなんて思えないし、想像もつかない。

でも、例えば……そうだな。
少しでも救出が早まって、そうしたら私もぼたんを生み出すことが無くて、
両親も美沙さんも私をそこまで気にせずに放任して……]

(534) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア


 いいよ、そんなの。

[ダメだ、考えても想像がつかない。
少なくとも、炭蔵くんがどうしようと今の私は今の私だから。
彼が抱えているであろう罪悪感なんて、いらないものなんだ。きっと。
だけどその罪悪感と後悔が、炭蔵くんを炭蔵くんたらしめているのならば。
私に言えることが、何かあるんだろうか。]

 ……私は生きてるし、
 毎日、楽しく過ごせているから。
 いいんだよ。

[怒りもしなければ、軽蔑もせず、嫌悪もしない。
だけど、その後悔を否定もしたくなかった。
私は、それらの複雑な感情が入り混じった、困惑した笑みを浮かべる。>>486]

(535) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……今の炭蔵くんならきっと、
 同じような目に合いそうな子を見かけたら、
 絶対に助けてくれるんだって、信じてるから。

[そうでしょ、無敵の委員長。
だからこれからも頑張ってね、よろしく!って、
義理チョコに乗っけて、私はそうエールを贈るんだ。*]

(536) myu-la 2021/06/19(Sat) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— せいさん≠終えた日 —

[もっと子どもの頃なら走って怒られたかもしれない店内、
 今のわたしたちには窮屈で、上手に身動きもできない。

 大人になるってこういうことなのかな。
 いろんなものに雁字搦めになって、
 自由に手足が動かなくなる。
 周りを壊していいならもっと自由になるけど、
 わたしたちはたぶん、そういうタイプでもない。

 ままならないねぇ。
 わたしは向井くん>>473に頷きながら、
 子どもじゃ届かない位置にある商品へ手を伸ばした。]

(537) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


  スイッチが役に立ったなら嬉しいよ。
  それでも、さ。
  どうにも、ロボットにはなれないねぇ。

[わたしたちは人間だから、迷うし、間違う。
 プログラミングされた行動じゃ生きていけない。

 わたしの無駄だらけの言葉を向井くん>>474は待ってる。
 お互いテンポはゆっくりだけど、
 置いていくのはいつもわたしの方だった気がするから、
 すこしだけ新鮮だなって思った。]

(538) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……うん、そうだね。
  もうちょっと、力を抜けたら。

[わたし、そういうところはやっぱり不器用だから、
 今はまだできたらいいなって願望。

 手始めに、発端を挟まったそいつ>>472に押しつけて、
 その先の誰かを考えるのをやめた。

 向井くん>>475が静かな声で話すから、
 わたしも水が身体へ染み込むみたいに
 すんなり受け入れられたのかも。
 あの日、校舎の果てでも思い浮かべた向井くんの声だ。]

(539) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[向井くんらしいな>>476ってわたしは思う。
 わたしの世界の向井くんはこういう人。

 突発的な出来事に弱くて、
 だから丁寧に事前に準備をして、
 真っ直ぐに一直線に、自分の決めた道を進もうとする人。

 時にはそれが叶わなくて足元を見失ったりするけど、
 ……今の向井くんは、それでも大丈夫な気がした。

 だって、「おおらかでいたい」って言う声が、
 わたしの耳に優しく届いたから。
 もし石橋がなくなっても、苦しくなっちゃうかもだけど、
 それでも、また前に進めるんじゃないかなって。]

(540) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[やっぱり全部、想像ではあるんだけど。

 今のわたしは、向井くんのために泣いてくれる人が
 いるってこと、知ってるから。
 普段、あんな顔しないのにね。初めて見たよ。
 あなたは愛されてる。

 だからこそ、もう誰の涙も廊下を濡らすことが
 なければいいなって、わたしは思う。

 思いが滲んだわたしの表情は、きっと優しいものだ。]

(541) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


  あは、お店を出ても大きいままかもよ。
  向井くんに追いつくには、まだちょっと遠いけど。

[眩しそうに笑ったまま、わたしは向井くんの背中を追う。
 無事せいさん≠終えたわたしたちが外に出た時、
 わたしはまだ大きいままだったかな。

 ……結果は分かってるけど。今後に期待、ということで。
 成人するまで可能性は残るって聞いたことあるし。]*

(542) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そうしてわたしたちは帰路につく。
 先生>>477の作るフーセンは綺麗に膨らんで、
 日没前の濃い橙色に染まっている。

 わたしも挑戦してみはするけれど、
 ぷすー……ってすぐに萎んじゃうから
 ゆっくりゆっくり、先生の声に合わせて挑戦する。

 ガムの味がすっかりなくなった頃、
 小さな丸を作ることには成功したんじゃないかな。
 わたしたちは夕暮れの自転車置き場で向かい合った。]

  そんなに全部、持っていっちゃうの?

[置いていったっていいのに。でも向井くんにとって
 10円玉が喉につっかえたままの異物でなくなったなら、
 楽しいって言えることになったなら>>3:362
 それでいーやって思う。それがいーやって思った。

 だからわたしは向井くん>>478に、うんって頷いた。]

(543) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ばいばい。で、めでたしめでたし。
 物語をおしまいにしようとしたわたしに声がかかる。

 待ってたよ。待ってるよ。>>479
 だからわたし、向井くんの言葉を真正面から受けた。]

  ……それ、誰から聞いたの。

[あ、誤解しないでね。わたしの声に咎める音はない。
 答えを聞きたがっている訳でもなくて、
 どちらかといえばちょっと気まずそうな、
 あるいは恥ずかしそうな、そんな声。

 さらに向井くん>>480が次の今度≠増やすから、
 わたしが本の裏表紙を撫でることは叶わない。]

(544) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


  …………まだ、分かんない。
  けど、よかったって思えたら、いいな。

[わたしは現実に戻ってきてから初めて心情を零した。
 深呼吸、二回。口の中のガムがもたつく。]

  だからその今度、ちょっと先になるかもよ。
  それでも、いいなら……、

  また、会おうね。

[ちょっと先とか、いつかとか、
 わたしが向井くんに渡せる言葉は曖昧で、
 未来の予定に記入するにはあまりにも弱々しい。
 でも、できたらいいなって気持ちは本当だから、
 わたしは夕暮れに紛れて微笑んだ。

 今度はわたしが見送ろうかな。
 向井くんが小さくなって、わたしも反対へ歩き出す。]

(545) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


 [またね、またね。
   ——いつか、またね。]*
 

(546) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 16時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― デートのはなし ―

[ちなみに俺の恰好はと言うとフッツーに
ジャケットとパーカーとジーンズです。
特に奇を衒った格好はしない。顔がいいからね!

待ち合わせ時間ほぼジャストくらい、
時計台に向かってゆるゆる歩いていると
遠目にシルエットが見える。>>493

少し前に着いてるの炭蔵らしくて
律儀だなーとか思っていると
通りすがりの女の子から逆ナンされてしまった。

まあそんなに珍しいことでもない。
結構可愛かったし、普段だったら
LINEくらいは交換したかもだけど
今の俺は人を待たせているので。
ごめんね〜って軽くあしらって通り過ぎようとした所で
炭蔵が割って入る様に声をかける。>>494]

(547) guno 2021/06/19(Sat) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんなわけでやや強引に人の輪から抜ける。>>495
結果的に助け出された形になった俺は
目をぱちくりさせた後に、けらけらと笑った]

あはは。
すげー、ユーガなんか俺の彼氏みたい。カッコイー。

[多分炭蔵は女子と付き合ったことないと思う、
ないんじゃないかなあ?ないよな?
なまじ堅物っぽいだけにこういうことされると
ギャップでグッとくる女の子いそうだなって感想再び。

なんにせよ連れ立って適当に歩きながら、
行き先の相談をする。>>496]

(548) guno 2021/06/19(Sat) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


サボテン……

[いや、めちゃめちゃ炭蔵らしいけどね!
そういうとこ嫌いじゃないけどね!
でもホムセンはどうよ。
んーと考えた後、彼の提案に頷いて。]

おすすめっつーか、
普段皆で遊びに行くのは賑やかな場所が多いかな。
せっかく歓楽街まで出てきたんだしさあ。

おっけー、じゃあこの近くに
でっかいアミューズメント施設あるから、
取りあえずそこ行こ。

[ゲーセンとボーリングが一体型になったやつ。
ひとまずはそこを目指しながら。]

(549) guno 2021/06/19(Sat) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ユーガはさあ、
こ―ゆー風に遊びに行くことってあんまないの?
彼女……じゃなくてもほら、他の友達とかとさ。

[行かなさそうだな〜〜〜!!!とは言いながら思ったが、
別に同級生の友人がいないわけでもなかろう。
一体いままでどんな私生活を送って来たのか、ちょっと気になる。炭蔵祐駕の生態。]

俺もさ、男の友達と二人で遊びに行くことって
実はあんまないんだよねえ。だからなんか新鮮。

[それに彼とこんな風に遊びに行くことになるなんて思ってもなかったな。いやあ不思議。*]

(550) guno 2021/06/19(Sat) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

— いつかの金曜日 —

[月曜の放課後は音楽室。
 昇降口でひとみちゃんに会ったら一緒に帰って、
 金曜日は乃絵ちゃんのお見舞い。

 中学校の頃にはどれひとつなかった予定、
 何なら内ふたつは3年生になってからのものだ。

 わたしの世界はピアノを中心に回っていたのに、
 いつの間にかそれ以外のことがたくさん増えていた。
 それ以外に名前がついて、手放せなくなってた。

 どうにも、困っちゃうね。]

(551) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  そう、駄菓子屋さんで買ってきたの。

[待ってたって乃絵ちゃん>>489が言うから、
 わたしの心は弾む。
 わたしがこんな気持ちになる人、多くないんだよ。
 乃絵ちゃんはそのこと、知ってるのかなぁ。

 乃絵ちゃんがお土産>>490を眺めている隙に、
 わたしは病室へたどり着くまでジロジロ見られていた
 原因を取り出した。]

(552) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃん>>491の反応に満足したわたしは、
 サイドテーブルの高さを調節して、丸椅子に腰掛ける。
 乃絵ちゃんのリクエストは可愛い曲。>>492
 わたしはすこしだけ考えて分かったって頷いた。]

  じゃあ、いくよ。

[鍵盤も小さくて、音域も限られていて。
 だからわたしが奏でるのは童謡みたいに簡単な曲。
 メロディーラインばかりで演奏というには憚られたけど、
 幼い頃を思い出すようにわたしは鍵盤に触れた。]

(553) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[おもちゃのピアノは音量も小さければ、伸びもない。
 ちょっとオルゴールみたいだなってわたしは思った。
 それでも個室とはいえ、長々と続ける訳にもいかない。
 わたしのミニコンサートは本当にミニミニで終わる。
 乃絵ちゃんが拍手をするから、大袈裟だよって笑った。]

  おやつ?

[わたしがピアノから手を離したら、
 乃絵ちゃんがおやつがあるって教えてくれた。

 怪我だから、食事制限は少ないのかな。
 お土産にお菓子持ってきたわたしが言える立場じゃ
 ないんだけどね。だって小っちゃいし。わたしは頷く。]

(554) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  あ……。

[乃絵ちゃんが取り出したのは苺大福。
 わたしはお店で売っている物しか見たことない。

 でもわたしには思い浮かぶ出来事があった。
 乃絵ちゃんが好きな苺の話。
 お母さんが手作りしてくれたこと。

 祈るように乃絵ちゃんの帰還を待ってた、
 あの夜のこと。

 確かめるように乃絵ちゃんの顔を見た。]

(555) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  よかった、ねぇ。

[はじめてお見舞いに来た時とか、その次とか、
 わたし、乃絵ちゃんの調子やこれからのことについて
 聞けたかな。たぶんわたしから尋ねたと思う。

 その中にお母さんのことも含まれてたかもしれないけど、
 こうして改めて目にして、やっとほっとしたの。
 わたしは気持ちを正直に表情へ出す。]

  折角の苺大福なのに、わたしも食べていいの?

[わたしは乃絵ちゃんのために作ったって思ってる。
 だからそう尋ねて、
 届きやすいようにウェットティッシュをずらした。]

(556) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[冬の苺はちょっぴり酸っぱくて、
 でもそれが甘い餡子とちょうどいいバランスになってる。
 わたしはもっと甘くてもいいけど……それは好みの話。

 わたしはおいしい苺大福に舌鼓を打ちながら、
 途中、口の中を空にして乃絵ちゃんに話しかけた。]

  ……わたし、本当は去年ピアノ辞めたの。
  だからどんどん弾けなくなっちゃってて。

  でもね、どうしても離れられなくて、
  だから、その、
 

(557) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  …………ずっと、
  満足はさせてあげられないかも、しれなくて。

[現実に帰って来て、何度明日≠ェ訪れただろう。
 乃絵ちゃんも少しずつ回復に向かっている。

 それでもわたしの進路希望は元に戻らない。
 フツーの大学を受験して、フツーに就職する。
 わたしの未来はもう、音楽だけのものじゃなかった。

 食べかけの苺大福を見下ろす。]

(558) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  それでも、いいかなぁ。
  わたし、乃絵ちゃんのわがまま、叶えられるかなぁ。

[甘いだけでいられたらよかった。
 でもわたしの未来は、この苺みたいにすこし酸っぱい。

 乃絵ちゃんの未来は少しずつ乃絵ちゃんに優しくなる。
 だからなかなか言い出せなかったんだけど、
 乃絵ちゃんのお母さんが作った苺大福を食べたら
 つい本音が零れちゃった。

 乃絵ちゃんはどんな顔をしてるかな。
 わたしはおそるおそる苺大福から視線を移した。]*

(559) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 店番 ソフィア

— 女子の秘密のお泊まり会 —

[その日は朝からバタバタしていた。
部屋の掃除に、キッチンの準備。
両親も手伝ってくれて、我が家は一気に綺麗になる。

お泊まり会にうちを使いたいと伝えたら、
両親は嫌な顔一つせず了承してくれた。
娘を知らない場所に遊びに行かせて門限が破られるよりは、
自宅で目の届く場所にいるならばそれでいい、と思うことは分かっていたので。

ウキウキ気分で始まったお泊まり会。
卒業前の思い出作り、になるのかなぁこれも。

>>516クレープ作りでてんやわんやして、
綺麗に整えたキッチンはすごいことになったけど、
みんなで掃除して元通りにしたので、両親が眉を顰めることもなし。]

(560) myu-la 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 店番 ソフィア

[私の部屋でみんなが寝れるスペースを作りつつ、
中央のテーブルにお菓子を広げて摘んでガールズトーク。
こんな特別感、他じゃ味わえないね。]

 それじゃあこのへんでコイバナいきますかー?

[むふふ、と笑いながらサイコロを振って、
出た目を確認すれば、乃絵ちゃんのほうを見やる。]

 ここだけの話さ!
 ぶっちゃけ!
 誰が気になってるの!?

[>>518じりじり、乃絵ちゃんに話を迫りながら、
右手の指に掴んだオレンジ味のグミを乃絵ちゃんの口元へ。
これはまるで自白剤だと言わんばかりの雰囲気で食べさせつつ、
さて、乙女の秘密を聞き出すことはできたかは、果たして?*]

(561) myu-la 2021/06/19(Sat) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― バレンタイン戦線 ―

[月日は流れてバレンタイン。
世の男女にとっては
ちょっとしたイベントがやって来る。

浮足立ってるのは女子だけじゃなくて
男子同士水面下でチョコ貰う数競ってたりするし>>481
女子に頼み込むやつもいたりする>>528

とは言え俺は義理も本命も含めて
大体二桁貰うのが平常なので
今更騒ぐようなことも然程ないというか
周りの扱いも何かそんな感じ。>>497

現在の俺のスタンスとしては
義理も本命もくれるものは全部貰うけど
明確な告白は断る、そんな風に過ごしている。]

(562) guno 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんな折。
クラスの皆に配り歩いてた番代が
チョコらしき包みを持ってきた時も
ありがと〜って言いながら受け取ろうとしたけれど。>>427

彼女が真顔なのを見て、ん?と首を傾げ。
続いた質問にはこちらも神妙な顔になってしまった。

裏でそういう噂が流れていることは
なんとなく知っていたし、
全く事実無根というわけでもないので
特に否定もしてこなったけど。
今になってそれを聞かれるとは思ってなかった。

はぐらかすかどうか一瞬迷ったものの、
真剣に聞いてるっぽいしなーって。]

(563) guno 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

………んっとー。

中学の頃に、告白されるまま
付き合ったり別れたりを
繰り返してた時期があるんだよね。

だから泣かせてたのは嘘じゃない…かな。

あ、でも二股とかはかけてないし
今は彼女いないよ。これもほんと。

[と、話せる範囲で正直に答えてみたけど。
さて、チョコは貰えただろうか。]

(564) guno 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして一通りが終わった後。

男子達の戦績発表会で
モテの話題が聞こえてきたものだから
つい横から口を挟んだりしつつ。>>497>>498]

実際は義理の顔した本命も
あるんじゃないかな〜って俺は思うけどね。
レン、奥手ボーイだから。

[なんて適当に相槌を打ちつつ
戦利品をもぐもぐ頬張っていた。
以前にも鳩羽とこの手の話をした身としては、
色々複雑なものもあるんだろうなと察しはすれど
へらへら笑う鳩羽にも>>522>>523
特にこの場で追及する気はなく。]

(565) guno 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


まーでもレンが友達のつもりでも
周りまでそう受け取るとは限んないから?
せーぜー気を付けることだね。
恋とは気付いたら巻き込まれてるものだよ。

[特定の女子にチョコくれって大声で頼むとか>>528
誤解されても文句言えないと思うしな。

色んな実体験を篭めてやや遠い目で
含み笑いを浮かべたとか何とか。*]

(566) guno 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 女子4人のお泊まり会 —

[ひとみちゃんの家までやって来た時、
 わたし少しの間、夢みたいな気持ちで扉を見てた。]

[わたしはひとみちゃんの騒動を話でしか聞いてないから、
 ひとみちゃんのお父さんとお母さんに会うのははじめて。
 快くお泊まりを許可してくれたらしいご両親>>560に、
 わたしはアマクテオイシイお菓子を渡す。]

  暮石です。今日はお世話になります。

[そんな最初の印象も、
 クレープ作りで吹き飛んじゃったかもしれないけど。
 ちなみにわたしが綿見さんにストップをかけられたのは
 21(0..100)x1回くらいだったかな。]

(567) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  前にね、レシピ挑戦してみたんだけど、
  緩さを上手く調節できなくて量が増えちゃって……。

[綿見さんが帰った後、わたしと乃絵ちゃんが挑んだ
 夜のクレープ作りの話をしてみたけど、
 綿見さんはもう知ってたかな。]

  こうしてると、ちょっと試作の頃を思い出すね。

[文化祭の前、わたしが調理班をちょっとお手伝いした時。
 綿見さんが作ったミルクレープ、美味しかったなぁ。

 あれきりだと思っていた特別な時間が
 当たり前みたいにわたしの一日にあって、
 ちょっと脳がバグっちゃいそう。]

(568) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……茉奈、ちゃん。これでいい?

[わたしが綿見さんを名前で呼んだのも、
 わたしのバグってことにしておいて。
 綿見さんと目があったら、
 わたし、ちょっと照れたみたいに笑った。]*

(569) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

[お掃除まですっかり終わって、夜。
 わたしたちはひとみちゃんの部屋の中。
 借りた布団を並べたら、距離は保健室より近くなる。]

  ……。

[コイバナって言い出したのはひとみちゃん。>>561
 サイコロが示したのは乃絵ちゃん。>>518
 乃絵ちゃん>>516はわたしと一緒に買いに行った
 パジャマ姿で目に見えて困惑してた。

 ちなみにわたしのパジャマはフツーだよ。
 普段触れないから、
 猫や犬みたいに動物の柄が多いかな。

 そんなことは置いて、わたしは乃絵ちゃんに微笑む。]

(570) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  最近、何か考えてること多くない?
  わたしの気のせいならいいけど、
  話してみるのもいいかもよ。

[意地悪じゃないからこそ逃げ場を塞いでしまうかな。
 でもわたしじゃ力になれない分野だから、
 ひとみちゃんがいる場の方がいいんじゃない、って。

 ほら、前に咄嗟に出てきた話>>1:241
 恋に纏わるものだったから。
 ひとみちゃんとの帰り道、
 恋の話題がでてきたこともあったかな。

 ねって、わたしはひとみちゃんに同意を求めて、
 わたしは乃絵ちゃんを見てる。

 そうやって、わたしの初めてのお泊まり会は、
 フツーに楽しく過ぎていったんじゃないかな。]*

(571) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 18時頃

【人】 架空惑星 レン

── バレンタイン戦線・ユキ ──


 ええー まじでー?
 言わないとわかんないじゃんかよ!!

[モテKINGのユキが「義理の顔した本命」とか言うなら!
そんなん言われねーとわかんねー!!って騒ぐ。>>565
あと、逆の忠告も…………受けたけど。>>566]

 や、俺はだいじょぶだろー!

[なんてへらへらっと笑う。]
 

(572) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[含み笑いでこっちを見るユキを見、
ある程度いろいろと話した仲だ、
ユキの事情とか、俺が話したあれこれとか…

そりゃこう、いろいろ頭ン中で
いろいろ思うこともあったけど

こっちに向いた他の視線を感じたらきっと]

 恋に巻き込まれるっつーことは
 モテるってことだろ!
 モテてーなーーー!!!!

[って。敢えて茶化して
へらへらと笑う姿があったかもしれない。]*
 

(573) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 18時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ ちなみにもしも、シンがこの話を聞いていたら。
もててーって言う俺の姿と、
もてなくていいやっていう俺の姿>>523
両方を目にすることになるのだけど。

……さあて本心はどっちやら。 ]*

 

(574) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 18時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

ししゃもん 2021/06/19(Sat) 18時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— バレンタイン —

[当日か、あるいは少し前のことか。
 受験シーズン真っ只中でも
 高校生がイベントごとを無視できるはずもなく、
 その日の教室は普段と少し違う空気がした。

 ひとみちゃん>>424は大きな紙袋を持ってきていて、
 綿見さん>>515もブラウニーを作ってきたみたい。
 乃絵ちゃんはどうだろう。もう退院できてたかな。

 そんな中、わたしはいつも通り民衆に埋もれる。
 だって去年までわたしの友達はひとみちゃんだけで、
 誰かに渡すなんてこと考えてこなかった。

 わたしの鞄には、いくつかの包みが入っている。]

(575) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[1個10円のチョコを数個入れただけの透明な袋。

 向井くんに教えてもらって以来、
 わたしは時々あの駄菓子屋さんへ寄るようになった。
 あの時せいさん≠オてくれたおばあちゃんに
 顔を覚えられちゃったよ。

 ——それが、わたしの友達の数だけある。
 わたしは賑やかな声を聞きながら鞄をつついた。]

(576) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[最初はひとみちゃん。

 わたし、いつからひとみちゃんのこと、
 友達って思ってただろう。
 きっと去年のバレンタインには間に合ってたよ。
 でも勇気がでなくて何も渡してなかった。]

  はい。

[ひとみちゃん>>425の流れに紛れ込んで、
 わたしはひとみちゃんに透明な袋を渡す。
 受け取ってくれたらそれでいいから、
 配布の邪魔をしないよう、すぐ離れるつもり。]

(577) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃんは学校に来てたかな。
 まだ入院中なら、放課後に届けに行くつもり。

 乃絵ちゃんと友達になって初めてのバレンタイン。
 共にクレープを焦がしたわたしは潔く既製品を選んだ。]

  いつものと……これはちょっと冒険したの。

[中身はイチゴ味をメインに違う味も。
 乃絵ちゃんはどれが好きだろう。
 受けっとてくれるかなぁ。]

(578) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[時期とかタイミングとかで、もう少し数は増えるかも。
 減ることはない。わたしは最低3袋、チョコを持ってた。

 わたしの耳に、力強い喜びの声>>530が聞こえる。]

  ……よかったねぇ。

[思わずそう呟いてしまうくらい、
 鳩羽くんは嬉しそうな表情をしていた。
 目の前には綿見さんがいて、
 ひとみちゃんのチョコ>>450も持ってたかな。

 側で話していなくても、先日の大声>>175>>178>>528
 ガッツポーズ男子以外にも当然届いていて、
 わたしもその中の一人だ。

 誤解>>566とまではいかなくとも、
 わたしはわたしを他人事に置く。
 手元を見下ろした。]

(579) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  うーん……。

[別にいいんだけど、周りが気にするんじゃないかな……?
 わたしの思考はそんなところ。

 結局放課後まで、
 わたしの鞄には最低1袋のチョコが残り続けた。]

(580) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  うーん……?

[そして、あっという間に放課後が訪れた。
 わたしは自販機であったかいココアを購入しながら、
 未だ解決しない悩みを抱える。
 何も用事がないのにすぐ帰らないのは初めてのこと。

 一人になった瞬間に渡せばいいかと思ったけれど、
 鳩羽くんが一人になることって少ないのかな。
 少なくともわたしは今日遭遇できなかった。

 その結果がこの状態だ。
 わたしはココアがぬるくなるのを待って校舎を歩く。]

(581) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くんがいたのはどこだったかな。
 後生だからちょっとだけ一人でいてほしい。
 わたしは鳩羽くんへ近づく。]

  れんくん。

[わたしが鳩羽くんの漢字を知る頃には、
 すっかりわたしの鳩羽くんを呼ぶ音が定着してしまった。
 ほとんど違いはないんだけどね。

 わたしは鞄から袋を取り出そうとして、
 手元のココアに阻まれ動きを止めた。]

(582) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  じゃあ……まず、はい。
  ココア買ったら、ちゃんとココアが出て来たの。

[わたしは少し悩んだ後、鳩羽くんにココアを差し出す。
 買ったのは通学路の自販機じゃないけど、
 何なら今回は紙コップだけど。
 わたしはお茶目な神様>>0:345を思い出して笑った。]

  あとこれね。

[鳩羽くんは受け取ってくれたかな。
 わたしは自由になった両手で鞄を開けて、
 みんなにあげたものと同じ袋を差し出す。]

(583) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  会えてよかったぁ。
  それじゃ、また明日ね。

[これでミッションコンプリート。よかったよかった。
 目的を果たしたわたしは満足そうな表情で、
 そのまま鳩羽くんに明日を告げた。]*

(584) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時頃

【人】 店番 ソフィア

— バレンタイン大作戦with柊くん —

[聞くならば最後の機会、と思って臨んだバレンタイン。
あれから噂の元を探ってみても、何も確証は得られずに、
もやもやしてばかりだったから、本人に確かめるしか無かった。

柊くんと一緒に寄り道をして遊んだ帰り道を覚えている。
こちらが一方的に距離を取って終わらせたことも。
開いた距離感は戻ることなく、とうとう今に至るわけで。

そこのところの答えをようやく、直接聞けた。>>564
……今までは確かめる勇気すら無かったこと。]

(585) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア


 そっか。
 ……そっかぁ。

[女癖が悪い、というよりは、節操が無い、という感じ?
そしてそれが本当かどうかを確かめる術も無い。
だけど私は信じたかった気持ちがある。
退屈な私の放課後に彩りを加えてくれた彼のことを、
私を傷付けるために一緒にいてくれたわけじゃないって。]

(586) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア


 柊くんのこと、わかんなくなってさ。
 一緒に帰ろうって私から誘ったのに、
 そういうこともしなくなって。

 噂はあくまでも噂だって思おうとしたのに、
 なんか、ごめんね。半分信じちゃってたから。

 ……その中学の頃の関係は、
 ちゃんと終わらせたんだよね?

[確かめるように、もう一度じっと見つめる。
彼の交友関係に口を出せる立場ではないけれど、
今はもう、そういうことをしていないという言葉は信じたい。]

(587) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア


 話してくれてありがとう。
 柊くんと一緒の帰り道はすごく楽しかったよ。

[ちょっとだけ、夢を見せてもらったしね。
……とは、言葉にはしないけど。]

 はいこれ、義理ね。

[疑惑を抱いていた彼へ、これで区切りとでも言うように。
義理チョコの義理部分を強調しつつ、68点のチョコを渡そうと。*]

(588) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

Pumpkin 2021/06/19(Sat) 19時半頃


【人】 店番 ソフィア

— バレンタインwith芽衣ちゃん —

[>>577そしてその日、友チョコを貰った。
配布の合間に芽衣ちゃんから透明な袋を渡され、
ちょっとびっくりして跳ねる。]

 わ! ありがとー!

[バレンタインは友チョコの交換も乙だよね!
と、私も28点の出来栄えのチョコを取り出して、渡す。
お互いのバレンタインはそれぞれ忙しいだろうから、
離れていく芽衣ちゃんの背中を見送りつつ、貰った袋を握り締めた。*]

(589) myu-la 2021/06/19(Sat) 19時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── せいさん≠終えた日 ──

[ もう半分大人みたいな18歳が、
 どうりで身動きがとれないわけだった。>>537

 雑多に積み上げられた棚の駄菓子や、
 子どもなら邪魔にもならない位置に、
 無造作につるされたカラフルなおもちゃを、

 壊さないよう、蹴散らさないよう、
 慎重に手足を運ぶやさしいふたりだった。]
 

(590) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……それでいいよ。
  ロボットだったら駄菓子も食べれないし。

  もっと出来のいい人間になれたら、
  本当の本当によかったんだけどね。


[ それこそおおらかで寛容な、ね。
 とはいえ、これものんびりと慎一は言う。

 もしもなんにでもなれるならなりたいもの。
 それは結局のところ夢物語でしかなくて、
 慎一にとっては寝て見るほうの夢だから、

 もしも君にとっては目を開けて見て、
 欠片だけでも掴めるようなものだったら、
 やっぱり「よかったなあ」って慎一は思うよ。]
 

(591) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 駄菓子屋を出た暮石は、
 慎一の目には等身大の暮石だった。

 20cmくらい低いとこに頭があって、
 慎一のより狭い歩幅で歩きながら、
 へたくそなフーセンを破いている。>>543

 その光景にきゅうっと目を細めて、
 「不器用だなあ」って慎一は笑っていた。

 それとおんなじくらいの温度で、
 「全部持っていくよ」とも言う。>>543]
 

(592) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 高校生活とともにおわり≠ナ締めくくる物語。

 きっとそれじゃあさみしいから、
 目下つづく≠ノ書き換える作業をしてる。

 まっすぐ正面から問い返す暮石に、>>544
 いつかみたいに棘のある雰囲気はなくて。]


  ユーガが言ってた。
  別に自慢されたんでも、
  なんでもないんだけどね。


[ 気恥ずかしそうな声。
 珍しい一面を見た気がして、
 やっぱりここでおわり≠ノするのは惜しいから、]
 

(593) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……うん、いいよ。
  暮石がよかったって思えたら、
  いつか♂エも聞きたいなあ。


[ 曖昧なまま未来の話をしよう。
 あ、でも。見通しが立ったら教えてね。

 いつか。またね。また会おうね。
 はっきりとした輪郭を持たない約束が、
 ふんわりと夕暮れ時の空気を漂っている。

 また今度≠ヘ実現されたのだ。
 いつか、またね≠烽ォっとある日今≠ノなる。

 そう信じているから、
 もう一度だけ大きく手を振った。*>>545]
 

(594) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・バレンタイン談義 ──

[ 番代のチョコにかじりついた慎一は、
 「うっ……」ってなって紅茶を飲んだ。

 口直し(失礼)にと、
 綿見作の義理ブラウニーの袋を開けつつ、
 ほかに、バスケ部マネ一同からのやつとか、

 要は気持ちが重たくないやつばっかり、
 慎一の前にいくつか並んでおり、
 そしてそれを速攻で食べてる慎一だった。

 かるうい気持ちで自分が振った話に、
 鳩羽と柊がやり取りするのを見たりしながら。]
 

(595) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  チョコはチョコじゃん。
  ポッキーでもチロルでも10円チョコでも。


[ カウントしちゃおうよって言う慎一だ。>>522
 そういうことなら慎一も、
 妹の失敗作を10個は食ったから数えたい。

 そして、鳩羽のいうところによると、
 鳩羽の家にはダメ親父がいて、
 だからモテなくってもいいらしい。>>523

 でも、柊のいうところによると、
 義理の顔した本命説もあるらしい。>>565
 ついでのような諸注意をほほーんと聞く。>>566]
 

(596) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そしてモテなくてもよかったはずの鳩羽が、
 「モテてーなーーー!!!」と叫ぶので、>>573

 ブラウニーがおいしいなということと、
 モテと遺伝の相関について考えてた慎一は、
 やっぱり、少しだけビクッと顔を上げる。

 鳩羽にモテ期が来ないのと同じくらい、
 その叫び癖が慎一にとっては「なんで?」だよ。

 口の中のものをきれいに飲み込んで、
 それから理解しがたいって顔で口を開く。]
 

(597) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  友だち付き合いこんなにうまいのに、
  恋愛になったら急にダメなことなくない?
  どっちもおんなじ人付き合いじゃん。

  レンとつるんでるの楽しいし、
  いろいろ、ラクだよ。なー、ユキ。

  っていうか結局、
  モテたいの? モテたくねえの?


[ 尚、慎一は鳩羽の親を知らないので、
 ダメ親父とやらにはノーコメントだ。

 このあとの議題に関わってくるので。
 どっちなんだよって点に関しては、
 このタイミングで一応確認をしておくね。]
 

(598) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ なんともややこしい話だと思わない?
 慎一は思う。なんともややこしいよね。

 モテたい≠ヘ男子高校生の夢だけれど、
 こんな面倒な問題が伴うなんて知らなかった。

 まあ、慎一の母国語は日本語で、
 「好き」は「好き」でしかないので仕方ない。

 仮に英訳の問題の中での「好きです」は、
 I love you≠ナもI like you≠ナも、
 おそらく得点はもらえるので問題もなかった。

 たぶん、そのへんのややこしさについては、
 みんなには遅れて実感を伴うんだろうから、
 そのときには先輩として相談に乗ってよ。]
 

(599) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ってことで……今のところは!
 現時点での大先輩ともいえる、
 柊パイセンの説法をよく聞いておこう。>>566

 恋とは気づいたら巻き込まれてるもの。
 何かが巻き付いてるはずもない軽やかさで、
 またブラウニーをひとかけ摘まみ上げながら。*]
 

(600) nabe 2021/06/19(Sat) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

── バレンタイン・メイ ──

[ユキから告げられる忠告通り………>>566
とまではいかねーのかもしれないけど。

まさかあんなことやこんなことを
よりによってメイに聞かれ、
さらには見られているとは知らない

ましてや手元の小さな袋ひとつめぐって>>581
解決しない悩みを抱えられているとはいざしらず
たぶんね。のんきに放課後を過ごしてた。

多分部室に後輩冷やかしにいったり、
隣のクラスの奴らに声かけたりして
ひとりになることも少なかったうえ、
たぶんあちらこちらを歩き回ってたんだろう。]
 

(601) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[俺がようやく昇降口に足を向けたのは
もう間もなく下校の時刻になろうという頃。]

 おう、メイ、

[メイの「れんくん」にはだいぶ慣れた。
最初はなんだかさあ、くすぐったかったけど。
呼ばれればいまではきっと、いつもどおりだ。]
 

(602) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[………いや、どうだろう。

例えばまだ時々、学校で。
少しでももやもやすることがあったとて。>>356
まあそれは、なにか思うことがあっても、
笑顔を作っちまうとかそういうアレコレだけど

れんくん、と呼ぶ声ひとつで、
ニセモノじゃなくてホンモノの笑顔になるくらいには
効果は絶大だったから。

だから「いつもどおり」っていうのは
またちょっと、違うのかもしれない。 ]
 

(603) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ココア?
 え?あ、うん、ありがと…?

[手渡されたのはぬるいココア。
あの日、運命に見放された飲み物を思い出す。
え、でもなんでココア。

それから差し出されたのは透明な袋。
中にはチョコがいくつか入ってた。 ]

 え。まじ?くれるの??

[もらえるとは思ってなかったそれに、
ぱちぱち、と目を瞬いて、
お礼、言うのがちょっとだけ遅くなる。]
 

(604) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でも、それは一瞬だ。
次の瞬間には破顔して、へらへら笑って。]

 ありがとう、今日イチで嬉しい。

[21点のチョコレートと出来レチョコだって、
当然嬉しかったけど。あと幾つかの義理チョコも。
でも数十円のチョコだって ── これが義理だって、
…………喜びを噛み締めたら自然と顔が綻んだ ]
 

(605) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ、待って。
 今帰り?だよね、
 途中まで一緒にいこ

[ミッションコンプリートして
満足そうなメイを呼び止めたなら、その願いは叶う?
バレンタインのプレゼントにしちゃ、欲張りすぎかな。]*
 

(606) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— バレンタイン・ひとみちゃんと —

[突然現れたわたしに、ひとみちゃん>>589は跳ねて驚く。
 予想以上のリアクションにわたしもびっくりしちゃって
 お互いが硬直するっていう不思議な光景ができたかも。]

  わ……こっちこそ、ありがとう。

[初めて、誰かとチョコを交換したんだよ。
 だからわたしはひとみちゃんのチョコが
 たとえちょっぴりロックな見た目でも
 全然気にならなかった。

 至って普通の一日を送るつもりのわたしは、
 ひとみちゃんにどう思われているか知らないまま離れる。

 お昼に食べちゃおうかな。家まで持って帰ろうか。
 見た目も大事だけど味も重要だよね。
 結局帰ってから食べたひとみちゃんのチョコは、
 75(0..100)x1点満点の味がした。]*

(607) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

── バレンタイン談義・シン ──

[ひとみのチョコはシンほどじゃあねえけど
やっぱり眉を顰めて口直しのコーラを啜る。

ちなみに手元にマナのブラウニーはあるけれど
マナの生チョコは無かったし、
メイからのお菓子も無い。

マナの生チョコは家に帰ってそっこー食った。
メイからのお菓子は、未だに食べられずに
冷蔵庫の中にとってある。

やっぱり手元に並ぶのは
気持ちが重たくないやつばっかりだ >>595 ]
 

(608) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そんなシンがついついうっかり
また「なんで?」と思うほどには
俺の発言はかなり矛盾していたはずで。>>597]

 恋愛になると難しいだろー?いろいろ。
 なあ、ユキ。

[生涯に1度しか彼女がいた事のない俺が
それもままごとみたいなデートしかしたことねーのに
先輩風を吹かせて同意を求める。
否定されたら「あれぇ!?」ってなるし
肯定されたら「だよなあ」ってドヤる。 ]
 

(609) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だけど矛盾を指摘されたら、ウッと詰まって ]

 ………モテ、たいけど。

[モテたいのは男子高校生の夢だろう?>>599
中学生の「すき」なんて「LIKE」のようなものだから
一度は「LOVE」な「すき」を伝えられたいし
今日デートだから!とか言ってみたい。まじで。]

 モテたいけど、
 付き合える気がしないから、
 モテなくてよかった…?が正しい…??

[聞くな、って言われそうだね、わかるよ。

でも誰にも好かれていなければ、
…………誰も、好きにならなければさあ。
きっと、誰も傷つけることとか、
なにかに巻き込まれることとか、ないでしょ? ]*

(610) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 21時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

ししゃもん 2021/06/19(Sat) 21時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:金曜日の芽衣 ――

[ 芽衣のお土産の可愛いお菓子は、
 駄菓子屋さんのお土産だった。>>552
 駄菓子屋さん。もちろん存在は知ってるけど、
 私は行ったことがない。
 私の中で、フィクションの世界の中で存在してるもの。
 とりあえず、机の上のお見舞いコレクションの横に
 並べておいた。
 そのうち食べる。そのうち、きっと。

 私が「待ってた」って言って出迎えるのは
 金曜日の芽衣だけなんだよ。
 金曜日に必ず芽衣は来てくれるから、
 出迎えの言葉は「待ってた」になるの ]

(611) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ おもちゃのピアノは、
 おもちゃらしい可愛らしい音を奏でる。>>554
 鍵盤は小さくて弾きにくいだろうし、
 音域だってずいぶん狭いのに、
 それでも芽衣が弾けば、オルゴールじみた
 可愛らしい旋律が流れる。
 単音じゃなくてちゃんと和音になってたりして、
 やっぱり芽衣はすごい。
 私だったらポンポン鍵盤押すだけで終わっちゃう ]

(612) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 小さなコンサートが終わったら、>>554
 私は芽衣をおやつに誘った。
 出したのは苺大福。ほうじ茶もあるよ。
 芽衣が確かめるように私を見るから、>>555
 うんって頷いた ]

 今日芽衣が来るって言ったら、
 一緒に食べたら、って。

[ 芽衣はたくさんお見舞いに来てくれた。
 そのたびに、やっぱり私は雨粒みたいに
 これからのことや、母のこと、姉のこと、
 色んな事を芽衣に話したと思う。>>556
 芽衣にしか話してないこともある。
 それは、愚かだった私の懺悔 ]

(613) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 母は私の好きな食べ物も知らない。>>2:1
 私、ずっとそう思ってた。
 母に「明日の朝ごはん、何食べたい?」って聞かれて、
 つい、試しにサンドイッチって言ってしまった日から。

 あれね、母はそんなつもりなかったんだって。
 姉も私も和食が好きだったけど、
 姉は出汁巻きが好きで、私は甘い卵焼きが好きだった。
 ずっと父のせいで、姉の好みの方が反映されてたから、
 母は私が甘い卵焼きをリクエストすると思ってたって。
 それなのに、魔が差した私が、試しにって
 心にもないリクエストをしてしまったから、
 その話、父も聞いてたから、
 母はもうどうしようもなかったんだって。
 姉のことを抹消したかった父にとっても
 その返事は都合がよかったから。
 そういえば、サンドイッチに入っている卵焼きは、
 いつもほんのり甘かった ]

(614) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そんな懺悔を芽衣にだけはしたのは、
 芽衣が私が苺が好きだって、
 私のことを見てあげてほしいって、
 母に訴えてくれたって、母から聞いたからだ。
 いい友達がいるのねって母は言って、
 そして今日、苺大福を作ってきてくれた。

 甘い餡子と苺の酸味。そしてほうじ茶。
 母の苺大福の味はやっぱり格別だった ]

(615) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 苺大福を飲み込んで、芽衣が口を開く。>>557
 芽衣が話すのは、ピアノのこと。
 芽衣が大事にしてることを知ってるから、
 私が余計に踏み込めなかったこと。
 正直、私、あの校舎だったから、
 芽衣のピアノが聞きたいって言えた。
 あの校舎に行かなければ、
 きっとまだ言えないままだったと思う。

 辞めたって芽衣は言った。
 辞めたけど、どうしても離れられなかったって言った。
 そして、満足させてあげられないかもしれないって、
 芽衣は言う。>>558
 それでもいいかなあって、芽衣は言う>>559 ]

(616) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は、食べかけの苺大福を、小皿に戻した。
 ウェットティッシュで手を拭く ]

 あのね、私、言ったよね。
 私は、芽衣のピアノだから、聴きたいの。
 別に上手なピアノが聞きたいんじゃないの。

[ あの校舎で言った言葉をもう一度繰り返した。>>5:246
 覚えてる?って首を傾げる ]

(617) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 だからね、芽衣は満足させてあげられないかもって
 言うけど、その満足の相手は私じゃないよ。
 芽衣だよ。
 芽衣が満足する、芽衣の納得のいくピアノが、
 きっと私の聴きたいピアノだよ。
 ……それって、私を満足させるより、
 ずっと難しいことかもしれないけど。

[ 私はどのつく素人だけど、芽衣は違う。
 芽衣はピアノを大事にしてる人だ。
 きっと私よりずっと耳も越えていて、
 求める理想も高いと思う ]

(618) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私、ずっと待ってるから。
 ……ずっと待ってて、いいでしょ?

[ ね?って笑って、
 私、ため息の話を聞いてもらった時みたいに、
 今度は私が、芽衣の頭に手を伸ばそうとした* ]

(619) takicchi 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— バレンタインの放課後・鳩羽くんと —
 
[わたしが鳩羽くんを見つけたのは昇降口だった。>>602
 既に下校時間が迫る校内は、ほんのり薄暗い。
 わたしは鳩羽くんがもう帰ったと思っていたから、
 その姿を見つけた時、心が弾んだのを覚えている。

 当初は慣れない様子も見せていたけど>>366
 今では気にならなくなったのか鳩羽くんはいつも通り。
 少なくともわたしには、そう見えていた。>>603

(620) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  まだ口つける前だったから大丈夫だよ。

[困惑する鳩羽くん>>604の声が聞こえて、
 わたしは鞄を開けながら事実をそのまま伝えた。
 袋を渡したら意味は伝わるかなって思ったから。]

  メインはこっちね。それはおまけってことで。

[眼鏡の向こう、鳩羽くんの目が星みたいに瞬く。
 そんなに驚かれると思わなかったわたしは、
 それはそれは不思議そうな顔をして頷いた。]

(621) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[星はすぐお日様に変わる。
 破顔って言葉がぴったりな鳩羽くん>>605の表情に、
 今度はわたしの目が星になる番だった。]

  大袈裟。……でもありがとね。

  そんなに喜んでもらえるなら、
  もっといいヤツ持ってくればよかったかな。

[まっすぐに喜ばれるとちょっぴり照れくさくて、
 わたしは瞬いていた目を細める。
 ホンモノの笑顔がわたしの前に広がるから、
 すごく、眩しかったんだよ。]

  ん? うん、用事はもう終わったから。

[鳩羽くんの質問>>606に、わたしは
 用事って伝えるのと一緒に鳩羽くんの手元を指さした。
 もちろんって頷いて、わたしは靴を取りに行く。
 ローファーはもうぐずぐずに濡れてはいない。]*

(622) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 帰路・鳩羽くんと —

  そういえば、一緒に帰るのは初めてだね。

[帰りはいつも、一人かひとみちゃんと一緒だったから。
 途中まで一緒に帰れることは、あの日の朝が知ってる。
 わたしたちは朝来た道を逆に歩いた。]

  さむ……。

[2月の空気は肌を刺すように冷たい。
 日が沈んでしまえばさらに気温が下がるだろう。
 わたしは手袋をした両手でわたしの頬を包んだ。]

(623) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  なんか、あっという間だったねぇ。

[特に校舎に迷い込んだ後から、ってわたしは呟く。
 新しく知ったことがいっぱいあって、
 わたしの心の中にたくさんの人が増えて。
 時間って足りなくなるんだなって知った。

 この寒さも過ぎれば、わたしたちの卒業は間近だ。
 わたしは同意を求めるように鳩羽くんを見上げた。]*

(624) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・バレンタイン談義 ──

[ あっちからも>>598こっちからも>>609
 柊大先輩に同意を求める声が飛んでいた。

 恋愛になるといろいろ難しい。
 同意を求められた先で柊がうなずいたかどうか。
 それは慎一の納得度合いにもそこそこ影響する。
 なにはともあれ、]


  ふーーーーん。そーかね。
  レンがダメダメなの想像つかないのに。
  そんなに違うもんかねえ。なあ、ユーガ?


[ 違うと思います? 好きと好きの違いの話。
 前髪を変えてモテ期到来……説もあったのに、
 戦利品はちょっとさみしい友人にも尋ねながら。]
 

(625) nabe 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ like≠カゃ足りなくてlove≠ェいいとは、
 とんだ贅沢ものが紛れ込んでいたもんだな!

 モテたいけど、モテなくてよかった。
 言語化されて尚難解なその解答は、
 慎一には到底理解の及ばない話であるがゆえ、]


  ンー、よくわかんねえけど。
  付き合える気しないなら、
  モテなくてよかった、でいんじゃない?

  付き合える気がしたとき、
  モテたり好きな子できたらいーね。


[ そういうめぐりあわせって大事でしょ?]
 

(626) nabe 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ いくら慎一がそいつをいいやつと思っても、
 本人に付き合える気がしないのであれば、
 きっと今はそのときではないのだ。と思い、

 つまり、鳩羽憐のモテない理由の分析と、
 今後の対策を練る必要はなくなってしまった。

 なので、ゆるりと視線を巡らせ、
 割とまじめな調子で思い出したように柊に言う。]


  ……ユキは、
  制服をバザーに出したりする予定があるなら、
  ちゃんと事前にそう告知しておきなね……


[ いっそ代替品に適当なボタン持ってくれば? とか、
 そんなくだらない話にゆるりと水を向けていた。*]
 

(627) nabe 2021/06/19(Sat) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お泊り女子会 ――

[ 料理はスピード。私は覚えた。
 98回くらい謝ったけど、>>516
 謝るより手を動かして!って怒られた。>>-704
 でも、料理はスピードと頭では覚えても、
 実際その通りに手が動くかと言われれば、
 やっぱり経験値を積むしかないのかもしれない。
 経験値を積んでもお料理スキルは19くらいしか
 向上しないことを今の私は知らない。>>-716
 
 すごいことになったキッチンは
 ちゃんと綺麗になったので>>560
 お掃除のスキルは前回より向上したかもしれない ]

(628) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣と一緒に買ったパジャマは>>570
 シンプルだけど肌触りがいい、
 ちょっとふわふわしたのにした。
 胸元についたポケットから、
 ネコの耳だけ覗いてるデザイン ]

 えっ

[ なにしろ、スナック菓子も
 今までほとんど食べたことがなかったから、
 ポテトチップが美味しいな、なんて
 パリパリ食べてたところだった。
 コイバナなんて物騒な単語が飛び出して、>>561
 そのさいころの出目と私に何の関係が!? ]

(629) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えっ、えっ、えっ、

[ じりじりと、オレンジのグミを差し出しながら、
 ひとみちゃんが迫ってくる。
 えっ、そんな、女の子からあーんなんてされたら、
 そりゃ、食べちゃうでしょ!
 いや、これは単なるグミであって、
 断じて自白剤じゃないけど! ]

(630) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 助けを求めるように周りを見回したら、
 芽衣が慈愛に満ちた表情でこちらを見ていた。>>570
 えっ、なにその善意にあふれる、
 それでいて助ける気は皆無な雰囲気は。
 綿見ちゃん……助けてくれないよね、そんな気がした。

 考えてること。>>571
 それは、ある、ね……。
 受験で頭がいっぱい、って言えたらいいんだけど、
 甘いチョコレートのこと、とか…… ]

(631) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あ、あのね、みんなはバレンタインってどうするの?
 わ、綿見ちゃん、えっと、
 チョコレートの作り方、教えてくれないかな……!

[ 話をそらそうとしてみたけど
 あまりそれてなかった気がする。
 綿見ちゃんにまで誰なのねえねえって言われたら、
 床に崩れ落ちながら白状するしかない。
 崩れ落ちた私はあまりの羞恥に
 しばらく起き上がれなかったと思う* ]

(632) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

── 放課後・メイ ──

[交互に瞬いた瞳の星に、思わず俺は笑う。
今度はきっと、お互い瞳は三日月になった。>>622
用事、って言って、手元が指さされれば
あっごめん、待ってた?って思わず言うかも。

─── 手にとったスニーカー、もう濡れてない。

だけど、いつかの「昨日」に歩いた道は、
きっと雪は積もっていなくて。
それでも傾きかけた夕方の空は、
あの冬と同じくらい、冷たく肌を刺す ]
 

(633) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あー、そうだねー

[一緒に帰るのが初めて、っていわれて
何気なく言葉を返す。

去年までの俺は、部活でいつも遅かったし
去年までのメイは ────── うん。

一緒に帰るのが初めてで、けれど。
その日常さえも、もうすぐ終わってしまう。]
 

(634) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うん、あっという間だった。
 足りないね。時間。

[同意。メイをいつもみたいに見下ろした。

「足りない」が、何を指すのかは
多分ご想像にお任せだけど、
きっと、大体合ってるんじゃないかな。

あの校舎の「昨日」から時間は経った。
一歩踏み出そう、って決めたけど、
でもそこまで大きな一歩は踏み出せてないし
相変わらず、運命は大きく動かない。

隣で泣いてもいいはずなのに、
きっとまだ、幸か不幸か、その機会は訪れていない。 ]
 

(635) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ、そういえば
 メイは大学この辺なんだっけ

[ジュケンセイの2月の話。
きっと、俺らにとっては普通の話。

だけど心のどこかで
遠かったら寂しいなあ、なんて
ちょっとだけ思ってるのは、メイには秘密。

聞かれなくとも、
俺はこの辺の大学名を告げて>>266
そしたらメイからもフツーの大学の話、聞けた?>>558]
 

(636) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[もしも、そんなに遠くないって判ったら。
そんな「あっという間」の延長戦で、
もうすこし猶予があるといいなって。思うよ。]**
 

(637) ししゃもん 2021/06/19(Sat) 22時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

ししゃもん 2021/06/19(Sat) 22時頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

nabe 2021/06/19(Sat) 22時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― バレンタイン? ――

[ 私にお料理のスキルはない。ないったらない。
 そして人間には悲しいかな、努力ではどうにもならない
 得手不得手というものが存在する。
 それなのに、どうして私は
 手作りにこだわってしまったんだろう。
 なぜ既製品という文明の利器(利器じゃない)に
 頼ろうとしなかったんだろう。
 殴りたい。数日前の私を殴りたい。
 しかしもう過ぎたことだった。
 取り分けた予算は全部材料代に消費され、
 もう既製品を買う予算なんかない。
 なにしろあと2日は、私のごはんは
 失敗したチョコレートの残骸だったりする。
 こうなる前になぜ止められなかったのか。
 何かにとりつかれていたとしか思えない ]

(638) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ あの、冷たい校舎に来てくれたみんなに、
 チョコレートを渡したいと思ってた。
 男の子も女の子も全員に。
 だけど……これは駄目だ。
 感謝の気持ちじゃなくて嫌がらせになってしまう ]

 あ、芽衣。ありがとう。
 ……ごめんね、私何も持ってなくて。

[ 芽衣は既製品のチョコレートをくれた。>>578
 そう、私にはこの潔さが必要だったんだ。
 そんなことを噛み締めながら、私は芽衣から
 チョコレートを受け取る。
 いつものと、冒険したの。
 冒険したチョコレートってどんな味かな? ]

(639) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 失敗したチョコレートのことは言えなかった。
 だってそんなこと言ったら、
 芽衣は一緒に食べてくれそうなんだもの。>>-727
 芽衣にあんなもの食べさせられない。

 ……というわけで。
 その日、私は芽衣をお昼に誘うこともなく、
 この寒い季節に、人目につかなそうな
 中庭の隅っこのベンチで、
 謎の物体Xと化したかつてチョコレートだったものを
 食べるのだった。
 確かに原材料はチョコレートのはずなのに、
 どうしてかな、全然チョコレートの味がしません!!* ]

(640) takicchi 2021/06/19(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― バレンタイン・番代 ―

[俺の告白を聞いて番代がどう思ったのか
言葉から読み取れることは少ない。>>586
失望されてしまったかな、怒らせてしまっただろうか。

反応がやっぱり少し怖くて、
取り繕うように喋り出しそうになるのを堪えた。

続く彼女の言葉に、放課後の下校の誘いが
ある日から途絶えてしまった理由を知る。>>587
当時はあまり深く考えなかったけれど―――]

………そっか。

[わかんなくなった、という彼女に
ひとつ相槌を落として苦笑する。]

(641) guno 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

……いーよ。
色々言われても仕方ないかなって思うし。

でも、…これも信じて貰えるかは分かんないけど。
弄んでやろうとか、傷付けてやろうとか、
そういう気持ちで付き合ってたことはなかったよ。

単純に、好いて貰えるのが嬉しくってさ。
でもそれだけじゃ上手く行かなかった、そんな感じかなあ。

うん。もうその子らとは連絡取ってないよ。

[それも本当だったから番代の目を見て頷き、
これでいいかな?と首を傾げた。]

(642) guno 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[納得してくれたかはわからないけれど、
どうやら及第点は貰えたようだった。>>588
チョコを差し出す番代に笑いかける。]

そんなに義理を強調しなくても。傷つくなー。
なーんてね。俺も楽しかったよ。

[どうして今になって番代がそんなことを聞いてきたのか、
それもうかがい知ることは出来ないけれど。]

ありがとね。

[限られた時間の中の、
一緒に帰る相手に俺を選んでくれて。*]

(643) guno 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── その後・猫とチャット ──


  『アパート猫ダメじゃなかった??』
  『餌やりしていいの?地域猫的な?』
  『レンの顔より猫が見たい。ねこ。』


[ 山羊が腕組みをして難しい顔をしてる。
 そんなスタンプをポイっと投げて、
 慎一はようやっと顔を上げた。

 ざわざわとした最寄駅のホームに、
 一際大きな音でアナウンスが響いて、
 目の前に電車がすうっと滑り込んでくる。

 確認するまもなく、中はぎゅう詰めで、
 慎一は毎日非常に不愉快な思いをしている。]
 

(644) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 季節は巡り、春を迎え、新生活だった。

 受験を無事に終えて進学先を決め、
 卒業式では答辞を読む誰かを、
 みんなの中から見上げたはずの慎一だ。

 なんでもないはずの日常も、
 一旦そこで形を変えてしまうから、
 きっと慎一はたくさん写真を撮る。

 自分にとってかけがえのなかった形を、
 きちんと記録に残そうとするように。
 文化祭の打ち上げではあまり写らなかった人たちも、
 今度はきちんとスマホの画面に入ってくれる?]
 

(645) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それから、残りのクラスの年間予算は、
 卒業式後のパーティーか何かで使ってしまおう。
 ごはんを食べに行ったっていいんだ。

 余ってたんじゃなく、残してたんだよ。
 今日だけはパーッと使っても怒らないから、
 意外と融通がきくと見直してくれてもいいよ。

 とにかく、変化の苦手な慎一にも、
 どうしたって訪れる最後の一日。

 慎一は朝6時に起きて台所で顔を洗った。
 目玉焼きはちょうどいい固さに仕上がって、
 牛乳もヨーグルトも切らしてはいなかった。
 左足から靴を履いたし、雪なんて降ってない。

 その日、慎一はけっこう気分が良かったので、
 きっと機嫌良くゲラゲラ笑いの一日を過ごしたはず。]
 

(646) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そして日常は形を変える。

 慎一は大学生になった。
 弟たちは受験生に、妹は高校生に。
 つまり、それぞれの肩書きが変わっても、
 向井家の朝は戦場がごとく慌ただしく、
 慎一はその中でたくさんのジンクスを守り続ける。

 いくつか増えたものといえば、
 右から2番目の改札を通って、
 4両目の真ん中の扉から電車に乗るとか。

 どれだけ平穏に過ごそうとしたとて、
 満員電車は不愉快でしかないので、
 やっぱり慎一は早いとこ家を出たかった。]
 

(647) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 目下の問題は慎一の融通のきかなさと、
 柔軟性と応用力のなさをもってしても、
 続けられるバイトが見つかるかってこと。

 毎日のように求人広告を眺めながら、
 ため息をついちゃいそうになるんだけど、
 ひとりで考えても結論はなかなか出ないので、
 友人らにアドバイスを求めようかって頃合い。

 そこで降ってきた猫問題である。>>344
 地域猫として受け入れられてるなら構わないが、
 猫の行く末は正直気になる。バイト以上に。

 散々猫についての返事をしてしまったし、
 バイト決まった?って聞くのはまたでいいや。
 人の波に流されながら慎一は見知らぬ猫を思う。]
 

(648) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 拝啓、ガラも色もよくわからない猫さん。
 (友人が自分にばかりピントを合わせるもので)

 おまえにも居場所があるといいんだけど。
 なにがなんでも飼い猫になれってんじゃなく、
 なにかあったときに「おかえり」って、
 世話を焼いたり受け入れてくれる場所が。
 急になくなったりしない場所がね。それだけ。

 結局、猫はそのままアパートに居付くのか、
 猫の今後について返事があったかなかったか。
 いろいろあったりなかったりするんだろうが、
 ここで語るのはこのあたりまでにしておこう。]
 

(649) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 語り尽くせない日常のひとかけらとして。*]
 

(650) nabe 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 金曜日のお見舞い —

[校庭の片隅のベンチが、個室のベッドに変わっただけ。
 わたしは今でも乃絵ちゃんの雨を受け止める。

 時間にしたらそう長くないのに、たくさんの話を聞いた。
 それはきっと、乃絵ちゃんが前よりもっと
 わたしに心を降らせてくれるからだ。

 わたしはやっぱりうん、うん、って相槌を打って、
 傘も差さずに聞いている。
 でも、前みたいにぎこちない友達じゃなくて
 わたしが望んだ関係が目の前にあるから、
 わたしはそんな時間が「すき」だった。

 前も別に嫌ってた訳じゃないんだよ。
 でも平気ってだけだったから、わたしは変わった。
 きっと、乃絵ちゃんも。]

(651) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[駄菓子をお土産に持ってきて、ミニコンサートを開いて、
 今、わたしの前には、乃絵ちゃん>>613の大好きな
 苺大福とほうじ茶、そして乃絵ちゃんの肯定がある。]

  ……そっか。

[わたしは苺大福に甘い卵焼きのサンドイッチを重ねる。

 乃絵ちゃんのお母さんはお父さんに逆らえない。>>5:209
 そんなお母さんが作ってくれた乃絵ちゃんのための料理。
 乃絵ちゃんが病院に運び込まれた時の夜食>>3:1もそう。

 わたしは懺悔みたいに打ち明けた乃絵ちゃん>>613
 いつもの相槌じゃなくて、「よかったねぇ」って言った。

 乃絵ちゃんのこと、
 乃絵ちゃんとして愛してくれる人がいて
 本当によかった。

 乃絵ちゃんの世界は、乃絵ちゃんに優しくなっていく。]

(652) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[そんなお母さんが作ってくれた苺大福。
 わたしの行動が乃絵ちゃん>>615に伝わったって
 知った時、わたし、少しだけ動揺した。

 ほら、食べかけの苺大福、餡子が漏れちゃった。
 指についた分を口に入れて、手を拭って。

 わたしがピアノのこと、打ち明けようと思ったのは、
 乃絵ちゃんのお母さんの話を聞いたからだ。
 今度はわたしが乃絵ちゃんに雨粒を落とす。]

(653) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[お父さんやお母さんの話はしなかった。
 別に内緒にしたいんじゃなくて、
 ただ今は必要ないと思っただけ。

 わたしの話を聞いた後、乃絵ちゃん>>617が口を開く。
 覚えてる? って聞かれたら、覚えてるよって答えた。]

  忘れる訳ないよ。あの日のことは、ずっと。

[ピアノを聴いてみたいって乃絵ちゃん>>5:135は言った。
 空っぽじゃなかった乃絵ちゃんの心の中>>5:235
 わたしの音楽が残ってた。

 わたしのピアノだから、聴きたい。
 そう、言ってくれた。>>5:246

 それなのに「それまで」なんて言うから>>5:247
 わたしが「それまでしか」って返したんだよ。>>5:251

(654) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが納得いく完璧な演奏ができる日までじゃなくて、
 できなくても、一緒にいたかった。 

 「がんばる、から」>>29って言ってはみたけど、
 やっぱり、どうにも難しそうだから
 わたしは乃絵ちゃん>>618に初めて弱音を零す。]

  ……本当だよ。めちゃくちゃ難しいよ。
  そんなの、一生できるか、わかんない……。

[わたしの声は震えていた。
 打ち明けるの、ちょっとだけ怖かったから。
 嘘つきって思われたらどうしようって。
 だからわたしの声には怒りじゃなくて甘えが乗る。

 乃絵ちゃん>>619の手がわたしの頭に伸びた。
 わたしは黙って乃絵ちゃんの手のひらを受け止める。]

(655) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  難しい、けど、わかんないけど、
  やっぱりね、弾くのは楽しいんだよ。
  苦しいけど、たのしいの。

  だから……ずっと、待っててくれる?
  ずっと、聴いててくれる?

[いつか、わたしの音楽に
 わたしが納得しても、しなくても、ずっと。

 乃絵ちゃんが優しく笑うから、
 わたしも涙じゃなくて笑顔が溢れた。]*

(656) Pumpkin 2021/06/19(Sat) 23時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

nabe 2021/06/20(Sun) 00時頃


【人】 架空惑星 レン

── バレンタイン談義・シン ──

[まさか贅沢者だと思われてるとは!??>>626
言語化しようがしまいが難解だったらしいこの話に
ピリオドとして付けられたのは「めぐり合わせ」の話
思わず顔が綻んで、うん、って頷く ]

 そーだね。
 ほんと、そう。

[これにて。
鳩羽憐のもてない理由を分析する会はお開き。
あとはユキ恋愛王と、それから……

そういえばその前髪は、イメチェン??って
気になるやつがもうひとりくらい、居たっけな]*
 

(657) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— お泊まり会の夜 —

[わたしはそんなつもりなかったんだけど、
 いつの間にか乃絵ちゃん包囲網が完成していた。>>630
 そんなつもりなかったんだけどね。ホントニホントダヨ。
 乃絵ちゃんが何か考えてるなって思ってたのも本当。]

  バレンタイン……。

[乃絵ちゃん>>632の口から飛び出したのは少し先の
 イベントで、これが噂のコイバナだってわたしは思った。
 残念ながら力にはなれないので、
 それからは聞き役に徹することが多かったかな。

 何ならその時は既製品すら買う予定がなかったから、
 不参加の意思表明をしたかもしれない。]

(658) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃんの相談はどんな結論に至ったんだっけ。
 すっかり夜も更けて、わたしたちは布団に入った。]

  ……のえちゃん。

[わたしは乃絵ちゃんに小声で話しかける。
 みんな距離が近いんだから、
 あまり意味はないかもしれないけど。]

  その「すき」って、他とどんな風に違うの?

[こちとら最近まで友達の境界線を探ってたんですよ。
 love≠ニlike≠フ違いなんてわからない。
 どっちも「すき」でしょう。

 恋をしたことがないのかって聞かれたら、
 恋も愛も全部音楽にあったよって答えちゃいそう。
 変わってるのは知ってるから、さすがに言わないけどね。

 だからそれ以上追求せず、おやすみって目を閉じた。]*

(659) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:金曜日の芽衣 ――

[ 校庭の片隅のベンチで芽衣に降らせた雨は、
 耐えきれずに零れた雫みたいなものだった。
 言ってもいいこと。言ってはいけないこと。
 自分の中で慎重に選んで、選んで、
 それでも耐えきれなくてあふれて、
 後悔したりして。

 あの頃の芽衣は、私を否定しなかった。
 私の話すこと全部を、うんうんって受け止めてくれた ]

(660) takicchi 2021/06/20(Sun) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、今の私は、
 もうつぎはぎだらけのハリボテじゃない。
 それはあの校舎に捨ててきた。
 私は自分を取り繕うために話すことを選んだりしない。
 今までひた隠しにしてきたこと、
 本当は聞いてほしかったこと、
 全部芽衣に話したと思う。

 芽衣はあの頃みたいにうんうんって聞いてくれたけど、
 でも、今の芽衣は、私が間違えそうになったら、
 きっと違うって言うんだと思う。
 あの校舎で、私にダメって言った時みたいに>>5:224 ]

(661) takicchi 2021/06/20(Sun) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 苺大福とほうじ茶に添えられる私の懺悔。
 私、すごく視界が狭くなってた。
 私、自分ばっかり耐えてるって思ってた。
 こんな近くに味方はいたのに、
 気づこうともしてなかった。
 自分のことで精一杯で、自分ばっかり可哀想だった。
 
 馬鹿だなあって思うのに、
 芽衣はよかったねえって言ってくれた。>>652

 私が思っていたより、私の世界は優しかった。
 それに気づけたのは、私が帰ってきたからで、
 私が帰ってこれたのは、芽衣やみんなのお陰だよ ]

(662) takicchi 2021/06/20(Sun) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ いつも私の話を聞いてくれる芽衣に、
 今度は私が耳を傾ける。
 覚えてる?って聞いたら、
 忘れるわけないよって返ってきた。>>654
 うん、だよねって私は頷く ]

 一生できなかったら、その時は、
 一生一緒にいれたってことだから、いいんじゃない?

[ 珍しい、初めての芽衣の弱音。>>655
 私はそっと芽衣の髪を梳くように撫でる。
 こんなことをするのは初めてだから、慎重に ]

(663) takicchi 2021/06/20(Sun) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 芽衣が楽しいなら、よかった。
 また弾きたいって思えたなら、よかった。
 うん、ずっと待ってるし、付き合うよ。
 それで、もし本当に、一生かかっても駄目だったら、

[ その時は、って私は笑った ]

 その時は、ベストじゃなくてベターな演奏でも、
 許してあげる。
 私と芽衣の、一生の友情に免じて。

[ ずっと一緒って言うの、私には難しかったけど、
 芽衣が飛び越えさせてくれたんだよ。>>5:257
 だから私、軽率に一生って言っちゃうの。
 芽衣相手なら、言えちゃうの* ]

(664) takicchi 2021/06/20(Sun) 00時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お泊り女子会の内緒話 ――

[ いつまでだっておしゃべりしていられそうだったけど、
 次第に眠気がやってくる。
 夜更けすぎ、おしゃべりはお開きになって、
 お布団に入ることになった。
 私はというと、眠かったけど、
 お友達の部屋でみんなで寝るっていう
 初めての体験にどきどきもしていて、
 眠いような眠くないような、
 なんだか不思議な気持ちだった ]

 ……どうしたの?

[ 隣のお布団から芽衣の囁くような声がして>>659
 私はもそっと芽衣の方を向いた。
 まさか、恋バナの続きだとは思わなくて、
 どくんと心臓が大きく跳ねる ]

(665) takicchi 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ どんな風に違うの?
 その問いが、茶化すような響きだったら、
 私、ノーコメント!ってお布団被ったと思う。
 でも、芽衣の声にそんな響きはなかったから、
 私はちょっと考えた ]

 ……あんまり綺麗なものじゃ、ないよ。

[ 考えて、自覚したきっかけを思い出して、
 私はちょっと眉を下げる ]

(666) takicchi 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 その……やきもち、みたいなの……感じちゃったり。

[ 友達が評価されたり、褒められたりするのは、
 嬉しいことのはず。
 例えば柊君を褒めた時、
 鳩羽君がすごく嬉しそうだったみたいに。

 評価されたり、褒められてる姿を思い浮かべて、
 もやっとしてしまったのは、
 私だけが知っていればいいのにと思ってしまったのは、
 全然綺麗な感情じゃない。

 あくまでも私の場合は、だけどね。
 綺麗なloveだって、きっとあるのだと思う ]

(667) takicchi 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 芽衣はどうしてそんなこと知りたいの?

[ そう言ったら、答えてもらえたかな。
 眠そうだったら追求はしないつもりだけど* ]

(668) takicchi 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 帰り道・鳩羽くんと —

[「待ってた?」って聞かれたら>>633
 当たり前みたいな顔して「待ってたよ」って答えちゃう。
 さすがに道中すべて>>601追いかける訳にはいかない。
 だから、探したんだよ。れんくんのこと。

 わたしたちは、乾いた靴で帰り道を歩く。]

(669) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

[日が沈む前に帰るし、今日はいいかなって
 マフラーを置いてきたのがまずかった。
 わたしの顔が寒風に悲鳴をあげるから、
 両手を頬に添えてまま、鳩羽くん>>635を見上げる。]

  冷めてない?

[鳩羽くんの手にまだココアはあったかな。
 メインよりこっちの方がよかったかもなんて、
 わたしは勝手に満足していたりする。
 得意げな表情の半分を手の後ろに隠して、

 もうすぐ卒業だね。あっという間だったね。
 わたしたちは定番で、避けられない話題を交わす。]

(670) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  鳩羽くんでも足りないのかぁ。

[なんて、わたしは呑気に返事をしたりして。

 わたしだって分からないなりに気は遣えるから>>3:131
 誤解は辛うじて誤解として成り立つ。>>580
 だから大袈裟>>622って言っちゃうし、疑いもしない。

 わたしは友達の数だけ>>576チョコを持ってきていた。]

(671) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

[話題は道なりに進んで大学の話になる。
 XXXが禁句なのは相変わらず。
 あっという間だけど、わたしたちはまだ受験生だ。]

  うん、すぐ近くだよ。家から近いとこ。

[だってわたしの家、高校から徒歩圏内だもん。>>0:528
 大学に入っても家を出るつもりはなかったから、
 音大から変わったわたしの志望校はすべて近隣だ。]

  お父さんにずっといろいろ任せてたから、
  これからはもっと家のこと頑張ろうと思って。

[洗濯や掃除だけじゃなくて、これからは料理も。
 文化祭やお泊まり会で少しは鍛えられたと思いたい。
 わたしは頭の中から焦げたクレープを逃した。
 逃走先を見るみたいに目を逸らして、ひとつ咳払い。]

(672) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  この前ね、そのことでお父さんと喧嘩しちゃった。

[それはきっと、会話の延長線。
 わたしは鳩羽くんに少し前のことを打ち明ける。

 わたし、言ったの。
 グランドピアノ、片づけようって。

 音大に行かず、弾きもしないなら、
 埃を被るより誰かの元で使われた方がいい。

 お互いにずっと分かってた。でも、踏み切れなかった。
 これはわたしたちのケジメだ。

 お父さんがあまりにも渋るから
 最後には一発かましちゃったんだけど>>116
 それは……ごめん。
 翌朝、お父さんの頬に手形が残ってなかったのが救い。]

(673) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  本当は夢があったんだけど、一旦おやすみするの。
  それを選んだら他のもの全部手放しちゃうから。

[鳩羽くんとピアノの話をしたのは夜の教室くらい。>>3:5
 だから詳細を話しはしなかったけれど、
 気持ちはするりと溢れた。]

  無敵だった時なら平気だったかもしれないけど……

[乃絵ちゃんがすき。ひとみちゃんがすき。
 月曜の音楽室もすきだし、ヨーコ先生もすきだったよ。
 文化祭がすきだったし、とびきり甘いものがすき。
 優しいお父さんがすきだし、鮮やかなお母さんもすき。
 ピアノも今でも変わらずだいすきだよ。
 3-9のみんなもすきだし、れんくんのこともすき。]

(674) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……今はもう、寂しくなっちゃうから。

[わたしは鳩羽くんを見上げて笑った。
 そして告げたのは、この辺の大学の名前。]

(675) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


[もしも近くだって気づいたら、
 わたしはきっと嬉しそうな顔をしちゃうよ。

 「あっという間」の先があるかもしれないって、ね。]**
 

(676) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

— バレンタインwith柊くん —

 そっかぁ……。

[>>642理由を聞けば、それはすとんと附に落ちる。
好いて貰えるのが嬉しいという気持ち。
それを想像できないわけがなかったから。]

 信じるよ。
 っていうか、私だって噂だけで柊くんを疑ったんだから、
 ……ごめんね。

[楽しかった放課後の時間を終わらせたのは、私のほう。
それは紛れもない事実で、今にして思えば心残りのひとつ。]

(677) myu-la 2021/06/20(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

— バレンタインwith柊くん —

 そっかぁ……。

[>>642理由を聞けば、それはすとんと附に落ちる。
好いて貰えるのが嬉しいという気持ち。
それを想像できないわけがなかったから。]

 信じるよ。
 っていうか、私だって噂だけで柊くんを疑ったんだから、
 ……ごめんね。

[楽しかった放課後の時間を終わらせたのは、私のほう。
それは紛れもない事実で、今にして思えば心残りのひとつ。]

(678) myu-la 2021/06/20(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア


 義理だって本命だって、たくさん貰ってるんでしょー?

[>>643きっと、そう、きっと彼にとって私からの1個のチョコなんて、
些細な気持ちの破片でしかないのだろうけど。

バレンタインのチョコレートは、
「好き」を証明する気持ちが形を成したもの。
それを手渡すことで、伝わってくれればいい。
……義理だけどね!*]

(679) myu-la 2021/06/20(Sun) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

— お泊まり会にて —

[冷える冬場はパジャマも厚くなる。
もこもこしたデザインで、淡い紫色と白色の水玉柄。
更にその上にポンチョ風に青い毛布も被っている。

>>630乃絵ちゃんがうろたえるのを間近で見るのは面白い。
グミはおいしいよ、食べなよ。

>>571芽衣ちゃんも乗っかってくれて逃げ場を塞ぎに回る。
アイコンタクトで同意を返し、私の目にはワクワクの笑みが浮かんでいる。]

(680) myu-la 2021/06/20(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[——と、そうしていたら、
>>632バレンタインの話に逸らされてしまった。
あら残念。でも、まあいっか。]

 バレンタインに渡す計画?
 いいねー、うんうん。
 私はもう決めてあって……

[と、バレンタイン当日に大量にチョコを作ってバラ撒く作戦を、
このお泊まり会の面々にだけ、秘密の先行公開をした。]

(681) myu-la 2021/06/20(Sun) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

[そして結局、恋バナには戻れずに終わったんだっけ。
たくさん楽しい話をしたから、眠気に紛れてよく覚えてない。

布団に横になったらすごく気持ち良くて、
そのまま眠りへ落ちてしまいそうだったから、
>>659>>665それから静かに交わされた話は耳に届いていない。

なんとなく聞こえてきたのは、LoveとかLikeとか。
なんだろうねぇ、違いって。
私もまだわからないな。
考えながら、そのまま夢に落ちた。**]

(682) myu-la 2021/06/20(Sun) 04時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── その後・バレンタイン ──


  ……あれ、黒沢じゃん。
  こんなとこで何してんの?
  ……待ち合わせ? 風邪ひくよ。


[ いやだって、人目につかなそうな、
 中庭の隅っこのベンチってそれ、
 絶好の告白スポットじゃないですか?>>640

 ま、だとすればそこに声をかけるのって、
 無神経中の無神経って話になるんだけど、
 そこにいるのに気づいちゃったんだもの。

 慎一に悪気はなく、気軽に歩み寄り、
 まだ大事な時期だろうと心配もした。]
 

(683) nabe 2021/06/20(Sun) 09時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ちょうど3年元バスケ部マネ一同からの、
 毎年恒例のバレンタイン支給のあとだった。

 炊き出しかって手際の良さで、
 なんの雰囲気もなく配布されたソレだけど、
 「一同」からとあってそれなりに豪華だ。

 ホワイトデーには慎一たち3年元バスケ部員が、
 放課後に近所のケーキ屋までチャリを飛ばし、
 ショートケーキをこれでもかと買い込んで、
 お返し&お別れパーティーをしたりもするんだ。

 つまり、なんていうか──、
 本命がもらえなくてもバレンタインは楽しいね。
 そんな日に、浮かない顔しちゃってどうしたの?]
 

(684) nabe 2021/06/20(Sun) 09時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そこそこ豪華な包みを抱えた慎一は、
 ベンチに腰掛ける黒沢をじいっと見下ろす。
 ……その謎の物体X、まだ残ってたかしらん。>>640

 だとしたら慎一はやっぱり悪気なく、
 「え、それ何? 食って大丈夫?」って、
 眉をひそめて尋ねたりもしたんだろうけど。

 ……失敗作のラクな処理の仕方、知ってる?
 慎一はちょっと詳しい。妹がチャレンジャーだから。*]
 

(685) nabe 2021/06/20(Sun) 09時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── デート ──

[ 普通の恰好なのに、様になっているのは
 やっぱり顔が整っているからなのだろう。>>547
 俺もそんなに変わらない恰好をしているつもりだが、
 どうにも上手く決まらない。

 女子に群がられる柊と自分を比較しながら、
 他意もなく人の輪から抜けたのだったが。>>548 ]


  そうか?……
  ああ、いや、邪魔をしたならすまない

 

(686) ゆら 2021/06/20(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 彼氏みたい、と言われて目をぱちくりさせる。
 女子とのお付き合いの経験は、ない。
 誰かに告白された経験は…2
 (1,ある 2,ない)

 まあ、どちらにせよ。
 これまではそういったことを考えては来なかった。
 男子高校生としての煩悩は無きにしも非ずだが、
 ほら、学生の本分は学業だろう? ]
 

(687) ゆら 2021/06/20(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  サボテン、何かおかしかったか?


[ 趣味を聞かれたから答えたのだが、
 何かおかしかっただろうか?と首を傾げる。

 行先は、結局アミューズメント施設になった。
 クラスの打ち上げとかそういう機会でしか、
 足を踏み入れることのない場所だ。>>549

 それから、普段の交友関係を思うと、
 思い浮かぶのは向井や鳩羽、それから部活仲間。 ]
 

(688) ゆら 2021/06/20(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……ほとんどないな。
  彼女もいないし、休日もほとんど塾通いだしな
  それに、出かけるといっても、
  部活仲間と行くのは貸し会議室や図書館くらいだ

  だから、俺にとっても新鮮だよ
  柊とこうして過ごせるのは


[ 俺の生態?と言われても、
 自宅と学校と塾を往復しているような
 勤勉で根暗そうな男子高校生ってくらいだぞ。
 電車移動では参考書を片手にしているぐらいの。
 ああ、今日もポケットに暗記メモが入っている。

 大して面白いような人間じゃない。 ]
 

(689) ゆら 2021/06/20(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……もっと早く、みんなとこう過ごせていれば
  また違った高校生活を送れていたんだろうか


[ 後悔、と似ても似つかないような感情。
 それを吐露しながら、
 短くなった前髪の下の眸を細める。 ]
 

(690) ゆら 2021/06/20(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  この先、大学生になって、
  それから社会人にもなっていくだろうが
  俺とこうやって遊んでくれると嬉しいよ


[ なんて、俺は柊にお願いをする。

 そのあとは、たどり着いた場所で
 UFOキャッチャーにチャレンジしたり、
 ボウリングをひとしきり楽しんだり、
 俺は珍しく一日中笑っていたんだ。
 ちなみにボウリングのスコアは10(0..100)x1(高いほどいい)
 こんな風に誰かと過ごせるようになるなんて、
 思ってもみなかったよ。本当に。 **]
 

(691) ゆら 2021/06/20(Sun) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── バレンタイン ──


  ああ、ありがとう
  番代も、なかなか難しいところを選ぶんだな
  応援しているよ


[ お互いの進路について共有する。>>531
 目指す理由を知ることはなくとも、>>532
 元・対抗馬として彼女の夢を応援したい。

 それから、これからの未来のことも。
 ……これは、俺の罪悪感からの気持ちも混じる。 ]
 

(692) ゆら 2021/06/20(Sun) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 罪悪感を吐露してしまえば、
 目の前の番代はしばらくの間動かなくなる。>>533

 ……だよな、思い出したくない話だろ。
 このまま俺の中に封印したままでいる方が、
 きっとずっと良かったと思うのに。

 もしかしたらを考え出すとキリがないよな。>>534
 俺は番代の今の状況を知らないから、
 色んな環境も変わっていただろうことに気づけない。
 これが、炭蔵がいつまで経っても炭蔵であること、
 そこに繋がってくるんだろう。 ]
 

(693) ゆら 2021/06/20(Sun) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 番代は笑った。>>535
 あまりに複雑で、読み切れない笑顔ではあったが、
 そこには俺に対するすべての否定≠ヘない。 ]


  ……そうか、ありがとう
  変なことを思い出させてすまなかった


[ 対して俺は、情けない笑顔を浮かべている。 ]
 

(694) ゆら 2021/06/20(Sun) 10時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……その信用に足るよう努力するよ
  あと、番代がこれからも楽しく過ごせるよう
  影ながら応援させてくれ


[ 念のために言っておくが、影ながらというのは
 ストーカーを示しているわけじゃない。
 きっと番代の世界に俺は必須じゃないだろうし、
 過去を思い出す切欠にもなってしまうだろうが、
 何かあれば頼ってもらえると嬉しい。

 番代からのエールは確かに受け取った。>>536
 俺からもひとみちゃん≠ヨエールを贈らせて欲しい。

 君がこの先ずっと幸せでありますように、と。 **]
 

(695) ゆら 2021/06/20(Sun) 10時頃

【人】 架空惑星 レン

── 帰り道・メイ ──


 うん、大丈夫、あったかい

[ほんの少しぬるくなったココアは
それでも寒風の中歩く俺にはあたたかい。
それに引き換え今日はマフラーをしていなくって
寒そうなメイを見つつ、ほんと貰ってよかったの?って
ココアを喉に流し込みながら、聞いちゃう。

多分きいたところでYESが返ってくるし
なんだかどこか得意げだったりするのかも>>670]
 

(696) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[時間が足りなくて、足りなくて、足りない三学期。
大きな事件が起ころうと、劇的な変化には至らない。
息はしやすくなったけど、実感として感じられるほど
その変化は、大きくない。

時間だけがどんどん過ぎて、
鳩羽憐は、いつもの鳩羽憐のまま、
皆と一緒にいられる冬を、消費していく。

ああ、でもそういう意味では、
メイから見た俺も、俺から見た俺も。
いつもどおりの「お日様みたいなれんくん」だったかも
ある程度の誤解を招いてしまうほどには。>>671

毎日、楽しいよ。
楽しいからこそ、──── 寂しいね。 ]
 

(697) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[俺らは一様にジュケンセイで、
その話の流れで聞く、メイのこと。
お父さんの話、家のこと、グランドピアノ。
メイの喧嘩、持っていた夢、無敵じゃない、今。

   ほんのすこし、真逆だなって思ったよ
   家のことも父親も、投げ出そうとしている俺
   夢はないけど、自由=夢って言っていいなら
   ほかのもの手放して、手に入れようとしてる夢

── 高校を卒業するのって、無敵だって思ってる、俺。]


 したした。俺も喧嘩した。


[やっぱり誰かと誰かは、違う人間で、
同じのはそれくらいで、ほんのちょっと笑う。]
 

(698) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ ううん、違うか、
  寂しくなるのも、きっと一緒。 ]

 

(699) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……それもしゃーねー運命?
 メイが選んで、望んでる?

[だったらいいね、って微笑むし、
そうじゃないなら、うーん、心配になるかも。
あの日と同じように、自販機の前、通り過ぎたら、
ホットレモンとココアと緑茶は仲良く並んでる。]
 

(700) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[メイの選んだ大学は、多分俺の大学とは違う。
ここから電車でちょっと行った場所だからさ、>>266
さすがにちょっと離れてるけど>>675

だけど知ってる?
俺、割とどこまででもチャリで行けんだぜ。
電車通学なのに、自転車乗せられて!
シンにガッコーにこさせられた夏の日が懐かしいし、
もしかしたらそれは一度だけじゃないのかも>>321

チャリだとどんくらいで来れるんだろう、って
なんでだろ。電車で来る発想が皆無だ。
だって電車は遠出だけど、
チャリなら全部、近所みたいなもんだろ。

─── だからさ。 ]
 

(701) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でも、大学「近い」じゃん。
 きっと寂しくないよ。だから、

[あっという間の延長戦、あるよ。
そう思ったら、俺もすげー嬉しくて、
にやにやしそうになったの、ココアのカップで隠す。

だから、の続き紡ごうとして、]
 

(702) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[また逢えた「今日」じゃないけど >>219
寂しい、って思うならいつだって遊びに来るし
寂しい、っていつだって言ってくれても


                        ───── あれ? ]

 

(703) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 だからまた、
 メイに会いに来てい、い??

[俺が、メイに会いたいんだ、って
なぜか疑問符増し増しのまま「だから」の続きを
脳内に浮かんだまんまに伝えるけど ]
 

(704) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[………………あれ?

別にメイは俺に逢えなくて寂しいとか
一言も言ってないのでは????

夢を諦めること。グランドピアノを手放すこと。
よわっちーメイになってしまったこと。
ノエとか、みんなに逢えなくなってしまうこと。

大学名を告げた時とか「近い」って言った時に
メイが見せてくれたであろう嬉しそうな顔に>>676
これは俺は浮かれすぎたのでは……?

鈍感メイが何ひとつ気づかなくたって!!
これは俺が恥ずかしい。恥ずかしいことを言った。
俺はわかるぞ、これは恥ずかしい。]
 

(705) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だからさ、飲みかけだけどココア、メイに手渡して
今度は俺の両手が空いたらさ。
一歩どころか二歩か三歩、メイに近づいた。

たぶんメイの視界には
見覚えのあるダッフルコートしか入ってない]


 〜〜〜〜〜〜〜〜っ


[声にならない叫びを上げて、
メイの頭をぐっしゃぐしゃに撫でてやる
それはもう、犬みたいに。犬飼ったこと無いけど。

俺の手はさ、ココアを持ってたおかげで温かくて
メイの短い髪の毛から出た耳がさだいぶ冷えてて
思わず冷たッって言っちゃった。だって冷たい。]
 

(706) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ そのまま、温まった両手で耳を塞いだら
  車が通り過ぎる音も、風の音も、聞こえない? ]

 

(707) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ たぶん、それも聞こえてない。
  わかんない。だって距離は近かったから。

  遠回しな好きを、
  一度目はきっと心の中で。 >>3:221 
  二度目はきっと、音のない静かなせかいで。 ]

 

(708) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 音楽に囲まれて生きてきたメイのことを
  近くで見てきたわけでもない俺は、
  実は全然しらないことばかりだったけれど

  音楽を手放すメイは、こんなにも近くにいるから
  最初の音のない世界に、俺も、入れてよ。 ]

 

(709) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[パッと手を話したら冷たい空気とともに
メイの耳にはたくさんの音が流れ込んでくる。

一歩下がった俺の顔はどっか赤くて、
それでもへらへら笑ってて。]

 
 じゃ。俺、こっちなんで。


[駅への分かれ道。へらへら笑ったまんまの俺だ。
うっかりココアをメイに持たせたまんまで、
ダッシュで走り去るチャレンジは、果たして叶うのか。]*
 

(710) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ ……… なあ。シン。俺に必要なのは
 「付き合える気」のほうみたいだよ >>626 ]*

 

(711) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 10時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 金曜日:ふたりぼっちの雨 —

[友達には、優しくするものだと思ってた。
 大切に大切に、決して傷つけないように。
 望まないことはしない。否定もしない。

 溢れた分の雨粒を摘んで輪郭に並べていくような。
 そんなの、ほんの少しの震えでダメになっちゃうのにね。

 今も相槌は同じだけど、これまで>>660とは違う。
 わたしは乃絵ちゃんにダメって言えるし>>661
 わたしも乃絵ちゃんに弱いところを見せられるよ。]

(712) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃんはわたしの頭を撫でる。
 その手つきは慎重で、
 わたしが乃絵ちゃんを撫でた時みたいだなって思った。
 だからわたしは懐かしさに目を細める。]

  そんな感じでいいの……?

[向井くんと話した時みたいだなって思った。
 わたしが悩むようなことも、
 相手にとっては時にもっと軽いものだったりする。

 伝えることは、わたしを分かってもらうだけじゃなくて
 相手を知ることでもあるのかなって、思ったの。]

(713) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃん>>664は、その時はって笑う。
 一生なんて言葉を簡単に言っちゃう。

 分かってるのかな。一生ってすごく長いんだよ。
 乃絵ちゃんはこれからもいっぱい生きるんだから。

 乃絵ちゃんが未来を当たり前のように考えてくれるのが
 嬉しくて、わたしはふわふわと笑った。
 もう薄っぺらいわたしはどこにもいない。]

  言ったね。
  じゃあ……これからも、よろしく。

[先は長い。でもそれ以上に未来は遠くまで繋がっている。

 わたしは頭に乗った乃絵ちゃんの手に触れた。
 わたしたちの手は全然似てないけど、
 同じ温度、だったから。

     ——わたしと乃絵ちゃんは、一生、友達だ。]*

(714) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

── ネコとチャット ──

[ところでネコの話だけど。>>644

アパートは猫だめだし、
餌やりしていいかはわかんねー
ネコの顔を見たいって言われたら逃げられた(ネコに)

ヤギのスタンプに対して、
こっちはネコがサムズアップしてるスタンプを選ぶ。]
 

(715) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[あの日からそうだね、
季節が変わってみんなの日常も変わる。
卒業式後の打ち上げ、マジでたのしかったな >>646
そんときにさ、グループチャット作ろーぜって、
あんときのメンバーに声をかけたの。

チャットのヘッダーにはあの日の集合写真
ちょっと小さいけど、思い出すのはよゆーだろ ]
 

(716) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[なんて話がそれたけど。

あのあとネコはね、やっぱり怒られた。
野良猫だからねーいろいろそのままじゃあまずいらしい。

だけど1Fに住んでる大家さんがさ、
引き取って、飼ってくれることになったんだ。
俺はよくわかんねーけど注射したりいろいろしてくれて
とにかく「飼っても大丈夫」な状態にしてくれたらしい

割とアパートの周りで放し飼いだけど、
夜は1Fに、自分の城を持てるようにもなったみたい ]
 

(717) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ 拝啓
  どこかで僕を心配してくれた大学生。>>649
  心配してくれてありがとう。
 
  今は「おかえり」も「ただいま」も
  言える場所が、あるから大丈夫。

  時々明るい髪の大学生が来て
  びっくりするぐらい撫でていくけど
  それはそれで楽しくやってます。

  どこかで生きている大学生さんは、
  今「おかえり」や「ただいま」を
  心安らかに言える場所は、ありますか?

  そういう場所が、あったらいいなと僕は思います。

             くろねこ。より。敬具。]
 

(718) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 拝啓も敬具もしらねー俺は、
  語り尽くせない日常の一コマ、
  今日も、ネコを撫でて、すごしてる。 ]*

 

(719) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 11時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

ししゃもん 2021/06/20(Sun) 11時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── お見舞い ──

[ お見舞い一番乗りだったらしい俺も、>>501
 前髪の短くなった姿を見せたのは黒沢が一番だった。
 黒沢なら正しい評価をしてくれそうだと思って。

 自分で見慣れないうちは落ち着かないが
 いつかはこれにも見慣れてくるんだろう。 ]
 

(720) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  一つも欠点がなく、完全なこと。完全無欠。
  それ以上でもなく、以下でもない


[ 完璧のイメージとして想像したのは、父親の姿だ。
 しかし、父親も完璧な存在ではなかった。
 炭蔵の家も、完璧じゃなかったんだ。
 目指すべき指針や目標は明確には、もうない。

 だから、辞書通りの意味を答える。
 もしも俺に弱点があったのであれば、
 俺は完璧に一歩近づいているってこと。>>502 ]
 

(721) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ただ、俺の目指していた完璧超人は、
 どこにスイッチが隠されているような
 ロボットのようなものだったのかもしれない。

 確かに、人間らしく≠ネったんだろうよ。>>504
 間違っちゃいないし、俺は言い回しは気にしないが ]
 

(722) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……そうか、それは悪くはないな


[ 親しみやすいと言われれば、僅かに微笑む。
 別にこれで高嶺の花として扱われて、
 バレンタインチョコを貰える数が増えるかも!
 なんて喜びや期待で笑っているわけじゃない。

 だから、だろう。
 りんごみたいな黒沢の本当の意味に気づけなかった。
 いつもみたいに注意深く観察していれば、
 少しは察することもできようか?
 ……いいや、誰にも告白された覚えのない俺では
 どっちにしろ、気づける筈もなかっただろう。 ]
 

(723) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 俺の伸ばした腕一本も、
 黒沢が掴む選択肢になれているのなら幸い。>>507

 お料理スキルに関しては、
 ……俺は知らないので、知らない。
 もし、知ったならそこそこの俺も手伝うよ。
 角ばる理論を一緒に試してみたっていい。

 それから、これは我儘のひとつだろうか。>>508 ]


  いや……?いつでも頼ってくれていい


[ 他人に頼るという術を知らなかった俺は、
 困っていないときに頼るという意味が分からず、
 少し困惑した表情も浮かべているだろうが。
 続く言葉には、肩を竦ませて笑う。 ]
 

(724) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  せめて、俺が生きている間に
  すこしでも恐怖を克服してくれ


[ 黒沢の言葉を否定はしないが、
 やはりどうにも疎い俺はそんな風に言葉を返す。
 約束は必ず果たす男だ。だから、問題ない。
 ……なんて、一生≠フ中に含まれる
 これからの未来を想像する上での
 想像力がやっぱり足りないらしい。

 俺が生きているうちは握っててやれるが、
 男の平均寿命の方が短いんだ、知っていたか?
 ──…なんてことを思っている程度の男だ。 ]
 

(725) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 俺もいままでずっと勉強ばかりだった。>>509
 今、柊に教えてもらいながら勉強中だが、
 アミューズメント施設やカラオケだって、
 駄菓子も美術館も、ホームセンターも水族館も、
 一緒に行きたいというなら俺も付き合おう。

 あ、ただ。
 かわいいカフェは俺が浮きそうだから、
 暮石たちと行ってくれると助かる。
 落ち着いたカフェなら大丈夫だ、問題ない。 ]
 

(726) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  手が使えないというのなら、
  治るまでは食べさせてやってもいいが?


[ 顔が再びりんごの皮のようになる。>>510
 これはさすがに照れているということは分かるよ。
 黒沢、そんなこと言うキャラじゃないよな。
 ……なんて、やっぱり意図は分からないまま。 ]
 

(727) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ このときの黒沢は受験の話は、
 どうやら選択に迷っているらしかった。

 次回、お見舞いに来た時は、
 ベッドサイドに飾られる品の数が圧倒的に増えていて
 それから、机の上の山積みな資料を見たのであれば、
 目指すべき方向性が同じであることを知るだろう。

 もちろん、黒沢が望むなら。
 どこの大学がいいのか相談にも乗るだろう。
 ちなみに俺も法学部だと伝えたのは、この時だろうか。

 もしも、同じ大学に通うことになったのなら、
 正直、目が届く距離に居てくれると助かるとは思うが
 それは黒沢の意志次第なので
 強要はもちろんしなかっただろうけど。 **]
 

(728) ゆら 2021/06/20(Sun) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― バレンタイン?の目撃者 ――

[ 寒さが身に堪える2月の屋外のベンチ。
 人目につかないここなら誰にも気づかれないだろうと、
 この場所を選んだ私は明らかに恋愛経験が欠けている。
 そうだった。2月14日という今日この日は、
 人目につかない場所に需要があるのだった ]

 へあっ!?
 むむむ、向井君!?

[ まさか、見つかるなんて思ってもみなかった。>>683
 向井君に声をかけられた私は、
 盛大に声をひっくり返らせて狼狽える。
 待ち合わせ?という問いにぶんぶんと首を横に振った ]

(729) takicchi 2021/06/20(Sun) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ちなみにちゃんとコートは着ている。
 お昼ご飯(と言い張る)を食べてるから、
 手袋はしてないけれども。
 そう、待ち合わせではない私は、こんなところで ]

 お、おひるごはん、食べてたの……。

[ 謎の物体Xは、原材料はチョコレートのはずなのに、
 なぜか食べ物の味がしない。
 あと2日はこれを食べなければいけないというのに、
 どうにも食べ進めるのが大変で、
 つまり向井君に見下ろされた時、>>685
 ばっちり残っていた。
 食っても大丈夫?という悪気はないどころか、
 私の身体を気遣っているであろう発言が胸に刺さる ]

(730) takicchi 2021/06/20(Sun) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 原材料は食べ物だし、
 毒になるようなものは入ってないから、
 多分大丈夫。

[ 事実しか言ってないんだけど、
 我ながらあまりにも切ない返事をして、
 へへへ、と誤魔化すように笑う。
 
 え、失敗作の画期的な処理法が?
 その道の先輩のアドバイス、
 是非ご教授いただきたいです* ]

(731) takicchi 2021/06/20(Sun) 12時頃

【人】 夜笑国 メイ

— お泊まり会の内緒話 —

[人間関係初心者かつチョコ配布予定のないわたしは、
 ひとみちゃん>>681たちが盛り上がる様子を眺めてた。
 もしそこから恋バナに続いたとしても、
 立ち位置は変わらなかったと思う。

 別に感情がない訳じゃない。
 でも夢中になるものがあると、
 他のことに心を注ぐ余裕ってなくならない?

 わたしはそれが15年くらい続いてただけ。
 無敵で余裕のなかったわたしは、
 止まった校舎を経てようやく休みを取った気分だ。]

(732) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 先延ばし案件について ──

[ さて、俺もようやくこの件に向き合う時がきた。

 俺が母親と父親を問い詰めて、
 早数か月が経とうとしていた。
 あの日から家に寄りつかなくなった父と、
 俺を居ないものとして扱い部屋に引きこもる母。

 家にいない父親をどうにかすることはできなくて、
 俺は今、母親の部屋の前にいた。
 一回、二回、三回。扉をノックする。 ]


  母さん、聞いて欲しいことがあるんだ


[ 返事がない。けれど俺は構わず話し続ける。
 これは、俺が俺であるせいでもあるだろうけど。 ]
 

(733) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[結局、話はチョコから別の方向に流れたんだっけ。>>682
 楽しかったことだけは間違いない。
 心地よい疲労感がわたしの身体の中、じんわり広がる。

 だからわたしの声には茶化す響きがないどころか、
 とろとろの眠気が混じっていた。]

  うん……。

[乃絵ちゃん>>666の躊躇うような声が聞こえる。
 瞼が重くて、乃絵ちゃんの表情までは分からなかった。
 わたしは辛うじて続きを促す頷きを返す。]

(734) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー




  母さんにとっては、
  均衡を保ってきた家庭だったんだと思う
  だから、俺がその均衡を崩してしまったから
  許せないって思うのかもしれない

  俺、想像力が足りなくて
  母さんがこれまで俺たちの知らないところで
  どれだけ苦労して我慢してきたのかとかも


[ 母さんは、幸せな家族を保とうとしてきた。
 ……これは、俺の推測だけど。

 俺も母さんも目指すべきところは同じで、
 本来なら手を取り合うべきことだったのだと思う。 ]
 

(735) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  俺、母さんと父さんが好きなんだ
  ……だから、元の家族に戻したかった
  それだけだったんだ


[ 俺は何も悪くはないから、謝罪はしない。>>340
 俺は「正しい」から、逃げもしない。>>203
 けれど、一度経験したことを、
 二度も繰り返すような真似はしない。>>536

 でも、俺も一人の人間で、>>5:52
 感情がないわけじゃないんだ。
 俺もただ、強がっていただけなんだよ。
 母さんなら分かってくれると思ってたのに。
 一方通行の感情は、やっぱり哀しい。>>4:225 ]
 

(736) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  なあ、一度父さんと話し合おう?
  これからの炭蔵家についてを


[ 父親に裏切られたという感情を持っていた。
 けれど、それは父親が好きで期待していたから。
 できうるのなら、もう一度、
 全く同じ形の炭蔵家には戻れないだろうけど、
 やり直したいと、俺は思うんだ。

 なあ、だから母さん。
 俺のこと許してくれるだろうか?
 伸ばしたこの腕を、取って欲しい。 ]
 

(737) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



        [ ────…… ]

 

(738) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[やきもち。焼き餅。ヤキモチ。
 わたしは乃絵ちゃん>>667の内緒話に耳を傾ける。

 たとえば、乃絵ちゃんが他の人と仲良くしてたとして、
 わたしはヤキモチを焼いちゃうのかな。
 今日、楽しかったよね。
 わたし、乃絵ちゃんが綿見さんに注意されてるの、
 ちょっと嬉しかったよ。
 綿見さんは大変だったかもしれないけど、
 仲良くなりたい>>5:209が叶って良かったねぇって。]

(739) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから。
 俺は予定通り、お目当ての法学部に合格した。

 自宅から通うには少し距離はあるものの、
 父さんの持つ別宅を一つ借りて
 一人暮らしをすることになる。

 結論から言えば、
 あの日、母さんは俺の手を取ってくれた。
 完璧で完全な炭蔵家には戻れていないけれど、
 父さんも議員を辞めたあと、祖父の跡を継ぎ
 土地の管理をしながら、自宅で盆栽を育てている。

 この親にしてこの子ありとはよく言ったものだ。 ]
 

(740) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



       天は自ら助くる者を助く

 

(741) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ って諺があるだろう?
 父さんが好きな言葉なんだ。

 俺はそんな宗教じみた台詞は
 これっぽっちも信じちゃいない。
 人生を自分の手で切り開くなんて
 そう簡単にできやしなくて、
 お互いに支え合いながら生きているんだってこと
 俺はもう知ってしまったから。 ]
 

(742) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 例えば、誰かに世界を広げてもらうこと。>>550
 例えば、誰かと穏やかな時間を共有すること。>>414
 例えば、誰かの家を掃除すること。>>341
 …とか、いろいろ。
 俺の善意だけで行ってることじゃあない。
 この誰かさんに俺は「明日」へ向かう勇気をもらった。
 それの恩返し、という意味合いもある。

 そうそう、誰かさんの家にいつかお邪魔した時には、
 チャットで話していた猫は>>344
 既に1Fに居て我が物で寛いでいたから、>>717
 次は、猫缶でも差し入れてやろうと思ったりしたな。 ]
 

(743) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ だから俺は、やっぱり。
 自分のことは自己完結するようにと、
 自分に強要もしないし、他人にも強要しない。

 だから、この腕を誰かに伸ばしたいとも思う。
 俺の届く範囲なら、できる範囲なら。

 「明日」も俺は誰かに手を伸ばしたい。 ]
 

(744) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ──… ひとりは成功している筈だから、
 そう悪くない腕じゃないと思うんだ。

 どうだろう、この手を取ってくれないか?** ]
 

(745) ゆら 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[たとえば、ひとみちゃんが他の人と帰ったとして、
 わたしはヤキモチを焼くのかな。

 誘った時に断られたら、ちょっと寂しいかもしれない。
 でもこれまでのわたしたちは約束してた訳でもないし、
 一緒に帰らない日だってあった。
 そういう時にひとみちゃんが誰かと一緒なのは
 むしろ嬉しいし、安心してたと思う。


 たとえば、鳩羽くんが他の人と話して……、
 ……フツーだね?

 それこそ向井くんとか、柊くんとか、綿見さんとか、
 元部活仲間とか、隣のクラスにも。>>601
 鳩羽くんの周りにはたくさんの人がいる。
 そこで鳩羽くんがホンモノの顔で笑ってるの、すきだよ。
 名前を呼んだら、嬉しそうに笑ってくれるのも。>>603
 すきじゃなくなくとく、ってやつだ。]

(746) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしにはどうもピンと来なくて、返事が曖昧になった。
 乃絵ちゃんはあくまで自分の話だって付け加える。]

  わたし、乃絵ちゃんが
  自分の気持ちいっぱい出してくれるの、嬉しいよ。

  特別なすきなんだねぇ。
  わがまま、いいじゃん。

[ヤキモチをわがままって言うのは少し違うかな。
 でも欲求のひとつでしょ。
 わたしだけが知っていたい、わたしだけの何かが欲しい。
 特別ってそういうものなのかな、ってわたしは思う。]

(747) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……わたしの中にも、そういう気持ちあるのかなぁ。

[乃絵ちゃん>>668がどうしてって尋ねるのに、
 わたしは眠る間際の声で答えた。]

  あると、いいなぁ。

[たったひとつの「すき」だけを抱いたこれまでと違い、
 わたしの手のひらには多くの「すき」>>674が並ぶ。
 今のわたしはそれを子どもみたいに眺めていて。
 興味、好奇心。そういう段階だったんじゃないかな。

 今は、ね。
 夜を知らないわたしは、次第に眠りに落ちていく。]*

(748) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・バレンタイン ──


  お、……ひる、ごはん……?


[ 慎一は通りすがりなので、
 コートを着込んでいたりはしない。

 黒沢はどれだけ長居する気だったんだろう。
 しっかり装備で首を横に振る姿に、>>729
 怪訝そうをすっかり通り越して、
 何言ってんだろって顔をしながら。

 少なくともお昼ごはんには見えなかった。
 これじゃお料理スキルだけじゃなくって、
 誤魔化しスキルも10点としか言えないよ。]
 

(749) nabe 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……原材料が食べ物なのに、
  こんなんにできちゃうんだから、
  人間ってある意味すごいよねえ。


[ 誤魔化すような笑い方を見下ろして、>>731
 慎一の頭にぐるぐると浮かんでいたのは、
 何人かのおんなのこの顔と制作物だった。

 毎年同じことを繰り返す妹。なっちゃん。
 今年はなんだかゴムみたいに噛み切れない、
 不思議なものを生み出していたけれど、
 結局あれって何を作りたかったんだろう。
 悲しいかな兄たちは完成形を知らないままだ。

 それから、番代。これ似たようなもんじゃない?
 いい笑顔で人に配り歩いていたけど、黒沢を見て?]
 

(750) nabe 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……とにかく、
 誤魔化し笑いの黒沢は見てて居た堪れない。
 なにかを察した気分になって、
 慎一はかわいそうにって目をしてたと思う。]


  ……あー、失敗したの?

  ひとりで処理しないほうがいいと思うよ。
  マジで永遠に食べ終わんないから。
  母数増やしてちょっとずつ食べりゃ、
  ちょっとした笑い話になるからさ……、


[ まあ、お料理ができないキャラは、
 何がなんでも受け入れられないってなら、
 無理な話かもしれないけどね!
 慎一はまだ結構あるソレを見下ろす。辛くない?]
 

(751) nabe 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  あんね、番代は似たようなの配ってた。
  毒じゃないし、もらった俺は食う。

  ……みんなに食べてもらえば?
  たぶん、笑ってくれると思うよ。


[ 少なくとも慎一はそういうの慣れてるから、
 失敗作パーティーになっても参加するよ。
 ……正直な感想は添えると思うけどね。

 先輩からのアドバイスはシンプルだ。
 人海戦術。これっきゃないねって顔で、
 慎一は「どうしますか」って感じに少し待った。

 判断は本人に委ねるけど、味に飽きたなら手伝うよ。
 心身の健康とプライド、さてどっちを取りますか?*]
 

(752) nabe 2021/06/20(Sun) 12時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— バレンタイン:乃絵ちゃんと —

[お泊まり会から日は過ぎて、バレンタインがやって来た。
 ひとみちゃんが事前に教えてくれた通りに
 大量のチョコを持ってきていたり、
 綿見さんがどうするかは知っていたかな。
 わたしは綿見さんにもチョコを渡したと思う。

 みんなに相談していた乃絵ちゃん>>638の進捗を
 わたしが尋ねることはなかった。
 結局どうするかは本人次第だと思うし、
 料理方面も恋愛方面もわたしじゃ力不足だったし。

 それでも乃絵ちゃん>>639にチョコを渡した時、
 わたしは乃絵ちゃんの反応を不思議に思った。]

(753) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ? うん、大丈夫だよー。
  わたし持ってくるなんて言ってなかったしね。

[別にわたしが貰えるって考えてた訳じゃない……たぶん。
 ただ乃絵ちゃん頑張るのかなって思ってたから、
 予想との差にわたしは困惑した。

 ちなみに冒険チョコはみたらしプリンだよ。
 なぜかパッケージにウニの絵がついてる。
 たぶん美味しいと思うよ。ウニの味はしないから……。]

(754) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしがどうしたのって聞いても、
 乃絵ちゃん>>640は理由を教えてくれなかったかも。
 今日はお昼も別々みたい。
 わたしは乃絵ちゃんにメッセージを送る。]

  『いつでも話聞くからね。』

[乃絵ちゃんはもう自分だけで抱え込んだりしない。
 そう思ってるから、
 わたしは呑気に購買のクリームパンを頬張った。]*

(755) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 13時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:金曜日に降る雨 ――

[ 友達の定義の次は、優しさの定義かな。
 芽衣はきっと、私の言葉を否定しないことが
 優しさだと思っていたし、
 私もずっとそんな芽衣の優しさに甘えてた。

 でも、私、あの時間も否定したりしない。
 あの時間もきっと、必要なものだったと思う。
 あの時間があったから、今があるのだと思うもの ]

(756) takicchi 2021/06/20(Sun) 13時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 いいよ。

[ いいの?って聞く芽衣に頷いた。>>713
 私は、芽衣のピアノが聴きたいって>>5:235
 わがままを言ったの。
 そこに、“満足”なんて条件はなかったよ。
 芽衣が、自分の“満足”にたどり着くまで、
 ずっと聴かせてくれるっていうなら、>>656
 私を芽衣の観客にしてくれるなら、
 それって、私のわがまま、叶ってるんだよ ]

(757) takicchi 2021/06/20(Sun) 13時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、私はそんなことは言わないの。
 だって私、ずっと芽衣の観客でいたいから。
 芽衣が自分の満足する演奏に出会えるまで、
 一生だって付き合っちゃうから ]

 うん、言ったよ。
 こちらこそ、これからもよろしくね、芽衣。

[ 芽衣の頭を撫でる私の手に、芽衣の手が触れる。
 ピアノを弾く、芽衣の大事な手が触れる。
 その手にちょっと指を絡めて笑った。
 これからの長い一生、よろしくね、芽衣* ]

(758) takicchi 2021/06/20(Sun) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― バレンタイン・男子会 ―

[まあ、番代とそんなやり取りをした後だったので。
モテたいけど実際付き合うとなると難しい、みたいな
男心が分からないでもないのだ。>>609
とは言え、向井のツッコミはいたって真っ当で。>>599]

なんだそりゃ。

[鳩羽の台詞に>>610苦笑した。
あっさりした向井の返答を聞きながら、
ガナッシュを口に運んでもぐもぐと。]

あー、もうそんな季節だあね。
そういやホワイトデーのお返しとかってさあ
卒業しても返すべきだと思う?

[ちなみにバザーに出す予定は特にないけど。
ボタンばらまきってどうなの。なんか根本的に間違ってね?
そんな他愛ない話をしながら、その日は過ぎていったとか。*]

(759) guno 2021/06/20(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― デート・炭蔵 ―

や、邪魔とかじゃなくて、ありがとってこと。

[大真面目に謝る炭蔵にちょっと笑ってしまったりしつつ。>>686
普段の生活態度を尋ねれば、
予想通りと言うかなんというか>>689]

えーーーーーーあーーーーーーマ??
いや〜〜ユーガらしいけどさあ〜〜〜〜

[勉強が受験生の本分、とは言ったって
流石に灰色の青春すぎやしないだろうか。
本人それで楽しいならいいんだけどさ!
でも炭蔵的にも思う所がないわけではないみたいで。>>690

あの一件の後、バッサリ短くなった前髪。
今日こうして遊ぼうなんて話になったのも
心機一転と言うか、そんな感じなのだろうか。
その心を窺い知ることは出来ないけれど。]

(760) guno 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

や、今からでも全然遅くないって!!
これから大学生じゃん!?
ハッピーキャンバスライフだよ。

[続いた言葉にはもちろんと頷く代わり
ばんばんと軽く背中を叩いて笑う。

誰かさんじゃないけど大学デビューだって出来るさ。
友達も恋人も出来るかもしれない、
だってそんな風に楽しそうに笑えるのだから。

UFOキャッチャーで散財したり音ゲーで対戦したり
ボウリングのスコアは34(0..100)x1だったかな。
一頻り普通の高校生らしい遊びをしたあとで、
俺もひとつ頼みごとをする。]

(761) guno 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



サボテンってさ、簡単に育てられる?


[って、聞いてみて。

もし俺にも育てられそうだったら
帰り道で一個購入して帰ろうかな。

相手のことを知りたいと思うこと。
それがきっと"好きな人"の第一歩かなって。

だからつまり、お近づきのしるしに。
どうぞ、これからもよろしくね。*]

(762) guno 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 帰り道・鳩羽くんと —

[鳩羽くん>>696をわたしがあげたココアがあたためて、
 わたしの頬をわたしの手があたためる。

 冷たい風に硬直した全身が緩んで、
 足りない時間を少しでも埋めたかったわたしの口が
 わたしの内緒話を鳩羽くん>>698に零してしまう。]

  鳩羽くんも?

[鳩羽くんのお父さん、ご両親といえば、
 わたしとっては鳩羽くんの幸せを阻む存在。>>0:558
 でも鳩羽くんの表情はほんの少しだけど笑っていて、
 わたしはホンモノを確かめるように覗き込む。]

(763) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  わたし、お父さんと言い合うの初めてだったかも。
  お父さん優しくて、気の弱いところもあるからさ。

  でも、嬉しかったなぁ。はっきり言ってもらえるの。

[最終的にわたしが一発かましちゃったんだけど。
 お互いの思っていることを全部吐き出したら、
 なんかちょっとすっきりしたなって。
 わたしは鳩羽くんに告げる。]

(764) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  だからね、これはわたしが選んだ運命。
  実は……、

[鳩羽くん>>700が確かめるように聞くから、
 わたしは鳩羽くんを手招く。
 この前も頭撫でさせてくれたでしょ。
 今回のわたしは頭に手を伸ばすんじゃなくて、
 耳元に口を寄せようとしてるんだけど。

 わたしの願いは叶うかな。
 どちらにせよ、わたしも背伸びで距離を詰めて、
 悪戯を打ち明ける子どもみたいにわくわくと話をする。]

  代わりにね、キーボード、買うの。

[これまでは部屋いっぱいにピアノが詰まってたけど、
 今度からはもっと快適になるよ。
 それこそ、ピアノを聴いてくれる誰かを招いても
 ゆっくりしてもらえるくらいにね。]

(765) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  音も消せるから便利なんだよ。
  わたしの貯金で買う、わたしのもの。
  いつかちゃんとしたピアノも買えたらいいけど、
  今はこれでいいの。少し休憩。

  やりたいこともいっぱいできたしね。
  だから、寂しい気持ちもきっと、大丈夫。

[たとえば放課後、友達とどこかにでかけたり。
 クレープも焦がさず焼けるようになりたいな。
 帰宅部の先があるのなら次は何部になるんだろう。
 自分の自転車で駄菓子屋に行くのもいい。

 わたしはわたしの夢と、
 これまでと違う向き合い方をしようと思う。

 自販機には見慣れたラインナップ。>>700
 わたしは日常の前で鳩羽くんに笑いかける。
 昔みたいにへらへらじゃない、ホンモノの顔で。]

(766) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くんが教えてくれた大学は
 わたしの大学より少し先にあるみたい。>>701
 それでも会える距離なら、全然遠くないよ。

 わたしは寂しくても大丈夫って言った。>>766
 でも鳩羽くんは寂しくないよって言ってくれた。>>702
 ……覚えてる?
 わたし、鳩羽くんに会えないのは寂しいんだよ。>>219

 だから両手で隠れたわたしの顔は嬉しさが溢れちゃって、
 まだ続きがあるんだなって思えたら心が弾んじゃって、]

  うん、もちろ……ん?

[だから。
 鳩羽くん>>704に返事をしたわたしの声も
 語尾に疑問符がついちゃった。]

(767) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたし、今でもヤキモチって感覚はあんまりない。

 たとえば、綿見さんの手作りチョコ。>>528
 よかったねぇって思ったし>>579
 むしろチョコいいなぁって思ったくらい。

 今、どうしてこんなことを考えたかって言ったら、
 鳩羽くん>>704がくれた「わたしだけ」>>747
 嬉しいなって思うわたしに気づいたから。

 他の人にも言うのかもしれないけど、
 今ここには鳩羽くんとわたししかいないから
 それは知らない。知らなくていいや。]

(768) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


── お見舞い ──

[ そんなにいちいちきゅんとされていたとは
  私はつゆとも知らない話なのだが>>524
  普通!!普通の事!!だから!!

  図太いの、私だったね、──と、>>525
  そう言うあたり、自覚は無かったのだろう。
  あの時に嘘を吐いている様子も無かったし。]


  そうだね。
  多分ね、黒沢ちゃんは私が思うにね、
  結構強かで図太い子だと思うよ……


[ 自殺して死にぞこなっているとか、
  その上でそんな事>>526言ってのけられるとか。]

(769) uiro 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[大事なのは、正しさでも善悪でもない。
 わたしがどう感じたか、だから。

 そんな風に思ったら、
 さっきの反応>>605も名前を呼ぶ時の笑顔>>603
 たくさんのことが芋づる式に特別へ塗り変わるようで。
 わたしは鳩羽くん>>705の動揺を察する
 余裕もないくらい、混乱していた。]

(770) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  ……なんだか気まずいように思ってた
  私が馬鹿みたいじゃんか、……はぁ。

  何でもない。
  っていうか、ちゃん付け、そんな喜ぶ事?
  色々と、こう、思い悩んでこんな事になったのに


[ そんなので帳消しにされる事なら
  どれだけ気を許せる相手が居なかったのだろう、と
  何となく考えてはしまうが。]
 

(771) uiro 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だから視界が暗くなってようやく、異変に気づく。
 咄嗟に受け取ったココア、
 目の前にはいつか顔を埋めたダッフルコート。>>706
 これがあたたかくて大きいこと、わたしは知ってる。]

  え、なに、……わっ!

[わたしが状況を把握しきる前に、
 鳩羽くんはわたしの頭をぐしゃぐしゃにした。
 髪に紛れていた耳に手が触れると、
 わたし以外の感触に肩が跳ねる。

 止めようにもわたしの手はココアで塞がっていて、
 されるがまま、いろいろなものを乱されていく。]

(772) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



  ……まあ、いっか。
  退院したらまた何か遊ぼうよ。
  女子会でもお泊まり会でも何でもさ。


[ あの校舎でやった事。
  もうあそこには行けないし、夢の中の出来事。
  こちらでも実現させて、現実のものにしようって。]**
  

(773) uiro 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[鳩羽くん>>707の手がわたしの耳を覆うと、
 わたしの世界から音がなくなる。>>709
 唯一、わたしの心臓だけが息をしていた。

    ——何か>>-813囁かれたような気がする。]
 

(774) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くんが離れると、
 わたしの耳の中へ周囲の音が一気に飛び込んでくる。

 わたし、眼鏡いらないくらい目がいいんだよ。
 へらへら笑って、顔が赤くて。鳩羽くんの顔が見えた。

 でもね、目より耳の方がもっといいの。>>1:597
 そんなわたしの耳の中、もう塞がれてないはずなのに
 心臓がさ、煩いんだよねぇ。

 もうひとつ付け加えると
 少しの衝撃で転びそうになったり>>0:106>>3:587
 10円玉もまともに投げられなかったり>>3:64
 わたし、運動神経はあんまりよくない方。

 取り残された飲みかけのココアを抱えて、
 元運動部のダッシュ>>710に追いつけるとは思えない。]

(775) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  れんくん!!!

[だからわたし、鳩羽くんの名前を大きな声で呼んだ。
 冷気に触れた喉がピリピリする。

 まだ行かないで。ここにいて。
 駅への分かれ道、呼び止める以上の声は出せなくて、
 わたしは長くない足で鳩羽くんへ近づこうとする。]

  ……ちょっと、待ってね……。

[もし、もしもわたしが鳩羽くんに追いつけたなら、
 手を伸ばして鳩羽くんの手を取ろうとする。

 また追いていかれることがないように。
 耳を塞がれてしまわないように。

 わたしは混乱の只中にいて、中の中の頭じゃ
 正直まだ何ひとつ理解が追いついていないんだけど、]

(776) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……はぁ、あの……ぜんぶ、
  全部は、聞こえなかった……から、

  ——さっきの。もう一回、言って。

[きっとわたしはそんなわがままを言ってしまうから、
 内緒にしたいならどうか、立ち止まらず逃げてね。]*

(777) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:炭蔵君 ――

[ 前髪を切った姿を見たのが私が一番だったこと>>720
 私は知らなかったけど、知らなくてよかったと思う。
 他意はないとわかってるのに、
 舞い上がってしまいそうだ。
 本当炭蔵君、そういうところだよ。

 イメージする完璧について聞いてみたら、
 辞書を読み上げたみたいな答えが返ってくる。>>721
 まさか、辞書暗記してる?
 完璧目指してるから、完璧の項目暗記してる? ]

(778) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 それを炭蔵君が目指したいっていうなら、
 私は何も言えないけど……
 私が帰ってきたいって思えたのは、
 炭蔵君が、炭蔵君だったからだよ。

[ 完全無欠な人は、
 きっと自分で手首なんか切らない。>>5:119
 自分のことを不器用なんて言わないし、>>5:151
 わがままなんて言わない。>>5:243

 でも、そんな炭蔵君だったから、
 私はここに帰ってこれた。
 炭蔵君が炭蔵君だったから、私は。

 ……それはそうとして、
 顔が見えるようになった今、
 その笑顔は割と破壊力が高いです>>723 ]

(779) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 破壊力が上がっても、
 炭蔵君の内面が変わったわけじゃないので、
 鈍感はどこまでも鈍感なままだった。>>724>>725
 ここまで鈍感だと、
 どこまでやれば気づいてもらえるのかと
 チキンレースをやりたくなる。やらないけど。
 私の心臓がもたない ]

 厄介なこと引き受けちゃったなって、思わないんだね。

[ でも、思わずそんなこと言っちゃった。
 うん、自分でもわかってる。
 私は一度自殺を図った取り扱い注意案件だって。
 そんなのに目をつけられて一生とか言われてるのに、
 笑っていられる炭蔵君は本当に器が大きいよ ]

(780) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ さりげなくホームセンターが付け足されてること、
 気づかないと思った?気づくよ(笑)
 新しい部屋のインテリア、
 まだみんなにもらったお見舞いしかないから、
 何かグリーンがちょっとあってもいいかな。

 あ、カラオケは行ってみたいけど、
 私音楽の才能はないから、賑やかし係希望です ]

(781) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 右手は何ともないから自分で食べられますー。

[ 残念ながら、とまでは口に出せない。>>727
 チキンによるチキンレースはこれが精一杯。
 角ばったリンゴを食べながら、
 炭蔵君の作るかもしれない
 角ばった料理に思いを馳せる。
 
 角ばる理論を一緒に試す?>>724
 私、頑張ってもお料理スキル向上の見込みは
 あんまり(控えめな表現)ないから、
 洗い物担当とかになりそうなんだけどいいのかな。
 私遠慮しないことにしたから、図々しく甘えちゃうよ ]

(782) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そして後日、
 進路の方向性が全く変わってしまったから、
 ヨーコ先生に資料は集めてもらったものの、
 どこの大学がいいのかよくわからない。
 もう猶予もないというのに決め手に欠けて、
 私は困り果てていた ]

 弁護士、目指したくて。
 それで、法学部に進路変更したんだけど、
 大学、どこがいいかわからなくて。

[ やっぱりこのタイミングでの変更は無謀かなあなんて、
 お見舞いに来てくれた炭蔵君に相談したら、
 炭蔵君も法学部志望だった。>>728
 えっ、そうだったの!?って、すごくびっくりした。
 てっきり炭蔵君は、政治経済学部だと思ってたから ]

(783) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君が選ぶところなら間違いない気がする。

[ 相談に乗ってもらって、炭蔵君の志望校も聞けたかな。
 必死の努力の賜物とはいえ、私も成績は悪くない。
 後期試験まで粘れば、希望はありそうだった ]

 ライバル増えちゃうけど、いい?
 なんて、私じゃライバルにならないか。
 

(784) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私が受かって炭蔵君が落ちるなんてこと、
 起こるわけないし。

 いや、本当に聞きたかったのは、
 なんだか追いかけるみたいなことされるの、
 嫌じゃない?ってことだったんだけど。
 そんなつもりじゃなかったけど、
 なんだかちょっとストーカーみたいじゃない?
 目の届く距離にいる方が助かるなんて、
 保護者目線で見られてることなんて、
 私は知らなかったので。
 知ったらそれはそれで、喜んでいいのか悪いのか、
 複雑な心境になるしかなかったけど。

 本当、炭蔵君鈍感!
 でも、これからも長い付き合いになる予定なので、
 鈍感炭蔵君も、いつか気づく日が来るんだからね!
 …………多分(チキン)* ]

(785) takicchi 2021/06/20(Sun) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お泊り女子会の内緒話 ――

[ 私の逸れたんだか逸れてないんだかよくわからない
 話題転換に、少なくともひとみちゃんは乗ってくれた。
 ひとみちゃんは深追いしない。優しい。>>681
 大量に作ってばら撒く作戦。
 そうだよね。やっぱり手作りよね。
 感謝を込めて贈るのに、
 やっぱり既製品は駄目な気がする。
 ……と私は踏み出してはいけない一歩を
 この夜踏み出してしまったのかもしれない。
 芽衣もこの時は買う予定はなかったようだし。>>658

 いや、責任転嫁をしてはいけない。
 すべては私の思考に柔軟性が欠けていることが
 いけなかったのだと思う ]

(786) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 結局、具体的な名前を白状させられるところまでは
 いかなかったのかな。>>682
 
 いかなかったとしても、察しのいい人なら
 きっとわかっちゃったと思うけど。
 そもそも、ここにいる女の子たちは、
 みんなあの校舎に来てくれた子だ。
 そしてみんな、あの校舎に最後までいたのが
 誰かってことも知ってるわけで。
 ……それでもどこまでも本人には
 気づかれないんだけどね…… ]

(787) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 眠気にとろけた芽衣の声。>>734
 もしかしたら、明日目を覚ましたら、
 この会話のこと、忘れちゃってるかもしれないね。
 それならそれでよかった。
 眠たげな声で、それでも芽衣は、
 私の気持ちを肯定してくれる>>747 ]

 そうかな……。

[ この気持ちは言うなれば、独占欲にも似てると思う。
 自分のものでもないのにね。
 わがまま。そうだね。わがままだね。
 わがまま、これでも私、セーブしてるんだよ。
 困らせることはあっても、迷惑はかけないように ]

(788) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ どうして?って聞いたら、
 芽衣は自分にもあるのかなって言う。
 あるといいって言う>>748 ]

 芽衣、それって……。

[ “like”なのか“love”なのか、
 わからない人がいるってこと?
 それで、“love”だったらいいなって思ってるって、
 そういうこと?
 だって、そういう対象がいなければ、
 わざわざそんなこと考えないんじゃない?
 “like”でいいと思ってるなら、
 わざわざ“love”かもしれないなんて考えるかな? ]

(789) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……なにかあったら、教えてね。

[ ほとんど眠りに落ちてる芽衣にそう言ったけど、
 届いたかどうかはわからなかった。
 でも、“何か”があったら、
 きっと芽衣は教えてくれるよね?* ]

(790) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

Pumpkin 2021/06/20(Sun) 15時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 正しい失敗作の処理の仕方 ――

[ 私は断じて誤魔化しているつもりなんかなかった。
 だって正真正銘これが今日の私のおひるごはんなので。
 自己責任。そうこれは自己責任。>>4:504
 そして一人で作ったので、一蓮托生の相手もいない。
 私は正直に答えたのに、
 向井君の顔は「何言ってんだこいつ」って言ってた。
 だから私、頷く ]

 おひるごはん。

[ 嘘じゃないよ。聞き間違いでもないよって、
 目力を込めた ]

(791) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 我ながらお料理の才能じゃなくて、
 錬金術の才能があったのかもしれないって思う。

[ 人間ってすごい。ある意味。>>750
 向井君のその言葉はもちろん全く褒め言葉じゃなくて、
 昔の私ならそのまま校舎の屋上から
 飛び降りなきゃいけないレベルの失態だったけど、
 今の私はしみじみと現実を受け入れる。
 これで生み出されたのが金ならよかったんだけどね。
 謎の物体Xしか生み出せなかった ]

(792) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 向井君は可哀想なものを見る目で私を見た。>>751
 2月14日という日付。そして謎の物体Xは
 かろうじてチョコレートに色だけは似ている。
 うん、察するよね ]

 あの校舎でお世話になったみんなにね、
 お礼を伝えるいい機会だなと思ったんだけどね、

[ これじゃ、罰ゲームか嫌がらせだ。
 なんの恨みがあるんだと誤解されかねない。
 同情してくれたのか、
 向井君は人海戦術を提案してくれた。>>752
 辛くないかって?正直とても辛いです ]

(793) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣からメッセージが届いたのはそんな時だったかな。
 向井君にちょっとごめんねって断って、
 私はスマホを確認する。>>755
 いつでも話聞くからね、かあ……。
 聞くよりも、見た方が、話が早いかな……。

 私、膝の上に乗ってる謎の物体Xの写真を撮って、
 芽衣に返事の代わりに送った ]

(794) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……あのね、向井君。

[ そしてスマホを片づけた私は、
 ものすごく躊躇しつつ口を開いた。
 言い辛い。ものすごく言い辛い。
 でも、コートを着てる私でもここは寒い。
 コートを着てない向井君はとても寒そうで、
 あまり引き留めちゃいけない ]

 これだけじゃ、ないの。
 まだまだ……山ほどあるの。
 
[ なにしろ、あと2日私の食事はこれになる予定だった。
 失敗しては材料を買ってチャレンジし、
 また失敗してはチャレンジし、
 予算が尽きるまで続けた結果、
 私の手元に謎の物体Xばかりが残った ]

(795) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……助けてくれる?

[ あと2日これを食べ続けて、
 心身の健康を保つ自信はなかった。
 無理やり口に入れても、喉が拒否する。
 おかしいな、私好き嫌いなかったはずなのに。
 どうも私の身体は、これを食べ物と判定してくれない。
 作ったの私なのに。

 笑いで済めばいいな。
 完璧を目指すのはやめたけど、
 ここまで駄目駄目っぷりを披露する予定でも
 なかったんだけど。

 みんな、こんな私をまた助けてくれる?
 なーんて、ちょっといい話風に言ったけど、
 これ、あの校舎から連れ戻すより難関かもよ?* ]

(796) takicchi 2021/06/20(Sun) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 放課後・メイ ──

[放課後、夕暮れ、内緒話。 >>765
大丈夫ちゃんと耳元での会話は叶うよ。

キーボードを買う、って言ってくれたメイは
まるで子供みたいにウキウキして見えたから
そっか、良かった、って俺
自分の事のように嬉しくなって、笑う。

それでも今までとは違う日常が訪れて
きっと寂しいことも多いんだろうな、って
そんな矢先の爆弾発言に、>>705
自分で言っておいて、感情が忙しい。 ]
 

(797) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ ほんの一瞬だけ、世界は止まる
  陽が落ちるのが早い二月の、茜色の空に
  ゆるやかにのぼりはじめる、白い三日月は
  夕焼けに照らされてほんの少しだけ紅い。 ]

 

(798) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 漸くこないだ名前が付いたばかりの関係だ
  なにかから、友達へ。 >>271
  友達からゴールデンレトリバーへ?
  ああ、いや、それはちょっと違うか。

  さらにまた一歩進ませる勇気がないのは、
  今度はきっと、俺のほう。 ]

 

(799) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[──── だから、
聞こえなくてよかったんだよ
聞き直さなくたってよかったんだ

どうしても行き場をなくした気持ちを
吐き出したかっただけだから。

それはきっと、
俺が知らない「昨日」の続きに
言葉にならない感情が俺のコートに逃された
そんなひとときにさ、ちょっと似てる >>5:63

……… 誰にも、聞こえなくてよかったのにな ]
 

(800) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさぁ、そんなこと言うし。>>777
俺の左手、人質に取られちまったから、
ああ、もう、逃げらんねーし

         ってことにしとこ。

乱しちまった髪の毛が跳ねてて
ちょっと可愛らしくて、おかしくて(俺のせい)
空いた右手で、何も言わずに梳いてやる。

仕方ねえなあ、って俺は笑ってる。
だってそんなん、もう無理じゃん。
ねえ。無理。無理。陥落。]
 

(801) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ だからほんの少し背中を丸めて
  耳元に顔をゆっくり顔を近づける。
  頬や鼻先は触れそうな距離で掠めて、離れていく

  ──── そして今度は俺が内緒話、する番 ]

 

(802) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ こんな特別な今日≠ュらい
  ちゃんと気持ちを言葉にしようと思った。>>219
  ほら、伝わった?傾げた首は元に戻った?ってね ]

 

(803) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[別にだからといって、
関係性を進めるような「提案」はしなかったし
メイに「LIKE」と「LOVE」の違いを
説くつもりなんてこれっぽっちもなかった
LIKEの最上位だって思われててもいいや。って。

言い終えたなら今度こそ笑って、

  「 じゃあ、また明日な 」って
  当たり前に始まる明日への挨拶を交わすつもり ]*
 

(804) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 16時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― お見舞い:綿見ちゃん ――

[ 普通じゃない!普通じゃないよ!>>769
 なにしろ綿見ちゃんが、私のために
 手作りしてくれた!
 こんなの鳩羽君が聞いたら
 廊下で絶叫してうらやましがる案件だと思う。

 自覚がなかったってわかってもらえたら嬉しいな。
 私はそんなに器用じゃないって、
 きっと綿見ちゃんなら知ってると思う ]

 うん、そうだったみたい。

[ 結構強かで図太い。
 綿見ちゃんの評価に私は頷いた。
 自分で思うより、私しぶとかったみたい ]

(805) takicchi 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、って私、ちょっと思い出す。
 あの校舎の、綿見ちゃんのマネキンのこと。
 綿見ちゃん、自殺してなかった?
 そして、あの校舎ではマネキンと代わってしまったけど
 結局現実ではこうやって生きてる。
 それって、ある意味死に損なったって
 言えなくもないんじゃないかって私は思うんだけど、
 どうかな?
 まだ私、そんなこと面と向かって聞けないんだけど。
 いつか、聞けるようになるかな ]

(806) takicchi 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 気まずかったの?

[ 綿見ちゃんの言葉に私は首を傾げる。>>771
 だって、もともとは私、嫌われてたみたいだし、
 あの校舎でなじられたのは誤解だったし、
 黒沢ちゃんって呼んでくれるようになったし、
 気まずくなるようなこと何かあったっけ?
 心当たりがなかったけど、
 綿見ちゃんは何でもないって話を変えた ]

(807) takicchi 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 え?嬉しいよ。
 だって、その、私、ちゃん付けで呼んだり
 呼んでもらったりする……その、……おともだち、
 あんまりいなくて。

[ 綿見ちゃんのこと、友達って呼んでいいのかな。
 友達じゃないし!ってばっさり切られてしまうかも。
 そう思った私は、ぼそぼそとした
 歯切れの悪い口調になってしまう ]

(808) takicchi 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ だって、結局そういうことだった。
 私があの校舎に呼んだのは、文化祭の中心人物で、
 文化祭になくてはならない人だったけど、
 きっとそれだけじゃない。
 私が、仲良くしたかった、
 仲良くなりたかった人たちだった。
 父のせいで諦めさせられたくない人たちだった ]

(809) takicchi 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ だから、続く綿見ちゃんの言葉に、>>773
 私、またぱああああって顔になっちゃったと思う ]

 うん!遊ぶ!遊びたい!

[ ひとみちゃんが遊びに来てって、
 お泊りもしようって誘ってくれてるって、>>84
 その時綿見ちゃんに話せたかな。
 芽衣とクレープを教えてほしいって
 話してたことも。
 退院後の楽しい約束を一つ増やして、
 私の未来はまた一つ色づいた* ]

(810) takicchi 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 昼下がりのバレンタイン —

[クリームパンが半分なくなったかというところ、
 乃絵ちゃんから来た返信>>794でわたしは理由を知る。]

  『どこにいるの?』

[絵文字も顔文字もないシンプルな一文。
 でも乃絵ちゃんなら>>640
 わたしが食べに行こうとしてるって分かるんじゃない?]

  ほうじ茶でいいかなぁ。

[わたしと乃絵ちゃんの分で二本。
 もし既に協力者>>752がいたなら、
 わたしの分の一本はその人に渡そうとするつもり。
 大丈夫。わたしにはクリームパンが半分残ってる。]

(811) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[みんながいるなら、いつか>>0:1601みたいに
 クリームパンが置いてきぼりになることもないね。

 わたしは緩む口元を誤魔化すように、
 乃絵ちゃんの返事を待たず歩き出した。]*

(812) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 17時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── その後・バレンタイン ──

[ 自己責任論。
 自分の面倒は自分で見ようねって話。

 慎一はそういうの嫌いじゃないし、
 それを遂行できる人を尊敬してたんだけど、
 さすがに今「すごいね」とは言えなかった。]


  ……錬金術は、
  価値のあるものを生み出してこそ、
  錬金術って呼ばれるんだと思う……


[ 謎の物体Xを穴が開くほど見つめても、
 換金性のある何かには到底見えず、
 慎一の口から出てくるのは、
 フォローでもなんでもなく素直な感想だ。]
 

(813) nabe 2021/06/20(Sun) 17時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……うん、うん。


[ あの校舎にいた人にお礼を。
 そう語る黒沢はなんだかいじらしかった。

 バックストーリーに相槌を打ちながら、
 慎一は静かにあの場にいた面子を思い浮かべる。

 死なば諸共……というのはこのケースにおいて、
 ちょっと不謹慎すぎる言い回しかもしれないけど、
 えーっと、ほら。旅は道連れ世は情け? とかいうし。

 すでに一名巻き込まれたらしい誰か>>794に、
 心の中で「がんばろうね」って声をかけた慎一に、
 黒沢は言いづらそうに告げた。「山ほどあるの」>>795]
 

(814) nabe 2021/06/20(Sun) 17時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  山ほどかあ……、


[ 大丈夫、見て。慎一は笑ってるよ。
 ちょっとだけ顔が引きつってるけど。

 「助けてくれる?」求められたならもちろん!
 いくら慎一の腕が義理チョコを抱えてたとて、
 友人には手を差し伸べられる人間でいたいって、
 確かにそう願ったのは慎一自身だ。うん、だから。]
 

(815) nabe 2021/06/20(Sun) 17時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……俺、あんときのやつらに声かけるね。
  大丈夫、黒沢はお礼がしたかったんだよって、
  ちゃんと経緯は伝えとくから、みんな来る。


[ たぶんね。みんな絆されてくれるよ。
 ひとりで食べれば二日分だとしても、
 みんなで食べれば青春の1ページになる。

 ひとまずここで一口いただいておこうか?
 大丈夫。うええって顔をするかもしれないけど、
 ほうじ茶があるならお口直しだってできるから。>>811]
 

(816) nabe 2021/06/20(Sun) 17時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──かくして、
 いつ∞どこで≠ェ決まれば、
 きっと慎一は吹聴して回ったことだろう。
 なんなら今からだっていいよ。

 黒沢がお礼をしようとしてくれたみたい。
 ちょっぴり失敗しちゃったみたい。
 なんとか成功させたい一心で、
 失敗を重ねたみたい。

 みんな、飲み物を多めに準備して、
 近々冷たくはない校舎で会いましょう。*]
 

(817) nabe 2021/06/20(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 謎の物体Xの顛末 ――

 ゴモットモデス。

[ 錬金術とは価値のあるものを生み出してこそ。>>813
 向井君の指摘はごもっともすぎて染みる。刺さる。
 お料理でもなく錬金術でもないとしたら、
 これはなんだろう。食べ物への冒涜?
 そんなつもりはなかったんだけどなあ。

 あの校舎でお世話になったみんなにお礼を。
 そのつもりだったけど、
 向井君の想定している人海戦術の対象こそ、
 その面々だと思う。>>814
 お礼をするつもりが犠牲者にしてしまいそうで、
 申し訳なさが募った ]

(818) takicchi 2021/06/20(Sun) 18時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣からの返信は早かった。>>811
 やっぱり来てくれるつもりだよね。
 元はといえば、その事態を避けるために、
 芽衣をお昼に誘わなかったんだけど。

 「中庭のベンチ。寒いよ」

 今度はスタンプも添えておこう。
 ぺこぺこ頭を下げる動くペンギンのスタンプ。
 口直しなら私も持ってる。
 芽衣のくれたチョコレート。
 イチゴ味と謎のみたらしプリン味>>754 ]

(819) takicchi 2021/06/20(Sun) 18時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 山ほどあるという私の告白に、
 向井君の笑顔がひきつった。>>815
 それでも向井君はギブアップしない。

 できることならなんだってする。
 できなさそうなことだってきっとする。>>101

 あの病院で伝えてくれた言葉を、
 きっと向井君は律義に果たそうとしてくれてる。
 でも、こんな形で果たすことになるとは、
 きっと向井君思ってなかったよね。
 私も思ってなかった ]

(820) takicchi 2021/06/20(Sun) 18時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 向井君、ありがとう。
 ごめんね。

[ 向井君は、みんなに声をかけてくれるって。>>816
 お礼どころか被害者の会の結成になること確実だけど、
 私はその提案をお断りできない。
 せめて被害会場には口直しの何かを……
 ……あ、謎の物体Xの量産で、
 お財布がすかすかなんだった ]

 だ、大丈夫?

[ 味見ならぬ毒味の一口をした向井君。
 命に別状はないはずだけど、
 心身の健康にダメージを負わなかったかな。
 きっとそろそろ芽衣が来てくれて、
 ほうじ茶が向井君を救ってくれた。かもしれない* ]

(821) takicchi 2021/06/20(Sun) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[世界が止まった瞬間、
 わたしの目に映ったのは茜でも白を染める紅でもなく、
 あなたのまとう、ただひとつの色だけだった。]
 

(822) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 放課後・れんくんと —

[左手には忘れ物のココア、右手は鳩羽くん>>801の左手。
 わたしの両手は乱れた頭を整える暇がなくて、
 唯一自由な鳩羽くんの右手がわたしの髪を梳く。
 指が通るようになっても、わたしの心は絡まったまま。

 夜の教室、鳩羽くんの机から数度目の温度。
 もう覚えたはずのそれがやけに熱く感じる。
 耳に鳩羽くんの指が当たってようやく気づいた。
 冷え切っていたそこは、夕焼けいらずで紅く染まる。

 わたしは目を閉じることもできず、鳩羽くんを見ていた。

 なんでそんな顔して笑うの。
 なんでこんなに心臓が煩いの。

 いつもと少し違う表情が、
 生きていることとは違う音が、
 新しいわたしの世界を侵食していく。]

(823) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[わたし>>765とは違い、手招きなんて必要ない内緒話。

 それでもわたしは自分から鳩羽くんに近づきたくて、
 丸まる背>>802に合わせて踵を持ち上げた。]
 

(824) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[引っ張った芋づるがいきなり底まで抜けて真っ逆さま。

 世界で一番好きなものがどんな価値を持つかなんて、
 わたしは生まれた時から知ってる。
 like≠ニlove≠フ違いよりずっと簡単なこと。

 伝わったよ。でも首は傾げず伸ばしてた。>>803
 だから戻す途中で傾けて、掠めた頬に熱を移そうとする。

 なにか、伝わった?]
 

(825) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ようやく茜色が戻ってきたわたしの世界。
 覆われていたのは一瞬のことなのに、わたし、
 一人のことしか見ていなかったんだなって気づく。

 「また明日」って鳩羽くん>>804が笑った。
 でもわたしの指はまだ鳩羽くんの右手を捕らえたまま。]

  ……こんど、さ。
  わたしがチョコレート作ってきたら、

  食べて、くれる?

[出逢ったばかりの感情はわたしを千々に乱して、
 この感情をまだ上手く言葉にできない。

 だから、明日の先の話をしよう。
 だってわたし”たち”に寂しさは訪れない。

 今度は大袈裟なんて言わないから、
 また一番って言って、笑ってくれる?>>605

(826) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


[なんてことない今日≠、特別にしてみせるから。]
 

(827) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは鳩羽くんの手を解いた。
 空いた右手を振って、今度こそ笑って見送るつもり。]

  ……。

[今日≠終えたわたしの手元には忘れ物のココア。
 内側に線が引かれて、それより下に水面がある。
 わたしは両手に抱えたカップをそっと傾けた。]

  あま。

[ぬるい甘さが喉を撫で、身体の奥まで落ちていく。
 ホットレモン>>0:559と比べたらとびきり甘い。
 あとは一人の帰り道。
 カップが空になるまで、わたしは手を離さなかった。]*

(828) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

— それから —

[その日の夜、わたしは乃絵ちゃんにメッセージを送る。

 ペンギンのスタンプ>>819の下に並ぶのは、
 わたしも一緒に作るから、
 今日のチョコ、リベンジしない? って内容。

 本文には書かなかったけど、
 そのついででも話を聞いてほしいな。
 “何か”>>790に気づいちゃったから、さ。]*

(829) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃

【人】 架空惑星 レン

── ホワイトデー問題 & more ──

[そうだ… バレンタインがあるということは
ホワイトデーがあるってことじゃあないか>>759
しかも若干卒業式よりか、後だったはずで。 ]

 ………あーー
 返すべき……じゃねーのかな

[ほら、そのへん鳩羽憐という男は割と律儀。]

 ……っつかユキが判んねーのに
 俺らが判るかよ!!!
 
[単純にそれは経験値の話。]
 

(830) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[何を返すか、は、多分。
アイちゃんにまた聞こう、って俺は考えてる
うちのアイちゃん貸し出しましょうか、
多分高いですけど(現金)。

いつ返すか問題は、
卒業式の打ち上げ14日にする〜〜?とか
そのころまた集まる〜〜〜?とか
卒業旅行行っちゃう〜〜??とか。

なんか適当な提案をぽんぽん投げたはず。

特にアレだったら俺は、卒業式の日にわたすかな!]
 

(831) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ちなみにバレンタインその後の話。
シンから「お礼」の話を聞いて >>817
ちょっぴり失敗?だいじょうぶだろ、って

 『 おっけー 』

って軽くメッセージを返したのが俺で。
友達以上眼鏡つながりの同志が生み出した物質に
うええ、って顔をしながら頑張って食べるけど。]
 

(832) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[…………あ。こういう時に言ってもいいんだっけ。
大丈夫じゃないってときに、教えてって、
当の本人が言ってたことを思い出すんだ >>109]


 ………ダイジョウブじゃないです、ノエサン


[まさかノエとの約束が、こんな形で叶うなんて
思うわけ無いじゃん??無いよね。俺は苦笑い。]
 

(833) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だけどダイジョウブじゃない、って言いながら
なんだかんだで割といっぱい食べたのは
きっとこの日、俺を褒めていい部分だって思うよ。

美味しくない、は事実だったかもしれないけれど
楽しくない、ってことは決して無かった。
むしろ楽しくて、楽しくて、仕方なかったからね。

もうこの校舎は永遠に時を繰り返したりしないし
一番楽しかった文化祭だって終わっちゃったけど。

だけど一番楽しかったメンバーで、
だけど一番楽しかった場所で、
みんなと過ごす時間が楽しかった、っていうのは
ほんとにほんとに、ほんとのこと。

きっと、ノエにも。
無理して笑ってるんじゃない、ってことくらい
伝わったんじゃないかって信じてるよ。>>3:540]*

(834) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ なにかになれてるって
  言われるだけで十分だったし>>3:168
  泣かせてもらえるだけでも
  十分だって言ってたし>>4:150
  嬉しそうな表情だけで十分………>>239

  のハズだったのになあ、って >>0:182
  文脈は違えど、また似たようなことを思って。

  やっぱり余計な煩悩だらけなのが
  一番だめなんだろうかって
  どこかの誰かが言いそうなことを思い浮かべた ]

 

(835) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

── 放課後・メイ ──

[掴まれた手に力が籠められ、
丸めた背中と持ち上げられた踵が交点をつくる。
触れた熱の意味、100%読み取れたわけじゃないけど
最低でも、横並びの「すき」のひとつに、
俺を並べてくれたことくらい、伝わったよ。

踵ひとつ分だけでも、
俺の「すき」に近いと嬉しいな。 ]
 

(836) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 チョコ?
 もちろん!すげえうれしい。

[今日貰いすぎたってくらい
たくさんのもの、貰ったっていうのに。
また、作ってきてくれるとか言うから >>826

「楽しみ」って言う顔は
きっとめちゃ嬉しそうないつもの俺の顔

   なんてことない今日≠ェ特別になるなら
   そのときはまた、正直な気持ち伝えなきゃな。 ]
 

(837) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 


     「 じゃあ、また 明日。 」

     手の中に暖かな飲み物は無いけれど
     きっと、今一番、心の中は、あたたかい。 *
 

(838) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― バレンタインの夜の話 ――

 えっ、

[ その日の夜、届いたメッセージを見て、>>829
 思わず上げた私の声は、
 多分「え」に濁音がついていたと思う。

 え、芽衣、私の作り出してしまったもの、見たよね?
 なんなら食べてくれたよね?
 それなのに、リベンジ持ちかけてくれるの?
 また罪を重ねることになるだけかもしれないのに? ]

 えっ……ええー……どうしよう……。

[ 私は一人暮らしだ。一人で暮らしていく以上、
 食をどうにかしなければいけないわけで、
 料理からいつまでも逃れ続けることはできないと思う。
 ちなみに晩ごはんは納豆ご飯と目玉焼きで
 終わらせてしまった ]

(839) takicchi 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも。でも!
 その料理に誰かを巻き込むとなると話はまた別。
 私はあんな罪深い料理をもう生み出してはいけない。
 でも、せっかく芽衣が誘ってくれたのに。
 せっかく芽衣が一緒に……一緒に? ]

 ん?

[ そこでようやく私は違和感がした。
 今日、芽衣は既製品のチョコレートをくれた。
 その芽衣が、夜になって手作りを持ち掛けてくる?
 あんなものを生み出してしまった私への同情?
 ……だけじゃないとしたら? ]

(840) takicchi 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 考えすぎかな。
 考えすぎかもしれない。
 でも、考えすぎじゃなかったら、いいなあ。

 結局芽衣に送ったのは、
 物陰から身体を半分覗かせて、
 いいの?って言ってるペンギンのスタンプ。

 でもね、芽衣の話はついでじゃないよ。
 ぜひメインディッシュで聞かせてほしいな* ]

(841) takicchi 2021/06/20(Sun) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

── 完全に閑話・アイちゃんの話 ──

[ちなみに鳩羽憐、バレンタインデー当日は
やたらとニヤニヤと帰宅したことは言うまでもなく
そんな弟を見てアイちゃんが無言であるはずもない。

 『 何個。 』

アイちゃんの第一声はこれだから困る。
ちなみに彼氏持ちのアイちゃんが
なぜバレンタインデー当日に家にいるのか。
それは今日が平日だから。そういうことである(?)。]
 

(842) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[正直にチョコの個数は答えた上で、
大体は男子と一緒に食ってきたことを告げた。

その上で、駄菓子のチョコが入った袋は
ご丁寧に「れん」って名前を書いて冷蔵庫に。
机の上で生チョコを食べ始めたので、
アイちゃんは興味深そうに俺のことを見てる。

 『 それ、生チョコ手作りじゃん。
   なんなの?本命?彼女? 』

って聞くもんだから、俺は違うよって即答する
でもめっちゃ可愛い女子。って付け足しといた。

 『 モテんじゃん 』

っていうからさ、
出来レのこと伏せてドヤ顔しといた偉いね(偉いの?)]
 

(843) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でも、出来レは誤魔化せても
基本隠し事はできない男、鳩羽憐

 『 で。あっちの袋はなんなの 』

って声にふへ?って変な声が出た。
アイちゃんが指さしてるのは冷蔵庫。

 『 駄菓子でしょ。
   なのに、めっちゃ厳重じゃん。
   なに?もしやあんたの本命?? 』

とか言うから!言うから!思わず吹いた夜の一幕 ]
 

(844) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[実際ホワイトデーは、アイちゃんが、
ギフトにおすすめのお菓子屋さんを
ピックアップしてくれた。

だからおそらくホワイトデーのお菓子探しには
多分あんまりこまんなかったと思う。

でも、アイちゃんいわく

 『 本命には、お菓子だけじゃないほうがいいよ 』

とか言い出すからさ。
まだひとつだけ、渡すもの決まってないって
……そんな、悩めるジュケンセイの話をひとつ。 ]**
 

(845) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― バレンタイン後日談 ――

[ ちなみに、私が生み出してしまった謎の物体Xは、
 向井君が協力者を募ってくれて、
 無事……と言っていいのかわからないけど
 全部なくなった。

 でもね、ってふと思うの。
 元はといえば、食べ物を粗末にしてはいけないって
 発想から食べなきゃってなったんだけど、
 あんな形状になっても、それ、適用されたのかな?
 食べ物を粗末にしちゃいけないのは当然だけど、
 心身の健康も大事にしてほしい。もう遅いけど ]

(846) takicchi 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ところで、そんな協力者の中に、鳩羽君もいた。>>832
 「ちょっぴり失敗」と聞かされていたらしい。
 向井君、その気遣いがしみるけど、
 これはちょっぴりなんてものではないと思う。
 作者の私が言うんだから間違いない ]

 だよねー……。

[ 大丈夫じゃないって教えてって言ったの私だけど、
 まさか加害者が私だとは私も思ってなかった。>>833
 ごめんねって私は眉を下げて、
 せめてもの口直しにココアを差し出した。
 口直し、甘いお菓子とか色々用意したかったけど、
 なにしろお財布が寂しいことになってるので、
 飲み物くらいしか用意できなくて ]

(847) takicchi 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ わかってる、無理して笑ってるんじゃないって。>>834
 でも、無理して食べてるのは間違いないよね。
 やっぱり申し訳ないなあって気持ちになっちゃうのは
 どうしようもない。
 
 でも、その後、
 芽衣からチョコレートを作りたい相手が聞けたら。
 私、自分が何をしたわけでもないのに、
 勝手にちょっと許された気持ちになっちゃった。
 芽衣のチョコレートの邪魔はしないから安心してね!* ]

(848) takicchi 2021/06/20(Sun) 20時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 余談・ホワイトデー ──

[ じゃんけんをしていた。自宅で。
 慎一と、双子の弟と合わせて3人。
 卒業式を目前に控えた時期のことだ。

 ホワイトデーのお返し問題。>>759
 柊に指摘されるまで慎一は忘れてた。
 ホワイトデーを、というか、
 卒業式との日取りの関係性を。

 なのでそのときは「あ゛!」と叫び、
 それきり「どーしよ」と役立たずになる。

 卒業旅行案も捨てがたいけど、>>831
 今からだと予約やスケジューリングが大変かな。
 新生活が落ち着いたころに提案してみようよ。]
 

(849) nabe 2021/06/20(Sun) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 話を現在に戻そう。じゃんけんをしてる。
 誰が買い出しに行くかのじゃんけんだ。

 相手も本命じゃないんだしさー、
 スーパーで適当にお菓子買ってきて、
 こっちも適当にばら撒けばよくね?

 3人のうち誰が言い出したんだったか。
 ファミリーパックとかでよくねー?
 気づけばそういう結論に落ち着いて、
 もう代表でひとりが買いに行こって話。

 たぶん慎一はあの日、
 「ユキになにがしかのボタンをもらえれば、
  寄ってきた大概の女子は満足すると思う」
 とか他愛もない話にまじめに返すついでに、>>759
 お返しの内容についても相談するべきだった。]
 

(850) nabe 2021/06/20(Sun) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ もちろん、買いに行くのは負けたやつ。
 なかなかそれが決まらずにいたとこに、
 様子を見てた妹がふいに言い放った。

 「ダッサ」兄たちはなにも言えない。 
 「わたしスーパーのとかヤだからね」

 おまえに注文をつける権利はないって、
 たぶん、3人とも思ったけど言えなかった。

 おまえが言えよって小突きあってる間に、
 妹が部屋に引っ込んじゃったから、
 慎一たちは行き先を近所のケーキ屋に変更する。
 あと、慎一はじゃんけんに負けた。]
 

(851) nabe 2021/06/20(Sun) 21時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──かくして、卒業式の日。

 ありきたりな焼き菓子の詰め合わせを、
 慎一は誰に贈るでもなく教室で開封する。

 これ番代の分。市販のだから100点だよ。
 こっちのちょっと大きいのは綿見にあげる。
 黒沢もこれ、今後のお菓子作りの参考にして。

 他にばら撒きチョコくれた子にも渡して、
 余った分は「これ友フィナンシェ」つって、
 あの校舎にいたメンバーに配り歩いて、

 それでも余った分は式後のパーティーに、
 ささやかな彩りとして添えられていたはず。*]
 

(852) nabe 2021/06/20(Sun) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 中庭のベンチ —

[乃絵ちゃん>>819が寒いよって言ったから、
 中庭にやって来たわたしはコート姿だった。
 協力者>>816が既に一口いただいていたなら、
 わたしはその表情にあったか〜いほうじ茶を差し出す。
 ウェットティッシュもあるよ。
 バレンタインのプレゼントにしては味けない2セット。]

  さっき言ってくれればよかったのに。

[わたしはもう一本のほうじ茶を乃絵ちゃんに渡してから
 手のひらを上に向ける。
 たとえ乗ったものが物体Xだとしても、
 チョコレートの味がしなかったとしても>>640
 わたしは黙々と食べた。さすがに笑顔では無理だった。
 クリームパンとの相性は89(0..100)x1%ってところかな。]

(853) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[えっ。クリームパンと合う……。

 そこからのわたしは、
 クリームパンがある限り無敵だったと思う。
 残り半分しかなかったから、
 わたしの活躍は星の輝きみたいに一瞬だったけど。]

(854) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[向井くん>>817が集合をかけるのはいつだったかな。
 昼休みなら、鳩羽くん>>832や炭蔵くんもいたかも。

 その場合、わたしのチョコはまだ鞄の中。>>580
 時折鳩羽くん様子を見ていたかもしれないけれど、
 一人になるタイミングはなかったと思うから
 わたしはすぐにチョコとの対決に戻った。]

  うーん……今度簡単なの作ってみる?
  乗っけるだけのやつとか。

[わたしの乃絵ちゃんに対するコメントはそんな感じ。
 だから、リベンジの予定はあったかもしれないよ。>>839
 元々は約束未満の話だったかもしれないけど。]

(855) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[進捗はどうだったろう。
 それでもわたしはノルマを達成して手を合わせる。]

  ごちそうさま。
  来年はわたしも作ってみようかな。

[なんて。
 わたしたちのこれからは一生分あるものだから、
 乃絵ちゃんに声をかけて笑う。

 動き出した校舎の冷たい中庭。
 次はどこで食べることになるかな。
 その時、誰と一緒にいられるだろう。

 永遠がないこと、一生が特別なことを知ってるから、
 わたしは賑やかな光景を忘れないよう
 みんなを視界に入れ、瞬きでシャッターを切った。]*

(856) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・バレンタイン ──

[ コート姿の女子に囲まれそこにいた。>>853

 「大丈夫?」って聞かれて、>>821
 少し微笑む気遣いを慎一は見せた。えらい。]


  大丈夫──だけど、
  黒沢、よくそこまでひとりで食ったね。


[ フォローするつもりはあったんだけど、
 素直な感嘆を足すとどうにもならなかった。
 トータルあんまり大丈夫じゃないです。
 とも取れる答えを返してもぐもぐしてると、
 やって来た援軍から支援物資の供給が。>>853]
 

(857) nabe 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ありがてえ……と思いながら、
 ほうじ茶とともに流し込む作戦だったけど、

 一体どういうことだろう。
 暮石が涼しい顔(※主観)をして、
 クリームパン勝手に謎の物体を食べていく。>>854

 まさか食べ合わせのおかげとは知らず、
 慎一は心の中の暮石像をアップデートする。
 意外と悪食らしい。見かけによらないなあ。]
 

(858) nabe 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ その後援軍がやってきたんだかどうだか。
 慎一はもぐもぐできる限りもぐったら、
 コートもないことだし退散しただろう。
 後日改めて食べる会があるなら参加するよ。
 だから、凍えちゃわないうちに今は許してね。

 こちら側では容赦なく時は進むし、
 あと少しの間は受験生の形をしてなくちゃ。

 リベンジの算段が聞こえたとして、>>855
 でも黒沢、アルケミストだからなあとか、
 野暮なツッコミは入れなかったのでえらかった。*]
 

(859) nabe 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 謎の物体Xの可能性 ――

 あまりにもまずいから、
 手伝ってもらうの申し訳なくて。

[ 言ってくれればよかったのに、と言う芽衣に>>853
 そう言ったけど、結局助けてもらってるんだから
 最初からお願いした方がよかったかもしれない。

 向井君の労いの言葉は>>857
 全くフォローになってない。
 でも、心からの労いなんだろうな。
 うん、私もちょっと頑張ったと思う。
 自業自得だけど。

 ああ、食べ始めた芽衣の顔から笑顔が消えてる。
 無理もない、と思ったんだけど…… ]

(860) takicchi 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 め、芽衣、大丈夫?
 無理してない?

[ なぜか口直しにクリームパンを食べた芽衣は、
 無敵の活躍を見せた。>>854
 なにそれ。どういうことなの。
 一瞬謎の物体Xに何かの可能性を見出しかけた。
 気のせいだった ]

(861) takicchi 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ クリームパンは有限だった。
 それでも芽衣は頑張って食べようとしてくれた。
 無理はしないでほしい ]

 他の人に食べてもらうものを作っていいのかな……。

[ 簡単なの作る?っていう芽衣の提案には>>855
 消極的な返事をしちゃった。
 みんなが苦しみながら食べてる姿を目の前にして、
 また作る!という勇気はその時の私にはなかった ]

(862) takicchi 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ あれは食べ物ではなかったと思うんだけど、
 芽衣はごちそうさまを言ってくれた。>>856
 お粗末様とも言えなくて、
 ごめんねとありがとうとおなか壊さないでねを返す。

 でもね、私がこんなことやらかしちゃっても、
 助けてくれる人がこんなにいたんだなって、
 私、不謹慎にもそれがちょっと嬉しかった* ]

(863) takicchi 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが送ったメッセージ、
 乃絵ちゃん>>840の返答はいつものペンギンのスタンプ。
 これ、かわいいよね。
 グループチャットに登場する度に見ちゃう。>>0:29

 乃絵ちゃん本人を模したような動作に、
 わたしはお昼のこと>>862を思い出していた。
 だから返答はスタンプひとつ。
 オコジョがうん。って頷いているやつ。

 具体的な連絡をわたしがするのは、
 それから更に数日後のことだ。]

(864) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[ 日 時:わたしと乃絵ちゃんの予定が合う休日
  場 所:たぶんわたしの家
  講 師:茉奈ちゃん(メール)
  材 料:茉奈ちゃん先生とレシピの指示に従う
  レシピ:工程と作業ができるだけ少ないもの
  約 束:焦らない・謝らない・諦めない
      計量をきちんとする・レシピ通りに作る
      アレンジを絶対しない

   篩がなかったから、あったら持って来てね。   ]
 

(865) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 後日:チョコレート・リベンジ! —

[材料、OK。レシピ、OK。エプロンはお母さんのもの。
 篩はどうかな。ない場合はザルで代用するしかなくなる。
 わたしたちは台所の前に一緒に立っていた。]

  簡単なレシピに教えてもらったからね。
  ゆっくり、しっかり、がんばろう。

[物体Xが何を作ろうとしていたか、聞いていたかな。
 そうじゃなくても大事なこと。
 「無理をしない」を約束に付け足す。]

(866) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ


  初心者なんだかね。
  ピアノだって最初から両手で弾ける訳じゃないもん。

[腕をしっかり捲って腕までざぶざぶ洗って。
 夜にこっそりクレープを焼いたことを思い出すね。

 もうすぐ3月も迫る頃。
 怪我は大丈夫かなって心配しつつ、
 乃絵ちゃんにも場所を譲った。]

(867) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[お泊まり会の時は参加する気もなくて、
 気まぐれみたいに既製品を配ったわたしだけど、
 今はほんの少しだけ気合が入ってる。]

  ……じゃあ、やってみよっか。

[それでもわたしは笑顔で乃絵ちゃんを見上げた。
 ついでより、まずはメインを頑張らなきゃね。
 さて、出来栄えはどうだったかな……?]*

(868) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ いいの?と恐る恐る聞くペンギンに返ってきたのは、
 頼もしく頷くオコジョだった。>>864 ]

(869) takicchi 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― チョコレート・リベンジ! ――

[ 芽衣からの指示を頭に叩き込んだ。>>865
 中でも約束はキッチンの壁に貼った。
 篩はなかったから100均で買った。
 なにしろお財布に余裕がなかったから
 100均で許してほしい。

 エプロンは着た。
 髪はまとめた。
 なんなら三角巾もした。
 手が震えてる。
 大丈夫、これは恐怖じゃなくて武者震いだ ]

(870) takicchi 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 う、うん。
 がんばる。

[ 頭の中で素数……じゃなくて、約束を読み上げる。
 焦らない・謝らない・諦めない・計量をきちんとする
 レシピ通りに作る・アレンジを絶対しない。
 大丈夫。覚えてる。脳裏に焼き付いている。

 物体Xがフォンダンショコラのはずだったこと、
 芽衣と綿見ちゃんには言ってある。
 無謀な挑戦だった。
 綿見ちゃんには容赦なく怒られたかもしれない。
 おしゃれでなんだかすごく美味しそうとか、
 私が追求するべきじゃなかった。
 トライアルアンドエラーとか言って、
 材料が尽きる方が先だったとか笑えない ]

(871) takicchi 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 初心者。>>867
 芽衣の言葉にしっかり頷いた。
 そう、私はおしゃれとか美味しそうより先に、
 まず食べられるものを作れるようになるべきだ。

 手首の包帯は最近取れた。
 でも、傷痕が消えることはない。
 今はひとみちゃんに教えてもらった、
 傷痕を隠すメイクの練習をしているところ。
 それでもきっと、私は長袖を着続けるんだろうけど ]

 不愉快な思いさせちゃうけど、ごめんね。

[ 私は芽衣にそう謝ってから、袖を捲った。
 お菓子を作るから、今日はメイクもしてない。
 手を洗ったら、リストバンドで隠すつもりだけど、
 洗ってる途中はどうしたって目に入っちゃう ]

(872) takicchi 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 前は、芽衣に知られることが怖かった。
 知られる想像だけで、背筋が凍った。>>4:525
 でも今は、芽衣が手を大切にしてるって知ってるから、
 その芽衣に、大事にしてこなかった私の手を見せて、
 辛い思いをさせるかもしれないことがしんどかった。
 だから洗い終わったら、
 さっさとリストバンド、付けるからね ]

(873) takicchi 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 準備は整った。
 私は改めて約束事を頭で唱える ]

 よろしくお願いします。

[ 芽衣を相手に思わず敬語が出ちゃう。
 うん、“ついで”でおしゃべりを楽しめるほど、
 今の私に余裕はない。

 芽衣の助力と綿見大先生のレシピ、
 そして、何度も復唱した約束のお陰で、
 なんとか及第点の出来上がりだったんじゃないかな!* ]

(874) takicchi 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 閑話 ──

[ちなみにあんまり上手じゃない
ノエのチョコレートを食べた時もそうだし>>855
そもそも「また明日」が来てからも同じクラスで
ときどきメイのこと気にしちゃうのは赦してよ。

そうだなあ。
多分ちらちら見ちゃうのは53(0..100)x1%増しくらい。

あまりにちらちら見るようだったら、
たぶんそれは、周りにもモロバレだったかもだけど
そうじゃないならよっぽど近くにいるやつじゃない限り
俺の変化には気づかねーんじゃないかな! ]*
 

(875) ししゃもん 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

- その後の零れ話 -

[さて、校舎の一件が過ぎて
取り立てて何か大きく変わったかと言うと
そういうこともなく。
取り留めなく日々は過ぎていった。

男子で集まってホワイトデーの相談がてら
それはそれとして卒業旅行どこ行く?
なんて話をしたり、>>831
卒業式後には皆で集まって騒いだりしたり>>646
そんな中で俺は無事受験を終えて
春からは県内の大学に進学することになる。

豊高の面子とも緩やかに交流は続いていた。
どーでもいいグルチャしたり>>343
時々会って何か食いに行ったり、
そんなある日の一幕。]

(876) guno 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[きっかけは鳩羽の一言だった。

猫飼い始めた>>344って話は聞いてたし、
新居には気軽に遊びに来いって誘いも見てた。
多分フツーにちょこちょこ顔出してたと思うけど、
何となく先送りになっていたいつかの約束。

ああ、そろそろちゃんとしなきゃなって。
そんな風に思ったんだった。]

(877) guno 2021/06/20(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[両親との関係も特別大きく変わったわけじゃなかった。

「あの日入院した子はどうなったの?」って聞かれたから、
「無事に退院したよ」って会話はしたけど、それくらい。

でも、そうだな。
前よりは少し顔を見て話すことが増えた。
無理に笑顔を作ることが減った。
何かを頼むことが多くなった。

そんな俺の変化にもしかしたら
何となく気付いていたのかもしれない。

ある日の夜、両親が居間に揃っているタイミングで
「あのさ、ちょっといい?」って声をかけた時、
妙に真面目な顔をしていたのが印象に残っている。
いや、もしかしたら俺が真顔で聞いたからかもしれないんだけど。]

(878) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[どうでもいい雑談から始まって、
「なんで俺のことを引き取ったの」
そう聞くまでにも、やっぱり勇気を要した。

驚いたように目を見開いた両親は
「そうだよな、由樹ももう大人だもんな」と呟いた後に
ぽつぽつと色んな事を話してくれた。

俺の生みの親のこと。
色んな事情や環境が重なって
育てられなくて俺を手離したこと。

……両親はそういうこどもの助けになりたいと思い
里親になることを決めた反面、
血の繋がらない子をちゃんと愛し、
しっかりと育てられるかどうか不安で
俺を引き取るかどうか最後まで悩んでいたこと。]

(879) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

「一番最初にお前に会った時、
 すごくいい笑顔を向けてくれてさ。
 あれ見てほっとしたんだよ。
 親になることを赦された気がしたんだ。

 ………………でも、難しいな。

 進が生まれた頃くらいからか、
 お前がずっと俺たちに
 気を遣っていることは気付いてたよ。
 でもどうすればいいか分からなかった。

 平等に愛してきたつもりだったけど、
 やっぱり何か足りなかったんかなあ」

(880) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[……とか言うもんだからさ。
思わずはあ??って言っちゃったよね、俺。

いや壁も何も、
引き取んなきゃ良かったみたいなこと
言ったのはそっちじゃんって。

したらすげー驚いて、
そんなこと言った?とか言うから
俺怒る通り越してすっかり脱力しちゃったよ。
何か長年気にしてたのが馬鹿みたいじゃんな。]

(881) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[でもさ、ひとつわかったよ。

大人って結構いい加減で、情けなくて、
別に何でも分かってるわけでもなければ
大して偉くもないんだなってこと。

俺らと同じように悩んで、迷って
上手く人を愛せなくて凹んだりもしてさあ、
それでも何とかかんとかやってんだなって。]

(882) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[―――きっと、あの子もそうだった。

自分の事だけでいっぱいいっぱいで、
俺の事なんて大して何にもわかってなかった。
それと同じように俺もあの子の痛みなんて
何も分かってなかったんだろう。

でもきっとみんなそんなもんじゃんな。

誰かが求めた"完璧"なんて、
最初からどこにもなかったんだってこと。

それに気づいたからさ、
―――何が大きく変わったわけでもないけど、
ちょっと前に進めそうな気がするよ。]

(883) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



[そう、だからこれで、俺の話は一旦おしまい。
柊由樹はひとつ、おとなになるってことさ。]

 

(884) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[………と言うようなことを鳩羽にさ、

茶か酒か何か飲みながら語って聞かせたわけだけど。
反抗期って言うにはちょっと大人しすぎたかもね。
止まっていた時が動き出すきっかけは、
多分本当に些細で、でも本人にとっては大事なことだ。]

……そんで、レンの方はどう?
いーかげん諦めて恋に巻き込まれる気になった?

[なんて発言も交えつつ。
いやあ大概バレバレだったからね。流石に気付くよね。>>875
何せ夜は長い。飲み明かそうじゃないか、友よ*]

(885) guno 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 音楽室、あるいは手紙にて —

[去年の春、初めて音楽室でばったり会ったね。

 その頃のわたしは柊くんのこと、名前しか知らなくて、
 たぶん文化祭くらいまでずっとそうだった。

 文化祭、楽しかったね。
 ひとみちゃんたちとお客さん連れて来てくれるから
 助かったし、広報SNSも楽しく見てたよ。

 話が逸れちゃった。本題に戻ります。

 わたし、去年の春よりすこし前、ピアノを辞めたの。
 でもやっぱり弾きたいなって思った時にここに来てた。

 練習全然しないからどんどん下手になってたけど、
 柊くんがいつも「良かった」って言ってくれるの、
 嬉しかったよ。
 ずっとお礼を言いそびれてたから伝えさせてね。]

(886) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[誰かのために弾くってこと、教えてくれたのは柊くん。
 あの校舎の最後の日、乃絵ちゃんにピアノを弾いたの。
 やっぱり全然上手くできなかったんだけど、
 演奏する勇気をくれたのは、わたしのピアノを
 すきって言ってくれた柊くんです。

 力になってくれてありがとう。
 乃絵ちゃんを一緒に連れ戻してくれてありがとう。
 柊くんは、わたしの音楽も繋ぎ止めてくれた恩人だよ。

 たった1年の不思議な時間だったけど、
 わたしは、最後はやっぱり楽しかったなぁ。
 柊くんにとってもそうだといいなって思う。

 大学に進んでも元気でね。
 また会えたら、今度はのんびり話でもしよう——]

(887) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[もし柊くんに会えたなら直接言葉で、
 会う機会がなければ右肩上がりの文字の手紙で。
 1年、時間を共有してくれた柊くんにお礼を告げる。

 クリームパン>>448の他にもうひとつ、
 わたしには柊くんへ渡したい物がある。
 手渡しならそのまま、手紙なら机の中に潜ませよう。
 手紙の場合、冬といっても食べ物があるから、
 朝には気づけるようにしておくね。]

(888) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[クリームパンと、言葉あるいは手紙と、
 手のひらに乗る小さなオルゴール。
 クリアケースの中には金色の歯車が見える。
 ラベルには『ドビュッシー 月の光』と書かれていた。
 これは、わたしが柊くんのために弾いた曲>>4:384



 もうすぐ、春がやって来る。]

(889) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


[月曜の放課後、30分。音楽室にピアノの音は響かない。]
 

(890) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[——次は、卒業式後のパーティー>>646で会おうね!

 わたしの言葉あるいは手紙の締め括りはこの通り。
 永遠の別れには早すぎるよね。

 わたしはそう、思ってるよ。]*

(891) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— バレンタイン・リベンジ! —

[休み>>865の次の登校日っていったらやっぱり月曜日。
 わたしには30分の決まり事がある。

 だからわたしは休み時間、鳩羽くんに声をかけた。
 最近どうもこっちを見られているみたいで>>875
 呼び止めるのはそう難しいことじゃなかったはず。]

  れんくん、あのね。
  ……今日の放課後、教室で30分待っててくれる?

[鳩羽くんが疑問に思うなら、音楽室のことも話すつもり。
 もともと秘密にしている訳じゃないし。
 わたしは約束通り、30分後に教室へ戻った。]

(892) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くんはどこにいたかな。
 わたしは鳩羽くんの元へ小走りで向かう。

 もし自分の席に座っていたら、
 あの日みたいだねなんて笑ったかもしれないし、
 黒板の前にいたら、メッセージ見たよって話したかも。

 この教室には、鳩羽くんとの思い出が満ちている。]

  ……これ、前言ってた、やつ。

[及第点の出来に達した簡単チョコクッキー。
 この前の駄菓子屋チョコよりは立派だけど、
 至ってシンプルな丸いフォルムは華やかさとは遠い。

 黄色いリボンを巻いただけの透明な袋を、
 わたしは鳩羽くんの前に差し出した。]

(893) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  どうぞ、お納めください……。

[変な言葉を使う時はちょっと動揺してる。
 袋を持つわたしの手が、緊張でほんのり震えた。]*

(894) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 00時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— チョコレート・リベンジ! —

[結局、開催場所は乃絵ちゃんが
 一人暮らししている家になったんだっけ。

 わたしは器具の入った鞄を置いて、部屋を見渡した。
 中にはおもちゃのピアノ>>444もあったかな。
 乃絵ちゃん家で弾くからって、持ち帰ってもらった物。]

  大丈夫だよ。
  今回は自分で焼く工程ないから。

[わたしは焦がしたクレープ生地を思い出しながら、
 壁に貼られた約束事>>870を見る。
 乃絵ちゃんから物体Xの話を聞いて、
 たぶんわたしと綿見さんが協力して考えた内容だ。

 わたしも料理に関しては初心者なんだけどね。
 初めてのことに向き合う乃絵ちゃん>>3:287よりは
 しっかりできると信じてる。]

(895) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[乃絵ちゃんはもう傷を隠すことをやめた。>>872
 それでも乃絵ちゃんの口からは謝罪が零れる。
 わたしは自分の手元を見下ろした。
 傷ひとつない肌が、冷たい水でほんのり赤くなってる。]

  今日の約束は?

[だからわたし、壁に貼られた紙を指で示した。]

  心配はする。でも不愉快なんて思わない。
  だってもう、新しい傷はつかないでしょ。

[圧をかけるつもりはないから、わたしの声は穏やかに。
 リストバンド>>873を乃絵ちゃん自身がつけたいなら
 止めないけど、いらないよってわたしは首を横に振る。]

(896) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  わたし、それが嬉しいから。
  乃絵ちゃんの手、すきだよ。

[わたしはわたしで、乃絵ちゃんは乃絵ちゃん。
 それならこの傷跡は、乃絵ちゃんが前を向いた証だ。

 脱皮した今でもわたしのスタンスはそう変わらない。
 正しさよりもわたしが良しとするか、だ。
 傷自体を歓迎することはできないけど、
 わたしが忌避する理由はどこにもなかった。]

(897) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[緊張した面持ちの乃絵ちゃん>>874に笑って、
 わたしたちは調理を始める。

 途中、ダマができないように混ぜる部分に苦戦したけど、
 乃絵ちゃんが買って来てくれた篩のおかげで
 事なきを得たんじゃないかな。
 わたしも綿見さん直伝のストップを駆使できたと思う。

 出来上がったクッキーは
 クリームパンの力に頼らずとも食べられそう。
 わたしたちはクッキーが焼けるのを待ちながら
 洗い物に取り掛かった。]

(898) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  今日さ、ラッピングも持ってきてるの。
  ……一袋分、入れてもいい?

[至ってシンプルなデザイン>>894だけど。
 もちろん乃絵ちゃんの分もある。
 前回物体Xの処理に協力してくれたみんなに渡すだけの
 量も確保できてるはずだ。

 ボウルを洗い流して乃絵ちゃんに手渡しながら、
 わたしはそう切り出した。]

  それから、焼けた後で味見もしようね。
  見た目はいいけど、食べられるかどうかは別物だし。

[そわそわ。そわそわ。
 これまで想いを注いだ相手には口がなくて、
 手作りのクッキーを食べてもらうこともなかった。]

(899) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 01時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[あの日から時が過ぎて自覚していく度に、
 視線>>875が気のせいじゃないと気づいてから、
 わたしは生まれて初めての感情に翻弄されていた。

 乃絵ちゃんはどうなんだろう。
 結局乃絵ちゃん>>787から相手の名前は出なかったけど、
 チョコをあげたい相手がいることだけは確かだ。

 ちなみにもし相手を知ったとしても、
 わたしは応援以上の立ち位置に踏み込まないつもり。
 当人同士のことだから、必要なのはお互いの気持ちだけ。
 その先どうなるか決められるのは、二人だけだから。

 閑話休題。
 わたしは残りの洗い物を片づけながら、
 どう話を切り出そうかと視線を揺らした。]**

(900) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 志望校が決まってから、住む部屋は決めた。
 高校も進学予定の大学にも、
 どっちに通うのにも支障がない場所を選んだけど、
 高校生活は残り少ないから、
 ちょっと大学への通いやすさの方を優先しちゃった。
 これで大学に落ちたら大問題だから、
 頑張らなくちゃいけない。

 引っ越しの手続きは、
 私が入院してる間に母がしてくれた。
 私の荷物の手配や、必要な家電なんかを揃えてくれた。
 大丈夫だから気にしなくていいって母は笑ってたけど、
 きっと父と戦ってくれたんだと思う ]

(901) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― チョコレート・リベンジ! ――

[ そんな私の新居のお客様第一号は芽衣だった。>>895
 まだ住み始めてそんなにたってないから、
 あまり生活感もなかったと思う。
 そんな殺風景な部屋の一角に、
 みんなからもらったものを飾ってるコーナーがあって、
 おもちゃのピアノもそこに置かれていた。
 もちろん、父に捨てられてしまった文化祭の集合写真も
 プリントしなおして飾ってある ]

 う、うん。
 そうだよね。

[ 焼く工程がないから大丈夫。
 芽衣の言葉に頷いた。
 思えばクレープは時間との勝負だった。
 あっという間に焼けて、焦げた。
 あれは素人が手を出してはいけない ] 

(902) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ……謎の物体Xはフォンダンショコラで、
 あれはオーブンで焼いたんだけど、
 そのことは一時保留にした。

 いや、ほら、あれは難しかった。
 なにしろチョコレート色だから、
 焼けているのか判別しにくい。
 まだ焼けてない気がして焦がしたり、
 中のチョコレートが固まってはいけないのでは?
 なんて閃いて今度は生焼けにしたり、
 あれも素人が手を出していいものではなかった。
 でも、チョコレートはやっぱりチョコレート色で、
 今回も焼けたかどうかの判別は難しいのでは…… ]

(903) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そこまで考えて、私は考えるのをやめた。
 今日は私は一人じゃない。
 頼もしい芽衣がいる。
 それに、案ずるより産むが易しって言うじゃないか。
 いや、その結果、今までは食べられないものを
 生み出し続けてしまったわけだけど……。

 ……どうやらトラウマになってるらしい。
 あの謎の物体Xはやっぱり私の心身に
 深刻な影響を与えたのかもしれない。

 今日のリベンジで、トラウマ克服できたらいいな。
 できれば芽衣までトラウマを負うなんてことになるのは
 ぜひとも避けたい ]

(904) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あ。……そうだったね。

[ 手を洗う前に、芽衣に一言謝ったら、
 壁に貼った約束を示された。>>896
 謝らない。それって、料理の失敗のことだと思うけど、
 私はわざわざそんな言い訳は言わなかった。
 そうだったね、ごめん、ってうっかり言いそうになって
 慌てて口を閉じた。

 反射的に謝罪の言葉が出そうになるの、
 きっといいことじゃないよね。
 謝り癖も直さなくちゃいけないと思う ]

(905) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……うん。もうしない。
 約束する。……ありがとう。

[ もう新しい傷はつかない。つけない。
 リスカは私の心を守る手段だったけど、
 私がリスカをしたら、心が傷つく人がいるって、
 もう知ってるから。
 すきだって言ってくれる芽衣にお礼を言った。
 それが、単なる慰めの言葉じゃないってわかったから。

 私は好きじゃないし、やっぱり醜いと思うけど、
 でもそれを含めて私自身だ。
 受け止めていかないといけないのだと思う ]

(906) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 洗った器具は水滴が残らないように綺麗に拭いて、
 材料はきちんと量って、
 粉をふるったら、やっぱり調理台に
 雪化粧しちゃったりもしたけど ]

 えっ、でもここ、まだ綺麗に混ざってないよ?

[ ムラなく混ぜないと落ち着かない私に、
 芽衣からのストップが入ったりもしたけど>>898
 なんとか焼くところまでこぎつけた。
 オーブンからはいい匂いがする。
 ちゃんと、食べ物の匂いがした ]

(907) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えっ、一袋分だけでいいの?
 半分こでいいのに。

[ 出来上がったチョコクッキーは、もちろんこの間の
 物体Xの処理に協力してくれたみんなに配るつもり。
 気持ちの問題だと思ってるから、
 一人当たりの分量は少なくてもいいと思ってる ]

 うん、もちろん味見はしなくちゃね。

[ いい匂いはしてるけど。
 まだ焼きすぎて炭になる可能性はゼロじゃない ]

(908) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あ、そっか。

[ 私、察しが悪いのかも。
 オーブンをちらちらと見ながら、
 雪化粧しちゃった調理台を拭いてて、
 ようやく思い出した。
 バレンタインデーの夜なんていうタイミングで、
 芽衣がリベンジを持ち掛けてくれた理由。>>829
 昼間に言われた時、
 私は乗り気な返事をしなかったのに、>>862
 それでも夜にまた誘ってくれたのは。

 あの時は、考えすぎかなって思った。>>841
 でも、やっぱり考えすぎじゃ、なかった? ]

(909) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 芽衣、「すき」の違い、わかったの?

[ あの夜の内緒話を思い出して、>>659
 私は洗い物をしてくれている芽衣に首を傾げた* ]

(910) takicchi 2021/06/21(Mon) 02時半頃

【人】 架空惑星 レン

── バレンタインリベンジ・メイ ──

[オカシイナア、
そんなにちらちらみてないつもりなのに
どうやら本人にすらバレているらしい>>892

放課後に教室で30分。「ア、ハイ」って
何故かカタコトになってしまったけど。
運動部の声に混じって、本当に僅かなピアノの音

窓の外はラピュタじゃないし、
黒板には物騒な寄せ書きもないし、
もう、冷たくて止まった校舎じゃあない。

爪の先ももう、汚れてなんてない。

だけど俺の席はあの日と同じ窓際で
同じように、メイに話しかけられるのを待っている]
 

(911) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

  
[あの日みたいだね >>893 は、
そうだね、って思わず笑ったし、
黒板見たよ、って言われたら、
一瞬なんのことか時が止まって「ああ」って言うはず

鞄から取り出されたのは
冷たくなりすぎたホットレモンじゃなくて、
同じ黄色でも、ラッピングされた透明な袋。 ]

 
 ほんとに作ってきてくれたんだ…?


[驚いてメイを見る。
バレンタインじゃない日の突然のプレゼント。>>894]
 

(912) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ、はい、チョウダイします……

[あの日みたいに変な日本語を交わして>>222
シンプルなチョコクッキーを受け取った。

手袋をしてないメイの指先が、
やっぱり綺麗だな、って関係ないことを思う。

でも、変な日本語はきっとそこまで。
すぐにやっぱりバレンタインの日みたいに

  「 すげえ嬉しい、ありがとう 」って
  メイには伝えられたはず、あ。今日イチです。]
 

(913) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[その場で食べていいって言われたら
きっと、“口のある想い人”は >>899
そりゃあもう、うまいうまい言いながら食べるし、

ノエと一緒に作ったことをきいたり、
名前は出さずとも休日に頑張ったことが知れたら
すげーえらい!って語彙力無く褒め称えたし

恥ずかしいから家で食べてとか言われたら
壊れないように大事に大事に鞄にしまうんだろう] 
 

(914) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あ、そう言えば
 今日は俺「また明日」ってできねえや
 明日、受験なんだよね。

 だから受験前に、元気出た。
 ほんとありがと。

[ちなみに未だに冷蔵庫に「れん」って書かれた
駄菓子がしまわれてるのは秘密 >>843
明日お守りがわりに持ってこって、今 そう決めたよ ]
 

(915) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 08時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[あの日並に冷たい、2月の校舎。
登校するやつも疎らで、卒業の日は、近い。

結果的に、俺の受験は上手く行くし、
結果で大騒ぎする未来は、もうすぐそこにある。

  「 めい、受験終わったら、 」

 ─── いつもよりほんの少し柔らかい声色で
     なにか、言いかけたけど、
     やっぱいいや、なんでもない、ってさ。
     臆病者はね、なんでもない振りして笑うよ ]**
 

(916) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 08時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 先日は大変ご迷惑を:向井君 ――
 
 向井君。

[ リベンジを果たした翌日、月曜日。>>892
 休み時間に私は向井君に近づくと、
 これ!とチョコクッキーの包みを差し出した。
 小さな袋に入れて、マスキングテープで留めてある。
 リボンを巻いたりはしてない。>>893
 これはプレゼントじゃなくて、お詫びの品だから ]

(917) takicchi 2021/06/21(Mon) 11時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 この間はごめ……じゃない、ありがとう。
 お詫びというか、お礼。
 あの、手作りだけど、今回は芽衣と一緒に作ったし、
 ちゃんと味見済みで、まともな食べ物だから。

[ 美味しくできたとか強調してる場合じゃない。
 食べられる出来上がりになっていることが伝われば
 それで十分。
 本当に食べられる食べ物なので
 あまり警戒しないでほしい ]

(918) takicchi 2021/06/21(Mon) 11時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 人を集めてくれたり、本当にありがとう。
 すごく助かった。
 向井君まで恨まれてないといいんだけど。

[ 「ちょっぴり失敗」なんて優しい形容で
 人を集めてくれたことは知ってる。
 そして、あれは全然
 「ちょっぴり」なんて失敗じゃなかった。
 集まってくれたみんなが、恨んだりするなんて
 本当に思ってるわけじゃない。
 これは私なりの冗談なんだけど、
 私は相変わらず冗談が下手なので、
 本気で言ってるように聞こえたらごめんね。
 ……あ、謝らないようにしようと思ったのに、
 結局謝っちゃった* ]

(919) takicchi 2021/06/21(Mon) 11時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 先日は大変ご迷惑を:鳩羽君 ――

[ 芽衣とクッキーを焼いた日、
 焼き上がったクッキーを味見しながら、
 芽衣がラッピングした一袋の>>899
 行き先は聞けたかな。
 それなら、鳩羽君にお詫びのクッキーを渡すのは
 無粋ってものよね。中身は同じだもの。
 というわけで ]

 鳩羽君、これ。

[ 私が鳩羽君に差し出すのも小さな包み。
 でも、中身はクッキーじゃない。
 中に入ってるのはスティックタイプの粉の袋。
 そう、ココアの素 ]

(920) takicchi 2021/06/21(Mon) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 この間大丈夫じゃない思いをさせちゃったお詫び。
 おなかとか壊してない?
 今はもう大丈夫?
 
[ どうして粉タイプにしたかって?
 そんなの理由は決まってる ]

 これね、絶対ほしくなる時が来ると思うから、
 その時に飲んでね。
 

(921) takicchi 2021/06/21(Mon) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 缶とかペットボトルのココアだと、
 鳩羽君すぐに飲んじゃうでしょう?
 でもね、鳩羽君は、ココアがほしくなる時が来るはず。
 だって、クッキーを食べるなら、
 飲み物のお供、ほしいでしょ?
 ……もらったその場で食べるとしても、
 その場で全部は食べちゃわないよね?
 家で大事に食べるよね?
 甘いクッキーに甘いココアの組み合わせは
 ちょっとどうかと思うけど、鳩羽君ならいけると思う。
 きっと今の鳩羽君は、
 どこまで甘くても大丈夫なんじゃない?* ]

(922) takicchi 2021/06/21(Mon) 11時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・リベンジ ──

[ 謎の物体Xを処理したバレンタイン。
 あの日リベンジの約束が交わされてたこと、
 結局慎一は知ってたんだかどうだか。

 なにはともあれ差し出された包み。
 見た感じおいしそうなんだけれど、
 なんせ黒沢、錬金術使うからなあ……。

 ちょっと警戒した目をしつつ、
 免罪符のように添えられた名に、>>918
 慎一はまたちょっと遠い目をする。

 警戒しないでと言われたって、ねえ。]
 

(923) nabe 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  暮石かー……、
  綿見じゃないんだ……。


[ 謎の物体Xを生み出す黒沢に、
 8点チョコの番代、悪食の暮石。
 慎一に信じられるのは綿見だけだよ。
 ……ってなっても仕方なくない?

 まあ、でもね。
 包みの中身はいたってふつうに見える。
 おいしそうなチョコクッキーの形をしてる。

 味見済だと黒沢も言っているし、
 はじめは警戒していた慎一も、
 おずおずって受け取るために手を出す。]
 

(924) nabe 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  その件は別にいいんだけど。
  恨んでくるようなやつらじゃないし、
  全然気にしてくれなくていんだけど。

  なんていうか、黒沢って……、
  まじめなうえ、向上心に満ちてるよね。


[ それを冗談と受け取れない程度には、
 あの謎の物体にはインパクトがあった。

 しみじみとまじめに慎一は答えて、
 受け取った包みをその場で開く。
 マスキングテープをびりっとちぎって。

 お行儀が悪いって?
 おとこのこなんてそんなもんだろ。]
 

(925) nabe 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それで、袋の中身を指先で摘まみ、
 ぽいっと口の中に放り込む。

 尚、手元にほうじ茶はもちろん、
 飲み物の類は備えていないけれど、
 だって、大丈夫なんでしょ? 信じるよ。

 もぐもぐと咀嚼を繰り返して、ごくん。
 口の中をすっかり空っぽにしてから、
 慎一はにいっと笑って口を開いた。]
 

(926) nabe 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ──うまいじゃん!
  え、こないだのなんだったの?


[ つい余計な一言が出てきちゃうんだよなあ。
 でも、慎一は知らないリベンジのお約束、>>865
 ぜひとも今後も守り続けてほしいって思うよ。

 決められた手順を守るってのは、
 料理に限らずとっても大事だからね。
 慎一はそのことをとてもよく知ってる。

 ……とにかく、
 その日はおいしいおやつにありつけて、
 慎一はご機嫌に「サンキュー」って言った。*]
 

(927) nabe 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

── いえいえお気になさらず??・ノエ ──


 へ?
 いやいや、いいのに。
 こないだなんだかんだで楽しかったし。

[ヘラヘラ笑って受け取る袋にはココアの粉>>921
でも「絶対欲しくなる時」には首を傾げた。]

 あー、うん?
 ありがとう??

[ココアお見舞いのときに持ってったからかな
なんかそれくらいの感覚で受け取るよ。

テヅクリジャナクテヨカッタ……
って思ったのはノエには一生の秘密ね。]
 

(928) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[まさかメイと何らかのやり取りがあったなんて
俺はちっとも知らないからさ。
そのココアの意味も、ノエのオキヅカイも。

メイからクッキー貰った時に
ノエと作ったって聞けば「なるほど???」ってなるし
そうじゃなくても、いくら察しが良くなくっても。
「もしかして??」くらいは気づくんじゃないかな。]*
 

(929) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 先日は大変ご迷惑を:ひとみちゃん ――

[ ひとみちゃんもお料理は得意な方じゃないらしい。
 それでもバレンタイン、
 みんなにお菓子を配ったんだって。
 すごいな、私にはそんな勇気はない、と思うけど、
 私も結局みんなに食べてもらったんだった。
 ひとみちゃんも
 泣きながら食べてくれたんだった。>>-957
 ひとみちゃんも泣いてしまう出来栄え、
 私のお料理スキルの方が絶望的なことは間違いない ]

 ひとみちゃん、この間はありがとうね。

[ 泣きながら食べていた姿を思い出すと、
 今でも少し胸が痛む。
 私はちょっと眉を下げて、
 クッキーの包みを差し出した。
 あっ、警戒しないで!これはまともだから!
 ちゃんと食べられるから! ]

(930) takicchi 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 これね、確かに手作りだけど、
 芽衣と一緒に作ったから、大丈夫!
 ちゃんと味見もして、
 まともな食べ物になってるのも確認済みだから!

[ 大丈夫。被害者の会の第三回ノルマとかじゃないから!
 先日の物体Xのトラウマで
 防衛本能が働いてしまったかもしれないひとみちゃんに
 なんとかまともな食べ物であることを説明して、
 受け取ってもらえたら ]

(931) takicchi 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あと、これ。

[ 差し出したのは、小さなメモ。
 私が家のキッチンに貼ってある約束が>>865
 書いてある ]

 私、すごく役に立ったから、
 ひとみちゃんも参考になるかもしれないと思って。
 お料理の心得。

[ こないだの女子会でお料理した時に思ったんだけど、
 なんというか、ひとみちゃんは、
 良くも悪くも大胆なところがある、気がする。
 おおらかというか。
 レシピ通りにとか、計量するとか、そのあたり。
 だからこれは100%の善意で、
 悪気とかそういうのは一切なかった* ]

(932) takicchi 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

── もしかしたらこんなことが・ノエ ──

[ところでこれはずっと未来の話なんだけど
俺、高校ンときまでは、料理は
できるできないの前に「しない」だったのね

でも、大学に入って一人暮らし初めて。
最近はすげーんだぜ、
SNSとか見てるだけで「簡単レシピ☆」みたいなの
すげーいっぱい出てくるの。

メシマズなのはさー辛いし。
金もあんまねー大学生活、
大学デビューよりも先に自炊デビューしたわけ。

そしたらさ、案外楽しくて。
今や71点の実力よ(ドヤ顔で誰かにアピール)]
 

(933) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[………だからさあ、
これはもしも、もしもの話、なんだけど
そういや高校ンとき、ノエにすげえお菓子貰ったなって
そんなこと思いだしたらさ。

 『俺最近料理できるよーになったから
  ノエにも教えてやるよ!』

くらいの先輩風、吹かせることもあったかもね!
ぶっちゃけ、SNS頼みの料理ばっかりなんで。
レンチンとか、フライパンひとつ!とか。
そういうのばっかりだったけど。

叶うかかなわないかはともかくとして
でもSNSで流れてくる料理は、
案外間違いねーってことくらいは説いたはず。]*
 

(934) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



          [暮石 芽衣 様へ]

 

(935) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ まずは卒業おめでとう。
  お互い3年間お疲れ様でした。

  んで、オルゴールありがとう。
  あれから寝る前とかによく聞いてるよ。
  何となく安眠出来る気がするんだ。

  あの日たまたま音楽室に行ったのは、
  1人になりたかったからだったけど
  その後はすっかりピアノを弾きに通ってたなって
  聞きながら思い出しました。]

(936) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ 暮石ちゃんには多分言ったことなかったけど
 俺は結構強がって生きていて、
 本音を言うこともあまりしなくなってて、
 だから何も言わず寄り添ってくれるあの音や
 あの静かな時間に救われていたんだと思います。

 だから暮石ちゃんにとっても
 何か力になることが出来てたんなら
 好きって伝えられて本当に良かった。]

(937) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



[ あの日追い返さないでくれて、
 あの日聞くことを許してくれて、
 あの日俺の為に弾いてくれて、
 こちらこそ本当にありがとう。]

 

(938) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ 卒業したら今までみたいにはいかないだろうけど
 またどこかで暮石ちゃんがピアノを弾く時
 時々聞かせてくれる機会があったら嬉しいな。


 1年間ずっと、俺は君のファンでした。
 きっとこれからも。


                       柊 由樹]

(939) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



[P.s.こっちの包みはオルゴールのお礼です。
もし良かったら使ってね。卒後してもよろしく〜]

(940) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんな内容がしたためられた手紙と
桜の香りがするハンドクリームが入った包み。
一緒に暮石に手渡すのは、
きっと卒業パーティの日になったことだろう。

それなに?って
もし誰かから聞かれてもきっと俺は教えない。
最初から最後まであの放課後の音楽室は、
俺と彼女だけの秘密にしておきたいから。]

(941) guno 2021/06/21(Mon) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



   [  冷たい校舎の雪は融けて、
      もうすぐ春がやって来る。**]

 

(942) guno 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ


[たとえば、ちょっと増えたくらいなら
 わたしは全然気づかなかったんじゃないかな。
 
 たとえば、わたしが鳩羽くんを見てなかったら
 100%増えたところで気づかなかったよ。

 つまりはそういうこと。
 重ねる時間が、わたしに自覚を促していく。]
 

(943) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ

— バレンタイン・リベンジ! —

[受験を控えた3-9の教室は、30分も経てばもぬけの空。
 わたしの目には、自分の席に座る鳩羽くん>>911が映る。
 窓の向こうに広がる透き通るような青色も、
 やがて茜に染まっていくんだろう。
 それを阻む厚い雲はどこにも見当たらなかった。]

  ……。

[冬の空を背景に窓枠へ収まった鳩羽くんをもう少しだけ
 見ていたくて、わたしは足音を殺して近づく。
 生存確認はもう必要ない。
 わたしたちは同じ時を生きている。

 幸か不幸かわたしはフツーの人間だから、
 隠密はきっとそう長くは続かなかったと思う。]

(944) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは「あの日みたいだね」って笑いながら、
 鳩羽くん>>912の前の席をお借りした。
 今度はもう背伸びしなくていいんだよ。
 わたしは椅子の背を鳩羽くんの机にくっつける。

 黒板の話もしたかな。
 「ああ」って反応にあの日のことが蘇って、
 コートに埋めた感情>>5:63に思いを馳せた。
 まぁ、わたしには予想より感情豊かで子どもらしくて
 やっぱり頼りになった相棒>>5:72がいたから、
 だいじょーぶ>>5:76だったけどね。

 もう二度と訪れることのないあの場所は、
 わたしの中で思い出となって生きていく。

 どこか遠くを見る目を鞄に落として、
 わたしは乃絵ちゃんと一緒に作ったクッキーを
 鳩羽くんへ差し出した。]

(945) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ


  だって……食べてくれるんでしょ。

[鳩羽くんの驚いた顔に、わたしは拗ねるより苦笑する。
 だってわたし、まだ何にも伝えてないもんね。

 食べてくれる? って聞いた時の嬉しそうな顔>>837
 勝るとも劣らない今日≠フ反応>>913を貰えたから、
 わたしの顔から苦味は消えてとびきりの笑顔になった。]

  乃絵ちゃんと一緒に作ったんだよ。
  今度はちゃんとできてるでしょ。

  駄菓子ほどの安定感はないけど、美味しいと思う。

[駄菓子の今>>843を知らないわたしは、
 頭の中でふたつを天秤にかけたりする。

 食べてくれるなら喜んで。>>914
 頬杖ついて、うまいうまいの顔、じっと見てるよ。]

(946) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そんな折、鳩羽くん>>915が明日≠フ話をした。]

  そっか……応援してる。
  れんくんなら、できるよ。

[わたしたちの進路は、駅の分かれ道みたいに別々だ。
 でも「近い」>>702から、だいじょーぶ。
 相棒の背中を撫でてくれる手がなくても、平気。

 そう思うけど、わたしはもう無敵じゃないから
 感情を埋めるコートもないとなると、
 どうしても寂しいって気持ちが溢れちゃう。

 弱くなったなぁ。
 こんなに——すき、なんだなぁ。]

(947) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ


[底まで抜けた特別>>770>>825
 少しずつ埋まり始めていた大きな穴の中>>3:130
 残り全部を埋め切っちゃった。

 おかげで世界で一番すきだったものと距離を取ったのに、
 全然、喪失感がないんだよ。
 新しい世界、一番に飛び込んできた人>>709がいたから、
 全然、寂しくないの。]
 

(948) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ

[れんくん>>916がいつもより柔らかい声でわたしを呼ぶ。

 わたし、耳はいいんだよ。
 聞き慣れた音なのに、胸がきゅうってなって息を止めた。

 話が途中で終わったから、わたしの時は止まったまま。
 廊下を通る人もいなくて、校舎も凍ってしまったみたい。


 2月の冷たい空気が、教室に満ちている。]

(949) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ



   れんくん、
 

(950) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは椅子に片膝を乗せ、身を乗り出した。
 近い>>3:127って思った距離を越えて、
 頬や鼻先に触れそうな距離を掠める>>802

 この高さなら、
 手招かなくたって、わたしだけで傍に行けるんだよ。

 大雪の朝、助けてもらった時>>0:112
 耳を塞がれないよう左手を捕らえた時>>801
 厚い手袋は鞄の中。

 あの日触れられなかったれんくんの指先>>3:126に、
 綺麗>>2:407って言ってくれて、
 たからもの>>2:529って答えたわたしの指を——

 ——はじめて、絡めた。]

(951) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[また注意されちゃうかな。>>3:72
 でも、今度は撤回してあげられない。
 もう無理だよ。ダメ。ヤダ。
 ねえ、好き。

 迂闊だとは思ってないし、馬鹿なつもりもないけど、
 あんなこと言われたら>>-871、自惚れてもいいよね。]

(952) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[問1.好きな人が、
   「世界で一番好き」って言ってくれた時の気持ちを答えよ。

 回答自由。だから配点もなし。]
 

(953) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[どれだけ言葉にしたら、
 like≠ニlove≠フ違いが伝わるかな。
 わたしは繰り返し、想いを囁く。

 勉強は得意じゃないし、運動はちょっと苦手。
 料理はこれからだとしても、
 一を突き詰めたわたしに得意なものってあんまりない。

 でもね、
 一つのことを愛するのは、大得意。

 だからびっくりさせないよう、
 「世界一」は、もう少し後にとっておくね。]

(954) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……受験終わったら?

[わたしは少しだけ顔を離して、れんくんを視界に収める。
 触れられないくらい、近い距離。
 わたしはさっきの言葉を問いかける。]

  もう一回言わなくていいから、
  続きが、欲しいな。

  わたしはずっと、一緒にいたいよ。

[いつもよりとびきり甘くて柔らかい声で伝えて、笑う。
 冷え切っていたはずの耳が燃えるように熱いことは、
 わたしだけの、秘密ね。]*

(955) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 先日は大変ご迷惑を:綿見ちゃん ――

[ 綿見ちゃんは物体Xの処理には参加してくれたんだっけ。
 どちらにしろ、綿見ちゃんにはメール講師を
 してもらったという恩があって、>>865
 その成果を確認してもらわなくちゃいけない ]

 綿見ちゃん、こないだはその、
 本当にお世話になって……

[ 綿見ちゃんにも本当にお世話になった。
 工程と作業ができるだけ少ないレシピ、
 そして随時メールによる遠隔の指示、
 多分、現地で指導してもらった方が、
 綿見ちゃん的には楽だったと思う ]

(956) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 それで……その、
 ご指導ご鞭撻の成果がこちらになります……。

[ なぜ敬語。なぜか敬語。
 お料理の話になると、
 なぜか綿見ちゃんにはかしこまってしまう。
 食べ物に対して冒涜的な行為をしてきた過去が
 そうさせるのかもしれない ]

(957) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 あの、一応、食べられる出来には、
 なったんじゃないかなー……なんて。

[ あれだけの労力をかけてもらっておきながら、
 “食べられるレベル”というのはどうなのと言われれば
 ぐうの音も出ません!
 固唾をのんで綿見大先生の判定を待つ。
 でもでも!綿見ちゃんは私を見捨てないって
 信じてるから!
 ……信じてもいいよね?* ]

(958) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 先日は大変ご迷惑を:炭蔵君 ――

[ 私にも、一応乙女心というものが存在した。
 自覚はなかったけど、どうやら存在していたらしい。
 あの、謎の物体Xの存在をみんなに知られるのは、
 そしてその処理に参加してもらうのは、
 とても申し訳なく恥ずかしくいたたまれなかったけど、
 中でもやっぱり炭蔵君に知られてしまったのが>>-941
 一番心にダメージを残した。
 ありがたいけど知られたくなかった……!
 乙女心!乙女心です!!

 でも結局、知られてしまったし食べられてしまった。
 私、錬金術師らしいので>>859
 記憶消す薬とか作れないかな。作れませんね。
 現実逃避してみても、現実は無情だ ]

(959) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君、これ。
 この間のお詫び。
 ……あの、今回は、ちゃんと、食べられるから。
 綿見ちゃん監修だし、芽衣と一緒に作ったし、
 ちゃんと、味見もしたから。
 その、ちゃんと、食べ物だから。

[ あの日協力してくれたみんなに配って回って、
 炭蔵君は一番最後。
 炭蔵君がちょうど一人のタイミングで呼び止めて、
 みんなに渡したのと同じ、小さな包みを差し出した。
 並べる言い訳に、我ながら悲しくなる。
 ちゃんと食べ物。事実だけど。事実なんだけど! ]

(960) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 本当はね、ちゃんとチョコレート、渡したかった。
 だけどもう、日付だって違うし、
 これはみんなに渡したのと同じ、お詫びの品だし。
 帰ってきた現実は私が思ってた以上に優しかったけど、
 それでも上手くいかないことだってある ]

 ら、来年!

[ 思わず口をついて出ちゃった。
 まだ春にもなってないのに、もう来年の話。
 来年の話をしたら、鬼が笑うんだっけ。
 でも、仕方ないじゃない!
 今年はもう手遅れなんだから! ]

(961) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 来年は、その、お詫びじゃなくて、
 ちゃんと、ちゃんと渡すから、
 当日に、あんなのじゃなくて、ちゃんとしたの、
 だから、ら、来年、……らいねん、
 

(962) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


[ いくら炭蔵君が鈍感でも、
 これで伝わらないってことは、ないよね?ね?* ]
 

(963) takicchi 2021/06/21(Mon) 13時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 先日は大変ご迷惑を:向井君 ――

[ ちゃんと安全だって説明したのに、
 向井君の目は警戒してた。>>923
 そんなに!?そんなに信用失くした!?って
 ショックを受けかけたけど、納得する。
 うん、あれは信用を無くして当然の錬金術だった ]

 あ、レシピは綿見ちゃんだから。
 それに、メールで遠隔指導もしてもらったし。

[ 芽衣の名では信用回復には至らなかったらしい。>>924
 まさか向井君の中で芽衣が悪食認定されているとは
 思いもよらない私は、
 芽衣の名では回復できないほど傷を負った、
 自分の料理の腕に対する信用に遠い目になる ]

(964) takicchi 2021/06/21(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ それでも、向井君はクッキーを受け取ってくれた。
 ほっと私は息を吐き出す ]

 うん。本当に恨まれてるとは思ってない。
 けど、気にはするかな。
 え、だって、できることは増えた方がいいでしょう?

[ まじめで向上心に満ちている。>>925
 それって、額面通り受け取れば褒め言葉なんだけど、
 なんだか向井君のそれには、褒め言葉だけじゃない
 何かが含まれているような気がする。

 どうやら向井君はその場で味を確認してくれるらしい。
 クッキーが口の中に消えていくのを、>>926
 固唾をのんで見守った ]

(965) takicchi 2021/06/21(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ほ、ほんと?よかった。
 こないだのは……分不相応な無謀なチャレンジを
 自分一人で成し遂げようとしたゆえの惨事かな……。

[ 美味しいという評価に一安心だけど、
 続く言葉にちょっと胸を抉られた。>>927
 身の程をわきまえるって大事。

 とりあえず、クッキーは向井君のお口に合ったようで、
 ご機嫌でお礼も言ってもらえたので、
 ううん、こちらこそって
 私も胸を撫で下ろしたのだった* ]

(966) takicchi 2021/06/21(Mon) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 未来の話:人間には向き不向きがあって ――

[ 私は鳩羽君からスゴイオカシを貰ったことがあるけど、
 私は鳩羽君にすごいお菓子をあげたことがある。>>934
 あれは私の人生において、黒歴史というものなので、
 できれば忘れてほしいんだけど、
 あの味はきっと忘れられないと思う。
 私も忘れてない。忘れたい ]

 料理ができるようになった……?
 教えてくれる……?

[ そのメッセージに私は震撼した。
 だって鳩羽君は、友達以上眼鏡で、
 料理の腕もなかったはずでは。>>0:1030
 なんという裏切り、とは思わないけれど、
 羨ましいです先輩! ]

(967) takicchi 2021/06/21(Mon) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 教えてくれるというならぜひって、
 私の家かな、鳩羽君の家かな、
 もちろん芽衣にも来てもらって、
 お料理教えてもらうことになった、んだけど ]

 鳩羽君、待って!?
 だばーじゃわからない!

[ 鳩羽君の教え方は、とにかく擬音が多かった。
 そして抽象的だった。
 分量が!分量がわからない!
 適量って何!?
 煮汁が減るまでってどれくらい!?何分!? ]

(968) takicchi 2021/06/21(Mon) 14時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 料理の約束。焦らない。>>865
 このところ、大丈夫だったはずなんだけど、
 久しぶりにぶっちぎりで守れなかった* ]

(969) takicchi 2021/06/21(Mon) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 放課後の教室・メイ ──

[窓の外は永遠に続く雪空でも夜空でもない。
足音を殺したメイも、すぐに見つけたよ。
空色のフレームに収まった明るい髪色は、
きっとすぐに、メイのほうを振り向いた。]


 ノエと?ありがと。


[バレンタインのリベンジ。>>946
漸くそのことに思い至った俺は、
ああなるほど?ってこっちも同時に気づくよ>>929]
 

(970) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[2月も後半に差し掛かってる
多くのクラスメイトの進路が決まりつつあって
俺も明日が最後の最後。

別れの季節、別れの間際にあって、尚。
引導を渡し終えたはずの俺は、
大事な一歩、踏み出せないまま躊躇する

あの時、いとも容易くなんの気なしに
友達 >>300 の名前を付けた俺は
それから先に、進めない。

    
   でも今日。
   乗り越えてきたのは、メイのほう>>951 ]
 

(971) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[問2.好きな人が、何度も、何度も
   「好き」だと言ってくれた時の気持ちを答えよ。

 回答自由。だから配点もなし。
 奇しくも俺に課された入学試験問題も、
 メイのと、おんなじだったみたいだ。 ]

 

(972) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 間近で甘い囁きが響く
  手のひらにたくさんの「すき」を抱えてる筈の
  メイの気持ちが、たくさんの「すき」が
  耳からゆっくりと染み込んで
  じん、と身体の芯を震えさせる。 ]

 

(973) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ ──── 繋がれた指先、ぎゅっと握った ]

 

(974) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[メイの顔が離れて、触れられないほど近い距離。
求められるのは「もう一回」じゃなくて「続き」の話

そんなさぁ。
とびきり甘くて柔らかい声で伝えられたら。
大好きな顔で、大好きな微笑みを浮かべられたら。

そんなさぁ。
余裕のある18歳じゃないんだよ。


        ……… 乗り越えてもいいかな。 ]

 

(975) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  受験が終わったら、っていうのは撤回。

 

(976) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 言いかけた言葉、訂正させて。
  明日も明後日も、未来も、待てない。

  明日がちゃんと来るかなんて判らないだろ。
  だから、伝えるなら、今がいい。 ]

 

(977) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[重なって離れた影、
じっと瞳を見つめて伝えたけれど、

きっと3秒後には
いつものへらへらって笑いに戻っちゃったから
俺は真面目な話をするの、どこまでも向いてないよ。]**

 

(978) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ



       私の残機はあといくつ?
 
 

(979) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は今まで、何度自分を砕け散らせてきたのかな。
 ひとつ失敗をするたび、
 失望のため息を吐かれるたび、
 「どうしてこれくらいできないんだ」と言われるたび、
 「この程度か」と言われるたび、
 ゲームオーバーの足音がした ]

(980) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ いつ見限られるのか、ずっと怯えていた。
 私を捨てられるのが怖くて怖くて、
 そのために、自分の大事なものを捨てさせられても、
 文句も言わずに従ってたの。
 自分の中から段々色々なものがなくなっていくこと、
 気づいていたけどどうしようもなかった。
 私は、どんどん、どんどん、空っぽになって、
 がらんどうのハリボテになって ]

(981) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そうして、ハリボテのまま生きていくんだと思ってた。
 もう私から取り上げることのできるものなんて、
 何もないと思ってた。
 取り上げられそうになるまで、一番大事なもののこと、
 知ってるようで知らなかったの ]

(982) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私が帰ってくるように、お祈りしてくれる人がいた。
 今を楽しさで埋める方法を教えてくれる人がいた。
 私の仕事に楽しかったって評価をくれる人がいた。
 できなさそうなことだってきっとするって
 言ってくれる人がいた。
 夢の中のことを現実にしようって
 言ってくれる人がいた。
 一人じゃないからって助けてくれる人がいた。
 考えたい寄り添いたいって言ってくれる人がいた。
 怖くなくなるまで手を握ってくれる人がいた。
 一生の、友達がいた ]

(983) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 冷たい校舎まで来てくれる人たちがいた。
 冷たい校舎から、私を連れ出してくれる人たちがいた。

 ねえ、私が大事にするべきなのは、どっちだった?
 ねえ、私が捨てるべきなのは、どっちだった?

 そんな大切なことに、
 こんなことになるまで気づかないなんて
 やっぱり私は優等生にはなれないみたい ]

(984) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ はーって私はため息をついた。
 今日のお料理の出来は95(0..100)x1点。
 優等生をやめた私は、苦手があることを受け入れたけど
 それにしたってお料理のセンスは
 本当にどうにかならないかな。
 自己責任。いただきます。

 私は、ため息にもう怯えない ]

(985) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

        [ 珍しい。快挙!! ]

(986) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は失敗だってするし、間違えることもある。
 この前、久しぶりに姉に会った。
 姉の子供にも初めて会った。
 可愛い女の子だったけど、
 眼鏡嫌い!って言われちゃった。
 失敗したなって思ったけど、
 いまだに何が正解だったのかわからない ]

(987) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 父に隠れて母にも会った。
 お料理が苦手で、って相談したら、
 全然教えてこなかったものね、って苦笑してた。
 台所は母の城で、
 立ち入らせないことが母の誇りだったけど、
 それって間違いだったって母は笑った。
 人は、間違える。
 私も、完璧な主婦だと思ってた母も。
 今度、簡単な料理のレシピを貰うことになってる ]

(988) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ねえ、私の残機はあといくつ?
 きっと、父の中で失敗作の私は死んだ。
 全部砕けて残機ゼロ。

 でもね、私は生きてるよ。
 そして、これからも生きていく ]

(989) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そうして、がらんどうになってる空洞に、
 大事なものを入れていくの。
 捨ててしまったものも、ひとつずつ拾って、
 私は自分を満たしていく。
 私を構成する要素をひとつずつ積んでいく。
 完璧には程遠い、私という人間を手に入れてみせる。

 みんなも手を貸してくれるよね?
 本当に大事なもののこと、私もう絶対間違えないから ]

(990) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 帰ってきた現実世界は、
 思ってたよりずっと優しかった。
 だからね。みんな、私を助けに来てくれてありがとう ]

(991) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ



  [ *残機の砕け散る音は、もう私に聞こえない* ]
 
 

(992) takicchi 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

— チョコレート・リベンジ! —

[歯切れの悪い返事をする乃絵ちゃんは、
 想像以上に物体Xのことを引きずっているみたい。>>903
 確かにチョコの味がしないフォンダンショコラ(自称)は、
 個性的な味わいだった。
 わたしもクリームパンがなければノルマ達成は
 難しかったかも。そこは認める。

 でも、初心者な訳だし。
 悪食(他称)なわたしは、そこまで不安を抱いてなかった。
 なぜなら、
 わたしたちには綿見さんという心強い味方がいる。

 数多の苦難>>907を乗り越えて完成したクッキーは、
 オーブンの中からいい香りを漂わせていた。]

(993) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ


  いい匂いしてるからたぶん大丈夫だと思うけどね。
  むしろ食べすぎないように気をつけないと。

[一通り洗い終えると、
 わたしは最後の篩を乃絵ちゃん>>908に渡した。

 乃絵ちゃんの手元にはリストバンドがあったかな。 
 ひとみちゃんの家にお泊まりした時もそうだったけど、
 乃絵ちゃん、人より謝る回数が多い気がする。

 それはきっと乃絵ちゃん自身の性格もあるけど、
 これまでのことが影響しているとも思うから
 わたしは料理以外でも約束を指さした。>>905

(994) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが乃絵ちゃんの手をすきなことと
 乃絵ちゃん>>906が乃絵ちゃんの手をどう思うかは違う。
 それでいいの。

 少しでも、乃絵ちゃんが伸び伸びと生きられればいい。
 焦る必要もない。だってこれからは一生分あるから。

 わたしは乃絵ちゃんからオーブンへ視線を移し、笑う。]

(995) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ


   一袋が、いいの。
 

(996) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[味見した焼き立てクッキーはふわふわで美味しかった。
 冷めてもきっと甘くて美味しいはず。]

  みんなにあげるんでしょ。
  それならわたしにも意味あることだし。

[なんて言って、
 わたしは乃絵ちゃんに残りのクッキーを預けようとする。

 だってその……わたしはみんなのことを
 前よりずっと親しく思ってるけど、
 友達って呼んでいいかは分からないし。
 だから、わたしのバレンタインはたった数袋だった。

 リベンジだって言ったでしょ。
 あくまでわたしはお手伝いだけどね。]

(997) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは、乃絵ちゃんの部屋>>902でラッピングに挑む。
 まだ荷物は少ないけれど、
 わたしが預けたピアノや文化祭の写真が飾られていて、
 乃絵ちゃんの部屋だなって思った。
 少しずつ、乃絵ちゃんのものが増えていくんだろう。
 そう思うとわたしの口元は緩む。]

  こんな感じかなぁ。

[ラッピングといっても口を閉じてリボンをつけるくらい。
 日に当たった時の髪の色。
 曇り空の下より明るいイエローがわたしは結構すき。

 乃絵ちゃんはマスキングテープを使っていたっけ。>>917
 梱包作業はそう時間がかからなかったはず。]

(998) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしはできあがった袋をつつきながら、
 さっきはまだ上手く言葉にできなかった
 乃絵ちゃん>>910の疑問に答える。]

  わかった……というか、埋まったというか、
  落ちたというか……うーん、なんと、いうか。

[時間を置いたのに、
 わたしの心は未だ落ち着きを取り戻せず、
 不意に心臓が煩くなる。
 わたしは自分の胸元に手のひらを当てた。]

(999) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 夜笑国 メイ


  「すき」……なんだなって。
  もっといっぱい、一緒にいたい。

[今、もし本人が目の前にいたら、
 何度も気持ちを口にしちゃうところだった。
 わたしは慣れない感情に翻弄されながら、
 乃絵ちゃんにほんの少しわたしの想いを打ち明けて
 最後には名前を白状することになる。



 ……どんな話だったかって?
 それは乃絵ちゃんだけが知っていればいーの。]*

(1000) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 17時頃

【人】 店番 ソフィア

— 料理は計画的に —

[いやあ、先日の物体Xの処理は大変でしたね……。
>>930乃絵ちゃんにありがとうと言われながら、
物理的にほろ苦い思い出を振り返る。

自分も料理の腕にはムラがあって、
バレンタインに作ったチョコには出来栄えが悪いものも多々含まれていたものの、
乃絵ちゃんの錬成したものを口に含めば含むほど、
我が身を振り返って涙が出てきた。

ちゃんとした料理、作れるようになろう……。]

(1001) myu-la 2021/06/21(Mon) 18時頃

【人】 店番 ソフィア

[>>931そして改めて差し出されたクッキーの包みは、
芽衣ちゃんと一緒にリベンジして作ったものだという。

まともな食べ物になっているらしいと聞きつつも、
おそるおそる受け取って、そして次に見せられたのはメモ。>>932]

 茉奈ちゃん先生……!

[そうか、そういうことなんだね!
茉奈ちゃん先生の言う通りにすれば大丈夫。
メモの中にあった名前を見て、信頼感を覚える。]

(1002) myu-la 2021/06/21(Mon) 18時頃

【人】 店番 ソフィア


 そうだね……。
 私もリベンジしよっと。

[2人が茉奈ちゃん先生に教わったのなら、
私にもできない道理がない。いや、できる。
参考に、と差し出してくれたメモを受け取って、
やる気を新たにするのであった。

料理の腕はまだまだ発展途上なので、
これからも茉奈ちゃん先生にはお世話になることであろう。きっと。

数年後、そこにはカレー程度の料理なら作れるようになったひとみの姿が!
……そんな未来で、また会いましょう。*]

(1003) myu-la 2021/06/21(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 放課後の教室で —

[青が夕焼けに染まるたび、
 わたしの目に映る髪もほんのり朱がさしてくる。

 日に透かした時の黄色も、
 曇り空に少し燻んだ色も、

 気づいたのは、
 わたしがあなたを目で追うようになったからだ。

 お日様色のリボンは彼の指で解かれて、
 わたしたちの間に横たわっている。]

(1004) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[ 世界でただひとつの「特別」を降らせたら、
  絡めた指先、繋がり>>974が強くなった。  ]
 

(1005) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[友達って呼んでくれた時の喜び>>359を覚えてる。
 あなたの名前の、
 胸が苦しくなるような優しい響きを知ってる。

 だから今度はわたしがあなたの名前を呼んで、
 ふたりの間にある境界線を乗り越えよう。>>971

  なぁに。

[触れられない近さが、触れる距離になる。>>975

 そーいうオサホウとはまったく縁がなかったけど、
 目を閉じればいいってことくらいは分かるよ。]

(1006) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしたちの時は止まらない。
 れんくん>>978が笑うのを見てわたしも破顔し、
 いつもと距離と温度に戻る。
 熱を持った顔に冷えた空気が気持ちよかった。

 深呼吸、二回。そろそろ癖になっちゃいそう。]

  明日が本番なのに、待っててくれてありがと。

[膝を払って立ち上がって、絡めた指を引く。]

(1007) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ



   帰ろう、れんくん。


[明日♂えない分、特別な今日≠もう少しだけ。
 冷たい校舎を飛び出して、新しい未来へ進もう。]*

(1008) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 18時半頃

【人】 店番 ソフィア

— それから —

[某大学の心理学部への進学を決めた私は、
高校の頃とはまた違った環境で、今を楽しく生きている。

自分の身に起こった人間の心理の不思議を学びつつ、
それを生かしてカッコいいカウンセラーの先生になれたらなって思ったけど、
人生そこまで上手く行くかはわかんないし、それはまだ先の話。

大学には家から通える距離だけど、
もういい加減に子供から卒業したい私と、
子供離れしたい両親がよーく話し合って、
門限は撤廃されたから、新鮮な気持ちでサークル活動に勤しんでいる。

テニスやバレーボールをしてみたかったけど、
運動部経験も無くて体力がついていかなさそうだったので、それは断念。
でも、もっと面白そうなものに出会えたから。]

(1009) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[豊高を卒業後も、あの校舎に閉じ込められた面々を始めとした友達には、
ことあるごとに連絡を送っている。]

 うちの大学の軽音楽サークル、
 来週の土曜日、演奏会だから!
 よかったら来てね!

[……と、頻繁に行われる公開演奏会のお誘いを。

楽器初心者ながらに飛び込んだ軽音楽サークルでは、
高校の頃の音楽5の成績を頼りになんとか着いていきながら、
最初のうちは専ら客引き宣伝を担当している。

いつの日か、まともに弾けるようになったギターを、
お披露目できるようになるように、練習に時間を費やしている。]

(1010) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[高校の頃の二人だけの帰宅部を忘れてはいなくて、
その時の縁は絶対に終わらせたくはなかったけど、
環境が変わってしまった今、どうだろう。

ピアノを習っていた芽衣ちゃんに、
拙いながらも、今度は私のギターの音色を届けられるかな。
その日が来るまでどうか待っていてくれるかな。
宣伝の声がけはうるさいくらいに何度もし続けるからさ。]

(1011) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[——とある晴れた日、ふと立ち寄った河原。
川の水面は太陽の光を反射して、キラキラと煌めいている。

それを眺めながら腰を下ろすと、
あの夏の日に捨てられていた、私の紫色の獏のポーチを思い出す。

誰がやったのかも結局分からず終いで、
私の中にずっと残っている戒めのひとつ。]

(1012) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[楽しいことだけ楽しんで生きていければいいと思っていたし、
私は私を嫌いじゃない人たちとだけ一緒に居れればいい。
でも、そんな生き方をしていても、悪意を向けてくる人はいるんだ。

思えば、昔からそれは身を以て知っている。
迷子になって一人ぼっちで歩いていたら、知らない大人に拐われた時のように。

理不尽な悪意がどこにでも存在することも、
それで心が壊れそうになった時、何が私を救ってくれたのかも、
すべて理解することができて、だから私はようやく大人になれるのかもしれない。]

(1013) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[たくさんの人からの愛を受けながら、
そして時々、悪意に晒されながら、
それでも私は、強かに生きていける。]

(1014) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア


 ……だよね?
 ぼたん。

[もう姿も見えず、声も聞こえない友達の名前を呼ぶ。
あの校舎で全てを自覚してから、彼女の声が聞こえることはない。

でも、私はあの子を忘れたわけではない。
薄青のボタンのお守りを、ポケットの中で握り締める。

あの子は私の心の一部だから、いつでも私と一緒にいる。
薄青のワンピースを着た5歳の子供の姿で。
優しい笑みを浮かべて、傍に立っている。

美沙さんや、芽衣ちゃんや茉奈ちゃんと話して共有したあの子の存在。
私だけではなく、他の人と話すことで共有できたあの子の存在。
それが否定されない限り、いつまでも。]

(1015) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア

[河原に吹き込むそよ風が頬を撫でる。
それは、ぼたんが私の頬に触れたように感じられた。]

 そうだね、そろそろ行かなくちゃ。
 サークルの練習時間に遅れちゃう。

[立ち上がって、買ったばかりのギターケースを持ち上げて、
何もない虚空に目を向けて語りかければ、
そうだね、昔からずっと、いつもと何も変わらない。

見えるよ、きみの姿が。]

(1016) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 店番 ソフィア


[「どんなに暗い闇の中も、これからも一緒に乗り越えていこう。」*]
 

(1017) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― チョコレート・リベンジ! ――

[ あの味を個性的で済ませることができる芽衣は>>993
 懐が広すぎると思う。
 多分、みんなの味覚に忘れられない思い出として
 刻まれたと思うし、私にも刻まれた。

 私は顔に不安を貼り付けていたけど、
 芽衣にスマホを示されれば、そうだったって頷いた。
 そう、今日の私は一人じゃない。
 芽衣がいるし、メール講師綿見ちゃんもいる。

 数多の苦難を乗り越えた末、私はいい匂いのする
 オーブンを覗き込む。
 確か、途中で何度も開けるのもよくないんだっけ ]

(1018) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そっかあ。

[ 食べすぎ注意!>>994
 謎の物体Xでは起こり得ない事態を
 注意しないといけないなんて!
 未知の危険に頷きながら、芽衣から篩を受け取る。

 リストバンドはしてた。
 芽衣は好きだと言ってくれても、
 やっぱり私はあまり人目に触れさせたいとは思えない。
 受け入れなきゃいけないとは思う。
 でも、堂々と人目に晒すというのは、
 それはやっぱり違う気がする。
 
 でもね、謝り癖は控えるね。
 その日、何度芽衣に貼り紙を指差されたかな。
 次の日の謝罪行脚では、
 ごめんなさいの代わりにありがとうを
 伝えたつもりだけど ]

(1019) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 一袋でいいのって聞いた私に、>>908
 一袋がいいのって芽衣が言う。>>996

 あまり察しのよくなかった私も
 それで誘ってもらった夜のことを思い出して、
 半分こじゃなきゃ悪いよ、なんて
 食い下がったりはしなかった。

 芽衣に一袋分、
 味見用にお皿に何枚か出して、
 残りは私が引き受ける。
 ラッピングは奥の私の部屋で ]

(1020) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私の方が作成量は多いけど、
 袋に詰めてマスキングテープで留めるだけ。>>998
 可愛いリボンをかけている芽衣より、
 作業はサクサク進んだと思う。

 飲み物はほうじ茶が好きだけど、
 クッキーならやっぱり紅茶かなって、
 テーブルには紅茶も出した。
 摘まんでみたクッキーは、
 見た目も匂いもきちんとしていたけど、
 味もちゃんとクッキーの味で、
 ああ、ちゃんと食べ物が作れたんだな
 ……なんてしみじみ思った ]

(1021) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 うん、可愛いよ。

[ こんな感じかなって袋をつつく芽衣に、>>999
 可愛くできてるって私は頷く。
 お日様みたいな、ひまわりみたいな、
 明るい黄色のリボン。
 さすがに私はエスパーじゃないので、
 それだけで察することはできなかったけど。

 言葉を探すように、
 芽衣が教えてくれたから。
 私、うんうんって相槌を打ちながら、
 クッキーをお供に芽衣の甘い話を聞くの。

 どんな話だったかは、私と芽衣の秘密だけど、
 黄色いリボンの意味がよーくわかったってことだけは、
 ここに記しておくね* ]

(1022) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

── 放課後の教室で・メイ ──

[ 俺は、メイのピアノの音を知らない。
  メイの家族の話もあんまり知らないし
  月曜日の放課後の約束も知らない。
  文化祭のハプニングの話も知らない。

  自分の苗字がすきじゃないってこととか
  とびきり甘いものがすきなこととか

  ずっと昔に天秤にかけた
  誰かと、誰かのこととか。何も知らない。

  俺の知らない昨日の続きで
  目にした景色も知らないし
  ため息のなくなった世界で
  人知れず吐いた ちいさな息の音も知らない ]
 

(1023) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ それでも俺は知ってるよ。

  友達がずっと少なくったって
  本当は誰よりも友達想いなこととか
  自分の気持ちをまっすぐに
  誰かに伝えることができることとか
 
  正しい道を照らしてくれるきみは、
  暗い闇に浮かぶお月さまみたいだった、
  ………ってこととか。

  それから笑うと三日月みたいになる瞳とか。
  照れると真っ赤に染まる耳の形とか。

  触れた場所に灯る、あたたかさも、全部。 ]
 

(1024) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ きみが いつか手放せなかったきみは>>3:129
  もう、きちんと手放せたのかもしれないけれど

  それでも俺が知ってる “くれいしめい” は
  ちゃんと、ずっと、ここにいることを、
  俺は、知ってるよ。

  転びそうになったら手を差し伸べるよ。
  それが例えば雪の上なんかじゃなくっても。

  繋いだ指先は、きみの一番のたからもの。
  これからもずっと繋いでいく手のひらは、
  俺にとっても、一番のたからものに、させてよ。 ]
 

(1025) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ 伝わった想いと重なった影の温度に
  思わずへらへら笑っちゃったのはご愛嬌
  でも大丈夫、きっと今似たような顔してる>>1007

  まるで夕焼け空で出会った太陽と月みたいに
  きっとおんなじ色してる。 ]


   うん、帰ろう、めい。


[ 優しい音に乗せて、特別な今日≠もう少しだけ。
  そしたら会えない明日≠熈未来≠焉A
  きっと、寂しくなんか、ないよ。 ]
 

(1026) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

── それから ──

[ 結局ホワイトデーは、
  アイちゃんおすすめの小分けのクッキーを全員分。
  これはホワイトデーよりも早く、
  卒業式の日とかにみんなに渡したと思う。

  結局気の利かない俺は、
  めいにもおんなじものを選んで、
  アイちゃんの忠告をガン無視する形になったけど

  うん ──────── そうだね。
  もしも叶うのならば、めいだけ特別に、聞くよ。
 
    『 14日、デートしない? 』 って。

    デートの行き先はどこでも良かった
    めいに、行きたいところを、聞くんだ ]
 

(1027) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ これは「それから」の話だから。

  めいには、ちいさな「すき」が
  いくつかあることを、少しずつ覚えてきたよ。

  初めて指を繋いだ日には、知らなかったこと。
  お父さんの話、音楽の話。
  それからとびきり甘いものが好きなこと。

  それでも知らないことは多かったと思うけど
  ひとつひとつ、知れるのが嬉しかった。だから、 ]
 

(1028) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 卒業式 —

[卒業式には、わたしも無事第一志望の大学に合格した。
 元々自分の成績にあった学部を選んでいたから
 そこまで心配はしていなかったけれど、
 3年9組のみんなの結果はどうだったかな。
 まだ受験が残っている子もいるかもしれない。
 ヨーコ先生>>461の苦労はもう少し続くのかも。]

  せんせい。

[特筆することなく卒業式を終え、
 わたしはみんな>>645が写真を撮るため集まっている
 場所から少し離れて、ヨーコ先生に声をかける。]

(1029) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ


  1年間、音楽室開けてくれて
  ありがとうございました。

[炭蔵くんの手厚いフォローがあるとはいえ、
 先生にしかできないこともあっただろう。
 まして大学受験を控えた3年の担任が暇なはずないのに、
 ヨーコ先生は毎週、音楽室の鍵を開けてくれた。

 わたしが音楽を捨てずに済んだのは柊くんのおかげだし、
 そのきっかけをくれたのはヨーコ先生だ。

 だからわたしはお腹の前で手を揃え、頭を下げる。]

(1030) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ヨーコ先生は眼鏡の奥、
 くるんとした目を瞬かせてから笑ってくれる。
 背中を押されて、先生と一緒にみんなの元へ向かった。]

  あの……、

[文化祭の写真にもほとんど写らず、
 みんなを友達って呼んでいいかも分からない
 わたしだけど、一緒に写ってもいい?

 そこまでは口にできなかったけど、
 「わたしも入れて」ってみんなの輪の中に飛び込んだ。]

(1031) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ


[みんなと同じ制服を着たわたしは優しさの絵の具に彩られ、
 たくさんの思い出の中でずっと、生き続ける。]*
 

(1032) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 卒業式・番外編 —

[ホワイトデーが卒業式より後にあるからか、
 その日、教室には甘い匂いが広がった。

 向井くん>>852からは「友フィナンシェ」を。
 わたしは最初、丁重にお断りしようと思った。
 だってそもそもバレンタインに渡したの、
 救援物資のほうじ茶くらいだし、友……とかさ。
 そんなに深く考えなくていいのかもしれないけど。
 最後の最後に余ったら、くらいで貰ったと思う。

 れんくんからのお返しはクッキーだった。
 向井くんと同じく、みんなに配っていたんじゃないかな。
 わたしの手にも同じ物が乗る。]

(1033) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……。

[もや。とまでは行かないけれど、そわ。って顔。
 わたしはれんくんを見上げる。

 すると14日のお誘いが降ってきて>>1027
 わたしのそわ。は、ふわ。に変わる。

 同じクッキーを渡したのはお互い様。
 お日様リボンの特別をわたしも手にしたから、
 もうすこしだけ、わがまま言ってもいい?]

  れんくん、ちょっと。

[わたしはれんくんを手招きする。
 片手を口に翳して内緒のポーズ。]

(1034) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしはわたしの鳩尾辺りに指を当て、首を傾げる。
 貰ってどうするんだろう、とは思うけれど、
 きっと特別がほしい今のわたしと同じなんだよね。]

  ネックレスにできるかなぁ。
  ヤだったら無理しなくていいよ。

[れんくんが知らないわたしがいるように>>1023
 わたしもれんくんの知らないことがいっぱいある。
 だから手探りの中、れんくんへ腕を伸ばした。]

  お返し……はなにか、あれば。

[豊高の制服にボタンはあったかな。
 わたしはわたしの出で立ちを見渡しつつ、
 14日にひとつ、明日≠フ先の約束を交わした。]*

(1035) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ


―― 独白 ――


 なにになるべきかも、私が何なのかも、
 元来何も定義づけられてはいませんでした。
 私が私に枷を当てはめただけですから。

 バニシング・ツイン。
 胎内で突然消えてしまったこども。
 私がその子でその子が私だったのか、
 今になっては定かではないけれど。

 私には双子のきょうだいがいました。
 その子をいなかったことにさせまいと、
 長い長いささやかな諦めをしつつ
 今日を迎えるまで呼吸していました。

 

(1036) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



 何かを悟ってしまったのは、
 その空虚を埋める術が何処にも無いと
 残念ながら知ってしまっていたから。

  

(1037) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



 …………今は。少しわかります。
 その空虚を何で埋めるべきか。

 ひとは、不完全なものですから。
 皆、何かしら丸い形から欠けているのです。
 あの校舎で、それを知ることが出来ました。

 

(1038) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


 どこかで、
 懺悔をしなければならないと思っていました。

 
  「 乃絵ちゃん。
    あの校舎であなたに向かって云ったこと。
    人違いをしたわけでは無かったんだ。

    ただ、あの子が生きていたら、
    きっとあなたのような子だったろうなと。
    正しくて、模範的で、優秀ないい子だろうと。」


  私もできればそうありたかったのだと。

             ―――― そんな言葉を。
      いつか、何かの折に、話せていればいい。
 

(1039) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



 そんな人々との関係を、
 段々と築きあげるようになれればいいと。

 友達と呼べる何かはそれなりにクラスには居ました。
 けれど私の内面を何もかも話せるような
 そんな相手が居たかどうかはわかりません。
 一線を引いていたのは確かですから。

 なので、実は友達同士でお泊りなんてことも
 滅多にない話であったのです。

  

(1040) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ


 ひとみの家に大集合して、
 料理を皆でやって、偶に𠮟りつけたりもして。
 良いかなお菓子の分量、初心者は正確に測るんだよ。

 普段は見ないようなパジャマ姿でお菓子を摘まんで
 その合間に恋バナを挟んだり。
 助けを求める目線が来ても別に助けたりはしませんが。

 いつの間に私の呼び名が綿見さんから茉奈ちゃんに
 すり替わって行ったりして。


 校舎で一緒だったわたしたちは、
 以前より、色々な話が出来るようになったと思います。

 流石に被害者の会の一員になってしまった>>821折には
 この子たちにまともなお菓子の作り方を
 教えてあげないとダメだ…………と痛感しました。
 

(1041) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ



 罪滅ぼしだとか言うつもりはありません。
 反省も何もこちらはしていませんしね。
 悪い子でごめんなさいなんて、私は言いませんから。

 ただ、食材が可哀想な姿になっていくのを
 黙ってみてられなかっただけです。

 メールを必死に打ちながら、途中から
 「あれ、これ直接会って指導したほうが早いのでは?」
 なんてそんなことも思いました。
 ……ともあれ、他人にここまで必死になるなんて
 今までの私には無かったんです。
 無かったんですよ。

 

(1042) uiro 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ



  もっと早くにこうなれていたら、と。
  そう思わなくもないけれど。
  卒業したからって何もかもが終わるわけではない。
  みんな生きているんだから。

 

(1043) uiro 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ




  校舎の空気は過去のもの。
  置き去りにおざなりにしたわけではなく、
  あの日の匂いも光景も、どこか心に残されている。

  一方向の時間を、だんだんと進んで行く。
  遠く、遠く 離れていく。

  わたしを形づくる一部となりながら。

 

(1044) uiro 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ



     いつか、本当に死んで、あの子に会った時。
     すっかり虚ろが埋まった私を見せて、
     素敵でしょうって自慢するために。*

 

(1045) uiro 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 卒業パーティー —

[わたしたちの頼れる会計さん>>646は今日のために
 予算をたくさん残していたみたい。

 行き先はどこになったかな。
 わたしはグループチャットの時と同じく、
 積極的に意見を出すことはなかったかも。

 それこそファミレスでもいいんじゃない。
 お店の人は大変だろうけど、
 どんな場所だって文化祭みたいに賑やかになるよ。]

(1046) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 卒業パーティー:春の人 —

[途中、柊くんから手紙>>941と何かの包みを貰う。
 さすがに目の前で手紙を読んでいい? とは
 聞けなかったから、わたしが尋ねるのは包みの方。]

  あ、いい香り……春の匂いだ。
  柊くんみたいだね。

[もし中身を確認させてもらえたなら、
 ほのかに零れた桜の香りに表情を緩めるだろう。]

  ありがとう。
  これからも、手、大切にする。

[自転車も乗るようになるし、料理にも挑戦する。
 わたしの手はこれまでよりずっと多くのものに触れる。
 でも寝る前に優しく春で包み込もう。
 いつかまた、わたしが夢とやさしく向き合えるように。]

(1047) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……少し先になるけど、人前で弾くことになるから、
  その時はまた、聞いてくれる?
  ピアノじゃなくてキーボードになると思うけど。

[手紙を読んでないわたしは、柊くん>>939
 わたしにどんなメッセージをくれたか知らない。
 だから尋ねるのはここまで。

 家に帰って本文に目を通したなら、
 その日の内に具体的な日時が柊くんの元に届くだろう。]

(1048) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


[——次は2年後、大人になる年の初め。
 雪の融けた向こう、優しい春の一日に。]*
 

(1049) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 卒業パーティー:どっちも —

[どうして既に日付を決めているかといえば、
 わたしの視線の先にいる人が理由だ。]

  向井くん。

[わたしは向井くんを呼び止めた。
 今はもう、大丈夫かなって様子を伺うことはしない。]

  最後まで会計の仕事お疲れ様。
  ……はい。

[わたしはメッセージカードを一枚差し出した。
 右肩上がりの文字で書かれているのは、
 2年後の日時と暮石家の住所、ピアノのイラスト。
 完成度は55(0..100)x1%ってところかな。]

(1050) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[うん。まぁ、何かくらいは判別できそう。]

 いつか≠ェはっきりしないと落ち着かないかなって。

[ばいばいになれなかったお別れに、
 曖昧なままの約束>>594は似合わない。
 もしかして社交辞令だったかなとかはわたし、
 あんまり考えないようにしている。
 気持ちを塗りつぶされるのはやっぱりヤだもんね。]

  柊くんは誘った。
  れんくんや乃絵ちゃんも来てくれるんじゃないかな。
  他は当日のお楽しみ。

  ……それくらいは、いい?

[わたしは真正面じゃなくて、向井くんの隣に並ぶ。
 わたしたち、最初はずっとこの立ち位置だった。]

(1051) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……フーセンガム、膨らませられるようになったよ。
  まだまだ小さいけどね。

  今日までにできるようになろうって思ってたら
  駄菓子屋のおばあちゃんに顔、覚えられちゃった。

[その結果のバレンタインは別のお話。>>576

  いつ、って区切りがあると、
  わたしもまた頑張れる気がするから。
  こっちも、ね。もしよかったら、来て。

  ……あ、今回はピアノじゃなくてキーボードです。

[あるいはおもちゃのピアノ。そのどちらかで、
 わたしはどっちも≠ノ無理なく手を伸ばそうと思う。
 そう向井くんに告げて、手を振った。]

(1052) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  大学でも、向井くんなりに楽しんでね。

[ない方がいいけど、もし、万が一、
 最後に会計が合わなかったらこっそり教えてね。
 下手な販売係でも一緒に数えることはできるから。

 ——そして、
 ぴったり合ったら、良かったねって笑い合おう。]*

(1053) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 卒業式 ――

 えっ、

[ その日、教室にはちょっと甘い匂いがしていた。
 あちらこちらでお菓子のやり取りがされていて、
 ああ、バレンタインのお返しか、と私は納得する。
 まだホワイトデーには早いけど、今日で卒業だもんね。
 ……とまあ、私は部外者を決め込んでいた。
 だって、部外者だと思っていたし。

 それなのに、向井君にこれ、って差し出されて>>852
 私はいやいや、と手を振った ]

(1054) takicchi 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私はあれ、あげたとは言えないでしょ。
 最初のは廃棄物処理みたいなものだし、
 クッキーはそのお詫びで相殺っていうか……

[ 相殺とは言ってみたものの、
 全然相殺できてない気がする。
 そこは友達のよしみというので許してほしい。
 ……友達だよね?

 ともかく、いただけないよって言おうとしたんだけど、
 向井君は今後のお菓子作りの参考にって言う ]

(1055) takicchi 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えっ……えええ……
 こんなお菓子が作れるようになるの、
 どれだけかかる分からないよ……?
 ありがとう……。

[ そこまで言われてしまっては(?)
 ありがたくいただくことにした。
 けど、こんなのが作れるようになるには、
 31(0..100)x1年くらいかかりそうな気がする ]

(1056) takicchi 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 向井君、後で私とも写真撮ってね。

[ お菓子をいただきついでに、そんなお願いもしちゃう。
 文化祭のあの日、私は撮影係に徹したけど>>1:166
 今日はみんなの中に私もいたい。
 笑顔も、変顔も、躍動感のある写真も、いっぱい撮ろう。
 あの冬の日の、眼鏡なしレア黒沢写真は
 冷たい校舎と一緒に消えてしまったけど、
 今日撮り直したっていいよ。
 友達以上眼鏡の鳩羽君には、
 裏切者って言われちゃうかもしれないけど* ]

(1057) takicchi 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

── その後の話 ──

[そうだな先に、卒業してからの話を語ろうか。
春が訪れて、家族問題が決着するのは置いといて。
相変わらず、3-9のみんなには連絡を取り続けてた

特に卒業してから引っ越しするまでは
毎日誰かと話したり会ったり、
なんだかんだですげー充実してたと思う。

その後ネコの件で
大活躍(??)するグループチャットにも
超くっだらねー近況報告を並べんのな。

もちろんめいには個人的に連絡をする。
ほら俺、シン相手ですら、あの夏、
彼女並のメッセージ量を送りつけた男だから。
めいが困らない程度に、きっと、頻繁に。 ]
 

(1058) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 * * *

[ユキとは、今も昔も変わらず、かなあ。
暇さえあれば飯食いに行って、カラオケ行って。
ボウリング?点数付けるなら88(0..100)x1点くらい。
えっなにずるい、ユーガとボウリング行ったってまじ?

そんなユキとは卒業後、引っ越した後。
あの日交わした盃の続き、するよ。>>885
少し酔っ払うジュース(仮)を飲みながら
全部話してくれたこと、嬉しかった。

ひとつ大人になったらしい柊由樹は、
どう見たって高校生のときよりもいい男だし
ほんのすこしでもさ、自分の中で折り合いを付けて
前に進めたこと、良かったねって心から言える。 ]
 

(1059) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そんとききっと一緒に話すよ。
俺のこと。鳩羽家の事情。
だけど、結果的に俺も、前に進めたってこと。

一緒だね、って笑って。
スタートラインに立てたこと、
互いに祝杯あげようよ。

二十歳には程遠いからさ、
そうだな、ユーガとかには特に内緒な。 ]
 

(1060) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさあ、恋に巻き込まれる的な話題は、うん。

付き合える気なんてまったくなかったし
恋愛偏差値底辺の父親から生まれた俺が、
今でも誰かを幸せにできるなんて思えないけど

それでも恋に落ちるときは、落ちるんだなって
………うん、ソウデスネ、白状シマス。

巻き込まれる気になった、っていうか。
もうすでに現在進行形って、いうか。

……なんて言ったら。
長い夜の肴、いくらでもあるんじゃない?
ま、その前にだいぶ気づかれてたとは思うけどな!]
 

(1061) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 * * *

[あの頃よりは頻繁に
連絡取るようになったのはシンかな。
え?あの頃彼女並に連絡してたのに??って
うっせぇ。あれはあいつが風邪引いたときだけだ!

俺にとってはさ
三年間変わらずにそこに居た存在が、
急に消えてしまうのは、やっぱ寂しいし。
あと、気軽に飯、誘って良いんだ、って
あの日ちょっとわかったからさ。

だから「めしいこー」とかそういう類。
シンもいっしょにボウリングする?]
 

(1062) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それでももし1つ無茶が叶うなら
突如4月の頭くらいにさ、
とんでもねーメール、届いたかもしれない

      「 引っ越し手伝え 」

基本業者に頼んでるから全然問題ねーんだけど
問題はそのあとだよ。
大きな家具以外空っぽの部屋をさ。
埋めるにはどーしたって人手が必要なわけ。

勿論チャリで来いとかはいわねーけど
免許なかったらやっぱり歩きだ。
新居近くのホームセンターまで連れ出してさ
一緒に細々としたもの、揃えさせるの手伝わせたかも

お礼、アイスだけじゃなくて飯でも奢るよ。
(やっぱり飯かよ!) ]
 

(1063) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[アイスと言えばさ、あの当たり棒のこと。
結局あのあとも鞄の中にしまわれたまんまで、
気づいたら次の夏を迎えてたって話。

次の夏、唐突なタイミングで

『 そういえばアイスありがと! 』ってさ

ネコ(完全にぶれてる)のと一緒に、
新品のアイス持った俺の写真がシンに送られたと思うよ

その頃にもまだ、シンはジンクス、守り続けてた?
それとも少しくらいは、息がしやすくなっていたかな ]
 

(1064) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 * * *

[擬音だらけの料理大会も叶えられたはず>>967
いつだったかはわからないけど、たぶん俺んち。
メイは多分うちは初めてじゃなかった、
……とは思うけど、わかんないな。

だばーとかばさーとかぱっぱっぱって伝えても
どーしてもノエには伝わらないらしい。

でもなんかさ、高校時代に戻ったみたいで
めちゃめちゃたのしかったことは確かだよ。]
 

(1065) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ち な み に

俺がノエとユーガの話を知ってたら
そん時は、ユーガも家に呼んでたはずだな。

万が一ユーガが現れてたなら
ユーガ、次は猫缶持ってくるって言ってたし>>743
その日、最高のごちそうを食べられたのは
俺らじゃなくて、ネコだったかもしれないけれど。]
 

(1066) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

* * *

[俺の制服からは、
あの日ボタンがひとつなくなった>>1035
上から2つ目、「特別」な、第二ボタン。

ネックレスにするの?!って笑っちゃったけど
もし本気なら、めいの首にはいまも
俺の第二ボタンがひっかかってたかもしれないな

お礼なんていいよ、ってそのときは言ってさ。
貰ってくれてありがとう、ってきっと伝えるよ ]
 

(1067) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[高校デビューのスタートダッシュは叶わなくとも
高校最後の想い出に、幸せな経験ができたのは、
全部、全部、めいのおかげ。

それからメイには言ってないけど
駄菓子のチョコは美味しかったし(食べた)
おひさまリボンは、今でも大事にとってあるよ。

住む場所が変わっても、
新たな場所で暮らす、たからもののひとつだ。]
 

(1068) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

* * *

[当たり前に過ぎていった高校生活。

当たり前じゃない一日を何日か繰り返して、
そしてまた当たり前の生活が戻ってきたけど
それも、季節が変わって終わってしまった。

今はみんながそれぞれに、
新しい当たり前の毎日を、過ごしてる。

だけどこれからも、ずっと、
新しい当たり前の毎日が、
みんなに続いていくと良いなって、思ってる。

もちろん俺も。高校くらいに楽しい日常を。

これが、鳩羽憐の、
うざいくらいに今後も語られ続ける近況報告ね。 ]*
 

(1069) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── バレンタインリベンジ ──

[ とある日のことだった。>>960
 お詫びと差し出された品に心当たりがなく、
 一体何のことだろうかと首を傾げたものだった。

 しかし、記憶を掘り起こすこと数秒、
 結局、綿見と番代からしか
 チョコを貰えなかったあの日を思い出す。
 確か、向井から呼び出されたんだった。>>817
 処理班の一人としてチョコらしきものを
 口にしたのは、忘れられようもない。 ]
 

(1070) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 練習の成果は如何程だろう? ]


  気にしなくても良いのに、
  本当に律儀だな。黒沢は
  でも、ありがたく受け取らせてもらう


[ 差し出された小包を、気軽に受け取った。
 こうして詫びの品を用意するのは、
 黒沢らしいというか、なんというか。
 そんな感想を抱いていたところだった。 ]
 

(1071) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ─── 来年?


[ 黒沢の口から溢れ出す未来。>>961
 入院中に相談に乗ったから、
 お互いに合格していれば、
 同じ大学に通っているだろう。

 だから、その未来を想像するのは難しくなかった。 ]
 

(1072) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ しかし、その先の言葉を想像するのは、>>-1045
 やはり俺にはまだレベルが高かったらしい。 ]
 

(1073) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ バレンタインにおける本命とは。
 かつてはキリスト教の祝日であり、
 聖人を悼み祈りを捧げる日であったようだが。
 いつの間にか男女間における
 聖なる日になっていたらしい。
 チョコレートを贈ることは、
 お菓子メーカーの戦略とは言われているが、
 ええと、だから、つまり。

                ─────…… ]
 

(1074) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ この数分間の俺は、電池の切れた、
 ロボットのようになっていたかもしれない。

 そうだな、いくら鈍感な俺でも、>>963
 本命チョコの意味ぐらいは分かる。

 すう、とひとつ息を吸って。
 それから、息を吐き出すと同時に言葉を吐いた。 ]
 

(1075) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ いつもと同じ、淡々とした声色で言う。

 けれど、そうだな。
 前髪の短くなった今の俺では、
 どうしても照れ≠ニいうものを隠せなかった。
 あんまり見ないでくれるなよ、
 こういうことには慣れていないんだ。
 なにせ告白されたことなど一度もない。 ]
 

(1076) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ きっと、黒沢は知らないだろう。
 俺が黒沢に触れる時だけ緊張することを。
 そして、俺も気付いてなかっただろう。
 黒沢に対してだけ緊張してしまうその理由を。

 来年のその日≠ェ来るまでに、
 鈍感な俺がどれだけ真実に近づけるのか、
 全ては黒沢の手腕にかかっている。
 だから、それも含めての「楽しみにしているよ」だ ]
 

(1077) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 噫、だから。
 今年のホワイトデーは期待しないでくれ。
 ばら撒きようのお菓子しか用意はしないから。

 来年には、
 マロングラッセを贈れるような関係に
 なっていたら申し分ないだろうな。

 でも、これは、
 昨日≠ノ留まり続けていたら、
 思い描くことはできなかった未来≠ネんだ。

 なあ、どうだ?
 黒沢が捨てようとした明日≠ヘ。
 思っていたよりもずっと優しいだろう?
 いろんな可能性も秘められている。
 悪くないと思えていてくれるなら、
 その手を握っていられることを誇りに思う。 ]
 

(1078) ゆら 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— それから:帰宅部引退 —

[月曜日は音楽室、金曜日も暫くは乃絵ちゃんのお見舞い。
 週の半分一緒に帰れればいい方で、
 わたしたち帰宅部の活動最終日は瞬く間もなく訪れた。]

  ひとみちゃん。

[まずは、帰宅部のその後の話をしようかな。
 帰宅部を終わらせない方法>>309は見つからなかった。
 卒業式を終えれば、音楽室も通学路も消える。
 それに——]

  今日もこれからサークル?
  練習、頑張ってるね。

[ひとみちゃん>>1009の門限がなくなって、
 サークル活動を始めたからだ。ギター担当らしい。
 わたしはまだその音色を聞いていないけれど、
 「楽しみにしてるね」って何度も伝えるよ。>>1011

(1079) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしたちは同じ帰宅部で一緒に帰ってて、
 ひとみちゃんの大学は家から通える距離。
 わたしの大学も近隣の大学。>>672

 学部は違っても、同じ大学でもいいよね。
 ダメなら近所にしよう。
 それくらいの幸運はあったっていいでしょう。

 わたしと違いひとみちゃんは将来の目標を
 定めているようで、毎日いきいきと楽しそう。]

  演奏会、楽しみにしてる。

[いつか、ひとみちゃんがギターを弾けるようになったら、
 一緒に演奏する未来もあるかな。
 ちょうどいいことに、
 わたしの家には防音部屋とキーボードがあるんだけど。]

(1080) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[帰宅部はわたしたちの卒業で終わりを迎えた。
 でも、わたしたちの繋がりは途絶えない。

 目に見えなくても確かにここに在るもの。
 わたしは指を折り、何かを握り締めた。]*
 

(1081) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・卒業式 ──


  うん。あれはね。
  もらったとは思いづらい。

  ……けど、まあ。
  友チョコ的なモノでもいいよ。
  黒沢の錬金術が、
  もう二度と起きない祈願もあわせて。


[ そんなこと言って慎一は笑った。
 笑って、焼き菓子をひとつ押し付ける。>>1055]
 

(1082) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  いっぱい時間がかかっても、
  人よりゆっくりペースでも、
  そのうちできるようになるよ、たぶん。


[ 無責任な言葉もひとつ添えたけれど、
 そういう心構えでいたほうがきっとラクだよ。

 それに30年と少しかかるというならちょうどいい。
 みんなが半世紀生きたお祝いにでも持ってきて。

 ……この先ずっと続く縁だろう?
 少なくとも慎一はそう信じてるから。]
 

(1083) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 写真を撮ろうと言われて、>>1057
 慎一はもちろん! と大きくうなずいた。

 レアな黒沢リベンジさせてくれる?
 笑顔も、変顔も、躍動感あふれる没写真も。

 でもね、いつもどおりの黒沢でも、
 笑顔で隣に写ってくれるなら慎一はうれしい。*]
 

(1084) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日・卒業パーティー ──

[ わあわあとみんなに交じって騒ぐのが、
 慎一は本当に好きだった。交じれてた?

 だからきっとそのときもそう。
 ふらふらと歩き回っていた慎一は、
 ふいに呼び止められてぴたと立ち止まる。]


  なに、暮石。


[ 大丈夫。慎一は機嫌よく振り返る。
 「わあ」とも「ぎゃあ」とも言わない。>>1050]
 

(1085) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ お疲れ様と言われて悪い気はしなかった。
 大したことをしたつもりはないけれど、
 それは間違いなく慎一のお仕事だったから。

 にいっと、あるいはふふんと、
 慎一は笑いながら差し出されたカードを取り、
 その紙面に目を落として、一層笑みを深める。]


  ……これ、ピアノ?


[ これも聞きようによっちゃ失礼な発言だな。
 大丈夫、判別できてたよ。>>1051
 慎一だってわかりきったことを聞くときもある。]
 

(1086) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  えー、えー……、
  うれしい、ありがと。

  覚えてくれてたことも、
  呼んでくれることも、
  そのー……、配慮? も?


[ 嬉しさと、ちょっとの恥ずかしさとで、
 慎一はいつもみたくへらへらと笑ってた。

 2年後の日付。指でなぞってみたりして。
 紙のざらざらとした感触が伝わって、
 そう、慎一はそういうの、落ち着くから。]
 

(1087) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ──うん!
  何があるんだろうなあって、
  その日まで楽しみにしとく。


[ 隣に並んで立っていると、
 表情まではきっと見えないだろう。

 フーセンガムの話。駄菓子屋の話。
 「あのおばあちゃんね、
  すんごい顔覚えいいんだよ」とか、
 また暮石が知らないかもしれない話も。

 笑いながら他愛もない会話を交わすけど、
 あのさ、慎一は数字を覚えるの得意なんだ。
 さっきの日付、もう絶対に忘れないからね。]
 

(1088) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



  ……暮石もね。
  楽しいこと、いっぱいあるから。


[ 腕は二本しかなくて困っちゃうけど、
 どっちも≠ヌころじゃなくきっとたくさん=B
 きみの行く道にもたのしい≠ェあふれますように。]
 

(1089) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──それから、

 クラス委員会計本当に最後のお仕事。
 合わなさそうだから、じゃなくて、
 ひとりじゃつまんないから、
 よかったら一緒に数字の足し引きをしよう。

 1円だってズレちゃいないって自信があるから、
 ぴったり0になった暁には「よかったね」って、
 少しだけ得意げに顔を見合わせて笑わせてね。*]
 

(1090) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それ以外にも、卒業式の日。

 慎一はせわしなく、
 あちこちで別れを惜しみ、
 たくさんの写真を撮った。

 慎一が友だちだと思ってんだから、
 フィナンシェは等しく押し付けたはずだ。

 ヨーコ先生に挨拶をして、
 「来年からがんばってね」って、
 おかしな激励を送ったりもした。

 いつの間にか消えてた、
 友人の制服の第二ボタンに、
 「えっ」って視線を送りもした。]
 

(1091) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ したいことがたくさんあった。
 それだけで慎一は幸福だった。]
 

(1092) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ それから。春の風が吹く頃。>>1063
 呼んでくれたなら慎一は駆けつける。
 誰かに必要とされるの、嫌いじゃないんだ。

 ……そういう言い方をしたって、
 つけこんでくるような友だちはいないはず。

 ボウリングだって誘われれば行ったよ。
 球の扱いは苦手じゃない慎一だから、
 56(0..100)x1点くらいは出せただろう。

 相変わらずチャットの返事は簡素だけどね。
 でも、つながり続ける縁があるのはうれしい。]
 

(1093) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……ま、投げると転がすじゃ違うからね。]
 

(1094) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「いいけど、俺免許ないよ」
 そんな心もとない返事をしながらも、
 チャリの距離ではなかったから、
 慎一は電車を乗り継いで向かったはずだ。

 免許、取りたかったんだけどね。
 「そこで曲がって」と言われた瞬間、
 ハンドルを大きく切るようなザマだから、
 ちょっと今はまだ、予定は未定ってとこ。

 だから少し時間がかかっちゃうけど、
 ホームセンターでじっくり吟味しよう。
 ところでふたりの共通の友人には、
 ホームセンター通がいるんだけど知ってた?
 慎一は受け売りの知識を披露したかもしれない。]
 

(1095) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ いくつ季節が巡っても、
 食べて食べて食べて笑える、
 そんなふたりでいられたならうれしい。

 だから、ある夏の日、>>1064
 送られてきた写真で相変わらず、
 かわいい猫がブレブレだったとしても、
 慎一は目を細めてそれを眺めたよ。

 『当たった?』って返して、
 その日気まぐれに慎一もアイスを買った。

 ……で、アタリだったかって?
 今度会うときに持っていくからね。

 それとももうおまじないやジンクスの類、
 君の人生には必要なくなっちゃったかな。]
 

(1096) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一は今も左足から靴を履く。*]
 

(1097) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ



.

(1098) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ かんぺきな一日なんてほとんどないまま、
 日常はたやすくせわしなく形を変えてく。

 みんな≠ヘみんな≠フままであると、
 慎一は根拠もなく信じてた節があるけど、
 その中にも、形を変えた関係があるなら、

 それを知るとき慎一は目を丸くして驚き、
 それから、「よかったね」って言うはず。
 心の底から、嘘偽りのない笑みとともに。]
 

(1099) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 不変のものなどきっと存在しないので、
 慎一もみんなと同じ頃に大学生になる。

 マクロだかミクロだか知らないけれど、
 案外講義に数字が出てこなくて悲しい。

 とはいえお金を管理する立場になると、
 テンパって犯罪者になりかねないので、
 なりたい職業はいまだなお白紙のまま。

 それでも時間は平等に進んでいくのだ。
 新歓の人混みにすたこら踵を返したり、
 ライブハウスに響く音に怖気づいたり。

 引き続き些事にひどく消耗しながらも、
 慎一は、面白おかしく毎日を生きてる。]
 

(1100) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だからこれは、語り切れない日常の一片。]
 

(1101) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 後日譚 ──

[ その四角い箱の中は騒々しかった。

 うるさいなあって慎一は思うけれど、
 ハッピーでご機嫌な大学生活には、
 未成年飲酒と乱痴気騒ぎでできた、
 こういう場も欠かせないって聞いた。

 実際、楽しくないわけじゃなかったんだ。
 半透明のピッチャーをなみなみと満たす、
 生温いビールが各テーブルに置かれたときは、
 さすがにちょっとびっくりしちゃったけれど。

 当然のように渡されたグラスを受け入れた。
 慎一はこういうとき、流れにあらがわない。

 さすがに未成年飲酒をえらいとは思わないが、
 今日も周囲の感覚に迎合する努力をしてる。]
 

(1102) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 基礎演習のクラスで知り合ったやつと、
 バスケやってたんだって話になって、
 じゃあサークルに入ろうってなったのだ。

 豊高のバスケ部は弱小だったし、
 あんまり上手じゃないよって言った慎一に、
 「うまいやつは体育会入るっしょ」って、
 へらへら笑ったそいつと来たはずだった。

 あるいは、基礎演習クラスの親睦会で、
 各クラスにつくメンターの先輩が、
 この場を取り仕切ってくれてるんだっけ。

 いけない。事実関係まで混線してきたな。
 けどまあ、そういうありきたりな場だ。
 慎一はここでも多数派を真似して生きてる。
 それなりに交友関係を広げて、日々愉快に。]
 

(1103) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ところでみんなはもう酔っぱらったりした?
 みんなも自分の限界を越えてお酒を飲んだら、
 少しは慎一の視界を感じてもらえるかもしれない。

 部屋の中を動き回る人たちのカラフルな服が、
 あっちこっちで混ざってぐちゃぐちゃしている。
 カメラのズームボタンを間違って操作したみたく、
 視界の遠近感覚がおかしくなっているのは、
 おそらくお酒のせいだったけれど。

 前後左右の声や物音が全部ごっちゃになって、
 ボリュームの調節機能がバカになったみたいに、
 変に大きく聞こえたり小さく響いたりする。
 急にすべての音がこもって聞こえたりね。

 みんながみんなお酒を飲んだらそうなるのか。
 そんなこと知らないけど、とにかく、
 視界がいつもよりひどい。酔っぱらっていた。]
 

(1104) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 隣にいたはずのやつは気づけばいなくて、
 慎一はぼうっと座敷に座っていた。

 突然、「シン」って呼ばれる。
 ここにも慎一をそう呼ぶ人はいる。
 向井とも呼ばれるし、向井くんとも。
 どれをとっても慎一のことだった。

 それから、目の前にグラスが置かれた。
 透明な液体がその中を満たしている。

 「酔ってる?」って聞かれてうなずいて、
 「飲めば?」って言われてグラスを取った。

 何の疑いもなくそれに口をつければ、
 無味無臭を予測したのとは裏腹に、
 喉を焼くような刺激とひたすら苦い味がする。]
 

(1105) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 酒だった。
 噴き出す寸前でそれを飲み込んでから、
 せき込みえずいている慎一に、
 そいつは「気づかないかあ」って言った。
 それから「酔ってるね」としみじみと。

 それが悲しくてというよりは、
 せき込んだせいで涙がにじんだ。

 グラスがひょいと取り上げられる。
 そいつはぐいと中身を飲んでから、
 慎一の視線に気づいたようにこっちを見た。]
 

(1106) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 明るい髪の色をしていた。
 長く鬱陶しそうな前髪の下で、
 一瞬、目を三日月みたく細めてみせた。

 くりくりとした形の目のせいか、
 鴉みたいに深い色の瞳のせいか、
 その視線はなんだか妙に力強い。

 やたらと瞳の印象が強いが、
 正面から見ると整った顔をしている。
 少しやせすぎなくらいの頬を緩め、
 静かに、穏やかな笑みを浮かべていた。

 場の熱気と酔いが回ったせいで、
 薄着になっていく人間たちの中で、
 長袖を捲りもせずにきちんと着ている。]
 

(1107) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……たぶん、そのせい。
 慎一はそのときなんだかふいに、
 「帰りたいなあ」って思って、

 それに被せるようにそいつが、
 「帰る?」って尋ねてくるから、
 慎一は余計に帰りたくなっちゃった。

 でも、こいつのことよく知らないな。
 一緒に来たんでもない気がするな。誰だっけ。
 名前の字面は覚えられても顔覚えは悪いんだ。
 慎一の家、大学から結構遠いんだよなあ……。

 「どこに?」薄ら笑いの伝染った慎一に、
 「どこでも」いい加減なこと言うせいだ。

 その瞬間、慎一の頭の中まで、
 カラフルで賑やかでめちゃくちゃになっちゃう。]
 

(1108) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ たとえば、真っ白な雪道。
 それを背景に佇んで、
 なぜか眼鏡を大切に持つ人。

 クレープ。パンケーキ。
 生ぬるくなったコーラ。
 ひしゃげてしまった菓子パン。 
 ピンク色のフーセンガム。

 打ち上げに添えられた黒板の整った文字。
 右斜め上を向くチャートと手作りスイッチ。
 放課後の美術室、ホラーな試作品と屋台装飾。
 薄っすらとした手首の傷。踵のバンソーコー。

 揺れる黒色のしっぽを目で追いかけたり、
 誰かの世話する鉢植えを静かに眺めたり。
 冷蔵庫に並んだチューハイ缶を無視して、
 人の家でオレンジジュースを啜る夜。]
 

(1109) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ いろんな光景や、みんなの声や、
 そのとき鼻の奥を通り抜けたにおいさえ、
 嵐のように頭の中を通りすぎてって、
 慎一はどういうわけだか泣きそうだった。

 気分が悪いのはお酒のせいで、
 この場があんまりうるさいのは辛いけど、
 思い出して泣きそうってなんなんだろうな。

 お酒で余計に涙もろくなるなんて知らないし。
 それなのに慎一は少し笑ってもいるんだ。
 いったいなんだっていうんだろう。いや……、]
 

(1110) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一にはあの日々が愛しかったし、
 今、無性に恋しくて仕方なかった。]
 

(1111) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ──…………、]
 

(1112) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 「わ」と誰かが言った。そいつだった。
 次の瞬間、さわり心地の悪い湿った布が、
 慎一の顔面にぎゅうっと押し付けられている。

 「鼻血」って言われなくたって、
 生あたたかい感触で慎一は気がついたし、

 たとえ「気分は?」って聞かれなくても、
 「……最悪だ」ってつぶやいていたと思う。

 「そういうこともあるよね」って、
 そいつはぼんやりとした視界の中で笑った。
 うん。あんまり気分が最悪すぎるから、
 慎一も泣き笑いだよ。そういうこともある。]
 

(1113) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 今日もまたかんぺきな一日じゃなかった。

 右から2番目の改札を通って、
 4両目の真ん中の扉から電車に乗っても。
 さっきお手洗いに立ったときだって、
 左右を慎重に確認して靴を履いたのに。

 賑やかな場に来るのは少し億劫で、
 来てみたら楽しかったはずなのに、
 結局、慎一はまたぐったりしてる。

 慎一の人生はそういうことの繰り返し。
 特別なことはなにも起きない。
 きっと、そんなに特別な話でもない。]
 

(1114) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 休んでるように言われて、
 壁にもたれて蛍光灯を見てたんだけど、
 慎一はふいに立ち上がって、
 静まる気配のない喧騒の中を横切ってく。

 会費は事前徴収制だった。
 というか一年生はほとんど取られなかった。
 だから大丈夫。慎一はもう帰る。それだけ。

 左足からくたびれたスニーカーを履く。
 後生大事におしぼりを握っていたが、
 気づいたら鼻血はもう止まっていた。

 ガンガン痛む頭をおさえながら、
 慎一はその箱の中をひとりで抜け出す。]
 

(1115) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一の知った話じゃないが、
 今、箱の中では派手な頭をした奴が、
 今度こそ水の入ったグラスを片手に、
 誰もいない壁際を不思議そうに見ている。
 数秒経って、そいつも騒ぎの中を横切ってく。]
 

(1116) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だから、たぶん。
 そんなに難しい話じゃないんだ。

 疲れるよ。
 生きるのは疲れる。
 情報量が多すぎる。
 見たくもないものとか、
 聞きたくもない音とか、
 知りたくもない情報が、
 いつも慎一をぐちゃぐちゃにしてく。

 でもたぶん、おぼれかけたときに、
 誰かの腕に捕まって息継ぎすることもできて、

 そうすればきっと、慎一だって、
 この立派な二本の腕でハグしてやれる。
 自分以外の誰かを、めいっぱいの力で。]
 

(1117) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……思い出した。急に。
 なりたかったものの話。
 子どもの頃の作文の話。

 同級生たちがなりたい職業や、
 どんな大人になりたいかを綴る中で、
 慎一は「魚」って書いたんだった。

 でも、18歳の慎一は人間になりたい。
 立派な二本の腕を持った人間にね。

 これも成長って呼んでいいのかなあ。
 我ながらゆっくりすぎてヤになっちゃうけど。

 でもまあ、えらいよね。慎一もみんなも。
 がんばっててえらいよ。生きてて今日もえらい。]
 

(1118) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ つまり──、
 心配無用さ、くろねこ氏。>>718

 日常は形を変えてくから、
 新たな居場所を作るのには、
 ちょいとばかり時間がかかるけど、

 そういうときは踵を返して、
 「ただいま」を言うアテもあるから。
 きっと十人十色の声音で、
 「おかえり」が聞けるって信じてる。]
 

(1119) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 初夏を感じさせる風が心地よかった。

 まだまだ夜はこれからって時間で、
 人通りもある道を慎一は抜けてく。

 お酒のせいで頭が重くて、苦しくて、
 水面から顔を出すみたいに上を向いたら、
 夜空にぽっかりときれいな月が浮かんでた。

 あの冷たい校舎では白に隠れてた月だ。
 帰ってきたあの日の夜空はどうだっけ。

 とにかく、きれいだなあって慎一は思って、
 そう、月がきれいで、みんなのことを思った。]
 

(1120) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ パシャリ、と一枚。
 スマホのノーマルカメラで撮った空には、
 月も星もほとんど輝いては見えないけど。]
 

(1121) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ グループチャットに、
 不鮮明でブレた夜空の写真が一枚。

 それから、なぜかとぼけた顔のヤギが、
 「ただいま!」って両手を広げている。

 きっと意味なんてわからないだろうけど、
 よかったら気まぐれに空を仰いでみてね。

 慎一はちょっと今日の夜空に詳しいんだけど、
 このあたりは雲ひとつなく月がきれいです。

 like≠ニlove≠フ判別はつけがたいが、
 あんね、慎一はみんなのことが好きだよ。とても。]
 

(1122) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ただいま≠言えるこの居場所だけは、
 ずっと変わらないって信じてもいいかなあ。
 慎一がもう少し大人になるまでだけでも。ね。]
 

(1123) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……ただでさえ酔っぱらってるのに、
 歩きスマホなんてするもんじゃない。

 小さな段差に足を取られかけて、
 慎一は派手によろめきながらも、
 すんでのところで強く地面を踏みしめた。

 危ない。ビビッてドキドキしちゃうけど、
 足も立派なのが二本ついててよかった。
 バカみたいでちょっと笑えもするけれど。

 ひとりでへらへら笑っていた慎一を、
 追いかけてくる派手頭がひとつあって、
 慎一は酔った頭で「ヘーキ」と言うけど、
 まあ実際、あんまりヘーキじゃないので。

 きっと明日、礼と謝罪を込めて昼食を奢る。
 それで、やっとそいつの顔と名前を覚えて、]
 

(1124) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ そして明日も、明後日も、その先も。
 かんぺきでない日をゲラゲラと笑おう。**]
 

(1125) nabe 2021/06/21(Mon) 22時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

  そうだな、
  最後にしようと思ってたのは
  未来の話じゃなくて

  今の俺の話。

  どうして過去形かって?
  いまはそれは、気にしないで。

 

(1126) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ── 冷たい校舎の時は、動く ──

 

(1127) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  人生はいつだって
  大人に狂わされ続けている

 ─── なんてさ。ずっと思ってたよ。>>0:38

 三年間を過ごした校舎、
 大人と子供の狭間で、悩んで葛藤して苦しんで。

 あれは、俺の言葉だって思っていたけれど
 本当は、みんな同じ気持ちだったのかもしれない。

 

(1128) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 それと同時に。

  もう限界でした。
  もう耐えきれなかったです。

 あの言葉ですら、>>1:1
 本当は、みんな同じ気持ちだったのかな、って。

 

(1129) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 知らないこと、たくさんあるよ
 どんなに大勢に囲まれて、
 友達100人作って生きてきたとしてもさ

 みんなの心の中までは知ることができなかった
 全員と分かち合うことはできなかった

 だからさ、みんなおんなじだったんだ、って
 主語を勝手に大きくすることはできないけど

 そうだったのかもしれないって想像することくらい
 きっと許してもらえるだろう?

 

(1130) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   親に愛されなかった
   親にずっと支配されていた
   親のことが信じられなくなっていた


    きょうだいと比較されつづけていた
    存在しないきょうだいに縛られ続けた
    見えない友だちを心の中に生み出した


     自分の好きなものを愛せなくなった
     ただ、息をするだけでも、つらかった。

 

(1131) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   限界でした
   耐えられなかったです

 

(1132) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   どの話だってきっと
   子供が子供でいられる世界じゃなくて
   大人と子供が混じり合う世界
   そんな中で生まれた、葛藤。

 

(1133) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   止まったままの文化祭はさ、
   子供が、子供でいられる世界だったんだよ

   狭くて広い、校舎の中に生まれた
   カラフルで、賑やかな、子供だけの街。

   外はあんなにも大雪でさあ
   寒くて、冷たくて、苦しくて、
   地面はあんなにも手の届かない場所にあって

   出たくなんて、なかったよね

 

(1134) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

     わかるよ。
     ううん、わかったふり、させてよ

 

(1135) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 だけどさ、ずっと子供じゃいられなかった
 だけどさ、ずっとあの世界にはいられなかった
 
 痛みと、悲しみと、苦しみと、
 全部向き合わなきゃいけないんだ、って
 俺は、俺らは、校舎の中できっと知ったよ

 

(1136) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 そうして時が動き出してさ、
 ひとつずつ、俺らは大人になるんだ

 

(1137) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 長い、長い、冬を越えて、
 春が来たら、そしたらさ。

 みんな、ひとつ、おとなになるはずだから。

 

(1138) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 冷たい校舎の扉の向こうには、
 30人40人。それぞれの道が繋がってる。

 暖かな春。
 迎えてくれる空気は暖かだけど
 決してそれだけじゃあなくて

 子供の街で出会った30人40人はさ
 奇跡でも起こらない限り、
 これから先、違う道をずっと歩んでく。

 

(1139) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 その中でも、一緒に過ごした10人くらいは、特別。

 

(1140) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 もちろん、
 これからだってずっと友だちだよ。

 現に俺は、これからも
 あの日と同じようにみんなの場を賑やかしてくし
 馬鹿だなあって笑われて過ごしてくし
 仲良かったやつとはこれからも遊ぶし

 あの日、繋いだ世界一大切な手のひらは、
 これから先、離すつもりなんて決してないし。

 

(1141) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 だけど、冷たい校舎での物語はきっとこれで終わり。

 卒業おめでとう。元気でね。また会おうね。
 ヨーコ先生も早く結婚しろよ。また会いに行くよ。
 連絡先おしえて。ずっとずっと好きでした。
 私たちズッ友だからね。みんなの空気が好きでした。
 もっとたくさん遊びたかったね。合格おめでとう。
 私これからは浪人生活がんばります。がんばって!
 みんなだいすきだよ。3年間楽しかった、ありがとう。

 黒板にたくさん並んだ文字の片隅に、
 俺も一言書き加えるんだ。

 

(1142) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 もう、判るだろ。
 きっと「あの日」一緒に過ごした誰かなら。
 ……なんて。あの文字を見たの、
 多分三人しかいねーけど!

 はい!締まらない!
 いいんだよ!!これが鳩羽憐だから。

 

(1143) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  『 じゃあな、いってくる! 』

 

(1144) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 どこへだよ!書いた瞬間にさ、
 突っ込まれたの。誰かに。
 でもその空気が、とっても俺は、大好きで。
 だから、この場所が離れがたい。

 離れがたいけど。

 

(1145) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 もう、行かなくちゃ。

 

(1146) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 もう冷たい校舎はそこにはないよ。
 時計の針はずっとずっと動き出していて、
 扉を開けた向こう側に、俺らの未来があるから。

 

(1147) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 これでおしまい?
 ううん、そうじゃないんだなあ。

 物語の続きは、まだまだ未来にたくさんするから。
 だから「最後にしようと思ってた」って
 俺、最初に言ったでしょ。

 これは最後じゃないよ。
 まだ。ピリオドは打たない。
 これから先は、また新しい俺の話。 *

 

(1148) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 答え合わせは一年後? ――

[ 勢いって怖い。
 口をついて出たのは紛れもない本心だったけど、
 言葉にするつもりはなかったはずだった。

 嘘。半分くらいはそのつもりはあったかも。
 芽衣の話にすっかりあてられちゃったから(責任転嫁)
 それにしたって、バレンタインが終わったばっかりの
 こんなタイミングで、来年の予約をするってどうなの。

 ほら、案の定、全然気づいてなかった鈍感な人は、
 完全にフリーズしてる。>>1075
 そういうところはまだ完璧には程遠いかな。
 でもそういうところも好きなんだけど ]

(1149) takicchi 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、そんなことを考えてられたのは、そこまで。
 返ってきた言葉に、私の方がフリーズする番。>>-1156

 赤い顔、見たかったのに。>>1076
 きっともっと真っ赤になった私には、
 生憎そんな余裕はなかった ]

(1150) takicchi 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そんな言葉を貰ったら、もう私、遠慮しないから。
 同じ大学っていう利点、目一杯活用しちゃうから。
 アミューズメント施設も、カラオケも、>>726
 駄菓子も美術館も水族館も、
 落ち着いたカフェだって付き合ってくれるんでしょ?
 ホームセンターだって、炭蔵君とならきっと楽しいよ。
 なにしろ、私わがまま言い放題なんだから、
 いっぱい付き合ってもらっちゃうからね ]

(1151) takicchi 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そうだね、諦めかけた明日は、>>1078
 思っていたよりずっと優しい場所だった。
 それを知ることができたのも、
 炭蔵君と、みんなのお陰だよ。
 手を握っていてくれるなら、
 きっと悪くないって思っていられるから、
 だから ]

(1152) takicchi 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


[ マロングラッセは……どうかな。
 でもチョコレートを貰えるくらいは頑張りたい(弱気)* ]
 

(1153) takicchi 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 3月14日 —

[「出かけるのか」って聞かれたから、
 わたしは「今日はデートなの」って答えた。
 びっくりして咽せたお父さんの話はまた今度。

 服の内側、わたしの首元には、お守りのように
 チェーンをつけたボタン>>1067が潜んでいる。
 そりゃするよ。わたしの「すき」の強さを知らないな。]

(1154) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[(わたし視点)クラスメイトから友達より、
 友達から恋人になる方が早かったわたしたちだから、
 わたしはれんくんに伝えてないことが沢山ある。>>1023

 少しずつ、すこしずつ、話をしよう。
 わたしの夢のこと、家族のこと、昔の話も、心の内も。
 わたし自身のこと、こんなに伝えるのは初めてで、
 誰かをこんなにすきになったのも初めてだってことも。

 だからわたしにも、あなたのことを教えてほしい。
 きっと、ふたりのたからものが増えると思う。>>1068

 だから、夕暮れに染まる太陽と月>>1026みたいに
 繋いだ指先が手のひらまで重なるように>>1025
 同じ時間を積み上げていこう。]
 

(1155) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[きっとわたしの願いは「それから」の先>>1028で叶う。

 だから今の内に付け加えておくと、
 「めい」って呼んでもらえるのもだいすきだよ。
 柔らかくて、優しくて、お日様みたいにあったかい声。
 すきな音>>-1124を伝えたら、名前呼んでくれるかな。

 グループチャット>>343>>344に既読だけじゃなくて
 かわいい。って書いたオコジョのスタンプをつけたり、
 引っ越した家に何度もお邪魔して>>1065
 おそるおそる初めて猫ちゃんと交流してみたり。]
 

(1156) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[未来の話ばかりしちゃダメだね。
 だって今のわたしは今のれんくんだけを見てる。

  わたしだけだった世界から抜け出して、
  わたしの知らない未来を歩いていく。

 とりあえず、なんでもない今日≠フ手のひらに、
 世界で一番だいすきなあなたの手を取っていい?
 わたしはれんくんの手に指を引っ掛けた。]
 

(1157) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  チョコバナナにしよっかなぁ。

[穏やかな声は、春の近づく晴天に溶けていく。
 まだデートは始まったばかり。
 この先の特別は、わたしもあなたもまだ、知らない。]*
 

(1158) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 0314 ──

[ 話してないことはたくさんあるけど>>1155
  きっと、まだ時間はあるから
  これからもきっと、たからものは増えるよ。

  今のうちに俺だって付け加えておくと、
  めいが、れんくん、って呼んでくれるの好きだよ。
  優しくて、暖かくて、チョコレートみたいに甘い声

  何度も呼んで、って言ったら、
  めいも、俺のこと、呼んでくれたかな。 ]
 

(1159) ししゃもん 2021/06/22(Tue) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ なんでもない今日≠フ手のひらに
  世界で一番だいすきなめいの手のひらが重なって
  きっと視線が交わったら、微笑みが交わされて
  それだけで、ほら。なんとなくしあわせ。


      奇遇だね、俺もチョコバナナ好き。
      ほらまたひとつ。
      お互いのすき、を知ることができた ]

 

(1160) ししゃもん 2021/06/22(Tue) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 何度だって、呼ぶよ。
  これから先、楽しくて嬉しい話だけじゃなくて
  悲しくて寂しい話とか、怒っちゃう話とか。
  そういうの一番近くで聞いてもらうかもしれないけど
 
  だから話して。
  寂しくなったら、すぐに呼んで。
  きっと、いつだって、飛んでくから。 ]

 

(1161) ししゃもん 2021/06/22(Tue) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 時にはさ、めい、だけじゃなくて
  ちゃんと笑わないで芽衣って呼ぶかもだけど
  そのときは、憐、って呼んでな。 

     ああ、そうだ、
     第二ボタンのお返し?
     今欲しいもの思いついたんだけど、 ]

 

(1162) ししゃもん 2021/06/22(Tue) 00時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

生存者
(2人 0促)

ユンカー
91回 注目
メイ
246回 注目

犠牲者 (4人)

トシミ
0回 (2d)
ソフィア
68回 (3d) 注目
マナ
29回 (4d) 注目
レン
221回 (5d) 注目

処刑者 (4人)

リツ
0回 (3d) 注目
シンイチ
206回 (4d) 注目
ヒイラギ
55回 (5d) 注目
クロエ
247回 (6d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.226 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび