人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘開始 コックピットにて─

……ん、そうだな。
俺の場合は、音声認識みたいなもんだと思っといてくれ。

[乾恵一の言葉>>229に曖昧に返しながら、康生と私は機体を走らせた。やはり、敵の動きの方が遅い。暫く走っていると、徐々に距離が縮まって来た。]

罠の可能性>>230はあるっちゃあるけど……すっ転んでる相手に罠張るかって考えると、微妙だし。
ハロが言う>>231みたいに、向こうが遠距離タイプなのかなって。
それなら離れられたら不利になるし、これ以上逃げ回られてもあれだもんな。
縁士の言う通り>>198、まずは追い付いて履帯を壊そう!

[敵は真っ直ぐ下がっているだけだが、大きさ相当のキャタピラが両側に付いている。当然だが、それらは周囲の建物を轢き潰し、破壊していた。それに、48時間とは言え時間制限もある>>2:328と私達は聞いている。戦闘の意思が見受けられないのには些か疑問を感じたが、放って置く訳にはいかなかった。]

よし、あとちょっと!
右腕、思いっきり振り被ってキャタピラに──ちょい待ち!!

(232) 2023/08/20(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[康生から制止が掛かる。敵が急に後退を止めたからだ。このままの勢いで突っ込めば、ぶつかってしまう。向こうの装甲は硬い可能性があるので、衝突は避けたかった。何とか、機体を止めるのに成功する。至近距離で正対した私達の目の前で、ハート部分に真っ直ぐ縦の亀裂が走った。そのまま、三面鏡の様にバタンと開いた。]

うっそだろ!?

(233) 2023/08/20(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ッ、右に飛んで! 回避!!

[驚くのも無理は無い。開いたハートの内側には無数の砲門があり、それら全ての中に弾頭らしき物が見えた。戦車に近い>>198という見立ては正しかったのだ。康生は大急ぎで回避を指示したが、私もその頃には避けなければと考えていた。砲門から大量のミサイルらしき物が放たれ、アストラが先程まで居た辺りを爆撃する。何とか避け切る事に成功するが、閃光と爆風、衝撃が辺りに走った。]

セ、セーフ……だけど。
…………ヤバいだろ、これ。

[閃光と土煙が収まると、爆撃された箇所が完全に焦土と化しているのが判った。当たれば無事では済まない。避けても大惨事は免れない。康生の背筋に冷たい物が走った所で────ハート部分がコマの様に横回転し、此方を向いた。]

もっかい右ッ!!

[先程同様、右に跳躍して避ける。再度大量のミサイルが放たれ、閃光と爆風と衝撃が走った。幸い、発射までにタイムラグがあるので、回避は可能ではあるが……。360度砲撃が可能であるなら、かなり厄介だ。*]

(234) 2023/08/20(Sun) 14時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 14時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘中 コックピットにて─

そうか、迎撃……! 数で言えば、こっちのレーザーのが出せそうだもんな!
問題は、迎撃でどんくらい威力が抑えられるかだな……。

コアが見える所に? …………あっ、もしかしてあれか!?

[ハロの言葉>>238に、康生は視線を走らせた。(ちなみに私達は視界を共有しているが、それは全て康生の意思によって動く。)そして指差したのは、三面鏡の中心。無数の砲台に紛れる様にして、コアが見えた。だがそれは、ハートがぱたんと閉じてしまった事により隠れてしまう。開かせて撃たせるか、閉じさせたまま行動不能にして後で抉じ開けるか。恐らくは、いずれかを選ぶ事になるだろう。]

(248) 2023/08/20(Sun) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

弾切れ>>243>>246はある…と思うけど。
あの威力の攻撃の弾切れ狙ったら、この辺一帯何も無くなっちまうよ。
確かに、先に撃ち尽くさせたら楽に勝てそうではあるけど……。

[康生も私も、まさかあの攻撃にとんでもない名前>>242が付けられているとは思っていない。敵が初手で後退を選んでくれたので、学園は今回被害を受けていないし、うちも(転んだ時に潰していなければ)恐らくは無事だろう。ただ、周辺が住宅地であることに変わりはない。日暈学園に通う生徒の家も、恐らくは含まれているだろう。康生は、それを良しと出来るタイプではない。]

サンキュー、本郷。後ろを取る>>246ってのは、かなりアリだと思う。
ああやって開くってことは、前と後ろがあるってことだもんな。
なんでハート型かは、正直わかんねーけど……。
うーん…………敵の形の基準とかって、なんかあんのか?

[一応最後の問い掛けはハロに向いているが、特に返答が必要な部分では無い。知っていれば、先に共有してくれそうなものではある。*]

(249) 2023/08/20(Sun) 15時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 15時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘中 コックピットにて─

や、俺も心臓かなって思ってたけど。やっぱ基準はないかぁ。
……あの形に、みんないろいろ意味を見出しがちってだけなのかもな。

[ハロの回答>>252>>253を聞いて、康生はそう漏らした。右手を胸に置く康生にとってあれは、間違いなく心臓だ。私か、或いはとうに喪っている自分の物か。生い立ちが故に、意識せずにはいられないのだろう。人の心の形を模した記号。続いて、乾恵一もまた、康生に助言>>251をくれた。]

確かに、外側結構堅そうだよな。
じゃあ、あと一回は最低でも撃たせねぇとか……。

[話していると、閉じる事でハート型に戻った敵は、そのまま再度後退を始めた。初動は遅いが、このままだとまた逃げられかねない。]

そうはさせるか! 右足から出して接近!
四歩目と同時に、右腕振り被って履帯の継ぎ目を狙って壊す!
壊したら、すぐに左手で逆側も!

[分かった、行くぞ。一、二、三……四! そして、左だな!]

よし、壊せた!
これでとりあえず、他所へは行けないだろ!

(258) 2023/08/20(Sun) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[破断した履帯が、解ける様に地面へと落ちる。元々速くはない敵の機動力が、がくんと落ちた。後は、何とか開かせて撃たせて────そう考えていると、有り得ない姿が見えた。]

な、母さん……!?

[アストロを挟んで、敵の反対側。康生にとっての母親──私にとっての妻が、其処に居た。思えば、必然だったのかも知れない。康生が姿を消して、既に二日。家のすぐ近くで始まった戦闘。我が家の状態を確かめに帰って来た妻が、息子の生活の痕跡を見つけ、安否を気にして戦闘区域に足を踏み入れてしまうのは。]

[私達二人は、同時に気を取られた。敵が再び開く。避ける訳にはいかない。避けられない。盾にならなければ。残された選択肢は一つ。]

ッ、迎撃──!

[向こうのコアを狙う余裕は無かった。我武者羅にレーザーを放つ。兎に角全て撃ち落とし、後方に被害が出ない様に。落とせない物は、それこそ身体で受け止めるつもりで。大量の兵器の撃ち合いに、辺りが真っ白に染まる。]

[爆風と光が収まった時。其処に居たのは──気を失い倒れている妻。三面鏡の扉部分が脱落し、閉じる事が出来なくなり、コアを露出させたままの敵。]

(259) 2023/08/20(Sun) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[────破壊された箇所から、敵のコアにそっくりな物を覗かせているアストロの姿だった。*]

(260) 2023/08/20(Sun) 16時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 16時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘中 コックピットにて─

母さん……。 …………、……よかった、生きてる。
……ハロ。母さんを、病院か……どっか安全なとこ、転送してもらっていいか?

[康生が学校に行く為に、幾度か仮住まいに呼び出していたから、そちらの住所はハロもわかるだろう。こんな形で、今生の別れを済ます気は無かった。 ……いや。もう済ませた気で居た、と言う方が正しいか。康生にしたってそうだろう。]

[妻の事や、この事に対する康生の心境も心配だったが。それよりも、目下の問題は。アストロが重要と思われる器官を露出してしまっており、その形状が敵のコアに類似しているという事だった。]

…………、……。

[今までの戦いを思い返す。私は、敵のコアが潰される瞬間を一度も見た事が無い。何故か。毎回、康生が目を閉じていた>>1:445>>2:616>>3:339からだ。コアが何であるか判る前でさえ、康生にとって“何かの心臓部”を潰すというのは直視し難い光景だったのだろう。それが今や、私達と同じ様なパイロットが乗っているのだとほぼ確定してしまった。 ────出来るのか、この子に。誰もを愛し、命を尊ぶこの子に。自分達と同じ境遇であろう相手を殺す事が。*]

(261) 2023/08/20(Sun) 17時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 17時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了 コックピットにて─

[敵も、此方も。互いに、コアという急所を晒したままの状態だ。それでも、アストロは稼働自体には問題が無い。向こうはもう移動も出来なければ、ミサイルも今の所撃ってくる気配が無かった。ドア部分が脱落している程なので、発射機構が破損したか──向こうは先にコアを露出していた状態で撃ち合った為、パイロットに何事か起きている可能性すらあった。死んでいれば決着が付くのだろうから、まだ生きているとは思うのだが。もしかしたら、“交代”の最中なのかも知れない。いずれにせよ、決着を早く着ける必要がある事に変わりは無い。]

[そのパイロットが死んでいいとは、私も考えていない。だが、今動かなければ全てが終わってしまう。私一人では、この機体はまともに動かせない。動いてくれない。頭は康生の物なのだ。]

[天道縁士の声>>264がした。康生は俯く。震える声が、喉から出た。]

…………ああ、わかってる。
わかって……!?

[乾恵一の叫び>>275が響く。康生は、弾かれた様に其方を見て、顔を歪めた。視界が滲む。康生は、泣くのを堪えていた。本当は殺したくなどないのだと、言葉よりも雄弁に訴えていた。]

(279) 2023/08/20(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[康生は迷っていたのだろう。けれど、本郷真弓の叫び>>277>>278は短く、そして的確だった。何をすれば良いのか、はっきりと康生に示してくれた。相手のコアを、撃ち抜く。]

────コアを撃ち抜いて、……破壊。

[震える声で康生は指示し、私は──私達は、レーザーで敵機のコックピットを撃ち抜いた。これが罪だというのなら、共に背負う……いや。パイロットは私なのだから、私が背負えば良い。「お前は何も悪くない」と、そう言ってやりたかった。言える筈も無い。]

ごめん。ありがとう、…………みんな。

[私は、何処までも無力な父親だった。*]

(280) 2023/08/20(Sun) 18時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 18時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了 そして─

[書斎椅子に身を沈めたまま、康生は乾恵一に抱き締められていた。もう、康生にとって彼を拒む理由は何一つ無くなったのだから。]

……だって俺、大事な場面で迷っちまったから。
動かすのだって、最初上手くできなかったし。攻撃だってくらっちまったし。
他にも、他にも…さ。いろいろ、いっぱいあるんだ。謝ること。

…………ケイのお願いだって、聞いてやれない。

[「死なないで」>>282と願われても、康生は死ぬのだ。私が死んでしまうのだから。ただ、今の所まだその気配は無い様に思えるだろう。康生は普通に微笑んでいるし、話している。彼が身を離した>>283後も。]

[ただ、その右手に感じている鼓動は弱まりつつあった。]

(285) 2023/08/20(Sun) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓の止まる時 柊木達見の最期─

[康生の名は、私が付けた。心臓に欠陥を持って生まれた息子に、『健康で生きてさえくれればそれでいい』と願って。それ以上の事は何も望まないと。それが、どれだけこの子の重荷になっていただろうか。私が一度目の死を迎えるまで、康生に“健康”と言える日は一日も無かった。親に唯一つ願われた事を、叶えられない。その時点で捻くれてしまってもおかしくないと言うのに、康生は真っ直ぐに育ってくれた。]

[良き妻と、良き息子と。平凡ではなかったかも知れないが、幸せな家庭を持てた。一度死して尚、夢の続きが見られた。最期は、レヴァの世界の様にロボットに乗り、息子とシンクロし共に戦うという、歪んだ形で叶った夢の様だった。私は、幸福だったのだろうと思う。息子にこんなにも想われ、妻の命を、彼女が生きる世界を守れたのだから。幸せな人生だった。]

[……ああ、でももし、あと一つ叶うのなら。康生には生きていて欲しかった。私の巻き添えで死なせてしまう息子。私を喜ばせようとして、契約してしまった息子>>2>>3。この件にもし戦犯が居るのなら>>1:477>>1:478、それは私だ。]

(286) 2023/08/20(Sun) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[康生にも、その学友達にも、申し訳無い事をしてしまった。謝れない事が、心残りだ。]

[意識が遠退いていく。今度こそ、私は本当に死ぬのだろう。心臓が止まってから、脳が死ぬまではどのくらい掛かるのだったか。康生は、その間ひとりで……、………*]

(287) 2023/08/20(Sun) 19時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 19時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了直前 コックピットにて─

[コックピットに戻って来たハロの報告>>292に、私は心底ほっとした。康生もまたそうだっただろう。]

サンキュ、ハロ。ほんと助かる。
……後で、俺も母さんのとこ送ってくれ。
胸ポケットに手紙入れてる。
それ読んでもらえば、わかるようにしてるから。

[私達が敵を倒したのは、それから間もなくの事だ。*]

(293) 2023/08/20(Sun) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了後 本郷へ─
・・・・         ・
[父さんの椅子に座ったまま、俺はみんなの顔を見回した。縁士に本郷、ケイ。カガセンも居る。みんなして何とも言えない顔してるし、本郷が謝って来た>>289もんだから、苦笑するしかなかった。]

何言ってんだよ。本郷がちゃんと指示してくんなかったら、俺きっと撃てなかった。
本郷が謝ることなんもねーし、ほんと助かった。サンキュ。

……悪いな、重いもん引き継がせちまって。
俺の方こそ、…………ありがとな。

[ほんとは、俺の役目は終わってなんかない。俺はまだパイロットに選ばれてなくて、本来ならもう一回戦わなくちゃいけなかった。だから、やっぱりどうしたって世界のことは考えちまうけど、本郷の言いたいことはわかったから、礼を言って甘えることにした。*]

(294) 2023/08/20(Sun) 20時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 20時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了後 カガセンへ─

[カガセンがこっちに来た>>@24>>@25。すごい真面目ってか、切実な顔で。今まで聞いた中で一番優しいしてた。]

そ、っか。俺、生きてたもんな。
……俺が消えても、大丈夫で居てほしかったんだけどな。
無理かぁ。関わっちまったもんな。

でも、うん。俺、関われてよかったと思ってる。
そのまんま返すみたいで、芸がないけどさ。
カガセンも、俺の大事な先生だよ。

……ん、そうだな。そろそろ休むことになりそう。
いろいろありがとな、カガセン。

────後は、頼みます。

[少しだけ真面目に頼んだその後で、俺は、段々ゆっくりになって動きの止まった父さんから手を離した。それでもう、何が起きたかカガセンにはわかったんじゃないかと思う。*]

(301) 2023/08/20(Sun) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─戦闘終了後 縁士へ─

[縁士が手を取って言葉を掛けてくれた時>>295>>296、父さんは随分ゆっくりになっていたけど、まだ辛うじて動いてた。だからきっと、声も聞こえてたんじゃないかなって思う。右手は父さんに当ててたから、左手で縁士の手を握り返した。よく考えたらこっち、指輪付いてる手じゃん。ちょい恥ずいな。]

病院の指定、サンキュ。助かった。
……ん、悪いけど全部任せるよ。

[“ふたり”ってガッツリ言っちまってるし。縁士って、しっかりしてそうでちょい抜けてんのな。みんな、他のことだと思ってくんねーかな。……無理か。ま、大丈夫って言ってるから大丈夫か。どっちにしろ、任せるしかねーし。]

……今、止まった。安心したんだと思う。
俺の方こそ、ありがとな。

[俺は、縁士にだけ伝わるように、ちょっと言葉を選んでそう言った。*]

(304) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓が止まった後 ケイへ─

[父さんの心臓が止まったから、俺に残された時間はあと数分だ。ケイもきっと気付いてるんだろう。もう死ぬなら、俺は今まで躊躇ってたこと、できなかったこと、全部できるんだって。]

…………ケイ。
ケイはさ、俺のことすげー褒めてくれるし、すげーやつみたいに言うけどさ。
俺、ほんとは全然ダメなんだ。

だって、あんなに死ぬの当たり前だって思ってたのに。
俺の心臓なんて、とっくの昔に止まってるのに。
今になって、怖いんだ。
身体の中から、何の音もしないのが。

死ぬのが、独りになるのが、怖いんだよ……。

[俺がいろいろ平気だったのは、ずっと父さんが居たからだ。いつだって、死ぬ時だって独りじゃないって思ってた。だから今、独りになって────初めて、すげー怖いってことに気付いたんだ。*]

(305) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─カガセンに託した手紙─

[撫でてくれたカガセンに、俺は笑い返した。時間もなかったし、それ以上何も話せなかったけど。カガセンのクラッチバッグの中身には、こんな手紙が入ってる。]

(306) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『パイロットのみんなへ』

『みんながこれを読んでる時、俺はもうこの世に居ないと思う。
 文面がお約束過ぎるな? でも、ま、そんな感じ。
 この手紙は、みんなが混乱してそうだったら読ませてくれって感じで、同じものを加賀先生と三千院部長に預けようと思ってる。
 だから、みんなが落ち着いてたら読まずに済むわけで。読まれないことを祈ってる。』

『俺がどういう風に死ぬのか、今の時点ではわからない。
 負けてるかもしれないけど、そしたらこの手紙は読まれてないから置いとくとして。
 いきなりコックピットで自殺ショー始めたのかもしんないし、ちゃんと戦えてちゃんと死ねてるのかもしれない。
 どっちかだとは思うんだけど。どっちでも、俺が二人分契約してたってのはバレてるだろうなって。
 それが、この手紙を書いた理由。なんもわかんねーと混乱するよなって。
 俺、説明下手だけど、ないよりはマシかなって。』

(307) 2023/08/20(Sun) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『俺の心臓はとっくに止まってて、今俺の中にあんのは父さんの心臓なんだ。
 だから、なんか命が二個あるって扱いになったっぽい。
 なんでそうなったのか正確なとこは俺にもわかんねーけど、父さんの心臓は脳の俺と別人って判定で契約されてたってこと。』

『で、今回パイロットになったのは父さんの方。
 父さんには頭がないから、頭で考えて動かすアストロを動かせないかもしれない。
 その場合はパイロットを交代しないといけなくて、交代するには死ぬしかないから、ダメだったら俺は自殺してます。
 自分でちゃんと死ねてたらいいけど、手を汚させることになってたらごめんな。
 ちゃんと動かせた場合でも、心臓の父さんが死んだら俺は生きてらんないから、やっぱり死んでると思います。』

『俺が二人分の枠使っちゃったから、今頃みんな混乱してるよな。
 数が合わないとか、動かせないかもとか、パイロットが足りなくなるかもとか、問題になること知ってて黙ってた。本当にごめんなさい。』

(308) 2023/08/20(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『謝るついでに、図々しいけどお願いがあります。
 どうか、みんな仲よくしてほしい。悪いのは全部俺だから、俺以外の誰も責めないでほしい。
 俺はこの世界が大好きで、出会えたみんなのことも大好きで。一人でも多く幸せになってほしいし、笑ってほしいんだ。
 それが俺の、一番の望みです。
 みんなのこと巻き込んじまった俺の言うことなんて、叶えたくないって思っちまうかな。
 でも、ちゃんと言っとかないとって思いました。』

『もし、こんな俺のこと嫌いにならないって言ってくれるなら、どうか俺のこと覚えててほしい。
 そしたら、俺はきっとみんなの中で生き続けるから。父さんが俺の中で生きてるみたいに。
 みんな、ほんとサンキュ。またな。』

『P.S.ずっと一緒に戦ってくれてたもう一人の仲間、俺の父さんが居たってことも、覚えててくれると嬉しいな。*』

(309) 2023/08/20(Sun) 21時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓が止まった後 ケイへ─

[ケイが髪を撫でる手>>310に、頭を摺り寄せた。俺の手はもう胸から離れてて、ケイの手が代わりに触れた>>311けど、そこに在るのは父さんの死体だ。俺の中だから、まだ冷たくはなってないけど。俺の血は、全部父さんが動かしてた。血が巡らないから、息してるはずなのに段々頭が巡らなくなって来る。]

ケイも、怖い? ……ごめんな。
来てくれる……? ちゃんと、来る?
独りはやなんだ、俺。

[キスしたいって、ケイは言った。ずっとしたかったんだろうな。俺がこんなだから、できなくて。ずっと我慢させてたんだろうな。]

俺は、ケイにしてやれること……全部、したい。
約、束……誓い、の。できなかった、から。
独りに、しないで……。

[息を吸ってるのに、全然酸素が来ない。苦しくなって、ぼやけてく。貧血みたいに、段々世界が暗くなっていく。ケイの顔、もっと見たいのに。やだな。死にたくないな。って、手を伸ばした。*]

(313) 2023/08/20(Sun) 21時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時半頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 21時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─心臓が止まった後 ケイへ─

[ほんとはさ、いつもの俺ならさ。「すぐ来るとか言うなよ」って笑ってなきゃいけないんだ。でも、独りになった俺は、「死にたくない」って誰にも言えずに、独りこっそりベッドの中で泣いてたような俺はさ。最期の最期にボロ出して、寂しくて。いい子になんてなれなかったんだ。カッコ悪いよな。]

……来て、くれ。待って、るから。

かあ、さん……せか、い……、………ケイ。

[言いたいこと、多分これじゃ伝わんないな。説明下手なんだよ、俺。でも、最期に呼んだのはケイの名前だったし、最期に手を伸ばしたのはケイだったし、最期の一呼吸はケイとキスしながらだったから、少しは伝わったかな。]

[唇があったかくて、血が巡らない俺は寒かったから、なんかすごく安心して。抱き締められてたのもあったかくてさ。ほっとして、ケイの頬に伸ばしてた手が滑り落ちて────俺の人生は、そこで終わった。*]

(322) 2023/08/20(Sun) 22時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 22時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─俺と父さんが死んだ後─

[母さんが無事だってハロに伝えてもらった時>>297、俺は「ありがとな」って一言伝えんのがやっとだった。時間も余裕もなかったから。]

[事前に、ハロには「俺が死んだら、死体は母さんの元に送ってほしい」って頼んで>>293あった。ハロは快く引き受けてくれたし、ちゃんと送ってくれた>>332。その時の為にずっと胸ポケットに手紙を入れてた>>201から、母さんならきっとその通りにしてくれるだろうと思ってる。その“母さん元”が日野病院になるとは、思ってなかったけど。却って手続きはしやすかったのかな。]

[その手紙の内容が、これ。]

(333) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『母さんへ』

『何も言わない方がきっと苦しませずに済むと思うけど、父さんががんばったってこと知ってほしくてこれを書いてます。
 俺が通ってた高校の近くに出てた、巨大なロボット。俺らは、「アストロ」って名付けたんだけど。
 アストロは地球を守るロボットで、六人のパイロットが契約して、一人一体ずつ敵を倒すことで地球を守ってます。
 なんで一人一体ずつかって言うと、アストロを動かすのには、人の命が必要だから。
 一回動かすごとに、誰か一人が必ず死ぬ。パイロットは全員、命懸けで戦ってる。もう二人死にました。
 俺の後輩の女の子と、同級生の友達。二人とも、この世界を守る為に命を賭けて戦ってました。』

『三人目のパイロットに選ばれたのが、父さんです。
 さっき六人のパイロットって言ったけど、そのうちの二人が、俺と父さんだったんだ。
 つまり、人智を超えた力で動くアストロが、俺と父さんをどっちも別の命だって判定したってこと。
 父さんが俺の中で生きてるってのは、俺と母さんの思い込みとかじゃなくて、本当の話だったんだ。』

(334) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『この手紙を母さんが読んでるってことは、父さんは戦って勝ってるはずです。
 それで死んじゃって、父さんの心臓が止まってるなら、俺も多分一緒に死んでるはず。』

『独りにしちゃってごめんなさい。黙っててごめんなさい。
 でも、母さんのことは絶対に巻き込みたくなかった。全部話したら、絶対逃げてくれないと思った。
 家出しちゃってごめんなさい。戦闘が起きる場所はパイロットの居るとこになるから、近くに居られなかったんだ。
 全然不満なんかなかったし、今も、いつまでもずっと大好きだよ。父さんだってきっと、そう思ってる。
 母さんが生きてる世界を守るために、父さんと俺は戦うよ。』

『お願いが二つあります。俺と父さんは、母さんのところへ帰してもらうよう言ってます。
 俺だけじゃなくて、父さんの葬式も一緒にあげてください。お骨も、そん時に一緒にお墓に入れて。』

(335) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

『もう一つ。もし、俺がしてるのと同じ指輪をしてるケイ ──乾恵一ってやつが訪ねて来たら、聞ける望みは聞いてやってほしいんだ。
 俺、生きてる間、あいつに何もしてやれなかったから。母さんがどうしても嫌だって思うこと以外は聞いてやってくれないかな。
 そいつもパイロットで、死ぬことが決まってて、もうあんまり時間が無い。
 俺が契約したからって理由で、そいつも契約したんだ。
 その上、俺が父さんと死んだことで、そいつの時間もっと短くさせちゃったから。俺だと思ってよくしてやってほしい。』

(336) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[……ま、後の内容は省略するけど。こんな感じだから、俺の葬式は父さんと合同でになっただろうし、みんなは遺影で父さんの顔を知ることになったんじゃねーかなって、そんな話。*]

(337) 2023/08/20(Sun) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 22時半頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/20(Sun) 23時頃


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