人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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視点: 人


【人】 透明女子会 ヒナコ

― 回想 ―

[研究所が閉鎖されて、
なぜか『普通』と呼ばれる様な日常生活が始まったけれど、

またいつ、実験が再開されるのか、
そもそも、実験の経過観察中なのか、
実験に使わないなら用済みで、その内『廃棄』されるのか、
分からなくて。

それに、実験で、身体の機能が壊れているかもしれない。
いつ死ぬか分からないと思っていて。

海透の『娘』として、政略か何かに使おうかなんて話も、
漏れ聞こえた様な気がする。]

[遊園地を出られても、いつ、苦痛や死が訪れるか分からなくて。
生きられても、きっと、籠の中の鳥で。
私は、『父』のための道具であり続けるのだろうと思っていた。]

(46) doubt 2023/11/23(Thu) 22時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[るくあちゃんが、その力で、『父』を止めてくれて>>38
少なくとも、実験からは解放されていた事を、私は知らなかった。]

 『幸せになってね』

[るくあちゃんが言ってくれた、最後の言葉。]

 るくあちゃんもね。
 私はいつも、るくあちゃんの幸せを願ってるよ。

[るくあちゃんの両手を握って、そう言って。
私は最後に、笑んだ。]

(47) doubt 2023/11/23(Thu) 22時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 現在/園内のどこか ―

[瞼を閉じて、少しの間の後。
瞼を持ち上げると、今はるくあちゃんの映らない、空を見上げて。]

 楽しい、って。
 生きたい、って。
 幸せになりたい、って、思ったらダメなんだよ。
 悲しくなるだけだから。

 ――……でも。

 私の幸せが、何かは分からないけど。
 私、もう少し、頑張ってみるね。

 このままここで遊んで、
 るくあちゃんと眠るのも、幸せだと思うけど。
 私、もう少し、探してみる。

 ……幸せに、なるね。

(48) doubt 2023/11/23(Thu) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――……ありがとう。るくあちゃん。

[そう呟いて笑んだ顔には、涙が頬を伝う。]

[幸せになって、という言葉が、
るくあちゃんの力を伴っていても、そうでなくても同じ事。
貴女が願ってくれた言葉だから、私は。**]

(49) doubt 2023/11/23(Thu) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[――……私は、どうしたらいいんだろう。]

[何度目かの疑問を空に浮かべた所で、アポロから灰羅さんの声>>*0>>*1が聞こえた。]

[灰羅さんがここに招いたのだろうとは聞いていたから、驚く事は無かったけれど。
瞼を閉じて、考える間の後、メッセージを送った。]

(120) doubt 2023/11/25(Sat) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[その文面から、私が灰羅さんに怒る事も、文句が無い事も、
そして、灰羅さんの『この先』を望んでいる事も伝わるだろうか。
灰羅さんはるくあちゃんの本当のお兄さんじゃなくても、
灰羅さんと私の関係が変わる事は、
……少なくとも私が変わる事は無い、という事は伝わるかどうか。

今、灰羅さんはどんな気持ちで、どうしているんだろう。
そんな事を沢山考えながら、短い文章を送った。]

(121) doubt 2023/11/25(Sat) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[そして。思った。
灰羅さんは亜綺羅さんを殺さないだろうから、亜綺羅さんは生きてる。]

 ……よかった。

[瞼を閉じて、微かな声で呟いた。]

[この島に居られるのは、あと数時間か、1日と少し位?*]

(122) doubt 2023/11/25(Sat) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[残りの時間をどう過ごそうか、帰ったらどうしようか、と考えていると、
アポロにメッセージが届いて>>-353>>-354>>-355

――……一瞬、アポロを、海に投げ捨てたく、なった。]

[だけど、思いとどまって、メッセージを作る。]

(128) doubt 2023/11/25(Sat) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[心を寄せない様に、適切な距離を保ったまま、ここまでは書けたのだけれど。
続くメッセージへの返信は、書きかけて、途中で手を止めて。
もう一度書いて、送信した。]

(129) doubt 2023/11/25(Sat) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[誠実に対応してくれただけだろう報告には、返信できた。
私は亜綺羅さんには必要無いのだろうから、応援の言葉だけを書く事も。だけど。]

[さよなら、って言ったのに。
また話したいって、楽しかったって、言われてしまうと。
また、心が揺らいでしまって。]

 …………ばか。

[分からない。だから、アポロを海に投げたくなった。
私には興味がないのでは、なかったのかな。*]

(130) doubt 2023/11/25(Sat) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[待ってます、と返信をしたけれど、来るとは思っていなかった。
灰羅さんと話をしたばかりで、まだ混乱していたり、疲れているだろうと思ったから。

だから、連絡はいつでもいい、というつもりで。
どこで待ってる、とも書かなかったのだけれど。]

 …………。

[書き方が悪くて、待たせている様な気にさせてしまったかな。
すぐに返信が来たので、ぱちぱち瞬いて、それから辺りを見回した。

観覧車を後にしてから、ずっと考え事をしながら、あても無く歩いてきてしまって。
今居る場所が、どの辺りか、分からなかったので。]

(133) doubt 2023/11/25(Sat) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[返信をすると、近くのロボットに、道案内をお願いして。
無事、中央カフェまで案内してもらうと、テラス席に座る。

ロボットに注文を聞かれたので、
星型と丸型の、チョコレートのコーティングで惑星の模様に彩られた、色とりどりの一口ドーナツのセットと紅茶を注文した。*]

(134) doubt 2023/11/25(Sat) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[席に着くと、間もなく、待ち人の姿>>135が目に入る。]

 ……全然、待ってないですよ。

[そう言いながら、向かいの席に座る>>136のを眺めて。
続く言葉には、少し頬が膨らんだ。]

 ……夜遅いし、沢山あるから、
 一緒に食べよ、って言おうと思ってたんです。
 ……ばか。

[ぽつ、と呟いて。
プラスチックのフォークを、水色をした海王星ドーナツに刺すと、亜綺羅さんの口元に持っていってみて。]

[亜綺羅さんは、どうしたかな。
私は、飴細工の輪が付いている、土星のドーナツを食べながら、話に耳を傾けた。]

(139) doubt 2023/11/25(Sat) 03時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 できる事……。
 出頭するつもりだった、って言ってましたね。

 ……るくあちゃんの死因は、心臓マヒになっていて、
 もう遺体も無いですから。
 どうなるでしょうね。

[そうして、私の事を問われる>>138と、ぱちりと瞬いて。]
 
 ……今がどういう状況かは、
 私も、正確には分からないんですけど。

 ――……逃げようかな、って、思って。

[そう言うと、ふふって、笑った。*]

(140) doubt 2023/11/25(Sat) 03時半頃

ヒナコは、混乱しつつ、やっぱり明日にするね!(ぐるぐるぐる)**

doubt 2023/11/25(Sat) 04時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[逃げる必要がある家>>141、というのには、こくりと頷いて。]

[訪れた、少しの沈黙。
境遇については、聞いても気持ちの良いものではないと思うから、少し話にくいなと思いながら。

亜綺羅さんが、星型のドーナツにピックを刺すと、
私は、地球模様のドーナツにピックを刺して。]

 ゑ!?

[予想外過ぎた言葉を聞くと、変な声が出て。
ピックで持ち上げかけた地球が、ぽろっとトレイに落ちた。]

 …………。

[色々考えてしまって、色々な疑問が次々湧いてしまって、何も言葉にならなくて。
目を丸くしたまま、かなりの間の後。]

(168) doubt 2023/11/25(Sat) 17時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――……よ、ろしく、おねがい、します?

[半ば放心気味に、シンプルな言葉を、ぽつりと零した。]

(169) doubt 2023/11/25(Sat) 17時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 あ、でも、一人でもどうにかするので、大丈夫ですよ。
 ……逆境には強いんです。

[そう言うと、目を細めて、えへへって笑う。
本当に死ぬかもしれない事を思えば、
死ぬ気になれば、何でもできるのではないかと思って。**]

(170) doubt 2023/11/25(Sat) 17時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[一人でも大丈夫、と笑んだのだけれど。
近付いた距離、真剣な顔>>175に、ぱちりと瞬いて。
それから、脳内にあった疑問の、答えを貰う。]

 ……付き人。

[続く説明を、頷きながら聞いて。
出来る事があるなら>>177というのには、眉が下がって、少し俯きがちになってしまう。]

 私は、何もできなかったのに……。

[ぽつって呟いたけれど、顔を上げて。]

 ……分かりました。
 この御恩は、一生懸命、お仕事でお返しします。
 頑張ります!

[できれば、お仕事以外でも。
私も、亜綺羅さんに、何かできるといいといいな。
そう思いながら、小さく握り拳を作って、笑んで。頷いた。**]

(181) doubt 2023/11/25(Sat) 18時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[求人も出しづらい>>182には、小さく首を傾げたけれど。
一緒に帰ろう、と言ってもらうと、眉を下げて。]

 ――……はいっ。ありがとうございます。

[とても嬉しそうに目を細めて笑んで、頷いた。]

(188) doubt 2023/11/25(Sat) 22時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[それから、行きたいとこ、やりたい事>>183を問われると、少し考える間の後。]

 ……亜綺羅さん。

 亜綺羅さん、亜綺羅さん、亜綺羅さん。

 ……これから、お仕事の時も、他の方が居る時も、
 本名は呼ばない方が良いのかなって思って。
 ここを出たらあまり呼べなくなると思ったので、
 今の内に、沢山呼んでおきました。

[そう言って、笑う。

役者になってからどこにも出してなくて、初めて教えた>>3:232と聞いた本名。
島を出たら、仕事の時は勿論、みんなの前では呼ばない方が良いのかなと思って。] 

(189) doubt 2023/11/25(Sat) 22時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 あと、私、るくあちゃんと遊びたいなって。
 この場所を、ちゃんと、
 心から楽しんでから、帰りたいなって思います。

 ……亜綺羅さんは?

[亜綺羅さんは行きたい所、やりたい事あるかなって、問いを返した。*]

(190) doubt 2023/11/25(Sat) 22時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[本名を知っている人も、キラさんと呼ぶ>>195と聞くと、やはりそうした方が良いかと思ったけれど。
なんかいい、と言うので、嬉しそうに目を細めて。

最後の一個、飴色の金星ドーナツを口に含む。
表面がキャラメリゼしてあって、中にカスタードが入っていて。
とても甘くて、顔が綻んだ。]

 分かりました。

[2人の時はアキラさんで、というのには、こくりと頷いた。]

(201) doubt 2023/11/26(Sun) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[行きたいところ、やりたい事の問いに、少しの間の後、返ってきた言葉は>>197。]

 全部!?
 今から、乗れますか!?

[目を丸くしたけれど。]

 ……分かりました。行きましょう!

[そう言って笑うと、残りの紅茶を飲んで、立ち上がって。]

 ……夜のゴンドラも、楽しみです。

[メリーゴーランドの方へ歩きながら、そんな事を言うと、
昼間とは大分違うのだろうか、と、想像しながら、楽しそうに笑んた。*]

(202) doubt 2023/11/26(Sun) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― メリーゴーランド/銀河の海賊 ―

[メリーゴーランドに着くと、どれにします?って問いながら、今回も私は、るくあちゃんをイメージする流れ星を選んだ。
手を貸してくれたので、ありがとうございます、って言いながら乗ると、亜綺羅さんはすぐ近くの白馬を選んでいて。]

 ……亜綺羅さんも、王子様です。

[先程、卯木さんも白馬を選んでいた事を思い出して>>3:164、呟くと、ふふっと笑う。]

[メリーゴーランドが動き始めると、こちらへ手を振っている>>206事に気付いて。
視線を向けたら、写真を撮られた様で、ぱちりと瞬き。
私もアポロを操作すると、亜綺羅さんをぱちりと撮る。]

(221) doubt 2023/11/26(Sun) 12時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……あっ。

[そうして、撮った後に、気付いた。
私は『亜綺羅さん』を撮りたかったのだけれど、役者さんなのだから、撮ったらダメだったかなって。
でも、キャンディさんとも撮っていたし。
私、付き人になるのなら、ここを出たら、一応関係者?になるのかな?
それなら、大丈夫、かな?とも思って。]

 ……これ、消さなくても、いいですか?

[少ししょぼんとした顔で、一応、確認はしておいた。]

(222) doubt 2023/11/26(Sun) 12時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[それから、ゆったりと何週かして。
亜綺羅さんの表情を眺めていると。>>209]

 ……そっか。
 そうですね。緩やかで優しい、夢の世界。

 ……役者さんの舞台も、こういうものでしょうか。
 眩しいライトの下、
 観客の方を、非日常の世界に連れて行って、
 楽しませて、夢を与えてあげる。

[その夢の世界で、亜綺羅さんは、別の誰かを演じている。]

[私の事を問われるのには、少し眉を下げて。]

 私は……。どれかな。
 ずっと感情が動かない様に、生きてきたので。

[正直に言ってしまうと、まだあまり分からないのだと。
少し困った様に、笑った。]

(223) doubt 2023/11/26(Sun) 12時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[それから、何週しただろうか、その後。
降りる時、ふたたび手を貸してもらうと、ふふっと笑って。]

 ……ありがとうございます。王子様?
 私には、恐れ多い様な気もしますけど。

[流れ星少女が王子様の手を取らせてもらうのは、恐れ多い様な気がして、そんな風に冗談めかして言ったけれど。]

 …………。

[その手は、離される事は無くて。ぱちぱちと瞬いて。]

[手を繋いだまま、メリーゴーランドを出た後、ぽつりと。]

 ……舞台から降りた、他の誰でもない亜綺羅さんは、
 私が見てますね。

[舞台で誰かを演じるキラさんも、亜綺羅さんの一部だけれど。
観客の居ない、現実の亜綺羅さんは、私が見てるって。
小さく呟いた。]

(224) doubt 2023/11/26(Sun) 12時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 休憩所 ―

[メリーゴーランドの後、ゴンドラに向かっていると、途中、休憩スペースを通りがかる。
そこには、自動販売機と一緒に、園内限定のカプセルトイ
が並んでいた。>>0:131]

 あ、これ、やってみませんか?
 思い出に、何か持って帰りたいかも。

[そう言うと、沢山並ぶ筐体を順番に見て、私は、惑星に顔の刺繍がしてある、ふわふわのマスコットキーチェーンを選んで回した。]

[コロン。と、カプセルが落ちてきて。
出てきたのは、地球の模様で。>>-503]

 ……地球。

[にっこり笑顔の地球さんには申し訳ないけれど、
片方の頬が少し膨らんで、もう一回挑戦。]

(225) doubt 2023/11/26(Sun) 12時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……火星。

[にっこり(ryの火星さんには(ry。
もう片方の頬も少し膨らんでしまって。]

 ……シークレットなんて、出ませんよね。残念。

[るくあちゃんのお星さま、欲しかったなって内心に。
2回で我慢しました。*]

(226) doubt 2023/11/26(Sun) 12時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 回想:メリーゴーランド/銀河の海賊 ―

 さっき、卯木さんと一緒に乗った時、
 卯木さんも白馬に乗っていたので。

[『も』の理由は、そう返答をして。
いくらでも撮っていい>>244、と言ってもらうと、目を細めて笑んで頷いた。]

[それから、好きな乗り物の話>>245には。]

 ――……そうですね。
 ここに来てから、久しぶりに心が動いてしまって、
 驚いたり、戸惑ったりしてました。

 ……主に、亜綺羅さんのせいで。

[せい、と言いながら、咎める口調ではなくて。
冗談めかして、ふふっと、笑って。]

(255) doubt 2023/11/26(Sun) 15時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[お姫様>>246には、私では役者不足だな、なんて思ってしまうけれど。
少し頬を染めて、笑んで。]

[メリーゴーランドを出た後。
亜綺羅さんが、私の手を握ったままくるっと回ると、私の身体も引っ張られたので、目を丸くしたまま一回転して。
バランスを崩して、空いている方の片手で手をついたのは、亜綺羅さんの胸元辺りだっただろうか。]

[頭一つ分高い顔を見つめる様に、顔を持ち上げると。]

 本当に空っぽなら、これから沢山詰められますね?

[なんて、笑う。
空っぽなのは、自身でそれを望んでいるからか、そうではないのか。
もしも後者ならば、
これから、楽しいもの、素敵なもの、沢山詰めていかれたらいいのではないかと思って。*]

(258) doubt 2023/11/26(Sun) 15時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[出してあげよう>>259というのに、小さく頷いて、場所を替わる。
軽く握り拳になっている手には少し力がこもって、内心で応援しながら、見ていたけれど。]

[ガーン!!!]

[数の暴力に、屈する事は無く。
いつしか、亜綺羅さんの腕の中は、にこにこ笑顔の惑星達で一杯になっていて。
それらをモナリザに回収してもらうのを見つめて。]

 ……こんなに、出ない物なんですね。

 ……あはは。亜綺羅さん、惑星だらけ。

[全部持って帰る、というのに笑って。
私も最後にもう一度やってみたら、太陽が出たので、赤いもじゃもじゃのそれを鞄に付けた。*]

(265) doubt 2023/11/26(Sun) 16時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― ゴンドラ/ミルキィウェイ ―

[鞄に付けた、赤いもじゃもじゃの太陽を揺らしながら歩いていくと、やがてゴンドラに辿り着く。

ゴンドラに乗り込み、動き出すと、水面は無数の星の光で淡く煌いて。
あたかも、銀河の川をゴンドラで渡っている様。]

 ……とても綺麗。
 ……それに、風が、気持ち良いですね。

[緩やかな風に髪を靡かせ、瞼を閉じて。
そしてまた、緩やかに開くと。]

 さっきの、好きなアトラクションの話ですけど。

 ……私はまだ、こういう、
 みんなの世界から切り離された、
 音の無い、暗闇の中の方が落ち着く様な気がします。

[そう言いながらも、今傍にある暗闇は、きらきらと淡い煌めきを孕んでいて。]

(269) doubt 2023/11/26(Sun) 16時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……私が聞いた、るくあちゃんの最後の言葉は、
 「幸せになってね」だったんですけど。

 私の幸せって、何かなって考えて。
 ここでるくあちゃんと眠るのも、幸せかなって思って。

 でも。私は貴方に、犯人について問われる度に、
 どうなっても構わないから怖くない、
 って言いましたけど。
 あれは、少し、嘘でした。

 私は、ここに来てから、やっぱり少し、
 死にたくないって思ってしまって。
 その事に、気付かない様にしていて。

 だから、私にとっての幸せは、
 死ぬ事ではなくて、楽しい事なんだと思いました。
 ……少なくとも、今は。

[この先、私にとっての幸せというものが、変わる事もあるかもしれないけれど。]

(270) doubt 2023/11/26(Sun) 16時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――……だから、ありがとう。亜綺羅さん。
 私も、楽しかったですよ。

[メッセージ>>-355を貰った時は返せなかったそれを、少し遅れて、言葉で返して。]

 これからも、よろしくお願いします。

[そう言って、目を細めて笑んだ。*]

(271) doubt 2023/11/26(Sun) 16時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……本当に、また一緒に来られて、良かったです。

[完全な、別離のつもりだった。>>3:275
亜綺羅さんは、死を覚悟していた。
それなのに、今、こうして一緒にこの景色を眺められるのは、奇跡みたいな事に思える。]

[それから、亜綺羅さんの言葉>>289を、頷きながら聞いて。
石の跳ねる水面、暗闇の銀河に、波紋が広がるのを眺め。]

 ……そうなんですね。
 それなら、私は、亜綺羅さんのお仕事、
 一生懸命サポートしますね。

[一生懸命頑張るとは、先程も言ったけれど、改めてそう言って。]

 ……ありがとうございます。
 私も、亜綺羅さんが楽しそうだと、嬉しい。

[微笑む亜綺羅さんに、こちらも微笑みを返した。]

(294) doubt 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[そうして、しばらく銀河の船旅を楽しんで。
発着所に着くと。]

 お付き合いいただいて、ありがとうございました。

 ……今日は、ここまでにします?
 それとも、オールナイト?

[乗り物を全部制覇すると言っていたけれど。
この島を出られるのが明日なら、オールナイトで乗らないと無理だろうか。
それとも、今日はホテルへ戻って、続きはまた明日?
そんな事を考えながらも。

次のアトラクションへ行くのでも、ホテルへ戻るのだとしても。
昼間に一緒に乗った時とは違って、この後も、二人並んで次の場所へと移動した事でしょう。*]

(297) doubt 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 観覧車 ―

[ゴンドラを降りる時は、また手を貸してもらって。>>305
観覧車に乗って、残りは明日、というのには頷いた。]
 
 分かりました。そうしましょう。

[そう言って笑むと、ライトアップされた園内を並んで歩く。
観覧車に乗り込むと、外の夜景を眺めて。]

 ――……綺麗。

[観覧車に乗るのは三回目だけれど、初めて、心から感嘆の声を漏らす。]

[眼下には、遊園地の、楽し気にキラキラ煌めくネオンサイン。
るくあちゃんが来たかった場所で、今は、眠る場所。

ポケットから、るくあちゃんの星型の石を取り出すと、膝の上に置いて。
観覧車の一番高い所に到達すると、瞼を閉じる亜綺羅さんに倣って、私も瞼を閉じた。]

(313) doubt 2023/11/26(Sun) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……るくあちゃんと私の思い出話なら、いつでも。

 ……背景まで、となると、
 聞かなければ良かったと思う様な、
 気持ち悪い話だと思うので。

 ……でも、それも、いつでもお話しますよ。
 ……亜綺羅さんになら。

[そう言って、小さく笑んで。
観覧車を降りたら、ホテルまでの道を、色々話をしながら歩いた。

通りがかった休憩所で、最後の一回と決めて、もう一度カプセルトイに挑戦してしまったりもしたけれど。*]

(314) doubt 2023/11/26(Sun) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 私も、話してもらえる事は、何でも聞きたいです。

[そうして、ホテルへの帰り道。
最後の一回と決めて挑戦したカプセルトイは、火星が出てきて、しょんぼりしたけれど。
亜綺羅さんは木星で、二人で笑って。]

 ……お揃い沢山。
 ……そう考えると、嬉しいですね。

[そうして繋がれた手には、小さくびくっと反応してしまう。
頬が熱くなってしまって。
明日の話をしてるのに、ちょっと、話に集中できなくて。
私、何か、変だ。*]

(324) doubt 2023/11/27(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ホテルの部屋に戻ると、
地球、火星2つ、太陽の4つのマスコットを枕元に並べて、目を細めて笑む。

ストラップで首にかけていたアポロを外すと、灰羅さんから返信>>-384が届いていた事に気付いて。
ぽちぽちと返信をした。]

(325) doubt 2023/11/27(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[灰羅さんと、また会う約束をしたから、
メッセージでは、今後の所在も告げておいた。]

[それから、シャワーを浴びて、布団に寝転ぶと、
枕元のにこにこもこもこ惑星達を見て、目を細めて笑む。
けれどもまた少し、頬が熱を持ったりもして。
そんな事をしながら、やがて眠りについた。**]

(326) doubt 2023/11/27(Mon) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 帰還後 ―

[救援の船で帰還した後は、亜綺羅さんを迎えにきた車に一緒に乗せてもらって、移動した。
やがて車は、マンションの前で止まって、そこで降りて。>>318]

 ……私も一緒に、は、ダメなのは分かってます。
 ……分かりました。待ってますね。

[傍に居たいけど、それができないのは分かっているから。
叱られてくると言う、亜綺羅さんの手を取ると、ぎゅうって握ってから離した。
そうして、車が見えなくなるまで見送る顔は、とても心配そうな顔になってしまっただろうけれど。] 
 
[お帰りなさい、を言えたのは、それから数時間後の事だった。>>321
亜綺羅さんの表情をじっと見つめるのは、見送った時と同じ、心配そうな顔で。]

(332) doubt 2023/11/27(Mon) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[その後、亜綺羅さんが、自首する事はなくて。
それは私を預かったせいもあるのだろうかと、内心で思う。

自分のせいだから、というだけではないけれど。
これから先、亜綺羅さんが、辛かったり、自責したり、思い悩む事があるなら。
話を聞きたいし、傍に居たいし、できる事は何でもしたいけれど。
――……私に、何ができるだろう。**]

(333) doubt 2023/11/27(Mon) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 真夜中/ホテルで ―

[この島へ来て、たった2日間の間に、本当に色々な事があった。
殆ど動かなくなっていたはずの感情が、せわしなく動いて。
これからの人生が変わってしまう様な事まで。

ベッドに横になって、にこにこ惑星達を眺めながら、
これまでの事を思い起こしていると、アポロが着信を告げて。>>-656]

(398) doubt 2023/11/27(Mon) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[返信をした後、そんな事を書いた自分に、驚いてしまって。
涙が零れて、頬を伝った。]

[また明日、なんて、翌日が来る事を信じられることと。
明日が来る事を、楽しみだと思っていた自分に、驚いて。]

[誰かに、おやすみ、って言ったのも、いつ以来だっただろう。]

(399) doubt 2023/11/27(Mon) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[亜綺羅さんに返信をした後、間もなく、灰羅さんからも返信>>-677が届いて。
付き人については、亜綺羅さんからも連絡がきたというのには、目を丸くしたけれど。]

(400) doubt 2023/11/27(Mon) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 翌朝/遊園地 ―

[朝、目を覚まして身支度をすると、今日は朝ごはん?朝草?にサラダを食べておいた。
この後遊ぶのだから、何か食べておいた方が良いと思って。]

[それから、亜綺羅さんと待ち合わせて、残りの乗り物を制覇していく。
2回目の『宇宙遊泳』は、やっぱり、1回目よりも素直に目を丸くしたり声が出たり、笑ったり。
亜綺羅さんの反応は、女の子みたいで、ちょっと可愛くて、それにも笑ってしまう。

貸衣装館『星の夢』では、亜綺羅さんに合わせて、和服に黄色い羽根が付いた服を借りて、一緒に写真を撮る。
私、名前の通り、ひよこみたいだなって思った。

『惑星パーティー』は、結構激しい動きをする上に、亜綺羅さんがぐるぐる回すものだから、目を丸くしてきゃーきゃー言ったり、笑ったり。]

(401) doubt 2023/11/28(Tue) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[『宇宙病棟』は、人体実験というのが自分の過去と重なって、既視感もあったけど。
怖がらせるために作られたお化け屋敷というものは違うし、でも、自分と重ねてしまう所もあって。
ぎゅっと握ってくれる手を、ぎゅって握り返して、空いている方の手は、亜綺羅さんの腕を掴んで。
くっつきながら移動して、びく!って何度も身体を跳ねさせていた。]

[そうして最後に、休憩所へ行くと。
無料なのに大人の財力っぽい掛け声の亜綺羅さんに笑いながら、もう一度、カプセルトイにチャレンジするのを見守る。]

[やっぱり、昨日と同じ惑星達が沢山出てきて。
シークレット、入ってないのでは、って笑っていたのだけれど。]

 ……えぇぇえ!!
 や、やった!!すごいです!

[思いもかけずシークレットが出たので驚いて、目を丸くしていると、その星を差し出してくれて。]

 えっ……!?
 あ、ありがとうございます……。

[るくあちゃんのお星様で、亜綺羅さんが出してくれた、大事なそれを両の掌で受け取ると、ちょっぴり涙目で、ふにゃって、嬉しそうに笑んだ。]

(402) doubt 2023/11/28(Tue) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[それから私も、最後に、って10回挑戦してみる。
結果は、土星、海王星、天王星、地球、太陽、金星、金星、土星、火星……。]

 ……わ!私も出ました!
 それでは、これは、亜綺羅さんに。
 
 ……星、とても嬉しかったんですけど。
 やっぱり、星も、お揃いが良かったから。

[だから私も、頑張ってみたのだと。嬉しそうに笑った。*]

(403) doubt 2023/11/28(Tue) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[私が出した星を、嬉しそうに受け取ってくれたので>>407、嬉しそうに笑んで。]

 ……じ、実は。
 私、まだ水星と木星が出てないんです。

[全部お揃い、には、そう言ったら、水星と木星をくれたので、それで全部お揃いになった。
色々うまく行きそう>>408というのには、頷いて。]

 ……はいっ。うまく行きます。きっと。
 
[そう言って、笑んだけれど。
ありがとう、と言うのには、むしろこちらの方がありがとうなので、小さく首を傾げて。
灰羅さんが言っていたという言葉には、胸がとても暖かくなって、嬉しくて。
続く言葉には。]

(412) doubt 2023/11/28(Tue) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――…………。

[すぐに言葉が出てこなくて、頬が赤くなって、ぱちりと瞬いたけれど。]

 ……私も。
 だから私も、頑張りますね。

[少し赤い頬のまま、笑んで。
そうして二人、お揃いの星を付けて、休憩所を後にした。*]

(413) doubt 2023/11/28(Tue) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 帰還後 ―

[島を出た翌日から、私は、付き人さん用のマンションに住まわせてもらうようになった。
亜綺羅さんは、自宅が別にあるみたいだから、こちらにはあまり来ないのだろうと思っていたけれど。
頻繁に顔を見せてくれた>>410ので、嬉しかった。]

[お仕事は、麗さんに教えてもらって。
楽屋のお掃除、洗濯、アイロン掛け、お食事の用意……その他色々。
初めての事ばかりで、体力もあまり無かったけれど、何かを一生懸命頑張る事は新鮮で、楽しくて。]

[舞台の眩い照明の下、役を演じる亜綺羅さんは、とても綺麗だなと思った。]

 ――……そうなんですね。

[今でもつい、るくあちゃんの姿を探す>>411というのには、眉を下げて。
気持ちが不安定な時は、いつも、ぎゅって手を握って話を聞いていた。*]

(427) doubt 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― ある日の楽屋 ―

[その日は麗さんが熱を出してお休みされたので、私が化粧道具の手入れをさせてもらっていた。>>414
ごめんね、と言ってもらうと、ふるふる首を振って。]

 ……いいえ。全然。嬉しいですよ!

[一生懸命頑張る事も、亜綺羅さんをお手伝いできる事も、嬉しくて楽しいのだと、笑むけれど。
休まない?と、亜綺羅さんの隣の化粧椅子に促されると、そこに座って。
見つめられると、ぱちり、瞬いて。]

 ……え?

[近付く距離。頬に触れられて、ぱちぱち瞬く>>415。]

 ……それは、知ってますけど。
 ……はい。

[お化粧のプロなのは知っているけれど、プロの方にしてもらうなんて、恐れ多いのでは?と内心で思ってしまったりはしたけれど。
されるままに、任せて。言われた通り、目を瞑った。]

(428) doubt 2023/11/28(Tue) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[出来たという声と共に、鏡を差し出してくれたので、受け取って、鏡に映った自分を見ると。]

 ……何だか、私じゃないみたいです。
 すごい。ありがとうございます。

[そう言って、笑んで。
けれども、お化粧をしてくれて、美しいものが好きと言いながらも、素顔でいいと言われると。
何でだろう、好きじゃない方がいいのかな?なんて思って、小さく首を傾げたけれど。
他の人に見せたくない、という言うので>>418。]

 …………。

[ぱちぱち、っと瞬いて、小さく首を傾げた。]

 何ででしょう……。
 でも、それなら、誰にも見せません。

[見せたくない、の理由は分からないけれど、亜綺羅さんがそう思うなら、そうするだけなので。
笑んで、そう、宣言しておいた。*]

(429) doubt 2023/11/28(Tue) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― その後・とあるカフェ ―

[亜綺羅さんとカフェでランチを食べていると、ふいに、兎坂庵の事を問われて。>>430
ふるふる、と首を振った。]

 ……行きたくないです。
 亜綺羅さんと一緒じゃないなら。

[行きたいとは思っているけど、一緒にじゃないなら、行きたくない。
遠慮する様子は見せず、はっきりそう答えると、カラフルな星型のお砂糖が添えてある、紅茶を飲んで。]

[名を呼ばれる>>431と、紅茶の水面に落としていた視線を持ち上げて、見つめ返し。]

(437) doubt 2023/11/28(Tue) 05時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――……幸せですよ。

 とても幸せ、って、顔に書いてあるって、
 よく言われますけど。

[何も感じない様に、感情を抑えていて、無表情に近かったあの頃とは違って。
今は、分かり易い位、それが表情に現れている様で。
周りの人には、そんな風に言われてしまうのだけれど。]

(438) doubt 2023/11/28(Tue) 05時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[続く言葉>>433>>434は、口を挟まず、小さく頷きながら聞いていて。
楽しい、と言ってもらうと嬉しくて。
可愛い、と言ってもらうと、頬が熱を持ってしまったけれど。
帰ろう>>435、というのには、ぱちりと瞬いて。]

 あ、はいっ。

[頷いて、紅茶を飲み終えて席を立つと、手を取られて。]

 …………。

[そのまま、手を繋いで歩く。
自分の心臓が煩いので、繋いだ手から伝わるものも、どちらのものかは分からないけれど。
無言で歩く亜綺羅さん>>436に。]

 ……私が、亜綺羅さんを幸せにできるなら。
 亜綺羅さんの幸せになれるなら、嬉しいです。
 ……とても。

[先程は言いそびれてしまった言葉を落として、笑んだ。**]

(439) doubt 2023/11/28(Tue) 05時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[雑踏の中、人ごみをかき分ける様に、手を引かれて歩く。
どこへ向かっているんだろう、と思いながらも、問うことはしなかった。]

[歩きながら、ぽつぽつと、落ちてくる言葉>>451>>452に耳を傾けて。
そうしていると、いつの間にか、駅とは反対方向の公園に辿り着いた。

ひと気の少ない公園、木漏れ日の下を、緩やかな足取りで歩いて。
やがて、その足はぴたりと止まる。
手を握り直されて、向かい合わせになると、頭一つ分、顔を持ち上げて。
じっと見つめながら、続く言葉を聞いた。]

 ――……はい。
 その言葉を貰えた今が、私、とても幸せです。

[そう言って、赤い頬で、とても嬉しそうに目を細めて笑んだ。]

(464) doubt 2023/11/28(Tue) 13時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……あの、遊園地のゴンドラで、
 私の幸せは、楽しい事だと思うって、言いましたけど。
 それは、確かにそうで、
 忙しい毎日も、一生懸命頑張る事も、
 新しい事を勉強する事も、とても楽しいですけど。

 でも、その、揺れ動く感情の傍には、
 いつも亜綺羅さんが居て。
 私は、亜綺羅さんが居ると幸せなんだと思います。

 それに、亜綺羅さんが楽しそうだと、私も楽しい。
 亜綺羅さんが幸せだと、私も幸せな気持ちになる。

 ――……だから、私にとっての、一番の幸せは、
 亜綺羅さんを幸せにできる事なんだと思いました。
 
[だから私は今、とても幸せなのだ、と。]

(465) doubt 2023/11/28(Tue) 14時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 これからも、よろしくお願いします。

[そう言って、笑んだ。*]

(466) doubt 2023/11/28(Tue) 14時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[触れてもいい?>>467と問われると、頷いて。
どこかに触れるだけだと思っていたら、引き寄せられたので、目を丸くして。
亜綺羅さんの腕の中、撫でられる髪。
心臓が、とても煩い。]

 ――……え?

[先程の言葉は、プロポーズどころか、告白とも受け取っていなかったので、目を見開いてしまった。]

[私は実験の道具から、やっと人間になったばかりで。
亜綺羅さんと私の間にあるものも、人としての繋がりで、想いだと思っていて。
恋愛については、まだ、考えた事も無かったけれど。]

 …………。

[もう一度抱き締められると、身体全部が心臓になってしまったみたい。
おそるおそる、そっと、その背に腕を回してみて。

伝わる熱を、愛おしいって。
こうしている事もまた、幸せ、なのだと知って。]

(479) doubt 2023/11/28(Tue) 15時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……プロポーズ、とは、思ってませんでしたけど。
 ――……私も、亜綺羅さんの事が、好き。

[気付いていなかっただけで。
私の胸にある感情の名前は、『好き』だったのだと、知った。*]

(480) doubt 2023/11/28(Tue) 15時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[プロポーズ通じてなかったの?と言われると>>484
亜綺羅さんの腕の中、少し俯かせた頭で、小さく頷いた。]

 ……だって、亜綺羅さんが、
 そんな風に思ってくれてるなんて、思いもしなくて。

 ……私が、勉強します。

[粋な言い回しを理解せず、直球でないと分からないなんて、歌舞伎役者の付き人失格だと思う。]

[私の髪を、亜綺羅さんの指先が梳って。
耳やうなじに触れられると、その度、小さく身体が跳ねた。
頬に触れられて、上を向くように導かれると。]

(492) doubt 2023/11/28(Tue) 18時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ――……はい。嬉しいです。

[直球でくれた言葉に、今度はちゃんと意味を理解して、返事をして。
赤い頬で嬉しそうに笑んだら、唇が重ねられて。
繋ぎ方の変わった手には、また、心臓と、繋いだ手が跳ねた。

明日の命の心配をする必要がない、平穏な日々を手に入れられたと思ったのに。
今の私は別の意味で、死んでしまいそうだなって、思った。**]

(493) doubt 2023/11/28(Tue) 18時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― それから ―

[あの遊園地で、卯木さんとメリーゴーランドに乗った時、私は『いつか行かれたら』>>3:183と言ってしまったけれど。
亜綺羅さんと一緒にこの場所へ来る事ができて、嬉しく思う。]

[メニューを眺めていた亜綺羅さん>>510は、大福とほうじ茶を頼んで。
卯木さんがこちらを見たら、嬉しそうに目を細めて笑む。
そうして、亜綺羅さんとの話>>511が終わった後に。]

 ……私も、ここに来られて、
 また卯木さんに会えて、嬉しいです。

 るくあちゃんが一番好きだったメニューって、何ですか?
 それと同じ物を、お願いします。

[るくあちゃんがこのお店で一番好きだったメニューを私は
知らないので、そう言ったら、亜綺羅さんと同じになってしまったけれど。
大福の中身は、別だったかな?]

(519) doubt 2023/11/28(Tue) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[程なくして出てきた兎型の大福には、感嘆の声をあげて。]

 か、可愛い……!
 それに、とても美味しいです。
 
[隣に座る亜綺羅さんからも感嘆の声が上がり、一口食べる?と問われると、笑んで頷いて、私のも一口差し出して。

そうして、卯木さんと亜綺羅さんの話には、口は挟まずに。
るくあちゃんが眺めていたという中庭、窓の外に咲く花を、眺めていた。**]

(520) doubt 2023/11/28(Tue) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― ×年後/銀島 ―

[兎坂庵に行って、卯木さんと話をした時、今、銀島の権利書は卯木さんが持っていると聞いて>>498
るくあちゃんの命日のこの日、私は、卯木さんに頼んで、この島へ来た。
鞄には、あの日亜綺羅さんが出してくれた、お星さまのキーチェーンを付けて。]

[全部制覇しよ、って、亜綺羅さんと沢山乗ったアトラクション。
結局、制覇はできたっけ?

あの3日間の出来事を思い出しながら、アトラクションを一つ一つ巡ると、あの日の私が、そこに居る様に思える。]

[中央カフェに着くと、今は何も映らない、青い空を見上げて。]

 ――……るくあちゃん。

 私は、最後に会ったあの日、
 『私はいつも、るくあちゃんの幸せを願ってる』って、言って。
 るくあちゃんは、るくあちゃんの願う、
 幸せを叶えたのかもしれないけど。
 ……私は、やっぱり、貴女に生きていて欲しかった。

(526) doubt 2023/11/28(Tue) 22時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 音もない暗闇の中、八方塞がりに思えたとしても。
 その時は、一つの道しか、無い様に思えても。
 生きていたら、突然、光が射して、
 別の道が見える事もあるから。

 ――……私は、貴女と、もっと一緒に遊びたかった。
 貴女の笑顔が見たかった。

 私に初めて、
 『楽しい』を、『幸せ』を、『悲しい』を、
 『生きたい』という気持ちを、教えてくれたひと。

 貴女が死を選ぶ前に、
 何か力になれたれたら良かったのにって、
 一緒に、別の道を探せたら良かったのにって、
 そう、思ってしまうけど。

[そう言って、瞼を閉じると。また、緩く持ち上げて。]

(527) doubt 2023/11/28(Tue) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……そう思うのは、私が今、
 生きている事が、とても幸せだからなんだと思う。

 ありがとう。るくあちゃん。
 亜綺羅さんに、会わせてくれて。

(528) doubt 2023/11/28(Tue) 23時頃

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