人狼議事


10 冷たい校舎村9

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視点: 人


【人】 泥炭採り ユンカー

── チャイムの鳴る前:1F階段にて ──


  それは流石に分かるよ


[ 見れば分かる。>>1:640 ]


  確かにな、これは俺も、
  お手上げって状態だ


[ 尚、潔癖という訳ではないので、
 勧められれば隣へと座り腰を据えて話すだろう。

 それから、聞かれれば、>>1:641
 自分の持つ情報はすべて伝えていた。
 但し、炭蔵も理解できたとは言い難い為、
 上手く伝えられたかどうかは怪しい。 ]

(30) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そうして、
 鳩羽が少しずつ話し出す。>>1:642

 因みに、どういう経緯で悩み事などと
 そういう話になったかは炭蔵は知らないが、
 綿見から聞くのは良いのか、と思い浮かべつつ。 ]


  ── 親父さんと?


[ 噫、あの日聞けなかったことが聞けるのか。 ]
 

(31) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ あの日のように、
 ……いや、あの日以上に、
 炭蔵は鳩羽の話を真っ直ぐに聞いていた。
 良い友達と胸を張って言えるように。>>1:634

 父と息子の関係性。>>1:644>>1:645
 でも結局、根の部分で鳩羽は善人なのだと、
 炭蔵は聞いていて強く感じていた。

 視線は時折、宙を浮く腕章を見ていた。 ]
 

(32) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  いいや、こうして話して貰えて俺は嬉しい
  鳩羽にとって恥のない友人だと
  ちゃんと思って貰えているみたいでな


[ 鳩羽が立ち上がってさえしてなければ、
 隣に座っていたので腕章は、
 手のひらの上に静かに落ちた。 ]
 

(33) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  それで、親父さんとは
  この場合、仲直り……というのだろうか?
  許せなかったことに対しての、
  話し合いはちゃんとできたのか?


[ 今朝のことだ。
 母親がいないことを知ったのは。
 この話を聞いて、もっと早く知っていれば良かった。
 あの日のうちに、話を聞けたらよかった。
 そんな念が幾つも湧き上がりはする。 ]
 

(34) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それでも、さっき暮石と約束したばかりだ。>>1:597
 今、できることをしたいと思う。

 鳩羽がこのことを教えてくれたのには、
 意味があると炭蔵は信じたい。* ]
 

(35) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 午後8時50分 ──

[ 鳩羽と会話をして別れたあとは、
 空腹を満たしたり、トイレに行ったり、
 ああ、寝床の準備が必要ならば
 それも手伝うつもりだったが、
 ともかく今は、三階を散策していた。

 その時だったのだ。
 女の甲高い声が聞こえたのは。>>#2 ]


  ……なんだ、いまの


[ ポケットの中でカッターナイフの刃を、
 少しだけ覗かせるように動かした。 ]
 

(43) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 階下からだ。
 逸る気持ちを抑えるように、
 階段を一段一段踏みしめて降り、
 廊下は走らず、大股早歩き。

 どうにも歩きにくくて、ふと床を見れば
 足元のカッターナイフが増えている気がして、
 更には剥き出しの刃まで落ちている始末。
 危ないのはわかっている、片付けも必要だろう。

 しかし、それよりも。先に、と。
 音の出どころを探すように歩いていると、
 今にも泣き出しそうな顔をした
 向井の姿はあっただろうか。>>29 ]
 

(44) 2021/06/08(Tue) 01時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  向井、


[ ただ、名前を呼んで彼の無事を確認しようとした。 *]
 

(45) 2021/06/08(Tue) 01時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/08(Tue) 01時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:2F廊下 ──

[ まるで幼くなったみたいに言う。>>93
 怪我をしたんなら、泣きたくもなる。
 例え他人から見て、ささくれのように小さくたって
 痛いものは痛い、─── だから、
 こんな顔もしたくなる、のだろう

 しかし、本当にそれだけか? ]


  化膿したらマズイな
  ……保健室にでも行くか?


[ 息を飲む余裕すら忘れた向井に、
 前髪で顔を隠した炭蔵は言う。 ]
 

(115) 2021/06/08(Tue) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵の声は、決して震えたりしていない。>>95

 この人生の中、泣いたことがあるのは、
 この世に産まれ落ちた時、
 泣くこと以外に手段がないぐらい小さな頃、
 恐らくそれぐらいしか記憶がない。

 転んで足を擦りむいたって、
 突然大きな物音がしたからって、
 炭蔵は泣いたことはない、と思う。

 だから、これからも、
 頼まれても泣いたりはしないと
 今の炭蔵は思っている。 ]
 

(116) 2021/06/08(Tue) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、「はあ」というため息が聞こえた。
 それは目の前にいる向井から発せられるもので、
 訳のわからない幻聴などとは違う。

 幻聴と言えば、そう、声だ。>>96
 あれは幻聴とは確実に異なり、
 向井にも聞こえたものらしかった。 ]


  …… 騒がしいな、


[ 向井の視線が向けた方、
 3-9ではなく隣の3-10に同じように顔を向ける。

 何人も出入りしているのが見えただろう。 ]
 

(117) 2021/06/08(Tue) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……お前は、ひとまず保健室にでも行ってこい
  ひとりが怖いなら着いていってやってもいいぞ

[ 気になるのか、行きたくないのか。
 躊躇う姿にそう言葉を投げかけた。>>96 ]
 

(118) 2021/06/08(Tue) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そうこうしているうちに、
 黒沢の声が聞こえる。>>98
 これまで彼女が何をしていたのか知らないが、
 今後のことを見据えて寝泊まりできる場所を
 確保してくれていたと知れば、
 流石だな── と思っていたに違いない。 ]


  俺たちも、まだ此処に来たばかりで
  何もわかってはいない。
  どうやら、隣で何かあったらしい


[ 親指で隣のクラスを指し示した。
 そうして、向井と黒沢を交互に見て、 ]
 

(119) 2021/06/08(Tue) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  コイツを保健室に連れて行こうとしたところだが、
  黒沢は見てくるか?向こう


[ 身体の向きを変え、足の位置を変えるたびに、
 足元でガチャガチャと
 カッターナイフの擦れる音が鳴っていた。 **]
 

(120) 2021/06/08(Tue) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:2F廊下──

[ 首を振るだけの、それこそ子供のような向井に>>143
 やっぱり炭蔵は大丈夫だとは思えない。
 騒ぎ立てるつもりではなく、
 ただ本当に心配しているだけだ。

 もし大丈夫だと強がり続けるのなら、
 一度見せてみろと言ったりもする。 ]


  お前が大丈夫だと言っても、
  俺が大丈夫じゃない。


[ 淡々と、嗜めるような言葉を紡ぐ。 ]
 

(162) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 例えばこれが、
 泣き出しそうな顔じゃなくても、
 近頃の向井のように簡単に終わらそうとしていても、
 きっと保健室という案は変わらなかっただろう。

 黒沢と言葉を交わしている内に、>>122
 どうやら喋れるようになったらしい。>>146
 表情も先程よりも落ち着いている気がして
 炭蔵は少しだけホッとしていた。 ]


  ……黒沢も、足元には気を付けろ


[ 付き添いが大勢だと、
 向井は嫌がるだろうから、
 隣を確認するのは、つい黒沢に託してしまう。>>123 ]
 

(163) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ただ、足元についてを指摘しているにも関わらず
 彼女の長袖の下、例の癖を思い出して
 視線を左手首に向けてしまっていた。 ]
 

(164) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── →保健室へ ──

[ そんなに声を張らなくてもいいのに、>>148
 炭蔵は予防線を張ることを知らないで、
 ただ震えもなく話せるようになった事実に、
 安心していたのだったが。

 ほんの、ほーんの少しだけ大きいだけで、
 大差のない向井のやや上にある視線の先を、
 同じように見ていた。 ]


  ……あとで確認しないとな、


[ あの布の下には何が隠されているのだろう。
 いや、その前に布に染み渡る赤色が、
 炭蔵を妙な気分にさせる。 ]
 

(165) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  俺も九重に聞いたよ
  ただ、様子が少しおかしかったんだが
  ……大丈夫だろうか、
  

[ 全く同じ話を聞いていた。>>149

 まさか、その彼女が、
 あの布の下に眠るとは想定していないから。
 向井が会った時は大丈夫だったかとか、
 あとで探しに行かないととか、
 そう言ったことを考えていた。 ]
 

(166) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  かわいそう── か、
  この世界の主の思考は分からないが、
  俺たちの知っている文化祭じゃ
  カッターナイフも叫び声も、なかった

  これが大切に持ってきたい思い出だとしたら、
  メールの送り主は、
  俺たちとは違う世界を見てるのかもな


[ 望んだ通りの世界だったら、という仮定の上だ。
 しかし、─── ]
 

(167) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  もし、これが世界の主の想定と違うのなら、
  つらい思いをしているのかもな
  

[ かわいそう≠ニいう言葉を
 使いたくはなかった。

 炭蔵がその人よりも上の立場に居て、
 見下していると捉えられたくなかったからだ。
 人を見下せるような立場にいないのだ、炭蔵は。 ]
 

(168) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  なあ、俺はお前と、
  このクラスの誰よりも
  共に過ごしてきた自負がある

  けれど、あまり深い話はして来なかった
  必要ないと思っていたからだが、


[ 足取りが重くなる、炭蔵も同じだった。>>150 ]


  生きづらい、と思ったことはあるか?


[ 言葉を選ぼうとして、
 結局のところ直球になってしまう。
 まだ、オブラートは手に入れられそうにない。 **]
 

(169) 2021/06/08(Tue) 16時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:チャイムの鳴る前 ──

[ 胸を張る様子に、何故だか面白くなって>>99
 炭蔵は少しだけ声を出して笑った。

 鳩羽の思うところの炭蔵として、
 これまでも、これからも居られるだろうか?
 そうだと良い── と、炭蔵は思う。

 そして、笑いながら話すから、>>100
 鳩羽の感情がどこにあるか分からなくなる。 ]
 

(217) 2021/06/08(Tue) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  何があったのかは分からないが、
  鳩羽なりに答えを探してるのなら、
  誰も文句は言わないだろ


[ 向き合いたくない≠ニいう言葉が、>>100
 逃げてきた≠ニいう言葉が、>>101
 炭蔵に重く重く、伸し掛かる。

 今の炭蔵には、
 鳩羽に対して向き合えだとか、
 逃げるなだとか、そんな言葉を吐く権利はない。
 だから、安心してくれ。言わないから。

 現実逃避のただの夢なら、どんなに良いか。
 どれだけ非現実的であっても、
 誰かが死ぬより、ずっと良い。 ]
 

(218) 2021/06/08(Tue) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、託されたバトンに視線を落とす。>>102 ]


  そうだな、学校をサボりたいと思うことはない
  俺の義務であり、権利だから

  ただ、強いて言うなら、
  俺は何も悪くない≠ヘずなのに、
  到底理解ができなくて、
  先延ばしにしている問題はある


[ ポンと腕章を上に投げて自分でキャッチする。 ]
 

(219) 2021/06/08(Tue) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  これまで尊敬してた筈の父さんが
  信じられなくなって、
  今朝も顔を見ずに済んでホッとしてる


[ 無条件で信じていた、
 家族≠ニいう基盤がぐらついて
 炭蔵祐駕は、立っているのもやっとだった。 ]
 

(220) 2021/06/08(Tue) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  此れはまだ、世間一般には公開されていない
  しかし近日発売の週刊誌の一面を飾るだろう
  そう、タイトルはこんな風に─── ……

  『愛妻家・炭蔵一之進、秘書とお忍びデート!?』
 
 

(221) 2021/06/08(Tue) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  どうやら俺も思春期だったらしい


[ そして、少しはにかむように笑ってから、
 腕章を鳩羽の手へ、ぽいっと投げ返した。 *]
 

(222) 2021/06/08(Tue) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:2F廊下 ──

[ どうにか嗜めて歩き出せば、
 3-10から飛び出してきた鳩羽に、
 九重の所在を聞かれるが、>>79
 鳩羽と階段で話すより少し前に会ったのが最後、
 ─── と、伝えていただろう。 ]


  確かに、見て楽しいものではなさそうだ


[ 鳩羽から状況を聞けば、向井の言葉に相槌を。>>202
 単独行動は控えるように言うべきだったか。
 今更後悔しても、遅い。 ]
 

(266) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 精神世界の話をしたかった向井と、
 九重の話をする炭蔵はずれている。
 だけれど、会話はちゃんと成立してた。>>203 ]


  それじゃあ、メールの送り主は、
  今ごろ想定外の事態で困惑してる可能性もある訳か

  ああ、そもそも自分がそう≠セと
  気付いていない可能性もあるんだろうか?


[ 生きていることがつらい≠ニいうのは、
 暮石の言う自分が自分でいられなくなったのか
 それとも、また別の意図があるのだろうか? ]
 

(267) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 噫、そうだ。よく気付いたな。>>208
 炭蔵はどこかで自分以外の人間は、
 皆平等に助けるべき@ァ場の人間だろうと、
 心のどこかで見下していたのだろう。

 常に上にあるべきだと、
 父親に教えられてきたんだから。
 自分はそう≠ナあると思い込んできた。

 そんなわけ、ないのにな。 ]
 

(268) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵は、分かっていて聞いたのだろう。>>212
 ずっと対角線に生きてきて、
 ずっと思っていたことでもある。 ]


  どうだろう、
  その場になってみないと分からないが
  少なくとも同じ聞き方ではないだろうな


[ それでも至って真面目に問うた。

 自分から聞いたんだ。
 ちゃんと聞くに決まってる。 ]
 

(269) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 言葉にしてはいけないこと、
 認めたくないことが、
 この世の中には沢山あるらしい。>>213

 もっとずっと早く、
 気づけていたら良かったんだろうか?
 それとも、この行為は間違っている?
 俺は悪いことをしているのだろうか? ]


  先日まで向井は、
 ちゃんとできる≠謔、になったのかと思っていた
  それは、俺の思い違いだったんだな


[ 炭蔵の見てた世界では、
 向井はちゃんと周りに溶け込んでいた。
 その裏にある努力も、知らないで。
 羨んでいたなどと、口が裂けても言いたくない。 ]

(270) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  俺の見てる世界は、
  きっと向井の見えてる世界よりも、
  ずっと狭いかもしれないな

  音も光も情報も、次にすることも、
  どこでだれが困ってたって、
  五感の届く範囲のごく一部しか届いてない
  

[ 一度立ち止まって、両手を広げて見せる。 ]
 

(271) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  可能な限りの情報を得たいと思って
  細心の注意を払ってみたって、
  俺のこの手の届く範囲ぐらいで、
  背中を向けてしまえば何も分からない

  泣いたりすることはないが、
  そうだな── 悔しいと思うことは、ある。


[ 広げていた手を辞めて、
 ポケットの中のカッターナイフを弄りながら、
 再び歩き出す。

 もたもたと、でも着実に保健室へ近づいていた。 ]
 

(272) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  俺だって、疲れもするよ
  これまで疑いもせずにいた自分の行動が、
  本当に正しかったのかと悩むこともある


[ 炭蔵祐駕は、きっと君の期待通りの人間じゃない。
 父の教えと母の希望という器に合わせただけの
 ただの生きづらい人間のひとりだ。

 これで、求める答えになっただろうか?
 炭蔵は、それさえ判断がつかないでいる。 ]
 

(273) 2021/06/08(Tue) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  消毒は俺がしよう


[ 気づけば、保健室に辿り着いている。
 先生は勿論いない為、
 無許可で棚から消毒を漁り出す。

 ピンセットで綿球を摘んで、
 足を出せと言わんばかりに向井を見ていた。 **]
 

(274) 2021/06/08(Tue) 22時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/08(Tue) 22時半頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室へ ──
  
[ メールの送り主のあれそれ、
 仮説について話し合うのは悪くない。

 ひとつめの可能性には同意して、
 ふたつめの可能性には疑問を呈する。 ]


  何か伝えたいことがあるなら別だろうが、
  自覚してたとして、死のうとしてた奴が、
  自ら名乗り上げるかどうか……


[ せっかく文化祭仕様なのに、
 知ったらお通夜状態で楽しい思い出が
 塗り替えられてしまうような気がする。

 ああ、いや。現状もそう変わらないか。 ]
 

(359) 2021/06/09(Wed) 02時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ そして、可能性の話から、
 より具体的な俺たち≠フ話になった。

 まるで向井の中を踏み荒らすように、
 ひとつひとつ言葉を確かめていく。 ]


  ああ、まんまと向井にしてやられたよ
  役者でも目指せるんじゃないか?


[ 軽口を叩くようで、大真面目だ。>>300
 炭蔵にとっては、「思い違い」で助かっている。
 自分と同じだと思っていた向井が、
 浮いてない∞普通≠ノ混じっていたら、
 これまでの腐れ縁も潮時だったろう?

 ……噫、また見下してるって? ]
 

(360) 2021/06/09(Wed) 02時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 生きづらい中でも、
 努力をしている姿をずっと見てきたんだ。
 だから、向井は悪くない。
 ……それとも、ずっと辛かったのだろうか? ]


  なあ、完璧な人間≠チていると思うか?


[ ちゃんと≠ニは含みが違うかもしれないが、
 そういう風にできる人間のこと。>>301
 千里眼でも持っている人間のこと。>>302

 炭蔵祐駕は、そうなりたかった。 ]
 

(361) 2021/06/09(Wed) 02時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……隠してるわけじゃない、
  極力考えないようにしてるだけだ
  

[ 悔しさを露わにしたら、父親に躾られるし、
 疲れを見せたら、母親に詰られた。

 考えるから、上手くいかなくなる。
 だから炭蔵は、思考を簡略化したのだ。
 善悪をつけ、正しいと思われることのみ選択する。
 其処に感情を伴わなければ、
 悩むことも疲れることもほとんどなかった。 ]
 

(362) 2021/06/09(Wed) 02時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室 ──

[ 綺麗に洗われた足でよかった。>>304
 いや、臭くてもやるさ。ちゃんと。

 ピンセットでちょんちょんと消毒をする。
 いつも炭蔵の方が背は少しだけ低いが、
 しゃがんで俯いてるせいで、
 随分と上の方から言葉が降ってきた。>>305

 それは、さっきまでの話の続き。
 メールの送り主であり、世界の主のこと。 ]


  ……さあな。
  世界を創り出す可能性だけを考えるなら、
  ─── 否定は、しない。

 

(363) 2021/06/09(Wed) 02時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  逆に聞くが、もし、俺だったらどうする?


[ 向井の手から絆創膏を貰って
 消毒の終わった擦り傷の上に貼る。
 そして、絆創膏の上から傷を、ぺちんと叩く。 ]


  ─── はい、これで終わり!

  そういう向井こそ、
  生きづらくなって
  此処に逃げたくなったんじゃないのか?


[ 炭蔵は立ち上がり、
 今度は向井を見下ろす形になる。 ]
 

(364) 2021/06/09(Wed) 02時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 些細なことで落ち着かなくなる向井だ、
 逃げ出したくなって衝動的に……
 なんてこともあるだろう。

 想像できてしまうのだから、怖い。 **]
 

(365) 2021/06/09(Wed) 02時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 02時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:チャイムの鳴る前 ──

[ 向き合え、逃げるな。
 そんな言葉を紡いでしまったら、
 炭蔵は自分の行動と発言が不一致すぎて
 余計に行方が分からなくなってしまいそうだ。

 だから、否定も肯定もできない、
 ただそれだけのことだった。>>237

 それから、炭蔵の話を聞いていた鳩羽から、
 同意の言葉があった。>>239
 何となく同意したとか、そういうものじゃない
 仲間意識、みたいなものを感じた。 ]
 

(389) 2021/06/09(Wed) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ははっ、案外俺たち、
  似たもの同士だったのかもな


[ 繋ぎ合っていたバトンは、>>240
 元あるべき左腕に収まった。>>241
 誇り高き腕章は、鳩羽に良く似合っていた。

 でも、そうだなあ、
 これまでの自分が誇れるかどうか、
 それすら基盤があやふやになっている
 炭蔵にとってはどうにも怪しい。
 でも、これだけは言える。 ]
 

(390) 2021/06/09(Wed) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……俺もだ。

  俺は、悪くない
  だから、父のせいで死ぬのは勘弁だ


[ 本当は自分自身、胸を張って誇りたかった。 ]
 

  なあ、もしも俺より先に
  解決策を見つけることができたら、
  俺にも教えてくれよ


[ 互いの気持ちに寄り添い合うなんて、
 炭蔵にはこそばゆくてもどかしい。 ]
 

(391) 2021/06/09(Wed) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それでも、悪くはなかった。
 この気持ちとの折り合いがつかなくても、
 寄り添ってくれる君がいるなら、
 答え探しをもう少ししてみようと思えたんだ。

 それから、少し話して
 炭蔵は鳩羽と別れ三階へ向かう。>>43
 なあ、お前の頭の中だったら、
 こんな物騒な事件起こさないだろ?
 その言葉を炭蔵は信じている。>>241* ]
 

(392) 2021/06/09(Wed) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室へ ──

[ 因みに、炭蔵だったら?
 ─── 多分言うだろう。>>366
 その後を踏まえても、
 今朝の登校を促してしまったメールのように

 『文化祭を皆もう一度と楽しみたかったが、
  これは想定外だった。すまない』

 などと、謝罪するだろう。

 尤も炭蔵が死んで泣くような奴がいるとは、
 一切想定もしていなかったのもあるが。>>382

 ただ、向井が役者になってTVに出てるとこ
 見れないのは損をしたと思うだろう。>>367 ]
 

(412) 2021/06/09(Wed) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、それから、───
 向井がなりたいもの≠ヘ、>>378
 結局のところ分からず仕舞いだった。

 役者という夢は簡単に途絶えて>>368
 海のように深い思考があるとは露知らず、
 ただただ炭蔵もおんなじように笑っていた。

 この状況下で未来についてを
 軽口のように話していられるのって
 冷静に考えればすごいよな。 ]
 

(413) 2021/06/09(Wed) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 完璧な人間については、>>370
 炭蔵祐駕はそうありたかったから、
 そう見えていたのなら良かったと言う。

 誰かに期待されることも、
 枠付されることも全て、
 重荷に感じたことはない。
 だから、そこまで気遣う必要はないぞ。>>372 ]


  そう見えてて欲しかったから、
  向井にそう見えてたのなら良かった
  うまいだろ、取り繕うの


[ だから、胸を張ろう。得意げに。
 でも「嫌い」って言われるのは傷つくぞ。
 炭蔵もちゃんと人間なんだから。 ]
 

(414) 2021/06/09(Wed) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それに、だ。
 向井の存在を負担に思うこともない。
 発展途上の子どもを、
 右肩上がりに伸びる曲線を描く子どもを、
 自分の指標にしてたんだから。

 むしろ、居なかったら?
 炭蔵はどこに自分を据え置いてただろう。
 ちょっとくらい手のかかる方が、
 炭蔵祐駕にとっては非常にありがたい。 ]


  でも、偶には、
  休ませてもらっても許させるだろうか


[ 僅か5センチ上から、えらいえらいって、>>373
 向井にやられるとちょっとムカつくけどな。 ]
 

(415) 2021/06/09(Wed) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室 ──

[ だから、こうして世話を焼ける方が、
 炭蔵にとってはやはり有難い。>>381

 手当に集中している間は、
 向井の顔が見えなくて
 声や声音でしか判断できない。
 何を考えているのか分からなかったが、
 一瞬の間があっても顔はあげなかった。 ]
 

(416) 2021/06/09(Wed) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  そうか


[ 泣くと言われて、返した言葉。>>382
 涙の数だけ理由もあれば、
 価格競争がしたい訳でもない。
 向井にとっての想定外として
 組み込んでもらえるほどの存在なれてたなら、
 炭蔵祐駕にとっては、悪くないことだ。

 だから、この笑いは、
 ふざけてるように見えたからとか
 そう言うわけじゃあないぞ。 ]
 

(417) 2021/06/09(Wed) 12時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 但し、ゴールという言葉の意図が
 炭蔵は掴めないでいる。>>383 ]


  何だそれ、
  

[ 多分、水槽の中で目立って見えたのは、
 他より完成されていたからじゃない。
 動き方が普通の魚と違って、
 垂直に泳いでいたりとかそういうの。
 本当は、誇らしいと思いたかった、でも、思えない。

 だから、ゴールには相応しくない。]
 

(418) 2021/06/09(Wed) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 水でふやかしたような、
 結局はおんなじ内容の返事に思わず笑う>>385 ]
 

  ……向井がラクして生きる為にも、
  そう簡単には死ねなさそうだ
 

[ 自分がゴール足り得なくとも、
 新しい道を向井に示してからでないと。

 だなんて、やっぱり偉そうに思う。
 長年染み付いた感覚は、抜けそうにない。 ]
 

(419) 2021/06/09(Wed) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 手当を終えた後、>>386
 向井は唐突にあるアイテムを口にする。
 炭蔵が先程まで行儀悪く弄んでいたものだ。

 試してみる?なんて言われれば、>>387
 ポケットの中からそれを取り出して見せる。 ]


  向井なら、どう使う?


[ ── カチカチ、と音を立てて刃を見せる。

 炭蔵なら、どうだろうか?
 首筋に刃を立てて、喉をかっきる?
 お腹を刺すには、細すぎるだろうか
 ともなれば、…… ]
 

(420) 2021/06/09(Wed) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  手首、とかよくある話だよな


[ 出した刃を、左手首の皮膚に当てる。
 それだけでは、何も思い出しそうにない。
 軽く引けば、薄らと血が滲むだけだ。 ]


  …… そう簡単なことでもないか


[ 向井も試すか?
 なんてカッターナイフを揺らして見せる。

 促しておいてやらないって?
 まあ、当初の傷の手当という目的は果たしたのだ。
 上に行くのを止めはしない。 ]
 

(421) 2021/06/09(Wed) 13時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  今度はひとりで行けそうか?


[ なんて、揶揄うように言う。 ]


  俺は、少し片してから行くよ


[ 勝手に借りたものを出しっぱなしだ。
 使ったものは、元の場所に戻さなければ。
 それに新しい傷、作っちゃったしな。

 だから、向井が出ていくのなら後ろ姿を見送って、
 もう少しだけ、保健室に居残ることに決めた。 *]
 

(422) 2021/06/09(Wed) 13時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 13時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室へ ──

[ ほとんど動かない表情筋、>>428
 これじゃあ確かに役者にはなれなさそうだ。
 急に笑う回数増やしてしまうと、
 筋肉痛になりかねないし、
 向井の真似をするのは癪に触る。
 だから、丁重にお断りをしておこう。

 それと、助詞を間違えたんじゃない。
 ああいうときも′凾ないでくれよ ]
 

(460) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、先輩からのアドバイス。>>430 ]


  ……善処しよう


[ 定型的日本人の返答をする。
 炭蔵には本当に、そんな権利あるんだろうか?
 誰かに枠付されて出来上がった自分に。
 その枠を飛び越えたら、どうなるのか。

 炭蔵は、やはり少しだけ怖かった。

 だからと言って、向井を頼りたくはない。
 もう少しだけ、自分で考えてみるよ。
 忠告には感謝してるんだ。本当に。>>431 ]
 

(461) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室 ──

[ 炭蔵祐駕という男には、
 冗談というものは中々伝わらない。

 でも、そうだなあ、
 背負いたくて背負ってるんだ。
 向井のひとりぶんくらい、そんなに重たくない。 ]


  ああ、任せておけ
  ただし、見返りも欲しいところだな


[ でも、これは半分冗談、半分本気。
 ジュースの一本くらいは、
 奢ってもらってもいいだろう? ]
 

(462) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、
 冗談が通じないって知ってただろ?
 向井が驚いている様子に、>>435
 むしろ炭蔵の方が怪訝そうな顔をする。

 これまでつるんとして綺麗だった手首に
 向井のかかとにあるのとそっくりな
 横向きの線が一本刻まれている。
 でも、それだけだ。
 掴んでみたって、それ以上変わらない。
 向井に掴まれてるところの方が、
 よっぽど痛く感じるんだが。 ]
 

(463) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ようやく向井が口を開けば、
 炭蔵の問いへの回答が聞ける。>>438

 横じゃなくて、縦。
 実演して見せる向井の腕は綺麗なままで、
 刃の仕舞われたカッターナイフは、
 もう一度炭蔵の元へ返ってきていた。 ]


  ああ、俺も聞いたことがあるな
  深く突き刺せないんだったか


[ 受け取ったカッターナイフを見るが、
 流石にその実演までは行わない。
 ほら、向井が今度こそ
 泣き出しちゃうかもしれないしな。 ]
 

(464) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ だから、元あったポケットの中へと戻す。
 ちなみに、何でも入るポケットじゃない。
 今はカッターナイフとハンカチ、
 スマホくらいだ。 ]


  片手で十分できる範囲だ


[ 息をふっと吐くように笑って、
 その気のない言葉に必要ないと首を振る。

 怒ってるんだか、拗ねてるんだか、
 絆創膏が曲がってしまったら、
 真っ直ぐになるまで枚数を使わせてもらおう。

 保健の先生には、向井のせいってことに
 しておくから安心してくれ。 ]
 

(465) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ああ。足元にはくれぐれも気をつけて


[ 出て行く向井へ右手を上げて応えた。
 向井の左手首と同じ、
 傷一つない肌が覗くだけだった。 *]
 

(466) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:保健室 ──

[ それから、炭蔵は自分で自分の手当をする。
 片手で消毒をして、上から絆創膏を貼る。
 向井の期待を裏切って、
 形は崩れることはなく、真横に綺麗に貼られている。

 左手を握っては開いてを繰り返すが、
 指先が痺れる様子もなければ、
 動かしにくいなどもない。

 ただ、ちょっと傷があるだけで、
 何にも問題ないことを確認していた。 ]
 

(467) 2021/06/09(Wed) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  そういえば、九重は何と言ってただろうか
  この世界からの脱出方法については──


[ 彼女は見つかっただろうか?

 幾ら自分に家に帰りたくない理由があろうとも、
 他のクラスメイトたちのことが心配だ。
 まだ完全な夜更けまでには時間がある。

 そう思い、保健室から外へ出ていった。 *]
 

(468) 2021/06/09(Wed) 18時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 18時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 回想:誇りのキャッチボール ──

[ お互いの悩みなんて、もう関係なかった。>>423
 炭蔵も鳩羽も、悪くない。>>424
 そう、自分のしたことは悪くない。

 こんな作られたばっかのロボットみたいな
 炭蔵でも信頼してくれる人がいる。
 それは喜ばしいことで、─── 当然だ。
 だって、正しいはずの父が作ったんだから。 ]


  なあ 何が正しくて何が正しくないんだろう
  俺はやっぱり、答えが見つからない


[ 任せられたら?>>425>>426
 炭蔵は間違いなく、背負う。 ]
 

(507) 2021/06/09(Wed) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 人任せにされたって、
 向井と鳩羽のふたりぶんくらい、
 炭蔵にとっては負担でもなんでもない。 ]


  ああ、任せておけ
  答えが出次第、鳩羽に伝えるよ


[ 例えば、父が正しいなら、祐駕も正しい。
 父が正しくないなら、祐駕も正しくない?

 この時はまだ、
 プログラミングされた思考の中にいた。
 でも、ほんの少し生じたバグに気付けたのは、
 間違いなくこの会話あったからこそだった。

     結論を急ぐ必要はないと思っていた、
     それが、チャイムが鳴る前のことだった。* ]

(508) 2021/06/09(Wed) 20時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/09(Wed) 20時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:3-10へ ──

[ 左手首の絆創膏を隠しもしない儘、
 自分たちの教室のひとつ、隣。

 3-10の教室を訪れていた。
 廊下や、この教室に誰か居ただろうか。
 挨拶もそこそこに、真っ直ぐと中央へ。

 2mの手の届く距離の配慮だったのだろうか。
 「グロ注意」と書かれた張り紙を>>234
 炭蔵は決して無視したわけじゃない。 ]


  ───……っ、


[ 自分の目で見たものでないと、
 信用できない性格が仇になる。 ]
 

(515) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 配慮でかけてあったのだろう、
 カーテンの下を覗けば、
 首元の裂けた人間── じゃない人形だ。

 あまりにもリアルで、
 辺りに広がる赤いものも偽物だと思いたかったが、
 この鼻に付くにおいが本物だと物語る。 ]


  悪趣味な、


[ まるで九重にそっくりな人形だった。
 臭いを遮るように鼻を摘み、眉間に皺を寄せる。
 そうして、誰もがそうしたであろう。

 人形の頭につられて、天井を見ていた。 ]
 

(516) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ どこかのクラスのお化け屋敷にあった、
 装飾をまるでもぎ取ってきたような、
 そんな景色が広がっている。

 不気味、としか形容できなかった。 ]
 

(517) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ところで、九重は見つかったんだろうか?

 ───…… もし、もしも、
 九重がこの世界の主だったんなら?
 この世界でも改めて、死んだってことだろうか?

 なあ、教えてくれ。
 それともまだ、この校舎の何処かにいるのか?
 死人に口なしとは、このことだろうか。 ]


  きっと今頃、鳩羽が見つけてくれてるか


[ 軽くため息を吐いて、炭蔵は布を掛け直した。 *]
 

(518) 2021/06/09(Wed) 20時半頃

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