31 私を■したあなたたちへ
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綺羅さんが思う通り、 私は、『役者さん』に興味はありません。 派手に着飾る事も。見た目?も。
四肢も、眼も鼻も口も正常に機能して、 爪も皮膚も傷ついてなければ、 それ以外を望む事は無いです。 他は、よく分からないし、興味も無い。 ……あ、でも、見た目というのか分からないけど。 笑顔を見ると嬉しくなるとか、そういうのはありますよ。
あと、私は、幼い事頃から、 自分がいつ死ぬか、殺されるか分からない毎日だったから、 誰が犯人でも、怖くないんです。
[そう言って、一度、瞼を閉じて。また持ち上げると。]
(206) 2023/11/22(Wed) 04時半頃
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でも、綺羅さんは、ひとつ間違えてます。 ……私が貴方に、興味が無いっていうところ。 ……今は、そうじゃなかったって、気付いてますか?
綺羅さんは、 知り会ったばかりなのに不思議って言いましたけど。 見知らぬ人が走ってきたら、背中に庇ってくれて。>>0:179 乗り物に乗る時に、いつも手を差し出してくれて。 初めての乗り物に一緒に乗って、笑い合って。 甘いお菓子を、分け合って食べて。 心配って言葉も、初めて言われました。
(207) 2023/11/22(Wed) 04時半頃
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……犯人だって知って、怖いとは思いませんでした。 でも、貴方が困ったり、辛かったりするなら、 今度は私が、手を差し出そうって。 私に手を伸ばしてくれるなら、 その手を取りたいと思ったから。 だから、貴方の事、一生懸命知ろうとしたんです。
……だから、悲しかった。
……だから、そこで、おしまいにしました。
[そう言うと、また、緩く瞼を閉じて。 話の続きを聞いていた。**]
(208) 2023/11/22(Wed) 04時半頃
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――ホテル・311号室
[中村と別れ、ホテルのベッドに倒れ込む。 別段眠くはない。 白い壁に目を向けていたものの、 不鮮明で取り留めない思考のただ中にあった。 目立たない彩度で配慮された壁の模様を>>2;24 認識することもままならず。]
…………。
[いつ連絡先を交換したか覚えてない、と 中村は言っていた。 いつ妹に会ったか覚えてない己と。黒須は? 彼にも何からの影響を及ぼしているのだろうか。]
(209) 2023/11/22(Wed) 11時頃
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お前は、それを知っていたのか?
[さすがに何もかもとはいかないだろうが。 人の意志を操って望みを叶えられる力を。
気付いたとき、どう思っただろう。 喜んだ? それとも。]
――――死にたかった?
[目を閉じて、深い溜息を吐いた。**]
(210) 2023/11/22(Wed) 11時頃
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――夕方/観覧車――
ついに頭から爪先までキャンディのフル装備が整うと、暮れ始めた空を背景に廻るゴンドラに再度乗り込んだ。
「そういえば、今夜ってパレードがあるんだっけ? ここからでも見えるかな。
……るくあと一緒に見れたら、楽しかっただろうな。」
(211) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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「キミに好きになって貰いたくて、 キミに見つけて貰うために、 色々頑張るついでに配信者なんて始めちゃったけどさ。
どんなに奇抜で目立つ格好で 『ここにいる!!』って叫んだって、 珍しいイキモノを見る目で動画を楽しむ人たちは、 本当の僕を見てないし、知りたくもないだろうね。
るくあも、同じだったのかな。 本当に欲しいのは、信者の崇拝じゃない。 でも、僕のこともずっと"そっち側"だと疑ってただろう。 或いは、"そっち側"になっちゃうかも、って不安だった?」
先程は面接官灰羅が座っていた向いのシートに、中学生の頃のるくあを座らせる。あの頃、遊園地のデートに無邪気に夢を膨らませていたのも、砂上の楼閣だったのだろうか。 『自分は酔ってない』と喚く酔っ払いのようなもの。自分は正気だ、一目惚れだと言ったところで、狂気じみたこの妄執が本当は何なのか、自分でも分からないのに。
(212) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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エアるくあに話しかけながら、カメラはもう回さない。彼女は遊園地で親しい人が楽しんでくれるのを、開園の暁には大勢の観光客で賑わうのを、望んだかも知れないけれど。ここが彼女の墓標なら、誰に紹介してやる気もない、独り占めしたい。るくあを知らない"その他大勢"の連中に、無粋に踏み荒らされたくない。ずっとずっと側に居て、誰にも邪魔をされずに二人きり。
「犯人でも誰でも、人死にが出たら、 遊園地は閉鎖されるかな。 逆に警察とかマスコミとか押し寄せてくるかな。」
ままならない、と物憂げに溜息を吐いて、夕焼けの茜色した窓に映る自分を見た。誰も一見では黒須ワと思わないだろう、プロ顔負けのメイクと変装。悪目立ちして個を主張する、全身蛍光ビビットカラー。
「この恰好見たら、キミは何て言ったかな。 るくあが好きなもので全身粧えば、 今度こそ好きになってくれる……? それでもやっぱり、キラ様や坂理には敵わなさそうだけど。」
(213) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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『 あなたは、何も知らない 』
それが、黒須ワに向けられた最後の言葉。
目の前が真っ暗になったけど、知れば再び彼氏の座に返り咲けるのかと、ポジティブに曲解してるくあの"見守り"を開始した。世間一般にはストーキングと呼ばれる行為。 手始めに彼女の好きなものを調査した。星が好き、歌舞伎が好き、ほうじ茶が好き、流行には興味なさそうに見えたのに、ある時急に同年代に人気のCDを漁り出したのは、一過性のブームだったのかな? るくあと交流がある者なら誰でも知ってそうな情報でも、積み重ねれば何かが起こる気がしてた。
(214) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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「ごめんね、るくあ。 僕はあの時も、今も、 やっぱりキミのことが分からない。
――知れば、何か変わっていたの? 今更知っても、キミは生き返ったりしないのに?」
ゴンドラが最高度にさしかかる。黄昏の空の果て、水平線に沈みゆく太陽が、波間をキラキラと黄金色に輝かせている。
(215) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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「……違うな、知りたくないんだ。 キミは知って欲しかったんだろうけど。
表面的な情報で組み立てた 虚像に恋してる方が楽だから。
真実を知るのが怖い。
だから、ごめん。 あの日、キミは確かに僕を見つけてくれたのに。 僕は本当のるくあを見つけられそうにないよ。」
彼女の髪で編まれた腕輪を撫でて、ごめんと心で繰り返す。 それから、窓枠に手をかけ、えいやと一気に開け放った。途端に、一陣の風がゴンドラ内に吹き込んでくる。髪先が、大振りのピアスが、衣装の裾が、びゅうびゅうバタバタうるさいほどにはためいて。
(216) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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「園内にお花屋さんはなかったから、 キミのお墓に手向ける花はコレにするね。
……そういえば、るくあの好きな花は知らない。 だから、コレだけは僕の好みなのかも。
るくあと、るくあに纏るもの以外、 僕自身の好きなものとか何もない、 薄っぺらで空っぽな人間だけど。」
ウィッグの髪を束ねるコームには、デフォルメされた向日葵が咲いている。引き抜いて、ぽいっと窓から放り投げた。園内のどこに落ちたかも、目で追わず。
「向日葵の花言葉は、『あなただけを見つめる』だよ。
……太陽の方を、ずっと、ずっと、 追い駆けて"見守って"る花だ。」
ゴンドラが地に着くまで窓を開けたまま、風が頬を撫でるに任せ、甘やかな感傷に*浸っていた。*
(217) 2023/11/22(Wed) 11時半頃
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── 現在:天の川ロード前休憩所 ──
[ 海透と別れた後、 テーマパーク内をぶらぶらと歩いていた卯木は、 どこかで誰かと会えば、 話し込むこともあったかもしれないが、
日が暮れた後、卯木は 天の川ロード前の休憩所で一休みしていた。 ]
(218) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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おや、始まりましたかね。
[ 賑やか音楽が耳に入り、 卯木はそちらへと目線を送る。 どうやらエレクトリカルパレードが始まったようだ。
トランペットや手巻きオルガン、大太鼓、 モナリザ自身から発せられる楽器の音、 他にも様々な楽器を奏でているかもしれないが、 たくさんの音が混ざりあい、 とても楽し気な音楽を奏でている。 ]
(219) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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[ 視界に飛び込むのは、 ライトアップされたモナリザと移動式装置の発する なんともカラフルな光。 露草色に勿忘草、唐紅に薔薇色、蒲公英色に 藤黄、浅緑に若草色、 その他にもたくさんの色が辺りを照らしながら、
その光源の中で、たくさんのモナリザが こちらに向かって手を振ったり、 実に楽し気に踊ったりしている。 モナリザの踊りは、 どうやったらこんな動きができるのだろうと 疑問に思うくらい複雑で激しい。 ]
(220) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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[ その動きがなんとも面白くて、 閑散とした日暮れ後のテーマパーク内という なんとも寂しいシチュエーションの中で、卯木は笑う。 そこがどんな場所であっても、 諦めずに必死に藻掻いていたら、 いつかは幸せになれるような、そんな気がして。 ]
(221) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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[ それから、賑やかな音楽が一変して、 ハンドベルの厳かな音が、静寂な夜を支配した。
移動式装置の上では、 たくさんのモナリザが静かに立っていて、 輪になった8人のモナリザの中心に ぽつんと座り込むモナリザが1人。
それから8人のモナリザは各々、 中心のモナリザに手を差し伸べたり くっつこうとしたり、 あるいは遠くから手を振ったり ファイティングポーズのように腕を曲げていたり、 ただ、静かに見守っていたり。 ]
(222) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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[ 中心のモナリザは近づいてきたモナリザに 一度は手を伸ばそうとするけれど、 躊躇うように引っ込めて、 遠くにいるモナリザには手を伸ばしてみたが、 そちらは手が届かないようだ。
それからまた、8体のモナリザは 俯いて座る中心のモナリザを囲んで、手をつなぐと 今度はかごめかごめのようにぐるぐると回り出す。 そして、いつの間にか中心のモナリザは、 誰かの手を取ったようで、 モナリザは9人揃って手をつなぎ、 2、3周くるりと回った後、1列に並ぶ。
そのタイミングで、周囲の空気が 賑やかさを取り戻したように、 先ほどと同様の楽し気な音楽が辺りを灯し、 9人のモナリザがペコリと頭を下げた。 ]
(223) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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[ ──ああ、この子は幸せになれたんだな。
去っていく移動式装置を眺めながら、 卯木は嬉しくなって、また笑う。
今はただの仮初の夢の時間。 現実はどう転ぶか分からないけれど、 せめて夢の中では ハッピーエンドに浸れそうで良かった、と。 ]**
(224) 2023/11/22(Wed) 12時頃
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──夜・観覧車──
[ずっと黙って聴いていた雛子が、話し始めた。 今度はキラが黙って耳を傾ける。 四肢が正常に機能していれば、などという言い回しは、普通の?年頃の女の子っぽくないな、と考えつつ。いつ死ぬか殺されるか分からない毎日だった、という過去にも疑問はあるけど、特に問う事はしなかった。 ひとつ間違えてた、という項目には最初きょとんとしたけど。腑に落ちた。]
そっか…… 雛子ちゃんが差し出してくれた手を、あのとき僕は取ろうとしなかった。だから悲しくさせちゃったんだね。ごめん。
(225) 2023/11/22(Wed) 13時頃
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[これから話すことは雛子の手を取る事にならないかもしれないけど……とは心の中だけで。順を追って、口を開き始める。]
僕は歌舞伎役者で。るくあちゃんは、僕が顔と名前を憶えるくらいには熱心なファンでいてくれて……、今年の初めだったかな。行きつけのブックカフェで偶然会ったんだ。
[そのブックカフェで、連絡先を交換したけど、その流れを思い出せないこと。 しばらく一方通行のLINEを貰っていたけど、ある日、”しにたい”という一文を見て思わず返事してしまったこと。
それから………。]
(226) 2023/11/22(Wed) 13時頃
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[話が毒薬を渡したことまで及ぶと、最後に、卯木と話した内容へ。 それから──、知り合いである雛子に話すのは少し躊躇もあったが、必要な情報なので、灰羅とるくあに血の繋がりが無いという話も。]
僕は、自分の意志で彼女に毒を渡したと思っていたけど、卯木さんや灰羅さんの話を聞いていると自信がなくなってきた。 でも、それはむしろ、もうどうでもいいんだ。 るくあちゃんにどんな能力があろうと。僕が彼女を死に至らしめた。そこの事実は揺るがないんだから。
[少し長い話になってしまった。ゴンドラは下降を始めている。 ふぅ……とひとつため息をついて、続けた。]
(227) 2023/11/22(Wed) 13時半頃
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最初は、ここを脱出したら自首するつもりだったよ。そうすることで、ここに取り残されたみんなも解放してもらえるだろうし。 ただ、雛子ちゃんだけは脱出の時に一緒に連れて行きたいなって……。最初はその話をするつもりで、メッセージを送ったんだけど。 今は、気が変わっていて、
灰羅さんに、みんなに、 僕が犯人だと伝えようと思ってる。
そのうえで殺されても、もういいかなって。
[ゴンドラが下降するにつれて、エレクトリカルパレードの音楽が近付いて来た。カラフルな光と楽し気な音楽は、閑散としたこの遊園地ではかえって物悲しい。]
(228) 2023/11/22(Wed) 13時半頃
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僕は両親に自分のことを知って欲しかったんだけど…。でも、それでどうなるわけでもないんだ。僕の気が済むだけ。 もう大人だから。育て直してもらうわけでもないし。 僕はもう、何もやり直せない。
でも、灰羅さんは、今大事なところに居ると思う。 ──今は、彼が招待者なのだろうと確信してるけど。
僕に復讐することで彼が何かをやり直せるのなら、やり直させてあげたい。
[ここまで話して、”……でも僕がこう考えたことは誰にも内緒だよ?”、と人差し指を口に当てた。]
(229) 2023/11/22(Wed) 13時半頃
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――夕方:ホテル
[気が付くと日が暮れていた。 ベッドから起き上がり身支度を整えると、 アポロで一通メッセージを送る。
ホテルの廊下にはピンクのリボンピンと>>2:57 胸部にマニキュアで深紅のハートマークが 塗られたモナリザが移動していた。>>2:266 呼び止めて、片手に収まる程度の小包を渡す。]
このゲストに届けて欲しい。 おっと、扱いは丁重にな。
[ホテルのロボットはいつもより少ない。 パレードに駆り出されているためだ。 遠くから鳴り響く音楽。そろそろ開始の時間だ。]
(230) 2023/11/22(Wed) 14時頃
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[青年が受け取ったかどうかは兎も角。 小包には「適当に処分してくれ」と付箋の貼られた 爆発物の起爆装置らしきものと、 赤い×印でマーキングされたマップデータ。 それに、島の権利書が同梱されていた。*]
(231) 2023/11/22(Wed) 14時頃
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[ゴンドラが地上に近付いて、エレクトリカルパレードがよく見える。 ライトアップされたたくさんのモナリザはとてもカラフルだ。 歌舞伎でいわゆるお練り、と呼ばれるパレードをした事はあるけど、こんな幻想的なパレードを見るのは初めてだった。色とりどりの灯かりに照らされて笑顔が漏れる。]
遊園地は初めて来たけど、僕ここが好きだな…。
[そろそろ降りるタイミングだったので、雛子の手を取ろうと差し出して。]
そうだ。 僕の本名は歌川亜綺羅って言うんだ。 だから綺羅って呼んでもらって問題ないんだけどね。
本当の本名、役者になってからはどこにも出してなくて。初めて教えたよ。 それじゃあ、僕は行くね。
[ゴンドラから降りると、繋いだ手を離した。]**
(232) 2023/11/22(Wed) 14時頃
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[ホテルを出て、 ロボットの楽隊が奏でる賑やかな音楽をBGMに、 ぶらり歩く。 >>186 中村が想像した通り、己を形作る基盤は 心許ないものとなっていた。 今となってはそんなものがあったかさえ、 判らない。
パレードの明かりが作り出す、 色とりどりの華やかな光を通して、 記憶の中のるくあの像が揺れている。]
片を付けないとなァ。
[独り言ちて、幸せそうな音の波に 背を向けた。**]
(233) 2023/11/22(Wed) 14時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/22(Wed) 14時頃
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[それから、ほどなくして
早い方がいいだろうと、アポロに文字を打ち込み始めた。]
(234) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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――夜/ホテル――
園内スピーカーから大音量でパレードの曲が流れてだす(>>219)。アップテンポの明るい曲調、心踊る軽快なメロディとリズムは、単純な繰り返しですぐに観客も巻き込めるように計算されている。合奏に時折ピコピコ電子音が混ざるのが、モナリザたちの動きと絶妙にマッチして、整然と進むパレードを盛り上げていた。 そんな華やかな行列を逆行して、並行二輪車はホテルの方に向かっていた。一瞬目を奪われはするけど、観客も疎らなパレードは、どこか虚ろで寒々しい。闇夜にクッキリ浮かび上がるようにライティングされたギャラクシーランドの、なるべく暗い箇所を偲び行く。
(235) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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