10 冷たい校舎村9
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[わたしがどうしたのって聞いても、 乃絵ちゃん>>640は理由を教えてくれなかったかも。 今日はお昼も別々みたい。 わたしは乃絵ちゃんにメッセージを送る。]
『いつでも話聞くからね。』
[乃絵ちゃんはもう自分だけで抱え込んだりしない。 そう思ってるから、 わたしは呑気に購買のクリームパンを頬張った。]*
(755) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 13時頃
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— 帰り道・鳩羽くんと —
[鳩羽くん>>696をわたしがあげたココアがあたためて、 わたしの頬をわたしの手があたためる。
冷たい風に硬直した全身が緩んで、 足りない時間を少しでも埋めたかったわたしの口が わたしの内緒話を鳩羽くん>>698に零してしまう。]
鳩羽くんも?
[鳩羽くんのお父さん、ご両親といえば、 わたしとっては鳩羽くんの幸せを阻む存在。>>0:558 でも鳩羽くんの表情はほんの少しだけど笑っていて、 わたしはホンモノを確かめるように覗き込む。]
(763) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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わたし、お父さんと言い合うの初めてだったかも。 お父さん優しくて、気の弱いところもあるからさ。
でも、嬉しかったなぁ。はっきり言ってもらえるの。
[最終的にわたしが一発かましちゃったんだけど。 お互いの思っていることを全部吐き出したら、 なんかちょっとすっきりしたなって。 わたしは鳩羽くんに告げる。]
(764) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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だからね、これはわたしが選んだ運命。 実は……、
[鳩羽くん>>700が確かめるように聞くから、 わたしは鳩羽くんを手招く。 この前も頭撫でさせてくれたでしょ。 今回のわたしは頭に手を伸ばすんじゃなくて、 耳元に口を寄せようとしてるんだけど。
わたしの願いは叶うかな。 どちらにせよ、わたしも背伸びで距離を詰めて、 悪戯を打ち明ける子どもみたいにわくわくと話をする。]
代わりにね、キーボード、買うの。
[これまでは部屋いっぱいにピアノが詰まってたけど、 今度からはもっと快適になるよ。 それこそ、ピアノを聴いてくれる誰かを招いても ゆっくりしてもらえるくらいにね。]
(765) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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音も消せるから便利なんだよ。 わたしの貯金で買う、わたしのもの。 いつかちゃんとしたピアノも買えたらいいけど、 今はこれでいいの。少し休憩。
やりたいこともいっぱいできたしね。 だから、寂しい気持ちもきっと、大丈夫。
[たとえば放課後、友達とどこかにでかけたり。 クレープも焦がさず焼けるようになりたいな。 帰宅部の先があるのなら次は何部になるんだろう。 自分の自転車で駄菓子屋に行くのもいい。
わたしはわたしの夢と、 これまでと違う向き合い方をしようと思う。
自販機には見慣れたラインナップ。>>700 わたしは日常の前で鳩羽くんに笑いかける。 昔みたいにへらへらじゃない、ホンモノの顔で。]
(766) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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[鳩羽くんが教えてくれた大学は わたしの大学より少し先にあるみたい。>>701 それでも会える距離なら、全然遠くないよ。
わたしは寂しくても大丈夫って言った。>>766 でも鳩羽くんは寂しくないよって言ってくれた。>>702 ……覚えてる? わたし、鳩羽くんに会えないのは寂しいんだよ。>>219
だから両手で隠れたわたしの顔は嬉しさが溢れちゃって、 まだ続きがあるんだなって思えたら心が弾んじゃって、]
うん、もちろ……ん?
[だから。 鳩羽くん>>704に返事をしたわたしの声も 語尾に疑問符がついちゃった。]
(767) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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[わたし、今でもヤキモチって感覚はあんまりない。
たとえば、綿見さんの手作りチョコ。>>528 よかったねぇって思ったし>>579、 むしろチョコいいなぁって思ったくらい。
今、どうしてこんなことを考えたかって言ったら、 鳩羽くん>>704がくれた「わたしだけ」>>747を 嬉しいなって思うわたしに気づいたから。
他の人にも言うのかもしれないけど、 今ここには鳩羽くんとわたししかいないから それは知らない。知らなくていいや。]
(768) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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[大事なのは、正しさでも善悪でもない。 わたしがどう感じたか、だから。
そんな風に思ったら、 さっきの反応>>605も名前を呼ぶ時の笑顔>>603も たくさんのことが芋づる式に特別へ塗り変わるようで。 わたしは鳩羽くん>>705の動揺を察する 余裕もないくらい、混乱していた。]
(770) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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[だから視界が暗くなってようやく、異変に気づく。 咄嗟に受け取ったココア、 目の前にはいつか顔を埋めたダッフルコート。>>706 これがあたたかくて大きいこと、わたしは知ってる。]
え、なに、……わっ!
[わたしが状況を把握しきる前に、 鳩羽くんはわたしの頭をぐしゃぐしゃにした。 髪に紛れていた耳に手が触れると、 わたし以外の感触に肩が跳ねる。
止めようにもわたしの手はココアで塞がっていて、 されるがまま、いろいろなものを乱されていく。]
(772) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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[鳩羽くん>>707の手がわたしの耳を覆うと、 わたしの世界から音がなくなる。>>709 唯一、わたしの心臓だけが息をしていた。
——何か>>-813囁かれたような気がする。]
(774) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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[鳩羽くんが離れると、 わたしの耳の中へ周囲の音が一気に飛び込んでくる。
わたし、眼鏡いらないくらい目がいいんだよ。 へらへら笑って、顔が赤くて。鳩羽くんの顔が見えた。
でもね、目より耳の方がもっといいの。>>1:597 そんなわたしの耳の中、もう塞がれてないはずなのに 心臓がさ、煩いんだよねぇ。
もうひとつ付け加えると 少しの衝撃で転びそうになったり>>0:106>>3:587、 10円玉もまともに投げられなかったり>>3:64、 わたし、運動神経はあんまりよくない方。
取り残された飲みかけのココアを抱えて、 元運動部のダッシュ>>710に追いつけるとは思えない。]
(775) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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れんくん!!!
[だからわたし、鳩羽くんの名前を大きな声で呼んだ。 冷気に触れた喉がピリピリする。
まだ行かないで。ここにいて。 駅への分かれ道、呼び止める以上の声は出せなくて、 わたしは長くない足で鳩羽くんへ近づこうとする。]
……ちょっと、待ってね……。
[もし、もしもわたしが鳩羽くんに追いつけたなら、 手を伸ばして鳩羽くんの手を取ろうとする。
また追いていかれることがないように。 耳を塞がれてしまわないように。
わたしは混乱の只中にいて、中の中の頭じゃ 正直まだ何ひとつ理解が追いついていないんだけど、]
(776) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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……はぁ、あの……ぜんぶ、 全部は、聞こえなかった……から、
——さっきの。もう一回、言って。
[きっとわたしはそんなわがままを言ってしまうから、 内緒にしたいならどうか、立ち止まらず逃げてね。]*
(777) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 14時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
Pumpkin 2021/06/20(Sun) 15時半頃
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— 昼下がりのバレンタイン —
[クリームパンが半分なくなったかというところ、 乃絵ちゃんから来た返信>>794でわたしは理由を知る。]
『どこにいるの?』
[絵文字も顔文字もないシンプルな一文。 でも乃絵ちゃんなら>>640、 わたしが食べに行こうとしてるって分かるんじゃない?]
ほうじ茶でいいかなぁ。
[わたしと乃絵ちゃんの分で二本。 もし既に協力者>>752がいたなら、 わたしの分の一本はその人に渡そうとするつもり。 大丈夫。わたしにはクリームパンが半分残ってる。]
(811) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 17時頃
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[みんながいるなら、いつか>>0:1601みたいに クリームパンが置いてきぼりになることもないね。
わたしは緩む口元を誤魔化すように、 乃絵ちゃんの返事を待たず歩き出した。]*
(812) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 17時頃
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[世界が止まった瞬間、 わたしの目に映ったのは茜でも白を染める紅でもなく、 あなたのまとう、ただひとつの色だけだった。]
(822) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 18時半頃
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— 放課後・れんくんと —
[左手には忘れ物のココア、右手は鳩羽くん>>801の左手。 わたしの両手は乱れた頭を整える暇がなくて、 唯一自由な鳩羽くんの右手がわたしの髪を梳く。 指が通るようになっても、わたしの心は絡まったまま。
夜の教室、鳩羽くんの机から数度目の温度。 もう覚えたはずのそれがやけに熱く感じる。 耳に鳩羽くんの指が当たってようやく気づいた。 冷え切っていたそこは、夕焼けいらずで紅く染まる。
わたしは目を閉じることもできず、鳩羽くんを見ていた。
なんでそんな顔して笑うの。 なんでこんなに心臓が煩いの。
いつもと少し違う表情が、 生きていることとは違う音が、 新しいわたしの世界を侵食していく。]
(823) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 18時半頃
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[わたし>>765とは違い、手招きなんて必要ない内緒話。
それでもわたしは自分から鳩羽くんに近づきたくて、 丸まる背>>802に合わせて踵を持ち上げた。]
(824) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 18時半頃
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[引っ張った芋づるがいきなり底まで抜けて真っ逆さま。
世界で一番好きなものがどんな価値を持つかなんて、 わたしは生まれた時から知ってる。 like≠ニlove≠フ違いよりずっと簡単なこと。
伝わったよ。でも首は傾げず伸ばしてた。>>803 だから戻す途中で傾けて、掠めた頬に熱を移そうとする。
なにか、伝わった?]
(825) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃
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[ようやく茜色が戻ってきたわたしの世界。 覆われていたのは一瞬のことなのに、わたし、 一人のことしか見ていなかったんだなって気づく。
「また明日」って鳩羽くん>>804が笑った。 でもわたしの指はまだ鳩羽くんの右手を捕らえたまま。]
……こんど、さ。 わたしがチョコレート作ってきたら、
食べて、くれる?
[出逢ったばかりの感情はわたしを千々に乱して、 この感情をまだ上手く言葉にできない。
だから、明日の先の話をしよう。 だってわたし”たち”に寂しさは訪れない。
今度は大袈裟なんて言わないから、 また一番って言って、笑ってくれる?>>605]
(826) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃
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[なんてことない今日≠、特別にしてみせるから。]
(827) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃
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[わたしは鳩羽くんの手を解いた。 空いた右手を振って、今度こそ笑って見送るつもり。]
……。
[今日≠終えたわたしの手元には忘れ物のココア。 内側に線が引かれて、それより下に水面がある。 わたしは両手に抱えたカップをそっと傾けた。]
あま。
[ぬるい甘さが喉を撫で、身体の奥まで落ちていく。 ホットレモン>>0:559と比べたらとびきり甘い。 あとは一人の帰り道。 カップが空になるまで、わたしは手を離さなかった。]*
(828) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃
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— それから —
[その日の夜、わたしは乃絵ちゃんにメッセージを送る。
ペンギンのスタンプ>>819の下に並ぶのは、 わたしも一緒に作るから、 今日のチョコ、リベンジしない? って内容。
本文には書かなかったけど、 そのついででも話を聞いてほしいな。 “何か”>>790に気づいちゃったから、さ。]*
(829) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 19時頃
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— 中庭のベンチ —
[乃絵ちゃん>>819が寒いよって言ったから、 中庭にやって来たわたしはコート姿だった。 協力者>>816が既に一口いただいていたなら、 わたしはその表情にあったか〜いほうじ茶を差し出す。 ウェットティッシュもあるよ。 バレンタインのプレゼントにしては味けない2セット。]
さっき言ってくれればよかったのに。
[わたしはもう一本のほうじ茶を乃絵ちゃんに渡してから 手のひらを上に向ける。 たとえ乗ったものが物体Xだとしても、 チョコレートの味がしなかったとしても>>640、 わたしは黙々と食べた。さすがに笑顔では無理だった。 クリームパンとの相性は89(0..100)x1%ってところかな。]
(853) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃
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[えっ。クリームパンと合う……。
そこからのわたしは、 クリームパンがある限り無敵だったと思う。 残り半分しかなかったから、 わたしの活躍は星の輝きみたいに一瞬だったけど。]
(854) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃
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[向井くん>>817が集合をかけるのはいつだったかな。 昼休みなら、鳩羽くん>>832や炭蔵くんもいたかも。
その場合、わたしのチョコはまだ鞄の中。>>580 時折鳩羽くん様子を見ていたかもしれないけれど、 一人になるタイミングはなかったと思うから わたしはすぐにチョコとの対決に戻った。]
うーん……今度簡単なの作ってみる? 乗っけるだけのやつとか。
[わたしの乃絵ちゃんに対するコメントはそんな感じ。 だから、リベンジの予定はあったかもしれないよ。>>839 元々は約束未満の話だったかもしれないけど。]
(855) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃
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[進捗はどうだったろう。 それでもわたしはノルマを達成して手を合わせる。]
ごちそうさま。 来年はわたしも作ってみようかな。
[なんて。 わたしたちのこれからは一生分あるものだから、 乃絵ちゃんに声をかけて笑う。
動き出した校舎の冷たい中庭。 次はどこで食べることになるかな。 その時、誰と一緒にいられるだろう。
永遠がないこと、一生が特別なことを知ってるから、 わたしは賑やかな光景を忘れないよう みんなを視界に入れ、瞬きでシャッターを切った。]*
(856) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時頃
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[わたしが送ったメッセージ、 乃絵ちゃん>>840の返答はいつものペンギンのスタンプ。 これ、かわいいよね。 グループチャットに登場する度に見ちゃう。>>0:29
乃絵ちゃん本人を模したような動作に、 わたしはお昼のこと>>862を思い出していた。 だから返答はスタンプひとつ。 オコジョがうん。って頷いているやつ。
具体的な連絡をわたしがするのは、 それから更に数日後のことだ。]
(864) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時半頃
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[ 日 時:わたしと乃絵ちゃんの予定が合う休日 場 所:たぶんわたしの家 講 師:茉奈ちゃん(メール) 材 料:茉奈ちゃん先生とレシピの指示に従う レシピ:工程と作業ができるだけ少ないもの 約 束:焦らない・謝らない・諦めない 計量をきちんとする・レシピ通りに作る アレンジを絶対しない
篩がなかったから、あったら持って来てね。 ]
(865) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 22時半頃
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— 後日:チョコレート・リベンジ! —
[材料、OK。レシピ、OK。エプロンはお母さんのもの。 篩はどうかな。ない場合はザルで代用するしかなくなる。 わたしたちは台所の前に一緒に立っていた。]
簡単なレシピに教えてもらったからね。 ゆっくり、しっかり、がんばろう。
[物体Xが何を作ろうとしていたか、聞いていたかな。 そうじゃなくても大事なこと。 「無理をしない」を約束に付け足す。]
(866) Pumpkin 2021/06/20(Sun) 23時頃
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