27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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>>104
ふむ。 キミは神はみなに安らぎを与える存在と思っている。 それでいいか?
[彼の話をすべて聞いてから、 静か語りはじめる]
まず、神の意向など、オレも知らん。 でも、想像してるのか?と言われると、 想像したところで、それが思うようにいくとは限らん。 慈悲といいながら試練なのかもしれん。
いずれにせよ、 魂の伴にオレに命じた、ということだけが事実だ。
(116) 2023/07/31(Mon) 21時頃
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>>105
こんな世界なければよかった、とは、 思うものはたくさんいるからなぁ。 それにオレがやるせないのと神の意向は関係ない。
世界は慈悲深い、はオレもわからんな。
[と、結局はふわっとした話をしつつ]
それより、キミは世界の脇役とは? 少なくとも、オレからはキミは実に正しく生きている気がするがね。
一般的な幸せの光景が 本当にそのものにとって幸せなのだとは限らない。
むしろ、不幸にもみえるが、それは一側面からしかみてない。
(117) 2023/07/31(Mon) 21時頃
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実際、キミは人のために何かをするのが好きなようだ。 それは、十分に、幸いなことだ。**
(118) 2023/07/31(Mon) 21時頃
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どうだろうな、近いなら……
[「今度一緒に祝うか。」 言いかけてやめた言葉ほど残酷なものは無い。 その今度が来るかどうかが分からないのだ。]
………もっと、そういう話をしておけばよかったな。
[誰かが見ているこの心残りの中で、自分の心残りが増えていく。 捲られていくアルバムに散りばめられた日常。 続くのだと思っていたこの平穏な日々は、例え自分が生きていたとしても もう二度と同じように繰り返されることは無い。]
誰の林檎が砕けたんだろうな。
[エントランスにひとつ、砕けて腐った林檎の主は──]
(119) 2023/07/31(Mon) 21時半頃
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誰の方がいいとか、回谷ならいいとかじゃない。 自分は、自分が生きる事より お前たちが生きてる方を望んでる。
[伽藍堂な自分より、幾許も未来のある命を。 その道が続くことを。 柔らかな髪を撫でながら、ポツポツと落とす言葉は 別れの準備にも思える言葉で。]
久しいは、長い時間をかけて。 影は、細部が明らかでないもの。
──身代わりの意味もある。
[教えてくれという彼女に、名の意味を告げる。 両親がそんな意味合いでつけた訳ではないだろうが この名に在る、意味を。]
(120) 2023/07/31(Mon) 21時半頃
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語るほどのこともない。 「いただきます」「ごちそうさま」が出来ない人間は嫌いだ。 煙草のポイ捨てを見るとイラッとする。
[物語を書けるほど大した人生は送っていない。 珈琲は牛乳が入ってる方が好きだとか、 寒いのはあまり得意じゃないとか。 空っぽなりに生きたこの身のことを少しずつ話していく。
やがて小さく聞こえた声には やはり少し考えるような、長い独特の間があったが。*]
───そうだな、
(121) 2023/07/31(Mon) 21時半頃
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―― 神々の絵画の前 ――
いいえ、それは違いますね。 神様にだって色々な考えの方がいると思いますし。
ただ、これが“慈悲”と神様が思うのであれば、 この世界はもう少し安らげる場所だったのではないかと 俺は思いました。
[ それから、アリババさんが語る内容に、>>116 俺はふむりと頷いて、 ]
なるほど。結局のところ アリババさんにも神様の意向は分からないのですね。 もしかしたら、右往左往している俺たちのことを見て 面白がっているだけなのかもしれませんよね。
それこそ、喜劇や悲劇でも見ているような感覚で。
(122) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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神様の意向も知らされないまま動かされて、 人間からは文句を言われて、 あなたもなかなか苦労されているようですね。
[ ふわっと着地した話には、>>117 くすりと小さく苦笑を零しつつも、 ]
ああ、すみません。俺の言葉が足りなかったようで。 “この夢の世界”では俺は脇役という話でした。
現実世界では、 ちゃんと俺は俺の物語の主役だって思ってますよ。 その物語が面白いかどうかは別にして。
俺は、夢の世界の主役は亡くなった人だとばかり 思っていましたが、 神様やアリババさんにとっては違うのでしょうかね。
(123) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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俺が他人のために何かをするのが好きなのは、 昔父さんにされたように 他人から捨てられたくないからですよ。 俺にはどうしようもない理由で捨てられるならともかく、 俺が努力して何とかなることなら、 俺は何でもできる気がします。
ただ、それが誰かの幸せにつながるのなら、 そんな不健全な考え方も悪くはないとは思っていますが。
[ 特にお金には困っていないにも関わらず>>0:141>>1:29 バイトをしているのだって、>>0:6 社会から必要とされたかったから。
恋愛については、もう諦めの境地ではあるが、>>0:356 他のことについては、俺は不健全なりには 社会にしがみ付いている自覚はあった。 ]*
(124) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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ええ……?手厳しいね ちょっとした類似点が見つかるくらい、 誰とだってあるものじゃないかな
[咄嗟のように出た「嫌」に苦笑いした。 冗談でこういう反応をするタイプではない気がする。>>111 ほんのりと傷がついたような、そうでもないような。 ただ本気で嫌われているわけではないとも思っていた。
でも、彼女に大藤と間違えられることを面白がり見分け方も教えずに放置したのは良いこととは言えないかもしれない。 地元では誰もが自分を知りある種の畏れすら向けられることがあって、そんな経験は出来なかったから。
田端は悪夢のカケラを助けたらしい。 ゼミの子でなければ自ずと答えは一つだったものの、瞬きが一時早くなった。 自分と福原のそれは、見る者を傷つけるような悪夢だった。 厄介らしい彼女の悪夢には、無力で弱い存在が含まれている?]
(125) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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[持論を語った結果、田端は思うことがある様子で。>>112
さてどのように解釈したのだろうと思ったが、 予想外の内容とそれに記憶を揺さぶられる感覚で硬直する。]
……それってもしかしてうちの大学の ああ、いや。知り合いだったわけじゃないんだけど
[一学年下の女子の突然の死。 彼女はとても見目麗しく知名度があったという。
ミスコンにも美女にも興味が無く、相手から特別関わりに来たこともない赤の他人。 だけどその死後噂を囁きあう中の一人に名前を聞いた気がする。 思えばそれは仁科という苗字だったような……。
何も知らない上に当人不在で聞いてしまった重い内容。 言葉が出てこずに、押し黙った。 脳裏には見たこともない必死さを見せた少女の姿。]
(126) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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[伏せられた視線、儚げな様。 眼の前で、自分の知る田端里実が知らないか弱い女性に変わった気がした。 それはきっと間違いで、誰もが秘めた一面や隠したい事柄を抱えている。]
……田端さん、
[ああ、君は嫌かもしれないけど同じなんだね。 何をされたか知らないけれど、死んだ兄が嫌いなんだね。 もしかしたら重いものを押し付けられたことも、一緒なのかな。
そんなどうでもいいこちらの事情など、気軽に挟めるわけもなく。 小さく呼んだ以外はじっと話を聞いていた。>>113
そこまでの負を向ける相手が、助けてもらえなかった過去の自分が目前に現れる。 慈悲を疑問に思って当然だろう。]
(127) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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[目を伏せる儚さが小さく震えた声が、幻のように。>>114 いつもの田端が戻ってくる。>>115
消えたわけじゃないんだろう。内側に還っただけで。 自分を重ねると容易に想像出来ることだった。]
そうだね。 君が現実で幸せな夢を見れたらと、俺は願うよ とても時間が掛かるのだろうけど お兄様のことを忘れられたらとも
でも…… 助けて欲しかった気持ちは、忘れないでいいと思うな
[ここで自分が助けられなくてごめんねと言ったところで。 その時その場にすらいなかったような人間では、虚しさしか与えないだろう。
だからせめて願うのは、彼女が誰かに手を伸ばせるようになること。 それは過去との決別になるのではと、断片を聞いただけの人間ながら想像する。 そっと互いに向けられた言葉から己だけを取り除きつつ、小さく言い添えた。]
(128) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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色々話してくれて、ありがとう
さて……俺はこの場に用事がなかったわけだけど 田端さんももう無いんだよね、どうする? 行きたい場所があるなら送っていこうか
[話の区切りでそう礼の後に切り出す。
忘れてはならないのが、この場所には時間制限があること。 もしかしたら二人ではない誰かが死者であるかもしれないこと。
彼女の未来に希望を見出そうとした身で、拘束するわけにはいかない。 提案は厄介な悪夢に付き纏われているらしい田端を心配したからなのだが、そのままに言えばきっと断られる気がした。
巻き込まない為の単独行動なのだろうし。*]
(129) 2023/07/31(Mon) 22時頃
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―現在:医務室―
それはそうだけど……。 私、高祈くんの事は穏やかそうで絶対腹黒い事考えてそうって思ってたから。
[とても酷い言いようです。何様目線でしょう。 田端様でした。 ちなみに何故か、大藤のことは腹ペコ朴念仁と思っているようです。 同期として積み重ねた三年強の末の見分け方がそこなのが、田端のとても残念なところでしょう。 別に嫌ってはいません。良い奴だと思っています。 その分良い"人"ではなく"奴"扱いなのが、矢張り女性として人として田端の残念なところなのでした。]
(130) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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? 知らないけど……そこまで聞かなかったわ。 仲良し姉妹に見えたから、仁科ちゃんにお化粧してオシャレのお手伝いしただけよ。 仁科ちゃんには見えてるみたいだったけど、私にはお姉さんの顔は見えなかったもの。
[そんな中、仁科の話をすると反応がありました。>>126 彼にしては少し動揺しているように見えましたが、知っている子だったのかもしれません。 けれど田端は田端の持つ情報だけを伝えて、それで終わらせてしまいます。 お姉さんと仁科はきっと大丈夫だろうと……思いますから。自分とは違って。]
(131) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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……。
[兄のことは忘れて。でも、助けて欲しかった気持ちは忘れなくても良い。>>128 そう言われてもと思います。そんなに田端は器用では無いのです。 助けを求めたら弱い自分を見せることになります。 弱ければ貪られる。奪われる。そう思ってしまいます。 けれど、確かに自分は弱かったり、弱っていたりする相手には手を差し伸ばして来ました。 でもそれは、と思い返すとなかなか言葉を紡げません。 何か言いたげに口を開いて、一度引き結びました。]
………ううん。一人で大丈夫。 どこかに行きたいわけでも無いけど。 みんなを煩わせるよりは………。
[一つ思いついた事がありました。 それをやってみようと考えながら、はたと田端は彼に向き直ります。]
(132) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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あのね、高祈くん。 あんまり危ないことやるんじゃ無いわよ。 やりたいことをやれば良いと思うけど。
高祈くんのこと、みんな頼りにしてるからね。
[拳を軽く彼の胸の辺りに押しつけて笑いました。 そしてくるりと背中を向けます。 医務室の扉を出て、そのまま田端の姿は見えなくなりました。
その姿がどこに行ったのかと言うと……?]*
(133) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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―現在:美術館長室―
何か楽しくなる曲は無いのかしらね〜。
[何故かアリババに会ったあの部屋でした。 正確にこの部屋が何の部屋なのかは知りません。 ただ腹いせなのか意趣返しなのか、勝手にレコードを漁り始めていたのでした。]**
(134) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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>>122
神様にもいろいろな考えの方・・・・・・。
うーん、いやそもそもそんなに考えてるか?
[独り言でした]
まぁ、いい。 ちなみに安らげるところ、とはキミにとってどういう場所なのかな?
(135) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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>>122>>123 [そして、それからはじまる話に、また静聴。 しばし思案する]
とりあえず、キミは、自分が好きかい?
[長い話の先、別に反論をするつもりはなく、 ただ、どうやら、彼は、ぶっちゃけると、 周りから振り回されることが大嫌いのように聞こえた。 こちらに向かっての言葉も、なんだか同情めいたものであるのも そういったことかな、と]
(136) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/31(Mon) 22時半頃
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キミはキミの父親のようになりたくない、 だから努力をする。 それによって他人も幸せになるならば、 まさに越したことはないと。
でも、他人は自分の計画どおりにはならない。 これもキミが一番わかっていることだろうけれど、 だから、キミは頑張るわけだ。
自分が好きになれるように。
[要約するとこうなのかな、と]**
(137) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/31(Mon) 22時半頃
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―鏡の中―
[田端先輩が子供を連れて去ったあと、姉は色違いのシュシュを身につけた。 とても上機嫌だ。 ・・・もしもわたしが人並みにおしゃれでもする女の子なら、本当はお揃いとかしたかったのかもしれない。
現実の姉は死んだ。 家のすぐそばで、ストーカーに刺された。 傷のひとつひとつは致命傷には至らず、 けれど救急車はまにあわず、血を流し続けて死んだ。 青白い顔。 弱っていく声で、大丈夫、まだ死なないよ、と掠れた空気をもらしながら、力尽きた。
――これが変わらない現実だ。
死者を迎えに来た死神がいる世界なら、或いは本物の姉の可能性もあるけれど。 目の前の希華は、私の後悔が生んだ都合の良い幻かもしれない。]
(138) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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――ごめんね。 のっかのこと、ちゃんと 好きだったのに
[触らないでが最後の言葉になるなんて。
希華は鏡の中にしかいないから、必然的に自分が映る。 ああ、だからあえて鏡の中にしか出てきてくれないのかな。 なんて思いながら。 わたしは触れたいというのに。]
ぜんぜん慣れないけど……、 可愛く して くれて、ありがとう
[自分で言うのとか死ぬほど恥ずかしい。
括っているけど長いわけでもないから サイドの編み込みのハーフアップでアクティブなのに女の子っぽく仕上がっていて、 姉の手は"魔法"のようだと子供の頃から思っていた。]
(139) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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[喜ぶ姉は、喜ばせたい自分が見たいもの。 自己満足だ。 謝罪も感謝も、本当の姉には届かないだろう。 それでも]
わたし、のっかを描くよ
[ほんとは出掛けないでって、言いたい。
けれど、姉とわかれる準備をする。 夢の中でくらい結末を変えたいといくら願っても、わたしは変えようのない現実を知っている。
既にそう認識してしまった。 こうなってはもう無理だ。
欲張ってこの続きを見れば、私はまた姉の死を目にすることになるだろう。 明晰夢は、そんなに都合が良くないのだ。]
(140) 2023/07/31(Mon) 22時半頃
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すっかり落ちてるなあ
[上着をつけおきしていたはずの濁った水は、すっかり綺麗になっている。 流していないのに、解せぬ。]
じゃあ、いくね。
[貴女がもう一度死ぬ前に。]
・・・身だしなみ程度には、ちゃんとする。
[満足げにうなづく姉は、外出の準備を始めた。 あの日の服、あの日の靴、あの日のカバン ――違うのは、お揃いのシュシュ。
姉のいない未来は変わらないけど 貴女を描きたいから もう少しだけ、夢を見る**]
(141) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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……君らしさが絶好調で、何よりだ そのまま元気にあちらへ還ってくれることを祈っているよ
[媚を売ってくる女子とは何もかもが違う様。>>130 だからといって惚れたりはしていないが、普段は好ましいものとして扱っている。
しかし今回は笑って笑って誤魔化しつつ流そうとするしかなかった。 ──だって、正直全く間違ってはいない。 皆を利用して何かするとか、フィクションの悪役のような黒さではないだけで。
一人でいればその分他人を客観的に見れて、洞察力が鍛えられたりするのだろうか? 或いは成海が装いが下手くそなだけかもしれないが。]
(142) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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― 美術館長室 ―
[福原との話が終われば、 戻るところは美術館長室、なのだが、 扉を開けて首を傾げた]
おや、来客ですか。 これはお茶を淹れねばなりませんね。
[レコードを漁っているモルジアナを眺めて、帽子と上着を脱ぐと、 どちらも机の横の帽子掛けに引っ掛けた]
さて、紅茶には砂糖を淹れるのかね? もしくはジャムを舐めながらロシアンティーにしようか。 ベリーにアプリコット、チェリーにブラックカラント、 リンゴもなかなかおすすめだ。
[応接セットのテーブルに、現れるティーセット。 茶葉はアッサムと決めている。 そして、いろとりどりの小瓶]**
(143) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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[言葉にされない未来の約束を知ることはない。 今更のように後悔を口にする彼に苦笑した。>>119]
ほんとですよ〜。 まあお喋りな先輩ってのも想像つきませんけど。
[しかしあくまで自分は後回しでいいと主張する彼には 納得できないと食い下がった]
いや、だから、 あたしはそれがやだって言ってるんですけど…!!
[別に自分たちの意思で 誰が生き残るかを決められるわけじゃない。 だからこんな問答にそもそも意味はない。 でも、言わずにはいられなかった。
その口から語られる名の由来にも 眉を下げて困ったような視線を向ける。>>120 ―――そんな、そんなの、]
(144) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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[殆ど記憶が蘇り咄嗟に口に出ただけのことだ。 田端が知らないのなら、それ以上追求も何も無く。 伝えられた情報に相槌を打って話が終わる。>>131
その温かいような悲しいような触れ合い。 仁科のそれは悪夢と簡単に呼ぶべきでもないのかもしれない。 それぞれの記憶が作用して生まれるのならば、皆同じような形で類似した接触をするとは限らないのだろう。
──成海の悪夢を元にした仮説が当てはまらない可能性だって、もしかしたら。]
(145) 2023/07/31(Mon) 23時頃
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