31 私を■したあなたたちへ
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 16時頃
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「御無沙汰してます、おにいさん。」
心の中では「お義兄さん」と勝手に呼びながら、数秒目を合わせただけの相手に畏まった礼をした。
「動画撮影用にもう一周してもいいですし、 気になるならウィッグとカラコンくらい 外しましょうか?
るくあと付き合っていた頃から、 地味顔はそう変わってませんよ。」
ピンクの前髪を弄りながら問う。 半年にも満たないあの日々を、果たして交際とカウントしていいものかも悩ましいが、面映い表情で頷いた。
(86) 2023/11/21(Tue) 16時半頃
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「そうですね。 るくあと、遊園地に行きたい、みたいな 話しはしていましたし。
でも、死んだ人とは乗れません。 おにいさんとでも、一興ですよ。」
本心は勿論、るくあと乗りたかった。両親と揃って遊園地、なんて家庭ではなかったので、観覧車だって初体験だ。男と男が膝を突き合わせて乗るものではない気もするが、ポーチからカメラを出すことはなく、彼に続いてゴンドラに乗り込んだ。
(87) 2023/11/21(Tue) 16時半頃
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「メールでお尋ねした通りです。
ボクは殺された云々よりまず、 るくあの死にも懐疑的で。
ほら、たまに遺族が遺体を目にしないと 受けいれられなかったり、 捜し続けたりするじゃないですか。
るくあの死を実際にご覧になったんですか? 身内だから、葬儀とか届け出とかしますよね。
故人の遺品か、お墓か、――――何か、 とにかくボクの目の前から消えた彼女が、 死んでいる証拠が欲しいんです。
不躾ですみません。」
ゆっくり動き出す閉ざされた空間で、景色でなく対面する相手を身澄まし、失礼と知りつつ捲し立てる。 どうしてだろう、坂理の笑顔にはるくあと通ずるものを感じたのに、肉親のはずの灰羅にはむしろ、似ていないという感想を抱いた。*
(88) 2023/11/21(Tue) 16時半頃
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――回想/キミの名は?――
中学2年の夏休み前。一世一代の大告白を経て何故か付き合うことを承諾して貰えた僕だったけれど、人生バラ色お花畑の住人となった僕と対照的に、明らかにるくあは平素のまま、甘いというよりは僕のことを探るような素振りが多かったと思う。 僕は出会った瞬間から、ずっと校内でも彼女の姿を追っていたし、聞き耳を立てたりしていたけれど、るくあにとっては名前も知らないモブ顔上級生が突然告白してきたのだ。知ろうとしてくれるのは嬉しかったから、自己紹介も兼ねて尋ねられたことには何でも答えた。 告白されること自体は日常茶飯事だったろう彼女が、何故"僕"のそれに頷いたのか、結局本人の口から聞くことはついぞかなわなかったけれど。
(89) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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『黒須先輩は、どうしてススリーと呼ばれているの?』
クラスメイトとの馬鹿話を聞かれてしまっていたらしい。アダ名の由来を聞かれて、僕が馬鹿正直に「クロスススムとカタカナで書くと、スが3つ並ぶから」と返すと、珍しくるくあが三日月のように目を細めた。もしかして、笑ったんだろうか。
『私も、そう呼んだ方が良い?』
僕にとって、その場限りの雑談をするクラスメイトと煙崎るくあは別格だったから、それは嫌だと固辞した。それよりも、呼び方は普通で構わないから、「先輩」の響きの方に擽られるものがある。今は「黒須先輩」だけど、いずれは「ワ先輩」と呼んで貰える日が来るといいと、仄かに願ってはみたけれど――別れ話のその日まで、僕は「黒須先輩」のままだった。*
(90) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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――観覧車
[>>86 見た目とそぐわぬ畏まった礼だ。 付き合っていたと聞いて、目を瞠る。 黒須ワ。るくあの中学時代の先輩。 調査報告にあった彼の行動から推測するに、 るくあに好意、あるいは執着のあった青年だ。 何度か、るくあ自身の口からその名が出たことも あった筈だが、印象は薄い。 それ以上のことは把握していなかった。>>2:77
中学と高校。坂理と時期は被っていないが、 大分、違うタイプに思えたし、 交際については知らなかったからだ。 恐らく、短い期間だったのだろう。]
(91) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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いや、そのままでいい。暑かったら、外せばいい。 キミの好きなようにな。
[ウィッグとカラーコンタクトについて答えた。 地毛を染めてるわけではないらしい。]
つきあっていたとは知らなかったよ。 遊園地には行かなかったのか、 あいつとはどこへ一緒に?
ああ、答えづらかったら、構わんよ。
[歩きながら話して、カラフルなイラストの描かれた ゴンドラに乗り込んだ。]
(92) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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[向かい合わせて座ると、 間もなくゆっくりとゴンドラが動き出す。 まだ景色の見通しはよくないが、 頂上に近づけば見応えのあるものになるだろう。]
確かに不躾だな。
[>>88 死の証拠を示せという青年に、 しかし不快というよりは苦笑を零す。]
(93) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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墓ならあるし、 俺は火葬にも立ち会っている。 死んだ時は、離れた場所にいて……、 立ち会うのは翌日になってしまったが、
あれは、確かにるくあだったよ。
[左右色違いの瞳を見つめながら、淡々と答えた。]
(94) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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[正直なところ、凶行に走ることはあっても、 ここまで上手に殺害の痕跡を隠蔽することが 出来る人物と見做していなかったが。 判らない。 身近にいた筈の少女の真実にも、 気づかなかったのだ。
――――犯人捜し。 そう、やはり知っておく必要はあった。 彼女の死がどのように齎されたものなのかを。**]
(95) 2023/11/21(Tue) 17時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 17時頃
白菊会 ミサは、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 17時頃
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――観覧車――
「彼女の方は、あまり付き合ってるって感覚では なかったかも知れませんね……。
いざ付き合うとなったら何するの? って具合で。 僕の方も、遊園地とか水族館でデートする、って 提案してみても、中学生のお財布事情的に 人気のテーマパークとかはとても無理で。
お昼ご飯を一緒に食べながら、 じゃあどんな遊園地に行きたいか、 好き勝手想像して話したり……。」
中学生どころか、幼稚園のおままごとレベルかも知れない。マセた同級生等は、グループで誰が一番に童貞を捨てるかとか躍起に競っていたりしたけれど。明らかに風紀の乱れた連中とつるむことはしなかったし、モブが目立たないためには、ある程度の品行方正さは求められるのだ。
(96) 2023/11/21(Tue) 18時頃
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「あっ…………そういう、 おにいさんが心配するような 疚しいことは勿論なかったですよ!! 手は(妄想でしか)出してません、誓って。」
とっくに別れたはずの相手なのに、何故か男兄弟に品定めされている気がしてきて、キャンディのままの姿でピンと背筋をのばす。お縄のポーズで両手を上げると、ずれた袖からるくあの髪色をしたミサンガが覗いた。
(97) 2023/11/21(Tue) 18時頃
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「…………そう、ですか。 遅くなりましたが、お悔み申し上げます。
話し難いことをわざわざ、ありがとうございました。」
彼の眼差しは真摯にるくあを想うもので、淡々と語る内(>>94)にも身内のやるせなさや、理不尽への憤りを秘めているようだった。まだ、こちらを完全に信用しきってはいない――そんな瞳の色は、確かにるくあを髣髴とさせた。 折り目正しく礼をして、ふと外の景色へ目をやった。夏の終わりのうろこ雲。この空の下に、もうるくあは存在していないと改めて聞かされて、もっと衝撃を受けるかと思ったのに、ふわふわした心地だ。
(98) 2023/11/21(Tue) 18時頃
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「よろしければ、お墓の場所を 教えていただけますか。 弔問にも伺えなかったので、 せめてお花でも手向けさせてください。
……ここから無事に出られるかは、 分からないですけど。
多分他の人たちの中にも、 知りたい人がいると思います。」
『アポロ』にメモをしたら、後で繋がらないスマホの方にも控えておこう。 無意識に手首のミサンガを摩りながら。暫く無言で異色の瞳に空の色を映しこんでいた。黙祷にかえて、るくあの為に。 彼女がどんな花を好きかすら、自分は知らないままだった。懐古する時はいつも、開きかけの向日葵が、彼女の袂で揺れている。
(99) 2023/11/21(Tue) 18時頃
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[調子崩してホテルの自室ベッドで寝っ転がっている、どの口が熱中症を心配するのかという感じだが。
デバイスのメッセージは記録されているかもしれないから、用事だけを書いて送信した。 もしかしたらもう嫌われていて会って貰えないかもしれないけど、それなら一人で観覧車からパレードを眺める心算で。]**
(100) 2023/11/21(Tue) 18時頃
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ゴンドラが天辺を通り過ぎて下りだすまで、妙に凪いだ心地で想い人を悼んでいた。その静寂が、決して気不味くはない。彼が、それだけの時間をくれたことに、内心感謝して。 眼下の玩具箱みたいな島の外には、見渡す限り紺碧の海。景色を楽しむより、出られない、という牢獄を再認識させられる。
――ここから――れば――るくあは迎えにきてくれるだろうか。
ふと魔が差して、窓の大きさを確かめる。開閉はできるようだが、小柄な自分は勿論、子供だって通り抜けられるサイズではない。アクション映画でゴンドラからゴンドラへ飛び移ったりするけれど、現実にやろうとすると、相当勇気が要る芸当だ。
(101) 2023/11/21(Tue) 18時半頃
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空と海の青に飲み込まれそうになった意識を、現実に引き戻す。
「その、るくあと対面した時、 外傷とかはなかったんですよね?
『殺された』ように見えましたか?
心臓麻痺なら、自殺は考慮されなかったかも知れませんが。 その場合の犯人って、るくあ本人になるんですかね?」
矢張りどうにも血生臭くなってしまう話題を、再びふるのは気が重い。自分が興味があるのはるくあの生死のみと思っていたが、いざ灰羅を前にすると、幾つもの燻っていた疑問が勝手に口をついて*出てしまった。*
(102) 2023/11/21(Tue) 18時半頃
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── 現在:ホテルロビー ──
連絡先を交換した経緯が分からない……。
[ いくら煙崎るくあが 彼のことを推していたからといって、 そんなことがあり得るのだろうか。>>78 彼のような有名人なら尚のこと 個人情報の管理は しっかりとしていそうなものなのに。
信奉される側というのは、 たしかにそうだろうなと、内心で思いつつも、>>79 ]
……人体実験、ですか。
[ もし卯木が黒須の話を捉え違いしていないのならば、 彼女が中学生の頃に人体実験を受けて、 体質が変わったのかもしれない。 ]
(103) 2023/11/21(Tue) 19時半頃
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すみません。 お疲れの方に聞かせる話ではありませんでしたね。
[ 色々と考え込んでいた卯木であったが、 気づくと中村の顔色は随分と悪くなったようで、>>78 ]
このような話を平時で聞かされても混乱するでしょうに、 配慮が足りておりませんでした。 いかがしましょう。お部屋で休まれますか?
[ 中村にそう提案してみたが、 彼の反応はどうだったか。
もし部屋に戻るようなら、 一人で行けるか不安な卯木は 部屋の前まで付き従おうかと提案しただろうが、 断られたなら、 きっとロビーで別れることになっただろう。 ]**
(104) 2023/11/21(Tue) 19時半頃
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[>>96 ”兄”の手前というのもあるだろうが、 微笑ましい交際内容だ。 そこまで踏み込むつもりはなかったので、>>97 またひとつ苦笑を洩らしつつ。
真っ直ぐ伸びた背筋。 面接官にでもなった気分だ。 派手ななりはあくまでパフォーマンス、 または武装に過ぎず、 化粧の下の素顔を知っているせいもあってか、 真面目な性根が見え隠れしているようだった。]
……墓は、この島だ。
[だからだろう、るくあの所在を 警戒もせず明かしてしまったのは。]
(105) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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遺灰はここに撒いた。 だから弔いなら、 この……遊園地ですればいい。
[果たせなかった遊園地でのデートの代わりに。 そこまで口にする気はなく、一度口を閉ざす。 ゴンドラは緩やかに頂上に向かい、 逆側の弧をえがき降りていく。 彼は己を疑う素振りも恐れる様子もなく、 喩えるなら従順な信徒のようだった。 フィードバックする地下室の手記。 勿論、その対象は言うまでもない。]
(106) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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── 現在:ホテルロビー ──
[平静を装う演技をやめてみたら、普通に具合悪そうに見えたようで、気遣いを受けてしまう。>>104 実際、体調は崩していたので切り上げる事にして。]
いえいえ。とても大事な話だったと思います…… むしろ、ありがとうございました。 僕ももう少し、るくあちゃんの事を思い出してみます。 また何かあればお話しして下さいね。
[立ち上がりながら、丁重に挨拶をして。 ロビーを離れる前に、その辺に居たモナリザに”あればでいいけど、部屋までアイスノンと湿布持ってきてほしい”と告げる。]
(107) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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黒須くん? ……おい、
[>>101 窓に触れる彼の様子に不審なものを感じ、 眉を寄せた。開閉の可不可は確認していないが。 彼が出来心を起こしたとて、 止める理由が己にあるかを問う、賤しい時間は 彼が目を覚ますまでのほんの僅かなひと時。 そのことに安堵を覚える。]
(108) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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――――外傷は、 なかったように見えた……が、
判らん。俺もあの時はショックで……、 医者に心臓マヒと言われればね、
死んでいるのは確かだった。 戻ってきやしない。だから、
それ以上は何も。
[るくあは戻ってこない。 黒須の問いに当時の状況を思い出しながら、 理解している筈の言葉を唱えた。]
(109) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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心臓マヒなら病死だろう? 犯人という言葉は使いたくない。 ……黒須くん、あのな、 俺は大分、抑えて答えているよ。
[静かに口にすると、窓の外に目をやった。 天辺は過ぎたが碧い海が見える。 関係性の薄い男二人で眺めるには勿体ない景色だ。]
黒須くんは犯人に心当たりあるかい?
[尋ねて、注視しながら返答を待つ。 ゴンドラが地上に辿り着くまでに 彼の考えは聞けただろうか。*]
(110) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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[どのアトラクションに乗ろうかな、と、アポロを操作しようとしたところで、メッセージが届いて。]
…………。
[体調は、どうだろう。多分平気だと思う。 多少崩しても、気付かないけれど。]
[続く言葉に、少し考える間の後、返信をした。]
(111) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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[余程、顔色が悪かったのだろう。付き添いの申し出については。]
大人の男ですから、部屋までは一人で大丈夫ですよ。 親切にありがとう。
[感謝の気持ちは本当で。 そうして手を振りながら卯木とロビーで分かれた。
自室に戻ってほどなくしてから、モナリザが届けてくれたアイスノンを額に当て、湿布を足の裏に貼る。お爺ちゃんみたいだけど疲れてるときはこれが効く。 ベッドに沈んで、引き続き考えごとをするつもりだったのだけど、秒で眠りに落ちてしまった。]**
(112) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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[ぽちっと返信をしてから、空を仰ぐ。
まだ空は、青くて。 約束の時間まで、どこに行こうか。*]
(113) 2023/11/21(Tue) 21時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/21(Tue) 21時半頃
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―― 園内 ――
いいえ。 私が何か出来たとは思っていないのですが 少しでもお役に立ったなら、うれしいことです。
[今回のことがどのように働くのか 事態の打破に繋がるのかも、私には分からない。 それでも、 ――きっと、得たものはあるはずと。
“謝罪”の言葉には、 複雑な表情で、ゆるく首を振った。]
(114) 2023/11/21(Tue) 22時頃
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ええ、 ……それでは。
…… あ 今朝のメッセージ。 坂理くんの評価のほうね、 「真面目ないい子だけど、いたずらっこ」 に 変更しておいてください。
[今まで乗っていたアトラクションにちらと目を遣り 内申点に変化があったことも伝えておく。 そうしたら、今度こそ見送ろう。**]
(115) 2023/11/21(Tue) 22時頃
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