10 冷たい校舎村9
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帰ろう、れんくん。
[明日♂えない分、特別な今日≠もう少しだけ。 冷たい校舎を飛び出して、新しい未来へ進もう。]*
(1008) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 18時半頃
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— それから —
[某大学の心理学部への進学を決めた私は、 高校の頃とはまた違った環境で、今を楽しく生きている。
自分の身に起こった人間の心理の不思議を学びつつ、 それを生かしてカッコいいカウンセラーの先生になれたらなって思ったけど、 人生そこまで上手く行くかはわかんないし、それはまだ先の話。
大学には家から通える距離だけど、 もういい加減に子供から卒業したい私と、 子供離れしたい両親がよーく話し合って、 門限は撤廃されたから、新鮮な気持ちでサークル活動に勤しんでいる。
テニスやバレーボールをしてみたかったけど、 運動部経験も無くて体力がついていかなさそうだったので、それは断念。 でも、もっと面白そうなものに出会えたから。]
(1009) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[豊高を卒業後も、あの校舎に閉じ込められた面々を始めとした友達には、 ことあるごとに連絡を送っている。]
うちの大学の軽音楽サークル、 来週の土曜日、演奏会だから! よかったら来てね!
[……と、頻繁に行われる公開演奏会のお誘いを。
楽器初心者ながらに飛び込んだ軽音楽サークルでは、 高校の頃の音楽5の成績を頼りになんとか着いていきながら、 最初のうちは専ら客引き宣伝を担当している。
いつの日か、まともに弾けるようになったギターを、 お披露目できるようになるように、練習に時間を費やしている。]
(1010) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[高校の頃の二人だけの帰宅部を忘れてはいなくて、 その時の縁は絶対に終わらせたくはなかったけど、 環境が変わってしまった今、どうだろう。
ピアノを習っていた芽衣ちゃんに、 拙いながらも、今度は私のギターの音色を届けられるかな。 その日が来るまでどうか待っていてくれるかな。 宣伝の声がけはうるさいくらいに何度もし続けるからさ。]
(1011) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[——とある晴れた日、ふと立ち寄った河原。 川の水面は太陽の光を反射して、キラキラと煌めいている。
それを眺めながら腰を下ろすと、 あの夏の日に捨てられていた、私の紫色の獏のポーチを思い出す。
誰がやったのかも結局分からず終いで、 私の中にずっと残っている戒めのひとつ。]
(1012) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[楽しいことだけ楽しんで生きていければいいと思っていたし、 私は私を嫌いじゃない人たちとだけ一緒に居れればいい。 でも、そんな生き方をしていても、悪意を向けてくる人はいるんだ。
思えば、昔からそれは身を以て知っている。 迷子になって一人ぼっちで歩いていたら、知らない大人に拐われた時のように。
理不尽な悪意がどこにでも存在することも、 それで心が壊れそうになった時、何が私を救ってくれたのかも、 すべて理解することができて、だから私はようやく大人になれるのかもしれない。]
(1013) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[たくさんの人からの愛を受けながら、 そして時々、悪意に晒されながら、 それでも私は、強かに生きていける。]
(1014) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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……だよね? ぼたん。
[もう姿も見えず、声も聞こえない友達の名前を呼ぶ。 あの校舎で全てを自覚してから、彼女の声が聞こえることはない。
でも、私はあの子を忘れたわけではない。 薄青のボタンのお守りを、ポケットの中で握り締める。
あの子は私の心の一部だから、いつでも私と一緒にいる。 薄青のワンピースを着た5歳の子供の姿で。 優しい笑みを浮かべて、傍に立っている。
美沙さんや、芽衣ちゃんや茉奈ちゃんと話して共有したあの子の存在。 私だけではなく、他の人と話すことで共有できたあの子の存在。 それが否定されない限り、いつまでも。]
(1015) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[河原に吹き込むそよ風が頬を撫でる。 それは、ぼたんが私の頬に触れたように感じられた。]
そうだね、そろそろ行かなくちゃ。 サークルの練習時間に遅れちゃう。
[立ち上がって、買ったばかりのギターケースを持ち上げて、 何もない虚空に目を向けて語りかければ、 そうだね、昔からずっと、いつもと何も変わらない。
見えるよ、きみの姿が。]
(1016) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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[「どんなに暗い闇の中も、これからも一緒に乗り越えていこう。」*]
(1017) myu-la 2021/06/21(Mon) 19時半頃
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―― チョコレート・リベンジ! ――
[ あの味を個性的で済ませることができる芽衣は>>993 懐が広すぎると思う。 多分、みんなの味覚に忘れられない思い出として 刻まれたと思うし、私にも刻まれた。
私は顔に不安を貼り付けていたけど、 芽衣にスマホを示されれば、そうだったって頷いた。 そう、今日の私は一人じゃない。 芽衣がいるし、メール講師綿見ちゃんもいる。
数多の苦難を乗り越えた末、私はいい匂いのする オーブンを覗き込む。 確か、途中で何度も開けるのもよくないんだっけ ]
(1018) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃
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そっかあ。
[ 食べすぎ注意!>>994 謎の物体Xでは起こり得ない事態を 注意しないといけないなんて! 未知の危険に頷きながら、芽衣から篩を受け取る。
リストバンドはしてた。 芽衣は好きだと言ってくれても、 やっぱり私はあまり人目に触れさせたいとは思えない。 受け入れなきゃいけないとは思う。 でも、堂々と人目に晒すというのは、 それはやっぱり違う気がする。 でもね、謝り癖は控えるね。 その日、何度芽衣に貼り紙を指差されたかな。 次の日の謝罪行脚では、 ごめんなさいの代わりにありがとうを 伝えたつもりだけど ]
(1019) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃
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[ 一袋でいいのって聞いた私に、>>908 一袋がいいのって芽衣が言う。>>996
あまり察しのよくなかった私も それで誘ってもらった夜のことを思い出して、 半分こじゃなきゃ悪いよ、なんて 食い下がったりはしなかった。
芽衣に一袋分、 味見用にお皿に何枚か出して、 残りは私が引き受ける。 ラッピングは奥の私の部屋で ]
(1020) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃
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[ 私の方が作成量は多いけど、 袋に詰めてマスキングテープで留めるだけ。>>998 可愛いリボンをかけている芽衣より、 作業はサクサク進んだと思う。
飲み物はほうじ茶が好きだけど、 クッキーならやっぱり紅茶かなって、 テーブルには紅茶も出した。 摘まんでみたクッキーは、 見た目も匂いもきちんとしていたけど、 味もちゃんとクッキーの味で、 ああ、ちゃんと食べ物が作れたんだな ……なんてしみじみ思った ]
(1021) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃
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うん、可愛いよ。
[ こんな感じかなって袋をつつく芽衣に、>>999 可愛くできてるって私は頷く。 お日様みたいな、ひまわりみたいな、 明るい黄色のリボン。 さすがに私はエスパーじゃないので、 それだけで察することはできなかったけど。
言葉を探すように、 芽衣が教えてくれたから。 私、うんうんって相槌を打ちながら、 クッキーをお供に芽衣の甘い話を聞くの。
どんな話だったかは、私と芽衣の秘密だけど、 黄色いリボンの意味がよーくわかったってことだけは、 ここに記しておくね* ]
(1022) takicchi 2021/06/21(Mon) 20時頃
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── 放課後の教室で・メイ ──
[ 俺は、メイのピアノの音を知らない。 メイの家族の話もあんまり知らないし 月曜日の放課後の約束も知らない。 文化祭のハプニングの話も知らない。
自分の苗字がすきじゃないってこととか とびきり甘いものがすきなこととか
ずっと昔に天秤にかけた 誰かと、誰かのこととか。何も知らない。
俺の知らない昨日の続きで 目にした景色も知らないし ため息のなくなった世界で 人知れず吐いた ちいさな息の音も知らない ]
(1023) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃
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[ それでも俺は知ってるよ。
友達がずっと少なくったって 本当は誰よりも友達想いなこととか 自分の気持ちをまっすぐに 誰かに伝えることができることとか 正しい道を照らしてくれるきみは、 暗い闇に浮かぶお月さまみたいだった、 ………ってこととか。
それから笑うと三日月みたいになる瞳とか。 照れると真っ赤に染まる耳の形とか。
触れた場所に灯る、あたたかさも、全部。 ]
(1024) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃
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[ きみが いつか手放せなかったきみは>>3:129 もう、きちんと手放せたのかもしれないけれど
それでも俺が知ってる “くれいしめい” は ちゃんと、ずっと、ここにいることを、 俺は、知ってるよ。
転びそうになったら手を差し伸べるよ。 それが例えば雪の上なんかじゃなくっても。
繋いだ指先は、きみの一番のたからもの。 これからもずっと繋いでいく手のひらは、 俺にとっても、一番のたからものに、させてよ。 ]
(1025) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃
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[ 伝わった想いと重なった影の温度に 思わずへらへら笑っちゃったのはご愛嬌 でも大丈夫、きっと今似たような顔してる>>1007
まるで夕焼け空で出会った太陽と月みたいに きっとおんなじ色してる。 ]
うん、帰ろう、めい。
[ 優しい音に乗せて、特別な今日≠もう少しだけ。 そしたら会えない明日≠熈未来≠焉A きっと、寂しくなんか、ないよ。 ]
(1026) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃
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── それから ──
[ 結局ホワイトデーは、 アイちゃんおすすめの小分けのクッキーを全員分。 これはホワイトデーよりも早く、 卒業式の日とかにみんなに渡したと思う。
結局気の利かない俺は、 めいにもおんなじものを選んで、 アイちゃんの忠告をガン無視する形になったけど
うん ──────── そうだね。 もしも叶うのならば、めいだけ特別に、聞くよ。 『 14日、デートしない? 』 って。
デートの行き先はどこでも良かった めいに、行きたいところを、聞くんだ ]
(1027) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃
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[ これは「それから」の話だから。
めいには、ちいさな「すき」が いくつかあることを、少しずつ覚えてきたよ。
初めて指を繋いだ日には、知らなかったこと。 お父さんの話、音楽の話。 それからとびきり甘いものが好きなこと。
それでも知らないことは多かったと思うけど ひとつひとつ、知れるのが嬉しかった。だから、 ]
(1028) ししゃもん 2021/06/21(Mon) 20時頃
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— 卒業式 —
[卒業式には、わたしも無事第一志望の大学に合格した。 元々自分の成績にあった学部を選んでいたから そこまで心配はしていなかったけれど、 3年9組のみんなの結果はどうだったかな。 まだ受験が残っている子もいるかもしれない。 ヨーコ先生>>461の苦労はもう少し続くのかも。]
せんせい。
[特筆することなく卒業式を終え、 わたしはみんな>>645が写真を撮るため集まっている 場所から少し離れて、ヨーコ先生に声をかける。]
(1029) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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1年間、音楽室開けてくれて ありがとうございました。
[炭蔵くんの手厚いフォローがあるとはいえ、 先生にしかできないこともあっただろう。 まして大学受験を控えた3年の担任が暇なはずないのに、 ヨーコ先生は毎週、音楽室の鍵を開けてくれた。
わたしが音楽を捨てずに済んだのは柊くんのおかげだし、 そのきっかけをくれたのはヨーコ先生だ。
だからわたしはお腹の前で手を揃え、頭を下げる。]
(1030) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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[ヨーコ先生は眼鏡の奥、 くるんとした目を瞬かせてから笑ってくれる。 背中を押されて、先生と一緒にみんなの元へ向かった。]
あの……、
[文化祭の写真にもほとんど写らず、 みんなを友達って呼んでいいかも分からない わたしだけど、一緒に写ってもいい?
そこまでは口にできなかったけど、 「わたしも入れて」ってみんなの輪の中に飛び込んだ。]
(1031) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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[みんなと同じ制服を着たわたしは優しさの絵の具に彩られ、 たくさんの思い出の中でずっと、生き続ける。]*
(1032) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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— 卒業式・番外編 —
[ホワイトデーが卒業式より後にあるからか、 その日、教室には甘い匂いが広がった。
向井くん>>852からは「友フィナンシェ」を。 わたしは最初、丁重にお断りしようと思った。 だってそもそもバレンタインに渡したの、 救援物資のほうじ茶くらいだし、友……とかさ。 そんなに深く考えなくていいのかもしれないけど。 最後の最後に余ったら、くらいで貰ったと思う。
れんくんからのお返しはクッキーだった。 向井くんと同じく、みんなに配っていたんじゃないかな。 わたしの手にも同じ物が乗る。]
(1033) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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……。
[もや。とまでは行かないけれど、そわ。って顔。 わたしはれんくんを見上げる。
すると14日のお誘いが降ってきて>>1027、 わたしのそわ。は、ふわ。に変わる。
同じクッキーを渡したのはお互い様。 お日様リボンの特別をわたしも手にしたから、 もうすこしだけ、わがまま言ってもいい?]
れんくん、ちょっと。
[わたしはれんくんを手招きする。 片手を口に翳して内緒のポーズ。]
(1034) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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[わたしはわたしの鳩尾辺りに指を当て、首を傾げる。 貰ってどうするんだろう、とは思うけれど、 きっと特別がほしい今のわたしと同じなんだよね。]
ネックレスにできるかなぁ。 ヤだったら無理しなくていいよ。
[れんくんが知らないわたしがいるように>>1023、 わたしもれんくんの知らないことがいっぱいある。 だから手探りの中、れんくんへ腕を伸ばした。]
お返し……はなにか、あれば。
[豊高の制服にボタンはあったかな。 わたしはわたしの出で立ちを見渡しつつ、 14日にひとつ、明日≠フ先の約束を交わした。]*
(1035) Pumpkin 2021/06/21(Mon) 21時頃
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―― 独白 ――
なにになるべきかも、私が何なのかも、 元来何も定義づけられてはいませんでした。 私が私に枷を当てはめただけですから。
バニシング・ツイン。 胎内で突然消えてしまったこども。 私がその子でその子が私だったのか、 今になっては定かではないけれど。
私には双子のきょうだいがいました。 その子をいなかったことにさせまいと、 長い長いささやかな諦めをしつつ 今日を迎えるまで呼吸していました。
(1036) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃
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何かを悟ってしまったのは、 その空虚を埋める術が何処にも無いと 残念ながら知ってしまっていたから。
(1037) uiro 2021/06/21(Mon) 21時半頃
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