31 私を■したあなたたちへ
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「 まあ、こっちが嘘なんだけどね。 」
共犯である煙崎るくあはもういない。 一人で偽りを続けること。
いつか感じた苦味に近しい感情が、>>40 どろりと渦巻いた後、澱みとなって 腹の底に溜まっていくのを感じた。
(57) 2023/11/17(Fri) 12時頃
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どうして、だろうな。
問いかけたのは、誰に対してか。
もし煙崎るくあを愛することができたのなら。 嘘にしないですんだなら。 俺は彼女と付き合ったりなどしなかっただろうに。*
(58) 2023/11/17(Fri) 12時頃
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あの日、踵を返した理由。>>40 卯木 宙太は俺の初恋相手に似ていた。
(59) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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幼稚園の先生に恋を落ちる。>>0:152 よくあるエピソードだ。
ただ、それが男性であることは、 幼稚園教諭の男女比率を考えると 珍しいことだったかもしれない。
『 ひいらぎ君はね。 大きくなったら可愛い女の子の お嫁さんを貰うんだよ。 』
(60) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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淡い想い行方など、端から決まっていた。 こちらは未就学児だ。 相手が異性だとしても叶うことはなかっただろう。
『可愛い女の子のお嫁さん』。
初恋相手の青年は、 俺が好きだった温かな声と優しい笑顔で 俺が異質だということを教えてくれた。
(61) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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男性ではない。彼だから好きだったのだと。 貫けたなら、まだよかったのかもしれない。
しかし存外惚れっぽかった俺は、 年齢を重ね、再び恋をして。 惹かれるのはいつも同性だった。
そのくせ神様は、異性受けのいい外見 ──── なんてものを与えたから。 彼女らは無邪気に俺を校舎裏に呼び出した。
頷けるわけがなかった。 期待に満ちた目が、「どうして?」と曇る度に、 自身の異質さに潰されそうになる日々。
告白にかこつけ、 過剰なスキンシップでも要求されようなら、 喉奥から込み上がるものすらあった。
(62) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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煙崎るくあと出会ったのはそんな頃だ。
彼女は同性から見ても魅力的な女性だったのだろう。 勝ち目がないからと。 煙崎さんと付き合ってから、告白はわかりやすく減った。
訪れた平穏。 胸を焦がす感情はなくとも。
愛する必要のない相手と過ごす時間。 身体を重ねることも、 キスも必要としない関係は、存外心地良かった。
(63) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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彼女に最後に会った日。>>0:96 包み込むような淡い微笑みを今も覚えている。
(64) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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その日の勝負は、俺の負けだった。>>0:172 敗北の代償として、俺はくだらない話をした。
淡々とした軽い口調で、 いつものように、個人情報を彼女の耳に寄せて。
「 俺が好きな奴は、君のことが好きらしい。 」
高校で出会った彼は、 お人好しで、他人のために損をして笑うような。
そんな、不器用なタイプだった。 …… どうにも俺はそういうのに弱いらしい。
(65) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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「 君と付き合っている俺は恵まれているそうだ。 イケメンは羨ましいと。
…… まあ、あいつだけじゃないな。 よく言われるよ。 」
(66) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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「 なのに、どうしてだろうな。
俺はちっとも、 自分が恵まれているとは思えないんだ。 」
(67) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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口元は微笑んだまま。 涙の代わりに、瞳の奥で光が揺らめいた。
あんまりな言い方だったと思う。 仮にも交際相手へ。 理不尽をしか与えられなかった彼女に対して。
「 私たち、本当にお揃いね 」>>0:97 …… あの瞬間。 何を持って煙崎るくあがそう言ったのか。 確かめることはもう叶わない。
今更ながらに思い知る。 死ぬとはそういうことだ。
(68) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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「 …… さて、どうするかな。 」
ロケット・ランチ。>>55 二口目を飲むのは断念した。 代わりに、椅子を引いて立ち上がる。
答えはわからなくとも、決まっていた。
訃報を聞いて、涙を零すことすらできない。 薄情な彼氏だった。
そんな俺が今できるのは、 せいぜい、彼女の痕跡を追うことだけだろう。**
(69) 2023/11/17(Fri) 12時半頃
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── 中央カフェ ──
[ 坂理から個別メッセージが届く。>>56 彼が言うには、煙崎るくあと彼は 恋人同士だったとのこと。
なるほど。パッと見ただけの印象であれば お似合いの二人だったのかもしれない。 けれど── ]
(70) 2023/11/17(Fri) 14時半頃
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その割に、煙崎さんからは 恋愛事の相談はされませんでしたね。
[ 柔和な印象で人当たりのいい卯木は 店のお客様からよく相談を受ける。
旦那の愚痴を聞かされたり、 恋人へのプレゼントについて相談されたり そういったことはしょっちゅうあったのに、 煙崎るくあからは そういったことをされた記憶が卯木にはなかった。
まあ、恋愛に興味がないと公言していたため、>>0:59 「こいつに相談しても無駄」と判断された可能性も もちろんあるのだが。 ]
(71) 2023/11/17(Fri) 14時半頃
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[ いずれにせよ、煙崎るくあには 卯木は従弟のお供えのことで頼り切りだったのに、 こちらから彼女に対しては あまり手助けできていなかったのではないかと思うと、 卯木は自身の不甲斐なさに苦笑した。 ]
(72) 2023/11/17(Fri) 14時半頃
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[ それから、坂理に個別メッセージを返す。
あの日、彼が急に帰った理由など>>59 卯木は察することができなかったから、 もし無事にこの島から脱出できたなら、 きっと彼は店に来てもらえるだろうと信じている。
あとは、いい加減中央カフェから 別の場所へ移動しようと思い、 どうしようかと思案する。
観覧車は夜に乗ってもいいと思ったが、>>32 一度昼間に乗って、島全体の様子を 高い場所から眺めるのもいいかもしれない。 運が良ければ、 何か脱出手段が見つかる可能性だってある。 ]
(73) 2023/11/17(Fri) 14時半頃
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[ 煙崎るくあを殺害した犯人が死ねば この島から脱出できると妄信するのは 卯木には危険なような気がした。
なぜなら、殺害犯を断定できるのか 確信が持てないし、>>0:166 なにより、招待客がそう何日も音信不通で 行方不明になったなら、 場合によっては、復讐が完遂する前に 警察がこの島に突入する可能性だってある。
だが、その可能性は招待主も百も承知で、 確実に殺害犯を仕留めるために、 招待主は初めから脱出手段を用意しておらず、 招待客を皆殺しにするために 何か仕掛けを施している可能性だってあるのだ。 ]
(74) 2023/11/17(Fri) 14時半頃
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[ アポロで一斉送信のメッセージを送る。
この状況でなくても嫌がるだろうに、 殺人犯かもしれない男と 狭いゴンドラで2人きりになるのは かなりの苦痛だとは思うから、 別のゴンドラに乗ることを提案してみたが、 はたして菊水は同行を許してくれるだろうか。 ]**
(75) 2023/11/17(Fri) 14時半頃
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―― 貸衣装館「星の夢」 ――
煙崎さんの、お兄さん。 年の離れたお兄さんがいることは、煙崎さ…… 紛らわしいわね、るくあさんから聞いています。
そう、あなたが……
[るくあが招待したという形なら 血縁者が招待を受けるのは道理だろう。 関係性が悪い場合を除いて。 ……そうだろうか、被疑者にするのであれば 関係が悪い方が好都合ではと思うのだが。
でも、るくあの口振りからは少なくとも 兄という人との関係は良好そうだった。]
(76) 2023/11/17(Fri) 15時頃
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この服は、着方が分からなくて、 どうなっているのかと思ったのですけど。
そう着るの? ……これでは、とても変な人みたいね。
[紐の着方なんて分からない。 煙崎灰羅と名乗ったその人が自信ありげに 紐を宛がって見せるから、感心して任せていた。 でも、鏡に映った自分の姿はあまりにも、だ。>>51 見かねた(?)のか、 会話からヘルプが検知されたのか 店内の奥からモナリザロボットが現れる。 『このコードは、服の一部です。 こちらのファンタジー宇宙スーツと 組み合わせて着用ください』 ]
(77) 2023/11/17(Fri) 15時頃
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……… …… 『服の一部です』 って。
[自分も着方が分からなかった癖、 ちらと反応を確認するような視線を傍らに向けた。 裏返してタグを見る。 “明後日への道標”と書かれていた。 スペースファンタジー的なジャンルの服らしい。 変わった形状だが、子供も遊べる遊園地で 露出の多すぎる服を貸し出すわけもない。]
(78) 2023/11/17(Fri) 15時頃
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大分派手ですけど、 おかしな服じゃないようですから、 これでいいかも知れないわ。 お兄さんはどれにしますの?
[マイナーなアトラクションに来るくらいだ、 彼もまた撮影目的で来たのだろうと思っている。
兄という人に会えたのなら、 るくあの件も気になるところなのだが 用件を済ませるのが先かもしれないと 気を回した心算でまずは尋ねた。*]
(79) 2023/11/17(Fri) 15時頃
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坂理君は、しばらく端末を見ていた。 私も程々に目を通す。 同じ中学の生徒がいるとは思う由もなく、一番気になったのは高校の養護教諭だという女性のことか。 私の方は、一応他の皆がつけているなら顔写真も添付しただろうけれど。 一通り確認して、坂理君に向き直る。
「そう、テーマパークの前に何かあったはずなのよ。 あんまりそれ以上突っ込んで詳しく調べたわけじゃないんだけれどね。」
調べていたら、表向きの病理研究所にまては辿り着くこともできたのだろうけど。
「ま、でもそれはどうでもいい話なのかもしれないしね。 ええ、ちょっとね。ジェットコースターはさすがにこの格好で楽しむのもなんだし。 姉弟でもあなたなら全く悪くないけど…
うん、ひとまずはいくわ。 折が合えばまた会いましょう。」
そう告げて、二杯目をオーダーする彼を背に、その場を後にした。
(80) 2023/11/17(Fri) 19時頃
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「んっ?」
ふとメッセージに気が付き歩を止めた。 ポチポチとメッセージを打ち込んで送信して、また歩き始める。 向かうのは、予定通り観覧車のゴンドラの下。*
(81) 2023/11/17(Fri) 19時頃
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……そういやここは、 曲がりなりにもテーマパークだったな。
[タイミングを見計らったようなモナリザの解説。>>77 己が想像したような、際どい服ではなかったらしい。 ハラスメントを回避できたと解釈して、喜ぶとしよう。 ファンタジー宇宙スーツ。 世の中には色々なジャンルが存在する。]
俺は着せ替えをする気はない。 土産を待つ生徒もいないしな。
[コードと呼ばれた頼りない紐状の服(一部)を 肩に乗せるように投げかけて、一歩下がる。]
(82) 2023/11/17(Fri) 19時頃
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[るくあが密星について語った幾つかのエピソード。 断片を紡ぎ合わせた印象では、もう少し世間知らずの ふわふわした像を浮かべていた。 目の前にいる蜜星は、るくあから聞いていたよりも もう少し硬質な印象を受ける。
純真無垢な高校生と、くすみ濁った瞳では、 見えるものも違うのかもしれない。]
まあせっかくだ。 あんたもさっきのアナウンス聞いたんだろ? 随分のんびりしているみたいだが、 どうなんだ、同じ空間に人殺しがいても 気になりはしないもんか?
[煙管を弄びつつ、問いを投げた。]
(83) 2023/11/17(Fri) 19時頃
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[密星が撮影のために着替えるようなら、 場を去るつもりだ。**]
(84) 2023/11/17(Fri) 19時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/17(Fri) 19時頃
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立ち上がりとほぼ同時。 アポロが告げるのは卯木氏からの返事。 そのまま目を通して。
「 ほうじ茶と兎型の大福か。 ……… ふっ。 」
ついと、吹き出した笑みは無意識だった。
どうやら向こうも移動するようだし、 会話を閉じるような文を選んで入力する。
(85) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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納得してから、ああ、と気付く。 何にもなれなかった俺達だけど。 緩んだ顔で、大福を頬張る煙崎るくあの姿は、 容易に想像できたから。
どうやら俺の中にも、多少なりとも 彼女という存在が『いて』くれたらしいと。 そうだな。 ほうじ茶も甘い物も、好きでも嫌いでもないけど。 ほうじ茶の香りと共に語らう時間は、
多分、好きだった。>>0:102
(86) 2023/11/17(Fri) 19時半頃
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