17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[ 扉を開けると、思っていた風景ではなくて どこか遠くへと続く昏い道
きっとこれは宙の中 それでもこの先は、必ず私の場所へとたどり着く そんな確信を持った、夢の中の世界。 ほら、遠くに白い光が見える。
ひらり、ひらりと落ちてくる白い紙 手を伸ばせば、容易くそれを取ることはできて そこには、見慣れた文字が、並んでいた ]
………… ジリヤ。
[ 私は最後に記された名前を見て、 小さく零しながら、歩を進める。>>164 ]
(168) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
|
|
ああ。 どうか、元気で。
[ 昏い道はやがて白い光の中へと続いていく
目を細めて手紙を掲げれば ほら、夢の世界は終わるぞ、と告げるように 手紙はさらさら、さらさらと、 まるで流れ星のように、小さな煌めきとなって 私がいま来た道を、照らしていく。 ]
(169) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
|
|
[ それでも私は振り返らない。 手紙の温かさも、カルピスの冷たさも、 宙があんなにも暗かったことも 作られた、真っ白な世界にも
もう、戻らない。 ]
(170) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
|
|
[ それでも、私は胸に抱く
誰かとの温かな感情を 誰かとの優しい約束を 誰かとの確かな記憶を 誰かとの小さな希望を
私がまた、忘れてしまうまで。 私がまた、忘れてしまって迷ったときには
さあ。手土産は、何にしようか。 ]**
(171) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
|
|
── その後 ──
[ ところで知っているだろうか エフェメラームは高度に発達した星だった
タイムスリップはできないが 時空転移はお手の物で それゆえ多くの民がこの星を出て、 他の星へと旅立っていった
私もまた、 復興のヒントを探して 様々な星を転々と旅して生きている ]
(248) ししゃもん 2022/03/15(Tue) 09時半頃
|
|
[ だからもしかしたら。飛んだ先が
誰かが見た 朝焼けのような色だったかもしれないし 誰かが好きだった 夕焼けの色だったかもしれない
龍が空を飛ぶ美しい緑の大地かもしれないし 灰色の土の上に 小さな花が芽吹くIFの未来かもしれない
ひとつ大人になった誰かが、 前を向いて暮らす街のどこかだったかもしれない ]
(249) ししゃもん 2022/03/15(Tue) 09時半頃
|
|
[ 長居することはない。 もしもこの先誰かに会えたとしても きっと言葉も交わさない
だけど 本当に広い世界のどこかで 誰かとともに在れたことを
本当に広い世界と世界が どこかで正しく繋がっていることを
私たちはひとりじゃないことを
ただ 認められたなら それだけで、しあわせだったから。 ]**
(250) ししゃもん 2022/03/15(Tue) 09時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る