人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ここは、私の気持ちを代弁した世界?>>120
 それは、確かにそうだと思う。
 ここは私の望みが叶う世界。
 だけど、「助けて」と言えない私の気持ち?
 そんなことは……そんな、はずは ]

 ……ちがう。違う、よ。
 私はただ、文化祭の思い出が大事で、
 その思い出を、ずっと大事にできる場所に行きたかった。
 
[ そのはず。それ以上の意味なんて、ないはず ]

(134) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君には、謝りたかった。
 約束したのに、私、本当にあの約束、嬉しかったのに、
 守れなくてごめんなさいって、謝りたかったから。
 ……それだけだよ。

 芽衣は、絶対私の秘密に気づいてたのに、
 気づかないふりしてくれたから。
 いっぱい、私の嘘に付き合ってもらってごめんねって
 そう言いたかった。
 あとね、芽衣のピアノ、聴いてみたかった。
 それが最後の私の心残りだから。

[ そのはず。私の最後の心残りはそれで、
 私は、それ以上何も望むことなんて* ]

(135) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ どうしてって、芽衣が聞く。>>125
 そうよね、気になるよね。当然だと思う。
 そして、私は2人をこんなに巻き込んじゃった。
 2人には……ううん、この校舎に来てくれたみんなには、
 「どうして」を知る権利がある ] 

 芽衣は、お父さんのこと、好き?
 炭蔵君は、家族のこと好きって言ってたよね。
 私、そう言い切れる炭蔵君が羨ましかった。

[ 夏の日の会話を思い出す。>>0:821
 ねえ、炭蔵君、あの時の私の返事を覚えてる?
 憎んでるんじゃないかって思うことも、あるかな。
 私、そう答えたんだった>>0:899 ]

(136) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私、姉が一人いるの。歳は離れてるんだけどね。
 綺麗で、頭がよくて、人望もあって、
 みんな、姉のこと完璧だって言ってた。
 父の自慢の娘だった。
 でもね、ちょっと……事件が起こって、
 姉は父を失望させたの。
 父は激怒して、姉を追い出して、
 そして、私は姉の代用品になった。
 “父は間違っていなかった”ってことを
 証明するための道具になったの。
 ……でも、私じゃ全然姉には及ばなくて。

[ 炭蔵君に顔を向けた。覚えてる?って首を傾げる。
 家庭内の問題っていうより、私の問題。>>0:1177
 そう、原因は私のスペック不足 ]

(137) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ずっと、怖かった。姉は一度の失敗で見限られたから。
 私は、全然姉には届かないから。
 私じゃ、姉の代用品にはなれないから。
 何かひとつ失敗するたびに、
 捨てられるんじゃないかって怖かった。
 失望のため息を吐かれるたびに、
 今度こそ見限られるのかと思った。
 プレッシャーに耐えきれなくて、手首、切っちゃった。
 傷口が痛む時は、心の痛みを忘れられたから。

[ でもね、って私は言った。
 勘違いしてほしくなかったの ]

 だから、死のうって思ったわけじゃない。
 

(138) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 芽衣には話したよね、中学の時はバレー部だったこと。
 絵のコンクールで表彰されたこと。
 高校になってやめたのは、父にやめさせられたから。
 そんなものは何の役にも立たない、
 私の人生には不要だって命令されたから。
 ……私、父の命令には逆らえなかった。

[ だって、全然父の求める水準に達せないんだもの。
 全然姉に追いつけないんだもの。
 そんな私が、父に意見なんて、できるわけがない ]

(139) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 何か一つ取り上げられるたび、
 私の中から何かがなくなる気がした。
 どんどんどんどん、
 私を作ってるものが消えてく気がした。
 それでも、大丈夫だって思ってた。
 大丈夫なはずだったの。
 だけど……、

[ 俯いたら、クレープが目に入った。
 私と芽衣が初めて作ったクレープ。
 59点の出来栄えのクレープ。>>4:467
 父にとってはきっと生ゴミにしか見えないだろうそれ ]

(140) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私に、友達は必要ないって命令だけは、
 どうしても、聞けなかった……。
 

(141) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ぽとぽととクレープに雫が落ちた。
 雫が落ちた部分の生クリームが溶ける。
 甘いクレープがしょっぱくなっちゃう。
 ぽとぽとと落ちる雫と一緒に、私の言葉も落ちた ]

(142) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……今死ねば、父の命令、聞かなくて済む。
 みんなと友達のまま、死ねるって、
 そう、思っちゃった。*
 

(143) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 手首を切ったらしい炭蔵君は、
 すごく困った顔をしてる。>>144
 悪びれることなくあっさり手首を見せたから
 そんな気がしてたけど、
 炭蔵君、全然問題だと思ってなさそう。
 困った顔をしてるのも、前髪に隠されてたら
 わからなかっただろうから、
 今ははっきり顔が見えるのをいいことに、
 私はちょっと炭蔵君を睨んだ ]

 あはは、じゃないよ。
 もっと自分の身体を大事にして。

[ 自分のことを棚に上げてる?
 でも私、自分の心を大事にしてるつもりだった。
 私が手首を切ったのは、私を守るためだった ]

(152) 2021/06/15(Tue) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……もう、手遅れでしょ。

[ 約束。>>146
 普通SOSって、手遅れになる前に送るものでしょ。
 私はもう一線を越えちゃったのに。
 受け取る方だって困るでしょ。

 今更、何言ってるのかな。
 私が炭蔵君にどれだけ弱みを見せたと思ってるの?
 大丈夫じゃなくなったらSOSを出す、なんて約束、
 私は炭蔵君にだからできたのに。
 そして、私がため息が怖いことを知ってるのは芽衣だけ。
 私がこの校舎に最後までいてほしかったのは、
 炭蔵君と芽衣の2人。
 とっくの昔から、私にとって2人は特別だった ]

(153) 2021/06/15(Tue) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私がずっと抱えていたもの、全部。
 芽衣は「教えて」って言ったから、>>126
 私は全部隠さなかった。
 だって、これが最後だもの ]
 
 ……正しくない。
 私、ずっと理不尽だって、思ってた。

[ 私は姉じゃない。
 私は姉の代用品じゃない。
 私は姉にはなれない ]

(154) 2021/06/15(Tue) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 「優しくない人」の定義を聞かれて、浮かんだイメージ。
 自分勝手で、
 自分の思い通りにならないと気が済まなくて、
 自分のことを気を使われる側だと思ってて、
 自分の思い通りにならないことを、
 他人のせいにできる人。>>2:278>>2:279>>2:295
 私はずっと、父をそんな人だと思ってた ]

(155) 2021/06/15(Tue) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そんなこと、知ってる。知ってたよ、炭蔵君。
 姉に期待を裏切られた途端、
 ずっと出来損ない扱いしてた私を
 姉の代わりにしようなんて、
 そんな無理を通そうとする人が、正しいわけがない。
 
[ 自分が間違ってなかったことを証明するためだけの道具。
 そんな扱いをされて、父だから正しいなんて、
 そんな風に思えるほど私はおめでたくなんかない ]

(156) 2021/06/15(Tue) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……でも、父が間違ってたから、何なの?
 私がどんなに白いって言っても、
 父が黒だって言ったら黒なの。
 それが我が家の、ルールで、命令。
 結局、私はまだ子供で、
 父がどんなに理不尽な暴君だとしても、
 そんな父に依存して生きてるの。
 逆らったら、生きていけないの。

[ 早く大人になりたかった。>>2:606
 大人になったら、自分で別の場所を見つけて、
 生きていけるかもしれないって思った。
 でも、間に合わなかったね。
 大人になるより、私の限界の方が早かった ]

(157) 2021/06/15(Tue) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……だから、もう手遅れ。
 自殺を図るような娘は父の人生の汚点だから。
 私はきっともう捨てられてるし、
 私が生きていける場所なんて、
 現実のどこにももうないの。

[ そのままの私が好きって、>>151
 もうちょっと言葉を選んだ方がいいと思うよ。
 口説き文句みたい。勘違いされちゃうよ。
 でもそれも炭蔵君の不器用なところだったね ]

(158) 2021/06/15(Tue) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 言ったでしょ、私、炭蔵君の不器用なところ、
 嫌いじゃないって。
 炭蔵君は、そのままの炭蔵君でいいんだよ。

[ 炭蔵君よりストレートじゃない私は、
 ずっと嫌いじゃないって言ってたけど、>>0:1174
 炭蔵君の言い方を借りるなら、私はそういう
 不器用なところがある炭蔵君のことが好きだったよ** ]

(159) 2021/06/15(Tue) 02時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/15(Tue) 02時頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/15(Tue) 18時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣が自分の手を大事にしてること、私は知ってた。
 そんな芽衣にとって、自分で手首を切るなんて、
 きっと考えられないことだろうと思う。
 自分のことは棚に上げてたけど>>152
 芽衣が炭蔵君に向ける言葉は、>>164
 私にも刺さった。
 何か言いたげな顔で、それでもこちらを向いた芽衣は
 私には口を噤む。>>165
 でも、目は口ほどにものを言ってて、
 私は申し訳なくなって、ちょっと目を伏せた。

 でも、炭蔵君には全力で自分を棚に上げる。>>186
 心が壊れて死んじゃったら、
 結果的に身体も駄目になっちゃうでしょ。
 だから、あれは必要な犠牲だった。 
 まあ、最終的に私はこんなことになっちゃったから、
 どうしようもないんだけど。
 ここ笑うところだけど、笑えない?
 やっぱり私に冗談は言えないね ]

(200) 2021/06/15(Tue) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は冗談が言えないけど、
 炭蔵君はもっと酷いと思う。>>190
 冗談じゃなくて真面目にそう思ってるのが
 むしろ質が悪い。
 これで愛想を身に着けたら人たらし間違いなしなので、
 やっぱり炭蔵君はそのままでいいと思う。
 物腰柔らか仕様は一生身に着けない方がいいよ。
 勘違いに誘導する悪質さが身につくだけだから ]

(201) 2021/06/15(Tue) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣はお父さんが好きだって言った。>>166
 芽衣が私のことを知らなかったように、
 私も、芽衣の抱えているものを知らない。
 だから、躊躇いなく好きだと言える芽衣のことが、
 私はやっぱり羨ましい。

 落ち着いて話そうと思ったのに、
 やっぱり私は冷静にはなりきれなかった。
 感情的な人間は、父が嫌うものだ。
 いつも冷静に落ち着いているべきだって言われた。
 ……父自身は、あんなに感情的な人なのにね ]

(202) 2021/06/15(Tue) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 涙がトッピングされちゃったクレープに、
 芽衣の手が添えられる。>>170
 顔を上げた私に、芽衣はこの世界から帰ったみんなの、
 私の知らなかった話を教えてくれる>>171 ]

 ……文化祭、楽しかったの。

[ 伝えてもらった言葉に、私はそう返して、
 でも、と首を横に振った ]

 でも、写真、捨てられちゃった。
 私にはいらないものだって。

[ データはもちろん残ってる。
 でも、飾ってる写真を捨てられて、
 私は思い出を汚されたと思った ]

(203) 2021/06/15(Tue) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 文化祭そのものだけじゃなくて、準備から、全部。
 みんなで作っていくの、楽しかった。
 みんなで作り上げたから、楽しかった。
 でも、私にそんな馴れ合いは必要ないって。

[ 一番大事だと思った思い出を否定されたの。
 それが許せなかったから、
 私はメールに残したんだと思う。
 持っていたい思い出はそれだけ。
 家族の思い出なんてない。そんなもの、いらない* ]

(204) 2021/06/15(Tue) 19時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/15(Tue) 19時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私の知らなかったみんなの言葉を伝えてくれた芽衣は、
 まるで私を力づけるみたいに笑って、
 私の頭を撫でる。>>172
 ため息が怖いって打ち明け話をしたあの時みたいに ]

 うん。聴きたい。

[ ピアノに向かう芽衣に>>173
 眼鏡を外して涙を拭ってから、私は頷いた。
 ちょっとこすっちゃったから赤くなっちゃってたかも。

 芽衣のピアノを聴くこと。私の最後の心残り。
 それが、今叶う。
 全部叶って、もう私、思い残すことなんかないかな。
 ……そう、思ったのに ]

(205) 2021/06/15(Tue) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣がピアノの話をする時、
 それって過去形だったと思う。
 今でも芽衣は自分の手を大事にしてて、
 それでも芽衣の語るピアノの話は過去だった。
 だから私、聴いてみたいなって、言えなかった。

 それなのに、芽衣の選んだ曲は明らかに難易度が高い。
 私は音楽に詳しくない。それでも、
 この曲がとても難しいことと、>>176
 芽衣の指がそれについていけていないことには気づいた。
 叩きつけられるような激しい音は、
 そのまま芽衣の思いがこもっていた。

 演奏を終えて、顔を上げた芽衣と目が合う。
 その目から――――涙がこぼれた ]

(206) 2021/06/15(Tue) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 なんで……なんで謝るの、芽衣。

[ 私は首を横に振る。
 芽衣のピアノを聴いてみたい。それは最後の心残りで、
 それを叶えてもらったっていうのに。
 これで私、もう思い残すことなんて、ないはずなのに。

 困ったな、って思う。だってわかっちゃうんだもの。
 これは、芽衣にとって不本意な演奏で、
 芽衣は、それが悔しいんだって。

 心残りなんて、もう何もないはずなのに。
 困る。とても困る。
 芽衣の納得のいく演奏、聴きたくなっちゃうじゃない。
 心残り、増えちゃうじゃない。
 芽衣は魔法を見栄を張ったって思うかもしれないけど、
 これは立派な魔法だよ。
 でも……でも! ]

(207) 2021/06/15(Tue) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……私、ずっと死ぬつもりなんかなかったけど、
 でも、死ねたら楽だろうなとは、ずっと思ってたんだよ。

[ 私、死ぬつもりなんてなかった。
 それは、私には死ぬ勇気も覚悟もないと思ってたから。
 生きたかったから、じゃない ]

 死ねるのに。楽になれるのに。
 このまま楽になっちゃ駄目?駄目なのかな?
 私、もう頑張りたくない。
 そんなわがままは言っちゃ駄目なの?

[ 手遅れなんて言わせないって炭蔵君が言う。
 でも、わがまま言っていいなら、>>194
 このまま死なせてって私はわがままを言いたい ]

(208) 2021/06/15(Tue) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 綿見さんと、父は、違うよ。
 綿見さんは、私を見てくれた。
 それが嫌いって感情でもね。
 だから私は綿見さんと仲良くなりたいって思ったの。
 父は違う。あの人にとって私はお人形。
 マネキンと話をしようなんて思わないでしょ。
 母は、父には逆らえないよ。
 姉が縁を切られた時だって、母は何も言えなかった。
 ……お姉ちゃんは、妊娠してたのに。

[ 綿見さんと話せたって芽衣は励ましてくれるけど>>182
 私は、綿見さんとは、なんとかなりたかったんだよ。
 気づかないふりをしてた時だって、
 これ以上嫌われたくなかったから、
 そうしてたつもりだったの。
 私は父と対話する勇気なんかないし、
 そうしたいとも思えない ]

(209) 2021/06/15(Tue) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そう、私、ちゃんと綿見さんと話せたんだよ。
 ちょっとだけ仲良くなれたの。
 この結果はどうかな?
 炭蔵君を失望させずに済んだかな?>>0:181
 でも私、それでも父と話す気にはなれないの。
 あの人は、人の話を聞かないから ]

(210) 2021/06/15(Tue) 20時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 生きてって、>>183
 思い出にしたくないって>>195
 芽衣も、炭蔵君も言ってくれるけど ]

 自殺して、死に損なったら悲惨って、
 綿見さんだって言ってたよ。
 私、身体中を滅茶苦茶に刺したの。
 どうなってるのか、私にもわからない。

[ 特に左手首は何度も切った。
 うっかり助かったとして……まともに動くかな?
 もう、無理なんじゃないかな ]

(211) 2021/06/15(Tue) 20時頃

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