人狼議事


14 冷たい校舎村10

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視点: 人

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【人】 季節巡回 こころ



  春満、知ってた?
  あのプラネタリウム、
  和歌奈ちゃんが作ってくれたの。
  天文部、もともとやる予定じゃなかったの。


[ だから、この世界は──というほど、
 意外性はない結論だ。この星空を見てしまえば。

 言い終わるのとほぼ同時みたいに、
 エレベーターが目的の場所で扉を開く。

 彼女たちはまだ扉の前にいただろうか。
 ゆっくり開く扉の先になにがあるのか。

 なにかを祈るような気持ちで、
 わたしの鼓動は今もひどく速い。*]
 

(67) 2021/11/13(Sat) 16時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ パンケーキをきれいな円にする方法。
 知ってる? 一点めがけて生地を流して、
 お玉の底でそっとゆすってやるのだ。
 ……型を使うときは必要ないんだけどね!

 わたしは文化祭準備に学んだことを、
 得意げに君に語ったりもした。

 どうせ全部混ぜちゃうんだからと、
 大雑把なわたしは笑うだけだった。>>71
 わかにゃんのへたっぴ。そんなふうに。
 言ってくれたら、それも教えたのに。]
 

(95) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 猫の顔が描かれたパンケーキ。
 誰もいない廊下は非常に駆けやすかった。
 人にぶつかる心配も、先生に捕まる心配もない。

 まるで文化祭ごっこ。
 もうずいぶんピースの欠けてしまった世界で。
 ほんの少し前の出来事がずいぶん遠くに感じる。]
 

(96) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ そして今、あの戯れのような時間を、
 ほんの少しだけ後悔しはじめている。

 ……文化祭の準備が整えば、
 終わりはあっという間にやってくる。
 そんなことをふいに想像して。]
 

(97) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ だって、ほら。>>81
 大きな猫ちゃんまで揃ってしまった。]


  ……もみくちゃだったねえ。
  でも、ずいぶん好評だったよー
  他クラスの委員長が歯ぎしりしてた。


[ 何気ない会話を重ねれば、
 少しだけ落ち着いていられる気がして。
 猫とバスケ少年とわたし。まだ上昇する箱の中。]
 

(98) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 当日、女の子に抱き着かれていたなって、
 わたしは思い出したりもしていた。

 家族ぐるみで文化祭を見に来るなんて、
 なんてほほえましいんだろうって思ったのだ。

 ずいぶん年の離れた友だちの妹。
 ふつうの、善良そうな一家。
 たとえ目鼻立ちがそれほど似ていなくても、
 彼らは世話焼きな友だちに容易く結びつき──、

 ああ、どうしたって思考が引き寄せられる。]
 

(99) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……ハルミチーはさ、
  言葉ばっかりつっけどんで、
  でも、他人に甘くて優しいよねえ。

  きっと、だから呼ばれたんだよ。
  引き寄せられた≠ニいうより。
  ……春満が春満だったから。
  ここに、必要だったんじゃないかなあ。


[ 少なくともわたしはそう思うよ。
 律儀に着ぐるみで現れた君だから。

 わかにゃんらしい。>>84
 その言葉にわたしはしっかりと頷き、
 ……ああ、扉が開いていく。
 強張りそうになる肩に、ぽんと手が置かれた。>>85]
 

(100) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……うん。会いに行こう。
  終わりなんて、いやだよ。 *

 

(101) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 扉のその先に、満点の星空を想像した。
 裏腹に、広がるのはひたすらに深い闇だ。>>74]
 

(102) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ

 ── 現在 ──


  ──和歌奈ちゃん!


[ わたし、飛び出すように、
 開け放たれた扉の方へと地面を蹴った。

 探していた人が背中を向けて立っている。
 かすかにため息が聞こえた。
 ただ事実を述べるような声も。>>79

 別に走ってきたわけじゃないのに、
 鼓動が速くて、息が苦しいのだ。
 やっとのことで名前を呼んだくらいに。

 こころが痛いのだ。
 その背が近づかないでと言うようで。]
 

(103) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 屋上に君は立つ君に、
 まなちが語りかけるのを見ていた。>>94

 穏やかな空気がまるで物語の終わりみたいで、
 わたし、耐えられずに声を張り上げてしまう。]


  ここが壊れちゃうなら、
  その前に一緒にかえろうよ!
  かえれるはずなの! 今からでも!


[ 50%を切ったって大丈夫。
 いつかそんなふうに笑ったくせ、
 多くの場合≠ノさえ確証を持てず、
 わたしの声はひどく切羽詰まっている。*]
 

(104) 2021/11/13(Sat) 21時半頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 21時半頃


季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 23時半頃


【人】 季節巡回 こころ


[ ​風が吹いている。>>74
 簡単に煽られた髪があちこちに振れて、
 その一部が頬に張り付いていた。

 これで最後にするのだと君は言う。
 背後からも声が聞こえて、>>110
 わたしはまだその背中を見ていた。

 なにか叫び返しそうになる自分を、
 辛うじて押しとどめているような気持ちで。]
 

(133) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ それは一瞬の出来事に思えた。
 不意にまなちが動いた。>>121

 和歌奈ちゃんのところへ行くのかと思えば、
 彼女がまっすぐに向かったのは屋上の端だ。

 ひゅっと息を呑む音が聞こえた。
 ほかならぬわたしの喉から。

 とっさに駆けだそうとしたわたしの脚は、
 和歌奈ちゃんの動きを見て、はたと止まる。>>132
 それから再び動く。二人の方へと。]
 

(134) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ──取り返せなくたって、だからって。

  過去は変えられないよ。
  でも、それで終わりにしちゃったら、

  和歌奈ちゃんの最後は、
  嫌になっちゃった自分のままなんだよ。

  そんなふうに言うほど、
  君がなにをしたっていうの。


[ 一歩一歩を踏みしめながら、
 風に負けじとわたしは声を張り上げる。
 同じ屋上に立っているはずなのに、
 君の背中が果てしなく遠くに思える。
 その距離を一歩ずつ詰めていく。]
 

(135) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 知ってる。
 これがどんなに勝手で残酷な行為か。

 終わりにしたいというのは、
 君の明確な意思であるはずだった。

 そうなんだねえと物分かりよく頷けば、
 それは君にとって良い結末だったんだろうか。

 文化祭をもう一度。
 みんなと一緒に少しの間過ごして。

 そんな考えが過ぎらなかったわけではなくて、
 それでもわたし、言わずにはいられなかった。]
 

(136) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ──それに、
  わたしは和歌奈ちゃんが好き。

  たとえ、君自身が自分を嫌っても、
  わたしは、わたしの目に映る君が好きだよ。

  わたしの好きな人を勝手に殺さないで。

 

(137) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 触れられるくらいの距離まで近づいて、
 わたしはその腕に手を伸ばした。

 いつか──遠い過去に思える最近。
 教室まで駆けだそうと掴んだときと、
 今と、どちらのほうが強引だっただろう。

 少なくともわたしは明確に、
 君の腕を捕まえる意思を持ってそうした。

 わたしの友だちを救おうと手を伸ばす、
 これまたわたしの友だちである君に。]
 

(138) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ねえ、ここにあるのは、
  この世界にも、元の世界にも、存在するのは、
  君が壊しちゃったものだけじゃないでしょう。

  ……プラネタリウム。
  あの教室があの姿じゃなければ、
  わたし、その時点できっと確信してた。
  この世界はわたしのものじゃないって。

  それだけの意味があるの。わたしにとっては。
  それを作ったのは和歌奈ちゃん、君なんだよ。
 
 

(139) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  君が自分のこと、嫌じゃなくなるまで。
  何度だって、どこまでだって付き合う。

  なにされたっていい。
  なんだってするって言ったよね。

  だから死なないで。
  わたしのこころを壊さないで。

 

(140) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ じとりと手のひらが汗ばんでいた。
 わたしの意思に関係なく指先が震えた。
 それでも言葉を紡ぐ。できうる限りに冷静と。

 理解しているつもりだ。
 これがどれだけ身勝手な言葉か。
 わかっていてそれを振りかざすくらいに、
 わたしは、君に生きていてほしい。だから。]


  和歌奈ちゃん。
  わたしを……わたしたちを見て。


[ もう一度と名前を呼び、
 わたしはただひたすらに君を見ていた。**]
 

(141) 2021/11/14(Sun) 01時半頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 01時半頃


季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 19時頃


【人】 季節巡回 こころ



  ……春満の言う通りだよ。
  わたしをこの世界に呼んだのも、
  わたしに手を貸したのも和歌奈ちゃん。

  今、この状況を招いたのも、そう。


[ わたしは春満ほど物分かりがよくないけれど。

 大きな猫が歩み寄ってきて、>>160
 入れ替わりにまなちはここから去っていった。

 いろいろと──先ほどの飛び降り未遂だとか、
 言いたいことはあるんだけれど、一旦さておき。

 わたしは目の前の君を逃がすわけにはいくまいと、
 君から課された課題に応えるのに忙しい。>>174]
 

(182) 2021/11/14(Sun) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  違わない。
  わたしがうれしかったから、
  わたしはそれを優しさって呼ぶ。
  たとえ、君とってはエゴでも。


[ ようやく顔をあげた君に、>>174
 わたしは断定的な口調で言う。]


  この答えが気に食わないなら、
  何度だって解答を持ってくるから。
  だから、ちゃんと採点して。和歌奈ちゃんの手で。


[ 君の選択なら受け入れる≠ニは言えず、
 わたしは食い下がった。ここで終わらせないために。]
 

(183) 2021/11/14(Sun) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ いつしか君は泣いていて、>>180
 わたしは少しだけ手のひらから力を抜いた。

 訥々と語られるのは、
 どこか不器用にも思える優しい言葉で、
 わたしはようやく少しだけ頬を緩ませる。]


  ……今の和歌奈ちゃんも、わたし好きだよ。


[ 叶うことならその肩を抱き寄せようと、
 もう片方の手も君に向けて伸ばした。]
 

(184) 2021/11/14(Sun) 21時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  うっかりしてて、泣きべそかいてて、
  手を貸してって言ってくれるところ。

  先にかえったみんなも、
  きっと同じ気持ちになると思うなあ。


[ その背中をさすってあげたいの。
 これはエゴかしら。優しさかしら。
 どっちだっていいとわたしは思って、
 気の向くままに動き、言葉を紡ぐ。]
 

(185) 2021/11/14(Sun) 22時頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……だから、大丈夫。
  やり直す方法も、みんなに伝える方法も。
  一緒に探すから。教えてあげるから。
  和歌奈ちゃんが自分を好きになれるまで。

 

(186) 2021/11/14(Sun) 22時頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……だから、
  一緒にかえるんだよ、和歌奈ちゃん。
  それから、君のことをもっと教えて?


[ 意図的に強引な言い方を選び、
 裏腹に、目を細めて小さく微笑んだ。*]
 

(187) 2021/11/14(Sun) 22時頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 22時頃


【人】 季節巡回 こころ


[ あら。ハルミチくん。
 女の子の涙は苦手ですか?
 助けを求めるような視線を受けつつも、>>193
 わたしは和歌奈ちゃんの方に手を伸ばしたのだ。

 彼は言う。彼女の気持ちがいくらかわかると。
 それから、実体験に基づく話も。>>195]
 

(199) 2021/11/14(Sun) 23時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……言われてみれば、確かにー
  わたしだってそうだよ。お兄もお姉も。
  なんやかんやあったけど今じゃ仲良し。

  わかにゃん、大丈夫だよ。
  ハルミチー、頼りになるぅ。


[ そんなところまで頭が回らなかった。
 わたしは素直に感心しながら、
 ふと、さっきより自然に話せている自分に気づく。]
 

(200) 2021/11/14(Sun) 23時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  それじゃあ、
  わたしたちが押し入っちゃったのかもね。
  君の危機をびびびっと察知して。
  ……そういうことにしてもいいよー


[ だから、いつも通りに近づいた口調で、
 不思議そうに言う君に悪戯っぽく笑う。>>188

 わたしたちのこころ。
 中になにが入っているかもわからない。
 答え合わせのしようもないなにか。

 わたしはここで、その断片に触れたのだろうか。
 本来覗くことのできない君のこころの中を。]
 

(201) 2021/11/14(Sun) 23時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ ……そうだとしたら、
 わたしはやっぱり君が好きだよ。
 君が作った不器用な優しさの詰まった世界が。]
 

(202) 2021/11/15(Mon) 00時頃

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