27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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ここから先はあの事故から一年と四十九日後
回谷こころがこの世界からいなくなったその先で 大藤久影が皆を置いて行った後の 誰も知らない、少しだけ寂しい話だ。
(468) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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── 誰かの終わりの先で ──
[ついに社会人となり、 後継として仕事を教えられている最中の高祈成海は
忙しい日々に纏う色とは違う黒色、喪服姿で 夜の海に佇んでいた。
──成海は、大藤の終わりを悟っただけだ。
それがいつ何処でなのか、どんな気持ちだったのか どれ程苦しかったのか、 あの噂以上のものがいつまでも流れてこない以上 知る由もない。
ただ、海とは霊に引き込まれる場所であり 彼岸と繋がっていると、聞いたことがあった。]
(469) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[月が綺麗な夜だった。
白い輝きが、その光で誰かを導く如く 細く眩く路のように夜闇の水面を照らしている。
成海が投げ入れた白い百合の花束が、 ゆっくりとゆっくりと、波に攫われていった。]
(470) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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今でも許してなんていないよ
[隠し事ばかりの弟にあれだけの願いを告げられた兄が 自分を好ましく感じられていると、 気づかなかったとは言わせない。
その言葉は君の選択で齎されたものだ。 甘んじて受け止めるがいい。 ──どうせ涼しい顔で、平気でするのだろうけど。
それでも君にとって間違ったことをしたとは言わない。 どれだけの思いがあったのか、 あの憂いに手を伸ばせなかった男が 正しく理解出来るわけもないのだから。]
(471) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[どうぞ、後悔の代わりに安らかな眠りと安寧を。
──二人に死すらも別つことの出来ない愛を。
独り閉ざした瞼の下で、 あの日二人の上にあった夏の空が青く澄む。**]
(472) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。
ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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――ある日とその後
[>>399>>400 忌憚なく思ったことを口にして、 自身のペースを重んじる人なのに、 銀に対しては思春期の乙女のよう 遠慮がちに伸ばされる手がとてもいじらしい。 手を取って、彼女の家まで並んで歩く。 傍目にはどのように映るか知らないが 恋人ですよ? 堂々とそんな顔をして。
その日、或いはその後のお泊りがどうなったか。]
今日はお酒はダメです。 素のあなたが見たいので。
[いつかの励まし会みたいな大胆な奔放さは拝めずとも 愛らしい一面が見る時があったはずだ。*]
(473) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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[>>#2 あの絵との運命が断絶しても、 修復されるというのなら、助力は惜しまないつもりでいた。 美術館に貯蔵された絵画が買い取れるかは疑問だが、 いつか買い求められる日がくればと、 困窮しているでもないのにバイトしていた理由はそれだ。 学生の稼ぎで到底どうにかなる額ではないが それなりに貯金はあったため、寄付した金額は 学生一人のものにしてはそこそこの額。
災害の後、銀は貯金を寄付に注ぎ込んで、 ボランティアにも参加していた。 自分に出来ることはそれぐらいしかなかったから。]
(474) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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もう少し、時間かかりそうね。
[時間というのは絵の修復が成される日のことではない。 貯蓄が目標額に達成するまでの話だ。 元々、学芸員になってあの美術館で働くか、 絵を購入するため金融関係に勤め稼ぐ方法を見に付けるか、 卒業後の進路は二択に定めていたのだが、 前者が潰えた今、後者を選択する。
ところで目標額というのは、 いわゆるブライダル資金というもので。 やはり自分から贈りたいのだ。 石の多寡や大小に彼女が拘らなくとも、 "あ、これ似合う"と思えたのがそれなりの品だったため せっせと準備を整える日々だ。]
(475) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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[いつか そう遠くない日に、 どこで覚えたのか片膝ついて 『私のお嫁さんになってください』 プロポーズの言葉を告げる日を思い描いて。*]
(476) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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――10月のごちそうさま
『 どれもおいしそう とりわけ銀は 人参と蓮根のきんぴらとチーズの ホットサンドがとても気になります 』
[>>434>>435 福原からのグループLINEに返す 銀の指の動きは高速だ。
一人暮らしの残り物にしては多すぎまいか? との疑問もあったが、暴食の秋ともいうし。]
(477) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃
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[翌日はうっきうきで研究室に向かって、 ちゃんとラップで個包装されているそれらに 感動しながら食しただろう。
>>450 それが個別LINEでないのなら、 なんとなく"らしくなさ"を感知したかもしれない。 作り手に向けられる柔らかな視線だとか、 温度を感じさせる文章だとかまでは 銀には察せるはずもなく、きっと好物が 含まれているのだろう程度に受け取って。 いつぞやの宴席でのわかめとシュリンプを 思い出して、食べ物なんて然程興味なさそうなのに 意外な面があるのだな、という感想に留まった。]
(478) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃
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[玉子サンドを選ばなかったのは、 美術館で田端がたまごサンドを所望していたのを 覚えていたからだ。 いくつあったか分からないが、彼女の分が 残るようにと考えて。
勿論あまりそうなら、 銀も遠慮なく摘まんだことだろう。]
食べ物の恩は忘れないわ。 この細腕にできることなら遠慮なくいってね。
[ハムスターのように頬を膨らませてから 伝えただろう。 ありがとう、ごちそうさま。*]
(479) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃
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─その後のその後─
お酒は、…………良いの用意しておいたのだけど。
[お酒はダメだと言われたら、残念と微笑みながら返しました。>>473 その日はきっと同じ香りの髪になって、一緒の布団で寝たのでしょう。 キスをして、言葉を交わして、恥ずかしいながらも寄り添いあって、温もりを感じながら目覚める事の幸せを知りました。 大胆な服も、しっかりとしたヘアメイクもしなくて良い、素の自分。 弱い部分も知られてしまうことがこんなにも安心できることなのだと、田端はゆっくりと理解していったのです。]*
(480) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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[それからは、新社会人になると忙しい日々が続きました。 田端はブライダル関連の中でもヘアメイクの仕事、特にネイル関連の仕事につきましたので、基本的に女性のお客様を相手にしています。 仕事だからと割り切れるのも良いですし、ここなら男性と関わることも少ないのも良いことです。 男性は矢張りトラブルの元と考えてしまいますし、苦手意識はありましたから。 女性のお客様ばかりなので、接客も自然と丁寧になるのは良いことでした。 男性のお客様相手なら、何か言われたら冷たい眼差しを送ってしまいそうだからです。 それでも似合う色やこんなものはどうかと推薦したり指摘したりするのは自分なりの本音を言うところは残っており、それはそれで仕事に活かせているようです。
また、銀のボランティア活動>>474にもそれなりに協力していました。 主に金銭面でしかサポート出来ませんでしたが、作品がなくなるのは寂しいですし、銀がそれだけ思い入れのある場所や作品なら田端も元に戻ってほしいと思ったのです。
敵に塩を送る?さて、何のことでしょうね。]
(481) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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[そう言えば、檀の就職希望先を聞いていません。 もし場所が離れてしまうのならどうしましょう。 そうした相談もしなければならないかもしれませんね。 あの夢で経験した結婚式。 誰かが誰かの唯一になれるその場面に自分が関わったからこそ、田端はこの仕事を選んだのです。 そしてあの日にいけないと思いながらも田端は回谷のことを羨望の眼差しで見つめていました。 だって一生その夢は叶えられないと考えていましたから。 だって自分は誰かを愛しいと思わない。 愛しいと思えないし、愛を返したりなんかできない。 ただひたすら護って欲しくて、助けて欲しい。 そんな自分が、誰かの隣に立って、幸せな時や健やかな時はともかく、病める時や悲しい時に共にあり支え合えるかどうか、否定しかできなかったからでした。]
(482) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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[………でも。 家族との関係をできる限り切り、漸く自由を手に入れた気がしました。 檀からの告白は意外なものでしたが、彼女は真っ直ぐな好意を向けてくれて、田端の心が年齢相応に成長するのをゆっくりゆっくり待ってくれました。 今でもあの時の悪夢のカケラはありますが、あの頃に比べらば大分成長できた気がします。 アリババと夢で語る時の姿も、ハイティーンくらいにまで成長してきました。 最初の頃は本当に幼児の姿ばかりだったのです。 嫌なこと、腹が立つこと、悲しいことがあると、そんな姿で怒ったり泣いたりしながらアリババに八つ当たりして甘えることが多かったのです。]
(483) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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[けれど、それがいつしか初々しい恋愛相談が混じるようになりました。 告白されたことも伝えて、頭を抱えたりクッションを投げつけたりしたでしょう。 お酒の席での失敗は別の意味で頭を抱えていましたし、自分で決めなければどうにもならないことを延々と語ったりしていました。 アリババの言うことに腹を立てたこともあるかもしれません。 けれど、遠慮なく質問したりじたばたしたりと、田端はやっぱり彼を家族のように、保護者のように見たてて夢を過ごしていました。
そうして、いつしかあることに気づいたのです。]
(484) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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[檀が嬉しいと自分も嬉しい。 幸せだと幸せだと思い、悲しんでいたり辛そうだったりすると自分も悲しくて辛くなるのです。 ある頃から彼女の言葉や行動に心臓が強く反応するようになりました。 彼女に嫌われることが怖くなりました。 彼女に喜んでもらえるのが嬉しくなりました。 ああ、つまり、田端は。]
………檀ちゃんに恋に落ちてたのね。
[いつか、誰かに向けたわけでもない独り言。 ぬいぐるみを抱きしめながら切なげに、愛しそうに。]
(485) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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[そんなことを自覚してから、どのくらい経っていたのでしょう。 もしその日が来たのなら>>476 目を見開いて真っ赤になり、涙をほろほろとこぼすでしょう。 でもそれは嬉しいから。 自分もまた、愛しいと思う唯一の人の特別な一人になれたのだと思えたからでした。
叶うはずなんて思わなかった夢。 その夢が叶うのはそう、きっともう直ぐ。]**
(486) nasca 2023/08/10(Thu) 15時半頃
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―― 10月のある日 ――
[ おにぎり作りとホットサンド作りが終わった後、>>435 スマホを見ると、メッセージが届いていた。>>450>>477 もしかしたら、他にもメッセージが 届いてたかもしれないし、 メッセージ内容によっては、 別のものを作ったかもしれないけど。
『良かったです。どうやって消費しようか 困ってたので助かります!』
と返信して、粗熱の取れたおにぎりと ホットサンドもラップで包むと、 パウンドケーキと一緒に冷蔵庫で保管する。
それから、少しだけ俺は思案した後、 ]
(487) JITA 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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[ 翌日、100均に売ってる使い捨てのランチボックスに おにぎりとホットサンド、 栗のパウンドケーキを詰めて、>>434>>435 俺は大学の研究室に向かった。
夢の世界と同様に、おにぎりとホットサンドの具材は>>1:218 ラップの上にサインペンで名前を書いたから、 来てくれたみんなにスムーズに渡せたと思う。 ]
はい! どうぞ! あははー、じゃあ何かあったら、 遠慮なく頼らせてもらうっすよー。
[ 返信メッセージにあったように、>>477 人参と蓮根のきんぴらとチーズのホットサンドと 他に希望があればそれも、銀先輩に渡しつつ、>>478>>479 ]
(488) JITA 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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[ もし、銀先輩から量が多すぎる疑問を口にされたら、>>477 「昨日、爺ちゃんと婆ちゃんが遊びに来て、 ご飯作ったんすけど、 量が多すぎてお年寄りには食べきれないって 怒られちゃいましたー」なんて、 俺は笑いながら愚痴ったかもしれない。
俺の家庭の事情は全てを語れる人は少ないけど、 相手によってはある程度のことを話せるくらいには 俺も変わっていったんだと思う。 ]**
(489) JITA 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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─退院から2週間くらい─
でき たぁ〜
[筆を持って万歳したまま後ろにバターンと倒れた。
さて、これはいつのことか。 目が覚めて、帰宅して、こころ先輩の葬儀が終わり、 高祈先輩とベンチに並んでいただいたティラミス。
まだ西門教授がしょんぼりしていた頃であったか。]
・・・受け取ってくれるかな。
[あの日、病室へ大藤先輩が会いにきてくれた時>>66 躊躇いがちにお祝いを述べながら>>159、そのあといくつか会話しただろうか。
結婚式の絵を描きたい、と思っていることは伝えた。 こころ先輩の幸せな姿を残したかったから―― と、いうのは仁科として個人的な想い。]
(490) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時頃
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[ある日ある朝、研究室に 額縁に入れて布でくるんだ一枚の絵と、 スケッチブック一冊を持って登場。]
おはよーございまーす ・・・絵、描けました。
[そう言って、布でくるんだものは隅っこに。 スケッチブックは研究室の誰でも手に取れる場所に置く。 こちらにはスナップ写真のように、切り取りたいと思った分だけ絵があって、新郎新婦のみならず神父や仲人、参列者もいくつかある。
雑ではないけれど、思い切りよく引かれる線は、まだ覚えてるうちに多くのシーンを残したかった。]
(491) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時頃
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[大藤先輩が研究室を訪れるのは 今日か明日か――
少なくとも最後の日>>138までには会えたかな。
キャンバスはまだ布の中**]
(492) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時頃
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忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。
cunnon 2023/08/10(Thu) 19時頃
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―キャンバスの結婚式―
[大藤先輩と会えた日には、 ちょっとどきどきしながら絵を差し出す。
受け取ってもらえるか、どう思われるか。
誰かに贈る絵を描いたのは初めてだけれど、 大藤先輩やこころ先輩にとって 自分の描いたものがどう映るかはわからない。]
(493) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時半頃
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[さんざん悩んで選んだシーンは、
ヴェールをあげて微笑むこころ先輩と、 花嫁の頬に触れて優しく見下ろす大藤先輩。
互いの指にはリングが光り、 明るい光とお花のシャワーが降り注ぐ中、 笑顔の参列者から喝采を浴びる祝福のシーン。
私たち以外誰も知らないし 新郎新婦に参列者は見えない祝宴だったけど、 ――確かに認められ見届けられた証明。
ありのままを正確に映しとるカメラとの違いは 想いと夢を描き足せることだろうか。]
(494) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時半頃
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[当然、 わたしはこのとき大藤先輩のゆく道など 微塵も想像していない。]
(495) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時半頃
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[最後の日。>>138 大学を辞めたと聞けば勿体ないと思ったけれど 見たい景色があると言われればそうかと思う。
彼の見たい景色がこの国──ではなく、 この世にはないことをわたしは知らない。
未だ見たまま聞いたままに受取りがちな仁科は、 白いアルバムに綴られた別れの言葉の真意を知ることない。 ――見つけているかもあやしいところ。
こころ先輩と大藤先輩の物語の続きは知らないまま
夢で得た自分の変化をゆるやかに受け止めながら、 前を向いて生きていく**]
(496) cunnon 2023/08/10(Thu) 19時半頃
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忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。
cunnon 2023/08/10(Thu) 20時頃
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―― 教授をはげます会 ――
まあ、たしかに 褒められた行動ではないかもしれないっすね。
[ 高祈先輩の言葉に同意はしつつも、>>446 俺の中での褒められなさとしては、 ワカメをビールに突っ込むという>>361 飲食物を粗末にしたことと同程度だった。
それから、お開きの流れになったのか どうなのかはともかくとして、 あり得ないのが 主賓の教授がいつの間にか帰っていたこと。>>455
ろくな挨拶もなく出て行ったぞ、あの教授。 友達の誕生日飲み会だって、 〆の挨拶まで勝手に帰る奴なんかいなかったっての と、内心悪態を吐きながら。 ]
(497) JITA 2023/08/10(Thu) 20時半頃
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