10 冷たい校舎村9
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[赤いランプが消灯する。]
(19) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[乃絵ちゃんの母親が呼ばれ、 そして、外で待っていた私たちにも、 看護師さんが声をかけてくれた。
——「峠は超えました。もう大丈夫です。」と。
その瞬間、私の心の中でずっと張り詰めていた何かが切れて、 後から後から、よかった、よかった、という気持ちが沸き出してくる。]
(20) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[おかえり、乃絵ちゃん。 帰ってきてくれてありがとう。
芽衣ちゃん、炭蔵くん。 頑張って連れ戻してくれてありがとう。]
(21) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[何も知らなかった落第生がひとり、 全身の力が抜けて萎むように、肺の奥から息を吐いて。 目に滲みそうになった涙を手の甲で押さえる。
もうこれ以上ここにいるのも邪魔だろう。 今夜は安心して、もう帰っても大丈夫。
集中治療室前から歩いて去って、 そこまではまだ冷静を取り繕えた。 けど、気持ちを抑えることはやっぱりできなくて。]
(22) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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……乃絵ちゃんが! 帰ってきたよー!
[夜の静かな病院内を早足で歩き回り、 ここに駆け付けたクラスメートに出会うたびに、 それを報告して回っただろう。
スマホという文明の利器を使えば早いじゃんって、 賢い誰かはすぐにツッコミを入れてくれるんだろうけど、 賢くない落第生なので、許してほしいかな。]
(23) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[駐車場には母親も待たせている。 もしかして寝ちゃってるかもしれないけど。
だから、なるべくすぐに帰らなきゃと思っているから、 呼び止められなければ駐車場へ向かうつもり。
積もる話は、後日に取っておきましょう。ね。*]
(24) myu-la 2021/06/16(Wed) 19時半頃
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[そういえば、喉が乾いたな。
って、張り詰めていたものが切れた後、ようやく自覚する。 寒い日は体内が乾燥しやすくて、それに気付きにくい。
病院の外に出てから、少し離れた場所のコンクリートの縁に腰掛けて、 向井くんに奢ってもらったコーラをポケットから出し、 ちょっと考えてから、思い切ってプルタブを引いた。]
(41) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃
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[ プシャッ。
——やたら爽やかな音と同時に、 シェイクされた炭酸が噴き出して、顔に飛沫がかかった。]
(42) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃
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…………あはははは!
[泡が溢れて手がネトネトになる。 外の空気はひんやりしていて、コーラの液もすぐに凍るように冷えていく。 案の定の結果につい、笑いが溢れてしまった。
なんとも間抜けな祝杯だね。 今の気分にも似た、気が抜けてゆるゆるになった甘ったるい水を飲み干して、 ハンカチできちんと顔を拭いてから、母の待つ車へと向かった。*]
(43) myu-la 2021/06/16(Wed) 20時頃
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— 後日・乃絵ちゃんのお見舞い —
やっほ。
[病室のドアをガラガラと開けながら、 最寄りのお店を覗きに来るような日常の感覚で、 ベッドにいるであろうその子に声をかける。
いろいろあったけど、生きててまた会える。 今はそれで十分。 楽しいことはこれからいくらでもあるんだから。
詳しい事情を知らないままの私はその詮索もしない。 お父さんのこととか……誰かに教えて貰ったりもしたかもしれないけど、 少なくともこの場では、乃絵ちゃんが話したいことだけ話してくれればいい。]
(80) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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おかえり。ってもう言ったっけ? はいこれ、駅前のお菓子屋さんのクッキー。 長持ちするから、良くなったら食べてね。
[紙袋に入れたお見舞い品を渡す。 たぶんこうしていろんな人が見に来てくれているんだろうな、 って、そんな想像はできるから、 私からの気持ちは重くならないように留める。]
(81) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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傷の具合はどう?
[そう聞いてみるけど、どう?と聞かれても困るかな。 身体のあちこちに自分でつけたらしい切り傷だもの。 きっと痕も残り続けるだろうし、 忘れようとしても忘れられないものになってしまうんだろう。
ふと、乃絵ちゃんの顔の近くに自分の頭を近付けて、 両手で髪を掻き分けて、頭頂部から額にかけての頭皮を見せようとする。 自分で確認できないけど、うまく見えるかな。]
(82) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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見える? 傷痕。
小さい頃にね、知らない大人に殴られた時の。 ……私にもあるんだよね。
[髪を掻き分けている手を下ろして顔を上げ、 秘密の共有をしちゃったね、という気持ちで、にひひ、と笑む。
嫌なことを忘れても、傷の痕は残るのだろう。 それは私も一緒だから。
どうか、そのことには負い目を感じずに生き続けて欲しい。]
(83) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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傷痕が目立たなくなるメイクってのがあってね。 今度、教えてあげるね。
[とりあえず、退院していろいろ落ち着いてからの予定をひとつ、 ねじこんどいてもいいでしょうか。]
うち、門限が厳しいけど、 友達が遊びに来てくれるのは大丈夫だから、 来てくれたら、お母さんもお父さんも喜ぶなぁ。
卒業前にまたお泊まりしてお菓子パーティーしたいね。 あれねぇ、すっごく楽しかった。
[狭い場所に閉じ込められるのは勘弁だけど、 あの世界に招いてくれたことは特別な体験で、間違いなく嬉しかった。*]
(84) myu-la 2021/06/17(Thu) 00時頃
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— 病院 —
芽衣ちゃん! おかえり!
[>>126あの世界から帰還して、ここに到着したその姿を見れば、 もちろん手を伸ばして、そしてそれはすぐに取られる。 ぎゅっと握られた手は暖かい。
触られた場所に傷は無いけど、 あの世界であった時と同じように、ハンカチが覆われる。]
(251) myu-la 2021/06/17(Thu) 21時半頃
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うん、うん。
[乃絵ちゃんを連れて帰ってくれてありがとう、とか。 いろいろ、言わなきゃいけないことはあったはずなのに。 感情がそれどころじゃなくて、つい、 芽衣ちゃんの背中にまで腕を回して、ぎゅっとくっつこうとする。]
良かった。 良かったよね。
[一人ならギリギリ我慢できたのに、確かめ合うとまた泣きそうになる。 私が渡したお守りのボタン、効果はあったのかな。 あったのならきっと、ぼたんが芽衣ちゃんたちを支えてくれたんだろう、って。 そう思ってもいいかな。
涙が溢れる前に離れて、笑って誤魔化して。 そして、また学校で会おうと言葉を交わす。 私たちの日常に、また戻っていけるように。*]
(252) myu-la 2021/06/17(Thu) 21時半頃
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— お見舞いにて —
なになに? え、何これ、なんかすごいお菓子!
[>>181乃絵ちゃんが誰からもらったか、 取り出したお洒落な缶に詰まったお洒落なお菓子にテンションが上がる。 お見舞い品じゃないの?と思いつつ、 もちろんこういうスゴイオカシには目がないもので、 食べ切れないならしょうがない。ちょっとだけ貰いました。]
(258) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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[頭の傷跡を見せて何も伝わらなかったら、 そのまま恥ずかしさでマジ頭突きしてしまいそうだったけど、 まあそんなこともなく。
私が昔、何があったのかは本当に面白い話じゃないから、 聞きたがらない限りは言わないけど、 傷があるのは一緒だからね、って、そういうこと。]
(259) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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クレープ作るの? じゃあ私は食べる係で! ……だめ?
[>>184計画はどんどん楽しくなっていくね。 私は甘いものを食べるのが好きだけど、料理の経験はあまりない。 文化祭のクレープは見守るほうに徹していたしね。
だからどんなトンデモクレープが出来上がるか分からないけど、 まあ、その時は一緒に笑ってよね。]
(260) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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[さて、番代ひとみこと私ですが、 なんだかゴツい響きのある苗字と、ひらがなの可愛い名前がミスマッチだと、 そういう自覚をしながら18年生きてきました。
学校という社会においては誰もが名前呼びというわけにもいかず、 苗字呼びされることも多いので、諦めていたけど、 私としては当然、名前で呼んでくれるほうが嬉しいので。]
いいよ!!! 呼んで呼んで!!!!
[>>184そりゃあもう食い気味に、呼び方の壁は崩してしまおう。 願ってもないことなのよ、乃絵ちゃん。*]
(261) myu-la 2021/06/17(Thu) 22時頃
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— 病院 —
[芽衣ちゃんに抱きついた後、 離れたら、今度は芽衣ちゃんのほうから来た。>>303 もう一度、ぎゅっ。 いろいろあったし、離れてからの時間の感覚が曖昧だ。 なんだか名残惜しい。]
……あっ。
[芽衣ちゃんの手の上、渡したぼたんのお守りが見える。 私の見えない友達の象徴。 それはきっと、芽衣ちゃんの力になってくれたのかな。]
(305) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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サイコーだよ、芽衣ちゃん。 すごい。
[あの時、託した大事なものが、今こうして帰ってきて。 それと一緒に、あの校舎の中に閉じこもろうとしていた友達も連れてきた。 その過程に何があったかは想像するしか無いけれど、 目の前にいる友達のおかげだということは分かる。
幼い頃からの友達を忘れようとして疲れた私が、 結局のところ、揺るぎない結果をもたらしてくれたのは、 芽衣ちゃんという友達の存在だった。
それを噛み締めながら、 青いボタンを指先で摘んで、握り締める。]
(306) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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おかえり、芽衣ちゃん。 ……おかえり、ぼたん。 芽衣ちゃんを助けてくれて、ありがとう。
[こちらに帰ってきてから姿を現さないあの子の名前を口にする。 芽衣ちゃんにはもう何も隠すことは無いから。]
私にしか見えない友達、ぼたんって言うの。 こんな感じの、薄青色をしたワンピースの、 5歳の子供の背丈をした、可愛い子。
[私に見えていたイメージを言葉にして共有する。 ……もう、その姿と顔は私の中で崩れてしまったけれど、 私と芽衣ちゃんの間で共有することで、いつか、 思い出せる時が来るのかな。]
(307) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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[もう、私は一人でも生きていける。 恐怖も痛みも自分で背負っていける。
だから、ぼたんを思い出すことは、私の償い。]
(308) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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……また、いつもの放課後にね。 “待ってる”から。
[去り際にそう言って、期待を込めた言葉を芽衣ちゃんに残す。
もちろん、芽衣ちゃんの話を聞くという約束は忘れていないから、 それを待ってるよ、と言ったつもり。
卒業まで残り少ない帰宅部。 卒業したら活動はおしまい? ……終わらせない方法を、今は考えてる。*]
(309) myu-la 2021/06/18(Fri) 01時半頃
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— その後・喫茶店 —
[暖房の利いている店内に入るとホッとする。 雪は降っていないものの、今日の冷え込みも強い。
待ち合わせの席に向かえばそこには既に美沙さんがいて、 ブラックのコーヒーを味わっているのが見えた。]
こんにちはー。
[美沙さんに促されるまま着席し、コーラフロートを注文する。 今日は私の都合に合わせて貰ったのだけど、 この人に奢ってもらうのは今日が初めてじゃないので、 遠慮する気持ちもどこかに置いてきている。]
(386) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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遅くなって本当にごめんなさい。 ようやく思い出せたことがあるんです。
[コーラフロートを待つ時間もそこそこに話を切り出すと、 美沙さんは、この時を待っていたかのように和らいだ表情を見せてくれる。]
「いいのね? ひとみちゃん。」
[全てを思い出して背負うと決めたこと。 友達のせいにしてきたことを、真実として向き合うこと。 覚悟は決めたから、静かに頷いて見せる。]
(387) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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……あの誘拐犯が私を殴ろうとして。 その時、咄嗟に逃げようとして……
[夢中でカーペットを引っ張った結果、 それが誘拐犯の死に繋がったこと。 私がそれを覚えていたことを、全て告白する。
美沙さんは頷きながら、黙って聞いてくれた。 手元のメモに何かを記すと、それを閉じて、 優しい笑みを向けてくれる。]
(388) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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「話してくれてありがとう。 これで、調書を上げられるわ。 この事件についてはこれで全て終わり。
安心して。 これは事故だし、それを示す証拠も揃っているから。 ひとみちゃんが罪を背負うことは絶対に無い。
……事件を終わらせる前に、あなたの証言が聞きたかった。 辛かったでしょうけど、本当にありがとう。」
(389) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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[美沙さんは、この刑事さんは、 全てを分かっていた。
あの誘拐事件の当事者である私が、 何もかも「ぼたん」のせいにして耳を塞いだ、あの時から。
私の心の破綻に気付いて、ずっと、 本当のことを見極めるために、調べてくれていた。]
(390) myu-la 2021/06/18(Fri) 22時頃
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