人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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【人】 超心理学会 ヒイラギ


 生きて帰れる算段。>>3:299

 SOSは送ったが、か細い糸のようなものだ。
 誰かに見つけられる保証もない。

 縁起でもないメッセージ。 
 一転した理由は、単純明快だ。 
 

(0) 希 2023/11/23(Thu) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 死なないですよ。
    少なくとも、俺に届く刃はない。

    …… だって、結局。
    ここに誰かを殺したい人なんて
    いなかったんですから。 」


 犯人は罪を告白し。
 撃たれることすら許容しようとして。
 命を動機にしようとした招待主は、
 その武器を手放した。
 

(1) 希 2023/11/23(Thu) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 それとも、実は卯木さんにも、
    殺したい人がいたりしますか? 」


 役者でなくとも、殺したいと願うのは自由だろう。
 『探偵役』が『犯人』。
 ここでの彼の役割を、自分は知らないが
 なかなかに心躍る響きでもある。


  「 意外性があって、楽しいかもしれませんね。
    でも、それだと月見ハンバーグプレートが
    食べられなくなってしまいそうですから。 」
 
 

(2) 希 2023/11/23(Thu) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 やっぱり、却下ですね。
 裏のない笑みを滲ませた後。
 アポロの着信に、おや、と目を瞬かせる。>>*27


  「 俺はちょっと遊んでから帰ります。
    友達 …… 違う ……? なんだろう ……
    まあ、とにかく遊んでもらえそうなので。 」


 どうして俺は名前の付けにくい
 関係しか築けないんだろうなァ。

 神様がいるのなら、
 かなり意地が悪いに違いない。  
 

(3) 希 2023/11/23(Thu) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 苦笑してから、
 アポロの画面から再び向き直り。
 

  「 卯木さんも楽しんでくださいね。
    こういうところで目いっぱいはしゃぐのは、
    大人になるとなかなか難しそうですから。

    やっぱり耳ですね。おすすめは。 」
 

 そう、笑って手を振る姿は。
 復讐を題材にしたクローズドサークルには
 たいそう違和感を覚えても。

 夢いっぱいのテーマパークには
 ふさわしいものだっただろう。**
 

(4) 希 2023/11/23(Thu) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 
  「 それがいいです。

    世の中には自分の命なら殺しても構わないと。
    急に無頓着になってしまう人もいるので。 」


 それを悪だと断じる権利。
 当然自分にはないのだけど。

 卯木の言葉は、
 十分に満足させるものだっただろう。>>16
 

(26) 希 2023/11/23(Thu) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 9月か ……
    うーん。間に合うかな ……。 」


 そういえばと思い出す。
 一人、連れ合いに心当たりがあった。>>3:*24
 
 最も、そんな未来が果たされるかどうか。
 決まるのは、きっと
 己と関係のないところでだろう。

 自分の言動で誰かの命運が変わるなど。
 そんな恐ろしいことは、端から考えない。
 

(27) 希 2023/11/23(Thu) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 とても良くお似合いですよ。 」


 成人男性が小首を傾げる愛らしい仕草に。
 思わず、ふっとほころんでしまったが。
 紡いだ言葉に世辞はなかった。

 まだ海を眺める卯木氏を背に。
 自身は人口の灯りへと目を向ける。 

 少々、語り足りないような気もしたが。
 続きはいつか、兎坂庵で果たされるだろう。**
 

(28) 希 2023/11/23(Thu) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 142627回のうち、何回目かはわからない。
 ただ、全部を言い終わる前のこと。


  「 ワくん。あーそーびーまーしょ! 」


 電柱の後ろから声をかける。>>8
 彼が振り返れば。
 「何して遊ぶ?」
 そう言って笑う、
 坂理柊の朗らかな顔面と対面できただろう。

 欲情も執着も持たない相手。
 共に過ごしたところで、
 互いに得る物も、与えるものもないだろうけど。

 その間、命のカウントダウンは刻を止める。**
 

(32) 希 2023/11/23(Thu) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 ロボット達は使い手の思想を越えて。
 求められた意図を正確に理解した。

 単なるプログラムされた個体としては、
 逸脱した現象。

 そこには、存外彼らもあの演奏会を
 楽しんでいたのかもしれない?

 ロボットと人間の友情。
 そんな夢にも似た妄想が入り込む余地くらいは、
 あったかもしれない。

 当人はそんなことは知るよしもなく。
 リミットの決まった遊園地を満喫していただろう。
 

(35) 希 2023/11/23(Thu) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 ほうじ茶に大福。

 煙崎るくあの思い出に、
 新たに一品分追加されたこと。
 気に留める思考など、双方ともになかっただろうが。

 殺す、殺されるの話をしてた先程と比較すれば
 頭を抱えたくなるくらい、
 日常を思わせるやり取りだったかもしれない。**
 

(36) 希 2023/11/23(Thu) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 アッ スミマセン。
    ヒトチガイデシタ …… 」


 声をかけた背中が振り向いた拍子に、
 思いがけず、素朴な相貌の青年と視線が絡む。
 予想外である、視界の先の広がりに。
 ぱちぱちと長い睫毛を震わせた。

 しかし、ぺこり、素直に謝罪の会釈をして
 踵を返そうとした足は、>>59
 決してご機嫌愉快ではないだろう
 男性の声に縫い留められた。
 

(77) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 じゃないね。やっぱりワくんか。 

    安心して。別に運命を気取るほど
    烏滸がましいつもりはないよ。
    ただ『好き』を数える声が聞こえたから。 」


 辿ったら、君がいただけ。>>8

 耳もとを掠める夜風に毛先を遊ばせながら、
 穏やかな顔で目尻を下げた。
 

(78) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 じゃあ、さっそく遊ぼうか。
    どうやら遭難信号なんてものを送った
    無粋な輩がいるせいで。

    夢から醒めるリミットが決まってしまった。」


 移動中に確認したアポロは、>>*0
 この時間の終りを告げるものだった。

 俺が触ったのはSOSによる原始的な手法だから。
 野暮な真似をしたのは、他の誰かだろうね。うん。
 

(79) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ホッケー? いいよ。
    …… 言っておくけど、

    そう簡単に、
    俺が勝てると思わない方がいい。 」


 なお、誤字ではない。

 万年帰宅部の自信を裏付けるように>>3:277
 俺は不敵に微笑んだ。
 

(80) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

ヒイラギは、1セット目 6 点。

希 2023/11/24(Fri) 18時頃


ヒイラギは、2セット目 4 点。

希 2023/11/24(Fri) 18時頃


ヒイラギは、3セット目 2 点。

希 2023/11/24(Fri) 18時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

 

  「 …… 実はね、ワくん。
    ここだけの話だけど。

    俺の顔に当てても、
    残念ながらポイントにはならないんだ。 」


 今後のための、重要なアドバイス。>>61

 殺意、もとい強い感情にはどうしても隙が生まれる。
 それを証左に、呼吸が落ち着いてきた後半は
 なかなかいい勝負だったと思うが。

 結局前半の結果が、最後まで響く形となった。
 

(81) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 本当はとっくに負けていたこと。>>59
 まだ、気付いていなかったから。 
 

  「 ありがとう。とても楽しかったよ。 」


 それでも打ち合うことで生まれた刹那の数々は
 心躍るものだったから。
 滲む汗をぬぐった後。

 本心からの気持ちで、
 裏のない笑みを浮かべた後。
 

(82) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 浮かべる笑みを、いっそう深めて。


 「 あ。モナリザ?
   オーダーいいかな。 」


 近くにいた機体を呼び止めると。
 そのまま『ギャラクシードリンク』を注文した。**
  

(83) 希 2023/11/24(Fri) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 うーん。どっちかと言うと。
    ワくんの顔が一番タイプかな?
 
    くるくる変わるのが良く見えて楽しいし。 」


 怒気を孕んだ視線を受け止めながら>>124
 顔面国宝の顔でこてんと首を傾げる。

 なまじ自分が整っているせいだろう。
 煙崎るくあの端正な顔よりは、
 飾り気のない相好に温かみを抱く。

 しっかりメイクを施されている時は、
 どちらかと言うと作品としての印象が強い。
 

(143) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 まあ、好きな人の顔が一番タイプだよね。 」


 最後には自身にも当てはまる一般論を口にして。
 場は勝負の瞬間へと移る。
 

(144) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 Heyモナリザ!ミミズってある?
    えっ 違う? ごめん水をくれる? 」


 ノーメイクのおかげで表情がよくわかる。
 『ギャラクシードリンク』は飲んだことがなかったが。
 飲まなくてすんだ心からの安堵と開発者への罵倒。
 二つの相反する感情を抱かせるのに十分だった。

 しばらく頬杖をつきながら、
 のたうち回る様子を見守っていたが。
 やがて届いた水を、ワくんの傍らに置いた。

 怒りも、悲しみも、愛おしさも、苦しみも。
 …… 最後はドリンクのせいかもしれないけど。
 彼が見せる表情の全ては、
 煙崎るくあのためなのだろう。
 

(145) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 それは、


  「 …… 眩しいね、とても。 」


 口にした言葉をなぞるように、目を細めて。
 ふ、と零れた吐息は存外柔らかい。

 呑み込めない感情を
 ただ腹の底に溜めるしかなかった
 あの頃とは違い。>>1:65

 そこにあったのは、不思議なことに
 清々しいまでの敗北感だった。
 

(146) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 俺と煙崎さん。
    付き合ってなかったよ。 」


 だから俺は、自分が唯一得意とする
 『つまらない話』を掲げると。
 撫でるような眼差しを、青年へと向けて。
 

(147) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 煙崎さんは俺を愛していなかったし。
    俺も煙崎さんを愛していなかった。 」

 

(148) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 君が彼女へとそそいだ愛は、
    まごうことなく君だけのものだ。 」
 
 

(149) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 咥内を満たす粘液と戦うのに忙しく
 耳に入っていなかったかもしれない。
 それならそれで別に構わない。

 届いたところで、どうせ俺の話など、
 誰かを怒らせることしかできないのだから。
  

(150) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 というわけで俺の負け。
    だからこれあげる。 」


 勝つまで続ける勝負。>>3:*16
 その終わりを告げる。

 置かれた水の更に横。
 ことん、と音を立てるのは。
 煙崎灰羅より押し付け、もとい託された。
 この地の権利書。

 ここが煙崎るくあの墓標というのなら。>>*26
 どう考えたって、俺の手に余るものだ。
 

(151) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… ああ。
    ただ若干、つり合いが取れてないかな?

    その分は、貰っておくか。 」


 かたん。
 揺れる天秤がどちらに傾いたのかは、わからない。
 
 体勢を屈めて、指先からそっとワくんの頬に触れると。
 最期のことばを言い終え、塞ぐ必要のない唇に>>127
 自身のそれを重ね、彼の呼吸まで奪いとる。

 時間にしてどれくらいだっただろう。
 最後に軽く上唇を噛んだ後、ゆっくり離すと。
 味わうように、己の唇をぺろりと舐めて。
 

(152) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 なるほど。 クソ不味いな。 」


 肩を竦めた後。言葉とは裏腹な、
 どこか満足げな笑みと共に背を向けて。
 ひらひらと手を振りながら、その場を去る。**
 

(153) 希 2023/11/25(Sat) 09時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 俺は凡庸でつまらない人間だ。

 例えば、帰り際に見たシューティングゲーム。
 自分の上に他人の名前がそびえること。>>59
 忌々しさより安堵感を感じてしまうような。

 その非才も、軽く肩を竦めて
 不満をこぼすことなく許容する程度の器。

 ならば平凡な人生を歩ませてくれればいいのに。
 神様はたったひとつ、不釣り合いなものをあたえた。
 

(233) 希 2023/11/26(Sun) 13時頃

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