人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 00時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─プロローグ 花火(天道・命)─

[「何度でもやってそう」>>0:383という言葉に、康生はケラケラと笑った。]

嘘じゃねーって。マジで去年が初めて!
今年やって気付いたんだけど、花火って同じ場所でも、何回やっても、その度に綺麗だって思うし楽しいんだなーって。
だから、命が俺見てそう思うのは正解だな!
実際、何度でもやりたくなってるわけだし?

[そんな話をロケット花火の前にして。余韻の中、「新学期始まったら、僕も天文部入ろうかな」という言葉>>0:319を耳聡く聞き付け、康生は即座に食い付いた。]

えっ、天道入部してくれんの!?
やった〜! えー、めっちゃ嬉しい!
あ、よかったら天道のことも名前で呼んでいいか?
これから部活仲間になるんだし、嫌じゃないなら。
天道って、下の名前、なんだったっけ?
連絡先の交換、多分まだだったよな? しようぜ!
天文部のグループLINEにも招待するからさ。

[そして、怒涛の勢いで距離を詰め始める。最近は多少マシになって来ていたが、一年生の頭なんかは常にこんな調子だった。去年天文部に入った同級生達は、この勢いで連絡先交換させられた事を思い出すかも知れない。]

(17) 2023/08/13(Sun) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[尤も、康生はこの後ベンチへ向かう事になった>>0:316ので、この場では連絡先の交換と下の名前を聞くくらいしかできなかっただろうが。尚、後程天文部のグループLINEへの招待もしっかり飛んで来る。受けるかどうかは別として。]

あ、連絡先と言えば命もさ、番号変わった?
前掛けてみた時、繋がらなかったからさ。
もしかして変わったのかなって。
もっかい聞いてもいいか?
変わってんなら、瑠璃川にも連絡先教えて大丈夫?

[実際は連絡が取れてるし番号も変わってないのなら、お節介になってしまうが。一応確認はして、康生は結果を彼女宛のLINEに報告するだろう。*]

(18) 2023/08/13(Sun) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─天体観測からの帰り道─

え、ゲーム!? 面白そうじゃん!
ロボットって、レヴァンゲリオンとかそんな感じのやつ?
だったら俺、やってみたい! 登録するする!

[ゲームの話>>@0>>@1>>@2を聞いて、咄嗟にロボットアニメのタイトルを上げる。康生自身は世代からズレるし熱心なファンでもないが、家にBlu-rayBOXがあったものだから通しで見た事はある。熱心なファンでもないのにやりたがったのは、いつもの好奇心と積極性か、男の子だからか……或いは、他に理由があるのかも知れなかった。*]

(21) 2023/08/13(Sun) 01時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 01時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─プロローグ 天体観測─

[ベンチでの話が終わった後、皆の元へ戻り天体観測をしていた訳だが。終了時刻より前に、軽く集合の声>>@8が掛かった。何でも、加賀先生は一足先に戻らなければならなくなった>>@9のだという。]

え、カガセンもう戻るの?

[相手が若い先生だからか、校内ではないからか。康生はきょとんとした様子で疑問を溢す。ただ、体調不良の部長>>0:@58への言及があれば、心配そうに眉を下げた。]

三千院部長……。 体調も心配だし、きっと気にしてるよな。合宿のこと。

[小さく呟いた後、「よし!」と顔を引き締める。]

わかりました!
火の始末の確認は俺達でちゃんとやりますから、早く行ってあげてください!

[こんな風に請け負うから、陰で次期部長にされる話が進んでいる>>0:375>>0:386のだが、康生本人は知る由も無い。兎も角、加賀先生を笑顔で送り出そうとして、言葉を探す様子>>@10に首を傾げた。]

……カガセン?

[その疑問の声は、待ち受ける運命への抑止力になる事は無く溶け落ちた。立ち去る先生を見送って、康生は天体観測を再開したのだから。*]

(23) 2023/08/13(Sun) 02時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─丸太小屋にて─

[「怪我のないよう気を付けろ」と言われていた>>@9ものの、案内人たる少年を微塵も疑ってない康生は、道を外れても不安な顔一つしなかった。]

わ、小屋だ!
ここって、自分で建てたのか? ココペリの家?

[康生はその不思議な響きが気に入ったのか、案内人の少年をずっとココペリと呼んでいた。きょろきょろと、忙しなく辺りを見回す。秘密基地だなんて康生は持った事も無いし、概念があるかも怪しいが、この場所が持つ秘密めいた魅力は充分に理解しているようだった。画面に写るロボットに気付けば、其方へ顔を近付けて、まじまじと見つめた。]

すげぇー……! マジでレヴァみたいじゃん!

[実際のレヴァとは当然異なるのだが、康生は通しで一度見ただけのライト層だ。加えて、人型のロボット(レヴァは正確にはロボットではないのだが)に見えるものだから、こういった感想が出たのだろう。著名な創作物に類似しているだなんて、創作者によっては侮辱とも取られかねない言動だが、悪意は微塵も無いのだから許してやって欲しい。]

(24) 2023/08/13(Sun) 03時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

氏名と、IDにPWか……。
これって、覚えてられるんなら何でも大丈夫なんだよな?
……ほいっと。登録完了〜♪ 次どうぞ〜。

[念の為の確認を入れたが早いか、康生はササッと……氏名とID、PWの入力を済ませてしまった。次の人の為に、すぐに席を譲る。]

次はこの板だな! すげー雰囲気出てるじゃん!

[康生は躊躇う事無く、ペタッと手の平を置いた。]

わ、すごっ! 光った!
なぁココペリ、これどういう仕組みになってんの?!

[興奮でテンションを上げながら、そのまま他の面々の登録作業を見守るだろう。*]

(25) 2023/08/13(Sun) 03時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 03時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─プロローグ ベンチにて─

[康生が恋愛に関して熟達していると思われている>>34のなら、それは全くの誤解だ。確かに康生には思慮深い面があるし、頭だって良い方だ。そして、ある面に於いては酷く大人でもある。だがそれは、経験の偏りに因るものだ。康生の経験は、偏りが非常に激しいのだ。]

[つまり、何処かが突出しているという事は、別の何処かが大きく欠けているという事だ。純白で居られるのは、穢れを知らないからだ。真っ直ぐで居られるのは、曲がる事が出来なかったからだ。希望だけを瞳に宿すのは、絶望を映す余地が無かったからだ。そして、康生自身にそうである自覚は恐らく無いだろう。無いからこそ────問題は複雑な様でいて、至極単純なのだ。答えは、いつだって此処にある。傍に居るけれど、見えていないだけだ。]

ああ。本当にケイのことが嫌いなら、雨竜先輩と結婚してるって。
そっちの方がこう、「勝った!」って思えるじゃん。
大体、嫌いな相手をただ避けるだけって……なんか匡先輩らしくなくね?
ケイが大事だから傷付けたくなくて、落ち着くまで離れてるんじゃって気がする。何となくだけどさ。

(41) 2023/08/13(Sun) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

雨竜先輩だってケイだって、生きて動ける人間な以上、なんかの偶然でバッタリ出会うことだってあるだろうしさ。
そうなってから慌てるより、先に考えてた方がいいだろうなって俺は思うぜ。

[隠されている感情や衝動>>37までは見抜けないから、康生は朗らかに笑って励ました。康生自身が持ち合わせていれば推察も可能だったかも知れないが、生憎とそうではなかった。]

[胸を押さえる仕草と言えば、一般的には不安や苦しみを感じたり、辛い時にするもの>>38だろう。だが、康生のそれは少し異なる。特定の事象や対象について思いを馳せたり、考え込んだりする時にそうしているだけで、必ずしも負の感情に起因しない。もっと、判り易く簡潔明瞭なのだ。]

だってケイ、言ってただろ。
「独りの身体じゃないんだよ」って。>>0:37

[康生の顔に悔しさは無いが、疑問を感じているという点では同じだ。きっと互いに暫く、わからないという顔をしていた>>38筈だ。唯一つ、たった一つ、固定観念を捨てればいいだけなのだが。その前に投げ掛けられた訴え>>39に、初めて康生は悲し気な表情をした。今までは合っていた視線が下がり、両肩にあった手から力が抜け、滑り落ちた。]

(44) 2023/08/13(Sun) 08時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

────……違うんだけど、わかんないよな。
伝わらないよな。

俺の心臓なんて、俺だってどこにあるのか知らないよ。
……多分もう、どこにも無いし。

[傷付いた顔。鼓動は多くの悲しみと少しの動揺を刻んでいるけれど、それがどれだけ伝わっているのだろうか。言葉からすると、康生は伝える事を諦めてしまったのかも知れなかった。]

ごめん。 ……頭ではわかってんだけどさ、仕方ないって。
今の、ちょっと、結構…………ショックだった、のかも俺。
ケイ全然悪くねーのに、なんか、全部否定されたみたいな気がして……。

[胸に触れようと腕を上げ掛けたけれど、まだ其処には相手の手が在ったからか、静かに下ろした。暖簾は、確かに押せたのだろう。そっと触れたかった物を殴り付けてしまうくらいの勢いで。]

[心臓が止まってしまっても、人は死なない。死なないで済む方法はある。現に、康生は生きている。]

[中から居なくなることによって。
      ────その中に、康生は居ない。]

(45) 2023/08/13(Sun) 08時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 08時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─丸太小屋にて─

[後にして思えば、康生に止まるチャンスは幾らでもあった。例えば、案内人の少年が道を外れた際>>@14に難色を示すだとか。親友に止められた際>>30に、思い留まるだとか。だが……]

ケイは心配性だな〜。大丈夫だって!
銀行口座とか、支払いアプリ登録するわけじゃないんだからさ。
IDやPWを、他で使ってない物にすれば問題無いって!

[最初の一人が契約してしまえば、残りの者は断り辛くなる。その一人が、集団内に於いて声と影響力が大きな者であれば尚更。それどころか、康生の身を案じて契約に至った者>>31まで出てしまった。]

[……何も言い逃れが出来ない。康生は、この件に於いて完全に“戦犯”だった。案内人の少年との結託を疑われてもおかしくないくらいに。けれど、本当は……本当の“戦犯”は]

[──いや。今更、何を言っても仕方あるまい。既に、賽は投げられたのだから。*]

(53) 2023/08/13(Sun) 09時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 14時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─ベンチから合宿所前に至るまで─

[手を当てていたのだから、鼓動の位置が普通の人間と同じなのは判った筈だ。在るべき所に、在るべき物は収まっている。]

……や、ごめん。わかってる。
ケイにそんなつもり、無かったんだって。
俺が、うまく説明できてないってだけで──。

[ショックを受けて動揺している状態で、理路整然とした説明をするのは難しい。康生としては、これでもずっと説明をしていたつもりだったろうから余計に。何一つ嘘も吐いてなければ、難解な事を言ってるつもりも無くて、ただただ真実を並べているだけなのだから。それが逆に、親友を混乱させてしまう>>66結果になってしまった訳だが。]

[康生は、抱擁を止めようとはしなかった。動揺した直後で動作が緩慢になっていたというのもあるが、それだけではない。康生の心に壁は無いから、拒むという発想にさえ至らなかったのだろう。相手が大切な親友であるから、尚更に。何事も無ければ、拍子抜けするほどあっさりと彼の腕の中に収まっていた筈だ。伝わらない事を理解したというだけで、寧ろずっと受け入れているのだから。]

(106) 2023/08/13(Sun) 16時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

……ああ。

[けれどそれは叶わず、康生は短く答えると素直に腕を引かれて歩き出した。細いけれど、自分よりもずっと力強い手。痛いくらいに握られていたけれど、それは気持ちの表れなのだろう。大切に想われている事に、疑いの余地は無い。良い親友を持った、そう思う。]

[戻るまでの間、引かれているのと逆側の手が胸元に在った事に、彼は気付いていただろうか?]

[皆の輪に戻る頃には、康生はもうすっかりいつもの康生だった。花火がまだ残っていればテンション高くはしゃいだし、天体観測に打ち込む様子も、加賀先生が抜けた時>>23だって、案内人の少年にゲームの提案をされた時>>21だって、小屋に着いてから>>24>>25>>53だって、普段と何一つ変わらなかった。話し掛けられれば、何の蟠りを感じさせる事も無く応対した。些細な事ではなかったし、忘れた訳でもないだろうが、康生はあまり落ち込む事自体が無いし、基本的に前向きだ。彼が卑屈を感じた>>71事なんて、想像だにしてないだろう。]

[そうこうしている内に、合宿所の前まで瞬間移動をする事態に至ったのだった。]

(107) 2023/08/13(Sun) 16時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─合宿所前─

……へ?

[その景色が視界に入った際、此処が何処なのか理解するのに多少の時間を要した。康生は、周囲を見回す。混乱している様子の後輩の女子>>52、比較的落ち着いて見える、同級生の少女>>79、固まっている少年>>88……。]

[全員を視界に収め切る前に、酷く動揺した声>>73に呼ばれる。親友は息を荒げ、脂汗まで流していた。]

ケ、ケイ……? 大丈夫、じゃないよな?
大丈夫、助けるよ。助けるから、な?

[康生とて、動揺してなかった訳ではないだろう。それを示す様に、片方の手は胸元に在った。常よりは、強く脈打ってしまっている。その状態で縋り付かれたから、手が挟まる形にはなっただろうが、康生に拒む様子は無い。逆の手を親友の背中へと回し、支えようとさえした。この辺りで、疑問を溢す声>>105や帰還を促す声>>79が耳に入って来た。]

えっと……悪いけどみんな、先に戻ってくれ。
俺は、ケイ落ち着かせてから戻るから。
……こんなん見たら、先生たち心配するだろうし。

[普段落ち着いている生徒がこれ程までに取り乱していたら、事情を聞かれる事になるだろう。そう周囲に声を掛け、康生は親友との時間を取る事にした。*]

(108) 2023/08/13(Sun) 16時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 16時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─合宿所前にて─

え? ココペリ居ねぇの?

[うっかりしていた。全員を視界に収める前に縋り付かれていた>>74>>108から、案内人の少年が居ないという事実に気付くのが遅れたのだ。康生は、そのままの姿勢で慌てた様に周囲へと視線を巡らせる。 ……確かに姿が見当たらない。]

連絡先は、知ってるけど……。
誰か、代わりに頼んでいいか?

[康生の腕は、現状完全に塞がってしまっている。そして、こうした連絡は早い方が良い。周囲に頼る事を躊躇する性格ではないから、呼び掛けて頼んだ。]

本郷、悪い。七尾のこと、頼むな。

[酷く動揺している後輩>>112>>113も気に掛かっていたが、生憎と康生の身体は一つしかない。比較的落ち着いている様子の同級生>>122が同行してくれるなら、安心だ。才媛という言葉が似合う彼女なら、きっと説明役もしっかりとこなしてくれるだろう。]

[そうして場の事を任せると、康生は皆と離れ、親友とブナの木の方へと歩いて行った。*]

(132) 2023/08/13(Sun) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─ブナの木の下で─

ケイ、恵一、しっかりしろって。
ゆっくり、ゆっくり……な。

[過呼吸のような症状を起こしている親友を気遣いながら、康生はブナの木の下へと移動した。縋って来る親友を支え続けられる程の筋力も体力も無いから、背中を木に預ける形で受け止める。これで、普通に立っているよりは大分持つだろう。清潔を気にする方ではあるけれど、背中側なら多少汚れるくらい問題無い。後で洗えば済む話だ。]

[彼が心中を吐露する間も、片方の手は胸元に在った。勿論、彼が崩れ落ちそうであれば、其方へと手を伸ばす事を優先するだろうが。取り敢えず今の所、その様子は無さそうだ。全て聞き終え、康生はゆっくりと口を開く。言葉を探す様に。]

……気のせいじゃ、ないと思う。
俺もなんかこう、ワープしたみたいだって思ったし。
皆もびっくりしてたから、全員そうなんじゃないかな。
安心しろって、ケイだけじゃないから。
気のせいじゃないけど、さ。大丈夫だって。
ワープしたってだけで、どっか怪我したとか、なんかどうにかなったってわけじゃねーんだし。な?

(145) 2023/08/13(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そう、元気付ける様に笑ってみせた。自分に言い聞かせる意味合いも、多少はあったのだろう。ただ究極、「元気なら何とかなる」といったポジティブさを持ち合わせているのが康生だ。彼を励ます意味合いの方が強かった。]

ココペリが居なかったのは、ちょい心配だけど……今頃、誰かが連絡してくれてるだろうし。
七尾と本郷が先生たちにも伝えてくれるだろうから、きっと何とかなるって!
悪いことなんて起きたりしないって。な?

[この辺りで、メッセージの到着を報せる音が一度鳴った。]

あ、ちょい待って。
文面だけ確認するから。

(146) 2023/08/13(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[親友を放置してメッセージのやり取りにかまける程、康生は薄情ではない。ただ、状況が状況だけに緊急の連絡の可能性もある。胸元に置いてた手は実質空いてるようなものだったから、其方を使ってスマホを取り出し、届いた文言>>135を読み取った。合宿に参加できなかった瑠璃川珊瑚からのものだ。この内容なら、急ぎで返さなくても後で謝れば良いだろう。康生もそう判断したのか、改めてズボンのポケットへとスマホを仕舞い直した。つまり、既読だけが付いた状態だ。]

[康生は手が空いてればすぐに返信するが、何かに夢中になっていたり、みんなで楽しんでいる場では其方を優先するものだから、返信は遅れる事があるし、既読すら付かない事もある。不義理をする質ではないから、後で必ず返信はするのだが。結果的にこの既読スルーは、取り込み中という事実を彼女へと示す事になった。]

[時間にすれば、ほんの数秒の事だ。その間だけ、康生の意識は目の前の親友から逸れていた。*]

(147) 2023/08/13(Sun) 18時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 18時半頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 19時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─ブナの木の下で─

[時間にして、ほんの数秒だったはずだ。だが、スマホをポケットに突っ込むと同時に、両肩と背中に衝撃と痛みを感じた。]

い゛ッ……!

[康生の顔が歪む。康生と違い、彼はしっかり鍛えられている。仮に不意打ちでなかったとしても、到底敵わなかっただろう。康生は、暴力に晒された事など一度も無い。大切に、大切にされて来た。自分の身に何が起きたかだなんて、理解出来る筈も無い。ただ、経験した事の無い種類の痛みを受け止めるので、精一杯だ。]

け、いち……? ぐッ……!

[先程まで怯えていた親友が、一変して吠え立てる>>153理由がわからない。康生は、戸惑いながら彼の名を呟く。両肩に指が食い込んで痛む。左肩──彼にとっての右手側は少し痛みがマシな気もするが、どの道抜け出すだけの力は無いし、其処に気を回している余裕は康生にも無かっただろう。]

[狂気を瞳に宿した顔が迫る。殴られる、と思った。康生は反射的にぎゅっと目を閉じ、次の痛みに備えようとしていた。]

[していた、のだが……]


[────は?]

(174) 2023/08/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[予想していた痛みも衝撃も、来なかった。それはいい。寧ろ喜ぶべき事だろう。だが、代わりに口の中にぬるりとした……これは、舌か? 舌を挿れられている?]

んぐ、っ……んッ、ん………!

[口の中に、彼の舌が? 口の、中────拙い]

ん、ふっ…………んぅ、んッ!!

[薄く開かれた視界に移る光景は、推測が正しかった事を裏付けていた。漸く何が起きていたのか理解した康生は、全力で彼の身体を突き飛ばした。初めての、拒絶らしい拒絶の行動。傷付けるかも知れないが、康生にはそうせざるを得ない事情があった。それは、感情以前の問題だった。]

[キス病というものが存在するのを、知っているだろうか。知らなくても問題は無いし、康生に直接関係がある訳ではない。ただ、キスというのが様々な病気を媒介する危険な行為だという事だけ理解してもらえればそれでいい。通常問題にならないのは、免疫の働きに因るものだ。免疫力さえあれば、キスが問題になる事はそうそう無い。]

(175) 2023/08/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[問題は、康生の免疫力が通常よりかなり低い状態にある事だった。だから風邪や胃腸炎に罹り易いし、重症化し易い>>0:284。通常口を通る食べ物でさえ、様々な制限が掛かっている>>0:261>>0:301のだ。キスなんて、安易にできる訳が無かった。]

[康生がお付き合いを長く続けられない>>0:112>>0:113理由の一つが、これだった。キスすらしてくれないのだから、彼女達が康生の愛を疑うのは当然だろう。仮に康生が上手く事情を説明出来たとしても、普通に過ごす分には健康に見えるのだ。理由付けをしてまで、キスを避けているのだと思われるだけだった。そして、康生の説明下手に関しては、今更語るまでも無い。異性にでさえ、そうなのだ。同性の彼に、キスが出来ない理由なんて語る筈も無い。]

[だから、この事態は防ぎ様の無いものだった。彼は青褪めていたけれど、まだ康生は何一つ事態の深刻さを伝えられてなかったのだ。もし聞けば、今以上に青褪めたのだろうが。少なくとも今はそうならなかったし、それどころではなくなった。彼が不自然に蹲ったからだ。]

────……ヶィ、ケイ?
具合、悪いのか……? え、なに……?

(176) 2023/08/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[解放されて自由になった手が、胸元に置かれる。声色からは、混乱と動揺が感じ取れた。キスは出来ないが、康生だって思春期の男子だ。性に関する知識が無い訳ではない。独特の臭いに、混乱しつつも何とか事態を吞み込んだ様だった。]

だ、大丈夫。大丈夫だ、ケイ。俺、着替え持って来るから。
その間、待てるか? さっき、独りは嫌だって言ってたけど……。

[色々とズレている気もするが、康生は康生でいっぱいいっぱいだった。動揺していた。沈み掛けている親友に手を伸ばそうとしてはいるけれど、それだって正しいのかは何もわかっていなかっただろう。*]

(177) 2023/08/13(Sun) 21時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 21時頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 21時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─ブナの木の下から、恵一の部屋へ─

[康生の申し出を、彼は拒んだ>>193>>194。陽が落ちて人目に付き難いとは言え、宿泊施設の明かりが届く距離だ。いつ誰に見られるか分からない場所で脱ぐのは、抵抗があったのだろう。その言い分は康生にしたって納得の行くものだった。]

あ、ごめん……。 そうだよな。
ケイの部屋、戻ろうぜ。裏から回ろう。

[人通りの少なそうな経路を選んで、親友の部屋へと向かう。途中誰とも擦れ違わなかったから、呼ばれて来た加賀先生>>@34とも、小屋を探しに行って戻ってきた二人>>181>>189とも入れ違いになった筈だ。]

……俺、出てなくて大丈夫か?

[康生は一応そう声を掛けたけれど、彼はシャワー室に飛び込んでしまったか。]

(211) 2023/08/13(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─瑠璃川への返信─

[親友がシャワーを浴びている間に、手近な椅子を借りて腰掛けスマホを取り出すと、康生はメッセージ>>135への返信をした。]

『返信遅れてごめん!』
『(猫がごめん寝してるスタンプ)』
『今は大丈夫だけど、これから壊すかも』
『まだちょい立て込んでるから、後でまた連絡する!』

[手短に入力すると、ポンポンと送信し、ついでに音と振動も切った。先程の激昂を考えると、話は遮らない方が良いと判断したのだろう。何かしらの返信がある前に、シャワーを終えた彼が出て来る気配がした。康生は、ドアが開く直前に、スマホをポケットの中へと収める事に成功した。]

(212) 2023/08/13(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─現在 恵一の部屋─

[男同士とは言え、あのやり取りの後でタオル一枚で出て来た事には少々面食らったが、康生は動じる様子も無く彼の隣へと移動し、座り直した。]

好きって……俺のことを? 雨竜先輩と、同じようにか?
共通点、全然無いと思うけど……。

や、俺の方こそ、突き飛ばしちまってごめん。
でも、気持ち悪いとか、怖いとかが理由じゃないからなってのは先に言っとく。
それより、もっと別の理由があったから。

……なあ、その強い衝動って、そんなに抑えるの難しいのか?
難しくなかったら、多分ケイはそんな悩んでねぇとは思うんだけど……思うんだけど。

抑えてもらえなかったら、俺…………最悪、死ぬかも。

いや、最悪ってだけで、簡単に死ぬわけじゃないんだけどな!?
もしかしたら死ぬかも〜ってだけで。
でも俺は死ぬわけにいかないから、どうしようなーってなってるだけで。
ん〜……どう言ったらいいんだろ、これ。

(213) 2023/08/13(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[やはり康生は、説明が下手だ。胸元に手を当て、思案する。事前に説明するならまだしも、今回は既に事が起きてしまっているのだ。その結果自分の身に起こるかも知れない事態を、どうすれば彼を傷付ける事無く伝える事が出来るのか。 ──そんな、ありもしない方法を探して思考を巡らせる間が暫し。]

俺、普段は元気だし、普通に生活できるんだけどさ。
抵抗力が、他の人よりちょっと低いんだよ。
瑠璃川のお菓子食べないのも、アレルギーじゃなくてそっちが本当の理由で。
食べ物とかも、実は結構制限あってさ。
だから、その……キスって、食べ物よりヤバいから、何とかなんねーかな〜って……。

[なるべく、明るく軽く話そうとしてるのだろう。「大した事では無いけれど、気を付けて欲しい」程度の話として伝わる様に。彼がそれを、どう受け取るかは未知数だが。]

(214) 2023/08/13(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

俺がこんなじゃなきゃ、好きなだけしたらいいって言えるんだけどな。
……俺の方こそ、ごめん。「いいよ」って言えなくて。

[そう言って、困った様に康生は笑う。その間ずっと、手は胸元に添えられていた。綺麗な世界で育った、綺麗な子供。“普通”の生き方が許されない子供。それでも、過ごせる範囲で明るく楽しく生きると決めた子供。 ────それが、康生なのだ。心に壁なんて無いから、身体の問題が無ければ、彼の事もきっと受け入れていたのだろう。*]

(215) 2023/08/13(Sun) 23時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/13(Sun) 23時頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/08/14(Mon) 00時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─就寝前 恵一の部屋─

[親友の返答を、康生は時に真面目に頷きながら、時に笑いながら聞いた。彼が焦って弁解し始めた時なんて、噴き出した後「え〜、しただろさっきぃ〜」なんて、普段の冗談のノリでケラケラ笑っていたくらいだ。]

何も知らないの、当たり前だって。
俺、言ってなかったし。
だから、そんな気に病むなって。

[言うと、康生は彼のまだ水分の残る髪をわしゃわしゃと撫でた。今は、シャワーを浴びたての彼の方が余程清潔だから気にならない。そうしていると、彼は至極真っ当な疑問>>228を溢した。]

? 俺、ケイの事好きだけど?
ケイだって、雨竜先輩に対する感じじゃなくて、匡先輩に対するのと似た感じで、俺の事好きなんだろ?
そういう意味でなら俺、ケイの事好きだよ。

……恋愛とかは、正直よくわかんないけど。
ケイがオレのこと好きで、俺に何か求めることがあるなら、叶えたいって思ってるよ。
ただ、やっぱできねぇことってのはあるからさ。

(248) 2023/08/14(Mon) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[キスはしないと言われれば>>230、康生はほっとした表情を浮かべた。此処で安堵するのも酷な話ではあるのだが、素直過ぎるが故の振る舞いだ。説明が通じた事、理解と了承を貰えた事に安堵を覚えたのだろう。]

……ん、そうだな。
いっぱいはしゃいだし、俺ももう眠くなって来たや。
ケイも、ちゃんと髪乾かしてから寝ろよー。

[そう言って扉へと向かった所で、背後から懇願するような言葉>>232が聞こえた。康生は振り返り、満面の笑みを浮かべた。]

嫌わねーって。約束する。
おやすみ、ケイ。また明日な〜。

[軽くひらりと手を振ると、部屋を出た。*]

(249) 2023/08/14(Mon) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─就寝前 廊下→合宿所前─

[親友の部屋を出た康生は、スマホを取り出し通知をオンにする。ついでに内容もチェックした。瑠璃川珊瑚からは既読だけ付いていた>>216。夜も遅いから、少し指が彷徨う。ただ、何も連絡しないのもどうかと考えたのだろう。一言だけ、メッセージを入れた。]

『ごめん、今は大丈夫。けどもう遅いから、詳しい事はまた明日。俺が腹壊さない様にだけ祈っといて』

[就寝中であれば邪魔しない様にと、通知が一度になる様に用件を手短に纏め、送信した。]

[他にも恐らく、何件か通知が来ていた筈だ。実質行方不明になっていて連絡を取るよう手配されていた>>@42訳だから。それらに無事である旨と、体調を崩した乾恵一を部屋まで送っていた旨を返信しながら歩いて行き、最後に合宿所前を確認した。]

[連絡の中には、加賀先生が合宿所前で自分達を待ってると記載したものもあった筈だ。だから、まだ待ってたりしないかと念の為確認を。まだ居れば声を掛けたし、居なければ、翌日にでも改めて報告するつもりで居る。*]

(250) 2023/08/14(Mon) 01時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

─就寝前 自室─

[様々を済ませ、自室でシャワーを浴びる。裸の胸に手を当てて、一人呟いた。]

今日はなんか、すげー色々あったなー……。

後は帰るだけだし、大丈夫…だといいんだけど。

[他愛も無い、他に聞く者も居ない言葉を溢すのが、康生のもう一つの癖だ。こちらは仕草と違って、人の目がある所ではしないけれど。]

…………どうすっかなぁ。

[シャワー室を出て、手にするのはPTPに包まれたカプセル。一日二度飲んでいる、本来であれば悩む必要なんて無いだろうそれ。]

[暫く悩んで、康生は────結局それを、飲んだ。*]

(253) 2023/08/14(Mon) 01時半頃

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