人狼議事


29 constellation

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学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/13(Mon) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/13(Mon) 23時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

幼児のようなあどけなさを見せる彼を初めて見たわけではない。

天文部で瑠璃川珊瑚と三人でふざけている時、彼は聡明なイケメンというよりは明るく朗らかで無邪気さを存分に発揮していた。

去年の合宿では大量の花火に火をつけて兄さんをひやひやさせたし、今年も一触即発、花火で高校生が大量事故死に繋がる手前まで行った。

僕も存外に兄にべったりな甘ったれであるし、精神的に大人じゃない部分が多分にあるけど、彼はいい意味での子供だった。

そんな彼に惹かれる気持ちをどう表現したらいいんだろう。

キラキラ輝く彼はむしろ宝石なんて高くて手の届かないものじゃなく、海辺の砂浜に落ちている貝殻みたいなものかもしれない。

小さくて綺麗で、可愛くて。
ーーギュッとしたい。

(6) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

とはいえ彼は人間だし、頭はすごぶる良いから、たまに天体やらの難しい話になるとしちめんどくさい説明を延々と始めたりするんだけど。

それも愛嬌として僕はーー
僕は、彼の事を。

確かにそれが友情を越えるものと気付いたのは、彼に兄を重ねたり、兄の代わりを欲しがった結果ではある。

だけどーー僕の中にある強い想い、彼に惹かれる抗いようのない衝動はやっぱり愛だと思う。

合宿で衝動的にキスに及んだのは、不安定になった僕は最愛を求めたから。
兄の代わりで、友達なら相談だけで良かったんだから。

(7) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

コウ。

君が好きだからーー大事にしたいから、君と性的行為をしないと誓った。

でも僕はやっぱり君が欲しい。
君が好きだから、抱きたいんだ。

雨上がりの空は澄んでいる。
汚濁を流しきり、とても静かに。

死を決意して漸く、決して交われなかった僕らはーー同じ空を見つめていた。

(8) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ーー僕の部屋ーー

新婚夫婦の初夜を両親が見守り指導するなんて逸話を聞いたことがあるが、そんな恥ずかしいの絶対僕なら嫌だ!

母に汚れたパンツを見られるのが嫌でこっそり洗濯したり、自慰にて精製された大量の生臭いティッシュごみをそっと分別し自らごみ捨て場に棄てに行ったりもしたことがある。

もし僕の両親がこの場を見ていたら、愛する人を傷つける息子に激昂するだろうし、結局最後は互いを求めあったなんて言ったら呆れ果て縁を切られる。

康生の両親が見ていたら?
僕は確実に殺されるに違いない。
だけど案外ーー三周ぐらい廻って謎の呆れから説教とかレクチャーをされてしまったりするんだろうか……

僕は彼に冷徹非道を貫くのを諦めた。半分ぐらい僕は正気ではないと思うが、狂い切る事は出来なかったのだ。

(9) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

狂ってしまえたら楽になれる。
人間はあまり辛いとそんな風に思うものだがーー
狂気は自発的に招けるものではなく、本人の意思とは無縁に不意降りてくるもの、ということか。

指輪を返したら彼は機嫌を直してブーブー文句を言うのを止めるかと思ったがそうではなかった。いや、止めるには止めたが、その後に彼は。

「……僕が。」

差し出された指輪には血がこびりついている。それでも放つ光には少しの曇りもなかった。

怪我をしても、傷つけられてもなお輝く彼自身のように。

「ーーうん。もう一度、君にあげたい。

君に貰って欲しいんだ。他の誰でもない……君に。」

(10) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

彼の手から指輪を受け取ると、その指を掬い上げるように握って。

指輪を嵌める。
小さなわっかは在るべき場所へと戻った。

身を屈めると、その指と指輪に唇を当てる。
僕の頬を涙が伝った。

さてここから、僕が彼を抱きたい、抱かれて死んで欲しいと言った事への彼の返答と始まるわけだがーー

訳がわからなかった。
安定の説明下手が発動している。白い魔法生物の有名な台詞を言いたくなるじゃないか!

僕は首を傾げて考える。

良くないけど良いってどういう事だよ!

(11) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

多分だがーー自分(彼)が死ぬことは良くないが、僕に殺されるなら良い、という意味か。
ただしそれは”一緒に死ぬなら”

ーーまるで心中のような。
手を取り合い崖から飛び降りるような。

「……うん、君の為に死ぬ。
君だけの為に。」

僕は地球の為に闘うつもりはない。それが僕自身が選んでの道ならともかく、騙され押し付けられた使命等、誰が受け入れるか!

僕という人間の尊厳を掛けて拒否する。

……でも、愛する人の為なら。愛する人と一緒ならば。
ついでに地球を救ってやんよ。

傲慢で身勝手な自分に嗤う。
だけどそんな風に考えなきゃ、自分の死にも、彼の死にも僕は向き合えなかったから。

彼を抱いて。彼を看取り。心おきなく死のう。

(12) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

だが問題がまだあった!
それは彼には致命的に性的知識が欠け落ちているという点……

いや、健全な男子高校生が同性愛についての知識がないのは普通だ。
逆に僕は何故そんな知識があり、何処で得たのかと気になる人もいるだろう!

性的衝動が強い僕は、基本的には女子の胸や尻にドキドキする。しかし、短パンから伸びる少年のすらりとした脚とか、水着の際の薄い胸板も綺麗だし、興味ぐらい誰でも湧くだろう?

異論は認めない、恥ずかしいから!

そんなで過去にゲイのサイトや動画を眺めた事があったのだ。

「いやその、男同士でもね?出来るんだ、セックスは!

確かに女子にある膣は君にはないが、そのう……孔はあるよね。おしり、の……

そこに、挿れるんだよ。
僕の……。」

(13) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

真っ赤になりながら消え入る声。ちなみに僕はまだ下半身丸出しの間抜けな姿のままである。どうしてこうなった(自業自得)。

彼が理解したかは定かではない。しかしーー

ハッキリと。彼は言ったのだ。

“一緒になってくれ”と。

なりたいではない、なってくれ。彼の溢れんばかりの想いが込められている。

(14) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

きっと僕らの愛は異なる。

でもそれは当たり前なんだ。

人はみんな違うんだ、指紋の一つ一つが違うように。
人はみんなが異なるんだ。

それでも僕は彼を求め愛し、彼もまた……。

「……うん。」

彼を抱いたら、死んでしまう。
だが、僕らには貫きたい想いがあった。

「コウ……僕はもう散々君を傷付けてしまったから今更だけど。

君を愛させて。」

(15) 2023/11/14(Tue) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕はそっと彼の男性自身を撫でる。両脚や頭部の怪我を考えたら彼はずっと激痛に曝されているわけだから、性的快楽やらを感じるのか疑問はある。

しかし、勃たなくとも愛撫をしたい。
僕は優しく陰茎を握り込むとゆっくり擦って刺激した。

自身が自慰をする時のように。

「君のここに触れて見たかった。女の子の身体よりずっと、興味がある……。

好きな人の裸やいやらしい姿じゃなきゃ、意味ないんだよ……。

君だから、いいんだ、コウ。」

根元から上へ。雁首を指腹で撫で回して。

指先に彼を感じたい。*

(16) 2023/11/14(Tue) 10時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 10時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 14時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー僕の部屋ーー

僕らはゲームのモニターをしてくれと頼まれ、それを気軽に引き受けた。

相手は合宿に案内人として参加していた地元の高校生である。

怪しげなアロハシャツの金髪チャラ男などなら詐欺を疑うのもあろうが、彼やみんながそれに乗ったのは自然だったと思う。

むしろ僕の疑り深さが異常なのだから、あれは彼のせいなんかじゃない。

この点において僕が彼を責める気は微塵もないのだが、こういう事はやらかしたと自負する側が苦しむ問題である……。

「君は何も悪くない。僕はね、案外頑固なんだ。

どんなに人に誘われても、自分がしたくなければモニター契約しなかったさ。

だってほら、僕はそこそこゲーマーなんだよ?」

僕はテレビに接続されたゲーム機を指差したが、寝そべる彼に見えたかどうか。

(26) 2023/11/14(Tue) 20時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「生きたかったのは生にしがみつきたかったんじゃない。

君との……幸せな未来を歩みたかっただけ。

元々の僕はむしろいつ死んでも良かった。君を愛して僕は変わった。

……今も。君を愛してるから、今度は一緒に死のうと思ってる。

僕に大事なのは君と一緒であること。
僕らの気持ちが1つなら……死んだ後、生まれ変わって再び廻り合う。

そしてーー幸せに生きるよ。」

この地球では、世界線では叶わなくとも。
何度も惹かれ合って、また逢えばいいんだ。

生まれ変わりとは僕はあまり考えた事はなかったが、強い絆があれば、きっと。

死と生は隣り合わせであり、一体、分かつことは出来ない。

(27) 2023/11/14(Tue) 20時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

彼はーーそうだ、彼の死生観はとても独特で難解で。

僕は記憶の糸を手繰る。
まだそんなに昔ではない。
鮮明に甦る。

あれはそう、合宿の時。

展望台に向かう坂道で、僕が言った言葉に彼は不思議な反応を示した。

“一人の身体じゃないんだから”

人気者の彼がもし無理をして倒れたらみんなが心配する。
また、僕にとっては親友の彼を気遣う言葉だったが、今考えるとまるで妊娠した奥さんに掛ける言葉みたい。

でも、彼が変な顔をしたのは多分何か違うことを考えたから。

彼は都度死について、不思議な物言いをした。

(28) 2023/11/14(Tue) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

自分は生きていないとか、心臓が動いていないとか。
ーーそして寂しそうな顔をして、胸に手をあてる。

その様子から、彼が抱えている深い事情を僕が理解できない事を嘆き、心を傷めているのが見てとれた。

僕は勿論一生懸命考えて答えを探し彼に寄り添おうとしたが、出来なかった。

でも、今考えるべきはそこではなくーー彼がずっと、僕に理解を求めていたという点だ。

彼は手を延ばしていたんだ。
他の誰でもない僕に。

僕は彼の中に、彼を支える信念や信仰のような何かしら、彼以外の思考が存在するように感じていた。
胸に手をあて頼るようにし、彼はそれを確かめて。

(29) 2023/11/14(Tue) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

まるで同化しているかのような姿が殉教者のように見えたんだ。殉教者とは信仰と共に殉じる人のことだから。

でもじゃあ、彼は他の人間は必要なかった?

そんな事、ない。
なかったんだ。

ーー僕がわかってあげられなかっただけで彼は

    お願い、わかって。
    ケイ……

イメージだが、そんな風に僕を求めていたんだ。
他の誰でもない、僕をーー。

彼は今もまた口を滑らせる。
“俺の命は、とう……”

千映戦の際に某か彼に影響があり、自分は生きているのが分かったみたいに言っていたが、彼はやはり自分の生に懐疑的なんだろう。

(30) 2023/11/14(Tue) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

答えがわからなかったら、手を掴めないだろうか。

否。

答えがわからなくとも僕はしっかりと掴む。
今こそ、伸ばされた彼の手を掴む時だ!

「コウ。……君は前に『生きてるってどういう状態?』と僕に聞いたね。

僕は『話が出来る事』とあの時答えたけど、今は違う考えを持っている。

人は、互いに愛し愛される事で生きてるって感じられるんじゃないかな。

たとえ心臓が止まっても。
息が出来なくなっても。

愛する人への想いは消えないし、愛されている事実も消せない。

だから”一緒に死ねる”」

(31) 2023/11/14(Tue) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「……君はちゃんと僕の願いを叶えたんだよ。
愛してと言った僕を愛してくれた。
それは僕を存在として生かした。

なら、息の根が止まろうともーー生きてる。

欲しかったものを得て、僕は死ぬんだからね。」

生と死は繋がっている。ある意味の同義でもある。

「ふふ、いーよ、内緒だ僕らの。良いことかはわからないけど……僕らには大切な事だから。」

他者に口出しなどさせない。
僕は決心したのだ。

そして僕らは、生命がある間限定である肉体の交わりに及ぶ。

彼への説明は気恥ずかしく穴があったら入りたい(※孔ではないし、挿れたいではない)。
しかしどうにか理解してくれた様子だ。お願いだ、わかってくれ。

(32) 2023/11/14(Tue) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「言葉よりも分かりやすいはやっぱり、肌の触れ合いだよ。こういう……」

僕は今寝そべる彼の横に位置している。跨ぐより下肢に触れやすい。

彼は戸惑いを見せて、それがとても初々しくて僕は嬉しくなる。百戦錬磨の雨竜先輩とは大違いだ……

「……挿れるけど、君が感じてる様を見たいから。
ーー興奮するし、出来たら君にも気持ち良くなって欲しいんだ。

見せてよ、コウ。
誰にも見せたことない顔。

気持ち良くて恥ずかしくて、おかしくなっちゃうみたいな……いやらしい君が見たい。」

手の中のモノが反応してくれるか不安であったが、彼の声は上擦ったし指には硬さを実感し始める。

(33) 2023/11/14(Tue) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「独りでシたことはあるんだよね?
いつも、いっぱい出る?
どこが感じるの?ーーここは?」

鈴口をくりくり指先で刺激して顔色を窺う。彼が反応を返す場所を攻めていく。

「……嗚呼凄く、そそる。
可愛くて堪らないよコウ。
声、聴かせて。

……出していいんだよ?」

これが最初で最後。
そんな事は今は考えない。

彼という沼に浸かる。
温かみに溺れ息絶えるまで。*

(34) 2023/11/14(Tue) 21時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 21時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 21時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

──if・珊瑚と>>35──

珊瑚は料理中のようだが、お父さんが出来上がりを待っているのだろうか。

僕は珊瑚の家庭事情を聞いていないから、残念ながら彼女の悩み苦しみを汲めない。

「僕だって自信ないよ。
ゲームはそこそこ得意だけどあれは遊びだし……
あんな椅子に座って念で操作とか、僕のなんかyogiboだよ?!
ハンドルもないんだが。」

途方に暮れる珊瑚の気持ちに同感だ。
自衛隊とか警察官にやらせるべきじゃないか?普通の高校生があんなロボットいきなり操作なんか出来ないよ……

すると、珊瑚は僕に問い掛けてきた。
僕は考え答える。

(43) 2023/11/14(Tue) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「……コウと話したい。僕、コウに合宿でキス……しちゃったんだ。
彼が入院したのはそのせいで……
彼に謝りたいよ。
それに、伝えたい気持ちも……ある。」

勿論死ぬなら両親や兄とも話したり過ごしたいが。

す、と息を吸い僕は珊瑚に秘密を打ち明けた。

「僕はコウが好き……なのかもしれない。友達としてじゃなく。」

雨竜先輩への想いがあるから揺れながらも、僕はそう告げる。

「珊瑚も、死ぬなら好きな人に気持ちを伝えたいって思うよね?

君にもし好きな人がいたら。」

その人はご飯を待っている……のだが。今回はすれ違いなく僕らは話を進めていた。*

(44) 2023/11/14(Tue) 21時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 22時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 22時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

──if・珊瑚と>>48──

康生とキス、しかも目の前でお漏らしをしたのが事実だが流石にそこまで明け透けには告げない。
告げたらただの羞恥プレイだ……

「お菓子……うん、コウは体質で普通に大丈夫なことが駄目で。
きっと珊瑚のお菓子、食べたいと思ってたと思うよ。

また食べたいな……。」

死ぬ前に、と言い掛けて止めたのは、電話口の様子が変だったから。

「珊瑚?」

僕のゲイカミングアウト(じゃないけど)が衝撃的過ぎた?

(55) 2023/11/14(Tue) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

と思ったが、彼女は謎めいた言葉を残して電話を切ってしまった。

巻き込んだ?どういう意味だろう。
僕は考える。

まさか康生のことを……。
いや、そんなはずはないな。

そう言えば幽霊部員の大和は珊瑚が誘ったから来たんだっけ……合宿。

僕は花火の際に聞いた大和のLINEに連絡してみることにした。
彼とはあまり交流はないが、どんぐりワゴンで一緒だったし、合宿前よりは近しい仲にはなっている。

(56) 2023/11/14(Tue) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

(LINE)
大和、無事に家に着いた?
ちょっと聴きたいのだが、珊瑚がさ、さっき電話したら様子がおかしくて。
あんな戦闘やらに巻き込まれたら当たり前といえばそうなのだが、君は何か聞いたりしてない?
彼女が心配なんだ。*

(57) 2023/11/14(Tue) 23時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/14(Tue) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/15(Wed) 08時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー僕の部屋ーー

僕達の失敗。
僕の過ち。

もっと早く僕が彼の気持ちを察していれば。
もっと沢山話し合うことが出来れば。

僕は彼を傷付け壊そうとしたりせず済んだかもしれない。

幾ら悔やんでも戻らないのが時だ。
失敗を反省した所で、残念ながら僕らにはやり直す時間すらない。

だけどーー僕はもう、彼の手を離すことはないだろう。
二人で一緒に死を迎える為に。

僕が紡いだ言葉が正解、という訳ではないだろう。
そも、死生観に1つの正解などない。

ただ僕は、伸ばされていた彼の手を掴むのに成功したんだ。

(73) 2023/11/15(Wed) 09時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

雪解けのように柔らかくほどけた彼の笑顔に僕は泣いて、泣いて。

大発見じゃん!なんて相変わらず無邪気な彼に照れ、俺より俺のことわかってくれるんだろう?という言葉に力強く頷いた。決意の証として。

淀んだ雲が晴れ、青空が垣間見える。
雪は日差しに溶け清らかな水となり流れ行く。

川のように長く、緩やかに。
穏やかに向かう先は死だ。

広がる海で蕩けてーー1つになろう。

(74) 2023/11/15(Wed) 09時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

他人に手淫を施した事なんかないが、彼の性器も形は僕と同じだ。色は僕のより薄い肌色で黒ずみないようだが……自慰の回数の差か。
擦れば擦る程赤黒くなるらしいから。
性交経験は雨竜先輩と一回だけだが、僕の息子は恐ろしい形相をしている。

リズミカルに上下する僕の手の中で彼の分身がむくむく勃ちあがる。

女の子みたいに綺麗な顔立ちの彼のイメージには似つかわしく雄々しい様にときめく。

「いつも出すだけなんだ、コウは。……可愛い、そんな声出しちゃって。エッチだなあ。」

透明な先走りが溢れ指が汚れる。それは潤滑となり、ますます愛撫に興が乗った。

しかしーー

(75) 2023/11/15(Wed) 09時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「……コウッ!」

耳をつんざく悲鳴。脚だろうか?僕が痛め付けた惨状は、二人が心を通わせようが当たり前に残っている。

思わず僕は手を止めかけた。こんなことをしているより、一刻も早く病院にーー

そんな躊躇いに揺れる僕に彼は、伸ばす。

指輪が光る左手。真っ直ぐに僕に向かう指先は求めていた、ただ一心に。

僕を。

「……コウッ!居るよ、僕はここだ。
ずっと一緒だ、ずっとーー、
一緒だッ」

(76) 2023/11/15(Wed) 09時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

彼はしっかりしている部分は凄くしている。まるで独りじゃないみたいに、強い支えがあるかのよう。

でもその裏には、寂しそうにポツンと膝を抱えた彼が居たんだ。僕の手を必要とする彼がーー。

指をしっかりと絡める。

彼は僕を離さない。
強く、強く。

僕も彼を離すことはない。
強くーー狂おしく。

(77) 2023/11/15(Wed) 09時頃

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