人狼議事


8 Solo Assembly Letters

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視点: 人


【人】 奏者 セシル

――主催のバグ対策本部――


[アップライトピアノの楽譜立ての上に、簡素な冊子が立てられている。
 そのページがぱらぱらと捲れ、走り書きめいたタイトル――参加者の名前が覗き見える。
 即興の練習曲の譜面のようなそれらは、ミスだらけの譜面だ。]

“ No.1 ヴィクトーリア ”
“ No.2 キリト・W・キリシマ ”
“ No.3 セクレタリアト ”
“ No.4 ガブリエル ”
“ No.5 暖琴 ”
“ No.6 ジェニファー・バトラーズ/デアドラ ”

[いま、開かれたNo.6とNo.1のページ。
 その譜面にひしめいていたあり得ない記号が少しづつ消え、本来の記号が足されていく――バグ修正は順調だ!]

(1) 2021/04/15(Thu) 10時頃

【人】 奏者 セシル


 ところでさ、グラーツィア。
 “選手”の話を見ていて思ったんだけれど、その――…
 君が連れてくるのは大分まずい相手がいるんじゃないかな?

 いや、うん、虫の知らせ、なんだけれど。

[この時のセシルは、その「該当者」の正体を知っていた訳ではない。明確なヒントがあったとすれば名前程度だろう。
 それでもこんな風に察することができたのは、セシルの“霊能者”の霊感故だったのかもしれない。“占い師”の力がある訳ではないけれど。

 月明かり燦燦と降り注ぐバグ対策本部の天井からぽてんぽてんと封筒が2つ落ちてきたのは、そんな時だった。]

(2) 2021/04/15(Thu) 10時頃

【人】 奏者 セシル


 これ……僕ら宛ての手紙じゃないかな?
 ほらやっぱり君の文章じゃややこしくて分かりづらい! 追伸に書き添えておいて良かったよ!
 見るからに小さな子供っぽい“選手”もいるし――…。

『異なるコトバの異世界同士を繋げたんだ。
 書いたコトバの意味は、ワタシのまりょくで自動的に誰にでも通じるコトバに変換されるんだ。問題ないだろう?』

 ………そう上手くいくかな……。
 難しい言葉は難しいコトバで翻訳されるかもしれないし。
 そもそもこの世界、バグだらけだし……。

[届いた手紙に特に関心を示さず、相変わらず楽しげにピアノの鍵盤を叩く(※バグ退治をしている)グラーツィアの側で、セシルは封蝋で閉じられた2通の手紙を拾い上げた。

 結論から言うと――送られてきた手紙の内容は、2通とも、この時のセシルの予想に反するものだった。]

(3) 2021/04/15(Thu) 10時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2021/04/15(Thu) 12時半頃


【人】 奏者 セシル

[一通目の封筒にペーパーナイフを差し込めば、白地の上の赤い猫の封蝋が砕ける。
 蔦の形に型押しされた白地の上に踊るブルーグレイに、セシルは目を丸くした。]

 ……、……。

 グラーツィア。
 君の人選はわりと間違ってなかったんだね?

[ご機嫌なグラーツィアは、猫でも踏んで引っ掻かれる曲のように黒鍵を叩いている。
 未だに信じられないといった態のセシルは、特徴的な筆記体をまじまじと眺めながらごちる。]

「水戸聖杯戦争」、だったっけ。
 ここに居た人ってみんなこんな戦闘狂だったのかな。
 戦争って大体、権力者に強制されるものだと思うんだけれど――。
 そういえば東洋にはサムライっていう戦士階級がいるんだっけ。

[流石に「暴れん坊」な「ショーグン」という語は、セシルの脳裏には浮かばない、けれど]

(7) 2021/04/15(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル



 ……死んでもなお、か。


[本当にか細くぽつりと零しながら、気を取り直して二通目へ。
 金で縁取られた優美な白地の上の封蝋を砕けば、中には封筒と揃いのデザインの便箋。
 もう一枚入っていた「何か」には未だセシルの指は伸びぬまま。
 清流を思わせる青い洋墨が形作る、読みやすく流麗な英字を読み進めていく。]

(8) 2021/04/15(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

 ―――――――――…。


[ 虫の知らせは的中した。 ]

(9) 2021/04/15(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル

[セシル・グレースは今でこそ大都会の喧騒を離れて、音楽教師として慎ましく暮らしている。
 だが、かつては「若き天才」として一世を風靡したピアニストだった。
 社交界の花であり、王侯貴族や政治家、資産家との付き合いもあり、――――。

 そうした権謀術数、悪意、欲望がすぐそばに潜んでいる環境を経験している身だったからだろう。
 今手にしている手紙についても、字面通りの「お礼状」だとは解釈しなかった。

 そして同時にセシル・グレース――“主の恩寵”の意を名に持つこの人間は、恩寵の齎し手である唯一の主の存在を信じながら(それ故に名高き天使の名も知っている)、その教えに背く罪人であるとも認識している。
 それはこうして「地母神の末裔」を受け入れていることもそうだが、単純に「人間として」「ヒトとして」の罪を犯した、ということもある。その仔細についてはここでは語らないこととして――]

(10) 2021/04/15(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル


 グラーツィアッ!! どうしてくれたの!
 さっきの発言は撤回! 君の人選は間違っていた!!

 本当になんでこんな御方を呼んだんだッ!?
 …〜〜、あのね、これはね、
 『だって面白そうだったし』で済む話じゃないから!

[まるであたかも「校舎裏に来い」という手紙を送りつけられた学生のように身を震わせるセシルの姿を見て、グラーツィアは(よりにもよって)件の手紙へと自発的に指を伸ばした。
 この妖精、「唯一の神であらせられる方の御使い」からの手紙を、特に顔色一つ変えずにのんびりと読んでいる。]

 まさかとは思うけれど君、自分で呼んだ相手なら自分の掌の上で踊らせられるだろうとか思ってない……?
 っていうかもう一枚、あったね、手紙……。

[おそるおそる、封筒の中に残されていたカードを摘まみ上げる。]

(11) 2021/04/15(Thu) 15時頃

【人】 奏者 セシル


 ( ―――――…滅される )

『こちらは読み終わったから返しておくよ。
 という訳でセシル、早くそっちのバグを治しておいてくれたまえ。
 まだまだ世界の修復完了には程遠い現状だからね』

[正位置でも逆位置でも(一般的には)凶でしかないカードを前にして人間が凍り付く様にも構わず、妖精は平然と指示を出す。
 とりあえず、今度こそ、気を取り直して、セシルはボタンだらけのマシンの操作に戻る。
 手紙は2通とも、それぞれ元の封筒の中に戻し、月明かり映す窓の側に置いておいた。]

(12) 2021/04/15(Thu) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

[さて、文字通りの人でなしであるグラーツィアは兎も角、セシルはあくまで人間の身である。
 すなわち、食事も睡眠もなければ十分には動けず、生命活動も維持できない。
 もっともこの妖精の世界においては、飲まず食わず眠らずであっても命あるものが死ぬことはないだろう。
 それでもお腹が空いたり眠くなったりという生理的な欲求は、少なくともセシルの身体からは消えてはいなかった。]

(66) 2021/04/16(Fri) 09時半頃

【人】 奏者 セシル

[この時、セシルは対策本部室から扉一つ隔てたベッドルームで眠りに就いていた。
 グラーツィアひとりでピアノの鍵盤を叩き、ペダルを踏み、マシンのボタンを操作し――。
 ふっとその作業の手を止め、月明かりの窓の側の封筒に手を伸ばす。それら手紙のすべてに目を通してから、新たに便箋を手元に出現させた。

 このタイミングで手紙を読み、手紙を書いたのは、別にセシルの目がこちらに届かない時だったからではなく、あくまで偶然だ。
 妖精は気まぐれに、気の向くままに、「運営側からの返信」を認める。
 そのうちの1通は、もし仮に隣にセシルがいたならば、確実に投函を止められるか大々的に修正を施されるかするような内容だ。
 もう1通の方は、制止まではされなかっただろうが、それでもセシルはいい顔をしなかっただろう。]

(67) 2021/04/16(Fri) 09時半頃

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