人狼議事


10 冷たい校舎村9

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視点:


シンイチ6人が投票した。
クロエ1人が投票した。

シンイチは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
マナが無残な姿で発見された。


現在の生存者は、ユンカー、クロエ、メイ、レン、ヒイラギの5名


次元X式コンピューター (村建て人)


キーンコーンカーンコーン…………
 

(#0) 2021/06/12(Sat) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)

──午後8時50分

時間はいつだって、誰にだって平等だ。
白い嵐に霞んでいてよく見えないが、
今日も日は昇り、落ちて、夜が訪れる。

今なお終わらない文化祭を、
君たちは楽しんでいる頃だろうか。
忍び寄る夜は今日も凍てつくように厳しい寒さだ。
 

(#1) 2021/06/12(Sat) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)


そして四度目のチャイムが鳴り響く。
向井慎一と綿見茉奈が見当たらない。
 

(#2) 2021/06/12(Sat) 00時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

   [ 結局のところ、
    計画的だったのか、
    衝動的だったのか、
    自分でもよくわからない ]

(0) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 多分、最初は、そんなつもりなかった。
 いつものように、手首に当てた刃を滑らせて、
 ……でも、今夜はそれじゃ足りなかった。
 こんな痛みじゃ、全然足りない。
 心の痛みを誤魔化せない。
 もっと、もっと、もっと、もっと痛くしなくちゃ。
 カッターナイフってすごく便利。
 折ればすぐ新しい刃が使えて、切れ味が戻るから ]

(1) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 切って、切って、切って、気づいちゃった。
 このまま続ければ、私死ねるんじゃない?
 全部全部、終わりにできるんじゃない?
 気づいちゃったら、もうその誘惑に抗えなかった。
 それが一番いいって、もうそれしかないって思った。
 止まれなかった ]

(2) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ カッターを握ったまま、メールを打った。
 伝えたいこと、伝えておかなきゃいけないこと、
 なんだったっけ。早く。早くしなきゃ。
 追い立てられるようにメールを作成して、送信して、
 送信完了を確認したら、ベッドにスマホを放り出して、
 心が痛くなくなるまで、無心に刺した。
 手首だけじゃ足りなかった。どこもかしこも刺した。
 刺してる瞬間だけ、心の痛みを忘れた気がした ]

 ……あ、ありがとうって入れるの、忘れちゃったな……。

[ 一番伝えなくちゃいけない言葉のはずだったのに。
 これだから私は出来が良くない。
 こういう詰めの甘さ、嫌になっちゃう。
 だけどこれだけは、やり遂げてみせる。
 きちんと自分で引導を渡してみせるから。
 だから、だからどうか。 
 私のこと、見限らないで。
 お願いです。■■■■■■■■■■■■■■■■■ ]

(3) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 廊下中の壁に、写真が貼られている。
 見るとそれは、文化祭準備期間から
 終了後の打ち上げまでの3-9のみんなの写真だ。
 宣伝に使ったもの、グループチャットで流されたもの、
 きっとみんなが見たことのある写真ばかり。
 剥がしても大丈夫。
 いつの間にか元通りになっている* ]

(4) 2021/06/12(Sat) 00時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


【人】 夜笑国 メイ


[脱皮したばかりの表皮は柔らかい。
 これは、そういうお話。]
 

(5) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 朝、渡り廊下を離れてから —

[わたしはあの後、何をしていたんだっけ。
 たぶんどこかをふらふらと彷徨い歩いていた気がする。
 たとえば、探索してない3階も見にいったような。

 運のいいことに、人とすれ違うこともなかったっけ。
 少なくとも、わたしが認識する範囲では。

 そんな風にぼーっと歩いていたから、
 足元が無意識に歩きやすい道を選ぶのは、
 そう不思議なことでもなかったはず。]

(6) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

[時刻はお昼過ぎとかそれくらい。
 スマホで確認したから間違いないと思う。
 思うって曖昧なのは、
 日付>>3:#1がわたしの思う数字とひとつ違ったから。
 電波が届かないとこうなるのかなと思ったけど、
 そもそも現実と違うここではどっちでもいいことだった。

 このスマホは夜のひとみちゃんに役立ててもらうもの。
 すぐに電源を落として、
 わたしは目の前の扉に貼られた紙>>3:417を見た。]

  ・・・・・・。

[『注意!
  番代さんに似たマネキンがあります』

 わたしは黙ってドアノブへ手をかける。]

(7) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 昼、教材倉庫 —

[重い扉を開くと、僅かな埃っぽさが鼻をくすぐった。
 図書館までとはいかないけれど、
 紙の匂いやチョークの粉っぽい香りがする。

 重い扉が閉まって外の光がなくなってしまう前に、
 わたしは壁に設置されたスイッチを押した。]

  ・・・・・・。

[わたしが目にしたのは赤く広がる血だまりと、
 ところどころ赤の滲んだ掛け布団>>3:416
 一部>>3:421、僅かに血が擦れた場所もあった。
 血だまりだけでなく、棚まで血の飛び散った跡があり、
 何かが破裂したような感覚を覚えた。]

(8) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


  これ・・・・・・。

[奥の掛け布団が目立つけど、
 その脇には小さな足跡があった>>2:646
 乃絵ちゃんも綿見さんもひとみちゃんも違うはず。
 もちろんわたしのものでもない。

 わたしは上履きと靴下を脱いで入り口近くに寄せた。
 裸足になった足を跡と並べれば歴然だ。]

  子どもの、足跡。

[わたしはその足跡を追いかけることはせず、
 その傍ら、震える指で掛け布団を持ち上げた。]

(9) 2021/06/12(Sat) 00時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


【人】 夜笑国 メイ

[わたしの腕では一回で布団を全部捲ることはできない。
 最初に見えたのは紺色>>2:647
 指に巻いていたはずのハンカチを強く握り締めたのか、
 昨晩見た時より皺が目立つように感じられた。]

  ひとみちゃん。

[これは、ひとみちゃんだ。
 割れた腹も球体のついた腕も見えたから人形なのは
 分かっているけど、これは、ひとみちゃんだ。

 鳩羽くんの爪も結局つつくまでは至らなかった。
 だから血や刃がわたしの手に触れたことは一度もない。

 でもわたしはそんなことを気にするのも忘れて、
 腹からの血が飛び散った輪郭に手を伸ばし、触れた。]

(10) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ひとみちゃん。

[呼んでも当然返事はない。
 わたしは指についた赤を眺める。
 それからコートが汚れるのも構わずに隣へ腰掛けた。]

  先に帰っただけだよね。
  また一緒に帰るって言ったもんね。

  ・・・・・・わたし、ね。
  本当にワルモノになっちゃった。

[もう少ししたら、硬くなった皮がわたしを守るから。
 心臓がばくばく音を立てる。
 今だけ堪えきれない罪悪感を膝に抱え、
 わたしはそこに顔を埋めた。

 眠ったのかもしれない。
 わたしはそこで長い時間を過ごすことになる。]

(11) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 夜、チャイムが鳴る直前 —

[わたしはひとみちゃんの掛け布団を戻し、
 教材倉庫を出る。窓の外はすっかり暗い。

 コートにはべったり血がついてしまったから、
 脱いで腕にかけた。制服だけだとさすがに少し寒い。
 わたしは肩を震わせる。

 足の裏も真っ赤だったから、誤魔化しの靴下を履いた。
 ありがとう購買の靴下。おかげで上靴は守られたよ。
 そんな上靴も裏にカッターの小さな刃が刺さっていて、
 怪我をしないよう細心の注意を払って抜いておいた。]

(12) 2021/06/12(Sat) 00時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


【人】 夜笑国 メイ


  こっちだった、かな・・・・・・?

[わたしが探しているのはシャワー室だ。
 主に部活生が利用するそこは、わたしには縁遠い。
 何度か訪れた渡り廊下を過ぎて体育館へ。
 ここにも屋台は並んでいたかな。
 それならそこそこ雰囲気のある場所になっているかも。]

  お腹空いた。

[わたしは1人なのをいいことに独り言を続ける。
 朝も昼も何なら夜も食べ損ねそう。
 せめてこの後何か食べておこうと決めて、
 わたしはシャワー室の入り口を潜ろうとする。]

(13) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 夜笑国 メイ


[もうすぐ、夜の8:50が訪れる。]*
 

(14) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 ── 午前廊下・ノエ ──

[最初のときは、ユキが全部やったらしい>>3:636
へえ、そっか、って目を瞬かせたけど、
意外とかはあんまりなかった。

だって、あいつはそーゆーやつ。
見た目とか、風評とかじゃあなくて、
本当はしっかり者なんだぞ、って
俺はユキのこと、1年ときから知ってるから。
なんだかユキが褒められてるのを聞いて、
自分のことみたいに嬉しくなった。 ]


 うん、凄い。


[元気無くったって、こういうときにはしっかり笑える
それは鳩羽憐の、きっと良いところ。]
 

(15) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ノエの希望的観測には>>3:638
帰れてるといいけどさ、って曖昧な返事をひとつ。
いつだって希望は持ちたいけれど、
考えちまうんだよなあ、あんまり無い頭で。

そんな今度は俺が話す番で、
笑いたい理由。笑っていたい理由。
ノエに一歩踏み出した話が、>>3:640
まさかノエにとっては二度目ましてだなんて知らないけど
まあ似た者同士なんだ、って笑ってあげてよ。

あいつと似た者同士なのは、俺も嬉しいからさ。

──── そしたら、ノエが話す番。
バトンはないけど、ぽんぽんそれは受け継がれてく]
 

(16) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ただ、黙って聞いていた。
あの鳩羽憐が黙って話を聞くだと?なんて
煩いな、今は茶化さないでくれ、って。
誰の口から出たわけでもない天の声に俺はツッコむ。

誰かの役に立ちたい、って
ずっと、ずっと思ってたからさ。

俺の取り柄はそのためにあるんだ、って
そう思って生きてきたからさ。

俺のことを考えたい、寄り添いたい、って
逆側の視点に立って想う、っていう話
あんまり考えたことなかったなって気づくよ。

太陽はいつだって照らす側に、在るものだから。]
 

(17) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ありがとう、……っていうのも、
 うん、なんか恥ずいけど。

 そういうやつ、居たらいいなあ、とも
 まあ、……うん、思うけど。

[って、言いたいこと言ってから、
やっぱりちょっとだけ自然に、笑って。]
 

(18) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でもやっぱり難しいな
 たぶん、そうやって寄り添ってもらったら
 そいつつらくねーかな、とか
 迷惑かけてねーかなとか思っちゃうし

 それで悲しい顔されたりしたら、
 俺たぶん、やっぱりさ
 そいつに「大丈夫」って言っちゃいそうだから

[難しい生き物なんだよ、俺は。
こう見えて。こう見えて。大事な事だから2回言ったぞ]
 

(19) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 うん、でも覚えとく。

 …………あの、昨日のメールじゃねえけどさ
 耐えらんねえって思ったときに、俺。
 
 いつかそうやって
 ちょっとでも重荷を預けられたらさ、
 いいなって、思うよ。

 ちゃんと笑うだけじゃなくてさ。
 泣いたり、できたらいいなって、思う。
 

(20) 2021/06/12(Sat) 00時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


【人】 架空惑星 レン

 
 俺さ。
 この世界の主じゃねーって
 割と自信持ってさ、言えるんだけど。

 だけど、なんかさ、
 ちょっとだけ気持ち、わかった気がするよ
 耐えきれなくて、限界を迎えた時、
 どうなるのか、ちょっと想像できたから。
 

(21) 2021/06/12(Sat) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[学校サボった鳩羽くんは、いまは、自然に笑える。
自然に笑って、自然に表情を作れて。
大丈夫、今なら、自然に寄り添える。……なんてね

傲慢かもさ、しれないけれど。]


 ノエはさ、そーゆーとき、
 頼れそうな、相手、いる?


[さっきできた心からの友達の話、聞けた?
それともまだ自信はなさそうだった?

もし、居るって言われたら「良かった」って言うし
そうじゃないなら「見つかるといいね」って。
きっと、俺は、ノエと俺自身に向けて、そう言うよ。]*
 

(22) 2021/06/12(Sat) 00時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時半頃


【人】 架空惑星 レン

 ── 20:50 ──


[ところでさあ。
20:50に集まっとこって言ったの
一応俺が言い出しっぺなわけ。

ぶっちゃけ、あんまりやることもないし、
20時過ぎくらいからずっとさ、教室にいたんだ。

黒板に書かれてる以外の人形が増えた話はないし、
人形以外の全員の生存確認はさ、
人聞きでも構わないけど、出来てたはずだから。
20:50まではさあ、何も起こらないって。
ちょっとタカを括ってたところもあるわけ。

勿論自分が殺される可能性だってあるけど
みんなが居ればさ、飲み込まれないだろ、って。]
 

(23) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさ、約束の時間が近づくにつれて、
やっぱり何人も人の姿が見えないとさ、
ちょっと気になるわけじゃん。

ユーガくらいはそこに居てくれた??
言い出しっぺ二号だから、居てくれるよな???
流石に誰も居なかったら本当に焦っただろうし

でもまあ、数人しかいなかったとて、
あいつはどうした、あいつは、って
俺、自分の席から何度も扉の方確認して
そいつらが入ってくることを、心待ちにしてた。


    それでも、時間は刻一刻と過ぎるんだ。
    そして無慈悲なチャイムが、鳴った。 ]
 

(24) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[今、誰が居なかった?

マナがいない。シンがいない。メイがいない。
それから ─── ]


 なあ、みんなは、


[逆にそこには誰が居た?
やっぱり俺一人?だったらこれは独り言。
そうでなければその誰かの生存確認だけは、して。]
 

(25) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ 廊下に飛び出る。
 最初の異変はすぐに、気づいた。]

 

(26) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真
写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真、写真


          それはすべて3-9の写真。
          クラスの集合写真もあれば
          俺の変顔だって絶対ある。

          見慣れた写真が、そこにはあって ]
 

(27) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それにさ、目を奪われたせいで、
一瞬、気づくのが遅れちゃったんだ。

次に見渡したのは2Fの廊下。
こっちに向かってきている影はさ、無いはず。
………………なんだけど。


    なんで、廊下のあそこ濡れてるかなあ?
    俺は、まっすぐに、そこへ向かうよ。 ]*
 

(28) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時半頃


【墓】 店番 ソフィア

— 病院・集中治療室前 —

[どうやら手術による傷の修復は済んでいて、
後は意識が回復するかどうかの瀬戸際であり、
集中治療室で可能な限りの処置を行なっているところらしい。

聞いた話では、自殺に使用したものはカッターナイフ。
それは知らなかったはずなのに、知っていた気がした。
だって、あの校舎の床に散らばっていたものが印象に残らないはずがない。

校舎の中での乃絵ちゃんにおかしなところはなかった。
利美ちゃんともそれは見解が一致していた。

……いや、思い当たるなら、むしろそれ以前から。]

(+0) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[夏でも長袖を着ている乃絵ちゃんを、
長袖族だーと呼んで笑ったことがあるけれど、
衣服の自由なんて当たり前だし、気にしないようにはしていた。
夏でも肌を出したくない子なんてよくいる。

だけど今にして思えば、そうだ。
カッターナイフといえば、手首を切るあの行為。
ずっとその傷を隠していたのなら……?
想像するだけで血の気が引く。

私にはそんな覚悟が無かったし、やろうとしたらぼたんが止めていただろうから。]

(+1) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[利美ちゃんとの話が終わって、
落ち着かない気持ちを抱えたまま周囲を見たら、
見知らぬ大人の女性がそこにいた。>>3:1

もしかして、と思ったので、
私は先に自己紹介をする。]

 3年9組の番代ひとみです。
 乃絵ちゃんのクラスメート、です。

 あなたはもしかして……。

[黒沢乃絵の母親、とその人は教えてくれた。]

(+2) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[乃絵ちゃん、家族が心配してるじゃない。
早く帰って来なきゃだめだよ。

……家族からの愛を知っている私は、
最初、能天気にそんなことを思った。

でも、よく考えたら、
乃絵ちゃんの父親らしき人は、見当たらない。]

(+3) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[それ以上、余計なことを聞くのは憚られた。
黙りこくって、静かに佇んで待ち続ける。

利美ちゃんはあの校舎にいた他の皆にも連絡してくれていたらしいので、
きっと皆も帰って来て、集まってくれると信じている。

でも乃絵ちゃんが帰れるのかどうか、
それだけは、私にもまだ分からない。**]

(+4) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ それ がなにか、すぐ判っちまったんだ ]

 

(29) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 靴。乾いたんじゃなかったのかよ。


[しっかり履かれた上靴、なのにさ、
なんでお前の足、濡れてんだよ。]
 

(30) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 隠れたって、見えてんだよ。


[俺とそんな変わんねえ身長のくせにさ
そんなところで縮こまって、どうしたんだよ。
かくれんぼか?ばかじゃねーの ]
 

(31) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 なんなの屋内で雨でも降ったの?


[お前さ、運がいいんじゃなかったのかよ
今日アンラッキーかよ、ついてねーな]
 

(32) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[もうさ、俺、判ってて。
そこに、「なに」があるかってこと。

「だれ」がいるか、なんて、絶対認めたくなくて
だってほら、今日だって、ずっと。

ずっとさ。そこにあったじゃん「日常」。
ずっとさ。そこにいたじゃん。おまえ。]

 

(33) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


  『 なんで 』


[なんでさ。
この台詞を俺が言わなきゃいけねえんだよ。]
 

(34) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[なあ、昨日さ、俺ノエに話したばっかなんだよ
耐えらんねーときにさ、泣きたいってさ。>>20

………でもなんで。なんで?
こんな早く耐えられないって感情が、
俺の中に生まれる、って思ってもみなかった。

なんで。なんで。なんで。

トシミのときは、すげえ怒ってたし。
リツのときも、ひとみのときも。
やっぱやりきれねえ気持ちはあったけど。

なんで。なんで。なんで。 ]

 

(35) 2021/06/12(Sat) 00時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ なんで。俺は。
  シンだけはずっと
 「いつもと同じように」そこにいるって
  心のどこかで思っちゃってたんだろうな。 ]

 

(36) 2021/06/12(Sat) 01時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[規則正しくて、いつも同じパンを買って。
いつも同じように飯を食って。
いつも同じように靴を履いて。


いつも同じように、ずっといるんだ、って
思ってたものの存在が感じられなくなって


    俺、多分豊高に来てからさ、
    今、初めて涙を流してる。 ]**

 

(37) 2021/06/12(Sat) 01時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 01時頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 01時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 現在:シャワー室 —

[わたしは朝スマホを取りに行って以来、教室へ戻って
 いなかったから、黒板に書かれた内容を知らない。
 だから当然約束の時間になっても、
 わたしの姿>>24は席にない。]

  ……はぁ。

[排水溝に桃色に濁った水が流れていく。
 シャワーを頭から浴びていると、
 耳を水の壁で塞がれたみたいにならない?
 お母さんは聞こえが悪くなりそうって嫌がったけど、
 わたしは結構この瞬間が嫌いじゃなかった。

 四度目のチャイム>>#2、わたしは水音の中にいた。]*

(38) 2021/06/12(Sat) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 2F廊下 —

[コートと靴下はお役御免。
 ポイ捨てする訳にもいかないから、わたしはコートの
 できるだけ血の少ないところを表に丸く包んだ。

 置き場所といったらやっぱり教室後ろの自分の棚。
 わたしは保健室から拝借したタオルで髪を拭いながら
 裸足に上靴の軽装で階段を昇る。]

  ——。

[そこ>>3:667はすごく隅っこだったから、わたし、
 鳩羽くん>>28がいなききゃ気づけなかったかも。
 わたしは立ち尽くしている様子の背中に近づく。

 誰がいるかは分からなかったけど、
 何が起きているかくらい、さすがにもう分かってるよ。]

(39) 2021/06/12(Sat) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしよりよっぽどずぶ濡れで、
 膝も腕も小さく畳んだ姿はどう見えるだろう。
 赤ん坊かな。怯えているのかな。でもやっぱり、]

  寒そう、だよ。

[わたしの髪ですら、冷気に当てられて冷え切っている。
 全身ならなおさら。凍ってしまいそう。
 わたしは鳩羽くん>>37を見上げ……見上げて。]

  タオル、持ってこよう。

[小さな声で鳩羽くんに告げた。

 数は多い方がいいね。
 全身と、顔いっぱいを包めるくらい。]

(40) 2021/06/12(Sat) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

[太陽は地球を回って休む暇がないけれど、
 例えばとある文化祭で止まった校舎に限るなら、
 月が出ている間は顔を出さなくてもいいんだから。

 残念ながら、
 雪に覆われた空じゃ、どちらも見えないだろうけど。

 わたしは血を洗い流した手で、
 鳩羽くんの背に触れようとした。]**

(41) 2021/06/12(Sat) 01時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 01時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 廊下:鳩羽君 ――

[ 友達がすごいのを喜べるところ、>>15
 鳩羽君のいいところだと思う。

 他の人が機嫌よく過ごせるように気遣う柊君。
 誰かが嫌な思いをしないように笑う鳩羽君。 
 表現の仕方はちょっと違うけど、
 やっぱり2人は似てると思う。
 柊君はそうは思ってないかもしれないけど。>>2:235
 でも、嬉しいらしい鳩羽君の肩を私も持ちたい>>16 ]

(42) 2021/06/12(Sat) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ いたらいいなあ、って。>>18
 人のためにあんなに一生懸命になれる鳩羽君に、
 いないわけないでしょうに ]

 鳩羽君には、いるでしょ。
 でもね、別に無理に変わろうとしなくていいと思う。
 だってそういうところ、長所でもあると思うから。

[ 長所と短所は紙一重だとか表と裏だとか言うじゃない。
 他の人に嫌な思いをさせたくないって思うのも、>>19
 鳩羽君のいいところだと私も思うもの ]

(43) 2021/06/12(Sat) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 でも、大事な友達にかけられる迷惑は、
 きっと迷惑じゃないよ。
 辛い思いをしてるのを無理やり隠して笑われる方が、
 辛い気持ちを共有するよりも辛いって思う人もいるよ。
 ……ってことを、知ってるのと知らないのとでは、
 ちょっと違うかなと思って。

[ 覚えとくって鳩羽君は言ってくれた。>>20
 だから、それでよかった ]

(44) 2021/06/12(Sat) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そうそう、今度しんどくなった時は、
 「柄じゃあないでしょ!おしまい!」は>>0:1043
 ナシにしてね。

[ 泣いたりできたらいいなって、鳩羽君が思えるならさ。
 その相手は、別に私じゃなくてもいいから。

 そんなことを考えてたら、
 乃絵は?って私のこと聞かれた。>>22
 私?私は…… ]

(45) 2021/06/12(Sat) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ “大したことある”状態になったら、
 すぐに報連相すること>>0:817
 見えるものが違うなら、いつか教えてね。>>3:260
 思い出される言葉があって。
 思い浮かぶ顔もあって。
 でも、いるよ、ってきっぱりいうのは
 やっぱり私には難しい ]

 ……いる、とは、思う……んだけど。
 難しいね、鳩羽君に偉そうなこと言ったくせに。
 私もね、「大丈夫じゃない」って言うの、苦手だから。

[ 鳩羽君みたいに優しい理由じゃないけど。
 私は、助けての伝え方もわからない、>>1:267
 愚かな見栄っ張りだ* ]

(46) 2021/06/12(Sat) 01時半頃

次元X式コンピューター (村建て人)は、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 01時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 午後8時50分:3-9教室 ――

[ その時、私は教室にいた。
 だって、黒板に集まらないかって書いてあったから。
 場所は書いてなかったけど、
 教室の黒板に書いてあったのに、
 違う部屋に集合ってことはないでしょう。

 鳩羽君がそわそわしているのを眺めながら、>>24
 私は席に座っていた。

 チャイムが鳴る。>>#0
 我慢できなかったように鳩羽君が飛び出していく>>26 ]

(47) 2021/06/12(Sat) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は、綿見さん、来ないなって思っていた。
 番代さん似のマネキンのことを書きに、
 一緒に教室に来たんだから、
 綿見さんも集合の提案はもちろん読んでいたはず。
 読んだけど、あえて来なかった。
 ……ありそう ]

(48) 2021/06/12(Sat) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ それなら、よかった。その方が、よかった。 
 芽衣も来てない。黒板を読まなかったから?
 私も椅子から立ち上がる ]

(49) 2021/06/12(Sat) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 廊下に出ようとして、息を飲んだ。
 廊下の壁に、何か……写真が、
 私のよく知ってる写真が、ここにも、そこにも ]

(50) 2021/06/12(Sat) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ なんで、っていう気持ちを振り切って、
 私は綿見さんの根城に向かう。>>3:676
 教室に来なかった綿見さん。
 あえて来なかっただけ。落ち着く根城にいるだけ。
 そうだよね?って確かめたくて ]

(51) 2021/06/12(Sat) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 調理室 ――

[ 私の予想、半分だけ当たってた ]

 どうして、そんな隅っこにいるの?
 ここ、綿見さんの縄張りでしょう。

[ 違う。これは、綿見さんによく似てるだけで、
 綿見さんじゃない。
 人間ですらないお人形だ。
 それなのに、私は話しかける ]
 
 ……自殺の線は薄いって、綿見さん、言ったじゃない。

[ どうして自殺を図ったみたいな格好になってるの。
 いや、これは似ているだけであって、
 断じて綿見さんじゃないけど ]

(52) 2021/06/12(Sat) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ




 綿見ちゃんって、呼べなかったじゃない……。**
 
 

(53) 2021/06/12(Sat) 02時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 02時頃


樫の樹の子ら リツは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 07時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 少し前:柊と校舎内探検中 ──

[ 完璧に女子に擬態できたとしても、
 女子扱いされたいかと言われたら、
 可愛いなどと言われたら鳥肌が立ちそうだ。>>3:613

 ディスってるかと問われれば、
 そういうつもりじゃなかったと、
 慌てるように左右へ首を振って否定する。

 それから、唐突であっても、
 自分のことを話してくれることが、
 炭蔵にとっては信頼の証にも取れ、
 なんとかしてやりたいと思う。
 柊の予想通りだろうな。>>3:614 ]
 

(54) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 助けを求めることや強がりと言った話には、>>3:615
 柊から視線がやや落ちるだろう。

 今までの炭蔵は、誰かに助けを求める必要がなく、
 今の炭蔵は、誰かに助けを求める発想がなかった。

 無意識のうちに、父の好きな言葉を擬えていた。 ]


  確かに、柊の言わんとすることは
  何となく分かるような気はするが。

  柊も、強がっていたんだな
  それが素なのかと思っていたし、
  誰かに頼るのは得意なのかと思っていた


[ 気持ちが分かる、という柊に対しては、
 そんな感想を抱いていた。 ]

(55) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ なあ、拗ねるなよ。>>3:616
 炭蔵は冗談がきかないんだから、
 そんな顔をされてしまうと、
 どうしたらいいのか分からなくなる。
 それに、そんなに俺はつまらない男か?
 この後、綿見にも同じ言葉を言われるとは、
 この時には予想していなかったことだけど。

 なんて、軽い空気から一転。
 一瞬、凍りついたように温度が下がった。>>3:617

 けれど、すぐにいつもの調子に戻る。>>3:618
 ……見間違い、のはずはない。 ]
 

(56) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  確かに人は、なくなった部分を
  何かで穴埋めしようとはするだろうが、
  ……柊には居ないのか?そう思うような人


[ いなくなったら、寂しく思うような人。
 炭蔵は、そうだな── 家族だろうか。 ]
 

(57) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それに── 思考実験と謳われて
 投げかけられた問い。>>3:619
 目の前に居る柊だったら、を考えさせられる。 ]


  そうだな……
  何が辛かったのかを俺は知りたい。
  まずは、理由を聞くだろうな。

  話を聞いて慰めるとかは性に合わないが
  俺に話してくれたことに、
  意味を見出してしまいたくなる


[ 顎に指を添えて、視界を一巡。
 やっぱり炭蔵は炭蔵なので、
 疑問や質問を重ねてしまいそうに思う。 ]
 

(58) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  あとは、気付いてやれなくて申し訳なかった
  ……とも、言うだろうな


[ 例えば文化祭での一幕のことのように。
 クレープ作りや樫樹の対応エトセトラで
 忙しかった炭蔵は気付けなかった。
 文化祭当日の、柊の異変のことも。 ]
 

(59) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― チャイムが鳴るまで ―

[綿見と炭蔵のやり取りを見ながら
パンケーキを食した後は、
校舎の中をぶらぶらしていた。

教室に集まる集まらないのやり取りは
特に異論もなかったし、顔は出したかな。

綿見はああ言ってたけど、
マネキンになる決定的瞬間が見れるなら
それはそれでなんかの手掛かりになるかもって
そんな風に思ったのもあるし。]

(60) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ずっとそわそわしていた鳩羽が>>25
チャイムと同時に廊下から飛び出していく。
一体何処に行こうって言うんだか。]

あ、おい、レン!

[びっしり貼られた写真には
さっきと違うなって
少しだけ違和感を感じたけど
その時の俺はまだ気付かないまま。

半分駆け足くらいで後を追い、
そうして俺はその光景を見る。>>3:667]

(61) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  あとは、寂しいとも思うだろうな
  ……いや、寂しさよりも虚しさか?


[ こうして話してくれるのに、
 気付いてやれなくてこうなってしまった
 如何しようも無い事実に対して、
 自分の無力さを感じるのだろうか。

 そんなもので、
 一般論のような答えにしかなっていないだろうが、
 めっちゃつらいことの想像ができない炭蔵は、
 やっぱり誰が相手でもこう言うしかない。
 これで、答えになっただろうか? *]
 

(62) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[廊下に不自然に広がった水――と、
少しだけ見えるマネキンの手足。
その前で立ち尽くしてる鳩羽。

その背に一歩近づこうとして、
シャワー室の方から出てきた暮石が
声をかけるのが見えて立ち止まった。>>40>>41

……何となく声をかけるのが躊躇われ、
くるりと踵を返してその場を後にする。
あー俺邪魔かなーって。

それでも教室か休憩室か、
どこかで鳩羽を捕まえて、
調子どう?って尋ねたりはしたかも。

まあ、それは少し後の話。]

(63) 2021/06/12(Sat) 09時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[……姿を見てないのは誰だ。

考えながら人を探して廊下を歩く。
さっき教室には黒沢も居たから>>47
考えられるのはそう多くはない。

すっかり人が少なくなってしまった校舎は
がらんとしていて文化祭なのに何だか物寂しい。

そこではじめて俺は貼られてる写真の異変に気付いた。
笑顔。変顔。皆で撮った打ち上げの写真。
隙間なく埋め尽くされた9組の思い出には
どれもこれもよく見覚えがある。]

――――………

[そりゃそうだ。
だってそれは、広報係が撮ったものだもの。]

(64) 2021/06/12(Sat) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[姿を見かけなかったうちの一人。
綿見はさっきみたいに調理室に居るのか。
確認してみようと足を向ければ、
先に誰かがそこに立ち尽くしていた。

独り言を耳にしてしまって>>53
だからその姿を見る前にそれが何……
誰なのかが分かった。

………これで二人。
さっきも二人だった。

小さく息を吸い込んで、
その惨状を見ようと踏み出す。]

(65) 2021/06/12(Sat) 10時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



……平気?


[必死に話しかける黒沢を落ち着かせるように、ぽんと肩を叩く。**]

(66) 2021/06/12(Sat) 10時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 10時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 鐘の鳴る前:食堂 ──

[ 柊と共に吸い寄せられた食堂、>>3:628
 腹が満たされていないのなら、
 先に言えと炭蔵は言っただろうな。>>3:629

 それから、綿見にも柊にもつまらない男だと言われ
 少しばかり傷心中の炭蔵が居た。
 ロボットじゃないんだから、炭蔵も傷付くぞ。 ]


  ああ、そうだな。冗談を言うなら、
  事前に申告しておいてもらわないと


[ それじゃあ冗談も皮肉も意味がないのだろうが、
 至って真面目にそう答えてみる。 ]
 

(67) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ いや、これでも、
 炭蔵なりの冗談だったんだが。
 どうやったって、面白くない。>>3:624

 それに、パンケーキを食べるのに、
 こんな風に言われる必要があるのか。
 ……なあ、柊はいいのか?? ]
 

(68) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ぐちゃぐちゃの件は、>>3:625
 綿見の趣味だということにしておいてやる。 ]


  校舎と同化する……
  縁起の悪いことを言うなよ
  頼むから帰っていて欲しいと思うばかりだ


[ そうだな、番代のところは
 後ほど自分の目で確認をしに行こうと思う。
 だから、語れなくても気にしないでくれ。

 ちなみに、綿見の前では絶対に泣きたくはない。 ]
 

(69) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ……それは想定外だったな。

  みんなで集まっていれば、
  正体不明の何者かに立ち向かえると思っていたが、
  超常現象のようなことが起きるとは
  露ほどにも思っていなかったよ


[ 瞬きの間に、そんな光景が広がっていたら?
 実際なってみないと分からない。
 分からないが、……曖昧なままにしておくよりかは
 炭蔵の精神衛生上、ずっと良かっただろう。 ]
 

(70) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 因みに、炭蔵自身は険悪な空気を
 出してるつもりはないと弁明しておく。>>3:629

 他のクラスメイト同様に接していたつもりだが、
 どうやら綿見の虫の居所が悪いのか、
 変なところを突いてしまったらしい。

 噫、ここで柊に教えを乞えばよかった。
 どうしたら綿見の機嫌が治るのかについて。 *]
 

(71) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、炭蔵たちは食堂を後にした。
 綿見に言われたことを頭の中に浮かべながらも、
 九重と樫樹の捜索は続けていたし、
 教材倉庫にも足を運んでいた。 ]


  ……番代、


[ 入り口には、明言を避けた貼り紙があった。
 今回は彼女がこの場所に連れ去られる現場を
 この目にすることはなかったものの、
 足元に広がる凄惨な状況に息を呑む。
 確かに此れを言葉で説明するのは憚られるだろう。

 「ひとみちゃん事件」でも、もしかしたら、
 同じことが起こっていたかもしれないと思うと、
 頭を抱えてしまいたくなる案件だった。 ]
 

(72) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 辺りに残る子供の足跡は何だろう。
 ホラー的要素が含まれるのか、
 それとも自分たち以外にも誰かいるのか。

 炭蔵はそんなことも分からない儘、
 そっと教材倉庫を離れていった。 ]
 

(73) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ その後は、黒板にメモを残した通り。
 8:50には教室にちゃんと集まっていた。
 少し前≠ニいう表記だとしても、
 集合時間よりは早めに普通集まるだろう?
 それが、炭蔵の誤算だったのかもしれない。

 教室には、約束通り鳩羽はいた。>>24
 柊も居てくれて、>>60
 黒沢もメモを見てくれていたのだろう。>>47
 綿見なんかは、炭蔵の意見には賛同してくれず
 此処に来ないだろうとも思っていたが。

 ── さあ、残りは誰が居ない? ]
 

(74) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



   [ そうして、チャイムがまた鳴り響いた。 *]

 

(75) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 調理室 ――

[ ぽんと肩を叩かれて、我に返る。
 柊君が来てたの、全然気づいてなかった。>>66
 私は柊君の顔を見上げて、
 平気って言おうとして ]
 
 平気……では、ない、かな。

[ 平気なわけないよ。そんなの、当たり前じゃない。
 いつも冷静で落ち着いているのが優等生?
 平気だよって笑うのが正しい姿?
 だとしたら私、
 そんな血も涙もない生き物になれなくていい ]

(76) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 今朝、元気だったのに。
 番代さんみたいなマネキンに、一緒にお布団かけたのに。
 どうして、こんな、

[ まるで自殺したみたいなマネキンと代わってるの。
 そんなことは口に出して言えない。
 だから、代わりの言葉を探した ]

 ……帰った、んだよね。
 だって、私たちだって、
 いつまでもここにいるわけじゃないでしょう?
 先に帰っただけ。そうだよね。

[ 私はその答えを持ってない。
 誰もそうだとも違うとも証明できない。
 そんなことわかってる。わかってる、けど、
 そうじゃないかもしれない可能性なんて、
 考えたくもなかった* ]

(77) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 10時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 現在 ──

[教室から出た時、
背中に受ける声は聞いていた>>61
けれど、立ち止まれなかった。

立ち止まったのは「それ」を脳が理解したとき
ユキではない気配を、背後に感じた時。>>39
妙な気遣いをユキがしているのは、知らない。>>63]


 ────── 、


[寒そうだ、と小さな声が言う。>>40
それから、タオルの提案も。]
 

(78) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 うん、


[眼鏡をちょっと外して
手の甲でぐっと目元を擦って。
俺勉強そんなしねーくせに目悪いんだ。
だからちょっと視界がぼやけてんのは、
眼鏡外したせい。

鼻の上に皺が寄るように
ずず、と鼻を啜って、深呼吸。

改めて眼鏡を掛けたら、いつもの鳩羽憐の出来上がり
……のはずなんだけどな。うまくいかねーや。
涙だけはかろうじて止めることは、できたけど。
いまは、かろうじて、止まっているだけ。]
 

(79) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 持ってこよ、タオル。


[背中に手が触れてる間、
じんわりとそこだけ「生きている」
ようやく隣に並んだ、メイを見下ろして、
これはほんとに、ちょっとだけ笑って ]


 ……タオル必要なのどっちだよ。
 寒そうなの、どっちだよ。


[なんで?
今日はやっぱり校舎内でも雪模様なの?]
 

(80) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そこにあった「いつも」が失くなった
喪失感がでかすぎてさ、俺はさ、
メイの表情までは「見てなかった」と思う

いつもだったら 俺が大丈夫かって、
声、かけてたかもしんねーのに

今は、太陽は月のこと、照らせなくって。

そこに叶えたい「また今度」とか>>3:591
堪えきれない罪悪感を抱いてることとか>>11
そういうの、ちっとも気づけなかった。]
 

(81) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ああ、でも。

表情までは気づけなくっても
メイが抱えてる丸い荷物は気づいたから(物理)

それ何?って多分聞いたし、
それがコートだって知ったら、
なんで着ないの?って
当然のように聞いたと思う。
だってその髪の毛。超寒そうだし。

校舎内とはいえ、暖房の効いてねえ場所はさ
外の冷気でめちゃめちゃ冷えるから。 ]
 

(82) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そんでさ、
そのコートが使い物にならなくなったって知ったら
とりあえず、教室にコートが置かれるのの代わりに、
自分のダッフルコートを貸してやるつもり。

でかい?大丈夫だろ、多分……
ちょっとシルエットが面白くなるだけだろ…
俺?知ってるか?何とかは風邪ひかねーんだって。]
 

(83) 2021/06/12(Sat) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ユキとノエの姿はすでに無かったし、
マナは見かけていなかったけれど、
ユーガはそのときどうしただろう。>>74

まだ教室にいるようなら、
もしくは廊下に出ているようなら、
簡単に水たまりの中に人形があること、伝えてさ
タオル取ってくる、って伝えたはず。]
 

(84) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[保健室から失敬したタオルをいっぱい。
ついでにさ、寝床でシンが使ってた毛布も
持ってきてやることにした。


──── その時点でさ、もう
     頭の中では諦めてんだよ。
     この世界に、シンが居ないってこと

     シンが万が一ひょっこり戻ってきたらさ
     一緒の毛布に入れてやっから安心しろ。
     え?嫌だ?俺とシンの仲だろー??

     そんくらいの日常会話が浮かぶくらい
     あまりにシンの存在は「日常」すぎた ]
 

(85) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさ。俺にとってのシンは、
息がしずらいように見えてなかったから、
多分俺、お前のこと、何も知らなかったんだよな。
多分俺、お前のこと、何も見てなかったんだよな。

………………… メールの送り主に対しても
おんなじようなこと、おもったけどさ。

結局なんも見えてない俺が、
誰かに寄り添おうとして、全部うまく行かなくて
それがやっぱり一番精神的にクるよ。>>1:656]
 

(86) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[人形をさ、タオルでぐるぐる巻きにしてやるとき
ようやく、俺、気づいたよ。
人形の首に、たくさんひっかき傷があるってこと ]


 ………苦しかったのかな


[なあんも知らねえ俺は、
そんなふうにしか言えねえけど
メイは。どう見えてるのかな。>>3:295

  ── 多分今、メイと俺に見えてる世界は、違う。]*
 

(87) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

── まだ午前中・ノエ ──

[俺には心配してくれる人が居る、って
ノエに言われたところでさぁ >>43
そうかー?って頭を捻ったりもする。

それから、ノエからは
俺が「覚えとく」ことをもうひとつ。>>44
……俺もそれ言ってることは凄いわかるんだ。


  俺だって、大事なやつに掛けられる迷惑は
  全然迷惑だって思わねーもん。
  辛い思い、隠されるほうが、辛いって。
  俺、受け取る側だったら、よく分かるんだよ。

  自分ができるかっていうと、できないだけで ]
 

(88) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それとさ。

ノエの返事に、俺 >>46
「見つかるといいな」とか声を掛ける前にさ、
「わかる」って言っちゃったの、笑って?

大丈夫じゃないっていうの苦手だし。
助けての伝え方も、わからねえ。

なあんだ。こっちも似た者同士じゃん。]*
 

(89) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

── 夜遅く ──

[あんなにさぁ、昨日は良く眠れたのに。

もう今は3人しかいねえ男子の部屋で
俺さあ、あんまり眠れる気がしなくって。

だからさ。これはすっごい夜遅く。
俺はぼりぼり頭を掻きながら
廊下に出て、写真を見てた。

文化祭の想い出が詰め込まれた写真。
盛り盛りのコスチュームの俺の姿も
勿論写っててさ、すげえそれが昔のことみたいで。]
 

(90) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[調子どう?って尋ねられたのはそんな時>>63

多分その頃にはさ、
だいぶ落ち着いてたとは思うけれど、
調子が良いわけなんて決してなくて。

なあんも言わずに肩を竦めたら、
それはお返事になったかな。

そもそも眠れてねえ時点できっと。お察し。]
 

(91) 2021/06/12(Sat) 11時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 なんか暖かいものでも買いに行く?
 ねむれねーし。

[自販機でも、購買でも。どこでも。
こんな深夜なのにさ、購買が開いてるのは、
こんな状況だけど、なんかさあ、
ちょっと便利かもって思ってしまった。]*
 

(92) 2021/06/12(Sat) 11時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 11時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

そりゃそうだよね。

[黒沢は明らかに平気じゃなさそうで、
取り繕う余裕もないみたいだった。>>76

だから静かにそう返して、
混乱している黒沢の声を聞く。>>77
そうして意を決してマネキンを覗き込んだ。

腹部が真っ赤に染まったマネキンと、
血濡れた包丁が隅に落ちている。>>3:687
九重の時もそうだったけれど、
人形とは言えやっぱり精神的にクるものがある。

う、と気分が悪くなりそうになるのを堪えて
視線を少しずらせば、
もう一本包丁が落ちているのも見つけた。
不思議な所に血がついている。]

(93) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[もう一度、綿見を模したマネキンを見た。
さっきまで調理室でパンケーキ食ってたのにな。

最初は怖い子かと思った。
でも、それだけじゃなくて。

どこか淡々と飄々としてて
家族と上手く行ってないらしくて
多分、人の弱さに目線を合わせられる子。
綿見にとっては何でもないことだったかもしれないけど、
あの日の俺は少し救われたんだよ。

もう少し深い話をしてみたかったな。
お礼の話は何となく機会がなくて>>3:566
先延ばしになってしまってたけど、
別に忘れたわけじゃないんだ。]

(94) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[目の前の光景は単純にショッキングなんだけど、
なんていうか黒沢みたいに…
「クラスメイトの姿をしたものが死んでる」
事に対する動揺はあんまり俺には無くて。
それは九重の時からずっとそう。

何でだろな?俺が冷血人間だから?
どこかででも人形でしょって思ってるから?
………死ぬことに否定的じゃないから?

でも、遅いか早いかの違いだけで、
俺もそのうちこうなるんじゃないかなって、
漠然とこの時そんな予感がしたんだ。]

……かもしれない。

[そうじゃないし、そうじゃないかもしれない。
まあとにかく、黒沢の問いに
うん、うん、って相槌を打ちながら
彼女が少し落ち着くまでその場で背を摩っていた。]

(95) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[マネキンを隠せそうなもの、辺りにあったかな。
やっぱりカーテンくらいしかなさそうだったら、
3-10でした時と同じように剥がして
上からそっと被せておいてやる。

包丁は下に置いておくと危ないから
誰かが間違って踏まないように片付けておこう。

今の黒沢に手伝いはさせられないから
そこに座ってて、って促して。
ああ、でももし連れていきたい所とかあったら
そこは希望を汲むつもり。*]

(96) 2021/06/12(Sat) 11時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 12時頃


【人】 泥炭採り ユンカー


[ 「みんなは、」── その言葉の後は続かない。>>25
 弾かれるように廊下に飛び出す鳩羽、
 その後を追いかけるように走り出す柊、>>61
 それから、黒沢もゆっくりと廊下へ出て行く。>>50

 対して俺は、廊下に何かあるんだろうと、
 みんなの反応から察していながらも、
 自分の席から離れることができなかった。 ]
 

(97) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 虚しさが、炭蔵の中に広がっていく。

 九重も、樫樹も、番代も、
 結局校舎の中には見つからなくて、
 きっとまた、誰かがマネキンになっている。
 そんな予想が浮かんでは消えてはくれない。

 まるで、ただの泡じゃあなくて
 特殊な液で作った割れないシャボン玉みたい。 ]
 

(98) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵の席から見える世界は、
 いつもと同じ教室内の光景なのに。 ]


  俺が悪かったんだろうか


[ 炭蔵祐駕。3-9の委員長。
 クラスを率いていくべき存在で、
 何にでも対処できると自負している、
 完璧なこどもだった筈なのに。

 こんなに光景が違って見えるのは、
 炭蔵祐駕が何かを間違えたのだろうか。 ]
 

(99) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



    俺は何が間違っているのか分からない

 

(100) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 厳格な父と、優しい母親。
 幸せな三人家族は、必要ない存在によって崩された。

 祐駕は、その要らないものを排除したかった。

 真っ先に、この事実を母親に伝えたよ。
 そうしたら、彼女は何て言ったと思う?
 「ずっと知ってた」んだと。
 祐駕は、全く理解ができなかった。

 祐駕な納得いかなくて祖父母に相談した。
 祖父母は祐駕の言葉を理解してくれて、
 両親へそのことを指摘してくれたようだ。

 祐駕は幸せな家族を取り戻したかっただけだった。 ]
 

(101) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ なのに、父親は家に寄り付かなくなるし、
 母親に至っては祐駕を責め立てる。
 
 「祐駕のせいでこうなったんだ」── って。
 俺は何も悪くはないはずなのに、
 どこがどう悪かったのか、教えて欲しい。 ]
 

(102) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵祐駕は、元に戻したかっただけだ。
 そうして今も、元の3-9に戻したいだけだった。 ]
 

(103) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 暫くの間ボーッとしていた所為もあったか、
 鳩羽が忙しなく教室へ戻ってきて、
 新しいマネキンのことを教えてくれる。>>84

 それが、誰を指すのか分からなかったものの、
 またタイムリミットまで
 近付いていることを指し示していた。

 その誰かを確認する為に、
 炭蔵は廊下へと足を踏み出している。 *]
 

(104) 2021/06/12(Sat) 12時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 12時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 調理室 ――

[ 柊君は、正直だった。安直な慰めの言葉なんか言わない。
 かもしれないっていう正直すぎる返事に>>95
 私、思わずちょっと笑っちゃった ]

 そこは「きっとそうだと思う」くらいに
 しておいてくれてもいいのに。
 ……ありがとう。もう、大丈夫。
 
[ 無理して笑わなくてもいい。
 けど、ちょっとでも笑ったら、
 後から元気が追い付いてくることって、あるよね。
 平気とは、まだちょっと言えないけど ]

(105) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 九重さんにはカーテンをかけた。
 あれはただのマネキンで、
 九重さんはどこかにいると思ったから。
 だけど、今はそうじゃないってもう知ってる。
 これはただの綿見さんに似たマネキンだけど、
 でも、この校舎のどこにも、もう綿見さんはいない ]

 カーテンじゃなくて、お布団、かけてあげてもいいかな。
 男子には毛布で我慢してもらってて、申し訳ないけど。

[ 柊君が包丁を片づけている間、>>96
 お言葉に甘えて座らせてもらったけど、
 カーテンを外そうとする柊君にそう言った。
 大丈夫、立ち上がってもふらついたりしない。
 一人でも取りに行けるけど、
 柊君は保健室までついて来てくれたかも ]

(106) 2021/06/12(Sat) 12時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 綿見さん、自殺して、
 うっかり死にぞこなったら悲惨だって言ってたの。
 ……だからって、試してみなくてもいいのにね。

[ 掛け布団をかけたら
 綿見さんによく似たマネキンは見えなくなった。
 殺されたくなかったから、
 自分で死んじゃったのかな。
 そんなことを、ぼんやり思う ]

 柊君、付き合ってくれてありがとう。

[ 調理室を出る時、
 やっぱり柊君は面倒見がいいなって思いながら
 私、そうお礼を言った** ]

(107) 2021/06/12(Sat) 12時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 12時頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 12時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 少し前・炭蔵と ―

[取り留めなく軽口を交えつつ。>>54
強がりに関しては思い当たるところがないでもないのか
炭蔵の視線が少し落ちる。

ああ、そうだよね。
こんな言い方じゃ普段強がってるって
言ってるようなもんだ。

でもまあ、なんかもういいかなあ。
いい加減取り繕わなくても。
生きるか死ぬかの瀬戸際かもしれないし。

「誰も嫌いになったりしないよ」
なんて黒沢の言葉を聞いてみるじゃないけど
少なくとも炭蔵はそういうやつ。
開き直った俺は悪戯がばれたように笑って、少し眉を下げた。]

(108) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

あはは。
だってそう見せてたからねー。

おねだりするのも頼るのも得意だよ、
別にどうでもいいようなことは。
でも自分の急所はなかなか晒せない。
そういうもんじゃない?

[明るく見えるあいつも、物静かなあの子も、
きっと人には言えない弱さを抱えてる。
……炭蔵もそうなんかな?
そのあたり俺はよく知らないんだけどさ。

少なくともつまらないと言われて
密かに炭蔵が傷ついてるのを知れば、
女装しなくてもこいつ可愛いやつだなって
思ったかもしれない。>>56]

(109) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[純粋に疑問、って感じで。
炭蔵が問うた台詞には>>57
何て答えていいかわからなくて、
たっぷり数秒の間が空いた。

「俺を」じゃなくて、「俺が」。
今まで考えないようにしていたことを
唐突にぶら下げられた気がして、
視線がどこか遠くを彷徨う。]

(110) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


――――…………
いない、わけじゃ、………ないけど。


[たとえば、月曜日の音楽室の30分。
たとえば、生クリームに融けた弱音。
たとえば、2人で電車を乗り継いだ深夜。
たとえば、撮って回った皆の笑顔。

思い出の欠片たちはどれもこれも些細なことで、
それでいて他のピースではきっと埋まらない。
ああ、そうだよ。俺はこのクラスが好きだ。

それに、………似てない両親と弟だって、
きっといなくなったら俺は。]

(111) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



…でも、俺が寂しいと思う人でも、
向こうはそう思ってない、……かなーって。


[だって俺は天秤にかけて切り捨てられる側だし。
そうでしょ?違う?
その声は少し揺れていた。]

(112) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして、思考実験と評して尋ねれば
とても炭蔵らしい返答が返ってきて>>58>>59
何だかちょっと笑ってしまう。
あ、別に馬鹿にしたわけじゃないんだ。]

……委員長は、えらいね。

俺なんかにもそんなこと思ってくれるんだ。
エスパーじゃないんだから
気付けないのがフツーなのにさ。

綿見ちゃんにも前に言ったけど、
人間、人の分までそうそう背負えないよ。
自分は出来るって思ってる方が危なっかしいじゃん

(113) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[どう考えても炭蔵が謝るような話ではないのに、
相手が誰でも責任を感じて
その重荷を負おうとするみたいだ。

いい奴だな、って思ったし
いい奴だって分かってるから
逆に言えなかったってこともあるのかな、と
まだ見ぬ主に想いを馳せてしまう。

責任感のある奴だからこそ
申し訳ないと思わせちゃうのが申し訳ない的な。
俺が卑屈なだけか?]

(114) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ちなみに俺のめちゃくちゃ辛かったことはねえ、
好きな人たちに受け入れて貰えなかったこと。

どこにも居場所が無いような気がして、
生きるのに疲れて死んじゃった。

…とかだったらどーする?

[申し訳ない、何も出来なくて虚しい。
理由を聞きだしてその先はどうするんだろう。
一緒に死んであげることが出来ないのなら、
同情と後悔に浸って終わってしまう?

調理室に着く前に、もうひとつだけ
思考実験に本音を混ぜて、意地悪な問いかけ。

まあ、パンケーキと一緒に食べるには
胃もたれしそうな話だから、
もしやることなくなったら考えてみてよ。**]

(115) 2021/06/12(Sat) 13時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


 「なんで俺の世界じゃないと思うの?」
 

(+5) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 聞けなかったから、慎一は自分で考えた。
 正解なんて結局わからないままだけどね。

 単純に先に有力候補がいたせいだとか、
 まっさらな手首のせいだなんて知らず。

 あの校舎に迷い込んだ最初の日。
 保健室に向かう道中話してて思ったんだ。

 もう疲れちゃったなあ。
 世界の主にその自覚がないのなら、
 慎一の可能性だってあるかもしれない。]
 

(+6) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ きっかけなんて日常にいくらでもある。

 朝、卵を切らしてたかもしれない。
 うっかり右足から靴を履いたかもしれない。
 購買のパンが売り切れてたかもしれない。
 筆箱に混ぜ込んだままの10円玉と、
 ふとした瞬間、目が合っちゃったかもしれない。

 そんな些細なことが今も慎一の首を絞める。
 気づいたらぽたぽたと水をこぼしていたりする。
 何がそんなにつらいか自分でもわからないのに。

 なんで? って繰り返してきた自問自答に、
 仕方ない。慎一はそういうふうにできてる。
 治らない。それが慎一の生まれ持った形だ。

 何かの拍子にそう答えを出しちゃったなら、
 その瞬間から慎一は死にたかったんだろう。]
 

(+7) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ でも、違うよって言われたから、
 今度は死なない理由を探してた。

 死にたくなっちゃった慎一が、
 それでも死ななかった理由を。

 先を越されちゃった、とかはナシにして、
 それでも踏みとどまる理由を見出すなら、

 たぶんそれって、さみしいからだ。
 死んじゃったらその先ずっとひとりでしょ?
 それはさみしいなあって踏みとどまった。

 ……いや、幽霊も天国も地獄も、
 慎一は信じちゃいないんだけどさ。
 漠然とした死後のイメージで語ってる。]
 

(+8) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ エラ呼吸が下手なくせ、水の中は好きだったな。]
 

(+9) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ …………。]
 

(+10) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・家 ──

[ バタバタと騒がしい物音で目覚めた。
 自宅の自室。自室というか、共同部屋。

 部屋の数が足りないから、
 慎一は弟たちと大部屋に押し込まれてる。
 妹はひとり部屋でいいなあって思うけど、
 「女の子だから」って一蹴されたのだ。

 やむなし、男子高校生3人で、
 ハンガーラックや本棚を駆使して壁を作り、
 年から年中陣取り合戦をしている。

 それが、慎一の育った家の話。]
 

(+11) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 慎一はふつうにベッドに寝ていた。
 体を丸く縮こまらせて眠るのは癖。
 ゆっくりと手足を伸ばして起きる。

 物音は部屋の外からしてるみたい。
 寝起きの足元はちょっと覚束ない。

 閉じていたドアをふつうに開いた。
 電気の消えてた部屋から顔を出し、
 慎一は目の前に広がる光景に言う。]
 

(+12) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ヨースケ、なっちゃん、
  うるさい…………。


[ 互いの髪や服をひっつかんで、
 取っ組み合ってたふたりがこっちを見る。

 きょうだい4人の中で喧嘩が起きるのも、
 喧嘩に混ざってないときの慎一が、
 その声や物音に苦言を呈するのも、

 この家族には珍しいことじゃないから、
 何も驚くような顔することはないんだけど。]
 

(+13) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ いつもはこれでもかと言い返してくるのに、
 ふたりはしげしげと慎一を見つめてから、
 代表して弟のほうがこちらを指さしてきた。

 「血ぃ出てるよ、そこ」……はて。
 どこだろうかと指先を自分の肌に這わせれば、
 首の正面あたりに違和感と、触れたときの痛み。

 あわせて、理由なんてわからないし、
 今の今まで気がつかなかったけれど、
 ぽたぽたと涙がこぼれっぱなしだった。

 弟も、妹も、それ以上なんにも言わない。 
 慎一がベッドでめそめそ泣いているなんて、
 別に、珍しくもなんともないもんな。

 慎一が黙って袖口で目元を拭っただけ。]
 

(+14) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ どうやらめそめそしてるうちに、
 そのまんま寝落ちていたらしい。

 それで……なんだっけ。
 さらにごしごしと目元を拭いながら、
 慎一は止まらない涙に途方に暮れる。

 ……ああ、そう。夢を見てた。
 夢……? それで慎一は思い出す。

 そりゃあ、涙も止まらないわけだった。*]
 

(+15) 2021/06/12(Sat) 13時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ スマホを見て、九重からのメールを読んで、
 慎一は今、自転車で病院に向かっている。]
 

(+16) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ スマホに目を通し切った時点で、
 わたわたと目に見えた慌てて、
 着の身着のままで飛び出そうとした慎一に、

 弟は「兄ちゃん、とりあえず顔洗え」って、
 ぐいぐい洗面所のほうに背中を押して、
 妹はでかい声で「おかあさーん」って言った。

 なんか大変っぽい。
 いや、お兄ちゃんじゃなくて。
 お兄ちゃんはいつものやつ。]
 

(+17) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ ……うん。いつものやつなので、
 事情を知った両親からは、
 割とスムーズに病院に行く許可が下りた。

 なんかあったら連絡しなさい。
 あと、自転車のライトはちゃんとつけること。

 二点、玄関先で念押しした母の後ろから、
 心配性の父がウィンドブレーカーを差し出した。
 ほら、暗闇でちょっと光るタイプのアレ。

 …………ダサ。
 つぶやいたのは慎一じゃなくて弟の片割れ。

 それどころじゃない慎一は、
 素直にコートの上からそれを羽織って家を出る。]
 

(+18) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 夜道。ペダルを踏みこみながら、
 慎一はあの握りしめられた左の袖口を思う。

 「慣れちゃった」って言ったあの口ぶり。>>1:618
 床に散らばったカッターナイフ。その替え刃。

 「痛くない?」って聞いたとき。
 「試してみる?」なんて保健室で言ったとき。

 いくらでも点と点をつなぐ瞬間はあったのに、
 たぶん、慎一は見ないフリをしていた。

 自分のことで手一杯だから。
 人のものまで抱え込んじゃったら、
 きっと、もっと息がしづらくなるから。

 ……「むなしい」ってこういうことかなあ。
 それとも、これは「くやしい」なのかなあ。]
 

(+19) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 慎一の言葉でいうなら、悲しかった。*]
 

(+20) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・病院 ──

[ どうにかその場所を教えてもらって、
 慎一は治療室のベンチの前までやってくる。

 黒沢の家族と思しき女の人に、>>+2
 ひょこりと会釈だけをして、
 まっすぐ九重と番代のほうに向かった。

 ……挨拶するべきかもしれないけれど、
 生来引っ込み思案なほうなのだ。
 何と声をかければいいかもわからないし。

 だからその人に背を向けるように立って、
 病院でも怒られないくらいの声量で声をかける。]
 

(+21) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……九重、メールありがと。
  番代も来てたんだ。それで……えーと、


[ ちらっと集中治療室のほうを見る。
 人が出てくるような気配はない。

 重たい空気感にほうっと息を吐いて、
 それで、ほんのつぶやきのように言う。]
 

(+22) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……黒沢だったんだな。


[ メールの送り主の話。
 あの校舎で見たのとおなじものが、
 現実世界にもあったこと。>>3

 答え合わせみたいだなあ。とは、
 さすがに口には出せなかったけれど。*]
 

(+23) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 現在:3-9に近い廊下の片隅で —

[わたしが罪を告白した時、
 真正面から見た向井くん>>3:457の眉は元に戻って、
 どこか安心したような顔>>3:461をしていた。

 今だけで言うなら、
 わたしは向井くんをほんの少しだけラクにできたのかも。

 でもその原因はわたしだ。
 向井くんの喉に小石を詰めたのは、わたしだ。

 これまでなら大して気にもしなかった……というか、
 知る機会すらなかったんじゃないかな。
 実際、今日まで疑いもしなかった。

 わたしはあの日を、ちゃんと守れたと思ってた。]

(116) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[言われたから気づけて、言ったから伝わる。
 だからこれはわたしが望んでやったことで、
 罪悪感だってわたしが勝手に抱えちゃっただけ。

 わたしの残った心のスペースは少なくて、
 他人の入る場所はあんまり残ってないと思ってた。

 でも、わたしが思うよりずっと、
 わたしはみんなのこと、すきだったのかなぁ。

 文化祭、楽しかったもんね。
 わたしは廊下に貼られた写真たち>>4を見る。]

(117) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしが自分で映ったのは集合写真の一枚だけ。
 だからわたしが知らないものがない限り、
 わたしの姿はそこにしかない。

 みんながこっちを見ていた。
 変顔も混じっていたけれどやっぱり笑顔が多くて、
 顔がいっぱい並んでこっちを見ていても、
 あんまり怖いと思わなかったのはそのせいかも。

 楽しかったもんねぇ。
 わたしは鳩羽くん>>78へ視線を戻す。]

(118) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[濡れてない鳩羽くん>>79が泣いてるのはすぐ分かった。
 わたしは背中に触れる。

 あたたかかった。「生きている」温度がした。
 深く息を吸った膨らみが、わたしの手のひらを押す。

 眼鏡をかけた鳩羽くん>>80がこっちを見ても、
 そこに「いつも笑ってる鳩羽くん」>>2:568はいない。
 またもやっとしてる>>2:560かな。

 そんな余裕もない気がするけど、
 わたしは背中側から鳩羽くんの心臓を撫でる。]

(119) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くんはタオルを持ってくることに反対しなかった。

 九重さんの人形が見つかっても、
 九重さんを探し続けていた鳩羽くん。
 「人形」の血>>3:68って言ってた鳩羽くん。
 でも黒板には、『殺されてる』>>3:79って書かれてた。

 お互いの知らない非日常めいた朝>>3:630
 日常めいた昼>>3:623があって、
 また明日>>3:177がやって来たね。

 わたしたちの考え、経験したことや見える世界>>87
 やっぱりいろいろ違うんだろうけど。
 向井くんはもうここにいないってこと>>85は、
 同じように分かってるんじゃないかなって思ってた。]

  うん。

[だから返事は一言だけでいい。]

(120) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……どっちもだよ。

[向井くんも、鳩羽くんも。それからわたしも。
 どっちでもいいとか何かひとつだけじゃなくて
 珍しく全部を選んでみたんだけど、
 向井くん>>3:360みたいにかっこよく見えたかな。
 わたしはあの言葉>>3:399、撤回してない>>3:589よ。]

(121) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ひとみちゃんの隣で零した心情>>11
 あの時より少しわたしの身体に馴染んで、
 わたしを最低限笑顔にしてくれたと思う。

 だから気づかなくてもいいんだよ>>81
 このお月様、我が強いからさ。
 お日様が休んでいる日でも、
 1人の足元を照らすくらいはできるかもしれない。

 一番好きなもの以外、どっちでもいいと思ってたから。
 わたしはこんな気持ち知らない。
 どうしたらいいか分からない。
 だからわたしは、笑っている。]

(122) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[鳩羽くん>>82はわたしの手荷物に気づいたみたいで、
 わたしは使えなくなっちゃったってだけ伝えた。
 畳んだところで血が少し見えているかもしれないけど、
 そう目立つものでもない。
 貼り紙があった以上、他のみんなも
 ひとみちゃんのことは知っていると思ったから、
 わざわざ思い出させる必要はないかなって。

 壁の向こうに進んだような小さな足跡を思い出していた。
 友達、あんなに小さかったんだなって。
 わたしはポケットに手を入れて、小さなぼたんに触れる。

 同居していたもうひとつを指で探したけれど、
 「今度」駄菓子を買うための10円玉はお財布の中だ。
 見つからないものを、深爪の指で掻いた。]

(123) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[コートを置いてくるねと伝えて、わたしは教室へ入る。
 鳩羽くん>>84の炭蔵くん>>104への説明を聞きながら、
 わたしは自分の棚にコートの塊を押し込んだ。

 炭蔵くんはどんな顔をしているんだろう。
 いつも通りなら、その眸は前髪に隠れていたかな。

 この距離じゃ覗き込むこともできなくて、
 わたしは炭蔵くんが何を考えているのか>>100>>103
 分からなかった。]

(124) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[炭蔵くんから目を逸らし黒板を見ると、
 わたしが見た時より文字がいくつか増えていた。
 やっぱり寄せ書きみたいだなって思う。

 みんなが教室にいた理由を知ったり、
 予想通りひとみちゃんのことが書いてあったり>>3:419
 ——それから、樫樹くんのこと>>3:341も。

 薄情なわたしはようやく、クラスメイトとの別れを知る。

 わたしと樫樹くん>>2:478はそんなものだったけれど、
 あの穏やかな時間を、黒板の文字を覚えていた。]

  ……。

[ここにもお疲れ様>>1:317はあったかな。
 もしなくても、きっと集合写真の後ろに写っている。
 当然樫樹くん自身も、みんなの輪の中にいた。

 わたしはその写真を探すように廊下へ戻る。]

(125) 2021/06/12(Sat) 14時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 14時頃


【人】 夜笑国 メイ


  お待たせ。

[ダッフルコートを着たわたしが誕生するのはその後。
 いくら手が大きいとはいえ、丈も袖も余りまくって
 まぁ、面白いことになってますね。
 袖を捲ろうとしても戻って手が出せない……。

 そもそも鳩羽くん>>83が寒いからと返そうとしたけど、
 その意見は通らなかったんじゃないかな。]

  ありがと。

[お礼はちゃんと伝えたよ。
 お返しにマフラーでもと思ったけど、
 端に血がついていたからコートと一緒に詰め込んだ。

 柊くんと乃絵ちゃんはすでに移動したとか、
 綿見さんも来てなかったとか、
 ここにいない人の話、聞けるならその時知れたかも。]

(126) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ

[まず保健室へで抱えられるだけのタオルを持って、
 鳩羽くん>>85は更に別の場所から毛布を取ってきた。

 それが向井くんのものであることは部屋の様子から
 分かったかな。だからわたしは何も言わない。
 雪みたいに白いタオルを向井くんに巻いてあげる
 鳩羽くん>>87のことを見ていた。]

  ……。

[鳩羽くんがぽつりと言葉を零した。
 その向こうには首元が見えて、何本もの浅い傷が見えた。
 わたしの返事は少しだけ遅れる。]

(127) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ


  苦しかった……とは、思う。
  でも嫌いじゃないって言ってたよ。

  楽しかったって。
  みんなと一緒なの、楽しかったって。

[苦しかったら楽しくなくて、楽しかったら苦しくない。
 そんな単純なことなら良かったんだけど、
 向井くんの世界はどっちもがいろいろあるみたいだから。

 わたしはわたしが見た向井くんの話をしながら、
 鳩羽くんの頭へ1枚のタオルを被せようとした。
 向井くんの前にいるならしゃがんでいるでしょう。
 それなら面白いシルエットのわたしにだって届くよ。

 もう1枚は自分の頭へ。
 こうすれば、髪が濡れてるのも泣くのも全部同じだよ。

 わたしは鳩羽くんの隣へしゃがんだ。]

(128) 2021/06/12(Sat) 14時頃

【人】 夜笑国 メイ


  だから……先に帰っただけだよ。
  帰ったら、また会える。

  一緒に帰ったり、いろんな話をしたり、
  何ならはじめましてだって。
  なんでも、できるよ。

[ひとみちゃんが握っていた紺色のハンカチを思う。
 わたしと向井くんが半分ずつ持っている10円玉を思う。

 樫樹くんにご趣味はって聞いたらびっくりするかな。
 わたし、自分から話しかけるの慣れてないから、
 最初はどんな風に話しかけたら上手くいくんだろう。

 わたしは叶うかも分からない夢を見ている。

 包帯みたいにぐるぐるになった向井くんに触れた。
 雪のような白。
 温かくはないけれど、凍るような冷たさもない。]*

(129) 2021/06/12(Sat) 14時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 14時頃


【人】 架空惑星 レン

── 水たまりの廊下・メイ ──

[YESかNOか、すきかきらいか
それともどっちでもいい、か。

白黒どちらかだけの世界のメイが、
そのとき、全部って言ったこと>>121

多分後で思い返せばすごく珍しいことだったんだけど
それに気づけるほど、俺はメイのことを知らない。

使えなくなった手荷物、
理由は全然わかんねーけど >>123
非日常の中じゃあ、何があってもおかしくなくて
どんなにびしょびしょであろうと、
メイの無事を確認できているなら、良かった。 ]
 

(130) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[非日常の中で、
たくさんの友達が姿を消していく。
そしてたくさんの人形が、日に日に増えていく。

人形イコール誰かだとは認めたくないけれど
人形イコール誰かなんだって頭ン中では理解してる

だから「殺された」って書いちゃうし、
ユーガには誰に似てる人形だ、とは言わないし
だけど、シンの毛布は問答無用で奪っちゃう。 ]
 

(131) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[首の傷を指で撫でる
苦しかったかなあ、痛かったかなあ。
俺の指に血が付くことはないかもしれない

そうしていたら
メイからシンの心を代弁するような
そんな返事がさ、返ってきたから >>128
俺、シンのこと何もしらねーけど、
俺、やっぱ、また涙が溢れちまって。 ]


 楽しかった「みんな」の中に
 俺、居たらいいなあ


[って。口にだすとさ、もっとダメで。
大粒の雨を隠すように白いタオルが被せられた]
 

(132) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[先に帰っただけ。また逢える。
その言葉に、鼻を啜りながらうなずく。]


 さっきまでさ、半信半疑だった。
 リツもトシミもひとみも、
 やっぱ現実でも苦しいんじゃないかって
 すげえ、心配してたけど。


[でも結論は出なかったんだ。
そうだったらしんどいな、ってずっと抱えてた]
 

(133) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……でも。こんなこと言ったらさ、
 他のみんなに怒られそうだけどさ
 俺、やだよ。シンに二度と会えないの。

 いやトシミとかもあえねーの辛いけど
 俺。シンはもっと嫌だ。

 だから半信半疑じゃなくて、
 信じたいよ、全部。
 先に帰っただけだ、って。


[だってほら俺、必須でもねー夏休みの準備にさ
一日シンが休んだだけでさ、>>0:380
彼女ばりの心配してるくらいだぜ?
一生会えないとかさ、考えたくもねー。]
 

(134) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でも。先に帰ったって
 楽天的に考えるかーって
 いま、ちょっとなれねえけど

[やっぱいなくなっちまったんじゃねーかって
そっちの不安のほうが、でかいからさ。 ]
 

(135) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 先にさー 帰ってさ。
 シン、びっくりしてねえかな

 いつもと違うことが起こって
 いつもと違う夢を見てたって、なって。

 驚いてパニックになってねえかな。


[ありうる。って自分ひとりでさ、結論づけて。
俺、シンのことあんましらねーけど、
でも、全く気づいてねえわけじゃあねえんだ。]
 

(136) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[本当は、メールを送ってきたやつのことも、
ちゃんと考えてやるべきだったんだ。
脳内からひとりひとり居なくなること、
寂しくねーのかな、とかさ。

だけど今、やっぱりそこまで余裕がなくて、
ぼたぼたと落ちる雨粒は、シンのことしか映さない

それすらも、今は白いタオルが隠してくれる ]
 

(137) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 俺らも、いなくなるのかな。
 

[不思議と死が間近に迫っても、
あんま、怖いとかはなくてさ
でも、痛いのはいやだな、とかさ思うけど。 ]
 

(138) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ………嫌だな。


[いなくなったら、
みんな悲しんでくれるかなあとか
いなくなったら、もう、
みんなに会えねえのかなあ。とか。

やっぱり寂しいほうが先に立つ。

そういう意味ではさ、あの時の問いかけ>>2:535
今なら、寂しい、って即答してたかもしれない ]*
 

(139) 2021/06/12(Sat) 15時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 15時半頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 15時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 水たまりの廊下 —

[わたしのこと、知らないのってフツーのことなんだよね。
 だってわたしが話さなかった。

 知らなくていいと思ったから。
 わたしのことはわたしだけが分かっていればいいって
 思ってたから。

 でもそれは間違いで、
 わたしが1人で生きている訳じゃないってことを
 忘れていただけだった。]

  ……いるよ。

[鳩羽くん>>132の顔はタオルに隠れて見えない。
 でもいつもより弱々しく聞こえる声とか、
 鼻を啜る音>>133とか、向井くんの傷を撫でる指とか。
 わたしにも届くものはあって、
 つい零れた返事はやっぱりへらへらと薄かった。]

(140) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[タオルの向こうからまた声が聞こえる。
 これまでのこと、みんなのこと。
 今この瞬間のこと、向井くんのこと。]

  知ってるよ。見てたもん。

[家にいたら心配をかけるからって理由もあったけど、
 わたしだって皆勤賞組>>0:362だ。
 2人を見慣れるくらい仲が良かったこととか、
 教室をぐるぐる回る姿>>0:380とか、全部、見てた。]

  わたしから見ても楽しそうだったよ。
  楽しそうだから会計やったんだって、
  文化祭楽しかったって向井くんも言ってた。

[向井くん、勝手に喋ってごめんね。
 でも言ったら伝わる気がして、わたしは言葉を続ける。]

(141) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  向井くんの文化祭に、鳩羽くんがいない訳ないでしょ。
  ずっと、一緒にいたんだから。

  鳩羽くんは鳩羽くんとして、向井くんの中にいるよ。

  ……わたしが言っても説得力ないかもしれないけど。
  わたしは、そう信じてる。ううん、そう思うよ。

[信じたいという鳩羽くん>>134に、わたしは頷いた。
 それから信じたいけど信じきれないこと>>135も。]

(142) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  びっくりしてるかもねぇ。
  向井くん、そういうの得意じゃないよね。

  イレギュラーっていうのかな。
  文化祭のレジでもそうだったよ。
  お客さんがトッピングアレンジしてくれって
  言った時とか……。

[わたしと鳩羽くんは少しだけ、向井くんの話をした。
 わたしだってここにいないことは理解しても、
 絶対帰った、無事だ、なんて言い切れない。

 頭のどこかでもしかしたらを考えて、
 心のどこかに可能性>>3:152を抱えている。

 夢>>129は、現実じゃない。
 だから鳩羽くんの不安を取り除くこともできない。]

(143) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[重い空気で満たされ、張り詰めた病院の廊下は、
誰かが来ればその気配がすぐに分かる。>>+22
帰れたんだね、と思いながら向井くんに手を振った。]

 おかえり。
 いろいろあったけど、帰れたね。

[いろいろ、に含まれるニュアンスには、
探していた出口は結局見つからなかったとか、
出る時に痛みと苦しみを伴ったこととか、
そのへんのことを思い起こしたものが混ざっているけど。

私はようやく外の空気が吸えて、背筋を冷や汗が伝うこともなく、
やっぱりこっちのほうがいいや、と思えているところです。]

(+24) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【墓】 店番 ソフィア


 乃絵ちゃんだった。
 私、全然わかんなかった。

[>>+23向井くんはわかった?と聞くまでもなく、
彼も知らなかったらしい反応だったから。]

 あの校舎を作り上げた人物の気持ちを200文字以内で答えなさい、って。
 入試問題だったら、落ちてたかなぁ私。

[現代文は苦手じゃなかったはずなのにね。
答え合わせだったとしても、合わせるべき正答も知らない。
何かできることはあったのかって、ただただ後悔だけが降り積もっているし、
それでも尚、知ったところで人の重荷を背負えたつもりはない。

ただ身勝手に、夜のお菓子パーティの続きでもしたいねって思ってる。**]

(+25) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[雫みたいに、鳩羽くんの呟き>>138が聞こえる。]

  いなくなる……帰る、んだよ。

[そう返すわたしの声は途中で詰まった。
 そのためにわたしたちがどうなるのか、
 九重さんやひとみちゃんを思い出し、向井くんを見る。
 樫樹くんだってきっと、そうだったんだろう。

 それとは別に、思うこともあった。

 ここが誰かの頭の中の世界なら、
 帰るっていなくなることなのかな。
 文化祭の中、3-9の物ばかりが増えるこの場所で、
 わたしたち、いなくなっちゃうのかな。]

(144) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……嫌だねぇ。

[わたしは鳩羽くんに返事をしたけれど、
 その意味はもしかしたら少し違ったのかも。

 寂しいねぇ。って、わたしは呟いて、
 向井くんに触れていた手を離す。また今度ね。
 ダッフルコートの裾を踏まないように気をつけながら
 わたしはゆっくりと立ち上がった。]

(145) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ん。

[わたしより低いところにある頭。
 タオルじゃなくて、わたしの手のひらを押し当てる。
 鳩羽くんが嫌がらない限り、
 わたしは鳩羽くんの頭をこれでもかと撫でた。

 タオルと袖でクッションは豊富だったから、
 やや強めでも痛みはなかったと信じたい。]

  頭冷たくなって来ちゃった。
  わたし、そろそろ行くね。

  ……鳩羽くんは、どうする?

[タオルの向こうを覗き込むようなことはせず、
 わたしは声だけで鳩羽くんに尋ねた。
 鳩羽くんはどう答えただろう。
 どの答えでも、わたしは向井くんの側を離れるつもり。]*

(146) 2021/06/12(Sat) 16時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ……うん。


[シンの「みんな」の中に、俺が居るよって、
メイがさ、言ってくれるの、
俺、うん、しか答えられなかったけどさ
嬉しかったんだよ。

少なくとも他の人にはちゃんとそう見えてた、って
ちゃんと日常の中に、ふたりが居たことが、
映ってたんだなあって思ったら、さ

嬉しくて、寂しくて、やっぱり涙は止まんねえ ]
 

(147) 2021/06/12(Sat) 17時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[どうしようもねえ不安と寂しさの中さ、
俺とメイは少しだけ、シンの話をした>>143

俺が持ってるシンの想い出と、
メイが持ってるシンの想い出は違うけど、
真ん中にはさ、さっきまで笑ってたあいつがいる

無事に帰れている、というのを信じたい反面
校舎に飲み込まれちゃうみたいな話もさ、あったから
やっぱり信じきれないところもあってさ。

どうにかして「日常」をさ
思い浮かべとかねえと。
どうしようも、ならなかったんだ。 ] 
 

(148) 2021/06/12(Sat) 17時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[俺が抱いてる「嫌だ」と >>139
メイが抱いてる「嫌だ」は違う >>145

だけど俺は「うん」って頷く。

白いタオルの向こう側で
メイが立ち上がる気配がしたけど、
俺はそのまま、たちあがることはしなくって。

押し付けられた女の子にしては大きな掌も
俺は、避けることなんて、しなかった。

昨日はぐしゃぐしゃに撫でてやった
今日はぐしゃぐしゃに撫でられた。

だからきっと、おあいこ。 >>146 ]
 

(149) 2021/06/12(Sat) 17時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ん。
 もう少し、ここに居る。

 あ、でも待って


[そのままじゃあって立ち去ろうとするメイを
言葉だけで、引き止めて。
頭に掛けられたタオル剥がし取って、
眼鏡の下、どーしようもねー顔を拭いたら。

     大丈夫、もう泣かねえ
     十分、泣かせてもらったから。
     いつもみたいに深呼吸を、二回。 ]
 

(150) 2021/06/12(Sat) 17時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ありがと。
 また、明日な。


[作り物の笑顔だったけど、
涙袋真っ赤にしながら、さっきよりかは上手に
俺、笑って、「また明日」って言えたかな。]**
 

(151) 2021/06/12(Sat) 17時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 17時半頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 少し前:柊と ──

[ 悪戯のばれた子どものように柊は白状する。>>108
 そうやって素直に表現できるのは、
 やはり柊の得意なところなのだろうと思う。

 それでも確かに急所≠ニ言われると、>>109
 少しばかり思案して、軽く頷いた。 ]


  確かに、そういうものなのかもしれない。
  それにしても役者が多いな、このクラスは


[ 向井といい、柊といい。
 そうであるように見せることが、
 クラスの流行だったとは気付かなかった。 ]
 

(152) 2021/06/12(Sat) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 涙の落ちる廊下で —

[わたしと鳩羽くんの時間はいつもちょっぴり賑やかで、
 けれど今日のわたしたちはちょっぴり静かだ。

 途中会話が途切れたとしても、もう気まずく思わない。
 あの朝>>0:665とは全然違うってわたしは笑った。
 つい昨日のことなのに、ずっと遠くに来たみたい。]

(153) 2021/06/12(Sat) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、しばらくの間。>>110

 炭蔵は答えが出るまで
 追撃するように言葉は投げずに
 ただ答えを待っていた。

 沈黙が漸く破られたかと思えば、>>111
 煮え切らない言葉が並ぶ。>>112 ]


  相手にも同等に思われているかが、
  柊にとっては大切なことなのか

 

(154) 2021/06/12(Sat) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  でも、少なからず柊がそうやって思う相手も
  無感情なわけではないと思うがな
  

[ 炭蔵にとっては、
 相手がどう思おうが関係なかった。
 相互に思い、思われている状況であれば
 より望ましくは思うが、必須条件ではない。 ]
 

(155) 2021/06/12(Sat) 18時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  それに、相手がそう思ってくれなくとも
  柊にとって寂しいと思ってしまう感情を
  簡単に消すことなんてできないだろう?
  
  相手から思われていない確証がないのなら、
  聞いてみなければ分からないこともある
  ── と、俺は思う


[ 念のため伝えておくが、
 これは単なる炭蔵の意見で押しつけではない。

 震える声に気付いても、
 優しく慰めるという術を持たない炭蔵なりの
 慰めの言葉でもある。── が、伝わるか? ]
 

(156) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、思考実験の答えは、
 どうやら間違ってはなかったらしい。>>113 ]


  俺も、不特定多数の人に
  手を貸したいと思うわけではない
  可能ならそうしたいところではあるが、
  ……俺なんか≠カゃない
  柊だから、俺は助けたいと思う
  

[ 綿見の名前が途中で出て、
 彼女も何かを背負っているらしいことを知る。
 しかし、綿見に伸ばした手は叩かれてしまって
 どうにもできないこともあると知っている。 ]
 

(157) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 責任感だけで言えば人一倍強いんだろう。
 それでも、重荷を重荷も思わず、
 生きてこれたのはやっぱり、
 父親の育て方のお陰でもあった。

 やはり、祐駕は父親を尊敬してしまう。 ]
 

(158) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[向井くんの話をして、いなくなることを想像して。
 わたしが立ち上がっても鳩羽くん>>149は動かない。
 力いっぱい撫でたってされるがまま、なのかな。

 昨日はぐしゃぐしゃに撫でられた>>3:132
 わたしの言葉に意味があったみたいで、嬉しかったの。
 今日はぐしゃぐしゃに撫でてやった。
 嬉しかったこと、お返し。]

  うん、分かった。
  身体冷やさないようにね。風邪引いちゃう。

[鳩羽くんはまだ残るみたい。わたしは止めなかった。
 コート借りちゃったからひとつだけ注意をして、
 おあいこに満足したわたしはその場を離れようとした。]

(159) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、思考実験の続きだろうか。
 柊の辛かったことが、吐露される。>>115

 居場所≠フ問題に炭蔵は眉を顰め、
 冗談めかして言われても至極真面目に答えてしまう。
 それが、炭蔵祐駕という男だった。 ]


  ……そうだな、
  好きな人たちの気持ちを動かすことは、
  当事者でもない俺ができることでもないから
  この問題には手を付けられないが。

 

(160) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  柊にとって、俺はただの委員長でしかないだろう?
  でも、これから好きな人の枠へ
  入れて貰えるよう努力する機会を与えて欲しい

  それから、俺が柊が安心できる居場所を作る
  

[ 炭蔵自身が変わるのであれば、
 穴埋めの為の提案ぐらいしかできないだろう。 ]
 

(161) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  でも、柊の居場所は本当にないんだろうか?
  いつも人で溢れているじゃないか
  本当に、その好きな人たちの傍にしか
  居場所というものは存在しないのか?


[ 炭蔵のような堅物よりも、
 もっと近しい存在が大勢居るような気がする。

 ……噫、これは例えばの話であって、
 本当のことじゃなかったんだったか。

 パンケーキに添えるには、
 少し重たいトッピングではあったな。 *]
 

(162) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  なぁに。

[鳩羽くん>>150に呼び止められて、わたしは振り返った。
 鳩羽くんの頭からタオルがなくなって、
 泣いてる顔、見えちゃった。

 でもわたしは目を逸らすことなく、
 鳩羽くんがいつもみたいに深呼吸するのを見ている。
 一回、二回。癖なのかな。落ち着くのかも。
 待つ間、向井くんみたいだなぁってわたしは思った。]

  ……。

[鳩羽くん>>151が笑ったからわたしはちょっぴり驚いて、
 さっきまでの笑顔が一瞬なくなっちゃう。
 細めがちな目を開いて、瞬きをひとつ、ふたつ。]

(163) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  うん。

[わたしはわたしがやりたいことやっただけだから、
 お礼にどう返していいのか分からなくて、
 明日の約束だけに返事をした。

 鳩羽くんの足元を見る。
 廊下は寒いから移動した方がいいかなとか考えたけど、
 今はもう少し、鳩羽くんの側にいてあげてね。
 タオルはたっぷりあるし、
 鳩羽くんが毛布も持って来てくれたみたいだから。

 わたしは心の中で向井くんにお願いした。]

(164) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[歩き出す前にタオルの端と端をどうにか引っ張って、
 わたしも顔を隠すタオルを取り払う。
 お互いを覆いがなくなって、鳩羽くんがよく見えた。]

  泣いてる顔も、悪くなかったよ。

[やっぱりわたし、寄り添うの得意じゃない。

 鳩羽くんが悩んでること、何も力になれてないし、
 笑わないと落ち着かないって言ってた人に
 伝えることじゃないかも。

 でも、わたしがそう思ったから。
 善悪じゃない「悪くない」をわたしは鳩羽くんに贈る。]

(165) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  これ、ちょっとだけ借りるね。
  ありがとう。すごくあったかい。

[驚きに外れた笑顔も戻して、これって袖を振って見せて。
 今度こそわたしは歩き出す。]

  また明日。

[この笑顔は嘘じゃないよ。
 だってわたしは、鳩羽くんと会える明日を信じてる。
 信じたいと、心から思っている。]*

(166) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 18時半頃


【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・病院 ──


  ……ただいま。
  いろいろ……うん、いろいろ。
  外の空気、やっと吸えたな。


[ 最後の一文に関しては「よかったね」って、
 そういうニュアンスだったんだけれど、
 隣の九重にはなんのこっちゃわからないだろう。
 まあいい。九重もそんなことは言わない。

 そこまで口数の多いタイプではないし、
 口を開けばよくわからないオカルト話の、
 ちょっと不思議な女子……と思ってたけど、
 精神世界について教えてくれたのも、
 さっきのメールも、意外と面倒見いいんだなって、
 慎一は静かに印象をアップデートしたところ。]
 

(+26) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……九重も、番代も、
  すごいことなってたから、焦った。


[ いろいろの断片を持ち出しながら、
 慎一はあの校舎でのことを振り返る。

 どちらも先に見つけた誰かが、
 親切に張り紙をしてくれていたから、
 「焦った」くらいで済んだ。感謝してる。

 それで……世界の持ち主についての件、
 「わかんなかった」って番代は言う。>>+25]
 

(+27) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……うん。
  でも、誰かに、
  気づいてほしかったのかなって。
  あの、いろいろさ。


[ 校舎に散らばったカッターナイフ。
 誰かにとってはため息さえも、
 手がかりになっていたとは知らないけど。

 さすがに、後になって結び付けた点と点を、
 勝手に人前で繋げてみせることはしないが、

 でも、そういうことだったのかもしれない。
 あの校舎が純粋に文化祭じゃなかった意味。]
 

(+28) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  で、問2。
  それが誰かを答えなさい。って?

  そんな問題が出たら、俺、
  白紙で出して落ちたんだろうなあ。

  ……誰か合格してくれればいいんだけど。


[ 番代から出てきたたとえ話。>>+25

 慎一は現代文も苦手だし、
 200文字書いてる間に気が滅入る。

 冗談めいた形で語ってみたって、
 目の前の現実は何ひとつ変わらない。]
 

(+29) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 夜のお菓子パーティー。女の子の秘密。
 あの状況下で開かれていたと知ったら、
 女子って強いなあって思っただろうが、
 男の子の慎一がそれを知ることはない。

 とにかく、慎一はもう現実にいて、
 いつもどおりではない悲しい出来事が、
 動くこともなく目の前に横たわっている。

 だから、ベンチには腰掛けないままも、
 その隣に立ってぼんやりと、
 上着のファスナーを指先でなぞってた。*]
 

(+30) 2021/06/12(Sat) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


あー、ごめんごめん。
慰めて欲しい感じなら言い直すけど。

[普段ならそれくらいは気が回るんだけど>>105
どうも今はあんまり嘘もつけないみたい。
黒沢も笑ってくれたから、気分は害してないと思いたいけど]

……ん、オッケ。
じゃあ毛布取りに行こうか。

[さっきまで話してたクラスメイトに
カーテンってのは気が引けるのかもしれない。
そこまで考えつかなかったあたり、
俺の気遣いってどっか薄っぺらいんだよな。

黒沢と綿見って何となくあんまり
仲良くない印象あったけど
いつの間にか仲直りしたんだろうか。
ともあれちょっと心配だったので保健室まで付き添うことにした。]

(167) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………うん。


[歩きながら相槌を打ったものの。>>107

そんな俺もどっちかっつーと綿見寄りっていうか
さっきまで試してみたら
どうなるのかなって考えてたなんて言えない。
ハンカチ巻いた手首を後ろ手に隠したりしつつ
礼には気にしなくていいよって笑って首を横に振る。

少し前のチャイムが、何だかもうだいぶ前みたいだ。
調理室を出て、保健室で毛布を失敬して
その足でまた調理室まで逆戻り。

黒沢が見かけだけでも平気そうだったら
さっき廊下で見たマネキンのこと……
多分向井かな、って話もしながら廊下を歩く。]

(168) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……俺、思ったんだけどさあ。


綿見ちゃんがもしまじで
自殺してみたんだとしても
絶望してとか、そういうのじゃない気がすんだよね。

[だってさっき会った時だって、
別に死にそうな感じじゃなかったじゃん。

いやそんなこと言えるほど綿見のこと知らないって
言ってしまえばそうかもしれないんだけど、
それ聞いてるとちょっと俺と思考似てるからさ。

ゆるーく低空飛行しながら
ままならなさに折り合いをつけて生きてる感じ。
あんまり激情に駆られて死にそうなイメージないんだよね。
もしかしたらそう思いたいだけかもしれないけど。]

(169) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ここの世界の主が殺したってことも
ないんじゃないかな〜って、今は思ってるよ。
だって、どう考えたってこれ
めっちゃ俺達のこと大事にしてんだもん。

[立ち止まって一面に貼られた写真を眺める。
色んな写真があるけど、どれもこれも楽しそうだった。

寂しくて、取り込もうとしてる。
昨日炭蔵に話した通りそんな可能性も考えてたけどさあ、
だったら首を裂いたり包丁で刺したり
そんな物騒な殺し方するかなあ?って思うわけだよ。

そもそも呼ばれてきた約10人の中に、
あんな悪趣味な光景見て喜ぶ人いる?
俺は居ないんじゃないかなって思う。]

(170) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


それこそ死んだらここから
脱出できるんじゃないかなって
ワンチャンかけて、の方が
まだ有り得るのかなって思って。


[それで、結果としてどうなったかはやっぱり分かんない。

でも黒沢が悲しむ要素は
ちょっとでも少ない方がいいかなって思って
俺はそんな風に言った。
今度は合格点を貰えたかな。*]

(171) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 ── 涙の落ちる廊下・メイ ──

[ぐしゃぐしゃに撫でられたこと、
俺だって、嬉しかったんだぜ。>>159

褒められたりすんのは、慣れないし>>3:70
メイみたいにさ、>>3:132
頭を撫でてくれる母親は俺には居なかったから。

あ、でも親に撫でて欲しいって話じゃあなくて
愛情ゆえに頭を叩くねーちゃんは居るから
それは満たされているんで、オカマイナク。

………ま、嬉しかったんだ、って
俺がこれから伝える「ありがとう」で
メイに伝われば、いいんだけど、さ。 ]
 

(172) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ………………


[けどさ。こっちからもメイの顔が見えてさ>>165
メイから善悪じゃあない『悪くない』を聞いた時
なんて返すのが正解なのか、判んなかった。

いつもの鳩羽憐ならどうやって返したっけ?
それすら、ちょっと判んなかった。

   『 じゃあ良いって言えよ! 』
   『 だろ?イケメンだからな!! 』
   『 あっ惚れた?泣き顔に惚れた? 』

茶化した言葉、ぜーんぶ出てこなくって、
やっぱり、「日常」がどっかいっちゃったなあって。]
 

(173) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ………うん。


[だからその時返した「うん」は
自分でも、よくわからない返事になってた。
でも、もう、泣かなかったよ。

  嬉しくてちょっと泣きそうだったけど ]
 

(174) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[交わした「また明日」に手を挙げて見送る
ひと回りもふた周りも大きいコートは、
昔のアニメに出てくる車掌みたいだったけど


   この晴れない雲を突き抜けて、
   月の見える世界に行けるんだとしたら
   涙の聞こえない世界に行けるなら、さ

   俺じゃなくてもいいからさ、
   悩んでるやつ、連れてってあげてよ、

              ──── な。 ]*
 

(175) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:廊下 ──

[ 鳩羽の後ろには、暮石の姿も見えた。>>124
 視線を感じるが、前髪で目元は隠れていて
 きっと表情は読み取れなかっただろう。

 ただ、先程まで教室に居なかった彼女の姿を見て
 炭蔵は安堵していた。── 代わりに、
 大凡の推測が脳裏に過ぎる。 ]
 

(176) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[メイを見送ったあともさ、
俺しばらくずっと廊下にいたけど。
そんときさ、ユーガは教室から出てきてたかな>>104
それともどこか一度離れてから、
いつかまた、戻ってきたりしてただろうか。

もし姿を見かけるなら、
「ちょっと話す?」なんて声かけるかもだけど

昨日の俺とはまたすこしちがって、
今度は目を真っ赤に腫らした顔をみて、
ユーガがどう思ったのかは、わかんねえ。 ]*
 

(177) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ まず一歩。
 廊下へと踏み出せば、辺り一面に
 文化祭の時の写真が貼り出されている。
 しかも、3-9のものしか見当たらない。

 ここまで来ると、圧巻だった。
 一枚ずつ思い出を辿るように眺めてゆけば
 炭蔵は一枚の写真を手に取った。

 暮石と同じく炭蔵が正面を向いて映っているのも、
 全員が揃っている打ち上げの時の一枚だけだ。 ]
 

(178) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ この中の一人が欠ける。
 それは、宮内府の人事差し替えとは異なり
 替えのきかないものだと言うのに。
 それは、炭蔵にとっては困ることだった。

 ここまで来てようやく、
 無自覚に自分の世界かもしれないという仮説は
 炭蔵の中では崩れていた。

 自信を持って言えるだろう。
 此処は自分の世界ではない。
 最初から、メールの文面的にも
 自分には似つかわしくないものだと思っていたが。 ]
 

(179) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 物思いに耽っていると、
 暮石と鳩羽が毛布とタオルを抱えて歩く姿をみる。
 遠目に、何かしている様子は分かるが、
 この距離からでははっきりとはわからない。

 炭蔵は、ゆっくりと、それでも着実に
 そのマネキンの方へと近づいてゆく。 ]
 

(180) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 19時半頃


【人】 泥炭採り ユンカー


[ 辿り着けば、既にタオルと毛布で包まれた
 何か≠ェ其処にはあった。
 暮石も鳩羽は、もうそこから離れていただろうか?

 辺りはまだ湿っていて、
 廊下のあり得ない場所に
 水溜りがあったことを想像させる。

 中身を確認するのは炭蔵の義務なので、
 九重、番代と同じように、
 ぐるぐると巻かれたタオルを捲り、
 誰であるのかを確認する。 ]
 

(181) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  なんだ、向井か


[ 炭蔵より5cmほど大きい筈の、
 縮こまって小さくなった向井だった。
 暮石と鳩羽が綺麗に拭いてくれたお陰だろうか。
 首元に傷があるのが、探らずとも見えた。 ]


  ……がんばったんだな


[ 労うように濡れた髪を軽く撫でる。

 その傷跡がまるで、溺れて息ができなくて
 踠き苦しんだ後のようだと、炭蔵は思った。
 必死に爪を立てて、耐えようとした、
 向井なりの抵抗だったんだろう。 ]

(182) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ でも、そうだな。
 炭蔵は流石にもう気付いている。
 マネキンになった人たちの世界ではないことを。

 だから、向井の世界じゃなかったことを喜ぼう。
 それに鳩羽とは違うから、
 この海の中に一雫追加することもない。

 そうして、そっとタオルを元に戻していた。 *]
 

(183) 2021/06/12(Sat) 19時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 顔を上げると、鳩羽はまだ其処にいた。>>177
 目元が紅いのを見て、炭蔵は鳩羽にも手を伸ばす。 ]


  大丈夫か?俺で良ければ話そう


[ なんて、声をかけながら3cm高いところにある
 鳩羽の頭を撫でようとしただろう。 *]
 

(184) 2021/06/12(Sat) 20時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 20時頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 20時頃


【人】 架空惑星 レン

 
[ユーガが来れば、立ち上がり、
俺は、一歩離れて見守るだろう

人形のタオルを捲り、状態を確認する
ただ、声も掛けずに、様子を見ていた。

“俺で良ければ”の言葉とか、
撫でてくれようとする様子に、少し微笑んで]

 ……さんきゅ。
 教室、行くか。

[ってさ、促した。
別にここでもよかったけれど廊下、寒いし。
シンがさ、そろそろ俺の声
うっせーなって思い始めてるかな、って。]
 

(185) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ま、どこで話し始めてもいいんだけどさ、
もしもすこし落ち着いて話せるなら、
何から話そうかな、って悩んだ挙げ句にさ、]


 ……昨日ぶり。


[って言葉が飛び出した。
あれ、まだ昨日だよな。>>2:424
まだ、昨日の朝のことで、
俺たちは冷たい校舎の中に閉じ込められて
……だけど、まだ誰も居なくなってなかった頃

もう随分と昔のことの気がするんだ。 ]
 

(186) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……マナ、いたかな


[もともと広い学校だけど、
すでに半分の仲間が、いなくなった。
マナの姿は見ていないけれど、
またクレープでも焼いているんだろうか。

だったら良いけれど、なんて
楽天的な考えは、どうしても、沈む。

現に、探しに行ったのであろう、
ユキとノエは、帰ってこないままだ。
見つかったらさ、大丈夫だった、って
言ってくれるやつらだって、思ってる。]
 

(187) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 なあ。
 解決策、見つかった?


[それは「この世界のこと」じゃあなくて。
互いに悩んでいた、父のことの話の続きだって>>2:391
ユーガは気づいてくれただろうか。 ]


 ここからさ。
 もしも、無事に帰れたとして。
 でも、そこにはまだ問題は山積みで。

 向き合えるかな。
 それとも、まだ、やっぱ無理かな。


 

(188) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[わかんない。非日常に慣れすぎていて、
今からもしも日常に戻った時に、
一緒に、戻ってくる大問題を、
今度は日常の中で、考えなきゃいけねえ。

ユーガも俺も、多分。
この短い2日間の間でさ、
きっと、すげえいろいろ話したと思うんだ。
互いにじゃあなくて。いろんなやつといろんな話。]
 

(189) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ………帰りたい?


[父のせいで死ぬのは勘弁、
その台詞に変わりはねーから
ここは俺の世界じゃないって断言できるけど

けど、問題山積みの日常に戻ったとて、
俺ら、向き合えるかな、ってそんな気持ちを込めて。]*
 

(190) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 20時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 校舎内 —

[炭蔵くん>>181が出てくるより先に離れたわたしは、
 サイズの合わないダッフルコート姿で廊下を歩く。
 やっぱり顔よく見えなかったな>>176、なんて
 思いながら、歩いても歩いても途切れない写真を眺めた。

 屋台やメニューの写真から
 客引きたちのスイーツモチーフの衣装。
 変顔している男子たちや、調理の様子も写ってたかな。
 集合写真は打ち上げの時>>0:353
 屋台の前でも結構な人数が集まっていたみたい。

 こうして並べてみると、わたしもだけど
 乃絵ちゃんや炭蔵くん>>178の写真も
 少ないんだなって気づけた。

 当日参加ハプニングでほとんど参加できなかった
 樫樹くんもその関係で多くないけど、
 乃絵ちゃんと一緒の写真>>2:541は見つけられたかな。]

(191) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  並べてみない分からないこともあるんだなぁ……。

[広報アカウントやグループチャット>>1:168に掲載された
 写真は全部見ていたと思ったんだけどな。
 わたしは本当にただ、
 既読を1増やしただけだったのかもしれない。]

(192) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[分からないことばかりのわたしの歩みに迷いはない。
 奥の階段を上がって踊り場を三回通る。]

  ……。

[ひとみちゃんが追いかけてきてくれた時は
 わたし、手ぶらで何も持ってなかったから、
 扉に縋りつくのが精一杯だった。

 でも今のわたしには大切な薄青色のぼたんも
 たった1枚残された10円玉もある。
 わたしは長い袖から手を出して、ある鍵を持ち上げた。]

  ……失礼します。

[柊くんと以前探索した時>>2:37に見つけたもの。
 頭上には、『音楽室』の文字が掲げられている。]*

(193) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 夜遅く ―

[綿見のマネキンに毛布をかけて
その後はどうしたのかな。

鳩羽の姿を見かけたのは
もう夜もだいぶ遅くなった頃。
いまいち眠れなくて外に出たら
ぼーっと写真を見てる所を見つけた。>>90

よ、なんて軽く片手を上げて声をかける。

朝泣いていた姿は見たけど、
それからのやり取りは知らない。
落ちついてはいるみたいだったけど
まだ本調子じゃないみたい。そりゃそうか。

……本調子の鳩羽、ってどんなんだったっけ。
機嫌を窺うことだけは得意だったくせに、
何だか靄がかかったようにぼんやりしていた。]

(194) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[たかが3年、されど3年。
気が合って、仲良くやってきたつもりだった。
でも一体、俺は今までこいつの何を見て、
何を知って来たんだろう。な。]

(195) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ん、オッケー。

[二つ返事で頷く。
眠れなくて手持無沙汰と言うか
微妙に時間を持て余しているのは
俺も同じだったから。

横に並んで適当に目的地を定め、歩き出す。
何となく、いつかの夜を思い出した]

……なつかしーね。

[何が、とは言わない。
窓の外の雪は止まない、静かな夜だ。
写真を横目に見ながら、ぽつりとつぶやいた。**]

(196) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 音楽室 —

[ここを訪れるのは授業と月曜の放課後だけ。
 夜の音楽室はまた違った雰囲気があった。
 曜日はどうだっただろう。
 日付が昨日と同じ以上、何の意味も持たないけれど。]

  ……。

[部屋の電気をつけると、外がより一層暗く見えた。
 わたしは扉を閉めて、グランドピアノの椅子を引く。
 悲鳴のような音の後、間に身体を滑り込ませた。
 ダッフルコートは椅子の背に。
 脱いだ途端冷気が肌を撫でて、わたしは身を震わせた。]

(197) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ずっと、
  もう弾かない方がいいって分かってるのにね。

[黒い蓋を持ち上げて、深紅の布を畳んでどかす。
 椅子に浅く腰掛けてから、凍える手を擦り合わせた。

 わたしの爪はいつまで経っても短くて、
 あぁ、そういえば、向井くんの爪も短かったな、なんて。
 首についた傷が浅かったのはきっとそのせいだろう。
 わたしたちの手は、
 噛むようにも傷つけるようにもできていない。]

(198) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[指を一本立てて鍵盤に落とすと、聞き慣れた音がした。
 それを何度か繰り返す。ぽん、ぽん、ぽーん。
 押し続けた分だけ音が伸び、弦の余韻が空気を震わせる。
 わたしは恍惚に似た吐息をこぼした。]

  ——。

[そこからはもう、わたしの声はいらない。
 奏でるのは、習いたての子どもが引くような曲。
 左手が決まったテンポの和音で右手がメロディー。
 放課後に弾いていたものよりずっと簡単だ。

 すぐに終わるもの、途中までしか思い出せないもの。
 わたしの音楽は拙く、慌ただしく、
 曲の途中で終わっては次々と表情を変えた。]

(199) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[それから暫くの間、音楽室に近い場所では
 微かなピアノの音が聞こえたかもしれない。]*
 

(200) 2021/06/12(Sat) 20時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 21時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 21時頃


【人】 架空惑星 レン

 ── 夜遅く・ユキ ──

[泣い……ていたとしたら朝じゃなくて>>194
割とさっきのことじゃねえかな……?ってまあ
そんなことはとりあえず重要ではねーんだけど

お陰様で目が紅く腫れているのも収まったしさ
泣いたりしちゃあいなかったけど。
でも、ま。元気からは程遠かったよな。 ]


 ………、おう。懐かしいな。


[窓の外の景色は違うけれど
静かな夜に浮かぶ光景はきっと一緒で
あの日はひどい目にあった、って
俺は、微笑みながら付け加えた。]
 

(201) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[廊下の文化祭の写真。
自分から写真に写りにいくほうだったから
割と俺の顔が紛れ込んでいる一枚は多い。

ユキはどうだか知らないけれど、
見た目がいいから、って理由で、
撮られている枚数も多いんじゃないだろうか
きっとそうにちがいない(断言)

だから一緒に写る写真も多くて、
それだけじゃなくてさ、
ユキとは1年のときから一緒だったし
豊高での共通の思い出は、それなりに多い。 ]
 

(202) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だけどさ。

俺はあの3年の文化祭の日に、
ユキが抱えていた問題を知らなかったし
時々音楽室に足を運んでいたことも知らない

結局あの夜に、
ユキが語ってくれた、
めちゃめちゃになってしまった話の全容も>>1:86
俺は、結局、聞けていないままだ。 ]
 

(203) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[たかが3年、されど3年。 >>195
気が合って、仲良くなってきたつもりだけど
でもさ、俺もたぶん、やっぱ殆ど知らないや。 ]
 

(204) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ここは電車を乗り継いでいくような、
知らない夜の街じゃあないけれど
いまはなんだか知らない世界の顔をしていた

隣にいるお前もさ。
知らないやつじゃあないはずなのに、
いまはなんだか知らないやつのような顔をしていた

昇降口にある自販機からさ、
ごとん、と落ちてきたのはホットココアで
朝どういうつもりか綾鷹が出てきた昨日を、
すでに懐かしく思う。>>0:383 ]
 

(205) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 俺らさー
 どんな話、してきたっけ。

[コートのない昇降口はとても寒くて
けれどココアの暖かさが掌から伝わる ]

 なんかさー
 ここに居て、わかんなくなっちまったな

[馬鹿ばっかりやってたり、戯けてたり、
笑ってたり、茶化してたりツッコんでたり、
そんな鳩羽憐がいまはどこにもいなくって。

俺は俺のこと、知ってるつもりだったけど
いまはなんだか俺すらも知らない顔をしている ]
 

(206) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 …んじゃー、ふつーの話する?
 それとも、まじめな話する?

[ちょっと笑う。とりあえず聞いてみる。
そんな提案をしないと、尚。

知らない世界、知らない俺とユキの間で
今、どんな話をするのが正解なのかわからない。]*
 

(207) 2021/06/12(Sat) 21時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 21時頃


【墓】 店番 ソフィア

[>>+27すごいことなってたという報告に、
あはは、と苦々しく笑って見せようとしたけど、
上手くできたかはわからない。

利美ちゃんがすごいことになっていたのは直視したから、
残された私のマネキンも、言葉の通りすごいことになってたのだろう。]

(+31) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【墓】 店番 ソフィア


 そうだね。
 ヒントは出してくれていたから、
 私たち、答えなきゃいけなかったのかなって。

 答えられなかったから落第して、
 現実に帰された、とか。

[あのカッターナイフの大盛りだったり、
遺書のメールだったり、それらはヒントと言えばヒントだった。
そこから答えに辿り着こうとする心の余裕すら無かったから、
おそらくそれがダメだったのかもしれない。

答案用紙を白紙で戻した罰として、
私たちは校舎の出来事のその先を見ることを叶わず、
追い出されてしまったのかもしれない、なんて想像をする。]

(+32) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【墓】 店番 ソフィア


 そうだなあ。
 炭蔵くんなら合格してくれるかな。

[誰か合格してくれる人がいるとしたら、
乃絵ちゃんを除けば炭蔵くんがそのイメージに相応しいだろうか。
私は委員長の内面に触れるような話をすることは無かったので、
彼の印象は今でも変わらず、クラスの支持を一身に受ける無敵の委員長だ。

……それと、これは言わないけど、
私があの世界でお守りのボタンを託した芽衣ちゃんも。
彼女は、私がずっと抱えていた話を聞いてくれた時のように、
もしかしたら、と心の隅で願っている。]

(+33) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【墓】 店番 ソフィア

[夜のお菓子パーティーは女の子たちだけの秘密です。
男子には教えてあげません。
それに、もし乃絵ちゃんが戻ってこなかったら、
楽しい話では無くなってしまうのだし。]

 あ、それズルい。
 私も欲しい。

[>>+30向井くんがファスナーをいじっている。
あの校舎の中でも、昇降口が開かなかったあの時、
彼はクレセント錠をいじっていたっけ。

>>1:225あの時は言葉にしなかったけど、
今は外の空気を吸えて肩の力が落ちていたせいか、咄嗟に口に出した。
私のコートに付いているのはファスナーではなく、
黒くて平べったいボタンだったので、しっくり来ないけど、それを指先で掴んでみた。*]

(+34) 2021/06/12(Sat) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 促されるままに教室へ向かう。>>185
 腰を据えて話すなら、
 あの場所よりかは教室の方が良いだろう。

 なのに第一声に出てきた言葉がそれって、>>186
 炭蔵は少しだけ気が抜けてしまう。 ]


  ああ、昨日ぶりだな


[ あの時はまだ、誰も消えてなかった。
 まだ昨日なのに、
 時間の感覚が可笑しいらしい。
 日付が変わってないことのに、
 まるで本当に遠い昔のように感じた。 ]
 

(208) 2021/06/12(Sat) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  綿見は、……どうだろうな
  鐘が鳴る前まで柊と三人で居たんだ
  クレープの次はパンケーキ焼いてたぞ
  まだ食べてないか?


[ 綿見の姿はまだ見ていない。
 この世界の法則は分からないが、
 鐘が鳴った時に一人で居たのなら、
 もしかしたら─── と、過ぎる。 ]
 

(209) 2021/06/12(Sat) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、解決策の話。>>188
 互いに父親への悩みを共有しているふたり。

 確かに、今は目の前にある問題で手一杯だったが
 もしこの世界から無事に帰れたら。
 先延ばしにしてきた問題と向き合わなければ
 ならないことも、意味している。

 まだ二日間しか経っていないが、
 この世界に来てから
 委員長≠ニしてばかり生きてきた炭蔵は、
 炭蔵祐駕≠ニして過ごす時間も多かった。 ]
 

(210) 2021/06/12(Sat) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  そうだな、
  積極的に帰りたいかと言われれば
  まだ俺には自信はないが、


[ それでも、帰りたい?と問いには、
 まだハッキリとは答えられなくて、
 少しだけ言葉が濁る。>>190 ]
 

(211) 2021/06/12(Sat) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  でも、此処にいても
  如何しようも無いのだろうなとも思う
  ……だから、俺は帰る


[ wantではない、決意表明のようなもの。
 それに背負うものもあるから。
 向き合えるかどうかは別として、
 それを選ぶ為にも帰らなければならない。 ]
 

(212) 2021/06/12(Sat) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  お前は?帰りたいって思えるようになったか


[ 炭蔵は、答えた。
 じゃあ、鳩羽は?と問い返す。
 これまでに得たものを、
 ぜひ炭蔵にも教えて欲しかった *]
 

(213) 2021/06/12(Sat) 21時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 21時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 教室:ユーガ ──


 俺さー
 結局クレープもパンケーキも
 食ってないんだよねー。


[まだ食べてない、って笑って>>209
嫌な予感が頭を過って、心の中で、
食べたかったなと、過去形のモノローグ。]
 

(214) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[俺らは何も悪くないはずなのに、
到底理解ができなくて、先延ばしにしている問題が
今この場所には互いにひとつずつ有って。>>2:219

たった2日でなにか解決策が出るとも思えねーけど
それでももしかしたら、なんて希望でさ
俺はユーガに聞いたんだ。

ユーガはさ。我らが頼れる委員長、だったし。
そして、聡明で正しい、炭蔵祐駕だったから。 ]
 

(215) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[だから、ちょっとさ、
自信がないって言葉が出てきたときには>>211
意外だな、って一瞬思っちまったんだよ。

だけど、続く決意表明のような言葉に
ふ、と相好を崩して、頷く ]


 ……良かった。


[何が良かったのかは多分ユーガには伝わらない。]
 

(216) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[帰ること、それも勿論良かったんだけどさ
日常が少しずつ変わっていく中で、
ユーガが、ユーガなままなのが、嬉しかった。

いつだってまっすぐで、賢くて、正しくて
それでいてほんのちょっと融通が効かなくて
あとそれから規則にめちゃくちゃ厳しい。

家出少年に対しても、非行を責めるんじゃなくて
真っ先にさ、無断欠席のこと責めただろ。

何よりも、
3年9組を大切にしていた炭蔵祐駕は
まだきっとここにちゃんといるんだろう、って
今、ちょっと安心しちゃった。 ]
 

(217) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ユーガは、正しいよ。

 

(218) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……… 向き合わないとさ、
 いけねえんだと、思うよ。俺も。

[帰るか帰らないか、で言うなら、
帰るのほうに、傾いているのは、
最初からずっと、変わらないかも知れない。

だけど向き合うかどうか、だったなら
ずっと避けていた節があるから。
だから俺はこういう答え方をする。]
 

(219) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 この世界が好きか、って
 この世界に来てよかったか、って
 今日の朝、ノエと話をしたんだ。

 俺、来てよかったとは言い難いけど
 だけど、来れたことで、
 いろんな話をできたことは
 嬉しかったよ、って答えた。>>3:546
 

(220) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 きっと現実世界じゃ話せなかったじゃん
 これから受験でいそがしーし。
 多分ユーガの悩みも、俺の悩みも、
 なんとなく触れることすらできなくて、
 たぶん高校三年間が、終わってた。

 メールの主のさ、
 世界を利用するようで後ろめたいんだけど

 そういう意味では、俺。
 この世界も好きだったし、
 未だに、離れがたいよ。
 

(221) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[もっと話す時間が多かったらさ、
俺ら、なんか違う高校生活を送ってたのかな。
1日が24時間なんかじゃあなくて、
この世界みたいに、48時間、72時間、って
永遠に続くんだったら、

さんにんよればなんとかっていうだろ。あれ。
悩み事も。もっともっと軽くなってたのかな。


         ああ …………… そっか ]
 

(222) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ もしかして、そういうことか ]

 

(223) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 なあ、今ちょっと気づいちゃったんだけど
 この世界の主は、話がしたかったのかな
 自分の悩みとか痛みとかを、
 もっと、みんなに知ってほしかったのかな

 代わりに背負って、寄り添って
 誰かの分まで、痛みや苦しみと向き合って。
 そいつの痛みを代わりに背負ってやったやつがさ
 ああやって、人形として傷ついて、遺されてる。
 
 もういいよ、ありがとう、って
 脳が、傷ついたそいつのことを追い出すから
 この世界から、居なくなる。

 ………もちろんこれさ、
 帰れる、って思いたい俺の、願望でもあるんだけど。

[でも割と、いい線言ってると思うんだ。 ]*
 

(224) 2021/06/12(Sat) 22時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 22時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 少し前・炭蔵と ―

[役者が多い、と言う言葉にも俺は考える。>>152
そうなのかな。
また一人一人クラスメイトの顔を思い浮かべる。
皆多かれ少なかれ隠していることはあるものだし、
そこまで深入りしないようにしてきたから
あまり実感は無かった。

確認するような炭蔵の台詞には>>154
また少し拗ねたように目を伏せた]

…………だって、
一方通行なのは哀しいし。

[口から出た声はなんか子供みたいだ。
誰に何を思われてても気にならないくらい
強い人間だったら良かったんだけどね。]

(225) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[無感情じゃない、そりゃ感情はあるよね。>>155
……そう言う話じゃないって?
炭蔵の言葉を何か考えるように
じっと聞いた後に、ぽつりと零す。>>156]


……なんか委員長、先生みたい。


[むろん良い意味で。
慰めてくれている、と言うか
客観的に見て冷静に、自分から見て
正しいと思うことを言ってくれる。

そんな余分を含まない、
飾り気のない意見だからこそ
妙にすとんと心に沁み込んで、
それは彼のやさしさなんだろうなと思った。

ああ本当に、話してみないと分からないんだな、とも。]

(226) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして、話は思考実験云々へ。>>157

だって、委員長にはもっと普段仲良い友達とかいるじゃん。
知らんけどフツーに家族だっているんでしょ。

だから俺なんかって言うのも当然、みたいな
そこまで重い気持ちで言ったわけじゃなかった。
ので、真面目に否定されて俺はぽかんとしてしまった。]


 …………は?


[更に続いた台詞。>>160>>161

一瞬目をまんまるにして、次に泣きそうに顔を歪めて、
それからさらにじわじわと顔を耳まで赤くした。]

(227) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[え。え〜〜〜〜〜〜〜なにそれ。
同性の級友にそんなこっ恥ずかしいこと大真面目に???言う???
そんなさ、今まで誰も言ってくれなかったようなことをあっさりさ。
しかも完全に素で言ってるって分かっちゃうもんだから、
俺は暫く挙動不審になっていたと思う。]


…………いいんちょ、タラシの素質あるよ。
俺が女子だったらうっかり惚れてた所だわ。


[だいぶ間をあけてようやくそれだけを発した。
俺が言うんだから間違いない。保証する。
てか俺のは所詮作り物だけど
これド天然だもんな。末恐ろしい。

はああ、と深くため息を吐いて、
呆れたように眉を下げて笑った。]

(228) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


―――……ありがと。
ちょっと考えてみるよ。


[本当に居場所がないのか。
本当に存在しないのか。>>162
炭蔵の言葉は更に続く。
今までそこまで掘り下げて考えてみたことが無かった。

傷ついて、怖くて。更に傷つくのを恐れた。
もう一歩踏み込めば、何か変わっていたんだろうか?
すぐに答えは出せないけれど。

だから炭蔵の問いにはそう返し。
ああ、あくまで思考実験ってていだったなって笑って。]

(229) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……、 あと。

惚れはしないけどさ。
好きな人枠の方は善処しますんで。

取りあえず、無事に帰れたら
どっか遊びにでも行ってみる?ユーガくん。


[精一杯茶化してみたけどまだ耳は赤い。
俺も真面目にこんなこと言うの恥ずかしいから!
この年になって、お友達になりませんか?みたいなのさあ!

言ってからこれ死亡フラグだなって思ったけど
まあ、まあ、許してね。

調理室に入る少し前のお話。*]

(230) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・病院 ──


  ……あ、でも、
  本当にすごいことになってそうなとこは、
  俺、見てねえから! 布団被ってたし!


[ 少なくともあっけらかんとした感じじゃなかった。
 そのときの番代の笑い方の話。>>+31

 それをどう取ればいいのか。
 慎一がとっさにしたのはそんな弁明。

 ほら、おなかの部分とかね。>>3:416
 被せられていたのが布団というのもあって、
 慎一がめくるのってどうなんだろって思ってさ。]
 

(+35) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 不要かもしれない弁解をしながら、
 あのときのことを思い出して、ひとつ気づく。]


  ……そういえば、あれ。
  黒沢の字だったなあ、張り紙してあったの。

  キツかったはずなのにな。
  こんなことになっちゃうくらい。
  限界だったとか書いてたくせに。


[ そんなときに気を回さなくてもいいのに。
 残されてた張り紙を思い出して、>>3:417
 「えらいなあ」より先にそう思ってた。]
 

(+36) 2021/06/12(Sat) 22時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 22時頃


【墓】 真向一気 シンイチ


[ 落第生ばかり肩を並べて、
 おしゃべりしながら試験官の帰りを待つ。>>+32]


  ……うん、ヒントか。
  答えがわからなかった、というより、
  見ないフリしてた気がする、俺。


[ ぽつぽつとそんな言葉をこぼす。
 落第生同士なんだから、
 少しだけ反省点を述べさせてほしい。

 慎一や番代に答えられなかった答え。
 それに誰かがたどり着いてくれることを祈って。]
 

(+37) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ユーガか。確かに。


[ 誰か、と言ったって、
 あの場所には顔も名前も知っている、
 クラスの友人らしかいないのだから、
 名前を挙げてみることだってできる。>>+33

 真っ先に、当たり前に炭蔵の名前が出て、
 なぜか慎一は少しばかりうれしい。
 やっぱり隠し事が上手だなあ。
 くやしさは特にない。でも、どうだろう。

 ふと、慎一は一歩二歩とベンチから離れて、
 番代のほうを見ながら大きく手を広げてみる。]
 

(+38) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……案外近いなあ。


[ その手の届く範囲の話。>>2:271

 両腕を広げた長さは身長と近いと聞いたから、
 たぶん、これより5cmくらい狭い範囲。

 黒沢がその中にいてくれればいいけど、
 でも、もしも今、あのなめらかな両腕が、
 炭蔵自身をぎゅっとするので忙しくても、
 慎一は失望なんかしないんだけど……、
 はて、あのかんぺき人間はわかってるかな。

 それとも、そんなことになったら、
 自分で自分を許せなくなっちゃうんだろうか。]
 

(+39) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 何事もなかったかのように元の位置に戻り、
 慎一はほかの名前を挙げてみたりもする。]


  レンがさ、すげえ考えてた。
  何をしてほしいんだろう、
  なんなら教えてほしい、って。

  ……今思うと、アイツ、
  自分が張本人の気、全然なかったな。


[ 伝えれば、きっと助けになってくれる。
 寄り添ってくれる。力を貸してくれる。

 鳩羽だけじゃなくて、あの場にいたみんな。
 それ以上アレコレ名を挙げることはないけど。]
 

(+40) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ ふいに、「ズルい」と言われて、>>+34
 慎一は少し驚いて自分の手元を見た。

 ファスナーの表面は、
 凹凸がざらざらとして触り心地がいい。

 あまり意識もしていなかった行為を指摘され、
 ボタンを摘まむ番代を見て慎一は笑った。]


  ヤだよ。あげない。


[ ……ダサいウィンドブレーカーだしね。
 今度は意識的に。自分を落ち着かせるために。
 その感触を繰り返し指先でたどりながら。]
 

(+41) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ しゃべってて気づいたんだけど、
 自転車を飛ばしてきたせいか喉が渇いた。
 あとで外の自販機を見てこようかなんて考えて。*]
 

(+42) 2021/06/12(Sat) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

―深夜・鳩羽と―

えー、
難民になりそうだったから助けてやったのに。
ユキ大明神にその言い草。

[そんな軽口も何だか随分と懐かしい気がした。>>201
廊下に貼られている写真は
鳩羽と俺が一緒に映っているやつも多かった。

ピースサインしてたり、
変顔してたり、小突きあってたり、
何処にでもいるような他愛ない男子同士の馬鹿なやつ。
楽しかったな。って通りすがりに眺めるだけでも
何となく思い出せる、そんな感じの写真群。

楽しい思い出ばかりだったな。
恋愛が出来なくてもお前といるのは楽しいよ。
いつかそんなことを言おうとして結局言わなかったけど、
その言葉に嘘はないんだ。本当に。]

(231) 2021/06/12(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[嗚呼、その分。
辛いことや苦しいこと、悩みなんかも
大して話したことは無かったな。

深い所に踏み込まなくたって、
楽しくやって居られれば
別にそれでもいいのかもしれない。
そう言う形の友情だって確かにある筈だ。

――――でも、多分俺は
このままじゃダメなんじゃないかなあ。
漠然とそんなことを思ったんだ。

人で溢れている>>162、って言われて思い浮かべるのは
何だかんだこいつなわけだよ。だから。]

(232) 2021/06/12(Sat) 22時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 22時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[鳩羽はいい奴だよ。
真っ直ぐに人の為に怒って泣いて、
真面目に落ち込めるいい奴だ。

そんな奴のことまで信じられないのさ、
俺も俺で自分にちょっと嫌気がさしてたのかもなあ]

(233) 2021/06/12(Sat) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[時々他愛ない話をしながら昇降口まで歩き、
ホットミルクティーを買った。
これ在庫はなくなるのかな、どうなんだろうな。
真面目に考えても仕方ないんだけど。

あつあつの缶を両手で転がしながら、
芯から冷えるような寒さに身を震わせる。]

……なんか、忘れちゃったな。
ここに来てから色々ありすぎてさ。

[鳩羽の声に頷いた。>>206

良く知ってる奴の筈なのにね。
こんな状況で改めて話す鳩羽は
何だか知らないやつみたいだ。]

はは。何だその二択。

[笑う彼に調子を合わせて目を細め。>>207]

(234) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


まじめな話って、どんな話すんの?
あ、実は俺がこの世界の主だーとか
衝撃のカミングアウト?

[ここに来てからずっと
真面目な話してる気がするから
あえてふつーの話ってのも捨てがたいけどね。

でもなんかどんな話はじめても
結局まじめになっちゃうんじゃないかなって
そんな気もしたからさ。
せめて出だしくらいは軽い調子で。*]

(235) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 調理室 ――

[ 慰めて欲しい感じなら>>167
 その言い回しも割とオブラート破れてませんか。
 私、やっぱり笑っちゃう。
 笑って首を横に振っちゃう ] 

 いらないいらない。
 そういう気遣いは無用。

[ 心にもない慰めの言葉なんて
 言われたくもなければ言わせたくもなかった。
 背中をさすってくれる手に、
 柊君の気遣いは十分感じてたから、それで十分です ]

(236) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ カーテンをっていう柊君の気遣いが、
 薄っぺらいとは思わない。
 気遣いの対象が違うだけだと思う。
 柊君は、マネキンを見るかもしれないみんなへの気遣い、
 私は、マネキンと代わってしまった綿見さんへの気持ち、
 だったら対応は変わって当然だと思う。
 というか、気遣いの度合い?なんて、
 比較するようなものでもないんじゃないかな。
 カーテンでもいいって思ったのに、
 お布団をかけたいっていう私の意思を尊重してくれる、
 それも気遣いじゃないのかな。
 ……なんてことはわざわざ言わないけど ]

(237) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ やっぱり柊君は、保健室にも付き合ってくれた。>>168
 ぽつりぽつりと綿見さんの話をする私に、
 柊君は相槌を打ってくれる。
 ぼんやり綿見さんのことを思い出していた私は、
 柊君が手首を後ろに隠したこと、
 この時は気づけなかった。

 保健室で、綿見さんが使ってた掛け布団を回収する。
 昨日の夜はここで4人でお菓子パーティーしたのに。
 半分になっちゃった。

 調理室に戻る道の途中、
 柊君は、もう一体マネキンを見たことを教えてくれた。
 多分それが、向井君に似ているであろうことも ]

(238) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……じゃあ、もう、ここにいるのって、5人?

[ 本当に半分になっちゃったんだ。
 明日の朝、きっとまたチャイムが鳴る。
 そうしたら、また誰かがいなくなる?
 チャイムが鳴るたびに人が消えて……
 最後、どうなるんだろう ]

(239) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……うん。
 綿見さんって、なんていうか、
 達観してるみたいなところがあって、
 底が見えないというか。

[ 柊君は、綿見さんが絶望したわけじゃないだろうって
 言った。>>169
 私は、綿見さんのことをよく知らない。
 わかったような口はきけない、けど ]

 絶望してっていうよりは、
 冷静に試してみたっていう方が、しっくり来るんだけど。
 ……でも、現実じゃないとは言っても、
 試してみよう、って気持ちで自殺なんてできる?

[ 私、2階の窓から地面を覗き込んだことを思い出してた。
 絶対無理だって思ったけどな。
 でも、綿見さんは違ったのかな ]

(240) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 柊君が足を止めたから、私も足を止めた。>>170
 廊下中に貼られた、よく知っている写真を眺める ]

 ……文化祭の思い出を大事にしてるのは、
 嫌ってくらい伝わるね。

[ みんな、一生懸命だったり、楽しそうだったり、
 笑ってたり、変顔してたりしてた。
 その写真を撮ったのは私と柊君で、
 その顔はつまり、
 カメラ越しに私たちに向けられた顔だった。
 私たちが切り取った一瞬だった ]

(241) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 帰れるとしても、きっと、痛かったよね。
 痛かったり、苦しかったり、したよね。

[ 首を切り裂かれていたり、おなかをつぶされていたり、
 包丁で刺されていたり。
 楽な死に方なんてきっと一つもなかった。
 そんな苦しい思いをしないとどうして帰れないんだろう ]

(242) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 柊君は、早く帰りたい?

[ 柊君は、脱出って言い方をした。>>171
 私たちはこの校舎に閉じ込められていて、
 だからその表現は全く正しいんだけど、
 言われるまで、あんまり私、
 そういう発想がなかったなって気が付いた。
 いつ帰れるんだろう、
 いつ終わるんだろうとは思ってたけど ]

(243) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 明日の朝、きっとまた、チャイムが鳴るし、
 そうしたら……また2人いなくなるなら、
 ここに残るのは3人になっちゃうんだよね。
 柊君は、どっちがいい?

[ 現実に本当に帰れてるかわからないいなくなる方か。
 3人だけになってしまってこの校舎に残る方か。
 そして、全然ぴんと来ないけど、
 その3人の中にこの世界の主がいるってことになる。
 柊君、もし選べるならどっちを選ぶのかな。
 ふとそんなことが気になった* ]

(244) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 調理室・その後 ―

[綿見のマネキンに布団を被せた後。
やっぱり特に行く当てもないから、
うろうろと校舎を見廻っていた。

樫樹に番代に向井。
自分が見てないマネキンの様子もさ、
気になったりはしたんだけど、
掘り返すのもなんかなってそのまんま。

そんな時だったかな、
何処からか音が聞こえたのは。>>199
ぽん、ぽん、ぽろん。

足が自然と音を辿る。
春からもうすっかり通いなれた道のり。
音楽室の前で足を止めた。]

(245) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………


[たどたどしいメロディー。
テンポも転げるようにまばらで
途中で半端に終わったり変わったり。

それでも俺はこのピアノを知っている。

何だかこの空間だけが切り取られて
日常に戻ってきたみたいだった。

音を立てないように
そっと音楽室の扉を開け、中に入って閉めた。
何も言わず佇んで、静かに演奏を聴いている。*]

(246) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:3-9教室 ──


  パンケーキなら、まだ残ってるだろう
  クレープが食べたければ、俺が作ってやろう


[ 何せ、文化祭で大量にクレープを作成したんだ。
 ちょっと四角い作品にはなるだろうが。
 なんて、食べてないと言うから提案した。>>214
 もちろん、調理室で起こったことは知らないまま。 ]
 

(247) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 今でも頼れる炭蔵祐駕だと、
 思って貰えていることを知れたなら>>215
 きっと柄にもなく、
 気恥ずかしそうに振る舞っただろうに。

 鳩羽は、そんなこと口にも出してくれないから、
 炭蔵はいつも通り、感情の読めない顔の儘だった。 ]
 

(248) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、質問への答え。
 鳩羽の中で正解だったんだろうか?>>216

 昨日、託された答え探しの解答自体は、
 結局のところ先延ばしの儘ではあるけれど。

 何が良かったのかは分からないし、
 この先も分からないままかもしれない。
 けれど、きっと悪いことではないんだろ? ]
 

(249) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ああー…俺たち、受験生だったよな
  俺、今まで学校は学び舎だからって
  問題解決には動くけど、必要以上に
  誰かとこんな風に話すことはなかったんだ

  それに考える時間と場所を与えられなければ、
  きっと気付けないことも多かったから
  俺も、此処に来たことが悪かったとは思わない
  ……むしろ、俺のことも招待してくれた
  世界の主に感謝の気持ちすら覚えるよ


[ なんて、鳩羽の言う言葉には全面同意。>>220>>221 ]
 

(250) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それで?鳩羽のちょっと気づいちゃった仮説。>>224
 其れを聞いて、なるほどと神妙な面持ちをする。 ]


  その仮説が正しいのなら、
  なぜそんな回りくどいやり方をするんだと
  言ってやりたいところだが……

  柊が言ってたんだ
  助けを求めるにも気力が必要なのだと


[ だから、この結果なのだろうと思った。 ]
 

(251) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ならば、肩代わりして追い出される前に
  死≠ゥら遠ざけてやらないとな


[ それが果たして可能かどうかはわからないが、 ]


  俺たちはまだ、発展途上の子どもだから
  これから生きる時間はまだ沢山あるんだ
  生きていれば、話し合う余地はある
  ─── そうは思わないか?


[ だから、炭蔵はマネキンにされてしまう前に、
 この世界の主の腕を掴む必要がある。 *]
 

(252) 2021/06/12(Sat) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

── 深夜・ユキ ──


 あーその節はアリガトウゴザイマシタ
 ユキ大明神……


[拝んだ。>>231
ちなみに翌朝逃げるように部屋から出たけど
階段で派手な女とすれ違ったのを頭の隅で覚えてるし
そんときの匂いが、部屋の匂いと同じだったなって
あの時、ちょっとだけ思ったことも、今思い出した。

閑話休題、まあ、いいや。
それもひっくるめて三年間本当楽しかったよ。

……でも楽しいだけでいいのかな、って
俺もね、どこかでちょっと思ってた。
なんだ。相思相愛じゃんやったね。 >>232 ]
 

(253) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ノエからさ、俺のこと、
考えたい、寄り添いたいって思う人がいる、って
そんな言葉を聞いた時にさ、>>3:642

真っ先に浮かんだのが、ユキの顔だったんだよね。
あの夜、最初に俺を助けてくれた。>>0:1193
軽い興味みたいな口調だったとしてもさ、
俺の話、聞こうとしてくれたの、
多分ユキが、最初だったんじゃないなって思うし。

暗くなったからこの話終わり!ってしないでさ
楽しい、以外の感情をクラスメートにぶちまけたの
あの時が、たぶん最初だったと思うよ。>>1:62]
 

(254) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ええー?
 そんなカミングアウトしてほしい?


[真面目な話、ってさ言われたけど
軽い調子で話し始めたそれにさ >>235
俺、やっぱり軽い調子で返すわけ。

あ、そうそう、こんなかんじこんなかんじ。
いつだって、こういう感じで話してたよ俺ら。 ]
 

(255) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 じゃあ、俺がさー
 この世界の主です!!!ってさ
 言い切ったとしてさー

 俺、あんなメール書くと思う?
 ぶっちゃけインドーって何?

[ちなみにユキが、同じように、
俺っぽくない文面だって言い切ってたのは>>3:412
俺の、預かり知らぬ話だったけど。 ]
 

(256) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 俺だったらさあ

 『 じゃあな、いってくる! 』

 とかそれくらいじゃねえかな
 覚悟を決めたとして。
 100歩譲って、誰かに言いたかったとして。 

 それをグループチャットに送りつけてさ
 お前どこ行くんだよwwww とか
 そんな感じで突っ込まれながらさ、
 楽しかったなーって、終わらせそう。


[うおあ、ココア熱ぃ、
どんだけ加熱してんだよこれ
激アツココアじゃねえか!って文句を言いながら。]
 

(257) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 あんまさ。
 いままでいろんな事話してこなかったなって。
 すげえ楽しいことばっかり共有して、
 すげえ嬉しいことばっかり増えてって
 めちゃめちゃハッピーな高校ライフだったから

 耐えられない、とかとは絶対違うんだけど。

 でもさ、苦しいとことか、悲しいとことか
 全部ひとりで飲み込んでたな、とは思うよ。

 息苦しいって、あの日も言ったと思うけど
 本当に、時々全部が息苦しいなって思ってた。

[結局あの日も、
ユキ大明神様で茶化してしまったから>>1:110 ]
 

(258) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 なんかさあーーー
 帰りたいな。

[そうしてひとつ呟いた]
 

(259) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 こんなどこにもいけない校舎じゃなくてさ
 時間がちゃんと進む日常に戻ってさ。

 もっと、いろんなこと、話したいよ。
 とりあえず受験、終わらせてさ
 大学デビュー、しちゃってさ


[ちなみに俺の高校デビューは
誰かさんのせいであっけなく散ってる>>0:208]
 

(260) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 大学入ったら、酒のみながらさー
 こんな校舎よりもせっまい部屋でさ
 ポテチつまみながら話すの

 やなことも、なやみごとも、
 生い立ちも境遇も、全部。全部。

 死ぬほど泣いて、死ぬほど怒って、
 死ぬほど笑って、朝を迎えんの。

 俺、今それが一番ユキとやりたい。


[だから、大学デビューするまでは俺死ねないよって
俺の中では酒=18歳でおっけー、になってるけど
そのへんは委員長でも副会長でもないんだし、
大目にみてくれるとありがたい ]*
 

(261) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 3F音楽室 —

[これは5歳の時に苦戦した曲。
 左手の和音の形が独特で、まだ手が小さかったわたしは
 どうしても黒鍵から指を滑らせてしまっていた。
 
 これは小学校にあがったばかりの時に弾いていた曲。
 クラスメイトに放課後遊ぼうって誘われて断ったら、
 その子がすごく怒って喧嘩になったんだっけ。
 喧嘩というか一方的にいろいろ言われただけなんだけど。
 レッスンに遅れちゃって、
 わたしを叱るお母さんの方が怖かったなぁ。

 これは10歳の時に挑戦したジャズ。
 わたしが弾くのは基本クラシックだから
 リズムが上手くとれなくて、
 このテンポのメトロノームの音が寝る時も聞こえてた。]

(262) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[思い出を辿る演奏は、すべてがわたしの思うまま。
 ずっと昔に弾いたきりの曲が多いから、
 何度も小節を戻っては記憶に合う音を探したりする。

 大きくなってから弾けるようになった楽譜を何ページも
 捲るような曲もXXだけど、
 わたし、こういうすっきり見やすい配置の曲もXX。

 たぶん、10分くらいそういうことを繰り返していた。
 すぐ思い出せる昔の曲が少なくなって、
 わたしは疲労の溜まった両腕を鍵盤から離す。]

  ……。

[何気なく視線を向けた先、観客>>246がいた。
 わたしは両腕を振ろうとした格好のまま、
 まじまじと入り口の近くにいる柊くんを見る。
 春から続く、見慣れてしまった光景。]

(263) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  …………やぁ。

[いつかもこんな挨拶をしたね。
 今度はちょっとわざとだったから、
 わたしは蛍光灯の下で困ったように首を傾げた。]

  生徒は下校する時間ですよ。
  ……放課後じゃないのに、珍しいね。

[普段ならこんなに話しかけたりしない。
 わたしたちは春からずっとそうだったはずだ。
 これくらいなら、日常の延長戦として許されるかな。

 わたしは椅子に腰掛けたまま足をペダルから離して、
 身体ごと柊くんの方を向いた。]*

(264) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[>>+35自分のマネキンがどうなっていたかは聞かないことにする。
私の最後の記憶と、反応でなんとなく伺えるような気はするけどね。
>>+36張り紙の話とか。やっぱり手間をかけさせたんだなあと思い至る。

乃絵ちゃんはあの世界でもいつも通りのしっかりした子で、
その印象が崩れることは無かったのは私も同じ。]

(+43) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[ここはさながら落第生たちの反省部屋。
テレビ番組で、脱落した人たちが集まって談笑するようなああいう感じ。
……さすがにその想像は呑気すぎるか。やめよう。

>>+38>>+39ふと、向井くんが手を大きく広げている。]

 ??

[その意味が分からなかったので、
言葉にならない訝しげな声だけを上げて、首を傾げて見せる。
何かの距離を測っているようだった。]

(+44) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[>>+40続けて鳩羽くんの名前が挙がったり、
とにかく、あの校舎に今も残っているであろう人たちを信じるしかない。
それしかないみたいだ、ということは共有できたと思う。
もう私たちは答えを、乃絵ちゃんが張本人ということを、知った身なので。]

(+45) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【墓】 店番 ソフィア


 えー。ズルい。

[>>+41ファスナーを占有する向井くんに、口を尖らせる。
いや冗談だけどね。私は自分のコートのボタンで我慢します。]

 なんか、触ってると気持ちが落ち着くねー。
 今まで自覚してなかったけど。

[あの校舎での向井くんを見て気付けたことだ。
私の場合は、無意識に何かを握り締める癖。
それが自分の心を救ってくれていたことに繋がっていた。]

(+46) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【墓】 店番 ソフィア

[>>+42向井くんが飲み物を買いに行くようなら、
それを見送って、私は冷える廊下で待ち続けているだろう。*]

(+47) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 23時半頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 少し前:柊と ──

[ 表情筋の硬い役者と、アドリブ不可の役者、
 それから顔がよく柔軟な役者が居たら、
 多分、一番オファーが来るのは顔がいい役者だろう。
 
 表情筋の硬い役者は、脇役ですら
 舞台に立たせて貰えないだろうが。
 文化祭の出し物が、演劇じゃなくてよかったと
 薄々感じている炭蔵がいた。

 さて、また拗ねるような声に、>>225
 表情筋の硬い炭蔵も流石に頬が弛む。 ]


  確かに、それは悲しいな


[ 正しく共感はできないが、
 ある程度推測することならできなくはない。 ]

(265) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵なりに気を遣ったつもりだったのに、 ]


  せ、先生……?
  どこか偉そうに感じたなら教えてくれ


[ 悪い意味ではないと信じているが、>>226
 ヨーコ先生のことを思い浮かべながら、
 やや焦ったように問い返してしまっていただろう。

 でも、そうだな。
 柊の中に炭蔵祐駕の居場所が出来たなら、
 それはとても幸い。 ]
 

(266) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 仲良い友人と言って出てくるのは、
 腐れ縁の向井ぐらいではあるし、
 血の繋がった両親もちゃんと居はする。

 けれど、だからと言って、
 天秤にかけるようなことだとは思わない。
 呆然とした顔を見て、間違えたか?
 ── と、少しだけ不安になる。

 しかも、みるみる内に、
 茹で蛸のように表情が変わり、
 暫く言葉を発してくれないものだから、
 その不安は余計に強まっていった。

 だから、間の空いた後の言葉に
 炭蔵の頭の上には疑問符が幾つも浮かぶ。]
 

(267) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  そ、そうか?
  それは良かった──…?


[ 炭蔵祐子ではなく、柊由樹ちゃん(女)
 ってことで、良かったんだろうか?
 自分の発言が招いた結果とは到底思わずに、
 炭蔵自身もまた頭の中が混乱する。 ]
 

(268) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 兎も角、ため息の後の返答は、>>229
 決して悪いものではなかったように思う。

 これは単なる仮説なのだろうが、
 柊にとっての居場所に気付けることを願っている。

 踏み出すのは怖いし、
 向き合うのも恐ろしいこともあるだろう。
 先延ばしにして、逃げたくもなるだろうが。
 その先がどうあったとしても、
 炭蔵祐駕は君の味方である、
 ── ということが伝わってくれていればいい。 ]
 

(269) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ──……、
  惚れてくれても俺は構わないが
  枠の確保には感謝しよう

  そうだな、無事に帰れたら。
  どこか遊びにでも行こう


[ 耳が真っ赤なままの柊へ、
 大真面目に炭蔵は答えて見せよう。

 死亡フラグ?そんなものは、
 へし折る為にあるんだろう?
 だから、帰ったらちゃんと遊びに行こう。
 行き先は、それまでに考えておこう。** ]
 

(270) 2021/06/12(Sat) 23時半頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 23時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 3-9教室・ユーガ ──

[出た!ユーガクレープ!>>147
なんて茶化そうとしたけど、まあ
本人大真面目で焼いてたし、味は問題ないから
いまはそれは、頭の隅に、置いといて。

感情の読めない委員長の顔したユーガは
きちんと俺の言葉に、同意の言葉や
意見をくれるから、とても頼りにしてるんだぜ ]


[はってんとじょーのこども、とか
はなしあうよちはある、とか、うん、>>252
またまた難解な言葉を選びがちなユーガに、
6割分かった脳が、10割分かった顔をしながら]
 

(271) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 


 そうだな。


[って無責任に、頷く。

でもさ、それって裏を返せば
俺の中で、ユーガに絶対の信頼があるからなんだぜ
4割わかんなくっても、だいたい合ってるってこと。
ユーガはいつだって、正しいよ。]
 

(272) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ちなみにユーガの言葉を
10割俺が判るように言えば、
このあとずうっと先の時間に、
ユキに語ることになる内容と
ぶっちゃけほぼほぼ同じなんだけど>>261

そういう意味だ、って気づいてねえのは
鳩羽憐が、鳩羽憐である所以だし、
やっぱり俺の脳は6割しか理解してなかったってこと]
 

(273) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[でもさ、理解した6割で、気づく。

あ。そっか。
そういう意味では、俺にとっての太陽は、
きっとユーガみたいな存在だったんだな。なんて。

いつだって正しいユーガは、
ほんのすこしだけ、眩しい。 ]
 

(274) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 遠ざけること、できんのかな、俺らに。
 まだ大丈夫だ、って引き止めたら、
 なにか、変わるのかな。


[それは昨日今日、俺がずっと悩んできたことで
こっちはちゃんと10割脳は理解してる、大丈夫だし
おんなじことさ、朝ユーガに言ってるから。
俺の些細な不安の理由は、伝わるはずで。>>3:204]
 

(275) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 変えてやりてえな。


[だけど、結論だけは朝とは違う。
世界の主が、なにか変えたくて、
この世界を生み出したのなら。
やっぱり、鳩羽憐は、役に立ちたいよ。 ]**
 

(276) 2021/06/13(Sun) 00時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 00時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 綿見さんっぽいマネキンにお布団をかけて、
 柊君と別れた後、私は教室に向かった。
 正直、もう意味があるのかないのかよくわからない。
 それでも、黒板に綿見さんのことを書きに行く。

 廊下の写真を眺めながら、ゆっくり歩いた。
 相変わらず、カッターナイフのことは気にしない。
 私は上履きの底を信用しているし、
 それに、私、カッターナイフのこと、
 危ないとは思っていても怖くはないもの ]

(277) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 写真から伝わるのは、
 この校舎の主の、文化祭への思い入れ。
 写真から目を離せば、次に目に映るのは3-9の屋台 ]

(278) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 明日の朝、チャイムが鳴れば、きっと3人になる。
 それじゃ、その次は?
 この世界はおしまい?
 それとも、世界の主たったひとりになって、
 永遠に続くの? ]

(279) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ なんとなく、続きそうな気がした。
 だって、この校舎の時は止まってる。
 同じ日付を繰り返してる。
 時の止まった校舎で、永遠に、ここに ]

(280) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ その続きを考えそうになって、やめた。
 私、自分がこの世界の主だなんて思ってない。
 それなのに、それって案外悪くないんじゃ、なんて。
 そんなことを考えそうになったから ]

(281) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 教室に入ったら、鳩羽君と炭蔵君がいたかな。
 でも、お話し中の邪魔はしない。
 私はまっすぐ黒板に向かって、

 「綿見さんは帰りました。
  代理のマネキンは調理室にあります」

 書きたいことだけ書いて、教室を出る。
 食堂に綿見さんの焼いてくれたパンケーキがあるらしい。
 私、それを食べに行く* ]

(282) 2021/06/13(Sun) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 調理室・黒沢と ―

[オブラートが剥がれているのはご愛敬。>>236
少し笑顔を取り戻した黒沢と一緒に、
保健室までの道を行く。]

そうだね、そーゆーことになるのかな。

[途中、彼女の台詞に頷いた。>>239
もう半分に減ってしまった。
改めて口にされると何だか寂しい。]

あ―――……それはちょっと分かる。

[黒沢の綿見評にちょっと納得しつつ>>240]

(283) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ううん、俺もそこは
綿見ちゃんじゃないから分かんないけど。

試してみよう…って気持ちでやってみて
歯止めが効かずやりすぎちゃった、
…とかはないかな。流石に。

[何せ俺も人のことは以下略。
さすがにカッターで手首切るのと
包丁で体刺すのが同じだとは思えないから
この説はどうかなーとは思ったけれど。]

(284) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

うん。てかこれ、俺らが撮った写真だよね。
こんな風に大事に思ってくれてんのは
広報係としては光栄な気もするけどさ。

[それだけ印象深かった、ってことなのかなって。
びっしり敷き詰められた写真の俺達は
酷く楽し気なだけに、却って物悲しい気もした。]

………うん。


[黒沢はずっと、綿見や皆の痛みに心を痛めている。
そう言うとこはやっぱり
「やさしい」んじゃないかなって思うんだよ。俺。
口にはしなかったけどさ。]

(285) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


んー?

[そんな中、問われて俺は考えた。>>243
そもそも帰るか残るかのタイミングって
自分で選べるものなのかな。
全然ピンと来ないけど、それは置いておくとしても。]

どうやったら出られるのかな、とか
どうなってんのかな、とは思ってるけど
早く帰りたい、はあんま考えてなかったなあ。

むしろこのまま帰んないのも
ありなのかなーって若干思ってた。
現実、ヤなことも多いしさ。
もしこの世界の主が望むのなら、
ずっとここにいてもいいかなって。
ちょっと前まで。

[―――でも。]

(286) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

でもさ、多分そーゆーの、
あんま良くないんだよね。
自分の心見て見ないふりするみたいなの。
結局どっかでツケが来るって言うか。

[俺は馬鹿だからさ、何度も堂々巡りを繰り返して
皆に色々言われてようやく思い出したよ。
ほんとはまだ希望を捨てられないんだってこと。>>1:86

黒沢は、ありのままの俺を嫌わないって
約束もしてくれたね。>>2:607
今なら少し受け止められるような気がして…
ううん、違う。受け止めたいんだ、俺。]

(287) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

…だから、帰りたい。かな。今は。

痛かったり、苦しかったり、
ビビって泣きたくなったりするかもしんないけど。
それでも、帰るよ。ちゃんと。俺の為に。

そんで、世界の主にも
もう楽になっていいんだ、って、言いたい。

[もしも俺達のことを不本意に巻き込んでしまったのなら、
今も尚苦しんでるんじゃないのかな。
だったら、助けたいなって思う。

他人事とは思えない誰かだから。

自分のこと好きになれない人が
他人に好かれるの難しいって言ったのは
確か綿見だったけど、
今の俺じゃきっと人のことも助けらんないよね。]

(288) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……副会長は?
早く帰りたい?それとも、もっとここに居たい?

[逆に問い返したら、彼女は答えてくれただろうか。**]

(289) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  「 前の日まで普通だった 」とか
  「 いつもと変わらなかった 」って、
  その人物が死んだ後に
  周りの人が言っていたりすることって
  割とままあるんじゃないかな。

(+48) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  "突然"自ら死を選ぶ、なんて
  そうそう起こるものではないと思う。

(+49) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ


  今回の私のは、あーー…………。
  なんだろう、そんな気分だったから?

  不思議な状況に巻き込まれて、
  今まで考えてこなかったことの
  新しい部分を見て。

  そうしなきゃいけないと思ったからそうした。
  自分にとって必要だったから。

  きっと他人には理解されないだろうけど。
 

(+50) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 00時半頃


【墓】 綿津見教会 マナ



 あの場所を作った誰かも、
 何かをずっと募らせ募らせて、
 それが必要になってしまったから、
 こんな行いに及んでしまったのかなあ。

 これはただの門外漢の予測に過ぎないけれど。
 随分と溜め込んだ結果の爆発だな、とは思うかな。
 

(+51) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  死にたいって思うことも、
  生きて欲しいって願うことも、
  どっちも身勝手なお話だ。

 

(+52) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ



[ ―――― そうして、目が覚めた。]

 

(+53) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ


[ 起き抜けのぼんやりした頭で
  いつもの見慣れた自室を見回す。
  それから何の夢見てたっけ、なんて
  のそのそと身体を起こして、]


  ――痛った、


[ 腹部に鈍い痛みが走って、
  ついそこを抑える。
  何かに刺されたような、傷跡が薄っすらと
  臍を横切るように腹の真ん中に残されていて。]
 

(+54) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  …………。
  ああ、そっか。


[ ゆっくりと自分の身体を抱きしめながら、
  あれら全てがただの夢じゃなかったんだな、と。]

 

(+55) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ



[ 変化はもう一つ。
  …………ひどく、静かだった。]

 

(+56) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ


[ そこまでして、携帯の通知に気付く、
  利美からのメッセージ>>3:+4
  黒沢ちゃんの現状を示される文には、
  ああ、成る程ねと。一応の納得をして。]


  ……やっぱり、図太い人の仕業だったね。


[ 彼女の言っていた形容を思い出しつつ、
  小さくため息を吐いた。
 
  両親はもう仕事に行っていた。
  綿見家がこんなに静かであることを、初めて知った。
  身支度を済ませれば、ゆっくりと病院へ向かおう。]
 

(+57) 2021/06/13(Sun) 00時半頃

【墓】 綿津見教会 マナ


―― 病院/待合室 ――

[ 集中治療室付近とか、初めて行くんだけど。
  そもそも滅多に病院にも罹らないし。

  若干まごつきながら、病院の待合室に
  なんとなく座っていることにした。

  いや、だって、こう。
  もしかしたら彼女の悩みの一端に
  私がなってたりもするかも知れないじゃん?
  流石にちょっと気まずさはある。]**
 

(+58) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・病院 ──

[ バラエティ番組の反省部屋と比べれば、>>+44
 このはずいぶんと静かだった。病院だもの。

 それ以上聞いてこなかった番代に、
 慎一がマネキンの話をすることはないし、

 ──あ、でも。
 あまり口を挟まず話を聞いてた九重に、
 「あのお札、なに……?」って、
 怖々聞いてみたりして。

 ……専門的で難解な呪文みたいな、
 オカルトトークが返ってくるんだとしても、
 聞かなきゃよかったとは思わないよ。]
 

(+59) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 意味のわかんない動作をする慎一と、
 それに首を傾げる番代。>>+44
 その視線を感じたなら少し笑って、]


  ……手の届く範囲って、
  意外と限られてるんだなあ、って。


[ やっぱり意味がわかんないかもしれないけど、
 一応、そんな説明だけは加えておこう。]
 

(+60) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……そーだよ。

  ちょっとだけ落ち着くから、
  パニクったときとか、オススメ。


[ とりあえず気分を落ち着かせたいとき。
 あるいは今みたいに、
 無意識にしたって気分の落ち着かないとき。

 慎一はそういうの、ちょっと詳しいんだ。
 日常にそういうタイミングがちょっと多いからね。

 だから、知ったような口をきく。
 何も自慢できることではないけれど、
 ふふん、という感じに笑っていた。]
 

(+61) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ それから間もなくのこと、
 綿見もその場所にやってきたかな。>>+58]


  ……おかえり。
  綿見も反省部屋の仲間入りかあ。


[ 今度は「おかえり」を慎一が言おう。
 さっきまでの冗談を引用しつつ、
 なんか、女子ばっかだな……って思ってた。**]
 

(+62) 2021/06/13(Sun) 01時頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 01時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 就寝前:保健室 —

[わたしが綿見さんのこと>>3:687を知ったのはいつかな。
 柊くんの話している時? 教室の黒板>>282を見たから?
 それとも保健室のベッドが二つ、埋まらなかったから?]

  ……。

[わたしは泣かなかった。でも笑えもしなかったと思う。
 向井くんの時は泣いている人がいたから笑えただけだ。

 楽しいだけの場所だったなら、
 綿見さん>>2:458はずっといたかったのかな。
 わたしは現実じゃないを肯定した綿見さん>>2:583の、
 一拍遅れた言葉の間の意味を知らないままだ。

 今度は向井くんと綿見さん。
 チャイムがなる度に二人いなくなる。
 帰ったんだと、思ってる。]

(290) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ

[保健室に乃絵ちゃんは戻ってきてたかな。
 ひとつのベッドから掛け布団が消えて>>106
 昨晩綿見さんも参加してくれたお茶会>>522で食べた
 ドーナツとチョコの残りがテーブルに纏められている。

 こんなに4人の形跡が残るのに、
 もうここにはわたしと乃絵ちゃんしかいない。]

  乃絵ちゃん。

[もう寝るという頃かな。
 わたしは乃絵ちゃんの名前を呼んだ。]

  ……お腹空いた。

[わたし、結局今日一日何も食べてないんじゃないかな。
 どんなに悲しくても、どんなに寂しくても、
 他人事だと思ってた感情がわたしを呑み込んでもお腹は
 空く。眠れないのはそのせいってことにしてほしい。]

(291) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  空いた、から……、

[わたしは制服のポケットを漁ってぼたんに触れた。
 これはひとみちゃんが渡してくれたお守り。
 手のひらの真ん中に入れてぎゅっと握りしめる。

 反対の手はポケットから取り出して傍らに置いていた
 お財布に触れる。鈴みたいに振ると乱雑な金属音がする。
 この中のひとつだけ、銅の音だ。……どれだろう。

 樫樹くんにまつわる物はわたしの手にない。
 言葉を躊躇う理由がなくなってしまった。]

(292) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  一緒にクレープ、作らない?

[わたし、昨日は聞いたのに、
 今日は乃絵ちゃんのご飯聞いてなかった。

 だから乃絵ちゃんが
 朝から最後のクレープ>>3:33を食べたことも、
 夜パンケーキ>>282を食べようとしたことも知らない。]

  ……綿見さん、からね。
  教えてもらったレシピがあるの。

[クレープが残っているかも知らないわたしが
 最初から作ろうと言ったのはそれが理由だ。
 文化祭の時に綿見さん>>0:884が教えてくれたレシピ。
 夢の形が壊れないようにって言い訳して、
 結局は1人で料理することが怖くて眺めるだけだった
 わたしのガラスの靴>>1:270。]

(293) 2021/06/13(Sun) 01時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……どう、かな。
  今日も一緒にワルイコト、してくれる?

[わたしは乃絵ちゃんの様子を伺った。
 だって、いろいろあったもの。ありすぎたくらい。
 乃絵ちゃんが辛そうならすぐに撤回するつもりで、
 わたしは乃絵ちゃんをまっすぐ見ている。]**

(294) 2021/06/13(Sun) 01時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 01時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 調理室へ:柊君 ――

 死に損なったら悲惨って言ってたから、
 試し始めたら、もう止まる気はなかった気がする。
 ワンチャンかけて、かあ。
 綿見さんならないとは言い切れない……気もする。

[ 歯止めがきかなかったっていうのは
 なんだか違う気がした。>>284
 綿見さんはやり始めたら
 やり遂げようとする人の気がした。
 わかったようなことを言ったけど、
 全部推測だし、真相は闇の中。
 ……ううん、帰れば、聞けるかもしれない、よね。
 忘れてた。そういう未来の可能性、忘れてた ]

(295) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 うん、見たことのある写真ばっかりだもの。
 こうやって見ると、いっぱい撮ったよね。

[ 文化祭での出し物が屋台に決まって、
 広報係が始動してから、文化祭打ち上げまでの写真。
 夏休み中の準備の写真。当日の写真。
 カメラ目線の写真、
 クレープに目を落としてデコレーションしてる様子、
 目玉(物理)商品の写真もあるし、
 準備が一段落して休憩中の写真もあったりする。
 カメラを向けられてるのに気づいてない、
 お仕事中の写真もあったよ。
 我ながらいい仕事をしたって
 私、胸を張って言えると思う ]

(296) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ これは過去のことなのに、
 今、私たちは文化祭の校舎を歩いてる。
 なんだかとっても不思議な感じ。
 柊君が、もの悲しいって思ってること、>>285
 私は気づかない。気づけない
 だって私には、そんな発想がまるでないから ]

(297) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私は、やさしくなんかないと思う。
 マネキンと代わることが帰る方法なのだとしたら、
 そのために死ななくちゃならないのだとしたら、
 そんな帰還方法ってどうなのって
 システムに理不尽を感じてるだけ ]

(298) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ だってみんな、痛い思いなんてしたくないでしょ?
 私と違って。
 私?私だって、死ぬほどの目に遭うつもりはないけど。
 だから手首以外の場所は切れずにいるんだし ]

(299) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……そうなんだ。

[ ちょっと意外だった。>>286
 だって次のチャイムの後は
 3人になっちゃうかもしれないのに。
 そんな世界に、ずっといてもいいかななんて。

 見限られたくない。
 そんな、私の持ってる気持ちと同じものを、
 柊君も持ってるらしい。
 だから?
 柊君も疲れちゃった?
 ……って、思ったけど ]

(300) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 そっか。苦しくても、帰る、か。

[ 柊君は、帰りたい、帰るって言いきった。>>288
 帰るためには、
 この校舎で死ななくちゃいけないとしても。
 痛かったり、苦しかったりするかもしれなくても、
 それでも ]

 きっと、大丈夫だよ。

[ ヤなことも多い現実。
 見限られないように、捨てられないように、
 必死で生きなきゃいけない現実 ]

(301) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 痛い思いして死んででも、帰りたいって思うんでしょ。
 文字通り死ぬ思いをしてわざわざ帰るんだもん、
 そんな柊君が、現実でやっていけないわけがない。

[ 現実に、そこまでの価値を見出したってことでしょ。
 それなら、きっと大丈夫。
 我ながら、何目線?って感じだけど ]

(302) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……わたし?

[ そう問い返されて、>>289
 私、初めて気づいた。
 帰るってことについて、
 今すごく他人事みたいに考えてたことに。
 だって、全然ぴんと来ない。
 この校舎で死んでしまう自分が思い描けない ]

(303) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 帰るためには、この世界で死ななきゃいけないとしたら、
 やっぱり、ちょっと怖いな。

[ それは嘘じゃない。私、死ぬのが怖い。
 殺されるのも、自殺も、どっちも怖い。
 だけどそれって、
 厳密には帰りたいかどうかの答えにはなってないよね。
 柊君に気づかれちゃうかな。
 気づかれそう。だって柊君は聡い。
 だから、私は先手を打った ]
 
 ……ところで、
 さっきからちょっと気になってたんだけど、
 柊君、手、どうしたの?*
 

(304) 2021/06/13(Sun) 01時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 食堂のパンケーキには、
 綿見さんの字で食べてねってメモが添えてあった。
 私、それを食べながら、
 クレープと違ってお礼が言えないなって思った。
 帰ってから伝えればいい。
 そんな発想は、やっぱり私から出てこない ]

(305) 2021/06/13(Sun) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 認知のゆがみ。
 窓から降りこんでた雪は、すぐに掃除したのに、
 私は一度だって、廊下に散らばるカッターナイフを
 掃除しようとは思わなかった。
 こっそり使ったカッターナイフを、
 紛れ込ませるように捨てることさえ、した。
 物を踏んで歩くなんて行儀が悪い。
 それなのに、上履きの底を信じ続けた ]

(306) 2021/06/13(Sun) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 夜:保健室 ――

[ 昨日は4人いた保健室に、今日は芽衣と2人。
 芽衣は黒板を見た?>>290
 まだ見てなかったら、私が伝えた。
 いくら待っても、綿見さんは来ないってこと。
 保健室には、まだ番代さんや、
 綿見さんが確かにいた痕跡が残ってるのに、>>291
 もう2人はこの校舎のどこにもいない。
 私も芽衣も、そんなに賑やかなタイプじゃない。
 昨日は賑やかなパーティーをしたのが嘘みたいに、
 今日は静かだった ]

 どうしたの?

[ 私も芽衣も、明日の話をしない。明日の朝の話をしない。
 名前を呼ばれて顔を向けたら、
 思わぬことを言われて、私は目を丸くした ]

(307) 2021/06/13(Sun) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 え、芽衣、ごはん食べてないの? 

[ それとも、食べたけど小腹が空いた?
 わからないけど、おなかが空いたっていう芽衣に、
 我慢しよ?なんて私は言わない。
 今日は夜抜け出すつもりはないよ。
 そんな下心なしに、私、いいよって頷こうとして ]

(308) 2021/06/13(Sun) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……ワルイコトじゃ、ないでしょ。

[ 夜のもう遅い時間に、
 母が夜食を持ってきてくれることがあった。
 受験勉強の合間にそれを食べるの、
 私、少し楽しみだった。
 夜食を食べるのは私だけだったから。
 母が私のためだけに作ってくれたものだったから ]

(309) 2021/06/13(Sun) 02時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 でも、芽衣となら、ワルイコトでもいいよ。

[ 調理室は綿見さんの縄張りだから、
 食堂に行く?って私は立ち上がる。

 明日の朝、チャイムが鳴ったら、2人減るかもしれない。
 そんなことは何度も考えた。
 でも、私、自分がいなくなるかもしれないとも、
 芽衣がいなくなるかもしれないとも、思えないの。
 どうしてかな、って考えそうになって、やめた** ]

(310) 2021/06/13(Sun) 02時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 02時頃


明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 02時頃


【墓】 店番 ソフィア


 ……あー、わかる。

[>>+60向井くんが広げた両手と、ふわっとした説明。
よくわかんないけど、わかる、と相槌を打った。

自分の手の届く範囲がもっと広いなら、
きっと自分のことだけじゃなく、いろんなものを背負えただろうって。
向井くんの意図は分からないけど、そんなことを思ってばかりだ。]

(+63) 2021/06/13(Sun) 05時頃

【墓】 店番 ソフィア


 そうだね。
 また閉じ込められちゃった時は試してみる。

[>>+61笑っている向井くんに頷いてそう言って、
あ、これは我ながらすごいブラックジョークだなって思い至った。
今後の人生でまた暗くて狭い場所に閉じ込められる機会、
どれくらいあるんだろうね、ほんと。

また緊張と混乱が込み上げて、
顔や手が冷や汗まみれになるのは避けたい。
女の子としての顔が台無しになるんだもの。]

(+64) 2021/06/13(Sun) 05時頃

【墓】 店番 ソフィア

[向井くんと反省部屋にて気を紛らわす会話を広げて、
集中治療室前の張り詰めた空気を少し溶かした気がするけど、
乃絵ちゃんの母親のほうをチラリと見れば、気まずさが返ってくる。

だから無意識のうちに歩きながら話しつつ、
待合室のほうを覗いてみれば、
茉奈ちゃんもそこにやって来てたのかな。>>+58

気まずそうにしているのにはあえて気付かないフリ。
私も出来る限りの笑顔を浮かべて、
おかえり、と言って迎えよう。**]

(+65) 2021/06/13(Sun) 05時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 05時頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 08時半頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:3-9教室 ──

[ 相手に合わせた言葉を選べと、
 黒沢に言われていたんだったな。
 すまない、鳩羽はもう少し賢いと思っていたんだ。
 でも、10割分かった顔をしているんだから、
 炭蔵が勘違いしても仕方ないだろう?>>271

 本当に正しいのだろうか。>>272
 人より少し賢いからと押しつけてはいないか?
 残り4割分の信頼に見合えるほどの働きを
 炭蔵はちゃんと出来ているのだろうか? ]
 

(311) 2021/06/13(Sun) 09時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ でも、4割足りなくても行き着く先が同じだったこと
 それを知ることが出来たのなら、>>273
 炭蔵のこの不安も、少しは解消されただろうか。 ]
 

(312) 2021/06/13(Sun) 09時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ もしも北風と太陽で例えるのなら、
 炭蔵自身は北風のような存在だと思っていた。

 太陽のような暖かさというよりは
 この言葉は風のように冷たいものだろうと。
 ほら、ロボットと間違われるくらいだから
 人間の心の温かみだってあるのかどうか。

 ─── それなのに、
 太陽と形容してくれると言うのか。
 一方的に照りつけるような存在でないと良いが、
 あまりにも眩しすぎたら教えてくれ。 ]
 

(313) 2021/06/13(Sun) 09時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  俺たちはまだ、
  この世界の主がどうしてこの世界を創り出したのか
  それを聞けてはいないだろう?

  最終的な結果がどうなるとしても、
  何もわからないまま諦めるより
  少しでも近づきたいと俺は思うよ


[ 確かに不安がゼロかと言えば、
 そうではないと炭蔵も思う。

 こうして炭蔵たちが互いを知ったように
 世界の主も話をしたかったんだろ?
 鳩羽が言ったんだ、
 知って欲しかったのかもって。>>224 ]
 

(314) 2021/06/13(Sun) 09時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 鳩羽や炭蔵がこの世界の主なら、
 きっととっくに元の世界に帰れてるような気がする。
 
 だから、
 まだ話せていない誰かの
 悩みごとや苦しみを知る必要があるんだろう。

 炭蔵に癖がある訳ではないが、
 つい左手首を右手で握ってしまっていた。 ]
 

(315) 2021/06/13(Sun) 09時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  ああ、どちらかが次のチャイムで消されても
  少しでも役に立てるように努力しよう
  ──…… 約束だ。


[ 連れて帰れないという選択肢は、
 鼻から炭蔵の頭にはなかったものの。
 予防線だけ、張らせてくれ。

 連れて帰れなくても恨みっこなしで頼む。 **]
 

(316) 2021/06/13(Sun) 09時頃

【人】 架空惑星 レン

── 3-9教室・ユーガ ──

[ユーガにさ、心の温かみが無いって言うなら。

たとえば俺が無断欠席したときに、
俺の気持ちを考えて >>1:122
言葉を選んでくれたりはしなかっただろ

たとえば最初の日、
俺らにカッターナイフの危険性を
わざわざ伝えてくれたりはしなかっただろ>>1:67

誰かのために、今できることをしたい、なんて
そんなふうに思ってくれたりはしないだろ >>2:35

俺ン中ではさ、十分ユーガの心は暖かくって
いつだって、クラスメイトに寄り添おうとしてくれていて。
だから、俺だって、信頼してるし、
大切な友人の、ひとりなんだよ。]
 

(317) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それでも自分が北風だ、っていうのなら。

もしかしたら、
支えていきたい誰かのために。
尊敬していた、誰かのように。
自分も太陽のように在れれば、と。

北風が、暖かさを宿した姿なのかもしれないけれど]
 

(318) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ……うん。そうか。


[世界の主の話を聞けていない。
少しでも近づきたい。 >>314
その決意を聞いて、小さく頷く。

俺はずっと避けていたから。
考えることはとっくのとうに辞めていたし>>3:500
何も出来ないだろうって諦めていた>>3:502

視界捉えた左手首を握る動きを>>315
どこかで見たことがある気がした。]
 

(319) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 わかった。
 俺も、約束する。

 無事、……かどうか知らねえけどさ
 無事、ちゃんと明日を迎えられたら。

 もう逃げねえよ。
 少しでも役に立てるようにさ
 俺だって、努力する。


[ふたりとも明日を迎えられなかったときは…
現実世界でも、死後の世界でもまあいいや、
上手く行かなかったなって、残る面々にさ、
最後の希望を、託そうぜ。]
 

(320) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それでもさ、まだどこか思考は停止してた。
だって残っている誰か、っていうことだろう?
……誰であっても、嫌だな、っていうのは、
本当に、それだけは変わらなくって。

残っているのは5人だろうか、4人だろうか
そう考えてたらさ、ノエが来て
黒板に、新しい文字を書き足していく >>282 ]


 マナも、だって。


[ユーガにそう告げるけど、
俺の中では「帰りました」の文字が、
代理のマネキン、っていう文字が。
未だに信用出来なくて。違和感しかなくて。]
 

(321) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[まだ、人形=本人だって、思ってる。
もちろんもう、世界の主が直接手を下した、なんて
そんなことはこれっぽっちも思ってねーけど

みんな痛い思いも、辛い思いもした
喉を掻きむしるほどの苦しい想いも。
それでも3-9に来ようとしてくれてた足取りも。
……シンの姿からは、想像が出来たから。

代理なんかじゃない。
あれは、シン本人が苦しんだ姿だ。

その後帰ったかどうかはわからない。
マナが言う通りさ、飲み込まれてしまったのかも。

     この、時の止まった校舎の中に。 ]
 

(322) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ………あとで寝る前にさ
 マナにも、会ってこようかな
 
[ってさ、ユーガにはちょっとまた、
泣きそうな顔で、笑うんだ。 ]*
 

(323) 2021/06/13(Sun) 10時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 10時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 深夜・レン ―

[聊か棒読みの礼を聞きながら
あの日のことに思いをはせた。>>253
慣れない部屋にずっとそわそわしてた鳩羽は
今思い出してもちょっと笑っちゃう。
後でおねーさんから友達もクラスメイト?
君と違って初々しいねーなんてコメントも頂いた。

閑話休題。]

いやー、もしそうなんだったら
早めに教えて欲しいなーって。
戻ってから知るのは流石にちょっと堪えるし。

(324) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[こいつがこの世界の主。
あんまり想像はつかないけど
ここに居る以上可能性はゼロじゃないわけだ。

さっき炭蔵が「後で知るの虚しい」って言ってたけど、
鳩羽が主だったら俺は多分そう思うんじゃないかな。

え、まじで何も知らなかったんだなって。

楽しいだけで付き合って来たくせに
自分が何もしなかったこと、後悔する気がする。]

(325) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

引導を渡すって言うのはさ
トドメをさすとか殺すって意味だよ。
バトル漫画で「この俺が貴様に引導を渡してくれる!」
とか良く言うじゃん。

[え、違う?だいたい伝わればいいでしょ。

でも、続いた言葉には納得して笑っちゃった。>>256>>257
あまりにも鳩羽らしいし、
あのメールの内容と鳩場のイメージが
全然マッチしないのはそれもそう。]

(326) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


わかる。

俺もさ、もしあんな風に最後に皆に送るとしたら
何て言うかなって考えてたんだけどさ、
精々「楽しかったよ、バイバイ」
くらいが関の山かなーって。

[何も言わない気もするけど、
言ったとしてもやっぱりそれくらいかなって。
そう、だから俺らやっぱり似た者同士。

でもそれってどうなんだろうな。
残される側のことは何も考えてないなって
思いはじめたのは炭蔵に言われた
ほんのついさっきなんだけどさ、
鳩羽も同じようなこと考えてたみたい。>>258

なんだ、両想いじゃん。]

(327) 2021/06/13(Sun) 11時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



…………… うん。


[そこから始まる鳩羽の独白。>>258
帰りたい、で締めくくられたその台詞に
真顔でまたひとつ頷いた。>>259

彼の息苦しさをあの日少しだけ知ったけど、
多分それは断片に過ぎなくて。

話していないことも聞いていないことも
まだ沢山あるんだろうなって。]

(328) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

俺もさ。

文化祭楽しかったし、
高校生活も楽しかったし、
お前とつるむのも楽しかったよ。

でも、何て言うかずっとどっかからっぽでさ。
上っ面だけで笑ってる感じもあって。
まあ俺が勝手にそうしてたんだけど。

こんなことになるまでまじめな話とか、
するの基本避けてたなーって。
引かれたり、嫌われたりしたらヤでさ。

[俺はきっと、止まる世界に文化祭を選ばない。
それは別に思い入れがないわけじゃなくて、
何て言うか根本的な所で
生まれてこなきゃ良かったんじゃないかなーって思ってるから。

……こんな話、やっぱり重いじゃん?]

(329) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



……だからなんつーか、
こんなん言ったら不謹慎かもだけど、
この場所に来て良かったなって、
今はちょっと思ってるんだ。


[寂しい俺達が、寂しさに少しでも向き合えるように。
現実に帰った時、少しでもましになってるように。
考える時間を与えてくれたのかもしれない。

……なんて、流石にちょっと
自分に都合が良すぎる考え方かな]

(330) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


…………。
なんかセーシュンって感じだ、そーゆーの。

[鳩羽のやりたいことを聞いて、俺はそう呟いた。>>261
この校舎よりも、あの夜のアパートよりも狭い部屋で
ぐだぐだにみっともない酔い方して、
相当情けないことも言うんだろうな。
けど、何だか楽しそうだ。]

あは。悪酔いしそ。
先に言っとくけど俺の話
だいぶ湿っぽいから。

……でも、いーね。悪くない。

[軽い口調で笑った後に、穏やかに目を細めた。
少し冷えて持てるようになった
ミルクティーのタブを開けて、
付き合わせるように顔の前に掲げる]

(331) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



俺も、帰りたいよ。
だから引導、渡そう。


[取り繕ってばかりだった俺達に。
これは別れを告げる乾杯。

……酒はまだ飲めない代わりに、今はこれで許して*]

(332) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 現在:3-9教室 ──

[ それを温かみと言ってくれる人がいるなら、>>317
 これまでしてきたことは間違っていなくて、
 正しかったことなのだろうかと思えるよ。

 枠にハマっただけの人間じゃないって
 思えるといいな、と炭蔵は思う。 ]
 

(333) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 黒沢と ―

[思いの内を語る俺を、黒沢は静かに聞いてた。>>300
最後まで言い切って顔を見る。
俺の言葉に何を思ったのか、そこまでは分からない。]

……うん。

[言葉にしてみると自分がそう思ってるんだなって
すとんと実感を持って馴染んでくる。

多分現実も痛かったり苦しかったり、
泣きたくなったりすることばっかりだ。
やっぱり俺は嫌われるのが怖くて
びくびく顔色を窺っているのかもしれない。

でも、俺、そう言えばいつの間にか
周りの機嫌がそこまで気にならなくなってる。
単にそこまで気を回す余裕がなかったからだけど、
それでも案外平気なもんなんだなって、ここに来たから気付けた。]

(334) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵も正直なところ、
 この世界の主と向き合うことを
 これまで無意識下で避けていたように思う。

 問題を先延ばしにして、
 この温い空間に浸って居たいと、
 誰かが、マネキンになるまでは思って居た。

 でも、それじゃダメなんだろう。 ]
 

(335) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ これはきっと現実で起きている問題に直面する為の、
 予行練習でもあるのかもしれない。

 鳩羽から、その言葉を聞けたなら、
 炭蔵は拳を差し出すだろう。
 ほら、青春的なアレをしようと。 ]
 
 
  そうだな、── この場合、
  何が無事≠示すのかは分からないが
  ひとまずお互い明日を目指そう


[ タイムリミットは恐らく近い。 ]
 

(336) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


そうだったらいいな。

[彼女の言葉に頷く。
10組の教室で話した時よりかは
前向きな返事を返して。]

俺、出来ないって思ってたことが沢山あった。
どうせ誰にも受け入れてもらえないって。
でも、死んでもいーやって思うんなら
逆にもう少し足掻いてみるのもありかなって。

それに、きっとここに居たら
永遠に大人にもなれない気がするからさ。

(337) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[早く大人になりたいねって黒沢は言った。>>2:606

高校を卒業したからって言って
自動で1人で生きていけるようには
なれないかもしれないけど、

それでも大人になれたらきっと自分で
息のしやすい場所を探すことも出来る。
…黒沢だって、そうなんじゃないのかな?]

(338) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

うん。わたし。

[ちょっと驚いたような黒沢に頷く。>>303
続いた言葉に俺は不思議そうに首を傾げた。]

………それは、帰りたくないってこと?

[現実では優しくない人に命令されてる黒沢。
別に帰りたくないって言ったって
おかしなことじゃないと思うけど。

微妙に話を逸らすような言い方をするのが気になって、
突っ込んで尋ねてみたけど、
被せる様に手首に言及されて気が逸れる。]

(339) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ああ、これ?
ちょっとその辺に落ちてるカッター拾って
世界の主はこれで自殺したのかなあとか
考えながら弄ってたらうっかり切っちゃった。

[ばれた、なんて言いながらへらへらっと笑った。
手当されてるから傷口は見えないし
そんなに痛々しい痕ではない筈だけど。**]

(340) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 残された人数は少なくて、
 ほとんど消去法にもなってはくるだろうな。
 この世界の主が、だれか。

 そんな時、黒沢が教室へ入ってくる。
 真っ直ぐに向かった黒板に足されたのは、
 綿見が帰った≠ニいう表記だった。 ]


  黒沢、……気をつけろよ


[ そういえば、此処へ来てから、
 黒沢とまともに話す機会がなかったように思う。
 炭蔵は彼女の意見も聞きたいと思っていたが、
 名前を呼んで、それから──……
 何も言えなくて、その背中を見送るだけになる。 ]
 

(341) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、鳩羽に向き直り ]


  ……無理はするなよ、
  ひとりが怖ければ俺も着いて行こう
  どうせ後で調理室には向かうしな


[ まただ、泣きそうな顔をしている。>>323
 炭蔵は宥めるように鳩羽の背中を軽く叩く。
 それから、鳩羽が一人で行けると言うのなら、
 炭蔵は一足先に3-9の教室を離れて、
 調理室へ向かおうとするだろう。 **]
 

(342) 2021/06/13(Sun) 11時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 柊君とお話 ――

[ 柊君は強いな。
 私、話しながらそんなことを考えてた。
 死ぬ思いをしてでも帰りたいって柊君は言う。>>334
 
 私、死のうなんて思わない。だって怖いもの。
 死ぬにも覚悟とか、勇気が必要だけど、
 私にはそれがないもの。
 私が死ぬつもりがない理由って、それだけ。
 別に生きていたいわけじゃない。

 だからね、死ぬ思いをするなら死にたい。
 死ぬ思いをしてまで生きたくなんかない。
 足掻いてみようと思える柊君は、>>337
 とても強いよ。だから大丈夫 ]

(343) 2021/06/13(Sun) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 大丈夫って言った私の言葉を、柊君は否定しなかった。
 肯定もしなかったけど、柊君は前向きだった。
 10組の教室で話した時より、ずっと。

 ここにいたら大人になれない。
 私、早く大人になりたかった。
 父に依存しなくても生きていけるようになりたかった。
 別の場所を見つけて生きていけるようになりたかった。
 そうだったな、って私は思う。
 過去形で、思う。
 他人事みたいに、思う ]

(344) 2021/06/13(Sun) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 他人事みたいな顔をしてたからかな。
 私のことを聞かれたのは。
 帰りたくないってこと?>>339
 案の定聡い柊君には気づかれて、
 私、そんなことないよって首を横に振る。

 死ぬ思いをするなら死にたいって思ったのは本当。
 でも、帰りたくないっていうのは、少し違う。
 私、帰りたくないって思ってるわけじゃないの。
 ただ、どうしてかな、帰る自分がぴんと来ない。
 帰れる気がしない、っていうのが一番しっくりくる。
 だけど、そんなこと言えない。
 だから違う話をする ]

(345) 2021/06/13(Sun) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 えっ!?

[ ハンカチが巻かれてる柊君の手。
 怪我をしたのかなとは思ったけど、
 思った以上のことになってて、動揺してしまった ]

(346) 2021/06/13(Sun) 12時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 大丈夫なの?

[ 柊君は、別に痛そうな顔はしてない。
 でも柊君、取り繕うのが上手だもの。
 私は眉を下げて柊君の手に目を向ける。

 どうしてだろう。
 カッターで手を切ったって聞いて、
 浮かぶのはよくわからない罪悪感。
 悪いことしちゃったな、みたいな?
 いや、私のせいじゃないのに* ]

(347) 2021/06/13(Sun) 12時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 12時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 音楽室 ―

[ころころと移り変わる音の洪水。
同じところを行ったり来たり、
かと思えば急に違う曲になったり。
多分人に聞かせるようなものじゃない感じ。
それでも俺は何も言わなかった。>>262

どれくらい聴いていたんだろう
ピアノから両腕を話した暮石が
こちらを向いて、目が合った。>>263

なんでそこに居るんだろう、とでも言いたげに
まじまじとこちらを見つめる。
いつかを思わせるみたいな挨拶に
ちょっとおかしくなって笑った。]

……どーも。

[だから俺もニヤリと笑って、いつかみたいに返す。]

(348) 2021/06/13(Sun) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

そっちこそ。
放課後の30分はとっくに過ぎてるでしょ。
それに、来るなとは言われてないし。

[結局暮石の方から条件の撤回は無い。
俺が聞きたくならない限りは来てもいい、
そういう約束だった筈だ。
俺は壁に凭れかかったまま、彼女の方に視線を遣った。]

音、聞こえたから。
聞きたいなって思って。
ここに来ると落ち着くんだ。

[惑って逃げ出した文化祭の日、
咄嗟に音楽室に足を運ぶくらいには
この時間は俺にとって静かな安堵だった。

暮石が何を思って突然弾き出したのか
それは分からないけれど、―…
何も言わず寄り添ってくれる。それはずっと変わらない。]

(349) 2021/06/13(Sun) 13時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



俺。
暮石ちゃんのピアノが好きだから。


[ピアノを見て、彼女を見て、はじめて口に出してみる。

ずっとずっと思っていたのに、
こんなことすら今まで伝えたことがなかった。**]

(350) 2021/06/13(Sun) 13時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 教室 ――

[ 黒板に、私は書きたいことを書いた。
 綿見さんが本当に帰ったのかなんて私は証明できないし、
 その説明が信じられない人だって
 いるかもしれない。>>321
 だけど、そういうことは無視して、
 私は書きたいことを書いた。

 だって、綿見さんはもう、この校舎のどこにもいない。
 その理由は、帰ったからでしょう。
 そのはずだし、そうでなくてはいけない。
 マネキンは、いなくなった人と代わったのであって、
 いなくなった人が変わったわけじゃない。
 そうでしょう?そうでなくちゃいけない。

 マネキンに姿を変えられて、
 この校舎にずっと閉じ込められるなんて、
 そんなことあるはずない。
 そんなこと、私は望まないし許さない ]

(351) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ……いや、私が望むとか許すとか、
 この校舎の事情とは全然関係ないんだけど ]

(352) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 書きたいように書いた後、
 教室を出ようとしたら、炭蔵君から声をかけられた。
 気をつけろ。>>341
 私は振り返って、炭蔵君に頷く ]

 炭蔵君と鳩羽君も、気を付けてね。

[ ほら、廊下はカッターナイフがいっぱいで危ないし。
 怪我をした人だっているから。
 十分、気を付けてほしい。
 私、誰にも傷ついてほしくないから* ]

(353) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ー 黒沢と ー

[俺も同じだよ。
死ぬなんて考えてなかったし、
痛い思いや苦しい思いしてまで
死ぬのが怖いから、騙し騙しで
消極的に生きてるだけだったよ。

でも、もしかして今まで俺が思ってたより
この世界は悪いものじゃないのかもって。
もうちょっとだけ、その可能性を確かめてみたくなった。それだけ。

強い、なんて思われてること
俺には分からないけどさ。]

(354) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[黒沢が首を横にふる。
それを見て俺はますます不思議そうな顔をした。
じゃあ帰りたいのかな、そんな風でもないなって。
......なんていうかあんまり考えたくない、みたいな、そんな印象を受けた。

俺がその違和感を深く考える前に
手首のハンカチに気づかれてしまう。

ふざけてバカやったって知られたら
怒られるかなって思ったから
俺は悪戯した子供みたいに首を竦めて黒沢の様子を伺った。
......こういう咄嗟にびくっとしちゃうとこは
すぐに変われるもんでもないよね。]

(355) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[でも黒沢から返ってきたのは、
ただただ心配そうな反応だった。
これはこれでちょっと申し訳ない。]

あー、平気平気。
そこまで痛いわけでもないんだー。
応急処置もしたし。

[正確にはして貰った、だけど。

笑ってひらひら手をふったけど、黒沢は半信半疑って感じだ。
かなしき日頃の行いである。
仕方ないので彼女の方に手を差し出して預け
納得するまで確認して貰うつもり。]

(356) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ちょっと切っただけでもけっこー血って出るんだね。
リスカなんてやったことないからびっくりしちゃったよ。
死因は出血多量が多いんだとか......
確かにこれで死ぬのは大変そうだもんな。

[黒沢が罪悪感を感じてるなんて微塵も思わず、そんなことを話したりして。**]

(357) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 架空惑星 レン

── 深夜・ユキ ──

[インドーを渡す。>>326
正しい意味を知った俺は今更こんな事を言う。]


 え、やっぱり遺書じゃん


[今更何を!!だし。
だいたいそんなとこだとは、お、思ってたし。

あれじゃん?無意識下の俺が、
突然語彙力に覚醒して、
しかも敬語使えるようになって
しかもグループチャットじゃなくてメールで!
律儀にみんなにメールしたかも知んないだろ!

……… 言えば言うほど俺じゃない気がする。]
 

(358) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そんなユキだって遺書の文面、
多分似たような感じだっての知れたし>>327
そうだよな、って想像はついた

……のにさ。

ユキの悩み事、全然知らなかったし、
例えば無い頭で想像したところでさ、
すっごく浅いところでしか想像できなかったから
だからユキが、生まれてこなきゃよかったなんて
そんなことまで考えてる、なんて気づけなかった

重いけどさあ、
やっぱ知らないままなのは、俺は嫌だな。って
たぶんさ、それ聞いてたら即答するよ。>>329 ]
 

(359) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 引かれたりすんのはやだ。
 それ、すげえわかる。

 まじめなのなんて、
 俺っぽくないじゃん。
 お前っぽくもないけど。

 だから、そんでみんなに引かれんの
 すげえやだなって、思ってたよ。

[なんてさ。やっぱり似た者同士じゃん、ね。
ユキの不謹慎な話にもさ、
うん、って小さく頷いた>>330]
 

(360) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 でも俺、お前の湿っぽい話
 引かねーし、嫌いになんてならねーから。 
 “お前っぽくないお前” だって、
 きっと、ユキの一部だろ?

[にっ、って笑って、セーシュンには賛成。
俺っぽいだけの俺と、お前っぽいだけのお前には
ここでサヨナラ。だから俺もココアを掲げて ]
 

(361) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 おう。引導、渡そ。
 
[ココアとミルクティーじゃあさ、
全然締まらねーけど。

あと数カ月後、数年後、
ちゃんときっと話せる日をさ。
俺は夢見てる?違うな、信じてる?違うな。

それは、俺の中での確定事項。
だから、ちゃんと予定、明けといてくれよ。]
 

(362) 2021/06/13(Sun) 14時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[それから暫く昇降口で、
また他愛もない話を少し交わすんだけど、
ああそういえば、最後にさ、
ひとつだけ俺の決意、聞いてくれよ ]

 あのさ。そういえば俺、
 卒業したら家から通える大学にさ
 行こうって、思ってたんだけど。

[それは多分、ユキも知ってる話。
ジュケンセイ、そういう話は散々今までしたはず。
父子家庭なのは知ってると思うしさ、
あんま余裕がねーのも知ってんじゃないかな。

バイトしたり、大学も近くを選んだり>>4:93
そーゆー何も問題ない日常の俺の話。
それを悲観して伝えた記憶は一度もねーから
伝わってるとしても「単なる事実」。 ]
 

(363) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 やっぱ、家出ようと思うんだ。
 大学は……そのまんまかもだけど。

 だから、うん、何が言いたいかっつーと…
 今度はユキが家出してもいいように
 せっまくてきたねー部屋、用意しとくな。

[茶化して伝えた、でも実は俺の中で大きな決意。
それはこの二日間で、向き合えた真実。

大丈夫、下着は散らかってねーと思うぞ。多分!
ってさあ。やっぱり茶化して未来の話して。
無事に、ここを出たいな、って心から願う。

俺も。ユキも。もちろん「みんな」も。]
 

(364) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[夜の昇降口はさ、
コートも着てねえ俺には寒くて
ヘックシ!って大きなくしゃみをひとつ。

誰かに噂されてんの?
それとも、風邪でもひいた??

遂に俺も、馬鹿を卒業したのかな。]*
 

(365) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 14時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 3-9教室・ユーガ ──

[突き出されたグーに >>336
一瞬なんのことか、って思っちゃったわけ。
いやもうしわけねえ、シンとかユキならともかく
ユーガと青春的なアレ、なイメージが
ちょっとすぐに結びつかなかっただけで。

でも意味に気づいたらさ、
頬を緩めて、グーを突き出して。
ゴツ、と拳と拳をぶち当てた。約束。]


 そうだな。
 お互い明日を迎えられますように。


[止まった校舎が、動き出す明日に。]
 

(366) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 

 こわ、こわくねーし!


[泣きそうな俺は戯けるようにして返す>>342
ホラーだめだけどさ!ひとりでいけるっつーの!
なんてね。

だからさ、ユーガが先に立つのなら
俺はまたあとで、って、その背を見送るんだ]
 

(367) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[今までたくさんの人形を見てきた
──── ぜんぶの、「死」を見てきた。

苦しいのとかさ、痛いのとかさ、
悲しいのとかさ、辛いのとかさ。
俺にとっては、死んだ理由なんかよりもさ
どう思っていたかのほうが、大切で。
ひとつひとつ、みんなの表情を、知りたかった

   トシミのあれは。怖かったのかな。
   リツはなんで、笑ってたんだろう。
   ひとみはつらそうな顔をしていたな。
   シンは、苦しそうだった。

   マナは今、どんな顔をしてる?

 ── 俺、自分の目で確かめたいんだ。 ]
 

(368) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

【人】 架空惑星 レン

 
[そうしてさ。本当に無事に帰れたのなら
みんなに、色んな話を、聞きたいよ。

そんときはさ、俺も泣き顔かもしれないけど
楽しいと嬉しい以外の話をさ、みんなでしようよ。]*
 

(369) 2021/06/13(Sun) 14時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 14時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 柊君とお話 ――

[ この世界は思ったよりも悪くないかもしれない。
 その可能性を確かめてみたくなった。>>354
 それってつまり、柊君が、
 多少なりとも希望ってものを見つけたってことだと思う。
 それを確かめに現実に帰る。
 そう言い切れる柊君は、やっぱり私にとって眩しいよ ]

(370) 2021/06/13(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 柊君は、不思議そうな顔をする。>>355
 帰りたくない、わけじゃない。
 でも、帰りたいかと言われると、言葉に詰まる。
 こんな状態がずっと続くなんてありえないのに。
 またきっとチャイムは鳴って、人が減るんだろうって、
 それくらい、私にだって予想できるのに。
 
 首を竦めてこちらをうかがう柊君。
 私はちょっとだけ苦笑しちゃった ]

(371) 2021/06/13(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 反省してる人にわざわざお説教したりなんかしないから。
 ……だから、反省してね?

[ ハンカチが巻かれた手を、柊君はひらひら振る。>>356
 本当かなあ。適当なことしてない?
 私の顔が疑わしそうに見えたのか、
 柊君は手を差し出してきた。
 きちんとハンカチが巻かれているのか検分する。
 ハンカチは、思ったよりきちんと巻いてあった。
 自分でやるのは難しそうだし、
 誰かにやってもらったのかな?

 きちんと巻かれたハンカチを
 わざわざ解くことはしなかった。
 きっとその下も
 きちんと応急処置をしてあるんだろうと思ったから ]

(372) 2021/06/13(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 本当に、気を付けてね。
 歯止めがきかなくて、とか冗談じゃないから。

[ 歯止めがきかなくてつい、っていうの、
 綿見さんには当てはまらないと思ったけど、
 柊君に当てはまるのも困る。
 試しにやってみようとか、本当にやめてよね。

 ちなみに私はいつも袖口をきちんと止めてある。
 袖口から覗いちゃうようなへまはしなかったはず。
 柊君の手を解放して、
 私はあくまでも一般論のように言う ]

(373) 2021/06/13(Sun) 15時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……リスカは、死にたくてやるものじゃ、ないでしょ。
 あれで死ねると思ったら、ドラマの見過ぎ。

[ 二の腕とか、レグカとか、
 もうちょっと目立たないところっていうのも考えたけど、
 私は結局手首しか切れなかった。
 皮膚の柔らかいところって、
 そのままずぶずぶ刃が入っちゃいそうで怖かったから。
 本当に私、
 死ぬつもりで切ったことなんて一度もなかった。

 なかった、って過去形で考えてることに、
 やっぱり私は気づかない* ]

(374) 2021/06/13(Sun) 15時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 3F音楽室 —

[なんでそこに居るんだろうって思ったよ。
 だって今は月曜の放課後じゃない。

 日が落ちるのが早くなってからは
 カーテンをしなくちゃ眩しくてしかたなかったのに、
 空は未だ厚い雲に覆われて真っ暗で、
 わたしたちを照らすのは蛍光灯の白い光だけだ。

 わたしは柊くんを見る。
 いつもの場所に、夕焼けみたいな髪を持つ人がいる。
 そこだけはいつもと同じ色をしていた。]

(375) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしの出迎えへ柊くんがあの時>>2:87と同じ言葉を
 返したこと>>348に、わたしの困り顔は驚きに変わる。
 わたし>>2:174にとっては印象的な出来事だけど、
 柊くんにとってはいつもと同じ日だと思ってたから。]

  ……言わないよ。ぜったい。

[お互い様はごもっとも。
 わたしは柊くんの指摘>>349に肩を竦める。]

(376) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしたちが揃う条件は最初からずっと同じ。
 わたしは月曜の放課後30分だけここにいて、
 柊くんは聞きたい時に来て、
 聞きたくなくなったら来なくなる>>0:728

 約束なんかじゃない>>2:86
 音楽室での時間は柊くんに委ねられていた。
 ううん、わたし>>0:728が、委ねた。
 わたしの夢は水底に沈んで、もう死んでいくだけだって
 分かってたのに、柊くんのお願いを断れなかった。

 だって聞き入った>>0:267って、嬉しかったから。
 わたしの事情とか、理由とか、何にも知らない人に
 そう言ってもらえること、もうずっとなかったから。

 良かったよ>>0:847って言われる度にほっとした。
 わたしの頭には続けるか終わるかしかないのに
 もうちょっとだけ、もうちょっとだけって引き延ばして、
 柊くんを延命装置みたいに利用している>>2:174。]

(377) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  そっか。

[わたしは柊くんが来た理由に一言だけ返した。
 いつもと変わらない理由に、
 本当にここだけ日常に戻ったんじゃないかって錯覚する。

 でもわたしたちがいるのは文化祭で止まった校舎で、
 扉を一歩でも出れば、壁一面の写真や
 床に散らばるカッターが待っている。

 わたしは身体を戻し、鍵盤に指を乗せた。
 それならせめていつものような曲を弾こうとして、]

  ——。

[はじめて聞いた言葉>>350にわたしの指が鍵盤に沈む。
 沈んだまま戻らないから、沈黙を不揃いな和音が繋いだ。
 わたしは柊くんを見て、見つめて、]

(378) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ



          [——泣きそうな顔で、笑った。]

(379) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[専門的な知識なんていらない。感想だってなくてもいい。
 ただ、聞いてくれるだけでいい。

 わたしは柊くんに、
 人に聞いてもらう喜びを教えてもらったんだ。

 そう、気づけたから。]
 

(380) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  一緒だね。

[わたしの声は震えていて、柊くんの場所まで届いたかな。
 心臓がバクバクしてる。
 ワルモノになったって思った時とちょっと似ていて、
 少し違う音。息を吸うだけで喉が震えた。
 肺の底に溜まった息を吐き出すみたいに口を開く。]

(381) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[ここにはわたしたち以外誰もいないんだよね。

 わたしに夢中になれるものを教えてくれたお母さんも、
 自分よりわたしたちを優先してくれてたお父さんも、
 わたしのことをただ助けようとしてくれた親戚も、
 お母さんを庇いながら心配してくれた教え子さんたちも、
 放課後遊べないわたしを不満に思う人も、諦める人も、
 解放されて良かったねって言う人も、
 新しいこと探そうって勧めてくれる人も、誰も彼も、

 ここには、わたしと柊くんしか、いない。
 それなら、今だけいいよね。言っても、いいよね。]

(382) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ



  わたしも…………すき、だよ。
  わたしは、わたしの音楽が、 すき。

 

(383) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは慌てて柊くんから目を逸らし、
 改めてピアノに向き合った。

 さっきまでの昔を懐かしむ音楽じゃなくて、
 あの日>>90、いつもと同じように演奏した曲を、
 今度は柊くんのために弾く。

 穏やかな曲だった。
 寄り添うのが苦手なわたしの分も
 寄り添ってくれる>>2:178ような、
 膝を抱えていた誰か>>2:90の隣に座ってくれるような、
 そんな、曲だった。

 やっぱりわたしの指はもう器用には動かなくて、
 ところどころ引っかかっちゃう。
 でもこれまでみたいに死んでいるとは思わなかった。

 一曲終えて、わたしは柊くんの方を向く。]

(384) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  わたし。
  柊くんが来てくれると、嬉しかったよ。
  強いる訳じゃなく、て。
  
  この時間が、すき。 だったんだと、思う。

[今の柊くんは膝を抱えてなんかいないんだけど、
 わたしは柊くんが好きなものなんて知らないから。

 わたしは少しでも柊くんに何かを返せていたかな。
 言葉に迷いながら、わたしは少しずつ思いを零す。]

(385) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ここに来てくれるの、柊くんでよかった。
  柊くんが、よかった。


    ……また、聞きに来てくれる?

[最初は聞きたくなくなったら来ないでってお願いをした。
 柊くんは受け入れてくれて、委ねたままで。
 だからはじめて、わたしから求める。

 クラスメイト? 友達? そういうのは分からないけど。
 誰かじゃなくて、観客でもなくて、

 わたしは柊くんを、求めた。]*

(386) 2021/06/13(Sun) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

── 調理室・マナ ──

[俺が結局調理室にたどり着いたのは
ユーガと話したよりは後で、
ユキと話すよりはずっと前。

まだきっと、女子たちが
ワルダクミをする前だった筈>>293

「それがある」場所はさ、すぐに分かってさ。
だってカーテンが、掛かっていたからさ。

もう何度目かわかんねーけど
もう一度、言うけど。
俺、ホラーだけはだめだから。

頭の位置を確認したらさ、
ほんの少し、カーテンを捲る。
……うん。それがマナだっていうのは分かった。]
 

(387) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[しばらくさ。マナのとなりに座ってたと思う
調理室には誰も居なかったからさあ、
だから俺の声は、マナにしか、届かないよ。 ]

 マナさあ。
 お前さあ。なんでお前が先なわけ?

[マナは俺に唯一忠告してくれたひと。>>3:218
あんまり共感しすぎるとさ、
この世界と同化して、帰れなくなるんだって。
それをお前さ、良くないよ、ってさ
俺に言ってくれたんじゃなかったっけか。]
 

(388) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 夜:たったふたりの保健室 —

[昨日は4人いた保健室。今日は2人しかいない保健室。
 数は半分なのに、賑やかさは半分以下。

 綿見さんだって賑やかな方じゃないし、
 ひとみちゃんも元気いっぱいではなかったろうけど、
 それでも、わたしと乃絵ちゃんだけじゃ足りなかった。

 いつもは気にならないお互い喋らない時間も、
 今日は何だか落ち着かなくて。
 時計の針の音がよく聞こえる。

 わたしが乃絵ちゃんに声をかけたのは、
 そんな沈黙が続いてベッドに入ろうかという時だった。]

(389) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 クレープ焼いてくれんじゃなかったの?
 俺、冷蔵庫見た時にはもう無かったんだけど

[それは、マナは悪くないんだけど
まあそんなこと、俺は知らないわけだしさ。]

 パンケーキも焼いてたって聞いた
 まじずるい。
 俺、味見係にしてくれてよかったじゃん。

[文化祭のときは、味見させてくれたじゃん
もりもりのチョコバナナ。目玉のほうじゃなくて!]
 

(390) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 ユーガのクレープじゃだめなんだよな
 ユーガ、多分分量きっちり計るから。
 マナみたいにてきとーにさ
 やたらホイップ盛ってくれるやつがさ
 俺は、食べたいわけ

[私だって計る!って怒られるかな。
勝手に決めつけんなって怒られるかな。
でもそれでもいいや。そういう日常が楽しかった。]
 

(391) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは乃絵ちゃんの疑問>>308に黙って頷いた。

 向井くんと話して、ひとみちゃんの隣で眠って、
 血を洗い流して、鳩羽くんと一緒に向井くんを温めて、
 樫樹くんのことを知って、炭蔵くんの眸を探して、
 音楽室で柊くんと出会って、話して、
 保健室で、乃絵ちゃん>>307に綿見さんのことを聞いた。

 お腹が空いたと思う瞬間は何度かあったんだけど、
 食べようとは考えても、食べる気にならなかった。
 わたしの小さな心がぎゅうぎゅうで、いっぱいで、
 たぶん、余裕がなかったんだと思う。

 でもわたし、乃絵ちゃんにそういうこと言えなかった。
 わたしは乃絵ちゃんの雨を受け止める側で、
 昨晩、鳩羽くんと話してから>>3:11は特に、
 何をしている時でもずっと、片隅に乃絵ちゃんがいる。]

(392) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 っていうかマナ、無防備じゃん。
 今だったら見れちゃうけど、
 ……もしかして、見ていいですか?

[げんこつは飛んでこない。
カーテンの反対側捲れば、
簡単にさ、見ることが出来たと思うけど。
俺は、別に人形のスカート捲る趣味はない。]
 

(393) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 夜笑国 メイ


[こんなに長く、誰か1人のことを考えた日があったかな。
 こんなに長く、乃絵ちゃんのこと思う日があったかな。]
 

(394) 2021/06/13(Sun) 16時頃

【人】 架空惑星 レン

 


 ………マナは、
 嫌なことと向き合えたのかな。
 
[人形の頭を指先でつつく。
ねえねえ、どうなんですか、マナさん。
返事はやっぱり返ってこなくて
静かな部屋に響くのは、俺の独り言だけ。

あの日、
嫌なことだらけだって言ったきみからは>>1:417
いまは答えが聞けそうにないけれど

そんな顔すんなってさ、
やっぱりマナには、笑われるのかな。 ]**
 

(395) 2021/06/13(Sun) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[余裕がなかったことを言えないわたしは
 乃絵ちゃんへひとつ相談を持ちかける。
 ワルイコトって言ったら、乃絵ちゃんは違うって。]

  そうなの?
  夜に学校の中出歩くの、ワルイコトじゃない?

[わたしはいつも早く寝て、朝早く起きて練習してた。
 だからわたしは夜を知らない。
 乃絵ちゃんとお母さんの思い出>>309も知らない。]

  ……うん。じゃあ、一緒に行こう。

[わたしとならいいって乃絵ちゃん>>310は言う。
 いつも真面目で頑張っているいい子な乃絵ちゃんが
 そう言ってくれることに、わたしの心は弾んじゃう。]

(396) 2021/06/13(Sun) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[友だちとそうじゃない境界線ってどこだろう。
 わたしたちは名前で呼び合うからともだち。
 そう言い聞かせないと、
 わたしは大切な人ですら友達って呼べないから。

 だってわたし、何よりも優先するものがあったの。
 他のどんなことを置いてきぼりにしても、
 譲れない夢があったの。

 そんなわたしが誰かと仲良くなりたいって思う権利なんて
 ないと思わない?

 どっちかしかなかった。どっちでもいいことも多かった。
 どっちもって考えがなかった。

 乃絵ちゃんは、
 そんなわたしでも友達って思ってくれるのかな。]

(397) 2021/06/13(Sun) 16時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[食堂に行くことに賛成して、
 わたしは乃絵ちゃんの後を追う。

 乃絵ちゃんの背中へかける問いには音がない。]*

(398) 2021/06/13(Sun) 16時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 16時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 食堂 —

[探索の時にちらっと見はしたと思うけど、
 この2日、食事を取ることなかったな。
 食堂の内側に入るのも初めてで、わたしは恐る恐る。]

  あ、綿見さんのクレープ、売り切れだったんだ。

[冷蔵庫を覗いてわたしは言う。パンケーキはどうだろう。
 黒板の文字を見た後、結局食べられないままだった。
 もし綿見さんがここにいたら、また作ってくれたかな。
 それは叶わない夢だけど。

 わたしは調理台の片隅に持ってきたスマホを置く。
 ひとみちゃんがいない夜、充電は十分残っていた。]

(399) 2021/06/13(Sun) 16時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 16時半頃


【人】 夜笑国 メイ


  えっとね……これ。

[綿見さんのレシピはメールかな。手書きかな。
 前者ならそのまま、後者なら数少ない写真から開いて
 乃絵ちゃんにも見えるようにする。]

  ……乃絵ちゃんさ、今更なんだけど。
  料理の経験、ある?

[今更の質問。
 ちなみにわたしは調理班のお手伝いだけです。

 そんなことを聞きながら、わたしは制服の袖を捲って
 (だからダッフルコートはお留守番)、
 手首の上までじゃぶじゃぶと石鹸で手を洗う。

 わたしは乃絵ちゃんへ水道を譲りながら尋ねた。]*

(400) 2021/06/13(Sun) 16時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 16時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 深夜・鳩羽と ―

って、今更かよ!

[かなり前から遺書じゃね?って前提で話してたよ!>>258
ってツッコミはさておき。

鳩羽はさあ、
何だかんだ言っても面倒見良くてさ、
まあ茶化したりはするかもしれないけど、
人のマジな悩みを笑ったり嫌ったり
するような奴じゃないってこと
俺、たぶんどっかで薄々分かってたよ。

分かってたけど、壁を作って線を引いた。
見て見ない振りをしてたんだ。全然強くなんかないよ。
だから今こいつが言うこと、すげーわかる。>>360]

(401) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[だから、]

それな。

[って短く相槌を打った。>>360
ああ、これもいつかの時みたいだな。]

(402) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


………… うん。

[にっと笑う鳩羽に、ありがとうの代わりに
静かに微笑んで、缶を掲げた。>>361

甘いココアとミルクティーは
まだまだ子どもの味かもしれないけど
訣別の夜にはちょうどいい。]

レンっぽくないレンの話も聞かせてよ。
泣いたり怒ったりしながら、まじめな話をさ。

[俺はまたひとつ、未来の話をする。
痛くて苦しい泣きたいだけのことからも
ビビって逃げ出さずに向き合えるように。

缶を傾ければ熱い液体が喉を通って
腹の奥に溜まっていく]

(403) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうしてもう少し幾つか、どうでもいいような話をして。
鳩羽が卒業後のことについて話す。
進路については既に聞いていたけれど、

家を出るつもり。>>364

それに少しだけ目を丸くした。
鳩羽家の親子喧嘩がどう帰着したのか、
俺は結局聞いていないんだけど、
鳩羽なりの決意なんだろうなって感じた。

良いと思うよ、距離を置いてみるのも。
実の家族だからこそ受け入れられないこととか、
離れてみてはじめて見えることだって、
きっと色々あるんだろうなって思うから。]

(404) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ちなみに俺は親が県内の大学であれば
学費を出してくれるらしいから、
卒業後はそこに通う予定。
別にそんなんいーよ働くよって言ったんだけど
学校はちゃんと出ておけって…………

…――――親か。

反抗期で家出した鳩羽には
もう少し粘ってみれば、なんて言ったけども。

自分のことについては考えたことなかったな。
もうとっくの昔に壊れてて
取り返しがつかないものだと思ってた。

でも、違ったんだろうか。分かんないや。]

(405) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんなことが頭に過ったのを
見透かしたように鳩羽が言うものだから。
温かく感じるのは多分ミルクティーのせいだけじゃなくて。]

あはは。頼もしいな。
その時はよろしく世話になるよ。
賑やかしは任せて。

俺、そういやちゃんとした反抗期って
迎えてない気するし。
ここらでやっとくのもありかもな。


[なんて、やっぱり調子を合わせた。
もし家出するようなことになったらさ、
今度は逆に鳩羽のことを拝む羽目になるのかね?
レン大菩薩とか呼ばねば。なーんてね。*]

(406) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 17時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 夜の保健室 ――

[ 静かな保健室に、
 芽衣が落ち着かないものを感じていたこと、>>389
 私は気づいてなかった。
 静かになっちゃったなって、
 少し寂しいなって、考えただけだった。
 だって私、芽衣のことも自分のことも、
 この校舎の主だとも、明日の朝この校舎から
 いなくなるかもしれないとも、全然思ってなかったから。
 ずっとこんな状態が続くなんて、
 そんなことはあり得ないのに。
 芽衣が話しかけてきたのは、
 そろそろ寝よっか?っていうそんな時 ]

(407) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ごはん食べてないの?って問いに、芽衣は頷く>>392 ]

 そうなんだ。もっと早く言ってくれたらよかったのに。

[ こういう時、スマホが使えないって本当に不便だよね。
 スマホが使えたら、パンケーキ食べた時、
 芽衣も食べない?って誘えたのに。
 この校舎は、たった5人で過ごすにはあまりにも広い。

 食べなかったその理由を芽衣は言わなかった。
 でも、食欲を失くしてしまうような状況だっていうのも
 わかる気がしたし、今、ちょっとでも食欲が戻ったなら、
 それっていいことだと思った。
 私は、芽衣がずっと何を考えていたのか知らない ]

(408) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ワルイコトじゃないでしょって言ったら、
 夜に学校の中を出歩くのはワルイコトだって>>396 ]

 そんなこと言ったら、
 許可も取らずに保健室で寝泊まりしてるのも、
 ワルイコトになっちゃう。

[ 保健室に寝泊まりして、
 食堂の冷蔵庫を勝手に使って、
 保健室の掛布団は教材倉庫や調理室に持ち出されて、
 休憩所には体育のマットが引いてあって、
 毛布もそこにある。
 すごい。ワルイコト目白押し。
 だけどここにはそれをとがめる人なんていない ]

(409) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ だからね、ここなら怖くないよ。
 ドーナツの穴を覗くのはちょっと勇気がいったけど、
 今なら私、どんなワルイコトだってできちゃう。
 だってここには友達がいて、
 そして私をとがめる人はどこにもいない ]

(410) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 友達って何だろう。
 互いに心を許しあってる人、なんて定義を読むと、
 心を許しあってるってどういう風に?って思うし、
 親しく話したり遊んだりする人って言われると、
 親しくってどれくらい?話したり遊んだり、
 そんなに仲が良くなくてもする人もいるよね?って思う。
 
 大事なものがあるのは素敵なことだと思う。
 自分のことを一番に優先してくれるのが
 友達の条件とも思わない。

 どういうことを考えて、何を大事にしてて、
 何が好きで、何が得意で、何が嫌いで、何が苦手で。
 そういうものが積み重なって、
 一人の人ができていくんだと思う。

 そうやって出来上がった、
 その人を形作る要素のどこかに惹かれて、
 仲良くなりたいって思うんじゃないかな? ]

(411) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 形のないもののことをあるって言うのは難しい。
 でも、私が芽衣のことを友達だって思ってて、
 芽衣が私のことを友達だと思ってくれるなら、
 きっと私たちは友達だよ ]

(412) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ でも、私はバレーをやめた。絵を捨てた。
 好きな食べ物すら偽って、
 姉の粗悪な代用品。

 積み重なって、形作るはずの人間としての構成要素。
 そんなもの、私にはあるの? ]

(413) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 芽衣と2人、食堂へ向かう。>>398
 少し前を歩いていた私には、
 声にならない芽衣の問いかけは届かなかった ]

(414) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 食堂 ――

 あ、クレープの最後の一個、食べたの私なの。
 もしかして、芽衣は食べられなかった?

[ 冷蔵庫を開けて売り切れって言う芽衣に、>>399
 私はそうだったら申し訳ないなって気持ちになる。
 勇気がほしくて、あと純粋に食べてみたくて
 食べちゃったクレープ。美味しかったな ]

 ……芽衣、気づいてたよね。
 その、私と綿見さんが、ちょっとギクシャクしてたこと。

[ 販売係だった芽衣は、調理の綿見さんと関わることも
 多かっただろうし、屋台での距離も近かった。
 気づいてないはずがない ]

(415) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 やっとね、ちょっとだけ話せたの。
 綿見さんに天然だって言われたんだけど、
 私、別に天然じゃないよね? 

[ そんなことを話しながら、芽衣の持ってた
 綿見さんのレシピを覗き込む>>400 ]

(416) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……調理実習の時、くらいかな?

[ 台所は母の城だった。
 料理の経験はほとんどない。
 そして、料理といえば……あ。

 芽衣が袖を捲って手を洗ってる。そうだよね。当然だ。
 過去の、数少ない調理実習の時は、不自然だと思いつつ、
 リストバンドで誤魔化した。
 でも今は、当然そんなものはない。
 私はちょっと困った顔をして、
 袖はそのまま、とりあえず手を洗った* ]

(417) 2021/06/13(Sun) 17時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ー 黒沢と ー

.....はーい。

[黒沢は怒ってないようだったけれど
柔らかく釘を刺されたような気もするので
大人しくいいこの返事をする。

手首を差し出して検分して貰えば
若干疑わしそうだった黒沢も
納得してくれたっぽかった。

俺が自分でやってたらダメ出しくらってそうだけどね!
改めて炭蔵様々である。]

(418) 2021/06/13(Sun) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


うん、気を付けるよー。ごめんごめん。
そのへんは大丈夫、俺
そーゆータイプじゃないから。

[さっきはあんなこと言ったけど
基本的には痛いのも苦しいのも嫌だ。

こんな状況にならなかったらきっと
手首自分で切ろうと思うことなんて
なかっただろうと断言できる。

なので、普通にそう返してへらへらしてたけど。
続いた言葉にはやっぱりちょっと違和感。]

(419) 2021/06/13(Sun) 18時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


......そうなんだ?


[死ぬためにやるものじゃない、
かどうかなんて考えたことなかったよ。
それこそドラマで見る印象しかなかった。

黒沢の言い方はなんか、
まるで経験したことあるみたいな。]

死ぬためじゃないなら
なんのためにやんの?リスカ。

[あくまで一般論として、って顔をして俺は尋ねる。**]

(420) 2021/06/13(Sun) 18時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 柊君とお話 ――

[ 柊君に釘を刺すようなことを言っておいて、>>418
 私の袖に隠された手首には、
 きっと柊君の手首の傷なんかとは比べ物にならない数の
 傷跡が刻まれている。
 どの口が言うんだろうなって自分でも思うけど、
 柊君はリスカに意味を見出してないんだから、
 興味本位で試さないでほしい ]

(421) 2021/06/13(Sun) 18時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ そんなことを考えたせいかな。
 私、ちょっとしゃべりすぎたかもしれない。
 なんのために?って聞かれて>>420
 私、“あくまでも一般論として”の返事を考える ]

(422) 2021/06/13(Sun) 18時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……なんだったかな。
 精神の安定のため?とか、何かで見た気がする。
 あと、中毒性があって、
 習慣になったらやめるのが難しい、だったかな?

[ 煙草みたいなものなのかな?
 あれは中毒になる成分が入ってるから
 なんとなくわかるけど、
 リスカの中毒性って何だろうね?脳内物質なのかな?
 知らないけど。
 
 背中に手を回したりはしなかった。
 そんなあからさまなことはしない。
 迂闊なことをするのは一回で十分だ>>0:491** ]

(423) 2021/06/13(Sun) 18時半頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 18時半頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 18時半頃


【人】 夜笑国 メイ

— 深夜:食堂 —

[乃絵ちゃん>>409の話はやっぱりごもっともで、
 わたしたちは誰にも咎められないワルイコトのために
 食堂へやって来た。]

  うん。でも試食とかさせてもらってたから。

[それこそ、本番で採用されなかったような
 お試しメニュー>>0:883まで。
 プリンに醤油は……プリンに醤油の味がしました。

 だからいいのってわたしは言った。
 未来の話はまだできなくて、
 わたしは綿見さんとの過去の話をする。]

(424) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……うん。

[乃絵ちゃん>>415が話したのも綿見さんとの過去の話。
 本人たちが何も言わない以上>>0:361
 わたしが口出しするべきじゃないと思っていたこと。
 乃絵ちゃんは確信しているような物言いだったから、
 わたしも無理に隠すことはせず、素直に頷いた。]

  そっか。それは、良かったねぇ。

[わたしの知らないところで、
 乃絵ちゃんと綿見さんは話ができたみたい。
 その報告>>416が嬉しくて、わたしは考え事>>407
 黙りがちだった表情をやっと緩めた。]

(425) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  うーん、天然、かぁ。
  わたし、そんな風に思ったことないけどなぁ。

[ごめん、綿見さん。わたしも割とこっち側です。
 天然って言われて浮かぶのは、
 昨日の冬季限定チョコに対する反応くらい。
 でもあれは天然っていうより、]

  初めてのことに対する反応はかわいいと思うよ。

[世界が狭いのかなって思うことがある。
 わたしもちょっとそうだから。
 だから、乃絵ちゃんの隣は心地いいのかな。
 ほんの少し似たもの同士なのかも。わたしたち。

 ま、わたしの反応は面白いだけなんだけど。
 それは今関係ないから置いといて。]

(426) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  だよねぇ。

[料理経験値も似たり寄ったりだった。
 わたしは乃絵ちゃんの濡れた袖>>417を一瞬見るけど、
 わざわざ指摘したりはしない。]

  わたしでも作れるようにって教えてくれたから、
  たぶん大丈夫だと思うんだけど……。

[目を逸らすように、わたしは綿見さんが教えてくれた
 レシピに視線を戻した。]

(427) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[ボウルに薄力粉、砂糖を入れて擦り合わせた後、
 溶き卵を入れ、泡立て器で混ぜる。
 この時はまだもったりした状態で大丈夫。

 ここから牛乳を少しずつ入れて伸ばしていく。
 規定の量を基準に、緩さを見つつ。
 ダマができないように混ぜると焼き上がりが綺麗だって。

 最後にサラダ油を入れて混ぜた後、
 ラップをした生地をしっかり休ませる。
 業務用冷蔵庫ってすごいね。冷えがいい気がする。

 あとは焼くだけ。
 フライパンにサラダ油を広げ、お玉ですくった分を投下。
 フライパンを回すように傾けて、全体に広げる。

 生地の縁が焼けて浮いたら、竹串でめくって裏返す。
 フライ返しや菜箸を使うと安全だよ。

 裏面は弱火で1分程。お皿から下ろしたら生地の完成。]

(428) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[さて、わたしたちの料理の出来はどうだったかな。

 わたしの方は、……ちょっと黒いですね。
 綿見さんと一緒に作った時の綺麗な黄金色と違って、
 あちこち焦げちゃった。
 乃絵ちゃんの方はどうだったかな。

 あとは生地を休ませている間に準備した
 いろんなトッピングを乗せて包むだけだ。
 ラインナップが甘いものばかりなのはご愛嬌。]

(429) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ


  乃絵ちゃんは何が好き? 果物。

[本当は、こんなことしている場合じゃないの分かってる。

 明日も誰かがいなくなって、
 この中に自殺しようとした誰かがいるかもしれなくて、
 わたしはそれに気づいているのかもしれなくて。

 でも、わたしは抗うみたいに、
 乃絵ちゃんの好きなものについて尋ねた。
 それは綿見さん>>0:471と初めて二人で話した時、
 わたしに聞いてくれたことと同じ。]

(430) 2021/06/13(Sun) 19時頃

【人】 夜笑国 メイ

[もう友達になって随分経つのにね。
 バレー部だったこととかお姉さんがいることとか、
 ほうじ茶が好きなこととか>>0:849
 お菓子あんまり食べないこととか。

 わたしが知っている乃絵ちゃんはいっぱいいるけど、
 案外こういうこと、聞いたことなかったな。
 わたし、自分から聞くタイプじゃないから>>0:850。]

  生クリームたっぷりってどこまで大丈夫かな?
  綿見さん、好きなんだって。

[せっかく自分で作るんだし、って。
 わたしは焦げた生地で綿見さんが好きだって言ってた、
 生クリームたっぷりのチョコバナナの限界に挑む。]*

(431) 2021/06/13(Sun) 19時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 19時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 3-9教室 ──
 
[ そんなに、青春が似合わないか?>>366
 炭蔵祐駕もただの高校生なんだから、
 それくらいやるよ。普通の高校生だ。

 でも、意味に気付いて貰えて良かった。
 重なる拳に約束を重ねて、明日を願う。
 明日≠フ行方はまだわからないけど、
 より完璧で完成されたものに近付いているといい。 ]
 

(432) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  あはは、気をつけるんだぞ。鳩羽


[ 黒沢に向けたように、
 それから黒沢から貰ったように、>>353
 鳩羽に同じ言葉を重ねて告げる。

 強がる泣き虫を笑いながら、
 炭蔵は再び教室を離れることにした。 ]
 

(433) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── →調理室 ──


  だから、集まろうって言ったじゃないか


[ それから、炭蔵はそのままの足で、
 調理室へ向かっていた。

 調理室の一角、布団の塊が見える。>>107
 包丁も片付けられているから、>>96
 証拠不十分で何があったのか判断はできないけれど、
 近くにある椅子をずって傍に座って声をかける。

 目の前で綿見がどうにかなるようなら、
 止めに入ったのだろう。炭蔵なら。
 ただ、これが綿見にとって必要なことで、
 それを邪魔する存在にはなっていたんだろうな。 ]
 

(434) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  これは独り言だから、
  綿見には届いてないと良いが、


[ そして、そんな口ぶりで話し出すのは、
 其処にあるのがマネキンだけだったからだ。 ]
 

(435) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


  以前、綿見を苛立たせることがあったよな
  覚えていないかもしれないが、
  バレるようなことをするなと言っただろ?

  やっぱり俺は、知らないままの方がずっと嫌で
  知ってしまったことも放って置けない
  ……この性格は変えられないと思う
 

(436) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  でも、俺じゃどうしようも
  出来ないこともあると気付いたから
  あんな態度じゃダメだったよなあ
  俺が悪かったよ、ごめんな


[ 炭蔵は自分に対しての自負があり
 きっと皆んなが思うよりずっとプライドも高い。
 面と向かっては言えないだろうし、
 これも自己満足のひとつだろう。
 この場で言うだけだ、ゆるしてくれ。 ]
 

(437) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 言葉を言い終え、数秒。
 静かな調理室で返事が来ることはない。
 それから、炭蔵は席を立ち調理室を離れた。

 その後は、どこからか聞こえるピアノの音色は
 文化祭の陽気な音に掻き消されて、
 炭蔵が気付くまでには至らずに、
 淡々と寝支度をしていただろう。
 シャワーを浴びて、休憩室で毛布に包まっている。 ]
 

(438) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 夜更け ──

[ これが修学旅行で同じ班、って設定なら
 どれだけ良かったことだろうか?
 既にもう三人しか残っていない休憩室は、
 最初に比べて異様に広く感じていた。

 それから、夜も更けに更けた頃
 鳩羽と柊が休憩室を出て行く気配を感じた。
 ── ひとりではない、ということに安堵し、
 特に声もかけず静観していただろう。
 対して炭蔵は一人になり、
 次は自分の番だろうかと内心思っていた。 ]
 

(439) 2021/06/13(Sun) 20時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 中々寝付けなくて、起き上がる。
 窓の外に視界を向ければ、
 永遠に続くように思える雪景色があった。

 計算通りなら、明日の朝にまた二人消える。
 残されるのは三人で、答え合わせができるだろう。 ]


  俺が残っていれば、の話だがな


[ 炭蔵はずっと持ち歩いていたカッターナイフを
 取り出して、夜の空に翳してみる。
 もう一度、手首に当てようとは思わない。
 習慣にするには、まだ程遠いものだった。 **]
 

(440) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 20時半頃


【人】 架空惑星 レン

── 閑話・眠る前の話 ──

[これは眠る前の話。
ユキとの話を終えた俺はさ、
マットの上でさ、鞄を枕にしながら
俺は、昨日ほどは寝付けない夜を過ごす。

でもさ今日は、不安とか恐怖とか怒りとか。
そういうんじゃなくてさ。
なんていうか、
  
  来るかわからない「本物の明日」のこと
  ちょっとずっと、考えていた。 ]
 

(441) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  最初に苦しい想いをした誰か。
  人の輪からは離れ気味でさ、
  オカルトとかの話が好きだったな

  俺ホラーは苦手だったけどさ、
  でも案外、お前の話嫌いじゃなかったよ
  また、変な話さ、聞かせてくれる?

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  いつも一歩控え気味だった誰か。
  だけど誰よりも人の話を聞いているし、
  ちゃんと的確に纏めることだってできるし
  字だってすごく丁寧なんだってこと

  樫の花言葉は「強さ」  
  なあ、強さ、手に入れられそうかな ]

(442) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  親がとても厳しかった誰か。
  俺は昔の悲しい事件は知らねえからさ、
  もう一歩、踏み込むことが出来なかったけど
  
  冷たい校舎で生まれ変わった者同士でさ
  いつか、ゆっくり話す機会があるんなら
  今度は頭撫でても怒らないでくれるかな。

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  美味しいクレープを焼いてくれる誰か。
  結局さ、何に悩んでたんだよ。
  いつだって飄々として、芯が強くて。
  
  だけどもし、誰かの力が必要ならさ
  いつだって飛んでくし、話聞くから。
  そん時はご褒美期待してる。特盛で。]

(443) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  真っ直ぐ、正しく導いてくれる、誰か。
  まさしく俺にとって恥のない友人だった。

  家の境遇なんて全く違うけどさ、
  どこか似ていた、俺たちの悩み事。
  あの日受け渡した誇りのバトン、
  もう少し未来にさ、続きの話、しようよ。

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  まるで月のような存在だった、誰か。
  泣き顔も悪くない、って肯定してくれたこと
  本当に、本当に、嬉しかったんだ。
  
  ねえ、もう今は寒くないかな。
  きみが笑ってくれるなら、
  何度だって「また明日」を交わすよ。]

(444) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  俺の日常に、当たり前に存在していた誰か。
  お前はそんなに気づいてないかもだけど
  いつもどおり存在しててくれるお前がさ
  俺、すっげぇ大事だったんだな、って。

  な、息苦しいときは、俺にも言ってよ
  お前のためにできること、きっと探すから。

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  いつも馬鹿やって騒いだ、似た者同士の誰か。
  でも引導を渡したあとの俺らの姿はさ
  まだ互いに想像もつかなくって

  なんだよ怖いのかよ、俺もだよ。
  だからさ、また隣に居てよ。
  そんでさ、また。沢山の話を、しようよ。]

(445) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  無理して笑わなくてもいいよ、って
  俺に、言ってくれた誰か。

  きっと正反対なことも多いけどさ
  大丈夫じゃないって言うのが苦手なところとか
  俺にきっと似てるなあって思った。

  それに俺は気づいてないけどさ
  感情を隠して仮面を被って生きてるところとか
  辛い想い、痛い想い、しなくていいよって、
  そんなふうにみんなに対して思うところとか
  ………やっぱ、根本はきっと似てるよ。

  冷たい校舎から、一緒に出ることができたらさ
  まずはやっぱりそうだな。
  友達になって、くれるかな。]

(446) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


  ……もう寝た?


[なあんて隣の誰かに声を掛けてさ。
返事があっても無くってもさ、ちょっと笑って
きっと「おやすみ」って、眠りにつくはずだ。

それからきっとすぐに眠った俺の姿は、
少なくとも空が白みだす頃までは、
確かにそこに、在ったはず。

雪雲の裏には淡い紫を湛えた鳩羽色の空
それでも雪は、まだ止みそうにない。]*
 

(447) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 20時半頃


【墓】 綿津見教会 マナ



[ 物言わぬマネキンに聞く耳はない。
  何を言っても、何が届くこともない。]

 

(+66) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【墓】 綿津見教会 マナ


── 現在 ──

  向井くん。……ただいま。
  反省部屋って何、それ。


[ 声を掛けられた方を見上げて>>+62
  くすくすとそう笑って返す。
  反省部屋って向こうの世界じゃないの?なんて。]


   ……いつの間にこっち帰ってたの。
   もしかして、同時だったのかな。


[ それなら私の死に様は見られてないってことで、
  それはそれで良いのかもしれないけれども]

(+67) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【墓】 綿津見教会 マナ


[ もう1人。>>+65
  ひとみの姿を見つけたならば、
  ただいま、とゆるく手を振って微笑んで。

  ひとみに言いたいこと、相談したかったこと、
  あったんだけどさ、無くなっちゃった なんて。

  だから結局私の悩みの本当の形は
  きっと誰も知らない。]*
 

(+68) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 音楽室 ―

[今まで言う機会がなかったのはさ。

最初にここで会ってピアノのことを聞いたとき、
暮石があんまり触れてほしくなさそうだったから。

なんであの日ピアノを弾いてたのか、
なんで隠れてピアノを弾いてるのか、
なんで少し間を開けて来た時ほっとような顔をしたのか、
なんで気紛れに声をかけてくれたのか、
俺は事情を何も知らない。

知る必要もないと思ってた。
なにか余計な言葉を差し込むことで
穏やかな空間が壊れてしまうことを恐れた。

それくらいには俺にとっても大事な時間だったんだよ。
追い返されないことにも安堵していた。
暮石はそれを知らないだろうけれど。>>376]

(448) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[今までたくさん、たくさん、
ひとにすかれるための「すきだよ」を振り撒いて
本当のことは隠す癖がついてた。

思ったことをそのまま伝えるの
ずいぶん長いこと忘れてたんだ。

「すきだよ」と言って、
「    」と返して貰うこと、
それだけのことが俺にはひどく難しくて、だから。

その時の俺は柄にもなく緊張して、
手にじわっと汗をかいたりしながら、
でも視線をそらさずに暮石を見る。

音楽室に不揃いな音が鳴り響いたあと、>>378
彼女の顔がくしゃりと歪んで、泣くように笑った。>>379]

(449) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



   [―――………]


 

(450) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  [暮石の声は震えていた。>>381>>383]

 

(451) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


―――そ、か。
そうなんだ。


[なにかずっと胸につかえていたものを
吐き出すかのように紡がれた言葉は
俺の鼓膜を震わせて、夜の空気に融ける。]


………いいね。素敵だね。


[慌ててピアノに向き直る暮石に、
ただ一言、そう零して。]

(452) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そうして、ピアノが再び旋律を奏で始める。>>384

聞き覚えのあるメロディーは、
確か文化祭の後の月曜日、
膝を抱えて聞いたものだった。

これはきっと、俺の為に弾いてくれている曲。
そう理解したから、
音楽室の床に座り込んで、静かに耳を傾ける。

所々つっかえながら進む曲に、
ゆったりと身体でリズムを取りながら聞き入って。
曲が終わった後、ぱちぱちと手を叩いて立ち上がった。]

(453) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[良かったよ、っていつもみたいに言おうと思った。

でも、その前に暮石が話しだしたから。
俺はそれを黙って聞いて、
今度はさっきの暮石とは逆に
驚いて目を見開いた。>>385

どうして暮石のピアノが好きだったのか。
理屈じゃなくて、技術でもなくて。
からっぽな自分に嫌気がさした時
心を埋めて貰えるような気がしていた。

でも、それは俺が勝手に求めてるだけだから。
暮石が喜んでるだなんて
今まで考えたことは無くて……]

(454) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[………そっか。

「嬉しい」と思ってくれるのか。
「俺で良かった」と言ってくれるのか。
俺の「すき」も、ちゃんと届くことがあるんだ。

その事実がただ胸の奥を揺らして、
今度は俺が泣きそうになってしまう。
眉を下げて、こくりと首を縦に振った。]

(455) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……………うん。
俺も。好き。…だったよ、この時間が。


また来る。
また暮石ちゃんの演奏、聞かせて欲しい。
またこうして………

俺の為に、弾いてくれる?


[今じゃない、この先のどこかに。
もうひとつ、未来の約束を乗せる。*]

(456) 2021/06/13(Sun) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 夜中 ──

[ 気付けば、毛布に包まって横になっていた。
 いつの間にか鳩羽は戻ってきていて、>>447
 柊も其処にいただろうか? ]


  ……おやすみ


[ おやすみを返せば、笑い声が聞こえる。
 おかげだろうか、少しだけ安心できて
 漸く眠りにつけたのだろう。 ]
 

(457) 2021/06/13(Sun) 21時半頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 炭蔵が目覚めるのはいつもと同じ時間。
 そう日が上り始める6時頃には起きていた。
 起きた時、其処にはまだ二人の姿はあっただろうか?
 目を覚ましていたのなら、おはようを告げる。
 まだ寝ているのなら起こさないように気をつけて。

 さて、食堂へ向かえば、
 炊き立てのご飯があるだろう>>3:646

 炭蔵は淡々と朝食を取っている。
 まだ、チャイムが鳴るまでには時間があった。** ]
 

(458) 2021/06/13(Sun) 21時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・病院 ──


  んー……、
  あの場所。ヒントだったのかな。
  だとして、なにも気づかなかったね。
  ──って話。

  気づかなかったのか、
  気づかないフリをしたのか、
  ……そのへんの差はあるかもだけど。


[ だから、落第生の反省部屋。>>+67
 小さく立てられた笑い声に、
 慎一も少し笑ってそう答えよう。]
 

(+69) 2021/06/13(Sun) 21時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ いつの間に。という問いには、
 そういえば。と思い出すことがある。]


  ……いわれてみれば。
  俺、綿見の人形は見てない。

  9時前に集合しようって言われて、
  その直前まではいたんだけどなあ。
  ……少し前≠ニかいい加減な決め方するから。


[ まるで自分が今ここにいるのは、
 あの大雑把な集合時刻のせいみたいに言う。
 そんなことないのもわかってるんだけどね。]
 

(+70) 2021/06/13(Sun) 21時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……だから、
  チャイムが鳴るとだれかが帰る、なら。
  2日目の夜かな。午後8時50分。


[ 同時だったのか。という問いに対して、>>+67
 正確な時刻を告げる必要があるかはさておき、
 それが慎一の性分なので勘弁してほしい。

 それから、慎一は少し考えて、
 少し慎重な声色で綿見に尋ねてみよう。]
 

(+71) 2021/06/13(Sun) 21時半頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  最後さ……その、
  綿見もやっぱり、死んだの?


[ 番代はあまりその話、したくなさそうだしね。
 綿見もそうだというなら無理強いはしない。

 ただ、ほら。あれって結局何だったのかな。
 いなくなった人、それぞれの形をしたマネキン。

 喉元のかきむしったような痕。
 襟首の詰まったセーターに少し隠されたそれを、
 肌に残ったざらざらとした質感を、
 手持無沙汰に撫でながら、綿見を見下ろして。*]
 

(+72) 2021/06/13(Sun) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

— 音楽室 —

[春、わたしは柊くん>>0:272が口にしたわたしの禁句。
 周りを省みないわたしの愛は、
 二度と口にしちゃいけないと思ってた。

 だからダメなの。それは、言えない>>0:323

 それ以来、柊くん>>448はわたしに質問しない。
 そういう意味でも、わたしは柊くんに甘えてた。]

  ……。

[不揃いな音が余韻になる頃、わたしが零した本音。
 震える声は柊くん>>452まで届いたみたいで、
 ピアノに向き直ったわたしの耳に一言が届く。
 わたしはとうとう泣きそうで、瞬きの回数を増やした。
 返事をすることなく指を鍵盤に落とすけど、
 わたしの口元は胸を突く感情にふにゃふにゃだった。]

(459) 2021/06/13(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ

[演奏を終え視線を上げると
 柊くん>>453は座っていたみたいで、
 立ち上がりながらわたしに拍手をくれる。
 たった一人、雨みたいな音が嬉しくて、
 わたしからも柊くんに「すき」を渡した。

 やっぱり薄くてへらへらだけど、これは間違いなく、
 柊くんだから伝えたいって思ったこと。
 柊くんの「すき」に返したい、わたしの「すき」。

 泣きそうな顔をする柊くん>>455に、
 わたしはちゃんと届いたんだって思った。
 だからわたしはへらへらじゃない笑顔を浮かべる。]

(460) 2021/06/13(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


  うん、もちろん。

  月曜日、放課後。
   ——ここで、待ってるね。 

[今じゃない、この先のどこかへ。
 わたしもまたひとつ、約束を乗せる。

 待ち合わせをしよう。
 わたしに新しい喜びを教えてくれた恩人へ
 わたしがわたしの愛した音楽を奏られるように。]

(461) 2021/06/13(Sun) 22時頃

【人】 夜笑国 メイ


[いつかの夜、暫く。音楽室からはピアノの音がした。]*
 

(462) 2021/06/13(Sun) 22時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 22時頃


【墓】 店番 ソフィア

[私が校舎からいなくなってから後のことは知らないけど、
向井くんと茉奈ちゃんが続いたのかな、ということは察せられた。

自分のマネキンについては考えても、
皆にお見苦しいものを見せたんだろうなという気持ちだけがあって、
その謎が気になるというわけでもない。
私が見たマネキンは利美ちゃんのアレだけだったしね。]

(+73) 2021/06/13(Sun) 22時頃

【墓】 店番 ソフィア

[>>+68茉奈ちゃんにあの校舎の中でカマをかけたっきり、
彼女には何が聞こえていたかも知りようがなく、
何も無ければ、それでいいなとも思う。

しばらく、待合室の椅子に座って2人の話を聞いていただろう。
高校に入ってから繰り返してきた癖で、
1人きりになるとぼたんが話しかけてきそうだったから、
あまり離れた場所に孤立しないよう、意識しつつ。*]

(+74) 2021/06/13(Sun) 22時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 22時頃


【墓】 綿津見教会 マナ


[ ヒントだったのかな、と。
  誰があのメールを送ったのかということ。>>+69
  それが誰か、私は全く考えなかったわけでは
  無かったのだけれども、]


  図太いひとなんじゃないかな、とは、
  ちょっと思っていたけどね。

  なるほど、それが誰なのか
  当てられずにこっち戻って来ちゃったから。


[ まあでもあと5人居るし。
  あれだけ減ったならば誰かがきっと
  颯爽と当ててくれるよ、なんて無責任に思う。]
 

(+75) 2021/06/13(Sun) 22時頃

【墓】 綿津見教会 マナ


[ 私の人形を彼が見てないように、
  彼の人形も私は見ていないから、
  彼が一体どんな顛末を迎えたかは分からないが。]


  時間がその辺なら、私もその時間かな。
  集まろうって言ってた炭蔵くん無視して
  出ていっちゃったし。


[ ちょうどそのくらいの時間だったかも。
  だとしたら何かに誘われて
  私はあんな行いに及んじゃったかな、──なんて。

  死んだの、と。
  おずおずと聞かれたならば>>+72
  何でもないようににっこりと笑って。]

(+76) 2021/06/13(Sun) 22時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 22時頃


【墓】 綿津見教会 マナ



  そうだね。死んだよ。
  死ぬってあんな感じなんだねえ。初めて知った。
  いや、あそこは現実じゃないし、
  本当に痛みを伴っていたかもあやふやだけど。

  それでも、死んだし、殺した。
  痛かったし、苦しかったかな。


[ お腹のあたりをなんとなく、そっと撫でつつ
  どこか晴れ晴れとすらする様子で。]
 
  

(+77) 2021/06/13(Sun) 22時頃

【墓】 綿津見教会 マナ


[ でも、詳細を語ろうとはせず。]


  …… 向井くんは、どうだった、かな。
  やっぱり苦しかったと思うけど。


[ クレープの味はどうだった?って
  そう言うように、訊いてみて。

  まあ、答えなくても良いけどね。とも言いつつ。
  きっとぐちゃぐちゃになったのかな]*
 

(+78) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― 黒沢と ―

[あくまで一般論としてのリスカの話。>>422
黒沢の説明に俺はへえーって言いながら聞き入る。]

そーなんだ。なんかちょっと怖いな。
やらないと落ち着かなくなるとか、
そんな感じなのかな。

[歯止めが効かなくなる、って
あながち間違いでもないのかもしれない。

睡眠薬がないと眠れなくなるとか、
アルコールがないと手が震えるとか
そんな感じに近いんだろうか。
俺にはやっぱり想像するしかないんだけどさ]

(463) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


……でも、
身体傷付けて安心するって、
やっぱあんまりいい状態じゃないよね。

世界の主も、そうやってすり減った心に
身体の方が耐えきれなくなっちゃったのかな。

[ある日限界を越えて死んでしまった。のか。

なんにせよ隠された黒沢の跡は俺には見えないから
それ以上俺が不審に感じることは無かったと思う。
暫し会話をかわしたあとは、
別れてその場を後にしたことだろう。*]

(464) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 22時半頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 夜の食堂 ――

[ 試食させてもらってた。>>424
 芽衣の話にそういうのあったねって思い出す。
 いいな、参加したいなって遠巻きにしつつ、
 そんな場面も撮影して「メニュー試作中です!」なんて
 宣伝を流したりもしたっけ。

 あの頃は、気づかないふりをするのが
 一番いいと思ってたけど、
 私がもっと早く綿見さんにぶつかっていたら、
 あの輪の中に、私が入れた可能性もあったのかな。
 でも、それは過去の話 ]

(465) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 うん。ありがとう。

[ 良かったねって芽衣に言われて>>425
 素直に私は頷いた。
 そうだよね。私、天然じゃないよね。>>426
 そう思ったのに、かわいい?
 私、可愛げのない人間だと思うんだけど ]

 芽衣の方が可愛いよ。

[ 芽衣は小柄で、女子にしては背が高い私と違って
 可愛らしい。
 さっき鳩羽君のコート着てるのをみたけど、
 ぶかぶかコートを着てる姿はそれだけで可愛かった ]

(466) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 初めてのことに対する反応は可愛い?
 クレープを作るのは初めてだけど、どうなるやら。

 芽衣は、袖を捲らない私に何も言わない。>>427
 私も芽衣が何も言わないのをいいことに、何も言わない。
 その時だけ、私は沈黙にちょっとだけ居心地の悪さを
 感じたかもしれない。
 後ろめたさと安堵で。

 でも、何しろお料理経験が薄い2人のクレープ作り。
 作業が始まれば、どたばたで、
 居心地の悪さなんてどこかに飛んでいったと思う。
 小麦粉をふるおうとして
 ちょっと周りが白っぽくなったり、
 うっかり牛乳をちょっと入れすぎたり、
 生地が焼けたと思ったら、
 ひっくり返そうとして破れちゃうなんてお約束。
 クレープの出来栄えは……59(0..100)x1点くらい? ]

(467) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

     [ おなかに入れば一緒だよね! ]

(468) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 好きな果物を聞かれたから、苺って答えた。>>430
 私ね、洋菓子も好きだけど、和菓子も好きなの。
 我が家のおやつは母の手作りばかりだったから、
 洋菓子のことが多かったけど、
 たまーに和菓子のこともあった。
 私、母の作ってくれたお菓子の中で、
 苺大福が一番好きだったんだ
 きっと母はそんなことも知らないんだろうけど。
 でもね、生クリームと苺の組み合わせも好き ]

 生クリームたっぷりの限界?
 ……生地の耐久性によるかな?

[ 私はそう言って、
 芽衣の限界への挑戦を見守った* ]

(469) 2021/06/13(Sun) 22時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 柊君とお話 ――

[ 一般論としてのリスカの話。
 私、できるだけ私情は交えず、あくまでも一般論として
 淡々と話したと思う ]

 煙草とかアルコールの中毒と似たような感じだとしたら、
 そんな感じなのかもね。
 想像しかできないけど。
 柊君はまたやりたいって思わなかったみたいだから
 なによりだよ。

[ 想像しかできないっていうのは、嘘ついてないよ。
 だって私、煙草もアルコールも知らないから、
 似たような感じかなんてわからないもの ]

(470) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ……そうだね。アルコールに溺れたり、
 煙草がやめられないのだって、
 そういうお医者さんがいるくらいだもの。
 同じような感じだとしたら、
 自分だけの力でやめるのは難しいのかもね。

 この世界の主……もう限界でした、だったっけ。
 追い詰められていた感じは、するね。

[ 眼鏡一枚分でも隔たってるの、
 なんだか今の私には心強かった ]

(471) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 本当はね、わかってる。
 ひた隠しにしなきゃいけないようなものを
 体に持ってる状態は、まともじゃないって。
 左手首を握る癖は、何度も指摘されたことがある。
 きっと薄々気づいてる人だっていると思う。
 嘘につき合わせて、騙されたふりをしてもらいながら、
 それでもやめられない私は正常とは言えない。

 わかってる。でもどうしようもない。
 私は、リスカをしないと、
 まともな人間のふりすらできない ]

(472) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 柊君は、それ以上は聞かなかった。
 私はそのことにほっとして、
 綿見さん代わりのマネキンにお布団をかけた後、
 調理室前で柊君にお礼を言って、別れた* ]

(473) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ

 ── 現在・病院 ──


  図太い人ぉ?
  なんつーか、そっか。
  見え方ってちげーもんだね。


[ 少なくとも番代と話していて、
 そんな話にはならなかった……と思う。

 椅子に腰かけた番代をちらりと見て、>>+74
 なんていうか、同じ落第生でも、
 出した回答は三者三様……なのかもしれない。]
 

(+79) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  それも勝手な憶測だけどさ。
  少なくとも、呼んでくれたんだし。
  そういう話をしてたとこ。


[ 今度は誰が当てるかの予想大会は始まらず。
 慎一は相変わらずなんとなく立ったまま、
 座っている女子たちを見下ろしている。]
 

(+80) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  ……無視したかあ。
  ユーガ今ごろ泣いてるかもよ。

  ……つってもさ、
  集まったって無意味だったのかもね。
  どうしたって帰らされてた気もする、し。


[ 炭蔵が泣いているとは1ミリも思わないが、
 彼を不憫に思ったのははじめてかもしれない。

 無視した結果の今ではないかもしれないが、
 できれば次からは謹んで辞退とかにしようよ。]
 

(+81) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ 「死んだの?」慎一の問いも直球だけど、
 綿見の返答も大概ストレートな豪速球だ。>>+77
 「死んだ」「殺した」物騒な単語の羅列に、
 つい疑問を挟んでしまったりもするんだけど。]


  殺した……? なにを?


[ だってさ、帰ってきたのは綿見ひとりでしょう。
 あの時間に帰ってきたのは、慎一を入れてふたり。

 何に会うこともなく、ひとりで沈んだ慎一には、
 もうひとり帰ってないと計算がズレない? って、
 純粋に疑問に思えて仕方ないだけだから、
 語りたくないならコレも無視を決め込んでくれていい。]
 

(+82) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ とにかく、会話にはままあることだろうが、
 同じ問いが慎一にも跳ね返ってくる。>>+78]


  ……苦しかったなあ。
  やっぱり夢じゃないなって、
  あんとき改めて思ったかもしんない。
  苦しかったし…………、


[ クレープの味ほど軽やかに語れないかな。
 指先で傷跡をたどりながら、
 慎一はあの瞬間のことを思い返している。]
 

(+83) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  むなしいね。って、
  だいぶ前、俺に言ったでしょ。

  むなしかったよ。
  あの場所で死んでいくのも。
  今も少し、むなしい。自分がね。


[ 確かにぐちゃぐちゃにもなったけどね。
 今の慎一は割と淡々とそう言って、
 泣き出したりはしないので安心してほしい。

 別にこれは今となっては、
 何がなんでも隠したいモノでもなくて、
 番代がいるのもわかって、そのうえで、
 慎一はそんな漠然とした答えを返してる。]
 

(+84) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

── ???・鳩羽 憐 ──

[寝る前にさ、思ったんだ。

朝起きたらさ、
いつもどおりの日常が広がってて、
いつもどおり、みんながいて、

なんだ、あの世界は夢だったんじゃんって
何事もなく過ごせたら良いなって思ったんだよ。]
 

(474) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  綿見は──、あ、いや。
  無理に聞こうってわけじゃなくて。


[ 根に持つタイプでごめんね。
 慎一はあの日のこと、忘れちゃいない。

 結局あの言葉の真意やなにやら、
 わかんないまま豹変されるのを警戒して、
 気づけば普通の級友の距離で会話してる。
 そんな数か月だったなあって思っただけ。

 それと、なんだろう。
 もうごまかす理由もない気がした。
 声に出してしまえばそれが本当になるようで、
 あのときは頑なに認めることもできなかったけど。]
 

(+85) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 目が覚めるとさ、そこは紛れもなく、
 俺らの日常の、3年9組の、教室だった

 

(475) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ


[ つい聞き返してしまったけれど、
 これも、お得意の無視としてくれてもいいよ。
 ……や、これは別に嫌味とかじゃあなくって。

 ゆるりと会話の向く先を変えようと、
 慎一はそのとき思い出したように言う。
 ……実際、そのとき思い出したんだけどね。]


  ……そういえば、
  クレープもパンケーキもうまかった。
  夕飯に困んなくて助かってたんだよね。
  あれ、綿見でしょ。ありがと。


[ 番代はパンケーキのこと知らないだろう?
 羨ましがってくれてもいい。あれはうまかった。]
 

(+86) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【墓】 真向一気 シンイチ



  俺、飲み物買いに行くけど──、
  ほら、外出たとこの自販機。

  なんか買ってこようか。
  お礼。番代もついでに。


[ あくまで綿見にはお礼として、
 番代はついでだよって言っちゃうから、
 慎一には浮いた話がないんだろうな。
 ……それ以外の原因からは目を逸らしつつ。

 でもまあ、対価を払う気はあるよってこと。
 どこまでいっても無償のナントカには縁遠く。

 ラインナップまでは覚えてない慎一は、
 ほらあっち、って入口のほうを指さした。*]
 

(+87) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 いや、確かに休憩室で寝たんだ。
 そこにはユーガもユキも居たはずだし、
 俺はここまで歩いてきた記憶もねーし。
 多分朝、ユーガが見た時にはさ、
 きっと俺、そこにいたはずなんだ。>>458

 黒板には昨日までのさ
 寄せ書きみたいなのが書いてあって。
 ああ、夢じゃなかったなー残念だなーって。
 そんなことを、思ったの。

 相変わらず寒いなあ。
 コート、貸したままなんだっけ。
 暖房、効いているはず、なのにな。
 

(476) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 でも、まあ、ここにいるのもさ、
 なんかあれだし、腹も、減ったし。
 廊下に出ようと、扉に手をかけようとしたわけ 


 『 ………… 』

 俺のクラス、こんな「ノブ」だっけ
 鍵穴がついてるドアノブが、さあ、
 3年9組の入り口になぜかついてるわけ。

 そして、俺、そのドアノブのこと知ってるんだ。
 だって、18年間毎日くぐった扉のドアだから。
 

(477) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 『 ああ、そっか 』

 なんとなしに見上げた時計は
 なぜか8:50を指したまま止まっててさ、
 昨日まで普通に動いてた秒針が、
 今居るここでは、止まってるわけ。
 そういうことなんだなあ、って思っちゃって。


 『 待っててよ、世界。
   もう少ししたら、向き合うから。 』

 向き合わなきゃいけないんだろ。>>219
 

(478) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 深呼吸を二度。
 それから、黒板に一度だけ戻って、
 チョークで何やら書き足せば、俺は、

 この世界の出口に繋がっている
   “住み慣れた家” の扉を開ける。


      『 ただいま 』


     それを迎えた声は、たったの1つ
     俺の、全然知らない女の声だ。
 

(479) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 住み慣れた家、住み慣れた玄関
 学校の廊下を踏み出したはずの俺の足はさ
 何故か今、土足のまま、自宅の廊下を歩く。

 こんなにうちの廊下長かったかなー
 まあいいや、こんなもんだろ

 そんなことよりさ。

 
    あんた誰だよ
    ああいや嘘、ごめん
    知ってんだ。だって。
    俺に、よく顔が似てるから。
 

(480) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

    『 似てる? 』

   知らない女は
   知らない顔で、俺に振り向く
   
  『 あんた今ひどい顔してる 』  

   あんたなんかに、似てないよ
   ここは、私の家だから

   あんたは一体何しに来たの?

   知らない女は
   知らない顔で、俺に云う

 

(481) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 だって、俺は、
 そう言いかけてから

 自分がどんな顔してたのか、忘れちまった
 自分がどんな暮らしをしていたのかを
 自分がどんなふうに生きてきたのかを

 
    階段を駆け上がる
    自分の部屋がそこにはあるはずで
    そこにはちゃんと
    18年間の俺の、俺、おれ、オレは

 

(482) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  なあ 本当の俺ってどんなやつだっけ?

 

(483) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 自分の部屋の扉を開ければ、がらんどう
 姿見がひとつさ、置かれていて
 俺、自分の顔、見たわけ。


   ──── 顔が、無かった


 目も鼻も口も、もちろん眼鏡も
 なあんもない、真っ白なのっぺらぼうの人形


      『 ああ。そうか
        これは、今までの俺だ。 』
 
 

(484) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 俺はさ、
 いつだって笑っていたかった
 だけど怒るときだってあったし
 泣き顔だって見せられるようになった

 そんな泣き顔を、悪くないなんて
 言われたことだってあったんだぜ

 知らねえのかよ、
 もう俺、こんな酷い顔じゃない。

 大丈夫。最後に笑わせてやるからさ。
 

(485) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   カチカチカチ、と
   傍らから拾ったカッターナイフ
   使い慣れない刃物を俺は手にする
   使い慣れない刃物で俺は顔を削る

   がり がり がり

   痛ぇなあ
   笑顔を作るのってさ、
   こんなに痛ぇんだっけ

   がり がり がり

   痛ぇ、まじで痛ぇ
   しかもあんまり上手くねぇなあ

 

(486) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   がり がり がり
  
   くっそ痛くて手が震える
   こんなに痛えなら、傷つけるのを辞めたい。
   こんなに痛えなら、笑うのを辞めたい。

   だけどさ
   のっぺらぼうのまんまじゃ
   みんなに引かれちまうだろ
   
   笑ってる鳩羽憐が、望まれてるんだろ
   笑ってる鳩羽憐を、俺が。望んでんだろ
  
   なあ。今までの 俺。

 

(487) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  『 憐れだなあ 』

 

(488) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  出来上がった顔がさ
  あまりに酷い出来だったから
  俺は、思わず、泣いたよ。

  もう、血しかさ、出ねえけど。
   
  痛みに耐えて、血の涙を流して。
  それでも無理やり笑顔を作って。
  本当の俺はのっぺらぼうだ。

  だけどさ。
  そんな俺とはもう、サヨナラ。
  あまりの痛さに意識が薄れてきたんだ。
  そろそろさ、俺、行かなくちゃいけない。

 

(489) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
  大丈夫、安心してほしい。
  今そこで死んでるのは俺じゃないよ。

  のっぺらぼうだった頃の俺。
  痛みに耐えて、泣かないふりして、
  カッターナイフで笑顔を作っていた頃の俺。

  誰かの頭の中に、置いていってごめんな。
  こんな俺でも、覚えていてくれたらさ、嬉しい。
  俺だって、ずっと覚えてるからさ。

  今までだって、これからだって。
  写真の中に、たとえ写ってなくたって。

  本当の俺はさ、そろそろ、行ってくるわ。
  戦わなくちゃいけない現実に。
  たったひとつの、未来に繋がる扉を開けて。
 

(490) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 どうか、本当に好きなひとに好かれますように
 どうか、本当の好きを見つけられていますように
 どうか、好きな生き方で自由に息ができますように
 どうか、──────────。


 どうか、偽らずに、本当に好きなものを。
 誰かの代わりなんかじゃなくて、自分のものとして、
 ずっとその手の中に、たくさん収めていけますように。


     俺にもさ、ちょっとくらい祈らせてよ。

 

(491) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   向き合いたいんだ、
   自分と。家族と。誰かと。

   寄り添いたいんだ。
   誰かに。家族に。自分に。

   こんなさ、酷い顔じゃあなくって
   ホンモノの顔のほうがさ
   もっと格好良く、笑えるだろ?
   もっとちゃんと、祈れるだろ。

 

(492) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

     ああでも、もし赦してくれるなら
     それでも、時々、泣きたいな。
     そしたら誰か、傍にいてくれるかな。

 

(493) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
  当たり前の日常を、いつもどおりに。
    それでも懸命に息をしている、誰かとか。
  
  助けてって手を伸ばすことを
    いまも、ためらっている、誰かとか。

  クラスのことを誰よりも想って
    まっすぐ正し、導いてくれる、誰かとか。

  きっと今頃、本当の「すき」と
    ようやく向き合うことができた、誰かとか。

  楽しい時も悲しい夜でも、
    一番近い場所で共感してくれる、誰かとか。

 ─── ううん。
     ここで共に過ごした9組のやつらなら
     誰が隣に居てくれたって、うれしいな。
 

(494) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  キーンコーンカーンコーン…………


    冷たい校舎が また動く
    時計の針が、ひとつ進む音を聞く
    刻まれただけの作り物の笑顔では
    光の先の誰かの姿は、映せない。
    
    それでもホンモノの俺はきっと、
    動き出した未来で、待ってるよ。

 

(495) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

── 残された冷たい校舎で ──

[ 3−9の扉の外に、土足の靴の跡が続いている。
  それは三階へ向かう階段へと伸びており、
  階段の先の教室へと続いている。

  文化祭では衣装部屋として使われていたのだろう
  殺風景な教室の中に、姿見が1つ置いてあり
  その手前で、鳩羽憐は倒れている。

  制服、裸足に上履き、いつもの姿。
  眼鏡はどこにもなくて、勿論土足じゃない。
  のっぺらぼうの顔には、刃物で目と口を模した
  あまり上手ではない「笑顔」が刻まれている。

  眦から溢れた大量の血液が、涙のように、
  床を、濡らしていた。
  傍らには、カッターナイフが落ちている。 ]
 

(496) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ それからもう一つ。
  3-9の教室の黒板の目立つ場所に
  ひとつだけ「寄せ書き」が増えている
  目立ちたがりの誰からしい、
  やたら主張した、綺麗じゃない字。
  署名はなくとも誰のものかは、すぐ判る。

  
  『 じゃあな、いってくる! 』


  そしてその言葉の意味を知っている友は、
  この世界には、おそらくもう、居ない。 ]
 

(497) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ もしも8:50にさ、
  その部屋に誰かがすでに居たのなら
  多分「文字は急に現れた」はず。

  まるで今までそこに誰かがいたように。
  白いチョークが宙から落ちて、床を汚した。 ]**

 

(498) 2021/06/13(Sun) 23時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 23時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 深夜:食堂 —

[わたしたちは綿見さんの話をした。
 鳩羽くんと話した向井くんのことを思い出す。
 ここからいなくなった人たちのことを話すのは、
 寂しさを埋めるような行為だったのかもしれない。

 さっきと違うのは、わたし以外の二人の関係性。
 ここに来る前まで、わたしは乃絵ちゃんと
 こんな話ができるなんて思ってなかったよ。

 乃絵ちゃん>>465が何を考えているかは分からないけど、
 素直な頷きが返ってきたから>>466
 わたしはそれだけでいいと思った。
 決して捲られることのない袖>>467だって、いいよ。]

(499) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ


[わたし、きっとラクな方に逃げてる。]
 

(500) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[結局誰にも打ち明けられなかった疑念>>3:151
 わたしの中だけでぐるぐる回るから、
 同じ答えばかりを吐き出す。

 もうちょっと、あとちょっと。
 わたしの勘違いかも。間違ってたら傷つける。

 いろんな言い訳を考えて、わたしは結論から逃げた。
 弱くなったなぁと思う。
 わたし、前の方がきっと強かった。
 もっと割り切って、はっきり言えたかもしれない。

 でもそんなわたしは幻想で、もうどこにもいない。
 乃絵ちゃんが居心地の悪さを感じているなんて
 知らないまま、わたしたちは作業に取り掛かる。]

(501) 2021/06/13(Sun) 23時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 23時頃


【人】 夜笑国 メイ

[お互い可愛い>>466にピンとこなかったわたしたちの
 クレープ作りは、それはそれは愉快なものだった。

 粉が飛び、生地が緩くなりすぎて粉を足し、飛び。
 当初の予定から2倍程に膨れ上がった生地を焼くの、
 ちょっと大変だったね。
 成功率はまぁ……おなかに入れば一緒だよね!

 わたしは乃絵ちゃん>>468と同じ結論に達した。

 乃絵ちゃんの好きな苺はあったかな。
 もし和菓子>>469の話を聞けたなら、
 わたし「いいお母さんだね」って言ったと思う。

 乃絵ちゃんからお姉さん以外の家族の話を聞くの、
 初めてだったんじゃないかな。
 だからわたし、素直にそう伝えた。]

(502) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[生クリーム限界チャレンジの結果がどうなったかって?
 保健室に戻った時間で察して欲しい。
 おかげで明日の朝>>458には、
 ちゃんと綺麗な食堂に戻ってるはず。

 わたしは洗い物、乃絵ちゃんには台周辺を頼んだっけ。
 最後まで、袖を捲ったのはわたしだけだった。]

  寒くない?

[わたしは片づけの途中、一度だけそう伝えた。
 気をつけても捲らない袖はちょっと濡れちゃうでしょ。
 昔、暑くない? って聞いたのと同じトーンだった。
 乃絵ちゃんはどう答えたかな。]

(503) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[余ったクレープ生地は冷蔵庫の中。
 出来栄えが出来栄えなので『食べてね』とは書けず、
 わたしは少し悩んでから『黒沢・くれいし』って
 ラップの上に書き残すことにした。]

  じこせきにん。

[うん。わたしは頷く。]

  一蓮托生ね。

[わたしは乃絵ちゃんの方を振り向いて、笑った。
 ちゃんと、笑えたと思う。]

(504) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[夜に慣れないわたしは、
 保健室に帰ったらすぐに寝てしまうと思う。

 ポケットにお守りと、お財布の中に10円玉と、
 借りたダッフルコートと、お腹に入ったクレープと、
 いくつかの約束と、二夜の秘密と、私の弱さと。
 
 いつの間にか多くのもの抱えて、わたしは眠りにつく。

 何もなければきっと、次のチャイムまで目覚めずに。]*

(505) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

― それから ―

[鳩羽と出て戻ってきた後は
毛布にくるまって比較的穏やかに時間を過ごしていた。

休憩室の炭蔵は起きていたのか
起こしてしまったのならごめんって謝って
おやすみ〜って声をかけたりしただろう。>>447>>457

普段寝付きがいいはずの俺は
浅い眠りと覚醒を繰り返しながら
朝日が昇るまで毛布にくるまっていた。]

(506) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 23時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[はた、と目が覚めれば
同じ部屋で寝た筈の二人の姿はそこになかった。

目を擦って、コートを羽織って、休憩室の外に出る。
しんと静まり返った校舎。

ふと思いついて、
廊下に無数に貼り巡らされている写真から、
一枚剥がしてポケットに入れる。
最後に皆で撮った打ち上げの時のものだ。

静かな校舎内をぺたぺた歩いて、階段を上って3Fへ。
そこでふと、妙に寒いなってことに気付いた。
いつの間にか窓が開いていて、
外から雪が舞い込んでいる。]

(507) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[閉めようと窓に手をかけて、異変に気付く。
誰かが窓の外に立っている…いや、
浮いているのかなって最初は思ったんだけど。

気付けば一面雪景色みたいな
真っ白な空間の中に俺は立っていて。
すぐ近くに誰かの人影があった。

そこに居る筈なのに、よく顔は見えない。
くるくる姿形を変えるその影は
妙齢の女性のようにも、中年の男のようにも、
学生の女の子のようにも見えた。]

(508) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


『話しかけないで』 

  『どうしていい子に出来ないんだ』

              『顔も見たくないよ』

(509) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



     『―――大嫌い!!』


 

(510) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ぐるぐるとどこからか響く声に、足が竦むのが分かった。
上手く息が出来なくて、はくはくと浅い呼吸を繰り返す。

何だろう、これは。
何を見ているんだろう、俺は。

今すぐ踵を返して逃げ出してしまいそうになるのを
必死に堪えて顔を上げた。口を開いた。

ちっとも笑ってない顔で
あやふやな誰かに向けて、震える声を絞り出す。

――――嗚呼、そうだったね。
これが俺の痛くて苦しい、ままならない『現実』。]

(511) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ごめんね。傷付けてごめんね。
上手く出来なくてごめんね。
自分のことで精いっぱいで、
他の人のことまで上手く
考えられなくてごめんね。

愛するのも愛を受け取るのも
へたくそな俺でごめんね。]

(512) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


   [………でも。]

(513) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[世界の人間には二種類いて、
俺のことを好きな人とそうじゃない人。
雑にラベリングして、怖がって何もかも見ない振り。
でも、そんなに世界は単純じゃなくて。

居場所を作りたいと言ってくれた奴がいた。
俺で良かったと言ってくれた人がいた。
一緒に泣いて笑いたいと言ってくれる奴がいた。
嫌ったりしないと約束してくれた人がいた。

たくさん、たくさん、上に挙げた以外の人たちだって
自分だって悩み事だって辛いことだってあるはずなのに、
もっと前から今まで、色んな気持ちをくれていて、
俺はそれに気づかなかったね。ずっと。]

(514) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



[人影を見る。
ちっとも笑ってない顔で
あやふやな誰かに向けて、震える声を絞り出した。]

(515) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



………でも、 でも。

俺は好き、だった。好きだったよ。ごめんね。
好かれたかった。

……………ごめんね。

(516) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[馬鹿で怖がりで身勝手な俺だけど、
たったそれだけのこと、
言うくらいは許して貰えないかな。

こんな俺でもいいよって、
力になりたいって、話を聞きたいって、
言ってくれた奴らがいたんだ。


……だから、俺。ちゃんとやるよ。
今すぐには無理かもしれないけどさ。
ちゃんと誰かの痛みにも、向き合えるようになるよ。]

(517) 2021/06/13(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[自分でも気づかないうちに
いつの間にか泣いているみたいだった。
しゃくりあげながら人影に向けて、
手を伸ばせばがくんと上体が揺れた。

気付けば窓から身を乗り出すようにして立っている。
なるべく下を見ないようにして、そのまま。
一思いに地を蹴った。]

(518) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[朝の8時50分。
チャイムが鳴り響いた直ぐ後に。



――――――どしゃ。


どこからか鈍く、
大きな塊が落ちたような音がする。]

(519) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[きっと窓から外を覗きこんでも
何かを見つけることは出来ないけれど。

けれど、3Fの廊下のどこか、
何故か開け放たれた窓のすぐ近くに
手足の折れ曲がったマネキンが
雪を僅かに積もらせて倒れている。

顔の部分だけがまるで溶けたように
ごっそりと抜け落ちていた。]

(520) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[世界の主さん。
きみの正体を、俺は少しだけ勘付いてもいるけど。
感謝も心配も何もかも、もう少し後にとっておく。

バイバイは言わない。
楽しかったよ、また後で**]

(521) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ


[ そう。図太いひと。>>+79
  これだけ大掛かりに死ぬよーって宣言して、
  あんなメールまで残しておくような。

  ともかく、そんな話をしていたらしい。
  もうあそこから醒めてしまったから
  そんな話は出来ないかとも思ってたけど、
  ばっちり全部覚えているものだから。

  よかった、とも、どうとも取れる。]
 

(+88) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  炭蔵くんの泣き顔?
  それはレアだね、是非写真に残さないと。
  ……まだあそこに居るんだろうけどさ。

  まあ、それはそうだと思う。
  ゆっくりゆっくり、形を変えていたし。
  世界にも受け入れられる上限があったりする、
  そういうことなのかもね。


[ さて。死んだけれど、殺した、とも言った。
  驚かれるのも無理は無いだろう>>+82
  けれどたしかに私は殺したのだから、
  くすくす笑って、お茶を濁しておくだけ。]
 

(+89) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  ただの夢では無いだろうし。
  やっぱ、苦しい目にあってこっちにきたんだ。

  それでも死んだけど死んで無いって、
  変な感じするよね、……。


[ ちゃんと答えてくれてよくできました。
  なんて、じっと向井くんの指の先を
  なんとなく見ながら、>>+83

  いつか話した言葉について言われれば、顔を上げ]
 

(+90) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 夜の食堂 ――

[ きっと芽衣は気づいてる。
 さすがに気づかれてないんじゃないかなんて、
 そんな生クリームより甘い可能性がないことくらい、
 私にだってわかってた。>>501

 複数人から指摘された私の癖に、
 芽衣が気づいてないわけがない。
 袖を濡らしながら、それでも頑なに捲らない私に、
 何も言わないことこそが、気づいてるってことだろう。
 私の嘘に一番付き合わされたのは、
 きっと芽衣なんじゃないかな。
 それでも私、素知らぬ顔をするの ]

(522) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 牛乳を入れすぎたせいで粉を足したら、>>502
 当然焼き上がる生地はその分増えるよね。
 夜食にしては多すぎる量を食べて、
 芽衣の空腹が満たされても、
 食べきることはできなくて、明日に回される>>504 ]

 うん。
 責任を持って食べようね。

[ 食べ物を粗末にしてはいけません ]

(523) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 母の話をぽつぽつとした。>>502
 苺大福を昔作ってくれたことや、
 夜食を作ってくれることなんかを話した。

 私の好きな食べ物も知らない母。
 完璧な主婦であろうとする母。
 しつけに厳しい母。
 でも、本当は私、薄々気づいてた。
 母もまた、父に支配されてるってこと。
 父に求められて、完璧な妻、完璧な母、
 完璧な主婦であろうとせざるを得ないこと ]

 ……うん。立派なお母さんなの。

[ いいお母さんだね。
 芽衣の言葉を、私は否定しなかった。
 小さく小さく頷いた ] 

(524) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ お料理初心者によるクレープ大会は、
 深夜にまで及んだ。>>503
 片づけるまでがお料理です。
 白い粉で薄化粧された台は、きちんと綺麗にします ]

 大丈夫。

[ 何気ない調子で、芽衣が寒くない?って聞く。
 それが本当は、冷たくない?って意味だって、
 もちろん私は気づいてる。
 何気ない調子で芽衣が聞くから、
 私も何気ない調子でさらっと答えた。
 これくらい、なんでもない。ほんとだよ。
 むしろ腕まくりをして芽衣に手首を見られたら。
 そんな想像をした時の方が背筋が凍るの ]

(525) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  ああ、そんなことも言ったね。
  なんだかもうそれすら懐かしいけど。

  そっか。やっぱり虚しかったよね。


[ 淡々と。泣きそうにもなくそう言う姿に
  吹っ切れちゃってまぁ、なんて思いつつ。
  泣いてくれてもよかったんだけどなあ。

  彼もまた、死ぬことで何か変わったのだろうか。]
 

(+91) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 後片付けを何とか終えて、
 保健室に帰ってきたら既に芽衣は眠そうだった。>>505
 おやすみを言い合って、ベッドに入ったら、
 きっと芽衣の方が先に眠ってしまう。
 隣のベッドから寝息が聞こえるようになったら、
 私、小さな声で呟いた ]

 また明日ね、芽衣。

[ きっと、私にも芽衣にも明日が来るって、
 何の根拠もないのに、私、なんとなくわかってたの* ]

(526) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ


  …… 私?
  私はずっと諦めて虚しくてだったからね。
  似たようなものだよ。
  頑張りたかった。でも無理だった。諦めた。

  向井くん、認めないで堪えて頑張ってたから。
  まあ、……ちょっと意地悪したくて?
  頑張るのやめちゃいなよー……ってさ。 
  頑張り続けるの辛いじゃん。 それだけ。


[ 我慢の皮が剥がれてぐちゃぐちゃになった
  素直なその下を見て見たかったから、なんて。
  そう、言うなれば引きずり下ろしたかっただけ。

  ただの意地悪だよ。ごめーんね、と。
  そこまで反省してない様子で言って。>>+85]

(+92) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ



[ いきなり話題が変わっても、
  まあこれ以上は泥沼かもしれないからね。
  深入りしすぎない方がいいこともある。>>+86]


  ああ、食べてくれたんだ。
  それは良かった。……ありがとう。


[ この礼だけは、少しだけ黒い視線は
  和らいだものになって。
  やっぱり、ね。自分の作ったものだ。嬉しいから。

  飲み物を買ってくれると言うならば
  それに甘えさせてもらおう。]
 

(+93) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 綿津見教会 マナ



  じゃ、カフェオレお願いしまーす。


[ 多分あった気がするから、と。
  雑な注文をひとつ投げかけて]*
 

(+94) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 店番 ソフィア

[向井くんと茉奈ちゃんの会話を聞いている。
盗み聞きするような意図は無いから、耳を澄ましているわけじゃない。
聞こえた内容をただただ、聞き流している。

楽しいことだけを享受しようと振る舞ってきた私。
クラスの誰と誰がどんな秘密を共有しようと、介入できないものもある。
……女子グループって噂が早いし、聞き流し慣れてるってのもあるけどね。

だけど、>>+86あの世界で食べたもののことを聞けば、
釣られてしまう魚のようにそちらを向いてしまう。]

(+95) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 店番 ソフィア


 パン……ケーキ……?

[何それ。食べてない。
いいなーと羨みの視線を隠さずに2人に向ける。]

 あ、クレープ美味しかったよ茉奈ちゃん。
 ありがと!

[こちらに帰る前日の夜にいただいたクレープのお礼を、
ちゃんとしていたか、し忘れていたか、
覚えていなかったので、改めて伝えよっか。]

(+96) 2021/06/14(Mon) 00時頃

【墓】 店番 ソフィア


 コーラ1本よろしく!

[>>+87向井くんが自販機に行くのなら、
図々しくリクエストを投げつけようか。

寒い日でもやっぱりコーラが飲みたい。
あの校舎では結局烏龍茶を買ったんだっけな。

向井くんの茉奈ちゃんへの「お礼」ってことは弁えてるので、
後でお金はちゃんと渡すつもりだから安心して。*]

(+97) 2021/06/14(Mon) 00時頃

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リツ
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シンイチ
206回 (4d) 注目
ヒイラギ
55回 (5d) 注目
クロエ
247回 (6d) 注目

突然死 (0人)

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