人狼議事


23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。

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視点:


【人】 超心理学会 ヒイラギ

  ―カプセル内ー

[>>#0 何度目かのチャイムはモニタ越しに聞いた。

勝利者が願いを伝える声。>>0>>1>>2
無慈悲な機械音に、>>#10
失敗した……? 思わず目を細めたが

>>#13 旧世紀のRPGを彷彿させる場違いなジングルと。]


  ……っ


[小指の先に走る痛みで、
願いが成されたことを知る。]

(47) yunamagi 2023/04/30(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


  
  運、て、また随分曖昧な……、
    でも、上手くいったんだね
      …………皆、お疲れ様。


[幾らかの運を失った玲に、今度アイスでも奢ろう
なぜかそんな気分を抱きながら

安心したように微笑んで、再び目を閉じた。*]
 

(48) yunamagi 2023/04/30(Sun) 23時半頃

ヒイラギは、どこかに向けて手を振った

yunamagi 2023/05/01(Mon) 00時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―外の世界―

[黒塗りの車で連れていかれた先の病院は、
組織の息のかかった場所だったのだろう。
不調の理由を問われることも
保険証の提出すら求められることもなく、
一通りの検査が行われて。

翌日には、退院した。
空を見上げる。]


  ……特に感動はないなあ。


[時間にすればわずか一日ぶりに見る本物の空は、
VRのものと、さほど出来栄えに
差があるように思えなかった。]
  

(80) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  …………。


[交換した連絡先を自前のスマホに登録して
メッセージ入力画面を開いた。
もう自由に出現/消失することもかなわない。
仮想の数日間ですっかり慣れてしまったから
不便に感じる。

けれど、すぐにこの現実にも慣れるのだろう。]
 

(81) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




     『 🐈 』


 

(82) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
[反対向きのものがあればいいのに。
思いながらスタンプをひとつと。]


  『 皆、元気だった? 』

  『 僕は病院で調べてもらったけど
      何ともなかったよ 』

  『 野々花が落ち着いたら会おう 』


            [―――――― それから。]
 

(83) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  『 大事なことをいいそびれていて、 』

  『 写真とか、出掛けたりとかは
       勿論一緒にしたいんだけど 』


[迷う指先は、今になって躊躇う心が
あったのでなくて、]


   『 えぇと…… 』
   
      『 僕とつきあってください 』


[直接会っていうべきなのでは? 
と逡巡したからだ。]
 

(84) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[――――送信。
肩掛けバッグをかけ直して
まだ春の気配が残る街並みに向けて歩き出す。

自身の奥底に沈む痛みの記憶は
きっと、これから何度となくぶり返すだろうけど。

道すがら街角のゴミ箱に、
受付でもらった琥珀のルースとパンフを放り投げて、
進む足取りに迷いはない。
それから、新しいスマホを手に入れるために
真っ直ぐ店の中へ入った。**]
 
 

(85) yunamagi 2023/05/01(Mon) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[とにかくカメラ性能の高い機種を。
告げて、機種変更の間、店内を見るともなく眺める。

少し落ち着かない様子なのは、
店に入る前の着信が原因だ。>>91]


  『 勿論。 』


[幸い、今いる所と野々花の自宅はそう遠くなかった。
待ち合わせ場所に近くの駅、時間は二時間後を指定して。
逸る気持ちと微かな緊張で、時間の流れが
早いのか遅いのかすら判別がつかない。]
 

(104) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[キャリアショップを出てからも暫く間があった。
近くの店を幾つか見て廻り、時間を潰す。
ショーウインドウに映る姿は、あちらに居た時とは
髪色と眸の色の彩度が少々落ちる。
その程度の差異だ。]


  …………。


[自身を通し"彼女"の姿を覗く。消えることのない"彼女"。
不思議と、胸が痛むことはなかった。
現実ではたった数時間の出来事を経ただけで。
"―――― 僕の全てだったのに。"

痛まない心臓 は、
しかし喜ぶべきことなんだろう。]
 

(105) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  でも、少し寂しいね。


[青空を仰ぐ。作り物ではない空。
早く野々花と会いたかった。]
 

(106) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[約束の時間が近づいてくる。
何度目かの、到着のアナウンス。
この電車に彼女は乗っているだろうか。
それとも次の?

ホームを慌てて降りてはいないだろうか。
階段を駆ける足、転ばないように気をつけて欲しい。

呼吸。
息を弾ませる彼女を想像して。
改札を出てくる野々花を待ち受ける。

あともう少し。―――― あと。]
 

(107) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  ―――――― 野々花。



[そうしたら、二人で空を見よう。
仮想世界で見た青空があんなに美しく映ったのは
彼女が傍にいたからだということを
"僕は既に知っていた。"**]
 

(108) yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃

ヒイラギは、ゆっくりで大丈夫だよ**

yunamagi 2023/05/01(Mon) 19時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  え、あ、わ ……っ、


[>>119 筋力には自信がない。
しかし、飛び込むような勢いで駆け寄る野々花を
抱きとめることはできた。少しよろけてしまったが。

踏みとどまって、見上げる彼女の眸と目を合わせる。
本物の彼女。
滲んだ、空き込まれそうな眸。
こんなに綺麗な目をしていたんだ。
みるみるうちに、溢れる涙。]
 

(123) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[涙の意味はわかっている。
自分も同じ気持ちだったから。

しかし、喜びのものとはわかっても、
しとど濡れる紅潮した頬に。
涙雑じり、途切れ途切れの声に。
嬉しさを唱え、自分の名を呼ぶ。彼女の―――― 。

逸る。気づけば強く抱きしめていた。]
 

(124) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  ――――――――――――……。



[行き交う人の合間。
彼女を抱きしめたまま、
零れる涙の筋を辿るように唇を寄せた。

頬を流れる雫は彼女の唇をも濡らすから、
これ以上、零れ落ちてしまわないように。

掬う。温かい湿り。]
 
          
 

(125) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



           [BGM代わりの騒めき は
               ひどく遠くて。

             心臓の音のほうがずっと
                  近く強く響く。]

 

(126) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[暫くして、ゆっくりと離れた。]



  ……前にも、泣かせちゃったよね。
  あの時、一人にして後悔した。


[あの廃校の、2年の教室で。
壁越しで過ごした夜のこと。]


     もう離れたくないと思った。  
       うん、これからよろしく。好きだよ。**


 

(127) yunamagi 2023/05/01(Mon) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[赤く染まる彼女の目許。
原因が流した涙ではないと分かるから、
微笑んで見つめることができた。

背景と化していた世界に音が戻ってきても、
彼女の声はひときわ、柊の耳と心を打つ。]


  うん、時間なら大丈夫。
  じゃあ公園デートしよう。


[あの廃校でも手を引かれたことがあったな、
思い出しながら頷く。
控えめで、可愛らしいのに芯が強い、
そんな彼女に惹かれたのだと再発見する気持ちで。]
 

(140) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[公園。天気もよく、木々と緑をそよがせる風も心地よい。
桜は葉を残すのみだったが、ハナミズキは
仄かに色づいた花を咲かせている。]


  天気いいね。あ、そうだこれ。
  さっき野々花待ってる間、雑貨屋で買ったんだ。


[対になった猫のキーホルダーを取り出す。
それぞれ左右別を向いている猫の片方を差し出した。]


  ……ちょっと僕が使うには
  可愛らしすぎる気もしたけど。

 
[少しバツが悪そうに肩を竦めて。]
 

(141) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[それから、買ったばかりの携帯で写真撮影。

花咲く木の下で、花壇の前で、噴水の横で。
お互いを写したり、寄り添って一緒に取ったり
通り過ぎる人を呼び止めて撮ってもらったり。

少しはしゃぎ過ぎたかもしれない。]


  休もうか。


[買った飲み物を手渡して、ベンチに座った。]
 

(142) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  ………… 可愛いな。


[撮った写真を真剣な顔で確認しながら、
しみじみと感想を零す。隣にいる本人に目を向けて 
可愛い、ともう一度、真面目な顔で頷いた。]


  野々花はこれからどうするの?
  あ、今日の予定とかじゃなく……今後の話、

  学校に通う?


[卒業認定書はもらっても、彼女はまだ二年生だ。
現実に帰還した彼女の行き先を尋ねる。**]  
 

(143) yunamagi 2023/05/02(Tue) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[柔らかな午後の日差しが彼女を照らす。
まるで絵画のようだ。
葉と木々のシルエットが描き出す複雑な陰影の中で。
彼女の揺れる髪を、はためく服を、
まろい輪郭を、
徐々に寛いでいく野々花を
目の眩むような思いで眺めていた。]


  うん、お揃い。
  喜んでくれてよかった。


[彼女のことだからきっと喜んでくれるだろう
そんな予感はあったが、想像以上の反応に

特に高価な品でもないのだ―― 少し気恥ずかしく、
しかしそれ以上に嬉しくなる。]
 

(152) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  あ、共有アルバム作ればいいね。
  あとでやっとく。
  ね、この表情、すごくかわいい。


[くすくすと笑いながらの、
紛れもない幸福な時間。

失ったと思っていたもの。]
 

(153) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[学校に通うという彼女の声に、
しばらく耳を傾けてから頷いた。]

  
  そっか、うん、それならよかった。
  ………… まだ辛いだろうけど、
  野々花ならきっと、乗り越えられると思う。

  何かあったら、なくても、
  いつでも僕を頼ってほしいな。
  新しくできた友人たちも。


[仮想世界で出来た友達。学校での友人。
"誰かの妹"ではない、真っ直ぐな強さを備えた
七瀬野々花なら。
いつの日か、乗り越えることができるという
予感があった。]
 

(154) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  …… 僕は取り立てて
  やりたいことはないんだけど。
  

[今後を問う野々花に、首を少し傾けて
思案する顔になる。]


  でも、大学に進学はするつもり。
  来年に向けて予備校通おうと思って。

  玲とか勉強できそうだから
  教えてもらおうかな。


[最後は冗談めかして笑った。**]
 

(155) yunamagi 2023/05/02(Tue) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―公園―

[>>171 頭良い上にピアノ弾けて、
好きな子の願いまで叶えてあげるって、
本当、凄い男なんだよな、
彼との約束を思い返しながら頷いて。]


  理系だったよ。
  興味持てそうな分野が理系の方が、
  多そうだったから、

  と、教師にはいったけど、
  コイントスして適当に決めた。


[正直に返答。
呆れられなけばよいが、ちらと野々花の様子を窺う。]
 

(196) yunamagi 2023/05/03(Wed) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  野々花は?
  

[学力にあまり差がなければ
同じ大学に通えるだろうか、そんな期待を抱きつつ
尋ねた。**]
 

(197) yunamagi 2023/05/03(Wed) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[>>198 本当に。
目を丸くする野々花に、]


  得意不得意な科目がないだけ。
  成績は特に優秀じゃなかったよ。


[真面目に勉強すれば
点数を取ることは可能だと思うが、
良い成績を取ることに興味が持てずにいた。

ずっと努力を続けてきた彼女を前にすると
若干心苦しくはある。]
 

(205) yunamagi 2023/05/03(Wed) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  あ、僕も、
  野々花と大学一緒だったらいいなって、今。
  希望学部は別になるだろうけど、
  僕は理学部か情報学部辺りで考えてるから……、

  一緒に通学して、歩いて、学食で食べたり……
  っと、同じこと言ってるね。ふふ。


[口にした自身の希望は、殆ど
野々花の言葉を繰り返す形になっていた。
おかしくて、笑い声を漏らす。]
 

(206) yunamagi 2023/05/03(Wed) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  うん、すごくいい。
  叶えたいから、僕も勉強頑張る。
  …… かわいい 彼女のためにもね。


[赤らめて、真っすぐ見つめてくる彼女。
本物なんだ、ともう何度目になるかわからない
実感が沸いてくる。]


  じゃあ、そろそろ帰る? 送ってく。


[飲み物を飲み干して立ち上がった。
歩き出す時は彼女と手を繋ぐために手を差し出す。
恐らくここに来た時よりも親密な距離と雰囲気で
光差す公園を後にして。*]  
 

(207) yunamagi 2023/05/03(Wed) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[駅までの道すがら、他愛もない話をした。
一緒に行きたい場所、やりたいこと、
VR世界で出会った彼らの話もきっと。

繋いだ手は柔らかく温かくて、
どうしても鼓動が高まってしまう。
楽しい時間が過ぎるのはあっという間。]


  …… またすぐ会えるから。


[電車の到着を惜しむ彼女の声に。
同じ気持ちなのを嬉しく思いながら、
あまり遅く帰すわけにもいかなかった。
離れる指先。失う熱を寂しく思う。]
 

(212) yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  僕もとても楽しかった。
  うん、またいっ 


[一緒にね。
結ぶはずの言葉は彼女の抱擁で遮られた。
一瞬のことで、支えるよう、
軽く背に触れることしかできなかった。

再び遠ざかる熱。
翻し、改札をくぐる彼女を、気づかれただろうか、
少し赤らんだ頬で見送って。
応えるよう片手を挙げて左右に振った。]
 

(213) yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[すぐに会える。
きっと、対の猫が寂しがるまでの短い間だ。
言い聞かせるように笑みを浮かべ、
彼女の痕跡がなくなってからホームを後にした。*]
 

(214) yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―自宅―

[自宅のマンションには誰もいなかった。
父親は数年前になくなっていたし、
母親は仕事、双子の妹は天国にいる。]


  ………… 生きているなあ。


[確認するように、心臓に手を当てる。
小指の先が疼いたが、
その理由を追及する気はなかった。
名残があることを、
僅かでも力になったのかもしれない、
そうであればいい、
ただ、それ以上の感情を抱くことはすまい。]
 

(215) yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  あ、アルバム。
  先に整理しとこう。


[買ったばかりのスマホを取り出して、
別れたばかりの野々花に。

彼女を思うと切なくも温かい気持ちになる。
それは喜ばしいことだった。
共有アルバムのアプリの参加者リスト
に野々花のIDを追加して。]
 

(216) yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[食事や入浴などを済ませ、
今後の、大まかなスケジューリングを立てて
本日の"日常"を終える。

ふと、鏡に映る自身の像に微笑んで。
その笑みは野々花に見せるものと
同じ性質のものだろうかと、首を傾けたが。

それも、やがて幸福な日常に飲まれていくのだろう。
目を瞑り、朝の訪れを待った。*]
 

(217) yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時頃

ヒイラギは、>>-1111 …………(ふくれっ面)

yunamagi 2023/05/03(Wed) 17時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―就寝前―

[幸せな時間だったと、
素直に口にできる野々花。
柊にも、誰かと幸せを紡ぐことができるのだと
再確認する。

キャンプファイヤーの夜、泣いていた彼女。
柊のために涙を流してくれた彼女のことを
大切な存在だと思う。
心臓の音。生きている。―――― 心から。]
 

(226) yunamagi 2023/05/03(Wed) 21時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[全部スクショ?
笑うというより驚いたが、そんな一面もあるのかと
くすりと笑みが浮かんでいた。*]
 

(227) yunamagi 2023/05/03(Wed) 21時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[就寝前に野々花にLINEを送信。
学校に行くようになれば、会えるのは土日だけ。
当たり前の事実。

現実に戻れば二人の生活は別々で、
それを物足りないと思うのは
きっと贅沢なことなんだろう。]
 

(291) yunamagi 2023/05/04(Thu) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[やはり就寝前に届いた通知に、
読んだという確認だけ伝えて。]
 

(292) yunamagi 2023/05/04(Thu) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[返信は翌日の昼頃になった。

キルロイの行方も訪ねたかったが、
蜜柑のいう"こっち"には彼も含まれているはずだと
言及することはない。]


  ……ミカン?


[彼のIDに首を傾げた。*]
 

(293) yunamagi 2023/05/04(Thu) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[大通りのマンションはわかりにくい場所ではないが
最寄りのバス停まで迎えに行くつもり。]


  部屋、は、まあいいか。


[その前に片付けをしようと思ったが、
それ程散らかってはいない。
軽く掃除機だけかけて、家を出た。*]
 

(299) yunamagi 2023/05/04(Thu) 21時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[近くのコンビニ。
先に着いたのはどちらだったか、
野々花の姿を認めれば、笑みを浮かべて。]


  制服なんだね? かわいい。
  懐かしい感じがする。

  あ、荷物持つよ。


[パーカー以外はアバターと変わりない姿。>>248
それ程日は経っていないのに、酷く懐かしい思いで。*]
 

(300) yunamagi 2023/05/04(Thu) 21時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  皆、制服? 虹乃さんは体操服ではなく?
  へー、写真あるなら見たいな。


[話をしながら、歩き出す。
ほんの二、三分の距離だ。
ここ、と指差し、野々花とともにマンションの中へ。
エントランスはラクセスキーで通り過ぎる。]

  
  僕まだ、野々花以外と会ってないんだよね。
  うまい棒パーティ楽しみにしてるんだけど。


[エレベーターは11階のボタンを押して、
音も少なく上昇した。]
 

(302) yunamagi 2023/05/04(Thu) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  どうぞ。
  ………… 散らかってはいない、と思う。


[ドアを開けて迎え入れる。*]
 

(303) yunamagi 2023/05/04(Thu) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[野々花が不思議そうな顔をしている。
エントランスで、エレベーター内で、玄関先で。
予想外のことに戸惑っているとでもいうように。]


  いらっしゃい。

  家族はいないよ。あ、今は。
  母は仕事が忙しくて……
  確か今週はシンガポールだったかな。


  何飲む?
  コーヒーか紅茶ぐらいなら淹れられるよ。
  

[特に気にした様子もなく、
靴を脱いで廊下の奥へ進む。*]
 

(308) yunamagi 2023/05/04(Thu) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[今では母子二人暮らし。
少々持て余し気味の間取りだった。
一人には慣れている、といえるほど
妹を失ってからの月日は長いものではなかったが。

それでも久しぶりの華やいだ雰囲気は
ほっとするものがあった。]


  僕の母は、野々花見たら喜ぶと思う。
  可愛い子好きだし。
  僕に、家に連れてくる誰かがいるのは
  嬉しいだろうから。
  

[丁寧にお辞儀をして付いてくる野々花。
あちらでも感じたことがあった律儀だな、
という感想を再び。]
 

(315) yunamagi 2023/05/04(Thu) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  紅茶だね、了解。

  ケークサレって何? しょっぱいんだ、へえ。
  ありがとう。甘いものも好きだよ。


[紙袋を受け取って、
紅茶と一緒に出すとしよう。

ティーカップに紅茶を注いで、皿とナイフも用意した。]


  どうぞ。……おいしそうだね。


[リビングのソファの前、円形のローテーブルに
並べて。*]
 

(316) yunamagi 2023/05/04(Thu) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


  
  うん、僕も野々花のこと紹介したいからね。

  って、これを?
  自分で作れるものなんだ……。


[店で買うものとしか思えない形容の焼き菓子に。
少し驚いた声と顔になって、
フォークで刺して口に運んだ。]


  …… おいしい。
  今度、野々花の手作りも食べたいな。
  オリーブもアンチョビもすきだよ。


[途中、見られていることに気づいて、
自身のフォークを野々花の口許に近づける。]

(324) yunamagi 2023/05/04(Thu) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  何? 僕のが欲しいの? どうぞ。


[悪戯っぽい口調。
それから手渡されたスマホのアルバムに目を向ける。]


  …… 皆、かわいいね。
  沙羅ちゃんも、元気そうだねホントに良かった。
  虹乃さんの学校、制服有名な所だよね
  ずっと体操服姿だったから新鮮。

             ………… 。


[向こうで会った時より胸が大きくないか?
という言葉は飲み込んだ。]
 

(326) yunamagi 2023/05/04(Thu) 23時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  ―――― 楽しかった?


[友人と会って、話して。
写真に写った彼女の表情を見れば、
聞かなくてもわかることだけれど。

彼女の顔を覗き込んで、
返事の言葉を遮るように口づけした。*]
 

(327) yunamagi 2023/05/04(Thu) 23時頃

ヒイラギは、>>325 虹乃さん(Eカップ)かわよ

yunamagi 2023/05/04(Thu) 23時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  お酒、合いそうなの 何となくわかる。
  二十歳になるまでお預けだね。


[手ずから食べさせた、野々花の咀嚼する姿に微笑んで。
語られる二人の像には頷いた。
楽し気な様子。綻んだ表情。緊張も解れてきたんだろう。
すぐ傍で微笑んで、見つめてくる野々花の。

問いへの返答は 待つつもりだった。]
 

(336) yunamagi 2023/05/05(Fri) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[彼女の眸が閉じたことは確認できなかった。
鼻筋が触れ合うほどの距離の近さ。
彼女の睫毛の感触。

唇の。
初めて駅のホームで味わったときの
甘い音が蘇る。

ぶつからないような角度で、
柔く食んで 強く吸った。


     言葉が止まった部屋は酷く静かだ。
     なのに、触れ合う熱があるから
     ここに寂しさの気配はない。]
 
 

(337) yunamagi 2023/05/05(Fri) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




  ―――――――― 。



[ゆっくりと唇を離す。
自分の目に欲が昇るのがわかるから、
落ち着かせるように 呼吸をする。
彼女を怖がらせないように。]


       …… 野々花。


[もう一度近づいて、首筋に顔を埋める。
柔らかい髪の感触。彼女が欲しいな、と思う。
背に手を廻した。**]
 

(338) yunamagi 2023/05/05(Fri) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ




[耳元に、短く 
彼女を開く許しを―――― 得た。]


 

(348) yunamagi 2023/05/05(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―新横浜スケート会場―

[公式の試合ではないということだった。
野々花を介してであったか、直接だったか
兎も角、その日の訪れを楽しみだったことに変わりない。

フィギュアスケートの観戦は初めてだ。
規模もあってか、案外リンクは近い。
野々花と並んで座り、虹乃の出演を待つ。

まずは六分練習。
テレビ中継などで見た既視感のある風景に
少しばかり感嘆しながら、リンクに滑り込む選手陣の中、
見知った姿を探した。*]
 

(371) yunamagi 2023/05/05(Fri) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[規則的な心臓の音に聞いていた。
つい今しがたまでのものとは違う
穏やかな温かさ。

自身の呼気もようやく整ってきて、
傍らの存在と視線を交える。
少し、くすぐったかった。]


  ……平気?
  

[乱れた髪に行為の痕跡を感じて、
整えるように優しく撫でた。]
 

(403) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[それから立ち上がって、水を注いだグラスと、
ブランケットを持ってくる。]


  はい、喉乾いたよね。
  それと、その恰好だと、寒いだろうから。


[グラスをテーブルに置いて。
悪戯っぽく片目を瞑ってから、
ブランケットで自らと野々花を包み込んだ。

頬を彼女の頬にすり寄せる。]
 

(404) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  …… 野々花、すごく…… かわいかった。


[セクシャルな賛美の形容を口にしようとして
押し留める。

声をあげた覚えもないのに、自身も乾いていた。
冷たい水を一口飲んで、
彼女の唇と乳房に冷たいキスを落とす。

そんな、じゃれ合うような触れ合いの時間を過ごして。]
 

(405) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  そろそろ帰らないとね、家の人が心配するから。
  送っていくよ。


[日が暮れかけていた。
手放したくない、離れがたい気持ちは
別れる前からつのっていたけれど、
そういうわけにもいかないだろう。]


  またおいで。
  今度は野々花手作りの…… ケークサレだっけ、
  食べたいな。
  

[そういって、見送ろうか。*]
 

(406) yunamagi 2023/05/05(Fri) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―観戦席:花から花へ―

[初めて見た時は廃校で、
焦点の定まらない不穏な様子から。
次は帰還後すぐのカプセル内、モニタ越し奮闘する姿を。
野々花から見せてもらった写真と聞いた話、
直接顔を合わせたこともあったかどうか、

兎も角、氷上の虹乃は登場から違っていた。
生気溢れる表情は踊れる幸せに満ちて。

どちらといえば硬質な印象のあった彼女の、豊かな表現力。
スローな曲目でも間延びしない
華やかで、伸びのあるスケーティングに。
神に祝福されたかのごとく全て成功を収めるジャンプ。

取り立ててスケートに明るくない柊でも
見入っていた数分間が終わって。
リンクに跪く彼女に拍手と花束を送った。*]
 

(407) yunamagi 2023/05/05(Fri) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―それから:1―


  ………… ごめん、落ちました。


[浪人の報告は、
まず勉強会を開いてくれた桐野と、勿論野々花にも。
残念ながら、勉学に身を費やす性分ではなかった。
野々花が三年になったら、
デートも控えなければならなくなるし、二年生の間にと
思う存分青春を堪能した結果だともいえる。]


  玲ほど運は悪くないから
  いけると思ったんだけどなあ。


[自分を過信する癖がある。肩を竦めて。]
 

(413) yunamagi 2023/05/05(Fri) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[翌年、野々花と希望の大学に入学できれば
一緒の学年になれたからこっちのほうが良かったね。

と笑みを浮かべたことだろう。*]
 

(414) yunamagi 2023/05/05(Fri) 22時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 ―それから:2―


  今日は寒いからシチューが食べたいな。
  お歳暮でホワイトソースが贈られてきたけど、
  うちじゃ使い道なくて。

  結構あるから、持って帰ってもらえると。


[ベシャメルソースのことだが、柊に違いはわからない。
季節が巡って、夏から秋、
一緒にスケート観戦に行った11月を過ぎて冬になった。
野々花は柊の元を訪れては、会話に、触れ合い、
食事を作ってくれることも、恐らくしばしばあって。]
 

(424) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  いつも作ってもらってばかりだから、
  たまには僕が作るよ。
  ……トーストに、ハムエッグ、それとサラダ。

           食べて行ってくれる?


[あからさまな朝食のメニューを口にして。
さて、その頃までに宿泊の許可が下りていたものか。
困った様子をされたなら、冗談だよと笑って、
今度のランチにでも振る舞おうか。]
 

(425) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


[やがて春が訪れて、彼女と本物の桜を見る。
たくさんの出来事を重ねていく。]


  あ、落ちちゃったけど、この先、大学。
  来年一緒に受けるし、ちょっと寄ろうか。


[少し遠回りになる道を、歩こうと提案した。
大学を入って、目的があるように真っすぐ歩く。
しっかりと手を繋いで。]
 

(426) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  …… 野々花。この先、グラウンドがある。


[それだけ告げて、足を止める。

そこから足を進めるか、別の道を通るかは
彼女次第。
どちらにしても、これからも同じ道を
歩いていくつもりだから。**]
 

(427) yunamagi 2023/05/06(Sat) 00時頃

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