人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 真向一気 シンイチ



  自分で招き入れた人に、
  好きでいてもらえたら、
  うれしいだろ、たぶん……


[ きっと、慎一が何を言ってもさ、
 違うんだろうなって思っているけど、
 慎一が何か言いたかったんだ。聞き流して。]
 

(632) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一のものさし。どんなにちっぽけだろう。
 なにかできることなんてあるのかな。>>584]


  やれること、かあ……


[ 慎一にできること。きっと少ない。
 それでもなにかないだろうかって、
 慎一はそのとき考えたんだった。

 ……難しい、けど。
 そのとき思いつかなかったから、
 お昼まで、ひっそりと考えてた。
 きっと、これからも考え続ける。]
 

(633) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 10円と、危機的状況の暮石の話。>>588

 びっくりしたのは慎一も一緒だった。
 そんなことになると思ってなくて、
 わあっとずいぶん焦った顔をしたはず。

 ……だからだよ。
 飛び出してきた言葉がへんちくりんだったの。

 駄菓子でも買いに行こうという提案に、>>590
 うん。と素直にうなずいている程度には、
 慎一の心臓は早鐘を打っているし、

 ここは暮石のでも、慎一の世界でもない。
 そう、当たり前みたいに受け入れていて、]
 

(634) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……暮石は笑っていた。>>590

 まだ慎一の頭の中は、
 再起動がかかっていないような状態だけど、
 つられたように、少しだけ笑おう。

 それで──、ほかの言葉は「預かり」ってことで。
 だって、「今度」があるんだろう。
 それなら今は、ここでその背を見送ろう。

 それも信じているから、
 ほかの話はそのときでいいよ。*]
 

(635) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ その日の慎一の夕飯はパンケーキだった。>>525]
 

(645) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

── 夜 ──

[ 卵がなくなっちゃう前に、
 どうにかならないと困るなあ。
 毎日減ってるんだ。綿見だと思う。
 毎日食べてる身でなんだけど、
 少し節約してほしいです。……なんて。

 チャイムが鳴る前、
 慎一はそういうことを考えてた。

 今日も夕飯代わりにパンケーキをつまんで、
 明日もお米が炊けるようにして、
 明日に備えて……備えたんだけどなあ。

 文句ばっかり言ってごめんね。
 そのときも慎一は自分の心の平穏を、
 決まった手順で守るべく、忙しかった。]
 

(646) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 食堂にほかの人がいたんだか。
 慎一はチャイムの鳴る前に立ち寄って、
 それで、自分の用事を済ませただけ。

 それから、購買にも立ち寄った。
 見慣れた陳列棚を見ながら考えてる。

 いつまでここにいれるんだろう。
 ……ふたつの意味で。

 いつまでここにいることを許されるかと、
 慎一がいつまで耐えられるんだろうってこと。]
 

(647) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 嫌いじゃないこの世界で。
 慎一はやっぱり息がしづらい。
 もうずっと、いつもの自分でいる方法がわからない。]
 

(649) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……ああ、でも。

 「21時少し前に集まろう」
 ──って黒板のメモにあったから。
 そう思って購買の扉に手をかけた。

 ……8時50分になる直前だった。
 
 どうでもいい話だけど慎一は、
 「少し前」って書き方、好きじゃない。]
 

(650) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 開いた扉の隙間から、こぽりと泡が立つ。]
 

(651) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 意味がわからない? わからないね。
 慎一も。なにひとつわからなくって。

 なんで。
 って言おうとした口の端から、
 声の代わりに泡が膨れてこぼれた。

 なんだか体が重い。
 床に足つけて立ってるだけなのに。

 開いた扉の向こう。伸びる廊下。
 その様子は文化祭の日のままなのに。]
 

(652) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ああ、どうやらここは水の中みたい。]
 

(653) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だからここは今から、うんと静かな水底。

 全部、全部、たとえ話。
 はじめから何か変だった。
 その何かを手に入れたこともないから、
 慎一にはうまく言語化できない。
 慎一の世界を直接見せることもできない。

 だからここはひとつ、
 なんてことはない日常の話をしよう。
 魚にでもなった気分で聞いてほしい。]
 

(654) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ さて。
 慎一はこの不可解な状況に呆然として、
 今ようやっと歩き出したとこだけど、
 体が重たくってたまらない。

 もたもたと不格好に歩いてる。
 水の中では歩きづらいからね。

 「なんで?」と「どうしよう」を、
 交互に思い浮かべながら歩いてったら、
 少し先に昇降口が見えた。出口だ。]
 

(655) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……実をいうと、少し迷ったんだ。

 はじめは不可解な状況に、
 茫然自失という感じだった慎一だけど、
 このころには薄々理解しはじめてる。

 単純に、慎一の番だった。帰る時間。

 米なんて炊かなくてよかったんだな。
 まっすぐ行ったら外に出れるのかも。
 この息がまだ続いている間にも。

 ……そう、慎一は息苦しい。
 水の中じゃうまく呼吸ができない。

 でも、21時の少し前に集まろうって、
 みんなで約束をしたはずだった。
 21時の少し前って結局何分だよ。くそ。]
 

(656) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ みんなの中に自分も含まれているって、
 慎一は信じているから、階段を上った。

 こぽり、こぽり。
 ときどき泡をこぼしながら、
 3年9組の教室の近くまで。

 それで──、少し離れた柱のとこ。
 そこから先、なんとなく進めずに。
 こぽり、こぽり、こぽり。泡が増える。

 教室への入り方も忘れちゃったみたいに、
 ただ、立ち尽くしていた。泡をこぼして。
 もう息が続かないなあって思いながら。

 みんなのところに行きたかったけど、
 あの部屋の中も水でいっぱいなんだ。
 慎一は知ってる。それが悲しい。]
 

(657) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……これでおしまい。

 なんだろうなあ。
 慎一にはなんにもなかった。
 大きな不幸とか、別れとか、裏切りとか。
 たとえばこの空間で邂逅できるようなもの。

 だから、普通に歩いてきてみたんだ。
 慎一にとって、日常の一部で大切な場所まで。

 思ったよりも大変だったなあ。
 でも、いつもそんな感じだった。
 うまく表現できないけれど、
 慎一は水の中で生きるのにあまり向いてない。]
 

(658) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ こぽり。ひときわ大きな泡がこぼれる。]
 

(659) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 息ができないなぁ。
 だんだんと苦しくなって、
 慎一は無意識に首を掻きむしってる。

 水の中なんだから当たり前だった。
 当たり前なんだけど、悲しいなあ。
 やっぱり慎一はうまく呼吸ができない。

 でも、爪が短くってよかったなあ。
 伸びてたりギザギザだったりしたら、
 もっともっと痛かっただろうから。

 いいことあったよ、深爪。
 そうする理由を手放してしまったんでも、
 別にやめなくてもいいと思うなあ。
 案外いいこと、あるかもしんないよ。
 案外、使う日が来るかもしれないし。]
 

(660) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ だんだんどこにも力が入らなくなって、
 水中であるなら浮かぶべきなんだけど、
 ここは学校だから、慎一は床に沈んだ。]
 

(661) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一は水中じゃうまく息ができない。
 エラがなかったとは言わないけれど、
 きっと形成が不全だった。

 発達途上ならまだ救われたんだけど、
 その一点においては、
 いびつなのが慎一の生まれ持った形だ。

 ほかがどんなに健全に育っても、
 いつだって不完全な器官で息をしている。
 一生のはじまりからおわりまで、ずっと。
 それが、慎一のたったひとつの瑕だった。]
 

(662) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ きっと誰しも瑕のひとつくらいある。

 それもわかってるよ。
 どんなに慎一から見てかんぺきでも、
 ふつうでも、息苦しかったりするんだろ。

 だから……そう。
 特別ぶりたいんじゃないんだ。
 ただ、慎一はしんどくて疲れちゃった。
 他人との比較なんかしなくたって、
 自分で自分に疲れちゃった。]
 

(663) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ このまま生きていれば、
 いつかはラクになるのかな。
 みんなといることにもいつか慣れて、
 この水の中でも息がしやすくなるのかな。

 そんな夢を見ていたんだけど、
 それってたぶん寝て見るほうの夢だったな。
 目が覚めたら、もう疲れ果ててた。
 それが悲しかった。泣いちゃうくらい。]
 

(664) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ つまり、やっぱり息がしづらいというだけの話。]
 

(665) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 慎一は静かなのが落ち着くから、
 最後までうるさくなんかしない。
 その人形は、気づいたらそこにいる。
 前だけ見て歩いてたら、通りすぎちゃうかも。]
 

(666) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ

 ── 午後8時50分 ──

[ 遠く、遠く、遠く。
 静かな水底にも微かに響く。
 どこかでチャイムが鳴っている。

 それは、購買からの帰り道。
 ……あ、いやいや。昇降口じゃなく。
 みんなのいるとこに帰るはずだった。
 2階の廊下。教室の近くまできたくせ、
 柱の陰に隠れるみたいに縮こまってる。

 縮こまってるからわからないけれど、
 首元にいくつも引っかき傷がある。、
 どれもさほど大きな怪我ってわけじゃない。]
 

(667) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ 不自然なことといえばほかにひとつ。
 血を流していない代わりに水浸し。

 髪の端かどこかからぽた、ぽたと、
 水滴をひたすらに滴らせている。

 乾くまで放っておいてくれてもいいよ。
 ひとりでいるのもラクで悪くないんだ。

 でも、君たちといるのは楽しかったよ。
 ……やっぱり、タオルだけ貸してくれるかな。]
 

(668) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ ……ただ、ほら。
 顔も、手足も、胴体も、
 上から下まで全部びしょ濡れだから、
 泣いてたとしてもきっとわかんない。
 それだけはよかったなあって慎一は思う。]
 

(669) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ たぶん、それが最後の思考。]
  

(670) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

【人】 真向一気 シンイチ


[ お邪魔しました。
 君の作った世界の中に、
 慎一も入れてくれてありがとう。*]
 

(671) 2021/06/11(Fri) 23時半頃

真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/11(Fri) 23時半頃


真向一気 シンイチは、メモを貼った。

2021/06/12(Sat) 00時頃


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