人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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視点:


校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 00時半頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――つまるところ――

[大和 命が疑問に思っていたというよりは一縷の望みを求めていたことは>>1:557限りなく確定的な証拠付きで証明されてしまった。
外に出ていた大和は知らないが突然加賀先生の前に七星の遺体が現れたらしい。
その時の衝撃は直接見ていなかったのでわからないが混乱の極みだっただろうか。

 あの後はどうやって帰ったのか覚えていない。
遠足は帰るまでが遠足のはずなのに合宿はあちらで解散したような気分だった。
少なくとも楽しんでいたはずなのにどうしてこうなったのだろう。

 ただ一つ、帰り際に七星 永の胸元に一輪だけ花を手向けた。
花屋が開いていたわけでもないし買える余裕もないから展望台へ向かう道すがらに生えていた野生の花だけれど。

 誰にも見送られないなんて悲しいだろ。多分*]

(38) 2023/08/15(Tue) 07時半頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 08時頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――合宿の帰宅後――

[合宿からの帰宅後、誰もいない築60年以上経過している木造二階建てのアパートで大和は荷物を降ろした。
肩が軽くなって部屋の畳の上に座り込み、暫くしてからガラケーを手に取った。
後でと約束していたから、いや、その前から帰ったらと約束をしていたから――]


  『今、合宿から家に帰ったよ』
  『柊木は入院したけど、他の皆は無事だった』
  『詳しいことはもう誰かから聞いてる?』
  『電話苦手だから、瑠璃川の時間が空いてるとき』
  『会いにいってもいいかな』


[短く、ショートメッセージとしては長い文章を送る。
この家は壁が薄いから話し声なんて筒抜けになってしまう。
話せることも話したいことも話せないしショートメッセージでは明らかに文章量が足りない。

 その返答だろうか>>40柊木が無事なことが伝わってきて少し安堵した。
安堵したけれど――脳裏に浮かび上がるのは合宿所で見た動かぬ七星の姿だった*]

(41) 2023/08/15(Tue) 08時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ハロ、いるのか――?


[瑠璃川にショートメッセージを送るとハロを呼んだ。
ハロが現れるとふよふよと漂い始めたろうか]


  ハロ、教えてくれ。
  七星はなんで戦ってたんだ。
  6体倒したら終わりのはずなのに、
  あそこには椅子が7脚あったのに、
  どうして七星以外いなくなったのに、
  なんで僕らにまで回ってきたんだ。


[それについてハロが答えてくれるかは分からないが尋ねるだけは尋ねておく。
命を糧に動くロボットで、6体に大して7人居たと思われるのにどうして戦いは続いているのだろうか。
もしかして、負けたら戦いが続くのか。
わからないことが多すぎる。
聞いておかなければならないことがたくさんある気がした]

(42) 2023/08/15(Tue) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[同時にハロに何ができるかを尋ねておく。
空間から物を出せるということは、空間に物を入れることができるのだろうか。
現在、空間にはどんな物があるのだろう。
何もないなら構わないが何かあるなら前までの――七星たちの物だろう?

 それと――]

(43) 2023/08/15(Tue) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[大和 命は自分が住んでいる場所が嫌いだった。
いい思い出なんて何もない。
そこが自分の居場所であることが嫌だった。
ずっとずっと逃げ出したかった。

 だから大和は合宿に逃げ出した。
そして、死を直視してこの場所で終わることを拒絶した。
物が出るなら入るだろうと自分の物をハロに収納してもらおう。
出来ないならそこそこ大きなカバンを用意して全部詰め込んだ。

 家出? それは違う。縁を切るんだ。
大和がいなくなっても誰も探さないだろうし両親も捜索願いなんて出さないだろう。
そもそも気づくはずがないし近隣住人から何か嫌な臭いがすると通報されて見つかるに違いない。

 それくらいなら――大和は一人で良かった*]

(44) 2023/08/15(Tue) 08時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――更に後日:天文部の部室――

>>34時間にして五日後のことだった。
全てを投げ出して、今までの居場所を捨てた大和は一時前よりは時間があった。
その僅かな時間の中でも学校には通っていたし、天文部にも前よりは顔を出していた。

 >>35対策と言っても取れる対策はあるのだろうか。
情報源はハロしかいない。
LINEは見れないからわからないから何か妙案が出たとしても大和はこうして部室に現れないとその情報もあまりわからない。

 それに――七尾が呼ばれた、選ばれたという話はどう反応していいのか、わからなかったから暫くは聞いているしかなかった**]

(48) 2023/08/15(Tue) 09時頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 09時頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――合宿所からの帰路〜――

[合宿所からの帰路の話。
帰り道は>>57乾の家の車で帰った。
>>56声をかけられていたのもあるし>>55迎えに着てくれるのをすごく喜んでいたのは見ていた。
親がちゃんと心配してくれていて、こういう時に迎えにきてくれるなんて幸せだななんて乾一家の様子を見て思っていた]


  乾、よかったな。
  えっと……僕もか、よろしくお願いします。


[心の底から大和はそう思っていた。
別に礼儀知らずではないから乾にも乾の親にもちゃんとお礼を言ってワゴンに乗せてもらった。
アルバイト先には礼儀知らずな奴なんだろうけど――。

 帰り道は車に乗ると大和はすぐに目を閉じた。
色々なことが起こりすぎていて、それに乾に話かけるにしても彼の親の前で話せる内容ではないから*]

(143) 2023/08/15(Tue) 17時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――日常:天文部部室――

>>78関係者以外は締め出された部室で大和は黙しているしかなかった。
>>81一縷の望みに縋りたい七尾に対してかけられる言葉が思い浮かばなかった。
>>82次は七尾だという。>>83ロボットに呼ばれた? らしいが――。

 その姿を七星は、彼らの分だけ見てきたのだろう。
>>97天道はすごい奴だなんて言ってたけれど、本当にそう思う。

 ハロに説明を受けたから知っている。>>98
よくわからないけれど彼は別の世界からやってきて?
一人で僕らの世界でパイロットを探して何やかんやと言われながらも戦って、勝って、独りで死んだらしい。

 自分たちをどうして巻き込んだのかと思ってしまうのは仕方がない。
だって、死んでしまうのだから。
同時に七星は勝っても負けてもこの世界の命運とは関係なかったって――それはどれ程に悲しいことなのだろう。
彼の命は彼にとっては無意味に散ったのだから――]

(152) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[乾は、そう。喜怒哀楽が極端な奴らしい。
合宿に行ってしばらく一緒に過ごして、ここに至ってそういう面が見えてきた。
>>106今もほら、誰かの言葉を代弁するように吐き出してくれている。

 その分、落ち着いていられる。
一緒に混乱するなく居られる。

 でも、大和は何も言えなかった。
ハロの口調では連綿とこの戦いは続いているらしい。
そうなるときっといつかはどこかの世界で僕に当たったのだろう。
この世界では偶々運が悪すぎて僕らになってしまった。

 他の世界の自分は無事とか聞いても慰めにもならないから、やはり何も言えることはないのだけれど*]

(153) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――合宿帰宅後の家にて――

[ハロは元気よく出現して、>>98大和の質問に答えてくれた。
>>99やはり6回戦わなくてはならないらしい。
負けるとよくわからないが宇宙が消滅するのだそうだ。
地球が滅ぶどころのスケールではなかった。

 あと便利な収納空間はないらしい、残念]


  複製って、どれくらいの物をどれくらい複製できるの?
  人や物の転送は例えばここに荷物を置いてたら、
  目的の場所に呼び出せるとか?

(159) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  僕は、この部屋から逃げ出したいんだ。
  でも大荷物を背負ってるとバレるから、
  持っていく荷物を減らすしかなかったんだけど――。
  転送できるなら僕のものだけ持っていけるかなって。


[引っ越し先は目星はつけているし先日の混乱で慌ただしいようで多分借金の集金は暫くは来ないと思うからさっさと行方をくらましたかった]

(160) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  簡単にいうと夜逃げの手伝いをしてほしいんだ。

  あと、ハロにはまだ聞きたいことがあるんだけど。


>>74花を手向けたとき、ハロは確かに、小さくだがお礼を言った気がしたんだ]


  七星が死んで、悲しい?


[もしもそうなら、少なくとも彼は独りではなかったのだろう*]

(161) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ハロとの話し合いの後――

>>101気づけば瑠璃川からの返信があって明日会えることになった。
大和はそこで漸く一息吐けたように長く息を吐き出した。

 色々と大変なことがあったし続いている。
これから乾がいくらしいが――、そっか乾がいくのか。
畳の上に身を投げ出して文字を打つ]


  『乾は柊木にキスしたらしいけど』
  『どういうことなんだろう』


[あの吐露は思わず漏れ出したようだったが、こう、乾が瑠璃川の家に行くと知ったのでどうしてか、伝えておこうと思ってしまった。
なんだかわからないがもやもやしたんだ]

(164) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  『それじゃあ、明日行くよ』
  『僕も一人だからありがたく頂くよ』
  『いつもありがとう』


[そう返信して、ぱたり、とガラケーを閉じた。
何か、すぐに何かする気力はあまりなかった。
何をしても意味はなさそうだから、それでも最期までこの家に縛られたくはないから動くのだけれど。

 結局少ししてからいつも通り百均の蕎麦を一束茹でて食べたけれど合宿とかで肥えてしまった舌にはそれはどうにも無機質な味で、とても不味いって思ってしまう*]

(165) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――夜逃げ準備をしながら――

[しばらく畳の上で轟沈して体力を回復するとのそりと起き上がって荷物を作っていく。
元からあまり物がない部屋だが大和 命自身の物はあまり多くはない。
多くはないと言っても一個人の持ち物だから本来ならばダンボール一箱分くらいはあるのだがもしかするとハロのお陰で全部持っていけるかもしれないので余計に悩ましい。

 広くはない部屋のあまり多くはない私物を纏めているとガラケーがまた震えたので手に取り開いて確認をする。
瑠璃川曰く内容を吟味するが大和には理解しがたいことだったので一文読む度に眉の形が変わっていく。
しかし大きくは乾は柊木のことが好きで恋愛対象らしく、その相談を瑠璃川が受けていたとなるならなんだかもやもやしたものも少しは消えたかもしれず、まだ、やや、唸りながらも文字を打ち込む]

(206) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  『そうなんだ、わからないけどわかった』
  『見守っておくよ』


[でも――待ち受けているのは敵との戦いとその後の死だから見守るのも難しいのかもしれない。

 >>184その後で追加のメッセージが来ると少し悩み]


  『お昼頃でも大丈夫? 鍵はわかった』


[そう返信すると荷物もまた纏め終わり襖の中に入れておいた*]

(208) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ミーティング――


>>173天道はわかりやすく黒板にまとめていってくれている。
本郷も合宿の後で天文部に入部したらしく>>178意見を交えていっている。

 ゲームではないというのはその通りだ。
他の世界なんてよくわからないことで自分の命はここでしか存在しないもののはずなのだ。

 >>187ただ――]


  僕はそれはよくわからない。
  でも同時に世界なんかのために僕は死にたくない。


[良い事なんてあんまりなかった世界だから、世界のためにとかそんなことで死ぬつもりはないとは思っている。
うん、寝坊したから破滅しろとかそういう思考はもってはいない。
というかその思考はヤバくないかと本郷を見てしまうがして*]

(221) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――合宿帰宅の翌日――

[いつも通り朝から銭湯に行ってお風呂に入ってさっぱりして、クーラーもない部屋で団扇で扇ぎながら大量にあるアイスノンを身体に乗せて日陰で寝ころび時間を潰す。
ハロが色々と転送できることはわかったので無計画な計画は実行可能になっていた。
その前に約束を果たしに行く。

 時間になったら自転車に乗って街中を走る。
電車で何駅か離れていても自転車ならわりとすぐだ、わりと。
>>219お昼ご飯を用意してくれているらしいのでそこがすごく楽しみだった。

 鍵は空けているらしいがインターホンだけ一応ならしてから扉を開ける。
少し開けて顔を覘かせて声をかける]

(227) 2023/08/15(Tue) 20時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  瑠璃川さん、大和です。
  上がってもいいかな?


[問いかけの答えがかえってきたら上がらせてもらおう。
瑠璃川の顔を見たらきっと少し和めたと思う。
ほら、皆きっと思いつめた顔をしているし*]

(228) 2023/08/15(Tue) 20時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ハロとの会話――


  そっか……SFとかでよく見かけるんだけどさ。
  僕を複製したクローンがパイロットになったり、
  僕の命を複製したらどうなるんだろうって。


[でもそんなことが出来るなら七星は死んでないし、七星のチームも皆死んでないだろう。
それに場のエネルギーの総和というのもよくわからない。
例えば、食パンを複製したら複製した食パンは元のパンと同じ栄養価を持つのだろうか]


  どこまで複製できるのか知りたかったんだ。

  そういう転送ができるならお願いしたい。
  僕はこの家から逃げたいんだ。
  借金取りに後を追われないようにしたい。

(229) 2023/08/15(Tue) 20時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[テレビをつければ昨日の騒動一色で、新聞でも一面から三面までその記事ばかりだ。
忙しくしているかもしれないが混乱に乗じるにしても痕跡を残したくはない]


  ……それだけ想ってくれる相手がいて七星はいいな。
  僕にはそういう人はいないから。


[力無く笑うと計画時の転送はお願いするとハロを撫でよう。
半身が引き裂かれたみたいにって相当に強く想ってたのだろうと思えるから――]


  独りはきっと寂しかったよね。


[それはわかるよ、ずっと感じていることだもの**]

(232) 2023/08/15(Tue) 20時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川の家――

[家の中から瑠璃川が姿を現わす。
>>230奥から良い匂いが漂ってきているし瑠璃川の顔を見るとやはり落ち着ける。
いつも通りの――いや少し何か赤い気がしないこともないが風邪を引いてるわけでもなさそうだしと小さく首を傾げるが家の中に誘われたら素直に中に入った。

 色々大変だったのは本当に大変だった。
どこまで聞いているかはわからないけれど、とリビングに入ると玄関よりも強く感じる料理の匂いに自然とお腹の蟲が鳴いた]


  あ、いや……朝は食べてきたんだよ。


[何時も通り百均の三束一箱くらいな蕎麦の一束だけれど。
手を振り顔を赤らめて言い訳をするが腹の蟲は素直だった。

 またも勧められるままに椅子に座って待たせてもらう。
何か手伝おうかと思うのだけれど支度は終わっているようですぐに用意された料理が出てきた]

(253) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  うわ、え、うわ……すごいね。


[大和の感想の語彙力は貧弱だった。
冷たい麦茶にほかほかご飯の上に乗せられた色艶の良い豚の角煮は湯気が立っていて香りがすごくいい。
半熟の煮卵も角煮と同じ色合いで食べたら濃厚な味が確約されている。
それだけではなくて漬物もきんぴらもついていてすごく豪勢だった。

 >>231瑠璃川は向かいに座ってすごく得意気で今までに見たことがないくらい誇らし気だった]

(254) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  瑠璃川さん、ありがとう。
  それじゃあ……いただきます。


[手を合わせて頂きます。
まずは汁を吸ったご飯を一口食べると濃い味のお米がとても美味しい。
角煮を食べるとガツンと来る味で美味しかった。
美味しい以外の言葉が見つからなかった、美味しいんだもの]

(255) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  美味しい、美味しいよ。
  すごくおいしい……。


[百均の蕎麦なんて比べるべくもない。
合宿で食べたご飯よりも美味しい。
お弁当も美味しかったけれど――大和は口にしながらお漬物を食べて、きんぴらを食べて、美味しいとばかり口にしながらぼろぼろと涙を流し始めた。

 ずっと望んでいたものの一つがここにあった。
家庭の味を感じていた。
角煮はあっという間に半分程なくなった]

(256) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  あ、瑠璃川はそれだけで足りるの?
  僕の分多くない?


[そこは瑠璃川のお茶碗を見ると心配になってしまう]


  だって、お弁当もいっぱいでお腹いっぱいになった。
  卵焼きも美味しかった、唐揚げも美味しかった。
  他のも、全部――。


[焼き鮭もだけれど食べる機会なんてないものばかりだった。
ほうれん草のお浸しも、やっぱりきんぴらもあったしミニトマトも、おにぎりも具沢山で――大和は、ぺこりと頭を下げる]

(257) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  本当に、ありがとう。ありがとう……。
  美味しいんだ、本当に。
  これまでこういうご飯、あんまり食べたことないから。


[だから美味しいとかしか言えないんだ。
それしかわからないから難しいことは言えない。
頭をあげると笑みを浮かべた、それからまたありがとうと伝えたい*]

(258) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ミーティング――

[七尾の想いは悲痛なものだ。
戦うにしても家族のためにと想えるのは羨ましい。
羨ましいけれどその分抱える悩みも大きくなっていくだろう]


  僕は……、よくわからないよ。
  これまでそういうものはなかったんだ。
  なにもなかったんだ。

  七尾の想いはわからないけど、
  その強さだけは、わかるよ。


>>243全部なくなるのも分かっている。
地球どころか宇宙全部消えるらしいから文字通り全て消えるんだろう。
大事な人、大切な人、これまでそういう人はいなかった。
それに自覚してもすぐに口に出せるものでもない。
自覚した後は咀嚼して呑み込み定義する必要があるからだ]

(271) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  でも僕には語れるものはないんだ。


[だから夜逃げしたのだし*]

(272) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ハロとの会話――


  ……早々上手い話なんてないよね。


[大和は肩を竦める。
>>236身体だけ複製できても意味はないのはわかる。
中身が続いていればそれは本人かもしれないが中身がない器は本人とは言えないと思う]


  ……あれ、それって大怪我してたら
  複製して魂と記憶を入れ替えれるなら治るってことかな。
  いや、わりと倫理的にどうかと思うけど……。


[逃げることに関しては協力してくれるらしい。
それならさっくり逃げてしまおう。

 もしも器を乗り換えることができるなら不治の病の人間も治るのだからそれはすごい技術だと思うのだけれど使いどころは難しそうだ]

(281) 2023/08/15(Tue) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……わからないよ、これまでそういうのはなかったんだ。
  逃げ出したら、少し余裕ができたら、わかるかも。
  ……うん、知らないだけかもはそうかもだけど。


[どうだろうね、と肩を竦めるしかない。
知らないことはわからないしわからないことはないのだから]


  友達は、うん、そう思う。
  皆いい奴らだよ。


>>247お礼を言われることはなにもないよ。
寂しいのは誰だっていやだし、ハロも今は独りってことだろう*]

(283) 2023/08/15(Tue) 21時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川の家――

[お腹はいつでも空いていた。
満腹になれる機会なんてこれまでの人生でそんなに多くはなかった。
貰えるものなら何でも貰いたいし野生児と思われたって食べられないよりは全然良かった。
早く大人になって働きたかった。
働けば自分で稼いだお金でちゃんと食べられるはずだ。

 思っていたよりも早く訪れたのはこれまでと比較すると幸せな時間だった。
瑠璃川のおかげでお腹いっぱいになれる日ができた。
美味しいし、美味しいし、語彙力はないが迷惑なんて思うわけがなくて、それが前回お呼ばれした時もだけれど家庭の味を知ってしまってからすぐに贅沢になってしまう舌を苦々しく思ったのは昨日のことだった]

(297) 2023/08/15(Tue) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  え、あ……ありがとう。


>>267勧められたティッシュを一枚取って目元を拭う。
拭ったらまた角煮を食べていく。
出されたものを全て平らげるのは味わって食べていたから少し時間がかかってしまった。
瑠璃川はあまり食べないらしくてそれならこの量は大和のために作ってくれたのだろうと思うと感無量だった。
麦茶もお替りをして箸を置くと、ふう、と満腹の満足したように吐息を漏らした。

 何を話そうか、と少し考えていると>>269唐突に難題を投げかけられたので大和はゆったりとさせていた身体を戻していた]

(298) 2023/08/15(Tue) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……いいの?


[と歓喜に染まる感情を押しとどめたのはこれから逃げるということと食費もかかるだろうしということと、そのことを告げた瑠璃川の真っ赤な顔を見てのことだった。

 乾から恋愛相談を受けていると聞く前感じていたもやもやの正体を明確ではないにせよ自覚したのはこの瞬間だった]


  や、まって、えっと……。


[二つ返事で、ありがとうと言いかけたのを押し留まったのはそうした自覚と、同時に大和自身の運命が決まっているからだった。

 それを別にしてもだが瑠璃川の語る話を聞いて大和は憤りを感じていた]

(299) 2023/08/15(Tue) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……僕は、瑠璃川さんのお父さんのことはわからないよ。
  わかりたくもない……。


[子どもを一人にして、一人暮らしをさせるなんて禄でもないなと思ってしまうが瑠璃川の親御さんだからあまり悪く言うこともできない。
独りのご飯は寂しいし美味しくないなんてよく知ってる。
冷たいご飯も、独りの食卓も栄養を補給するだけのもので心を冷やすものだから――]


  瑠璃川さん、僕は……。
  伝えておかないといけないことがあるんだ。

  僕の両親は賭博中毒で借金を残して消えてるし、
  借金取りは僕を追いかけてくる。
  このままお世話になったらきっと迷惑をかけると思う。


[相続破棄の手続きをして縁を切るまではするけど奴らに法律なんて効果なさそうだし――]

(300) 2023/08/15(Tue) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  僕は今夜家を出るつもりなんだ。
  だからこれで最期って思ってた、けど……。

  迷惑はかけないようにするからさ。
  ご飯を一緒に食べにきても、いいかな。
  すごく突拍子もない方法なんだけど……。


[移動をハロに転送してもらうようにすれば足取りは不明のままのはずだ。
新しい住居は決まっていないが住む場所は決めている]

(301) 2023/08/15(Tue) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……毎日は、しばらくは叶うと思う。
  だけど……僕は遠くないうちに死んでしまうらしい。

  それまでの間でよかったら……。
  僕から、お願いしたい。


[毎日と望んでくれるのは嬉しい。
大和自身も一緒に食べる相手ができたら、幸せだ。
けれどその幸せはずっとは続かない幸せなんだ]


  ……僕らは、選ばれてしまったから。


[そうして大和は瑠璃川に語る。
合宿で何があったのか、誰かが語っていたか黙していたかはわからないが、黙したままで瑠璃川の願いを受けることなんて大和にはできなかった**]

(302) 2023/08/15(Tue) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ミーティング――

[聞いていると七尾は一人で戦うようだったが、七星に連れていかれたコックピットには椅子が7脚あったわけで大和は自動的に参加するものだと思っていた。

 >>285ハロも一緒に居ることを推奨しているし天道も本郷も望んでいる気はするが七尾が望まないなら大和は引くつもりだったが>>289結局は受け入れるつもりらしいし>>@33加賀先生も一緒に来るらしい。

 >>291乾は大和の考えは否定はしないが彼には柊木がいるということは知っているので、内心はわからない]



  ……ハロ、名前もだけれど武器はどうなんだ?
  七星がやってたのは僕にはできないぞ。


[レーザーも中てられる自信はない。
そもそも敵がどんなのが出て来るのかもわからないのだからその場その場で使えるものがないとその辺のビルとか引っこ抜いて殴り合うことになるのではと疑問を飛ばしておこう*]

(312) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ハロとの会話――


  ……なるほど、物質限定なのか。


[それは思った以上に出来ることはなくて、思った以上にできることはありそうだった。
上手に使えたら色々出来そうだけれど]


  逃げるのは夜だよ、夜。
  明日の夜。

  場所はもう決めてるから大丈夫。

  ……他の世界の僕もさ、
  こんな風に逃げてるのかな。


[わからないな、けど急かすハロにまだだよと伝えながら全然美味しくない蕎麦だけど食べるなら用意するけどと百均の蕎麦を見せたりして過ごした。ハロがご飯を食べるかは知らない**]

(316) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川の家――

[迷惑ではないなら――どうしてか、どうしても頬の緊張が綻んでしまうけれど、そこだけの話ではないのだからと気を引き締める。
瑠璃川の父親についてひどく言わないのは大和自身のように完全に愛想が尽き果ててはいないだろうから。
最初の頃は信じているのだ、親の愛を。
信じられなくなるまでの時間はかなり長い。
でも>>318忙しいかもしれないけれど子どもの年齢を間違うとかあるのかと言えばある。
大和の親は絶対覚えてない。
進学できたらというところで>>319視線が横にそれていくのを見ていたけれど、そういう仕草も――いやいやと首を横に振る]

(382) 2023/08/16(Wed) 03時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……大学でなくてもさ。
  専門学校でも進学じゃない?
  料理の専門学校とかさ。


[瑠璃川は料理が上手だから料理人やパティシエになる未来もあっていいと思う。
大和はアルバイトをしているからよく思い知っているが技術があるのとないのとではできる仕事が違うから。

 それに――瑠璃川の腕が震えているのがわかる。
怒ってくれているのだろうか。
大和は最早怒りを通り過ぎて呆れ果てているから、そうしてくれているなら少し嬉しい]

(383) 2023/08/16(Wed) 03時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……うん、瑠璃川がいいならそうする。
  でも毎日だと大変じゃない?
  住む場所は……えっと、誰も住んでない家があって。


[古いし少し遠いけど勝手に借りようかなと今度は大和が視線をつつと横に逸らした。
不法侵入であるが子どもが借りれる家なんてものはないのだ。
あと一年経過すれば違ったろうけれど心の限界がきてしまった。

 それに、選ばれてしまったから。
>>320瑠璃川の顔色が目に見えて悪くなっていくようだ。
蒼白というのは本当に血の気が消えるのだなと妙な感心をしてしまう]

(384) 2023/08/16(Wed) 03時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……うっ、それは、うん……。


[死んで欲しくないなんて初めて願われた。
これまでの人生で誰にも思われたことがないと思う、言われたこともない。
どうしてか目から涙が出て止まらなくなる]


  ……この世界でない、別の世界ではさ。
  別の人が戦って宇宙を守ってたんだって。
  巡り巡って今度は僕らが選ばれたらしいよ。
  何の、慰めにもならないけど――。
  負けたら何もかもなくなるって、
  本当にどうしたらいいんだろう。


[違う世界では逆に瑠璃川だけが選ばれたのかもしれないし、一緒に選ばれた世界や皆選ばれなかった世界もあったかもしれないけれど――]

(385) 2023/08/16(Wed) 03時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  誰かがしないといけないらしくて。
  でも、僕は守りたい物も人もなかったんだ。


[一人もいなかった。
本当の話だ、どうして自分だけがって思い続けたら思いやりの心なんてすぐに消えてしまうんだ。
そのはずだったのに――>>323え、と思うと瑠璃川が立ち上がって近づいてくるから思わず立ち上がって、そうしたら抱きつかれていた]


  あ、あ、あの、あのさ、瑠璃川、さん……。
  僕汗臭いと思うし、えっと、手のやり場とか困るし。


[女の子の身体ってどうしてこんなに柔らかいのかねと思うくらい柔らかな感触に抱きしめられている。
腕をあげていて鯖折りが少し極まっているので胸を締め付けられていると呼吸がしにくいんだなと別のことを考えてしまう。
だって、腕を降ろして触れたらダメじゃない?
なんて考えてしまうくらいに状況に追い付けない]

(386) 2023/08/16(Wed) 03時頃

【人】 校庭番長 ヤマト


  え、え、ええ……それは、あのちょっと問題が。
  僕は一応男だし、瑠璃川さんは女の子だし。
  泊まるのはまずいし、お風呂もは――。
  あの……。


>>324それだけで十分なのに、胸元がどんどん湿ってくるのがわかる。
泣いてくれてるのがわかる。
同時に締め付けがきつくなるのがわかる。

 大和は、え、とか、あ、とか、ウッ、とかしか言葉に出来ないでいるが――]

(387) 2023/08/16(Wed) 03時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……交代は、できない。
  してほしく、ない。
  僕は……あの、これは初めてなんだけど……。
  瑠璃川さんには、死んで欲しくない。
  こんなに温かい人が死ぬなんて――それは嫌だ。
  瑠璃川さんには笑っていてほしいんだ。
  ご飯やお菓子を食べて美味しいって言ったら、
  すごく、喜んでくれるから……。


[この気持ちが恋や愛、その入り口だなんて知らないことだ。
初めて抱いた――いや、昔は両親に抱いていたかもしれないが風化して消えていった想いは、覚えがなくて狼狽えてしまうけれどそう願う。

 巻き込まれたら死ぬのは理解している。
敵がこの辺に出現したらあの潰れた家屋のように人なんて簡単に――]

(388) 2023/08/16(Wed) 03時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……ハロ、頼みがある。
  戦闘の時に瑠璃川さんを、コックピットに招ける?


[口が軽くてごめんよ、でも黙ったままにもできなかったんだ。
あとハロが反応してくれないなら一緒に、は叶えられないことだから諦めてもらうしかなくて、逃げてもらうしかないんだけど*]

(389) 2023/08/16(Wed) 03時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――ミーティング――

[ロボットの名称は>>322天道の「ステラ」と>>325「コウ大好きラブラブ号」らしい。
>>320天道、すごいやつだ。真顔で黒板に書いたぞ。
大和は口元を押さえて肩を震わせてしまう。
笑ってはいけない場面なのにどうしてぶち込んでくるんだ。
結局、>>332あの名称は乾専用ということですまし顔で消されてしまったが一体何をやっているんだろうと少しすると真顔になってしまう。
初めから真顔だった天道は本当にすごい奴だ]


  ……そっかレーザーと肉弾戦と、道具か。


>>333鋭い爪は見てたからわかると頷く。
色々な機能があるのも、工夫しないといけないのも。
ハロに聞いておかないといけないことは色々あるはずだ。
戦い方は一人一人違うのだろうし――]

(390) 2023/08/16(Wed) 04時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

>>336名前は結局大事なものの名前をつける辺りで落ち着きそうだが――>>343あまりにも唐突に接敵を知らせるハロの声が響き転送されたのはすぐのことだ。

 >>345乗り込んだロボットの名前は『アストロ』らしい。
微かに聞こえた七尾の声がそう言っている。
>>347操縦席と言われた――>>#1ああ、うん、わかる。
わかるけどその椅子は長時間座るのすごくキツいのもわかってる]

(391) 2023/08/16(Wed) 04時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――

[大和は分かってるという風に自転車に乗るとペダルに足をつけて直立姿勢になった後でサドルに腰を落とした。
どうやっても椅子ではない感触の椅子、そうこれは椅子。

 柊木は病院のベッドで、流石に元気はなさそうだがちゃんと生きていて良かったというのは何というか違う気がするが。
座って暫くすると>>#2周囲の状況がわかってくる。
眼下に見える景色は良く見たことがあるものだ。
さっきまで窓から見えていた景色でもある。
つまり、あそこには未だ瑠璃川がいる。

 >>353七尾が狼狽しているのがよくわかる。
合宿所の周囲の惨状を思い出せばわかってしまう。

 皆の意見で避難が終わるまでは待機することにしたらしい。
その間、敵が動かなければいいのだけれどそれは敵次第だろう>>378

 問題は――]

(392) 2023/08/16(Wed) 04時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……なあ、避難が終わったらさ。。
  僕らも攻撃されるんじゃないか?


[だって、未だ知らせてないじゃん。
そういう話をしていた気がするけど伝えてないんだから。

 蜘蛛型の周りで黒煙があがっているってことはあの辺りは破壊されるってことだろう。
現代兵器なんだ、あの攻撃がこっちへ向いたら校舎くらいならすぐに潰れてしまうことは察せるさ。
現に蜘蛛型の周囲の建物は壊れてる]


  ……ハロ、瑠璃川さんと周囲の人だけでも頼めないか?


>>379人数の問題なら、絞ればいい話だ。
>>389あの時お願いしたことが通っているかは別としても、一番危険な敵とアストロの直線状と周囲の中にいるのは危ないとわかる]

(393) 2023/08/16(Wed) 04時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  だからか!
  七星が真っ先に海に蹴っ飛ばしたのは。


[確かに海辺や山中なら被害が少ないだろう。
そうしたってことは七星の世界では街に被害が出てしまっていたんだろう。
被害が大きくならないように、あの場で戦い続けていたら宿泊所なんて確実に潰れていた。

 やはり――この周辺は危険なんだろう**]

(394) 2023/08/16(Wed) 04時頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 04時頃


校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 04時頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――柊木が搬送された日のこと――

[大和 命は電話があんまり好きではない。
掛かってくる電話は配達所からか借金の取り立ての奴らからだけだったからだ。
掛かってきても恣意的に無視することもあった。

 >>103柊木が搬送された日、大和にとっては合宿所から乾の家の車に乗って帰った日の夜。
ハロにいろいろ尋ねて蕎麦を御馳走したかしてないかあんまり覚えてないままにいつものサイクルで寝る時間に眠くなって横になっていた時間だ。
そう、フリーという意味では20時までが限界だった。
大体その時間には大和は寝ていたからだ。

 電話がかかってきたときも寝かけていたからガラケーが鳴るとのそのそと手を伸ばして端末を開いた]


  …………ふぁい。


[あまりにも眠そうな声で、電話に出た。
あまりにも夢見心地で応答したことは半ば夢の中だったのだが**]

(395) 2023/08/16(Wed) 04時半頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 04時半頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――柊木との電話――

[半分寝ていた夢見心地。
微睡の中で呼び出しに応じた大和の耳に届いたのは>>396眠気も醒めるような声だった。
電波の異常?
そんな状態には出会ったことがない。
旅行なんて行ったことがない大和だから電波が悪いところに態々出向くなんてしたことがなかった]


  はああ!?


[飛び起きた大和は素っ頓狂な声を挙げたが柊木の言葉は続いていって最後におやすみと言われた]

(409) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  いや、おま、お前あんな状態だったんだからさ。
  僕のことなんていいから寝てろよ!
  ありがと! おやすみ! 早くなおせよ!


[矢継ぎ早に言葉を重ねたがどこで通話が切れていたかは分からない。
耳元から聞こえる音は虚しくツーツーと鳴っているばかりだった。

 大和は通話をOFFにするとガラケーを閉じて頭を掻いて時計を見た。
起きるにはまだ全然早いというか日付も変わっていない時間だったので、あーもー、と言いながら大和はまた横になって寝息を立てはじめた*]

(410) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――

[人間なんて身勝手なものだっていうことを大和は身を持って知っている。
実の両親からしてそうだしそういう大人ばかり見てきた。

 風邪を引いて熱を出した日も、アルバイトがなくてお腹を空かせている日も、助けてくれる人は一人もいなかった。
皆自分のことで手一杯なのだ。
他人のことにかまけている時間なんてない。
身なりが良くて救済を謳っていたり公平を謳ったりする奴は大体詐欺師だろう。

 >>401エゴイストで大いに結構だ。
自分の胸の内の気持ちすらまだ固まっていなくて、乾のようにさらけ出せることがない大和だが瑠璃川がくれたお菓子や料理の味と温もりを忘れることはない。

 視線を校舎へと向ける。
時期も時期だ、そんなに生徒は多くはいないはずだし、多分。
外へ逃げていくなら早く、どこまでもどこまでも逃げていってほしい。
そう願っていると>>400避難の流れからぽつんと離れた場所で一人いる瑠璃川を見つけてしまった。

 コックピットの中だからあちらからは見えていないかもしれないが、視線が合ったような気がする]

(424) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ぐ……早く! 逃げて!


[見える範囲は危険なんだ。
家屋だってすぐに潰れてしまうくらいだ。

 大和は心の底からの吐露を避けずがその声が届くわけもないのに*]

(425) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川の家――

>>411瑠璃川が専門学校に興味があるなら背中を押したいと思う。
卒業したら仕事もあるだろうし学校のお金を出してくれるなら出してもらったほうがいいに決まっている。
大和は大学の入学金も授業料も自分で出さないといけないけれど、高卒よりも大卒の方が給料もいいし仕事もあるからと進学するつもりだった。

 >>412ご飯の話もよくわかる。
瑠璃川のためになんて言われたらそれこそ断れない。
ご飯はご相伴に預かることになりそうだけれど、住む場所に関していうと段々表情が苦々しいものになっていってる気がするのは気のせいではないはず。
でも未成年だと出来ることも限られている。
安い公営団地も親がいたり家があると無理だしそういう申請をすると厄介な連中がいるのも知ってるから――]

(427) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  本当にね、なんでなんだろうな。
  きっと皆そう思ってきたんだろうな。


[七星たちも、その前のチームの人たちも悩み続けてきたのだろう。
悩みながら戦って死んでいったのだろう。
その時、その世界の大和はきっと避難勧告に従って逃げていたに違いない。
助けられる方だったのだ。
だからこれは巡り合わせっていうやつなんだろう。

 ――それでも、世界のために死ぬなんて殊勝なことはこれっぽっちも思うことはないのだけれど]

(428) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……いや、あの、瑠璃川さん?
  え、ええ……。


[ぎゅっとしていいと言われても、むしろしてと言われても困る。
そういうのは好き合ってる人がすることのような気がするんだけど――。

 結局、う、とうめき声をあげてから挙げていた手を降ろしていった。
手を降ろすと瑠璃川の背に手が触れる。
腕は胴を抱きしめてきている肩や腕に触れて挟み込んでいた。

 確かにこの方が温もりは感じられたが同時に柔らかさも感じてしまって先程よりも混乱することになってしまう]

(429) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  あ……はい、うん……。
  それはそうなんだけど、はい……。


[改めて指摘されるとそれは問題点なのは確かなことだ。
百歩譲ってもらってもお風呂やご飯でチェックラインに引っかかるらしい。
男だし大丈夫だと思っていたが>>414無人のところは危ないとまで言われる始末である。
でも人がいると補導されてしまうから結局行き場はないのだけれど――]

(430) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  う゛……その、その時は僕は廊下でいいです。
  態々部屋なんて、高いし……。
  あ、でも食費くらいは出すから。


[二度目の懇願と伺える表情に、大和は折れた。
そろそろ呼吸もしんどいので二重に折れた。
胃袋はとっくの昔に折れてるので全敗している。

 >>415とどめの言葉に大和は降ろしていた手をあげて目元と頭を手のひらで覆い空を扇いだ]


  それは、美味しいから、本当に美味しくて。
  温かくて、嬉しいから――。

  瑠璃川さんは僕にとってのヘラみたいな人だから――。


[すごく、すごく、恥ずかしいことを言っている気がして直視できない。
顔が熱いし鼓動も早いがこれは一体何なんだろう、このまま死んでしまうのだろうかとも思えてしまう]

(431) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……一緒にいる。


[救ってくれた瑠璃川に、搾り出すような声で伝えたのだけれども、大和は自分の感情を纏めきれずにめいいっぱいの状態だった**]

(432) 2023/08/16(Wed) 07時半頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 08時頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――

[皆、それぞれの椅子がある。
ゲーミングチェアは本郷のだったらしい。
>>420すまし顔で座ったが柊木が病院のベッドだったりしているのだから本人に関係がある椅子が選ばれていることは確定だろう。
よく似合っていると思ってしまった。
何というか座っていて貫禄がある気がする]


  七尾、サドルには横座りできないよ。
  落ちちゃうし余計に尻が痛くなりそうだ。


>>440ママチャリの荷台ならできそうだがそこは金属製っぽいから結局尻は痛いに違いない。
どうしてこんな椅子になってしまったのだろうかと頭を抱えそうだった]

(453) 2023/08/16(Wed) 09時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……、いや今なら瑠璃川さんは一人っぽい。
  他の人から離れてるっぽいから気にしないで。


>>447確かにハロの言う通りだろう。
七尾にとっては優しくない選択肢だし人が増えれば増えるほどに守らなければならないものが増えてしまう。
だから大和は周囲を切った答えを返した。
それに>>400避難の流れから外れているのも事実だから*]

(454) 2023/08/16(Wed) 09時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[そんな騒動をしていたからだろうか。
或いは>>444七尾が語る言葉は親を想えるからだろう]


  ……そんなわけないだろ。
  七尾が居なくなったらさ、普通悲しむさ。


[悲しまないのは大和の親くらいだろうさ。
大和自身は本気でそう思っている間に呟いた言葉が届くか届かないかの時に衝撃が走った。

 蜘蛛型の敵が動き出していたらしい。
>>448着弾したのは糸であり引き摺られているらしい。
避難は未だ終わってないだろうが敵は当然のように待ってはくれないってわかってしまう]

(456) 2023/08/16(Wed) 09時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  七尾、落ち着いて、立て直すんだ。
  糸を切って……蜘蛛糸は、なんだっけ。
  いろいろ強いらしいけど……。
  でもあいつの身体より硬いことはないだろ。


[蜘蛛が糸を吐き掛けて獲物を捕まえて引き寄せていく。
その次にするのはぐるぐる巻きにでもして毒牙で噛むんだろうか。
完全に捕食じゃないか、それ。

 ロボットが膝をついて引き摺られていけば間にある建物が壊れていくだろう]


  敵はやる気だぞ!


[それだけは否定できないことだろうから、大和からも指摘しておかないといけないことだろう**]

(457) 2023/08/16(Wed) 09時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――瑠璃川の家――

[大和が降参するかのように言葉を口にした辺りで>>438聞こえたハロの声だが、姿は一瞬現れただけですぐに消えた。
完全に怪現象である]


  ……できるんだって。よかった、かな?


[ハロの気持ちはちょっとわからなかったけどどうやって説明するのか難しいことをしてくれたのでこの後少し時間がかかりそうな気もしたけれど、返答があったのでそちらの方は安心できた。

 >>451そしてお願い通りに今がある**]

(458) 2023/08/16(Wed) 09時半頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 09時半頃


【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――

[乾と天道の言い合いにハロが混ざって言い争いになっているけれどそんな暇はないはずなのにと唇を噛む。
>>479本郷が後押ししてくれて、>>493唐突に呼ばれた瑠璃川も七尾の応援をしてくれているからそこも含めて安心できた。

 蜘蛛の糸はなかなか切れないみたいだけれどその間にどんどんと糸は射出されていくみたいだった。
このロボットの出力は>>500蜘蛛型に勝っているのかという疑問があるが装甲が薄いかもしれない可能性も含めて敵は大体未知である。

 柊木も難しい表情をしたりしながらも――>>508え、気を抜いてたっていうよりは乾を見てた気もするのだがものすごく詳しく蜘蛛の糸について教えてくれる。

 確かに教えてもらうことが多い程戦い易いだろう。
ハロは嘘を言っている感じではないのだ。
>>506避難も終わっているなら憂いはないわけで――]

(513) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  七尾!
  道路なんて土にアスファルト塗っただけだし、
  建物は建てなおしたらいいものだよ!

  特に道なんて三日あれば直るから気にしなくていい!


[街並みは破壊されるがそれは直せるものだ。
治せないものたちはもう逃げ出しているらしいからと>>484七尾へと声をかけた*]

(514) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――回想・瑠璃川の家――

[大和はハロのことを疑ってはいないから話してくれたことは事実だと思っている。
他の世界はあって別の世界では別の世界の誰かが同じように戦っているというのは本当のことだとして瑠璃川に話していた。
でも、この世界の僕らは僕らだけのものなのだからそう割り切れるものではないのだけれど、だから大事なものをとか推してくるのだろう。

 瑠璃川は手を降ろして、こう、抱きしめる姿勢になると力を緩めてくれたのでほっと息を吐けた。
ずっと自転車を漕いで重たい新聞を運んでいた大和でも肋骨の動きが制限されていると息が苦しくなるものだと初めて知ったことだった]

(518) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[女神ヘラみたいだと思っている瑠璃川は意外と強情らしい。
>>495最悪ソファで寝ないと一緒に廊下で寝るらしいがキャンプはほら、寝袋とかで寝るのだから硬い床に瑠璃川を寝かせるわけにはいかないので大和は頷くしかなかった。

 顔を覆っていた手をずらして、下を、瑠璃川を伺い見ると視線があって顔が熱くなるのを感じる。
先程までも熱かったが今ももっと熱い。
赤くなった瑠璃川の顔が見えてしまうから、力が緩んでも相変わらず柔らかい感触がするから、ああ、と唇から声が漏れる。

 例えヘラが嫉妬深かろうが人妻ならぬ神妻だろうが大和にとっては瑠璃川が教えてくれた慈悲のある女神なのだから――>>496そんなに素直に言われると大和もまた観念したようにまた手を降ろして瑠璃川を抱きしめるように背中へと腕を降ろした]

(519) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……僕こそ、ありがとう。
  あの……瑠璃川さんといると、笑う顔を見てると
  心が落ち着くし、温かくなるし、
  こうやって抱きつかれてると顔も身体も熱くなって、
  身体も柔らかいし、嬉しいんだけど……。
  ちょっとよくわからなくなってる。
  風邪でも、引いたのかな。


[小さく乾いた笑い声を漏らして自分で消化しきれない感情を吐露したが、一瞬出てきたハロの挙動もわからないしハロについてはまた後で伝えるとしても――どうしてか>>497もじもじとして何も言ってくれなくなった瑠璃川はずっと抱きついたままでいたので大和も無言で瑠璃川を抱きしめ続けていた。

 鳩時計にはびくっと一瞬身体を震わせたけれど初めて間近で見た仕掛けのある時計に目を光らせていた]

(520) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  あ、おやつ……。
  僕は瑠璃川さんが用意してくれたなら、
  なんでも美味しく食べれる自信があるよ。


[具体的に何が食べたいということはないんだ。
瑠璃川が作ってくれたならばそれでよかった*]

(521) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――回想・続く日々――

[おやつを食べた後、夕食も御馳走になったかなってないかは多分なったんだろうけれど大和は一度家に帰った。
帰宅して築60年以上木造二階建てアパートの一室に戻るといつも通りの時間に電気を消して就寝したように見せかけた。
今からこの部屋とはお別れなのに感慨深さは欠片もなかったのは不思議だった。
ハロを呼び出して荷物と自転車ごと瑠璃川のマンションへと飛ばしてもらう。
自転車は通路に置いて後で置き場所を教えてもらって、荷物と一緒に再び瑠璃川の家にお邪魔をすることになった。
これであの家からは誰も出ていってないし大和の姿もないのだから足跡なく消え去ったことになる。
これからの移動はハロに転移してもらうことになるだろうけれど、短いはずの新しい生活が始まった]

(526) 2023/08/16(Wed) 19時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

>>501寝床は瑠璃川のお父さんの部屋になった。
基本的に大和は瑠璃川の押しに弱いのであっさりと押し切られる。
シーツも真新しいし薄い布団と比べるべくもないほど柔らかい。
翌日には布団も気持ちのいい匂いがするようになって、元の布団はいくら干してもこんな匂いはしなかったと首を傾げることになる。
清潔すぎて怖いくらいだったが瑠璃川の気持ちがありがたかった。

 ご飯は三食しっかりと食べることが出来た。
三食とも瑠璃川の手作りなのだからこの家が天国なのかもしれない。
>>502レシピ本を見てもそれがどんな料理かなんてわからないから見た目で完全に選んで指を差していったけれど瑠璃川はちゃんと作ってくれた。
朝食も和洋どちらでも美味しくいただけたし、お昼はお弁当は美味しいし、夕食はリクエスト通りだしで大和は食事の度に笑顔で美味しいと言い続けていた。
相変わらず美味しい以外の語彙力はなかった]

(527) 2023/08/16(Wed) 19時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[落ち着いたらまたアルバイトを探して食費やらに充ててもらおうと思ったけれど、そこは固辞されてしまった。
だからその分家事を手伝っていくが普通の掃除とか洗濯ではなかった。
洗濯はよくよく考えれば瑠璃川の着衣を洗うなんて恥ずかしすぎてできないし――いや自分のを洗ってもらうのもそれはそれでダメではないだろうかと悩んでいたりしたがそこもきっと押し切られただろう。
お風呂もそうだが瑠璃川の後だと緊張するし前だと申し訳なさすぎるので最終的に後でお願いするのだけれど結局は折れるのは大和である。
シャンプーもボディソープも同じやつなので同じ匂いになってしまう辺りが身悶えてしまったこともあった]

(528) 2023/08/16(Wed) 19時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[代わりの掃除は瑠璃川ではやり難いところのらしい。
フィルターの掃除も椅子に乗って外して洗って乾かすだけだし、ヘッドの分解掃除も難しくはない。
重たいものを運ぶのとかも十分に手伝えたが最難関は宿題だった。
大和自身は宿題は終えていたが尋ねられると教えるのはなかなか難しいことがわかった。
大和はオールラウンダーだ。いい意味ではなく中間くらいの意味で。
苦手な科目はないが得意な科目もなく、教えるレベルではないが瑠璃川が悩んでいるところくらいなら何とかかんとか教えることができた]

(529) 2023/08/16(Wed) 19時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[外への用事はなくて、お金がないから外へ行って何かをすることもなかった大和には出かけて遊ぶという意志があまりなかった。
時間があるときは図書館が最高だ。
空調は効いているし朝から晩までやってるし本が読み放題、水も飲み放題なのだが瑠璃川と行く場所かと言えば違うのはわかる。

 だからミーティングの日まではずっと一緒に過ごしていた。
買い出しも一緒に行くし時間ができるとずっと傍にいた。

 >>503手を繋いだのは望まれたからで、大和はちょんと手を出しては握ってもらうほうだった。
瑠璃川は手も柔らかくて自分よりも小さい手で料理していると思うと何とも感慨深いものがあった。
敵と戦うまでの短い期間、このままであったらいいなと思いながらソファに座って――こうぴったりくっ付いてみるのが普通なんだろうかと思っているとあまり見たことがないドラマで恋人同士の二人が丁度今の大和と瑠璃川と同じようにソファに隣り合って座って手を繋いでいるシーンを見て、大和の顔は面白いくらいに一気に赤くなった]

(530) 2023/08/16(Wed) 19時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……あの、瑠璃川さん。
  ひょっとして僕らは、その。
  恋人みたいな感じ、なのでしょうか。


[ドラマはどんどんとシーンが流れていくが大和は最早それが何なのか頭には入ってこなくなっていた。
繋いだ手がしっとりと湿ってくるのはきっと大和が緊張して汗をかいているからだ**]

(531) 2023/08/16(Wed) 19時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――回想・今日までの話――

[教えてと言われたら答えではなく解法を教えていくのが大和であった。
>>538涙目な感じの瑠璃川は、う゛っ、と胸が詰る感じになるのだが答えはちゃんと埋めれていけていたので安心した。

 瑠璃川は両親の写真を見せてくれた。
母親はイギリス人だそうで、だから目鼻のラインがくっきりしているし瞳も青とかそちらよりなのだろう。
正直その目で見つめられると大体のことが断れないようになっていた。
英語だけは得意と笑ってくれるし今でも母親のことが好きなのだろうということは痛い程よくわかる。
大和は最初は反応に困ったが朝晩としっかり手を合わせている姿を見て少しずつ瑠璃川の親へも向けていた忌避感を薄れさせていた。

 期間にして僅か数日のことだが大和は瑠璃川にあっさりと感化されていっている。
甘やかされると最終的には流されるし、部屋を出ないといけないことには業腹だが部屋を出ても戦う番が来るまでは一緒ならいいかと思ってしまう]

(569) 2023/08/16(Wed) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[同じ香りなのに違う匂いがするのは不思議な感じがする。
瑠璃川はよくくっ付いてくるのだけれど自分ではない香りがするのは、これはとても不思議なことで戸惑うしかなかった。

 これが瑠璃川の匂いなんだろうって気づいたのはまた後の話で、>>540目下テレビのドラマが示すように恋人同棲生活のような状態を認識してしまってかちんこちんと固まってしまっていた。

 親からの愛情を受けずにいた期間が長かった大和にとっては未知の感覚にずっと支配されてきた。
流されるままに同棲しているが想いも固まってないし何も伝えてないのにこうして彼氏面をしているのだから、省みるとその厚顔さに羞恥心が湧き起こる。
死ぬことが確定しているのに、ずっととか、毎日とかを望めないのにそれを望んでいいわけがないと思っていた]

(570) 2023/08/16(Wed) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  は、はい……。


[しどろもどろに語ろうとする瑠璃川にいろいろと申し訳なさを覚える。
吃驚して緊張したとは言え尋ねるべきではなかったかもしれない。
このまま有耶無耶なままならそれなりに温かい時間が過ごせたかもしれないのに――。

 >>541意を決したような言葉を聞いて胸が、心臓が、締め付けられる想いをした。
好きなんてわからない。
恋してるのもわからない。
余裕がなかった人生に唐突に生まれた余暇の隙間に吹き込んだ瑠璃川の気持ちが、想いが、熱くて、温かくて、苦しい]

(571) 2023/08/16(Wed) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  僕は……僕は……。


[断るべきだと警鐘が鳴っている。
死んでしまう自分と恋人になったら瑠璃川はきっと泣いてしまう。
泣いてる瑠璃川は見たくなかった。
死んでたら見れないとかそういうことではない。

――けど]


  ……死ぬんだよ、僕は。


[母親に似ていると言っていた瞳の色が見つめてくる。
潤んだ瞳が思考と心を射貫いてくる]

(572) 2023/08/16(Wed) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  それでも――。


>>542瑠璃川の手が震えているのが伝わってくる。
手を繋いでいるのだからバレないわけがない。
大和は固唾を飲むとその間に瑠璃川は目を閉じていて、テレビの画面ではこれがお手本ですよとばかりに役者の二人がキスをしていた。

 大和は空を扇いだ。
見えるのは天井だけだ、空も星も見えないが日中ならそこに自分の星座があるのだろう]

(573) 2023/08/16(Wed) 20時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  僕は、瑠璃川さんと一緒にいたい。


[扇いでいた首を戻して顔を近づける。
獅子は負ける運命にあるのだ。
見様見真似だ、キスなんてしたこともないしこんな至近距離に――いや最近は毎日至近距離だった気がする。
瑠璃川の吐息を感じる。熱くて甘い香りがする。
同じ香りを纏っているはずなのに強く瑠璃川の匂いだけを感じている。
そして、いい匂いに包まれたままそっと唇を重ね合わせた。

 どれくらい触れればいいのかとか、どれくらいの強さでとかも全然わからないままで離れ時がわからない。
テレビではわりとすぐだった気もするけれど、重ねた唇の柔らかさと離れがたさがもあって瑠璃川が止めてくれるまできっとキスを続けていた。

 唇が離れると目を瞑り、顔を真っ赤にしたままに]

(574) 2023/08/16(Wed) 21時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  瑠璃川……いや、珊瑚、さん。
  その、この気持ちが好きなのかまだよくわからないけど。
  僕と恋人になってくれたら……。
  僕も、すごく、嬉しい。


[告白に告白を重ねて返すと瞑ってた目を開いて、何でも言うことを聞いてあげたくなるような瞳を見つめて、あー、と声を漏らして頬を掻いた。

 テレビドラマは、その、ソファに押し倒した後で暗転していたようだった*]

(575) 2023/08/16(Wed) 21時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――

[戦闘は流れるように進んでいた。
敵の蜘蛛型ロボットの仕掛けに>>552柊木や>>555本郷は素早く対策を七尾に提言したりハロに尋ねたりしている。

 >>563接近したほうがとハロはいうが古来より戦闘というものは長射程&高攻撃力化が激しい。
周囲から飛んできていたミサイルもそうだし七星が戦った敵のミサイルもそうだ。
このロボットだってレーザーを使っているし近接は浪漫のはずなのだが、>>561捕まり接近してきた敵は組み敷いてきた。

 近接戦闘は浪漫なのだ。
何故なら完全に沈黙させていない限りは逆転の目を相手に与えてしまうから]

(582) 2023/08/16(Wed) 21時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  いけっ、七尾!


>>566敵の前で大口を開けるなんてのは弱点を晒しているようなものだ。
外殻なら耐えられるかもしれない攻撃も内側からの攻撃になんて普通対応していないのだから。
それに狙えなかった継ぎ目もこの距離なら狙える。

 >>567七尾の叫びに合わせて呼びかけるように声を重ねる。
祈りか、願いの強さか、>>568七尾の一撃が頭を腹部を切り離したのを見た]


  やったぞ! いけるぞ!


[何がいけるとまでは言えなかった。
コアを破壊しなければならないらしいがそのコアは>>567どこにあるのかはわからない。

 ただ、蜘蛛型ロボットが視界を失い戦闘力を無くしているのはわかっている**]

(583) 2023/08/16(Wed) 21時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――回想・これまでの日々――

[瑠璃川――いや、珊瑚は>>587すごく肝が座っていると感心してしまう。
もしかするとこれが恋の力なのかもしれない。
曖昧な想いは知らぬ故に名前を持たせることができなくて、それでもこの想いが好きとか恋であるならば大和は喪っていたものを取り戻したと言えるだろう。
言葉として形にするには未だ時間はかかりそうなものなのに>>588一瞬触れるだけのキスは確かに意識を釘付けにされてしまうものだった]


  う……下の、名前で呼ばれると恥ずかしい。


[嬉しくて、恥ずかしい。
顔を真っ赤にしたまま唇に手をあてて視線を逸らしてしまうけれど横目には>>589幸せそうな顔をしている珊瑚がいて、別の意味でも言葉に詰ってしまう]

(606) 2023/08/16(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[テレビは珊瑚の手で電源をOFFにされて一息に静かになる部屋の中。
大和は自分の鼓動の音を五月蠅いと感じて、同時に聞こえる珊瑚の呼吸する音と何か許すような声だけがずっと耳に残って頭の中に響いていく。

 恋人ならいいと言われたけれど大和はまだちゃんと言葉にしていないのに――繋ぎなおされた手は指がしっかりと絡み合い手のひらがしっかりとくっ付いて離れない。
口元を覆っていた手はそれを許さないように取られて珊瑚の胸に触れる。
柔らかな感触と手のひらから伝わってくる音が大和自身の拍動と重なっていくようで――]

(607) 2023/08/16(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  んっ……。


[唇を重ねたままに、珊瑚を押し倒していて目を回していて。
いや引かれたのかもしれないが押し倒したのだろう、そういうことにしようと意気を飲み下して――]


  僕も、珊瑚さんが、好きだ。
  ……と思う。


[ぐうと目を瞑って伝えるとまた唇を重ね合わせて――。
その後のことは光が通り過ぎるようでもあったけれど、その日からはこれまで以上に距離が近づいたのは確かだった。

 世界のためにではなくて、珊瑚のためにって。
僕は珊瑚の未来のためなら死んでもいいかなって思えたんだ*]

(608) 2023/08/16(Wed) 22時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット:戦闘の行方――

[戦闘が終わる。
>>596束縛がなくなり敵の抵抗もないのだから>>597コアを壊せばそうなる。

 でも――それは七尾が死ぬということに他ならない。
>>599七尾の言葉が楔のように心に刺さる。
それは、そうだろう。
誰も死にたいわけではない。
やりたいこともたくさんあるし――親孝行はわからないけれど、いなくなって寂しいと思わない親なんて、世の中そんなに居ないで欲しいと願うのは大和が実際にそんな親だからこその願いなのだろうか]

(619) 2023/08/16(Wed) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……七尾はよくやった。
  ちゃんと向き合って、戦った。

  でも……でもさ。


[怖くないなんて嘘だろう。
それは口にすることはないけれど、想ってしまう。

 >>612最後までその生き様を焼き付けるように、見つめ続けるしかできなかった*]

(620) 2023/08/16(Wed) 22時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――


  僕も、アストロでいいと思う。

  ……乾の時は、その、あの名前でもいいけど。


>>634天道の案に賛成して――ふと乾の出した名称を思い出してそう付け加える。

 瑠璃川、珊瑚が来てくれて良かったと思う。
自分たちでは七尾を抱擁したりとかしてあげられないしやはり心強さが違ったろうから*]

(637) 2023/08/16(Wed) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

――コックピット――

>>639珊瑚が隣に来ると椅子、とは言い難い自転車のサドルから降りた。
お尻は割と痛い。
ずっと乗っているものじゃないし振動を受けるものでもないことがよくわかる。
この後、戦闘が終わるとアストロは消えるはずだ。
そして同時に七尾もまた――]


  ありがとう、珊瑚さん。


[来てくれてよかったと、大和は珊瑚と手を繋いでその時を待つ*]

(644) 2023/08/16(Wed) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

  ……柊木、その……なんだ。
  大丈夫だ、多分。


>>638柊木からすすっと視線を逸らしてしまうがあの機体名を自分の口から言うのはとてもとても恥ずかしいので許して欲しい。
何なら乾から聞いてくれと思ったら>>640乾は微笑んでいた*]

(646) 2023/08/16(Wed) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

>>649七尾の最期の言葉。
「帰りましょう」の言葉に頷くよりも前に彼女の身体は力尽きて
しまう。
これは初めて見る死の瞬間だ。
>>651強く珊瑚の手を握り返して倒れていくのを見ているしかなかった。

 戦えば、死ぬ。
 戦わなくても、全部消える。

臍を噛む思いを抱いたまま、>>656乾が合宿所でやっていたように七尾の身体を抱き上げるのを見ているしかなかった。

 だからすまない。
>>653柊木の不安を煽ったままそのままになってしまうがそう、大丈夫だから、うん、多分*]

(658) 2023/08/17(Thu) 00時頃

校庭番長 ヤマトは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 00時頃


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