28 僕等(ぼくら)の
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……そうなんだ。
[縁士君>>269は、みんなの事を探しているらしい。 本郷さんについては、ゲームのハンドルも聞いたらしくて。
会いたくないの?と聞かれると、少しの沈黙の後。]
……私は、あまり会いたくない。
私の友達は、あの地球で一緒に過ごした真弓ちゃんだし。 同じ存在でも別人の、『本郷さん』と友達になるの、 ……何だか、裏切ってる様な気がしちゃうっていうか。
(@60) doubt2 2023/08/29(Tue) 22時頃
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『本郷さん』だって、一人の人なのに、 真弓ちゃんとは別の人なのに、 真弓ちゃんを重ねてしまったら、申し訳ない気がするし。
もう会えないのは悲しいけど。 私が好きなのは『真弓ちゃん』だけでいたい。 真弓ちゃん本人だけを、大事に想っていたい。
……私はちょっと、重過ぎるか、潔癖過ぎるのかも。
[眉を下げて、笑んで。]
(@61) doubt2 2023/08/29(Tue) 22時頃
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[お土産に渡したお茶は、バタフライピー?っていうものらしい。 パスケースに、いつかのナナホシテントウを付けるのを見つめて。]
うん。ちゃんと3人で帰れて良かった。
[そんな話をしていたら、駅が見えてきただろうか。] 今日は、本当にありがと。 ……バイバイ。
[ありがとうにも、さよならの言葉にも、少し別の意味が滲んでしまうんだけど。 それは、気付かれるはずもないと思う。
笑んで、小さく手を振った。*]
(@62) doubt2 2023/08/29(Tue) 22時頃
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―― 公園 ――
……うん。
[訥々と語られる本郷の展望は、冷静で真っ当だ。 時折相槌を挟みながら、結びまで聞いて、頷く。 考えすぎて煮えていた自覚のある頭も その頃にはだいぶ冷えて来ていて、静かに口を開いた。]
本郷が俺に向けてくれた想いを 受け容れられればと思ったのは本当だ。 抜け道を探すことを考えたのも、 決して、気まぐれや遊びで言ったわけじゃない。
[今の思いをどう説明したものか。 口にする必要のないこともある気がしたが 分からないままにしておくよりはと、言葉を継ぐ。]
(@63) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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でもな、理屈の話。
本郷が他所に転校して 俺の直接の教え子ではなくなったとしても、 日本の法令じゃ年齢の部分は如何ともし難くてさ。 互いの間だけなら抜け道はいくらでも考えつくんだけど 世の中に言い訳するってなると、どうも勝ち筋がない。
だから仮に本郷が頷いてくれていたとしても せめて、18歳になってから―― ってことになっちまってたと思う。
(@64) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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日の当たるところでしてやれることもないまま まだまだ未来のある若い娘の貴重な時間を コブ付きアラサー男が縛ることになる。 「そりゃ違うだろ」 って 理性の部分は俺をひっ叩いてくるわけ。 試すようなことを言った心算は断じてなくて。 教師として道を踏み外しかけても、 もし、もしも、それでもと言われたら ギリギリのところまで叶える覚悟はあったんだけど。
お前の返答に少し、ほっとしてる。
一方で、ちいと考えナシだったかもなと、 悪い大人なりに反省もしてる。
(@65) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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――― にしても、正面突破か。いいな。
[何を思ったか、少し笑みを零して]
離れたところで成長を見てるよ。 連絡も待ってる。学校行事に顔出してくれるのも。 片肘張らずにくだらん話をしよう。
ああでも、俺がこんなこと言ったからって 他の出会いをシャットアウトしたりはするなよ。 高校生は大事な期間なんだからな。
(@66) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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………多くの人間と出逢って、関わって。 本郷の考え方も、生き方もきっとこれから変わってく。
それでも気持ちが変わらなければ、 いつかもう一度俺のところにおいで。
[この関係に、急いで名前を付けるようなことはしない。 近い未来に自ずと形作られてゆくものが もしあるのなら、それを手にした時に名を問おう。]
(@67) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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……で、いい?
[らしくもなく語らされてしまった。 少し照れたように、自身の髪を混ぜながら。 視線を合わせて口端を上げる。]
遅くなっちまったな。 車で来てるから送って行く。 家でも駅でも。 ……あ、心配じゃなければ、だけど。
[他に話が無ければ、改めて時刻を確認して。 己としては暗い道をひとり帰らせる方が心配なので 一応そんな申し出もしてみたがどうだろうか。*]
(@68) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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── 回想:復輝祭 ──
[生徒らの中に紛れていた時だろうか、 聞き慣れた明るい声が耳に届いたのは。>>239]
柊木。いや、来たのは少し前だよ。 声は掛けようと思ったんだが、取り込み中みたいで 後回しにしてた、すまん。
うん、すごいな。 俺は概要聞いた時、合宿のような部活の延長の 観測会を想像してたんだけど全然違って。 食い物も作ったりしたんだって? HPもポスターも部員お手製だし、本当に祭って感じだ。
………がんばったな。
(@69) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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[三千院と話をしていたようだったから 引き継ぎや激励は既に貰っているのだろう。 だから、労いとともにぽんと肩に手を置くに留める。]
俺は今日は片付け要員と見回り要員。 なーんにも考えずにお前らに任せて 楽させ………楽しませて貰うから、よろしくな?
[次期部長は引っ張りだこだっただろうから、 余り拘束しないよう微笑ましく見送ったはずだ。 終了の挨拶も号令もすっかり板についた印象で、 柊木が部長になってくれるなら次年度も安泰だろう。**]
(@70) azure_blue 2023/08/29(Tue) 22時半頃
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[方向性が一致したことにまずは安堵する。>>274 親御さんに隠し立てしながらどうこうというのは 互いのためにも避けたい所ではあったのだ。]
……いや、ギリギリどうにかなるラインを考えて あんまり上手くない手になっちまっただけ。 俺も焼きが回ったかな。 連絡は、夜なら今は大体空いてる。 待っているなんて言って重たくさせたくないけど 友達作って、卒業して、やりたいことも叶えて、
『また』 が 来たら、 俺もきちんと答えを用意しておくから。
[生徒の告白に対し、傷つけずに断る方法より先に 向き合う手立てを考えたのは初めてだったのだが 今は口にすることもない。]
(@71) azure_blue 2023/08/30(Wed) 00時頃
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人気……まぁそう言って貰えるうちが華だよ。
[本郷の表情に笑みが見えたのに安堵する。 ベンチから立ち上がって裾を掃いつつ、 心配の意味合いが分かっていない様子なのには 困ったように眉下げてエアーで手刀を落としておいた。]
車はパーソナルスペースだから。 俺は“先生”だから信用してくれてんのかも知れないが 普通は、気軽に異性の車に乗ると危ないからな。
[別の意味で心配になって苦笑した。]
(@72) azure_blue 2023/08/30(Wed) 00時頃
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うし、じゃ、親御さんに連絡を入れているうちに 俺はすぐそこの車を取りに行ってくる。 門限大目に見て貰えるといいな。
………? 何か言ったか?
[呟きのようなものが聞こえたような気がしたが 内容までは聞き取ることができなかった。 問い返してはみるが、返答はあったかどうか。
本郷が車に乗り込んだならアクセルを踏む。 なにせ門限がかかっているらしいから、 教師が一緒とはいってもあまり破らせたくはない。 安全かつ迅速に自宅まで送り届けたはず。 **]
じゃあな。 おやすみ。
(@73) azure_blue 2023/08/30(Wed) 00時頃
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[縁士君の気持ち>>273を聞いて、こくこく頷く。]
そっか。 うん。私が、重く考え過ぎなんだと思うよ。 もし別の地球に永や縁牙君が居たら、とか。 色々、想像しちゃってたから。
[そう、苦笑をして。別れ際。 小さく手を振ってその場を後にしようとしたら、腕を掴まれたので目を丸くした。]
えっ!? 縁士君は、何もしてないよね? ……元気ない?
[小さく、首を傾げる。 なにかしたかと問われると、なにもしてないのは確かだし。 でも私は気持ちの言語化が苦手で、自分でもよく分からなくて。 考える間の後。]
(@74) doubt2 2023/08/30(Wed) 01時頃
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縁士君は、何もしてないけど……。
縁士君は真弓ちゃんの事、好きだったのかなと思って。 お家にも遊びに行ってたし、色々……。 女の子とそんなに仲良くしてるの、初めて見たし。 真弓ちゃんは加賀先生を好きだったけど、 この地球の本郷さんは、フリーかもしれない。
それなら私は居ない方がいいし、 私も今まで通りは無理だと思ったよ。
でも、真弓ちゃんの事だけじゃなくて。 向こうの地球に行って、みんなと知り合って。 これから、そうやって沢山の人と関わって、 世界が広がって行くんだよね。 本郷さんには会えなくても、その中で、 好きな人に出会ったりもするんだろうなと思って。
(@75) doubt2 2023/08/30(Wed) 01時頃
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だから、これからは一人で頑張らないと。 ……みたいな事、考えてた、かな?
[そう言って、小さく首を傾げた。*]
(@76) doubt2 2023/08/30(Wed) 01時頃
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[こっちの本郷さんはそうじゃない>>279に、頷いて。 花火大会の時の約束は、勿論覚えているのだけど。 縁牙をずっと好き>>280、と聞くと。]
えっ!?
[思わず、声が漏れてしまって。続く言葉>>281には。]
えっ。縁牙君、何でそんな……。 それは、『そういう好きではないなら』でしょ。
縁牙君と永のためだけじゃなくても、 友達だからとか、私が頼りないからとか……。
[混乱してしまって、よく分からなくなっていたけど。 最後まで全部聞いて、わかった?>>284と問われると、こくりと頷いて。
多分真っ赤になってしまった顔を持ち上げると、眼があって。]
(@77) doubt2 2023/08/30(Wed) 09時頃
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[辺りを見回したら、丁度、人通りも無かったので。]
――……ぎゅって、して? そしたらちゃんと、分かる気がするから。
[ぽつりと、呟いた。*]
(@78) doubt2 2023/08/30(Wed) 09時頃
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[自分からお願いしたのに、肩に触れられると>>285、びくっとしてしまったけど。 抱き締めてくれたので、その背に腕を回して、ぎゅって抱き締め返した。]
――……うん。 私、縁士君の事が好きだったんだって、分かった。
……好きの種類とか、よく分からなかったけど。
[心臓がとても煩くて、顔も多分真っ赤なんだけど。 抱き締めてもらって、感じた気持ちは。 胸の内にあるこの気持ちは、そういう名前なんだろうと思う。
ありがと、と言って、背中に回していた腕を解いたら、離れたかな。 それとも、抱き締められたままだったかな。 どちらだったとしても、言葉を続けた。]
(@79) doubt2 2023/08/30(Wed) 10時半頃
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私が一人で頑張らないと、って思うのはね。 相楽君が戦闘放棄して逃げて、襲われた時に、 言われたからなんだ。 『永に守られてるだけのお前が助かって、 何で俺が死なないといけないんだ!』って。 だから私も、誰にも守ってもらわないで、 一人で頑張らないと、って思ってた。
私、あの時、相楽君を殺して契約して、 私が永を守るって思って、相楽君を探してたんだけど。 でも結局、永に最後まで守ってもらうだけで。 だから、縁士君には甘えたらいけないと思った。 縁士君に甘えて依存したらだめだって。
(@80) doubt2 2023/08/30(Wed) 10時半頃
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でも、本郷さんの事とか、その先の事も。 ただ単純に、縁士君が他の人を好きになるの、 見てるの辛かっただけなんだね、多分。
色々複雑に考えちゃってたけど、とても単純だった。
[そう言って、眉を下げて笑った。*]
(@81) doubt2 2023/08/30(Wed) 10時半頃
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[背中に回した腕は解いてみたけれど、抱き締められたまま>>286で。 続く話>>287は、まさか、そんな風に思ってくれていたなんて、思いもしなかったけれど。]
同じ顔だから、は違うよ。 二人を、特別好きで信頼してるからなのは分かってたけど。
縁士君は、好きだから。 縁牙君は、友愛? だから、大丈夫なんだと思う。
[強い力で抱き締められると>>288、心臓がもっと煩くなって。 頭がくらくらしてくる。 もう一度背中に腕を回すと、きゅって抱き締め返して、肩に少し頬をすり寄せた。*]
…………うん。嬉しい。とても。
(@82) doubt2 2023/08/30(Wed) 12時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
doubt2 2023/08/30(Wed) 15時半頃
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う……うん。
[心臓の音凄い、と言われると>>294、とても恥ずかしいけれど。 嬉しい、と言ってくれると、嬉しくて。 背中に回している手に、少し力がこもった。]
[辺りが暗くなってきて身体を離すと、帰ろ、と言うのに頷いて。 手を繋いで、残り少ない、駅までの道を歩いた。*]
(@83) doubt2 2023/08/30(Wed) 15時半頃
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― ぼくらの復輝祭 ―
[毎日着そう>>238には、笑って。]
柊木目当てで入部する女子が減って、 いいんじゃない?
天体にそんなに興味無いとかはいいんだけど。 恋愛目的の人が入ると、部が荒れるからな……。
[何かよく分からないが、雨竜は最初、僕目当てで入部したらしい>>162。 雨竜が起こしたトラブルの数々を思い出すと、小さくため息を吐いた。]
[その後は、部員以外の参加者に、夜空の説明なんかをしていた。 初対面の人とも気にせず話せる、メンタル鋼だし。 今日を機に天体に興味を持って、入部してくれたらいいと思って。 そっと、部員獲得に動いていたりした。]
[終わりの時間が来ると、早速、柊木が場を仕切ってくれているのを見て、小さく笑んで。 撤収作業を手伝ってから、帰路に着いた。]
(@84) 風花 2023/08/30(Wed) 17時半頃
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[帰り道、夜空を見上げながら、思う。
今日の天体観測会は、部員が欠ける事無く、集まれたけど。 それは、当たり前の事なんかじゃなくて。 たった一つの選択肢で、未来は無数に変化していく。
平行世界やら、ハビタブルゾーンの事は置いておくとして。 生命が誕生する条件を満たした、地球という奇跡の星の上で、 僕等は奇跡的に出会って、同じ星空を見上げる。
変えらない過去を嘆くよりも、 その巡り合わせに、一瞬の煌めきに感謝して、それを大事にしたいと、僕は思うんだ。**]
(@85) 風花 2023/08/30(Wed) 17時半頃
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―― 春のある日 ――
[あれから、一年以上の時が過ぎた。 街の復旧も随分と進んでいたし、 破壊された校舎も再建が終わりかつてのように 学び舎として生徒たちの賑やかな声で溢れていた。 当時の生徒達は、一年生が三年生になり。 二年生だった者は昨年度の終わりに卒業を見送った。 変わりゆくものもあれば変わらないものもある。 己はまだ同じ場所で教鞭を取り続けていたし、 約束通り、本郷との連絡も続いている。 転校先での出来事、行事のこと、日々の報告。 それらに返信したり、時には此方から近況を送ったり。
学祭や観測会などの行事の折や、そうでなくとも 何かの折には顔を合わせることもあったから、 違いがあるとすれば、生徒として学校で 姿を見かけることがないことくらいだった。]
(@86) azure_blue 2023/08/30(Wed) 18時頃
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『久しぶり。多忙なんだろうとは思ってた。 異動は今年も無さそうで、 こっちは何事もなく普段通りだな。
GWの後半は里帰りだから、頭の方のどこかで。 公園って、瑠璃川のマンションの近く? 了解。』
[講義の間の休憩時間に、そう返信したのが 恐らくは四月の終わり頃のことだったろうか。]
[そうして当日。 指定された公園を訪れて、 待ち人を見つければ片手を挙げた。*]
(@87) azure_blue 2023/08/30(Wed) 18時頃
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― その後 ―
[以前は永と一緒に来ていた縁士君の家に、今は一人で遊びに来させてもらっている。 手土産にはいつも、新しく見つけた美味しい和菓子を持って。]
[その日も縁士君がゲームをしているのを、後ろから眺めつつ応援していたけれど、 昨夜、夜更かしをしてしまったせいで、眠くなってきてしまって。 いつの間にか、床に寝落ちてしまっていた。]
[無防備だなぁ>>298って声は、夢の中には届かないけれど。 何されても構わない人の傍で、警戒する必要も無いと思う。
額にキスを受けると、寝ぼけたまま小さく笑んで。 隣の温もりに身を寄せ、幸せそうに、そのまま少し眠っていた。*]
(@88) doubt2 2023/08/30(Wed) 18時頃
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カガは、ちょいSHIGOTO山にU
azure_blue 2023/08/30(Wed) 18時頃
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―― 春のある日 ――
[近づく姿に、僅かに双眸を細めた。 声を聞けば本郷と分かるのだが、 スカートの裾と少し伸びた髪が揺れる様に、 一瞬、見知った少女とは違う女に見えて]
……ん。 久しぶり。 便りがないのは良い便り…って言うけど いろいろ多忙なんだろうなとは思ってた。 大学生活が充実してるならなにより。 通学は確かに、学校に近い所がいいよな。 門限も、無くなるし?
天文部はあの年の復輝祭が切欠でなのか、 定期的に色々イベントごとをやるようになって。 暫く廃部の危険はなさそうだ。 ……俺も、変わらず顧問先生のフォロー係。
(@89) azure_blue 2023/08/30(Wed) 22時頃
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