28 僕等(ぼくら)の
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[もう何をしても間に合わないんじゃないかって 諦めてしまったからこそ予感していた。 そしてこの予感は当たるのだろう、と。]
(200) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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[話の途中、あたしが遮る前、最後。 地球が消えてしまってもいいか、という問い。>>187 その言葉にあたしは。]
あたしは、嫌です。 消えて欲しくない。 だって、大切な人が…人達が居るから。
たとえ、
[自分が死んでしまうのだとしても。 そもそもどちらにしろ、自分が死んでしまうのなら。 尚更に、 嫌 。]
(202) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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あたし、頑張ります。 説明、ちゃんと聞けてたか不安なんですけど…
たくさん頑張るので、どうか どうか、 皆さんは安全な所に居てくださいね。
(203) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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[精一杯微笑んでそう、全員の安全を願った。 あのコックピットに呼ばれるのは自分一人だと 思っているから。 話の全てが本当だというのなら、 此処にいる先輩達は、自分の後に皆 死んでしまうのかもしれない…けれど。 それでも、死ぬのは悲しいから。 せめてその時までは無事に生きて欲しくて。*]
(204) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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―― 合宿所からの帰還:夜 ――
[目覚めたのは夕方。 お父さんが帰ってきたのは夜だった。(>>@10) けど、いつもよりはうんと早くて。 帰って来るなりあたしの部屋に来て、 どうした? 大丈夫だったか? なんて あたしから言いたい事を聞いてくれた。
あたしが喋りたい事だけ聞く。 言いたくない事は無理には聞かない。 そんなニュアンス。 だからあたしはその問いに甘えて、 変な怪物を間近で見ちゃって、倒れちゃった。 なんて半分以上の嘘を吐いてしまった。
お父さんの大きな手があたしの頭を撫でて、 そうか。って言って静かに部屋を出ていった。]
(213) 2023/08/15(Tue) 19時半頃
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[あたしはおとうさんが大好き。
口数は少ないけどいつも気に掛けてくれて。 背が高くて、大きな手であたしの頭を撫でてくれて。 行きたい所があったら連れてってくれて。 自分は暇するのに、何も言わないの。 欲しい物も言ったら買ってくれて、 だからあんまり言わないようにしてたのは内緒。 あんまり娘を甘やかしちゃ駄目だよ。 家族以外の前ではちょっとお調子者で。 親族の間では盛り上げ役で。 でも親戚の間で嬉しい事があったり、 悲しい事があったら、泣いちゃったり。 ちょっとだけ情けない。 けど、あったかくて優しいおとうさん。]
(214) 2023/08/15(Tue) 19時半頃
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[だから、あたしはまた泣いてしまった。
心配してくれて、気遣ってくれて ありがとうって気持ちと、 嘘を吐いてごめんなさいって気持ちとが、 目の奥から涙を押し出してきたんだ。 その夜は部屋でご飯を食べた。 …一緒にご飯、食べたかったな。 きっともう、残り少ないから。]
(215) 2023/08/15(Tue) 19時半頃
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[大好きなおかあさんとおとうさん。 大切なふたり。…おにいちゃんも、入れてあげる。 本当は皆で、皆で仲良く生きたかった。 ずっとずっと仲良くて、笑顔で。 楽しいことも嬉しいこともたくさん分けあって。 でも、おかあさんはおとうさんがきらい。 おにいちゃんはあきれてでてって。 あたしはふたりがだいすきで。 自分もいつか、出ていけば いいのだって思ってた。 けど、それまでにはまだ時間が必要で。 でも、その間にも、ずっと二人は『不幸せ』で。 ずっと、ずっとずっと。ずっとずっとずっと。 あたしが居るから。]
(216) 2023/08/15(Tue) 19時半頃
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だから、声を聴いた時思ったんだ。 ああ、それが一番良いんだって。
(217) 2023/08/15(Tue) 19時半頃
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[七尾千映が出撃するまで残り、――― **]
(218) 2023/08/15(Tue) 19時半頃
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―― 献花、喧嘩? ――
わっ! …えっ、あれ、いたの!?
[突然かけられた声にびっくりして跳ね上がる。 後ろを振り向くと、そこにはハロがいた。>>207
どこが定住地?かなんて確かに分からないけど、 まさかこんなに近くにいるなんて思いもよらなくて。 心臓がバクバク脈を立てて仕方ない、けど その口と思しき場所から零れてきた言葉は 落ち着きを取り戻させるには十分で。]
(250) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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…結局、お茶渡せなかったから。
[七星先輩への感情は正直複雑だ。 きっと七星先輩に関わらなければ、 自分はこの先もごく在り来たりな運命を 辿れていたのだと思えてしまって。 少なくとも、自分の命だけか 自分と他の人の命か。なんてふざけてい過ぎる 選択を迫られないで済んでいただろうから。 だけど、それでも。死んでしまうのは寂しくて。]
(251) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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[続く謝罪にはきょとんとして。>>212
なんのことだっけ?て考えてから 思い出して顔を赤くしてしまった。]
う、ああ… …そ、そうなんだ でも、次からは気を付けよう…ね?
[なんて少しズレた返答をしながら その小さな女の子を許してあげただろう。**]
(252) 2023/08/15(Tue) 20時半頃
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―― 日常:天文部の部室 ――
[いつでも落ち着いていて、 冷静に状況を説明してくれたりする本郷先輩が 大きな音を立てて椅子から立ち上がった。>>222
少し驚いてしまったけど、その口から零れて 聞こえてきたのはとても心優しい声で。]
コックピットの、中? ……ああ、確かにそう?かもしれない、ですね。 潰されないで済んで、攻撃も… 当たらなければ?
[多少の攻撃が当たってもコックピット内には ほとんど伝わってこなかった。だから、 確かに先輩の言葉は一理あるなと思う。]
(260) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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[だけど、]
でもそれって、 あたしが戦う所見られちゃうんですよね? それは、ちょっと
[照れたような、困ったような表情を浮かべた。 ロボットゲームなんてやったことは無い。 もしかしたら下手かもしれないし。 何より、テンパってしまったら 泣き出して酷い顔をしてしまいそうで。]
(261) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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ねえ、ハロ。 あたしの戦いがはじまったら、 皆を安全な所に運んで貰えたりする…かな?
[なんて、いつの間にか出現していた ハロに向けて訊ねてみた。]>>226
(262) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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………うう。 、ありがとうございます、先輩。 でも、もうわかってた事ですから。 それにまだあたし、まだ 死なないんじゃないか?って疑ってるんですよ。 だから大丈夫、です。 ね?
[乾先輩の激昂にはまた笑ってみせて。>>234>>235
それは強がりじゃなくって、本当に。 まだほんの一縷は望みをかけているんだ。 だから、決して死に臨みに行く訳じゃ……なくて。]
(263) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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[そして果たしてそもそも、 ミーティング後にそんな機会が訪れるのか。 そもそもにそもそも。 敵が現れる、タイミングは………。*]
(264) 2023/08/15(Tue) 21時頃
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―― 日常:天文部の部室 ――
サポート…
[天道先輩の言葉にうーんと唸る。>>265 正直に、ずっと、あたしは泣いてしまいそうで。 そんな姿は見せられないなって 思いでいっぱいだった。 でも、皆がいる事で涙を堪えられるなら。 視界は悪くならない…のかも、しれない。
続く本郷先輩の言葉には泣きそうになって。>>284 ハロの返答に、更に唸り声を上げた。>>285]
(288) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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[少しの時間を貰って、考えて。 うめき声を上げながら答えを出した。]
……わかっ…りました。 多分、すっごくみっともないと思いますけど その分だけフォロー貰えたら、嬉しいです。
[自分ですら言い返せない正論。
お前一人じゃきっとろくでもないことになるぞ
そう内なる自分がドンドン頭を叩いてた。]
(289) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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…あ、そういえば。 ねえハロ、もう一つ聞きたい事があるんだけど。
[不意に思い出して、多分 この場の緊張感?に一番そぐわない様な 質問を投げかける。]
あたし…達が乗るロボットって、 名前はなんていうの ?*
(290) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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[先生も来ちゃうの?て顔をする。>>@32 止めないけど。 止めないけど。*]
(294) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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―― 日常:天文部の部室 ――
名前、無いんだ。 …ねこなの?
[その一文は七尾でもわかった。>>296 あのロボット、実は頭頂部に耳が生えてるのかな。 本郷先輩も気にして。>>303 大和先輩は追加質問して。>>312 天道先輩は名前の提案。>>322]
ステラ? なんだか可愛らしい、ですね。
(344) 2023/08/16(Wed) 00時頃
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[あの時外から見た外見。 またテレビで報道された外見からは離れてて、 ちょっと愛着が湧くような名前に感じられた。 乾先輩も同意して。>>325 でも、]
なんでしたっけ、えっと 『天文』を英訳した単語? 『アストロ』……
(345) 2023/08/16(Wed) 00時頃
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[言い切れずに、その時が。>>343]**
(346) 2023/08/16(Wed) 00時頃
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―― 非日常:コックピット ――
[ハロの声が響いてあたし達は転送を施される。>>343 それはいつも一瞬の出来事で、瞬きすら その瞬間を追いきる事ができない。 気付けば、なんて言葉が似合わない程 あたしの目の前の景色は一瞬で変化した。 壁も天井も感じられない広々とした空間。 切り取られた景色が恐らく前方に広がっていて、 椅子が……、…椅子が、無い?
あの時あった椅子は全部なくなっていて 空間 ―――、コックピットはものの見事に もぬけの殻になっていた。]
(350) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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[けれどそれも少しの間だけで。 何も無かった空間に、上部から徐々にという形で 椅子や、腰を掛けられそうなものが現れ始めた。>>#1 あの時並んでいた椅子とは種類が違う。 というか、]
あれ、それって…
[あたしの部屋にあるはずのものが其処にあった。 暖色系の大きなビーズクッション。 お父さんが、小さい頃に買ってくれた 大事なあたしの椅子がわり。]
(351) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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[ちょっと遅れてから明るい声に気付いた。 そちらを向くと…えっ、]
……ひいらぎせんぱい? 病院にいるんじゃ…えっ、 こんなトコ、いて大丈夫なんですか…?! ・・・・・
[つい、思わずこの場所を良く思ってないのが 駄々洩れてしまった単語を使ってしまう。 だけどそうした気を遣えないくらい驚いた。
身体は大丈夫なんだろうかって。>>348]
(352) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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[椅子について聞かれたなら、 病院のベッドなんてお世話になったことが ない自分には縁のない物ですって 妙に畏まって答えて。
そうしてから、はっと気付く。 慌てて画面に近付いて、周りの景色を確認した。 嫌な予感があって、間違っててほしくて。 なのに。]
……う、うそ。 ここって…
(353) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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[外に見えたのは『あたし達の街』だった。
視点があまりに高過ぎるから実感が湧かないけど、 それでも、学校の航空写真とか見た事あるから。
そこがどこで、 戦場が何処なのかわかってしまった。
なんてひどい だけど、せめて 自宅の近くじゃなくて良かった、 なんて思ってしまう自分もいて。*]
(354) 2023/08/16(Wed) 00時半頃
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