28 僕等(ぼくら)の
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ーーその一滴から花開くーー
[大事な事はなんだろう。 大切な事は、なんだろう。
巨大ロボットの大暴れという、僕視点のほぼ災害に巻き込まれて。
本当ならば、Aは何故あんな事をしたのかとか、僕らはただ被害を追っただけなのかとか、考えるのが普通だ。
僕はAの連絡先を聞いていたのに、みんなのように連絡しようなどと1ミリも思わなかったし。
むしろあのロボットも、Aも、ハロも。
どこか地球じゃない世界からやってきた迷惑な侵略者みたいなもので。
僕らの大切な想い出になるはずだった合宿最終日をぶち壊した悪者、みたいな認識でしかなかったから。
(6) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[よって、まず。
康生が乗る救急車が遠ざかって行くのを見送りながら僕が考えて居たことはーー
とくんとくんと騒がしくてたまらない胸の鼓動の原因だったんだ。]
(7) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[僕という人間が何に支配されて来たか。 物語を読んでいる人は薄々気付いているだろうけど、解説しておこう。
ーー自覚はいつからだったろう。 中学で精通を迎える前から、僕はみんなより性的な興味が強かった。
幼稚園の時に女の子のパンティを脱がせて泣かせてしまい、酷く怒られた。
中学になって身体が大人になると、僕は欲が溜まりムラムラするのを強く覚えた。
しかし、僕の中学は男子校である。だから、専ら野球に打ち込み性欲を発散した。 それでは足りないから、夜は猿みたいに自慰を繰り返した。
女の子を見かければ、胸やうなじといった性的部分に視線が張り付いた。
ヤりたくてヤりたくて堪らなかった。
ヤれるなら男でも構わないとすら思ったことも。]
(8) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[そんな僕は肩を壊して野球人生にサヨナラする。 最早スポーツにて発散という手段を失ったのだ。
そして、高校は男女共学だった。
僕の周りにはクラスメート、部活先輩、そしてーー再会した幼馴染みになれなかったあの子など、いきなり女子が溢れる事になる。
飢えて、飢えて。
肉を貪りたくて堪らない僕の前に餌が沢山あった。
ただ、だからって勿論いきなり同意なく押し倒し事に及んだらただのレイプで犯罪だ。
僕だって分別はあるし、男は女の子を護るもの、という心の矜持だってあったから。
しかし結果、自慰だけでは鎮められない強い性欲を僕は常に持て余すことになったのだ。]
(9) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[ーー雨竜先輩は、ある意味の同類。ある意味の、共犯者。
彼女もまた、肉欲に支配された獣だった。 それなのに僕の兄みたいな真面目で淡白な男と付き合ってしまったものだからーー
そりゃあ、溜まっていただろう。
部室で初めて二人きりになった時、僕は彼女の雌の香りにクラクラした。
彼女もすぐに気付いたのだろう。手を触れあわせて挑発してきた。
あれは、雄と雌の原始的な交尾のサインだったんだ。
なんてこたぁない。 僕は雨竜先輩を好きなわけでも、恋をしていたわけでもなかった。
ただセックスアピールに惹かれていただけだったんだ。]
(10) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[合宿にて僕は兄から、彼女が恋人なのだと打ち明けられた。
その時彼女はニヤニヤしていた。面白がるように。
ヤりたくて狙っていた女は兄のお手つきでした。 僕がショックを受けてどん底に沈むのを見ていた。
でも雨竜先輩は、僕がそれでしおしおと諦めないことまで見抜いてたんだよね。
だって僕は、支配されているから。強い強い性欲に。
彼女は真夜中に僕をラウンジに呼び出した。
yogiboにしなだれかかり、僕を誘った。
寂しいの。
その一言で十分だったよ、僕がたかを外してしまうのに。
理性なんかとっくにぶっ飛んで、彼女をひたすら貪った。]
(11) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[同じように彼女も、僕の精を吸い付くそうとしたんだけど。
一夜の過ち?それは結果論だ。 もし兄にバレなければ、僕らは毎日だってヤりまくったろう。
ただ粘膜を擦り合わせ、快楽を得るために。
ーー互いに好きなんて感情はなかった。
ただ、これらは全て無自覚に行われてきた。
僕は雨竜先輩を前にして高まる肉欲を、恋のときめきだと勘違いした。
彼女を好きなんだと誤解した。
自分を理解してなかったからね。]
(12) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[だけどこんな僕が変わるきっかけが訪れた。 僕を支配していた性欲に打ち勝つ強い感情に、僕は唐突に出逢う。
それはまるで、ヘレン・ケラーが雨に打たれてwaterと叫んだような。
物事を全身で理解するような瞬間だった。
僕は恋をしたのだ。 漸く、肉欲に負けない強い想いを得たのだ。
最初の一滴は小さな。 でも、僕の心をじわじわと侵食して。
やがて自覚に至る。]
(13) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[本当に好きなら、その相手をヤれるかヤれないかなんて、些細なんだよ。
ーーつまり。
僕は柊木康生に恋をした。]
(14) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[問題は、そのタイミングは、僕が性欲に押し流されて彼に無理矢理キスした後であったこと。
完全に片想いである、というのは、恋愛成就は恋という性質に別に不可欠ではないから構わないが。
普通は恋をしてから同意を得て、ロマンチックにキスをするんだよ。
なのに僕は焦り、彼との最後のキスを恋に堕ちる前にしてしまった。
なんともまあ、皮肉。
さて、一応僕の気持ちが本当に恋なのか検証してみよう。 それを恋ではないと僕が間違えて判断した原因もね。
珊瑚先生宜しくお願いします。]
(15) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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『よく、恋は落ちるものっていうよね。 いつの間にか好きになってるの。>>309』
キスした直後から僕はとても恥ずかしくなり、いつの間にか今までの友情とは異なる好きの感情を持っていた。
『友情は信用と信頼で成り立つけど>>309』
そう、だからキス以前は友達として好きだった。
『性的な欲求とも、違うと思う。』
友達としての好きが高まり、パニックを身体が興奮と誤認し、僕は彼の唇を奪うに至った。
だがその後、僕は彼の身体的ハンデを知り、性的欲求を感じなくなっている。
彼に恋をしたからだ。
(16) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[『友情だったら"いいって事よ!"で済むのが 恋愛だったら"もっとしてあげたい"と "察して欲しい""自分にも返して欲しい"になる?』
彼に僕の気持ちを察してほしいと思った。 彼が僕を恋愛的な意味で好きになり、気持ちを返してくれたらと願った。
『もっと笑顔が見たいとか、 何かしてもらえると他の人より嬉しい』
勿論だ。笑顔が見たいし、彼に褒められたり触れられると誰より嬉しい。
『自分より優先したい相手なら』
言わずもがな。
『狂おしいほど相手が欲しい。奪いたいくらい。』
彼が珊瑚にプレゼントを渡して言った時、僕は明確に嫉妬した。]
(17) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[『隣にいるだけでドキドキするとか。 ほんのちょっとしたことが嬉しい、とか。』
食堂で隣に座るだけでドキドキした。 彼が僕の名をほんのちょっと呼ぶだけで嬉しかった。
僕は彼に恋をした。
まるで坂道を転がるように、抗いようなく、恋に堕ちた。
ただ、この物語は恋愛ストーリーではない。
僕らはこれから巨大ロボットに乗り命を掛けた戦闘をするのだ。
本来はそちらの心配をしたり苦悩するのが普通だがーー]
(18) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[長年僕を苛んできた性欲を上回る想いに満ちて。
恋をするだけで、相手から同じ想いが返らずとも幸せいっぱいになることを僕は知り。
そう、ただ。
彼への想いを募らせていた。 ひたすらに。
たった一滴が花開く。 たった一滴を僕は、噛み締める。]
(19) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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[ーー好きだよ、コウ。]
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(20) 2023/08/15(Tue) 03時半頃
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ーーあの日の終幕ーー
[加賀先生が救急車を手配して康生を病院に搬送する事が決まった。
常備薬についての質問や、康生の母親への連絡などまでこなす姿は頼りがいがある大人である。>>1:@86>>1:@88 兄だってこんなには出来ない。
先生がいなかったら僕らはーー康生はどうなっていたか。 教師という役割以上に僕らに親身になり尽くす彼に、僕は。]
先生ーー。先生、ごめんなさい。 僕、今まで先生のこと苦手で。 子供っぽく反発してあんな態度。
ごめん、なさい…。
(49) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[先生に向かって頭を下げた。 今はこんな謝罪をしてる場合ではないかもだが。
大和が出ていくと言った。危ないのではと僕も真弓と同じように心配したが>>1:558、先生が許可するなら大丈夫だろうと見送る。>>1:539>>1:@90
千映が目覚めたのはその後。 彼女も意識がまだハッキリしない様子だ。>>1:547
救急車のサイレンが近付いてくる。先生の迅速な手配のお陰だ。
離れ離れには本当はなりたくない。だが、あんなにも苦しそうなら一刻も早く治療を受けて欲しいと僕は願った。
縁士も康生を励ますように声を掛けている。>>1:554
(50) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[ストレッチャーにて運ばれていく彼の姿が痛々しくて。 胸が張り裂けそうになる。
なんで僕は彼の唇を奪ったんだ。
彼が傍にいてくれるだけで、笑顔を向けてくれるだけで、元気でいてくれるだけでーー
他に何もいらなかったのに。
安心させようと、彼が僕をバーカと言った。
僕の胸がどくん、と大きく跳ね返る。
嗚呼、この期に及んで僕は。 こんな時なのに僕は。
彼がーー彼が好きで。 好きでたまらない。]
(51) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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うん……待ってる。 約束だからな。
[彼から託されたプレゼントの包みを、複雑な心中にて握りしめながら、僕は彼を乗せて去る救急車を見送る。
小さくなりながら遠ざかる真っ白な白い車の背に、痛いほどの思慕を、壊れてしまうほどの強い想いを向けたーー。]
(52) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[ある程度の時間を経て大和が外出から帰って来た頃>>1:550 また、1つの事件が起こる。
突然Aの遺体が加賀先生の所へ、つまり宿泊施設に転送されてきたのだ。>>1:557
その時たまたま先生はリビングを離れていたので>>1:@3 、みんなの輪の中に遺体がパッと現れて阿鼻叫喚にはならなかった。
加賀先生は僕らのところへやってきて、ショックを与えない説明をしてくれた。>> @5
加賀先生は説明を求める。 途中までどっきりだと思っていた僕は、説明をみんなに任せた。 >>@6
僕は遺体を見たいとはまるで思わなかった。 みんなのようにAに対して仲間意識など欠片もない。
むしろ、こんな事態を巻き起こした張本人としか。]
(53) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[大和は遺体を見たようだ。強心臓の彼らしい。>>41
……死んだんだ、アイツ。
[『戦闘に勝利してもパイロットが一名犠牲になる』という説明を、僕は珊瑚にグループLINEを送っていて聞き逃しているから、敵と相討ちになったのかと思ったが、みんなの説明を聞けたなら、考えこむ。
彼も被害者?わからない。]
(54) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[それからまた暫く。僕は父さん母さんから『今大量に作ったお握りや水、食べ物を車に積んで向かっている』との連絡を受けた。
その前に、何回も着信は来ていたのだけどね。 僕は康生が運ばれていくまでは気付かなかったのだ。 康生の事で頭がいっぱいだったから。]
みんな、先生! 父さんたち車で来てくれるって!
[遺体の転送とかきつい出来事があったわけだが、これは嬉しいニュースとなり場の雰囲気を少しは変えただろう。]
(55) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[そしてどれだけか時を経て。どんぐり亭というロゴが車体に入った車が近付いてきたのを見た時、僕はガン泣きしてしまいーーブンブン手を振ったのだ。
合宿宿泊施設にいるメンバーは 僕、真弓、縁士、大和、千映に加賀先生。
みんなでお握りを食べられたろうか。暖かいお味噌汁もあったはず。それらの余剰は施設の人に預けられた。
メンバーで親が迎えに来る人はその車で帰ったろうか。
迎えの来ない大和は、僕のうちのワゴンで一緒に帰らない?と誘う。>>1:550]
(56) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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[縁士は祖父母しかいないようだから(僕はドリンクコーナーでの話は聞いてないから知らないけど)、迎えが難しい組か。
僕は大和、縁士に声を掛けただろう。
加賀先生は千映を車で送っていくようだ>>@8 真弓も適切な手段で帰路についたはずだ。
僕らはそうして、巨大ロボットが恐ろしい猛威を奮い、一瞬にて壊してしまった場所から離脱するーー。]*
(57) 2023/08/15(Tue) 09時頃
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――現在/天文部の部室(合宿から5日後)――
[どんぐり亭のワゴンにて両親と帰宅後、世間の大騒ぎについてを僕はニュースにて知った。 >>37
ニュースでは、ロボットについては外観以外はほとんどわからないと報じられている。
当然のようにAやハロ、同乗していた僕らの話など出なかった。
僕は父さん母さんに、ロボット内部に居たことを話さなかった。
余計な心配を掛けるだけだからーー。
グループLINEは当然入ったが、Aも犠牲者であるらしい(選ばれたパイロット)と聞いた後も僕は『彼が僕らを巻き込んだ』という意識があり、やはりみんなと同じように同情的ではない。
ハロという名前も嫌だったが仕方ないだろう。
(60) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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[康生にLINEをしたり、珊瑚に逢ったりして(もしかしたら逢えなかったかもだが)ーー。
そして、五日が過ぎて。
加賀先生を含むあの日のメンバーが天文部部室に顔を揃えた。>>34
みんなそれぞれ思うことがあるだろう。僕は口火を切ることにした。]
(61) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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まず、みんなが無事だった事が僕は何より嬉しいよ。
康生は入院したけど命には別状ないみたいだし。
で。あのロボットとAのこと。
ぶっちゃけ僕は搭乗中『びっくりモニター』の仕掛けだと思い込んでたんだ。 Aは役者なんだろうな、と。
勿論今は、現地の惨状も見たし、Aが亡くなった事も聞いてるから現実なのは把握してるよ。
そうなるとAとハロが話していた事が問題だよね。 彼らは、僕らが契約した、次のパイロットになり戦う、負けたら地球は消滅すると言っていた。
正直地球消滅はほんと?て感じなんだけど、地球の科学では存在しえないロボットが動いているんだし、ワープや転送技術を考えたら、あのロボットで僕らを戦わせようとしている黒幕がそのぐらいやってのけてもおかしくはないよな…。
(62) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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後、大事な点は。
ロボットは操縦者の生命を消費して動く、て点だよ。
それだとつまり。
僕らがロボットに乗せられて闘うことになり、運良く勝てたら地球は護られるけど、その操縦者は死ぬーーそういう、事だよね。
やっぱりまだ現実味がないけど、もし、そんな事になるならーー。
[僕は一番大事な概要を話す。みんなきっと補足してくれるだろう。]
(63) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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…僕は、死ぬなんて嫌だ。 地球が滅びるのも困るけど、だからって死ぬなんて、嫌だ…
みんなが死ぬのも嫌だ。 父さん母さんが死ぬのも嫌だーー。
嫌だ嫌だ嫌だッ…!!
次のパイロットは、誰がなるとか。 いつ次の戦闘になるかとかも決まってるんだろうか?
どうにかーーどうにか、誰も死なない方法はないんだろうか?
[僕はすがるような瞳で一同を見渡した。]*
(64) 2023/08/15(Tue) 10時頃
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ーーLINE/康生ーー
[康生に対する情報を僕が一番に得たのは、珊瑚の報告だった。>>40
彼の父親が医者で現地に向かっている話は聞いていたが、偶然搬送された康生と顔を合わせ、それが珊瑚に伝わったという経緯を僕は知らないので、また邪推が働いてしまう。
僕には康生から連絡はない。なのに、珊瑚にはーー。
いや、珊瑚は遠方にいるから安心させるために連絡したのだ。 二人が深い仲だからではないに違いない。
だってもし、珊瑚と康生が恋人であるなら、どちらかまたは二人が僕に教えてくれるのでは?]
(65) 2023/08/15(Tue) 10時半頃
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