人狼議事


14 冷たい校舎村10

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季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/07(Sun) 00時頃


季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/07(Sun) 00時半頃


【人】 季節巡回 こころ

 ── 現在・教室 ──

[ チャイムが鳴る。
 当然だ。始業の時刻なのだから。

 目下の問題は滑り込んだ教室に、
 10人に満たない人数しかいないこと。
 教師がやってこないこと。
 スマホの件、固定電話の件、等々。

 すでに問題が折り重なっているところに、
 不意をつくようにそれはやってきた。]
 

(11) 2021/11/07(Sun) 00時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ ポケットに入れたままのスマホが震える。
 そのことを疑問に思う間もなく、
 わたしの背をぞわりと粟立たせたのは、
 背後から漏れ聞こえた陽気な音楽。>>#1]
 

(12) 2021/11/07(Sun) 00時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 今しがた閉めた扉の向こう。
 一体何が起きればこんなことになるのだろう。
 肩越しにそちらをちらりと見ようとしたとき、
 今度は室内から悲鳴じみた声と物音がした。>>4>>7]


  ──なっちん、落ち着いてー、


[ 自分とて状況を理解できないままに、
 わたしは扉の前を離れ、彼女の元に向かう。

 大丈夫? そんな声をかけようとしながら、
 彼女の落としたスマホを拾い上げて。>>7]
 

(13) 2021/11/07(Sun) 00時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ まだ、拾い上げたものの中に、
 ポケットの中にも届いた何か≠焉A
 扉の向こう側の光景を知ることもなく。**]
 

(14) 2021/11/07(Sun) 00時半頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/07(Sun) 00時半頃


【人】 季節巡回 こころ

 ── 現在・教室 ──


  なっちーん、こっち向いて。
  路子だよーこんにちは。
  なっちん、ゆきうさ大福買ってきてくれた?
  チャット、無視しないでよー


[ スマホをその手に返そうとしながら、
 震えるなっちんにそんな言葉をかけていた。

 気づけば、りのきちやまなちも心配そうに、
 それぞれに手を差し伸べている。]
 

(38) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ なっちんを取り囲むように、
 女の子数名が教室内を歩いた一方、
 入れ違うように扉に向かう男の子。>>18

 扉を開く音とともに、
 先ほどから漏れ聞こえていた音が大きくなる。

 息を吞む音。人が動揺する気配。
 やっぱり何かがおかしかったのだ。
 ハルミチーがこぼした声にそう思い、>>18

 極めつけに、おすみが言った。>>25
 文化祭? ああ、音への既視感はだから──、]
 

(40) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ ──── え? ]
 

(42) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ わたしもそちらを振り返る。
 開け放たれた教室の扉の向こう側に、
 四角く切り取られた文化祭が覗いている。]


  あらー……、これは。


[ そんなことしなくたって、
 見誤るはずもなくそれはあの日の光景だけれど、
 一瞬ぽかんと開いた口をまた閉じて、
 わたしはきゅっと目を細めてそれを凝視する。]
 

(43) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……緊急、というか。
  異常事態だったねー


[ とぼけた言葉を漏らしながらも、
 頭の中で説明をつけようとしてみるけれど、
 困ったな。とてもじゃないが追いつかない。

 よいしょとわたしは立ち上がり、
 教室の中をぐるりと一周見回した。

 そこにまだみんながいたのか。
 何人かは飛び出していったかもしれないが。]
 

(44) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  みんな落ち着いてー

  残念なお知らせなんだけど、
  職員室には誰もいなくて、
  電話もつながらなかったんだー
  ……圏外なのは復旧したのかな。

  だから、もう帰ってもいいかなって。
  みんなに相談しようと思ってたの。


[ 以上、委員長からの現状報告でした。

 口調ばかりはのんびりとしたまま、
 これでも頭の中は結構混乱している。]
 

(47) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……にしてもこれは、
  ちょっと現実感がないなあ。

  校舎が一瞬で様変わり、かー
  しかし文化祭とはまた、
  ずいぶんおあつらえ向きですなー
  ……わたしたちに。


[ さてどうしたものかと、
 腰に手を当てて考えを巡らせながら。

 次に取るべき行動を模索するも、
 こぼれ落ちるのは感想じみた言葉ばかりだ。*]
 

(48) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/07(Sun) 12時半頃


【人】 季節巡回 こころ

 ── 現在・教室 ──

[ 落ち着けない。
 なっちんがこぼしたのは本心なのだろう。>>41

 震えのやまない体をさする手を足すでもなく、
 わたしがかけたのは日常めいた言葉だ。>>38

 けれど彼女はそれでも叫んだ。
 遺書、となっちんが言うそれを、>>45
 わたしはまだ見ていない。

 だから、肯定も否定もできないはずなのに、
 わたしは調子を変えずに言葉を紡ぐ。]
 

(52) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  悪戯メール……ってのもあるねー
  ほれほれなっちん、深呼吸深呼吸。
  焦らないで、ゆっくり考えよー


[ 彼女の言う通りそれが遺書なら、
 警察に届け出るのも確かに一手だろう。

 メールが届いたのだから、
 警察に電話をかけることもできる?

 頭の中でそんな算段を立てながら、
 わたし、なっちんが息を呑むのと同時に、>>46
 振り返った視界にその光景を見たのだ。>>43]
 

(53) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ ひしとわたしの腕をつかむ手がある。>>46
 あらまあ、とわたしとて動揺を抱えながら、
 わたしは空いたほうの手でなっちんの頭を撫でた。

 よしよし。小さい子にするみたいに。
 大丈夫よ。何の確証もないけれど。

 なっちんの震えは止まらない。
 それを知っていて、わたしはゆっくり立ち上がる。>>44

 それは彼女の手を剥がすことにもなったかもしれない。
 あるいは、別段歩き回るわけでもないから、
 その手が強く握りしめる力をその腕に感じたままで。

 さて、どこから手を付けたものか。
 なっちんの問いかけにも答えるように、>>46
 わたし、みんなに向けて口を開いた。>>44 *]
 

(54) 2021/11/07(Sun) 12時半頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2021/11/07(Sun) 13時頃


【人】 季節巡回 こころ

 ── 現在・教室 ──


  あ、まなちー
  ナオシゲくんの番号わかるー?
  かけられそうだったら電話して、
  「こらー!」って言っといてほしいなあ。


[ 外に出るというまなちの背中に、>>>56
 なっちんに便乗するように、>>67
 わたしは教室の中からそんな声を飛ばした。

 機械が苦手なまなちも電話であれば。
 そもそも、この説明をつけがたい状況は、
 担任の不備によるものでは片付かなさそうだけど。]
 

(89) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ まなちはいつもと変わらぬように見えた。
 すいすいと車いすを操る姿が頼もしい。とはいえ、]


  なにかあったら狼を呼ぶんだよー
  こんな様子じゃ、
  なにがあるかわからないからねえ。


[ 狼は呼ぶんじゃなくて出る≠だったか。

 なにに気を付ければいいかもわからぬ状況で、
 あまり具体的な忠告はできなかったけれど、
 わたしは視線をまたなっちんに戻した。]
 

(90) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 悪戯。

 ひとつの可能性として挙げた言葉に、
 なっちんは勢いが良すぎるくらい食いついた。>>62]


  うん、うん。
  まだちょっと取り乱してるねー
  そりゃびっくりもするよー

  誰かが「ドッキリ大成功!」なんて、
  札持って飛び出して来たら、
  みんなでこらー! って言おう。


[ 勢いのある口調にわたしは笑って、
 冗談ぽく、ほんの僅かな可能性の話をする。
 ドッキリにしては壮大で、悪趣味が過ぎる。]
 

(91) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ さて、とわたしはポケットをまさぐった。
 先ほど確かに振動したスマホがそこにあるからだ。

 そのとき、なっちんが言った。
 ゆきうさ大福あるよ。だなんて、>>69
 今起きたことが全部なかったみたいに。

 それを落ち着いた≠ニは受け取れないまま、
 わたしはにゃはーと締まりのない笑みを浮かべた。]
 

(92) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  やはー、ありがとー
  なっちんの優しさが沁みるよー
  これで長年の夢が叶いますなあ。
  代金となにか別のお礼の品、どっちがいいかい?


[ わたしをこき使う権という選択肢もある。

 ──なんて、これが文化祭当日や準備中なら、
 教室で交わされるやり取りとして相応しかろうが、
 今は結構なイレギュラーってやつなんだよなあ。

 帰ろうと言うなっちんに、>>69
 廊下の外の光景には説明つけられましたかって、
 自分の中に燻る疑問を投げるかわりにわたしは言う。]
 

(93) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……そうだねえ。
  これ以上積もっちゃうと、
  本当に帰りが大変なことになるかもー


[ もうコートを着込んでしまったなっちんを前に、
 わたしはぺりぺりとアイスのパッケージを破る。

 付属のスティックをぐいと差し込めば、
 やっぱり溶け始めていたようで、
 薄皮の奥はとてもやわらかい感触がした。

 片手にゆきうさ大福。もう片手にスマホ。
 わたしは横着に食事と情報の会得を済ませようと、
 ぱくりとアイスをかじりながら、アプリを開いた。]
 

(94) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 半分齧ったアイスの中から、
 どろりとした白い液体が指を伝う。
 それだけの時間、スマホから目を離せなかった。]
 

(95) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ


[ なんと脆く、不自由なものだろう。
 人のこころというのは。人という生き物は。]
 

(96) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……これかあ。


[ 先ほどなっちんをあれまでに取り乱させたのは。
 迷いなく遺書≠ニ形容させたメッセージは。

 ついでに圏外に戻っていることも確かめ、
 やはり連絡をするにも外へ出ないと、と思う。

 粉とアイスにまみれた唇を、
 わたしはぺろりと舐めとってから、
 もう半分もべたついた手で口の中に放り込んだ。]
 

(97) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  やっぱり乙なもんだねえ。
  雪を見ながらのゆきうさ大福って。
  ……なっちん、一個食べる?


[ 雪というより、スマホを見ながらだったけれど。

 すでに彼女が食べ終えているとは知らず尋ね、
 断られたならわたしはすぐにそれを食べただろう。
 今度はしっかりと窓の外にも目を向けながら。

 そして姉のマフラーを汚さぬよう、
 汚れていないほうの手ですべての荷物を持ち、
 準備万端のなっちんに向かってにっこり。]
 

(98) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ



  ごちそうさまでした。
  ──じゃ、おうちに帰ろっか。


[ 差し支えなければ途中で手を洗いたいなあ。

 悪戯でないとすれば、やはりあれは遺書だろうか。
 だとすれば、誰からの? この状況との関係は?
 いったいどこの誰ならこんな状況を作り出せる?
 
 思考はそちらに傾いているくせ、
 まだこれは日常の一部であるというふうに。
 わたしたちもひとまず、帰宅を試みようか。*]
 

(99) 2021/11/07(Sun) 14時半頃

【人】 季節巡回 こころ

 ── 現在・教室 ──


  他の表現が見つからないんだよー
  いってらっしゃいハルミチー

  誰か見つけたら連れてきてほしいなあ。
  わたしがゆきうさ大福を食べ終わる前に!


[ 上階を見にいくというハルミチーに手を振り、>>88
 パッケージを開けようとしながらわたしは言った。
 なっちんの言葉にも、うんうんとうなずく。>>105]
 

(113) 2021/11/07(Sun) 16時頃

【人】 季節巡回 こころ



  なっちんったら太っ腹ー
  じゃあお言葉に甘えてツケということで。


[ 遠慮なくそれにかぶりつき、
 さあ、それはどんな形で取り立てられるのだろう。

 それは少し楽しみでさえあって、
 ……あ、でも。今がテスト前じゃなくてよかった。]
 

(114) 2021/11/07(Sun) 16時頃

【人】 季節巡回 こころ


[ 稀にいるのだ。
 わたしに勉強を教えてという奇遇な人が。

 それがなっちんだったか、違ったか。
 いつかのテスト前の申し出に、
 わたしは笑みを崩すことなく言う。]


  別にいいけどー、
  良い先生じゃないかもよー?
  宿題写させてって話なら、
  全然ウェルカムなんだけどなあ。


[ それでも、どこがわからないのって、
 身を乗り出すそぶりは見せた。興味があった。]
 

(115) 2021/11/07(Sun) 16時頃

【人】 季節巡回 こころ


[ ……スマホに目を落とす。>>107
 急かすようななっちんの声を聞きながら。

 せっかく一度悪戯ということにしたのに、
 なっちんはどこか不安げにわたしに尋ねる。>>109

 どうしよう。読んじゃったからなあ。
 わたし、嘘をつくのは嫌いで、苦手でもあった。

 だから細くした目をなっちんに向けて、
 先ほどまでと変わらない温度感で言う。]
 

(116) 2021/11/07(Sun) 16時頃

【人】 季節巡回 こころ



  ……どうだろうねえ。
  悪戯だったらいいんだけどー
  わたし、そういう悪趣味な知り合いに、
  ぜーんぜん、心当たりがないなあ。

  ……さ、帰ろっか。
  これ以上良くないことが起きる前に。


[ そのとき自分が素直に帰れると思っていたのか。
 こころの中に疑いがなかったといえば嘘になる。

 それでも、この目で確かめるまでは、
 希望を捨てる必要もない。

 そうして向かった昇降口で目にするのは、
 予想外の光景だったかもしれないけれど。>>112*]
 

(117) 2021/11/07(Sun) 16時頃

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