人狼議事


15 青き星のスペランツァ

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【人】 黒い取引先 アリババ

[それは慟哭。
二人は、今日は遊びに行った筈なのに。朝見送った筈なのに。
片方の信号は途絶えていて、キランディの様子は普通では無い。

キランディの場所は分かる。だから、片方が消えた場所も、分かる。
彼女が動く様子は無いし、そこで"何か"あったのだろう。

"何か"の正体を知りたくないが、行かないという選択肢は何処にも無い。

飛行の為に再度羽を稼働させる。]

 『ライジ君、私は先に行く』
 『マップの地点で走ってついてこれるか』

[キランディの現在地座標は見えている。
彼の探索機はまだ動く、なら、自分は先に行く。
ライジが行く事が不可能であろうが、自分だけでも行く。]

(0) 2021/11/13(Sat) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 『キランディ!!』

[かけられる言葉は何も無い、大丈夫なんて言葉は決して言えない、落ち着けとも言えなかった。
唯々彼女の名を呼ぶ。
ハロとの通信は途絶えている、そう言う事だ、通信途絶とはそう言う事なのだ。認めたくない"何か"がそこにある。]

 『キランディ君、今行く、今行くから…!』

[通信の向こうでゴリゴリと岩が擦れるような音、譫言に変わる呟き。>>3:166
会話不能と判断し、急ぐ事だけを考えた。*]

(1) 2021/11/13(Sat) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 三日目:海 ―

[ライジと同じタイミングか、それとも自分だけか。
ワイヤーを巻き上げ収納した後の大型マルチコプターが少し離れた地点に着陸するだろう。

だが、それだけだ。

動けない。自分はここから出ることは出来ないし、何より岩に縋り動かそうとしている彼女の姿が見える。
立ち尽くすか、膝を折って座り込むか。二本足で立っていたならばそんな事をしていたかもしれない。

岩の下にハロが居る想像は容易い物で、這い出ることも出来ないまま入れ物の中で大きな気泡を何度も鳴らして、]

 『キランディ、やめろ、』
 『やめなさい』

[今すぐそこから離れてくれ、君も危険なのだから。
きっとハロが助からなかったから、君はそんなになっているのだろう。
泣きそうな声で名前を呼ぶ。

少し離れた場所、崩れた岩場をどうしようもできないまま眺めている。*]

(2) 2021/11/13(Sat) 00時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 00時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

─ 三日目:海 ─

[キランディの言うハロの声は、自分には聞こえない。>>3
もしかしたらポッド越し、自分に聞こえて居ないだけで、ハロはまだそこに居て、怪我をして、それだけなのかもしれない。
なら何故キランディは"この下"と言っているのだろう。

助からなかったんだよ、助からなかったんだ。
そんな残酷な現実と言葉を、今のキランディに言える訳が無い。]

 『――まだ落石があるかもしれない、』
 『そこに居ては危険だ、キランディ』

[再度の落石が無いとは言い切れない。危険だ、君まで失う訳には行かない。これ以上、被害は出したくない。]

(7) 2021/11/13(Sat) 01時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 『ハロは私が助ける』

[嘘だ、助からない。]

 『必ず助けるから、』
 『今その岩を私がどかすから』

 『だから君だけでもそこから離れてくれ、キランディ』

[酷く出血している。
巻き込まれたのだろう、近距離で見て、でもその手は間に合わなくて、届かなかったのだろう。]

 『君がもっと怪我をしたら、ハロが悲しむ』

[これはきっと、真実。]

 『私がハロを助けるから、』
 『下がってくれ…』

[ぐちゃん、ぐちゃんと、透明なポッドの中で、壁に向かって何度も無意味に手を伸ばす。*]

(8) 2021/11/13(Sat) 01時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[それはキランディから緊急信号が入る前、ライジを沼から引き上げお説教じみた何かが済んだ後。
船に置いて来てしまったケトゥートゥ宛てに通信が入る。]

 『置いて行ってしまいすまない』
 『ライジ君は、怪我も無く元気だったよ』

[そのあとは――…、 *]

(9) 2021/11/13(Sat) 01時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 『違う、』
 『君のせいじゃない、キランディ』

[決して、君のせいじゃないんだよ。>>10
気休めのような言葉しか吐けない自分が、届かない手が、どうしようもなくもどかしい。
それでも彼女が岩から離れてくれた事に感謝する。
呟き続けている言葉は聞きとれない。目の前で起きた事、間に合わなかった事、無理もない。精神的ケアが必要だ。
連れて帰って、手当して、休ませて、
…休ませて、大丈夫だとまた自分は嘘をつくのだろう。

到着したライジの機体を見、そのまま指示を投げる。
動かないよりは、動いた方がずっといいから。]

 『ライジ、アレをどけよう』
 『私が持ち上げる』

(14) 2021/11/13(Sat) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[自身が上空に待機。あとは岩にワイヤーを括りつけて貰えれば、持ち上げられる。
行けるサイズだ、大丈夫。]

 『どかした後、キランディを、頼む』

[錯乱するのは分かり切っている。
その場合、頼む、止めてあげてくれ。

最悪押さえつけるような事態になっても構わない。危険な岩場に飛び込む位なら、無理な手段を取って良いだろう。

ワイヤーの設置が終われば、岩を動かし安全な位置に下ろす。
ハロが"何方に"散っているのか、下か、自分が持ち上げた方なのか。
それは分からないが、回収する、必要が、ある。

だが己はその作業を手伝う事は出来ない。それに何処かホッとしている自分が居た。*]

(15) 2021/11/13(Sat) 01時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 01時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

[ライジの手でワイヤーが括りつけられる。>>16>>17
その間は二人とも無言で、けれどその方が良かった。
真下にある様々な物を見ながら、時々船が不安定に揺れ、その度になんとか持ち直す。
それはまるで、今の自分の心のような。]

 『分かった、少し離れていてくれ』

[問題無いだろうが、念の為声をかける。
作業が終わった事を確認すれば、岩を持ち上げ離れた場所にゆっくりと降ろし、その傍に自身の機体をやや雑に着地させた。
ワイヤーは未だ岩に繋がっているものの、そこに散る色から目を背ける。

後の自分に出来る仕事は、何かを運ぶ。
それだけだ。*]

(19) 2021/11/13(Sat) 02時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 二日目/"海"付近 ―

[>>3:158スパーンと断られるであろう希望にしょぼくれるアリババが居たかもしれないが、そんな理由で悲しんでいる暇は無いという事を今は知るよしもない。

幾つもの探査船に乗って、美しい星を見つけて、皆で喜んで、けれど自分だけは外に出られない。
探索が始まって早々に叩き付けられる体組織不適合の文字と、あらゆる手を尽くしても覆しようのない結果。
そして別の探査船へ、
別の、また別の船へ。

そんな事を何度も繰り返す中、別の探査船で久しぶりに出会った同族を見つけた。
彼も自分と同じく何処にも合わなかったらしい、似たような旅の話を幾つか聞く。

最も、彼は既に諦めていたようで、老いた身体は少し後に寿命で死んでしまった。
彼のポジションは自分が引継ぎ、彼の残した『彼の感情』が一切混ざらない純粋な記録としての『記憶』も、記録として引き継いだ。

彼も何度も引き継いできたようだ。
旅の記録を数度、自身の中で静かになぞる。]

(21) 2021/11/13(Sat) 02時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[まだ、まだこの宇宙に未探索の地は数多有る。
『マーレ10』の探索も始まったばかりだ、落胆するのはまだ早い。

なに、うっかり船内で拾い食いでもしない限りは自分は死なないさ。
もしくは知識欲で暴走したまま無計画に外に飛び出す行為をしなければ。>>3:159]

 ああ、楽しみだ
 私の顔は…、一体どんな物なのだろう

[今は分からないけれど、
君に見せるその時を楽しみにしている。
約束したいつかの未来を、今は暗色の水面で微笑みながら。

なんかデートみたいだなとふんわり考え、若干気恥ずかしい思いを抱きながら、イースターがこの船に乗った理由を聞くのを忘れて居た事を思い出したが聞きそびれたまま、

その後はゴチャゴチャ荷の選別作業をして居ただろう。**]

(22) 2021/11/13(Sat) 02時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 03時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 三日目:海 ―

[気絶したキランディ、>>24
ハロを、先ほどまで確かにハロであったもの、
"海"に似た丸い青い色、>>25>>26
回収するライジの姿。>>31>>32>>33
集められた品は全て容器に収められ、抱えられて、此方の機体に積み込まれた。>>35

ハロ、こんな狭い入れ物の中で、苦しいだろう、寂しいだろう。
痛かっただろう。

キランディの言うハロの泣き声が自分にも聞こえた気がしたが、そんな物は気のせいだと、考えないようにした。>>3

キランディはライジの機体の中に居る。
彼女の事はライジに任せよう。

自分は、ハロを連れ帰らねば。それがクルーとしての役目だから。

暫しの沈黙の後、ブゥンと羽を回転させる。
帰ろうハロ。私達の船へ、一緒に。]

(46) 2021/11/13(Sat) 18時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 三日目:スペランツァ前 ―

[小さな入れ物を抱えた機体はとても軽く、あっという間に船に帰って来る。
それでも進路は危ういもので、高度も操縦も安定せず、たまにガクンと揺れ再度持ち直す。

船の前まで来れば、事態を察した者達が出迎えに来るだろう。
静かに着陸し、途切れ途切れの伝言を幾つか。]

 『ハロを、連れて帰ってきた』
 『安置室に、運んで』

[報告ですら無い言葉。
何とかそれを絞り出し伝えようとする。
キランディの負傷状態はライジが確認し通信を入れる筈だ、任せよう。]

(47) 2021/11/13(Sat) 18時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 『…――布か、何かを』

[ハロの上に、被せてやってくれないか。
少し苦しいかも知れないが、どうか許して欲しい。

乗ってきた機体の収容等は他者に任せる。
動けない自分については、現在収まって居るポッドごと自室に運んで貰う事を希望し、整備室に放ってあるであろう普段の『袋』の回収も頼み、>>3:135
適当に蓋を開けた上でそのまま部屋に放置してくれ。
そうしてくれ。暫く放っておいて欲しい。

そう、頼んだ。**]

(48) 2021/11/13(Sat) 18時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 18時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

[もし自分が、ヒトもしくはそれに近い内臓構造を所持して居たならば、ハロの無残な現場を見た瞬間嘔吐して居ただろう。
ギロチンの姿を確認した時は、気を失いかけた。

死者を悼むのは苦手だ。>>2:37
死体は苦手だ、安置室には近寄れない。
遺体の前に居る自分がどうしようもなく嫌いで、だから、会いに行く事が出来ない。

花を手向ける事が出来ない自分が、彼らの為に唯一出来る事。
探査船のクルーである彼らの、彼らがクルーとして行って来た仕事を全うさせる。
無かった事には決してさせない。
記憶とは違う物。記録としてそれらを残し、数多の者に引き継がせる。
君達が其処に居た確かな証を。

所持して居た品、最後のカメラ映像、音声記録。

中には悲鳴や救助を繰り返す物も混ざって居たが、必ず『誰か』がソレに向き合わなければならない。
目を背けてはいけない、これがクルーとしての使命だから。
向き合う為の『誰か』が、自分なのだから。]

(70) 2021/11/13(Sat) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 四日目:船内 ―

[コポンコポンと、気泡がひとつ、ふたつ。
それが自分の生きる音、心音も体温も無い生命体の、いのちの音。

透明な入れ物の中で揺れていた身体を持ち上げると、居場所を普段の物へ移し替える。
『袋』に入り、ボディバランスのチェック。何処かおかしい所は無いか入念に確認し最後に帽子をかぶると、顔の無い男は部屋を出る。

久しぶりに現場に居合わせて意識がぐらぐらしていたが、偶然とはいえ自分があの機体で外に居てよかった。あのまま放置して居れば、もっと被害が出ただろうから。
自分が居ただけで、ライジとキランディ、二人の命が救えた。

そのなかで、取りこぼしてしまった一つの命。

見送る際、気を付けての言葉にもっと念を押しておけば。>>3:83
自分のせいだとキランディは言っていた。>>10
違う、彼女のせいでは無い。もっと前、自分が何か別なアクションを起こして居れば未然に防げた事故だったのかも知れない。もっと別の何かが、何かがあれば。

キリのないIFを重ねている事に気付き、かぶりを振った。

きっと誰のせいでも無いんだ。]

(71) 2021/11/13(Sat) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[終わりが無い事を考えるのは止めよう。

本来己が居るべき場所、機材に埋もれる部屋に向かおうとし、だがロビーのモニター前で足を止める。

  『 LOST 』

その表示は無慈悲で、残酷で、
けれども覆らない現実。*]

(72) 2021/11/13(Sat) 23時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/13(Sat) 23時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

[>>1:156>>1:157>>2:4
冒涜の摩天楼は天を裂き、枯れた地表を覆い隠す鋼の海、その星の全てを喰らいつくし、ついには芯さえも自分達の手で殺めてしまった。
大地も、海も、天も、あらゆる物が消えた場所。
だが残滓は蠢き喰らい続ける。それが唯一の命あるモノ、自分達だから。

とうの昔に死んだ星、次に殺める資源を求めようと、
今より高い未開拓の天へと更に腕を伸ばし――…、

そしてその手を取る者が居た。

未知の生命体、外部宇宙からの命。
他種族と、持ち込まれる見た事も無い資源の山。

蠢く残滓は歓喜した。この宇宙には未だ己らの知らぬモノがあり、それを好きに出来る機会が訪れたのだ。

相手からは資源を、我々からは知識と科学技術を。

外交は円滑に進み、惑星侵略の気配など微塵も存在しなかった。
だがその途中、黒い星は急速な崩壊を始める。]

(94) 2021/11/14(Sun) 02時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[最初はソレが一体何なのか、理由が分からずにいた。
寿命以外で死なぬ筈の、自分達の突然の死。
原因不明の病、地殻変動、崩れる都市、大地を突き破るマグマ、酸性雪、気候の変動。
突如呼吸を始めた星から、自分達はありったけの機械を宇宙船に詰め込んで撤退せざるを得なくなった。

後々の解析で判明した事だが、トリガー自体は些細な物。
他種族の持ち込んだ菌類や資源、それが星の中で徐々に循環を始めたのだ。

黒い星に自分達以外の生命が根付き始めた瞬間、長く死んでいた星は息を吹き返した。
死んだ星は緑に沈み、他の生物が数多産まれ始めた環境の中、自分達は共存する事が出来なかった。
星は、生き返った。

そこで初めて気づいたのだ、命に拒絶されたのだと。

淘汰されるべきは自分達であったのだ。
残滓である自分達に帰る場所は無い。散り散りになった種族は少しずつ数を減らし、残された者は習性と化した知識欲の赴くまま機械に埋もれ、外界と遮断されたカプセルの中で生きて居る。]

(95) 2021/11/14(Sun) 02時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[命の中で生きてみたかった。

嘗ての故郷は既にその面影はない。
もう何千年も昔、ここよりもずっとずっと遠い場所の物語だ。緑に埋もれ、青い水面が風と遊びさざ波を立てる、起伏し動き続ける大地と、呼吸する生命。
死を地層の底、過去へと追いやり、いのちを育む色彩と光。

いつかきっと、スペランツァのような探査船があの星を訪れる事だろう。
既に名無しの星となった故郷の座標は覚えているが、此処では無い何処かである事を『死の星から来た我々』は知って居る。

アリババはその星を見た事は無い。
けれど、知識だけは全て持って居る。]


[何故ならば、自分達はずっとずっと全て引き継いで来たから。]

 

(96) 2021/11/14(Sun) 02時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[自分達の歴史、物語、行った所業、宇宙を放浪し其処で一体何を得たのか。
ようやく獲得した免疫、知りえなかった他種族の記録、それの使い道。

寿命で死に、その遺体が別の同族に引き継がれる限り全てが途絶える事は無い。
だが孤独に死ねば、引き継いで来た数多が露と消える。

消えゆく己らは、数多の知識を他者の為に宇宙にばらまき続ける。きっとそれが与えられた最後の役割なのだろう。

アリババが最後に引継ぎを受け入れたのはずっと前。最後の食事をしたのもそれが最後。>>3:95
――自分達は、異物を体内に飲み込むことは出来ない。>>3:44

老いた同胞は、寿命で静かに死んだ。]

(97) 2021/11/14(Sun) 02時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[命の中で生きて良いと、許しが欲しかった。
種族の知識や記録、習性が己をそう駆り立てるのかどうかは分からぬ事だが、少なくともアリババと言う個体が渇望したのは、他者が当たり前に持つ生命の幸せ。>>3:130>>3:131

皆と生きる。

たったそれだけの物。
もう二度と自分達は繰り返さない、他者と共に生きてみせる。
死の上で生きて行く為の知識と習性は、今は生の為に注がれ、他者を生かす物になった。

命とは自分を殺し続ける物であると同時、何にも変え難い尊い物だ。
それを知って居るからこそ美しいと語り続ける。

もう少し、この猛毒の地の上で、許しを探してみようと思う。
私はそうして生きて行く。**]

(98) 2021/11/14(Sun) 02時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 02時半頃


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 03時頃


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 18時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 四日目:船内 ―

[パチンと、手元の情報管理用機器の電源を入れる。
空中に展開される複数のディスプレイ、待機中オフライン表示のクルー別アイコン、各自の発信機の位置。
昨日、一昨日、その前、それ以上前のスペランツァでの数多の記録。
持ち帰ったものと、持ち帰る事が出来なかった物。
死者のデータも生者のデータも平等に処理するものの、死者の記録の最後に付け足すのは専用の報告書だ。

専用のテンプレートは用意されているものの、それの入力に慣れてしまった自身の手によって、報告書は滞りなく提出される。

遺族等が居れば種族に合った翻訳形式で送られる物だ。
最も、調査船に乗るようなクルーの中には独り者の放浪者も居る為、外部に出る事は稀である。

『マーレ10』に降りてから、三つ重ねてしまった死者の名前。
…――送り先はあるのだろうか。それは自分の管轄の外側、別の物が担当するだろう。]

(153) 2021/11/14(Sun) 20時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[『マーレ10』に降りた際、私物の機材は早々に体組織不適合の結果を弾き出していた。>>1:157

しかし複数のサンプルを照合するうち、ソレの解析処理はどんどん遅くなっていく。
現在の対象は、イースターが持ち帰った"海"のサンプル。>>3:35

データが重いのだろうか。
こんな事は初めてだと困惑すると同時、違う挙動を見せるソレに希望を抱きながら、解析結果を待って居る。]

(154) 2021/11/14(Sun) 20時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[ハロを送り届けてから自室まで運搬される不自由な身体、透明な入れ物の中でカプカプと揺れながらも、手伝いの顔触れの中にイースターの顔が見えた。>>61

何か彼女に声をかけようと気泡を幾つか吐いたが、結局そのまま黙り込んでしまう。
塞ぎ込むよりも他者と話した方が良い事に気付いても、ソレは去ってしまった時間の話だ。

君はどうしてこの船に乗ったんだい。
どんな気持ちで『マーレ10』の上を歩き、どんな気持ちで地表や"海"のサンプルを拾い上げたのだろう。
危険と隣り合わせの旅、船内で長期間過ごすうち親しくなっていく顔触れ、無慈悲に減っていく名前。

悲しみから決して逃れられない旅の中で、何を求めていたのか。
並んで見た美しい"海"の風景を思い出しながら、コポンと気泡を吐いた。

それが、昨日の記憶。*]

(156) 2021/11/14(Sun) 20時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 20時半頃


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 20時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 四日目:ライジとの通信 ―

[マップのスペランツァから離れていく点がひとつ。>>159
沼にはまった機体の整備は終わったのだろうか、移動速度は普段の物と変わりないソレに、通信を飛ばす。]

 おはよう、
 早いなライジ君

[音声のみの通信、ノイズも無く良好である。
慌ただしかった昨日には一切触れず、普段の探索と同じような挨拶。

自由探索である為、夜遅くまで作業しているクルーは朝起きて来ない事もある。いわゆる生活リズムのズレと言う奴だが、身体を壊さない限り咎める様な事では無い。
無論無茶が過ぎれば他者から叱られる、タプルとかに。

それにしたって君は活動時間を守っている上に出立が早いのだなと、先ほど支度を終えたばかりの自分を若干恥じた。
寝坊の予感がする。]

(165) 2021/11/14(Sun) 22時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 精が出るね

[ライジもそうだが、彼を乗せ共に駆ける相棒もだ。
スペランツァのクルーが二人、船から離れていくのをちらと見て、傍らで別のデータにも目を通す。
活動中のクルーはライジの他にも居る。いつもの光景であるとそのまま処理して。*]

(167) 2021/11/14(Sun) 22時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2021/11/14(Sun) 22時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 四日目:スペランツァ船内 ―

[普段通りの声、日常の挨拶、変わらない物。]

 うん?
 そうか、ならよかった

[何らかの発見報告と思しき言葉。>>179
"当たり"とは何の事だろう。少し考えて、数日前の会話を思い出す。

"海"の一番深い場所。>>1:72>>1:73
それは何処かと聞かれ、まだ早い、分からないと言うのがその場の結論。>>1:84
片っ端から調べれば"当たる"、そう冗談を言った覚えがある。>>1:85

さてはまた水遊びで足でも突っ込みに行くではあるまいな。もしくは自分で別の測定を行ったか。
流石に昨日のアレで反省し耐水改造でも施したのだろうか、彼の現在座標は"海"の淵だ。]

(195) 2021/11/15(Mon) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[どちらにせよ、彼の望んだ物はそこにあったたしい。
良い事なのではと、純粋に思った。

何故か口数が少ない相手に首をかしげながらも、任された仕事の内容それっきり、切れた通信に声を投げかけても返事は無い。

任されたなら最後まで責任をもってやるのが自分の役割。
通信を切られてもマップに座標は残って居る、何を見たいかは此方でも分かる。
カメラ…、は切られていた、現在受信できるのは座標のみ。
深い場所をあさって何をするのか、地層探査か、生態調査か。

水底に沈んでいるであろう物を幾つか思い浮かべ――…]

(196) 2021/11/15(Mon) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[瞬間意味を理解した。

"海"の深い場所の"当たり"
深淵、水底、耐水性能のない機体、監視役すら連れず一人で行った事。]

 ライジ!!

[名を叫ぶものの、通信は切れている。彼に切られた。
マップの点は"海"の淵から更に内側へ移動している。反射的に別の座標データを引き出し数値を確認。
これは、耐水性能のある機体が"海"へ潜った際の管理システム。何処まで行ったら底に"当たる"か、サンプルを拾って帰って来れるのか、少しでも限界に差し掛かれば安全の為に警告が出る。

現在の彼の深度は、スペランツァに乗せている耐水機体ならギリギリ拾える位置。だと言うのに、今も鋼の重さのままどんどんと下に降りている。
今丁度『WARNING』の数値を越えた。

彼の求めた、みなそこ。

水圧、耐久、沈む速度。それら全てを計算し照らし合わせても間に合わない。持つ酸素の量、肺への圧迫、水に耐えられない操縦席。
昨日は何も考えず部屋から飛び出せたのに、今日は足が動かない。

拾いきれない場所まで落ちて行く彼の数値を見つめたまま。]

(197) 2021/11/15(Mon) 00時頃

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