人狼議事


23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。

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【人】 聖愛色同胞 ノッカ

 
 ……なんて。
 うん、また、来ます。

 ケークサレはうちで焼いて、あとは……
 他になにか、食べたいもの考えておいてね。
 シチューとか、お野菜たっぷりのスープとか、合うと思うの。


[身支度をして、送ってくれるという
 言葉に甘えて一緒に彼の家を出る。
 彼の好きな食べ物、苦手な食べ物、リサーチしながら。

 
 ……母親は兎も角、事情を知らない父からは
 帰らないなどといったら鬼のように電話が来そうだ。
 それとなく話を通して、理解を得るまでは難しい。
 とはいえ奏人くんなら、母も父も納得はしてくれると思う。]

(411) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ


 奏人くん。今日も、ありがとう。
 またね。おやすみなさい。


[改札の前か、それとも別の場所か。
 やっぱり、離れ難くて。
 眉が下がってしまいそうになる。

 別れの挨拶は、ここのところ恒例になった通り。
 背伸びして、彼の首に、腕を回して。
 ちりん――と、バッグの中の猫が音を立てた。**] 

(412) azure_blue 2023/05/05(Fri) 22時頃




🍊




 


【人】 聖愛色同胞 ノッカ

―― 11月XX日/新横浜スケート会場 ――

[真っ白なリンクの中で、
 ニジノは、軽やかに、艶やかに舞っていた。

 一縷の綻びも崩れもなくパーフェクトで決めたジャンプ。
 「この脚はみんなからの贈り物」そうニジノは言った。
 真実、彼女は跳んだのだろう。
 左脚に刻まれた、鷹の羽と桜>>262を力にして。

 ニジノの一挙手一投足すべてに
 想いが込められている。
 だから、あんなにも美しい。
 だから、こんなにも胸を打つ。 ]

(417) azure_blue 2023/05/05(Fri) 23時頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

[滑らかに伸びやかに羽根を広げるその様は、
 初めて会った時に抱いた、憧れた、
 ニジノの印象そのままに。
 知らず、涙が溢れた。 


 演目が始まる前から祈るように組んでいた指先は、
 スケーティングが進むにつれ無意識に解け。
 ニジノの演技が終わった瞬間、
 それは惜しみない拍手に変わる。**]

(418) azure_blue 2023/05/05(Fri) 23時頃

おまえ、
大体、なんで、こんなとこいんの?


さっさと、こんなとことの関わりは絶っちまえ


お前がそうするなら、
そうしてもいいけど?


は?
俺はここから抜けられねえよ。

[じろ]


だったら、俺もです。

[にこ]


→×6〒+÷°39〒5+→#


[なんだか、わなわなしてる]


心配せずとも、
その為にずっと下積みして来ましたから。

若頭は何も憂うことなく、
お仕事をこなしてくだされば構いませんよ。


というか、
もっかいきくわ。


なんで、こんなとこにいる?


…………。


言ったでしょ。
また会いたいって。


会ってどうすんの?


口説こうと思って。


俺からもひとつ訊いていい?

電話、
なんで捨てなかったの。


はあ?


まだ、ヤりたりねえのか?
つか、お前、そんなナリで、金も持ってるなら、
いくらでも誰でも抱けるだろ。



電話は、
うるせえな。こっちの勝手だろ。


足りないね。

欲しいのは、
お前だけなんで。


・・・・はあ?!



[絶句]


縁が切れないままで、
ここまで来たんだからさ。


………………やっと、会えた。

話をさせてよ。
……長い話になると思うけど。

[取り出した石を放り投げる。黄緑色。]




[かあああああ]


[投げられたもの、反射的なら受け止める]


くっ。



お前、バカだろ。




勝手にしろ。


でも、ここじゃ駄目だ。







仕事終わってから、電話しろ。**








[もうとっくに手が覚えている操作で、
一本の電話を掛ける。




それからのことは、カメラの外の、お話。]**


【人】 聖愛色同胞 ノッカ

―― 先のおはなし ――

 じゃあ、シチューにしましょうか。
 この間ネットで見たレシピが美味しそうで、
 いつものシチューをすこし改良してみようと思うの。
 
 …お歳暮のソースも助かるわ。
 それ使ってまた何か作っても、いいし。

[冬のある日。いつものように、今夜のメニューを話し合う。
 指を絡めて隣を歩けば、冬の寒さも苦にならない。]
 

(433) azure_blue 2023/05/06(Sat) 00時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

 

  ……それって。


[奏人くんの並べたメニューに、
 ぱちりと目を瞬かせて、少し頬を染めた。
 宿泊のお誘い、もちろんわたしにNOの言葉はない。
 その頃にはすっかりうちの両親にも公認になっていたし
 ――父親は渋面をしていたが――
 もう、電話1本入れれば何も言われないはず。]

(434) azure_blue 2023/05/06(Sat) 00時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

[受験に失敗したと聞いたときには、
 だいぶ驚いたけれど、彼らしいなと笑ってしまった。
 あの頃もずっと先輩と呼んでいたし、年上の彼が
 同じ学年になるというのは不思議な感覚だけれど。
 4年間、同じ環境で同じ時間を過ごせると思えば、
 全く悪いことではなかったから。]


 うん。
 わたし、講堂が気になって。
 それと、学食のメニューも……見にいかない?


[遠回りで大学見学。
 ぶらぶらとしたデートももう心地良く慣れたもの。]

(435) azure_blue 2023/05/06(Sat) 00時半頃

【人】 聖愛色同胞 ノッカ

[途中、足を止めた彼を不思議そうに見る。]


 ……あ……


[グラウンド。気を遣われたのがわかった。
 彼を見上げて、先の道を見て。
 躊躇したのは一瞬。強く、大丈夫と頷いた。]


 このまままっすぐ、進みましょう。
 怖くないわ。
 奏人くんが手、繋いでくれてるのだもの。


[廃校からグラウンドを見下ろした、あの時のように。
 彼と一緒なら、この先も、未来を真っ直ぐに見据えて、
 歩き出すことができるはず。** ]

(436) azure_blue 2023/05/06(Sat) 00時半頃





                  またね。
 


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