人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


『こんにちは。
 卯木 宙太(うつぎ そらた)です。
 私は兎坂庵という喫茶店を営んでおりまして、
 煙崎さんはよく私の店に来店してくれました。

 どのような存在かと言われれば、
 親しいお客様が一番近いように思われます。』


『まだ皆様全員とご挨拶できておりませんので、
 こちらの機器から失礼いたします。

 初めましての方は初めまして。
 卯木 宙太(うつぎ そらた)と申します。
 私は兎坂庵という喫茶店を営んでおりまして、
 煙崎るくあさんは、
 よく私の店に来店しておりました。

 現在は中央カフェにいますが、
 どこか別の場所で待ち合せたい場合は
 移動はできるので、お気軽にご連絡ください。』



[ 自己紹介のメッセージの後に、
  分かりやすいように、先ほど撮ったばかりの
  自分の顔写真の画像も続けて送る。 ]
 


(一斉送信)

『ナカムラと言います。
 卯木さん丁寧にありがとう。
 このデバイスで連絡取れるなら便利ですね。

 僕はるくあさんと個人的に親しかったわけではないですが…、
 まぁ、知り合いといったところです。

 失礼して今からジェットコースターに乗ってきます。
 ご用件あればデバイスからどうぞ。』


(追伸)

『今撮ったばかりの、紫髪にサングラスの
 派手めな自撮り写真を添えて送信した。』


(一斉送信)

『海透 雛子(かいとう ひなこ)、高校二年生です。
 るくあちゃんとは、友達でした。

 よろしくお願いします。』

[よろしく、というのも変な気がして、小さく首を傾げたけれど。
自分の写真を添付して、送信しておいた。]


(一斉送信)

『ウツギさん、ですね。
 他の皆さんも初めまして。菊水と申します。
 煙崎さんの中学で教師をしていました。

 今は休憩所ですが、少し色々見て回ろうと思います。
 観覧車、乗りに行くのもいいかな、なんて。
 ご用件あればいつでもお願いします。

 こんな状況ですが、どうぞよろしく』*


(一斉送信)

『地球星人のみなみなさまァ!
ご丁寧にどうもありがとうござい苦しゅうない。

ボクは未来の銀河から地球星人を云々かんぬん、
🍭キャンディ🍬です。よろしくチョ〜ッス!!

 ↓↓詳しくは下記アドレスをチェックしてね↓↓
     キャンディ🌟チャンネル

この際チャンネル登録とイイネ👍やコメント💬も
……ってネット繋がらないんじゃん!!』


(添附)

[GalaxyGal001.ppx]

 アトラクション前でいつもの決めポーズの写真が添附されてる。気に入るまで31回撮り直した絶妙な角度に、ホログラムのフキダシで『ヨロシク🌟』『ワンクリック詐欺じゃないよ』『銀河一』『るくあ見守り隊』等装飾が舞っていた。


 彼等がFrom🍬と書かれたメールを開く際、ほんの一瞬名前の文字列が置き換わるような挙動を見せる。🍬の前は『キャンディ』ではなく『クロス』。るくあが通っていた中学校、当時2年2組に在籍していた生徒の苗字だった。


(一斉送信)

『 皆様、初めまして。
  私は密星偲風と申します。
  るくあさんの通っていた高校の養護教諭です。
 
  御用の際はいつでもお声がけください。
  「みつぼし」でも「しのぶ」でも
  どうぞ呼びやすいように。
  よろしくお願いいたします。  』

[スマホとはまた違うカード型デバイスに
 四苦八苦した形跡が窺える写真一枚 *]


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 兎坂庵。 ああ ……。 」


 店名が呼び水となったのだろう。
 呼び起される記憶がある。>>0:174
 それは俺にとって、若干の苦味を伴っていて。

 煙崎さんに案内されて訪れた兎坂庵の入り口で、
 俺は一方的に卯木氏の顔を見ていた。
 そのまま用事を思い出したと、踵を返したのだった。
 これは俺の中でのみ問題のあることで
 彼には全く無関係な事柄である。

 なので、友達なのか彼氏なのか先輩なのか。
 彼女がどのような関係性を称したのかは、
 俺も知り得ぬところである。>>5 
 

(40) 2023/11/17(Fri) 07時頃


 『 こんにちは。卯木さん。
   返信に感謝します。
   俺は坂理と言います。

   煙崎さんはあなたの店の
   ほうじ茶と大福がとても好きでした。 』
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
 律儀に届けられた内容を確認し、返事を送れば、
 ああそうだったなと。
 一つ、彼女のことを思い出した。
 甘味のことになると、いつになく饒舌な姿。

 脳裏でつかの間の再会を果たしているうちに
 続けざまに送られるメッセージ。

 各内容を脳内に叩き込み、整理する。
 高校時代の養護教諭の名には覚えがあった。
 中には対面している菊水先生のものもあっただろう。
 

(41) 2023/11/17(Fri) 07時頃

 
 『坂理です。大学生です。』
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 郷に従って、文字の装飾も添付ファイルもない
 端的な一文のみ送信すると。
 顔を上げ、実物の菊水先生に向き直り。


  「 流石は先生ですね。
    埋め立て許可 …… テーマパークの名目で
    取得するのは考えにくいって話ですよね。
 
    テーマパークの前は何があったんでしょう。 」


 彼女の話なら、国益に繋がるような施設。
 普段であれば調べれば済む話だが、
 あいにくスマホは沈黙していた。
 

(42) 2023/11/17(Fri) 07時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… そうですね。
    姉弟と思われるのは別に構わないんですが。
    菊水先生は観覧車に行くんですよね。

    同行するのに弟では役者不足でしょうから。 」


 そんな話もひと段落した頃合い。
 アポロで見た彼女の紹介文を思い出し。
 これからの話には、
 お気をつけてと、小さく微笑んで
 身を案じる言葉だけ送り。

 自身は休憩スペースに留まって、
 二杯目のドリンクをオーダーすることにした。**
  

(43) 2023/11/17(Fri) 07時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 07時頃


(坂理への個別メッセージ)

『坂理さんですね。初めまして、でよろしいでしょうか。
 煙崎さんからあなたのお名前を
 伺った記憶はあります。
 ただ、失礼ながら、
 どういった間柄と言っていたかまでは
 覚えておりませんが。

 煙崎さんはよく来店されていたので、
 ほうじ茶や大福を気に入っているというのは
 社交辞令ではないとは思っておりましたが、
 他の方にもそう仰っていたと聞きますと、
 やはり本音だったのだと確信が持てて
 安心してしまいますね。

 坂理さんもよろしければ、
 いつか兎坂庵に来店していただけますと幸いです。』
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 二杯目のドリンクは「ロケット・ランチ」にした。
 まさにロケットの打ち上げような衝撃が味わえる。
 そんな触れ込み通り、一口含んだ時点で
 なかなかパンチの利いた味がした。

 平時に飲もうとは全くもって思わないが、
 やはり空間が持つ雰囲気に染まることこそ、
 テーマパークの醍醐味だろう。
 パークに置いて、はしゃぐのは最早礼儀ともいえる。

 なお醍醐とは牛乳を加工した汁を表すが、
 乳製品の味は全くしないので注意してほしい。

 よし、閑話休題。
  

(55) 2023/11/17(Fri) 12時頃



  『 初めまして卯木さん。
    俺と煙崎さんは交際関係にありましたよ。
 
    社交辞令などとんでもない。
    兎坂庵のことを語る煙崎さんの頬は
    いつになく綻んでいました。

    機会があればぜひ。
    彼女の思い出話でもしたいですね。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 個別のメッセージを返す。

 煙崎るくあとの関係性。
 探られるのは予想していた。
 もしも本当に彼女を殺した犯人がいるのなら、
 動機の面で重視されるポイントだろう。

 愛憎は表裏一体と聞く。
 彼氏と答えるのは避けるべきかもしれないが。

 兎坂庵へは、同じ高校の生徒も良く訪れている。
 彼らは俺達が恋人同士だと思っている、
 そのために演じていたのだから。

 ならば虚偽を告げたところで、
 露見の可能性は十分にあった。
 

(56) 2023/11/17(Fri) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 まあ、こっちが嘘なんだけどね。 」


 共犯である煙崎るくあはもういない。
 一人で偽りを続けること。

 いつか感じた苦味に近しい感情が、>>40
 どろりと渦巻いた後、澱みとなって
 腹の底に溜まっていくのを感じた。
 

(57) 2023/11/17(Fri) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 どうして、だろうな。

 問いかけたのは、誰に対してか。

 もし煙崎るくあを愛することができたのなら。
 嘘にしないですんだなら。
 俺は彼女と付き合ったりなどしなかっただろうに。*
 

(58) 2023/11/17(Fri) 12時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



 あの日、踵を返した理由。>>40
 卯木 宙太は俺の初恋相手に似ていた。

 

(59) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 幼稚園の先生に恋を落ちる。>>0:152
 よくあるエピソードだ。

 ただ、それが男性であることは、
 幼稚園教諭の男女比率を考えると
 珍しいことだったかもしれない。


  『 ひいらぎ君はね。
    大きくなったら可愛い女の子の
        お嫁さんを貰うんだよ。 』

 

(60) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 淡い想い行方など、端から決まっていた。
 こちらは未就学児だ。
 相手が異性だとしても叶うことはなかっただろう。

 『可愛い女の子のお嫁さん』。

       初恋相手の青年は、
       俺が好きだった温かな声と優しい笑顔で
       俺が異質だということを教えてくれた。
 

(61) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 男性ではない。彼だから好きだったのだと。
 貫けたなら、まだよかったのかもしれない。

 しかし存外惚れっぽかった俺は、
 年齢を重ね、再び恋をして。
 惹かれるのはいつも同性だった。

 そのくせ神様は、異性受けのいい外見 ────
 なんてものを与えたから。
 彼女らは無邪気に俺を校舎裏に呼び出した。

 頷けるわけがなかった。
 期待に満ちた目が、「どうして?」と曇る度に、
 自身の異質さに潰されそうになる日々。

 告白にかこつけ、
 過剰なスキンシップでも要求されようなら、
 喉奥から込み上がるものすらあった。
 

(62) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 煙崎るくあと出会ったのはそんな頃だ。

 彼女は同性から見ても魅力的な女性だったのだろう。
 勝ち目がないからと。
 煙崎さんと付き合ってから、告白はわかりやすく減った。

 訪れた平穏。
 胸を焦がす感情はなくとも。

 愛する必要のない相手と過ごす時間。
 身体を重ねることも、
 キスも必要としない関係は、存外心地良かった。
 

(63) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



 彼女に最後に会った日。>>0:96
 包み込むような淡い微笑みを今も覚えている。

 

(64) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 その日の勝負は、俺の負けだった。>>0:172
 敗北の代償として、俺はくだらない話をした。

 淡々とした軽い口調で、
 いつものように、個人情報を彼女の耳に寄せて。


  「 俺が好きな奴は、君のことが好きらしい。 」


 高校で出会った彼は、
 お人好しで、他人のために損をして笑うような。

 そんな、不器用なタイプだった。
 …… どうにも俺はそういうのに弱いらしい。
 

(65) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 君と付き合っている俺は恵まれているそうだ。
    イケメンは羨ましいと。

    …… まあ、あいつだけじゃないな。
    よく言われるよ。 」


(66) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 なのに、どうしてだろうな。

    俺はちっとも、
    自分が恵まれているとは思えないんだ。 」
 
 

(67) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 口元は微笑んだまま。
 涙の代わりに、瞳の奥で光が揺らめいた。

 あんまりな言い方だったと思う。
 仮にも交際相手へ。
 理不尽をしか与えられなかった彼女に対して。

 「 私たち、本当にお揃いね 」>>0:97
 …… あの瞬間。
 何を持って煙崎るくあがそう言ったのか。
 確かめることはもう叶わない。

 今更ながらに思い知る。
 死ぬとはそういうことだ。 
 

(68) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… さて、どうするかな。 」


 ロケット・ランチ。>>55
 二口目を飲むのは断念した。 
 代わりに、椅子を引いて立ち上がる。

 答えはわからなくとも、決まっていた。

 訃報を聞いて、涙を零すことすらできない。
 薄情な彼氏だった。

 そんな俺が今できるのは、
 せいぜい、彼女の痕跡を追うことだけだろう。**
 

(69) 2023/11/17(Fri) 12時半頃

(坂理への個別メッセージ)

『なるほど。煙崎さんとお付き合いされていたのですね。
 今更ではありますが、
 煙崎さんのことお悔やみ申し上げます。

 煙崎さんの生の感想を聞けてうれしい限りです。
 ありがとうございます。
 もう煙崎さんとお会いできないことに
 今更ながらの喪失感も覚えますが、
 いただいた言葉を励みにこれからも頑張りますね。

 兎坂庵にて、いつでもお待ちしております。
 坂理さんが甘いものがお嫌いでなければ、
 煙崎さんのお好きだったほうじ茶と
 兎型の大福を振舞いましょう。』
 


(一斉送信)

『卯木はそろそろ中央カフェから移動します。

 >菊水さん
 もしよろしければ、観覧車に行くの
 ご一緒してもよろしいでしょうか?
 もちろん、別々のゴンドラに乗りたいなど
 ご希望があれば、菊水さんに従います。』
 


 「卯木さんですね。
 ちょうど観覧車にでも乗ってみようかなと思ってたところでした。
 構いませんよ、ご一緒で。
 喫茶店のオーナーさんでしたね。
 煙崎さんのお店での事を聞かせてもらえるなら。

 ゴンドラの下に行っていますので、お待ちしています*」


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 立ち上がりとほぼ同時。
 アポロが告げるのは卯木氏からの返事。
 そのまま目を通して。


  「 ほうじ茶と兎型の大福か。
     ……… ふっ。 」


 ついと、吹き出した笑みは無意識だった。

 どうやら向こうも移動するようだし、
 会話を閉じるような文を選んで入力する。 
 
 

(85) 2023/11/17(Fri) 19時半頃



  『 確かに、煙崎さんが好きそうです。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 納得してから、ああ、と気付く。
 何にもなれなかった俺達だけど。
 緩んだ顔で、大福を頬張る煙崎るくあの姿は、
 容易に想像できたから。

 どうやら俺の中にも、多少なりとも
 彼女という存在が『いて』くれたらしいと。
 
 そうだな。
 ほうじ茶も甘い物も、好きでも嫌いでもないけど。
 ほうじ茶の香りと共に語らう時間は、

 多分、好きだった。>>0:102
 

(86) 2023/11/17(Fri) 19時半頃



  『 そうですね。
    お互い生きて帰れたら。
    その時は是非相伴に預かりたいです。

    それでは、また。どこかでご縁があれば。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 最後に、卯木氏へ送ったメッセージを一瞥する。
 …… 縁起でもなかったかもしれない。
 でも、もう送信してしまったから。

 煙崎さんを殺した犯人のこと。
 今回の一件を企てた黒幕のこと。
 並べれば、厄介さに頭を抱えそうになる。
 

(87) 2023/11/17(Fri) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 しかし、命が懸かっていると警告を受けているが
 ヒーローになれるとも思っていないただの学生としては、
 解決しようとも、できるともあまり思っていない。

 上手い具合に状況を掻い潜り、
 最終的には警察に任せたいところだ。

 ただここは、煙崎るくあの関係者の集まる地。
 彼女を知るには、うってつけだから。

 優しさに、優しさを返せなかった彼女。
 その生前の軌跡を辿るだけの、自己満足の路。
 

(88) 2023/11/17(Fri) 19時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 そうだな。
    俺にはそれくらいがちょうどいい。 」


 額に滲む汗を、手の甲で拭うと。
 気負いも、責任もない足取りで。
 俺は、俺だけの目的へ向けて歩き出す。>>69**
 

(89) 2023/11/17(Fri) 19時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/17(Fri) 19時半頃



『もし甘いものが苦手であれば、
 ご飯ものも用意できますので。

 そうですね。
 願わくば、お互いに生きて
 あなたとお会いできる日が来ますように。』
 


『菊水さん、ありがとうございます。
 もちろん、私が知っていることでよろしければ、
 煙崎さんのことをお話しします。

 では、私もすぐに観覧車まで向かいますね。』


(卯木への個人メッセージ)

『卯木さん、初めまして。
 るくあちゃんから何度か兎坂庵の写真を
 見せてもらった事があって。
 興味あるから今度店にお伺いさせてください!』



『ナカムラさん、初めまして。

 煙崎さんは兎坂庵の写真を撮っていたのですね。
 彼女がそういってはしゃぐ姿を
 私はあまり見たことがありませんでしたから、
 寂しさと同時に、なんだかほっこりといたしました。

 ええ、ぜひいつかご来店いただけることを
 心よりお待ちしております。』*
 


(キャンディへの個人メッセージ)

ジェットコースター、終わりました。
キャンディさんは、変わり、ないですか。


(音声による一斉送信)

『 挨拶が遅れたな。
  煙崎灰羅。るくあの兄だ。
  ややこしければ、おにーさんとでも
  灰羅さんとでも呼んでくれ。

  照れ屋なんでな、写真はなしだ。
  サングラスに煙管、チャンパオを着用している。 』
 


(サカリへ個別送信)


『 よう、挨拶もないようだが、
  生きてるか? 』


[己も今、初めて顔を出した癖にそんな一文を。*]
 


(雛子へ個人送信)

『月面基地は守りきれなかったけど、何とか無事だよ。
そっちはどうだった?
キラ様や雛子ちゃんは絶叫した?
それとも意外と大丈夫な感じ?

さてと、次は何に乗ろうかなァっと。』


(キャンディさんへ個人送信)

『無事で良かったです。

 綺羅さんはとっても楽しそうでした。
 私はびっくりして……楽しかった、かも。

 行ってらっしゃい』


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 卯木氏からの過不足ない丁寧なメッセージ。>>104
 煙崎さんのお兄さんいわく、大人の男性である彼。
 なるほど、同世代からはあまり得られない
 そつのない印象を終始抱いたまま、やり取りを終えた。

 なのに再び『アポロ』が着信を知らせたのは
 天の川ロードを下り、別エリアへ向かう途中だったか。
 一斉メールなら、目だけ通すつもりだったが。


  「 …… しましたよー。挨拶。 」


 どうやら不足だらけだった自身の投稿へのご指摘が。
 

(173) 2023/11/18(Sat) 07時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 よろしくお願いします。
 とでも添えるべきだったのか。>>54

 とは言え直前のお兄さんの全体メッセージを見る限り、
 指摘した側にも欠けている意識だ。
 対面した印象では、格下の礼儀のなさに
 眉を顰めるタイプでもなさそうだったが ……。

 殊勝な文章を作り直すのも、
 大した手間ではなかったが。
 せっかくの機会でもある。

 咎める者もいないだろう状況。
 立ち止まらないまま、
 歩きスマホならぬ歩きアポロを返す。
 

(174) 2023/11/18(Sat) 07時頃



  『 こんにちは。まだ生きていますよ。

    足りませんでしたか? 俺の挨拶。
    他に何か聞きたいことでも? 

    なら、簡単な勝負でもします?
    お兄さんが勝ったら、俺の情報を教えますよ。
    もちろん逆もまた然り、ですけど。 』
 
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 やあ。我ながら面倒くさい文面だ。
 呆れたお兄さんが返信を諦める可能性は、
 そこそこあるに違いない

 別に煙崎さんとのやり取りを
 此処でなぞるつもりはなかった。>>0:172

 ただやはり、俺はそこまで話し上手ではなく。
 単なる、暇潰しでしかない。**
 

(175) 2023/11/18(Sat) 07時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 07時半頃


(坂理へ個人返信)

『 すまん、見逃してた。
  勝負?

  研究者なんでね、
  殴り合いには自信ないんだが。
  知っていることがあるなら無論知りたい。
  どこで何すりゃいい? 』
  


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 添削ではなく、単に見逃されていたようだ。
 ならそこでやり取りを終えてよかっただろうに。

 話に乗ってきたのは、
 状況を改善しようという藁にも縋る想いか。

 はたまた単に意外と勝負好きなのかもしれない。

 …… 煙崎さんはどうだっただろう。
 些細な勝負の数々。
 意外と楽しんでいたのか、
 彼女の務めとしての、義務感でしかなかったのか。

 願わくば、前者であればいいと。
 もう祈ることしかできない相手だ。 
 

(185) 2023/11/18(Sat) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 まあ、付き合ってもらえるのなら遊んでもらおうか。
 

  「 どこで何をするか、か。
    …… 決まってるはずがないんだよなぁ。

    あ。 これでいいか。 」


 明確なプランニングなどあるわけでもない。
 たまたま目の前にあった「スペースデブリ墜とし」。
 そのまま題材に選び、説明文にざっと目を通す。

 どうやらシューティングゲームの一種で、
 宇宙を漂うスペースデブリに照準を定め、
 100発の弾でいくつ落とせるかを競う遊戯らしい。
 

(186) 2023/11/18(Sat) 12時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 えっと。ここをこうするのか。 」


 的に狙いを定め、全弾打ち尽くせば
 応じた結果が表示される。

 TOP10まで登録されるランキング順位は、
 まだ誰も遊んでいないのか、
 自分の名前が頂点に躍り出た。

 以下は当然空白だけが並ぶ。
 

(187) 2023/11/18(Sat) 12時半頃



  『 一発勝負で。
    これより点数が上ならお兄さんの勝ちです。 』


 端的な一文には、

 『 1位 SAKARI Score68 』

 ディスプレイを撮影した画像が添付されている。
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 我ながら可もなく不可もない数字が出た。
 煙崎るくあへの勝率も似たようなものだ。>>0:173

 整った外見を除けば、
 彼女を話題で喜ばせることも出来ない
 面白みのない男だという自覚はある。

 真っ直ぐでないという評価には、首を捻るが。>>176
 顔で告白されたには、頷かざるおえないだろう。** 
 

(188) 2023/11/18(Sat) 12時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 12時半頃




 『 OK。今メシ食ってるから、
   その後でやるよ 』

  
 




  『 別に急がなくていいですよ。
    長引きそうですし、これ。

    早く終わるなら
    それに越したことはないですから。 』
 
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ああ、そんな時間か ……。 」


 メッセージを見て、食事時だと知る。
 目まぐるしく変わる状況に空腹を忘れていたが、
 食べられる時に食べておくべきかもしれない。

 近くにあるワゴンでホットドッグを頼む。
 モナリザってやつは、何でもできるんだ。
 ドリンクは無難にお茶にした。
 近くのベンチに腰掛け、食事を始める。

 ロケット・ランチ?
 あれは人間が飲むものではない。**
 

(194) 2023/11/18(Sat) 14時半頃

(個別送信→菊水 三紗)

『改めまして、はじめまして。
 先程全体送信でご挨拶した密星 偲風と申します。

 中学時代の先生だということでしたので
 るくあさんのこと、お聞きしてみたくて。
 お時間があったら、少しお話できませんか。』


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 夏の日差しは、頭上にかかる影を明瞭にする。
 
 ホットドックの欠片を呑み込こみむと、
 顔を上げて、にこりと微笑んだ。


  「 こんにちは、密星先生。 」

  
 彼女が呼ばれているのは知っていた。>>41
 ならばその登場も、驚きには繋がらない。>>208

 在学中、世話になった先生を忘れるなんてとんでもない。
 最も煙崎さんと違って、俺は保健室の常連でもなかった。

 保健室の女医、と言う蠱惑的な響きに、
 魅了された絵男子生徒達の噂話を聞く限り。
 一筋縄ではいかない浮世離れした人という印象が強い。
 

(213) 2023/11/18(Sat) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 俺の卒業以来でしょうか。
    在学中はお世話になりました。

    そうだ。先生に聞きたいことがあるんです。 」


 座ります?
 そう言って隣のスペースを空けて見たが、
 どうするかは本人の意思に任せた。

 ホットドックのラスト一片を食べ終えて。
 お茶で喉の滑りを良くした後、
 密星教諭へ向き直り。

 明日の連絡事項を告げる調子で
 瞳を細めて尋ねた。
 

(214) 2023/11/18(Sat) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



 「 どうして煙崎さんを殺したんですか? 」

 

(215) 2023/11/18(Sat) 16時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… なんて突然言われたら。
    動揺するんでしょうかね? 犯人なら。 」


 目尻を、ふっとほどくように和らげて。
 笑いながら残っていたドリンクを飲み干せば。
 遠くの方で、ジェットコースターの
 稼働音が聞こえた来た。*
 

(216) 2023/11/18(Sat) 16時半頃

(雛子への個人メッセージ)

僕も園内を回って来るね。
夜になって、フリーだったら観覧車乗ってみない?
って、夜になるまでに帰れるならそれでいいんだけどね。


(綺羅さんへの個人メッセージ)
はい。お気を付けて。
もし何かあったら、私で良ければ連絡くださいね。

観覧車、楽しみにしてます。


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 相手は目上だ。
 自分だけ食べているのも居心地が悪い。
 先生も何か注文しますか?
 返事はさておき、そんな一拍を挟んでから。


   「 それは、奇遇ですね。 」


 『変わった雰囲気を持つ先生だから。
 お前にも靡かないかもしれないぞ?』
 揶揄うような、嫉妬交じりの級友の言葉に、
 「それは助かるな」と当時は真剣に思ったものだ。

 裏を返せばその程度の印象。
 それが同じ試みを企てていたと知れば、
 「お互い様なら謝らなくてもいいですね」
 驚きに少し見開いた目を、愉快そうに細めてから。
 

(240) 2023/11/18(Sat) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 俺は犯人ではないですよ。 

      …… すみません。
      つまらないことしか言えなくて。 」


 茜色が差し込む廊下を幻視するような。
 そんな、雑談の様相を保ったままに。
 

(241) 2023/11/18(Sat) 18時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



 「 昔から、あまり得意じゃないんです。
   女性を喜ばせられるような話題作り。
   煙崎さんにも呆れられていましたね。

   『坂理くんは、時々会話の運びが、
   話下手のレベルではない』 ── って。 」


 そう、懐かしそうに笑ってから。
 せっかくだから、先生の話も聞かせてください。
 煙崎さんとの思い出、と。

 とっくに卒業している身ではあったが。
 教え子の顔で、教えを乞うた。**
 

(242) 2023/11/18(Sat) 18時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 18時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 犯人ではない。

 互いに提示できるのはその言葉だけ。
 裏付けも根拠もない白証明。
 
 ただ今は、警戒するよりは。
 故人を懐かしむことに時間を使いたい。

 密星先生の内心はわからないが。
 少なくとも、俺はそんな気持ちだったのだろう。
 

(255) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 そうですね。
    思い出しました。
    密星先生は『妖精さん』ですからね。 」


 ここは年長者を立て、
 否定の選択を取るべきだったかもしれないが。
 いつだったか、煙崎るくあが口にした名称を思い出し
 ついうっかり、そのまま許容しまった。


  「 世の中とは、話のスケールが大きいですが。
 
    …… 妖精の世界だと。
    天秤は片方に傾かないんですか? 」


(256) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 浮世離れした雰囲気は、
 そのまま生まれ育った環境に繋がるのではないか。
 当然、単なる推測に過ぎないが。

 こちらの世界には不平等も多い。
 不均等な自身のスキル。デバフの類と感じていること。
 深堀りする必要性を感じなければ、秘めたまま。 
 話題はねだった通り、煙崎るくあの思い出へと移る。


  「 気兼ねのない仲ですか?
    そうですね。
    そんな風に見えたのなら ── 」


 俺と彼女の間に、愛情がなかったから。
 相手の言動に一喜一憂するような。
 心を揺さぶれる間柄ではなかっただけで。
 

(257) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 …… いえ、何でもないです。 」


 それこそ、思い出話には蛇足でしかない。
 出かけた言の葉を、首を横に振って散らした。
 

(258) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ああ、卯坂庵。
    煙崎さん好きでしたからね。
    あそこのほうじ茶と大福。
    店主さんもこの場に来ているみたいですが。

    …… おや。 LV1とは、随分低めですね。 」


 初めての遊園地ということだろうか。
 やはり変わった環境で生きている人みたいだ。

 ぼんやりとしていた認識に、
 それなりの輪郭を持たせた後。
 

(259) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ



  「 ならコーヒーカップはどうですか?
    ここでの名称は惑星パーティーらしいですけど。
    あれなら動きも緩やかなので、
    初心者でも楽しめると思いますよ。 」


 案内を見る限り、カップの代わりに、
 「すいきんちかもくどってんかい」で有名な彼らが
 宇宙を模したフィールドをくるくる回る仕様らしい。


  「 なんと、レベルアップにも対応しています。
    経験を積んだと判断したら ────、 」
 
 

(260) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

  「 中央のテーブルを、思いっきり回すんです。 」

(261) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 にこっ。
 大多数の女性にとっては、運命を感じさせるような
 爽やかな顔で微笑むと。

 邪気のない澄んだ瞳で、
 蜜星教諭の遊園地ライフを応援した。**
  

(262) 2023/11/18(Sat) 20時半頃

(坂理へ個別送信)

 『 1位 KAIRA Score100 

   だとさ。
   約束だ、どこかで落ち合うか? 
   それともこれで教えられる内容か? 』
 


(坂理へ個別送信)

[さっき見たのは幻覚だ、いいね?]

 『 ……一発も当たらないことってあるんだな。

   2位 KAIRA Score0
   はいよ。
   どこかで落ち合うか?
   それとも知りたいことがあって、
   教えられる内容ならこれで伝えるが 』
 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 いつのタイミングだったか。
 アポロが勝負の結果を運んできた。

 届いた画像を開けば、期せずして。
 心からの気持ちで、同じセリフが並んだ。


  「 …… 一発も当たらないことってあるんだな。 」


 ここまでくると、お兄さんの方が懺悔室宜しく
 告解を希望してるのではと疑うレベルだが。
 それでも、こちらは権利を得たわけで。
  

(271) 2023/11/18(Sat) 21時半頃



  『 場所はクソエイムさ ……
    お兄さん次第でいいですよ。

    お兄さんのこと。
    何かひとつ、俺に教えてください。

    煙崎さんともね。
    たまにやってたんです、これ。

    それじゃ。
    思いついたらでいいので連絡ください。 』

 


【人】 超心理学会 ヒイラギ


 元より成果を期待して
 話を持ち掛けたわけでもなかったから。

 相手に頼った回答を送れば、
 なかなかやるじゃん、と。

 ふふんと、どこか誇らしげな顔で、
 自身の69点を称えた。**
 

(272) 2023/11/18(Sat) 21時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/18(Sat) 21時半頃


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