人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 00時半頃


 ───縁牙ッ!!!戦え!!!


[僕は思わず、パイプ椅子に座って固まっている弟を思いっきり殴りつけた。縁牙は椅子から転げ落ちる。
胸倉を掴んで立たせ、もう一度椅子に座らせた。
椅子の後ろから、弟の手に自分の手を被せる形で握って、耳元で囁く。


 ───主砲、右肩に撃って来るから上体を下げて。
 次、左足に来る。躱して。
 遅い!!次、避けたらお腹を狙って撃つ!


[まるで二人羽織りの戦闘だった。ロボットはちゃんと動いて、槍を放つ。
というより縁牙は、避けるのが下手だが、攻撃は百発百中だった。そうでなければ。それでこそ。僕の弟。
だけど、確実に中ててしまうからこそ、自分の腕に怯えるのか。]


 殺さなければ殺られるんだ。
 考える余地すらない。



[敵ロボットの核が丸見えになった時、あいつは泣いていたけど、
"殺れ!!!"という僕の合図により、
一撃で仕留めた。

そのロボットの核は何故かガラスのように透けていて、
中に独りで居たパイロットが丸見えだったっけ。
仕留めた瞬間、真っ赤に染まって、何も見えなくなったけど。]


[縁牙はその場で吐いて。泣いて。


僕は "………よくやったよ" と声をかけたけど、
弟は何も言わなかった。


その戦闘の後、あいつは直ぐに死んでしまって。



───同じ顔だから。
───ああ、僕の死に顔は、こうなんだ……と

                   知った。]*

.


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─合宿の後─

合宿の後。
>>#0日々が続いていけば、そんな風に思えることもあるのかもしれない。
あの日のことは夢。こわいゆめ。
夏休みも終われば日常が戻り、学校での授業もいつも通り始まって、お父さんが救命活動から戻ってきたらやっぱりこの家を出ることになるのかもしれない。

でも私は、あの合宿最終日の混乱の中連絡を待っていた。
言葉を待っていた。人を待っていた。

大和くんを、待っていた。

もしかしたら、他の誰かの連絡や来訪が先になったかもしれない。
もしかしたら、色々忙しくて来てくれないかもしれない。
来れなくなってしまうかもしれない。
だけど、お菓子を作りながら。
テレビでニュースを見ながら。
スマホをチラチラ確認しながら。
待っていた。
その時の私は、それしかできなかったから。**

(24) 2023/08/15(Tue) 06時頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 06時頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─病院の父─

私はあまり病院での父の姿を知らない。
あまり教えてくれないのだ。
それは、かつての父が、母を救えなかったからかもしれない。

それでも父は、まだ現場に立っている。

>>25偶然柊木の担当になっていた父は、搬送元から彼が私の友人である、少なくとも合宿先にいたメンバーだと気付いたようだ。
意識や名前を確認し、さまざまな確認と処置を行う。
その後に"瑠璃川海星(かいせい)"と名乗り、私の、珊瑚の父であると名乗るだろう。
そして"娘に君の無事を伝えて構わんかね"と確認をとる。
それ次第で、私にまた一つ情報が増えるし、柊木くんの状態によっては連絡の再開も出来たかもしれない。**

(26) 2023/08/15(Tue) 07時頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 07時頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─父さんの連絡を受けて─

きっと、私が直前に言っていたから忘れないでいてくれたんだろう。珍しいことだ。

>>39柊木くんの言葉を受けたらしい父さんは、私にメールで
『柊木康生くんは元気だ。怪我もない。』
と、端的にそれを伝えてくれた。
徒に守秘義務を破る人でもないし、時期に退院だとかそんな事も書いてない。
ただ、それでも情報の少ない私はホッと安堵して、父さんにありがとうのメールを打ち返した。
その手でグループLINEと、縁士くんと本郷さんの個別LINEと、大和くんのショートメッセージに

『病院から連絡ありました。』
『柊木くん無事だそうです。』

それだけを通達する。
今はただそれだけだけど。

>>1:543こんな嫉妬の種が存在してることすら、私は全く気づいてなかった。**

(40) 2023/08/15(Tue) 08時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─メッセージ・恵一くん─

『色々大変だったね、お疲れ様。
 いつでも大丈夫だよ。
 今日でも明日でも。
 食事は私が作っても良いんだけど
 どこかで気晴らししたいなら恵一くんに合わせるよ。
 今晩会う?
 花火やるなら公園とかが良いかも。
 三角公園とかどう?』


>>70>>71花火をするどころじゃない気もする内容の連絡。
でも、恵一くんとしては病院に搬送されて無事とは言え、柊木くんのことが心配だろうしな。
それ以外にもあんなのを間近で経験してしまったんだ。
大変だったと思う。
だから、私はその連絡を先に返した。
三角公園は三角の形の公園で、学校とどんぐり亭と我が家からそれぞれ同じくらいのところにある。
だからその場所を指定してみた。*

(100) 2023/08/15(Tue) 14時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─ショートメッセージ・大和くん─

『うん、勿論。』
『色々大変だったみたいだね』
『今日はもしかしたら乾くんが来るかも』
『だから明日ならいつでも大丈夫』
『ご飯食べてく?今一人だから』
『一緒に食べてくれると嬉しい』


本当に、ショートメッセージは文字数制限がきつい。
特に私はやたらと余計な言葉入れたがるから…。
そんな苦心をしつつ、恵一くんの次に大和くんに送る。
恵一くんの方が大変そうな気がしたからね。**

(101) 2023/08/15(Tue) 14時頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 14時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─メッセージ、そして三角公園・恵一くん─

>>108恵一くんのメッセージに『OK』と札を掲げたギディちゃんのスタンプを送る。
家で何か作るのは好き。
お父さんの、誰かの帰ってくる場所を作ってるみたいで。
だけど今日はそれをお弁当の方向に変える。
公園で食べるかもしれないし、家で食べても良いように。
それらをトートバッグに入れて、あとはコンビニで買った花火セットを持って三角公園に向かっていた。


「恵一くん、お待たせ。
 あ、もう花火の準備してくれてるんだ?」


まだ18時は明るいとは言え、どんどん暗くなっていく時刻。
公園には遊んでる子供達の姿はもうなくて、他の人の気配は遠かった。
>>110バケツに水を張ってくれてるのを見て、笑顔で笑いかけながら軽く手を振る。
てっきり話が先だと思ってたけど…やっぱり気晴らしがしたいのかな。
そう思ったからツッコミはしない。

(113) 2023/08/15(Tue) 15時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「私も花火セット買って来たよ!
 あとお弁当作って来たけどそれでよかった?」


そんな事を言いながら近づいていく。
紺のノースリーブシャツに白いスカート、そんな格好で。*

(114) 2023/08/15(Tue) 15時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─三角公園・恵一くん─

「うーん、まあね。今日は帰ってこないけど。
 だから恵一くんとご飯食べられてよかった。」


恵一くんは私のお父さんの職業を多分知らない。
そう言えば縁士くんには流れで言ったけど知らないままなのかな…とぼんやり思ったくらいだった。
だから、一人でご飯食べるよりもよかったと正直に笑う。
>>124手間なんかじゃないよ、とくすくすと。
でも、何でだろ。
>>125やっぱり恵一くんの顔が少し曇ってる。
あんなことがあった後だもんね。
近くであのロボットを見て、潰される家を見て、柊木くんまで搬送されたならそれはショックだろう。
気晴らし結構、付き合おうじゃない。
私も気晴らししたかったしね。

(127) 2023/08/15(Tue) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「うん、みんな個別ラインもグループラインも
 色々送ってくれたから楽しかったよ!
 恵一くんも色々送ってくれて嬉しかった。
 柊木くんも…。」


そこで止めてしまったのは、柊木くんとのメッセージは後半の方が印象が強かったからだ。
何より、搬送されたショックを紛らわせるための花火かも。
そう思うと、おっといけないって口を噤む。
私が選んだのはごく一般的な手持ち花火。
火をつけるとシューッ!と勢いよく火花が弾けた。


「おおー、キレイキレイ!やっぱり夏は花火だよねえ。
 来年こそ、みんなでワイワイやりたいなあ。
 柊木くんもロケット花火のコツ覚えただろうし
 本郷さんや縁士くんもまた来てくれるかな?」

(129) 2023/08/15(Tue) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

辺りに漂う独特の火薬の香り。
風向きに気をつけながら遊んでいると花火はあっという間に終わってしまう。
そうやって数本彩りを楽しんではバケツにじゅっと音を立てながら入れて、今度は線香花火。


「こういう静かなのも好きなんだ〜」


なんて、しゃがみ込みながら火をつけてパチパチ弾ける様子をじっと見つめていた。
82(0..100)x1秒くらい保ったかな?*

(130) 2023/08/15(Tue) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─三角公園・恵一くん─

「うーん…蚊も来るからうちに来る?
 そっちのが涼しいし。」


>>136お父さんの仕事については曖昧に笑って、せっかく持って来たけど家でって事にした。
その方がどう考えても涼しいもんね。
気晴らしになるもの何もないから外って思ってたけど、やっぱり家の方がこの季節は居心地が良い。
トイレもあるしね!トイレは重要です!


でも、パチパチ弾ける線香花火(結構長くできた!)を目を細めてみていたら。
>>138まさかの爆弾発言にギクッとした。
えっ。なんで? なんで分かったの?
私に恋愛相談しながらポロポロ重要事項をポロリしちゃうような恵一くんが、なんで?

(139) 2023/08/15(Tue) 16時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「えっ。」


だから最初はその一声しか出なかった。
思わず恵一くんの顔を見た瞬間から、じわじわと頬が赤く染まっていくのがわかる。
う、不覚。不意打ちされるなんて思いもよらなかった。
ぎくりと体が跳ねた瞬間にぽとりと火の玉が落ちて線香花火が終わってしまう。
それを残念がることすらできずに、私は気まずそうに頭をかきながら顔を逸らした。


「…えぇ、いつ気づいてたの…。」


なんて、疑問を発したけど。
続いた言葉には眉を寄せる。

(140) 2023/08/15(Tue) 16時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…そういうのは考えたくないな。
 成る可く生きていてほしいし、
 もし本当にそうなってしまうのなら
 それが事前にわかってるのなら
 耐えられるか、と言うより、
 一緒に立ち向かいたいかな。

 …一番怖いのは、命を落とす彼でしょう?」


…でもその時頭に思い浮かんだのは柊木くんだった。
だって、恵一くんがそんな話題を出すなんてさ、彼氏がいないって思ったんだよね。
でも恵一くんは大丈夫。
その点ではお父さんは嘘を言わないって信じてる。もしダメだったなら、私に敢えてあんな事は伝えないはずだ。
だから、私は。

(141) 2023/08/15(Tue) 16時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…柊木くんなら大丈夫だよ?」


そう言って、恵一くんにニコリと笑顔を見せる。
そんなに心配する事ないよって、何も知らないままに。*

(142) 2023/08/15(Tue) 16時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 16時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─三角公園・恵一くん─

>>150ああ、それはそうかもしれない。
天文部のある曜日、いつもお菓子を余分に作っては彼を誘いに行っていた。
その姿を見咎められても仕方がない。
それが、お菓子を作りたくて食べてもらいたい私の一方通行な好意に見られたって仕方がない。
最初は本当に、これで部活に顔を出してくれたらなと思っていた。
冬から少しずつ来てくれるようになって嬉しかったし、その想いが芽吹いたのはつい最近だけれど。
恵一くんの推測は間違ってなかった。
その相手と、その経緯以外は。

(154) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「え? あ、良いけど?
 余った花火は…来年に回そうかなあ。
 湿気ったりしないかな〜。」


>>151唐突に話し終えて花火の片付けを始める恵一くんにちょっと驚いたけど、まあ積もる話もあるかもね。
それなら、と片付けを手伝ってお弁当を持ち直す。
向かう先は私の家。マンションの三階。一階はお店が入っていたりして賑やかだけど、二階は事務所だから人気がないことも多い。
人を誘ったのは二度目。

(156) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「はいどうぞ〜。
 クーラーつけていけばよかったねえ。」


私は鍵を開けて率先して入っていく。
部屋の明かりをパチパチつけて、荷物を置いてリビングのクーラーをつけるためにテーブルのリモコンをとった。
ピッ、とクーラーがかかって部屋の中に冷風が吹き始めて、蒸し暑かった部屋を涼しく変えていく。
相変わらず整理整頓された部屋の片隅に、段ボール箱がいくつかあった。*

(158) 2023/08/15(Tue) 17時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・恵一くん─

「え? 柊木くんが?」


>>163確かにお土産をお願いしていたけど、まさかあんなに大変だったのに?と、目を丸くして驚いてしまった。
だって、あんなに大変で、事前に買ってあったとしても自分は病院に搬送されたのに。
目を丸くしながらもテーブルに手を伸ばして、それを両手でギュッと胸に抱きしめた。


「もう、無理しなくてよかったのに…。
 そう言うとこ律儀だなあ…。」


でもその律儀さが嬉しくて、自然と微笑んでいた。やっぱりこう言うとこマメだよね、柊木くん。
あとでちゃんとお礼しなくちゃなあ。

(167) 2023/08/15(Tue) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「有難う、恵一くん、持って来てくれて。
 うん、引越しの可能性あるんだよね。
 一人暮らしを視野に入れて…。」


受け取ったお土産はキッチンに置いて、テーブルにお弁当の入ったトートバッグを置いてそこからお弁当を出し始める。
家にいるんならお味噌汁あっためようかな。


「ね、恵一くんはお味噌汁飲む?」


そう尋ねながら、私の足はもうキッチンの方に向かい始めていた。*

(168) 2023/08/15(Tue) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─大和くんとのショートメッセージ─

ちょうどお茶を飲んでいてとてもよろしくありませんでしたね!
新聞が無惨な姿で発見された。


「ちょ…!?
 どこまで周知されてんのこの情報!?」


あーあーもうテーブルの上が悲惨!
>>164二人がキスした事がばれてる、と言うかどんな状況でしたんだっけ?とちょっと頭がグルグルしたけど。
うーん、と首を捻る。
こう言うことって言っちゃダメな気もするけど…。

(169) 2023/08/15(Tue) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

『実は乾くんから恋愛相談受けていて』
『その相手が、どうやら柊木くんぽい』
『恋愛の形や対象は人それぞれなので』
『そっと見守ってあげてほしい』
『本人は違うと言っていたけど』
『多分違わないと思うし、今回話したい事は』
『それも込み、だと思う』


結局言ってしまう。
そんなに吹聴しないと思うし…正直あのポロリ大サービスは知らないうちに全部自分でご開帳するレベルだったから。

>>165でも、その後の大和くんからのメッセージの方に気合が入る。

(170) 2023/08/15(Tue) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「じゃあ、明日は何作ろうかな。
 …角煮とか?」


ちょっと鼻歌を歌いながら、冷蔵庫の中身を確認したりして、ひとまず恵一くんとの話し合いの準備を始めていた。*

(171) 2023/08/15(Tue) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─大和くんとのショートメッセージ─

そうだ、肝心なことを忘れてた。


『何時ごろくる?鍵は開けておくね。』


これでよし。
きてくれる時間までに、準備しておこうっと。*

(184) 2023/08/15(Tue) 18時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 18時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・恵一くん─

「へっ?」


>>190変な声が漏れたのは、真後ろに恵一くんがいたからだ。
こんな時期にお味噌汁を放置したら腐るから、冷蔵庫に向かっていたので冷蔵庫ドンされて流石にビクッと肩が跳ねる。
振り返ると恵一くんの距離が予想以上に、近い。
さあっと血の気が引く気がした。
あれ?恵一くんが好きなのは柊木くんだよね?
百歩譲って?雨竜先輩でしょ?私じゃない。なのに何、この距離は。
喉に声が詰まって言葉が出ない。
小さく震えてしまったかも。
そう。
>>191知ってる。恵一くんが好きなのは。
やっぱ恋してるんじゃん。自覚したか。
だから何?
えっわかんない。今の状況なに?
変な汗が伝い落ちる。
パニックになりかけながらもその言葉を聞いて。

(205) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「私が好きなのは大和くんだバカー!!!」


理由のある暴力が恵一を襲う!

(209) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

振り返りざまの鳩尾に向けた肘鉄はどうなったかな!?


「アンタさんっざん柊くんが好きかも〜って
 雨竜先輩とどっちがどうって電話で言っといて
 それで私と柊木くん付き合ってたら
 私凄くやなやつじゃん!?
 さっき渡してくれたのは頼んでたお土産!
 部室でアンタも隣で聞いてたやつ!!
 私てっきり大和くんとのこと…っ!?」


ここまで勢いよく怒鳴りつけてからハッと両手で口を覆う。
うあうあ言っちゃった。本人に言う前に言っちゃった!
あーんもう。あーーーんもう!!!

(210) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「もう、最悪!
 出てってよ、お弁当は持ってけー!」


うわあん!と恥ずかしさに打ちひしがれてその場にしゃがみ込みながら怒鳴る。
あーんもう。
なんなのよ、もー!!!*

(211) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・大和くん─

『うんわかった。お昼ごはん準備しとく』


>>208そう返事をしたのが昨日のこと。
お店が開く頃から出かけて準備して、せっかくだから豚の角煮を作ってる。
半熟卵も漬け汁に漬けて。
お野菜は何が良いかな…、一応ネギとかは入ってるけど。
丼にして良いし、軽くサラダでも作って良いかも。
足りなかったら常備菜を出して。
そんなことに集中しようとするけど。
>>209>>210>>211昨日の失態を思い出してちょっと赤面してしまう。


「ううう…、まさかあんな事になるなんて…。」


ニュースをつけると、まだあのロボットについて色んな見解を言い合っている。でもきっと答えはないんだろうなあ。
そんなことを考えながら、そわそわ、大和くんを待っている。*

(219) 2023/08/15(Tue) 19時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 19時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・大和くん─

>>227ピンポン、と程よいタイミングで聞こえてくる。
ちょっとぎくりとしたのは緊張から。
でも、我ながら良い出来栄えの角煮に自信を持ちながら玄関に向かう。
すると、玄関が少し開いて大和くんが顔を覗かせていた。


「大和くん、どうぞあがって!
 色々大変だったね…でもまずは
 冷めないうちにご飯食べてくれる?」


そんな風に誘いながらリビングを目指す。
今日は冷たい麦茶をお供に、椅子をすすめてからキッチンで大きめのお茶碗に豚の角煮をたっぷり乗せた。
半熟の煮卵も一つ。
お野菜はお漬物と、結局きんぴらを作ってそれを並べておいた。
私の方はお茶碗普通でお肉も少しだけど。
食べてもらいたくて作ったからね!

(230) 2023/08/15(Tue) 20時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「ふふふ。角煮、自信作なんだよ!」


向かいの椅子に座りながら、私はちょっと誇らしげに笑っていた。*

(231) 2023/08/15(Tue) 20時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─ミーティングの裏側で─

『なんで今日部室入れないんだろうね?』


そんなことを言っていたのは、合宿に参加しなかった先輩だ。
今日は私のおやつを目当てに来てくれていたらしい。
私は、その時部室に入らない一人だった。
彼らの情報を知っていたとしても、知らなかったとしても。
締め出された事にブーブー言う先輩を、家政科室でもてなす役目を請け負った。


「ほら、あんな事ありましたから…。
 みんな、思うところあるんですよ。」


そんなことを言いながら、先輩とそのお友達と、ついでに家庭科クラブの面々も混じってお茶をする。

私がその時どんな思いを抱えていたのかは。
その時までにどれだけ、その事に関することを知っていたかによって変わってくる。*

(241) 2023/08/15(Tue) 20時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 20時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・大和くん─

「うんうん、お腹が空く時間だよね!」


そして腹ペコは一番の調味料でもある!
これはまた美味しいと笑顔がもらえそう、なんて私は期待しながら用意していた。
嬉しそうに受け取ってくれるのも、美味しそうに食べてくれるのも嬉しいんだ。
それが私の居場所って思えてくるの。
でもただの居場所じゃないって思い始めたのは…あんなに嬉しい思いが初めてだったから。
それまでも、ウキウキするような気持ちはあった。
作って良いよね。渡して良いよね。迷惑じゃないよね。受け取ってくれた!
その繰り返しで、今度は何作ろう、どんなのが好きかな?って、たくさんたくさん考えてたんだ。
その反応が目の前で見られるものだから今日は本当に期待大!

(266) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「どうぞ、めしあがれ。
 私もいただきまーす。」


うん、我ながら角煮は濃厚な味でとろっと舌の上で蕩けて消える、この感覚がたまらない。
ご飯もおつゆを吸い込んで良い感じ。
半熟卵を割るととろりと君が溢れて、それを絡めさせるとまた味わいがまろやかになる。
お漬物やきんぴらで口の中をリセットして、また…と食べてると。


「…大和くん。」


美味しい、美味しい、は嬉しかったけど。
>>256ぽろぽろ涙をこぼす様子に、やっぱりショックだったのかなって…。
一度箸を止めて、テーブルの上のティッシュをすすめる。大丈夫かな?
でもご飯を食べると元気になるから、ぜひ残さず食べてほしい。

(267) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「うん、私は平気。
 そんなに食べないし、自分一人だと作りたくなくなるから
 大和くんが食べてくれるから頑張ったんだよ。
 だから大和くん、食べて。」


>>257だから心配しないで、と言いながらお茶を注ぎたそう。
むしろお持ち帰り分もあるくらい気合を入れてしまったもの。
お弁当も美味しい、そう言ってくれたけど。
>>258こう言うご飯を食べたことがない。
そんなことを聞いて、私はちょっと驚いた。
お母さんが料理下手なのかな?
それとも、私みたいにお母さんがいない?
でも、それなら自分で作れば良いと思うし、何か他に理由があるのかな。
そんなことが気になりもしたけど…。

(268) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…それじゃ、これから毎日一緒にご飯食べる?」


ぽつり。そんな言葉を呟いてから数秒。
ハッ!と我に返って私は真っ赤になってしまった。


「いやほら!私料理作るの好きだし!
 作るの好きだけどそんなに食べないから
 あんまり作れないし…。
 それにね、私、これから一人暮らしするんだ。
 もともと父子家庭だったけど、
 父さんの彼女さん?が、私と同居拒否してるらしくて、
 …これからずっと一人ご飯、寂しいから。」


慌てて言い訳して、墓穴を掘る。
こんな風に自分の事情を明かすつもりはなかったんだけど。
でも、涙を流すくらい喜んでくれるなら。
毎日、好きな人とご飯が食べられるなら。

(269) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…一緒に食べてくれると、嬉しいな。」


真っ赤になりながら、それでもはっきりとそう呟く。
汗をかいたグラスのせいで指先がしっとりと濡れていた。*

(270) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─メッセージ・恵一くん─

『ばーかばーかもう知らない!』
『(大丈夫じゃない!と叫んでるスタンプ)』
『(現場からは以上です。の現場猫スタンプ)』


勘違いに巻き込まれた乙女の動揺は激しいのだ。
いつの間にか追い出してたし。
>>277このタイミングで寝顔の写真送る!?
もう揶揄われてるとしか思わないよ!

だから私はそのまま、恵一くんの電話と打ち明けたいことを受け入れる心境にはならなくて。

だから、ミーティングのその日まで私は恵一くんとは連絡をとってない。少なくとも私からは。

或いは、そうできる心境ではなくなってる可能性も、あった。*

(278) 2023/08/15(Tue) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・大和くん─

「それは…もちろん。」


気恥ずかしさで頬が熱いけど、それははっきり伝える。
>>299迷惑なんかじゃない、もちろん良い。食費はこの家にいる間は任されてたし、もともとそんなに頓着しない親だ。必要経費として問題ないだろうし、アルバイトだって自分でも探すつもり。
でもさすがに突拍子もないこと言ったかな。言葉を詰まらせちゃってちょっと反省する。
でも。お父さんのこと、ひどく言わないでいてくれてよかった。
ひどく言われたら、多分泣いてしまうから。
泣き顔なんか見せない方が良いよね。


「うん。でも、父さん仕事が忙しすぎて?
 私がもう18だって思ってるんだ。
 だからだけど、呆れて、もういいやって。
 進学できたらその分
 養育費の期間は伸びるみたいだけど…。」

(318) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

成績が。お察しで。
ふ…、とそこは思わず遠い目をしてしまったけど。
>>300でもそれより、背筋を正して聞いた大和くんの話の方が驚いた。


「それは…。」


大和くんの責任じゃない。大和くんの背負うべきものじゃない。
そう思ったけど、そう言う人たちには関係ないんだろう。
膝の上でぎゅっと握りしめた拳が怒りで小さく震える。
なにそれ?ひどい。なんで?ああ、だから…。


「うん! もちろん食べに来て?
 もしかしたらそのうち部屋が変わるかもしれないけど。
 毎日、食べに来て。ね?
 でも、…どこに住むの?」

(319) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

>>301宛てはあるのかな。危ない場所じゃないと良い。
ちょっと心配になって眉を寄せながら大和くんの顔をまっすぐ見ていた。
でも…。


「死…、え? なんで? だれが? 大和くんが?」


>>302ギョッと目を開いた。さあっと血の気が引く。
冗談? それなら、悪い冗談にも程がある。
では本気? そう言えば昨日、恵一くんが言っていた。
>>138もし好きな人が死んじゃうとしたら、耐えられる──?
選ばれた、と大和くんは言った。
"ぼくら"と複数形で。

(320) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

私はその話を、少し震えながら聞いた。
両手で口元を押さえながら、それでも全て聞き漏らさないように。
彼はどこまで語ってくれたんだろう。
聞いているうちに涙が溢れてきて、うそ、と何度か小さく呟いていた。

…大和くんが語り終えた後。


「…大和くんに、死んでほしくないな。」


その思いが一番だった。


「どうしてみんなが…、どうして私、そんな時に…。」


大和くんが選ばれて。
私が都合よくその場に居なかったのか。
せめて、その仲間になりたかった。

(321) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「どうしてそんな事、…。」


しなくちゃいけないんだろう。
どうしてそんな事に選ばれてしまったんだろう。
疑問は尽きない。
でも。
私は椅子から立ち上がって大和くんのところに向かう。
大和くんが座っててもそうでなくても、ぎゅっと抱きついていた。

(323) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「私、毎日大和くんに美味しいって思ってもらえるように
 頑張って色々作るから、食べにきて!
 お風呂だって使って良いよ、
 むしろうちに泊まってもいいよ!
 お弁当だって持ってって!
 それで、それで、…どうしよう、わたし、
 それしかできない…。」


涙なんか流したくない。
なのに勝手に溢れてくる。涙め!
でもぎゅっとしがみつきながら、何にもできないのが嫌だった。


「私が変わったり、参加したり、できないの…?」


死にたいわけじゃない。そうじゃないけど。
みんなだけ。その中でも大和くんが巻き込まれたのが本当に嫌だった。
おいていかれるのが、本当に。*

(324) 2023/08/15(Tue) 22時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/15(Tue) 23時半頃


珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 05時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

そう言えばその日、家庭科部のみんなともお茶をすることになったのは理由があった。
部室から追い出された先輩を慰めるためでもあるけど、夏のうちに家庭科部の子にお願いをしてたから。
獅子座と蟹座。それぞれのシンボルを模った金色の金具を宙色のレジンの中に閉じ込めた飾り。
それをビーズや他の金具と組み合わせて作ったストラップを、獅子座、蟹座、それぞれ。
栞のお礼として大和くんに渡すつもりだったんだ。
そして、こっそりお揃いをもっちゃったりして。
家庭科部の子に少し揶揄われたりしながらも受け取って、こちらは約束したお菓子を…なんてしてたんだけど。
これ、渡せないなあ。
だから受け取ったそれをそっとカバンの中にしまい込む。
なんとなく手放したくなくて大切な栞も本に挟んでもってきてしまってたけど。

(397) 2023/08/16(Wed) 05時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

だって、大和くんたちは戦うんでしょう?あのロボットで。
じゃあ、尚更なんだか渡せない。

だって、獅子は負けてしまうんだから。
蟹座なんてさ、脇役なのに、脇役だからさ──。

(398) 2023/08/16(Wed) 05時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─襲来─

それは、私たちがまだ家庭科室に残ってる時にやってきた。
急に空が暗くなったのに気づいて誰かともなく窓を見た。
>>#3私が先に聞いたのは、非難警報よりもみんなのざわめき。そして悲鳴。
私も青ざめていた。戦いが始まるの?ここで?
他の町なら良いとは言わない。
だけどここは、あまりにも危険だ。

それでも、混乱は最小限に抑えられていた。
少なくとも学校内はそうで、ある程度人の帰っている放課後だったからかもしれない。
長年、これ本当に意味あるの?と思いながらも唯々諾々と繰り返し付き合ってきた避難訓練の賜物かもしれない。
学校内にも避難放送がかかって、私たちは青ざめながらも整列しながら外に向かう。
靴を履き替える時間なんてない。
上履きのまま外に出た。クラスに残っていた人や先生たちはきちんとヘルメットをかぶっているけど、家庭科室にいた私を含めたみんなは数が足りずに被りきれてない。
その代わりに大きなボウルやクッションなんかで頭を庇っていた。私はみんなに譲った。それでも数が足りなかったから。

(399) 2023/08/16(Wed) 05時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

学校から外に出ると多くの人が避難を開始し始めていた。
みんな不安そうで、泣いている人もいたし、押し合いへし合いまではいかないけれどこんなにこの街には人が居たのかと思うくらい人だらけだった。

避難でどこに向かっているのかもわからない。
でも私は、あることに気づいて一度その流れから逃れて裏道へと抜け出す。
そして彼らのロボットの方に顔を向けた。**

(400) 2023/08/16(Wed) 05時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─自宅・大和くん─

「専門学校…興味、あるけど。
 ダメ元でチャレンジしてみようかなあ。」


>>383思えばこの時点ではまだ平和な話だった。
日常的な話で、これからの未来を考えてる話。
そんな青春の一ページにあるみたいななんでもない話。
行くならやっぱり調理師養成みたいなところかなあ。
でも全然知らない分野も興味ある。
マッサージとかネイルとか、そんな方のも良いかもしれない。
なんて、少しだけ将来の希望を思い描いたりもしたけれど。
でも今は、目の前の大和くんとしっかり話すべき時間になったから。

(411) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「ご飯作るのは大変じゃないよ?
 むしろ、一人だと作る気なくなっちゃうから
 私のためにも食べにきて?」


そうじゃ無いと、残り物ならまだしもお米を炊く気すら失せてしまうもの。
冷凍ご飯チンしてごま塩で食べたり。納豆パックに卵を入れてそのまま食べたり、ズボラ一直線になってしまうのは秘密だけど。
でも、誰も住んで無い家にこっそり住むのは危なく無い?
持ち主が帰ってきたりするかもしれないし、余計な犯罪に巻き込まれるかも。
思わず口がへの字になりそうになる。
でも、それよりも何よりも苦しい事実が打ち明けられていって。

(412) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「だからって…、なんで、大和くんたちが…。」


>>385大和くんがまた涙を流すから、ティッシュを勧めながら私はハンカチで涙を拭った。
きっと、その世界のどこでも同じ問は繰り返されてるんだろう。それでもなんで、と思わざるを得ない。
なんでみんなが。大和くんが。
なんとか気持ちを落ち着けたくても落ち着かなくて、大和くんに近づいて抱きしめた。
この温もりがもう直ぐ消えてしまう?
そんなのやだ。
>>386守りたいものも人もいないなんて言葉にズキッと胸が痛んで、そのせいでまた新しい涙が溢れてきてしまう。


「臭くなんか無いし!
 ギュってして良いよ、むしろして!」


我ながらなんて子供っぽい反応と思わなくはなかったけど、大和くんの胸元に顔を埋めながらそうねだった。
別に力いっぱいじゃなくて良い。抱きしめてほしくて抱きしめたんじゃ無いけど、手が浮いてるより触れていた方がより大和くんに温もりを伝えられる。
大和くんの温もりを感じることができるはずだから。

(413) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「一人で無人の家屋に寝泊まりする方が問題だよ!
 そこは百歩譲ったとしても
 お風呂やご飯は似たようなものだよ?
 それに男子だって無人のところは危ないよ!
 もちろん部屋は分けるからさ、
 一緒に…いて欲しい…。」


最後の方は、懇願みたいな声になった。
事実懇願だったし、言葉にできない部分があった。
せめて、死んでしまうその日まで。
そんなこと口にしたくなくて、キュッと唇を引き結ぶ。
でも。
>>388死んでほしく無いと言われてびっくりした。
死んで欲しいと思われてるなんて思ってなかったけど、あえてそんな事を言うなんて。
さっき、何も守りたいものがないって言ってたのに。
でも、それはね。

(414) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「だって、大和くんがなんでも美味しいって…。
 嬉しそうに食べてくれるんだもん。」


だからだよって、震える声で。
少し照れ臭くて頬が熱くなったけど。

>>389ハロ、と呼びかける声に顔をあげる。
そこにそれはやって来ていたのかな?**

(415) 2023/08/16(Wed) 06時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 06時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─現在、コックピットへ─

>>425私には視線の向きはわからない。
でも、あれに大和くんたちが乗ってるんだと思うとキュッと唇を引き締めた。
あれは味方だ。
地球を守るためにやってるのに、軍が攻撃している様子が視界の端に映る。


「やめて…っ!!!」


あれは味方だと、みんなに知らせたい。
みんなが命をかけて戦ってくれてるんだと。
だけど私の声はか細くて、大通りの雑踏に消えてしまっただろう。
>>451グッと硬く拳を握っているところに突然視界を遮るものが現れて目を見開いた。
>>438あの日転送してくれると言っていた、確か"ハロ"と呼ばれていたゆるキャラ…ゆる生物?
その子が呼びかけてくれる。

(491) 2023/08/16(Wed) 14時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「あ…!?」


有難うとか、ちょっと待ってとか。
何かを言いかけたけど言い切ることができないまま、私の視界が切り替わる。
固まって棒立ちになってしまったけれど、周囲に交わされる声は…!


「大和くん! みんな! …っ。」


まるで状況がわからない。
でも、半円の卓?みたいな状態にクッションやベッドや自転車が並ぶ中で、その中央部分に座する人物に言葉を失った。
どうして。いや、それは合宿に参加したメンバーがそうなんだろう。
顧問教師や部長がいないのはなんらかの理由で別行動したから?
グッと胃液が迫り上がってくる感覚を根性で堪える。
苦しいのは彼らだ。特に、七尾ちゃんだ。
私が泣いたり取り乱したりするのは彼女の士気にも関わる。だから。

(492) 2023/08/16(Wed) 14時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「七尾ちゃん!」


彼女に呼びかけて駆け寄った。
そして、彼女の背にそっと手のひらを寄せる。
ごめんね。替わってあげられないし、正直私には何もできない。
本当は手を取りたかったけど彼女の手はあの子を抱きしめてたから。


「落ち着いて、大丈夫。きっと、大丈夫…。」


そんな事を囁いた。
勿論、戦いの邪魔になるようならその場を引くけど。
私に出来るのは、この戦いを一緒に感じて目を逸らさない事だと思えたから。**

(493) 2023/08/16(Wed) 14時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─回想・大和くん─

>>428きっとみんなそう思って来た。
大和くんはそう言った。
まるで、今までそうやって何度も人類が勝利を得て来たみたいに。
でもこんな話聞いたことがない。
一体誰の話をしてるんだろう。
そう思いはしたけど、今の私には瑣末なこと。

だって、主張したのは私だけど。
>>429大和くんが、その手を私の背に下ろしてくれたからだ。
想像よりも大きく感じる掌。
ホッとする。力が少し弱まるけど、それは大和くんが抱きしめてくれた分必死さが弱まったからだ。
それだけ温もりを感じることができたから。
彼の鼓動が聞こえたから。

(494) 2023/08/16(Wed) 15時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「お父さんの部屋しかないんだし
 今は無人なんだから値段とかないよ?
 どうしてもって言うならソファにしよ。
 じゃなきゃ、私も一緒に廊下で寝るよ?」


それはそれでキャンプみたいで良いかも。
なんて真面目な顔で言った後、ふふっと笑う。
だって遠慮する大和くんと泊まってもらいたい私。普段なら絶対こんなこと言わないのに面白いな、なんてね。
でも。
ヘラみたいなんて言われて…顔が真っ赤になるのを自覚した。
目元を隠して上を見上げる大和くんを、さらに見上げてる顔は真っ赤だ。
だって、大和くんとした女神ヘラの話を覚えてる。忘れるわけなんてない。
戦いに敗れた獅子と蟹を救い上げて星座に加えてくれたの。
そんな慈悲のある女神様に喩えられるなんて。

…ヘラは嫉妬深いんだよ、とかは言わないでおこう。
大和くんは絶対にゼウスみたいな浮気性な人じゃないもの。なんて。いやいやまだそうじゃないよ、そんな関係じゃないけど。

(495) 2023/08/16(Wed) 15時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…うん。嬉しい。」


>>432一緒にいてくれる。たとえそれが短い間だけだとしても。
それが嬉しくて。哀しくて。やっぱり嬉しくて。でも恥ずかしくて。
私は大和くんの肩に額を預けて目を閉じた。
こんな時間がずっと続けば良いのに。
でも、直後に彼がハロに呼びかけて、私も顔をあげることになるから。

(496) 2023/08/16(Wed) 15時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

冷静に考えればとてもハロは入りにくかっただろうなあ!

ハロ、あの子に人間的な感性があればの話。
正直、私はあの子のこと何にも知らない。
ただ転送ができるらしい?と、あのロボットに関連する子なんだろうな、と予測はできるけど。


「…。」


そして今更ながらもじもじする私です。
勢いで抱きついて、抱きしめて!と口走ったけど、こちらは自覚ありの状態で、こうして抱きしめあってる状態だから。
でも離れ難くて暫くきゅっと抱きついたままだった。

壁の鳩時計が鳴って時刻を知らせて、「あっ、オヤツ何食べる?」となるまで。**

(497) 2023/08/16(Wed) 15時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─回想・大和くんとの今日まで─

大和くんが一緒にいてくれるとなって、私はひとまず元気が出た。
死を目前にしてる…と思うととても哀しくなるけれど、ひとまず私が思ったのは、たくさん美味しいものを食べてもらおう!と言うこと。
できれば私が作れる範囲でね。
あと、大和くんがどこに寝る問題だけど、おとなしくお父さんの寝室を使ってくれるのなら新品とまではいかなくても洗い立てのシーツを用意した。その日にはできなくても、次の日には布団もしっかり干してお日様の匂いにするのだ。
枕カバーも洗い直してしっかり清潔に。
ソファで寝るにしても枕と毛布は洗い立て。
もし廊下で寝ると譲らないなら、二人分マットレス敷いてやるんだから。幅的に縦に二枚になりそうだけど。

(501) 2023/08/16(Wed) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

朝ごはんも、お昼ご飯も、夕飯も楽しく作ることができた。
何が食べたい?って、レシピ本を広げてリクエストを聞いてみたりする。
朝はいつも和食だったけど、パンを焼いて洋風朝ご飯にしてみたり。
お昼ご飯はお弁当になったりしたかもしれないけどね。
そう言えば食費とか言ってたけど、あんまり言うようなら今はまだ要らないって言うし、それでも何か言うなら家事を手伝ってもらったと思う。
クーラーのフィルター掃除とか。たぶん大和くんなら背伸びすれば届いて外せるんだよね。
掃除機のヘッドの分解掃除とか。あれ、たまにやらないと髪の毛絡まって酷いことになってたりするし。
なっ、夏休みのぉ、宿題…とかぁ…!
家事じゃないけど。無いけど!「これどうやるの?」となる数学なんかは教えて頂けたら幸いです…。

(502) 2023/08/16(Wed) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

そんな風に平和に過ごしながら、私はあまり多くを聞かなかった。
既に一通り教えてもらっている気がしたし、たくさん美味しいを味わってもらいたかった。
心地よい、もかな。幸い、今の私の家ならそれが叶う。
あんまりどこかに出かけたりとかはしなかったけど、もし大和くんが行きたいところがあったなら行こうか?って、気軽に出かけたと思うな。
だって私には今のところ特に用事はない。
大和くんが食べたいものを作るために、食材を買ったり日々のものを買ったりするくらいかな。
でもシャンプーやボディソープなんかは、同じのを使ってもらったはずだからわざわざ買い足したりはしてないし…。

そんな、ほんの短い平和な日々。
手を繋いでみたり、ソファで隣り合ってテレビを見てみたり、そんな事でドキドキしたりもしたかな?
そんな日々を、私はもう少しだけ積み重ねていきたい。

(503) 2023/08/16(Wed) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ



…大和くんが居なくなるなんて、信じたくない、な。*

 

(504) 2023/08/16(Wed) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─現在、コックピット─

「本郷さん…。」


そうだ、あの日以来本郷さんも天文部に入ったんだった。
だけどその理由が多分、合宿で例の件に関わってしまったからだと知ってしまった私は素直に喜ぶことなんてできなかった。
本郷さんも?と、泣きたい気持ちになったけど、「何か食べたいおやつある?」なんて逆に聞いてみたりしたに違いない。
だって私、それくらいしか…。
>>498そんな本郷さんに声をかけられて振り向いた。


「ううん、私何もできないけど…。」


呼んでくれたのは大和くんだ。
応じてくれたのがハロだ。それくらいしかわからない。
だけどなるべく七尾ちゃんに寄り添いながら、本郷さんのアドバイスに耳を傾ける。

(505) 2023/08/16(Wed) 16時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「あの、蜘蛛?ひっくり返したりできない?
 こう、糸を捩る感じで…?」


あんな構造だと、今の状態だと安定しててもひっくり返ったらどうにもならなそう。
またはあの下に潜ったり…それだと潰される?
とにかく思いついた事を口にしてみて。


「七尾ちゃん、みんなはもう避難してた。
 強いて言うなら日暈学園大学方面に。
 あそこ、広いグラウンドあるから、多分そっち。
 逆方面の人たちは避難完了してるはずだよ。」


そしてそっと言い添える。
誰だって、余計な被害を増やしたくないはずだから。*

(506) 2023/08/16(Wed) 16時頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 16時頃


珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 17時半頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─数日前・本郷さんと─

『つぶあん?こしあん?
 きなこやごまもありだよね。』


>>510牡丹餅という和のリクエストを受けての私の質問はこれ。
きなこやごま、もしくは他のをと答えられてもあんこは用意してみたの。
もちろん手作りで!


「ふふふ…あんこ手作りなんて初めてかも!
 本郷さんのリクエスト、らしいっちゃらしいよね!」

(512) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

小豆の分量を測って、茹でこぼして、やわらか〜く茹でて、お砂糖を入れて!
初めての料理に挑戦する私はちょっとテンション上がってる。
きな粉も作っちゃおっと!
乾燥大豆を乾煎りして粗熱とって、ミルサーで粉砕して粉にする!
お砂糖とお塩を適量混ぜて、良い感じ!
あっ、胡麻を擦るのは大和くんにお願いしとこっかな?
もちろんその日は餅米もしっかり炊いたよ!

そんな訳で、次に会う時には各種牡丹餅が天文部のオヤツになったかもしれないし、部活がなければ本郷さんにプレゼントしに行ったのでした。
「あんこ手作り初めてだけどたのしかったよ!」と。
なお、余ったあんこは小倉トーストなどにして食べました。*

(515) 2023/08/16(Wed) 18時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─回想・大和くんとの今日まで─

正直もう宿題なんだし答え書いて埋めて提出さえすれば良いのでは…。
と思いながらも大和くんが教えてくれるから、唸りながらもなんとか答えを埋めていく。
ぴぇぇ…と泣きそうになるけど、こればかりは私の頭が悪いのが悪い。嫌なことは見たくないってしなきゃ良かったのに。
こう言うところは本当にお父さんに似てないね。お母さん似なんだろうね。
でもお父さんと私の目はとても雰囲気が似てるんだよ。なんて、写真見せたかもしれないね。
お母さんの写真も。
朝と晩にはお母さんにお供えして手を合わせてたから、その時に。
お母さんはイギリスの人なんだよね。
目の色はお母さん譲りだけど…もしかしたら全体的にお父さんの方に似てるかも、私。
お母さんのことはあまり覚えてないから、あんまり話せなかったけどだから英語だけは得意!なんて笑って見せたりして。

(538) 2023/08/16(Wed) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

でも基本的に私たちは一緒にいた。
お買い物も来てくれたし、外に行く用事もお互いあまりない。アルバイトを探そうとしてくれたけど、必須じゃないから今は良いんじゃない?なんて甘やかしちゃおう。
その理由が、目前に迫っているかもしれない終わりとは言わない。うちにいるなら、まだその心配はないもの。
いよいよこの部屋を出る時には一緒に探そ、って笑って。


ボディソープもシャンプーも、洗濯洗剤も同じなんだから纏う香りは確かに同じ。
だけど不思議だね、くっついてるとより大和くんの香りがわかる気がした。
ソファは二人掛けだから自然と隣り合って、くっついちゃう。
手を繋ぎたくてお願いしたら手を出してくれたから、えへへ、と照れ笑いしながら手を繋いで寄り添っていた。
ぴったりくっついてるの、楽しい。嬉しい。
今は後片付けも終わって、微睡みながらドラマを眺めてたんだけど──。

(539) 2023/08/16(Wed) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「えっ!?」


>>531バッチリ目が覚めた。確かにそんなシーンだったけど!
驚いて声が出て、私も真っ赤になって大和くんを見たら…真っ赤だ。うう、ちょっと恥ずかしい。


「…えっと。
 わたし、えっと、…わたしは…。」


確かにやってることは、同棲してる恋人みたい。
今見てるドラマそのものかもね?
事情は違う。告白してない、されてない。思いの確認もしてないし、ドラマの二人は大和くんほどに重い未来を抱えてたりしない。

しない、けど。

(540) 2023/08/16(Wed) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…わたしはやまとくん、すき。」


それでも、普通に恋をして、良いよね。
好きって言って構わないよね?
だから死なないでなんて、言って良いのかわからない。
その死を回避できるならしたいけど、その方法なんてあるの?
いろんな思いが込み上げる。
目が潤んだのは恥ずかしさだけじゃなかったけど、それでもなんとか泣かずに済んだ。
じっと大和くんを見つめて。

(541) 2023/08/16(Wed) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「大和くんが好き。…だから、もし良かったら
 本当に恋人に、して欲しい…です。」


この期に及んで断られたらどうしようって思う。
思うけど、緊張で手が震えてるけど、隣り合った大和くんの顔を見つめて。
そして、そっと目を閉じた。*

(542) 2023/08/16(Wed) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─現在、コックピット─

大丈夫って言葉は、自分と周りに言い聞かせるための言葉だと思う。
だから私は七尾ちゃんに大丈夫だよって言った。
私も、七尾ちゃんも大丈夫って信じたいから。信じて欲しいから。
それでももし耐えられそうになかったら、ぎゅっと抱きしめたりだってしたと思う。
だって絶対怖いもの。
だって絶対恐ろしいもの。
>>536でも七尾ちゃんは気丈にも大丈夫を繰り返してくれたから。
自分に言い聞かせるように。
私の心配までしてくれたから。

私は本郷さんの助言もあって彼女のそばにいよう。
助言はあまりできないかもしれないけど、応援だけは沢山できるんだ。**

(553) 2023/08/16(Wed) 19時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「くっ!?」


コクピットにまで衝撃が伝わったなら、私は小さくうめきながらもそれに耐える。
それよりは七尾ちゃんの状態が心配だ。


「大丈夫。大丈夫。」


>>562慌てる七尾ちゃんにそう繰り返しながら背をさする。


「蜘蛛の心臓部は、腹部側の背中の方らしいけど…?」


>>563多分、そこを撃破すれば良いんだろうと、その場所の推測に役立つかどうか分からないけど知識に合った言葉を吐き出す。
そうこうしているうちに、七尾ちゃんがやってくれた。

>>567>>568蜘蛛は、敵は。七尾ちゃんの攻撃で二つに分たれた。*

(576) 2023/08/16(Wed) 21時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─回想・大和くんとの今日まで─

「…知ってる。」


そう。知ってる。
>>572大和くんが近いうちに亡くなる運命にあると言うこと。
それは信じ難くて、信じたくなくて、でもどうやら本当らしいこと。


「分かってる。理解してる。
 でも極論、遅かれ早かれ人はいつか死ぬでしょう?
 だからって、好きって気持ち諦めたくなくて…。」


だから。それでも。
目を閉じて相手のことを待つのはすごくすごく長い時間の気がした。
変な顔になってない?なんて、そんなことを気にしちゃうくらい。
>>574だけど、大和くんのくれた答えは…一緒にいたい、だった。
それだけでも嬉しかったし、唇の重なる感覚に胸が高鳴って仕方がない。

(587) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「ん…。」


思ったより柔らかい唇。
間近に感じる大和くんの体温に香り。私より野趣溢れたその香りが私は好き。
私にとっての初めてのキス。
だから私も勝手がわからないのだけど…。
暫く、結構長い間唇を重ねた後、名残惜しさを感じながらもそっと離れた。
>>574すると、目を瞑ったままの大和くんが、真っ赤になってる。
>>575好きかはまだよくわからないって言われたけど、下の名前で呼ばれて、恋人になってと言われて。
…もう、好きだなあ。
だから、彼が目を開いた瞬間くらいに、一瞬だけ触れるようなキスを返してあげる。

(588) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…よろしくお願いします、命くん。
 …ふふ、下の名前、初めて。」


友達に呼ばれても普通なのに、好きな人と呼び合うと素敵だな、なんて嬉しくて頬が緩んじゃう。
でも、チラッとテレビを見るとソファに押し倒して…朝チュン、みたいになっていて。
ウッと言葉に詰まる。
一度リモコンに手を伸ばしてテレビを切って。


「…恋人なら、良いんだよ?」


そんな風にポツリとつぶやいた。
恋人なら、あんな事しても。
命くんがうまく言葉にできなくても、私は好きで、こうしてそばにいてくれるなら。
繋ぐ手を一度離して指先を絡めあう。
自分でも何言ってるんだ、と思わなくもないけど。

(589) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

でも、私たちには時間がない。
私はまだ、七尾ちゃんが次のパイロットだと言うことも知らなかったから、もしかしたら明日、もしかして今直ぐ、命くんの死が訪れてしまうかもしれないと思ったから。
だから私はもう片方の手をとって、そっと私の胸に重ねる。
ドキドキドキと、速い鼓動が緊張と期待を伝えたと思う。


「命くん。…大好き。」


そっと唇を重ねながら首筋に手をかける。
私の方に引いたら倒れてきてくれるかな。
そして、…あのドラマのように?*

(590) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─数日前・本郷さんと─

「ふふふー、私勉強はダメだけど
 お料理は好きだし、食べてもらうの好きなの!
 むしろこれくらいしかできないから…。
 手間かかったより、こんな風に作るんだ〜って
 おかげで楽しかったよ!」


>>533本郷さんに渡すともちろんどうぞ、と開けてもらって。
その後にそんなこと言われたら照れてしまう。
これで少しでも元気出してほしいと思ったけど、私の方が元気もらってる気がしないでもない。
>>534食べてる様子もソワソワと見てると、すごく美味しいいただきました!

(591) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「良かった!んー、料理全般が好き、かな?
 和菓子は普段作ってなかったけど面白かったし
 色々作れるようになりたいなあ。
 でも、本郷さんは頭良いじゃん!
 私はほら、成績はあんまり…だから…。

 あっ、今度宿題教えて?
 私、お礼に今度は白玉パフェ作る!」


ね、そんな風に普通の会話出来てるのって、きっと大事だと思うんだ。
私もそう言うところ大事だと思うしね。
だから、その時は。
本郷さんに宿題教えてもらう約束を取り付けたりとか、今度一緒に何か作る?なんてお誘いとかしたと思う。

(592) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ


ただ、それは。
私も思いもよらぬ形で叶わなくなってしまうのだけど。*

(593) 2023/08/16(Wed) 21時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─現在、コックピット─

咄嗟に言葉が出なかった。
勝って、そこまでは言葉にして良いと思う。
勝つためのアドバイスも、たぶん。
だけど、トドメを刺す──それは。勝利を意味するけれど、同時に命のピリオドを指すのでは?
>>599死にたくない、それは誰でも当たり前で。


「七尾ちゃん…。」


眉を寄せてしまう。本当に、これで死んでしまうの?
>>603潰されたらしいコア。それを自分の手で選ぶのはきっと苦しいはず。
だけど。
>>605七尾ちゃんが笑顔を浮かべてるのに、私は間近にいるくせにボロボロと涙をこぼしてしまった。

(617) 2023/08/16(Wed) 22時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…ごめん。」


大和くんの時と同じように思う。
本当に、彼女が?
なんで、彼女が?
手の甲で涙をぐっと拭いて、一度強く七尾ちゃんを抱きしめた。
>>613その疑問は私にもある。本当に死ぬの?


「もし大丈夫だったら、女子会しよ、女子会。
 男子達の前で言えないようなこと言お?」


まだ目に涙はたまってたけど。
>>615生き残れたらの話にキリッとした表情を浮かべて、私は一度頭を撫でてから七尾ちゃんから離れようとした。*

(618) 2023/08/16(Wed) 22時半頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/16(Wed) 23時頃


【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「それなら良かった。」


>>633少しでも力になれたのなら良かったと微笑みを向ける。
でも、他の人も言いたいことはあるだろうからとそのまま一度離れたけれど。
>>636恵一くんの言うことはちょっと疑問符がついたのは彼からの相談を受けてたし、勘違いに巻き込まれそうになっていたからでもあると思う。
言わんとすることは分からないでもないんだけど。
そのまま、私は命くんの隣に行く。
だって。
もし、その時が目の前できたなら。

…命くんと一緒に受け止めようと思ったから。*

(639) 2023/08/16(Wed) 23時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─コックピット─

>>644手を繋いでくれた命くんの手を私も握り返して笑顔を向けた。
でもすぐに視線は七尾ちゃんの方へと向いて。


「!」


息を呑む。
>>649その体が傾いた様子に。
目を見開いてその様子を、見ていた。
命くんと繋ぐ手の力がギュッと込められる。
ああ。
ああ、やっぱり、そうなんだ──。
眉間にも力を込めて、唇を真一文字に結んで。
ああ、それでも泣きそうだ。
ああ、でも。

…言葉にならない。*

(651) 2023/08/16(Wed) 23時半頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─回想・大和くんとの今日まで─

「ふふっ、早く、はっきり言ってくれると
 もっとも〜っと嬉しいな…♡」


>>608唇を重ねたまま、ソファの上で私の上に命くんがいて。
ある意味正直だなあって思う。早く、はっきり言ってくれると本当に嬉しいけど、そんなところも好きなんだ。
また唇を重ねて、──もう、私の全てを塗り替えてしまって良いのになんて、そんなわがままな気持ちを抱いてしまう。
きっとあのロボットのことがなかったら、もっとゆっくりお互いの気持ちを育めていけたかもしれないのに。
今は、ただ時間の許す限り…命くんと一緒にいたい。
その全てを覚えていたい。

命くんが存在していた、証が欲しかった。*

(659) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

─     ─

七尾ちゃんの戦闘が終わったその日。
わたし、多分やっぱりご飯を作っていたと思う。
七尾ちゃんがリクエストしてくれた事のあるクッキーも焼いて。
それをお母さんにお供えするけど、その時に七尾ちゃんの分もって、別に分けてお供えした。
チーン、と音を鳴らしてお線香をあげて、手を合わせる。
私にとっては日常の行動。
でも今日は気持ちがいつもより重い。
だって、年下の子が死んだ。本当に、死んだ。
それは本当にみんなが死んじゃうって事。
命くんも死んじゃうって事で…。
すごく泣きたい気持ちだし、実際泣いても良かったと思う。
でもね。私泣かない。泣けないよ。
少なくとも今日の涙は七尾ちゃんが亡くなったことへの悲しみの涙だけだ。

私、その日はなかなか眠れなかった。
それならせめて邪魔させたくなかった。
みんなは味方なんだよって誰かに言いたかった。
だから私はネットでまとめられた情報や動画を調べて、"あのロボットは味方である"と意見してくれてる人は誰なのか調べたり、軍部の誰に意見を伝えたらもうみんなのロボットを攻撃しないでいてくれるのか、考えたかった。

(660) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

そして私が見つけたのは、ロボットに関する特別対策本部などと銘打った軍のサイトだった。
そこに私は夜のうちにメールを送る。
あの二足歩行のロボットは味方だと言う事。
私はパイロットたちの関係者だと言う事。
だから、相手を倒したら姿を消すのだと言う事。
だから、次に現れた時に攻撃しないでほしいと言う事。
それと、名前と連絡先を書いて。

(661) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

その返事が来たのは電話でだった。
その日、私は一人で学校にいた。──若しかしたらみんなも登校してたかもしれないけど、哀しいかな。
出来ないやつゆえ、追加の進路指導という名の宿題進捗確認をされたわけです。
命くんのおかげで大分良かったけどね!
おかげであまり注意されずに済んで、ホッとして部室に向かってる最中だった。
ホッとしたのはお説教に関してだけ。
七尾ちゃんのことを考えれば相変わらず胸が痛む。
でも、部室にもクッキーを持って行きたくて。
とにかくその時は周りにみんなはいなかったんだ。

(662) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「あっはい、──はい、瑠璃川珊瑚です。」


それでも、容易に人に聞かれて良い内容に思えないから声を潜める。
換気のために開いた窓辺に立って空調と外気との差を感じながら話を続けた。


「…はいそうです。はい、私は彼らの友人です。
 そうです、敵じゃありません。」


「だからあのロボットを──アストロを攻撃しないでください。」


だから。
私は気付かなかった。
密やかなその声すら拾うくらい、情報を欲していた誰かがいたなんて。
そのどうにもできない気持ちの捌け口を探している人がいたなんて。

(663) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「…はい。…はい。分かりました。
 有難うございます。
 ご連絡お待ちしています。」


相手の方はまた折り返しメールか電話で連絡をくれるそうだ。
私の方も、今回のことをみんなに伝えなくちゃいけない。
どうにか連絡を取り付けることができるかもしれない。
どうにかみんなの邪魔をしないでもらって、出来れば協力だってしてもらえるかも。

でも、その矢先私は鋭い声で話しかけられる。
振り返ると見知らぬ生徒。
キョトンとしていたけど…どうやら今の話をかじり聞かれたらしくて。
私は責められた。あれとどう言う関係なのか。
私は落ち着いて、と彼を宥めようとしたけど、かえって彼の機嫌を損ねたらしい。
どうやら、彼の親族が被害にあったか、軍の関係で──らしいけど。
でも上手く言えないでいると彼に強く突き飛ばされた。
運が悪かったのは。

その先が開いた窓であったこと。

(664) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「あっ。」


驚いて声が出た。
多分。ここまでするつもりはなかったんだろう、顔面蒼白となった相手の顔が見えた。
どうしよう。
考えても仕方がないことだった。浮遊感と、落下の感覚。空と地上が逆さまになって、空がどんどん遠くなってく。


手を伸ばす。届かない。何にも。誰にも。

(665) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

「たす け   」


悲鳴すらうまくあげられない。
重力の法則のまま、私は──。

(666) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

あれ。
あれ?
あたまが、いたい。
あ、れ──?

きょう、は
     からあげ つくって
     おいしいから げんき だして
     あ そうだ
     れいぞうこ ひやしてある
     れ ちーずけ き た て
     それで

     それ で …

(667) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

私の手に握りしめたスマホがあった。
物事がうまく考えられない。
救急車呼ばなきゃかな?
あ、でも、なんだかいま、すごく、みことくんのこえききたい。
やまとくん。

ねえ 命 く ん。



「み  こと   く  ん……」

(669) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ




       「だい  すき  だ   よ  」

(670) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

その場に誰がいたかも分からない。
誰もいなかったかも。来てくれたかも。
ただ私は、そう呟いて意識を途切らせた。
そして、そのまま二度と目を覚ますことができなかった。

(671) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

私のスマホをその後誰かが持っていたなら、軍の関係の人だとかの連絡が来るかもしれない。
私がしようとしていた事の一端がわかるかもしれない。
もしかしたら何も繋がらないかもしれない。
彼等との繋がりはむしろ絶たれるかもしれない。

>>#5私の行動は全くの無意味だったのかもしれない。
>>#6もしくは見当違いのことをしていたのかも。私が訴えたいことなんて、とうに誰かがリークしていたのだから。
それどころか、彼らの足枷になってしまったかも。

(672) 2023/08/17(Thu) 00時頃

【人】 珊瑚宮連邦 ルリ

ただ一つ、死んでしまった私でも確定的に言えた事。
後頭部が致命傷だったから、死に顔は綺麗…と言うか、怪我があるようには見えないものだった。
…お父さんは、涙を流して悲しんでくれた。
私がいつか帰ってくるかもしれないからとしばらくあの部屋をそのままにする事にした。
死亡診断書の作成の時、私がまだ17だった事にひどく動揺して──。
ほとんど人の来ないだろう私のお葬式に、憔悴した様子だった事は、確か…らしい。**

(673) 2023/08/17(Thu) 00時頃

珊瑚宮連邦 ルリは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 00時頃


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ルリ 解除する

犠牲者 (2人)

ルリ
51回 (3d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび