人狼議事


33 桜森高校同窓会

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【人】 校庭番長 ヤマト

[一瞬の出来事。止める暇などありはしない。
しかも倒れた雪の上でジタバタし、彼女は何やら絵のようなものを完成させた。

ヒトガタ?いや、まるで羽を広げた鳥のよう。]

風邪ひくぞ?!あ〜〜も〜〜!!

[心配したところで彼女は既に雪まみれである。そういや温泉プールでも彼女が先に走り出してなかったか?好奇心の塊みたいな眩しさを放つ。

こうなったらもう、少年も雪と戯れよう。
スコップを放り出すと走る。
一面広がる白に目掛けて……ダイヴ!]

ぶは!

[馬鹿な少年は顔から突っ込んだからデスマスクが出来上がった。顔中雪だらけになりながら、曇天に笑いを響かせる。

彼女が満足するまで、一緒に転がって、雪をぶつけあって。

ーー時を忘れた。]

(270) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

>>257
[雪の天使を仲良く並べたなら、その2つは踏み荒らさぬようにして別の場所にタイムカプセル用の穴を掘った。
男衆が手伝ってくれるならスコップを渡しただろう。女子にはやらせません。

虹乃が手紙だけではなくお土産の品を入れるのには驚いたけど、数年後に渡すのもいいからもしれないと頷く。

封じ込めた物は無くなるわけじゃない。
再びみんなが逢える日まで眠らせるだけなのだから。

キリノと野々花は写真を、サラは髪飾りを、柊はきっと形ではない想いを。

こうして、それぞれの想い出は封印されただろう。]

(278) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

場所……そうだな。
宝の地図、作るか?

[子供の頃はバッテンマークがついた地図にロマンを感じたものだ。
少年は彼女の難しい注文に頷くと、まず穴の位置を計測した。具体的には元校庭の四つの端、つまり東西南北からの歩数を数える。

下調べが済んだら紙に建物と元校庭を描いて、宝の場所に印をつける。

さて、その在処を示す問題の文言は?]

太陽と共に91(0..100)x1歩、月と共に1(0..100)x1歩、狼と共に44(0..100)x1歩、虎と共に69(0..100)x1歩あるけ。さすれば宝にたどり着くであろう。

どうだ!

(279) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[太陽が昇る方角は東だ。その反対は西で、月に喩えた。
では狼と虎は……?]

野球狂の詩だよ。北の狼南の虎。

[ケロリとした顔で解説するが、そんな古い漫画を誰が知ってるんだろう?

水島新司ファン以外解けない謎が完成した……。]

(280) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

>>259

[宝石だけ渡して指輪を作る、なんて洒落たプロポーズをした癖に、少年ときたら指輪がどれぐらいで完成するかなんて全く把握していない。]

お店?注文?うん、わかった。

[急いで帰る必要もないし、何より少しだって彼女と長く居たいのだから。
何処へ行くかもわからずに二つ返事に頷いた。

繋いだ手をしっかり離さず歩む。

もう一度この地を踏む時もまたーー彼女とこうして並んでいる。

きっと。]**

(281) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃



  指輪ね、喜んでもらえたよ。
  これは野々花からのお土産です。


[指輪単体を、というわけではないと承知している上で
旅行後、実家に土産を届けがてら母親に報告を。
紹介してもらったジュエリーショップの
リフォームしたリングデザインについて問われると、
うん、良かったよ、と何でもないような素振りで。

正直なところ、野々花の薬指も飾られた様を思い返すだけで、
柔らかな笑みが溢れそうになるのだけど。]
 




  近いうちに向こうのご家族と
  食事の場を設けたいなって。
  ………… 空いてる日、教えてください。


[彼女の両親とだけ会うほうが気楽なように感じる。
いつまで経っても子供にならざるを得ない自身に
内心肩を竦める。

それでも、今では"ふたりきり"ではないように、
柊を身近で見てきた彼女は、
まるでこの数日の間にも
確かな変化を感じ取れたみたいに目を細めていた。**]
 


ヤマトは、氷の上で繰り広げられる演技を固唾を飲み見守っている。

CClemon 2024/02/26(Mon) 22時半頃


【人】 校庭番長 ヤマト

ーー真心を君にーー

[温泉旅行から2ヶ月の時が過ぎ、季節は冬から春へと移り変わる。

その日、車から降り立った少年は革靴にて桜の絨毯を柔らかく踏み締めた。

スッと背を伸ばす少年を知り合いが見ても気付かないかもしれない。
スーツなんて普段は着ないから、雰囲気がまるで別人だ。

出掛ける前、髪も整え身綺麗にした姿を鏡に映して。]

……髭は残してた方が喜ぶかな?アイツ。

(306) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[寝起きの際、少年の顎を寝惚けながら撫でていた彼女を思い浮かべる。

少女みたいなあどけない笑顔。

それが氷上では一変し、引き締まった真剣な面持ちになった。

今日はそんな彼女ーー鷹羽虹乃の晴れ舞台である。
少年はスケートに詳しくないが、トリ、つまり最後に演技をする彼女が重大な役割を担うことは理解していた。

そして、その大任を果たした後彼女はーーリンクを去る。]

『お兄ちゃん、行こ?始まっちゃうよ!』

(307) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[御曹司の手を借りながら妹が車から降りる。彼女は紫色のシックなパーティドレスに身を包んでいた。少年たちは妹の婚約者である羽柴の車、リムジンにて会場にたどり着いたところだ。

道を歩く人々は、今日の演目を楽しみにしていながら会場に向かっている。

少年の恋人がそんな観客たちにこれから大きな感動を与えるのかと思うと誇らしい気持ちになった。

さあ、会場に向かおう。出演前に控室で彼女には逢えるだろうか。

今日は彼女の幼馴染みである清佳に親友の若菜、そしてキリノとサラ、柊と野々花も駆け付けているはず。

皆、彼女の最後の演技を見守るために。]

(308) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[スケートリンクは何度来ても不思議な場所だ。氷上からはひんやりとした空気が漂うが、観客席は熱気に溢れている。

少年は彼女の演技を見易い前の席を確保出来ていた事だろう。

彼女がリンクに降り立つ。
美しい色合いの衣裳が映える。
距離があるのに緊張がピリピリと漂ってきた。

首を伸ばしたまま軽く辺りを見渡すその視線は、少年の姿を捉えてくれただろうか。

ーー音楽と共に演技が始まる。

滑らかに、緩やかに。
加速してのジャンプ、スピン。
氷の上に全身で軌道を描き、残す。

難しい技名などはわからないが、大胆な技が決まる度にワッと歓声が上がった。]

(309) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[少年は彼女の一挙一動を逃さぬと目を見開き追う。隣にいる妹が動画の録画を担当してくれているから”生”を焼き付ける事に集中出来る。

彼女の演技はただ綺麗なだけではない。表現者として、指先の一つや表情までにも心配りをし、テーマを具現化しようとする。

ヴィオレッタの人生は刹那的な恋に引き摺られ、亡くなる迄心を燃やし尽くす。
その強い想いは氷上での躍動的な滑りで表現された。

燃え盛る想いを、恋心を。
彼女は全身で描き散らす。

音楽と動きが一体となり、会場全体をうねりに引きずり込む。

息をするのすら忘れてしまいそうだ。彼女が汗を流して演技に熱中するのと同調し、夢中に見入る。

エッジが最後の一線を氷に刻むまで。
白鳥が羽を畳むように、彼女が身を伏せるまで。]

(310) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[ーー拍手喝采が起こる。
少年も頬を真っ赤にし、割れんばかりに手を叩く。]

……凄かった!凄かったぞ、ニジノ!!

[少年の声は勿論、観客席からの歓声にかき消された。
拍手の渦に包まれた彼女は、長い長い時間そのまま動かない。

やがて。

全力を出し尽くした舞姫が少しよろけながら身を起こす。
数分とはいえあれだけ全身で動けばそうなるのも当たり前。

だけど、ここにそんなのを理解出来ない馬鹿がいた。]

ニジノッ今助けーー

[フェンスを乗り越え弾丸みたいに駆け付けるーーはずが。妹に制されて首根っこを掴まれ、ドテッとその場に倒れる。

氷上に躍り出ても普通の靴なら結局走れず転ぶわけだが。]

(311) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

『お兄ちゃん!何やってんの?!
今リンクに出ようとしたよね?』

だ、だってニジノがッ
ニジノの倒れそうだったからっ

[少年が座り込んで妹にぶーぶー抗議をしていた頃、彼女は氷上に立ち。

晴れやかな笑みにてみんなに向かってヒラヒラと手を振っていたーー。]

(312) CClemon 2024/02/26(Mon) 23時半頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[少年の出番が漸く来るのは表彰式の際だ。

レッドカーペットの上を転ばないか?と恐る恐る歩いて壇上の彼女に近付く。

紫の薔薇の花束を抱え髪に椿の花冠を飾る姿は、景色と共にボヤけて。眩しすぎて……。

少年は彼女の前に立つ。
自信に満ちた表情、こぼれ落ちそうな笑みを向けて。舞い降りた彼女の前に膝を折ろう。

ポケットから取り出した指輪ケースには、あの温泉旅行の帰りにデザインを発注した指輪が入っている。]

(313) CClemon 2024/02/27(Tue) 00時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

……ニジノ、お疲れ様。
めちゃくちゃ良かったぜ。
凄かった、圧倒されたよ。

お前はやっぱり最高だよ。
最高の表現者でーー最高の女だ。

そんなお前を拐いに来た。
……後の人生はーー全部俺にくれ。

[差し出した箱は真っ直ぐに彼女へ。受け取って貰えるなら立ち上がり、両手いっぱいに抱き締めるだろう。

ーー愛しい椿姫を。

実際の所は引退後にすぐ結婚出来る訳ではないのはもう聞いている。
それでも2人の熱は今この瞬間、一つになったはずだ。

氷を溶かしてしまうほどのアツアツな抱擁の後、恥ずかしがりの彼女が許してくれるのならば。]

(314) CClemon 2024/02/27(Tue) 00時頃

【人】 校庭番長 ヤマト

[顎にそっと手を添えて。首筋の角度だけでなく目線を奪って。

彼女の唇に想いを刻もう。

もう決して離さない、とーー。]**

(315) CClemon 2024/02/27(Tue) 00時頃

わたしも、…………、




    あいしてるよ、大和。


――埋められた桜色の恋文――



大和へ。

何年ぶりかな、忘れずに掘り返せた? 偉い偉いぞー。

今、大和の隣には、『火浦虹乃』になった私が居るかな。
この成績表みたいに、ダメダメ人間になってない?
私はつい、自分優先で周囲が見えなくなっちゃうから、
大和から見て不合格なようなら、ちゃんと警告してあげてね。


多分私は、あんまり分かり易く
気持ちを言葉にしないままだと思うから……
態度からはダダ漏れかもだけど、
色々思い出したこととか、
書き連ねてみようと思います。


恥ずかしいから、"今の私"には見せないでね!


初めは、モニタ室から大和のこと見てて、
騒がしいなーとか、危なっかしいなーとか、
まあ画面のナカノヒトたちを無責任に眺めてた。


……共鳴LINEの相手が大和で、
正直最初は、ウヘェってなってたね。


自分の願いを簡単に諦めて、
誰かの願いを叶えたいなんて
臆面もなく言える大和が、
あの時は正直煙たくて憎らしかった。


私はどこまでも自分勝手で、
自分を救えるのは自分しか居ない、
そのためなら邪魔な他者は踏みつける、
そんな傲慢さを捨てきれないまま、
あの時もゲームに参加してた。

同じ足の怪我を、誰かに治したいと
思って貰える大和の妹が。
桐野に、自分の命と引き換えでも
病気を治したいと思われている沙羅が。
本人の望みかはさておき、相手の願いを叶えたいと
言って貰える鮫島が。

……嫌になるくらい羨ましくて、自己嫌悪した。



結局、誰にも選んで貰えない、
――それは、私の利己的で身勝手な
考えのせいなんだけど、

自分が惨めで、僻んでたね。

いっそ脚の動くVRの中に、
ずっと囚われててもいいんじゃ、って思うくらい。
 


結局、あの顛末でみんなのおかげで
おこぼれのように私の脚も癒して貰って。

私はみんなに、一生分の借りができた。


それに今なら、大和は何を措いても、
私の願いを叶えようとしてくれるだろう、って。
そう信じられることも、擽ったいけど、とても嬉しくて。


羨ましかったのは、そうやって
想って貰えることだけじゃない。

自分よりも誰かの為に、
滅私の情熱を傾けられることが、
私には到底できないと思うし、眩しかった。

だから、誰かのために必死になれる
大和の傍に居たいと思った。
それが私に向けられていても、そうでなくても、

大和を見ていたら、いつか私も、
誰かのために動ける人間になるかも知れない、って。


そうなりたい、って強く思ったの。


どうかな。今の私は、自分よりも
大和のこと――或いは……大事な人を、
優先して大切にできているかな。

そして、大和と一緒に過ごす幸いの日々を、
噛み締めているといいなと、心から願います。

大和がどんなナイスミドルになってるか、
超気になるけど、焦らず一緒に時を刻もうね。



ありがとう、大和。

あなたに想ってもらえることを、
いつまでも誇れる自分でありたい。

      20XX年2月15日 鷹羽虹乃🦅




 野々花へ

タイムカプセルには
どうやら手紙とかを埋めるものらしいので、

代わりに文章をしたためてみました。
(したためるって何だろう? 初めて使った)

残念ながら僕には文才がないみたいだ
普段手紙を書くことも、ラブレターを書いたことも、
交換日記もしたことがない
レポートなら書けるのにね、不思議

伝えたいことはたくさんあるはずなのにな
言葉を探そうとするんだけど
なかなか尻尾を捉えることができない
(この言い回しは詩的な気がする そうでもない?)



言えることは
君がとても好きだということです

これから先も ずっと

 



[やはりらしくないと思ったので、
渡すことなく実家の机の引き出しに仕舞う。

できれば見つかりませんように。**]
 


【人】 校庭番長 ヤマト

俺は、ニジノの為に生きる。

(318) CClemon 2024/02/27(Tue) 00時半頃

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