人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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【人】 学園特警 ケイイチ

[飛行機に乗るのは初めてではない。でも海外に、それも独りで向かうなんて初体験だった。

そう言えば敵はパイロットがいる場所に出現するらしい。

今僕は空の上だが、もしその時が来たらどうなるのだろう。

まあ、いい。

僕はあまり深く考えず、窓からの眺めに集中する。]

 凄い、雲の上を飛んでいる。
 ……まるで白い絨毯みたい。

[『ほんとだな。歩けたら楽しそう!』

 ーーまた。
 だけど僕はもう、動揺しない。
 僕は彼の心臓を移植されたとかそんな経験はないし、彼の幽霊が僕に憑りついてなんてファンタジーも考えない。]

(79) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[幻聴。

寂しさに堪えられなくなった僕の産み出した、架空の声。

『機内食、食べられないやつならケイが食べてくれよな。』]

 うん、わかったよ。でも包装されたパンとかあるはずだし、大丈夫だから…

[隣の席の女性が僕を不思議そうに見る。

別に構わない、どう思われたって。もうすぐ死ぬ僕にはびっくりするほど些細な事だ。

そうして彼とブツブツ会話しながら、僕は遥か遠く、アメリカの地へと向かったーー。]

(80) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

『恵一!!』

[空港には両親と兄の姿があった。両親と逢うのすら久しぶりだが、兄は半年ぶり。
僕は駆け寄り三人に抱き着く。

『恵一…無事で何よりだ。』

事情を知る父さんは僕の頭を撫でる。

『痩せたわね。食べてるの?』
これは母さん。心配そう。

『……久しぶりだな恵一。そっちはあのロボット騒ぎで大変だろう。お前の高校近くに現れたあれは、本当になんなんだーー。

お前も父さんたちと一緒にこっちに住めばいいのに。』

[兄は、去年の合宿で僕が恋人を寝取った事などなかったように普通な様子。

『ほら、大丈夫だったじゃないか。匡先輩はケイのこと嫌ってなんかない。
ただ気持ちを整理する時間が必要ってだけだったんだよ、やっぱり。』

(81) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[声は今聴こえているが、内容は花火大会の最中に康生が僕に言ってくれたアドバイスを繋ぎ合わせたものだ。

要するに、これは僕の記憶が作り出した彼のーー。

僕は父さんたちと共に兄さんの住む(今は父さんたちも共同生活中)アパートへ行くため、車に乗り込んだ。]

(82) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ーー最期の旅行Aーー

[兄が通うのはニューヨークのマンハッタンにあるコロンビア大学である。
アパートはその近く。

それはとても不思議な部屋だった。室内に、ありえへんものが置いてある。]

 ビリヤード台だよね、これ。

[兄の話では、以前の住民の持ち物なんだとか。日本では中々なさそう。

『こんなものより洗濯機があればいいのに。』

母さんがぼやく。

ニューヨークは、日本のようにアパート室内に洗濯機置き場が備わっている物件がとても少ないそうで。ニューヨークは配管が古く、それぞれの家庭に洗濯機を置くと水漏れや電気系統への影響が心配される。

よって、アパート内にコインランドリーが設けられており住民が使えるようになっているのだ。]

(83) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[母さんは家に帰りたそうだ。

なんにせよ、三人が元気に暮らしているのに安堵する。

『良かったな、ケイ』

指輪を撫でて僕は頷いた。]

(84) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[その夜。僕は兄と二人で話をした。]

 兄さん、ごめんなさい。

 あの時僕は兄さんに酷いことをしました。

 兄さんを傷つけるとわかっていたのに、雨竜先輩とあんなこと…。

[兄はゆるゆる首を振ってから、僕の頭をぽんと撫でた。]

『お前の事がなかったとしても、アイツとは遅かれ早かれ別れていたよ。

お前のせいじゃなかった。
あの当時はお前を許せないと思ったが、むしろお前を誘惑したアイツを怒鳴るべきだったんだ。

すまなかった、恵一。』

[謝る兄に僕は慌てる。悪いのは僕なのに。

兄が両手を広げ、逞しい胸板に僕を導く。すっぽり収まると安堵が広がったーー。]

(85) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そして僕は数日ニューヨークに滞在、家族との時間を過ごす。
その間も脳内康生はたまにあれこれ僕に語りかけている。

日本に帰る前日、僕は父さんに次のパイロットに選ばれた事を告げた。

もう覚悟を決めていたのだろう。父さんは厳しい表情を浮かべるが、僕の手を強く握り。]

『お前の父親になれて、本当に幸せだった。お前は最高の息子だ。

恵一。
ーーお前を心から大切に想っている。母さんも、匡も。』

[彼が何か言うかな、と思ったけど。ただ胸がじわりと温かくなるだけ。

僕は彼がそうしていたように胸に手を当てて微笑む。

ーーその後、僕は日本への帰国を果たした。]**

(86) 2023/08/21(Mon) 21時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 21時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 21時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 21時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー自宅/縁士ーー

兄さんも天文部。僕は兄さんに誘われて部に入ったんだ。

……実は、あんまり星とか興味なかったんだけど、肩を壊したからさ。もうピッチャー…野球出来ないから。

縁士は双子のおとうと?いるんだっけ。

僕そんな気が利くほうじゃないと思うけど。コウのが、ずっと。

[何かにつけて康生の名前が出るのはご愛敬。

ゲームは本当に楽しくて、久しぶりに友達との時間を満喫した。本来ならーーこんな時間ばかりのはずだった僕らの人生は、どこで狂ったのか。]

(100) 2023/08/21(Mon) 22時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ……クラウドの女装は神。

[ホモ疑惑が深まった。]

 ちなみに僕は童貞ではないよ。それがホモではない証明だ。

[無駄などや顔。]

 他人に入れ込む。…うーん。
 僕からみるとさ、僕がほら、糞雑魚ナメクジだから、みんな耀いてみえる。

 みんなが素敵なんだ。だから、惹かれるのは当たり前で自動的というか。

 ただ、みんな好きでも色々な好きと、濃度があって。

 縁士だって、家族への好きとか友達の好きとかあるだろ?

 ーーそう言えば君は、Aと仲良しだったよね。
 Aのこと、好きだった?

(101) 2023/08/21(Mon) 22時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ホモ沼に引きずりこむつもりではない。

そんな他愛ない、しなくていい話ばかり僕らはする。

パイロットになるとか。
死ぬとか。

ーー暫し忘れて。

彼を玄関まで送ると、またねと言った。

この時既に、僕の中にはある決心があったがーーそれを語ることはなく、僕らは別れた。]**

(102) 2023/08/21(Mon) 22時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 22時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 00時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー転送/コックピットへーー

[『ーーケイ、来たよ。』

その時僕は自宅のキッチンにて皿洗いをしていた。

なので、ジーパンとモスグリーン七分袖Tシャツの上に白エプロンという、なんとも間抜けな格好をしていたわけだが。

身体が消えかける前にいつも近くに置いているサコッシュを掴む。

僕の身体は自宅キッチンから消え、すみやかにコックピットに転送された。]

(122) 2023/08/22(Tue) 00時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 00時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーーコックピットーー

[不思議空間を見慣れてしまう不思議。

僕は椅子たちと一同を見渡す。
随分人数は減ったがいつもの光景だ。

スクリーンを見やると、みんながアストロと呼ぶコウ大好きラブラブ号とーー奇妙な敵ロボットがいた。

頭は麦わら帽子を被ったみたいに平ら。その下を真っ黒なカーテンがぐるりと覆っている。

勿論まだどちらも動いていない。

僕は、僕の操縦席であるyogiboの近くへ。しかし座らず、もう一度みんなの方を見た。

つけっぱなしのエプロンに気付いて、慌てて取る。]

 洗い物してたからさ。
 あは。

(123) 2023/08/22(Tue) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ーーえっと、みんな。
 まず僕の話を聞いて欲しい。

 ーーハロも、どうか。

[みんなはどんな顔をしているだろうか。一人一人を見やる。僕は胸のロケットをぎゅっと握り締め。

ーーコウ、僕に勇気を。]

 ーー傍にいるよね。

[みんなには独り言に聴こえるだろう。
が、脳内には『勿論。此処にいるよ。』すぐ返答がくる。僕だけに聞こえる声。

僕は正気じゃないのかな。
半分狂っているのかも、しれない。

ーー構わないけれど。]

(124) 2023/08/22(Tue) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ーーみんなが死んだ。

 まず模擬戦でAが。それから七尾さん、大和、ーー康生とお父さん。

 みんながこの場所で闘い死んでいった。

 大切なものを、人を護るために。
 でもーー

 もしこんな理不尽な闘いを押し付けられなかったら。
 誰も死ぬことを受け入れたりはしなかったろう。

 ーー僕は。
 この期に及んでと言われても僕は。

 高次元だかなんだか知らないが、わけのわからない存在にやらされているこのゲームまがいの闘いに納得していない。

(125) 2023/08/22(Tue) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[この段階、もし誰かが少しでも動くなら。いや、誰も動かなくとも、僕はサコッシュから素早くサバイバルナイフを取り出して構える。]

 ーー僕に近寄るな。
 近寄ったら刺す。
 僕は本気だ。僕の邪魔をするなら、確実に殺すから。

 近寄らなければ何もしないから、どうか暫く、僕の邪魔をしないで。

 ーー頼む。

[僕の手は震えていない。ナイフの柄を握り締め、彼らに刃を向けた。

僕の仲間たちに。]

(126) 2023/08/22(Tue) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[尚、こうは言ったが僕に誰かを刺すつもりはない。

康生が手紙内で『どうか、みんな仲よくしてほしい』と言ったのだから。
僕がみんなを傷つけることは談じてない。

ただ少し時間が欲しいのだ。]*

(127) 2023/08/22(Tue) 00時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 00時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

 自然現象?流石に無理がある。ロボットだよ?>>138

[ハロの言葉に僕は顔を歪めた。]

 そもそも、それを何処かの誰かから聞いたわけでもないだろう。

 根拠がない。

 ーーハロ。僕は君が、騙したと考えていた。

 だが君は、騙されているんじゃないかな。

[刃物が効かないのは構わない。このナイフはみんなを傷つけるためのものではないから。]*

(139) 2023/08/22(Tue) 00時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[加賀先生と縁士は驚いたようだが、手出しはしてこない。

来られたら困るから、僕は胸を撫で下ろす。
誰も傷つけたくない。]*

(140) 2023/08/22(Tue) 00時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 01時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

 つまり諸悪は騙した代わりなんだよ。

 結局、このロボットを使った殺し合いゲームはーー
なんのために行われているのか。

 わからない。仕掛けている存在と話せないから。
 少なくとも自然現象とは僕は思えない。
 こんなゲーム的な自然現象は"自然"じゃないよ。

 ハロやAも騙され、ゲームのような闘いに巻き込まれただけなんじゃないか?

(141) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ハロたちも犠牲者。
 こんなことーー僕らにさせたいわけじゃないだろう。
 僕らが死に逝くのを見たいわけでもないだろう。

 僕たちは、地球や宇宙という人質を取られて無理矢理闘わされ、勝とうが負けようが命を落とすーー

 ふざけてるよ。
 馬鹿げている。

 なんで…あんな天使みたいだったコウが。
 コウが死ななきゃならない?

 なんで僕はこんなロボットでーーあ、このロボットの名前は、僕が死ぬまではコウ大好きラブラブ号だ。
 僕の死後はアストロで構わないから。

[スクリーン内のコウ大好きラブラブ号が複雑な顔をしたような。もう少し我慢してくれ。]

(142) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 僕らの命は、そんな軽いものなのか?
 地球と比べたら死んでもいい価値しかないのか?

 違うよ…違う。
 断じて違うッ!

[声を荒げる。僕の顔はくしゃり歪んで。]

 ……いい加減に、しろ。
 いい加減にしろッ

 闘いを、僕らが苦しみ抜いて死ぬのを見ているお前らッ!

 僕は赦さない、認めないッ!
 お前らなんかには、決して屈しないッ!

 僕の主は僕だけだッ
 僕は何人たりとの圧も。
 ーー受け入れない。

(143) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[はあ、はあと肩で息をして。一度呼吸を整えて。]

 ーーみんな、ごめん。

 僕は闘わない。
 我が儘なのは承知だ。

 七尾さん、大和、コウ。
 みんなの意思を継げないのは申し訳ない。

 だが僕はーー僕の意思を貫く。

 これがその意思だッッ!!

[僕はサバイバルナイフを反転、自身に向けるとーー頸動脈をかっ切る。]

(144) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[鮮紅色の血が脈打つようにビュッ!ビュッ!と噴き出す。

彩が、僕の命の最期の輝きが飛び散る。

あの時の打ち上げ花火みたいに。]

か、はッーー。

[どうせ命を落とすなら、闘いで落とせばいいとも考えた。

こんな死に方、誰も望まないとも。

でもーーでも。屈したくなかった。

僕はナイフを手から落として崩れる。
その場に仰向けに倒れる。

どくどくと血が大量に流れ、あっという間に身体が冷たくなる。

唇は薄紫に、顔色は紙のように白く。]

(145) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[染まる染まる染まる。
流れる流れる流れ、る。

赤、あか、朱。

       僕 の血。

  生暖かい。
             生きた脈動。

      おしまい。


               最期ーー]

(146) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

『死ぬのが、独りになるのが、怖いんだよ』

[聴こえる、聴こえているよ、コウ。]

『来てくれる……? ちゃんと、来る?』

[ーー逝くよ、今逝くから。]

『独りはやなんだ、俺。』

[君を独りにしないよ、決して。]

『待って、るから。………ケイ』

[ーーコウ。君の、元へ。]

(147) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[




僕の意識は途絶えた。]**

(148) 2023/08/22(Tue) 01時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 01時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[>>150ハロは完全に洗脳されているのか。
何故、自分がさせられていることを肯定するのか。

あの技術が人間にはないのは明白だ。
ならば、人間以上の存在がロボットを作ったに違いない。

僕はハロを騙された仲間と考えるから、喧嘩をしたくなかった。だから、答えを返さずーー]**

(153) 2023/08/22(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[>>151真弓の言葉に僕は薄く笑った。]  

……抗議する。抗う。命を掛けて。

[そして、明言通り命の火花を散らした。]**

(154) 2023/08/22(Tue) 01時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 08時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 12時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 19時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 21時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/22(Tue) 23時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

 ーー自宅/僕の遺体ーー

[僕の遺体は三千院部長の速やかな指示により、ハロによって自宅に転送された。

自室のベッドに寝かされたろうか。

血塗れだが、僕の薬指には指輪があるし、胸元には康生の遺骨と巻き貝が入ったロケットがある。

僕は独りではなかった。

父にパイロットになった事は告げたので、恐らく両親と兄がニューヨークから帰国し葬儀を行うだろうが、そんなもので引き継ぎ戦に向かうみんなを煩わせたいと考えないからーー

僕の物語は、ここで終わり。]**

(195) 2023/08/22(Tue) 23時半頃

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ケイイチ
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