人狼議事


18 星間回遊オテル・デカダン

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視点:


【人】 儺遣 沙羅

─ カジノ ─

 如何なのかしら。良く知らないの。
 態とかも知れないし、其の方が素敵。

[知らない、と語る其の態度は、妙にあっさりとして居る。
 何でも良いわ、と思って居るかの様に。

 実際、少女は『知らない』のだ。『旦那様』の顔も、人となりも。
 判って居ることと言えば、懐古趣味で退廃趣味の男だろうと云う事位。]

 あら。驚かせた?
 "見"えて居る事を、伝えてみようとしたのだけれど。

[大きく首を引いた相手>>0:94へ、悪怯れもせずに。
 驚く事を少し期待して居た癖に。]

(3) 2022/05/03(Tue) 10時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 ふふ。それなら、貴方の御父様も、無用心ね。
 可愛い娘を、一人にしておくだなんて。
 手の中から逃げてしまうと、思わないのかしら?

[ほんの少しだけ似た境遇。口調に、親しみと、微かに羨みに似た物が混ざる。
 けれど手を叩く音に、すっ、と背筋を伸ばし直して。]

 私、歩くのが遅いのだけれど。
 其れでも良ければ、是非、一緒に行きたいわ。

[貴方が許しを呉れるなら、連れ立って、バルコニーへと向かうだろう。]

(4) 2022/05/03(Tue) 10時半頃

【人】 儺遣 沙羅

[其の時、不意に船内の放送が乱れた。
 不穏な内容の様に思われたけれど、詳細な事は解らない。

 少女は、危険生物への知識は殆ど持ち合わせていない──否、実を言えば、殆どの種族の事を知らない。
 其れにコンプレックスを持ち合わせず、物怖じしないと云うだけで。先程視線を彷徨わせていた相手>>0:93より、尚知らない事も有り得た。

 故に、危機感無く。不思議そうに首を傾げる。]

 今の、何かしら。
 船の名前が、聞こえたけれど。

(6) 2022/05/03(Tue) 10時半頃

[冷ややかな声が響く。]

 どなたですか、痕跡など残したのは。
 ……まあ、我々以外に迂闊者がいた可能性もありますか。

[アシモフ記念宇宙港は大きな港だ。
 目的地の捕食者がすれ違う可能性はなくもない。]


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/03(Tue) 10時半頃


[聞こえた声に一瞬足を止めた。無人の廊下でその様子を見た者はいない]

 おっと、お仲間発見だ。
 アンタ……教祖さんかい?

[くつくつと笑い声が漏れる]

 ようこそ、オテル・デカダンへ。


[グラスを傾けて、笑う。]

 そういうあなたは……デザイナーの方でしたか。
 以前下見には来ましたが、
 変わっている場所もあるようで。
 色々とお詳しいのでしょう?

[この船について。と、先に侵入していたらしい同胞へ。]


おお、おお。その声は、先に会った船員と……噂に聞く教祖殿ではないか?
これは頼もしい。

[微笑んで唇を舐める。]


 下見、ねぇ……。
 いつ頃の話かわかんねぇが、こっちは頻繁に改装改築しててな。まあ、多分アンタが前に乗った時と色々変わってるよ。

[最近の変わった場所を思い浮かべる。バー、劇場の拡大、ショッピングモールの店舗入れ替え……あまりにも多すぎる。常に変化するこの船は、さながら代謝を繰り返す生き物だ、と。
そんなことを思った]

 ……多いな、伝えるのは難しい。後で端末かなんかに送りたいところだ。
 証拠が残るの嫌か?それなら表向きの面識を持って、正当に渡せるようにしたっていいぜ。

[悪戯をたくらむような声色で 潜り込みやすい場所も増えた と一言加えた]


 おっと、さっきのお客さんもお仲間だったか。

[善良な客人と思っていた人物が同胞であった事実に、エフは笑い声を漏らした]

 アンタ、教祖さんと違って初めてだろ?ああ、どうせだから教祖さんに送ろうと思ってたデータ、送ろうか?
 なぁに、それっぽい口実がありゃ端末に入ってても何の問題もないやつさ。


[続いて響く声は、この船では聞き覚えのないものだ。]

 ええ、表では教祖なんぞをやっております。

[色々と都合がいいのでね、と笑う。]

 あなたは……きっと会ったことはないですね?
 まあ、声でだいたいの居場所はわかりますから、
 問題はないでしょう。
 こちらこそ、頼りにしていますよ。


 ああ、やはり。
 見覚えのない店ができていると思ったのですよ。

[提案には、喉の奥で笑うような音が返る。
 ほどなく、物理的にも近くにやってきたエフを見れば]

 さすが、仕事が速いですね。
 これで堂々、お近づきというわけだ。


[同胞の提案()に笑みを深める。]

ほう、データ。よければ送ってもらえるかの。
なにせ我はこの船に来てから日が浅いでの。右も左もよう分からぬ。

[女自身も船に来たばかりであったし、この女に"成り代わった"のも船内でのことだ。ゆえに船のことには詳しくないのであった。]


[周りにいる人物に気取られぬよう、細心の注意を払って念を飛ばす]

 OKOK、うまいことそういう方向に話を誘導してくれ。
 俺はそういうのが下手でね、ババァとロバートに悟られないよう、いい感じに持って行ってくれ。

[そして聞こえてきた女の声には]

 了解だ。
 そうだな……後でどっかで落ち合おうか、そこで“親切”なスタッフの俺が“親切心”でお客さんにデータをお渡ししよう。
 


うむ、了解じゃ。我は頃合いを見て居酒屋を出ようと思う。その後適当なところで落ち合おうぞ。

[聞こえてきた声に了承の意を返す。]

ところで、ちと気になったのじゃが。ぬしらは共におるのかの?
なんならそちらに出向いた方が良いか?



 ……出入星管理。我々の天敵ですね。
 このPJという女。
 少し、注意した方がいいかもしれません。

[呟く声は、僅かに硬い。]


[ミツボシの提案に若干の間の後に]

 いや、ここに来られたら俺がボロだしそうで怖いな。
 ……そうだ、アンタは食堂から出たら船内案内板の辺りにいてくれ、そこだったら“親切心”でデータを渡しても違和感はねぇ。
 俺もできるだけ早く会話を切り上げてそっちに向かうわ。


 ババァは警戒しとくに越したことはねぇな。
 前歴もそうだが、何かと目ざとい。
 ……即座に排除すべき脅威、とまではいかないと思うがな。

[未だ接触していない誰かがより緊急性の高い脅威である可能性がある以上、PJに対しては警戒以上の対策は取らない方がいいと、エフは判断した]


【人】 儺遣 沙羅

― カジノ ―

 ええ。屹度、然うなると思うわ。
 ……耐えられなくても、他に仕様が無いのだし。

[後半は小さく、呟くように。
 耐えられないわ、という言葉を、気軽に言える相手>>35が羨ましく――不思議なことに、有難く。
 其の儘、気軽に、もっと言ってやって欲しい、と、少し思った。]

 あら。駆け落ちなんて、楽しそう。
 いっそ、捜すなら其の御相手にしたら?

[冗談に乗って、くすくす。と笑いながら。
 小さな歩幅に付き合わせつつ、バルコニーへと向かう。]

(40) 2022/05/03(Tue) 17時頃

【人】 儺遣 沙羅

 本当に、ね。
 危機感だけ与えられても、如何にも出来ないわ。
 其れでも、無警戒よりは良いのかしら。

[不機嫌そうな傍らの彼女>>37とは対照的に、何処か如何でも良さそうに。
 其れは達観と云うよりは、諦観に近い物の様だったが。

 辿り着いて見れば、バルコニーの人々も、先程の放送に、何処か落ち着かなげに周囲を見回して居た。
 無理も無い。不明瞭で、不穏な放送だった。

 そんな周囲を見回して居て……ふと、此方を窺う人物>>24に気付く。
 知り合いなど何処にも居ないような沙羅にとっては見知らぬ相手だが、小さく、上品に会釈して。]

 ね、ミームさん。あの方、お知り合いかしら?

(41) 2022/05/03(Tue) 17時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/03(Tue) 17時半頃


 ええ、そうですね。

[即座に排除すべき脅威ではない、には同意する。]

 わたくしは先程魔法商人と名乗る男に会いましたが、
 そちらはまだ、なんとも言えませんね。
 お互い、もう少し情報収集をした方がよいでしょう。

[連絡先を渡しながら、声ならぬ声でそう囁いた。]


PJという女に要注意じゃな。了解じゃ。
我はまだ会うとらんが、見かけたら注意しておくことにしよう。

[直接接触したエフがすぐさま襲撃する必要はないと判断したのなら、そうなのだろう。]

ふむ。では我もなるべく他の人間と接触を図るとしよう。
危険因子を見つけるのは大事じゃからな。


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/03(Tue) 21時頃


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/03(Tue) 23時半頃


[――現在、《銀光教団》の信者として活動している者達。
 その半数以上は、教祖アルクビエレから分かれた子株に喰われ、乗っ取られた者の成れの果て。

 "星喰いアメーバ"と呼ばれる捕食者達である。]


[悲しみや絶望の淵にある者が、
 例えば突然人が変わったようになったとして。
 不自然だと思う者が、どれだけいるだろう。

 長く塞ぎ込んでいた者が、
 信仰を得て前向きになったとして。
 中身が入れ替わっているなどと思うものが、どれだけいるだろう。

 そうして、その家族や友人までもが、
 やがて信者になったとしても。
 親しい者の間で思想が広がることは、
 そう不自然なことではない。

 《銀光教団》というアメーバのコロニーは、
 そうやってじわじわと同胞を殖やしてきた。]


【人】 儺遣 沙羅

─ カジノ・バルコニー ─

[蹴っ飛ばしてあげましょうか。
 其の言葉>>74に、少女は虚を突かれた様に目を瞬いて。
 ふふっ。と、今日一番の笑顔を浮かべた。]

 貴方って、最高に素敵だわ。 ミームさん。

[為て欲しいとも、止めて欲しいとも、言わぬまま。
 其れでも大層機嫌は良さそうだ。

 警護隊の仕事、と言われれば>>76、確かに然うかも知れないと、納得するように頷き。
 端末を操作する様を、何処か物珍しげにじっ、と見詰めた。
 心持ち近付いた距離感は、何も言わずに受け容れて。]

 ふふ、御好みでは無いのね。
 でも、此方にいらっしゃるみたい。

[胡散臭い、とはっきり口にする彼女に、冗談で返し。
 賑やかな衣裳の男が遣って来るのを見る。]

(81) 2022/05/04(Wed) 08時半頃

【人】 儺遣 沙羅

[ジェルマンと名乗った相手>>79が自分の方にも話し掛けて来れば、丁寧に会釈をする。]

 初めまして、ジェルマンさん。私は、サラ。
 ミームさんとは、先程、お会いしたばかりよ。
 お友達、と言っても、良いのかしら?

[小さく首を傾げる様は、其の言葉の使い方を良く知らない、とでも言いたげだ。]

 魔法や、奇跡。

[扱う商品を聞けば、控え目ながら、興味深げな様子を示した。
 どちらも、魅力的な言葉だ。在って欲しいと願う物。届くのならば得たいと、思わずに居られない物。
 其れさえ在れば、或いは。

 ──ずきり。
 頭の端が痛む。]

 ……萎れない花、も、然うなのかしら。
 他には、どんな物が?

(82) 2022/05/04(Wed) 08時半頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 09時頃


[突然の騒々しい放送に、緩慢な動作で天井にあるスピーカーを見上げた]

 おいおいおい、依頼人のクソジジィじゃねぇか。
 クソだと思ったらやっぱりクソだったな。

[無理やりの仕様変更を根に持っているのだ]

 はー……余計なことしかしやがらねぇな、あのジジィ。

[ぼんやりと薄暗い目で呟く]

 邪魔だなぁ、あのクソジジィ。


 おや、お知り合いですか?
 『PaLooook』……
 いずれは手を伸ばさねばと思っていたのですが、
 なかなかガードの固いところで。

[教祖という立場でいくつかの駆虫業者に接触したことはあったが、流石に天敵のひとつとあっては慎重にならざるを得ず、内部へ信者を送り込むには至っていない。]

 ここで葬れるならば、一石二鳥かもしれませんね。


ほう、2人ともあの駆除業者とは縁があるのか。これは面白い。

[からからと笑い声を上げた後、急に声のトーンを落とす。]

いや、面白がってばかりもいられぬか。薬剤の散布とやらは止めねばならぬ。
早速、今夜にでも殺りに行くか?


 それがよいでしょうね。
 他の乗客と手を組まれても面倒です。
 ……ああ、夜にならねば動けないのがもどかしい。

[人気のない廊下で天井を見上げる、青い目が一瞬肉色の膜で覆われて、戻る。待ち切れぬというように。]

 エフならば、彼の客室もご存知でしょう。
 道案内はお願いしますね。

[依頼人ということなら、と決めつけた。]


【人】 儺遣 沙羅

─ カジノ・バルコニー ─

[良家の子女らしからぬ>>83、としても。少女は気に留める様子も無い。
 その自由さをこそ好ましく思うのだから。
 ──抑、身分を語れる立場ですら無いが。]

 ふふ。然うね。気を付けるわ。
 でも、大丈夫よ。

[耳打ちに、小さな声で返しつつ。
 こんな他愛の無い内緒話で、何だか擽ったい様な気持ちに為ると云う事が、少し不思議だった。]

(90) 2022/05/04(Wed) 15時頃

[道案内と言われ(*21)はっと息を吐く]

 送る地図のデータにマーカー機能、一応つけときますよ。この船の客室数、かなり多いんでね。
 今後、役に立つでしょ。

[エフは 今後 を強調した]

 ジジィの部屋はわかりやすいんで案内の必要はねぇと思うが……。
 私怨もあるんで喜んでさせてもらいますよ。


何から何まですまぬのう。人を襲うのに迷っていてはどうにもならんからの。
これで速やかに行き来できるというものじゃ。

では、面倒な爺の案内はおぬしに任せるぞ。いやはや、危険因子が早々に消せそうで何よりじゃ。


 ありがとうございます。
 ふふふ、やはり勝手を知っている者がいるとやりやすい。

[我々の庭も同然、と喉の奥で笑う。]

 危険因子を消した後は……
 邪魔になりそうな乗客から片付けてしまいましょう。
 ロバートとかいう、あの獣も噛みつかれそうで嫌なのですよね。
 まあ、それはまたいずれ……


──自室──

[風呂から上がり、手持ちの端末に送ったデータを確認する。
何も問題ない、何の変哲もない案内板とさして変わらぬデータだ]

 こっち見られたら一貫の終わりだ。

[そう言って二人に送りつけたデータを再び見る。
端末に送りつけたデータとさほど変わらぬそれに、指を這わせロックを解除する]

 解除方法も送ったしな、問題は何もねぇ。

[手持ちのものより一回り大きい端末に映っているのは、定型の宇宙人なら通れぬ通風孔やわずかな空間の隙間が記されたマップだ]


[アルクビエレの 我々の庭 という言葉(*24)に、内心二マリと笑った]

 正面切って行ったらまぁまず警備がヤベェ。
 ってことで、こっちはこっちのやり方でやらせてもらうとしますか。
 ジジィの客室、空調設備が他の部屋とは段違いの充実ぷりでね。

[それ以上は言わない。こうやって話せる相手であれば理解できるからだ]


[指示通りにデータのロックを解除し、貰った地図を確認する。()
続く船員の言葉にもにやりと笑って()]

……なるほど、これは実に有用じゃな。改めて、おぬしが仲間で良かったよ。
爺の部屋が特別仕様であることも、感謝せねばなるまいて。まるで入ってくださいと言わんばかりではないか。


【人】 儺遣 沙羅

[アナウンス>>#6が始まれば、一時気を逸らし、其方へ耳を傾ける。
 企業の名は知らなかったが、駆虫製剤会社が、危険生物を駆除する薬剤を散布する、と云う概要は何とか聞き取った。]

 危険生物って、何かの、虫なの?

[誰にとも無く、純粋に疑問そうに、少女は然う口にする。
 危険生物、と云う言葉から、具体例を一つも導けない少女が抱く疑問としては、素直で、真っ当では有るだろうが。
 其の気軽さは、諦念以上に、危険度に対する認識が甘過ぎる故でもある。
 知らない事象に、人は恐怖を抱かない。]

(99) 2022/05/04(Wed) 20時半頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 20時半頃


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 21時頃


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 22時頃


【人】 儺遣 沙羅

─ カジノ・バルコニー ─

[一概には言えない、との返答>>117に、表情が僅かに翳る。
 果たして、此れ以上を口にしても、平気だろうか。]

 然うね、……例えば、

[ずきり、]

 続く痛みを、無くすとか、

[ずきり、ずきり、]

 届かない場所、から。物を、取り出す……とか、

[頭が痛む。押し止めきれずに、呼吸が途切れ、眉が寄る。
 其れでも、此れは。二度と無い好機かも知れないから。
 存在だけでも、知れたら。其の一心で。]

 ……わた、しが。逃げ、

(119) 2022/05/04(Wed) 23時半頃

【人】 儺遣 沙羅

[ズキン!!!]

 あうっ、ぐ、……!

[言い終える迄、耐え切れなかった。
 酷い痛みに小さな足をふらつかせ、頭を抱える様にして其の場に崩れ落ちる。

 誰の目にも明らかに、其れは異変であるだろう。
 危険生物の話の直後、急に体調を崩したと有れば、周囲は警戒したり、騒いだり、逃げたりするかも知れない。

 其れに思い至る所か、気付く余裕すら、痛みが治まる迄は無く。
 必死に、浅い息で胸を上下させる。]

(120) 2022/05/04(Wed) 23時半頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/04(Wed) 23時半頃


【人】 儺遣 沙羅

[淡々と語られる、事実であろう商品事情>>122は、結果的に、動揺や心配よりも遥かに効果を有していた。
 駄目かもしれないのだ、と。諦念が再び首をもたげれば、代わりに頭痛は引いていく。
 脈を確かめるなら、強い頭痛に一時乱れた脈拍が、次第に落ち着いて行くのが判るだろう。]

 ……然う、……御免なさい、大丈夫……。

[言いつつも、未だ立ち上がるには至らない。]

 呪い、かは……詳しくは、解らないの。
 頭の中に、仕掛けがしてある、としか、聞かされかったから。
 それに、……訊いて置いて、だけれど。自由になるお金も、無いし。
 私、『売られる側』なんですもの。

[困った様に、申し訳無さそうに、告げて。
 掛けられた、対照的に心配げな声>>124の方へ、顔を向ける。]

 ……ジェルマンさんの、お知り合いの方?

[名を読んだからには然うなのだろうと、双方に向けて問う。]

(127) 2022/05/05(Thu) 00時頃

【人】 儺遣 沙羅

 ……あ。

[一度見掛けた姿>>129が浮かんでいるのに気付き、小さく声を漏らす。
 今日も浮かんで居る。矢っ張り、羨ましいなと思う。
 流石に今は、其の秘密を問い質す程には、距離も近くないし、余裕も無いけれど。
 周囲を"見"渡せる程度には、落ち着いては来た様だ。]

(130) 2022/05/05(Thu) 00時半頃

【人】 儺遣 沙羅

[背を擦り>>135、添えられた侭の手>>136が、とても温かい。
 周囲に投げる言葉へ棘が在ろうと、少女にとって、此の手こそが『彼女』の有り様だ。]

 ミームさん。
 有難う、大丈夫よ。

[だから。指差す彼女の手に触れて、留める。
 巻き込まれて、立場を悪くする事は無い。]

 其れと、御免なさい。
 きちんと、話さなくて。

[立つ場所が違う事を、告げなくて。
 後悔と云う程では無くとも、申し訳無くは有る様子で、少女は謝った。]

(137) 2022/05/05(Thu) 01時頃

【人】 儺遣 沙羅

 銀光、教団。
 それは、如何云う所なの?

[教えられた組織名>>133を繰り返す。知らない名だ。知って居る名の方が少ないのだから当然だが。
 知らないので、訊ねてみる。其れはとても素直な反応だった。]

 ……信頼出来る方なら、良かった。
 ミームさんの護衛を為て呉れるなら、其の方が良いもの。

[表情へ、微かに笑顔が戻る。
 自分は護衛を受けるには値しないと、一歩退く様な笑みでもあったが。
 染み付いた諦念を、洞察に優れた者なら或いは、察する事が出来るのかも知れない。]

(138) 2022/05/05(Thu) 01時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 01時半頃


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 01時半頃


【人】 儺遣 沙羅

─ カジノ・バルコニー ─

 ──誰にでも、

[救われる、権利が有る。
 其の言葉>>141は、酷く魅力的で。

 ずきりと、微かにぶり返す頭痛が、惹かれる心を戒める。
 其れでも、興味は有った。話して、話を聞くだけなら、何とか大丈夫だろう、と。境界線の際を思考する。]

 ええ。サラで、構わないわ。
 其れに……屹度、然うするわね。

[誘いへ小さく頷いて、答えた。]

(144) 2022/05/05(Thu) 02時頃

【人】 儺遣 沙羅

[其処へ、医療用アンドロイドが駆け付ける。浮かんで居た『黄色い乗客』は、本当に呼びに行って呉れた様だ。
 其のアンドロイドの頭に乗って帰ってきた>>143のには、少し驚いたが。
 自分が押し留めようとした行動を称賛するのを聞けば、ほっとした様に表情を緩めた。]

 有難う。親切な、『黄色い方』。
 若し良ければ、今度、浮く秘訣を教えて欲しいわ。

[少女にとっては、原因を正確に理解出来てはいないにしても有る程度は判っている頭痛では在る。
 其れでも此の場は、医務室に向かうべきだろうと判断して。誰かの、或いは医療用アンドロイドの手を借りて立ち上がり、小さな足でゆっくり歩き出すだろう。

 付き添う者が在るならば、拒むことは無い。
 若し、更に詳しい事情を望まれれば。医務室に着いたら、と、答えるだろう。**]

(145) 2022/05/05(Thu) 02時半頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 02時半頃


 なかなかよい体ではないですか。
 この船で手に入れたのですか?

[雑談といった調子の声が飛んでくる。]

 先の騒ぎであの少女に注目が集まれば、
 我々としては都合がよいのですけれど。


 いやぁ、かなりの古株だよ。だいぶ世代の古いタイプだ。
 なかなか面白くてなオレ……エフという男は、長いことこの姿で楽しませてもらってる。

[株で増える植物のように、アメーバーは取り込んだ相手の記憶を吸収し学習していく。"これ"はエフという男を取り込んで以降人を取り込んではいない、故に擬態の学習が進んではいない、生態的にも古株なのだ]

 "教祖さま"なら知ってるだろうが、ビジェの浄化があったろ?それの生き残りだよ、俺は。

[かつてこの宇宙であった出来事、一つの衛星の三分の一の生物が星喰いに食われ、それを浄化するという名目のもとに惑星がその衛星を植民地したという侵略戦争。それがビジェの浄化だ]

 ……で?なにかあったのか?騒ぎ?詳しく教えろ。


 別にあなたのフケの多い体には興味がないのですが……
 ミツボシですよ。
 話を聞くに、軍人らしいではないですか。

 と、平坦な答えを返したが。
 ビジェの浄化、と聞くとほうと声を上げた。]

 おや、あれの生き残りですか。
 『コル』の方々も詰めが甘いですね。
 そのおかげでこうして、
 我々好みの船ができているわけですけれど。

 ああ、カジノでサラという少女が倒れましてね。
 あんな放送のあった後ですから、
 危険生物の仕業では?なんて懸念されている方もいるようで。

 ミツボシとわたくしなんて、件の宇宙港から乗ってきたというだけで、検査しては?なんて言われているのですよ。まったく迷惑な話です。ねえミツボシ。

[カジノでの一件を説明しつつ、ため息。]


そうじゃ、この体はこの船で手に入れたものじゃ。この女、ひと気のない廊下に迷い込んできおってのう。簡単に食らうことができたわ。
この体の迷子癖には困ったものじゃが、お陰で"こう"していられるんじゃ、文句は言えんよ。

アルクビエレ殿こそ、よい体をお持ちではないか。教団の教祖となれば、同胞を増やすのも容易いであろう?

しかし、船員殿はフケの多い体か。愉快だのう。
ビジェの浄化は我も聞いたことがあるぞ。相当な古株ではないか。大先輩というやつじゃ。


[アルクビエレに話を振られると、渋い顔をする。()]

うむ、全く困ったものじゃ。
あのPJとかいう女、確かに危険だのう。搭乗員全員の検査をしたいなどと曰いおって。話を合わせるのに苦労したわ。
犬ころが付いておるから、そう簡単には襲えんというのもまた厄介じゃて。


【人】 儺遣 沙羅

― 移動前、カジノ・バルコニー ―

[男が施して呉れた『お守り』>>150の効果は、少女には確りと現れた。
 魔術に拠る物では無かったのだろう。]

 ――有難う。此れは、貴方の力?
 素敵な、力ね。

[誰かの助けに為れる力。自分にも、然ういう物が有ったなら。
 何の御礼も出来やしない自分を、少し恥ずかしく思いながら。
 少女は心から礼を言い。付き添って呉れる様子を、頼もしく感じた。]

(179) 2022/05/05(Thu) 19時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 あら。酷い事なんて、ちっとも。
 私、嬉しかったわ。

[謝ることなんて無いと言って呉れた上で、自分は視線を彷徨わせる彼女>>146に。自分も同じように、否定を返す。
 羨む気持ちも、嘘とは言えないけれど。自分では躊躇われる事を、遠慮無く言う様は、本当に小気味良く、快かった。
 少し真似してみようかと、思う位に――出来るかは兎も角。]

 ……此れが、珍しく無い事なら。
 世界って、鳥渡、嫌な所ね。

[優しく命じられる侭、素直に医務室へ向かう途中で。
 少女は其れだけ、ぽつりと、呟いた。]

(180) 2022/05/05(Thu) 19時半頃

【人】 儺遣 沙羅

― 医務室 ―

[念の為にと検査を受けるが、特に重篤な疾患等は見受けられないとの診断が下された。
 但し、検査機械が吐き出した診断書の備考欄には、此う書き添えられている――『頭部に、幼少期の物と思われる、何らかの医術的措置を受けた形跡有り』と。

 其の仔細は、最新鋭で在ろう此の船の設備にも詳らかには出来ない様だったが。
 同行し、結果を待って呉れた者達へ、せめて、と。少女は、己の事を話し始める。]

 逃げたい、と。思う位なら、良いのよ。でも、本気になっては駄目。逃げよう、と思っては駄目。
 本気で其れを、考えるとね。頭が、痛むの。
 割れる様に――其れ以上、何も考えられない位に。

[其れは、決して『妻』に施されるべき措置では無い。
 其れを施される立場に相応しい呼び名は――『奴隷』、だろうか。]

 良く出来た仕掛けだと思わない?
 従順に生かす為に、屹度、苦心したのでしょうね。

[此うして検査しても、はっきり明らかにはならないのだから。
 其うした側が刑に問われぬ様、用心も万全と云う訳だ。]

(181) 2022/05/05(Thu) 19時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 少女が『売られる側』だと云うのは比喩でなく、彼女は正に『商品』だ。
 特別に誂えられた、15年越しの特注品。

 『商人』達は、"神の加護"等と云う神秘性を宿した種族を素材に、幼少から戒めた小さい足や、現実社会への無知で仕立て、未成熟の状態で納めようとしている。
 『旦那様』の懐古趣味と退廃趣味に、良く良く副う様に。

 疾うの昔に非人道的だと廃れた文化への憧れと、冒涜的好奇心の詰め合わせ。
 其の欲望を持つ者も、其れを煽り応える者も、宇宙社会の大部分に於いて、強く批判される物だろう。
 此の船こそは、其の中の、極僅かな例外であるかもしれないが。

 大枚を叩いて迄、そんな事。莫迦みたいよね、と。
 少女は話を締め括った。

(182) 2022/05/05(Thu) 20時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 20時頃


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 20時頃


 何やら道に迷っている様子と思えば、その体の癖だったのですね……まあ、立場も含めればお釣りが来る程度の欠点でしょうけれど。

 褒められると悪い気はしないのか、くすくすと笑う。]

 ええ、いつの時代も、
 人は何かに縋りたくなるもののようですから。
 そうだ、ミツボシが軍人なら、そちらの星にもうまいこと入れてもらえませんか? 軍隊とのつながりはまだないものですから、事が終わったら是非……ふふふ。

[この体は、もともと教祖だったものではない。
 人の体を得て、人を引き寄せる手管と言葉を、長いことかけて身につけて。入念な準備を積み上げて、アルクビエレは教祖となった。
 《銀光教団》は、始まりからしてアメーバが増えるための土壌だった。]


 まずは実力行使に出ようとしている会長殿として、
 PJも早々に排除したいところです。
 となれば、やはり護衛から……でしょうかね。
 あの様子では、PJ本人からの依頼でもない限り、
 他の者につこうとはしないでしょうし……

* 厄介ですねえ、と同意の頷き。]

 まあ、もしも検査とやらを免れなかった場合は……
 PJが嘘をついている、或いは、
 もっと有効な判別方法があると、
 我々から誘導するしかないかもしれませんね。


ふ、それは願ってもない提案じゃな。
軍人といえど心が強い者ばかりではない。教団を引き入れればきっと弱き者がおぬしらを頼りに来る。
さすれば、かの星も我々のものにすることも難しくはないじゃろうて。

[くつくつと喉の奥で笑う。]

そのためにも、まずはこの船を我らのものにせねばな。
全く面倒じゃのう。PJを放っておけば、いずれ調べられて正体がばれる。しかし護衛も放ってはおけぬか。


[エフはフケの多い体と言われて()ショックを受けた]

 悲しくなるからやめてくれないかなァ!それ!!!!
 なんかよくわかんないけどショック受けた!!!

[声もちょっと涙声だった]

 それはそれとして、カジノでそういうことがあったとはね。どうせ危険生物の侵入の話聞いて、ストレスでぶっ倒れたところだろうな。冤罪にもほどがある。
 と、情報収集やらなんやらは、悪いがアンタらに任せっぱなしになりそうだ。こっちは怪しまれない程度に船内スタッフとして働かないといけないんでな。まあ、船内に何かしらの変更があったら、即時地図に反映しておくんで勘弁してくれ。

[んじゃあ俺は仕事に戻る そう言い残してエフの念が遮断された。古いタイプというだけあって、擬態をしながら念話をするのは不得手なのだろう]


儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 22時頃


[涙声が返ってきて、すこし驚いた様子。]

 えっ……もしかして、エフは泣いていますか?
 いいんですよ、気にしなくて。
 わたくしだって手入れを怠れば錆だらけになりますし……

[しゃあしゃあと言う。元の体はそういう生態らしかった。]

 ともあれ、状況はわかりました。エフは多忙ですからね。
 お互い、うまく立場を利用することといたしましょう。

[声だけなので手を振ったりはしないが、一旦エフに別れを告げた。]


【人】 儺遣 沙羅

― 医務室 ―

 あら。こんにちは……もう、こんばんは、かしら。

[話の一段落した頃。
 室内へ入ってきた相手に声を掛けられれば、不思議そうにしつつも挨拶を返し。]

 何方かに、用事?
 御免なさい、私に、付き添って呉れて居たから、待たせてしまったかしら。

[自分の知り合いでは、無いと思う。
 故に、同行して呉れた誰かの知り合いだろうかと思って。]

(198) 2022/05/05(Thu) 23時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/05(Thu) 23時半頃


 信仰のために死を恐れず戦う、なんて兵士も大昔はいたそうですよ。
 まあ、心を病んだ軍人のカウンセリングを請け負うとか、表向きの関係はその程度に留めておいた方が双方にとってよさそうですけれど。
 ふふ、楽しみですね。

[表でグラスを傾けながら、裏ではそんな話をしていた。]


【人】 儺遣 沙羅

― 医務室 ―

 私の……?

[矢張り不思議そうに、首を傾げるも。
 切り出された本題>>203を聞けば、納得した様に、小さく頷いて。]

 ……、……ええ。
 危険生物、というのが如何いう物か、私は知らないけれど。
 皆さんが此れだけ、話題に為て居るのだもの。屹度、大変な物なのね。

[其の申し出を承けて、考える。
 自分に異常が無い事が保証される事に、何れ程の価値が有るだろう?]

(207) 2022/05/06(Fri) 00時頃

【人】 儺遣 沙羅

 ……私の、体調不良自体は。理由の判って居る事だから。
 私自身、其れを不安に思っては、居ないのだけれど。
 他の方が、其の方が安心なら。私は、拒みもしないわ。

[自ら進んで、して欲しい、とは思わないが。
 例えば友人が、是非そうなさいと言うのなら、従うのだろう。]

 でも……若し其れが、限られた人にしか、出来ない事なら。
 貴方が無事で居て欲しいと願う人を、優先して欲しいと、思うわ。
 若し何か在るなら、早くに見附けられた方が、良いのでしょうし。

[病と混同して居る節は在る物の。
 例えば自分に、其の力が在るなら。支えて呉れた『彼女』を選んだだろうと、思ったから。
 御節介では在ろうけれど、心から、然う言った。]

(208) 2022/05/06(Fri) 00時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/06(Fri) 00時半頃


【人】 儺遣 沙羅

― 医務室 ―

 教えて呉れるなら、是非。
 怖い話は、不慣れだけれど。御伽噺では、世界は動いて居ないのでしょう?

 "神の加護"が在るなんて言われて居ても、其の"声"なんて、結局一度も、聞いたことは無いし。

[セジの子には、然う云う伝承も在るとは、言われているらしいけれど。
 少女自身は此れ迄、一度も然う云う経験はして居なかった。
 ――或いは、"その条件を満たしたことが無い"のかも知れないが。

 今は、御伽噺でも伝承でも無く、本当の事を知りたい。此れ迄は教えて貰えなかった、多くの事を。
 その望みに、絶対に応じる、と力強く言い切って呉れる事>>209を、嬉しく思う。]

 ふふ。された事を、知る権利が有る、なんて。
 考えた事、無かったわ。

[続けて提示された理由に、くすくす。と笑う。
 言葉の示す内容を考えれば、笑うのは不釣り合いかも知れないが――其れでも、笑いたい気持ちだったのだ。]

(211) 2022/05/06(Fri) 02時頃

【人】 儺遣 沙羅

 理由は解って居ても、仕組みは解って居ないのだけれど……。
 でも、然うね。宇宙は、広いのかも知れないわ。
 届く範囲に、……奇跡は、在るかしら。

[後半はぽつりと、呟くように。余り期待を寄せ過ぎては、障るから。
 其れでも胸の奥に、此れ迄と違う何かが、芽生えつつ在る。
 生まれて初めて、『自分』を見留めてくれる人達と会って、話して。少しずつ、何かは変わり始めている。]

 捉え方が、違う……

[然う>>210言われれば。己の無知は明白で在るので、其れ故だろう、と考えた。
 危険生物について、詳しく教えて貰えるなら。其れで屹度、判るだろう、とも。]

(212) 2022/05/06(Fri) 02時頃

儺遣 沙羅は、メモを貼った。

2022/05/06(Fri) 02時頃


【人】 儺遣 沙羅

─ 医務室 ─

 PJさん。
 私は、サラ。

[告げられた名>>213を繰り返すと、自身の名を伝える。
 そして其処からは、じっくりと話に耳を傾ける。
 時に難しく、或いは境遇の前提が違い過ぎて、理解が及びきらず、応える言葉に至れない事も多かったが。
 其れでも、真剣に耳を傾けた。真っ直ぐに自分に向けられて居ると感じたから、受け止めたかった。
 自分からも、話した方が良いのかしらと、思いもしたけれど。それは、聞き終えて、望まれてから、と──染み付いた、受身の姿勢で。]

 私が、決める事?

[話が其処>>214まで進んだ時、つい、然う口にした。
 少女の此れ迄に於いて、全ての事は、神でも自分でも無く、他人が決める事で。
 御伽噺は美しくとも作り事だと、少女が思ったのは、其れ故でも在った。
 自分で決める事を、望まれた事は無かったのだ。]

(220) 2022/05/06(Fri) 03時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 此の部屋での検査の結果は、此処に在るわ。
 大した事は、判らないみたいだけれど。

[見ても構わない、と差し出すが、医務室での検査結果の紙面には、少女を戒める物の正体は書かれては居ない。
 しかし其れは、病でも呪いでも無く、宇宙の何処かで編み出された、人為的な措置だ。
 適した、特殊な『解き明かし方』で在れば、解決は出来るのだろうが──其処に至る迄『逃げ』続けるにも、別の助けが要る。
 其処までの願いを持てる程、少女は自身の価値を信じられず。故に、態度を決めきれない。
 あなた次第では、と云う言葉>>215の通りなのだろうに。其れを其れとは、未だ、解らない。]

(221) 2022/05/06(Fri) 03時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 ──え?

[語られた『危険生物』の例>>217は、無知な少女の想像等、遥かに越えていた。
 身体の中に入り込み、自覚も無く死なせ、危険生物に変える。
 其れから周りに、危害を及ぼす。
 御伽噺のどんな怪物よりも恐ろしく、悍ましい。
 其れは、現実に居る存在として、語られて居るのに。

 少女はそっと、口元を抑えた。微かに震えて居る。
 『まるで知らない』物に、恐怖心は覚えないが。
 『半端に知って』しまえば。必要以上にも、恐れは募る。]

 …………調べて、呉れる?

[震える声で、少女は小さく、然う口にする。]

 其れで、本当に私が、其れに為っていたら、

(222) 2022/05/06(Fri) 04時頃

【人】 儺遣 沙羅

[──為っていたら?

 為っていたら、如何なるのだろう。如何したいだろう。望める事など在るだろうか。
 無いのだろう、と思う。駆除製剤等も在るそうだし、一刻を争って駆除される。何より既に死んで居るなら、生きたい等と願うだけ滑稽だ。

 どうせ、死ぬなら。何が為たいだろう。
 此の船なんて滅びれば良い、と、一瞬だけ、此れ迄知らなかった様な黒い意志が沸き上がって。
 けれど、周囲を見れば、忽ちに萎んでしまう。

 少し前なら、屹度本気で思っていた。懐古趣味と退廃趣味に溢れた、莫迦みたいな船。乗って居るのも、『旦那様』や、自分を育てた者達と、大差無いと思って眺めて居た時なら。
 今は──今はもう。其れを望むことも出来ない。]

 ……、……『旦那様』も、乗っていたら良かったのに……

[遣り場の無い感情は、絞り出すような、呻きにも似た言葉と。
 閉じた侭の瞳の端から、一筋流れる涙と成って、零れ出た。]

(223) 2022/05/06(Fri) 04時頃

【人】 儺遣 沙羅

[けれど此れは、『最悪』の想像でしか無い。
 判断を出来ると云う人を目の前にして、その判断の前に、嘆く様な事ではない。

 瞬間の感情の波が過ぎれば、然う思い直して。
 零れた涙を、己の指でそっと払う。]

 ……御免なさい。
 とても、怖い話、だったから。

[取り乱した非礼を詫びて。改めて、ゆっくりと頭を下げた。]

 私が、疑わしいのなら。調べて。──お願い。
 然うするべきだって、思うから。

[けれど、若し本当に、そんな事に為っていたなら。
 『商品』の筈が、台無しに為っていたなら。
 良い気味ね、と、思う位は、許されるだろう、と──内心では矢張り、然う思った。**]

(224) 2022/05/06(Fri) 04時頃

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