31 私を■したあなたたちへ
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――未明
[半端な体勢で寝たからだ、真夜中に一度目が覚める。 通信欄を一度覗いたものの特に情報は増えていない。]
……まだ顔を合わせてないのは。 卯木と、……キャンディか。
[もう寝ている可能性が高いだろうが、 連絡ぐらい構うまいと、アポロに指を滑らせる。]
(10) 2023/11/19(Sun) 00時頃
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(卯木へ個別送信)
『 夜分どうも
まだ会ってなかったと思って連絡したよ。
明日にでも、時間が合えば
どこかで落ち合わないか。 』
(キャンディに個別送信)
『 よう。るくあのおにーさんだ。
遊園地楽しんでるか? 』
(密星に個別送信)
『 お嬢ちゃん覚えてるか?
昼間はどうもな。
あれから、何か判ったことあったかい? 』
|
[三件のメッセージを送ると、ふあと欠伸ひとつ。 肩回りを軽くストレッチした後、再び目を瞑る。**]
(11) 2023/11/19(Sun) 00時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/19(Sun) 00時頃
(煙崎灰羅への個別メッセージ)
『おはようございます。
私は少し気になることがあって
今日はギャラクシー・ランドの
銀の館に行く予定なのですが、
よろしければご一緒しますか?
私は今はホテルにいるので、
ギャラクシー・ランドに到着するまでは
少々時間がかかるのですが。』
|
――朝:管理塔
[次に目が覚めた時は日が昇っていた。 軋む身体をほぐして、館内の様子をチェックする。 アポロには卯木からの返信があった。 通知欄を見ると、まだそう時間は経っていない。
>>38 坂理からは与り知らぬところで お断りされていたが、無論気づく由もなく。 彼との勝負で己が得るものはなさそうだ。 自然優先度の下がる「そのうち」は縁があれば 実現するだろう。]
(51) 2023/11/19(Sun) 11時頃
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(卯木へ個別送信)
『 銀の館で気になること?
そう言われるとこちらも気になるな。
メシ食ってから俺も行くよ。 』
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[メッセージを返信して塔を出る。
まずゲート近くのロッカーに預けっぱなしの 荷物を回収し、昨日も寄った休憩所で軽食を取った。 ドリンクメニューの一部には疑問が残るが、 フードメニューはなかなかレベルが高い。 中央カフェでは、もっと趣向を凝らしたメニューが 楽しめる筈だ。>>18>>19>>20>>21]
今日も暑くなりそうだねぇ……。
[呟いて、ロッカー近くにあるスタッフ用の 簡易シャワールームで汗を流し、着替えを済ませる。 ゲン担ぎするでなく、しかし随分長くなった髪を結んで ただの飾りの役目しか果たしていない煙管を手に取った。*]
(52) 2023/11/19(Sun) 11時頃
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――プラネタリウム「銀の館」
[遊園地のテーマを考えると、 プラネタリウムは逸脱したものではない。 確か、るくあからの要望にあったものだったか、 己は特に関与もせず、然して気にも留めずにいたが。]
よう。マスターだよな? 視えないものでも見えたかい?
[>>50早見盤の掛かった壁近くその長身はあったろうか。 天井の星を見上げる男に軽口を叩くように。**]
(53) 2023/11/19(Sun) 11時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/19(Sun) 11時半頃
(灰羅へ個人送信)
『 お 兄さん、初めまして。
いえ、もしかしたら、園の入口でお会いしましたか?
そうですね、楽しいです。
まるで、るくあの好きな物ばかり集めた
おもちゃ箱みたいで、目移りしてしまいます。
本当は、るくあもここで、
みんなと一緒に遊びたかったんでしょうか。
そう思うと、やるせないです。』
お義兄さん、と打ちかけてさすがに訂正した。
『ところで、お 兄さんはるくあから、
ボクのこと、何か聞いていますか?』
るくあは多分、配信者キャンディとしての姿は知らないはず。るくあが中学校を卒業した後、未練がましく彼女を"見守る"ためにしばしば県境を跨いで生活圏内をうろついていた時も、群衆に溶け込む目立たない恰好をしていたから。
この場に居ることを求められたのは、どちらの自分なのだろう。
単純なブラフのつもりで、送信する。
(一斉送信)
『夜分にごめん! 🍬だよ!
ボクの大事なもの、
園内に落っことしちゃったかも知れないんだ!
すごい汚れちゃってて、
灰色っぽい紐というか糸で編んだ、
ミサンガっぽいやつなんだけど。
どこかで見かけたら届けて欲しい。
もしかしたら、ゴミと間違われて
捨てられちゃったのかも知れないけど……。
モナリザにも、探して欲しいって伝えてはおく。
本当に、大切な思い出の品なんだ。
よろしくお願いします。
じゃあ、おやすみなさい。』
せめて、とホテルの入口まで自分の辿った道を探し歩いてみるも、結局見つけられずに失意のまま眠るしかなかった。*
(一斉送信)
キャンディおはよ。昨夜は寝てしまってたよ。
僕は見かけなかったけど……サバゲーの他に何処行ったんだろ。
今日は地面見ながら歩いてみるね。*
前日:(キャンディへ個別送信)
『 そうそう、入り口付近に居た。
キミは目立つからな、覚えていたよ。
いや、るくあからキミみたいな友人のことは
聞いていなかった。
だから 驚いて、昨日は見てしまったんだが。
仲がよかったのかい? 』
|
――前日
[キャンディ(敢えてこう呼ばせてもらおう)に メッセージを返したのは、前日の管理塔で。 キャンディの本名、るくあとの関係は おおよそ知っているが、 ――感情の問題は知らない、 それは己の領分ではない。
配信者キャンディという肩書について、 るくあから聞いたことも、残されたデータにも 記されてなかったから。*]
(77) 2023/11/19(Sun) 13時半頃
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――現在:銀の館
あァ、るくあの兄、灰羅だ。 まあ呼び方は何でもいいさ。
[>>67 調べでは己より少しばかり年上の男に、 おにーさんを自称するのは差し控えることにして。
年が近しい故の共通項だ、 懐かしい歌詞になぞらえた表現に>>68 僅か唇の端を上げる。]
(78) 2023/11/19(Sun) 13時半頃
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実在しない星?
[ミスか意図的なものか、眉を顰めて、 卯木の指の示す箇所を注視しようとして。 確かこの場所の辺りに――――過る思考と同時。
小さく硬い音が、暗い館内に響いた。 呼応するように、揺れとともに、 どこかから大きな音が鳴渡る。]
……何だ?
[地響きのような音と場所の座標で 何となくの推測はついた。]
(79) 2023/11/19(Sun) 13時半頃
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[しかし、こんな仕掛けは知らない。 行ってみようと、短く答えて。>>69]
地下迷宮にでもなってんのかね?
[アトラクションのひとつであるかのように 茶化した声を上げてみたが、 開いた床から地下へ続く階段が、 今の音で現れたのは明らかだ。>>70 ために、声音には幾らかの緊張を孕む。 随分勘のいい男だ、内心で抱きながら。*]
(80) 2023/11/19(Sun) 13時半頃
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『 これ? 』
短い文章には、くすんだ色合いの
ほつれた糸の写真が添付されている。
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――銀の館→地下
そりゃ降りるだろうよ。
[>>90 卯木の問いには一も二もなく頷いて。 空気の匂いだったり物音だったり、 一応は気にする素振りを見せはしたが、 目に見えた危険はないだろうと踏んでいた。 階段を降りきれば、人感センサーでライトが灯る。 そこには、馴染みのある造りの研究所施設が 残っていたことだろう。]
(99) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
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それで、話の途中だったな、 ……俺が犯人ではないとすると、
そうだな、大切な妹が急死して、 妹の名を騙った手紙とともに、 突然、実は殺されたのだと告げられて、 容疑者のひとりに上がっている……と。
勿論、驚いちゃいるし、判らんことだらけさ。 しかし今は何といっても、真相を、 犯人を見つけ出さんことにはな。
アンタ、マスター、心当たりはあるか?
(100) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
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[地上階のプラネタリウムよりも明るい室内では 表情も視認できる。 己の声には今も困惑や怒りといった感情は 乗っていないだろう。 軽忽な口ぶりは、卯木の疑念を晴らすものでは ないように思われたが。
それでも、昨日と然程変わらぬ様子で。*]
(101) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
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(煙崎さんへ個別送信)
おはようございます。
こちらこそ、昨日はありがとうございました。
私はあれから、坂理くんと中村さんにお会いしました。
坂理くんは、るくあさんとの関係性もあって
(きっとご存じですよね)その線も見ていたのですが
お話をしてみて、まず犯人ではないと感じました。
根っこがとても真面目な良い子なのだな、と。
中村さんは深くお話をしたわけではないのですが
るくあさんのことで、何だか
思うところがあるご様子に見えました。
でも、感じの良い方だったので、対話はしやすい方かなって。
これって、あなたがもうお二人に会っていたら
あまり重要ではない情報になってしまいますね。
そちらは、何か見つかりましたか?
……
(キャンディさんへ個別送信)
はじめまして、密星です。
早めに寝入ってしまって、気付くのも
お返事も今になってごめんなさい。
失くしもの、心配なことと思います。
昨日の園内でそういうものは見かけませんでしたけど、
今日も気を付けてみてみますね!
(坂理へ個人送信)
『そっ そ そ れ だ ―――― !!!!!🌟
見つけてくれてありがとう!!
感謝感激雨霰!!!!
どこに居るのかな、すぐ取りに行く!!
何ならホテルのフロントかロボの誰かに
預けておいて貰っても!!』
(一斉送信)
『ボクの落とし物を
気にかけてくれた人たち、ありがとう!
無事、捨てられず見つかったよ!!
お騒がせしちゃいました🙇
P.S.
キラ様には、下を向きながら歩くなんて
似合わないと思うボク』
坂理の返信が全体宛だったことに気付かぬまま、報告メールも打っておいた。
(朝方:密星へ個別送信)
『 おはようお嬢ちゃん。
坂理くんとは喋ったが、
中村とは話してはいないな。
思うところ?
……そうか。いや、ありがとうよ。
俺は顔馴染と会っていた。
雛子っていうんだが、いい子でね、
俺からは少しばかり疑いにくい。
今日はこれから卯木と会う予定だ。
銀の館っていうプラネタリウム。
何か、気になるものがあるらしい。 』
|
――朝方
[密星に返信した後、 もう一度その文面を眺め首を傾げた。]
真面目な良い子……?
[人には様々な側面がある。 また、対峙する相手次第で異なる性質が 表れたり、引き出されたりもするんだろう。
中村――キラ様はるくあの好きな歌舞伎役者だが、 彼の立場から考えても親密な関係ではないと 捉えていた。 そのため、密星のメッセージの一節に 引っかかるものはあった。**]
(120) 2023/11/19(Sun) 15時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/19(Sun) 15時半頃
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/19(Sun) 15時半頃
『 リボンの似合うモナリザが、
大事に預かっていてくれていたよ。
礼なら彼女(?)にどうぞ。
了解。
なら、フロントに預けておこう。 』
(綺羅さんへ個別送信)
今、どこに居ますか?
気になる乗り物を見つけたので、今日も一緒にどうかなって思って。
良かったら、気が向いた時にメッセージをください。
(煙崎さんへ個別送信)
『 いいえ、犯人捜しの
情報になればよいのですけど。
雛子さん…、海透さんですね。
私はお会いできていないんです。
でも、心に留めておきますね。
プラネタリウム…… に、
気になるもの………? 何かしら。
私では見当もつきませんが、
お二人ともお気をつけて。 』
『 さっきはお伝えしなかったのですけど、
もうひとつだけ、
(消去)
気になることがあって。
お伝えしたいことも。
お時間空きましたら、どこでもいいので、
5分、10分、お会いできませんか。 **』
(一斉送信)
キャンディの落とし物見つかったんだね、良かったーー!!
みんな上を向いて歩けるね👍
(個別送信→雛子ちゃん)
うん?今はカフェでモーニング食べてたよ。
気になる乗り物?いこいこ!
その前にちょっと僕、レンタル衣装屋で自分の服とスマホ回収してから向かうね。中央カフェあたりで待ち合わせでいい?
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――地下研究室
その疑念はもっともだ。 犯人が死んだとして、 こんな大掛かりで莫迦げたことをするヤツが 素直に俺たちを解放するのか?
犯人もだが、どこかに潜んでるだろう招待主を 引き摺りだす必要も――ある、と思うよ。
[>>125 信用できないと口にする卯木には もっともらしく頷いてみせた。]
(151) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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[しかし今、この相手に己がその招待主だと 明かすわけにはいくまい。 腕っぷしまでは判らないが、己より上背があって、 敏く、まともな思考の組み立てのできる男だ。 捕えられでもしたら元も子もなくなってしまう。]
(152) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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……そういや、あったな。 生と死の境界。 正確なフレーズは覚えちゃいないが、 そんなことは言っていた。
あの年頃の、娘の言う話は、 俺には理解できんことが多い。
[ブラックジョークに心当たりはなかったが、>>127 もうひとつの話題は印象深かったため>>1:99 その横顔とともに記憶に残っていた。]
(153) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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[思考に沈もうとしていた意識は、 不意に砕けたものとなった卯木の口調で 浮上する。>>129 慰めや鼓舞というより、それは男の吐露に思えた。 穏やかな声音に虚偽の響きが含まれていないか、 それを探ろうとすることすら、引け目を感じるような 真摯さを伴って。]
(154) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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まあ……あれに対しては 偽りなく向き合ってきたつもりではある。
なあ……、努力ってのは、 それが善き行いに対して払われるものじゃなくとも 肯定できると思うか?
[卯木の前提に照らし合わせれば、 己は『生きている』カウントから外れた相手に なるのではないか。 何といっても会ったばかりの、 互いの事情も理解していない相手に。]
(155) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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何てな、 アンタがるくあと、 るくあだけじゃなく俺にまで 真面目に向き合おうとしてんのは感じたよ。
あいつも、アンタと話してる時間は 実りあるものだったんだろうと思う。 [そんな言葉で区切りをつけるように。 応えられるかどうかは別としてもだ。
開かれた扉の先に足を踏み入れる。>>133 卯木が一冊のノートに手を伸ばす間、 室内に視線を彷徨わせた。*]
(156) 2023/11/19(Sun) 18時頃
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(綺羅さんへ個別送信)
ありがとうございます。
中央カフェで待ってますね。
私、朝食を食べながら待っているので。
ゆっくり来ていただければ。
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[仮眠室らしき部屋に他に見るものは ないように見受けられた。]
ノートに気になることでもあったかい。
[尋ねはしたものの、たいして期待していない。 別の場所を見てみようかと思案しながら、 アポロに手を伸ばす。]
(166) 2023/11/19(Sun) 18時半頃
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(密星へ個別送信)
『 地下に続く仕掛けと地下室があった。
気になること?
判った、ここ出たら連絡する。 』
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[密星にメッセージを返す。 プラネタリウムの仕掛け以外にも ギミックが隠されているのか。 ここに集められた誰かに関する疑問か。
文面だけだと伝わりづらいものもある。 壁に凭れて、実在しない星のことを ぼんやりと考える。**]
(167) 2023/11/19(Sun) 18時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/19(Sun) 18時半頃
(密星さんへ個別送信)
『 初めまして。昨日こちらで紹介させていただいた
菊水と言います。
煙崎さんの中学校時代の担任をしていました。
密星さんは高校時代の養護教諭だったと聞いています。
だからというわけでもないのですが…
おそらくあなたが一番良いだろうと。』
『特に急ぎの用事ではありませんので、
そちらのご都合のつくときで結構です。
すぐに…10分もかからない話なのですが、
一つだけ確認したい事があります。
なるべく公的な場所にお勤めの方に確認したい事ですので…
お時間ある時で全く構いません。
ご都合の良い時に連絡をいただければと。』
(煙崎さんへ個別送信)
『 地下室?
プラネタリウムに……?
あ、ありがとうございます。
こちらも、少し用事を済ませていますので
落ち着いたら、連絡ください。
というか…地下って、安全なのかしら?
変なことがあったら、煙崎さんも卯木さんも
避難してくださいね?
(お返事不要です) 』
(菊水さんへ個別送信)
『 菊水さん、ご連絡ありがとうございます。
中学生時代の先生だったとお聞きしたので
私も一度お会いしたいと思っていました。
確認ですか?
私でお役に立てるとも思えないですけれど
お話、聞かせてください。
菊水さん、今、どちらにいらっしゃいます?
こちらから伺います 』
|
――地下研究室
[>>181 秘密。 さて、るくあの名を使ってここへ呼びつけた。 それ以外に何か持ち合わせていただろうか。 考える間にも卯木の話は続く。]
臆面もなくなぁ。 そういうのは小っ恥ずかしくなるタチなんだ。
あァ、……まあ、 確かにあったんだろうさ。
[愛という単語は口に出さなかいが、大切な妹だった。 しかし、今、己がやっていることは るくあを思ってのことではない。 ただの復讐行為だ、それは理解している。]
(211) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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いいね、健全だ。 揶揄してるんじゃないぜ。 ありがたいと思ってる。
[>>186 男とるくあの関わりを聞いて、相槌を打つ。 己の覚えている限り、 るくあは以前は洋菓子の類を好んでいた。 いつの間にか嗜好が、渋めの茶や和菓子に 移っていったのは味覚の他に、その場所自体を 好んでいたからではないかと思えたからだ。]
(212) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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だから、罪滅ぼしなんて考えなくていいさ。 あんたが殺した張本人てワケじゃないならな。
[恐らく違うのだろう。 これはただの直観――あるいは少しばかり願望の入った に過ぎない。]
(213) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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[仮眠室の中で、卯木はノートを捲っていた。>>188 然程意味深いものと思っていなかったため、 暫くの間は見るともなく眺めて。
しかし、やがて男の様子が強張ったものに なっていることに気付く。 こちらの呼びかけにも反応しないため、 歩み寄ると、]
……おい、何が。
[男の言い回しは含む不審な響き。>>190 丁度足元の床に落とされたノートを拾い上げた。]
(214) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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これは何だ?
[己の知らない妹の像がそこにあった。]
(215) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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[ノートの内容だと、 まるでるくあが研究所の人間を 意のままに操っていたような記述だ。
表紙裏に書かれたサインは紛れもなく 己もよく知っている研究者の名と筆跡で、 優秀で所内でも評判の高い人物のものだった。]
戯れ言を……、
[一笑に付そうとするも、では何故いきなり 施設が閉鎖され、こんなテーマパークが出来たのか? という疑問が突きつけられる。]
(216) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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…………。 …………。
[そんな筈はない、口にしたつもりの言葉は 音に乗らなかった。**]
(217) 2023/11/19(Sun) 22時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/19(Sun) 22時半頃
(密星さんへ個別送信)
『よかった、それなら来てもらえますか。
そんなに大した話ではない…
いえ、少なくとも煙崎さんを殺したという人を
探すのには役立たないかもしれないけれど。
私は今遊覧船に乗ってます。
一周するくらいならちょうどいい時間になるかも。
乗船場で待ってますね。』
(菊水さんへ個別送信)
『遊覧船ですね。わかりました。
今から急いで向かいますので、お待ちください』
|
――地下研究室
[>>224 卯木が自身を恋愛偏差値底辺と 考えていると知れば首を傾げただろうが、 それは己の知る由もない話。 >>225 続く対処法には曖昧に頷くに留めた。]
感謝されることか…? ……調子が狂うな。
[ふうと溜息を吐いて、煙管を首の後ろで とんとんと叩く。]
(240) 2023/11/19(Sun) 23時半頃
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[先ほどまでの折り目正しい佇まいではなく、 常からその笑みを向けていれば>>226 こうはならないのではなかろうか。>>1:180 しかはし、やはり与り知らぬ話だ。
そして、仮眠室での動揺がある。]
(241) 2023/11/19(Sun) 23時半頃
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……? ……ああ。
[卯木の声に気を取り直す。 呆けていたのは時間にしてほんの十数秒程。 しかし、まだ理解が追い付かずにいた。]
戻ろう。
[短く答えて部屋を出ると、階段を上る。 明るい地下室から暗い地上階へと。]
(242) 2023/11/19(Sun) 23時半頃
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[人口の星の煌めきだけが光源の一室で、 ふ、と息を吐く。]
……さっき書かれてたのは、 いや…………。
[取り留めのない呟き。 館内は空調が効いていたのにイヤな汗を かいている。]
俺は……少し、休んで 考えを整理する。
[そう言って、足早に館を去ろうとするだろう。**]
(243) 2023/11/19(Sun) 23時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 00時頃
(坂理へ個人送信)
『誤解(何の?)なきよう言っておくけど、
僕は、黒須ワは、歴とした男だからな。
🍬の恰好は、女形のキラ様リスペクトなだけで、
いつの間にか後に退けず……。
まあそういうことだ。返信は要らない。じゃあね。』
女が好きな女でも、女装趣味の男でも、坂理の知ったことではないだろうが、妙に拗らせた対抗心と勢いで謎の釈明を送り付けた。
(下書きフォルダの未送信メール)
『じゃあ間違って招待されてしまったのでしょうか。
だとしたら、ボクだけでも、
この島から出して貰えるかも?』
灰羅への返信が随分と遅れてしまった。当然なのに、るくあが自分のことを身内に語ることはなかったのだと、事実として知らされてしまったらもう立ち直れない。坂理と相対して、多少なりともその人柄に触れて、格の違いを見せつけられた後だから、余計にだ。
モナリザと坂理には素性がバレてしまった。遅かれ早かれ、招待者の耳に入る可能性がある。白々しいメールの文面にDEL連打して、打ち直した。
(灰羅へ個人送信)
『仲が良いどころか、どちらかと言うと、
嫌われたり迷惑がられたりしてそうです。
黒須ワ、なら……何か聞いていますか、お 兄さん。』
『 え。そうなんだ。
すごうね。全然わからなかった。
ワくん。メイク上手いね。
そういえば煙崎さんが言ってたよ。
ワくんのこと。
大切で、大好きだったって。 』
|
――触れ合い公園
[開発者の腕が卓越していたためか、どこかから 秀逸な演奏が聞こえてくる。>>280
残念ながらというべきか、常からか、 音楽を楽しめる気分ではなかった。 芝生に地上絵のごとく刈り込みの入った緑地が 程なくして視界に入る。 「触れ合い公園」と書かれた石造りの看板が 通路との境に立てられていた。 倒れるように寝転ぶと、人口のものではない 芝生の匂いが鼻をついた。]
(281) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
[地下にいたのはそう長い時間ではない。 なのに、長い年月かけて蓄積したような疲労感が 身体の隅々にまで及んでいるようだった。
地下室で見た手記。 あれに書かれていたことが真実なら、 研究所の人間に、己に自由意志などなかった?]
……いや、そこまで明確なことは……、 しかし……。
[るくあが宇宙をテーマの遊園地を望んで、 彼女のために作りたいという願いすら、 操られて生み出された感情だというのだろうか。]
(282) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
[暫く身体を投げ出していたが、 やがてアポロに手を伸ばした。 通信を新しい順に遡って、己へのメッセージに 目を通す。
キャンディ――黒須からの送信があった。 彼と坂理柊の邂逅も、屈折した思いも知らないため、 返信の遅滞の理由に至らずに。 また、特に気にすることもいなかった。]
(283) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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(黒須へ個別送信)
『 黒須くん、な。
名前は聞いていたかもしれない。
中学時代だろう?
いや、るくあは誰のことも
悪く言ったことはなかったよ。 』
|
[黒須が中学時代の知り合いだということは、 調査して知ったことで、実のところ 記憶に残っていない。
ただ、この青年を嫌ってはいなかっただろう。 己の知るるくあを想起すると、 そうとしか思えないのだが。 今はその像が朧なものになりつつあった。]
(284) 2023/11/20(Mon) 12時頃
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(密星へ個別送信)
『 身の安全ということなら問題なかった。
今は銀の館を出て、触れ合い公園で寝てる。
用向きが終わったら、起こしてくれないか。 』
|
[次いで、密星に返信を。 己と卯木の安全を気にかける一文に、 彼女の人となりが垣間見える気がした。
黒須の失せものへの遣り取りは、早々に 片が付いたらしい。 視界の端で流れを追って、芝生の上で目を瞑る。 ロボット達の演奏会を子守歌に、 間もなく意識を手放した。**]
(285) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 12時半頃
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[>>296 その楽器はどこで手に入れたものか、 己を見下ろす秀麗な面を、寝入りばなの、 驚きと呆れが混じった顔で見上げて。]
どうせ起こされるなら、 もっと可愛げのあるコが良かったなァ。
[生きてるか? と 昨日送ったメッセージの意趣返しか、 天使たちも眉を顰めそうな坂理の笑顔に、 少しばかり気の抜けた軽口で返す。]
(303) 2023/11/20(Mon) 14時半頃
|
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……そこまで、捨て鉢になっちゃいない。 ああでも、おかしな形の日焼け跡が できずにすんだことには礼を言おう。
それに、坂理くんとは約束があったな。
[半身を起こして、今にも駆け出さんとする背中に、 聞こえただろうか。>>298]
(304) 2023/11/20(Mon) 14時半頃
|
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俺が招んだんだよ。
[聞こえたとして、その修飾のない一文の意味が 正しく伝わったかどうか。 坂理の姿が見えなくなると、息を吐いて立ち上がる。 公園の、丸く刈り込まれたトピアリーの並びに 移動して、その影に足を投げ出した。
難解でいて緩やかな旋律に 悪夢を寄せ付けない効果があったか判らない。 それでも、先ほどより疲れは 癒えている気がした。** ]
(305) 2023/11/20(Mon) 14時半頃
|
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 14時半頃
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[坂理の性嗜好は聞き及んでいない。>>315 何しろ「るくあの彼氏」という認識でいたのだ。 片想いばかり? るくあ以外にも気のある相手がいたのだろうか。 時期如何によっては聞き捨てならない。 しかし、覚醒前したばかりの頭は 軽口の類だろうと聞き流す。
ここにきて、何度目か耳にする感謝の言葉。>>316 本気で口にしているとは無論思わないが、 意図は正しく伝わったようだ。]
(329) 2023/11/20(Mon) 17時頃
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[応えるより早く、 その姿は小さくなっていった。>>317
控え目に言って風変わりな青年だ。 今になって、本当は恋人同ではなかったのでは? という感想を抱く。何にせよ今さらだ。]
叶えるさ。
[――――望み? 唱えるまでに生じた間隙には気づかずにいた。*]
(330) 2023/11/20(Mon) 17時頃
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――公園
[>>314 一目で判るほど疲れた顔だったならば、 己もまだまだ修行が足りないのだろう。]
少しぼんやりしていた。
[額に手を当てて、彼女との遣り取りの記憶を遡る。 撮影は恙なく終えたのだろうか、 一瞬横に逸れた思考を正して、ああ、と 得心した呟きを落とした。
どんな顔で向き合うのか、 考えあぐねているような表情に見える。 小さな気合いの声とともに立ち上がり、 立ち尽くす密星の隣に並ぶ。]
(331) 2023/11/20(Mon) 17時頃
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場所を変えよう。 どこか行きたいとこあるかい?
[地上絵らしき刈り込みだけが目立つ公園には ベンチもなく、会話には不向きのようである。 演奏会の音楽は、その頃には 急激なジャンル変更をしていただろうか。 服と髪に付いた芝生を払い歩き出すと、 少し先に「惑星パーティ」という名の アトラクションが見えてきた。>>260 いわゆるコーヒーカップという乗り物だ。 落ち着ける場所ならどこでもよかったが。 ちら、と様子を窺う。 **]
(332) 2023/11/20(Mon) 17時頃
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――「惑星パーティ」
初心者? へえ、遊園地に来るのは初めてか。
[箱入りなのだろうか。 るくあから聞いた話と、世慣れていない雰囲気で 納得できなくもないのだが。 訪れたことがないのなら珍しいと思える。]
初心者へのオススメは宇宙遊泳だな。
[凝ったVRと急降下のスピードと角度が売りの ジェットコースターをしれっと勧める。]
(339) 2023/11/20(Mon) 18時半頃
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[選ばれたアトラクションは、 カップの代わりに太陽系の惑星が回るという ポップな仕様のもの。]
懐かしいな。 惑星の大きさがバラバラだ。 水星……月もあるのか、は、一人乗りだと。
[実際の比率とは異なるだろうが、 木星や土星は大きい球形をしている。 密星に希望がなければ、 手近なものに乗り込んで腰を下ろす。]
(340) 2023/11/20(Mon) 18時半頃
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……で、気になることってのは?
[中央のハンドルを切らなくとも、 ゆっくりと惑星は回り始める。 少し身を乗り出して、本題を切り出した。*]
(341) 2023/11/20(Mon) 18時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 18時半頃
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[乗り込んだ天王星は地球より透明感のある青色で 球体の周りの環がホログラムで再現されている。
膨れると少し幼く見えたが、>>345 空気が弛んだのは一瞬、惑星が回転しだすと 密星は淡然とした様子で話しはじめた。]
違和感の、繋がり。
[彼女の言葉をなぞる。 その前に零した今朝までの疑問については 一旦スルーして、この遊園地への質疑だ。]
(373) 2023/11/20(Mon) 21時頃
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そうだな。 ここは、前は研究所だった。 以前……といってもそう昔のことじゃない。 一般じゃあまり知られていないが、 病理研究所としてはそこそこ名が知れていた筈だ。
俺は以前ここに勤めていてね。 ただ、急に閉鎖されることになったんだ。 研究所からテーマパークへ。 こんな場所に、人が集まるかは判らんがね。
[卯木と見つけた仮眠室には、 研究所に纏わる資料はなかったが、 地下の研究施設は広い。 隠し立てしたとて、遅かれ早かれ露見するだろう。]
(374) 2023/11/20(Mon) 21時頃
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[密星の想像する荒唐無稽なこととは何だろう。 探偵のように謎を解明しようとする彼女が 犯人だということもあり得るのだろうか。]
今回の件のために造られた? そうなると、るくあを殺したヤツとここへ 呼びつけたヤツが同じ……、 映画なんかだと、最近じゃ珍しくもなくなった アレだろ。 るくあを殺した時からもうゲームが始まってた っていうやつな。
…………で、第二は?
[回る景色を眺めることなく、球体の内壁に背を預けると、 問いの続きをうながす。*]
(375) 2023/11/20(Mon) 21時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 21時半頃
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――惑星パーティ
[遊園地に行く願いが叶うと るくあは養護教師である彼女にも言っていたのだ。 切ない――――? 捻じ曲がった力の介在しない 純粋な願いであるならそうなのだろう。>>190
先ほどの地下での手記を想起していると、 躊躇った声が落とされる。>>387]
(394) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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――――? 何を……、 あいつはそこまでは話していないか。 俺たちは施設育ちだったんが、 兄妹揃って引き取られたんだ。
年も離れて、顔も似ちゃいないが 実の…………。
………………?
[その問いを直接投げられたのは初めてだった。 いや、彼女の死から半年。 そろそろ効力はなくなってきたのかもしれない。]
(395) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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『 あのね 』
『 私
”お兄ちゃん”が 欲しい の 』
[ある日、その少女は己を見つめて微笑んだ。]
(396) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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[アトラクションはパーティという名の通り、 普通のコーヒーカップと異なる点があった。 ゆっくりと回転していた惑星たちは、突然、 ぐらぐらと揺れ始める。 床が波状に起伏して、緩急をつけて アトラクション内を移動する。
看板横の案内板に注意書きは記されていた。 これが、LV.1の乗り物ではないということを。 ジェットコースター程の激しさはさすがにないが、 それなりの勢いで身体を壁にぶつけてしまう。]
…………っ、
[よく見ると安全ベルトらしき装置も、 座席に備わっていた。]
(397) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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[中央のハンドルでスピード操作できるのは 通常のコーヒーカップと同様のようで、 方向を違えないように廻すことで、 何とか落ち着ける回転速度に戻す。
惑星が通常運行をはじめた頃には、 先刻よりはっきりとした意識を持っていることに 気付く。]
大丈夫か、嬢ちゃん?
[一言安否を尋ねた後、]
(398) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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………アンタの言う通り、 血のつながりはなかった……、 どうやら、俺がそう信じ込んでいた、 だけらしい。
[上書きされた概念の解除はあまりにも容易い。 生気のない声で呟いた。*]
(399) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 23時頃
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