人狼議事


15 青き星のスペランツァ

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【人】 黒い取引先 アリババ

 きみ、きみは――…

[馬鹿、馬鹿だな。ライジ。
残念ながら自分は悪口や罵倒の類を言った事が無い。吐く言葉を失ったまま、静かに音声データを開き数度再生させる。

  『"当たり"を引いた気がするんだ』

クルーでは無く友人としてこれを壊すなら、友人として持って居ても良いよな。
誰にも悟られぬようにデータを複製。壊す前そのままの状態の物を自分の手元に残す。>>42
絶対に誰にも分らない。今も、これからも、その筈だ。

そう言う事が出来てしまう知識だけはあったから、初めて悪い事に使った。]

(54) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 …もう二度としないからな

[もうこんな事するもんか。
罪悪感からのソレではなく、二度とこんな事をさせてくれるなと、二度と会えない男に毒づきながら。
強制的にノイズを流し込み、データ修復が不可能なよう、万が一も無いよう、念入りに破壊した。

がぼ、ごぼん。
溺れた水中で酸素を求め藻掻き苦しむような、そんな大きな気泡が自身の中で泡立ち、次第に消え、データが壊れてしまう頃にはすっかり静かになって居た。

後に残るのは、
さざ波すら無い、静かな暗いみなも。*]

(55) mzsn 2021/11/17(Wed) 00時半頃

きる わかる した。
あとで。

[通信が切れたことにヨーランダはなぜか安心していた。
これ以上話していたらきっと決意が揺らいでしまうから]

[キランディはああ言っていたが、ヨーランダは何も言わずに船を降りるつもりだ。巻き込むつもりはない。ずっと一人で生きてきたから、これからも一人で生きていくことに抵抗はない。
……きっとこれ以上この船にいたら、一人で生きていけなくなるだろうと、誰かがいないと寂しくなってしまうだろうと、今ならまだ間に合うから船を降りると決めたのだから]

[降りたくないみんなといたいと心が叫んでいた。
ヨーランダはその声に耳を塞いだ。
チャーチグリムはキランディが生きてる間は死なない、きっと彼が広めてくれる。彼が何をしたかは知らないが、彼が船を降りる必要はない、彼にはここに仕事がある。誰でもできる仕事しかできない自分と違ってこの船には必要な存在だ。
『ヨーランダ』の正体が露呈した今、ここにチャーチグリムの居場所はない]

[船を降りると決めた、誰にも言わずに、独りで。
結局のところ、これは『ヨーランダ』の緩慢な自殺だ。
チャーチグリムはそれを最良と判断しただけだ]


【人】 黒い取引先 アリババ

[船内の一画、機関室の何処かに破損が生じた可能性があると警告が入る。
圧縮されたガスが漏れ出して居る、と言った表示が技師や船内管理担当者と言った一部の者に通知が行っただろう。

一部の者と言うのは、全体共有されるとパニックが発生するからだ。
どうしようもなくなったと判断が下れば他クルーにも通知が入るものの、今はまだ早期の段階。早めに対処すれば問題は無いが、肝心の現場に通信が繋がらない。

部品の緩みか、もしくは亀裂か。
エラーを吐く数値はこの状態が続くとどうなるか、結果何が起きるのか、もしもの際の対処法等が複数個同時にポップし、今から誰を派遣し何処を修理するかと複数個冷静なやり取りが入る。

幸いな事に原因は破損ではなく部品の緩みらしい。次いで入った通知にやや場が安堵した。
しかし帰還準備どころでは無い。どうするどうなると内部がやや混乱したものの、通信が繋がらないまま早急にガスの数値は安定。
警告停止、回復、帰還に支障無し。
修理完了、若干の揺れは残るものの、それも直ぐ元に戻るだろう。
しかし応答はない。場に居るのは、保安技師であるナユタであった筈なのだが。]

(79) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[機関室で騒動があったという事後報告。
現場に居た筈のナユタと通信が不可能な事、生体反応のない機関室。

態々分けて報告しなくとも、答えは一つだろうに。]

 …、
 船に異常は無いん、だよな

[いちいち確認連絡を入れるのは現場の邪魔になるとは分かって居たが、事の顛末ぐらいは把握させてくれ。
報告書を作るから。

今の所船に目立った異常は見られず、念のため再点検を行ったが帰還に支障はないらしい。

機関室が復帰したという事は彼は仕事を全うした上で死んだのだろうなと、暫しディスプレイの表示に視線を落とす。]

(80) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[駆けつけたクルーの中にはキランディが居たらしい。。>>60
負傷し船に残って居たからだろうが、運の無い人だな、と思った。ライジの件が気のせいでなければ、彼女は三人の死を間近で見た事になる。
彼女にカウンセリングを入れた方が良いのではと、別のクルーに通達しておいた。

遅れて送られてきた写真データには、空っぽの船内服と散乱した工具が映り込み、高圧ガスが噴出したと思しき付近にはペンチが一つ。

作業中の事故であること。
ナユタの体質上遺体は残らず、結果衣服だけが残されて居た事。
ヘルメットの破損具合から、どういった事故であったのか。
現場の安全状態はどうなっていたのか。
船は問題なく動くのか、帰還準備に支障は無いか。

思考はナユタからどんどんと離れていく。
仕方の無い事かもしれないが、仕事熱心すぎるのもどうかと思う。

次の技師を探さなくては。
最終的にそんな考えまで至ってしまい、無性に悲しくなって機材の電源を落とした。]

(81) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[安置室にナユタとライジの遺体が運び込まれる事は無い。
あれば遺品か。ナユタの場合、真っ先に船内服が拾われるのだろうか。
ライジは、分からない。部屋から何か持ち出されるかもしれないし、持ち出されないかも知れない。
誰も居ない台座に、此処にはこの者が眠って居ると、ささやかなネームプレートが置かれるのかもしれない。

『マーレ10』探索中、もしくは活動中に欠けた名前は、記録上ではたったの5人。
たった5人だが、5人で良かったのか、悪かったのか。
分からない。

いつものように機械に埋もれながら、暗い画面の前で暫し黙り込んでいただろう。*]

(82) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:いつもの場所 ―

[帰還準備に伴い、各地に設置した機材の回収を行う。
漏れは無いか落し物は無いか、把握できている分は全て拾い、個人的な落し物は各自厳重に注意するよう通達する。

忘れ物しても、気軽に戻れないのでね。

帰還撤退作業には慣れている。スペランツァ以外の探査船に乗って居た事もある為、何処もそう大してやる事に変わりは無いと、機材のリストを埋めていた。

そうして不意に聞こえた足音、自身の名を呼ぶ聞き慣れた声。>>56]

 ん?
 いや?休もうと思えば切り上げられるが、
 どうかしたかな

[やる事はあるが、緊急性は無い。
伺い尋ねる声にそう返しながら、一旦画面をスリープモードにした。

通信では無くこちらに態々顔を出す個人的な用事なんてあったっけ。
特に思いつかなかった為、表情の見えぬ頭部が、小さく首をかしげていただろう。*]

(83) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―

[何でもないようにして居たが、
全て誤魔化すことは出来ない。]

 …あー、それは、その

[小さな背を帽子越しに見下ろしながら、言葉を濁す。>>85
何につらくなっているか。そう言われれば様々な事が一気に頭をめぐる。

色々あったし、色々、した。
自分の弔いは遺体に向き合わない代わり、その他生々しい物を見たり分析する事が多い。

自分でも擦り減る物はある。
顔が無いのを逆手に表向きだけ誤魔化しておけば普段通り、
平気に見えるようにして来た。

だから今回も、]

(88) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 つらくは――…、

[些細な嘘をつこうとして、]

 いや、つらい
 少し疲れた気が、する

[嘘をやめた。今は正直に答える。

クルーの死はよくある事だ。
けれども悲しいものは悲しい、皆きちんと無事に帰ってきて欲しかった。>>0:65

クルーの死はよくある。けれど自分から死に飛び込んで行く者は、少ない。
それが親しい間柄であれば猶更。]

(89) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 疲れたな、
 うん、疲れたよ、沢山

[不安に思わせてしまった事を申し訳なく思った。
泣かない分自分の感情は分かりにくいから、誤魔化しておけば皆何も触れないだろうと思って居た。
自分の感情の揺れを、自分にも誤魔化せるし。

音が聞きたくなったと言う言葉に、椅子に掛けたまま小さく手を伸ばす。
疲れたから、いつかのように温かさに触れたかった。みっともないとか、恥ずかしいとか、そう言う事はどうでも良かった。]

 心配させてすまない

 心配なら、私の音を聞いて行くと良い
 私も少し休むから

[作業に逃げるのは今はやめる。
大丈夫じゃないから大丈夫だった事にしてきた。
『マーレ10』での出来事全てがそうだが、ライジのあれは特に、全部のツケのような物だと思う。
普段より大きな気泡が幾つか生まれ、ひとつふたつと弾けて消えて行く。*]

(90) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃

アリババは、こねこねされたハロを蒸し器に入れた。

mzsn 2021/11/18(Thu) 14時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―

[>>91>>92長く溜め込んで居た言葉がようやく吐き出される。生きて居る物はいつか死ぬし、生きる限り人生の何処かで死を見送る事はあるだろう。
探査船に乗っていると、その回数が他の人より少し増えるだけ
長く生きて居ると、その回数が他の人より少し増えるだけ。]

 そうかな、
 私は、頑張れていたかな

[子を褒める様な言葉に今は甘えようか。

これでも一応長く生きて居る。
年長者の枠に入るだろうし、選んだ外見年齢も大人だろうから、しっかりしなければいけないとずっと思って居た。
他者より沢山の知識があるなら、それで他者を救える筈。
自分は弱いが、それで皆が助かるなら。そうして役に立てるなら。

なら、取り乱してはいけない。頼られたり、訪ねられたりしたら、真っ先に動かなくては。悲しい結末になってしまったとしても、そこで得た何かで別の者が救えるなら、立ち止まっている暇は無い。

自分のちしきは全部、他のみんなをまもるため。
なぜなら、みんなのことが、たいせつだから。]

(99) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[小走りで収まった小さな体を抱きしめ、酷く安堵する。
まだここに居てくれてよかった。
相手と同じ事を考えて居るなんて知ることは出来ないのだけれど、いつかのぬくもりがそこにあって本当に良かった。]

 彼も苦しかったのか

[彼は何を苦しんでいたのだろう。
泣かないライジの、本当の気持ち。]

 そうだな、彼、
 何も言わず、行って――…

[いや、自分には言ったか。
>>4:179>>4:195>>4:196>>4:197
苦しさの理由までは知らなかったが、なにも無かった等と言う事は無い。
自分の死に場所を探し見つけ、そうして沈んで消えてしまった。
彼が何を抱えて居たのか終ぞ自分は知ることは無かったが、それが行ってしまった理由なんだと思って居る。
探してはいけない場所だと思ったし、誰にも踏み込んで欲しくなかったから"彼の本当"を隠した。>>-273]

(100) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 …ライジは、
 ライジは、怒られるのが嫌だったんじゃないよ

[冗談みたいなケトゥートゥの言葉が、酷く心に刺さった。
彼が自分の計画を周囲にばら撒いて、怒って止めて悲しむ皆を振り切って、結局最後に絶対消えてしまう。無論自彼も別れを更に苦しむ事になる。
それなら最初から何も言わない方が良い。]

 怒られるのが最初から分かってたんだ
 もっと悲しませる事になるから

[自分は偶然知ったイレギュラー枠だったが、知って居れば朝早く出て行かせる事は無かったと思うし、なんなら帰還が終わるまで部屋に閉じ込めていたかもしれない。
けれどいくら止めても怒っても、彼の中で恐れが募ったとしても、それでも全部振り切って彼は行ったと思う。]

 私、私は、彼が沈む間際に彼と話したんだ
 いつものように、おはようと、

(101) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 お互いそう言って、
 その後ライジが勝手に通信を切って、
 居なくなってしまった

[言葉が報告と食い違う。>>39>>40
『双方の合意の元通信を切った』他のクルーにはそう伝えたし、船内での処理はそれで纏まっている。]

 私達と親しいからこそ、
 絶対怒られて叱られて悲しませると思って

[彼が望んで水底に行った事を、自分は知って居る。]

 だから、黙って行ったんだよ

 …本当に彼、酷い奴だな

[みんな怒るよ。けれども彼が態々選んだ道が片道切符の旅ならば、自分は邪魔もしないし怒る事も無かっただろう。それでもどうしようもない程に悲しい。

私は止めなかったよ、ライジ。だからもっと話してほしかった。
ライジのデータを壊した時、本当に殺めたのは自分の心。>>55]

(102) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 彼が意図していたかどうかは知らないけれど、

 黙って行ってしまった事は、
 彼が私達に残した、
 最後のどうしようもなくズルい優しさな気がする

[抱えてこんで居た物がドッと溢れて零れてしまう。
抱く腕に力がこもり、ケトゥートゥの背後に、ポタンポタンと何かの小さな雫が落ちて、ジウと蒸発して消えて行く。
命の音はそのままに、帽子の隙間から黒い何かが何度も零れて、消えて、後には何も残らない。]

 ケトゥートゥ、
 何度も見送るのは悲しいよ、ずっと

[意識して居ないと、自分はヒトガタを保って居られない。
保つ余裕がない程に、自分は疲れて悲しかったのか。そんな事に今初めて気が付いた。
滅多に崩れない身体の形が静かに零れて、黒いみなもがザアザア揺れる。*]

(103) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[種族が違えば寿命も違う。
早く大人になったりならなかったり、幼く若いままで一生を終えたり様々だが、皆自分の命と皆よく付き合っていると思う。

長命者であればもうすこし他者の死に対して鈍感であった方が良かっただろうが、これはアリババと言う個人が獲得した個性であり、選んだ道だ。

皆と接して、皆と共に生きてみたいと思ったから、皆と同じになった。
苦しみが降り積もっても、他者の死をきちんと悲しめる自分で良かった。

それが表に出なくても、悲しみを覚える自分で本当に良かった。]


    [でも、苦しいな。]


[生きると言うのは、そう言う事だ。
苦しみも悲しみも無い人生なんて、きっと楽しい事も無いだろう。

見送った人へ対する悲しみが大きければ大きい程、
その人の事が好きだった証なのかもしれない。
少なくともスペランツァと言う船においては、種族は違えど皆そうだと思って居る**]

(104) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃

アリババは、たぷたぷ溶けている

mzsn 2021/11/18(Thu) 20時半頃


アリババは、チキュウをコロコロした。コロコロ〜

mzsn 2021/11/18(Thu) 20時半頃


アリババは、ズザーッと着席した

mzsn 2021/11/19(Fri) 22時半頃


アリババは、時空を超えたハロをむにむにした

mzsn 2021/11/20(Sat) 00時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―

 うん、うん…

[>>111>>112>>113>>114
労う言葉自体は何度も貰ったことがある。だがこう言った物は初めてだから、自分は返し方が分からない。]

 ありがとう、ケトゥートゥ

[感謝が零れる。
それ以外に心を形にする声が思いつかなかったけれど、飾り立てるよりはシンプルな物の方が、きっといいから。
抱きしめ返してくれる腕が、背を撫ぜる手がどうしようもなく心地いい。
心地よいから、開く口のままに抱えた本音が零れてしまった。]

 ライジは――…、
 そうか、

 自分との折り合いをつけるために、

[水底を、選んだのだな]

(124) mzsn 2021/11/20(Sat) 04時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 許せなかったのかは、分からない、
 それは、彼にしか答えが出せないから

[何故こんな形でしか自分を許す事が出来なかったのか。]

 私達に出来た事は、答えへたどり着く手助けだけ

[正解その物を彼に渡す事は、誰にも出来ない。]

 だからこれらは既に、
 私達が勝手に考え積み重ねるもの

[勝手に考え、憶測するしかできない物。
ああしなくては許せなかったから、あえてアレを選んだのだろう。親しい者達との別れが待って居ても自分の終点は其処だとしたのだから。]

 自分を許せる、と思って行ったんなら
 彼はもう自由になれたんじゃないか

[自分を納得させる事も、
解放させてやれるのも自分だけならば、]

(125) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 望んだ場所に行けたのなら、
 泣いたり、楽になったり、

 そんな些細な事が出来るようになれたのだと思う
 ようやく

[そうして楽になれた彼は今何処に居るのかと問われると困ってしまうが、少なくとも死に向かう為に走った行き道ぐらいは、安堵の中へと落ちて行けたと自分は思って居る。]

(126) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[自分達の種族が弾き出した生死の扱いはあっさりした数字的な物だが、それでも電子の文字に救いや願望ぐらいは託す。

死した命は命の中に取り込まれ、一部となり、命に還ると思って居る。
そうしてその中で自由になる。過去現在数多の命と溶け合い、皆平等に共にある事が出来る。

簡単に言えば安楽の地へ召され、嘗ての友らと再び会う事ができるのでは。と言う事だ。
そこには魂の大小や善悪といった階級は無く、皆平等に唯一つの命で居られる、科学から最も遠い古い原始宗教に似た何か。

命の中で生きてみたいという自身の願いは、命の中で死んで世界の中に組み込まれたいという物と同等だ。
生死共々、望んだ結果はそう変わらない。

光ささぬ"海"の底も、決して"無"ではないだろう。>>1:3

星の一部、星が生きた証が、
深い深い、みなそこの地。

水面揺らせし荒波はきょうきょうと叫び、
我此処に在り、泡沫が伝う海の声。
音に紛れ、路を遡るいのちの吐息。]

(127) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 それに、大丈夫だ、ライジは1人じゃないよ、
 古くからの相棒と一緒に行ったから

[古い古い彼の機体、あれが友であることに大きな意味があったのだろう。
そうで無ければわざわざ一緒にスペランツァに来なかった。
新型に乗り換える勧誘もあっただろうに。あの機体専用と調整したデータの事を思い出す。
彼と彼の機体に関わる仕事はもう自分の所には来ない事に改めて気づいて、新たな寂しさが積みあがっていく。

旅の同行者たる探索機に命があるのかと言われれば、それは個々の判断にゆだねられるのだが、個であれる権利ぐらいはあるだろう。

ライジがあの機体を相棒と呼ぶ限り。

そうして"二人"揃って行ったのだ。]

(128) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 私は彼が去る事を知って居たとしても、
 多分止めなかった、が

[でも、けれども。]

 けれどどうせ別れるなら、
 別れの挨拶ぐらいは――…

[去るであれば挨拶ぐらいは。その意見には賛同する。だが私達がそうして見送ったら、彼はどう思うのだろうか。見据えた終点に恐れを募らせるのか、それとも"見送られた結果、楽になってしまうかもしれない自分"が更に許せなくなるのか。
口には出さなかったが、それもやはり彼にしか分からないから、これは答えのないエゴなんだと思う。
困ったな、そういうモノを残されると永遠に考えこんでしまうのが私だぞ。]

 やっぱりズルいな、ライジは
 文句しか言わせてくれないなんて

[ふふ、と少し笑って、ゆっくりとケトゥートゥから離れる。
ぼたぼた零れていた黒い雫は大人しくなった。これ以上零れるといけない、大きく削れると再生に時間がかかるので、これでも。
泣いた事が無い為よく分からないが、泣いたような物だろう。たぶん。
ゴポンと大きな気泡がひとつ、ふたつ。
文句を言っても、直ぐに言い返してくれなくなった男に、胸の内もう一度文句を言った。ズルいよ、君は。]

(129) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[自分の知らないライジの事が聞けて良かった。勿論、ケトゥートゥの話も。
人はこうして死者の話をして、各々のやり方で少しずつ弔って行くのだろう。]

 優しいと言ってくれてありがとう
 でも、私はもう彼に文句しか言えないから、
 せめて彼のしたかった事を大事にしたかった
 それだけだ

 言いっぱなしは悪いだろ?

[肩をすくめながら、少しおどけたように言う。
文句を言うならこれ位はしてやらないとな。それが嘘つきや悪い事だったとしても、彼の枷を外す手伝いが出来たならばいいんだよ。
ゆっくりとケトゥートゥの髪をなでる。瞳を見る。
自分が持たない"顔"を、黒い帽子が羨むように見つめる。]

 ケトゥートゥ、君はとても優しいな
 面倒な私の心配をして、話をしてくれてありがとう

(130) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 今はきちんと心を整理して、落ち着けたから

[やはり他者と話をしなくては頭が纏まらないな。全て自分で抱え込むのはよくない。
このあたりは種族と言うより、アリババという個体の性格が引っかかっている気がする。]

 だからもう、大丈夫だ

[大丈夫ではないから、今まで大丈夫な事にしていた。
けれども今度こそ大丈夫だ。

たまには部屋の外に出るか。
傷つくのを恐れていては探索船には居られないし。

機械の中に埋もれ誤魔化し黙って引き籠るより、もっと人と話した方が自分と言う個体は生きやすいのだろう。
自分を誤魔化すのは控えた方が良い、皆心配している筈だから。

帽子から微かに見えるヒューマノイド体の、作り物の口元。
作り物ではあるけれど、今度こそきちんと心から笑えている気がする。**]

(131) mzsn 2021/11/20(Sat) 05時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―

 次に会う時も、
 ライジはあの機体に乗って走っていると思うよ

 それがいつもの彼の姿だったから

[>>134>>135>>136
枷から解き放たれた"二人"はるか先の時、何処かの地で、揃って待って居てくれるかもしれない。
解放され、ようやく得る事の出来た自由のまま、駆けて欲しい。
機体の整備不良は彼に限って無い筈だろう。沼に嵌った後でも問題なく動けるのを、自分はきちんと知って居る。

そんな事を、今は好きに考えておこう。

逝ってしまった皆の事が大好きだから。だから死の先に待つ彼らの魂の平穏を、祈り続ける。
小さく傾げられ、さらり流れた髪の色は、宇宙の中、数多輝く光にも似た星の色彩。
曙染まる前、夜明け前の"海"にも似た瞳の色。
ケトゥートゥと言う、唯一無二のいのちの光。

ふんわりと笑った君の事も大切な仲間だから、私はこれからも君達を守って行きたいんだ。]

(150) mzsn 2021/11/20(Sat) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[抱く全部がエゴだったとしても、私はずっと君達の助けになりたい。

皆と接する事で出来ていく自分の、
私だけの顔だから、
何度も話をしよう。

機械の椅子から離れ、
ようやく部屋から一歩踏み出す。

芽吹くいのちの鼓動に、
自分ももう少しで追いつけるから。
そんな一歩の隣に、君がいてくれて良かった。>>137*]

(151) mzsn 2021/11/20(Sat) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ― 後日 ―

[経歴詐欺?悪い事かもしれないが、無い訳じゃないんだこれが。
借金で首が回らくなって逃げてきたクルーとかたまに居るから。
まあ君は火山の探索に行ってくれたまえ、この探索機は特別熱に強いから大丈夫耐えられる問題ないよ問題なく帰還できる。いってらっしゃい。

後は、確かに死んだのにまだ生きて居る種族、とか。
死んで遺体が回収されたのに何で?
回収された遺体の一部から切り離され動き出す個体、別人が突然産まれるんだよ。そう言う事があるんだ。

そう言った者に惑星ごとの出生届がアッサリ出るかと言えば、そうではない。

船内で生まれた訳だからな。
少しの期間出生不明のままでいたり、永遠に届けが受理されない事もある。
ワザと出さない者も居るな…、私は届けを通したいのだが、本人がわざと書類不備を繰り返していては何ともならないぞ。]

(157) mzsn 2021/11/21(Sun) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[ホラあれだ、惑星独自の古い神話とかにあるだろう。体の一部が捥げてそこから別人が産まれたりするアレだ。
芋系統の植物生命も少し似ているな。比べるのはどうかと思うが。

確かに死したが、記憶は引き継がれ名前だけ変わる。そう言うレアケースもある。
別人もしくは子孫に当てはまる訳だが、中身は同じなんだよ。
複雑だろう?

複雑なんだ、そこら辺の届けや記録。]

(158) mzsn 2021/11/21(Sun) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 経歴詐欺、



 ……知らない単語だな

[知らないな…知らない言葉だ…。
何故だろうな全く分からない、不思議だな…。

悪い事を正そうと思っても、私がカバーできない部分はどうしようもない。
各自の種族個性が完全把握できている訳でも無し。前触れも無しいきなり新クルーが増える事は無い話では無い。
個々が突然分裂する者も居るし。

なので、知らなかった話にする事がたまにある。
だが借金は返したまえ。*]

(159) mzsn 2021/11/21(Sun) 00時頃

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