人狼議事


23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 ASIOS キリノ

 [ふー、と深呼吸して。]

 【CLUEL-DM54000-2sBK】の
 『人間の願いを叶える機能』のみを使用して
 参加者全員の精神肉体を完全治癒してください。

(2) steel 2023/04/30(Sun) 00時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 桐野玲の運ステータス26(0..100)x1%を使い

 参加者全員の精神肉体を治癒する!!!

(3) steel 2023/04/30(Sun) 00時半頃

ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/04/30(Sun) 00時半頃


ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/04/30(Sun) 00時半頃


キリノは、ヤマトをドン・キホーテの看板で殴った。

steel 2023/04/30(Sun) 01時頃


【人】 ASIOS キリノ

─ リアル・個室の中 ─

 [マシーンの中で何か激しい頭痛に襲われる。
 電流が通ったような痛み。]


 ──……!!!!
 い、痛…ってぇ……、

 はあ、はぁ…っ、

 [痛みに呻きながら、ゴーグルをむしり取って
 汗を拭った。

 ──そうだ。戻ってきた──。]*

(10) steel 2023/04/30(Sun) 01時頃

キリノは、>>-45 爆笑してる(笑うところではない)

steel 2023/04/30(Sun) 01時頃


キリノは、リアルでも色んな所でやりまくる鮫ヤマを想像している

steel 2023/04/30(Sun) 01時頃


キリノは、柊が清らか……上品…(ぶつぶつ)

steel 2023/04/30(Sun) 01時半頃


キリノは、ノッカ最初からあれだと年をとっても高校生に見える利点(?)

steel 2023/04/30(Sun) 02時頃


すごい嬉しいこと言われてたんで赤でメモ。


つか、全方向騙すとか、
お前本当に悪いやつだなあ。

(加担者になるのか、俺も)


事後共犯…………?

え、加担したことにしてくれんの……?


黙ってたことに関してはな。

とりま、ヤマトにそういうつもりがないなら、
まず、ボコボコにされてこいや。

話はそれからだ。


わかった。


大前提として自己認識は
噛み砕くと「自分が与えられるものはなるべく多くの人に分け与えたいから誰か一人に縛られることが出来ない」

以下順を追って。

【PC視点】懐いてきてくれる大和は、話してると楽しいし考え方も独特なところがあって興味深いし、抱えている闇とそこから来るのであろう不安定さが心配だし、でいつしか友人としてとても大事になっていた。

その上で、手を繋いでくるし惚気LINEがどうとか聞こえてくるしゲーム開始直後に全部捧げたいとか言うしどっちなんだろうと思っていたところに保健室に弱った状態で大和が現れたという状況。

【PL視点】で、「どちらでも良いですよ」のつもりで「鍵を掛けた」という描写を入れました。それを大和側は「お誘い」と解釈。ここはこちら側の認識不足でした。申し訳ない。

【PC視点】上記踏まえて大和の気持ちはそうなんだ、と捉える。ここで抱くのは大和の為には良くないと思いつつも放り出すと心配だったので受け容れ。但し鮫島的には性交渉は「誰にでも与えられるもの」でしかなかった。大和が落ち着いた頃に必要がなくなればそれで良かった。だから「繋ぎでしかない」と告げた。


【PL視点】以降、疑似恋窓的に狼と共鳴で繋がる流れになった為に思惑が入り組んでいてわかりづらいのですが、ヤマトからの情報が小出しだったのもあって裏切りは警戒していました。故にこの辺は腹の探り合い要素と、そんな中でもヤマトの中から出て来る本音をゲームとは関係なく大事にしようという思いと、時折やっぱりまだ不安定になる様子を心配もしながら、狼としての最善とゴールである最終日に向けて感情をどう持って行こうかなという検討をしてました。

【PC視点】そんなこんなで忙しく思考を働かせる中、桐堂経由で桐野から裏の事情を聞いて「最終日に残ると命が危ない」と知る。ここで鮫島は「なるべく犠牲を減らす」を目標に切り替えた。同じ頃大和から「自分を噛めばあんたは疑われない」と提案され、どうするかは決めていなかったものの大和の安全の為には噛むのも有りなんだよなと思考しつつ、まだ全貌が見えていなかった為に真意は語らず曖昧な返事をした。


【PL視点】この時大和は鮫島の本心を探りたかったらしい。鮫島が「お前を噛むなんて有り得ない」と言わなかったことでああこれは利用されているだけなんだと大和は思い、虹乃ちゃんに惹かれる想いを優先しようと決めたとのこと。一方鮫島としては大和の様子がなんか変だなーとは思いつつ、何かあれば言ってくれるだろうと考えていた。

【PC視点】屋上に呼び出されたので行ってみればやっぱり滅茶苦茶不安定になってる大和がいる。こちらとしては何があったのかわからない。まさか裏で虹乃ちゃんとイイ雰囲気になってるなんて思いも寄らない。とにかく心配で、今手を離すと壊れてしまいそうだったから、とにかく鮫島の言える範囲の言葉を尽くして引き留めた。更に言えば裏の事情について大和にも伝えないといけないタイミングだったから有耶無耶になった部分もある。すると「人を傷付けた」と、相手は伏せたままに虹乃ちゃんとの関係を仄めかす大和。


【PL視点】大和としては恋愛に辿り着けないのならここで手を離してほしかったとのこと。それを鮫島側は汲めずに、ただ大事な友人の心を落ち着かせることだけを考えてしまった訳です。それを大和側に恋愛感情だと誤解させてしまったのは鮫島の描き方が不足していたんだと思います。

【PC視点】ともあれ寝耳に水の浮気?発言に鮫島は鮫島故にまあそういうこともあろう的な反応のみを返し、思うようにやって来いと送り出し。ただあまりにも報告が詳細だったので流石にそれは色々無神経じゃないかと苦言を呈し。(後日分析した結果は

裏の調整も同時並行していた為にそれでかなり疲弊してしまった。それでも動かなければと自分に鞭を打っているところに、

桐堂がね。すげえ沁みる言葉をくれてさ。
気が付いたら「予約」を入れてた。

【PL視点】但しこの時点で、それが恋心だとまでは気付いていない。桐堂が落ちた後めっちゃ凹んでる自分を自覚しながらも気付いていない。やらなきゃいけないことがまだまだ積まれていたのもあって、その辺まで真剣に考える余裕がなかった。そもそも恋愛に興味が薄い。


【PC視点】3d後半は主に柊のことと、それに関連する過去について昇華するのに掛かり切りで。4dになって手が空いて漸く、あれこれ自分自身のケアをする気になった。まずは大和が落ち着いてくれたことに安堵しながら、いつか何でもない友人になれたらいいなと考える。でもまだ必要ならセックスくらい幾らでも与えて構わない。あげられるものだから。

同時に浮かんできたのが「桐堂に会いたいな」という想いで、しかしこの期に及んで恋だとは気付いてなかった。

【PL視点】大和との関係が最終的にどうなるか読めなくて、補完をエピローグでしてから桐堂が迷惑じゃなければ向かってみようかな、とぼんやり考えていたらそうさんにめっちゃ怒られた!!!


以上です!!!!!!!!


…まだ聴こえるだろ、俺の声。

どこにいる?
逢うだけでいいから。ちゃんと。

話がしたいよ。


約束を俺は果たしてない。
 
相方?それ以上をお前はしてくれた。
そんな風に呼べないんだ。

好きって。可愛いって。言わせてくれ。  


[とりあえず、
 それは、どのタイミングか?
 場所は玄関側ではなかったかもしれないけれど、

 約束だから、と鮫島のことは待っている。
 まず会えば、
 その時は、まずは、柊の連絡先などを教えて]**




 ん、とりあえず。お疲れ様大和(ぎゅう




…!!

ニジノ!!


……ニジノ、ごめ…じゃないえっと。

逢いたかった。
逢いたかった、…

話したかった、んだ…


…ぎゅっとして、いいの?

俺は、お前に…お前に。

だけど、俺ずっと、お前の言葉『最後まで諦めず頑張れ』を抱き締めて頑張ったんだ!!

ーーだから。

ぎゅっとさせて。それから、言わせてほしい。
ちゃんと説明するから。逢ったら、説明するから。

俺は本当にーお前を可愛いと、思ってることを。

好きだ、ニジノ。
落ち着いたら必ず。逢おう**


 ー帰還後(if)/花開いた椿への想いー

[機械からの脱出を果たした後、少年は鮫島研吾の無事をまず確認した。

正直百万だ記念の石だのはどうでもよく、玄関で何人かのメンバーに出逢いみんなが元気なのを見て、少年らしくわんわんと泣いた。

しかしそこにニジノの姿はない。]


[少年は彼女ときちんと話しをしたいと考えていたのに。

ーー逢ったら一発殴るんじゃないのか?

少年がそれからニジノと逢うのは少し先になる。]


[


ーー物語はいくつもの形がある。

この物語は可能性の1つだ。

それでもーー…真実の、1つである。]



 相変わらず、一言に十倍返ってくるなw
 頑張ってたのは、ずっと見てたから知ってるよ。
 説明が欲しいわけじゃないよ。

   …………また6時間後には鮫島が好きだとか
   言い出さないかな、って疑っちゃうのは
   仕方ないよね? 私にも整理する時間をちょうだい。


うん…ありがとう、な。

ーーそれはないよ。

最終を過ごしながら、最期を桜並木で研吾と過ごしながら、
俺は、俺なりの…間違いや気持ちに気づいた。

図々しいのはわかってる。
時間をおいてからでいいから。
  
ーー本物のニジノを抱き締めさせて。


LINE:yamato1234

逢いたくなったら連絡を。
今日は妹と話をしたいし帰るね。

[これが脱出当日の、二人の会話だ。

不思議なことに二人は、まだ心が。
共鳴していたーー]*



 ちょっと大和がかわいそすぎて
 出て来たニジノちゃんなので
 本編は落ち着いて、またね(撫で撫で


〜が大和の気持ち。

ニジノちゃんがいいタイミング、
りしあ様の大丈夫な時に、
二人を逢わせましょう。

結末はおまかせします。
心を尽くします。

宜しくお願い致します。



[都内、某ビルの玄関口。顔を合わせた幾人かと別れると、俺は姿を見せなかった仲間の姿を探した。

2ブロックを先に進んだビルとビルの狭間に、室外機に腰を下ろしたその人物を見付ける。]


………………なんで
ンなとこハマってんの。

[漏らした安堵の息は、聴こえてしまっただろうか。
細く釣り上がる眦が斜めにこちらを睨み上げる。]

あれ、つか、ホーリーは?


なんで?
そりゃ、組織から追われてるから、とか言えばいいか?

[ビルの間、室外機とビルの隙間は本当に歩幅ほど。
 そこに、ひょろり、エルフなんて言われた体躯は、中も外も変わらない。
 鋭い眼で、こちらを見つけた男を睨みつける]

ホーリーは先に帰るってさ。
 連絡先は聞いといた。

[そして、室外機から、降りると、
 少し、周りを気にしつつ]

あんま、この近くにいたくないんだわ。
 駅行くぞ。

[そして、足早に駅方面へ向かおうとする。
 おい、行くぞ、と声をかけて]


ああ、そうだ。
よく頑張ったな。
とりあえず、勝てなかったけど、
一番ベストだろ。

[そんな横、黒塗りの車がこちらに気づかず、走り去っていく]

とりあえず、喉が渇いたから、なんか飲むか。**



組織ィ?

[呆気に取られているうちに急かされる。慌てて追うと、黒塗りの車が視界の隅を過ぎった。…………組織、ねえ。とりあえず柊が居ないのはわかった。振り返るでもなくぶっきらぼうに投げられる労いに口角が上がる。]

まあね。
…………ありがと。

[喉、そうか。人間は飲食をするものだったな。
不意に思い出された五感に、雑踏の濁った臭気が鼻についた。ああ。こんな風だった。世界は。

適当に見繕った珈琲スタンドに入り、トールサイズを適当にふたつ注文する。]

あ、別のが良かった?


つか、お前




こんな店入るのか。

[もちろん、入ったことなかったです。
 やたら、洒落たカップに、明らかに緊張している]

え、これ一杯でそんな値段?!
わ、飯が2回食えるやん。


ま。それは、いいとして。

お前の願いは叶わなかったわけだけど、
これから、お前どうするつもりだ?



別に、心配は、少しだけしている。

[飲み物一ついただきます]**



[毎日何食ってんだろ。
そこまでの値段ではない筈だったが、追及はしないでおいた。とりあえず奢るよ、と、空いている席を確保する。]

まあなんだ、乾杯?

[プラカップはぽこんと間抜けな音を立てるだけだったが、別に構いはしない。一口を飲み干すと喉を通る冷たさがやけに新鮮だ。]


んー…………。

お前、止めたい?*


止めたいんじゃなくて、
止めるんだけどな。


[そして、少し飲んで、わ、うまっ]


どんな理由があるにしろ、
それは、やっちゃいけないことだから。



[片眉がぴくりと跳ねる。
ふたつのカップ越しに鋭い視線を投げようとして、うまっ、と素直に上がる声に毒気を抜かれた。]

────止めるって、
どうやって?

ずっと見張りでもすんの?


ん?
いや、お願いと命令するだけだが?
あと、状況きいての最大限の説得。

[ずずずーーー]*



[説得はともかく、お願いと命令って併存すんだな。]

……つか、飲むの早くね?

[何だろなあ。
尻ポケットに突っ込んでいたくしゃくしゃのパンフを取り出す。何となく丸めたりして手遊びをしながら、だらしなく背凭れに寄り掛かった。]


…………じゃあまあ、
やってみてもらおうか。

[ぽつりぽつりと、カップの氷が溶け切るまでの時間を遣って、寝たきりの嘗ての親友の話をした。]*


【人】 ASIOS キリノ

─ リアル・個室の中 ─

 [ゴーグルを傍らに捨てて、
 震える手でウェアラブルデバイスを外した。
 喉元に手をやる。汗ばんだ首。

 ──あの忌々しい首輪は、もう無かった。]


 ……──はぁっ、っは……
   ……


 [願いの最申請を叫んだあと、
 "受理しました。処理を実行します。"の
 音声が聞こえて、
 身体中に電流が走ったような衝撃と苦痛を受けた。
 何が起こったのか分からない。
 いや、
 何かが"処理"されたのだ。]

(39) steel 2023/04/30(Sun) 23時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [頭の中に色々な数字が点滅して、
 かつてないほど混乱していた。
 ──しっかりしないと、発狂するんじゃないか。
 額から流れ落ちてくる汗を腕で拭って、
 息を深く吐いた。]

 ………、…

 ………受理、処理、と聞こえた…
 ……成功したんだ。


 [自分で提出した文言を、辿る。

 桐野玲の運ステータス26(0..100)x1%を使い
 参加者全員の精神肉体を治癒する

 ……そうだ、そうだった。]

(40) steel 2023/04/30(Sun) 23時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [ひとつずつ丁寧に思い出して行くと、
 ようやく体の震えが止まり。
 マシーンのロックは外れているようだったが、
 深い息を吐いて、背もたれに沈み込んだ。

 目の前のモニタは暗くなっていて、
 桜森高校はもうどこにも映し出されていなかった。]


 ……

 終わったんだ。


 [そうだ。自分はこの光景を知っている。]

(41) steel 2023/04/30(Sun) 23時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [去年は、申請した後にこんな身体的負担は無かったが、
 桐野はやたらマシーンの中で待たされた。
 …ほどなくして、廊下を隔てた別室から
 絵里の叫び声がかすかに聞こえた。]


 ………

 ……サラは?

 みんなは……大丈夫なのか?


 [よろけながら、筐体の中から脱出して。]

(42) steel 2023/04/30(Sun) 23時頃

なるほど。
ん、確かにそれは、辛い話だけど。


お前、頭いいけど、ちょっとわかってないな。
お前の親友が言いたいことは、
お前に殺してほしいってことじゃないよな。

[そう、呟くと、
 残り無くなったカップを弄りつつ、
 机に視線を落としてから、また、見上げる]

わかってんだろ。
殺してほしい、は、お前に、執着してるからだ。
だから、お前がすることは、殺すことじゃない。

辛いだろうけど、離れることだ。

そいつは、お前を見ると、辛いんだよ。
死にたくなるんだよ。だから、殺してくれって言ってる。


【人】 ASIOS キリノ

 [脱出する時、マシーンの僅かな出っ張りに
 運悪く靴紐が引っ掛かり、転げて落ちた。]


 ──、!!痛ってぇ!!!


 [そこで、急に正気に返ったように
 焦りが出て来た。

 靴紐を直し、所定位置に置いた黒いリュックを取って
 扉に手をかけた。
 部屋のロックはもう外れている。]

(43) steel 2023/04/30(Sun) 23時頃

お前が、罪悪感を抱いて、そいつに会いにいくから、
そいつは、お前を責めて、自分を追い込んでるんだと思う。

死にたい、なら、そばにいないとだけど、
殺してほしい、は、もう、側にいちゃいけない。




そいつは、死にたいわけじゃない。
ただ、ぶつけたい。誰かのせいにしたい。
ちょうどよく、お前がいるから、
それを言える。

でも、それじゃ解決にはならない。






お前さ、
そいつから何かを奪ってしまった、と思ってるなら、

それ以上、生命まで、奪うのは、
むしろ、逆なんじゃない?**


【人】 ASIOS キリノ

 ────サラ!!!


 [どこの個室なのか、分からないので
 廊下に出てとにかく叫んだ。


 申請は受理された。願いは叶った。


 ──リアルのサラに早く会いたい。]*

(44) steel 2023/04/30(Sun) 23時半頃

[────こいつは。

いつだって、俺に響く言葉を、知っていた。]


………………。
…………。

………………それ、さあ。

[誰の話してんの、とは、声にならなかった。]

……………………。

[離れる。
手を離す。俺が? ──俺から。]







そっか。

俺が、辛くさせてんだ。*


ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/04/30(Sun) 23時半頃


お前が離れたら、
多分、そいつは、お前を、詰るだろうし、恨むだろうけれど、
でも、それをなんとかするのは、お前の仕事じゃない。

離れれば、人は少しずつ忘れる。
そんなふうにできてる。



そんなふうにできてるんだ。**


【人】 ASIOS キリノ

 [長い廊下を走りながら名前を呼んでいると、
 少し先にある個室の扉が、
 頼りなく小さく開くのが見えた。>>49
 扉の隙間から僅かに覗いているのは。]


 ……!!
      ……サラ…っ


 [今度は、探していた時の大声ではなく、
 会いたかった相手を見つけたときの、
 安堵混じりのような声になった。


 駆け寄り個室の近くに行くと、
 白いワンピースを着て、
 幾分かVR内よりも色の白い、
 少し弱々しい彼女の姿があった。]

(50) steel 2023/05/01(Mon) 00時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [──きりのさん、と、

 聞き慣れたよりも少し細い声に呼ばれる。>>49

 彼女は自分の足で立っていた。
 病気は治ったのか、無事なのか、
 色々なことが頭を掠めたけど。]


 サラ……、


 [何を言うか、決めていなくて。]

 ……あー、っと、初めまして、
 …桐野玲、だよ。


 [思わず自己紹介を始めた。
 顔は同じだから、分かる筈ではあったが。]

(51) steel 2023/05/01(Mon) 00時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [サラの反応はどうだったか。
 顔を見つめたら、思いが込み上げてきた。]


 ──、……会いたかった……

 …リアルで、
    やっと会えたね……。 


 ……俺、約束破らないでしょ?


 [そこまで言うと、
 VR内でいつもそうしていたように微笑んで、
 彼女に向かって両手を拡げた。]*

(52) steel 2023/05/01(Mon) 00時半頃

 ところで大和だいじょーぶ?
 もう寝てるかな?

 折角エピなんだから普通に話しにおいでよー。


ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/05/01(Mon) 01時頃


[ぬるく、しゃばしゃばになった珈琲を啜る。]


………………。

[言えば良かったんだろうか。

多分、俺は諦めていて。
痛かったこととか、傷付いたことを、本当は俺だって持っていた筈なのに。あいつを頑なにさせたのは、俺か。]

…………スマホ、
買わねえとなあ。


キリノは、そのランダムは危険なんだ…。ニジノ[[who]]の掛け布団を与えた

steel 2023/05/01(Mon) 01時頃


【人】 ASIOS キリノ

 [自分に続く自己紹介>>53のあと、涙を零して。
 あの世界でよく見ていた光景、
 両手で真っ赤な顔を覆ってしまう仕草。
 ──それは、間違いなく、彼女だった。]


 ……恥ずかしいの?

 [彼女が飛び込んでくると思って
 拡げた両手だったけど。
 一旦降ろして。

 VR内よりも少し小さく見える彼女に近寄り、
 少し背を屈めて、顔を覗き込んで。]


 サラ、
 …会いたかったよ。

 [先刻と同じ言葉を囁いた。]

(55) steel 2023/05/01(Mon) 01時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 リアルで会うのが初めてだから、
 俺も不安がなかったわけじゃないけど…

 [顔を覆う手の平の隙間から覗く、
 紅潮した頬と潤んだ瞳を見つめて。]


 ……ちゃんと、俺が会いたかったサラだ。
 

 大丈夫、俺は俺だよ。

 あの廃校で出会って、
 サラを好きになった桐野玲だよ。


 [全く同じ人間だと、伝わるだろうか。

 サラが嫌がらなければ、恐る恐る手を伸ばして、
 できるだけ弱い力でそっと抱き締める──。]*

(56) steel 2023/05/01(Mon) 01時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>57抱き締めても嫌がる気配は無いことに
 心から安堵した。
 本物、という単語にはくすっと笑って。]


 あはっ。

 そうだね。
 本物のサラだと思うと…

 [俺もどきどきする、と言いかけたけど、
 激しい鼓動は伝わっているだろう。
 胸の中ですり寄ってくる仕草はまさに
 彼女そのものだった。]


 ─……うん、俺もすきだよ。


 [そう言って彼女の後ろ髪を撫でた。]

(59) steel 2023/05/01(Mon) 02時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 >>58 ん。俺は全然大丈夫。
 ぴんぴんしてるから、安心して。

 願い事は成功したよ。
 ノーリスクで行けてると思うけど、
 ただ、…完全治癒、という指定が抜けちゃって

 [少し申し訳なさそうに]

 治癒状況がランダムになってしまったかも。



 ……サラは、どう?


 [一番気になっていたところだったが、
 病気が治ったかどうかを
 ストレートに聞くのは、戸惑われて。]

(60) steel 2023/05/01(Mon) 02時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [もちろん治癒していれば嬉しいけど、
 ──もう、
 今は、リアルの彼女をこの手で
 抱きしめることが出来たというだけで。
 驚くほど、満たされていた。

 もしも治癒がうまく行ってなかったとしても
 自分は何ひとつ変わらない確信がある。]


 というか…
 敬語、使わなくていいよ?


 [そう言うと笑って、
 彼女の額にキスをした。]*

(61) steel 2023/05/01(Mon) 03時頃

 共鳴窓でいちゃつくくらいはいいよ?
 どうせifだしー。

 悩んだ時間短いな。
 今日のランダム神はry

 9時過ぎには戻るー**


 ーif/飛び立とうとする椿にー

[待ち焦がれていた連絡。しかし、直後のブロック。困惑した。しかも書かれた内容はーー彼女が日本を離れることを意味する。]  

ニジノ!!

[家から飛び出したが8月です!ーーそして。]


[ニジノが日本を離れる日に、少年は空港にいた。ゲートさえわかれば逢えるはず。キョロキョロ彼女を探す。]

ーー!!

[いた。彼女だ。数ヶ月で印象は変わるかもだが、見間違えなどしない。大きな荷物を持っているだろうか。時間は、猶予はない。少年は弾かれたようにかけだした。]

ニジノッ!!

[ーー彼女までの距離を一気に詰める。みんなが大声に驚いた。でもそんなの構わない。少年はーー] 

ニジノ!!俺は、…

お前に恋してんだ、お前に惚れてんだよ!!


俺は、…自分の気持ち見間違えて、お前を選ばなかったけど。

アイツへの気持ちは恋じゃなかったんだ!!

俺が可愛いと思ったのはお前。
抱き締めたかったのもお前。

好きで、デートしたいのは…お前なんだ、ニジノ!!


今更はわかってる。だけどーーだから。 
付き合ってなんか言わない。  

ただ伝えさせてくれ!! 

お前は可愛かった。本当に。
ーー惹かれて、好きになった。

触れて、熱かった。
熱すぎて怖くなったが俺は。


ーーその熱こそ恋だったんだ!! 

……お前さ、いつもチョロいとか自分卑下して。  
やなんだ、そういうの…

こんな俺が惚れた女がさ!!
そんなこと言うのーーわかってないの。


……だから、全力で伝える。

照れて怒るのも。いきなりブロックとかも。
ズバズバ言うのも、みんなみんなーー

可愛さに満ちていた。

お前は可愛いんだーー


どこに、行くんだ?でもそれはお前が決めること。
引き留めに来たんじゃねえ。

ーーただ、逢いたかった。
どうしても伝えたかった。

ブロックのまんまでいい。 
俺を忘れていい。

だけど。


ーーお前に惚れた男がいたこと。
お前が可愛いこと。それだけは。

……忘れないで。

[一気に話して、彼女を真っ直ぐ見つめた]*


 あ、共鳴窓でifやった方が良かったかな?
 でも、正史だとLINE連絡せず渡米するだけで、
 設定がそんな変わるわけではないから、まあいいか。

 鳴窓ではバーチャルラバーニジノちゃんが相手するぞ(違
 得意技はJK特有の口さがない悪態だ。


スマホ、持ってないん?
めっちゃ、いろんなヤツとやりとりしてそうなのに。

[少し思考]

・・・・・んじゃ、買えば?

[犯罪者になるつもり満々だったんだろうか、と思う]

誰にも連絡先とけ、教えたくなかったけど、
お前が買うなら教えてやるよ。*


ー帰還後(if)/空港ー

[8月と言えば暑さも増す頃だ。ゲームに参加した頃の少年はパーカーを着ていたが、今日は半袖赤Tにジーンズという格好であった。

彼女を見つけたのは免税店の前。

髪は短くなっていた。サングラスもかけ、印象はかなり異なった。

それでも少年が彼女を見間違えるなどなく。]


[一気に思いの丈をぶつけた。
それはいつもの少年らしかったろう。

彼女にはあまり驚いた様子はなく。
まさか、座って話そうと言われるとは思わなく少年は驚いた。]


い、良いのか。うん。
て、またNGあんのかよ…はは。

でもーーお前のそんなの好きだから。めっちゃやっぱり可愛いわ。

[二人は空港内のスタンドコーヒーショップに入った。
席に着いて、少年はバニラフラッペを頼む。]

……さっきはごめん。その、時間ないかなって。
それにどうしてもーー伝えたいこと先がいいかって。

[手に汗をかく少年は、拳を膝の上に握った。]*


[その時、自分の電話の着信音が鳴る。
 ちらりと、画面を見て。出ずに切った。


 ため息]

とりあえず、説得できたか?



ん。

買う。

[こくりと頷いて、教えてくれるというものをメモに取るべくパンフの皺を伸ばす。
柊の連絡先も忘れずに聞かないとな。]


ん────あ、用事?
時間貰って悪かったな。

…………説得はされたけど、
どうせなら命令もされてみたかったねえ?


[一応周囲を見回す。
 空港という場所柄、出会いも別れも、映画のような告白のシーンも珍しくはないのか、あまり気に留められてはいないようだ。]

 ――久しぶりだね、大和。
 元気、してた?

 あの後、私は病院に帰ったから、
 他の人の様子も、良かったら教えて欲しい。
 勿論、大和の近況も。

[もし出立以前に女子会が開催されていたら、幾らかは漏れ聞こえてきただろうが。
 向いに座ってノンシュガーのアイスコーヒーを啜る。]


 ……可愛いとか好きだとか、
 禁止しようかと思ったけど、まぁいいや。

 何度言われても、もう恋はしないし。
 違うな、元恋人のスケートと復縁したから、
 大和と浮気はしないのー。

[フフン、と鼻で笑って頬杖。*]



[VR内にはこんな場所なかった。あれからリアル生活をしていたのに、彼女とだと何故か落ち着かない。あの廃校に馴染みすぎた?]

うん、元気にやってる。復学したしな。

[今夏休み〜の構え。]


みんな?あーーみんなは…

[キリノとサラが先に帰ったこと等から。キリノとは頻繁にLINEする仲だ。ただ、鮫島については触れなかった。]

俺はーー妹ともちゃんと話して、家族として今は大切にしている。
それから就職準備とかも。

結局実家の工場手伝いになりそうだけどね。

ーーニジノは。


[言い淀む。彼女の脚はどんな状態?先程は歩いていたが。

また、日本を離れる理由もしらない。

彼女の言葉には眉ハの字。]

口説いてんじゃないから。
お前は可愛くて、俺が好きになるだけの女だ、てだけだよ。

ーー怪我、治ったのか。
それは…嬉しい。嬉しいよ。 

最高の恋人だろ?
おめでとう。**


 おお、復学おめー。
 ってそもそも停学してたんだっけ。
 確かそんなことを、聞いた気も……

[覚えてないや、と軽く流して肩を竦めた。
 うん、普通に話せているはず。第三者からは、恋人同士に見えたりするんだろうか。あまり甘い空気はないし、飲み物は逆だとツッコまれそう。]

 私は9月からアメリカで大学生だよ。すごくね?
 
[高卒認定試験免除の恩恵もあって、飛び級が叶ったのだ。

 懐かしい彼らの今を聞くことしばし。あがらなかった名前についても、言及は控えた。
 ゆっくり足を組みかえて、コーヒーをもう一口。唇を湿して、慎重に言葉を選ぶ。]

 ――足、が、


 足がほとんど、治ってたの。
 もしかしたら、誰かがとんでもない
 犠牲を払ってしまったんじゃないか、って

 心配……で。

 でも、あの頃の新聞には全然記事はなくて。
 やっぱり揉み消されたのか、被害が少なかったのか、
 大和は知ってる?

[そういえば、クルーエル社にどうこう、と息巻いていたのを思い出したり。
 彼の妹の足が治ったわけではなさそうで、肩身が狭かったり。**]


用事はねえよ。
ただのお節介な電話。

[用事ならば、出るし]

命令か。
あんま、命令って好きじゃないんだよな。

聞かなきゃいけない時もあるけど。



お前が言ったんじゃん。

つか、聞かなきゃいけない時ってアレか、
…………お前の後輩になり損ねたなあ?

[くすくすと笑う。
お節介な電話というのが気になりはしたが、まあ無理に聞き出すこともないだろう。連絡先をくれるってのなら、この先があるってことだ。]

まだ時間あるならどっか行く?
お前が落ちた後何やってたのかも聞きたいしさ。


ま、言ったけど。
話してもわからないようなら、
わからせる必要があるからな。



人殺していいことなんて、ないって。

[伝家の宝刀を出す前に、
 聞き分けてくれたのにはほっとしていて]

後輩って、
あー、お前キモ。

[睨みつけてやった]


[真っ直ぐ塒に戻れば、
 お節介なオッサンたちが意気揚々と、やってくるのは目に見えた。

 あー、わかった。
 願い叶えて、過去なんて、綺麗になかったことにしてやるよ!


 なんて、息巻いたけれど、
 もちろん、そんなこと叶わなかったわけで]

 まあ、じゃ、適当にどっか。

[夜の繁華街が遠いところを思いつつ]**


>>*35
キモいは傷付く。

[でも睨まれんのは悪くない。
その目は好きだった。

まだ付き合ってはくれるらしい。
こんなにゆっくり話す機会は、そういえばなかったな。でもなんか最初っから、やけに会話の心地好い奴だ。

流石に急にホテルはないよなあ、とかなんとか、考えてお財布事情を思うなどする。]

えーと…………、

うち来る?


・・・・・



うちぃ?!?!
そ、それって、あの、ご自宅?!


うわっ、
え?マジ?


[お友達のおうち、なんて、行ったことがありませんでした。
 ただ、お母さんのお友達の香水臭かったり、危ない下着が堂々と干してあるおうちは何度も行ったことがあります(それが異常)]

え?え?
いい、のか?

[でも、そこなら、さすがにバレないだろう。
 いや、いずれ捕まるけれど、今は、ちょっとまだあの恐い顔の人たちのところにはあんまり、行きたくない]*



[思ったのと大分ベクトルの違いそうな可愛い反応が返ってきて動揺した。ずごっ、と音を立てて珈琲水を片付ける。]

…………ああまあ、今は一人暮らしなんで
ぼろいワンルームだけど、それで良ければ……?

[何もねえからコンビニにでも寄るか。
カップを二人分片付けて、パンフはまた尻ポケットに捩じ込む。こいつ、食いたいモンとかあんのかな。後で訊くか。]

なんかお前の人生に
すごく興味が湧いてきたわ。*


ああ、妹虐めた奴をつい殴っちまってさ。あんときは停学中だったんだ。

[全然気にしていない。あの時は春、今はーーもう夏だ。

甘いの大好き!珈琲を飲む彼女の横顔は大人びて見える。]

アメリカ?!まじかスゲー!
え、もう大学なの?
そっか…


[アメリカの位置すら危うい少年に難しい説明はやめよう。

空気が変わった。彼女のそれまで滑らかが、ゆっくりーー]

……スゲエ。奇跡だ。
え?犠牲…あ、消費?

あー!そう言えば。

[ポケットからスマホを取り出してキリノのLINEを見せた。]

これ!ほら書いてある。
アイツ、運ステータス使ったらしいんだよ…マジ、それいけたのビックリなんだが。


でもーーでもさ?サラの病気が治り、ニジノも脚が治ったなら。

アイツのちょっとした不運ぐらい、問題ないよ…

本当に、良かった。

[しみじみと嬉しさを噛み締める。]

向こうに行ったら大変だと思うが、お前ならきっと大丈夫。
ーーカッコいい彼氏作れ。
お前、可愛いから。


……そういや。
一発殴るはもういいの?
殴っていいからブロック解除してくれんか。

[お願い!ニジノ様!と手を合わせて頭を下げた。


[クルーエル社に関しては。]


や。知らねえ。本当は怒鳴り込むか放火を考えたが、今うち工場経営やばいしな。三人家族力を合わせてる時だから。

んな余裕ないんだ…。

[そんな少年は、違う意味で大人びたかもしれない。]

ーー…。

[他愛ない会話だ。彼女がもう恋をしないなら二人は友達。当たり前。だから、鮫島研吾の話もしなかった。彼女は関係ない…。]


ニジノ。お互い頑張ろうぜ。

[握手を求める。小さな手を然り握れたら幸い。

そろそろ残り時間は少ないだろう。少年の胸に込み上げる想いはあるもーーただ、彼女を見送ろうと決めた。]*


[カロリー制限さえなければ、トッピングもキャラメルナッツ盛り盛りにするのに。タピオカミルクティーの味を思い出しながら、眼前で遠慮なく甘い物を頼んでいる相手を睨んだり。理不尽。]

 妹さんの足は……ん、でも
 聞いてると大丈夫そうだね。

[差し出されたLINEを、少し身を乗り出して読む。嗚呼、此方の世界だとスマホの画面は覗き見れるのだ。運ステータス、にピンとこなかったが、腎臓一個なくなった、とかじゃなくてホッとした。しかし、世紀の不運男とかになってしまったら、沙羅が大変なのではなかろうか、とか老婆心。
 ……なんかめちゃくちゃなコトも書かれてた気がするが、目を滑らせておいた。若干、視線が冷ややかになったかも。]

 犠牲は、それだけ……?
 一応お礼言っておきたいから、
 後で本人の了承がとれたら
 桐野のLINE、教えて。

[彼氏とか殴るとかブロック解除とか。勝手なことを言う、と唇を尖らせた。]

 スケート続けてる間は、
 彼氏作る暇なんてないったら。


[スマホで時刻を確認する。アラームが鳴るまで、後僅か。]

 んじゃあ最後に、さっきの返事ね。

 VRの中での恋はおしまい。
 もう、椿の花はないからね。

 だったら共鳴相方に戻るか、
 って言ってもこの通り、
 アメリカに留学するから
 もうさすがに助けてもあげられない。

 友達とか元彼とかもやっぱりなんか違うしー、

[ゲーム内で6時間。現実世界ならきっと数分。ちょっと火遊びで火傷した、と言うには濃厚すぎる体験だった。]


 あっ、そうだ! ファンだったらいいよ?
 ……なんて。さすがにもう、
 ファンがつくほど上手くは
 滑れないだろうけどね。

 今更、私の魅力に気付いて
 もっと大事にしとけば良かったー
 なんて思っても遅いんだから!

[そうして、目の前でブロック解除してあげた。桐野の連絡先を教えて貰うためだ、と建前で。]

 もう、長々病んだ連投しないでよ。
 私の練習時間削るようなら、
 またブロックするからね。


[差し出された手を見詰めて、少し腰を浮かせる。]

 〜〜〜〜っ、さすがに、怪我の脚一本分の恩は
 返さないと、不義理だし。
 みんなが、アンタが最後まで頑張ってくれたおかげだし。
 もう、あの時のノルマは達成でいいから、
 ――……そのご褒美とでも?

[急にしどろもどろ早口になった。色々限界だったらしい。耳の先が熱くなってくるのを自覚する。
 汗ばむ手を握って、軽く引いたところで

   ――彼の頬に唇でかすめて。

 あとは踵を返すと、搭乗口まで全速全力ダッシュで逃亡するのだった。**]


[こうしてもう一度逢えただけで少年の心は満ちた。
伝えるべきことも伝えた。だから、彼女の答えに薄く微笑み。]

…うん。

[それ以外、言葉にはならない。]

ファン、よいな。応援団長でどう?
旗を振るよ、でかいの。アメリカから見えるように!

[どんと胸を叩いた。]


[ブロック解除はありがたく。キリノのLINEや余計な個人情報も適当に流す。知ったことではないな!]

……

[ごめんは言えない。だから、黙るしかない。
黙るしかない…]

いやそんな俺病んでる⁉️

[はい!誰かが全力で答えそう。

そんなーーそんな時間が終わりを告げる。
急に彼女がそわそわ早口。なんだ?

手を引かれてぐらり。傾くバランス。]

ーー…

ポカンとする少年の頬に。触れる。彼女の優しさ。]


ニジーー…

[もう彼女は走り去っていた。まるで風のよう。]

……ありがとう。

[呟いた少年は指先で、頬を撫でた。

愛おしげに。]**


【人】 ASIOS キリノ

 [>>77
 ── ん?

 俺とサラの関係…って、
 こ、恋人じゃない?

 と、既視感のある台詞が頭をよぎった。が。
 まだ敬語の取れない目の前の彼女をじっと見て、
 眼の高さまで屈み、小首を傾げるように覗き込んだ。]


 勿論そのつもりだったよ。
 ……嫌?

 [嫌と言うわけがない、とは思うが
 返答があれば、注意深く見つめた。]

(92) steel 2023/05/01(Mon) 17時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>78 そして話していくうちに、
 ふと真っ赤な顔をした彼女が、
 ワンピースのボタンを上から外し始めた。

 ───…えっ、
       …こ、ここ で!?

 思わず心臓が跳ねる。

 僅かに開いた胸元を見せながら、彼女が言った。

 傷跡のこと。
 痛みも苦しさも消えていること。

 ──治ってるかも、ということ。]

(93) steel 2023/05/01(Mon) 17時頃

【人】 ASIOS キリノ

 ───……えっ、ほ、 …本当に!?
 そ、そうか。

 [思わず、手を伸ばした。]

  ──……よ、
       かった……──

 [涙ぐんでいる彼女の頬を撫で、
 そのまま引き寄せて、震える腕で抱き締めた。

 ──全部、報われたのだ。
 本当にゲームに勝ち、願いが叶った。]

(94) steel 2023/05/01(Mon) 17時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [胸がいっぱいになって、ろくな言葉が紡げず。

 自転車で河原行こうね、と言う彼女の
 後ろ髪を撫でて、うん、うん、と頷いた。



 傍から見たら、ワンピースをはだけた女の子を
 廊下で抱き締めている怪しい男だった。

 しかも運悪くクルーエル社員数人に見られていたが、
 今はそんな事はどうでもよかったのだ──。]**

(95) steel 2023/05/01(Mon) 17時頃

一人暮らしなのか。
ふうん。

[どんなうちなのだろう?
 とりま、片されるカップを見つつ、席を立つ]

腹減ったわ。**



コンビニは寄るつもりだけど、
ガッツリ食いたいなら弁当屋も覗く?


[電車に揺られて数駅。
なんやかんやと買い込んで、随分と久し振りに思える自室の鍵を回した。相変わらずドアは軋む。

入ってすぐのシンクにとりあえず袋を安置させて、奥へと案内する。案内っつっても、短い廊下の先の一部屋しかないんだが。]

あ、トイレとシャワーは
さっきのキッチン台の正面な。手前がシャワー。

[万年床の手前の卓袱台に、座布団なんかはなかったが、ともあれ座ってもらおうか。
手早く支度して、食事に有りつく。]

あー……
なんか変な感じ。胃が動いてる。*


お邪魔、しま、す・・・?

おお、なんかまともな部屋だ。
すっげ。


つか、なんで一人暮らしなんだ?
どっかから出てきたのか?

[案内を受けつつ、キョロキョロと非常に楽しそうです。
 とりあえず、テレビとかあるのかな?とか]

とりあえず、でも、落ち着く部屋だな。うん。

[図々しく、どっかり]*



[部屋にテレビはない。そもそも必要最低限の家具しか置いていなかった。私物は殆ど処理してしまっていたし。そんな部屋でも落ち着くと言ってくれることに、何故だかほっとした。

しかし、そうか。
まともじゃない部屋にこいつはずっと居たんだな。]

や、まあ。
縁故はなるべく断ってたっつか……。

[何の為に、とは言いにくい。まあ済んだことだ。
フェイドアウトさせた友人達とも、そのうち連絡を取ってみようか、なんてことを考えられるようにすらなっている。]

えと、親は一応、隣県に住んでる。

お前は?
元々都内住み?

…………つか、これからどうすんの。*


隣県か。
縁故断ってたってのは、
まあ、いろいろ準備してたってことか?

ま、でも、そこは、聞かないでやるわ。

[テレビもない、スマホもない、
 そんな部屋で、友達を殺すことを考えてた。
 こいつの見てくれからは、想像できにくい]

俺は、都内だよ。
まあ、一番賑やかなとこ、にある、くだらない店の使われてない衣装部屋で寝泊まりしてる。元のうちのアパートは、ガス水道電気、全部止められてるから、実質物置みたいなもんだ。

[それでも、母と暮らした部屋は、残されている。
 戸籍も住民票もある。
 ただ、その部屋の名義は、

 組の幹部だ。

 母と、どうやら関係はあったのだろう]


あ、親はいない。

あ、いや、母親はいない。
親父は知らん。


【人】 ASIOS キリノ

 >>115
 いや…ありがとうは俺の方だよ。
 サラと出逢ってなかったら
 自分がどうなっていたか分からないし…。 


 [>>115 懐かしい頬ずりの感触。
 ……それより
 ワンピのボタンが外れてるのが気になって、
 誰かが来ても見えないように
 しっかり抱き締めた。]

(116) steel 2023/05/01(Mon) 21時頃

【人】 ASIOS キリノ

 あ、そういえば…
 大和たちがビルの外で集合するって言ってたけど。

 ……行ける? 歩けるかな。
 歩けないならおんぶするよ。


 [おんぶする。これも懐かしい。

 そんなことを話しながら、
 ワンピの上ボタンを留めてあげた。
 VRで制服を脱がす時よりも緊張して、
 自分の心臓の鼓動がやたらうるさい。]*

(117) steel 2023/05/01(Mon) 21時頃


[聞かないでやるとか言いつつ大体正解を出してるようなものじゃないか。肩を竦めて、牛丼の残りを掻き込んだ。ペットボトルの緑茶で仕上げる。]

衣装部屋かあ。
まあ暖は取れそうか……?

[インフラが止められてそんな場所に転がり込んでいても、携帯端末だけは外せないのが現代か。俺も早く買い直さないといけない。

言い直された言葉に、なるほど、と内心だけで頷いた。残したくないと言っていた過去について、俺は詳しいことを一切聞かされていない。前科の罪状くらいか。

それでも、余程の環境にいたのだろうことくらいは察しがつく。だというのに、どうしてこいつは。]

…………。

ハゲたクマのぬいぐるみ。

[ぽつり呟く。"これから"について答えてもらえていないことには気付かない振りをした。]*


ハゲたぬいぐるみ?
ああ、くだらんこと覚えてるな。

[いきなりなそんな言葉に、じっと、鮫島を見た]

結構、何も聞かないんだな。
いいけど。

[高校は通信制だ。
 今の時代、オンラインでも勉強ができる。
 でも、その環境も、実は確保しにくい。

 その店の手伝いに、端末を時々使わせてもらってるが、
 もちろん、ロクにできていないし、
 いや、檻の中の方がむしろ環境いいとか、どんだけ]

ああ、でも、
 あそこは、定期的にボーズにさせられるのは嫌だったな。

[ぽつり]*



うん。だってアレすげえツボったもんよ。

[見られている。
何となく、落ち着かない。]

いや聞きたいよ。
でもなんか、
……言いたくないのかなって、

[思うじゃん。と語尾を窄めた。何だろうな。調子が狂う。──そうだ、連絡先を聞かないと。筆記用具を取り出そうと腰を浮かせたところで、唐突に思える単語が飛び込んできた。]

ボーズ?
ああ…………なるほど。

[案外可愛いんじゃないかとも思ったが、口にはしない。俺は似合ったかな。益体もないことを考えながら、紙とペンを引っ張り出して桐堂の目の前にずいと差し出した。]


書いて。*


まあ、言いたくないな。
だから、聞かれないなら、絶対言わないな。

じゃ、この話はやめるか。

[そして、出された紙とペン、
 そこに、電話番号を書いた]

はいよ。
嘘じゃねえぞ。
でも、

なんか、いいな。

買ったら一番に登録しろや?

[へら]




……………………。

[何その笑顔。
言わせたいのか、言わせたくないのか、自分でもわからなくなってきて困った。番号だけが書かれた紙を受け取って、丁寧に折り畳む。]

すぐ買う……。
明日買う……。
一番にする……。

[月に届きそうなくらい折り畳みそう。]


あのさ、
…………また会いたい。です。*


【人】 ASIOS キリノ

 [>>122 
 ─お願いしてもいい?と言われたので、微笑んで。

 廃校でそうしたようにサラを背中に乗せた。
 ……VR内よりも身長が高いから、
 見える景色も違ったりするんだろうか?
 とかなんとか考えていたら、
 背中から何か聞こえて来た。>>122]

 ん?
 どうしたの?

 [顔が見えなくて分からないが、
 やたらサラの心臓の動機が激しく伝わってきて。]

(128) steel 2023/05/01(Mon) 23時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [……なんでこんなに心臓の動悸が?
 病気治ったって言ってたけど
 本当に大丈夫なのか……?

 サラを背負ったままエレベーターに乗り、
 2人きりの個室空間になったところで
 ようやく一つ思い当たった。
 廃校で何度もおんぶしていた理由。


 ……うわーっ。
 サラが何を考えてるか分かってしまった。

 ……こちらも少し赤くなり、無言になる。

 エレベーターを出て、ロビーに進んだところで
 一度サラを下ろして、受付を済ませた。]*

(129) steel 2023/05/01(Mon) 23時頃

お?
なんだ、蜜柑、めっちゃ素直じゃね?

[丁寧に折り畳む様を見つつ]

ん?

そうだな。
約束はできないけど、
暇があったら、連絡しろよ。

[麦茶のペットボトル開けつつ]

とりあえず、今日は、電話は切っとくか。

[そして、スマホをみれば、
 コラ!ガキ!どこにいる!って怒鳴ってるLINEが見えたので、
 電源オフと]



[何とか成層圏くらいに留めた紙をいそいそと仕舞って、プリンを開ける。電源の落とされたスマホに、どきりとした。いやなんか、始める前みたいじゃない? ってのは、俺の遍歴に問題がある訳だが。]

うん。する。

[どれくらいの間隔でどれくらいの頻度だったら掛けていいんだろうか。用件がある時しか電話を使ったことがなかったことに気付く。]

えーっと…………。

ああそうだ、
まだ聞いてなかったな、お前の活躍。

型番ってどうやって見つけたの?

[直接届いたのは俺の下じゃなかったが、桐堂がそれに貢献していない筈がなかった。その内容はとても楽しみだったが、ただそれより何より、もう少し話をしていたかった。]*


ああ、
型番か。

あれは、カプセルマシンの外側に貼ってあったから、
結構中から出れば、すぐにラプターが見つけてくれた。


俺は伝える方法がなかったから、よかったよ。
しかし、お前らよく考えたなあ!
本当、よくやった!!

[サムズアップで、にこ]*


【人】 ASIOS キリノ

 [>>131
 受付で記念の石を受け取ったサラが、
 こちらに向き直って、差し出して来た。
 小さな手の平の中に輝く、
 彼女の、守護のシールドを思い出させる
 白い光を放つ石。]

 
 俺にくれるの?
 ……ありがと。


 [サラから石を受け取ると同時に、
 自分が持っていた、
 冷たい水色に輝くアクアマリンを
 彼女の手の平に渡した。]


 俺のも貰ってね。交換。*

(132) steel 2023/05/01(Mon) 23時半頃


へえ。カプセルから出られたんだな。
アレを思い付いたのはキリノだったけど、
ああいう抜け道考えるのって楽しかったな。

[それをクルーエル側が咎めなかったという事実が驚きではあったが。卓袱台の上に放り投げていたサンストーンの裸石を手に取って眺める。]

…………うん。
伝えられる方法、渡せてたら良かったな。

[ぴん!と立てられた指を視線の端にだけ捉えて、それから幾つか質問しながら"帰還後"の話を聞いた。途中で思い出して、柊の連絡先も改めて尋ねる。どうでも良い話もして、それでもやがて、話題は尽きてしまう。外はそろそろ暗くなる頃だった。]


今日、帰んの。*


まあ、とりあえず、
悪知恵だけは、働くってなあ!

ちなみに、結局、クルーエルのしっかりとした、目的とか本当のことってのは、わからなかったな。
ただ、あきらかに非合法ってやつはあると思うんだけど。

まあ、まだ、俺らの力は何か太刀打ちってはできないな。
そして、できないからこそ、
こつやって、放免されてるんだろうし。

[たかが高校生がガタガタいったところで、
 いくらでも、真実は塗り潰せるとと、いったところか]

ただ、どれくらい続いているものなのか、
死亡者が本当はどれほどなのか。

って、
これは、でも、俺の仕事じゃないか。


って、
ん?

あ、本当だ。暗くなってきたか。

そうだな、も今日は、できれば、
ここに泊まってもいーか?!

[まあ、明日までは、逃げてたら、流石に鮫島に迷惑がかかるが、
今日はバレないだろうと]

よーし、風呂もらっていい?

[勝手にいーよなー、と]**


【人】 ASIOS キリノ

 >>133
 ……うん、なんか、嬉しいね。
 こういうの。

 大事にする、ありがと。


 [赤い顔をして微笑む彼女の頭を撫でて。
 受付での用が済むと、
 もう一度彼女を背負って、
 クルーエル社のビルを出た。

 ビルを出たところでは、
 見知った顔ぶれと
 ふたたび出逢えるだろうか?]**

(139) steel 2023/05/02(Tue) 00時頃


ああ、それな。

基本的にはあの"システム"の臨床データを
収拾してるって話だとは思うけど、
あれを使って何をしたいのかは謎だよな。

[桐堂の言う通り、俺達がこうして自由に帰されている以上、どう考えても何らかの権力の庇護下にあるのは間違いないだろう。まあ監視くらいは付いているのかもしれないが。]

そうだな…………。

[死、という言葉を聞くと少しだけ瞼が疼いた。]



えっ、あっ、うん。勿論。
──泊まって。

[念の為、というか。コンビニでこっそり買っておいたものを思い出して動揺するなどする。ん゛ん゛っ。]

あ、バスタブはなくて、
シャワーブースだけなんだけど。
タオルと適当な着替え出しとくな。

[そうだ、歯ブラシも要るか。
確か替えはまだ残ってた筈────]

  ッ痛え、!?

[建具に足の小指をぶつけた。暫し悶絶する。小指と言えば欠けた爪、なんかしといた方がいいかな。まあいいか。それより痛え。

何やら無駄にドタバタしながらも諸々を整えてやると、水音ばかりがやけに耳についた。

そわそわする。]*


【人】 ASIOS キリノ

─ 当日帰り・某ビル前 ─

 [外に出れば、集合場所はすぐに分かった。
 既に何人か集まっていたからだ。
 ついさっきまで同じ学校に居た筈なのに、
 みんな初対面の──。

 背中でサラが手を振っていたかもしれない。
 近くまで行くと気を付けてサラを下ろした。]

 ……うわー。
 初めまして?
 桐野だよ。
 俺はVRでは2年生の時のアバターだったけど…


 [見渡すと、みんな同じ姿だが服装が違うので
 やたら新鮮だった。
 野々花だけ少し印象が違う気もしたが、
 それでも、あの野々花だな、…と思えた。]**

(144) steel 2023/05/02(Tue) 12時半頃

ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/05/02(Tue) 12時半頃


【人】 ASIOS キリノ

─ 当日帰り・某ビル前 ─

 [>>157>>158
 鮫島と話しているサラが
 ちょっと涙声になっていたので、
 背中を軽く撫でる。

 鮫島の小指を見ると、一瞬ハッとして。]


 ……そか、少しは来ちゃったのか…。

 まあ、他に何もないなら、良かった…。
 ……本当に。

 [代償として使われたのかは定かでないし、
 もしかしたらもっと酷い消費だったものが
 >>3で治癒してその状態の可能性もある。
 いずれにしろ、もう何も分からない。]

(161) steel 2023/05/02(Tue) 21時頃

【人】 ASIOS キリノ

 野々花もお久しぶり。
 …ってお久しぶりじゃないか。
 奏人はいないんだ…?


 [みんな私服で新鮮だなあと思いつつ
 周囲を見渡したが、
 奏人の姿はなかった。
 何となく野々花に聞いてみる。]


 そうだ、リアルのLINE交換しとこ。
 俺のこれ。『akira_k812』


 [まだサラとすら交換してなかった
 アドレスを出して。
 何人かと登録を済ませた。]*

(162) steel 2023/05/02(Tue) 21時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>165 柊とニジノは体力的なところで、
 と言われてハッとした。
 ──そういえばあの2人は襲撃死か。

 襲撃死した参加者の状態を
 詳しく知っているわけではなかったが、
 前回人狼を経験していたので。
 …想像すると、何とも言えない気分になった。]


 そか…
 キルロイとも、少し話したかったな。
 あいつ、いい奴だったし…。

(177) steel 2023/05/02(Tue) 23時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [交わした言葉は少ないが、
 フェアじゃないからと
 願い事を明かしてくれた事。

 自分の生命を消費すると言った桐野に

 ” 願いは自分のために使え ”

 …と言ってくれたことを
 思い出していた。]*

(178) steel 2023/05/02(Tue) 23時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>172 IDの操作がわからないサラに
 簡単に場所と登録の仕方を教えて。

 その辺に居た大和と何かぼそぼそ話し、
 >>174 賞金の話題が出れば。]


 サラに便乗みたいになるけど、
 俺も鮫島に渡しとくよ。
 使い道ないならそれでもいいけど…、
 ま、俺にもないんだ。


 [そう言って笑った。

 100万円だとうまい棒が83333本買えるのか〜
 などとくだらない脳内計算もしたが
 口には出さず。]

(179) steel 2023/05/03(Wed) 00時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>175>>176
 立ち話をしていた時間は長くないが、
 体力の落ちているサラには
 少し無理をさせたのかもしれない。

 病院に戻ると言う彼女に、
 タクシー乗り場まで送るよ、と声をかけ
 皆の方に向き直った。]


 俺もサラを送ったら帰るよ。

 またどっかで集まろうぜ。
 …今日会えなかったみんなとも会いたいし。

 奏人ともうまい棒パーティーしよって
 話してたし、ね!

 [最後は明るく手を振って
 その場を後にした。]

(180) steel 2023/05/03(Wed) 00時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>181 タクシー乗り場まで送る案は
 首を振られた。が。]

 えっ、いや。
 俺がギリギリまで一緒に居たいから…
 ……送らせて欲しいな。

 [少し強引だったかもしれないけど、
 どうしても、もう少し一緒に居たくて。
 皆から少し離れたところで、
 ふたたびサラを背負うことにした。

 彼女を背に乗せ、ゆっくり歩きつつ。
 タクシー乗り場までそう遠くはない筈だが
 いよいよ離れるのが辛くて、
 距離感がわからなくなっていた。]


 >>176
 ……ありがとう、は俺もだよ。

(183) steel 2023/05/03(Wed) 01時頃

【人】 ASIOS キリノ

 ゲーム内では一週間くらいの間だったけど。
 本当にありがとね。

 [背中のサラの様子はどうだっただろう。

 顔は見えないけど、
 心臓の音が微かに聞こえる気がして
 つられる用に自分の鼓動も早くなる。


 ──それから。
 通路で背負った時に言われた言葉は、
 よく聞こえなかったのだけど。>>122
 ……思い返してみると、

 しん、じゃう

 って言ってなかった…?
 と、急に気が付いた。
 ……少し血の気が引いた。]

(184) steel 2023/05/03(Wed) 01時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [病気は治っていると信じてるけど。
 
 もう、自分には、願い事を申請する機会が
 巡って来る事はないのだ。
 想像すると怖くなった。

 せめて何か、ささやかな約束をしたくて。]

 
 ……帰ったらLINEするね。
 ていうか毎日するよ。

 もう少し元気になったら、自転車、乗ろうね。

(185) steel 2023/05/03(Wed) 01時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [あの廃校で。
 ずっと一緒にいた彼女と、
 今、離れなければならないことが
 想像していたよりも、寂しかった。


 このまま、サラを背負ったまま
 走り出して、
 どこか誰も知らない土地に
 2人で行ってしまいたい
 衝動にすら、駆られた。

 ……押し殺して乗り場まで辿り着き、
 ゆっくり彼女を背から降ろして。
 頭を撫でる。]



 気を付けて……。
 ……また、ね。*

(186) steel 2023/05/03(Wed) 01時頃

ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/05/03(Wed) 09時半頃


ういーす。
やー、すごいな、お前んち、
お湯が途中で水になったりしないじゃん!

[そして、能天気な声。
 着替えも用意してもらって、着てみました]

なんだよ。デケェな。くっそ。
お前タテもヨコもデケェし、
ナニもデカいのね。

[散々モニタ越しに観てましたから。
カメラオフ?やー、わかるでしょ]

本当、結構繊細な以外は、恵まれてるじゃん。

[といいつつ、風呂上がりで、麦茶のペットボトル手を伸ばす]



[ぐふっ、と緑茶が気管に入る。
途中で水になっちゃうってことはボイラーがどうでこうでとか考えようとしてみるけど無理でした。咳き込んで涙目で睨み上げて、ちょっとだけぶかぶかの塩梅にまた落ち着かなくなる。

気になるなら確認してみる? だとか、いつもなら言ってんのに。何だよもう。]

っ、けほ…………、
…………繊細で悪かったな。

[湯上がりの肌とか髪から、嗅ぎ慣れた匂いがしてくんのもなんか。こう。俺の家のソープ使ってんだから当たり前なんだけどね?]


……………………。

俺も浴びてくる………………。


[最後に水浴びをするなどして、部屋に戻った。
下着とスウェットのパンツだけを履いて、がしがしと頭を拭きながら、桐堂からはちょっとだけ離れたところにどっかり座り込む。

粗方の水滴を飛ばし切った辺りで口を開いた。]

…………なあ、キル。
俺はさ、ほんとに……、

お前がいてくれて、良かった。

わかってくれてる奴がいて、
先に行ってやることやりながら
信じて待っててくれると思えたから、
しんどくても、踏ん張れた。

ありがとな。


…………会いたかった。*


ん?大丈夫?
どした?

[咽せてるので、ちら、
 コイツ、いろいろチャラチャラしつつも、
 抜け目ない優等生なんだとか思ってたけど、

 わりと、可愛い?]

繊細なのは、いいんじゃない?
押し隠さないなら。

[繊細なのに、強がって、
 それこそ空中に放り投げすぎて、
 中身ブヨブヨの蜜柑、かな]

おう、いってら。

[頭拭きつつ]


[そして、戻ってくる間。
部屋の様子を眺める。

人殺しの責任に囚われた部屋は、
見た目殺風景だ。
ここで、その図体で、何を考えてきたのか。

そして、どうそれを隠してきたのか]

早かったな。
スッキリしたか?

[そして、戻ってきた様子に、座ったまま眺め、
 少し離れたところに座り込んだから、自身も、視線は外す]

まあ、なりゆきだけど、
お前もホーリーもいてくれてよかったよ。
こっちもありがとな。

つかさ、本当は、もっと、側にいてやりたかったけど、


いや、

側には、いれないか。
ヤマトがいつもいたからな。

しっかし、お前、
保健室でヤッてたのはきいたが、
そのあとも、まあ、本当、よくヤッてたなあ!!
モニタから、丸見えなんだよ。本当、ビックリしたわ。

あんな経験なかなかできないわ。

[それに関しては、本当に感心顔]

そーいや、ヤマトとは、終わったあと、会ったん?


【人】 ASIOS キリノ

─ 帰還当日・自宅 ─

 [電車を乗り継いで自宅へとたどり着く。
 道中はずっとボーっとしていた。

 家の門をくぐると、鍵を開けるまえから
 犬が扉の近くまで来ているのが分かった。
 ──開けた瞬間、足元にまとわりついてくる。]


 ……碧、ただいま。


 [リアルではほんの数時間の外出だったが、
 長い旅行から帰ってきたような感覚で。

 足元から見上げてくる仔犬の頭を撫でると、
 "碧"は嬉しそうに吠えて、
 奥の部屋の母の元へ戻って行った。]

(201) steel 2023/05/03(Wed) 12時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [リビングを覗くと、
 黒い服を着た母が仏壇の前に居た。
 "……玲?お帰りなさい"と言われたので、
 "ただいま"、と何事もなく返した。

 2階に上がろうとすると、碧がついてきた。

 普段は自室には入れないのだが、
 今日は何となくそのまま通してしまう。

 リュックをその辺に投げ出して、
 もはや懐かしいベッドに倒れ込んだ。]


 ──は………。

 ……帰って、きた……。

 [帰れない可能性を想定していた部屋は、
 綺麗に整頓されている。]

(202) steel 2023/05/03(Wed) 12時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [ベッドからだらしなくはみ出ている左手を
 碧がやたら舐めてくるので、
 よしよし、と適当に頭を撫でた。

 この犬は、何なのだろうな。]

 " きっとずっと疑ってしまう
  本物のあの子じゃなくて
  生み出された別の何かじゃないかと "


 [奏人の言葉を思い出す。
 この仔犬は、碧ととても似ているけど、
 どこかから用意された全く別の犬だとしても
 不自然ではない。

 オカルトみたいな方法で
 生み出された碧だったとしても、
 本物と言えるのかどうか。
 分からない。]

(203) steel 2023/05/03(Wed) 12時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [ただ、ひとつだけ確かな事は。
 この一年間、母にとても懐いて、
 母の傍から離れずにずっと支えてくれたのは
 "この仔犬"だということだ。

 碧なのか、碧じゃなかったのか。
 もうそれは、どっちでもいいと思った。
 今は間違いなく家族なのだから。]


 ……ありがとな。


 [碧はキョトンとして見上げてきた。
 その仔犬のアイスブルーの眼を見て、
 ふと、貰った石のことを思い出し。
 去年と同じように、机の上の小箱に
 ホワイトオニキスの石を大切に仕舞った。]*

(204) steel 2023/05/03(Wed) 12時半頃

ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/05/03(Wed) 12時半頃


[側にいてやりたかった、と聴こえて弾んだ胸が、続く言葉に塞がれる。刹那、視線を奪われてから、彷徨わせた。]

あーまあ……、そうだな。
目ぇ離すと心配だったから。あいつ。

[心なしか責められているように感じるのは気の所為だろうか。カメラオフは……いや、まあそれでもわかるもんはわかるか。気を配っている余裕のなかった時だってあった。そもそも、見られて何かを想ってくれると、考えていなかった。

…………。
何か、想ってくれたのか?]


ん? ああ。
俺が無事なのを確認させた後、
玄関で他の皆と会ってから別れたよ。

お前とホーリー以外はニジノちゃんが居なかったかな。
あああと、少女Aもか。


…………ま、もう大丈夫なんじゃない。

[ぽつり、溢れた声は、溜め息に似ていた。]*


ま、ヤマトは心配だよな。わかる。
でも、お前こと、相当入れ込んでたろう?

今後も心配してやらなくていいのか?

[現段階で、連絡方法は、ほぼないはず。
 コイツ、電話ねーんだし]

あんなに好きあってたじゃん?
もし、なんなら、ホーリーとかだと、ワンチャン連絡先わかるかもよ?

[モニタ越しには、そうしか見えないから]


[リアルに戻ってからのラプターの様子を思い出す。
 普通に、なんだか、気の毒だった。

 同時に、自分も、内心複雑だったのは否めない。
 こいつ、どこまでが真実でどこからが嘘なのか。

 予約、なんて言っておいて、
 それも、真実を隠す手段かもしれないし、
 実際の濃厚シーンと、ヤマトからの鮫島との惚気に、
 スルーを、心がけてたが、


 なんで、そんな心がけをそもそも、なんて]**


連絡先は、聞いてあるけど。

あいつの一番不安定だったとこは
取り除いてやれたと思うし。

[もういいんだ、と呟いて、タオルを首に滑らせる。両端を握って頚椎を支えるように仰反ると、見慣れた天井の染みが目に入った。日常に戻ってきたんだな、と思うと同時、あいつを殺すことだけを考えて過ごした時間が、既に喪われたものなのだと改めて気付く。]

…………お前のさあ、
「最大限の説得」でね。

わかったんだよね。

俺は殺したかったあいつにだけじゃなく、
ヤマトにも間違えたんだって。

[俺が傷付いたこと、不満に感じたこと、全て押し殺して相手の欲しいものだけ与えるような真似をした。その上、恐らくそれは、本当に相手の欲しがるものですらなかったのだ。

もう、そんなことは止めるべきだった。]


あいつと俺は恋人同士じゃなかったし、
────これからも、そうはならない。

だからもう手を離すんだ。

[す、と視線を下ろして、居住まいを正す。
桐堂に向かい合う位置に、膝でにじり寄った。]

で。

予約、覚えてんでしょ?*


連絡先聞いてるのか。
ふうん。

[少し複雑なのは、なぜだろう]

ヤマトにも間違えた?
ああ、恋人同士じゃないし、これからも、ならない、か。

そうだな、お前そういうの、確かいらない的なこと、言ってたっけ。

[と、いうことを、思い出し、
 少し頭を冷やそうと思う]


手を離す。
それを、ヤマトも納得したのか? 
  ふうん。

[熱く盛り上がるほど、冷めるのも早い、そんなことだろうか]

予約は覚えてるよ。まあ、軽口とはいえ、約束だから。


で、どうしたい?

[抱きたい、あの時は、時間ないけど、今からでも、なんて、
 そこらで用足すような感じに言われて、

 もちろん、断る選択肢しかなかった。
 同時に、こいつ、そういうレベルでみるのか?なんて、
 でも、あんな状況だったし、

 ヤマトに対しても、ヤマトが求めていたから、というのであれば、
 不器用な優しさかもしれないが]

従うよ。
男相手にしたことは、ないけどなあ。*


【人】 ASIOS キリノ

─ 初夏・とある日 ─

 [サラの家の最寄でなく、桐野家寄りのとある駅前で
 待ち合わせたのは、理由があった。

 休日だったが、約束した自校の学ランを来て。
 自宅から乗ってきた自転車を傍に置いてサラを待つ。
 彼女の姿が見えれば、片手を挙げて微笑んだ。
 夏服の薄さに目が泳ぐ。]


 少し歩いたら河原があるから、そこを走ろうか。
 人通りの多いところだと怒られそうだし。


 [そう言って、自転車を押しながら歩き始めた。

 帰還して数か月。サラはすっかり元気になっていた。
 太陽の下で何の気兼ねもなく会えることを
 幸せに思う。]

(210) steel 2023/05/03(Wed) 16時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [ほどなくして、大き目の川沿いに着いた。
 よし、と声を出し自転車に乗って、サラを促す。]


 この河原だけ、2人乗りしよ。
 ちょっと行きたいところあるんだ。


 [サラが後ろに乗って、桐野にしっかり捕まったら
 ゆっくり漕ぎ出す。
 青空の河原を初夏の風が吹いていた。
 帰り際には丁度、夕暮れに差し掛かりそうな時間。

 学校は違うけど、こうして2人制服で待ち合わせて
 自転車に乗っていると、まるで。
 普通の先輩後輩として、一緒に通学しているようで
 胸が躍った。]*

(211) steel 2023/05/03(Wed) 16時頃

ASIOS キリノは、メモを貼った。

steel 2023/05/03(Wed) 16時頃


[大和と今後のことについて話をした訳ではなかった。だけど納得はしてくれる。それは何故だかはっきりとわかっている。だからという訳じゃないし、桐堂とのことはそれとはまた別の話だった。

のは、いいんだけど。]

……え…………と、

[いいの? とか思わず間抜けに訊きそうになって慌てて口を閉じる。いや俺、当時色々限界だったとはいえ、相当酷い誘い方した自覚くらいはあんだけど。]

…………。
……。

[何か言え俺。そうか初物か。そうじゃない。そういうことじゃない。いやそこは嬉しくない訳でもないけどそうじゃないんだ。]

………………あん時さ、
すげえ、欲しいと思ったんだ。お前のこと。

だから、




[頂戴。

囁いて、その薄い唇に唇を重ねた。]*


そっか。
お前頑張ってたもんな。
でも……

[なんで、俺なんだ?と聞こうとして、止める。
 そんな理由聞いてどうなるんだろう?

 別にいいか、で済ませればいい。
 ヤツにとっても、したいからする。
 俺も別に嫌じゃないし、そういうことは久しぶりだけど。

[そして、顔が近付いてきて、素直に目を閉じた。
 ヤマトとは、VRでシてたわけだから、
 実質、この感触は脳の想像ではないか。

 柔い唇開いて、
 片手をヤツの首に回した。
 首を傾けて、反応をみる]*


[でも、と動いて止まった吐息をそのまま吸い込んだ。
受け入れるかたちにひらいた隙間に、躊躇わず侵入する。
首に回された腕をもっと絡ませたい。頸動脈を掴む位置で、その頭蓋を支えた。

粘膜。唾液の味。
質量というものを思う。
歯並びを裏側から確かめて、舌先から舌根までを舐る。知らない肉を覚え込むように、或いは覚え込ませるように、繰り返した。]

…………ふ、……

[息継ぎのもどかしさが、妙に可笑しかった。
上着の裾に手を掛ける。]*


キリノは、2GJ狩人なんて吊ればいいんよ(号泣

steel 2023/05/03(Wed) 20時頃


って、
ったく、ガツガツしやがって、容赦ねぇな?

[想像以上に慣れた口付けに、
 流石にちょっとヤバいと思った。
 今日会ったばかりのヤツに、
 なんで、ここまで惹かれてる?]

なんだよ、その顔は。

[嬉しそうに見えた。
 だから、耳たぶが熱くなる。

 くっそ]

とりあえず、
 俺は慣れてないから、
 やめろって言ったらやめろよ?

[釘を刺したつもりだった]**


[止まれるかな俺。
あんま自信はなかったけど、頷いてはおく。]

俺、どんな顔してる?

[ふっ、と息で笑って、それを吹き掛けるみたいに首筋に埋まる。同じ匂い。ソープの。嗅いでから、舌を這わせた。額の辺りに熱を感じる、形の良い耳たぶ。そんなささやかな反応が嬉しい。

裾から潜り込ませた手で、膚に触れた。ちょっとだけ湿っているのを、指の腹に吸い付かせて少しずつ辿っていく。どこまでゆるしてくれんの?]*


どんな顔?
あー、めっちゃ悪りぃ顔してるわ。

つか、俺みたいなの抱いて、何がいいんだか。
趣味も悪い。

[といいつつ、肌に滑り込んだ指に、唇を噛んだ]

約束、だから、な。
好きにすればいいだろ。

[といいつつ、流石に、脳裏に浮かんだのは、
 vr世界のヤマトの痴態で、
それを思うと、正直、あんなふうにはなりたくないと]

好きにしろよ!

[我慢だ!これ一回終われば、
 それでチャラなんだから、とも思い直しつつ]*


[悪い顔、ねえ。だとしたら悦んでいるからだ。
趣味はどうだかわからないが、欲しいと思うことに正直に在りたいとは思った。]

好きにしていいなら勿論好きにするけど。
……約束だから、なんだ?

[じゃあなんで、約束してくれたの。耳許に囁く。

胸の頂きの皮膚の薄くなっている部分を探り当ててから、捲れ上がるに任せて上衣を剥ぎ取った。露わにさせたそこへ唇を合わせる。空いた腕を下腹へと向かわせ、兆しを確かめようか。

俺自身はもう、かなり準備万端です。]*


なんで約束したか。

[耳元で囁かれて、考える。なんでかとか、こんなとこで]

・・・・・心配だったから?
お前、わりといっぱいいっぱいだと思ったから。
心配だった。

[否定なんてして、落ち込まれたり、無視されたり、
 そんな風になってほしくなかったから]

って、本当、節操ねえな、このタコ!

[上着脱がされて、上半身自由奪われると、
 鮫島の手が下腹部に伸びて。
 そりゃ、刺激されれば、それなりに、立ち上がってはくるんだけど]

っ・・・・ってか、慣れすぎてないか?

[そこのところもムカつく。くっそ]


【人】 ASIOS キリノ

 [>>218 後ろでしがみついてるサラを
 振り落とさないように河原を漕いで行く。
 学ランとセーラー服、
 傍から見たら
 同じ学校のカップルに見えるだろうか。]


 ──あ、見えて来た、かも。


 [まあまあの距離を自転車で進んで来て。
 河原から脱出して住宅街のような道に入ると、
 どこかの通学路らしき大き目の道に出た。

 その先に、見覚えのある高校が建っている。]

(228) steel 2023/05/03(Wed) 22時頃

【人】 ASIOS キリノ

─ 桜森高校・リアル ─

 [まずは正門らしき場所に辿り着いた。
 立ち入り禁止で門からは入れなかったが、
 紛れもなく、
 "桜森高校" と書いてある。]


 ……やば。VRで見たあの高校だ。
 マジで同じだ……。


 [ネットで調べたところ、偶然にも
 桐野の家が一番近い事は分かっていた。
 しかし実際に見に来たのは初めてで。

 ……しばらく呆然と見つめたあと、
 裏門のほうに回った。
 あの桜並木があった場所だ。]*

(229) steel 2023/05/03(Wed) 22時頃

心配だと、抱かれてくれんの。
お人好し過ぎねえ?

[揶揄ってはみたものの、我が身を顧みると人のことは言えないのか。まあいいや。
ていうか、タコって言われた。可愛いな。

ちゃんとその気になってくれている部分にほっとして、手のひらで布地の上から撫で擦る。それなりに立派なもの。]

慣れ……過ぎてるってことも
ねえと思うんだけどなあ。

[拙いよりは安心しないものだろうか。
これから、ひらかれるんだし。]*


む。

お人好し?

[めっちゃ睨んでやった。
 なんだ?その言い方って。
 あー、俺ってもしかして、ただのバカか?]

お人好しだから、抱かれるってか?
そりゃ、俺は、相当なバカだな?!

[くっそ。
 なんだよ、コイツ]

じゃさっさと終わらせちまえ。

[一切の抵抗をやめ、そう、声をかける。
 そして、ちらり見やれば、鮫島の準備オーケーな部分見えてしまったか。

 あんなの、絶対怪我するじゃん]*



……………………。

…………馬鹿じゃねえなら、
言ってよ。


なんで抱かれてくれんの。


[手は止めずに声を低くする。
力の抜けた身体の、太腿を抱えるように下着ごと全部、邪魔な布を取り去って、さっき買ったばかりの潤滑剤を取り出す。指先に纏わせて、体温で温まるまで待ってから中心の窄まりに円を描いた。]*


【人】 ASIOS キリノ

 [自転車にサラを乗せたまま
 ぐるっと回って裏門に来ると、
 そちらは小さな門が開いていて、
 "立ち入り禁止"の三角コーンが
 無造作に置いてあるだけだった。]


 ……これ、入れそうじゃない?
 入っちゃお。

 [サラに先に自転車から降りてもらい、
 塀の隅に自転車を寄せて止める。

 そのまま三角コーンを避けて
 校内に侵入した。

 桜並木だった場所は、青々と木が茂り
 2人で座ったベンチは少し苔むして。
 同じ場所の筈なのに、
 不思議な心持になった。]

(233) steel 2023/05/03(Wed) 22時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [校舎の中まで入るのは気が引けるが、
 裏門入り口すぐのこの場所なら
 怒られてもあまり問題ないだろう。
 ベンチの葉っぱを払って、並んでそこに座る。

 使われておらず荒れた地面とグラウンド、
 時計が止まったままの校舎。

 ここは、時間に取り残された、本当の廃校だった。]


 ……こうして眺めてみると、確かにあの学校なのに
 なんか変な感じだね。
 桜が咲いてないのもあるけど。

 [ぽつぽつ話し始める。]*

(234) steel 2023/05/03(Wed) 22時半頃

 ひ

[潤滑油は、体温に近しいけれど、感触もちろん、違和感があるから、声があがった。
 とりあえず、一つ一つの行動は丁寧で、気遣ってくれるのはわかるけれど]

いや、立派な馬鹿だよ。
というか、そんなこと聞くな。

理由探しとかしてたら、こんなことできなくなる。

[それは、事実だ。
 鮫島とは、ただの仲間だ。
 仲間として、情が湧いた。そういうことだと思う。
 あんな環境で、気が合ったから、
 それが、少し、こんなおかしなことになったわけで。


 


だから、これが終わったら、
 普通に、また、他愛もない会話ができる、仲間みたいな存在になれないかな、と思った。

 と言っても、それも、また、現実的じゃないけれど]

それとも、甘い言葉でもききたいか?
ヤマトみたく、うまくはないぞ?**


甘い言葉は、
……要らねえけど。

[上がった声に、速度を僅かに緩めて、だけど遠慮はせずに指を進めた。第一関節。引いて、今度はもう少し奥まで。
使ってない方の左手を伸ばして前髪を漉く。丸みを帯びた額に口づけると、ちょぴりしょっぱかった。]

…………いいや。
甘えたかっただけかも。

なんかさ、
俺だからだって、言わせたかった。

[でもいいや。止めないでいてくれんなら。それで。
内側を徐々にまさぐる。見つけた場所があるなら、弾くように。]


息、あんま詰めんなよ。*


[指を進められて、歯を食いしばった。
 揺れた頭、ついっと汗が流れた。
 ああ、汗だよな、血じゃないよな。そんなことを一瞬思ってたら、
 手がゆっくりと頭をなで、汗が流れて、しっとりとした額に、薄い唇が触れた。

甘えたかった?って、それは、間違いじゃないけど。

少なくとも、他のやつとは、しない。

これでいいか?

[息があがる。
 耐えて深呼吸をする。
 だが、指はまた、より不覚にも侵入する。
 少し、気分が悪い


と、思った時、その奥で鮫島の指が内壁を、叩き、思わず、ぐ、と言った声を漏らす]

待って、それ、嫌。**


[
──他のやつとは、しない。

うん。と頷いた。
そっか。と思った。

それだけがこんなにも嬉しい。
そっか。
簡単なことだったんだ。]


うん?

[小さく漏れた声の後、嫌、と言われて指の動きを停止させた。見つけたと思ったんだけどな。
顔を覗き込んで、様子を伺う。]

しんどくなった?*


【人】 ASIOS キリノ

 >>235
 音楽室かー。
 …ちらっと行ってみる?
 明るいうちなら、なんとか。


 [廃校だから、日が暮れたら
 ちょっと、いやかなり怖いかもしれない。
 もっともあのVR空間では、
 何度もここで夜を過ごしたんだけど。]

 よし、せっかく来たし行こう!

 [サラの手を引いて、
 広いグラウンドを渡って校舎に向かう。
 玄関は、鍵もかからず普通に解放されていた。
 VR内よりも埃っぽく感じる。

 申し訳ないなと思いつつも、土足で進んだ。]

(236) steel 2023/05/03(Wed) 23時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [階段を上がろうと足をかけた瞬間、
 運悪く落ちていたプリントか何かを踏んで
 滑りそうになったが、どうにか転ばずに留まった。
 外は明るいが電気が通っていないので、
 校内はそれなりの暗さだった。

 サラが怖がれば握った手の力を強めて、
 慎重に3階まで上がる。]


 リアルで見るとだいぶ不気味だなあ……
 ……あ。
 音楽室だ… …懐かしい。


 [3階に上がるとすぐに音楽室が見えて。
 開いたままの扉から、中に入る。

 古くなったカーテンの隙間から、
 置かれたピアノに、光が射していた。]*

(237) steel 2023/05/03(Wed) 23時半頃

【人】 ASIOS キリノ

─ 桜森高校リアル・音楽室 ─

 [サラの手を引いて中に入ると、
 床が僅かにミシミシ音を立てる。

 ピアノの前まで行くと、椅子の埃を払って。
 側板を上げて現れる鍵盤は、
 蓋されていたせいか、そこそこきれいだった。
 少し、音を鳴らしてみる。]


 ───……。
 VRで弾いた感じと同じだなあ。


 [言いながら傍らのサラの方を見ると、
 …少し赤くなって俯いてる?]

(243) steel 2023/05/04(Thu) 00時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 あ。


 [思わず声に出てしまった。
 そういえば此処は、
 色々な意味で、サラとの初めての場所だった。]


 ……色々、懐かしいね。


 [リアルに帰ってきてから実は、
 サラとはキスすらしていなかった。
 明確に理由があったわけではないけど
 ただ、ゆっくり大事にしたい、と考えていて。


 そんなことを考えていると、
 赤くなっているサラと目が合ったので、
 条件反射のように、両手を拡げてみた。]*

(244) steel 2023/05/04(Thu) 00時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [拡げた両手の中に、サラが収まって来る。
 VRの時よりもこちらの背が少し高いので、
 少し屈んでも彼女の顔が遠く感じる。
 後ろ髪を撫でながら、ぽつりと話した。]


 またここで一緒に過ごせる日が来るとは
 思わなかったな…。
 

 ……覚えてる?

 ここで、ほら、

 [え? と彼女が真っ赤な顔をあげたら、
 そのまま顎を上に向かせて、
 返事を塞ぐように唇を落とした。]*

(253) steel 2023/05/04(Thu) 01時頃

ちょっと、変な感じがする、から。

って、うわ。

[なんだこれ、ヤバ。
 今まで感じたことない、こう、何かが引き絞られるようなのに、
 つい、それで腰が動いた]

あや、ちょっと、ツラいけど、やめなくて、いいーーッ?

[いつのまにか自分ガン立ちじゃねぇか。
 自身の下腹部確認して、
 熱い息を吐く。

 くっそ、これ。

 我慢しようとすると、蘇って、
なお、いたたまれなくなると、**



ッ、
────…………

[揺れる腰と、焦ったみたいな声に、瞬間煽られる。
止めていた指を何度か往復させてから引き抜いた。まだるっこしくて雑にずり下ろしただけのスウェットパンツから自身を取り出して、辛うじて残っていた理性でスキンの封を噛み破る。

掴んだ膝を強引に割って、真っ直ぐに宛てがう、先端が音を濡らす。]

キル、

[一言だけ掛けて、返事は待たずに圧し拓いた。]*


【人】 ASIOS キリノ

 [>>258 サラの手が学ランの裾を握って来る。
 彼女の心臓の音がはっきり聞こえる事に
 今は安堵を覚えていた。生きてる。

 ……しばらく、今までの全部詰め込んだような
 長い長いキスをしていた。

 やっと唇を離すと、また髪を撫でて
 潤んだ眼を見つめる。]


 ……ここで初めて君と出逢って、

 色々あった、よね。

 [もう一度軽く唇を重ねて、
 今度はすぐに離して、
 紅潮した彼女の頬を撫でた。]

(263) steel 2023/05/04(Thu) 02時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [ここは初めてサラを抱いた場所だった。
 彼女の様子からも、きっと思い出しているのだろう。

 ……今は、胸の中にいる彼女をまた抱きたい、と
 はっきり自覚していたが。
 今は敢えて、身体を離して。
 もう一度、優しく髪を梳くように撫でる。]


 ……実は結構、練習したんだ。
 このピアノ、VRと同じで調律がいまいちだけど…
 聴いてくれる?

 [そう言うと、ピアノ椅子に座り鍵盤に向き直って。
 以前よりも慣れた指先で弾き始めた。

 ───"孤独の中の神の祝福"。]*

(264) steel 2023/05/04(Thu) 02時半頃

【人】 ASIOS キリノ

─ 夕暮れの帰り道・河原で ─

 [しばらく桜森高校で過ごした後、
 ふたたび自転車に2人乗りで、帰路についた。

 夕陽が川の水面に反射してキラキラ光っている。
 こうしていると、本当に
 サラと一緒の学校に通っているようで。
 なんとも言えず嬉しくなった。]


 ……楽しかったねー。
 ちょっと遠いけど、また来れたらいいな。


 [後部席の彼女に話しかける。
 しがみついて来る小さな手が愛しくて、
 ずっとこのまま居られたらいいな、と、思った。]*

(271) steel 2023/05/04(Thu) 03時頃

・・・・ッ

[煽ったつもりなんか、なかったけれど、
 ヤツの空気が明らかに変わったから、
 背筋、冷たいものが走りつつも、
 息を荒げて、その支度を見遣る。

 それから、自分の腕で自分の目を塞いだ。
 それくらい、許されるだろう?]

あ・・ぐ、ぅ

[名前呼ばれた後、ギチギチと宛てがわれ、鮫島の質量押し込められる。
 息があがる。痛いというより、怖い。
 なるべく腹の力を抜く。
 息をゆっくりしようとしてたけど、
 実際は哀れな喘ぎにしか聞こえないか]


いっ・・・

[痛がりたくはないから、
 口を自分で塞ぐ。
 音が、でも、少し、遠い]**


[奥に届かせるまでは夢中だった。
どっかのタイミングで、漸く世界が戻ってくる。

桐堂は目も口も覆って何かに堪えている。
何かじゃねえか。俺か。

反省、まではしている余裕はなかったが、腹と腹の間に挟まれて萎れ掛けてるものに手を伸ばす。軽く握り込んで、ゆるゆると擦り立てる。そのリズムに合わせるように、腰を揺すった。]

…………悪ィ、トンでたわ。

[顎先にキスを落とす。]

苦しくねえの、
そんな塞いじゃって。


声、出してもいいよ。

[つか、聴きたいだけだけど。]*


好きにしやがって。

[頭飛んでいたとか、
 正気に戻れよ!

 と、手を退けると、
顔を睨んでやりたかったけど、
そんな余裕なくて、
涙目で見つめるだけになった]

出さ・・・ねえよ。
キモいわ・・。

[と、声出すのを拒否るけど、
 漏れ出るものは、仕方ない。
 それは、悔しくて]


[声は拒否したけれど、
 そんなに聞きたいなら、
 と、手を広げて、頭を掻き出いてやった。

 一番近くで、感じればいい。
 それでいいだろ?]**


[可愛いっつってんのにな。
滲んだものを吸い取ってやりたくて、目尻に口づける。

と、意外なくらい力強く抱き込まれる。]

…………うん。

[なんでか、言いたいことがわかった気がして、頷いた。
全部が心臓になったみたいな音を聴く。
なるべく、優しく、なんて無理で、だけど精一杯気持ち良くはしてやりたかった。熱を交換する、感覚で。圧して、引いて、段々と混ざっていく。]


ん、────っぁ、

[やがて短く吠えて、吐き出した。]*


・・・・・・ッ。

[キツく抱き込んだら、鮫島なら動きはなお、早くなって、
 圧迫と圧迫と、痛みと刺激されてる快楽とで、
 頭がもう、ぐちゃぐちゃだ。

 ともすると、自覚しないうちに、
 あられも無い声を出していたかも、しれないが、
 もう、それすら、どうでもああ、熱量の中に、

 遠くに鮫島の声を聞く。

 そして、過ぎ去ってあと、
 かくり、首が折れて、
 ただ、その部屋にだらしなく転がった。

 荒い息は、自分だけか、それとも?
 いずれにしろ、終わってみれば、

 それは、必要なことだったかも、なんて、考えたけれど]


蜜柑

水欲しい。

[どれくらいか時間が経ってから、そう、つぶやいた]**


[多分暫く覆い被さっていた。
ハ、と漏れる息のひとつで整えられるまで待って、ずるり引き抜く。おざなりな後始末をして、桐堂のそこだけは丁寧に拭いてやってから、並んで転がる。]

………………ん?

ああ、
…………

[のろのろと起き上がって目と鼻の先のキッチンへ向かう。買い置きの水は冷えてんのとぬるいのとあったけど、後者でいいか。シンクの下から引っ張り出して、取って戻る。

2リットルボトルから、そのまま口をつけて含む。
薄っすら開いた唇に合わせて、流し込んだ。]

もっと要る?*


[水が欲しいっていったら、
 口移しされて、
 欲しかったから飲むけど]

お前、本当に手慣れてるな。
でも、そういうこと、やめとけ。

あの時も言ったけど、

勘違いするからな。

[そして、のそ、となんとか起き上がると、
 デカいペットボトルに手をかける]

ヤマトにも散々恋人みたいなこと、してたろ。
あれじゃ、勘違い、するわな。

[自分で飲もうと]**



んー……。

[勘違い、か。どうなんだろうな。
大和とのことは、今思えば反省すべき点も多々浮かぶとはいえ、あの時には必要だと感じたことだ。
その是非は別として、

じゃあ、今は?

ペットボトルを持ち上げる手を何となく見つめる。]


………………。
……でも、したかったから。

[なんかガキみたいな言い分になった。]*



[あの時、
赦しを渇望しながら
魂ごと殺されることを求めてはいなかったか
仮想世界で終わってしまうことを

きっと それも柊にとっては真実
幸せだったんだろう

この世界の光は時として眩しすぎる
動く手足 動く心臓 動く脳髄
自分が生きているという事実が
時折 心底恐ろしくなる]
 



[そんな時 あの痛みを思い出す
涙が流れている

しるし
そこに残った熱は消えることはなかった]
 





  皆には内緒だよ。


 




[墓の中までは暴かれまい*]


 


[したかったから、という、
本当にそのまんまの言葉に、

少し呆れ顔をしながらも、
それに乗ったのであれば、同罪かと思う]

お前さ、そういう感じで、
人を口説いてたら、いつか、刺されるぞ。
気をつけろ。

[ガチで思う。
 嘘がないだけに]


[そして、また風呂に入るべきかと思ったが、
 それより、動きたくない、が勝った。
 脱がされた服を手を伸ばして集める。

 終わってしまえば、熱は段々と下がり、
 肌寒さを感じた。

 鮫島の大きなサイズのシャツを再びもぞもぞと着込んで]

今日は本当に大変な日だったけど。
 終わってしまえば悪くないな。

 そろそろ寝るか。

[疲れました]


  ー大和の夢(if)ー

[アメリカに行った彼女が残した置き土産。
それは少年の心を揺さぶるに十分で。

夢を見る。長いような短いような。
心惹かれる彼女をそこでは抱き締められる]

ニジノ…!お願いだ、傍にいてくれ!


 これは夢、これは夢、だから……

[自分に相手に言い含めるように、一言一言区切って、]


 は、離さないで。

[あの時言えなかった言葉。
 逃げたいのは、囚われたら絆されてしまう、自覚があるから。
 チョロいな、と何度目かの自嘲混じりで、相手の頬に手を添えた。**]


ーーうん。

[夢で構わない。夢であろうと少年は涙する。心を濡らす。
本当に欲しかった幸せを抱き締めたのだから。ずっと、ずっと憧れ続けた普通の幸せを。

彼女の細身はこんなにもーーあたたかだ。]

……ありがとうな、ニジノ。
もう離さないから。絶対にだよ。
約束するよーー

これから一生かけて、お前が聞き飽きるまで言うよ。

俺はーー可愛いお前が大好きなんだ。

[涙を溢しながら、少年は愛しい人を胸に抱く。
頬に触れた彼女指先が濡れたろう。]**



……刺されてもいいから
欲しいって思うこともあるよ。

[呆れたような顔も、何かを一瞬だけ思案したような小さな視線の動きも、しんどそうに、貸してやった俺の服を搔き集める仕草も、それを、身に纏うところも、余った丈がやっぱりどうにも可愛く思えるところも、全部、

目が離せないのがなんでなのか、俺にはわからないけど。]

けどま、気を付けるわ。

つか、そか。
ゲームの初日ってあれ今日なんだもんな……。
なんかやっぱ、変な感じだわ。

[悪くない日だった。或いは日々だった。そうかもしれない。大事な、幾つかのことがあった。
桐堂もそう思ってくれんなら、いいな、と思った。]





あ!! 忘れるとこだったわ。

あのさ、サラちゃんとキリノが
二人分の賞金を狼陣営に譲りたいって。

一応保留ってことにして預かってだけ来たんだけど
キル、受け取るつもりある?

[そこそこの重要案件を漸くで確認しつつ、ぐちゃぐちゃになってたシーツを伸ばして寝心地を確保した。]*


賞金譲りたい?なんで?

[その提案に不審な顔をした。
 なんで、貰えるものを放棄する?]

金は欲しいが、
その金は、胡散臭すぎるから、

要らないなら寄付でもすれば良い。

[うまい話には、乗りたくない。
 痛い目しかあってないから]


それに、
あんまり、人と繋がりをもっていたくない。

[連絡先は嘘なく教えたけれど、
この携帯がいつまで使えるかもわからないし]**


サラちゃんの病気、ちゃんと治ったぽいんだよね。
まだ検査とかはあるんだろうけど。
その上お金まではって話だった。

ま、お前は断るよね。伝えとく。

[賞金を譲る行為自体は訝る癖に、自分は「胡散臭い」で断るんだからちょっと面白い。そうやって自分を遠くに置きたがるのに、俺なんかの心配をしてくれてさ。]

…………うん。
けどさ、飯ン時に言った通り、
俺はお前にまた会いたいから。

明日スマホ買ったら一度電話する。夜かな。
出ても出なくてもいいけど、番号だけ覚えといて。

[何とか整った寝床に桐堂を誘導して、電気を消してきてからその隣に転がった。抱き締めたくて仕方なかったけど、止めておいた方がいいのかな。背を向ければ安心する? でも嫌だし。とか考えてたらなんかよくわからない直立不動になっていたかもしれない。]

…………。
じゃ、おやすみ。*


【人】 ASIOS キリノ

─ 自宅・初夏のとある日 ─

 [ボランティアに行く母を犬と共に送り出す。
 母親が出て行ったあと、仔犬の碧はしばし寂しそうに
 玄関を見つめていたが。
 玲が2階に上がろうとしたところでまとわりついてくる。]

 こらこら、危ない〜。

 [階段で足元に来られると、
 運悪く踏み外して落ちそうで非常に恐ろしい。
 注意深く犬を伴って自室に上がった。

 部屋の中は、机とベッドと本棚、クローゼットしかない
 よくある殺風景な男子の部屋。

 居間のピアノはでかすぎて移動していない。
 ここに持って来れば弾いてあげられるんだけど。]

(344) steel 2023/05/05(Fri) 10時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [本棚は仕方ないとして、机の上が参考書だらけなのは
 ガリ勉してるみたいでやだな〜と思い軽く片付けた。

 サラが家に来るのは実は初めてではないが、
 誰もいない日に呼んだのは初だった。
 母はサラをかなり気に入っているので、
 外出日に呼んだ事を知ったら拗ねるかも?

 ふと時計を見ると13時になろうとしていた。]


 昼ご飯は食べてくる筈だからそろそろかな?

 [ふーっ、と息を吐いてベッドにごろ寝すると
 犬も上がりたそうにうろうろしていたが、
 やがて諦めて階下に降りて行った。
 ……ちょっと寝そう。サラの連絡で起きるかな]*

(345) steel 2023/05/05(Fri) 10時半頃

 泣かないで、大和。

[指を濡らす雫を抄って、それでもやまないならそっと唇を寄せる。悔恨の味。
 やっぱりNGワードが連発されて、嬉しいのと恥ずかしいので顔面が熱すぎる。もう言わなくていい、どうやって塞いでくれようと思案は一瞬。

 口の端に、強めに噛みついた。がぶっと。]

 ……涙、止まった?


[背に回された腕はきつくてきつくて。
 夢のはずなのに、もう既に逃げたい。**]


[柔らかい。彼女はどこまでも柔らかだ。
その唇はしっとり少年の涙を拭うのか。

彼女にまだ苦しみが残るのを知りながら、
少年は歓喜に震えた。

ーー赦されたように、感じたから。]

ん…?!ッ!

[噛まれた?!ちょっと痛いけど大丈夫。
ふ、と表情緩めて。]

ーー止まった。やっぱり俺はいつも、
お前に助けられてるな。最高の相棒だよ。そして。

……俺の最高の女の子なんだ。

[背中に回した手を、彼女の短くなった髪に。
指ですく。優しく、永遠を刻むように。]*


また。会いたい。
嬉しいこと言うな。

[でも、もう、ないだろうな、と思う。
じゃ、何で教えた?

そうだな。
そういうのあってもいいじゃないか。
それだけ]

電話はでれたら、でるわ。
ま。一回はしてもらわないと、
お前の番号わからないからなあ。
ま、でも、

無理しなくていいよ。

[そして、布団を用意してもらえば、
そうだな、こっちの負担あったし、と寝転ぶ]


ああ、そうだ。
約束は守ったからな。

もう、お前とはこういうことしないから。

[さてと、と、伸びをして、
 ごろ]

疲れたろ、さて、おやすみ

[背中を向けて、目を閉じた]**



電話掛けるのに無理とかある?

[少し笑って、うん。それでいいから、と呟いた。
「こういうこと」なんつう言い回しが控えめでいじらしくて、堪らなくなるけど。我慢する。

約束はもう、しなくて良くて。
いつかの未来に交わる縁を、心から希うだけだった。]

…………ん。

[疲れたろ、とか。
さっきの今でも言ってくれるその声が、孤独なつもりの狼を救ってくれたあの響きとまるで変わらないから、俺はどうしようもなく涙を溢す。向けられた背中から、それでも伝わってくる体温を、ずっと感じていたかった。]


[







翌朝、多分ちょっぴり寝過ごした後、桐堂が出て行くならば土産を持たせて送り出す。こっそりポケットに忍ばせた、サンストーン。]**


ん。ま、電話は簡単だよなあ。

[そして、そのまま、鮫島に背中を向けて寝た。
 ヤツがどんな顔とか見ない。





 見れない]


[次の日、
朝起きたら、
とても綺麗な朝だった。

そんなに物がない、簡素な部屋だったけど、
朝日はちゃんと部屋を照らした。

なにより、
なんだか、あたたかい。
爽やかで気持ちがいい。

でも、

出て行かなきゃな]


[鮫島が寝てるうちに身支度を、整える。
 電話の電源は、あえて、まだつけずにおいた。

 どちらにしろ、
 戻るところは自分のうちか塒しかないから、

 過去が消せなかった段階で、
 もう、生きていくのに選択肢は限られてくる。

 ともかく]

ん?起きたのか?
 おまえ、学校はどうなってるん?
 行くんなら、着替えとか、
 ああ、制服、私服なのか。
 へえ。

[そんな他愛もないことを喋って。
 そして、持たされた土産は、
 綺麗な蜜柑の色の石]


ああ、そんなんあったな。

[自身もポッケから、黄緑の石]

いるか?

[石の意味とか知らないけれど
 でも]

じゃ、もう、物騒なことは考えるなよ。

[そして、部屋を出ていくだろう]**


[学校は去年のうちに休学届を出していること、学年の扱いが実際どうなっているのかは実は不明なこと、このまま退学をしようと思っていることなどを他の他愛ない情報と共に告げて、それで名残惜しい時間は過ぎていってしまった。

差し出された黄緑の石に、小さく息を呑む。]

うん。頂戴。

[握り込んで、押された念には苦笑で頷く。
軋んで閉じた部屋の扉の、錆のかたちをすっかり覚えてしまうくらいの間、そのままの姿勢でいた。




翌日、夜を待って、一本の電話を掛ける。
規則的に鳴り続ける呼び出し音は、少しだけ心臓の音に似ていた。]**


[それから、どれくらいか後]

------- -------

(おい、電話かかってるぞ?)

(ああ、いいんす、これは出なくて)

[免許を取得し、車の運転をしている。
 ぴっちり着込んだスーツの内ポケットが震える。
 電話だとわかれば、横の兄貴が、こちらを向いて指摘するから、
 いつものように答えた]

(なんだ?女か?)

(まあ、・・・・そんなとこっス)


[あれから、結局は、母親の縁で、
 この界隈を仕切る親父の世話になることになる。
 でも、こんなガキ一人に、なんで、そこまで執着するのか。

 夜の蝶ジェニファーの謎が絡む話となるが、
 それは、また、別の物語だ。

 今は、改めて、組の構成員として、
 日々、勉強や仕事をしている。

 そして、電話は2台。
 その、古い電話に登録されてる番号は、もう一つだけだけど。
 着信履歴だけ。

 いつまで、鳴るかは、わからない。
 そのうち、きっと、鳴らなくなるだろう。

 鳴らなくなったら、

 完全に捨てられるな、と]**


 う、うん? そーなんだ?

[おイタの成功に北叟笑んで、能天気に頷いていられたのは、最高の相棒、まで。
 こういう時の声や手つきが、必要以上に甘くて。急に相手が年上なことや、異性であることを意識させられるから。ペースが乱されて悔しいやら、ひっくるめてもどかしいやら。]

 …………大和のくせに、大和のくせにー。

[主導権が諦めきれず、てしてし胸板を叩いて反意を示すことしばし。梳る指の心地よさに抗えず、目蓋を閉じてその体温に身を預けた。**]


【人】 ASIOS キリノ

─ 桐野の自宅の最寄り駅 ─

 [急ぎ足で駅に向かうと、待っているサラの姿が見えた。
 こちらに気付くと手を振って来る。
 私服可愛い。
 荷物を半分持ってあげて、ゆっくり歩き始めた。]


 晴れてていいけど暑いね。
 遠いとこありがと。

 [道に落ちている物を踏まぬよう細心の注意を払って、
 住宅街の中にある自宅に辿り着く。
 それほど大きくない庭のあるこじんまりした二階建て。]

(359) steel 2023/05/05(Fri) 15時頃

【人】 ASIOS キリノ

─ 桐野家自宅 ─

 [家に着くと、いつも通り扉の向こうに碧が待機してて。
 扉を開けたら思いっきりまとわりついて来た。

 サラの荷物のうち、冷蔵庫に入れる必要のあるものは
 一緒に入れに行って、
 そのまま2階の自室に。

 お客さん連れなせいか、碧は2階までついてこなかった。
 なんという出来た犬だろう。]*

(360) steel 2023/05/05(Fri) 15時頃

【人】 ASIOS キリノ

 レモンメレンゲのタルト楽しみだなー。
 母さんタルト好きだから喜ぶと思うよ。
 てか…わざわざ作って来てくれてありがとね。


 [自室にサラがついてきたら、どうぞ、と中に通す。
 家には何度か来てるけど、母がいつも居たから
 部屋に入れるのは初めてかもしれない。

 若干殺風景な、モノトーンと木目調だけの部屋。
 白いベッドの上、枕もとの横に
 部屋に不釣り合いなうさぎのぬいぐるみが乗っている。]

 ごめん椅子がないな…。

 [と言ってベッドに腰かけ、横を促した。]*

(365) steel 2023/05/05(Fri) 15時半頃

キリノは、>>-1727さすが奏人だぜ…(村建てが遠くで涙目で見てる)

steel 2023/05/05(Fri) 16時頃


【人】 ASIOS キリノ

 [サラがふと、枕もとのうさぎのぬいぐるみに
 視線を移したのに気付いて。]

 あ、あれは俺のじゃなくて
 姉の部屋にあったやつなんだけど。
 ……ちょっとサラっぽいと思って
 持ってきちゃった。

 [何故か言い訳がましくなってしまう。

 サラが隣に座ると、
 スマホを開いて、横にいる彼女に見せた。
 一瞬見えた待ち受けがサラだったのは気付かれたか。]


 廃校で同期してた写真。
 俺しか持ってないやつが色々あるから、
 サラにも渡しておこうかなって。

(367) steel 2023/05/05(Fri) 16時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [開いた画面には、
 2人で撮ったたくさんの写真。
 音楽室、図書室、──桜並木の下。

 その中に、こっそり紛れるようにして
 サラの寝顔の写真。]


 ごめん、怒られるかと思ったけど
 可愛すぎたから、つい……。


 [話しながら、通信でサラのスマホに送ってあげる。
 玲視点で撮られたサラは、儚げで可愛くて眩しい、
 神聖さすら感じる視点でその中に佇んでいた。]*

(368) steel 2023/05/05(Fri) 16時頃

【人】 ASIOS キリノ

─ 翌土曜・xx駅周辺 ─

 [鮫島と待ち合わせて、某駅へと。
 もちろん2時間前に出発している。
 最寄り駅で、走ってきたサラリーマンと運悪く衝突して
 相手の持ち物が四方に散らばり、拾ってあげるなど
 よくある事故で予定の電車に乗り遅れたが、
 2時間前出発しているから問題ない。何も。

 今日はオープンカラーシャツに黒のテーパードパンツ、
 キャップにスニーカーとラフめの恰好だった。

 鮫島を見つけると、手を上げて。]


 よー。
 お久し〜。…でもないか?

(370) steel 2023/05/05(Fri) 16時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 >>372 カラオケいいよー。

 [まあ現金やり取りあるから個室か。
 と、鮫島が適当な雑居ビルに入るのでついて行く。

 色々あった、か。
 人狼陣営は特殊な繋がりもあるのかな。
 去年人狼陣営だった自分は、
 ずっと1人で戦っていた気がするけど。
 鮫島とキルと奏人には、
 村側には分からない絆がある、のかも。しれない。

 中でソファに座ると、いきなり聞かれたので。]

 いきなりサラの話か!
 や、まあ仲良くやってるよ。昨日も会ったし。

(373) steel 2023/05/05(Fri) 17時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>374には、普通に驚いて。]

 え、サラも狼のぬいぐるみ置いてるの!?
 ……本当だ同じ事してる。

 [さすがにちょっと笑ってしまった。
 LINEスタンプ🐺🐰も気付いたら同じの持ってたし。

 写真を見ながら色々話をして。]

 ……そうなんだよね。
 サラは本来2年生で、俺は2年生の時のアバターで。
 偶然だけど、VRの中で同い年の姿で出会うって、
 今思うとすごいな。

 [寝顔の写真については、思った以上に
 サラの反応が激しくて驚いた。]

 ? ごめん、そんな恥ずかしい?
 寝顔すごく可愛いから消したくないな〜。

(377) steel 2023/05/05(Fri) 17時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>375 玲の写真がほとんどない、と言われると
 一瞬寂しくなったけど、理由が可愛い。]


 俺の写真が恥ずかしいって何でだろ。
 

 [言いながら、隣で一生懸命写真を転送してる
 サラの髪を撫でた。
 リアルの彼女にはまだあまり触れた事がなくて、
 漂ってくる甘い香りに少し眩暈がする。]


 ……まだ進路の話とかしてなかったけど、
 俺、医科大学に行こうかなって考えてて。

 [その続きは、一瞬だけ間を置き。]


 ……気が早いけど、卒業したら一緒に暮らさない?*

(378) steel 2023/05/05(Fri) 17時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>376 包みを受け取ると、中は確認せず
 自分のリュックに入れる。
 サラには明日会うから、その時に渡そう。]

 ホーリー。
 ……あー。奏人のコードネームかあ。

 そういえばネット人狼だとそんなんあったな。
 あはっ。俺が人狼した時は無かったよ。
 赤ログ別に仲良くもなかったしな〜…


 [少し羨ましいな、と、本当に思った。
 もし去年の赤ログメンバーが
 今回の狼陣営たちだったなら……。

 いや、考えても詮無いことだ。

 うまい棒パーティー不参加は、
 予想通りだったけど少し寂し気に笑って了解。]*

(379) steel 2023/05/05(Fri) 17時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 >>380
 ふふ。先輩なんて言えるもんじゃないけどね。
 ほとんど個人プレーしてたし。
 ……狂人の占い騙りだけは助かったかな。

 [ふっと、当時の明彦の姿を思い出した。
 あいつは今、どこの空の下で
 何をしているやら。
 でも、もう興味は無かった。]


 ……連絡先?
 ああ、うん、わかった。
 サラだけにしとくね。


 [大和には教えないのかな──、と思ったが。
 口に出す事はしなかった。]*

(381) steel 2023/05/05(Fri) 17時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>383 サラの返事は少し不安そうなもので。
 確かにちょっと唐突過ぎたかな、と。
 くすっと笑って答えた。]

 いいのっていうか、そうしたいから。
 母さんはサラがうちに来てくれたら
 喜ぶと思うし…

 [それに母は、しばらくしたら
 この家を出て行くのでは、という予感があった。
 依存性の母だ。
 外で好きな人が出来たなら、
 その人と一緒に住みたいと望むだろう。
 碧はきっと母についていく事になる。

 いずれここは自分1人になる、という話は、
 重すぎて、今はやめておいた。
 その時が来たら話せばいい。]

 ……もっと一緒に居たいな、と思って。

(385) steel 2023/05/05(Fri) 18時頃

【人】 ASIOS キリノ

 まあ、ずっと先の事だしね。
 その時にまた…話すよ。


 [最後はくすっと笑って。
 話しながらサラの髪をずっと撫でていたが、
 不意に肩を抱いて引き寄せ、
 こちらから顔を近付けた。
 間近で見つめると、急に鼓動が激しくなる。

 ──……キスしていい?

 と言おうと思ったが、
 彼女の潤んだ眼を見ていたら
 聞く必要もないと思って、
 そのまま唇を重ねた。]*

(386) steel 2023/05/05(Fri) 18時頃

キリノは、ヤマトを一般社団法人・日本家畜商協会の看板で殴った。

steel 2023/05/05(Fri) 18時半頃


【人】 ASIOS キリノ

 [長めに口付けしながら、
 そのまま自分のベッドに押し倒した。
 しばらくは、唇や頬に何度もキスをして。
 左手がサラの胸を求める。

 もし彼女が不安な顔をしたら、
 髪を撫でて耳元で安心させるように囁く。]


 サラ…、すきだよ。


 [座った姿勢のまま押し倒したので、
 足が少しはみ出ていて。
 綺麗にベッドに全身を乗せてあげながら、
 自分の上着を脱いだ。

 そのつもりで部屋に呼んだから、
 初めからカーテンも閉めてある。
 サラのワンピースのボタンに手をかけた。]

(389) steel 2023/05/05(Fri) 19時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [学年で言えば一年生の彼女だ。
 もっとちゃんと待とうと思ってはいた。
 リアルとVR世界は全然違うものだ。
 急ぐことはないと。

 しかし。
 VR内では既に何度も抱いていた彼女を
 …しかもリアルな肉体を持つ彼女を、
 いざ目の前にしてみると、
 自分の忍耐は何の意味も持たないと悟った。

 生きている彼女の表情が、肌の白さが、
 小さくて細い体が、可愛い声が
 余りにも魅力的すぎて
 我慢の限界が来てしまっていた。]

 ……ごめん、いきなり。
 俺のこと怖い…?

 優しくするから……逃げないで。*

(390) steel 2023/05/05(Fri) 19時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>382 カラオケで1曲くらい歌おうかなと思いつつ
 結局、話が尽きずに、雑談だけで終わった。

 鮫島は法学に進むらしい。
 何を志すのかは聞かなかった。
 サラの病気の事がずっと心にあった桐野が
 医者を目指すのは、すんなり納得されただろう。]

 バスケかー。
 今のサラなら余裕だね。強いかもよ?
 そうだね、俺は見物させてもらお。

 [自分の顔面に🏀ボールが飛んでくる想像は
 容易だった。
 華麗に避けるシミュレーションを何度もした。

 駅前に着けば、そのままあっさり解散した。
 もし自分が赤ログに居たら
 彼と親友になっていた未来もあるかもしれない。
 そんな想像も少し楽しく、大きく手を振った──。]**

(391) steel 2023/05/05(Fri) 19時半頃

【人】 ASIOS キリノ

 [サラの身体は白くて綺麗だった。
 素肌同士で胸を合わせると、
 心臓の鼓動は倍以上になって、
 音が聞こえて来そうな程で
 頭がくらくらしてきた。

 自分を落ち着かせようにも
 やり方をすっかり忘れてしまって。]


 ──…嫌だったら、背中つねって?


 [前にもお願いしたことを呟く。

 それから、サラが嫌がらなければ、
 彼女の全身を隈なく愛していくつもり。]*

(394) steel 2023/05/05(Fri) 20時頃

─ 数年後 ─

[今思い返しても勉強漬けの日々だった。
本来ならば高校の最終学年度を収めていた筈の年は特に狂気の沙汰だったろう。ほぼ丸一年を使ったとはいえ、高校の就業課程全てを浚いながら高等学校卒業程度認定試験、平行して大学受験までをこなしたのは我ながらやり過ぎだった。

合格後は休む暇もなく司法試験対策(規定は緩くなっていたとはいえ)、資格を取得してからも修習、インターン、ローからの同期との情報交換という名の飲み会の頻度も酷かった。お陰で筋肉が若干落ちてしまった。学閥絡みの検察への引き込みから逃げ切れたのは奇跡のようなものだった。

何はともあれ。
今日、こうして無事に弁護士として正式に雇用されることが出来た感慨は十二分に深いものだった。

希望通りの、アンダーグラウンドに強みを持つ事務所だ。]


[誰かの荷を背負いがちだと指摘されたのはいつのことだったろうか。その特性を歪みなく発揮出来る分野でもあり、また一般的な倫理観から離れたところに在る自分には向いていると自然に思えたのがこの仕事である。

或いは、再びあいつに出会えたとして、あいつがどんな環境に身を置いていたとしても助けてやれる、そんな思考がなかったとは言わないのだが。]

まずは陳述書の清書ね。
はいはい、どんな下働きもしますよーっと。

[あれから数年、不定期に掛け続けた電話は、未だにコール音を響かせてくれている。その声が聴けることはなかったが、途切れずにいてくれることが嬉しかった。

いつか投げられた問い掛けを思い出す。今ならば真っ直ぐに答えられる気がしているのだ。一度限りの夜について、俺の、感じたことの全てを。


背広の胸ポケットには、唯ひとつの石が収まっている。]**





🍊




 


【人】 ASIOS キリノ

 [……どのくらい経ったのだろうか。
 腕枕の中のサラは、まだよく寝ていた。

 起こさないようにベッドから抜け出す。
 そっと乱れた髪を撫で。
 脱ぎ散らかした服を着て、1階へ。

 外はだいぶ日暮れていて、
 お腹もしっかり空いている。


 …リアルのサラと、
 ……とうとう、してしまった。
 >>1936 ……可愛い顔を思わず反芻して。
 いや、反芻すると色々とこうまずい。中断。


 碧はリビングで寝ていて、
 横を通り抜けてキッチンへ行った。]

(415) steel 2023/05/05(Fri) 23時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [適当にケチャップと冷ご飯でチキンライスを作り
 卵を片手で2個持って割る。これだけ得意。
 先程のライスに薄い卵焼きを乗せたら完成。

 2つのオムライスはあっためて食べれば良いので。
 ふたたび自室に戻る。

 サラはまだ眠ってるだろうか。

 しばし顔を眺めて、
 まだ少し紅潮の残る頬に、口付けた。]*

(416) steel 2023/05/05(Fri) 23時頃

おまえ、
大体、なんで、こんなとこいんの?


さっさと、こんなとことの関わりは絶っちまえ


お前がそうするなら、
そうしてもいいけど?


は?
俺はここから抜けられねえよ。

[じろ]


だったら、俺もです。

[にこ]


→×6〒+÷°39〒5+→#


[なんだか、わなわなしてる]


心配せずとも、
その為にずっと下積みして来ましたから。

若頭は何も憂うことなく、
お仕事をこなしてくだされば構いませんよ。


というか、
もっかいきくわ。


なんで、こんなとこにいる?


…………。


言ったでしょ。
また会いたいって。


会ってどうすんの?


口説こうと思って。


俺からもひとつ訊いていい?

電話、
なんで捨てなかったの。


はあ?


まだ、ヤりたりねえのか?
つか、お前、そんなナリで、金も持ってるなら、
いくらでも誰でも抱けるだろ。



電話は、
うるせえな。こっちの勝手だろ。


足りないね。

欲しいのは、
お前だけなんで。


・・・・はあ?!



[絶句]


縁が切れないままで、
ここまで来たんだからさ。


………………やっと、会えた。

話をさせてよ。
……長い話になると思うけど。

[取り出した石を放り投げる。黄緑色。]




[かあああああ]


[投げられたもの、反射的なら受け止める]


くっ。



お前、バカだろ。




勝手にしろ。


でも、ここじゃ駄目だ。







仕事終わってから、電話しろ。**








[もうとっくに手が覚えている操作で、
一本の電話を掛ける。




それからのことは、カメラの外の、お話。]**


【人】 ASIOS キリノ

 ─ 数年後・とある医科大学 ─

 [奏人と野々花とのLINEグループに
 花見の計画をぽちっと送信して。

 大和からの意味不明LINE爆撃には
 🐒🐒🐒スタンプを適当に押す。
 婚約したよ、って一文だけ、きちんと付け加えた。

 
 そして、桜舞う学内を、
 ゆっくり歩いて学食へ向かう途中。
 サラからのLINEがぴこん、と。🐰

 眼を上げると、少し先に笑顔の彼女が居た。


 桜吹雪の中、微笑んで。]

(422) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [──、

 一瞬、あの廃校で出会った、
 高校二年生の彼女の姿と重なって、
 眼を何度か擦った。

 彼女が どしたの? といった顔で、駆け寄って来る。]


 ……なんでもないよ。

 あの廃校のことを、ちょっと思い出しただけ。


 [そうして、
 今はすっかり元気になって、
 同じ大学に通う彼女、
 いくつかの季節の後には妻になる彼女に向かって。

 ──両手を拡げて、微笑んだ。]*

(423) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃

【人】 ASIOS キリノ

 [>>419 
 掛布布団の中まで潜ってしまったサラに
 くすっと笑って。]


 よく寝てたね、おはよ。

 ……顔、見せて?


 [恥ずかしがり屋の彼女は、
 布団から出て来てくれるだろうか?

 頭を撫でたい。ぎゅーっとしたい。]*

(428) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃

【人】 ASIOS キリノ

 あはっ。
 顔見せてくれてよかったー…

 [真っ赤な顔を出してきた彼女の頭を撫でて。>>430
 ベッドの上に腰かけたまま、
 ぎゅーっと、強く強く抱き締めた。]*

(431) steel 2023/05/06(Sat) 00時頃





                  またね。
 


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