人狼議事


34 【ペアRP】花人形たちが紡ぐ夢【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 弁務官 ジャーディン

─ 業務終了後 ─

[営業が終わった後、自室へ戻ろうとしたとき。
 煙から声をかけられ、振り向いた。>>0:248
 
 彼は時々こうして声をかけてくれる。
 どのように思われているか正確なところは察せずとも
 悪く思われていない実感はあった]
 
 
  今日は、……そう、ですね、
  開店直後に苦手な人が。
  その後は大丈夫でした……。
  
  
[苦手な人とは、ジャーディンを時折指名しては
 いじめ抜く男性客だ。>>0:10
 他のドールにとっても厄介な客なのだろうか]
 

(1) 2024/02/22(Thu) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[カコのことを話題に出されると、>>0:249
 ジャーディンは彼女と話している間の
 緊張感や恐縮を思い出し、表情を少し翳らせた。
 
 確かに悪い客ではないのだろうが、
 別種の重圧を感じる相手だった。
 
 決して厄介な相手ではないし、
 いくらか穏やかな気分にもなったのだが]
 
 
  煙さんも親しいんですね、カコ様と。
  会話だけを求める方は、僕は慣れなくて……。
  でも、いい人だとは思います……。
  
  
[彼の評価には同意できるところもあったが、
 彼ほど屈託なく接することはできそうになかった]
 

(2) 2024/02/22(Thu) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  あの、煙さんは。
  お話するだけのお得意様、多いですよね……。
  何かコツとか、あるんですか。
  
  
[相手からすれば、それは“性的な需要が薄い”という
 解釈になるのかもしれないが>>0:73
 こういった趣旨の店において会話だけを楽しむ客が
 複数つくというのは、ある種の才能であろう。
 
 ジャーディンにとっては憧れの存在でもあった。
 会話で客を楽しませる能力が自分にもあれば、
 性的な奉仕に従事する必要もないのではないかと。
 
 この店で働く限り、そういった手合いから
 完全に逃れることはできないだろうけれど]**
 

(3) 2024/02/22(Thu) 22時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/22(Thu) 22時頃


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 08時半頃


【人】 弁務官 ジャーディン

─ 営業時間終了後・煙と ─


  それは確かに、そうなんですが……。
  
  ……ふつうの、おんなのこ……

  ……『普通』って、
  例えばどんなふう、ですか。

  僕は……奴隷としての暮らししか、
  知らないので……。


[ジャーディンはドール仲間に自分の過去を
 問われる機会があれば隠さず伝えただろう。>>0:9
 
 しかし煙は出自が大分異なるようである。
 『普通』の内容もきっと随分違うものだろう]
 

(57) 2024/02/23(Fri) 09時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[コツを問うと、彼は返答に悩んだようだった。>>22

 自分の良さを活かして佳い人に買い取ってもらう……
 それは確かに理想的な未来のようには思えるが、
 客に自分から売り込むのも、駆け引きをするのも
 ジャーディンには思いつかない部類のことだ。
 
 彼が店を去ることは、カコを見送ろうと傍にいた際
 彼女に告げるのを聞いて知っていたが>>17
 彼にとってあれは『カコに告げたこと』なのだろう。

 律儀さを感じて僅かに微笑ましく感じつつ、
 馴染みのドールが減ってしまうことは寂しく思った]
 

(58) 2024/02/23(Fri) 09時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  そう、なんですね……
  次のご主人様はいい人そうですか。
 

[いつもの、こういう店に来るには幼く思える
 あのお嬢さんだろうか、と
 彼が今日話していた客を思い浮かべる。
 
 彼女――リッキィと会話する機会はあっただろうか。
 互いに会話が盛り上がりそうにない、と思うのは
 ジャーディンの一方的な感想かもしれない。
 
 この店に居続けるのと、新たな主人ができるのと
 どちらが幸せかは主人次第であろう。
 
 ジャーディンは内心、煙の幸福を願っていた]**
 

(59) 2024/02/23(Fri) 09時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 09時頃


[ 辿り着いたのは、『パルテール』からはそれ程遠くない位置にある建物だった。

リッキィが養女であること、義父が魔法使いで現在は学生である事は聞き及んでいたが。それ以外……彼女の今の家族構成や、家の外観などはどれだけ話してもらえていただろうか。]

立派なお家。
今日から、あたしも此処に住むのね……ちょっとドキドキしてきちゃった。

ねえ、お家の中を案内してくださる?

[まずは、これから世話になる家を知る事にしよう。一通りの紹介が終われば一度自室に戻って諸用を済ませた後、リッキィの元へ向かうだろう。]*


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 13時半頃


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 15時頃


【人】 弁務官 ジャーディン

 
[あれから一週間ほど経って、カコは再び
 パルテールを訪れ、煙を指名した。>>60
 
 初めはジャーディンも手が空いていたが、
 彼女が煙と話している間に
 他の客が訪れ、指名されていた。
 
 その日の客は女性だった。
 特定のお気に入りドールはおらず、
 幅広くいろんな相手と遊んでいく女性だ。
 
 ドールの身体をいじり回すことより、自分に対し
 愛撫を求めるタイプで、ジャーディンにとっては
 いくらか接しやすい相手である]
 

(70) 2024/02/23(Fri) 15時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[ジャーディンは複数の客に仕込まれたとはいえ、
 客の好みは千差万別。
 
 その上、こういう店ならと素人らしい下手さを
 求めてくる客もいて、変に慣れていると
 かえって幻滅されることすらありえた。
 
 が、このときの女性客にはウケがよかった。
 あれこれリクエストが多く、楽しそうでもあった。

 諸々済んだあとには頭を撫でられ、休憩がてらに
 二人で飲み物を飲みながら寄り添うことになって、
 彼女の退店まではリクエストに応じて
 恋人同士のように抱き締めていた。
 
 相手が満足しているのが伝わってきて、
 店を訪れる客がこういう相手ばかりなら
 幾分か気楽に過ごせそうだと考えもした]
 

(71) 2024/02/23(Fri) 15時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[その女性客が帰った後、カコからの言付けを聞いた。
 カトレアの花を一輪手渡され、>>61
 花が枯れる前に会いに来ると。>>62
 
 まるで物語の一幕のような気取ったシーンである。
 その上、初めて彼女と話した席に咲いていた花だ。
 察しの悪いジャーディンも慣れない高揚を感じた。

 その一方で、期待しすぎないようにと
 念を押す声も彼の内にはあった。
 
 オーナーには部屋に飾っておけばいいと
 一輪挿しを貸してもらい、>>62
 その赤いカトレアはその後数日間、
 ジャーディンの自室の窓際に咲き続ける]
 

(72) 2024/02/23(Fri) 15時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[2日後、自室の赤いカトレアが少し元気を
 無くしているのを見て寂しくなったその夜。
 カコからの予約が入っていた。>>63
 
 予約をされた経験は初めてではないが
 彼女なら目的は話し相手だろう。
 それはジャーディンにとっては新鮮な経験だった。
 
 彼女が選んだ席へと向かい、ぺこりとお辞儀をして]
 
 
  お待ちしておりました、カコ様。
  僕のことはお気遣い無く……、
  カコ様のお望みのもので結構です。


[ドールにもと飲み物を頼んでもらえるだけでも
 光栄なのだ。それ以上の希望はなかった]
 

(73) 2024/02/23(Fri) 15時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[ドールには足元に侍るよう求める客も少なくない。

 彼女が許すならば隣に腰掛けるつもりはあったが
 どうすればいいか戸惑い、
 手持ち無沙汰に彼女のそばへと佇んだ]
 
 
  あの、お花、ありがとうございました。
  カトレアですよね。
  本物を見るのは初めてでした……。
  
  
[ジャーディンは多くの花を店の意匠でしか知らない。
 オーナーがバックヤードに生花を飾ることはあるが
 店内と違って気まぐれに行われることだ。
 全ての客席の花が網羅されるわけでもない。
 だからカコの贈り物は、様々な意味で
 ジャーディンに貴重な経験をもたらしていた]**
 

(74) 2024/02/23(Fri) 15時半頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 15時半頃


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 19時半頃


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 21時頃


[今の家族構成や外観などは、相談事の際にでも
ぽつぽつと彼に話していたように思う。
それから想定されるものとさほど外れぬ外観の屋敷ではあるはずだ。多分。]

 
 私も、初めて足を踏み入れた時はどきどきしました。
 ……主に飾ってある美術品を壊したら
 お金どれくらい弁償しなきゃいけないかなって。

 案内。じゃあまず、蔵書室からかしら。
 私も養父も、部屋に居なければ大体そこにいるし。


[などと話しながら。手をひき、家の中をひととおり。
案内すれば、一旦はわかれて。

その間に諸々の書類を用意し、
蔵書室の横にある小部屋にて、書類を取り出し
簡素なテーブルの上に置く。]


 ええと、雇用契約書なんだけ、ど。
 毎月の給料と、休日なんかの福利厚生と
 勤務内容とか、諸々書いてあって。

 あと、制服とかも。来客の案内とかするときだけはね。
 普段は自由なんだけど。


[諸々話を聞いた養父が用意してくれたんだけど
これでいいかしら?とすすっと差し出す。

奴隷の買い取り、ではあるものの
従者として働いてもらうのであればきちんと
雇用契約書を用意しておきなさい。とは養父談。

週休二日は少ないのかしらと考える不安な私は
まだまだ、雇う側としての自覚は足りない模様*]


【人】 弁務官 ジャーディン

 
[隣に座るようにと促されて、>>79
 ジャーディンはおずおずと腰を下ろした。
 
 好きなものに付き合ってとホットチョコレートを
 頼まれると、やはり気が重くはなったが、>>80
 上質な飲み物を楽しめる貴重な機会と思おうとした。
 
 カトレアの花について語る彼女を見つめながら、
 ホットチョコレートのカップに手を伸ばした。
 両手で包み込むように持って彼女の話を聞いて]
 
 
  お母様のために、お父様が庭を作られたんですか。
  仲のいいご夫婦だったんですね……。
 

[呟くジャーディンには実感が乏しかった。
 両親という存在も、その二人が親しいというのも]
 

(90) 2024/02/23(Fri) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  庭のお世話、昔はされてたんですね。カコ様も。
  木苺……蔓苔桃……、
  どういう味がするんですか……?
 
 
[彼女の語りはジャーディンにとっては
 およそ現実離れして、物語の中の世界のようだった。

 きっと彼女にとっては、
 ジャーディンの語る内容がそうなのだろう。
 
 溶けたチョコレートは恐る恐る口をつけてみると、
 想像するより甘さが控えめだった。
 しかし濃厚で滑らかな味わいは
 相当に上質なものなのが窺えて、
 やはりジャーディンは気後れした]
 

(91) 2024/02/23(Fri) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  僕は、花は……
  昔勤めていたお屋敷に飾られていたもののほかは
  オーナーが時々持ってくるものぐらいしか……。
  名前もほとんど知らなくて、この店で覚えました。
  
  好きな、もの……
  
  
[好きなものと問われると、答えを探すのに苦労した。

 休日ぐらい存在するが、奴隷が自由に町中を歩いては
 どんな目に遭うか知れず、外出はしない。
 外出せずとも不自由のない暮らしではある。
 多くを望まないから、であろうけれど]
 

(92) 2024/02/23(Fri) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  ええっと……、
  あのカモミールティーの香りは好きです。
  
  それから、……ううん……、
  ……カコ様にいただいた、あのカトレアの花。
  部屋に飾っているんですけれど……
  だんだん元気がなくなってきてしまって……。
  
  
[好きなものというより、気に入ったものの話だろう。
 問いに答えているうちに近況のようになっていく。
 
 話題がズレているのではと思うと
 言葉を続けてはいけない気がし始めて、
 ジャーディンは困ったように視線を落として
 カップの中身をじっと見つめた。
 僅かに震える手がホットチョコレートを揺らす]
 

(93) 2024/02/23(Fri) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[やはりこういう場は自分には合わないのではないか。
 一番に浮かぶのがどうしてもそういう思考なのだ。
 
 カコを嫌っているわけではないものの
 彼女に自分は相応しくない気がしてしまう。
 
 隣に居続けることがいたたまれず、
 かといって勝手に席を立つわけにもいかず、
 そばで縮こまることしかできなくなってしまった。
 
 頼んでもらったホットチョコレートにも
 口をつけていいのかさえわからないまま]**
 

(94) 2024/02/23(Fri) 22時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/23(Fri) 22時頃



[今はまだ、お互いに店での姿しか知らないけれど。

ゆっくりと、知っていければいいなと思う。


選ばれたというなら、
選んでもらえたのなら、
それに見合うだけのものを与えよう。]



そういえば養女でしたっけ。
うふふ、目に浮かぶようだわ。

ええ、ご主人様。よろしくね?

[洋館にしては小規模な、しかし『パルテール』の店内よりはずっと広い屋内を見て回る。

最初に案内されたのは、この屋敷で1番大きな部屋……蔵書室であった。]

まあすごいお部屋……
これ、全部が魔術についての本かしら……?

…………物語もいくつかあるのね。占術についての本も。あたしもここの蔵書をお借りする事はできるかしら。

[これでも元々は魔術士の端くれである。我流かつ本当に魔法が身につくのか、よく分からない修行ばかりしてきたが。こうも沢山の『魔法』の本があると、探究心が疼いてくるというものだ。]


[蔵書室を後にして他の部屋を巡る。食堂、浴室、お手洗い、庭などなど。流石に個人の部屋に押し入ったりはしなかったが、おおよその住人についても把握した。

厨房にいた使用人や、庭師の方にも挨拶をすませ。今は外出中の養父や彼の従者達へは戻り次第声がけをする事にして。

最後に案内されたのは、新しい使用人の部屋……つまりは自室である。
暫く使っていない客間をひとつ開放したとの事で、中には一通りの生活用品が揃っていた。

中で身支度をしていいと言われたので、一人部屋に残る。]

(『パルテール』の時もそれなりに良い部屋だったけれど、流石にそれ以上ね。)

[自然と吐息が溢れる。自分の人生で1番、よい待遇をされている瞬間かもしれない。

掴んだ幸運は離さないようにしようと、心新たに意気込んだ。]



[身支度といっても特に改めて大きく手直すような事もないので、必要ないものだけを部屋に残してリッキィと合流する。

──雇用契約。
そうか、そういう事になるのか。今までは自由業と強制された仕事しかしてこなかったから。こういう形式ばったかたちは初めてである。

……契約書自体は、幾度となく(意味を持たないとしても)使ってきたから目を通した事も記載方法も知っているが。]

ありがとね、リッキィちゃん。
……随分としっかりとした職場じゃない。制服は、お部屋のクローゼットにあったやつね?了解よ。

個人で使えるお給料とか、休日まであるのね。お店では休日なんてほとんどなかったから、新鮮だわあ……

[『パルテール』の従業員に決まった休みの日は殆どない。体調不良の際など、休暇が無いわけではなかったが。客の要望があれば休憩中でもすぐに接客に向かわねばならない。

個人的な給料などもあるようなので、個人的に必要な物は徐々に買い揃えていこうと決めた。]*


 おっかなびっくりしていたら、
 養父に笑われちゃったのよねえ。
 今でも時々揶揄されるのよ!


[まあ、他者視点ならすごくおもしろかったろうから
わからないでもない、当時の私の挙動不審さ。

――そんな思い出だけだったこの廊下も。
今日、君と一緒に歩くことで別の思い出としてまた
いつか思い出すことになるのだろう。きっと。


蔵書室に真っ先に案内するあたりが
この養父にしてこの義娘あり。という感じではあるが、
彼が感嘆する様子に。すごいでしょと嬉しそうに私は頷いている。]


 そうなの。義父は魔法使いでもあり
 魔術に関しての研究者でもあるから、
 古今東西あらゆる体系の魔術の本が収められているの。


[美術品より価値が高い本も低い本もよりどりみどり。
多分値段は安くてもここの本1冊が紛失するほうが、
廊下に飾られた花瓶が紛失するより私たち親子はショックだろう。
魔術師でも変わり者の2人であった。]


 物語も、伝承、フォークロアあたりなんかは特に
 古い魔術の口伝を混ぜているものもあるから、
 なるべく色々なものを収めているの。
 占術は時折交易商から購入したりしてるから、
 多分まだまだ増えるはず。

 ――もちろん!我が家の本は
 我が家で働く人にはぜひ読んでほしいって義父も言っているわ。


[でも読書の最中義父にとっ捕まったら魔術理論で何時間も会話させられるから
部屋に持って帰って読むのをお勧めするわと付け加えた。]


[ほかの部屋を巡った後。再び戻ってきた
貴方へ渡す、雇用契約書。
文字が読めないとかそういった心配はなかった。
だってお店でメニュー表読んで注文している姿を見ているし
何より、会話をする中で彼の知性を感じることが多々あったもの。
会話の間、話題振りや聞き上手さは地頭の良さと
受けた教養を感じさせるもので、あったから。]


 給与と待遇をなるべく良いものにすることが
 長く勤めてもらえるコツだって、養父が。

 我が家はこれなんですけど、その。
 ……大丈夫そうで、よかったです。


[もっとお給料ほしい!とかあったらどうしようかな。
と考えていたが。好感触そうでほっとしている。]


 お店、休日殆どなかったんですか?
 お仕事、大変だったんですね。


[すごいなぁ。と感嘆しつつ。
良ければ、サインを。と
契約書の最後の文字の下の空白を指し。

サインが無事もらえたら。]

 
 まだ養父が帰宅するまで
 ちょっと時間、ありそうですけど。
  
 ――何かしたいこと、ありますか?
 例えば蔵書室で読みたい本を、何冊か選ぶとか。*



それは……そうでしょうねえ。

[なんだかんだと言いつつも、養父との仲は良好なようである。蔵書を褒められて誇らしげな姿に、彼女が「父」から愛されて育った事が伝わってくるようだ。

……何歳の時に引き取られたのか。元の家族の事はどう思っているのか。その辺りの話は店の方でしてくれていただろうか。]



なるほど、お義父様は研究もなさっているのね……とっても立派なお方なのでしょうね。今から緊張しちゃうわ。

[実際に出会っても緊張よりは興味の方が勝りそうだが。自分の師とは別の、魔術士。我が師とも違うその人は、どのような教えを説いてきたのだろう。

ただこの段階でも分かるのは、とても良い師匠だろうということ。魔術の話をする彼女は、いつだって煌めいているから。本当に『魔法』が大好きなのだろうし、そう育てた義父の教育の賜物であろう。]

ありがとう、ではお休みの日には遠慮なく読ませていただくわ。

まあ、あたしなら大丈夫よ。直接の主人は貴女だけど、お義父様のお話を聞く事だって、大切よ。

[蔵書は自由に読んでいいとの事。休日の楽しみが一つ増えた瞬間である。

……仮に、義父に捕まったとしても自分ならある程度までは大丈夫……のはず。実際に会わないと分からないけれど。]



……しっかりしたお義父様ね、本当に。
過不足はないわ、ありがとう。

お休みが無いわけでは無かったのだけどね。立場的に自由時間は少なかったから。

[文字の読み書きは師から一通り教わっていたので、問題はない。契約書を前に、何故か雇用主の方が不安そうにしているというのも少し可笑しなはなし。

ダーラは丁寧に奴隷を扱う女性であった。しっかりと休息を取らせる時は取らせてくれはする。ただ、業務の都合上あまりドール達に融通を利かせはしなかったが。

契約書にサインをし、ひと段落ついた。
……丁寧には綴ったが、少々筆圧が強く癖のある字である事は否めない。]

そうねえ。お義父様を待っている間、さっそく本をお借りしようかしら。
貴女のオススメを、教えてくれる?*


 な、納得された!

[がーん。と顔に書いてある私である。

私が引き取られたのは8の頃。
元の家族と過ごした時より、養父と重ねた時間のほうが
もう長く、なってしまった。
そのことは、煙には伝えているだろうけれど。

――元の家族のことを、『パルテール』で語る機会には。
私の笑顔は歪になっていなかったろうか。

自ら望んで、自身の才能を売ったことを告げた際に
止めもせず、喜ぶことしかしなかった
当時の、家族の様子については
多分彼には、語っていないと思われる。]


 世間的には立派だけれど、
 お気に入りの毛布がないと眠れないし
 朝食にハチミツヨーグルトついてないと
 駄々をこねて料理長を困らせたりする
 ちょっぴりこだわりが強い

 でも、自慢の養父だわ。

[欠点を含めて。私は養父を尊敬し、敬愛している。
内包する子供っぽさのエピソードは、幾らか彼の緊張を和らげることはできたろうか。

最初に示されたのは 学べ。 ただ1つである。
溢れるばかりの蔵書と紐解き方の基礎に導かれ
あとはもう寝食そっちのけで魔術を学ぶことに没頭する
似た者親子の出来上がりであった。]


 本当に大丈夫?
 なら養父も喜ぶわ。


[なんだかんだで、本を読んでもらったり
自分の話を聞いてもらうの、大好きだから。]


[そして雇用契約の諸々の手続きが終わり。
その際に、彼のパルテール時代のことの一端を、聞く。

大事にされてはいる物の、やはりドールとしての
立場があったのだなぁと改めて知るのだった。]


 本を借りたい?じゃあ
 となりの蔵書室にいきましょう。
 ええと、おすすめは蔵書棚の15棚目の上の方にある、
 睡眠の魔術に関しての本なんだけれど。


[あれ、覚えられたらいつでもどこでも
安眠できていいんですよね。などと言いつつ蔵書室へ。
よいしょよいしょと梯子を使って本を手に取り
彼に差し出す様は、手慣れたものであった。**]


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 19時半頃



[リッキィが元家族について語るとき、普段『魔術』に対して見せるような熱意はどこかへと去ってゆき。少しなんとも言えないような表情になっていた事を、思い出した。

……あまり触れられたくない話題なのかもしれない。語りたくない事に踏み込むのは、よろしくない事であるので。店の方でもそれ以上その話題について触れることはなかった。]



あらあら。
随分と可愛らしい所もあるのね。
お会いするのが楽しみだわ。

……そうね、彼の語る『魔術』のお話にも、興味があるしね。

[彼女の表情からも、語り口からも。養父への愛情が伝わってくるかのよう。今や彼女にとっての『本当の家族』は、こちらの魔術研究者である養父のいるこの家なのだろう。

それでよいのだ、と思った。
血の繋がりなんてなくたって。幸福で温かなものをくれる、安らげるそこが『家庭』なのだから。

……さて、自分の方はどうだっただろうか。
…………自分も、彼女の『家族』の一員として、相応しくあれるだろうか。]



ありがとうね。
では、まずはその本から読んでみることにしましょうか。

[『パルテール』時代の話も少し口に出しつつ。彼女からおすすめされた『睡眠の魔術本』を受け取る。

……小柄な彼女が、高い梯子を登って本を差し出す様子は少々危ないのではないか、と危惧したが。普段から慣れた所作はそういった危うさは一切なかった。
それだけ、日常の動作として染み付いているのだろう。

受け取った本を手に、隣の小部屋へ移動し。机を挟んで向かい合わせになる。彼女も、何冊か自分で読む用の本(あるいは、次に己へおすすめしたい本)を持ってきている。

試しに数ページめくってみたが、かなり興味深い事が書いてあるのが伺えたので、これはつい読み耽ってしまいそうだなと思った。]


……本を読んじゃうと、会話よりそちらの没頭しちゃいそうだから。

せっかくだし今お話しましょうか?
あたしの、昔話。

[読書に耽るのも悪くはないが、まずは。
新しい『ご主人様』に聞いてほしいと思ったから。

少し長い話をすることにした。]**


【人】 弁務官 ジャーディン

─ 回想・業務終了後(煙) ─


  親しみやすい、方……
  ……煙さんにとってはそうでも、僕は……。
  
  
[彼は話術に長けている。>>102
 少なくとも、ジャーディンの自己評価よりは。
 
 彼にとっては気軽なものでも、
 ジャーディンにとっては重荷になるものもあった。
 
 そして恐らくは逆もあるのだろう]
 

(136) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[彼を買ってくれた人は佳い主人であるらしい。>>103
 それを聞くと安堵が込み上げ、
 ジャーディンは満足げに微笑んだ。
 
 けれど触れると言われて目を瞬いて、>>104
 それから額に触れられて、少し仕草を挟まれ、
 それがおまじないだという。
 
 彼がかつて魔法を扱えたのだとしても、
 今は封じられているはず。だから本当にそれは
 気休めの『おまじない』なのだと理解して]
 
 
  ありがとうございます。
  煙さんにもいいことが起きますように。
  
  
[去っていく彼を見送り、自室へ戻った]*
 

(137) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

─ 現在(カコ) ─
 
[木苺と蔓苔桃の味を説明してもらって、>>123
 ジャーディンは意外と言わんばかりに目を丸くした]
 
 
  蔓苔桃ってそんなに酸っぱいんですか。
  でもジュースにするんですね。
  
  
[木苺程度の味わいなら進んでジュースにするだろうが
 そのままではとても飲めないのに蜂蜜を垂らしてまで
 ジュースにして飲む、というのが可笑しく思えて
 ジャーディンはくすくすと笑った。
 
 人前でそんな笑顔を見せたことは今まで無かった]
 

(138) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[が、その笑顔も以前の屋敷での仕事を問われると
 幻のようにかき消えた。>>124
 
 言いづらそうに視線を迷わせ、
 ラグの縁やテーブルの縁に視線を向けながら]
 
 
  掃除、とか、そのぐらい……です。
  あまり長くいなかったので……。
  
  
[かつてのジャーディンは、誰かに買われても
 馴染みきらないうちに嫌われてしまい、
 追い払うように市場に出される、その繰り返しだ。
 仕事らしい仕事を任せてもらった経験は無かった]
 

(139) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[『やっぱり』と確認するような問いかけには>>125
 素直な頷きを返して、カトレアを飾ったことを
 喜んでもらえて気恥ずかしそうに頬を染める。>>126
 
 だが鉢植えと言われると、困ったように眉を寄せ]
 
 
  鉢植えは……世話の仕方がわかりません……。
  
  
[切り花はいずれ枯れゆく運命、
 ゆえに花瓶に挿しておくだけでいい。

 だが鉢植えとなれば、枯れてしまえば
 世話が悪かったことになる。
 放っておける植物ならなんとかなろうが、
 こまめな手入れが必要ならば難しいだろう]
 

(140) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[気後れして縮こまっていると、
 どうやら彼女に気遣わせてしまったらしい。>>127
 かけられた言葉でそのことに気付いて慌て、
 申し訳なさを表情に露にしながら頷いて]
 
 
  そんな、口に合わないわけがありません。
  とても美味しいです……。

  こんな風に、贅沢をさせていただくのは
  恐れ多くて……。
  
  でも、カコ様に失礼でしたね、
  ……申し訳ございませんでした。


[お客様を悲しませてしまった。そう思うと恐縮は
 より強くなるが、ジャーディンとて店員である]
 

(141) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[気持ちを新たに彼女の話し相手になろうと
 姿勢を正してカップに口をつけてようとしたとき、
 彼女の溜息が聞こえて>>128
 ジャーディンはびくりと身を震わせた。
 
 何か思いを巡らしているようではあっても
 それが何かなど察することはできはしない。>>129
 
 やがて彼女が切り出した声は、
 随分重い響きを持っているように感じられた。>>130
 
 それだけでない。
 問われた内容が、恐ろしかった]
 

(142) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  …………外の、世界は怖いです。
  
  
[外は、奴隷を人と思わぬ者が多数を占める世界だ。
 働かされ暴力を振るわれ踏み躙られて息絶える、
 そんな展開が容易に想像できる。
 
 だが、]

  
  ……でも、
  このままここへいたくは……――
  
  
[このままここで暮らし続けたいとは思わない。>>0:11
 ここにはここの苦痛がある。
 それでも外に出るよりは庇護されているのも事実だ]
 

(143) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[結局、はっきりとした言葉を返せないまま、
 ジャーディンはホットチョコレートの味で
 自分の喉を誤魔化した。
 
 ここへいれば、少なくとも暴力からは守られ
 命を奪われる心配もない。
 
 性奴隷扱いを受け続けることにはなるが
 行為はある程度制限されているし、
 辛いことばかりがあるわけでもない。
 
 今までの人生では一番マシな環境にいる。
 ジャーディンにとってはそれが全てで、
 他の暮らしなど想像すらできないのだ]*
 

(144) 2024/02/24(Sat) 20時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 20時頃


 一応、本人は威厳のある魔術師として
 ふるまってるつもりらしいんで。
 可愛いっていうのは本人には言わないであげてくださいね。

[多分すねちゃうから。

でも、魔術の話に興味を示してくれるのは、
きっと喜ぶと。義理の娘は嬉しそうに笑むのだ。

私にとっての家族は養父と、その使用人の皆。
今の私にとっては、そうなのだ。

其処に貴方が加わるというのが、
とても、嬉しい。

相応しさとかよりも、家族でありたいと
君が思ってくれるだけで良いのである。
少なくとも私は、そうなのだ。]


 ぜひぜひ!!
 睡眠の魔法なら、読みながら実践とかしても
 安心だから、やってみても大丈夫ですからね!


[なお、私はそれをやって小部屋で爆睡し、
それを見つけた養父に、せめて布団で寝転がってしなさい。
と言われたのも良い思い出だ。

本の縁の跡がほっぺにくっきりはっきり
ついたことは、内緒にしておこう、煙さんには。


机を挟んで向かい合わせに座る、貴方とわたし。
私もまた、何冊か魔術の本を持ってきていて。
もしも寝落ちたりなんかがなければ
次はこれをどうぞ!と勧める用の本は一番上に。
手元にある読書用の魔術書以外の、あとで読む用のものは下に。

本越しに彼が頁をめくる様子を、興味深く窺っていると――]


[本から私に視線を映し。
問う言葉に。1つ、縦に頷く。

私もまた、本を閉じて貴方に向かい合い。
――続く貴方の、昔の話を待っている。*]



……おしまい。
じゃあ、読書の続きに戻ろうかしら……

[長い長い昔話を、新しいご主人様はどう思っただろうか。感想があれば、それを聴いてから読書へ向き直っただろう。]*



了解。頭に入れておくわ。

そうね、睡眠の魔術は実践出来れば便利そうね……お部屋に戻ったときにでも、試してみようかしら。

[リッキィの養父について、また一つ学びを得た。接する際には気をつけるようにしよう。

……睡眠の魔術の実践について、は。試すだけ試してみてもいいだろう。]*


[昔話を聞いた。

――彼の半生ともいえるもの。
出会いと、別れと。兄弟弟子らと何をやったのか。
その結果が、どうだったのか。等々。


私は、彼をまっすぐ見つめたまま
掌で、机の上に置いた本の表紙を撫でて。]


[生きるために、なし崩しでもなあなあでも
してしまったことは世間一般的には悪いことでも
彼がそれを後悔していないのなら、それでも良い。

少なくとも。彼にとって顔の知らぬ親の残した煙管と
師からの形見である色眼鏡と名前、と。
それらを死守するほど大事に思えるものが
彼の人生の中で、得られたこと。
――それはとても良かったと、私は思うのだ。

多分、よかった。の意味を聞かれたら
こう答えるとは思う。
変な顔されちゃうかしら。]


 今迄が魔法使い崩れ、の話なら。
 これからはどんな話に、したいです?


 ……何かしたいことがあったら
 遠慮なく、私か、そうでなければ
 使用人の誰かに相談してみてくださいね。

 よっぽどのことがない限りは、
 うちの養父も、私も、協力しますから。


[そう言って。私は本を手に取る。
淡泊と思われただろうか。でも、私は
君の今までの過去を聞き。それを抱えたうえでの
君のこれからのことに、興味津々なのだ]


[ここで、本を読みながらちらちら彼を見る。
……などがあれば可愛げがあったろうけれど。


読み進めるたびにのめり混み
私は本に夢中になっていた。めっちゃ捗った。
養父が帰ってきて、小部屋で貪る様に本を読む私と
娘と違って優雅に本を読んでいるだろう彼を見て

うちの娘がなんかすまん。
新しい従者放置して本に夢中になってるとは……

というのが彼に向けての第一声だったのは、余談である*]



[リッキィは己の話をきちんと聴いてくれていたようだった。

大好きな物事にはいつも真摯に取り組む彼女が、同じように自分の話に耳を傾けている。

――その、真っ直ぐ真剣にこちらを見つめてくれる姿が、美しいと思った。

……なんて。直接言ったら変な顔をされてしまいそうだけど。]


【人】 弁務官 ジャーディン

 
[「うちへ来ない?」>>159
 その誘いはあまりに突拍子がなく、現実味がなく、
 そして、不安と恐れと魅力あるものだった。
 
 彼女はきっと佳い主人だろう。
 彼女がかつてここから買ったという
 メイドの話を聞いたときに思ったことだ。
 
 性的奉仕を強いられることもないのだろう。
 まして暴力に晒されることなど、まずありえまい。
 
 けれど、では、何をさせられるのだろうか?>>159
 自分に何ができるというのだろうか?]
 

(164) 2024/02/24(Sat) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[ジャーディンは会話には苦手意識が強く、
 語彙も不充分な自覚があった。
 
 飲食物を運ぶ程度の給仕はできようか。
 飲み物も店内で提供される程度の、オーナー曰く
 『手間がかかりすぎないもの』なら用意できる。
 
 掃除の類もできるようには思う。
 
 だが今から新しくそういった仕事を担う者を
 彼女が必要としているとは想像しづらかった。
 
 読み書きや奉公の心得を教えてくれるという。>>160
 それはいずれは外に放り出すということだろうか。
 自分の元へずっと置きたいという話ではなさそうだ]
 

(165) 2024/02/24(Sat) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[あまりにも急な話に戸惑いを超え混乱しつつある間、
 彼女は語るだけ語って休息を望んだ。>>163
 
 『人の気配がするほうがよく眠れる』
 その気持ちをジャーディンは理解できそうにない。
 
 だが、店内で仮眠を望む者はきっと
 皆そういう思いなのだろう]
 
 
  承知いたしました。
  おやすみなさいませ……。
 
 
[彼女へかけた声は情けなくも震え、
 不安が滲み出ていた。
 
 何をどうすれば良いというのかわからなかった]
 

(166) 2024/02/24(Sat) 22時頃

貴女にとって、興味深い話であったのなら。
よかったわ。

[そうとだけ告げる。まさか見惚れていただなんて、思うまい。]

何がしたい、ねえ……あんまり考えてなかったわ。「その日を生きられればそれでいい」って思っていたから。

でも、そうねえ……せっかくなら。ここでもっと魔法の勉強をしてみようかしら。『師』とは違う知識に触れられる機会を得られたわけだし。お店じゃあろくすっぽ修行もしてなかったからねえ。

ありがとうね。じゃあ、困ったことがあれば遠慮なく。

[まだ着いたばかりだというのに、幾度なく感謝の言葉を述べている気がする。これから、なんて。そういえば一度も考えたことが無かったなと思って。

ここで彼女達と過ごしていくうちに、少しずつ「これから自分はどうなりたいのか」を考えてみることにした。]


【人】 弁務官 ジャーディン

 
[これがもし、もっと違う申し出だったら、と
 ジャーディンは彼女の寝顔を横目に見つめて
 思いを馳せた。
 
 あなたにずっとそばにいてほしいから、
 屋敷に来てほしい――
 そういう誘い文句だったらどう思っただろうか。
 
 そのときにはもしかしたら、今よりもずっと、
 不安や混乱は和らいでいたのではないか。
 
 そこまで考えてから思ったのだ。
 彼女と同じ欲を自分も抱いているらしいと>>0:213
 

(167) 2024/02/24(Sat) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[彼女とは言葉を交わすようになってから日が浅い。
 
 信用できない、とはあまり思っていない気がするが
 特別に彼女を望む思いは薄かった。
 
 おそらくは彼女もそうだろう、と
 ジャーディンは勝手な推測をして、
 ホットチョコレートが冷めて固まってしまう前に
 飲み干そうとカップを傾ける。
 
 その間に少しずつ動揺は落ち着いてきて、
 焦って答えを出す必要は無いのだ、と
 己に言い聞かせた]
 

(168) 2024/02/24(Sat) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[頃合いになって、彼女は自然と目覚めただろうか?

 そうでなければ、ジャーディンは彼女に
 静かに『時間ですよ』と呼びかけるだろう。
 
 彼女のカップの中身がもし残っているなら、
 温め直しを提案もするだろう。
 
 生活が変化する可能性は、
 ジャーディンにとっては喜びよりも
 不安や恐れを強く感じるものだった。
 
 それを抑えて彼女の手を取れる理由が
 何かしらあれば、迷いながらも応じるだろうけれど、
 このままであれば色好い返答はできそうにない]**
 

(169) 2024/02/24(Sat) 22時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 22時頃



[夜も更けてきて。ようやく帰ってきた、リッキィの養父の開口一番に笑いそうになるのをこらえながら改めて挨拶を済ませる。

「義娘さんのそんな姿を見るのは、楽しいから大丈夫ですよ」……という言葉は飲み込んでおいた。

その後は。夕食や湯浴み等を済ませて自室へ向かう。
明日からは本格的に、リッキィの従者としての日々が始まる。少々気分が高揚していて、寝付くのに時間がかかりそうだったから。さっそく「睡眠の魔術」を実践しながら床に就く。

これからどうしたいか。そうだ、最初の給料を貰ったら、まずは占術道具を見に行こう。買える値段であれば買うし、足が出そうなら次の機会にして。

……ああでも、それよりもまずは、]**


[変な顔どころか、いつもの緊張しいの顔やら
どうしてと疑問符を山ほどつけてしまうだろうことは
想像だに難くない

だって、私が見惚れることはあっても
私を見て美しいと思う奇特な人間が
この世にいるとは思えなかったものだから。]


 ――それは勿論!
 だって、煙さんの話だもの。

[彼が、未来の話をする。
何がしたいか。どうしたいか。
そういったことが聞けるのが嬉しい。

いつも話を、聞いてもらうばかりだったから
今度は私が力になりたい
力にはなれずとも、彼が進む一助になりたい。

そう思うのは、きっと今迄の私とあなたの
過ごした時間の長さと、知った貴方の人となり。

それ以上に、私はきっと
パルテールという温かな庭から出た貴方が
どんな風に花開いていくのか見たいのであろう。

私や、養父や、使用人の皆とともに過ごす中で]


[その後、本を読みふけってしまった私は
帰ってきた養父にあきれられ。
顔を真っ赤にしてごめんなさい。という様子は
まるで借りてきた猫がしゅんっとしているよう。

契約の書類は養父にあずかってもらい
私は部屋に戻り、諸々の整容をして床に就いた。

昨日までとは違う今日。そして明日。
彼という従者を得た私の世界は
どんな風に、かわっていくだろう。


――などと考えていたら翌日。
ついうっかり寝過ごした。
よかった、休日で**]


[決意を新たにさせられて、迎えた朝。

睡眠の魔術の効力かどうかは謎ではあるが、よく眠れたと思う。自室でできる身支度をある程度済ませてから、共用の洗面所で顔を洗う。途中ですれ違った使用人の方にも挨拶は忘れない。

さて、自分が行うべき最初の『従者としての業務』はなんだろうか……と思案しながら自室で待機していると、ドアをノックする音。

さっそくお呼びがかかったのかしらと開けてみれば、そこにいるのは養父で。「おはようございます」と恭しく挨拶したのもつかの間。

「義娘がまだ眠っているので起こしてほしい」
との言付けをされた。

……どうやら、あたしの最初の業務は。お寝坊さんなご主人様を起こす事に決まったらしい。]


おはようございます、お嬢様。
お目覚めでしょうか?

[まずは彼女の部屋をノックして、外から呼びかけてみる。他の使用人に聞こえるかもしれないので、普段の砕けた口調ではなく、丁寧な口調で。

…………しばらく待ったが、反応はない。

これは、直接部屋に入って起こすべきか。
従者(しかも元奴隷)の身分で異性の年若い主人の寝室へ入るというのは、少々憚られるとは思ったが。これも養父から頼まれたので致し方なし。]

リッキィお嬢様、失礼しますよ……っと。

[一言断ってから寝室へと入る。
すやすやと、安らかに眠っている彼女へ声をかけて起こす。
……起こされたときの顔を、自分は忘れることはしないだろう。]*


[夢を見た。

でっかいメロンパンの上で、
魔導書をしこたま読んでいる夢であった。

つまり良い夢。
夢の中でも読書。ハッピー。


――という惰眠を貪る娘が1人。
ベッドの上には読みかけの魔導書が1冊。
半分読んだところまでしか記憶はなく。
いつの間にか夢の中の世界に沈んでいた。

煙さんの丁寧なあいさつを聞き逃したと知ったら
しまった!とショックな顔を見せるだろうが
現在は夢の中。おふとんきもちいいです。
当然、ノックも呼びかけも聞こえていない。]


 んぁ……。


[すやすや、すやすや、すや……






………。]

 
 ――――!?!?!?!


[その時の顔は、多分ネッシーに出会った人がいたら
こんな顔をするんだろうというくらいに
びっくりした顔を彼に向けたんだとか何だとか。*]



はい、おはようリッキィちゃん。
お義父様が心配していたわよ。

今日は学校がお休みだって、聞かされたから。その辺は大丈夫でしょうけれど……気をつけるようにね。

[目が覚めた彼女を確認し、身支度があるだろうから一旦部屋を出て待つ。
その後、部屋から出てきたリッキィと共に朝食の席へ。

朝ご飯も済ませたら、さあ今日は何をするのだろうか。主人の言葉を待つことにしよう。
従者としての一日は、まだ始まったばかりである。]**


 うああ、またやってしまった……。
 つい、本が面白くて夜更かしを。

[ごめんなさい。と起こしに来た貴方に謝罪する。
後で養父にもまたやってしまったことを謝ろう。

身支度といっても。顔を洗って服を着てと
お洒落などはほぼしない私である。
多分あまり待たせないで済んだとは思う。

朝食にバケットとスープ、サラダにカットフルーツと
結構がっつり目の我が家の食事を食べた後
私は彼の方を振り向いて。]


 今日は触媒に使うものを探しに市にいくか
 それとも近くの森で、薬になる草を採取するか。

 どっちがいいですか?


[何方も魔法関連なところが私らしいともいえよう。
休日は、大体それにプラスして魔術の教育機関の図書館で
1日過ごすコースもあったりするが今日はこの2つである。
果たして彼はどちらに興味があるのやら*]



[店外は真っ暗で、あるのは星灯りだけ。
あなたが転ばないように歩幅は、さらにゆったりとしたものに変えたでしょう。]


···久しぶりの外の世界はいかがですか?
まだまだ風が冷たいとお聞きしましたので、少し寒いかもしれませんね。


[未だ重ねたままの手は、
いつの間にか温かくなっていて、私の手の体温は君と同じくらいにまで上がっていました。
······この手で、暖を取れれば良いのですが。]**



[寝坊の理由を聞き、「貴女らしいわ」と一言。

朝食の席は、時間帯が合わない以外では使用人達も一緒に、が許されていたため。遠慮なくご相伴に預かる。

しっかりめの朝ご飯を食べる姿が、義親子ともにそっくりで微笑ましくなる。]

(そういえば『師』も「朝食は1番大切な食事」だって言っていたっけ)

[弟子時代はここまでの量こそなかったものの、出来る限り豪勢にと持ち回りで朝食を作っていたのだった。懐かしい。]



どちらでも大丈夫よ。
今、必要だと思う方を優先で。

[与えられた業務は、市街での触媒探しか、森で薬草摘みか。基本は彼女の魔術勉強の補佐が主だった仕事になりそうだ。

……それと、スケジュール管理も。没頭すると寝食を忘れてしまう方だとの事なので、養父からは朝食の席を立つ際に念入りに頼まれてしまった。]

市街に行くのだったら、街の案内もお願いしたいかしら。あたし、この辺りを歩いた事はほとんどないからね。

[屋敷へ向かいがてら近場の建物を見たりはしたが、あの時はリッキィ宅を覚える事が最優先だったので、街の店屋の位置などはほとんど知らない。いつか常連達が教えてくれた様々な店にも興味はあったし……雇用契約には休日の外出は認められていた。
それ以外にも、おつかいとして一人で買い物をする時だってあるだろうから。近所の店屋を知っておきたかった。]*


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 10時頃


【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  花? ……
  
  
[彼女は鞄から小さなブーケを取り出した。>>189
 
 ジャーディンはそのブーケを素直に受け取り、
 まじまじと物珍しげに眺めた。
 店の内装で目にするマーガレットのように思ったが
 想像よりも遥かに大きいのだ。
 
 内装では花の大きさは知れない。
 だからどの花も同じぐらいの大きさに思えていた。 
 以前見た百合が大輪であったことから
 どれもそのぐらい大きな花かと思っていたし
 カトレアも想像とそこまでの差異は無かった。

 だからマーガレットの実物と想像の差に驚いたのだ]
 

(195) 2024/02/25(Sun) 12時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[ジャーディンに任せたいと思っていた仕事について
 彼女は詳しく聞かせてくれた。>>190>>191
 
 尋ねたわけでもないのに知りたかったことが語られ、
 ジャーディンは驚いたが、不快ではなかった。
 思ったことが通じたような気がしたのだ。
 
 後々放り出されるのかと思ったが、
 そうではなかったらしい。
 
 望むならばいさせてくれて、
 望まないならば離れることも許容する、
 ということなのだろうが……
 
 奴隷の自主性をそこまで認めるというのは
 あまりにも奇妙で、信じがたい主張だった]
 

(196) 2024/02/25(Sun) 12時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[次いで、何が怖いのかと問われた。>>192
 怖いのは彼女なのかとも。>>193
 
 ジャーディンは慌てて首を左右に振る]
 
 
  そんな、カコ様が怖いわけじゃありません。

  僕は、……
  働く場所が変わるのが、怖いです。
  今と、同じじゃなくなるのが。

  知らないところで、
  やったことのないことをするのが……
 
 
[それは言うなれば未知への恐怖なのだろう。
 失敗や馴染めないことへの不安ももちろんある]
 

(197) 2024/02/25(Sun) 12時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[パルテールに勤め始めたばかりの頃、
 ジャーディンは常に暴力に怯えていた。
 
 客は暴力を振るってはならないことになっている。
 だが、客が常に決まりを守るのだろうか?
 
 客が暴力を振るわなくとも、
 裏でオーナーに殴られることはあるのではないか?
 
 だが、そのようなことは起きないままに日々が過ぎ
 やがてジャーディンのその不安は減っていった。
 
 だが、客やオーナーの怒りを買うかもしれないという
 不安感は未だに消えずに残っている]
 

(198) 2024/02/25(Sun) 12時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[それでも今までの積み重ねから、
 今の生活で起きやすいこと、起きにくいことの
 区別ぐらいはつくようになってきた。
 
 だが新しい環境にはそういった情報がない。
 いかに人に説明されようとも、自分で経験して
 知ったことではない以上、信じ切れなかった。
 
 カコのことは、少なくとも店内の様子からは
 佳い主人であるように思える。
 だが、店を離れてもそうなのだろうか?
 
 彼女に対する恐怖感は今のところ強くはないが
 それが欺くための態度でないと言い切れるだろうか?
 
 かつてジャーディンを見切った主人たちも
 来客の前では可愛がってくれたのだ。
 人は複数の顔を持つ。彼はそれを実感してきた]**
 

(199) 2024/02/25(Sun) 12時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 12時頃



 もっと寒いかしらと思ったけど。
 坊ちゃんのコートも、お手手も暖かいから
 そこまで気にならないわ。

[って、坊ちゃんの手を軽く握り直して。
 深夜、人の気配がほとんどしない道を歩く。
 行先は多分坊ちゃんのおうちかしら。
 どんな所かしらと想像をふくらませながら。]**


[一体、煙の中での私のイメージはどの様な感じなのだろう。
と、一言に思う
今問えば、藪蛇になりそうなので口を噤んでおいたが。

我が家の食事は口に合ったようだと、
一緒に朝食を摂りながら思う。
料理長さんのごはん、美味しいもの!と
呑気に此方は、考えていた。


朝食が終われば、今日の外出を何方にすればよいか
彼に投げかけてみると。]


 今必要、となると。……市街の触媒探し、かな。
 薬草類は、まだ余裕があったから。

 あ、確かにそうか。
 煙さんにとってはこの周囲はあまり、
 馴染み、ないものね。


[案内は任せて。とにっこりしているが
諸々を養父から念入りに頼まれた娘が、こちらになります。

まず街の入り口近くのパン屋さんのはちみつパンが
とてもおいしくて、などと行く道で説明する様子から
街の幾つかの店が馴染みになっていることは伝わるか。

大体説明する店の殆どが食べ物か魔術関連か
そういった店なので、お洒落やら、年頃の
女の子のいきそうな店がゼロなのは、ご愛敬。

市に行く前にどこかよってみる?と尋ねるのだった。**]


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 20時頃



···ふふっ、それは良かった。
今日はもう夜遅いですし、冷えてしまわぬうちに帰りましょうか。


[私のお屋敷は、この町の東の方。
この『パルテール』からも見える位置に建っていました。

数十分ほど歩けば、目的の場所につくでしょう。]



着きましたよ。
こちらの屋敷が、今の私の住んでいるところになります。


[その建物は、灰と黒の煉瓦で造られており。
屋敷の外を高い塀が、ぐるりと取り囲んでいました。]

[各階の部屋ごとに、大きな窓が取り付けられていて。
私たちみたいな夜更かしさんがいれば。
蝋燭の灯りが揺らめいてるのが見えたかもしれませんね。]


[正門から敷地内に足を踏み入れますと。
鼻腔をくすぐる草花の香り、その場所に広がっているのは小さな庭園でした。]



母の趣味が花を育てること。
このお庭は母を喜ばせる為に、父が作ったものだそうです。

···今は少し侘しいですが。
春になれば、たくさんの花々で埋めつくされるんですよ。


[他にも花は咲いていますが。

弱々しい月灯りの元、今の私たち目に見えるのは。
足元に咲くスノードロップくらいでしょう。]


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 20時半頃



···それでこちらが玄関です。


[正門を真っ直ぐ歩いた先にある、大きな扉を手で指すと。
人差し指だけ残し、唇に当てました。]


実は、こんなに夜遅くまで出歩くのは初めてのことなんです。
見回りのものに見つかったら、怒られてしまうかもしれませんね。

······ですので、バレないように、静かに行きましょう。


[しっー。くすくす。
君に、悪戯を企てている子供みたいな笑みを向けました。]**


【人】 弁務官 ジャーディン

 
[使用人にも奴隷とそうでない者がいるだろうが
 奴隷をまともに人間扱いする人物は珍しい時代だ。
 
 彼女の家がどういった家か、
 彼女がどのような教えを受けて育ったかを
 ジャーディンは知らない。
 
 知らない以上は、今まで見てきた屋敷を
 一般的な例として考える以外ないのだ]
 

(211) 2024/02/25(Sun) 20時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[怖さを受け入れてもらえただけで
 それがいくらか和らぐのを感じた。>>207

 けれど彼女が続けた言葉は、
 ジャーディンの新たな不安を呼び起こす。>>208
 
 いつまでもここで働けるわけではない。
 誰かに気に入られて買われれば当然そうなる。

 オーナーがドールをお払い箱にしたところは
 ジャーディンは見たことがない。
 皆、買い手がついて店を去っている。
 
 だがもし長い間買い手が着かず、
 とうとうドールとしても働けないような
 年齢になってしまったら……。]
 

(212) 2024/02/25(Sun) 20時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[彼女の元でしばらく世話になるのは、彼女の言う通り
 悪い選択肢ではないのかもしれないが>>209
 
 
  カコ様は、庭仕事を引き継いでくれそうな
  新しい使用人がほしいんですよね。
  
  だったら、既にそういう経験がある人のほうが
  手っ取り早いんじゃないですか。
  
  
[「あなたが連れて帰りたいのは『僕』ではなくて、
  『誰か都合のいい使用人候補』なんでしょう」
 
 そう馬鹿正直に言葉に出すのはさすがに問題発言だと
 いくらジャーディンでも察しがついた]
 

(213) 2024/02/25(Sun) 20時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  お客様がご満足されるまでお付き合いするのが
  ドールの務めですから。
  
  またのご来店をお待ちしております、カコ様。
  
  
[謝る彼女に薄い微笑みを返したが、
 それは言うなれば営業スマイル。
 先日彼女に見せたものとは異なっていた。
 
 ジャーディンは意識してそういった表情を
 浮かべることは少ないが、客とのやり取りで
 気分が和めば今のように微笑むことはあった。
 
 出口で彼女を見送ると、バックヤードにブーケを置き
 また次の指名までは給仕をして過ごすだろう。]*
 

(214) 2024/02/25(Sun) 20時半頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 21時頃


弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 21時頃


[夜遅くに歩くことは、基本なかった。
 夜はパルテールの中でお客の相手をしていたし
 家にいた時も、夜は寝る時間だったから。
 だから暗い道を歩くのには、新鮮な気持ちを抱いて]

 夜の外を歩くのも、楽しいのね

[って、白い息を吐きながら。]

[誰かと歩くのも楽しい。
 隣の人の足音が聞こえるのもたのしい。
 暖かい手を繋ぐのも。
 久々、そんな感覚も思い出す。]


 お店から見えてたの……貴方のおうちだったのね?
 大きいわね……。

[あの、建物の合間から見えていた家が今は目前に。
 いざ近くで見ると、家ももちろん大きいけれど。
 お店からは見えなかった、庭園もあって。
 土地も広いのねと、少し圧巻された。
 夜更かしさんの灯すあかりが、カーテン越しにゆらめく。
 生垣や花壇を都度見つつ、歩きながら相槌を打つ。
 おとなしげな白い花弁を持った花は、
 月に照らされて、少し神秘的な様を見せている。]

 夜もお花が楽しめるなんて、素敵。
 奥様、趣味が良いのね?

[私の指輪に咲いているのも、ここにあるかしらって
 指輪を月の光に照らし見て思った。
 ……後で聞いてみるか、なければねだってみようと。
 貴方の、月の光でより白く煌めく、その姿を見て思う。]



 へぇ?見張りさんが居るの。

[怒られてしまうというのに、それは嫌ねぇと眉を下げて相槌。
 悪戯心が芽生えたらしい坊ちゃんに、
 にこりとして見せた。……賛成するって。]

 バレたら私、全部坊ちゃんが企ててましたって言うから。

[続いていたずらっぽく笑って返したのはそんな事。
 先達にお目通りはしたかったけど、こんな夜中ではね。
 夜明かりでぼんやりと顔を照らした
 顔も知らない新米が来ては、
 侵入者と疑われて、業務の妨げになるでしょうと考えて。
 ……それに、坊ちゃんが楽しそうだもの。
 たまにはそうやって、遊びたい時もあるわよねって。
 可愛い坊ちゃんの顔を見るのは大好きだから……
 水をさすのは、今日はやめておいてあげる。]**



[彼女に対するイメージを問われれば。「いつでも好きな事に真っ直ぐで、おっちょこちょいだけど優しい可愛い子」と答えただろう。

……正直に告げればきっとまた赤くなってしまうかもだけど。

「照れなくてもいいのに、好ましいって意味よ。」と付け加えれば、更にその頬は赤みを増したりするのだろうか。]



触媒探しね。じゃあ、そちらにしましょうか。
ご主人さまの言う通りに。

そうそう、街に来てからはずーっとお店の中だったからね……お客様から外の話は聞けても、直接行く事はできなかったから。

案内してくれるなら、どこでも大歓迎よ。貴方の行きつけのお店とかも知りたいし……少し贅沢を言わせてもらうなら。

前にお客さんが教えてくれた、ビスケットの美味しいお店と、占術の道具が売っているお店に行きたいわ。
……でもこの辺には東方式の用具はあるのかしら……ま、無いなら無いで代用品でもいいわ。

[彼女と街を散策するのは、それだけできっと楽しいだろうから。どんなお店を紹介されたって構わないだろう。

しいていえば休日になったら、久しぶりに占術に興じたくなったのと。かつての顧客が教えてくれた店々を巡ってみたい、という気持ちがあった。]


[これは余談であるが。
「マリー・ビスキュイ」というお店を教えてくれた元常連は、妻子持ちの男性である。
……無論、性的奉仕を求めてではなく『会話相手』としての常連である。

なんでも、職場の同僚に「癒される店を教えてほしい」と頼んだら『パルテール』を紹介されてしまったとか。「思ってたのと違う」といった表情で怯え切っていた上に、やってきたドールが長身の怪しい男だったので、可哀想なほど震えていたのをよく覚えている。

いざ席に座れば、仕事の愚痴や家族の話などで会話が弾み、良い常連さんになってくれた。

……彼の家の側にある店で、よくそこで買い物をすると言っていたから。運が良ければ会えるかもしれない。]*


【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  え……
 
 
[彼女は問いに問いで返してきた。>>221
 
 確かに使用人を求めるだけなら
 パルテールより安く買える場所は存在するだろう。
 
 なのにここで買おうとするのは、
 ……それだけ気に入ったから……?]
 

(225) 2024/02/25(Sun) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[都合のいい思い上がりはよそう、と
 ジャーディンは首を左右に振った。
 
 彼女は花が枯れる前と言いながら>>222
 花を長持ちさせる方法を伝える。>>223>>224
 
 花が長持ちするなら、その分
 次の来訪は遅くなるのではないか。
 
 そんなことを思ってから、
 ジャーディンは自嘲したい気分になった。
 
 これでは彼女の来訪を心待ちにしているかのようだ]
 

(226) 2024/02/25(Sun) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[だが、営業終了後。

 ジャーディンはオーナーからもうひとつ花瓶を借りて
 マーガレットを新たに部屋に活け、それから、
 カトレアの茎の切り口をもう一度切り直した。

 彼女に教えられた通りにしたつもりだ。
 
 そうして翌日、窓辺を見てみれば、
 そのまま萎れていくかと思ったカトレアは
 まだかろうじて咲いていた。

 元気を取り戻すというよりは
 なんとか延命したという程度だが]
 

(227) 2024/02/25(Sun) 22時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[このように花を贈られるのは彼女からが初めてだが
 彼女はドールによく花を贈る人だったろうか?
 
 記憶をたどってみても過去にそのような姿を
 見た気はしないが、個人的な贈り物だ。
 人目につかないように渡していたかもしれない。
 
 都合よく考えては期待に裏切られるし
 思い上がっても馬鹿を見るだけだ、と
 ジャーディンは己を戒めた。
 
 次に彼女が訪れるまでは、
 またいつも通りの日々が続くのだ]**
 

(228) 2024/02/25(Sun) 22時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 22時頃


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