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─乾恵一の部屋─
[彼に真正面から向き合う康生は、自身がナイフを向けている事に気付けないまま言葉を重ねた。]
それがガキなら、ガキでいいんだよ。 俺だって全然親離れできてねーし、一生できねーもん。 全然、ダメなことなんかじゃないんだ。
[七尾千映に言ったのと同じ内容だ。康生の中には私が居り、命を共有しているのだから、文字通り“一生”親離れなんて不可能だ。親離れや兄離れ出来ない相手を否定する事なんて、出来る訳がなかった。]
……違うだろ。 カガセンのこと、嫌いなんかじゃないだろ。ケイ……。 頼りにしてただろ、俺が熱出した時も。
[加賀先生が合宿所へと戻って来た時、真っ先に立ち上がり玄関に駆けて行ったのは彼だ。その姿を思い出したのだろう康生はそう訴えたが、彼がそれに答える事はなかった。]
[肌を暴かれる>>194。確かに普段の康生なら、もっとあっけらかんとしていただろう。だが、度重なる暴力と向けられた害意により、康生は少しずつだが確実に弱っていた。康生は無敵でも超人でもない。幾ら回復が早くとも、繰り返し殴られれば罅は広がり、いつか壊れる。既に、拡がる不安を取り繕えない段階まで来ているのだろう。]
(203) 2023/11/13(Mon) 14時頃
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[されるがまま顎を持ち上げられ、康生は力無く訴えた。]
……いくら女みたい、でもさ。 女じゃないの、見たらわかるだろ? わかっただろ? 俺は、ケイの欲しいもの持ってねーんだって。 挿れるとこないから、処女とかもない。 俺の全部はやれねーけど、もし仮に全部をやったとしても ケイの言うみたいに、色っぽい仕草して誘ったとしても 俺が持ってないもんは、やれねーんだよ。
[この答えが彼を刺激したのか、それとも元よりそのつもりだったのか。彼は頭突きをかまして来た>>196。至近距離で避けられる筈も無く、まともに食らう。人の額は中央が凹んでいるから、漫画等で表現されているのとは異なり、一度の衝突で左右二ヶ所がぶつかり合った。だが、そのまま繰り返すだけでは、彼が額を割る事は無かっただろう。]
いぎッ!? バっ、やめ……!
[一度目は事態を把握出来ず、二度目は間に合わなかった。三度目、康生は手を翳す。自分を守る為ではなく、彼の額を受け止める為に。胸元に置いていた右手ではなく、空いている左手を。]
(204) 2023/11/13(Mon) 14時頃
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────ぁ、……。
[……それがよくなかった。左手には、彼から贈られた指輪が嵌まっていたから。硬い金属は康生の指を守りはしたが、代わりに額の皮膚を傷付けた。康生のだけではなく、彼の物まで。]
ごめ、ケイ…………ごめん……。
[追い打ちを掛ける様に、彼は「痛くてたまらない」と抜かした。痛くて堪らないのは此方の方だと言い返してやりたかったが、康生は違った。自分の行動で彼を傷付けてしまった事が、余程ショックだったのだろう。半ば放心状態で、譫言の様に謝罪を繰り返した。]
[後はもう、彼の為すがままだ。ヴェールは勿論>>197、悪趣味な化粧を施されても>>198、康生は抵抗しなかった。抵抗する事で、彼を傷付けてしまうかもしれないと怖れているのだろう。他人の血液を粘膜に塗られるなんて、絶対に拒まなければならない程に危険な行為であるにも拘らず。]
……ん、ぅ
[野獣に覆い被さられても、康生は身動き一つしなかった。右手を胸へと乗せたまま、彼の額から流れる赤が近付くのを瞳に映し────奪われ、喰らわれた。**]
(205) 2023/11/13(Mon) 14時頃
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ーー僕の部屋ーー
彼の言葉は僕に聴こえていないわけではないし、僕はそれを理解できない程は狂い切れてはいなかった。
それは彼が、どうしても僕が言って欲しい言葉を言わないのに、希望を感じさせるような事をポロリと言うから。
すがりたい僕と諦めたい僕がせめぎあう。 それだけで狂えたら良かったが、簡単には楽になれないようだ。
彼が壊れるまできっと、僕の苦しみが終わることはない。 そして、彼が壊れたら……僕は。
彼は何故、言葉を紡ぎ続けるのだろうか。 そのせいで僕は揺れたり躊躇ったりしているのを考えると、暴力的な僕を止めるためか。
そんな事をしても無駄だと、立て籠りの犯人に訴える警察みたいだ。
「……そんな事、判ってる。」
彼は僕の言葉を、なんに対する返答を捉えるか。
(206) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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女のような身体ではない。 胸もない、性交を行う孔もない。
“持ってないもんはやれねーんだよ” >>204
「僕が欲しいのはさ、そんなパーツじゃない……
そうだよね、でも、君はやっぱり持ってないんだ。 持ってないから、言えないんだ……ッ
愛してる?傍にいる? なのにッなのにッ」
愛して欲しい、 傍にいて欲しい。
でも一番欲しかった言葉は
”一緒に生きて欲しい”だ。
(207) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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望みがなくとも、運命に逆らえなくとも、
理屈じゃないッ 愛情があるならば、 僕を愛してるなら、 殺すなんかよりそう望むんじゃないのかッ
愛する人から「シネ」と言われたも同然の僕は。
君を壊すしかない。 君を壊すしかーー
狂ったように頭突きをしたのは、僕自身も傷つくためだ。
まさか、彼がしていた左手薬指の指輪により額に傷がつくとは思わなかったが。
「僕の事愛してないくせに、まだ付けてたんだ? なんでだよ、なんでだ?
……やっぱり僕の花嫁でいたいわけ?はは、もう、ワケわかんね。」
(208) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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まるで壊れたラジオみたいに謝罪を繰り返す彼はもう抵抗を止めていた。
僕は自身の左手薬指を見る。 そこには勿論指輪が光っていてーー
「最後までしよう、コウ。 もうワガママ言うなよ。 僕は君が好きだ、好きなんだ。」
ーーこれが僕の最期。 僕と彼のおしまい。
彼は手に入らない。 僕の欲しい彼の心は、手に入らない。
『気持ち良くなろうよ、恵一くん。 いいじゃない?恋人じゃなくたって。
想い想われるとか怠い。 ただ溺れたいの……。』
(209) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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雨竜先輩の囁きが、あの時の甘い吐息が、思い出される。
僕が得られるものなんて、所詮……。
そうかァ?
目の前の花嫁は待ちわびてるじゃん? やっちまえ!
彼の唇は乾いていた。長く暴力に曝されて緊張が続けば誰でもそうなるだろう。血を塗ったところで潤いにはならない。
僕が包んであげる。 美味しい唾液で喉を潤してあげるよ!
唇の合わせを深くし、顔を角度を斜めにしながら舌を奥へ。 彼の歯茎すら愛しくて舐めまくる。逃げ腰な舌は恥ずかしいのかな?のがしはしない。
ぬるぬるとたっぷり粘膜を摩擦させ、呼吸すら奪うように激しく、狂おしく。
ーー彼に溺れる。
(210) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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僕の額からは血が垂れた。彼が目蓋を閉じなければ眼に入るかもしれない位置。
彼にとっては唾液も血液も毒だ。それを知りながら、僕は遠慮なく彼を染めていく。
逆上せたみたいに顔を赤くし唇を離すと、唾液がつ、と糸のように二人の間を繋いだ。
「凄くいい……君の唇は極上だ。柔らかくて温かだ。
君は、胸とかアソコとか、そんな女のパーツがないと気持ち良くなれないと思ってんのかもしれないけどさ……
こんな素敵な唇があるじゃん。」
彼の下肢は僕の強引に反応してはなかろう。しかし僕の中心はもう張り詰めて苦しい。
彼を跨いで膝立ち姿勢は僕はジーンズと下着を一気に下ろす。 露出した陰茎は赤黒く暴力的な大きさを誇りながらそそり勃っている。
彼はそれを見て反応を示すとは想えないが。
(211) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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「ねえ……舐めてよ。君の唇で気持ち良くなりたいんだ。」
彼はノーマルだし、これも粘膜接触だからゾッとする提案でしかないはずだが。
にじにじと膝で前に歩き、さっきまで愛を交わすように重ねていた唇に性器の先端を押しあてる。
「口を開けよ……ほら。咥えて、僕のちんぽ。
なあ、ほらーー 言うことを聞けよッ」
鼻でも摘まめば捩じ込むのは可能だろうが、僕はもっといい方法を思い付く。
彼の左手をパッと掴むと、先程僕の額を傷つけた血濡れの指輪を抜き取ったのだ。
「返して欲しい?なら、奉仕しろッ」
そんなものはいらないと言われたらただ嗤うだろう。むしろ一抹の希望を棄てられてせいせいするかもしれない。
(212) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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僕は自虐に浸りながら彼の答えを待つ。
「……君がいいんだ。愛してよ……愛して。」
苦しくて、苦しくて。 非道に及びながらも僕は。
こんなにもーー彼が愛しい。*
(213) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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──if・大和くんと──
「迷惑じゃないよ。むしろ…。」
──一人になりたくない。 そんなわがままな気持ちを伝えかけて唇閉じた。 私が引き止められるのはご飯だけ。 それ以上はきっとダメ。そこまで親しくない。そこまでの関係性じゃない。 私は好きだけど、大和くんは…わからない。 だから、ワゴンから降りた後に誘いかけて、その癖思いを押し殺す。 こんな時にまで。
「ほら、前に言わなかったっけ。 一人ご飯だと、作る気無くしちゃうんだもん。 でも、こんな時にご飯を食べておかないと 鬱々と…考え込んでしまいそうで…。
ほら、七星くんのこととか…。」
(214) 2023/11/13(Mon) 19時頃
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私たちを騙した人のこと。 私はこの時点ではハロに全く心を許していなかった。その造形から受け入れられなかったし、七星くんと同じ私たちを騙した側なのだから。
──私たちを巻き込んだ側。
そう思うと心に暗いものがこぷりと溢れてきそうで、私はきゅっと唇を噛む。 拳を握りしめたけど、それをあえて開いた。
(215) 2023/11/13(Mon) 19時頃
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「…簡単なものになるけど良いかな?」
なんて誘いかけながら、私の家に向かう。 家に戻ったなら荷物を置いて、洗面台を案内して。 手洗いうがい。エプロンをつけて冷蔵庫を開ける。 合宿前になるべく使い切っていたから、冷凍のほうれん草をかるくソテーしてそれに卵を絡めて一品。 常備菜のきんぴらに、冷凍アスパラにベーコンを巻いて焼いてそれでお肉分にしてもらおう。 お豆腐のお味噌汁も作って、ご飯も炊いて。 いろんな美味しい匂いが部屋を満たしていく。 それらを作る作業が、私を日常に戻していく。
(216) 2023/11/13(Mon) 19時頃
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戻していくのに。 >>159その合間に電話があって、私は恵一くんと少しだけ話をして。 でも。 …それで少し泣いたんだ。 だから少しだけ目が赤かったかも知れないけど。
「どうぞ、お野菜とかお肉とか、 家に残ってたのしかないけど…。 食べてくれると、嬉しいな。」
いつも通りの元気が出ないのは、七星くんの死体を見たから。 街の惨状を見たから。 それに狼狽えていたから。
(217) 2023/11/13(Mon) 19時頃
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私もいただきます、と手を合わせてお箸を手にする。 でも、口に運んだご飯はいつも通りの味のはずなのに。
私にはなんだか味を感じられなかった。**
(218) 2023/11/13(Mon) 19時頃
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─乾恵一の部屋─
[乾恵一は、康生に救いを求めた。そして期待通りの救いが得られない事を怖れ、壊そうとしている。康生は私の息子だから、当然壊して欲しい等と思う筈も無い。]
[だが仮に、私が全く関係の無い赤の他人であったなら。乾恵一はもっと早くに柊木康生を壊すか、若しくは離れておくべきだったと言っただろう。彼はどうしようもなく生を望んでいて、自分を生へと引き上げてくれる相手を求めていた。けれど柊木康生は、他者を生へと引き上げる事は出来ないのだ。天地がひっくり返ろうと、「一緒に生きて」なんて言う筈が無い。]
……そうだよ、ケイ。俺、持ってない。 持ってないから、言えねーんだ。
[康生の心臓は、四年も前に止まっているのだから。]
[椅子が康生の生を証明した所で、コックピットに在る以上、早晩消えるのは確定している。死の床の形をした椅子に座る康生は、誰より早く運命を理解し受容した。抗う事無く諦めた──否。潰えたら其処までだと、運命を突き付けられる前から受け入れていた。]
(219) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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愛してるから……。 ケイの求める愛じゃねーのは、わかってるけど。
[その瞳が映す希望も、魂の輝きも“死ぬまでは”という限定付きだ。乾恵一が生臭い溝なら、康生は消毒液の川だ。どんなに美しく澄んだ色をしていても、其処に命は無い。生を奪う事しか出来ない。流し込めば、溝の命は終わる。康生にはその自覚があるから“できることしかできない”のだ。激しく求められようとも。]
……ごめんな。ケイのこと、好きで。 好きで、好きなのに。ごめん。 俺、ケイのこと傷付けるしかできなくて、きっと──。
[血液は乾くのが早い。塗られれば水分を奪う。言い淀んだ言葉は、零れる事無く共に喰われた。縮こまっていた舌は簡単に追い付かれ、絡め取られる>>210。]
んーっ、んー……!
[垂れる赤>>211に、康生はぎゅっと両眼を閉じた。視覚を自ら遮った事で、与えられる感触がより鮮明になる。舐め回される歯茎に、ぞくり、ぞくりと背を走るものを感じた。息苦しさに鼓動が強まる。酸欠の頭が生んではいけない多幸感に浸かり始めた頃、漸く唇が離れた。]
(220) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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ぷはっ……はぁっ、はぁっ…………
[頬が熱いのは、殴られた箇所が腫れてきたせいだ。熱っぽいのは骨折したせいで、悪寒は衣類を身に着けていないせいだ。若干兆している様に感じるのは気のせいだし、仮にそうだとしたら生命の危機に陥っている事による本能的な反応だろう。そうに違いない。]
舐め……?
[掛けられた言葉>>212に薄く開かれた視界は、すぐ丸くなった。唇に押し当てられたそれから顔を背ける事で、康生は何とか言葉を紡ぐ。]
んッ……! ダ、ダメだ、ケイ……! それしたら、ほんとに俺、傍に居られ──!?
[言葉が途切れたのは、指輪を抜き取られたからだ。何が起きたのか把握すると、康生は愕然とし……みるみる内に視界がぼやけた。]
ッ、だから……だから俺、聞いたのにィッ! ほんとに俺が貰っていい物か、って。 いつかこうなるって、でもこうなってほしくなくて ケイに後悔してほしくないから、ちゃんと聞いたぁッ!!
(221) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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[幼子の様にぐずり、わんわんと泣き出す。康生が言っているのは、指輪を貰った時の事だろう。あの時点で、彼の言う「プレゼント」が指輪である事は、私も康生も知らなかった。けれど、態々「受け取って欲しいんだ」と前置きされたそれが重要なものだというのは察せたのだろう。康生は、確かに念押ししていた。]
『プレゼント、さ。 それ、ほんとに俺が貰っていい物? 渡すの俺で、後悔しねぇ? ケイが、本当に俺でいい、 俺に渡したいって言うなら ──貰うよ』
……でも、やっぱ俺じゃダメなんじゃん!! ケイが渡したの後悔して、俺から取り上げるってんなら 「返してほしい」なんて言えるわけないだろッ!?
ケイの「愛してる」も「好き」も「欲しい」も やっぱ、お、俺じゃダメで、俺じゃなかったんじゃん! 取り上げるなら、なんでくれたんだよ?! なんでだよ、ケイのバカァ……!
(222) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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[宝物を取り上げられた子供の様に、涙と鼻水を流して身も世も無く泣き叫ぶ様は、彼が期待した反応とは恐らく違っていただろう。指輪を取り上げるという行動は、彼の想定以上に康生にダメージを与えたし、康生はもう限界に近かった。あと一押しで、壊れてしまいかねないくらいに。]
──……ほんと? ほんとにケイは、俺がいい? 俺がいいのか?
[彼が溢した言葉>>213は、康生にとって蜘蛛の糸だった。千切れると解り切っていても、手を伸ばさずには居られない程に。]
ほんとに俺がいいならさ……。
(223) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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“これ”で俺が死んだら────死んでくれよ、一緒に。
[彼の返事を聞かずに、康生は死を齎す陰茎を咥え込んだ。独特の臭いと苦味が口に広がる。喉を突きかねないそれを、悪戦苦闘しつつ頬張る。]
ふぐっ……んー……、…………?
[咥え終えた所で、其処からどうしていいか判らなくなったのだろう。少し困った様に眉を寄せ、彼を見上げた。**]
(224) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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──if・恵一くんと、料理中>>217──
「恵一くん?どうしたの?」
この会話、私側は大和くんに聞かれていてもおかしくない。 でも、隠すような相手でもないから料理をしながら普通に出てたんだ。
「うん、大丈夫…今は、ご飯作ってるとこ。 混乱はわかるよ、わかるけど…。」
私はグッと言葉を飲み込む。 そして深呼吸してから、お味噌汁の鍋の水面を見つめながら続けた。
(225) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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「私は──全て真実として受け止める。 それで何もなければ笑い話で済むけれど もし、全てが真実だったとしたら。 もし、その一人目に選ばれていたのだとしたら。
…覚悟を決めておかないといけない、でしょ?」
言っていて、私は少し声が震える。 じわりと涙が滲んできて、そっと涙を手の甲で拭いた。 ふつふつと、お味噌汁の薄茶の水面が動き始める。 もうそろそろ火を止めないといけない。**
(226) 2023/11/13(Mon) 19時半頃
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――IF・瑠璃川 珊瑚と――
……そう、それなら。
[>>214お誘いに乗ってしまってもいいだろうか。 正直誘われることは嬉しい。 一緒に居られると心が温かくなる人で――この気持ちが何なのかはわからないけれど、珊瑚も一人でいると悩んでしまうなら猶更にと応じることにした。 悩まないはずがない。 自分の生命がかかっていて、そこにさらにこの世界の運命ものしかかってきているのだ。
七星に対する反応もハロに対する反応も各々異なる気持ちを抱いているだろうしけれど大和はそこまで皆のことを知らないので尋ねることもできない。 それは珊瑚に対しても同じで深くは知らないのだ。 ただ、そう、誕生日にプレゼントを贈るくらいの仲で――]
(227) 2023/11/13(Mon) 20時半頃
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えっ、う、うん、いいよ! えっと……作ってくれる料理は全部美味しいからさ。 簡単なものでもすごく美味しいと思うよ!
[珊瑚の家はマンションで、中に入ると自分の家とは異なる匂いがする。 親父さんと一緒に住んでいるはずだけれど珊瑚の匂いしか感じない気がする。
荷物を置いて手洗いうがいをすると一瞬で手持ち無沙汰になる。 台所に立つ珊瑚を惚けたような眼差しで見つめていると手際よく料理を作っていってくれる。 きんぴらはいつでも美味しいしアスパラベーコンなんて御馳走で、ほうれん草が絡んだ卵なんてもう優勝決定である。 それだけでも十分なのにお味噌汁もご飯もある。
大和が手伝えることは少ないのでお皿を出したりくらいはできるけれど、そこは全部珊瑚の指示に従うことにした]
(228) 2023/11/13(Mon) 20時半頃
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そんなことないよ? すごく美味しそうだ。 えっと……珊瑚、さんはさ。 料理が上手だし、うん!
[>>225先程掛かってきた電話は乾からのものだったことはわかる。 連絡をしあって情報を交換して――少しずつ折り合いを付けていくことを大和は聞いていたけれど言葉を挟むことはなかった。 ただ、珊瑚が泣いていたことだけは気づいてる。
手を合わせて元気な声で『いただきます』と唱えると作ってくれた料理に箸をつけていく。 卵はとろりとしている中に香りのいいほうれん草が入っていて触感もいい。 アスパラベーコンはアスパラのシャキシャキ感とベーコンのしっとりしながらも塩味と脂の味、肉感がとても美味しい。 一口食べるたびに、美味しい、と言える。 きんぴらはいつ食べても美味しい。 ご飯と一緒に食べてもいいし、合間に挟んでも美味しい。
大和は美味しいと感じながら食べていたけれど珊瑚は>>218表情が浮かないままだった]
(229) 2023/11/13(Mon) 20時半頃
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……本当に、おいしいよ。 こんな味噌汁だったら毎日飲みたいくらい、美味しいよ。
[でも、それは贅沢かなって苦笑して見せる。
死は間の当たりにしたし街の惨状も見たけれど――今の自分はまだ生きていて、何のために戦うのかも考えられてはいなかったから**]
(230) 2023/11/13(Mon) 20時半頃
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ーー君を好きだと自覚するまでの僕は ーーみんなのように振る舞えない、 前向きになれない、 卑屈で意気地無しで、 男らしさも強さも欠片もない僕は
機会があるなら何時死んでもいいと思ってたんだよ。
僕に生きる価値なんかない。 僕が死ねば兄も喜ぶと思っていた。
ーー僕が死にたくなくなったのは
(231) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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君を愛したから。
(232) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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