人狼議事


34 【ペアRP】花人形たちが紡ぐ夢【R18】

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おはよう、リッキィちゃん。
今日は何をするの?

[身支度を終えたら主人の部屋へ。今日も今日とて従者のお仕事。魔術の探究に終わりはない、と言ったのは確か義父の方だったか。知っても知っても尽きぬ魔術の源泉を、一緒に知っていくのはとても楽しかった。

従者としての役割もそうだが、ここ最近は助手の様な事もこなしている。『魔法使い』同士であるから、自然と組み込まれていった新しい役目である。

……いずれは、この役割も、増えていくのだろう。]


そういえば、リュミエル邸で結婚式を執り行うそうね。あたしたちもご招待されていたから……ご祝儀が必要よねえ。
あと、着るものも……何がいいのかしら。

[少し前に届いた、とある魔術研究者の結婚式の招待状。かつての『店』の常連だとは、この時点では知る由もなかったけれど。名家の式へ呼ばれる程にはこの家も旧い魔術師邸である。失礼のない様にしなければ。]

……それにしても、結婚式……ね。


[自分たちの式はどうしようかな、と少し気の早いことを考えた。流行りの形式のものも捨てがたいが、遠い故郷の……東方の様式に則るのも悪くはないかもしれない。

指輪は……あまり高価なものは買えないだろうけれど。彼女が自身に似合うものを選ぶだろうから。特に問題は無いだろう。

準備が整えば今日の業務に移行して。
それら全てが終われば……恋人同士の時間を過ごしたりもする。

1日のスケジュールはそんな感じ。]


じゃあ、行きましょうか……
今日も一日よろしくね、リッキィちゃん。

[愛しい人の額に軽く口付けて、部屋を後にする。飾り気の無かった頃も可愛かったけれど。時々手渡す贈り物で少し色付いた彼女は、もっと可愛くて。

――絶対に手放さない事を誓う。

そうして巡った運命を手繰り寄せながら、毎日は続いていくのである。]**


― それから ―

 ……すぅ……。

[今日も今日とて、魔術師の卵は惰眠を貪っている。
傍らには魔術の本が頁を開きっぱなしで鎮座する。

おはようの声にはっ!と目を開き。
5分まって!?ってドア越しに。

慌ててベッドから降りる際に軋む内腿や
胎の中の鈍痛にももう、慣れた。


彼が助手のように補助をしてくれるものだから。
私の「魔法使い」としての研鑽は順調だ。
序に、プライベートなあれそれもだ。]


 養父だけかと思ったけれど。
 私たちもっていうのには驚いたよね。

 着るものはまあ、決まらなかったら
 私は最悪制服でもいいけれど。一応正装だし。
 でも、どうせなら煙さんと揃えたいよね。

 ご祝儀の相場ってわからないのよね。
 煙さんは知っている?

[招待状を見ながら考える、娘が1人。
おめでたいことだから、是非祝いたい。
その考えばかりだったのだけれど。]


[そんなことを言うから、自分と彼の時は。
なんて想像しちゃうじゃない。もう。

どちらにせよ、きょう1日はこうして緩やかに始まっていく。]


 ん、今日もよろしく、煙さん。

[手繰り寄せられたのは運命だけではないのを


       貴方の手を掴む私だけが、知っている。*]


− 後日談・リュミエル家の結婚式 −
[養父の元に届いた、一通の手紙。
それは、さる高名な家系の結婚式への招待状で。ある程度の親交があった我が家の使用人達にも宛てられたものだった。

当日。正装に着替えた我々は、厳かな気持ちで夫婦の門出を祝いに行った。

……新郎新婦の顔を見た時。
「あ。あの時のお客様だったのね、名前を覚えていてくれたあの人。
……成程、『奥様』は『彼女』だったとは。」

隣で新郎新婦の美しさに息を呑む主人に視線を送りつつ。
見知った顔の、盛大な式は。滞りなく取り仕切られたのであった。]


[式の合間、折を見て新郎様へご挨拶。]

この度はご結婚、おめでとうございます。
……俺の名前、知っていたのですね。驚きましたよ。

『奥様』と、末長くお幸せに。

[向こうが、あの時のことを覚えているかは定かではなかったけれど。あの時返せなかった言葉を告げた。]


[そして。式場には思いがけない知り合いも出席していて。]

あら、カコちゃん!お久しぶりねえ。
……ひょっとして、そっちにいるのはジャーディンちゃんかしら。
そう、お店は辞めてカコちゃんの所に行ったのね。……前よりもずっと、明るくなったように見えるわ。

ああ、紹介が遅れたけれど……この子はリッキィちゃん。あたしの今の雇い主兼恋人よ。

[久しぶりの再会に、会話も弾む。その後、連絡先を交換しあって別れた。]


[式の帰り道。隣を歩くリッキィへこっそり囁く。]

とっても綺麗な結婚式だったわね。
あたしたちの式は……あれくらい、華やかなものにする?それとも、もう少し落ち着いた雰囲気の方がいいかしら。

[養父たちからは見えない位置で、しっかりと手を繋いで。これから未来の事も、彼女と沢山語り合って行こうと、心に決めた日になった。]



[震える手は緊張を表していて、
 堂々としているように見えた君も、
 私と同じ気持ちなんだな、と微笑しい気持ちになりました。]


   ····大丈夫、私が傍にいますよ。


[囁いた励ましの言葉は、君の耳にちゃんと届いていたら嬉しいです。]
 



   ·····お揃い、ですね?


[ほんのりと紅の移った唇が笑む。

 誓いの口付けが終わると
 会場には拍手の音が響き渡りました。]


   ·····幸せだな。


[晴れ晴れとした気持ちは
 永年に渡り、積もり積もった心の悩みを解かしていくようで。

 太陽光の下で蒼々と輝く石は、
 私たちの指先だけでなく、
 未来までをも照らしているようでした。]
 



[その後は、学園時代の友人の挨拶
 厳格な女中が思い出を語り、私が遠くにいる父や母への感謝を綴った手紙を読んだりと。
 式は順調に執り行わていく。


 華のある君には、花が似合います。

 庭園に咲いている白い無垢な花も。
 左の指に咲いている蒼色の愛の花も
 たった今、招待客に向かって投げようとしている春爛漫のブーケも。
 君の手から離れてゆくのが、勿体ないくらいです。


 さて、それを手に取った幸運なお嬢さん
   未来の花嫁さんは、どなたでしょうか。]


[諸々の演出が一段落すれば
 足を運んでくださった人々、一人一人に感謝を伝えようと声をかけてゆく。


   ウェディングドレスでは動きにくいでしょうし、
   新婦席で休んでいてもいいのですよ?


[その間も君は私の傍から離れる気配がない。
 いつもよりゆっくりとした歩みでは、
 全員に挨拶して回るのも時間がかかったでしょうね。

 せめて、君が気疲れまでしないように

 『妻は、とても緊張しているようなので、
  挨拶やお褒めの言葉だけで、談笑は控えて頂けると助かります。』

 と、いう旨を最初に伝え、各々と会話の花を咲かせました。]
  



[特に、指輪選びを手伝ってくれた貿易商のカコ。
 購入と共に、真っ先に婚約が決まった件について報告した彼女との会話には
 大輪の花を咲かせ。
 何度も何度も、感謝の言葉を口にしたでしょう。


 会場には、貴族や魔術師だけでなく
 パルテールで目にしたことのある青年らも参列していました。

 世間の狭さに驚きつつ、周囲に見劣りしないほど粧し込んでいる姿から、
 彼らのこれからが良いものになることが容易に想像でき、
 私の頬は自然と緩んでいたでしょう。]
 


 − 今宵も、君と共に −

[そんな特別な一日はあっという間に終わり、今日も夜は訪れる。]


   ·······素敵な式、でしたね。


[自室のソファ
 そこに君と一緒に腰かけながら、月を見上げていました。

 同じ席に座る行為は、あの店での日々を思いだす
 あの時と違うのは、君の方を向き、重ねた左手に同じ指輪を嵌めているということ。]
 




[誓いが、約束が増えてゆく。

 それら一つ一つが、
 私の生命の糧となり、未来の希望へと繋がっていきます。]


    一緒に、頑張りましょうね。


[二人の指で煌めく、ベキリーブルーガーネットは、
 蝋燭の灯りに照らされたことで、情熱的な愛色に輝いていました。]**

 


[緊張の中でも、あなたの声だけはよく聞こえて
 そばに居ると言われただけ。そう言われただけなのに
 あぁ酷く落ち着いて、手の震えは徐々に収まって。
 落とすことも無く無事、指輪を収められた。]

[私の紅が少しうつったそれ。
 それを小さく動かして幸せだと貴方が呟けば、]

 そうね。

[と目尻を下げて微笑み返した。]


[少し前は奴隷だった挙句。
 心と体の性別がごちゃごちゃな私が
 お貴族様のお家に、伴侶として入るなんてね。
 自分が1番望んだものなれど、今もこの光景が夢みたいで
 拍手喝采を見ても聞いても、どこか現実味がないけれど。
 ぼおっとする度私の指の、蒼の石の輝きがたまに光って
 ここは夢ではないのだと、私の目を覚ましてくれた。]


[来賓と話すだけの語彙やなにやは持ち合わせていなかった
 けれど、一人で黙って席に座っているのも
 偉そうな上、不躾な印象を与えるのではと思い当たって。
 だから、坊ちゃんの腕に手をかけて、共に巡り歩いた。
 仕立ての良い服を着ている、育ちの良さそうな面々を見、
 ふとそばに目をやると古巣の、パルテールにいた顔も。
 彼らは私が男ということには、知っていてもおかしくない
 でしょう。だって、私の体は男だから……
 風呂やらなにやらは、男用のを使っていたんだもの。]

[でも、彼らを見かけただけで警戒をすることは無かったわ。
 色眼鏡の彼は、人の世話を焼いてるのをよく見たから
 意地悪な人には見えなかったし。
 金髪の彼は……自分からは言いそうにないのではと。
 そういう印象を持っていたものだから。
 顔を合わせれば、他の来賓にするのと同じように
 会釈ぐらいは返して、後は御歓談を静かに聞いて、
 必要があらば頷くぐらいの、相槌も返して。
 後に、式が少し落ち着いた時にでも
 「世間って狭いのね」と、傍らの彼に呟いたとか。]


── 夜。 ──

[月が綺麗な夜だった。
 私は彼と一緒に夜空を見ながら、今日の事を何度も、
 何度も振り返って思い出していた。
 ……それだけ、素敵な時間だったの。
 式には呼べなかった、妹たちに自慢したいぐらい。
 淑女として扱われながら、貴方の伴侶になったあの時は。
 今日の素敵なお式のことを、私は一生涯忘れずに。
 ふとした時に思い出しては、
 口元に弧を描くのでしょう。]


[これからの、貴方から話される誓いの言葉を聞く。
 少し間を置いてから、私も口を開けて。
 視線を合わせて、私なりの誓いの言葉を紡ぐ。]


[カコが口先だけでジャーディンを詰れば、
 彼は視線を落とした。
 やはりカコの意図したことが、
 正しく伝わらなかったようだ。]


  …………。

 
  今のは、照れ隠しというのよ。
  別に、馬鹿とか本気で言った訳じゃない。

[彼の探るような視線にそう返して、
 ついと目を逸らすカコは、何処か
 むくれている。
 だから、カコ自身が表現した彼の気性を
 問いただす声にも。
 ただ小さく頷き、「今だってそうよ。」と
 短く答えた。] 


[整えられた部屋とホットミルクを目にして、
 ジャーディンは恐縮したように、
 申し訳無さを口にする。


  いいの。
  今日は、貴方を歓迎しているのよ。

[敢えてご馳走を用意させたりはしなかったけれど。
 テーブルの上にあるのは、素焼きのマグに入った
 まだ湯気の立つミルクだけ。]

  ……うちに来てくれてありがとう。
  ジャーディン。

[『カコ様も良い夢を。』と告げられて、
 カコの顔に、素直な笑みが上る。
 ──今宵は、よく眠れそうだった。*]


[それからのカコは、ジャーディンが早くこの家に
 根を張れるようにと、何くれとなく心を砕いた。
 共に働く通いの使用人と、住み込みの使用人。
 彼らの顔と名前を一致させるだけでも
 時間はかかったことだろう。

 一方でカコは、時折気侭に振る舞いもした。
 如何に己を律しようと、カコの性根は、
 蝶よ花よと傅かれてきた奔放な一人娘だ。
 ジャーディンが本気で嫌がりはしないようなら、
 必要以上に気を回すのは、お互いを疲れさせるだけだと
 止めにした所為もある。]


[疲れた折には、ソファの上でジャーディンの膝を求め、
 髪を撫でるようにと強請った。彼の膝は柔らかくは
 なかったが、カコは満足そうだった。

 天気の良い日には、庭を見渡せるパーラーに、
 紅茶のカップと仕事片手に引き籠もる事もある。
 疲れが溜まれば、カモミールティーを啜りながら、
 庭仕事をするジャーディンを視界に収める。

 それは、カコにとって憩いの一時となった。
 春の庭先で、花木の間に憩うジャーディンの姿は、
 何時か見た夢に似ていた。


[その日は、暖かい日だったから。
 カコは東屋のガーデンソファに寝そべり、
 庭園で一人作業を終えたジャーディンを
 呼び寄せ、戯れにまた膝を求めた。]


  ……こうするの、慣れないでしょうね?

  慣れて。

[彼の顔を見上げて、カコはあっさりと言い放つ。
 使用人達が見れば誤解されかねない光景だが、
 愛妾の一人や二人囲うのは当たり前のご時世だ。
 どうということもない。
 それ故、特に誤解を解いて回ることもしなかった。
 『お嬢様は最近表情が柔らかくなられた』というのは、
 幼少の頃から仕える使用人達の囁くところだ。]


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