人狼議事


34 【ペアRP】花人形たちが紡ぐ夢【R18】

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[式の合間、折を見て新郎様へご挨拶。]

この度はご結婚、おめでとうございます。
……俺の名前、知っていたのですね。驚きましたよ。

『奥様』と、末長くお幸せに。

[向こうが、あの時のことを覚えているかは定かではなかったけれど。あの時返せなかった言葉を告げた。]


[そして。式場には思いがけない知り合いも出席していて。]

あら、カコちゃん!お久しぶりねえ。
……ひょっとして、そっちにいるのはジャーディンちゃんかしら。
そう、お店は辞めてカコちゃんの所に行ったのね。……前よりもずっと、明るくなったように見えるわ。

ああ、紹介が遅れたけれど……この子はリッキィちゃん。あたしの今の雇い主兼恋人よ。

[久しぶりの再会に、会話も弾む。その後、連絡先を交換しあって別れた。]


[式の帰り道。隣を歩くリッキィへこっそり囁く。]

とっても綺麗な結婚式だったわね。
あたしたちの式は……あれくらい、華やかなものにする?それとも、もう少し落ち着いた雰囲気の方がいいかしら。

[養父たちからは見えない位置で、しっかりと手を繋いで。これから未来の事も、彼女と沢山語り合って行こうと、心に決めた日になった。]



[震える手は緊張を表していて、
 堂々としているように見えた君も、
 私と同じ気持ちなんだな、と微笑しい気持ちになりました。]


   ····大丈夫、私が傍にいますよ。


[囁いた励ましの言葉は、君の耳にちゃんと届いていたら嬉しいです。]
 



   ·····お揃い、ですね?


[ほんのりと紅の移った唇が笑む。

 誓いの口付けが終わると
 会場には拍手の音が響き渡りました。]


   ·····幸せだな。


[晴れ晴れとした気持ちは
 永年に渡り、積もり積もった心の悩みを解かしていくようで。

 太陽光の下で蒼々と輝く石は、
 私たちの指先だけでなく、
 未来までをも照らしているようでした。]
 



[その後は、学園時代の友人の挨拶
 厳格な女中が思い出を語り、私が遠くにいる父や母への感謝を綴った手紙を読んだりと。
 式は順調に執り行わていく。


 華のある君には、花が似合います。

 庭園に咲いている白い無垢な花も。
 左の指に咲いている蒼色の愛の花も
 たった今、招待客に向かって投げようとしている春爛漫のブーケも。
 君の手から離れてゆくのが、勿体ないくらいです。


 さて、それを手に取った幸運なお嬢さん
   未来の花嫁さんは、どなたでしょうか。]


[諸々の演出が一段落すれば
 足を運んでくださった人々、一人一人に感謝を伝えようと声をかけてゆく。


   ウェディングドレスでは動きにくいでしょうし、
   新婦席で休んでいてもいいのですよ?


[その間も君は私の傍から離れる気配がない。
 いつもよりゆっくりとした歩みでは、
 全員に挨拶して回るのも時間がかかったでしょうね。

 せめて、君が気疲れまでしないように

 『妻は、とても緊張しているようなので、
  挨拶やお褒めの言葉だけで、談笑は控えて頂けると助かります。』

 と、いう旨を最初に伝え、各々と会話の花を咲かせました。]
  



[特に、指輪選びを手伝ってくれた貿易商のカコ。
 購入と共に、真っ先に婚約が決まった件について報告した彼女との会話には
 大輪の花を咲かせ。
 何度も何度も、感謝の言葉を口にしたでしょう。


 会場には、貴族や魔術師だけでなく
 パルテールで目にしたことのある青年らも参列していました。

 世間の狭さに驚きつつ、周囲に見劣りしないほど粧し込んでいる姿から、
 彼らのこれからが良いものになることが容易に想像でき、
 私の頬は自然と緩んでいたでしょう。]
 


 − 今宵も、君と共に −

[そんな特別な一日はあっという間に終わり、今日も夜は訪れる。]


   ·······素敵な式、でしたね。


[自室のソファ
 そこに君と一緒に腰かけながら、月を見上げていました。

 同じ席に座る行為は、あの店での日々を思いだす
 あの時と違うのは、君の方を向き、重ねた左手に同じ指輪を嵌めているということ。]
 




[誓いが、約束が増えてゆく。

 それら一つ一つが、
 私の生命の糧となり、未来の希望へと繋がっていきます。]


    一緒に、頑張りましょうね。


[二人の指で煌めく、ベキリーブルーガーネットは、
 蝋燭の灯りに照らされたことで、情熱的な愛色に輝いていました。]**

 


[緊張の中でも、あなたの声だけはよく聞こえて
 そばに居ると言われただけ。そう言われただけなのに
 あぁ酷く落ち着いて、手の震えは徐々に収まって。
 落とすことも無く無事、指輪を収められた。]

[私の紅が少しうつったそれ。
 それを小さく動かして幸せだと貴方が呟けば、]

 そうね。

[と目尻を下げて微笑み返した。]


[少し前は奴隷だった挙句。
 心と体の性別がごちゃごちゃな私が
 お貴族様のお家に、伴侶として入るなんてね。
 自分が1番望んだものなれど、今もこの光景が夢みたいで
 拍手喝采を見ても聞いても、どこか現実味がないけれど。
 ぼおっとする度私の指の、蒼の石の輝きがたまに光って
 ここは夢ではないのだと、私の目を覚ましてくれた。]


[来賓と話すだけの語彙やなにやは持ち合わせていなかった
 けれど、一人で黙って席に座っているのも
 偉そうな上、不躾な印象を与えるのではと思い当たって。
 だから、坊ちゃんの腕に手をかけて、共に巡り歩いた。
 仕立ての良い服を着ている、育ちの良さそうな面々を見、
 ふとそばに目をやると古巣の、パルテールにいた顔も。
 彼らは私が男ということには、知っていてもおかしくない
 でしょう。だって、私の体は男だから……
 風呂やらなにやらは、男用のを使っていたんだもの。]

[でも、彼らを見かけただけで警戒をすることは無かったわ。
 色眼鏡の彼は、人の世話を焼いてるのをよく見たから
 意地悪な人には見えなかったし。
 金髪の彼は……自分からは言いそうにないのではと。
 そういう印象を持っていたものだから。
 顔を合わせれば、他の来賓にするのと同じように
 会釈ぐらいは返して、後は御歓談を静かに聞いて、
 必要があらば頷くぐらいの、相槌も返して。
 後に、式が少し落ち着いた時にでも
 「世間って狭いのね」と、傍らの彼に呟いたとか。]


── 夜。 ──

[月が綺麗な夜だった。
 私は彼と一緒に夜空を見ながら、今日の事を何度も、
 何度も振り返って思い出していた。
 ……それだけ、素敵な時間だったの。
 式には呼べなかった、妹たちに自慢したいぐらい。
 淑女として扱われながら、貴方の伴侶になったあの時は。
 今日の素敵なお式のことを、私は一生涯忘れずに。
 ふとした時に思い出しては、
 口元に弧を描くのでしょう。]


[これからの、貴方から話される誓いの言葉を聞く。
 少し間を置いてから、私も口を開けて。
 視線を合わせて、私なりの誓いの言葉を紡ぐ。]


[カコが口先だけでジャーディンを詰れば、
 彼は視線を落とした。
 やはりカコの意図したことが、
 正しく伝わらなかったようだ。]


  …………。

 
  今のは、照れ隠しというのよ。
  別に、馬鹿とか本気で言った訳じゃない。

[彼の探るような視線にそう返して、
 ついと目を逸らすカコは、何処か
 むくれている。
 だから、カコ自身が表現した彼の気性を
 問いただす声にも。
 ただ小さく頷き、「今だってそうよ。」と
 短く答えた。] 


[整えられた部屋とホットミルクを目にして、
 ジャーディンは恐縮したように、
 申し訳無さを口にする。


  いいの。
  今日は、貴方を歓迎しているのよ。

[敢えてご馳走を用意させたりはしなかったけれど。
 テーブルの上にあるのは、素焼きのマグに入った
 まだ湯気の立つミルクだけ。]

  ……うちに来てくれてありがとう。
  ジャーディン。

[『カコ様も良い夢を。』と告げられて、
 カコの顔に、素直な笑みが上る。
 ──今宵は、よく眠れそうだった。*]


[それからのカコは、ジャーディンが早くこの家に
 根を張れるようにと、何くれとなく心を砕いた。
 共に働く通いの使用人と、住み込みの使用人。
 彼らの顔と名前を一致させるだけでも
 時間はかかったことだろう。

 一方でカコは、時折気侭に振る舞いもした。
 如何に己を律しようと、カコの性根は、
 蝶よ花よと傅かれてきた奔放な一人娘だ。
 ジャーディンが本気で嫌がりはしないようなら、
 必要以上に気を回すのは、お互いを疲れさせるだけだと
 止めにした所為もある。]


[疲れた折には、ソファの上でジャーディンの膝を求め、
 髪を撫でるようにと強請った。彼の膝は柔らかくは
 なかったが、カコは満足そうだった。

 天気の良い日には、庭を見渡せるパーラーに、
 紅茶のカップと仕事片手に引き籠もる事もある。
 疲れが溜まれば、カモミールティーを啜りながら、
 庭仕事をするジャーディンを視界に収める。

 それは、カコにとって憩いの一時となった。
 春の庭先で、花木の間に憩うジャーディンの姿は、
 何時か見た夢に似ていた。


[その日は、暖かい日だったから。
 カコは東屋のガーデンソファに寝そべり、
 庭園で一人作業を終えたジャーディンを
 呼び寄せ、戯れにまた膝を求めた。]


  ……こうするの、慣れないでしょうね?

  慣れて。

[彼の顔を見上げて、カコはあっさりと言い放つ。
 使用人達が見れば誤解されかねない光景だが、
 愛妾の一人や二人囲うのは当たり前のご時世だ。
 どうということもない。
 それ故、特に誤解を解いて回ることもしなかった。
 『お嬢様は最近表情が柔らかくなられた』というのは、
 幼少の頃から仕える使用人達の囁くところだ。]


[小さく欠伸を漏らして、カコはすっと手を伸ばし、
 金色の毛先を弄ぶ。
 こちらを見下ろす紅い瞳。
 

  貴方の髪、陽に透けてる。
  瞳も、陽の下だと紅く見えるのね。…綺麗。


  パルテールで見た、暗褐色も好きだったけど。


[白い頬に指先を滑り落として囁くと、
 柔らかく目を閉じた。
 それはジャーディンを自邸に引き取って以来、
 カコが初めて彼の肌に触れた、何気ない一瞬だった。

 そうして、目まぐるしくも穏やかに、
 日々は過ぎていった。]**


[やがて、慶ばしき日が訪れた。
 フェルゼ=リュミエルと、伴侶となる人との
 婚儀の当日。
 自邸にてメイドと共に、ジャーディンを礼服で
 着飾らせるカコの姿があった。]


  これはね、場にふさわしいように着飾るの。
  こういうのは、お芝居と同じ…、
  ああ、お芝居にもそのうち、付き合って頂戴。

  芝居に集中している耳元で、気障な愛を
  囁きかねない男より、幕間に気取らない
  感想を聞かせてくれそうな貴方の方が、
  連れとしてはよっぽど上等よ。


[気障は構わないとしても、せめて時と場所は
 選んで欲しいというのがカコの持論だ。]


[シャツにベスト、フロックコートで装うジャーディン。
 彼の首元を飾るタイは、手ずから締めながら]


  背筋を伸ばして、顎は少し引いて…、
  堂々と、視線を遠くに置いて。

  ダーラが仕込んだだけあって、
  貴方の所作は、元々美しいのだから。


[ドレスからアクセサリーまで品よく整えたカコは、
 少し身体を引いて、今日の連れの立ち姿を、
 頭頂から足先まで検分する。]


[見込み通り、正装姿のジャーディンは、
 贔屓目抜きでも美しかった。
 その仕上がりに、カコは満足げに頷く。]


  うん。いいわね、とても。
  貴方の価値がわからない人間に、
  わざわざ侮る隙を与えてやることなんかない。

  自分の値は高くつけるものよ。
  貴方、私の私物としては一番高い買い物だったもの。


[カコが叩く軽口にも、徐々にジャーディンは
 慣れてきただろうか?]


[結婚指輪をリュミエル邸に届けた際にも、彼を伴った。
 フェルゼは、カコの様子に何か感じるものがあったのか、
 結婚式には、是非彼も一緒にと言ってくれていた。]


  そういえば…、花嫁はおそらく、
  貴方の元同僚よ。
  フェルゼ様は、他に心に決めた人がいるのに、
  娼館に通うようにはとても見えないから。

  そういう方だから、あまり恐縮することはないわ。


[直にわかる事だからと、主役の一人の身元を明かす。
 あの後パルテールで、フェルゼの姿を見かける
 ことはなかった。彼にいつも侍っていたドールの姿も。
 それも、ジャーディンを帯同すると決めた理由の一つだ。
 三つ目の理由は、単純に。こんな機会でもなければ、
 彼を盛大に着飾ることもそうないだろうから。]**


 
 
  照れ隠し……?
  
  
[何に照れたというのか、なぜそれを隠すのか。
 そして彼女はなぜむくれたのか。
 
 ジャーディンがその辺りの機微を
 自分の事として理解するようになるには
 時間がかかるだろう。
 
 今はただ「人は本心を隠したいことがある」と
 学ぶのみに留まった]
 


 
[彼女には礼を言われたが
 ジャーディンはその言葉に何も返せなかった。
 
 この家に来てよかったのかどうか
 今はまだ答えが出せていなかったからだ。
 
 良い扱いを受けているとは思う。
 が、このように扱われる価値が自分にあるのか。
 自分に何か返せるのか。
 
 不安に苛まれながら素焼きのマグに口をつけると
 ホットミルクの素朴な味わいが喉を温めた]*
 


 
[住み込みの使用人は、顔を合わせる機会が多いのと
 そう数がいないこともあってすぐに覚えられたが、
 通いの使用人たちを覚えるのには手間取った。
 
 奴隷の一人が主人にやたらと気遣われているのでは
 周りから奇妙な目で見られやしないか、と
 ジャーディンは常々不安に駆られた。
 
 彼女の表情が柔らかくなったという噂を
 年輩の使用人たちから聞いたが
 ジャーディンからすると出会ったばかりの頃との差は
 あまり感じ取れなかっただろう]
 


 
[彼女がジャーディンの庭仕事を時々見ていると
 ジャーディンは聞かされるまで気付くまい。
 
 彼女の元で暮らすうち、やせ細っていた膝も
 いくらかは肉付きがよくなるだろう。
 
 庭仕事を終えた後に東屋で、彼女に膝を貸す。
 初めて彼女に膝を求められたときは少々戸惑ったが、
 それが主人の望みなら叶えないわけにはいかない。
 それに]
 
 
  いえ……、僕はこういう触れ合いのほうが
  言葉を交わすだけよりは慣れています。
 
 
[パルテールで膝枕を求めた客はいなかったが、
 抱き締めていてほしいと言われるようなものである]
 


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