23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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[薄暗い校舎の中は、やっぱり少し怖かったけれど。 ぎゅって握ってくれる手が、嬉しかった。]
わぁ……! 音楽室! これが本物の。 ……見られて、嬉しい。
[薄暗い部屋の中、光の射すピアノ。 思い出の場所の現実の姿を見れて、嬉しいと思った。
――……けど。 ついでに、この場所であった色々な事を思い出して、少し?頬が赤くなってしまったのは、気付かれないといい。*]
(241) doubt 2023/05/04(Thu) 00時頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
タピオカミルクティー……とは……?
[初めて見る、ドリンクの名称。 野々花>>238とニジノ>>239が注文をするのを見て、私も同じものを注文。]
[野々花の乾杯の音頭にならい。]
お疲れ様でした! 乾杯!
[プラスチックのカップを掲げて、乾杯。 それから、ニジノの言葉に。]
そうね。本当に良かった。 ニジノの足の事も。
改めて、ありがとう。 今、私がこうしてここに居られるのは、 みんなのおかげよ。
(242) doubt 2023/05/04(Thu) 00時半頃
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─ 桜森高校リアル・音楽室 ─
[音楽室の中に足を踏み入れると、僅かに床が軋む。
玲がピアノの前に行き、音を鳴らす>>243までの仕草を見つめ。 少し赤くなってしまった顔を俯かせたら、あ、という声が 落ちてきて>>244。 小さく肩が跳ねた。]
……っ。……うん。そうね。
[赤い顔をどうにか持ち上げたら、目が合って。 広げられた両腕の中に、ぽふりと収まった。*]
(246) doubt 2023/05/04(Thu) 00時半頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
けほっ。 けふっ……!
[頑張って吸ったら、勢いよくタピオカを吸い込んでしまい、咽た。]
……うん。野々花もニジノも、 心配してくれてありがとう。
[そうして、制服の話>>248には。]
うん。ニジノの制服、新鮮。 とっても可愛いし、ポニテも似合ってる。 野々花はVRとあまり変わらないけれど、 変わらず可愛い。
(250) doubt 2023/05/04(Thu) 01時頃
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……そういえば。
[ニジノの胸元に視線を向け。*]
――……本当に、削っていたのね。
(251) doubt 2023/05/04(Thu) 01時頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
[ニジノ>>249には。]
やっぱり、アバターにも少し、 病気が反映されていたのかしら?
ありがとう。 でも、沢山頑張ってくれたのは、 火浦さん、鮫島さんと、玲だわ。
[玲、と名前を口にしたら、なんだか胸がほわっとして。 そんな事でも、嬉し気に眉が下がってしまうなんて。重症だわ。]
[ニジノの笑い声に、私もふふっと笑いを重ねて。]
うん。私もGW明けから復学する事になって、 この制服着たの、初めてなの。
(255) doubt 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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[そうして、ニジノの撓んだ校章の刺繍を見つめる。 触ってみる?とうながされたので、ふわっと触れてみて。*]
これが本物! でもVRの時と違いない! 凄いわねVR……!
(256) doubt 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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─ 桜森高校リアル・音楽室 ─
[玲が両腕を広げて、私がその中へ飛び込み、優しく頭を撫でてもらう。 それはVRの中で、幾度も繰り返した事だけれど。 現実の身長差の分、VRの時よりも、少し顔の距離は遠く。]
[覚えてる?と問われて、え?と、顔をあげたら>>253。 上を向かされた顔。唇を塞がれて。
顔だけではなくて、全身が熱を持った様に感じる。 心臓が、酷く煩くて。 玲の学ランを、ぎゅって、握った。*]
(258) doubt 2023/05/04(Thu) 01時半頃
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ちょっと、変な感じがする、から。
って、うわ。
[なんだこれ、ヤバ。
今まで感じたことない、こう、何かが引き絞られるようなのに、
つい、それで腰が動いた]
あや、ちょっと、ツラいけど、やめなくて、いいーーッ?
[いつのまにか自分ガン立ちじゃねぇか。
自身の下腹部確認して、
熱い息を吐く。
くっそ、これ。
我慢しようとすると、蘇って、
なお、いたたまれなくなると、**
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
[野々花>>254の同意も重なって、私と野々花の視線はニジノ(の胸元?)へ。]
そっか……。 たしかに、競技には邪魔よね。
でも胸がなくても、男子には間違われないわよ。 ニジノは綺麗だもの、身体の線も含めて。
[しゅっとしまっていて、でも女性らしい曲線があって。 ニジノもその身体も、とても綺麗だと思う。]
(259) doubt 2023/05/04(Thu) 02時頃
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ッ、
────…………
[揺れる腰と、焦ったみたいな声に、瞬間煽られる。
止めていた指を何度か往復させてから引き抜いた。まだるっこしくて雑にずり下ろしただけのスウェットパンツから自身を取り出して、辛うじて残っていた理性でスキンの封を噛み破る。
掴んだ膝を強引に割って、真っ直ぐに宛てがう、先端が音を濡らす。]
キル、
[一言だけ掛けて、返事は待たずに圧し拓いた。]*
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[クルーエル社の話には。]
ね。神様の所業じゃないかしら。 どんな技術なんだろう……。
それにね、私も、余命僅かだったのが、 急に治ったら、騒がれると思ったのに。 何も起こらなくて。 病院にも手が回っているのかも。
クルーエル社、触るなキケン、ね。
(260) doubt 2023/05/04(Thu) 02時頃
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― カフェ『BLOSSOM』 ―
3カップ……。 でもこの体型で胸だけ大きいと、 バランス悪いかも……? 残念だけど、諦めるわ……。
[底に残ってしまったタピオカを吸い上げたら、また失敗して咽た。 ニジノ>>261に倣って、スプーンで掬ってぱくり。]
(265) doubt 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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[それから、ニジノのカラダの秘密>>262、タトゥーを見て。]
わー! かっこいい! とても、素敵ね!!
[鷹の羽根と桜と共に、ジャンプを跳ぶニジノの姿を想像して。]
うん。絶対に観に行くわ!
[両手を合わせ、笑む。 そうして暫く会話を楽しんだ後、待ち受け写真を撮りに、桜森高校へ。*]
(266) doubt 2023/05/04(Thu) 02時半頃
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─ 桜森高校リアル・音楽室 ─
[長い長い、キスを受けて。 心臓の早鐘の音が煩くて、頭がじんじんして、涙が滲んだ。
唇が離れると、瞼を持ち上げて、見上げる様に見つめる。]
……っ。
[色々あった>>263、に返事をしようとしたけれど。 もう一度軽く重なる唇を受け。 頬を撫でてくれる、心地良い手は、瞼を閉じて受け止めて。]
(269) doubt 2023/05/04(Thu) 03時頃
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[ピアノの椅子に座った玲が、聴いてくれる?>>264と問うのには、聴きたい、と頷く。
曲は何だろう。 練習したという事は、出会った時に弾いていた、『エリーゼのために』ではないのだろうけど。]
[音が鳴り、奏でられた旋律は、『孤独の中の神の祝福』。]
――……ありがとう。
[ぽつりと呟くと。 瞼を閉じて、その旋律に耳を澄ませ。]
[やがて演奏が終わったなら、大好き、と。 それは演奏に対してか、玲に対してか、そう言って。 少し涙目で、貴方に抱き着く事でしょう。*]
(270) doubt 2023/05/04(Thu) 03時頃
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─ 夕暮れの帰り道・河原で ─
[再び自転車に二人乗りで、帰路につく。
廃校も、夕暮れの空も、VRの中でも見たけれど。 先程居た校舎も、夕陽の茜色も、水面に反射する煌めきも。 頬に、髪に感じる風も、今は全て、現実のもの。]
[そして、この背の温もりも。
VRの中では、幾度も交わしていたけれど。 ――……先程交わしたファーストキスも、現実のもので。]
[赤い頬、指先でそっと、自身の唇に触れ。]
……うん。また、いつか。
[また>>271に頷いて。 再びその背に、頭を、身を預けた。**]
(272) doubt 2023/05/04(Thu) 03時半頃
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・・・・ッ
[煽ったつもりなんか、なかったけれど、
ヤツの空気が明らかに変わったから、
背筋、冷たいものが走りつつも、
息を荒げて、その支度を見遣る。
それから、自分の腕で自分の目を塞いだ。
それくらい、許されるだろう?]
あ・・ぐ、ぅ
[名前呼ばれた後、ギチギチと宛てがわれ、鮫島の質量押し込められる。
息があがる。痛いというより、怖い。
なるべく腹の力を抜く。
息をゆっくりしようとしてたけど、
実際は哀れな喘ぎにしか聞こえないか]
いっ・・・
[痛がりたくはないから、
口を自分で塞ぐ。
音が、でも、少し、遠い]**
[奥に届かせるまでは夢中だった。
どっかのタイミングで、漸く世界が戻ってくる。
桐堂は目も口も覆って何かに堪えている。
何かじゃねえか。俺か。
反省、まではしている余裕はなかったが、腹と腹の間に挟まれて萎れ掛けてるものに手を伸ばす。軽く握り込んで、ゆるゆると擦り立てる。そのリズムに合わせるように、腰を揺すった。]
…………悪ィ、トンでたわ。
[顎先にキスを落とす。]
苦しくねえの、
そんな塞いじゃって。
声、出してもいいよ。
[つか、聴きたいだけだけど。]*
好きにしやがって。
[頭飛んでいたとか、
正気に戻れよ!
と、手を退けると、
顔を睨んでやりたかったけど、
そんな余裕なくて、
涙目で見つめるだけになった]
出さ・・・ねえよ。
キモいわ・・。
[と、声出すのを拒否るけど、
漏れ出るものは、仕方ない。
それは、悔しくて]
[声は拒否したけれど、
そんなに聞きたいなら、
と、手を広げて、頭を掻き出いてやった。
一番近くで、感じればいい。
それでいいだろ?]**
[可愛いっつってんのにな。
滲んだものを吸い取ってやりたくて、目尻に口づける。
と、意外なくらい力強く抱き込まれる。]
…………うん。
[なんでか、言いたいことがわかった気がして、頷いた。
全部が心臓になったみたいな音を聴く。
なるべく、優しく、なんて無理で、だけど精一杯気持ち良くはしてやりたかった。熱を交換する、感覚で。圧して、引いて、段々と混ざっていく。]
ん、────っぁ、
[やがて短く吠えて、吐き出した。]*
・・・・・・ッ。
[キツく抱き込んだら、鮫島なら動きはなお、早くなって、
圧迫と圧迫と、痛みと刺激されてる快楽とで、
頭がもう、ぐちゃぐちゃだ。
ともすると、自覚しないうちに、
あられも無い声を出していたかも、しれないが、
もう、それすら、どうでもああ、熱量の中に、
遠くに鮫島の声を聞く。
そして、過ぎ去ってあと、
かくり、首が折れて、
ただ、その部屋にだらしなく転がった。
荒い息は、自分だけか、それとも?
いずれにしろ、終わってみれば、
それは、必要なことだったかも、なんて、考えたけれど]
蜜柑
水欲しい。
[どれくらいか時間が経ってから、そう、つぶやいた]**
[多分暫く覆い被さっていた。
ハ、と漏れる息のひとつで整えられるまで待って、ずるり引き抜く。おざなりな後始末をして、桐堂のそこだけは丁寧に拭いてやってから、並んで転がる。]
………………ん?
ああ、
…………
[のろのろと起き上がって目と鼻の先のキッチンへ向かう。買い置きの水は冷えてんのとぬるいのとあったけど、後者でいいか。シンクの下から引っ張り出して、取って戻る。
2リットルボトルから、そのまま口をつけて含む。
薄っすら開いた唇に合わせて、流し込んだ。]
もっと要る?*
[水が欲しいっていったら、
口移しされて、
欲しかったから飲むけど]
お前、本当に手慣れてるな。
でも、そういうこと、やめとけ。
あの時も言ったけど、
勘違いするからな。
[そして、のそ、となんとか起き上がると、
デカいペットボトルに手をかける]
ヤマトにも散々恋人みたいなこと、してたろ。
あれじゃ、勘違い、するわな。
[自分で飲もうと]**
んー……。
[勘違い、か。どうなんだろうな。
大和とのことは、今思えば反省すべき点も多々浮かぶとはいえ、あの時には必要だと感じたことだ。
その是非は別として、
じゃあ、今は?
ペットボトルを持ち上げる手を何となく見つめる。]
………………。
……でも、したかったから。
[なんかガキみたいな言い分になった。]*
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― GW・桜森高校への道 ―
[苺の添えられた、とろとろのチョコが溢れるフォンダンショコラも食べ終えて。
5月の、少し強くなってきた日差しの中。 バラバラの制服を着た女子3人の、同窓会は続いていく。]
柊さん? いつから? あ、そういえば、キャンプファイヤー、 二人とも居なかったわね……。
[野々花>>278の告白には驚いて。 ニジノ>>280の、顔面偏差値限界突破カップルにも頷く。 私の話を聞かれたら、玲とは現実でも関係が続いている事を 話して。 ニジノに玲のLINEを知りたいと言われたら、玲にニジノのIDを教えていい?と聞いて。 3人3様の今後の話、不安の吐露なども聞きながら、歩を進めていく。]
(289) doubt 2023/05/04(Thu) 20時頃
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[やがて着いたのは、桜森高校前。 野々花の感想>>279に。]
その境界を踏み越えて入ったら、 出られなくなるホラーを想像してしまうわね……。
[などと。 その後、ニジノの気遣い>>277で、裏門へ回って。 そして校内へ入る時。つま先で、地面をちょん、ってする野々花が可愛くて、くすりと笑った。]
(290) doubt 2023/05/04(Thu) 20時頃
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