人狼議事


23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。

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いや、

側には、いれないか。
ヤマトがいつもいたからな。

しっかし、お前、
保健室でヤッてたのはきいたが、
そのあとも、まあ、本当、よくヤッてたなあ!!
モニタから、丸見えなんだよ。本当、ビックリしたわ。

あんな経験なかなかできないわ。

[それに関しては、本当に感心顔]

そーいや、ヤマトとは、終わったあと、会ったん?


[側にいてやりたかった、と聴こえて弾んだ胸が、続く言葉に塞がれる。刹那、視線を奪われてから、彷徨わせた。]

あーまあ……、そうだな。
目ぇ離すと心配だったから。あいつ。

[心なしか責められているように感じるのは気の所為だろうか。カメラオフは……いや、まあそれでもわかるもんはわかるか。気を配っている余裕のなかった時だってあった。そもそも、見られて何かを想ってくれると、考えていなかった。

…………。
何か、想ってくれたのか?]


ん? ああ。
俺が無事なのを確認させた後、
玄関で他の皆と会ってから別れたよ。

お前とホーリー以外はニジノちゃんが居なかったかな。
あああと、少女Aもか。


…………ま、もう大丈夫なんじゃない。

[ぽつり、溢れた声は、溜め息に似ていた。]*


ま、ヤマトは心配だよな。わかる。
でも、お前こと、相当入れ込んでたろう?

今後も心配してやらなくていいのか?

[現段階で、連絡方法は、ほぼないはず。
 コイツ、電話ねーんだし]

あんなに好きあってたじゃん?
もし、なんなら、ホーリーとかだと、ワンチャン連絡先わかるかもよ?

[モニタ越しには、そうしか見えないから]


[リアルに戻ってからのラプターの様子を思い出す。
 普通に、なんだか、気の毒だった。

 同時に、自分も、内心複雑だったのは否めない。
 こいつ、どこまでが真実でどこからが嘘なのか。

 予約、なんて言っておいて、
 それも、真実を隠す手段かもしれないし、
 実際の濃厚シーンと、ヤマトからの鮫島との惚気に、
 スルーを、心がけてたが、


 なんで、そんな心がけをそもそも、なんて]**


連絡先は、聞いてあるけど。

あいつの一番不安定だったとこは
取り除いてやれたと思うし。

[もういいんだ、と呟いて、タオルを首に滑らせる。両端を握って頚椎を支えるように仰反ると、見慣れた天井の染みが目に入った。日常に戻ってきたんだな、と思うと同時、あいつを殺すことだけを考えて過ごした時間が、既に喪われたものなのだと改めて気付く。]

…………お前のさあ、
「最大限の説得」でね。

わかったんだよね。

俺は殺したかったあいつにだけじゃなく、
ヤマトにも間違えたんだって。

[俺が傷付いたこと、不満に感じたこと、全て押し殺して相手の欲しいものだけ与えるような真似をした。その上、恐らくそれは、本当に相手の欲しがるものですらなかったのだ。

もう、そんなことは止めるべきだった。]


あいつと俺は恋人同士じゃなかったし、
────これからも、そうはならない。

だからもう手を離すんだ。

[す、と視線を下ろして、居住まいを正す。
桐堂に向かい合う位置に、膝でにじり寄った。]

で。

予約、覚えてんでしょ?*


連絡先聞いてるのか。
ふうん。

[少し複雑なのは、なぜだろう]

ヤマトにも間違えた?
ああ、恋人同士じゃないし、これからも、ならない、か。

そうだな、お前そういうの、確かいらない的なこと、言ってたっけ。

[と、いうことを、思い出し、
 少し頭を冷やそうと思う]


手を離す。
それを、ヤマトも納得したのか? 
  ふうん。

[熱く盛り上がるほど、冷めるのも早い、そんなことだろうか]

予約は覚えてるよ。まあ、軽口とはいえ、約束だから。


で、どうしたい?

[抱きたい、あの時は、時間ないけど、今からでも、なんて、
 そこらで用足すような感じに言われて、

 もちろん、断る選択肢しかなかった。
 同時に、こいつ、そういうレベルでみるのか?なんて、
 でも、あんな状況だったし、

 ヤマトに対しても、ヤマトが求めていたから、というのであれば、
 不器用な優しさかもしれないが]

従うよ。
男相手にしたことは、ないけどなあ。*


[大和と今後のことについて話をした訳ではなかった。だけど納得はしてくれる。それは何故だかはっきりとわかっている。だからという訳じゃないし、桐堂とのことはそれとはまた別の話だった。

のは、いいんだけど。]

……え…………と、

[いいの? とか思わず間抜けに訊きそうになって慌てて口を閉じる。いや俺、当時色々限界だったとはいえ、相当酷い誘い方した自覚くらいはあんだけど。]

…………。
……。

[何か言え俺。そうか初物か。そうじゃない。そういうことじゃない。いやそこは嬉しくない訳でもないけどそうじゃないんだ。]

………………あん時さ、
すげえ、欲しいと思ったんだ。お前のこと。

だから、




[頂戴。

囁いて、その薄い唇に唇を重ねた。]*


そっか。
お前頑張ってたもんな。
でも……

[なんで、俺なんだ?と聞こうとして、止める。
 そんな理由聞いてどうなるんだろう?

 別にいいか、で済ませればいい。
 ヤツにとっても、したいからする。
 俺も別に嫌じゃないし、そういうことは久しぶりだけど。

[そして、顔が近付いてきて、素直に目を閉じた。
 ヤマトとは、VRでシてたわけだから、
 実質、この感触は脳の想像ではないか。

 柔い唇開いて、
 片手をヤツの首に回した。
 首を傾けて、反応をみる]*


[でも、と動いて止まった吐息をそのまま吸い込んだ。
受け入れるかたちにひらいた隙間に、躊躇わず侵入する。
首に回された腕をもっと絡ませたい。頸動脈を掴む位置で、その頭蓋を支えた。

粘膜。唾液の味。
質量というものを思う。
歯並びを裏側から確かめて、舌先から舌根までを舐る。知らない肉を覚え込むように、或いは覚え込ませるように、繰り返した。]

…………ふ、……

[息継ぎのもどかしさが、妙に可笑しかった。
上着の裾に手を掛ける。]*


って、
ったく、ガツガツしやがって、容赦ねぇな?

[想像以上に慣れた口付けに、
 流石にちょっとヤバいと思った。
 今日会ったばかりのヤツに、
 なんで、ここまで惹かれてる?]

なんだよ、その顔は。

[嬉しそうに見えた。
 だから、耳たぶが熱くなる。

 くっそ]

とりあえず、
 俺は慣れてないから、
 やめろって言ったらやめろよ?

[釘を刺したつもりだった]**


[止まれるかな俺。
あんま自信はなかったけど、頷いてはおく。]

俺、どんな顔してる?

[ふっ、と息で笑って、それを吹き掛けるみたいに首筋に埋まる。同じ匂い。ソープの。嗅いでから、舌を這わせた。額の辺りに熱を感じる、形の良い耳たぶ。そんなささやかな反応が嬉しい。

裾から潜り込ませた手で、膚に触れた。ちょっとだけ湿っているのを、指の腹に吸い付かせて少しずつ辿っていく。どこまでゆるしてくれんの?]*


どんな顔?
あー、めっちゃ悪りぃ顔してるわ。

つか、俺みたいなの抱いて、何がいいんだか。
趣味も悪い。

[といいつつ、肌に滑り込んだ指に、唇を噛んだ]

約束、だから、な。
好きにすればいいだろ。

[といいつつ、流石に、脳裏に浮かんだのは、
 vr世界のヤマトの痴態で、
それを思うと、正直、あんなふうにはなりたくないと]

好きにしろよ!

[我慢だ!これ一回終われば、
 それでチャラなんだから、とも思い直しつつ]*


[悪い顔、ねえ。だとしたら悦んでいるからだ。
趣味はどうだかわからないが、欲しいと思うことに正直に在りたいとは思った。]

好きにしていいなら勿論好きにするけど。
……約束だから、なんだ?

[じゃあなんで、約束してくれたの。耳許に囁く。

胸の頂きの皮膚の薄くなっている部分を探り当ててから、捲れ上がるに任せて上衣を剥ぎ取った。露わにさせたそこへ唇を合わせる。空いた腕を下腹へと向かわせ、兆しを確かめようか。

俺自身はもう、かなり準備万端です。]*


なんで約束したか。

[耳元で囁かれて、考える。なんでかとか、こんなとこで]

・・・・・心配だったから?
お前、わりといっぱいいっぱいだと思ったから。
心配だった。

[否定なんてして、落ち込まれたり、無視されたり、
 そんな風になってほしくなかったから]

って、本当、節操ねえな、このタコ!

[上着脱がされて、上半身自由奪われると、
 鮫島の手が下腹部に伸びて。
 そりゃ、刺激されれば、それなりに、立ち上がってはくるんだけど]

っ・・・・ってか、慣れすぎてないか?

[そこのところもムカつく。くっそ]


心配だと、抱かれてくれんの。
お人好し過ぎねえ?

[揶揄ってはみたものの、我が身を顧みると人のことは言えないのか。まあいいや。
ていうか、タコって言われた。可愛いな。

ちゃんとその気になってくれている部分にほっとして、手のひらで布地の上から撫で擦る。それなりに立派なもの。]

慣れ……過ぎてるってことも
ねえと思うんだけどなあ。

[拙いよりは安心しないものだろうか。
これから、ひらかれるんだし。]*


む。

お人好し?

[めっちゃ睨んでやった。
 なんだ?その言い方って。
 あー、俺ってもしかして、ただのバカか?]

お人好しだから、抱かれるってか?
そりゃ、俺は、相当なバカだな?!

[くっそ。
 なんだよ、コイツ]

じゃさっさと終わらせちまえ。

[一切の抵抗をやめ、そう、声をかける。
 そして、ちらり見やれば、鮫島の準備オーケーな部分見えてしまったか。

 あんなの、絶対怪我するじゃん]*



……………………。

…………馬鹿じゃねえなら、
言ってよ。


なんで抱かれてくれんの。


[手は止めずに声を低くする。
力の抜けた身体の、太腿を抱えるように下着ごと全部、邪魔な布を取り去って、さっき買ったばかりの潤滑剤を取り出す。指先に纏わせて、体温で温まるまで待ってから中心の窄まりに円を描いた。]*


 ひ

[潤滑油は、体温に近しいけれど、感触もちろん、違和感があるから、声があがった。
 とりあえず、一つ一つの行動は丁寧で、気遣ってくれるのはわかるけれど]

いや、立派な馬鹿だよ。
というか、そんなこと聞くな。

理由探しとかしてたら、こんなことできなくなる。

[それは、事実だ。
 鮫島とは、ただの仲間だ。
 仲間として、情が湧いた。そういうことだと思う。
 あんな環境で、気が合ったから、
 それが、少し、こんなおかしなことになったわけで。


 


だから、これが終わったら、
 普通に、また、他愛もない会話ができる、仲間みたいな存在になれないかな、と思った。

 と言っても、それも、また、現実的じゃないけれど]

それとも、甘い言葉でもききたいか?
ヤマトみたく、うまくはないぞ?**


甘い言葉は、
……要らねえけど。

[上がった声に、速度を僅かに緩めて、だけど遠慮はせずに指を進めた。第一関節。引いて、今度はもう少し奥まで。
使ってない方の左手を伸ばして前髪を漉く。丸みを帯びた額に口づけると、ちょぴりしょっぱかった。]

…………いいや。
甘えたかっただけかも。

なんかさ、
俺だからだって、言わせたかった。

[でもいいや。止めないでいてくれんなら。それで。
内側を徐々にまさぐる。見つけた場所があるなら、弾くように。]


息、あんま詰めんなよ。*


[指を進められて、歯を食いしばった。
 揺れた頭、ついっと汗が流れた。
 ああ、汗だよな、血じゃないよな。そんなことを一瞬思ってたら、
 手がゆっくりと頭をなで、汗が流れて、しっとりとした額に、薄い唇が触れた。

甘えたかった?って、それは、間違いじゃないけど。

少なくとも、他のやつとは、しない。

これでいいか?

[息があがる。
 耐えて深呼吸をする。
 だが、指はまた、より不覚にも侵入する。
 少し、気分が悪い


と、思った時、その奥で鮫島の指が内壁を、叩き、思わず、ぐ、と言った声を漏らす]

待って、それ、嫌。**


[
──他のやつとは、しない。

うん。と頷いた。
そっか。と思った。

それだけがこんなにも嬉しい。
そっか。
簡単なことだったんだ。]


うん?

[小さく漏れた声の後、嫌、と言われて指の動きを停止させた。見つけたと思ったんだけどな。
顔を覗き込んで、様子を伺う。]

しんどくなった?*


ちょっと、変な感じがする、から。

って、うわ。

[なんだこれ、ヤバ。
 今まで感じたことない、こう、何かが引き絞られるようなのに、
 つい、それで腰が動いた]

あや、ちょっと、ツラいけど、やめなくて、いいーーッ?

[いつのまにか自分ガン立ちじゃねぇか。
 自身の下腹部確認して、
 熱い息を吐く。

 くっそ、これ。

 我慢しようとすると、蘇って、
なお、いたたまれなくなると、**



ッ、
────…………

[揺れる腰と、焦ったみたいな声に、瞬間煽られる。
止めていた指を何度か往復させてから引き抜いた。まだるっこしくて雑にずり下ろしただけのスウェットパンツから自身を取り出して、辛うじて残っていた理性でスキンの封を噛み破る。

掴んだ膝を強引に割って、真っ直ぐに宛てがう、先端が音を濡らす。]

キル、

[一言だけ掛けて、返事は待たずに圧し拓いた。]*


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