人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 帰ろうよ、って芽衣が言う。
 だから私はますます申し訳ない気持ちになった ]

 ごめんね。
 あのメールを送ったのは私。
 ……私、自殺しちゃったの。

[ ここに連れてこられちゃっただけの
 芽衣や炭蔵君とは違う。
 現実世界の私の身体は、もうほぼ死んでるはず ]

 だから、私は帰れないの。
 

(109) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 炭蔵君の顔がよく見えるの、いいなって思ったけど、
 あ、この顔はきっと怒ってるよねっていうのも>>97
 いつもよりよくわかるから、
 本当に、申し訳なさしかない。
 ごめんなさいって謝ることしかできないよ ]
 
 ……ごめんなさい。
 私、自分のこと、よくわかってなかったみたい。

[ 約束を忘れたわけじゃなかった。本当だよ。
 あの約束は、私にとって拠り所だった。
 SOSを出せって言われたの、本当に嬉しかったんだよ。
 私のこと、助けてくれるつもりなんだって、
 嬉しかった ]

(110) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 大丈夫だと思ってたの、本当に。
 大丈夫じゃなくなる時って、一瞬だったんだね。

[ 棒倒しの棒だって、積み上げたジェンガだって、
 崩れる時は一瞬だ。
 そんなことくらい知ってるのに、
 私、自分のことはわかってなかった ]

(111) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 それに、私、自分で思ってたより馬鹿だったの。
 馬鹿だから、助けての言い方もわからなかった。

[ だから、こんなことになっちゃった、って
 眉を下げて笑う。
 私の右手はクレープでふさがっていて、
 左手首なんか握っていないのに、
 炭蔵君が手首を握ってるなんて、なんだかおかしいね。
 
 私からも見えるような絆創膏だったら、
 私、あれって呟いて眉を寄せるし、>>98
 炭蔵君、その手はどうしたの?って聞くよ* ]

(112) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 暮石が背中を叩いてくれないから、>>100
 俺の口から出る言葉は止まらなかった。

 でも、きっと同じような感覚でいたから、
 思っていたように上手くできないのは、
 俺も十二分に分かっているつもりだった。 ]
 

(113) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ありがとう、と言われても、>>105
 黒沢のホントの気持ちが全く分からなくて、
 口元がへの字に曲がってしまう。

 前髪の評価については、
 暮石と同じように高評価だった。>>106
 こうして真っ直ぐに目が交わるのは初めてで、
 きっと、黒沢にとっての俺の印象も
 また変わってしまいそうだ。 ]
 

(114) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 暮石がクレープを見て何を思っているのか>>99
 前しか見てない俺には分からなかった。

 ただ、少し焦げたクレープの生地が視界に映る。
 楽しかったと考えてしまうことが、
 不謹慎とか不謹慎じゃないとか>>107
 そんなことは俺にとっては問題じゃなかった。 ]
 

(115) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 俺の言葉の後に、
 吐き出すような暮石の言葉が響く。>>104

 黒沢は、淡々と事実を語り、
 ただただ謝るだけだった。>>108>>109
 俺の言葉に対しても。>>110
 暮石の拒む言葉に対しても。>>104

 別に俺は怒っているわけじゃない。 ]


  俺も、たぶん暮石も、
  黒沢からの謝罪が欲しい訳じゃない


[ 左右に首を振って否定する。 ]
 

(116) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それをいうのなら、>>111
 綺麗に並べたドミノが、
 どこかを崩してしまえばあっという間に
 全てが崩れていくようなもので。
 黒沢の隠していたものに勘付きながら、
 放置してしまっていた俺にも非はある。

 あの日、無理矢理にでも
 黒沢の腕を掴んでしまえばよかった。
 そんな後悔が、胸に過ぎる。 ]
 

(117) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  俺も、つい数時間前まで
  「助け」を求めることを知らなかった
  だから、助けてと言えなくたって
  俺は馬鹿だとは思わないがな


[ 笑う黒沢は、見ていてとても痛々しく思う。 ]
 

(118) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  噫、これは黒沢と同じ気持ちに
  なってみようと思ってな


[ 絆創膏のことを指摘されれば、
 特に悪びれた様子もなく見せるだろう。
 暮石にはああ言ったが、>>65
 向井に嗾けられなくとも、いずれやっていただろう。
 だから、五分……ではなく、十割俺が悪い。>>77

 なあ、黒沢の傷の具合はどうだ?
 もう迂闊なことをしていないようだが、
 つい、黒沢の手首に視線が向いてしまう。 ]
 

(119) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 泥炭採り ユンカー



  この世界は、助けてと言えない黒沢の気持ちを
  代弁した世界なのだと俺は思っていた

  だから、俺を最後まで残してくれたのは
  俺に何かして欲しいことがあるんじゃないか?


[ 最後までいてほしかった。>>90
 その言葉には、嘘はないだろう?
 俺は、きっと黒沢の気持ちを
 全て分かってやれないかもしれないが。
 少しでもいいから、言葉にして欲しいと思う。

 あの日のようにわかりやすく、話して欲しい。
 切実とも取れる眸で、俺は黒沢を見つめている。* ]
 

(120) 2021/06/14(Mon) 23時頃

【人】 夜笑国 メイ

[そう、探したんだよ。
 乃絵ちゃんがどこにいるだろうって考えた時、
 わたし、すぐにどこかひとつの場所が浮かばなかった。

 教室にはいなかった。保健室もそう。
 食堂で炭蔵くんに会う前に、生徒会室も探したと思う。
 いつも雨を受け止めていたベンチはわたしたちが
 出られない外にあって、渡り廊下にも見当たらない。

 炭蔵くんと合流して2階に上がって、
 鳩羽くんの足跡を見つけた。

 もしそれがなかったら、乃絵ちゃんの手にある
 クレープはもっと少なくなっていたんじゃないかな。]

(121) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[そんなクレープを不思議に思った炭蔵くんの疑問へ
 答えた乃絵ちゃん>>107が、わたしに同意を求める。
 わたし、辛うじて頷くことしかできなかった。

 鍵盤の音>>105がしたら、きっとすぐに駆けつけたのに。
 乃絵ちゃんのSOSはわたしたちに届くことはなく、
 ここに辿り着けたのは、ひとつずつ扉を開けた結果だ。

 それとも、もっと気づけたことはあったのかな。
 わたし、知らないこといっぱいあるんだなぁって。
 わたしは自分で選んだ行動を後悔していたから、
 ね? って言う乃絵ちゃんに笑い返すことができない。]

(122) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[いつかの仮定>>1:529、間違ってなかったのかな。

 だから、わたし悔しかったの。
 乃絵ちゃん>>109に「帰れない」って言わせたことが、
 どうしようもなく、苦しかったの。]
 

(123) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは炭蔵くんの言葉>>116へ同意するように、
 また首を横に振る。頭を振りすぎてクラクラした。

 続く乃絵ちゃん>>110>>111>>112の話は炭蔵くんへ、
 きっと二人の間に何かあったんだろうなって思う。
 わたしは口を挟まず、乃絵ちゃんが炭蔵くんの手首に
 視線を向けるのを見ていた。

 ……見ていたんだけど。
 炭蔵くん>>119からわたしの知らない事実が出た時は、
 さすがに思いっきり炭蔵くんの方を見た。

 背中を叩くんじゃなくてつまむ。頬より強めにつまむ。
 止めた訳じゃないよ。聞いていない。そういう意味。
 だからわたしは炭蔵くんの話>>120に合わせ、
 指を離して視線を乃絵ちゃんに戻した。

 深呼吸、二回。わたしは口を開く。]

(124) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  どう、して……?

[疑問だけが詰まった音、
 乃絵ちゃんにどれだけ意味が伝わるだろう。
 わたしは笑うより大きな目を湛え、乃絵ちゃんを見る。]

  どうして、自殺したの。

[それが乃絵ちゃんを苦しめたの。
 ため息を怖がらせたの。見捨てられた気持ちにさせるの。
 限界で耐えきれなくなるまで、一瞬で崩れるまで>>111
 顕にしない長袖の下、わたしの知らない傷を作ったの。

 本人が望まないことは聞かないようにしてた。
 乃絵ちゃんが望む分だけ話を聞いて、頭を撫でて。

 でも、もうダメなんだよ。おしまいなんだよ。
 そういうのも、全部。]

(125) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[わたしは知らなきゃいけなかった。
 知らなきゃ、帰れないって言う乃絵ちゃんに
 何も返せないと思ったから。]

  教えて、乃絵ちゃんのこと。
  ……お願い。

[わたしは願うしかできない。
 今はまだ、知ることしかできない。

 炭蔵くんとわたし、それぞれの問いは場に並んだ。
 わたしは炭蔵くんの背ではなく、腕を叩く。
 促したのか任せたのか、それはわたしにも分からない。]

(126) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[この距離じゃ、前髪を掻き上げることもできないし、
 眸の中だって覗けないでしょ。
 より深く潜るなら、わたしたちと乃絵ちゃんは遠すぎる。

 わたしは扉の前を離れ、窓の方、ピアノの近く、
 あるいは、乃絵ちゃんの側へ近づこうとした。]*

(127) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 例えばの話。
 保健室で芽衣を起こして、>>99
 「芽衣、おはよう。あのね、思い出したの。
  この校舎の主、私だった」って言ってたら、
 どうなってたかな?
 やっぱりちょっと格好悪い気がする。
 最後くらいちょっと格好つけさせてくれても
 いいじゃない?
 でも、結局クレープ立ち食いしてるところ見つかったから
 どっちにしたって格好悪かったね ]

(128) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私、謝ることしかできないと思う。
 こんなところにみんなを閉じ込めたし、
 先に帰ったみんなはあんな目に遭ったし、
 みんなが探してた校舎の主は私だったし、
 帰ろうよっていう芽衣のお願いも聞けないし、
 炭蔵君との約束だって守れなかった。
 謝るしかないって思うのに、
 欲しいのは謝罪じゃないって言われても>>116
 困ってしまう。
 謝る以外に、私にできること、何かある?
 私、本当にわからなくて、
 心底困った顔で首を傾げた ]

(129) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 炭蔵君に非なんてないよ。>>117
 クラスの委員長っていうだけで、
 クラスメイトみんなの人生背負っちゃうつもりなのかな?
 私が隠したかったものを、炭蔵君は尊重してくれただけ。
 私は感謝しかしてないよ。
 だから、非なんて感じないでほしい ]

(130) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君は、こんな風になっちゃう前に、
 助けを求めることができるようになったんでしょ。
 その差って、大きいよ。

[ 死ねたらいいなって考えることと、
 本当に死んじゃうことくらい違う。
 手遅れになる前に言えなかった、
 私はきっと馬鹿だと思う。
 私と、炭蔵君は違うよ。
 ……そう思ったのに ]

(131) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 それは馬鹿なことだよ!

[ 私と同じ気持ちになってみようと切ったなんて!>>119
 訂正する。炭蔵君も馬鹿だ。
 悪びれた様子もなく、平然と手首を見せる炭蔵君に、
 私は開いた口が塞がらない。
 柊君もざっくりやっちゃったみたいだったし、
 3-9の男子、好奇心強すぎない? ]

 同じ気持ちになってみようとしたからって
 こんなことしてたら、命がいくつあっても足りないよ!

[ 面倒見のいい炭蔵君だもの。
 私が特別じゃないことくらいわかってる。
 クラスのみんな一人一人にこんな風に向き合ってたら、
 本当に炭蔵君、そのうち死んじゃいそう ]

(132) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 私の手首?見たい?
 私はあまり見せたくないな。
 誰だって自分の汚いところ、見せたくないでしょ。

 それにね、現実の私は、こんなものじゃない。
 思い出した私は知ってる。
 替え刃を何度も折りながら、体中傷つけたこと、
 覚えてる。思い出しちゃった ]

(133) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ ここは、私の気持ちを代弁した世界?>>120
 それは、確かにそうだと思う。
 ここは私の望みが叶う世界。
 だけど、「助けて」と言えない私の気持ち?
 そんなことは……そんな、はずは ]

 ……ちがう。違う、よ。
 私はただ、文化祭の思い出が大事で、
 その思い出を、ずっと大事にできる場所に行きたかった。
 
[ そのはず。それ以上の意味なんて、ないはず ]

(134) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 炭蔵君には、謝りたかった。
 約束したのに、私、本当にあの約束、嬉しかったのに、
 守れなくてごめんなさいって、謝りたかったから。
 ……それだけだよ。

 芽衣は、絶対私の秘密に気づいてたのに、
 気づかないふりしてくれたから。
 いっぱい、私の嘘に付き合ってもらってごめんねって
 そう言いたかった。
 あとね、芽衣のピアノ、聴いてみたかった。
 それが最後の私の心残りだから。

[ そのはず。私の最後の心残りはそれで、
 私は、それ以上何も望むことなんて* ]

(135) 2021/06/14(Mon) 23時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ どうしてって、芽衣が聞く。>>125
 そうよね、気になるよね。当然だと思う。
 そして、私は2人をこんなに巻き込んじゃった。
 2人には……ううん、この校舎に来てくれたみんなには、
 「どうして」を知る権利がある ] 

 芽衣は、お父さんのこと、好き?
 炭蔵君は、家族のこと好きって言ってたよね。
 私、そう言い切れる炭蔵君が羨ましかった。

[ 夏の日の会話を思い出す。>>0:821
 ねえ、炭蔵君、あの時の私の返事を覚えてる?
 憎んでるんじゃないかって思うことも、あるかな。
 私、そう答えたんだった>>0:899 ]

(136) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 私、姉が一人いるの。歳は離れてるんだけどね。
 綺麗で、頭がよくて、人望もあって、
 みんな、姉のこと完璧だって言ってた。
 父の自慢の娘だった。
 でもね、ちょっと……事件が起こって、
 姉は父を失望させたの。
 父は激怒して、姉を追い出して、
 そして、私は姉の代用品になった。
 “父は間違っていなかった”ってことを
 証明するための道具になったの。
 ……でも、私じゃ全然姉には及ばなくて。

[ 炭蔵君に顔を向けた。覚えてる?って首を傾げる。
 家庭内の問題っていうより、私の問題。>>0:1177
 そう、原因は私のスペック不足 ]

(137) 2021/06/15(Tue) 00時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 ずっと、怖かった。姉は一度の失敗で見限られたから。
 私は、全然姉には届かないから。
 私じゃ、姉の代用品にはなれないから。
 何かひとつ失敗するたびに、
 捨てられるんじゃないかって怖かった。
 失望のため息を吐かれるたびに、
 今度こそ見限られるのかと思った。
 プレッシャーに耐えきれなくて、手首、切っちゃった。
 傷口が痛む時は、心の痛みを忘れられたから。

[ でもね、って私は言った。
 勘違いしてほしくなかったの ]

 だから、死のうって思ったわけじゃない。
 

(138) 2021/06/15(Tue) 00時頃

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