人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 夜笑国 メイ

— 3F階段前の部屋 —

[さっきは頭、今度は背中。
 炭蔵くん>>71の温度が冷えたわたしの身体に広がる。
 カッターを拾う姿は見えなかったけれど、
 続く言葉にわたしは息を吐くのをやめた。]

  ここに、明日≠ヘない……。

[何度朝を迎えてもスマホの日付は変わらなかった。
 わたしたちは、同じ一日を繰り返している。
 止まった校舎に明日はないんだ。
 黒板に書かれた文字>>4:497を思い出していた。
 わたしは顔を上げて炭蔵くん>>72を見る。]

(79) 2021/06/14(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……うん。

[やっぱり、よく見えるよ。泣きそうな顔。
 わたしは指摘することなく頷いた。
 だって、きっとわたしも同じような顔をしている。

 だからこのことは二人だけの秘密にしよう。
 わたしは人差し指を自分の口元に押し当てて笑った。]

(80) 2021/06/14(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

[それから炭蔵くん>>73は部屋を豪華に飾りつけている。
 文化祭の時、鳩羽くん情報量過多だったよね。
 ごちゃごちゃとした装飾にそんなことを思い出していた。

 ……うん、もう大丈夫。
 わたしは自分の足で、もう一人の下へ向かう。]

(81) 2021/06/14(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

[開いた窓の下を覗く勇気はわたしにもなくて、
 炭蔵くんが窓枠に手をかけるのを見ていた。

 そういえば、2階の窓を閉め忘れてた気がするけど、
 廊下には雪が積もってなかった。
 誰か>>1:649が気づいて閉めてくれたのかも。
 わたしはそんなことを思う。

 それから、柊くん>>4:520へ視線を落とした。
 炭蔵くん>>75と一緒に雪を払い除けていく。]

  うん、そうしよう。
  一人は、寒いもんね。

[わたしは炭蔵くんの提案に賛成して、
 二人で協力して柊くんを階段前の部屋まで運ぶ。
 雪みたいな冷たさに、わたしの指先がじんと痛んだ。

 なんとか運び切ると、
 赤く彫られた笑顔とぽっかり抜け落ちた顔が並ぶ。]

(82) 2021/06/14(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……待っててね。

[ここに明日≠ェ来ないなら、
 待ち合わせをした月曜の放課後だって二度と来ない。

 わたしは柊くんの輪郭に手を伸ばした。
 指先で触れるとひんやり冷たい。]

  それじゃ、いってきます。

[わたし、柊くんの名前の由来なんて知らないから、
 わたしの中の柊くんは今でも春色をしてる>>0:572

 春って、あたたかくてほっとするでしょ。

 鳩羽くんの隣、
 手足が折れ曲がってしまった柊くんの身体には、
 丁度いいサイズのダッフルコートがかけられていた。]*

(83) 2021/06/14(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ

— 3階の果て —

[鳩羽くんの足跡に導かれて3階へ来たわたしたちは、
 最初に二人を見つけた。

 これでもう、迷いはない。
 鳩羽くんと柊くんが先に明日へ進んで、
 炭蔵くんとわたしは同じ道を歩いている。

 わたしたちの心当たりは確信になった。]


  ……できることを、しよう。


[結局まともな作戦会議はできなかったけれど、
 わたしの心はもう揺らがなかった。
 隣には炭蔵くんがいて、未来にはみんながいる。
 わたしたちは同じ方向>>64へ進んだ。]

(84) 2021/06/14(Mon) 18時頃

【人】 夜笑国 メイ


[音楽室は校舎の端>>0:678にある。
 夜にピアノを弾いた後、わたしは鍵をかけなかった。
 わたし以外、誰かが来るって思わなかったから。

 ひとつひとつ部屋を確かめた最後、その果てに。
 わたしたちが探し求めた人>>9はいたかな。]*
 

(85) 2021/06/14(Mon) 18時頃

夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/14(Mon) 18時頃


【人】 明仄∴暁星 クロエ

 ―― 音楽室 ――

[ ここには私をとがめる人なんていない。
 だから私は窓のそばで外を眺めながら、
 立ったまま、お行儀悪くクレープを食べてた。
 責任を持って食べなきゃいけない、自己責任クレープ。
 冷蔵庫にある全部を食べ切るには
 まだまだ時間がかかりそうだけど、
 大丈夫。ここの時間は止まってるもの。
 芽衣は一蓮托生って言ってくれたけど、
 責任をもって私が全部食べるから、安心してね。
 だって私たち、友達でしょう? ]

(86) 2021/06/14(Mon) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 音楽室の鍵は開いてた。>>85
 でも、私はこの校舎の主だから、
 鍵がかかっていたとしても、きっと問題はなかった。
 自覚してしまえば簡単なの。
 ほら、自覚してなかった時だって、
 文化祭になったり、写真が飾られたり、
 屋台が3-9のばっかりになったりしたでしょ?
 自覚してしまえば、ため息は聞こえなくなったし、
 カッターナイフも消えた。
 この校舎は私の意のままだ。
 この校舎で、私の思い通りにならないものは ]

(87) 2021/06/14(Mon) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 来てくれたんだ。

[ 扉が開く音がしたから、私は振り返って微笑む。
 この校舎で、私の思い通りにならないもの。
 この校舎に残った最後の2人。
 でも、2人はこんな校舎の端っこまで会いに来てくれた。
 だから私は嬉しくなってしまう。
 炭蔵君は見たことのない髪形をしてて、>>67
 最後に珍しいものが見れたなって、
 私、やっぱりご機嫌になった ]

(88) 2021/06/14(Mon) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 大丈夫、先に帰ったみんなは無事だし、
 2人ともちゃんと帰れるよ。
 でも、みんなをあんな目に遭わせちゃったのは、
 本当に申し訳なかったと思ってる。
 私、あんなことになるなんて全然知らなかったの。
 だからって、許されることじゃないけど。

[ きっと、2人が一番気になってると思うことを、
 私は最初に伝える。
 ここに来る途中に、鳩羽君と柊君のことも
 きっと見つけたよね。
 もう、校舎にいるのはここにいる3人だけ ]

(89) 2021/06/14(Mon) 19時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 2人が最後になったのは、
 きっと私が2人には最後までいてほしいと思ったから。
 でも、もうこれでおしまいにする。
 長いこと引き留めてごめんなさい。

[ 食べかけのクレープを握りしめたまま、
 私は2人に頭を下げた。
 私が謝ってたって、みんなに伝えてもらえるかな。
 私には、もうその機会はないから* ]

(90) 2021/06/14(Mon) 19時頃

明仄∴暁星 クロエは、メモを貼った。

2021/06/14(Mon) 19時頃


夜笑国 メイは、メモを貼った。

2021/06/14(Mon) 20時頃


【人】 泥炭採り ユンカー

── 3F階段前の教室 ──

[ 大丈夫と告げていたのを信じていたが、>>76
 やはり目の前にすると落ち着かないようだった。
 少しでも暮石の感情を逃がすことの
 手助けになっているのなら、よかった。>>79

 それから、暮石には
 どうにも弱みを握られてしまうものだ。>>80
 けれど、ふたりとも同じ顔を
 しているんだから、おあいこだ。

 泣き笑う暮石につられて、
 俺も人差し指を口元に添えて笑っていた。 ]
 

(91) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 廊下に出れば、雪に埋もれた柊を発掘する。>>82
 ごちゃごちゃと五月蠅く飾られた鳩羽の横に、
 柊が寄り添うように置こう。

 歪な顔をしたふたりが並ぶ。
 暮石が声をかけるのを横目に、
 俺は、何時間も前のことを思い返していた。 ]


  ……約束は忘れてないからな


[ ふたりと交わした約束を叶えるため、
 俺は暮石と共に衣装部屋を後にする。 ]
 

(92) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー

── 3Fの果てへ ──

[ 鳩羽と柊を見つけることができた。
 残すはあと一人。
 俺たちの心当たりのある人だ。

 暮石の言葉に、頷く。>>84
 まともな作戦会議はできなくとも、
 向かうべき場所は、同じだ。

 俺ひとりで背負わなくてもいい。
 心強い味方が隣に、未来にいる。 ]


  ……もしも、変なことを口走っていたら
  構わず俺の背中を叩いてくれ


[ そうだ、果てに辿り着く直前。
 作戦会議ならぬお願いを、暮石にしておこう。 ]

(93) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ ─── ようやく、ご対面だ。

 三階、一番端の教室。
 音楽室に黒沢は居た。>>88

 振り返る彼女は微笑んでいて、
 それから自ら話し始めるのを静かに聞いていた。
 俺にとっては、その光景は異様に見えたが
 隣にいる暮石にはどう見えただろう。]


  黒沢、探したぞ


[ 俺の第一声はこれだ。
 こんな端っこにいるのは骨が折れたぞ。 ]
 

(94) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、 ]


  この髪型、似合ってるか?


[ 幼く見えると言われた前髪を示す。>>78
 仲間はずれの前髪の端を、
 暮石がしたように自分でも流してみせる。

 ご機嫌になっているともつゆしらず、
 どうだ?なんて、黒沢にも同じ質問を。 ]
 

(95) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、 ]


  そのクレープはどうした?


[ なんて、手に持っているクレープを指摘する。
 ほら、確かクレープは完売だった筈だ。
 女子が夜中に何をしていたのかなんて、
 俺は全く知らなかったから。 ]
 

(96) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ それから、 ]


  ……黒沢が言いたいのはそれだけか?


[ 頭を下げる黒沢を見て>>90、俺の眸は薄くなる。
 俺が知りたいのは、そんなことじゃない。>>89
 俺はあの日≠ゥら今までずっと、
 黒沢の嘘に乗っかっているんだ。>>0:817

 黒沢からのSOSを、ずっと、ずっと待っていた。 ]
 

(97) 2021/06/14(Mon) 21時頃

【人】 泥炭採り ユンカー


[ 俺は、無意識の内にだろうか。

 まだ絆創膏が貼られたままの、
 左手首を握り締めていた。 *]
 

(98) 2021/06/14(Mon) 21時頃

泥炭採り ユンカーは、メモを貼った。

2021/06/14(Mon) 21時頃


【人】 夜笑国 メイ

— 校舎の果て、音楽室 —

[鍵が開いていることにわたしは違和感がなかったから、
 だからこそ中に乃絵ちゃん>>87がいたことに驚いた。

 乃絵ちゃんは窓の側に立っている。
 その手に持っているのはクレープ>>86
 一つ前の夜、わたしと一緒に作ったもの。
 名前はラップにしか書いていなかったけれど、
 所々焦げた生地がわたしに事実を教えてくれた。]

  ……起こしてくれたら、良かったのに。

[乃絵ちゃん>>88は来てくれたんだって言う。
 振り返った顔は笑っていた。
 わたしは乃絵ちゃんの手元に視線を向けて、
 わたしより先に保健室を出た乃絵ちゃんに触れる。]

(99) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[「責任を持って食べようね」って言ったじゃん>>4:523
 「大丈夫」って言ったじゃん>>4:525
 「また明日ね」って、言ったじゃん>>4:526

 わたしと乃絵ちゃんの間には言えないことがあったけど、
 それでもちゃんと、隣にいたじゃん。

 今の乃絵ちゃん>>89がすごく遠く感じた。
 説明でみんなが無事であることをしっても、
 わたしの胸に広がるのは、安堵よりも不安が濃い。

 炭蔵くん>>94もきっと
 同じような感覚を覚えているんじゃないかな。
 続く言葉>>95には道中での約束>>93を果たそうかと
 思ったのに、わたしの手は炭蔵くんの背に届かない。

 それはそれでいいのかなって迷ったのもあるけど、
 単純に、身体を上手く動かせなかったから。]

(100) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


[分かってる。分かっちゃった。
 乃絵ちゃんは、今、この校舎の主としてここにいる。]
 

(101) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[だからわたし、口を挟めなかった。
 乃絵ちゃん>>90の頭が下がるのを黙って見ている。

 乃絵ちゃんが音楽室にいることも、
 そこでクレープを立ち食いしていることも不思議で、
 現実味がなくて。
 わたしはいつも出迎える側だったから、
 この景色ごと夢なんじゃないかとすら思える。

 わたしたちは秘密があってもともだち>>1:131だけど、
 それでも。言わなきゃ、伝わらないんだ。
 ここで過ごす中で、わたし、
 そういう当たり前で大切なことをたくさん知った。]

(102) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ

[クレープについて尋ねる炭蔵くん>>96が、
 今どんな顔をしているか>>97わたしは知らない。

 わたしはどんな顔をしていただろう。
 笑っていたかったけど、たぶんそれは失敗した。
 だからわたしの目は普段より大きくなって、
 乃絵ちゃんの姿を映す。

 わたしたちは同じ方向を、乃絵ちゃんを見ていた。]

(103) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 夜笑国 メイ


  ……乃絵ちゃんが、ここを作ったの?

[乃絵ちゃん、何にも知らないんだと思ってた。
 だからいくら心当たりがあっても、
 心のどこかで違うんじゃないかって思えた。

 でも、もうダメなんだね。おしまいなんだね。

 だからわたし、抱えていたもの>>3:152を吐き出した。]

  一緒に、帰ろうよ……。

[最後までじゃなくて、これからも一緒にいようよ。
 乃絵ちゃんが告げるおしまいを拒むように、
 わたしは首を横に振った。]*

(104) 2021/06/14(Mon) 21時半頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

  ―― 音楽室 ――

[ 探したぞって言われて>>94
 ああ、探してくれたんだなって思うと、
 私はやっぱり嬉しい。
 だから、私はうん、って頷く ]

 そうだよね。
 ありがとう。
 
[ 3階の一番奥。普段の私とは縁のない場所。
 私はヒントになるようなものを何も残さなかったし、
 ピアノの鍵盤を押してみたりもしなかった。
 そんな「ここにいるから会いに来て」って
 アピールするみたいなこと、
 こんな時だってやっぱり私にはできない。
 それなのに、こんなところまで探して、
 会いに来てくれたんだよね ]

(105) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 炭蔵君は、前髪をてっぺんで固定してた。>>67
 止めきれなかった前髪が左右に落ちてる。>>78
 横に流して止めればまた違ったんだろうけど、
 その留め方は私も幼く見えると思う。>>95

 私は炭蔵君とあんまり身長が変わらない。
 目線の高さも同じくらい。
 だから、前髪の隙間から覗く目を、
 下から見上げるなんてこともしたことがなかった ]

 私はいいと思うな。
 炭蔵君の顔がよく見えるもの。

[ きちんとこうして目が合うの、初めてじゃないかな ]

(106) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ


 このクレープは、昨日の夜芽衣と作ったの。
 私も芽衣も初めてだったから、ちょっと失敗しちゃった。
 でも、すごく楽しかった。

[ クレープのことを炭蔵君に聞かれて、>>96
 ね?って芽衣に同意を求めたけど、
 芽衣は笑ってなかった。>>103
 芽衣は楽しくなかった?
 ああ、そうだよね。
 こんなところに閉じ込められて、
 他のみんなはあんな目に遭ったのに、
 楽しかったなんて、不謹慎だよね。
 そう気づいて、ちょっと反省した ]

(107) 2021/06/14(Mon) 22時頃

【人】 明仄∴暁星 クロエ

[ 反省した私は、ちょっと申し訳なさそうに2人を見る。
 私がここを作ったのかって、芽衣に聞かれて、>>104
 ああそうか、そもそもそのことも
 ちゃんと言ってなかったなって気づいた ]

 とぼけてたわけじゃなかったの。
 私、本当に気づいてなかった。
 すっかり忘れてたの。
 ごめんなさい。

[ そうだよね。まずはそこからよね。
 みんな、校舎の主は誰だろうって探してたのに、
 私はそれが自分であることをすっかり忘れて、
 素知らぬ顔してたんだもの ]

(108) 2021/06/14(Mon) 22時頃

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