31 私を■したあなたたちへ
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『 さっきはお伝えしなかったのですけど、
もうひとつだけ、
(消去)
気になることがあって。
お伝えしたいことも。
お時間空きましたら、どこでもいいので、
5分、10分、お会いできませんか。 **』
(一斉送信)
キャンディの落とし物見つかったんだね、良かったーー!!
みんな上を向いて歩けるね👍
(個別送信→雛子ちゃん)
うん?今はカフェでモーニング食べてたよ。
気になる乗り物?いこいこ!
その前にちょっと僕、レンタル衣装屋で自分の服とスマホ回収してから向かうね。中央カフェあたりで待ち合わせでいい?
(綺羅さんへ個別送信)
ありがとうございます。
中央カフェで待ってますね。
私、朝食を食べながら待っているので。
ゆっくり来ていただければ。
(密星へ個別送信)
『 地下に続く仕掛けと地下室があった。
気になること?
判った、ここ出たら連絡する。 』
(密星さんへ個別送信)
『 初めまして。昨日こちらで紹介させていただいた
菊水と言います。
煙崎さんの中学校時代の担任をしていました。
密星さんは高校時代の養護教諭だったと聞いています。
だからというわけでもないのですが…
おそらくあなたが一番良いだろうと。』
『特に急ぎの用事ではありませんので、
そちらのご都合のつくときで結構です。
すぐに…10分もかからない話なのですが、
一つだけ確認したい事があります。
なるべく公的な場所にお勤めの方に確認したい事ですので…
お時間ある時で全く構いません。
ご都合の良い時に連絡をいただければと。』
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── 現在:地下研究室 ──
そうですよね。 たとえ無実の人間であっても 素直に解放する確証なんてないですし。
だから、私は銀の館が怪しいかと思って、 色々と調べていたのですよ。
無理やり引きずり出せなくとも 何か招待主の秘密を握ることができれば、 交渉材料にでも使えないかと思って。
[ 卯木が持っていた疑念に対して 肯定されれば、>>151 自身が銀の館に来たがっていた理由を加える。 ]
(181) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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[ 交渉といっても、脅しの材料にするとか そういったことをするつもりはなく。
どちらかといえば、 現在主導権を握っている招待主に対して、 意趣返しをしたい、程度の考えだったが、 それが煙崎灰羅にうまく伝わったかは分からない。 ]
(182) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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そうですね。 思春期は色々と悩みが尽きないので そういった小難しいことを 考えてしまうのかもしれませんが。
灰羅さんにも同じ話をしたのなら、 犯人につながるような 重要な話でもなかったのかもしれませんね。
まあ、一介の喫茶店の店長に話せる内容など、 そう大した内容でもないのでしょうが。
[ 心当たりがあるような反応には、>>153 卯木は同意するように一つ頷いた。 ]
(183) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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そうだね。 僕個人の意見としては、 それが僕にとっての悪い行動だったなら、 努力と認めるのは難しいかもしれない。
でも……
[ 努力として肯定できるかについて問われれば、>>155 自分の中の許容範囲について話しながらも、>>0:218 少しだけ言いづらそうに口ごもった後、 ]
(184) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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行動の善悪は関係なく、 誰かのために想うことは愛だと思う。
だから、君の努力が 善くない行いに対して払われたものだったとしても、 それが、真にるくあさんを想っての行動だったなら、 そこに愛はあった、と僕は思うよ。
[ 愛があれば 何でも受け入れるというわけでもないけれど、 少なくとも頭ごなしに否定する気も起きない。
その後、冗談めかしたように 言葉を付け加えたけれど、>>156 なんとなく彼の努力がどういったものかは、 推し量ることはできた。 ]
(185) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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僕とるくあさんとは、 ただの喫茶店の店長とお客様のままだったよ。
深い話はしたことがあったし、 そこに僕の本音が混ざったこともあったけれど、 最終的には模範的な大人の回答をするに 留めていた。
むしろ、生前のるくあさんに向き合えなかったから、 その罪滅ぼしで、君と向き合おうと思ったのかな。
[ 苦笑を零しつつも、 仮眠室らしき部屋に入るくらいには、 この話は途切れただろうか。 ]
(186) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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[ プライベートモードの口調で話していたからだろうか。
「自分も従弟のことを愛していた」 なんて、一瞬でも過去の自分を許そうとしたことに 卯木は「何をバカなことを考えているんだ」と 心の中で苦みが広がった。 ]
(187) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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[ 簡易ベッドの枕元にあるノートを拾う。>>133 パラパラとめくると、 そこに煙崎るくあの名前が書かれていて、 どういった内容だろうと 興味深く読み進めていた卯木であったが、 ]
なんだ、これ……
[ 尋ねられたことにも気づかず、>>166 ぽつりと一言零した後、卯木は固まってしまった。
ノートに書かれていたのは日記のようなもので 日付はおそらく、 このテーマパークの建設準備が始まる 少し前から始まっているようだが── ]
(188) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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[ 文面を読む限り、 この日記の作者は研究者のようだが 特に実験記録のようなものは 書かれていないようだが、 関係者にしか分からない隠語は もしかしたら使われているかもしれない。
しかし、それ以上に気になるのは、 煙崎るくあを崇拝視でもしているような文面が ところどころに散見され、 それどころか、この研究員以外の人間も まるで煙崎るくあの配下に置かれることを 喜んでいるかのような内容も見られる。
さらに── ]
(189) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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……煙崎さんが遊園地で遊びたかったから、 ここが遊園地になった?
[ 『煙崎るくあが よく「宇宙みたいな遊園地に行きたい」と 言っているから、 この研究所は遊園地にすべきだ』 という内容の文面を見て、 卯木は理解が追い付かなくて、 思わず片手で額に手を当てる。
つまり、煙崎るくあは研究員たちを手玉に取って 研究所を閉鎖に追い込んだのだろうか。 しかし、実際に話した限りで、 そんな悪女っぽい子には思えなかったが。 ]
(190) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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[ 考えてみても、さっぱり分からないまま。
しかし、集中力が思考リソースのみに割かれれば、 ノートを掴んだ片手はおろそかになり、 卯木は思わずノートを取り落とし、 仮眠室の床に叩き落されたノートが バサリと音を奏でた。 ]*
(191) 2023/11/19(Sun) 21時頃
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(煙崎さんへ個別送信)
『 地下室?
プラネタリウムに……?
あ、ありがとうございます。
こちらも、少し用事を済ませていますので
落ち着いたら、連絡ください。
というか…地下って、安全なのかしら?
変なことがあったら、煙崎さんも卯木さんも
避難してくださいね?
(お返事不要です) 』
(菊水さんへ個別送信)
『 菊水さん、ご連絡ありがとうございます。
中学生時代の先生だったとお聞きしたので
私も一度お会いしたいと思っていました。
確認ですか?
私でお役に立てるとも思えないですけれど
お話、聞かせてください。
菊水さん、今、どちらにいらっしゃいます?
こちらから伺います 』
(密星さんへ個別送信)
『よかった、それなら来てもらえますか。
そんなに大した話ではない…
いえ、少なくとも煙崎さんを殺したという人を
探すのには役立たないかもしれないけれど。
私は今遊覧船に乗ってます。
一周するくらいならちょうどいい時間になるかも。
乗船場で待ってますね。』
(菊水さんへ個別送信)
『遊覧船ですね。わかりました。
今から急いで向かいますので、お待ちください』
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── 現在:地下研究所 ──
たしかに、面と向かって本人に愛してるとかいうの 気恥ずかしいよね。 でも、こういう大事なことは、 ちゃんと言葉にしないと きっと相手には伝わらないんだろうね。
[ そういえば、自分も従弟が事故死する前に、 きちんと彼に愛を伝えたことは 数えるほどしかなかったな、と 卯木は思い返し、 こういうところがダメだったんだろうと反省しつつ。 ]
(223) 2023/11/19(Sun) 23時頃
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さすがに、女子高生と どうこうなる気もなかったしね。 下手したら、警察のご厄介になることだし。
[ 健全、という言葉を>>212 男女関係のそれと思っての返しで、 冗談めかして加えつつも、
そもそも恋愛偏差値が底辺の卯木に>>1:180>>1:181 こういう心配は無用だよなと、 内心苦笑を零しながらも。
卯木が犯人である可能性を示唆されれば、>>213 ぱちくりと目を瞬かせながら、 ]
(224) 2023/11/19(Sun) 23時頃
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僕がるくあさんを殺したなら、 「こんな殺人犯のいる島にいられるか、 僕は部屋に帰る!」 とかいって、ホテルの部屋に引きこもるよ。 だって、その方が他人と話したりして ボロ出さずに済みそうじゃない?
[ 冗談を言っているように聞こえるかもしれないが、 卯木本人としては、冗談交じりとはいえ 本気の意見である。 ]
(225) 2023/11/19(Sun) 23時頃
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でも、ありがとう。 お兄さんである灰羅さんがそう言うなら、 るくあさんにとっての僕って 役立たずだったのかなって思わずに済みそう。
[ 実際はそんな簡単な話ではなく、 きっとこれからも何度も思い出して、 後悔する日は来るのかもしれなけれど、
現時点で心がどこか軽くなったのは本当だから、 卯木は礼を言うと、ふわりと微笑んだ。 ]
(226) 2023/11/19(Sun) 23時頃
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[ 仮眠室にて、 卯木がなかば呆然としている間に ノートを拾いあげられ、>>214
その後、煙崎灰羅が見せた反応は、>>215>>216>>217 とても演技とは思えない。 きっと彼にとっても予想外の内容だったのだろうと 想像しつつ、 ]
(227) 2023/11/19(Sun) 23時頃
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えっと、僕も理解が追い付いていない状態だけど、 灰羅さんも混乱しているなら、 一旦地上に戻る?
[ 動揺しているように見受けられる彼を気遣って、 そう提案してみたが、どう返答があっただろうか。
ちなみに、卯木は混乱具合がひどく、 これ以上、地下を捜索する気分には 正直なれなかったのだが。 ]*
(228) 2023/11/19(Sun) 23時頃
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── 現在:地下研究室→ ──
うん、そうだね。 1階までは僕も一緒に行くよ。
[ 煙崎灰羅の呆けた姿が目に入り>>242 本気で心配になる。
彼から返答があり、1階まで階段を上る間も、 特に足取りがふらついているようにも見えないが、 言葉少なな姿を見れば、 やはりショックは大きかったのだろうなと思う。
正直、一人きりにさせるのは 不安な状態ではあるが、 同様に混乱している自分に 側にいて、何かできることがあるはずもなく、 ]
(250) 2023/11/20(Mon) 00時半頃
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そっか。ゆっくり休んで。
月並みなことしか言えないけれど、 あまり気を落とさないで。 あのノートに書かれていた内容が、 本当のことかも分からないし。
何かあれば、いつでも相談に乗るから。
[ 銀の館を去ろうとする煙崎灰羅を>>243 そんなことを呼びかけながら見送って、
自身も今は特に銀の館に留まる理由もないからと、 彼が去った後、心ここにあらずな感じで プラネタリウムを鑑賞した後、 銀の館を跡にした。 ]*
(252) 2023/11/20(Mon) 00時半頃
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