29 constellation
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ぃ、た…………痛い……。 頭も、脚も、心も。全部全部痛い。 声がする。 ────この声は、知ってる。
俺に痛いことして来る奴の声だ。
頭、痛い。踏まれてる。嫌だ。痛い。もう無理。いやだ。 俺、がんばったけど。限界だ。限界なんだよ。 もう、痛いのは嫌なんだ。
助けてくれ。 ……助けて。 助けてよ、俺のこと。
父さん、母さん────────ヶ、
(149) 2023/11/20(Mon) 21時頃
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た、……たすけ、て…………とう、さん……。
[視線がふらふらと彷徨い、何も無い中空で留まる。そのまま、両腕が其方へと伸ばされた。傍目には、苦痛に耐えかねた康生が父親へと助けを求めた様に見えただろう。そうであれば、まだ私は、胸が圧し潰される様な想いをし、自らの無力を嘆くだけで済んだだろう。]
[……だが、違う。単に私に助けを求めるなら、手は伸ばされるのではなく胸に当てられる筈だ。私が中に居るのは康生が一番よく知っているし、実感もしてくれていたのだから。]
[つまり今の康生は、それすら忘れてしまう程に壊れてしまったか、或いは幻覚でも見ているか。その両方かも知れない。「康生、私は此処だ。此処に居る。お前の一番近くに」と強く脈打てど、康生がそれに気付く気配は無かった。]
いたぃ……ゃ、やだ。ひとり、やだ。 とーさん、かぁ、さん……、…………。
(150) 2023/11/20(Mon) 21時頃
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[その時だ。唐突に、康生はふにゃりと笑った。心から信頼する相手に向ける笑顔を、誰も居ない虚空へと向けて。]
あ、ケイだぁ。 ……ぉれ、いま、すげーいたくて、さ。
たすけて……たすけてくれよ、ケイ。 ひでーことするやつから、おれのこと────たすけて。 そんで……そばにいてくれよ。 ずっと、いっしょに……、…………。
[……きっと、この視線の先には“彼”が居るのだろう。康生の親友で、康生の事を愛し、守り、傍に居てくれる存在が。康生を理解し、弱ったら支え合え、信頼に応えてくれる相手が。]
[──あんな屑ではなく。**]
(151) 2023/11/20(Mon) 21時頃
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─IF 瑠璃川珊瑚戦─
[想像していたよりも、瑠璃川珊瑚はずっと冷静だった。康生の言葉にも、取り乱す事無く頷く。もしかせずとも、彼女も気付いていたのだろう。心が弱いから吐いたのではない。強く、受け止める事が出来てしまったからこそ、嘔吐に至ったのだ。]
[乾いたものながらも、気丈に笑って見せた彼女に、康生は奥歯を噛み締めた。]
瑠璃川……、……ごめん。それと、わかった。
もう「逃げていい」なんて言わないし……俺も、逃げない。
[右手を胸に当て、康生はそう言った。強く彼女へと向けていた視線が、モニターへと移る。「逃げない」という言葉には、恐らく二つの意味があった。一つは、“彼女同様戦い抜き世界を守る”というものだ。世界を守る事に躊躇する子ではないから、今更言うまでも無くはあったが。]
[それと、もう一つ。これまでずっと、康生はコアが潰される瞬間──命が潰える瞬間から、目を閉じたり逸らしたりして来た。案内人の少年の時も、七尾千映や大和命が戦った時も。大抵は皆モニターを見てるから、康生がそうしているのに気付いていた者は少なかったかも知れない。]
[けれど今度は、逃げずに見つめ続けるだろう。瑠璃川珊瑚が、数多の命を葬るのを。彼女の覚悟と罪を目に焼き付け、少しでも共に背負う為に。]
[そうして、殲滅戦が幕を開けた**]
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怖い。こわい。父さん、母さん……ケイ。 どうして、誰も助けてくれないんだよ。
苦しい。声が出ない。やめてくれ。 嫌だ。死にたくない。ひとりでしぬのはいやだ。
くるしい いきが なんで ど う し て たすけ て ゃ だ こんな ゃ っ に あ あ しぬ な ら
──── ケイに ころされたかった な
(162) 2023/11/20(Mon) 22時半頃
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[その瞬間、何が起こったのか。]
[理解する間も無いまま──私達の宇宙は、消滅した。**]
(163) 2023/11/20(Mon) 23時頃
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