人狼議事


27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】

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【人】 至高祈念展 ナルミ




「最後まで迷惑な人だった」

「あの人のせいで窮屈に暮らしていたのに、
 跡継ぎの役目まで押し付けられるなんて」

「これで恨むなってほうが無理でしょ」

「可哀想な人は可哀想な死に方をするものだな」

「でもいなくなってくれて息がしやすくなった気がする」

「次の婚約話が出るまで自由だ」

(367) 2023/07/28(Fri) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[決して口にしたことは無い本音が、
自分の声として静かな空間に響き、画面は真っ暗になる。

それは映像が途切れたということではなかったらしい。
よくよく見ればところどころに暗い色の光沢があり、
それらは蠢く黒の集合体で──
カラスアゲハが溢れ出て、飛び去って行った。

少女のような笑い声をその一匹一匹が上げ重なる。
鈴が鳴るような愛らしさも、そうなれば不愉快な音の群れ。]

「この人でなし」

[たった一言落とされた温度の無い声が耳に残る。

よく知っている、生きてはいない女のものだった。]

(369) 2023/07/28(Fri) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



……そうだね、真那さん

[静寂を取り戻したビデオルームにぽつりと声が落ちた。

田端の言葉を借りて語るのなら、それは高祈成海の悪夢。
乾ききった喉が粘着質な音を立てる。

危害を加えられてないのだから報告は要らないだろう。
その選択は間違いなく、成海の保身だった。]

(371) 2023/07/28(Fri) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── ビデオルーム→2Fへの階段 ──


[一つ気になることがあった。

その為に再び上階へ向かいたい。
一度も使用していない階段を選び、一つ一つ踏みしめていく。

どれくらいそうしていたか、ふと気づく。
……随分長くはないだろうか?
こんなにも登る必要がある程に、各フロアの天井は高かっただろうか。

しかし振り返った先にも既に階段しか見えないのだから、後退する選択は無かった。*]

(373) 2023/07/28(Fri) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── 少し前・ビデオルームへの道中 ──


[一時足を止め、返信をじっと眺めていた。>>380
冗談に乗ってくれたのか流されたのか、判断が難しいような内容。

多分これは礼儀を忘れた口調だったからでは無さそうだ。

若くて、周囲との交流や仕事を頑張っていた彼にはこの状況に多大に思うこともあるだろう。
何かと動いてくれている頼りがいのある後輩なので、本当に忙しくて輪を乱す先輩なんてやり取りでも構っていられないのかもしれない。
……グループを読む限りでは問題発生は見られなかったが。

近しいとは距離感ではなく一種の同類という認識の話。
そんな枠組みに彼を入れてるからこそ、問い掛けたり手伝いを申し入れる選択が出来なかった。

了解を示す短文のみ送り、再び足を踏み出した。*]

(381) 2023/07/28(Fri) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[実のところ、その確認には
この空間のルールを理解したり、天使の言葉を確証に変えたり、皆を安心させたりする力はない。
自傷のほうが余程意味があるような細やかな事柄。

成海がただ一人納得し、自分の中の疑問を解決することだけは出来るだろう。
終わりの見えない段を踏み続ける脳裏には、ただ一つの光景だけが浮かんでいる。]

(408) 2023/07/28(Fri) 23時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── 美術館棟二階・階段付近 ──

……っ、はあ

[背を曲げても未だ大きく見えるだろうその身体。荒い呼吸。

空間の主の目的は成海を階段に閉じ込めることなどでは勿論無い。
けれど漸くと目的フロアを踏んだ結果、呼吸を整える為にすぐ動き出すことが出来ずにいた。

やはりあの長さはおかしいのではないだろうか。
だとすれば、何の嫌がらせだ。
心は他人より動きが鈍いが、身体は何一つ皆と変わらない筈だ。
夏場にこれはきついだろう。髪の毛が鬱陶しい。*]

(409) 2023/07/28(Fri) 23時半頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/28(Fri) 23時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ

── 回想/1F・仁科と ──


……そういうものなの?
よく知っているんだね、凄いな

[視線の意図に気づいたらしい仁科の言葉。>>403
フォローしてくれただけだと解釈することは出来た筈だが、知らない知識につい関心を返してしまった。

実家では全ての家事を使用人達が執り行う。
一人暮らしになったが、大学生活でそこまでの汚れ物は出ない。

流石に色の話には血とそれは同じではないだろうと感じ苦笑したが、彼女の気遣いに甘えることにした。
──償うにも未来は不定、どちらかが死んでもおかしくないのだから。]

(417) 2023/07/29(Sat) 00時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ




……そうだね、夢であることは此処に証明された
君のお陰で

[何か連絡が来たらしいのを良いことに、誘いには何も返さなかった。

微笑みに返された泣きそうな顔が目に焼き付いている。>>401
真っ当な人間、心優しい少女の姿。

だが、自分と同じくこの状況を夢だと思っているのなら、あんな顔をしたり傷口に声を荒げたりしなくても良かったのでは。
成海の細眼より普段は更に見づらい目で視線を交わしてくれた時もそう。
控えめな言葉は仁科の印象通りではあったけれど。>>402

成海には彼女の様子と言葉が繋がらなかった。
しかし正しいのは相手の方だろうとは分かっていた。]

(418) 2023/07/29(Sat) 00時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[負傷を前提とした実験は、成海にとっては前向きな自傷。
だからもう怪我をする必要は無い。
そう怒りを見せたり酷く心配してくれた相手に平気で語ったりはしない程度には、心があった。]

……それを言われる側になった自分が情けないよ

分かった。もう迷惑を掛けないように、気をつける
君も何かあったら自分を大切にして誰かを頼ってね
か弱い女の子なんだから、特にだよ

[まるで一人の頼りない男を心配しているだけのような言葉へ、肩を竦めた。>>404

出掛ける者に気をつけるように声をかけるだけで事故の確率が減るという話がある。
お前が言うことではないというのは承知の上で、同じように返しておこう。

彼女にも他の者にも、死んでほしい苦しんでほしいだなんて全く思わない。むしろ──
応じるように片手を挙げ、立ち去った。>>405*]

(419) 2023/07/29(Sat) 00時頃

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